- ※未完作品
- 6 :クールなお味噌汁2011/04/26(火) 23:28:40.74 ID:peAkJa1+0
- …初夏…
上嬢「んぅ~」
上嬢「ふあ~……朝か~」
上嬢「………眠…い……」パタン
上嬢「………………」スヤスヤ~
上嬢「…………はっ!」
時計<8時25分>
上嬢「……またやってしまったわ…」orz
上嬢「とにかく!ダッシュあるのみ!!」
クローゼット<ガサガサ
上嬢\制服
上嬢「よしっ!」
ドア<ガタン!
…タッタッタッ…… - 9 :クールなお味噌汁2011/04/26(火) 23:41:51.16 ID:peAkJa1+0
- 同じ頃~百合子サイド~
百合子「ン」パチ
百合子「ン、朝か…」
ベット<バサバサ
百合子「眠みィ……」グダグダ
百合子「だりィ…学校……爆発しねェかなァ」テコテコ
垣根<コーヒー
百合子「いつも思うけどよォ、この冷蔵庫誰かに似てねェか」?
百合子「まァいいかァ…着替えて学校行こォ」テコテコ
タンス<ゴソゴソ
百合子\制服
百合子「今何時だろォ?」
時計<8時45分>
百合子「………詰ンだな、コレ」
百合子「……とりあえず行くか」 - 12 :クールなお味噌汁2011/04/26(火) 23:51:56.72 ID:peAkJa1+0
- バッタリ
上嬢「」
百合子「」
上嬢「…おはよう」
百合子「…おォ」
上嬢「……行こうか」
百合子「……うン」
…タッタッタッ…
タッタッタッ…
……………
上嬢「…やっと着いた」ハァ…ハァ…
百合子「」グッタリ
上嬢「百合子……体力無さ過ぎでしょ…」ハァ…
上嬢「しょうがない…おんぶしてくか…」よっこらせ
上嬢「」軽っ!!
上嬢「とりあえず急がないと」
上嬢\百合子
- 14 :クールなお味噌汁2011/04/27(水) 00:09:51.74 ID:BlEGHYVG0
- …………
ガラッ!
上嬢「すいませんっ遅れましたぁ!!」上嬢\百合子
<遅いでぇ~カミやん
<また遅刻かにゃー
<…遅いよ
<また貴様か!
<はいは~い静かにしてくださいね~
↑ニコニコしてる
上嬢(あれっ?あんまり怒ってない)上嬢\百合子
百合子「」グッタリ中
小萌「静かに~ですよ~」ニコニコ
上嬢(よっし!勝った)上嬢\百合子
小萌「みんなはちょっと待っててくださいね~」ニコニ……怒
小萌「上嬢ちゃん、向こうでじっくりお話聞かせてくださいね~」怒怒
上嬢「」上嬢\百合子
小萌~上嬢\百合子
↓
生徒指導室(災誤先生完備)
上嬢「いやあぁぁぁぁ…………」ズルズル
- 16 :クールなお味噌汁2011/04/27(水) 00:28:42.42 ID:BlEGHYVG0
- ………………
上嬢「うぅ……ヒドイ目にあった」グッタリ
百合子「……地獄ってあったンだなァ」グッタリ
上嬢「……そうね」
百合子「…俺はたたき起こされたからなァ……文字通りの意味で……」
上嬢「あぁ確かに……ってちょっと待ってよ」
百合子「あァ?なンだよ」
上嬢「たたき起こされたって事は……寝てたの…?」
百合子「」
上嬢「オイコラ……詳しい話聞かせてもらおうか?」ゴゴゴ
百合子「いやっ…あのなァ…実は校門前で寝落ちしてたン……」
上嬢「ほう。」怒
百合子「つい眠くてェ…上嬢なら寝ても運んでくれるとおもったしィ」アセアセ…
上嬢「百・合・子ぉ?」怒怒
百合子「ごめンなさい」OTZ
上嬢「い・や・だ☆」ゴゴゴゴゴゴ
百合子「あっ、終わったなコレ」
- 18 :クールなお味噌汁2011/04/27(水) 00:44:52.28 ID:BlEGHYVG0
- ………………
百合子だったもの「」
上嬢「悪は滅びた」
テクテク
土御門「おはようだにゃ~カミやん」
青髪「おはようさん~」
上嬢「おはよー」
土御門「朝から災難だったにゃーお疲れ、カミやん」
上嬢「まったくよ」グデー
青髪「ダラケた所も可愛いでぇ~カミやん」クネクネ
上嬢「うん、今日も順調にキモイね、青髪」ニコッ
青髪「笑顔で蔑まれるとか最高に嬉しいわぁ」クネクネ
上嬢(ダメだコイツ早くなんとかしないと)
百合子だったもの「」 - 19 :クールなお味噌汁2011/04/27(水) 00:56:04.75 ID:BlEGHYVG0
土御門「おっそろそろ授業だにゃー」テクテク
青髪「じゃまた後でな~カミやん~」テクテク
上嬢「うぃ~」
手<パタパタ
机<ガタン
上嬢「さ・て・と・何の課目かなぁ~」
上嬢「うぇぇ一時間目から英語はないよ~」orz
上嬢「憂鬱だな~」…ハァ
百合子だったもの「」- 21 :クールなお味噌汁2011/04/27(水) 01:13:28.47 ID:BlEGHYVG0
上嬢「そろそろ起きろ~百合子~」ユサユサ
百合子「はっ!」ガバッ!
上嬢「おお~起きた起きた、」
百合子「今、なンかお花畑が見えたァ」
百合子「生きてるって幸せだよなァ……」
上嬢「なに訳分かんない事言ってんの、ほら授業始まるよ~」
百合子「はァ、だりィなァ」テコテコ
百合子(上嬢は絶対に怒らせないようにしよう)うン
机<ポスッ
扉<ガラッ
<授業始めるぞー
<きりーつ、きょーつけ、礼、ちゃくせーき
<うむ、じゃあ教科書の42ページ開け~
上嬢(今日の献立何にしようかなぁ~)
百合子(眠みィ、だりィ)
~こうして、今日も1日が過ぎていく~- 22 :クールなお味噌汁2011/04/27(水) 01:32:48.34 ID:BlEGHYVG0
- 自分勝手ですいませんが、明日朝練があるので
今日はここまでにさせていただきます。
最後にこのSSの設定を軽く書いておきます。
上嬢:黒髪ロング、吹寄と互角の体術をもつ、
頭は土御門や青髪レベル 猫好き 料理は人並み
百合子:基本的な百合子の外見、成績は学年トップ、
可愛いものに異常に弱い、料理は超一流、やる気無し
土御門:暗部に所属していない、普通の高校生
青髪:上嬢萌え
- 28 :クールなお味噌汁2011/04/27(水) 18:51:02.85 ID:BlEGHYVG0
- …………………………
<~であるからして~こうなるのだ
チャイム<キーンコーンカーンコーン
<以上、委員長号令
<きりーつきょーつけ、礼
上嬢「あ~疲れた~」グデー
百合子「」……スヤスヤ…
上嬢「熟睡かよ」ヤレヤレ
土御門「やぁと昼休みだにゃー」
土御門「授業が長いにゃー」
青髪「そうやな~僕ら勉強しても変わらんのになぁ」
土御門「……さてと、現実逃避がてら、カミやん達と飯たべようかにゃー」テクテク
青髪「」……認めたくないのか
土御門「おーいカミや~ん」
上嬢「ん?」何?
土御門「百合子ちゃんと三人で飯食べようにゃー」
上嬢「あぁ、うんいいよ~」
鞄<ゴソゴソ
上嬢\お弁当
上嬢「百合子~起きろ~」ユサユサ
百合子「ン」パチ
百合子「あァ~良く寝たァ」
上嬢「何が良く寝ただ、午前中オールで睡眠とりやがって」プンスカ
百合子「寝てもォ学年トップ維持ィ、授業なんか受けなくても余裕なンですゥ」
上嬢(世の中って不公平だよね)ちくしょうorz
百合子「ンで、飯食べんだろォ?早く行こォぜェ」テコテコ
百合子\弁当
土御門「そうだにゃ~カミやん~行こうぜよ」テクテク
上嬢「はぁ…今行く~」トボトボ
- 29 :クールなお味噌汁2011/04/27(水) 19:25:48.81 ID:BlEGHYVG0
青髪「あれっひょっとしてボク空気?」
青髪「まってえな~カミや~ん」ドタドタ
姫神「……私の方がよっぽど空気…」
浜面「姫神~飯食おうぜ~」
姫神「」えっ?
………………………
屋上
上嬢「でね~……」パクパク
土御門「それは知らなかったにゃー、いいこと聞いたぜい」モグモグ
百合子「へェ~アイツそんな事したんだなァ」モシャモシャ
青髪「そうなんや~ええ事聞いたで~」パクパク
上嬢・土御門・百合子(…ナチュラルに増えてる……)
上嬢「青髪、なんでいんの?」
青髪「冷たいで~カミやん~ボクらの仲やん~」
上嬢「」
青髪「それにボク、カミやんと離れてると死んじゃう病気やねん」クネクネ
上嬢(コイツやべえ)
百合子「オマエ大丈夫かァ?主に頭とかァ」
青髪「なんや百合子ちゃんボクの事心配してくれるん~?優しいな~」クネクネ
青髪「でもだめやねん~ボクにはカミやんがいるねん~」
青髪「浮気はできん」キリッ
上嬢「…ツッコミどころが多すぎてどこからツッコンでいいかわからないよ……」- 30 :クールなお味噌汁2011/04/27(水) 20:02:04.98 ID:BlEGHYVG0
青髪「やだっ突っ込むだなんて~、もうカミやんたらダ・イ・タ・ン☆」クネクネ
上嬢「」プチン
百合子「コイツ殺してェ」シュッ!パシ
袖口<ナイフ
土御門「同感だにゃー」パキポキ
上嬢「私も一緒に[ピーーー]」ニコッ
青髪「みんなでSMプレイか~悪くないで~」カモンカモン
青髪「カミやんに殴って貰えるだけでボクは明日も生きていけ……ぎゃあああああああ!」グシャ!
…………………………
青髪だったもの「」
上嬢「悪は滅びた」
百合子「あァゴミ掃除ってこンなにすっきりするもンだったンだなァ」シュカッ
袖口>血の付いたナイフ
土御門「まったくだな」フキフキ
ポケット>血まみれのハンカチ
上嬢「さてと、ゴミ掃除も終わったし、」気を取り直して
上嬢「ご飯食べよ~」ニコッ
土御門「そうしようにゃー」ゴソゴソ
百合子「あァそうしようぜェ」
- 31 :クールなお味噌汁2011/04/27(水) 20:47:18.22 ID:BlEGHYVG0
青髪だったもの「」
上嬢・土御門・百合子<ワイワイ
上嬢「あっ!もう昼休み終わっちゃう」ワタワタ
土御門「よし、教室戻ろうにゃー」片付け片付け
百合子「あァ、また退屈な授業かよォ」グダグダ
上嬢「あんたはどうせ寝るでしょうがあぁぁぁ!」
百合子「だって勉強する必要ねェもン」シレッ
百合子「オマエは留年しねェよォにせいぜい頑張れよォ?」クカカ
上嬢「ちくしょおぉぉぉぉぉぉぉ!!」
土御門(いつ見てもなごむぜい)ハハッ
上嬢「じゃ行こっか」ニコッ
土御門「………」(いつ見ても世界で一番可愛いな)
上嬢「どうかした?」
土御門「いやなんでもないぜい」
土御門(バレてないといいにゃー……大丈夫か、カミやん鈍感だし)
青髪だったもの「」
……………………………………
青髪「」復活
青髪(カミやん、気づいてあげようぜ)グッ
青髪(ボクはピエロでいい)
青髪(頑張れよ、土御門)フフッ
青髪「さて、ボクも教室戻ろう」
- 37 :クールなお味噌汁2011/04/27(水) 21:58:42.29 ID:BlEGHYVG0
浜面「姫神、今日の放課後暇か?」
姫神「…うん暇だよ?」
浜面「じゃあ一緒にどっか行こうぜ」
姫神「…うん、いいよ」
浜面(よっしゃ)
姫神(これってデートに誘われたのかな?そうだったら嬉しいけど)
姫神(どうせ違うんだろうけど…)
…………………………………
<~であるから、~この公式を使って
<キーンコーンカーンコーン
<以上、委員長、号令
<きりーつきょーつけ、礼
小萌「それでは帰りのHRを始めるのですよ~」
小萌「~、連絡は以上なのですよ~」
小萌「それでは車に気をつけて帰るのですよ~」さようなら~ですよ~
<先生さよなら~
<さよなら~
上嬢「やっと学校が終わった~」グデー
百合子「」……スヤスヤ
上嬢「ぐっすりかよ」
姫神「それで、どこに行くの?」
浜面「あ~決めてなかったな~」
姫神「…ええ~」
浜面「まぁ適当にぶらつこうぜ」
姫神「わかったよ……」
浜面「甲斐性なしでごめん…」
姫神「いいよ、じゃ行こうか」
浜面「おう!」- 39 :クールなお味噌汁2011/04/27(水) 22:32:05.81 ID:BlEGHYVG0
上嬢「さてと、帰ろうっ」ランラン
百合子「ンあ」パチリ
上嬢「あっ、起きたね百合子」
鞄<ガサガサ、ギュッギュ
百合子「おォ、帰りの雰囲気がしたからなァ」
鞄<ガサッ、パチン
上嬢「」雰囲気て
上嬢「あっ、そうだ、今日百合子の家行っていいかな?」カナカナ?
百合子「あァ、別にいいけどよォ、何しに来ンだァ?」なんか怖い
上嬢「料理教えて」
百合子「はいよォ、メニューは?」
上嬢「美味しいやつ」
百合子「言うと思ったァ」ヤレヤレ
百合子「はァ…とりあえず家来い、なンか教えてやるから」
上嬢「百合子~ありがとー!」ダキッ
百合子\上嬢
百合子「ちょ、離れろォ」ワタワタ
上嬢「百合子はとっても分かりやすく丁寧に教えてくれるから」
上嬢「上嬢さんは感謝してるのですよ」ナデナデ
百合子「ちょ、やめろよォ」カァァ///
上嬢「あれ?百合子ひょっとして照れてる?」
百合子「違う、違う、照れてなンかねェ」ワタワタ
上嬢「もう~まるわかりだよ?」
ホッペタ<チョンチョン
百合子「うるせェ!ンな事言ってると教えねェぞ!」プンスカ- 42 :クールなお味噌汁2011/04/27(水) 22:49:54.42 ID:BlEGHYVG0
上嬢「ごめん、ごめん」
上嬢「もう言わないから、ねっ?」
百合子「……しょうがねェなァ、今回だけはそれで許す」
上嬢「ありがとー百合子っ」
上嬢(なんだかんだ言っても結局は自分の時間削ってでも教えてくれる)
上嬢(しかも私の腕前とか、経済的な問題も考えた上で教えてくれる)
上嬢(本当に百合子は優しいなぁ、感謝しきれないよ)
上嬢(百合子、大好きだよっ)
百合子(もォ、恥ずかしくて死にそう)
百合子(ったくこっちの気も知らないで)
百合子(あンなに丁寧教えるのなンて上嬢だけだっつうの)
百合子(上嬢ォ……好…)
百合子(…なァに考えてンだ俺はァ)
百合子(落ち着け、俺)
- 47 :クールなお味噌汁2011/04/27(水) 23:33:27.79 ID:BlEGHYVG0
上嬢「そろそろ行こうよ~」
百合子「…おォ行こうかァ」
百合子(……よしっ落ち着いた)
~~移動~~
浜面「じゃゲーセンとかどうだ?」
姫神「…うん、いいよ~行こう」
浜面「ぬいぐるみとかとりまくってやるからな!」
姫神「…期待しないでまってる」
………………………………………
扉<ガチャ
百合子「入れ」
上嬢「お邪魔しまーす」トテトテ
百合子「おォ」
上嬢「なんか百合子っ家久しぶりだな~」
百合子「月に必ず二回以上来る奴が何言ってやがる」
上嬢「まぁそう言うなよぉ」
ホッペタ<スリスリ
百合子「それやめろってンだろォがァァ!!」///
上嬢「あぁごめん、ごめん」
上嬢「それで早速なんだけど、料理の方を……」
百合子「あ、あァ、そうだなァ」アセアセ
百合子(急に素に戻ンなよァ、一人で照れてる俺がバカみてェじゃねェかよォ)
百合子「照れてねェし!」
上嬢「誰に言ってるの?」- 48 :クールなお味噌汁2011/04/27(水) 23:42:48.62 ID:BlEGHYVG0
- ………………
百合子「じゃあ料理教室はじめまァす」
上嬢「わあー」パチパチ~
百合子「じゃあ今回ビーフストロノガノフっつう物を作ります」
上嬢「はーい」
百合子「まずは……
~こうして今日もまた、過ぎていきます~
- 49 :クールなお味噌汁2011/04/28(木) 00:14:06.38 ID:/cdPkBoh0
- といった所で今日は終了です。
明日またこの続きから書き始めます。
今日もこの駄文にお付き合いいただき、ありがとうございます。
では最後に新たに追加された分の設定を書きます
上嬢:最近、料理が少しずつうまくなっている
百合子の事を「友達として」大好き
土御門の事は「友達として」かなり好き
青髪の事は素直にキモイと思っているが、嫌いでは無い
後、土御門と百合子にフラグ建築した
百合子:上嬢の事が好き、最近それを自覚し始めた
土御門は普通に友達
青髪も友達
土御門:上嬢の事が好き、それを隠しているが青髪にはバレた
百合子はよくいる可愛い女子で、仲のいい友達と思っている
青髪は悪友
青髪:上嬢萌え?
百合子は可愛い女の子だと思っている
土御門は悪友
観察眼が鋭く演技のレベルが高い
浜面:姫神が好き
重度の甲斐性なし
頭は土御門達と同じレベル
姫神:浜面の事は少しずつ意識し始めた
料理はプロ
上嬢達と仲良くしたいと思っている
- 53 :クールなお味噌汁2011/04/28(木) 19:49:59.96 ID:/cdPkBoh0
- ただいまです
それでは再開します。
……………………………
百合子「まずは、牛ロースを~」
垣根<牛ロース
百合子「~で、この時野菜はこう切れェ」トントン
野菜\包丁
上嬢「こう?」サクサク
百合子「違う、こうだ」トントン
上嬢「こんな感じ?」トントン
百合子「そうだ、その切り口が美味しく作るコツだぜェ」
お鍋<グツグツ
百合子「~で、そこで玉ねぎと、人参をぶち込めェ」
上嬢「はーい」ポイポイ
お鍋<グツグツ
百合子「~で、そこでルーの味をみろォ」
お鍋<ルー
上嬢「」ペロッ
ルー>上嬢
上嬢「美味しい~」
百合子「もうちょいで完成だァ」
- 54 :クールなお味噌汁2011/04/28(木) 20:56:55.04 ID:/cdPkBoh0
百合子「~で、これをここで入れる」
上嬢「ふむふむ……」メモメモ
百合子「~が柔らかくなったら火ィ止める」カチリ
上嬢「ふむふむ……」メモメモ
百合子「後は、盛り付けて完成だァ」
上嬢「へ~ビーフストロノガノフってこんな感じで出来るのかぁ」
百合子「あァ意外と簡単だろォ?」
上嬢「うん」
百合子「コツさえ掴ンどけば大体は上手くいくぜェ」
上嬢「うん、頑張ってみるね!百合子、ありがとぉ」
百合子「おォ」
百合子「あァそれと、今日は飯食ってけェ」
上嬢「え?!いいの?」
百合子「この量はどうせ一人じゃ食べきれねェしなァ」
百合子(一人だとさみしいし……って違げェ!)
百合子(……別にさみしくねェし)- 55 :クールなお味噌汁2011/04/28(木) 21:18:16.95 ID:/cdPkBoh0
百合子(………断られたらどうしょう)
百合子(……上嬢と一緒に食べたいなァ…)
上嬢(…こういう種類の料理って保存が効くと思うんだけど……)
上嬢(……まぁいいか、百合子の料理が食べられるなら)
上嬢「うん、じゃあお言葉に甘えさせてもらう~」
百合子「おォ、甘えろ甘えろォ」
百合子(よっしゃ、上嬢と一緒にご飯食べられる)♪♪
上嬢「じゃあ支度手伝うよ~」
百合子「おォ、頼むわァ」
………………………………………- 56 :クールなお味噌汁2011/04/28(木) 22:34:44.84 ID:/cdPkBoh0
~ゲーセン~
浜面「なんかここ来るのも久しぶりだ~」
姫神「…そうなの?」
浜面「あぁ、最近、色々と忙しくてな~」
浜面(姫神と仲良くなろうと思って、
シュミレーションしまくってたのは秘密だ)
姫神「…ふーん、そうなんだ」
浜面(しかし、シュミレーションが全く役に立ってないな、どうしょうかな)
浜面(それでも俺…姫神とデートしてる……奇跡ってあるんだな)
姫神(…浜面君、黙っちゃった)
浜面(よしっ、今日は姫神をちゃんとエスコートしよう)頑張るぜ
浜面(……エスコートって何すりゃいいんだ?)うーん……
姫神(……こっちから話振ろう)
姫神(…今日は頑張ってみる!)…空気じゃないもん
姫神「…面君、浜面君」
浜面「ん?あぁ、わりぃ何だ?」
姫神「あれっ、あれ取って欲しい」
→ぬいぐるみ- 57 :クールなお味噌汁2011/04/28(木) 23:15:14.94 ID:/cdPkBoh0
浜面「おう!まかせろっ!」
浜面(難しく考えるのは止めだ、とりあえず、楽しんでもらえばそれでいいや)
姫神(…よし、私もやれば出来る)
姫神(…私は空気じゃない……)
浜面「おーい姫神~、どれだぁ?」
姫神「…その端っこの黄色のやつ
浜面「うっし!分かったまかせろ、絶対に取ってやる」
浜面(絶対に取る!!)
姫神「…頑張ってね」
…………………
浜面「うおぉぉぉぉぉ!」カシュン!カシュン!←7回目
アーム>ぬいぐるみ、ツルッ
浜面「おいぃぃぃぃぃぃ!!アーム仕事しろやぁぁぁぁぁ!!」ワーワー
姫神「…クスクス」
浜面「そこ!笑うなぁぁぁぁぁぁ!!」- 58 :クールなお味噌汁2011/04/28(木) 23:31:02.89 ID:/cdPkBoh0
姫神「あぁごめん、ごめん」クスクス
浜面「俺、お前のためにやってんのに扱いひどくねぇ!?」
姫神「ごめんね、浜面君がすごく面白かったから」
姫神「ちゃんと見てるから」…クスクス
浜面「あぁぁぁ、もォォぉぉ」
浜面「絶対次できめてやるからな!!」
浜面「よし」カシュン!カシュン!
アーム>ぬいぐるみ、ツルッ
浜面「なぜだあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
姫神「…クスクス、頑張ってね」
浜面「うぉぉぉ!!次こそやってやんよおぉぉ!」
姫神(今日は楽しく過ごせそう)クスクス
浜面(笑ってくれてるな、良かった。楽しそうだ)
浜面(後は、このぬいぐるみをとる!!)絶対!!
浜面「行け」カシュン!カシュン!
アーム>ぬいぐるみ、ツルッ
浜面「ちくしょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
姫神「頑張れ~」クスクス- 59 :クールなお味噌汁2011/04/29(金) 00:27:52.13 ID:xq7v4LJK0
……………………………………
~百合子宅~
上嬢「~でね、~先生のカツラがずれててね~」モグモグ
百合子「それでそれで?」パクパク
上嬢「で、それに気づいてないからさ~自然な表情で授業すんのよ」モシャモシャ
百合子「プッ、あははははは」
上嬢「自然な表情と不自然な頭頂部のコンストラストが最高だった」プクク
百合子「いいねェ、いいねェ最っ高だねェ!!」あははは
百合子「それ、リアルタイムで鑑賞したかったぜェ」ハムハム
百合子(あァ、やっぱり上嬢といると凄ェ楽しい)♪いえーい♪
上嬢(やっべえ、リアルに飯が神レベルだわ)バクバク
上嬢「」うめぇ
上嬢(百合子のステータスが最早チートレベルな件)
上嬢(美人、スレンダー、優しい、料理は神レベル)
上嬢(……世の中って凄く不公平)orz- 67 :クールなお味噌汁2011/04/29(金) 22:21:23.25 ID:xq7v4LJK0
百合子ルートが人気ですね
…うーん
…どうしょうかな……
……すいません、昨日に続いて今日も短いですが
とりあえず再開します。
上嬢(……本当に百合子って凄いよね…)
上嬢(……それに比べて私は……)
上嬢(…容姿も駄目だし…料理もあんまり得意じゃないし…)
上嬢(……私って…駄目な子だな…)ズーン
百合子(…上嬢…黙っちまったな……)
百合子(まさか俺、また何か失敗したのか…?)
百合子(どうにかしねェと)アセアセ
百合子「…おィ、上嬢」
上嬢(どうせ私なんか……)グスン
百合子「」
百合子(無視された……)ズーン- 68 :クールなお味噌汁2011/04/29(金) 22:58:40.34 ID:xq7v4LJK0
百合子「」グスッ
上嬢(…………よしっ、落ち込むのはもう終わり!)
上嬢(ウジウジ悩むのはやめる!)
百合子「」シクシク
上嬢(百合子に追いつけるように頑張ればいいし!)うん
上嬢(そうと決まれば)
上嬢「ねぇ百合子、もうちょっと料理教え……、ってえええええええ?!」
上嬢「何で!?何で泣いてるの!?」
百合子「だってェ…ヒック……上嬢がァ」グスグス
上嬢「私!?私なんかした!?」アセアセ
百合子「…上嬢がァ……話しかけても……無視…」
上嬢「あぁ!ごめん!ごめんね!!」
上嬢「私、ちょっと考え事してて気づかなかったんだよぉ」アセアセ
上嬢「ホントごめん!!」
百合子「……そうだったンだァ…良かったァ」ホッ
百合子「……俺…上嬢に嫌われたのかって思って…」
上嬢「そんな事ないよ?!全然!まったく!これっぽっちも!!百合子の事嫌いなんて思ってないから!!」
- 69 :クールなお味噌汁2011/04/29(金) 23:19:09.38 ID:xq7v4LJK0
百合子「……良かったァ…」ニコッ←泣き笑い&上目遣い
上嬢「」キュン
上嬢(やだ何この子可愛い)///
百合子「……さてとォ、チャッチャと食っちまうぞォ」立ち直った
上嬢「うん」///
百合子「ン?どォした上嬢?顔赤いぜェ?」
百合子「熱でもあンのかァ?」
上嬢「いやっ、大丈夫!大丈夫だから!」アセアセ
百合子「そォか、ならいいンだがなァ」
上嬢(ふぅ~何とかごまかせた…)良かった
百合子「じゃあ片付けちまおうぜェ」モグモグ
上嬢「う、うん」パクパク
- 70 :クールなお味噌汁2011/04/30(土) 00:01:51.49 ID:UvZ+2hoO0
- ……………………………
上嬢「ごちそうさま、美味しかったよ~」
百合子「当たり前だァ、誰が作ったと思ってやがる」♪♪
上嬢「そうだね~百合子だもんね~」
上嬢(めっちゃ喜んでるし)
上嬢(百合子が可愛すぎて、生きてるのが辛い)
百合子「さて、片付け片付け」
上嬢「あっ、手伝うよ~」
百合子「おォわりィな」
上嬢「これぐらい当然だよ~」ニコッ
百合子(……やっぱり上嬢は優しいなァ…)カチャカチャ
皿>台所
上嬢(お皿が重そうで見てられないよ)よいしょ
上嬢\皿
- 71 :クールなお味噌汁2011/04/30(土) 00:18:10.67 ID:UvZ+2hoO0
- ……………………………
浜面「よっしゃあ!取れた!」←12回目
姫神「…おぉ~凄い」パチパチ~
浜面「…予想外に苦戦したなぁ」
浜面「まぁいいや、姫神~」つ ぬいぐるみ
姫神「えっ?くれるの?」
浜面「当たり前だろ、お前のために取ったんだから」
姫神「…あ、ありがと。」ニコッ///
浜面「」
浜面(破壊力パネェ) - 72 :クールなお味噌汁2011/04/30(土) 00:36:13.79 ID:UvZ+2hoO0
浜面「」フリーズ
姫神「浜面君、どうしたの?」
浜面「……あぁ、わりぃ、姫神が可愛すぎてフリーズしてた」
姫神「……………」カァァ///
姫神「…可愛い……」///
浜面「あっ、そうだジュース買って来るよ、姫神は何がいい?」
姫神「……なんでも…いい」///
浜面「分かった、適当に買って来るよ~」テクテク
姫神(……不意打ちは卑怯…)
姫神(でも別に向こうは何気ない一言なんだろうな……)
姫神(……意識されてない………)ズーン
姫神(…やっぱり私は空気なんだね……ふふふふ)
浜面(いや~焦った、心の声が出ちまったよ)
浜面(可愛いって言うって、告ったようなもんじゃんか……)
浜面(あれ?でも姫神、顔が赤くなってたような……)
浜面(ひょっとしてOKって事か!?)
浜面(…………無いな……)
浜面(あれはただ照れただけだろ)
浜面(……ゴールが遠いな………)ハァ
浜面(でも、諦めてたまるか!)
浜面(…頑張ろう)- 76 :クールなお味噌汁2011/04/30(土) 19:49:26.48 ID:UvZ+2hoO0
- ……………………………
土御門「~でにゃー、ヒロインが~」
青髪「へ~そうなんや~、主人公もげろの展開やと思ったのに意外やな~」
土御門「そんな甘い展開をあの監督が作ると思うかにゃー?」
青髪「…確かに、有り得ないで」
青髪「リア充への妬みと恨みで出来てるような人やからな~」
土御門「そうだぜい、あの人が作るギャルゲーは、甘い展開が異様に少ない事で有名だからにゃー」
青髪「後、フラれ方がすげえリアルなんや」
青髪「……あれは実体験を使ってんちゃうかな…?」
土御門「その割に告白されるシーンとか、甘い場面の描写が異様に雑なんだよにゃー」
青髪「そこをまずは丁寧やれよって感じやで」
土御門「…その通りだにゃー……」
土御門(というか、何が楽しくて野郎二人でファミレス来てんだ俺ら)
土御門(あぁ!浜面ですら姫神をデートに誘ったと言うのにぃ!!)がぁぁぁ
土御門(カミやんに会いたい)
- 77 :クールなお味噌汁2011/04/30(土) 21:23:37.68 ID:UvZ+2hoO0
青髪(ん~、土御門、またカミやんの事考えてんだな)
青髪(無表情だけど、すぐに分かったよ)
青髪(青春してるな~土御門)フフッ
土御門(いっその事、今から電話して誘ってみようかな?)
土御門(いやいやいや、落ち着け俺)
土御門(明日…とかどうだろ?)
土御門(………よっし、明日誘ってみよ)
土御門(……どうやって誘おう…)
土御門(カミや~ん、今日どっか一緒に遊び行かないかにゃー?
……よし、それでいこう)グッ
土御門(次はデートプランを……)……うーん…
青髪(頑張れ、土御門)
- 78 :クールなお味噌汁2011/04/30(土) 21:47:40.28 ID:UvZ+2hoO0
……………………………
土御門(うーん……どうすっかなー)
青髪(…悩み過ぎだろ)
青髪(ええい、こうなったら!)
青髪「なぁ、土御門」
土御門「………はっ」
土御門「な、なんだにゃー?青髪」
青髪「真剣に聞け」
土御門「……あぁ、何だ?」
土御門(未だかつてないほど青髪が真剣だ……)
青髪「お前、上嬢の事好きだろ」
土御門「」
青髪「黙ってないで答えろ」
土御門「なな、なななな何の話かなぁ?」
青髪「早く」
土御門(…これは…ごまかせないな…)
土御門「………、あぁ、好きだよ」
青髪「うん、やっぱりか」
土御門「」?!
青髪「まだボクしか気づいてないし、誰にも言わないから安心してくれ」
青髪「ボクは、ただ応援したいだけなんだ」
土御門「…つまり……協力してくれるのか?」
青髪「もちのろんだ」
- 79 :クールなお味噌汁2011/04/30(土) 22:46:44.68 ID:UvZ+2hoO0
青髪「だから、取りあえず全部話せ」
土御門「全部かよ…」
青髪「全部」
土御門「はぁ分かったにゃー、全部話すよ」
上嬢さんの名前、麻里(まり)にします
………………………………………
土御門
「……初めて出会った時から、ずっと麻里は俺の近くにいた
いつでも太陽みたいに元気で輝いていた
その頃は友達として好きだった
意識なんてしてなかった
麻里の事を異性として見てなかったんだ…
でも…俺も麻里も成長して
性別が違う事を思い知らされた
いつもと変わらない日常はずだった…
でも、性別が違うってだけでこんなにも違うなんて思いもしなかった
麻里が女になっていってしまうのがはっきりと分かった
同時に俺も男になっていき、力も強くなった
以前と同じように殴り合いのケンカなんかしたら、
麻里は壊れてしまう、そんな気がした
そうやって少しずつ麻里を女として見るようになった
でも以前と変わらない態度で接してくれる麻里
俺が態度を変えても、ぶっきらぼうな返事しかしなくても
麻里は笑顔ですべて包み込んでくれた
そこから徐々に麻里に惹かれていった
……気づいたら好きになっていたんだ…
麻里を幸せにしたいと思うようになったんだ…
麻里を守ってやりたいと思うようになった
俺は…麻里のためなら世界だって敵に回せる」
- 80 :クールなお味噌汁2011/04/30(土) 22:48:02.39 ID:UvZ+2hoO0
- ↑読みにくくて、ごめんなさい
- 81 :クールなお味噌汁2011/04/30(土) 22:56:01.18 ID:UvZ+2hoO0
僕の文才ではここが限界なんですorz
………さて、
そろそろ物語の中心に入っていくっぽいです
後、上嬢さんの名前は麻里(まり)です。
一応僕なりに考えましたので、脳内変換よろしくです。- 82 :クールなお味噌汁2011/04/30(土) 23:15:09.34 ID:UvZ+2hoO0
青髪(…まさか、これほど熱く語るとは思わなかった……)
青髪(特に最後の一言、なぜボクに言った)
青髪(せっかくいいセリフなんだから、とっとけよ)
青髪(そのまま告白に使えんぞアレ)
土御門「……………」ふぅ
青髪(なんで、やり遂げた~見たいな顔してんだコイツ)
土御門「………カミやん…愛してるぜよ……」ボソッ
青髪「」キモイ- 84 :クールなお味噌汁2011/04/30(土) 23:59:26.95 ID:UvZ+2hoO0
……………………………
浜面(さあて、次はどこに行こうかな)テクテク
浜面\ジュース×2
浜面(……姫神に行きたい所とか聞いてみよう)テクテク
浜面\ジュース×2
浜面「ごめん、待たせたな~姫神」
浜面「……って、あれ?姫神どこ行ったんだ?」キョロキョロ
浜面「ん?」ピタッ
スキルアウト<ねえ君、俺らと一緒遊ばない?ww
<楽しいよぉ?www
浜面「あ!やべぇ!女の子がスキルアウトに絡まれてる!」
姫神「嫌。離して!」
浜面「ってあれ姫神じゃん!!」助けないと!!
スキルアウト<ねぇねぇ俺らと遊ぼうぜぇ?
<楽しすぎて帰る気起こんないかもよぉ?ww
<主に俺らがだろwww
<まぁなwww
姫神「うぅ……。」グスッ
浜面「おい!やめろ!!」
姫神(浜面君!?)
スキルアウト<あぁ?んだテメェ?
<俺らのお楽しみを邪魔するとかwwwお前死んだぜwww
<カッコいいねぇ~wwヒーロー登場ってかぁ?www
浜面「グチャグチャ言ってねぇで、とっとと姫神から離れろ!!」
スキルアウト<あぁ?チョーシ乗ってんじゃねーぞ!!
<お前ブ・チ・コ・ロ・シ確定なww
<やんのか?コラ?
浜面「姫神、下がってろ
姫神「う。うん」- 85 :クールなお味噌汁2011/05/01(日) 00:31:21.38 ID:obU4ByjM0
浜面「うぉぉぉぉ!!」ガン!
スキルアウト1<ガハッ!
スキルアウト2<テメェェェェ!! オラァ!!
浜面「ガッ!…っ痛」
浜面「負けらんねぇんだよぉぉぉぉ!!」ブオン!
………………………………………
浜面「」ハァ…ハァ……
浜面「痛ってぇ」ズキズキ
姫神「大丈夫?浜面君。」
浜面「あぁ……何とかな…」イテテ
姫神「ごめんね。私のせいでこんな怪我……」ジワッ
浜面「いいいや、いいって、いいって姫神のせいじゃないから!!」アセアセ
浜面「こんなもん、かすり傷だって!!」
姫神「…本当に……大丈夫?」半泣き&上目遣い
浜面「ガハッ!」ドサッ!
浜面(可愛すぎて、直視できん……)- 90 :クールなお味噌汁2011/05/01(日) 21:05:28.95 ID:obU4ByjM0
姫神「どうしたの?浜面君。」
浜面「いや、何でもねぇよ」
浜面(姫神が可愛い過ぎて、生きてるのが辛い)
姫神「そう。なら良い…」
浜面「………わりぃな、こんな事になっちまって」
姫神「………」
浜面「お前に楽しんで貰おうと……したのに…」
浜面「……こんな事になっちまった…」
浜面「……結果として、お前に怖い思いをさせちまった…」
浜面「……ホント俺って駄目男だよ…」
姫神「そんな事ない」
浜面「…えっ?」
姫神「浜面君は私を守ってくれた。助けてくれた」
姫神「……だから…浜面君は駄目男なんかじゃ…ない」
浜面「……姫神…」
浜面「……ありがとな…姫神」
姫神「お礼なんていいよ。当然の事を言ったまでだから」
浜面「……そうか…」
浜面(姫神…ありがとな)
浜面「……じゃあ」気を取り直して
浜面「遊ぼうぜ!姫神」
姫神「うん。そうだね」
- 91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東日本)[sage]:2011/05/01(日) 21:13:56.35 ID:GRfGRS6G0
- あいさのしゃべり方は少しちがうんだよ
「…」は少ないほうが似てくると思うんだよ
浜面君は私を守ってくれた。
↓
浜面君は私を。守ってくれた。
じゃ、わたしはこもえのところに焼肉食べにいくんだよ! - 92 :クールなお味噌汁2011/05/01(日) 21:28:18.86 ID:obU4ByjM0
浜面「よっしゃああ!今日は全力で遊ぶぜ!!」
姫神「うん。よっしゃ。行こう」
浜面「…そんな無感情なよっしゃは、初めて聞いたぜ……」
浜面「…まぁいいけどさ」
姫神「早く。行こう」
浜面「おう!」
……………………………
浜面「いや~遊んだな~」
姫神「そうだね」
浜面「あっ、今日は家まで送るよ」
姫神「大丈夫だよ。一人で帰れる」
浜面「まぁそう言うなって、女の子一人じゃあぶねぇからさ」
浜面「またスキルアウトに絡まれても、俺が居れば大丈夫だし」
浜面「だから、なっ?」
姫神「……うん。分かった。じゃあお願いする」
浜面「うっし、じゃあ行こうぜ」
姫神「その前に」
浜面「ん?」
姫神(行けっ!私!)
姫神<浜面 チュ…
浜面「★◇=♪▽$#%?!」
姫神「……今日の…お礼…」カァァ///- 96 :クールなお味噌汁2011/05/01(日) 22:10:06.85 ID:obU4ByjM0
……………………………………
上嬢「ふぅ、片付け終わった~」
百合子「おォ、そうだなァ」
上嬢「う~ん……よしっ、私そろそろ帰るね~」
百合子「うン、分かった」
百合子「じゃあなァ、上嬢」
上嬢「うん、また学校でね」
上嬢「じゃあね~」
扉<バタン
百合子(上嬢、行っちゃったァ)
百合子(寂しい……でも、また明日会える)
百合子(…学校に行っててよかった……)
百合子(だって上嬢に会えるし……)- 97 :クールなお味噌汁2011/05/01(日) 22:34:39.11 ID:obU4ByjM0
百合子(……やっぱり…俺って上嬢の事好きなンだよ……)
百合子(二人とも女なのに……)
百合子(…俺っておかしい……)
百合子(…でも……俺…上嬢が好き……)
百合子(…そこだけは譲れない……)
百合子(……………)
百合子(コーヒー飲むかァ…)
垣根<コーヒー
……………………………………
上嬢「~♪~~♪」テクテク
上嬢「明日は~今日教えてもらったやつを作ってみよう~♪」
上嬢「~~~♪~♪~~♪」テクテク
<あれっ?上嬢さんじゃないですか
上嬢「うん?」
御坂「ここですよ~」
手<フリフリ
上嬢「あぁ御坂ちゃん、久しぶりね」
御坂「お久しぶりです~」- 98 :クールなお味噌汁2011/05/02(月) 00:03:11.00 ID:jX7V0vvA0
上嬢「それで、私に何か用?」
御坂「いや~特に用って訳じゃないんですけど」
御坂「上嬢さん、この後時間空いてます?」
上嬢「うん、大丈夫だよ」
御坂「じゃあお茶しません?」
上嬢「いいよ~」
……………………………………
~喫茶店~
御坂「~と、~が……」
上嬢「へぇ~、あっでも、それは~じゃないの?」
御坂「いやいや、コレがですね。一筋縄ではいかなくて~」
上嬢「ふ~ん、女子校も大変だね~」
御坂「そうなんですよ、特にウチの学校は派閥がありまして~」
御坂「最大派閥の食蜂(しょくほう)っていう人が~で…」
上嬢「その子は確か、常盤台のナンバー2だったっけ?」
上嬢「いつも御坂ちゃんと張り合ってるって言う」
御坂「そうなんですよ」
御坂「私、その人に嫌われてるみたいで」- 99 :クールなお味噌汁2011/05/02(月) 00:19:35.98 ID:jX7V0vvA0
御坂「…結構、嫌がらせが酷くて……」
上嬢「…………」
御坂「…最近……辛くて……」
上嬢「…うーん……」
御坂「……私…もう…どうすればいいのか……分かんなくて…」
上嬢「…難しいよね……」
上嬢「でも一つだけ言える事がある」
御坂「………何ですか…?」
上嬢「その事は私じゃなくて、貴方の後輩の白井さんや初春さんに相談した方がいいと思うよ」
御坂「……え?」
上嬢「貴方はいつも人一倍元気でとても強い子」
上嬢「だからこそ後輩に弱みを見せたくないのも分かる」
上嬢「でも、だからと言って私に相談しても、私では何も出来ない」
上嬢「私は貴方の近くにはいないから」
御坂「…………」
- 100 :クールなお味噌汁2011/05/02(月) 00:32:22.23 ID:jX7V0vvA0
上嬢「御坂ちゃん次に何をすべきか、もう分かったよね?」
御坂「……はい」
上嬢「大丈夫だよ、御坂ちゃんのお友達ならきっと大きな力になってくれるよ」
御坂「…はい」
御坂「とりあえず話してみます」
上嬢「よしっ、いい子だ」ナデナデ
御坂「」ふみゅ~
御坂「あの、上嬢さん」
上嬢「うん?何?」
御坂「相談に乗っていただいて、ありがとうございました」
上嬢「いいっていいって~」
御坂「あの……また何かあったら、相談してもいいですか?」
上嬢「私で良ければいくらでも」
御坂「……ありがとう…ございます…」
- 104 :クールなお味噌汁2011/05/02(月) 21:15:36.64 ID:jX7V0vvA0
- こんばんはです
では再開します
………………………………………
御坂「上嬢さんっ、今日はありがとうございました」ペコリ
御坂「では失礼します」
上嬢「うん、ばいばい~」
手<フリフリ
上嬢「さてと、私も帰ろう」
上嬢「~これ以上~遠くまで飛べない~鳥が~いて~♪」テクテク
上嬢「~傷もない~立派な羽で~青空を~なじぃった~~♪」
上嬢「~この場所も~悪くない~♪」
………………………………………
~上嬢宅~
扉<ガチャ
上嬢「ただいま~」
上嬢(まぁ誰もいないんだけどね~)
青髪「おかえり、カミやん」
上嬢「」 - 105 :クールなお味噌汁2011/05/02(月) 21:35:21.25 ID:jX7V0vvA0
携帯<
上嬢「もしもし警備員ですか?不法侵入です」
青髪「ちょっと!マジ通報せんといてぇ!!」
上嬢「ええそうです、家に変態がいます」
青髪「ちょ!ホント勘弁してぇや!!」
青髪「謝る!謝るから!!」土下座
上嬢「………分かったよ…」
上嬢「すみません、勘違いでした」
携帯<プチン
上嬢「そんで、何故お前がここに居る」
上嬢「どうやって入った」
青髪「そりゃあ当然ピッキングで……」
上嬢「」スッ
携帯
青髪「謝りますから、無言で通報しようとするのやめて下さい」土下座
上嬢「……ハァ…」
上嬢「それで…何の用?」
青髪「あれ?何で用があるって分かったん?」
上嬢「青髪は意味なしでこんな事はしないもの」
上嬢「長く付き合ってれば、それぐらいの事は分かるわよ」- 106 :クールなお味噌汁2011/05/02(月) 22:40:23.22 ID:jX7V0vvA0
青髪「カミやん……」うるうる…
上嬢「あっ、でも」
上嬢「次やったらブ・チ・コ・ロ・ス☆」ニコッ
青髪「もうしません」…ガクガク……
上嬢「ハァ……、とりあえずお茶でも飲む?」
青髪「いただきます」
…………………………………
上嬢「それで?何の話?」
青髪「実はなぁ~…」
[回想]
土御門「よしっ、そろそろ出るか」テクテク
青髪「そうやね~」テクテク
<ありがとうございました~
土御門「やれやれ、随分長い時間話込んじまったぜい」
青髪(お前がな)
土御門「さて…帰……、ん?」
土御門「あれは…浜面と…姫神?」
青髪「あの様子やと浜面は成功したみたいやな」
青髪「おっ、腕組んどるで~、ラブラブやな~」
土御門「」…なん……だと…
青髪「二人共、幸せそうな顔しとるで~」
土御門「」…先を越された……orz
青髪「羨ましいな~浜面」
浜面・姫神 イチャイチャ
土御門「」プチン
土御門「はーまづらぁ」
青髪(あっやべ、何かスイッチ入った)
- 107 :クールなお味噌汁2011/05/02(月) 22:54:38.04 ID:jX7V0vvA0
土御門「」ダッダッダッ…!!
土御門「浜面ぁ!!テメェ!これでも食らえや!!」フォン!
土御門<アイスクリーム>浜面 グシャ!
浜面「ぎゃあああああ!!目が!目がぁ!!」ゴロゴロ…
土御門「ざまぁww」
浜面「テメェェェェェ!!何してくれとんじゃコラァ!!!」
土御門「黙れ!!このリア充がああああ!!」
浜面「やんのかコラァ!!!」
土御門「上等だ!クソ野郎があああ!!」
青髪(やれやれ……)
姫神「」
[回想終了]
- 108 :クールなお味噌汁2011/05/02(月) 23:15:17.24 ID:jX7V0vvA0
青髪「……と言う事があったんよ」
上嬢「バカばっかり……」
青髪「でそこから紆余曲折あってな~」
青髪「今、現在進行形で土御門が道行くカップルにアイスクリームブン投げてるんよ~」
上嬢「どうしてそうなった」
青髪「深くは聞くな」
青髪(普通ならカップル見ても、土御門はあんなに荒れないのに……)
青髪(…カミやんとうまく接せられないイラつきか……)
青髪(ふぅ……土御門も難儀だな…)
上嬢「ふぅん、……で私にどうしろと?」
青髪「土御門を止めてくれ」
上嬢「えぇ~……」
上嬢「………ハァ……」やれやれ…
上嬢「……それで、土御門はどこにいるの?」
青髪「さっすがカミやん!ありがとうやで~」- 109 :クールなお味噌汁2011/05/02(月) 23:40:29.13 ID:jX7V0vvA0
- …………………………………
土御門「いやっほう。リア充滅べ」
青髪「ほら、あそこ」
上嬢「アホだ…」
青髪「まぁそういわんといて」
青髪(元を正せば、カミやんへの気持ちの裏返しなんだし)
青髪「止めてやってくれ、カミやん」
上嬢「はいはい…」ダッ!
上嬢「土御門ぉ!!何してんのよぉ!」
土御門「あん?………」
土御門「」ダッシュ
上嬢「あっ、待てコラ!逃げんなぁ」ダッシュ
土御門「何でカミやんがここに居るんだよ!!」
上嬢「青髪から聞いた!!」
土御門「あの野郎!!!次会ったら八つ裂きにしてやる!!!」
上嬢「待て!土御門!」
土御門「待つわけあるかぁ!!」
青髪(微笑ましい……) - 115 :クールなお味噌汁2011/05/04(水) 04:08:55.33 ID:xAzjU1AE0
- すみません。今日は色々とありまして
ここまでまったく時間がとれませんでした
では再開します
………………………………………………
土御門「捕まってたまるかよ!!」ダッシュ!
上嬢「待ちなさいって言ってるでしょ!!」ダッシュ!
土御門「待てと言われて待つ馬鹿はいな「どっせい」
上嬢ドロップキック
上嬢<土御門 ドコォッ!!
土御門「ゴプォッ」ドサッ
土御門「…相変わらずムチャクチャぜよ……カミやん…」
上嬢「つっかまえた☆」ガシッ
上嬢~土御門
土御門「」
上嬢「土御門ぉ?ちょっとそこの路地裏でお話しようか」ニコニコ
土御門「」オワタ - 116 :クールなお味噌汁2011/05/04(水) 04:57:02.81 ID:xAzjU1AE0
上嬢「それで…なんでこんな事したの?」
土御門「……いや、あの…ううんと……にゃー」
上嬢「もしも理由が無くてこんな事したんだったら、ブチコロシ☆だよ?」
土御門(理由とか言えるかボケェ!)
土御門(ごまかし通す)
土御門「いや…、だって浜面とかが見せ付けてくるし…にゃー…」
上嬢「はいどーん」ガスッ!
土御門「」
青髪(…土御門終了のお知らせ)
青髪(もうちょいマシな嘘つけよ…)
青髪(あの場面で好きな女子と会うとか……)
青髪(…もう…前途多難どころの騒ぎじゃないよね…)
土御門「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!」
青髪(先は長いな土御門)
青髪(あれっ、よくよく考えてみればこうなったのってボクのせい?)
青髪(…………逃げるか…)
土御門「青髪ぃぃぃぃ!!覚えとけよぉぉぉぉ!!」- 117 :クールなお味噌汁2011/05/04(水) 05:15:34.33 ID:xAzjU1AE0
- …眠い…けど…
……続ける…
上嬢「」ポカポカ…
土御門「ちょ…やめろっ」
上嬢「」ガスッ!ガスッ!
土御門「痛い、痛いから!」
上嬢「」ゲシッ!ゲシッ!
土御門「もうしませんから勘弁してください」土下座
上嬢「…………本当…?」
上嬢「じゃあ許す……」
土御門「さすがカミやん!」
上嬢「訳ないだろ」
上嬢「死んで償え」
土御門「」 - 118 :クールなお味噌汁2011/05/04(水) 05:53:24.18 ID:xAzjU1AE0
- ……………………………………
土御門だったもの「」
上嬢「悪は滅びた☆」
上嬢「…さてと、そろそろ帰ろう」
上嬢「…もう暗いし……」
土御門「」復活
上嬢「」早ぇよ
土御門「家まで送ってくぜい、カミやん」
上嬢「………………」ジトー…
土御門「なんもしないからっ」
上嬢「…………じゃあお願いする…」
土御門(よっしゃ)
土御門「じゃあ行こうぜよ~」
上嬢「うんっ」 - 119 :クールなお味噌汁2011/05/04(水) 06:15:37.21 ID:xAzjU1AE0
- …………………………………
土御門「」テクテク
上嬢「」テコテコ
上嬢(実は…暗いのは怖いんだよね…)
上嬢(……怖いよぅ…)
土御門(やべぇよ、カミやん可愛すぎるよ…)
土御門(…暗闇怖がってるカミやん……ハァハァ)
上嬢「土御門~」
土御門「ん?なんぜよカミやん」
土御門(可愛すぎるな、襲っちまうか……)
土御門(いやいや、落ち着け俺)
上嬢「……その…離れないでね…」上目遣い&腕に抱きつく
土御門「もちろんぜよ~」
土御門(落ち着け俺落ち着け落ち着け落ち落ちおちおちおおおおお)
土御門「カミやんを一人にする訳ないだろ」キリッ
上嬢「…ありがと」///
土御門(頑張れ俺の理性ぇぇぇぇ!!)
- 120 :クールなお味噌汁2011/05/04(水) 07:02:33.78 ID:xAzjU1AE0
………………………………
時は少し戻り~百合子宅~
百合子「……」チビチビ
コーヒー>百合子
百合子(……コーヒーうめェ)ホクホク
百合子「~~♪」
百合子(そう言えば、そろそろ買い置きがねェな……)
百合子(買いにいくかァ)だりィ
百合子「」トテトテ
扉<ガチャ
百合子「~~♪」
百合子「迷え~その手を~引くものなどいない~♪」
百合子「神が下す~答えは~♪」
百合子「~♪……ン?」
土御門&上嬢 イチャイチャ
(百合子視点)
百合子「」
百合子(へェ~アイツ等そういう関係だったンだァ……)
百合子(…………グスン…)
- 126 :クールなお味噌汁2011/05/04(水) 23:25:44.22 ID:xAzjU1AE0
- おはようございます
では再開します
百合子(…あれっ…何で…?)
百合子(……上嬢が……誰と付き合ってもいいだろォが……)
百合子(…なンで俺はこンな気持ちに……)
百合子(……………)
百合子(理由なンてわかってる)
百合子(俺は……上嬢が好き…だから……)
百合子(……俺は…嫉妬してる………)
百合子(……もォいいだろ…自分を騙すのも…もうやめる……)
百合子(…上嬢……)
百合子(……………………)
百合子(……でも俺は女……アイツも女…)
百合子(……………)
百合子(……俺じゃ無理だァ……………)
百合子(…俺じゃ…アイツを幸せにしてやれない……)
百合子(………土御門……上嬢を…泣かすなよォ……)
百合子(…………ちくしょうがァ………)
- 127 :クールなお味噌汁2011/05/04(水) 23:39:52.81 ID:xAzjU1AE0
といった所で今日の本編は終わりです
…ここから先が思いつかない……
筆休め?程度に
濡れ場の試作品を…書きまふ
なお本編には一切関係ありません
後、
「悪りィが、こっから先はR-18の一方通行だ
18歳以下のお子様は大人しく尻尾ォ巻きつつ泣いて
無様にここからのレスを読み飛ばしやがれェ!!」
………すいません…調子乗りました…- 128 :クールなお味噌汁2011/05/05(木) 00:07:09.09 ID:PIT6UrPB0
その夜、世界のどこかで一組の男女が大人になった
周りの人から見ればちょっとした驚きで
世間的に見れば日常茶飯事な事
世界は何も変わらない
でも、本人達にとっては
人生が変わるほどの一大事だった
この夜、二人は生涯忘れられない
体験をする事になる
果たしてそれは幸運と言うのか…それとも、不幸というのか
…どちらと呼ぶのか……それは本人達に任せよう
見たところで何も変わらない
読んだ所で無駄にしかならない
……そんな小さな物語…- 129 :クールなお味噌汁2011/05/05(木) 00:33:07.57 ID:PIT6UrPB0
とあるホテルの一室
そこで二つの影が一つになっていた
「…んっ……っ……」
なぜだろう、最初は軽い気持ちでキスしたのに
彼へのご褒美のつもりで唇を重ねたのに…
いつのまにか、こちらから彼の唇を求めるようになっていた
「……ハァ…ハァッ……んっ」
彼の舌が欲しい、自分のと絡めたい…
そんな欲望が私の中で暴れている
私はそれを抵抗なく受け入れ、舌を彼の口内に滑りこませた…
「………………」
彼女がこちらを求めてくる
頬は赤く染まり、呼吸は荒い
それだけ興奮しているという事になる
…そういっている自分も恐らく彼女と同じ表情なのだろう
さっきから心臓が凄い事になっているのだ- 130 :クールなお味噌汁2011/05/05(木) 01:01:29.36 ID:PIT6UrPB0
「……んぷっ………」
彼女といつまでもこうしていたい
それが叶わぬ願いだと知った上で…
今だけは…夢を見させて欲しい
…そう思った
「……んっ……くぅ………」
ピチャピチャと卑猥な音が部屋に響く
彼の舌と自分のが絡み合っている音だ
私と彼、二人分の唾液が二人の間で行き来する
それを幸せだと思うぐらいには、私は出来上がっていた…
普段の頼りがいのあるしっかりものの彼女はそこにはいなかった
そこにいるのはただの発情した雌だった
でも、彼女のこういう姿も悪くない
それどころかもっと見たいと思う
そんな時
……いじめたらもっと見れるよ
…本能がそう告げた- 131 :クールなお味噌汁2011/05/05(木) 01:28:32.18 ID:PIT6UrPB0
……ふぅ
僕が濡れ場を書くとこんな感じになります
本編の方もこんなんで良ければ用意しますので
では、また明日来ます
………百合子さん…勘違いし過ぎです…
後、土御門爆発しろ
それと…ルートはまだ秘密れふ
今一瞬、全てのフラグ叩き折って
海原とくっつけようかなと思った……
………どうすっかな……- 135 :クールなお味噌汁2011/05/06(金) 20:18:48.07 ID:GNd7Danf0
あぁ~やっと来れた…
では再開します
百合子「…………帰ろう…」トボトボ
……………………………
上嬢(……怖い…けど)
上嬢(土御門が一緒にいるし…)
上嬢(…でもやっぱり…怖いよぅ)ギュッ
上嬢~土御門
土御門「」
土御門(カミやん、胸当たってる当たってるよ!!)
土御門(やべぇよマジ柔らかいよ)
土御門(たぶん今世界中で一番幸せだ、俺)
上嬢(何か出て来たりしないよね)ビクビク
制服<谷間
土御門(★※◇ぺ△@っ#$にゃ◎☆っっ!?)
土御門(やべ、俺明日死んでもいいや)- 136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/06(金) 20:23:18.48 ID:ZLaVjGv/0
- 土御門ォ・・・・妹はどうした・・・・
- 137 :クールなお味噌汁2011/05/06(金) 20:46:44.80 ID:GNd7Danf0
- >>136へ
土御門「シスコン?何ソレ食えんの?」
だそうです
土御門「大丈夫かにゃー?カミやん」
上嬢「う、うん大丈夫大丈夫」
土御門「もしかしなくても、相変わらずカミやんって暗いのとか苦手かにゃー?」
上嬢「そ、そんな事ないよ」アセアセ
土御門「そんな事ありますって顔に書いてあるぜい?」
土御門「まったく、いつまでたってもカミやんは子供ぜよ~」
土御門(そこが可愛いんだけど!)キリッ
上嬢「………むぅ~……」
土御門「ごめんごめん、むくれるなよ~」
土御門(ほっぺた膨らましてむくれてるカミやんとか…)
土御門(可愛すぎる!!) - 138 :クールなお味噌汁2011/05/06(金) 21:47:13.59 ID:GNd7Danf0
上嬢「……元春のバカ」プイッ
土御門「」
土御門(…名前呼び……だと………)
土御門(よし、襲うか)
上嬢(あれっ?そう言えば、元春って呼んだの久しぶりな気がする)
上嬢(なんか自然に出て来たな~)
上嬢(……なんでかな…)
上嬢(まぁいいか…)
上嬢「ねぇ元春~喉渇いたからなにか奢ってくれ~」
土御門「はいはい、分かったぜよ~」
土御門(やっぱりその辺の路地裏で壁に押し付けて……)
土御門(いやいや、ここはカミやんの家に上がり込んで押し倒すってのもありか……)
土御門「何にするぜよ?」
上嬢「イチゴミルク一択」
土御門「りょーかいだにゃー」
土御門(ホテルは難易度が高すぎるから却下)
土御門(う~ん…どこにしよう)- 139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/06(金) 21:51:18.09 ID:ZLaVjGv/0
- ~このスレは舞夏によって監視されています~
- 140 :クールなお味噌汁2011/05/06(金) 22:35:27.00 ID:GNd7Danf0
- >>139
えっマジで?
やべぇな…始末される……
でも自重はしない キリッ
土御門「はい、カミやん」つ イチゴミルク
上嬢「ありがと~」
土御門「うむ、なかなかいけるなコレ」ゴクゴク
上嬢「イチゴミルクこそ至高」チビチビ
土御門「これ飲んだらとっとと帰ろうぜい」
土御門(よしっ、家上がり込んで押し倒すに決定)
上嬢「うん」コクコク
土御門(うっし、後はどうやって上がり込むかを考えよう)
上嬢「……ん、よし行こう」飲み終わった
土御門「りょーかいぜよ~」
…………………………………
~上嬢宅前~
上嬢「送ってくれてありがと~元春」
土御門「お安いごようだにゃー」
上嬢「あっ、そうだ」
上嬢「元春さえよければ家上がってく?」
上嬢「お茶ぐらいなら出すよ~」
土御門「じゃあ、上がらせてもらうぜい」
土御門(うっし来た、俺勝利)
- 144 :クールなお味噌汁2011/05/07(土) 00:21:45.79 ID:huE7Oo2A0
…………………………………
~百合子サイド~
百合子「………」トボトボ
百合子「……」
木原「おーい、百合子」
百合子「」
木原「おいおい無反応かよ、冷たいねぇ~」
百合子「あァ、木原くンか……」
木原「…なんだよ元気ねぇじゃねえかよ、どうした?」
百合子「…オマエには関係ねェだろォ」
木原「……悩みでもあんのか?」
百合子(……見抜くンじゃねェよ)
百合子「うぜェよ、とっとと失せろ」
木原「…………」ガシッ
木原~百合子
↓
百合子(拘束)
↓
百合子>後部座席
ここまで2秒
百合子「……っ!……ンっ!…ンンン!…」口を塞がれている
木原「はい、それでは個室サロンへ参りま~す」
車<ブゥゥ~ン
- 152 :クールなお味噌汁2011/05/08(日) 01:58:11.00 ID:eoW1op420
- うぉぉ眠みぃ
では再開します
………………………………………
百合子「…ンン!…っっ!…」ジタバタ
木原「はいはい、大人しくしててね~ww」
百合子「…ンもっ!………ふも!……モゴゴ……」ジッタンバッタン
木原「暴れても無駄ですよ☆」
百合子「」きめェ…
百合子(どういうつもりだコイツ……)
百合子(今回の事は………木原くンにどうにか出来るとは思えねェ………)
百合子(……でも…)
百合子(…………………)
木原(やっと大人しくなりやがったか…)
木原(…しっかし、コイツが悩んでて………)
木原(真っ先に俺に相談しないどころか)
木原(隠そうとするとはな……)
木原(………成長したって事かね……)
木原(……少し……寂しいぜ…)
- 153 :クールなお味噌汁2011/05/08(日) 02:27:57.18 ID:eoW1op420
- …………………………………
~個室サロン~
木原「はい、到着~」
百合子「……………」
木原「予約済ませてあるから、入るぞ」テクテク
木原~百合子
百合子(……拒否権ねェ)ズルズル
~114室~
木原「ここだな」
扉<カチャ
百合子>ソファ ポイッ
百合子「っっ!……ン!」
木原「今、解放してやるから少し待てよ」ゴソゴソ
百合子(拘束)
↓
百合子(手錠)
百合子「おかしくねェ!?」
百合子「何で俺未だに自由じゃねェの!?」
百合子「解放するって言ったろォが!!」
木原「あ、うん、それ嘘」
百合子「ハァ!?」
木原「だってェ解放したら暴れるじゃン☆」
百合子「声真似すンな、殺意しか湧いてこねェよ」ギロッ
木原(上目遣い&手錠装備で凄まれても)
木原(虐めたくしかならん) - 154 :クールなお味噌汁2011/05/08(日) 02:51:37.14 ID:eoW1op420
木原(まぁそれはいいとして)
木原「冗談だよ冗談」カチャ
百合子(手錠)
↓
百合子
百合子「ふ~……」サスサス
木原「よし、何があったか全部話せ」
百合子「」急っ!
百合子「………」
木原「ちなみに、拒否権はなしだ」
百合子「…………分かったよ」
百合子(俺の事、心配してくれてンのは伝わるンだがなァ…)
百合子(……やり方をもうちょっと考えろよ…)
- 155 :クールなお味噌汁2011/05/08(日) 03:08:30.39 ID:eoW1op420
- ………………………………
百合子「……って訳なンだよ…」
木原「……………」
百合子(そりァどン引きだよなァ…)
百合子(俺が女を好きになったなンて……)
百合子(…………………)
百合子(…木原くンにまで嫌われたらどうしよう……)
木原「………なぁ百合子」
百合子「……なンだよ…」ビクビク
木原「…そんな事で悩んでたのか?」
百合子「は?」
木原「だから、そんな小さい事で悩んでたんですかぁ?」
百合子「えっ……どういう意味だァ?」
木原「同性を好きになった?だから何だってんだよ」
百合子「……」
- 162 :クールなお味噌汁2011/05/08(日) 21:32:59.42 ID:eoW1op420
木原「ったく、心配して損したよ」
木原「お前が珍しく沈んでたから、もっと重い話かと思ったのによ」
木原「ハァ……わざわざ個室サロンまで用意したのに」
木原「たかが同性愛如きで…」
百合子「……たかがってなンだよ」
木原「そこ食いつくのかよ……」
木原「………」ハァ
百合子「あのなァ、オマエは他人事かもしンねェけどよォ」イラッ
百合子「こっちは本気で……」
木原「分かってるよ、そんぐらい」
木原「本気かどうかなんて、お前の目見りぁすぐ分かる」
木原「何年お前の面倒みてると思ってやがる」
百合子「………」- 163 :クールなお味噌汁2011/05/08(日) 21:54:19.07 ID:eoW1op420
木原「その上でもう一回言うぞ」
木原「たかが同性愛如きで」
木原「お前は何ビビってんだよ」
百合子「………」
木原「いいか、性別の壁なんかで諦めんな」
木原(そういう同人も多いし!)グッ
木原(リアル百合とか………胸熱)
百合子「……………」
木原「いいか、例え世間から冷たい目で見られても」
木原「誰にも理解されなくても」
木原「その気持ちが本物なら」
木原「それを隠す必要はねぇ」
百合子「……………」- 164 :クールなお味噌汁2011/05/08(日) 21:59:50.59 ID:eoW1op420
木原「いいか、結論言うぞ」
木原「愛に常識は通用しねぇ」
垣根<それ俺セリフぅぅー!
- 165 :クールなお味噌汁2011/05/08(日) 22:18:53.86 ID:eoW1op420
- 木原(キメ顔 )
百合子「……プッ…」プルプル
木原「あん?」
百合子「プッ……あははははは!」足バタバタ
木原「なんだよ…笑うんじゃねえよ」
百合子「いや、ムリっ、だって、あはははははは!」爆笑
百合子「愛に(笑)常識は(笑)通用しねェ(笑)」
木原「…」イラッ
百合子「それキメ顔でやられたらっ、プッ!ダメだ、抑えらンねェ」あははははは
木原「せっかく人が心配してやってんのに…」
百合子「ごめンごめン、……プッ…」
木原「まったく…いつまでたっても、憎たらしいガキだなテメェは」
木原(ま、やっと笑ったからな…それで良いとしようかねぇ……) - 166 :クールなお味噌汁2011/05/08(日) 23:30:48.43 ID:eoW1op420
- ………………………
百合子「あァ~笑った笑った、三年分ぐらい笑っちまったぜェ」クカカ
木原「………」ふぅ
木原「……さて、話戻すぞ」
百合子「……ン…」
木原「俺は言いたい事は言った、次はテメェの番だ」
木原「どうすんだ?」
百合子「………もう決めた」
木原「……聞くのは野暮ってもんだな」
百合子「……ありがとな…」…ボソッ
木原「ふん、とっとと行きやがれ」
百合子「言われなくてもわかってるっうの」
百合子「………行ってくる」
木原「結果報告忘れんなよ?どっちだとしてもな」
百合子「………うぜェよ…」テコテコ
扉<バタン
木原「やれやれ……いつまでたっても憎たらしくて……」
木原(……可愛いガキだよ…ちくしょうが)
木原「さって、今日は朝まで飲むとしようかね…」
木原(頑張って来いよ百合子…) - 173 :クールなお味噌汁2011/05/09(月) 22:02:35.07 ID:aMX6vlSk0
百合子が木原くんに励まされ、自分の思いを上嬢にぶちまける事を決意して
大通りをびっくりする程遅いスピードで駆け抜けて?いた頃
下心をバーゲンセールの如く大量に抱えこんで
上嬢の家に上がり込んでいる土御門は………
(やっべ、今すぐ押し倒したい)ダラダラ
興奮していた
理由は言わずもがな…
いつも通り無意識な上嬢さんによる誘惑ですよ
「鼻血?大丈夫?元春」
上嬢さん……そんな無垢な表情で話かけないで下さいよ
「」プチン
(もう我慢出来ない…襲う!)
ほら、変態が調子乗ったじゃないですか
まったく……上嬢さんはもう少し自意識をもちなさい
タダでさえ土御門は変態だと言うのに……
グレードアップされてどうするんですか
- 174 :クールなお味噌汁2011/05/09(月) 22:18:38.45 ID:aMX6vlSk0
「カミやん!いや」
「麻里!!」ガバッ
「わっ!え、ちょ、きゃあああ!」
て、おぃぃちょっと待てぇ!
何普通に襲ってんだクズ野郎!
襲うなら襲うで、もうちょっと雰囲気とか作ってくれない!?
これ読んでくれてる人達が「急展開すぎてツマンネ」
とかいってPC閉じちゃうんですけど!!?
「何すんだよぉ!!」ガスッ
おぉ~見事なボディーブロー
さすが上嬢さん、美しい
「ゴパァッ」ドサッ
土御門は自業自得の極みwwって感じだね
「悪は滅びた」
滅ぼしてくれてありがとう
…ところで今日何回それ言いました?
- 175 :クールなお味噌汁2011/05/09(月) 23:28:34.86 ID:aMX6vlSk0
「まったく……コイツは…」ハァ……
上嬢さん一言言わせて下さい
激しく同意
はい、OKです続きどうぞ
「何で……こうかな…」
そうだ、いいぞもっとやれ
僕としては百合子とくっついて欲しいし
「………………」
ん?あれ?どうしたのかな
「……………そういう所以外は……」
「…そんなに嫌いでもないのに……」
あれ!?まさか……土御門に惚れっ……
「…なんで私の友達はこんなのばっかなんだろ……」
ですよねー
上嬢さんですものねー
「」復活
おぉいつも通り復活早いね、
おかえり土御門
- 181 :クールなお味噌汁2011/05/10(火) 23:10:24.43 ID:GE0gjLwD0
- ………………………
~上嬢宅~
扉<ガチャ
上嬢「じゃ、入って」
土御門「お邪魔するぜい、カミやん」
上嬢「その辺に適当に座ってて~」
土御門「りよーかいぜよ」
上嬢「飲み物、ミルクティーでいいよね?」
土御門「まかせるにゃー」
上嬢「ん、じゃあちょっと待っててね」
台所<カチャカチャ
土御門(……ふぅ…)
土御門(………さて、侵入に成功した訳だが)
土御門(…どうすっかな)
土御門(…………)キョロキョロ…
土御門(……しっかし…相変わらず、カミやんの部屋って可愛いよな…)ふむ
上嬢「~~♪~♪」カチャ、ガサガサ - 182 :クールなお味噌汁2011/05/11(水) 00:02:22.81 ID:8UQm/bWL0
土御門(…とりあえず、普通に会話して)
土御門(………うーん…)
土御門(…まっ、その場の空気にあった行動すりゃあいいか)
上嬢「~♪~~♪もう少しで~完成~~♪」コポコポ
土御門「……ん?なんだコレ」ゴソゴソ
謎の本
土御門(………?)ペラペラ
本<猫の写真集
土御門「おおう、猫か」
上嬢「~後は~♪~ミルクを~♪~~♪」
土御門「……やっべ可愛い…」ペラペラ
土御門「………おっ、三毛猫か……」ふむふむ
上嬢「よしっ、完成~」
土御門「…黒も……可愛いぜ…」
上嬢「土御門~出来たよん」つミルクティー
土御門「おお、ありがとにゃー」
- 183 :クールなお味噌汁2011/05/11(水) 00:19:12.34 ID:8UQm/bWL0
上嬢「およ?その本は…」
土御門「あぁワリィ、勝手に読んじまったにゃー」
上嬢「いや、別にいいよ~……猫可愛いでしょ?」
土御門「ああ、めちゃくちゃ可愛いぜよ~」
土御門(まぁ、カミやんの方が可愛いんだけど!)キリッ
上嬢「うむうむ」
土御門「ちなみにカミやんはどの猫が好きなんだにゃー?」
上嬢「全部、以上」
土御門(カミやん、猫好き過ぎだろ……)
土御門「さっすがカミやん、答えかたが男前ぜよ」グッ
上嬢「何だろう…微妙に嬉しくない……」
- 189 :クールなお味噌汁2011/05/11(水) 22:46:42.97 ID:8UQm/bWL0
- >>188
服を着て下さい
濡れ場はもうちょっと後ですので
……それと……あまり期待しないで下さい…
一応、頑張ってみますが……
後、とりあえず
上嬢×一方とヤンデレ海原は書いてみています
…海原がカオス過ぎる……
書いてて気づいた事
上嬢さんしか書けない……orz
…上条さんを書こうとすると2秒で挫折する……
では再開します - 190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/05/11(水) 23:16:40.84 ID:fzj07lwy0
- もっとシャキっとしろ!
いいSS書けてるんだからもっと自分に誇りを持て! - 191 :クールなお味噌汁2011/05/11(水) 23:18:20.42 ID:8UQm/bWL0
上嬢「ていうか、誉めてないよね」ムスッ
土御門「冗談ぜよ、怒るなって~」
上嬢「……まぁ別にいいけどさ」チビチビ
土御門「それでこそカミや」ゴクゴク
土御門「って、熱っがぁぁぁぁぁ!!」ぎゃぁぁぁ!!
上嬢「そりゃそうでしょうね……」
土御門「っ!がぁぁぁ!!」ジッタンバッタン
………………………………………………
上嬢「大丈夫?落ち着いた?」
土御門「……あぁ何とかな…」
上嬢「それはよかった」ふむ
土御門「……死ぬかと思ったぜ…」
上嬢「大げさだな~」
土御門「いや、マジ話で」
- 192 :クールなお味噌汁2011/05/11(水) 23:34:18.80 ID:8UQm/bWL0
- >>190
ありがとうございます
肝に命じます
上嬢「見もせずに一気飲みするから悪いじゃん~」
上嬢「ちゃんと確認しないと」
土御門「……いや、だってさ」
土御門「……今の季節は何?」
上嬢「夏だよ?」
土御門「そうだよね」
土御門「どこの世界に夏にホット出す奴がいるんだよ!!」
土御門「想定外だよ!!熱湯が出て来るとはな!!」
土御門「何の罰ゲームだよ!!」
上嬢「いいリアクションだね~」
土御門「ワザと?!」
上嬢「勿論さ☆」 - 193 :クールなお味噌汁2011/05/11(水) 23:58:36.82 ID:8UQm/bWL0
土御門「何故に?!」
上嬢「いや、なんとなく(笑)」
土御門「にゃーーー!!」
上嬢「まぁそう熱くなるなよ~」
土御門「誰のせいだと思ってやがる!!」
上嬢「うーん……私?」
土御門「疑問形!?」
上嬢「まぁ一旦落ち着こうよ~ほら、コレでも飲んで」つミルクティー
土御門「……引っかからんぞ?」
上嬢「…ちっ……」
上嬢「ん、じゃあ」はい つ上嬢のミルクティー(アイス)
土御門「」受け取り
土御門(ここ、ここここれは、まままさか、)
土御門(間接kiss!?)
土御門(うっしゃあああああ!!)
上嬢「あれ?飲まないの?」
土御門「勿論、いただきます」キリッ
土御門「」ゴクゴク
土御門「………ふぅ…」
土御門(…やべぇ……俺もう死んでもいいや……)
- 199 :クールなお味噌汁2011/05/12(木) 23:32:19.28 ID:iWmzhnY00
土御門「……」
土御門(…あれ?よく考えたら間接キスって結構日常茶飯事?)
土御門(………)
土御門(………カミやんって無防備だよな……)
上嬢「どうしたの?元春、そんなボーっとして」
土御門「…いや、大丈夫だにゃー」
上嬢「そう?ならいいけど」
土御門(…………)
土御門(…襲われたりしなきゃいいけど……)
土御門(…心配だな……)
上嬢(今日の元春、何か元気ないな…)
- 200 :クールなお味噌汁2011/05/12(木) 23:53:06.09 ID:iWmzhnY00
- >>197、>>198
そうですか?
ではこれ終わったら書くだけ書いて見ようかと思います
上嬢(…何かあったのかな……)
上嬢(………聞いてみよう)
上嬢「ねぇ、元春」
土御門「ん?何だにゃー?カミやん」
上嬢「…今日元気ないけど、どうしたの?」
土御門「…そんな事ないぜよ?俺は元気だぜい」
上嬢「……悩みがあるなら相談のるよ?」
土御門「だから、大丈夫ぜよ~」
土御門(…悩み……ね)
土御門(原因が目の前にいるんだけどな……)
土御門(………言えたら苦労しねーよ……ハァ…)
上嬢「………」
上嬢(……やっぱり悩み…あるんだよね)
上嬢(何とかしてあげたいけど……元春が隠そうとしてるからなぁ…)
上嬢(…………) - 201 :クールなお味噌汁2011/05/13(金) 00:10:57.39 ID:kzUFy73u0
上嬢「………」
上嬢「……おかわりいる?」
土御門「ん、頼むぜい」
………………………………………
百合子「………」テコテコ…
百合子(…ていうか…)
百合子(……何て言えばいいんだ?)
百合子(……馬鹿正直に好きですってかァ…?)
百合子(………)
百合子(……まァいいや…その場で考えよォ…)
百合子(上嬢…家に居るかな)
百合子(急に押しかけたら迷惑かな……)
百合子(…電話してみるか)
- 207 :クールなお味噌汁2011/05/14(土) 00:46:34.52 ID:e2SUBeUy0
百合子(えっと……上嬢の番号は…)
携帯<ピッピッ
百合子(………あった…)
百合子(さてと、電話…)
携帯<ピッ
百合子(……………)
百合子(………ちょっと待てよォ…)
百合子(……どう考えても…この時間に家に行くって不自然だよなァ)
百合子(…なンて言おうかな……)
百合子(……………)
百合子(……まァ、なんとかなるだろォ…)
百合子(とりあえず電話して見よう)
携帯<ピッ……プルルル…
- 212 :クールなお味噌汁2011/05/14(土) 20:24:00.54 ID:bL0c9xJf0
百合子「………」
携帯<プルルル………ピッ
上嬢『ん、どうしたの?百合子』
百合子「…うン…ちょっと用があって」
百合子「…上嬢、今家に居るか?」
上嬢『うん、いるよ~』
百合子「……えっとォ…」
百合子「……今からオマエの家に行っていいか?」
百合子(理由聞かれたらどォしようかな……)
上嬢『別にいいよ~』
百合子(あれ?意外とあっさり行ったな)
上嬢『でも、もう遅いよ?大丈夫なの?』
百合子「その辺は大丈夫、じゃあ今から行くぞォ」
上嬢『うん分かった、待ってるよ』
上嬢『あっ、それと今家に元春いるけどいい?』
百合子「」えっ
百合子「…うン、別に構わねェけど」
上嬢『じゃあまた後でね』
携帯<プツッ
百合子「」
- 213 :クールなお味噌汁2011/05/14(土) 20:40:02.97 ID:bL0c9xJf0
百合子(えっ、何どォ言う事?)
百合子(あのまま家行ったのかァ?)
百合子(…土御門ォ……やっぱり上嬢と付き合ってンのかァ?)
百合子(……だとしたら……俺は…)
百合子(………)
百合子(……ン?……あれ……ちょっと待てよォ…)
百合子(……だとしたら俺が来るのを拒むはずだよなァ…)
百合子(……ひょっとして………付き合ってる訳じゃないのか…?)
百合子(…さっきのやつは、俺の勘違いだったのか……?)
百合子(……えェ、なンだよそのオチ……)
百合子(……………)
百合子(…………取りあえず行こォ…)- 214 :クールなお味噌汁2011/05/14(土) 22:17:07.56 ID:EixTi2t50
- ………………………………
~上嬢宅前~
百合子(で…着いた訳なンだが)
百合子(………)ピンポーン
<鍵、空いてるから入って来て~
扉<ガチャ
百合子「お邪魔しまァす」
上嬢「うん」
土御門「百合子ちゃん、こんばんはだにゃー」
百合子「…よォ」
百合子(……コイツが問題なンだよな)
上嬢「百合子~ミルクティーでいい?」
百合子「……上嬢の家コーヒーなかったよな…」
上嬢「うん」
百合子「…拒否権ねェじゃン」
上嬢「拒否権?何ソレ美味しいの?」
百合子「……ミルクティーでいいですゥ…」
上嬢「はい、じゃあ少し待っててね~」
台所<カチャカチャ
百合子「………」ジィー
土御門「ん?何ぜよ」
百合子(……ストレートに聞くかァ…)
百合子「…ちょっと質問いいか?」
土御門「…?別にいいにゃー」
百合子「オマエら付き合ってンの?」 - 215 :クールなお味噌汁2011/05/14(土) 22:34:02.39 ID:EixTi2t50
土御門「」フリーズ
上嬢「~♪~~♪」カチャカチャ
百合子「……どォなンだよ」
土御門「……いやー………そこ聞くの…」
百合子「うン聞く」
土御門「付き合ってないにゃー…」……残念ながら
百合子「だよなァ…」
百合子(…このテンション………まさか…)
土御門「なんでそんな事聞くぜよ?」
百合子「……いや特に意味はにゃ…」
土御門(噛んだ…噛んだぞコイツ)
百合子「………」
土御門(…まさか………)
上嬢「~~♪」カサカサ…コポコポ
百合子「…なァ……オマエ…」
土御門「……なんぜよ?」
百合子「……ひょっとして…上嬢の事好きなのか?」
土御門「…その質問、そのまま返していいか?」
百合子「……苦労多いな…」
土御門「……互いにな…」
百合子・土御門「………ハァ…」- 216 :クールなお味噌汁2011/05/14(土) 23:01:00.09 ID:EixTi2t50
上嬢「出来たよ~、はい」つミルクティー
百合子「……あァ…ありがとォ……」
土御門「………」
上嬢「あれ?どうしたの2人とも」
百合子「……なンでもねェよ」
土御門「……どうもしないぜい」
上嬢「…?なら良いけど」
土御門「……ふぅ」
百合子「……」
上嬢「……??」
……………………………
百合子「……ンじゃそろそろ帰るぜェ…」
土御門「…じゃあ俺も帰るにゃー」
上嬢「はいよ~」
土御門「じゃ、お休みカミやん」
百合子「……お休みィ」
上嬢「うん、お休み~」
扉<ガチャ
………
上嬢「さてと、お風呂は~いろう」♪
- 217 :クールなお味噌汁2011/05/14(土) 23:29:57.56 ID:EixTi2t50
- ……………………………
百合子「………」テコテコ…
土御門「………」テクテク…
百合子「……なァ…」
土御門「……なんぜよ」
百合子「……上嬢の事だけどさ…」
土御門「……あぁ…」
百合子「……負けねェからな」
土御門「のぞむところだ…」
百合子・土御門「アイツは俺のもんだ」
百合子「オマエには渡さねェ」
土御門「こっちのセリフだ」
百合子「じゃあな」
土御門「あぁ」
百合子(……でもアイツ鈍感だしなァ……しかも俺女だしィ……)テコテコ
百合子(……先はなげェな…)
百合子(……でも負けらンねェ…)
土御門(………頑張るしかないな…)
土御門(しかし…まさか同性までフラグ建てるとは……)
土御門(……さすが、カミやんぜよ………) - 218 :クールなお味噌汁2011/05/15(日) 00:10:12.83 ID:sjHYoVRp0
やっほう
浜姫の濡れ場書くぜぃ
いらねぇよバーカ、需要ねえから書くな
とか言われそうだけど……
では、
「悪リィが、こっから先はR-18の一方通行だ
18歳以下のお子様は、大人しく尻尾ォ巻きつつ泣いて
無様にここからのレスを読み飛ばしやがれェ!!」
はい、調子乗りましたすいません- 219 :クールなお味噌汁2011/05/15(日) 00:47:52.57 ID:sjHYoVRp0
「……本当にいいのか?姫神」
俺は目の前にいる少女に聞いた
答えなど分かっているのに……あえて確認をする
…俺ってヘタレなんだな……そう自覚した瞬間だった…
「……うん。いいよ。好きにして。」
と私は言う、この体を浜面君に捧げるために
……私は決して身持ちが軽い女ではない
貞操観念はしっかりしている、でも……
…彼になら何をされてもいい……そう思った
「…じゃあ脱がすぞ……」
恐る恐る姫神の制服に手を伸ばす
スムーズに脱がせられない…不器用な自分の手を恨んだ
でも…それでも確実に脱がせて行く
…少しずつ…少しずつ…無抵抗な姫神を剥いて行く
姫神の頬が羞恥に赤く染まる
この背徳感がたまんねぇな、と場違いにも思った- 220 :クールなお味噌汁2011/05/15(日) 01:23:07.81 ID:sjHYoVRp0
「………んっ…」
自分の頬が赤くなっているのが分かる
自分以外の人に服を脱がされる
その行為だけで私は茹で上がってしまう…
……恥ずかしい…
……それにしても遅い…焦らせてるのかな……
でも彼の手つきがそれを否定していた……
…お互いに…初めてなんだね………浜面君……
「……ハァ…ハァ…」
もう少し…後ちょっと…逸る気持ちを抑えて剥いでいく
やっと脱がせ終わった制服、その下の清楚な下着
その姿を見て、気がつけば俺は姫神をベッドに押し倒していた
羞恥に染まる頬、潤んだ瞳、どれを見ても興奮してしまう
もう俺は限界に達していた
「……姫神っ!」
「…いいよ。」
……ベッドに押し倒され、上から抑えつけられる
…彼の顔が目の前にある、吐息が掛かる
……もういいや、好きして下さい
私の全部をあげる、だから受け取って
……でも条件がある
「…名前で呼んで」
- 221 :クールなお味噌汁2011/05/15(日) 01:44:30.95 ID:sjHYoVRp0
「……秋沙…」
姫神から…いや……秋沙からの要望に応える
…名前で呼ぶのって意外と緊張するな…
と普段の俺なら思っただろうが、今は違う
名前で呼ぶのが自然だろう、この場合は……
……そう思い、名前を呼びながら顔を近付ける
……唇を重ねるために…
「……秋沙っ……秋沙……」
彼が私の名前を呼ぶ、それだけでいい
私はもういい…彼に全てをあげよう……
彼が顔を近付けてくる…意図を理解し
…私は自ら唇を重ねた……
「…んっ……」
秋沙が唇を重ねて来た…俺の考えを読まれたらしい
…そりゃあ…普通にわかるけどさ……
なんとなく悔しくなった俺は、秋沙の口に舌を侵入させてみる……
……秋沙の口は甘い味がした…- 222 :クールなお味噌汁2011/05/15(日) 02:15:41.48 ID:sjHYoVRp0
「…んっ……んぷっ……レロ…」
彼が舌を入れて来た…私はそれを受け入れて自分のと絡ませる
ピチャピチャと卑猥な音が部屋に響く……
彼の匂いと味を同時に感じた私は、何も考えられなくなり…
…ひたすら彼を求めた……
「……ハァ…ハァ……もっと…して」
秋沙がこちらを求めて来る……
こんな時に気の利いたセリフを言って答えられたらいいのにな
とボンヤリ思う、でも俺にはできないんだよなぁ……
……しゃあねぇよな…俺頭悪いしな……
それでも…秋沙に答える……自分なりにカッコつけて
「…あぁ…何度でもしてやる……お前が望む限りな……」
「……んむ……」
彼が言ったセリフに私は行為で答える…
……彼が放ったセリフは私の理性を破壊するには十分だった……
…もう答える事すら出来ないぐらいだけれど……
……もし答えられたなら私はこう返事する…
………うん…じゃあ……ずっとしてて……
- 223 :クールなお味噌汁2011/05/15(日) 02:37:09.81 ID:sjHYoVRp0
もうムリっす、これ以上我慢出来ません
俺は本能に従い、ゆっくりと秋沙の胸に手を伸ばし…
そこに存在する物を揉む……ゆっくりと……
その感触を手の平に感じながら……
「……うくっ……ハァ…ハァ……」
彼が私の胸を揉む……丁寧に、まるで骨董品でも扱うように
……そんなに大切に扱わなくてもいいのに
…もっと強くていいのに……
…そう私は…彼に求める…
「…もっと。強くして。痛くしてもいいから」
その言葉が耳に入った瞬間に俺の理性は飛んだ
……もう理性とか…今更だけどな……
………
……俺は秋沙の胸に口をつけた…
「…ハムッ……チュ……レロ…」
「……くうっ……いっ……あっ……」
揉むと思ったら予想外な事をしてくれた
……いっ…これ……ヤバい…
………ピリピリと痺れる感じだ……
……このままだと……イ…っちゃうかも……- 224 :クールなお味噌汁2011/05/15(日) 02:43:31.67 ID:sjHYoVRp0
……ごめんなさい…調子乗りました…
…わき道にそれまくってますね……
というか……これもう浜姫スレじゃん
しかも……最早別人だな…コレ
…浜姫ですらない……
……やりすぎました……すいません…
…反省してます……
……ではまた明日来ますので…- 225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/05/15(日) 04:08:40.38 ID:yKu5KrOO0
- マジでやりやがったな。ほんと需要ねぇよ。
いいぞ、もっとやってくださいお願いします。
- 230 :クールなお味噌汁2011/05/15(日) 20:20:17.07 ID:sjHYoVRp0
- ……………………………
~翌日~
上嬢「………」スヤスヤ
目覚まし時計<ピピピ………、カチッ
上嬢「………んぅ……朝か…」ふあぁ~
上嬢「…………よし、起きた」グッ
上嬢「流石に2日連続で、遅刻はマズいのですよ~っと」テクテク
上嬢「朝ご飯何にしよっかな~」
上嬢「ん~…」
上嬢「…まぁパンでいいか、時間もそんなに無いし」
上嬢「いただきまふ」…モシャモシャ…
上嬢「…………」モグモグ
上嬢(……一人だけの朝ご飯って、何か寂しいと毎朝思う)
上嬢(……まぁ、しょうがないよね~)…ゴックン
上嬢「…さて、支度して学校行こうか」
上嬢「……」ゴソゴソ…
上嬢\制服
上嬢「……ん~」鏡を見る
上嬢「寝癖、酷いな……」…ワサワサ……
上嬢「……よしっ、じゃあ行って来まーす」
扉<ガチャ
……テクテクテク… - 231 :クールなお味噌汁2011/05/15(日) 20:35:43.94 ID:sjHYoVRp0
- 同じ頃
~百合子サイド~
百合子「……ン」パチ
百合子「………朝かァ?」
百合子「…眠みィ……」グダグダ
百合子「…とりあえずコーヒー……あ」
百合子「…昨日買ってくるの忘れた……」
百合子「…………」
百合子(………昨日は何かハイなテンションだったなァ……)
百合子(………まァとりあえずそれは後だ…)
百合子「……学校行かねェと」
百合子「……」モゾモゾ
百合子/制服
百合子「……行くか」
扉<カチャ
…トテトテトテ…… - 232 :クールなお味噌汁2011/05/15(日) 20:48:34.56 ID:sjHYoVRp0
~土御門サイド~
土御門「さて、起きた訳なんだが」
土御門(………昨日はびっくりしたぜ…)
土御門(…………まさか、百合子ちゃんがライバルになるとは思わなかったなぁ)
土御門(…うーん………どうすっかな~)
土御門(……まぁ…誰が相手でも…)
土御門(……カミやんは渡さなねぇけどな)
土御門「……さて、それは置いといて」
土御門「とっとと学校行くかにゃー」- 233 :クールなお味噌汁2011/05/15(日) 21:32:23.44 ID:sjHYoVRp0
- ……………………………
~通学路~
上嬢「おはよう」
百合子「おォ、おはよう」
上嬢「今日は大丈夫だね~」
百合子「あァ、そォだな」
上嬢「じゃ、行こっか」
…テクテクテク…×2
上嬢「~でね、~らしいんだよ」
百合子「…ふーン……」
上嬢「で私は~だと思うのよ」
百合子「いや、そこは~じゃねェの?」
上嬢「そうなの?」
百合子「うン」
車<プップー
百合子「あァ?」クルリ
木原「よぉ」
百合子「」 - 234 :クールなお味噌汁2011/05/15(日) 21:45:31.64 ID:sjHYoVRp0
上嬢「あ、木原さん、おはようございます」ペコリ
木原「おぉ、おはよう」
百合子「」フリーズ
上嬢「今日はどうしたんですか?」
木原「いや、コイツに用があってな」
木原「悪いが先に行っててくれるか?」
上嬢「あ、はい分かりました。じゃあ先に行ってるね、百合子」
百合子「……おォ…」
百合子「…なンでオマエここにいンの?」
木原「いやぁ、お前が行った後一人で飲み続けてな」
木原「そのまま車で寝ちまったんだよな」
木原「二日酔いで頭スゲェ痛いのよ」
百合子「……オマエ、馬鹿じゃねェの?」
木原「心配するな、自覚はある」
垣根<だからそれ俺のセリフぅー!!- 235 :クールなお味噌汁2011/05/15(日) 22:13:39.73 ID:sjHYoVRp0
百合子「……それで…何の用だ?」
百合子(いや、まァ薄々分かってはいるけどな…)
木原「結局あの後どうなったんだ?」
百合子(…やっぱりかよ)
百合子「……どォって?」
木原「とぼけんな、告白したのかってきいてんだ」
百合子「…………」
木原「…マジで?」
百合子「………うン…」
木原「……えぇー…」
木原「…あの空気作っといて……それは無いわ~…」
百合子「……うるせェ…」
木原「…ハァ……」
百合子「………」
木原「…まぁ、諦めた訳じゃねぇんだろ?」
百合子「…うン、実は土御門と上嬢をとっちが物にするかで勝負っぽいのしてンだよ」
木原「…ふーん、じゃあ頑張れば?」
百合子「オマエに言われなくても、そのつもりだ」
木原「うん、いい返事だ」
木原「よしっ、じゃあ乗れ」クイッ
百合子「ハァ?なンでだよ」
木原「遅刻すんぞ?」
百合子「そォだった……じゃあ頼む」
ドア<ガチャ
木原「はい、それでは学校へ参りま~す」
車<ブウゥン- 236 :クールなお味噌汁2011/05/15(日) 22:45:11.53 ID:sjHYoVRp0
- といった所で今日の本編は終了です
後は、需要あろうがなかろうが関係なく
浜姫の濡れ場を続行します
では
「悪りィが、こっから先はR-18の一方通(ry
では書きます - 237 :クールなお味噌汁2011/05/15(日) 23:27:34.17 ID:sjHYoVRp0
「やめっ……舐めないで…っ……」
……秋沙の静止の声が、俺の耳に入ってくる
でも、それが本当の意味で止めてほしい訳ではない事ぐらいは俺にも分かる
…その証拠にさっきよりも息が荒くなっているし
発している声が熱を帯びている……
その状態での静止はむしろ催促に近いと半蔵が言ってたな……
…じゃあ、もっと……強くしてやろう
「…ペロッ……チュ……チュー…」
「…いっ……うあっ……」
彼がもっと強くしてきた……
…だめっ……そんなに…強く…ぅ……
……イっちゃ…う…からぁ……
「……もうダメっ……イクッ…ゥ……」
秋沙が感じている、それは凄く伝わるんだが……
…このままイかせればいいのか……?
………それすらも分からない
…こういう時童貞である自分が恨めしいと思う……
……でもエロ本とかだとこのままイかせてたよな?
……確か、このまま攻め続ければいいんだったか?
………噛んでみたりすりゃいいのか?- 238 :クールなお味噌汁2011/05/16(月) 00:05:12.57 ID:9PexnFlc0
「……ピチャ……レロ………」
……いやっ…だめ…っ…
………うぁぁ…もう…ムリ……
……イ…っ……
「…カリッ…!」
「っ!!うぁぁ!!!」
秋沙は……イったみたいだな
………体がビクンって跳ねたし…
………………
…秋沙だけ満足するのはずりぃよな
……そう思った俺は秋沙の下腹部へと手を伸ばす…
「…ハァ…ハァ……待って……少しは休ませて…よぉ………」
…胸でイったと思ったら、すぐに股に手をのばされる……
……少しも休ませてくれない…
………でも、私の体は新たな快楽を求め…
……私の精神は彼と早く結ばれる事を求めている…
……実は、休憩など必要ないのかもしれない……- 239 :クールなお味噌汁2011/05/16(月) 00:29:02.46 ID:9PexnFlc0
…………
…需要ねぇのに何書いてんの?
……バカなの?死ぬの?
という声が聞こえそうなのでもう止めます
需要あるなら最後まで書きますけど……
………需要ないならもうしません
……真面目に本編を書きたいと思います
すいませんでした
ではまた明日来ます
- 242 :クールなお味噌汁2011/05/16(月) 21:10:21.90 ID:9PexnFlc0
- ………………………………………
~通学路~
上嬢「~♪~~♪」テクテク
上嬢「~♪~……ん?」
土御門「お~いカミやーん」テクテクテク
上嬢「お~、おはよう元春ぅ」
土御門「おはようだにゃー……」
上嬢「どうしたの?」
土御門「…いや大した事じゃないし、もう今更って感じなんだけどにゃー……」
土御門「…なぜに名前呼び?」
上嬢「…え?駄目かな?」
上嬢「駄目なら止めるよ?」
土御門「…俺は別に構わないけどにゃー」
上嬢「うん、良かった」
上嬢「何となくスラッと出てきたからさ、理由とか聞かれたらどうしようかと思ったよ~」
土御門「…ふーん……そうか…」
土御門(スラッと出てきたってどういう事だ?)
土御門(………まぁ、深い意味とかないんだろうな…)
土御門(…恐らくは、仲のいい友達を愛称で呼ぶみたいなスタンス) - 243 :クールなお味噌汁2011/05/16(月) 21:43:36.99 ID:9PexnFlc0
土御門(…それはそれで嬉しいんだが……)
土御門(……仲のいい友達って事は……)
土御門(……男として見られてないじゃん…)…orz
上嬢「~♪~~♪」テコテコ
土御門(………)……ズーン…
土御門(…まぁ、カミやんだしな…しょうがないか……)
土御門(……鈍感な所も、昔からまったく変わってない…)
土御門(…全面的な信頼されるだけってのは、いい加減辛いぜ……)
土御門(…どんなにこっちが意識してても、向こうは完全に無警戒だし……)
上嬢「~♪あっ、猫!」トテトテ
猫<ニャー
土御門(……生殺しにも程があるぜ……)
土御門(……まぁ………諦めないけどな…)- 244 :クールなお味噌汁2011/05/16(月) 22:35:52.96 ID:9PexnFlc0
上嬢「見て~元春、猫だよっ」チョイチョイ
猫<ミャー…
土御門「…ん」
土御門「まぁ確かに可愛いんだけどにゃー……」
猫<ニャフ?(同類?)
土御門「……あんまり遊んでると遅刻するぜい?」いや、違うぞ
上嬢「……分かってるよ~、もう少しだけだから」フサフサ
猫<ミャー(なんだよ、紛らわしいんだよ)
土御門「はいはい…まったくカミやんの猫好きにも困ったもんだぜい」うるせぇよ
上嬢「だって可愛いんだもん」ダキッ、モフモフ~
上嬢~猫
土御門「……やれやれだぜよ」おいテメェ、さっさと離れろ
猫<ニュフ、ミャー(やなこった、外野は黙ってろや)
土御門「……」やんのかコラ
猫<ニャン(上等だよ、猫モドキ)- 246 :クールなお味噌汁[saga]:2011/05/17(火) 00:10:30.27 ID:K3GKjs+F0
土御門「……」後悔すんなよ?
猫<ニャオン(お前がな)
上嬢「うわ~フワフワしてる♪」ナデナデ
猫<ゴロゴロ(ふにゃ~)
土御門「……」マジで殺されたいようだな
猫<ニャン?ニャ(ハァ?何ほざいてんだ?テメェじゃ無理だよ)
土御門「……そろそろ行こうぜ、カミやん」いいだろう、今度あった時に決着つけようぜ
上嬢「…うん、そうだね~」
猫<ニャーン(ああ、その時がテメェの命日だ)
上嬢「じゃ、バイバイ猫ちゃん」
猫<ミャーオ(おう、また会おうぜ~)
土御門「…じゃあな」精々ほざいてろ、今度あったら挽き肉にしてやんぜ
猫<ニャオン(黙れ、猫モドキ)- 250 :クールなお味噌汁2011/05/17(火) 22:16:04.11 ID:nheLk8wo0
上嬢「ねぇ、元春」
土御門「なんぜよ?」
上嬢「…実は……時間的に詰んだ」
時計<8時32分
土御門「」
上嬢「………」
土御門「………」
上嬢「……すまないと思っている」
土御門「……ハァ…」
上嬢「……ごめんね…」
土御門「…もういいや、とりあえず走るぞ?」
上嬢「うん…」
土御門・上嬢 ダッシュ
- 251 :クールなお味噌汁2011/05/17(火) 23:13:19.68 ID:nheLk8wo0
- ………………………………
~学校~
上嬢「…着いた、けど」ハァ…ハァ…
土御門「遅刻してるな…どう見ても」…フゥ
上嬢「……小萌先生絶対怒ってるよな~…」
土御門「まぁ、そりゃあ怒ってるだろうにゃー」
上嬢「………やだな」
土御門「カミやん、自業自得って言葉知ってるか?」
上嬢「………」
上嬢「……行こう、元春…」トボトボ
土御門「おう」テクテク
上嬢(……2日連続で生徒指導室送りかぁ…)…ハァ……
土御門(………)
土御門(……今日の放課後はカミやん暇かな…?)
- 252 :クールなお味噌汁[saga]:2011/05/17(火) 23:29:34.49 ID:nheLk8wo0
上嬢(………)ズーン
土御門(……もし暇だったら…デートに誘うか……)
土御門(…ライバルも現れたし、今までと同じじゃだめだろ)
土御門(一歩ずつでも前に進まないとな…)
上嬢(…………あっ)
上嬢(そういえば百合子は大丈夫かな…?)
土御門(……まぁ、その辺は後々考えるとして…)
土御門(……今日は、とりあえず…)
土御門(……青髪殺そう…)
土御門(タップリと昨日の礼をしないとなー)- 253 :クールなお味噌汁[saga]:2011/05/18(水) 00:00:30.18 ID:CHkukaSj0
- ………………………
~教室前~
扉<ガラッ
上嬢・土御門「すいません、遅れました!!」
小萌「そこに直れ」ニコッ
<これヤバいんちゃう?小萌先生マジギレしてるで
<どこで油売ってたンだァ?(揃って登校してンじゃねェ……)
<上嬢ちゃん。ご愁傷様。
<またやったか、土御門
小萌「ちょっと二人共あっちでお話しましょうか」ズルズル
小萌~上嬢・土御門
↓
生徒指導室
上嬢「イヤだぁぁぁぁ~行きたくないよぉぉぉ……」
土御門「………」オワタ
- 258 :クールなお味噌汁2011/05/18(水) 21:11:10.90 ID:CHkukaSj0
- …………………………………
上嬢「」
土御門「」
百合子「……おーい、生きてるかァ?」
上嬢だったもの「」
土御門だったもの「」
百合子「……返事がない、ただのしかばねのようだ」
青髪「……朝から災難やな~2人とも」
浜面「経験があるだけに、同情するぜ……」
姫神「………。」ツンツン
上嬢のほっぺた<プニュプニュ
姫神「……。」ニヘラ - 259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/05/18(水) 21:23:51.86 ID:eVGNUAa/0
- ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!
- 260 :クールなお味噌汁2011/05/18(水) 21:55:27.89 ID:CHkukaSj0
土御門「………はっ」復活
青髪「おお~起きたか~」
土御門「ふぅ、死ぬかと思ったぜよ、というかお花畑見えたし」
浜面「お前、よく帰って来れたな」
百合子「………」ジィー
姫神「えへへ。」プニュプニュ
百合子「………」
姫神「……」むにー
百合子「……………」
百合子(……俺もやりたい……むにーって伸ばしてみてェ…)うずうず
姫神「…」みょーん
百合子「………俺もやるゥ」ボソッ
姫神「…半分あげる。一緒にやろう」ほれ
百合子「……」むにー
百合子「………」ニヘラ
姫神・百合子「………」むにむに
百合子「……おォ、こンなに伸びるのか」うにー
姫神「…。気持ちいい。スベスベしてる」サワサワ- 261 :クールなお味噌汁2011/05/18(水) 23:44:38.45 ID:CHkukaSj0
上嬢「……ん」復活
姫神・百合子「……」無視
むにゅむにゅ、ぐぃー
上嬢「って、いひゃいいひゃい!ひっぱややいれー!!」
姫神・百合子「………」続行
むにー、もよもよ
上嬢「ひゃに!?ひゃに!?ひゃいうこひょ!?」混乱
姫神・百合子「………」ニヘラ
もにょもにょ、うにー
上嬢「ひゃひゅけれー!!ひゃれかー!!」
土御門「……」ダラダラ
青髪「…土御門、鼻血鼻血」つティッシュ
浜面「…やっべ、何かスゲェ興奮する」
土御門「…誰かカメラ持ってねぇ?」ダラダラ
青髪「まず鼻血拭けよ」
土御門「…誰も持ってないのか……ちくしょう!!」
浜面「………っつ!何て事だ!!」
浜面「………はっ!そうだ!携帯で撮ろうぜ!」バッ
土御門「浜面、お前天才だな」カチャ- 266 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/19(木) 22:57:04.76 ID:83FvBXOt0
浜面「急げっ、早く撮るんだ!」カシャ!カシャ!
土御門「言われなくても!!」カシャカシャ!
青髪「………」
青髪(ま、こういうのもいいよな~)
姫神・百合子「………」えへへ
サワサワ、プニュプニュ、むにー
上嬢「ふぁなひれよぉ!にゅー!」
姫神・百合子「………」ガン無視
もにゅっもにゅっ、もみもみ
上嬢「うー!きゅー!」ジタバタ
姫神「……よいではないか。よいではないか」ガシッ、フニュ
百合子「……もうちょっとだけ…」ガシッ、プニュみょーん
上嬢「」ジタバタッ
土御門・浜面「………」ダラダラ
青髪「………」
青髪(……なんか、エロいな)- 267 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/20(金) 00:11:23.02 ID:MFbnQ65d0
- ………………………………
上嬢「ふぅ、やっと解放された……」……痛い…
ほっぺた<ヒリヒリ
土御門「カミや~ん、お疲れ……っ!」
上嬢「……?どうしたの?」
土御門「…いやっ…何でもないぜい……」プルプル
浜面「……プッ…」
青髪「…………」まだ笑うな…こらえるんだ……
百合子「……プッ……クッ」
上嬢「…みんなどうしたの?さっきから変だよ?」
百合子「いや……だって……」プルプル
姫神「上嬢ちゃん。ほっぺた真っ赤」
上嬢「」えっ?
- 268 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/20(金) 00:26:46.55 ID:MFbnQ65d0
姫神「はい」つ鏡
上嬢「ありがと………って、にょわぁー!!」
土御門「wwwwカミやんwww最っ高wwwだぜよww」
百合子「プッ、あはははははは!」床ゴロゴロ
青髪「あひゃ、はははははは!」腹痛いww
浜面「クッ、クククッ!!ハハハハハハ!!」爆笑
上嬢「笑うなぁ!!うわあぁぁぁん!!」ダッシュ
姫神「逃げた」
土御門・浜面・百合子・青髪「あははははは!!」大爆笑
- 274 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/25(水) 19:58:02.32 ID:VZ8kBBSM0
- では再開します
百合子「………ハァ…ふぅ…」落ち着いた
土御門「あ~笑ったにゃー……」
浜面「三年分ぐらい笑わしてもらったぜ…」
青髪「……ふぅ…」
………………………………
~10分後~
土御門「…………」
百合子「…………」
土御門・百合子(帰ってこねぇ(ェ)……)
青髪「カミやんはどこまで行ったんやろ?」
浜面「………逃げすぎじゃね?」
姫神「さすが。上嬢ちゃん」
百合子「…あァ、アイツに常識は通用しねェからな」
垣根<……もういいし……ばーかばーか - 275 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/25(水) 20:21:59.20 ID:VZ8kBBSM0
青髪「……もう授業始まるで?」
浜面「…………」
浜面(…実はとっくに始まってるんだけどな……)
浜面(さっきチャイム鳴ったし、移動教室だから俺らのほかに誰一人いねぇし……)
浜面(……仲良く生徒指導室行きの未来がはっきり見えるんだが………)
浜面(……………)
浜面(…秋沙とデートしてぇな~)現実逃避
姫神「早く。連れてこないと」
土御門・百合子「しょうがない、探して来るか……」
百合子「あァ?」
土御門「あん?」
百合子「ハモンな」
土御門「こっちのセリフなんだが」
土御門・百合子「……………」ゴゴゴゴゴ…
青髪「いや、二人で行ったらええやん」- 276 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co[sage]:2011/05/25(水) 21:09:48.32 ID:VZ8kBBSM0
百合子「………そォだな…」
土御門「……あぁ…」
百合子「」スッ
土御門「」スッ
青髪「……何で二人共クラウチングスタートなん?」
浜面「」
浜面(ふむ……白か……)ガン見
姫神「…てれてってて~ん。魔法のステッキ」ガチャ
浜面「えっ?」
姫神「せいや」ビリリ
浜面「え…ちょ待……ぎゃあああああああ!!」
百合子・土御門「…………」ググッ
百合子・土御門「……っ!」ダッ!!
百合子・土御門「うおおおおおお!!あああああ!!」ダッシュ!!
青髪「…そこまでマジにならなくても……」
青髪(………まぁ土御門はしょうがないけど…)
青髪(……うーん反応的に………)
青髪(…………百合子ちゃんもか……)
青髪(……さすがカミやん………)
- 277 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/25(水) 21:44:21.89 ID:VZ8kBBSM0
浜面「ちょ、待、いがっがががごもももも!!」ビリビリ
姫神「反省。して」カチカチッ
魔法のステッキ☆<出力最大
浜面「もう、やめあばばbbbbbbb」ビビビリビリ!!
青髪(……うん、自業自得)いいぞもっとやれ
浜面「見てないで助けっ、ぎゃああああああ!!」
姫神「反省。しなさい」
浜面「したっ!しました!」
姫神「本当?」
浜面「二度としませんからどうかお許しを」土下座
姫神「うん。それでいい」
浜面「ありがと「しかし」
浜面「えっ?」
姫神「反省した事は。やめる理由には。ならない」カチャ
浜面「」- 278 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/25(水) 22:05:48.63 ID:VZ8kBBSM0
- ………………………………………
~その辺の空き教室~
鏡<
上嬢「……治んない…」
上嬢「…………」ズーン…
上嬢(……うぅ…百合子達のせいだ……)
上嬢(……………)
上嬢(………あ)
時計<9時25分
上嬢(……授業にも遅れたし…)
上嬢(……百合子と姫神は…後でその辺に埋めて来よう)
上嬢(うんそうしよう)
<……ドタドタ…
上嬢「…?」
<……何をしてる!!授業はもう始まってるぞ!!
<…すいません、でも探さなきゃならない奴がいるんです!!今は許して下さい!
上嬢「……何だろう?」
<………訳ありか?
<…はいっ!
<…………しょうがない、行け今回だけは見逃してやる
<……ありがとうございます!!
上嬢「……?」 - 279 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/25(水) 22:37:20.87 ID:VZ8kBBSM0
<……カミやーん!どこぜよー!!
上嬢「えっ?私?」
<カミやーん!!
上嬢(……元春の声?)
<ここか、カミやん!
扉<ガラッ
上嬢「…あっ」
土御門「……やっと見つけた……探したぜよカミやん」
上嬢「……私を探してたの?」
土御門「当たり前だろ、ていうかにゃー」
土御門「逃げすぎだよ、カミやん」
上嬢「……ごめん…」
土御門「別にいいぜよ~振り回されんのは慣れてるしな」
上嬢「…うぅ……」
土御門「にゃー、じゃ行こうぜ」
上嬢「…うん」
上嬢「…そういえばさ」
土御門「なんぜよ?」
上嬢「……先生に訳ありだって言ってたけど、あれどうするの?」
土御門「……聞こえてたのか…」
- 284 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/26(木) 22:57:34.79 ID:MYeihsMm0
上嬢「あの先生騙した事になっちゃうよ?」
土御門「…いや、まぁそこは、うん」
土御門「土下座すればなんとか、許してもらえ……」
土御門「……る…と思う…」
上嬢「どうだろ…」
土御門「…まぁ、なんとかするけどにゃー」
土御門「そう言えば、カミやん」
上嬢「うん?何?」
土御門「どうしてあんなに逃げたんだにゃー?」
上嬢「………」
土御門「いつもなら首謀者を川とかに沈めて終わらすのに」
上嬢「……うーん…私にもよく分かんないんだけどさ」
上嬢「なんかこう、恥ずかしかったから……かな…?」
土御門「ふーん、カミやんが恥ずかしがるとか珍しい事もあるもんだにゃー」
- 289 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/27(金) 23:38:32.82 ID:OLsHa9mb0
上嬢「……まぁそれはいいとして」
土御門「………そうだにゃー、とりあえずは…」
上嬢・土御門「……小萌先生(鬼)からどう逃げるか考えないと…」
上嬢「とりあえず急ごう」
土御門「あぁ、走るにゃー」
上嬢・土御門「………」…タッタッタッタッ……
上嬢(本当に私は何で逃げたんだろ……)
上嬢(……恥ずかしかったのは本当だけど…)
上嬢(…元春の言う通り、私は別にあれぐらいじゃ恥ずかしがったりしない……)
上嬢(そもそもさっきは、特定の誰かに見られたくない……みたいな気持ちだった気がする…)
上嬢(……でも、誰に対して…?私は、誰に見られるのが嫌だった?)
上嬢(…………)
上嬢(………分かんない…)
- 296 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/28(土) 19:57:26.82 ID:EaNzPTxp0
土御門(………恐らく小萌先生はマジギレしてるだろうな~)
土御門(…………詰んだか…)
土御門(………)……ハァ…
土御門(というか、百合子ちゃんはどこ行ったんだ?)
土御門(俺が見つけたのに気づかないで、このままカミやんを探し続けてると………多分死ぬぞ…)小萌先生の機嫌的な意味で
土御門(まぁ俺らも十分ヤバいんだけどな……)
土御門(……とりあえずメールしとくか…)
携帯<カチカチ
土御門(…………いや…走りながらは無理…)
土御門(……後で打つか……)
土御門(………意識があったらだけど…)
……タッタッタッ…
上嬢「国語科教室が見えた………んだけど…」
上嬢「……私教科書持ってない…」てぶら
土御門「あ、俺も……」
上嬢「………」
土御門「………」- 297 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/28(土) 21:05:55.97 ID:EaNzPTxp0
土御門「……俺…帰ったら結婚するんだ…」
上嬢「……故郷(教室)残したフィアンセ(メロンパン)にもう一度会いたいなぁ…」
土御門「……じゃ行こうか…」
上嬢「…そうだね……」
扉<ガラッ
上嬢・土御門「……申し訳ございませんでした!!」土下座
<あれは終わったな、確実に
<ボクらも補習室行き確定やから、終わったようなもんやけどな~
<あれ?百合子ちゃんが。いない
小萌「うふふ、許すと思ってますか-?」
土御門「………まぁ、無理ですよね……」
小萌「当たり前です」
小萌「久しぶりにアレをやらせてあげますよ~」ニコニコ
<アレか……ご愁傷様だな
<……なむ…
土御門「……アレだけは勘弁してください」
上嬢「アレだけは……止めて…下さい」
小萌「問答無用です」ニコッ
上嬢「」
土御門「」- 298 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/28(土) 22:34:16.13 ID:EaNzPTxp0
小萌「ちょっと待ってて下さいね~」テクテク
<頑張れよ2人共
<というか、百合子ちゃんどこ行ったん?
土御門「………そうだったな…今のうちにメール打っとくか」
携帯<カチカチ
上嬢「……百合子?あれ、そういえばいな「ただいまですよ」
小萌「はいどうぞ」つ課題の山+反省文20枚
土御門「」
上嬢「…この前より量増えてませんか……」
小萌「ノーコメントなのです」
小萌「例によって終わるまで帰っちゃダメですよ~」
土御門「いや、正直この量は無理ゲーだにゃー……」
小萌「授業はいいのでそれをやってやがれです」
上嬢「………」
土御門「………」
…………………………………
小萌「さて、授業を再開しますよ~」- 304 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/29(日) 15:20:03.98 ID:kC0iA0Po0
小萌「では浜面ちゃん、教科書71Pから音読してください」
浜面「えっ……はい」
浜面「えっと……いづれの時か~と思ふ~」
上嬢「………」涙目
課題<……カリカリ…カリカリ…
土御門「………」
課題<……カリ………カリ……
土御門(………どうしよう…分からん……)
土御門(………というか、メールの返事が来ない)
土御門(……百合子ちゃんはどこに行ったんだ?)
土御門(………これ以上遅れるとマジで命が危な……ん?)
土御門(………あれ…?)
土御門(なんで小萌先生は…それを気にしてないんだ?)
土御門(………?)- 305 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/29(日) 16:37:11.11 ID:kC0iA0Po0
上嬢(………多いよぅ…)……シクシク
土御門(……)
土御門「……青髪、百合子ちゃんどこ行ったか知ってるか」ボソボソ
青髪「いや、ボクも知らへんねん」ボソボソ
土御門「……百合子ちゃんがいないのに小萌先生が無反応っておかしくないかにゃー?」
青髪「それはボクも思ったで~…」
青髪「………直接聞いてみよか?」
土御門「……頼むぜい」
浜面「~であったといふ」
小萌「はい、よくできました~えっと次は……」
青髪「小萌せんせ~」
小萌「はい、なんですか?蒼井ちゃん」
青髪「百合子ちゃんがいないんですけど、どうしたんですか~?」- 306 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/29(日) 17:58:54.58 ID:kC0iA0Po0
上嬢(…百合子?)
小萌「あぁ、そういえば言うの忘れてましたね~」
小萌「鈴科ちゃんは二階の廊下で倒れてたのを発見されて、保健室に運ばれたとさっき連絡があったのです」
上嬢「えっ!百合子が倒れたんですか!?」ガタッ
小萌「心配しなくても大丈夫ですよ上嬢ちゃん、少しで休めばすぐに良くなるだろうって木山先生が言ってましたし」
上嬢「……そうですか…」……ホッ…
小萌「授業終わった後に5分だけあげるので、様子を見てくるといいのです」
上嬢「………ありがとうございます」
小萌「……はい、なんかグダグダですが授業再開しますよ~」
小萌「古文では~が~に変換されて書かれています」
小萌「なので、~の所を注意して読むといいのです」
上嬢「……………」
土御門「どうしたんだにゃー、カミやん」- 312 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/05/30(月) 01:06:30.42 ID:5WwyWXlo0
上嬢「…いや、別になんでもないよ」
土御門「そうか?ならいいけ「おい、お前ら」
小萌「それ以上一言でもしゃべりやがったら課題を倍にしますよ」
小萌「おーけーですか?」ニコッ
上嬢・土御門「イエス・マム!」ビシッ
上嬢・土御門(……あの笑顔マジで怖い…)…ガタガタ……
浜面(…あ~秋沙と付き合えたとか……)
浜面(……俺は幸せだな…」ボソッ
姫神「………?何か。言った?」
浜面「いや、秋沙は可愛いなって思っただけ」
姫神「えっ?」///
浜面「あっ……」
浜面(……今なんかすげぇ事言わなかったか?俺)
姫神(急に。言うのは。卑怯……だ)
浜面・姫神「………」///- 349 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/06/28(火) 23:06:38.13 ID:nFN+S+I70
浜面・姫神「………」///
青髪(怒はいはいラブラブやねいいなうらやま憎)
青髪(……まぁリア充共はどうでもええん[ピーーー]や)
青髪(……とにかく、それは置いといて)
青髪(………カミやんが百合子ちゃんのお見舞いなぁ…)
青髪(……これはかなり百合子ちゃんの方に傾いとる)
青髪(……でも土御門も進歩はしてるんや…)
青髪(……………)
カミやん
青髪(さて、女神はどちらに振り向くんだろうな)
青髪(……………土御門…)
青髪(…応援しとるで)
- 357 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/06/30(木) 00:16:04.06 ID:Ca5iyV050
- …………………………
小萌「ここは~で古文~とあります。ですから…となるのですよ~」
<キーンコーンカーンコーン…
小萌「…はい、では今日はここまで」
上嬢「よっし、終わった!」ダッ!
土御門「え!?ちょ、速すぎだにゃー…」
土御門(そんなに百合子ちゃんの事が心配かよ……)
土御門(……カミやんは単純に百合子ちゃんを『友達』として心配しているのか?)
土御門(…それとも……)
土御門(………俺は…)
青髪「なぁ土御門」
土御門「……ん?なんぜよ」
青髪「そんなに気になるなら、行ってきたらええんちゃうの?」
土御門「………」
青髪「お、なんや何で自分の考えを読まれたんだ?って言いたそうな顔やな」 - 358 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/06/30(木) 00:52:21.64 ID:Ca5iyV050
青髪「あのなぁ、ボク達は長い付き合いやろ?」
青髪「そんぐらいのこと言わなくても分かるんやで」
土御門「…………そうだったにゃー」
土御門「…お前、俺がカミやんの事を好きになったのにいつごろ気づいた?」
青髪「さぁな、いつだったかな~」
土御門「…………後でちょっと屋上でお話しようか」
青髪「りょーかいやで~」(笑)
土御門「…………」
土御門「……じゃあ、とりあえず行ってくるにゃー」
青髪「はいよ~いってらっしゃい~」
青髪「なるべく急いでいくんやで~」
手<フリフリ
土御門「言われなくてもわかってるにゃー」ダッ
- 359 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/06/30(木) 01:08:41.32 ID:Ca5iyV050
青髪(百合子ちゃんも能力使えば倒れる事なんてないんやけどな)
青髪(……まぁ『約束』やからコレばっかりはどうしようもないか)
青髪(………ボクの周りの人はどうしてこうも難儀な奴ばっかりなんだろうなぁ)
土御門(あいつはホントに食えない奴だにゃー…)
土御門(…どこまで知ってて黙ってるんだろうな……)
土御門(…………まぁ、それは今関係ない)
土御門(……保健室は南校舎の一階だったな)ダッ!- 364 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/07/01(金) 00:56:34.39 ID:HPQIYyru0
- ……………………………
時は少し戻り
~保健室~
百合子『………』
ベット\百合子
百合子『………頭痛ェ…』
百合子(一応、土御門からメールがあったけど……)
百合子(………俺、情けねェなァ)
百合子(……上嬢も見つけられず、挙げ句の果てにテメェでぶっ倒れる)
百合子(…恋敵にまで心配される始末……)
百合子(………)
百合子(……やっぱり俺なンか…)…ズーン
百合子(………上嬢ォ…)
百合子(…………)
百合子(………っ!)
百合子(でも、俺は絶対に諦めない)
百合子(土御門なンかには渡さない)
百合子(…アイツだけは譲れない!)
百合子(………)
百合子(………まァ、取りあえず今は休むか…) - 365 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/07/01(金) 01:17:26.25 ID:HPQIYyru0
百合子(………今まで俺だったらここで諦めてたンだろうな)
百合子(……でもそうならなかったのは、イラつくが木原のおかげだなァ)
百合子(…ありがとな、木原くン)
百合子(………)
百合子(……)スヤスヤ
…………………………………
上嬢「っ!は」ダッシュ
上嬢(百合子、私のせいで倒れたんだよね)
上嬢(…看病ぐらいしなきゃね)
上嬢(…………)
上嬢(………でも倒れたってことは能力を使ってないんだ…)
上嬢(倒れるぐらいまでいったら、普通は無意識に能力を使っちゃうんだけどな)
上嬢(…やっぱり百合子はまだ『約束』を守ってるのか……)
上嬢「……百合子…」
上嬢(………無理させて、ごめん)
上嬢『……急ごう』ダッシュ
- 406 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/08/10(水) 20:38:27.30 ID:Afo1zWBL0
『約束』
学園都市最強の超能力者である鈴科百合子は、その能力を決して使わない
それは、鈴科百合子が幼い時に『友達』とした約束を破れないから、いや
破ろうとしないからである
その『約束』はまだ鈴科百合子が自身に宿る能力を認識していなかった頃に起きた、ある事件で……
百合子の大切な『友達』である
上嬢麻里と結ばれた
………………………………………- 407 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co[sage]:2011/08/10(水) 20:46:51.16 ID:Afo1zWBL0
とりあえず、シリアス的な空気を出してみました
色々と済ませて来ますので
夜中また来ます
今日は12、3レスは最低でも書きたいなと思っていますので
こんなシリアス?にお付き合いいただければ幸いです
ではまた来ます- 408 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/08/10(水) 23:45:01.27 ID:Afo1zWBL0
- シリアスなので、地の文ありの形式になります
というか地の文がほとんどです
では再開します - 409 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/08/11(木) 00:00:49.46 ID:KscD5H2G0
- ~七年前~
学園都市内部のとある児童養護施設
置き去りと呼ばれる、親に捨てられた子供達のために作られた施設である
そこに、一方通行と呼ばれる一人の子供がいた
その子供は、学園都市の能力開発を受けさせられた、大量の置き去りの中で唯一の成功例だった
逆に言えば多くの子供を、犠牲にしてやっと生まれた『化け物』である
失敗例の子供達がどうなったかは聞かない方が幸せだろう、ただどうしても知りたいのならば
脳を弄る能力開発の失敗が何を意味するかを考えてみるといい
多くの置き去りはたった一人の最強を生み出すために、実験動物として殺されたのである - 410 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/08/11(木) 00:37:14.31 ID:KscD5H2G0
そうして造られた、鈴科百合子ではなく一方通行という献体
ベクトル変換という最凶の能力
彼女は十歳の時点で既に学園都市最強だった
その小さな身に余る、凶悪過ぎる能力
最大の不幸は彼女が自分の能力を理解していなかったことだ
世界最悪の怪物は自身の力に気付くことなくただ無邪気に笑っていた
そうして時は過ぎ、あの事件が起こる- 411 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/08/11(木) 00:52:57.11 ID:KscD5H2G0
何の変哲もない朝を迎えた、とある日曜日
一方通行は学校が休みのこの日、退屈していた
「……何か面白い事ないかなァ?」
と一方通行は呟く
遊び道具すらまともにない狭い部屋で
その部屋は窓に鉄格子、ドアは外側からしか鍵が開かない金属製の無骨なもの
そこは最早牢獄だった
「…まァ、なンもねェよな………」
平日は学校があり、教師である木原数多と会えるため退屈は感じない
土曜日は毎週ある身体検査で退屈など感じる暇もない
だが、日曜日だけは正真正銘『退屈』だった- 412 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/08/11(木) 01:25:44.92 ID:KscD5H2G0
「…………」
一方通行は思考する、世界最高峰の頭脳を使って
ただ退屈を紛らわせたいがために思考する
そしてその優秀過ぎる頭脳は間違った方法を見いだす
「あ、そう言えば研究所と学校の外ってどうなってるンだァ?」
「木原君も教えてくれねェし……」
「………(ちょっと見てこようかな)」
一方通行はそう呟き、何の気なしに壁に手を当てる
(うーンと、木原君に習った通りに、こうして力を集めて……一気にぶつける!)
全ての物を破壊できるその力を、部屋の壁にブチ当てる
次の瞬間
グシャッッ!!という音を立て、壁が勢いよくひしゃげた
「おォ…すげェ、本当に壊れた……」- 413 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/08/11(木) 02:04:19.54 ID:LWwAuvF/0
そうして、世間を知らぬ怪物が世に出る
それが全ての始まりだった……
「…………(何だこれ…)」
初めての『外』の世界を見て、その在り方に一方通行は息を呑む
しょうじょ
世間を知らなかった怪物が最初に思った事、それは
(…人が多い……)
そう、一方通行は今まで研究所と学校の彼女の所属する特別クラスに来る人間しか見たことがなかったのだ
そんな二十人も居ないような『内』の世界とは違い
『外』の世界では何百何千人もの人々が所狭しと歩いている
しかも、ここは人口の八割が学生の学園都市
初めて見る、大人でも子供でもない人達- 414 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/08/11(木) 02:28:26.40 ID:LWwAuvF/0
並みの人間ならこの時点で脳が目の前の状況を処理しきれず、とっくにパニックになっていただろう
しかし、一方通行は違う
「…………」
瞬時に自分の中の常識を放棄し、『外』の世界の情報を元に新たな常識を作る
そんな事は世界最高の頭脳を持つ一方通行には造作もない事だった
「……(大体把握できたな…)」
(つまり、俺の知っていたよりもずっと世界は広い…)
(そして、この面積にこれだけ人がいるとなると…人はかなり多く居る)
(だが……、大人がいねェな)
(ほとんどが半分ぐらい大人。少年、少女だっけか?……だ)
(大人が俺の知っているのしかいないというのは有り得ねェ)
(………)
一方通行は思考を巡らせる- 417 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/08/11(木) 18:52:23.34 ID:LWwAuvF/0
(……まァ、その辺りも含めて少しブラついてみるか)
一方通行は歩きだす
(……ン?)
そのとき、一方通行は周りの人間が自分を見ている事に今更気付いた
そして、一方通行を見る視線はどこか好奇の意味を含んでいた
(……なンだ?)
と一方通行は不思議がる、しかし客観的に見ればそれも無理もない事ではある
何故なら一方通行は赤眼白髪、しかもかなりの美少女(自覚なし)、そしてそんな目立つ容姿をした小学生ぐらい(つまりロリ)の女の子など一部男性に絶大なる人気を誇る要素があり、さらに同性から見ても可愛いと思えてしまい
つまりなにが言いたいかと言うと
「「お嬢ちゃん、一人?」」
「「じゃあさ、お兄さん(お姉さん)と一緒に遊ばない?」」
一方通行は一瞬にして周囲の学生達を虜にしたのである- 418 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co[sage]:2011/08/11(木) 20:36:56.76 ID:LWwAuvF/0
- 筆がのらな過ぎるので
すいませんちょっと休憩
夜中に戻ります - 419 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/08/12(金) 01:18:39.20 ID:GIM3GP7Q0
「お菓子食べる?」
「どこから来たの?」
「可愛ぃ~」
頭を撫でられたり、お菓子などを手渡されたり
学生達からもてはやされ、可愛がられる一方通行
周りから見ればこれ以上なく平和な光景だっただろう
しかし
今まで木原数多ぐらいにしかやられた事のない、愛でるという行為を一度に、大量に受けた一方通行は
「?◇?…!?ェ?△!!☆?」
パニクっていた
(な、何だァ……っ)
(どうなってやがる……何なンだコイツ等は…)
- 427 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/09/07(水) 23:33:22.79 ID:SXt5W+k80
あまりの出来事に、一方通行の頭はパンクし一瞬にしてパニックになった。いかに世界最高の頭脳を持とうが所詮はただの美少女である
しかもそこに頭に世間知らずがつくような少女が、
ほんの数十分でこれほどの情報をあたえられ、しかも生まれて初めて他人に愛でられてはパニックを起こすのも当然の反応と言えるが…
ワァー、キャー!と響く学生達の声
(えっと、えっとォ…っ)
それに圧倒され、何も言えずただオロオロしている一方通行
(……誰か助けてよォ…)
混乱のあまり、ついに思考の中で出る言葉が可愛くなり始めた頃
「あ、ごめん待った?」
ヒーロー
学生達を掻き分け「救世主」が現れる- 428 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/09/08(木) 00:47:54.05 ID:e237+jcR0
自分よりも遥かに背の高い学生達の間を掻き分け
助けを求めていた百合子に手を差しのべたのは
一方通行と同い年ぐらいの黒髪の少女
「じゃあ、行こっか」
そう言って、黒髪の少女は一方通行に笑いかける
「えっと…君はこの子の友達かな?」
「うん!そうだよ」
「あれ?この子の友達?待ち合わせでもしてたのかな」
「んじゃあ、足止めしたら可哀想だからもう行こうぜ」
「そうだね~」「バイバーイ」
と学生達はそれぞれの帰路に戻っていった
残されたのは未だに状況が把握出来ていない一方通行と黒髪の少女- 429 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/09/08(木) 01:15:20.00 ID:e237+jcR0
「…………ン…」
しばらく呆けていた一方通行だったが、やがてこの黒髪の少女が自分を助けてくれたのだと理解した
「大丈夫?どこか怪我とかない?」
「…あ、えっと…そのォ…」
自分を助けてくれた人にはお礼を言わなければならないと木原に教わっていた
しかし、一方通行は初めて会う人と話すのが苦手である
要は人見知りするのだ
「うん?何」
それでも一方通行は必死に
「その…ありがとォ……」
と、言葉を絞りだした
「別にお礼なんていいよ~、私は当たり前の事をしただけなんだから」
「困っている人を見たら助けてあげないと」
「……ふーン…」
黒髪の少女はどうやら世に言うお人好しなのだろうと一方通行は思った
同時に何となく木原君もそんな感じだな、と思考した- 431 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/09/09(金) 01:12:31.03 ID:LR6APlWd0
- ………………………………
その後しばらくして、二人は当てもなくただブラブラと第7学区を歩いていた
黒髪の少女が一方通行の手を引いて、一方通行はそれについていって
端から見れば、仲のよい友達同士が楽しく歩いているようだった
「あ、そうだ」
唐突に黒髪の少女が声を発する
「……?」
小首を傾げて、伺うようにそちらを見つめる一方通行
「まだ、貴方の名前聞いてなかったね」
「名前を教えてくれる?」
「……」
- 432 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2011/09/09(金) 01:32:11.12 ID:LR6APlWd0
押し黙る一方通行に対して、何かを間違ったと思ったらしい少女
「あっと、ごめんごめん」
「人の名前を聞くならまず自分からだよね」
と、少女は訂正した
まぁ実のところ、一方通行はただ恥ずかしくて黙っていただけなのだが
少女は礼儀正しく、自分から名乗った
「私は上嬢麻里って言うの、よろしくねっ」
一方通行が、否、鈴科百合子がこれからの生涯決して忘れる事のないであろうその名前を、黒髪の少女は名乗った
- 454 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co2012/03/06(火) 23:12:28.95 ID:ApnQNJrI0
上嬢と、そう名乗ったその少女は一方通行に問う
「貴方のお名前、教えてくれるかな?」
「……ン…と…」
一方通行は口ごもる、この少女は木原が言うところの「悪い人」ではないようだが
如何せん他人と喋る事に異様なほど慣れていないため、精神に不具合が生じるのだ
まぁ、ぶっちゃけると恥ずかしいのだ。
「……俺の名前は…」
それでも、なけなしの勇気を振り絞って声を発する
「うん」
目の前にいる、一方通行の言葉を決して急かさずに辛抱強く待ち続ける恩人のために……
そして一方通行は……
アクチェラレータ
「……一方通行だ…っ」
噛んだ、それはもう盛大に。- 455 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co[sage]:2012/03/06(火) 23:35:34.18 ID:ApnQNJrI0
「…………」
「…………」
静寂である、音が一切しない。まるで世界から音がぬけ落ちたと錯覚するほどの完全なる無音である。
そんな時間が五分程続いて…
…凍り付いた世界をふたたび動かしたのは必然のごとく上嬢だった
「…えっと……あく…せら?れーたでいいんだよね?」
「……うン…」
「…えとえと……と、とりあえず、何か…飲む?」
「……Mコーヒー…」
この日、一方通行は穴があったら入りたいという言葉の意味を身を持って理解し
上嬢麻里は「ドジっ娘をフォローする」というスキルを得た。
- 458 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co[sage]:2012/03/17(土) 11:14:24.63 ID:cIsbTLrU0
これが、上嬢麻里と鈴科百合子とのファーストコンタクト
後に親友と言われる関係になる二人の大切な出会いの瞬間となり
そして、あの忌まわしき『事件』へと加速がはじまった瞬間でもあった。- 459 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co[sage]:2012/03/17(土) 11:59:26.62 ID:cIsbTLrU0
そんな感じで出会った二人は、その後もたびたび会う約束をし
百合子は研究施設を脱走を繰り返していた……
「木原さん!!また一方通行が脱走しました!!」
「ほっとけ、そのうち帰ってくるだろ~」
「しかし!」
「いいんだよ、百合子にだって友達と遊ぶ権利があるはずだ」
ばけもの
「……あの検体が一般人と遊ぶなど、どれほどの危険を孕んだ行為か理解されているはずでしょう?」
「………フン…」
(んなこたぁわかってるさ……それこそ嫌って程にな)
木原は思う…それでも遊ばせてやりたいと…
それはあんな能力を目覚めさせてしまった事への罪滅ぼしでもあったし
百合子を小さな頃から見守ってきた親代わりとしての愛情でもあった- 463 :クールなお味噌汁 ◆ktV8rEq/Co[sage]:2012/05/15(火) 01:31:19.65 ID:OwB7ezTa0
今にして思えばこの時木原が無理にでも止めていれば、百合子と上嬢は親友になることもなく
普通の友達として平和に過ごせていたのだろうし
決して癒える事のない心の傷を負うこともなかったのだろう……
そして、唯一この関係をやめさせられる存在である木原数多も許可を出し
ますます絆を深めていく上嬢と百合子
「また明日ねーー」
「あァ、じゃあな」
それは、さながら親友どうしのきがねのない関係のようであり
上嬢の持つ独特の雰囲気や抱擁力に引かれ
徐々に百合子が心を開いていくのが傍目からでもよくわかった
そうして、そのまま時間が進み
なまえ
百合子が自分の隠された秘密まで打ち明けてしまおうかと
ちょっと真面目に思考するほどに仲良くなり、完全に上嬢を信頼し始めた頃
あの忌まわしき『事件』が引き起こされる
- 464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/07/16(月) 01:34:10.05 ID:Cv+MmOcSO
- まだかにゃーん
- 465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/07/28(土) 00:14:54.48 ID:AORMIwRu0
- ヌっ!
2014年3月12日水曜日
上嬢「おはよう」百合子「おォ、おはよう」
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