- ※未完作品
- 2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/05/31(木) 16:30:17.57 ID:7zykiESDo
- 学園都市のとある公園
上条「格好いい技名が欲しい…」
未元通行「お前にはそげぶがあるじゃねえか!!」
上条「違う!上条さんははもっと『ギャ◯ック砲ーー!!』とか『キン◯ドライバー!!』とかそういう固有名詞を叫びたいんだ!」
垣根「まあ気持ちはわかるがな。固有の技名があるだけで自分だけの現実が強化される気がするぜ。」
一方通行「だがよォ、必殺技ってのは自分の能力を全て把握し、効率的に
、なおかつ爆発的に出すもンだろ?能力者からすれば、能力の効率的運用を考えるのは当たり前だ。だったら1つの必殺技に固執するよりもどんな状況にも多角的に対応できるようにしたほうがいいと思うがなァ。」
上条「バカ野郎!!淡々と相手を倒して楽しいのか?爽快感があるのか?技名を叫ぶことで高翌揚感、更には相手には絶望感を与えることができるかもしれない んだぞ?一方通行!てめえは今まで反射さえしてれば敵なしだったからこの気持ちが分からないんだ!!お前にこの気持ちを分からせるためにもまずはお前の幻 想をぶt…」
一方通行「三下ァ…お前なら『イマジンブレイカァァァァァァァァァ!!』って叫べば雰囲気でるンじゃねェか?」
上条「ふむ。ていとくんちょっとそこで羽広げてみてくれないか?」
垣根「?…こうか?」ファサァ
上条「いいぜ!お前がTPOもわきまえずにどこでも能力を使って目立とうとするなら、まずはその幻想をぶち殺してやる!!!
イマジンブレイカァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
垣根「」
上条「右手の力を舐めるなよ。」キリッ
一方通行「まあまあだな。」
垣根「」オレハイッタイ… - 3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/05/31(木) 16:31:11.05 ID:7zykiESDo
- 垣根「俺が犠牲になったのは腑に落ちないが、上条に関しては解決だな。」
一方通行「ちゃっかり決め台詞まで作ってたからなwwww」
垣根「作ったというかパクリだけどな。」
上条「いやー。やっぱり技名叫ぶとすっきりするな。次はていとくんの必殺技名考えようぜ!」
一方通行「垣根の場合、未現物質でできることが多すぎて難しいな。」
垣根「自覚はある。強いて1つ作るなら羽関係がいいな。見栄えするしメルヘンチックだし。」
一方通行「お前羽爆発させる技あったよな?」
上条「ああ。『烈◯の炎』の◯麗が使ってたようなやつか?」
垣根「まあイメージは似てるな。それに名前をつけよう。」 - 4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/05/31(木) 16:31:55.93 ID:7zykiESDo
- 一方通行「(未現物質の翼…ダーク…ウイング…)ダークウイングはどォだ?」
垣根「何その中二病ネーム」ドンビキ
一方通行「格好いいじゃねェか!!」
上条「だったらメルヘンウイングってのはどうでせうか?」
垣根「何か女ものの名前だな…まあでも語感は悪くねえな。」
一方通行「俺と変わりねェだろ!!」
上条「試しに一度やってみろよ」スルー
垣根「そうだな。
てめえはこの世に存在している限り3次元上という制約が生まれる!
だがな!俺にはそんな常識は通用は通用しねえ!!
メルヘンウィィィィィング!!!!!」
一方通行「ン?」
一方通行「反射」シャキーン
ドォォォォォォォォォン
上条「テレポーターにはその前口上使えないが、まあそれっぽくキマったな!」
垣根「(なんだこの爽快感)」 - 11 : ◆.RpkNV83K6[sage,saga]:2012/05/31(木) 20:14:31.62 ID:7zykiESDo
- 上条「いい顔してるぜ!ていとくん!」
垣根「すっきりだぜ」ツヤツヤ
一方通行「我ながら良い反射だった。」
上条「さて、次は一方通行の必殺技を考えようぜ!!」
一方通行「( ゚Д゚)ハァ?」
垣根「一方通行は必殺技いらないくらい強いから決め技と言う方が正解かもしれんな。」
上条「一方通行ができると言えば…血流操作?」
垣根「地味だな」
上条「いやいや!地味でもくらった方はただじゃすまないから!粉塵爆発?」
垣根「小麦粉が必要だな」
上条「プラズマ?」
垣根「それだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
一方通行「プラズマ作るのは案外大変なんだよなァ。」
上条「第1位のお前の場合は、一発逆転の決め技ではなくて相手に絶望を与えるような技でいいんだよ!」
垣根「(ヒーローがえぐいこと言ってるよ…)」コワイ - 12 : ◆.RpkNV83K6[sage,saga]:2012/05/31(木) 20:19:54.50 ID:7zykiESDo
- 一方通行「黒翼じゃだめなのか?」
垣根「あれは…。思い出したくないな…」orz
上条「お前の黒翼は、
『右手の疼きが止まらねえ!!やばい、このままじゃみんな巻き込まれる。くそったれがぁぁぁ!!お前ら早く逃げろ!!うわぁぁぁぁぁぁ』
的な敵味方問わずに被害がでるからダメだろ。」
垣根「でもその辺に幼女がいれば収まるかm」
一方通行「よーし!もう一度冷蔵庫にしてやろォか垣根クゥゥゥゥゥゥゥン?」
垣根「ゴメンナサイ」
上条「まあまあ。それよりも名前どうしませう?」
垣根「プラズマァァァァァ!!じゃ何か足りないよな…。そうだ!一方通行、プラズマを足元に作ってそれを更にベクトル操作で蹴りだすような技にしろ!」
上条「さすが第2位!とすると名前は『ベクトルプラズマシュート』だな!!」
一方通行「何だ何だよ何ですかァ!その物理法則無視のサッカー漫画的名前は?」
上条「『ベクトルプラズマ砲』の方が良かったか?」
一方通行「シュートでお願いします。」 - 13 : ◆.RpkNV83K6[sage,saga]:2012/05/31(木) 20:21:17.05 ID:7zykiESDo
- 垣根「決まったな!早速やってみろよ一方通行!!」
一方通行「あァ…。
さァて。そろそろ本格的にスクラップの時間だぜ!!クカキコクカキキクケコカキキ…圧縮圧縮空気を圧縮ゥ!時間切れだァ。いもしねェ神にお祈りでもしやがれ!
ベクトルプラズマシュートォォォォォォォォォ!!!!!!」
上条「イマジンシールド!!」パリィン
一方通行「悪ィがこっから先は一方通行なんだよ。」キリッ
垣根「上条の奴さらっと新技名出しやがった…」
一方通行「(何だァこの得も知れぬ快感は?)」 - 14 : ◆.RpkNV83K6[sage,saga]:2012/05/31(木) 20:25:53.78 ID:7zykiESDo
- 上条「さて、これで俺達は1つのアイデンティティ…いや、自分だけの現実を手にしたわけだが、この快感を他の人にも伝えてやろうと思うのですがどうでせうか?」
垣根「(てめえだけ技名2つつけたくせに…)いいんじゃないか。」
一方通行「あァ。俺も異論はねェな。」
上条「じゃあとりあえず公園から出よう!」
未現通行「おお(ォ)!」
今更ながら「何番煎じだよ」感と文章力のなさが身に染みる
とりあえず今後はその場の思いつきでキャラ出して行こうと思っています
ご要望とご指摘があればお願いします。
駄文にお付き合いしてくださる方は今後共よろしくお願いします。
PS.一方通行の口癖めんどくさいな&垣根のキャラがまだいまいち掴めないorz
- 25 : ◆.RpkNV83K6[sage,saga]:2012/06/05(火) 21:55:35.40 ID:zoKfqEGno
- とある繁華街
上条「繁華街まで来てみたが案外知り合いと会わないものだなー。」スタスタ
垣根「お前の場合は立ってるだけでフラグが立つんだけどな。」スタスタ
一方通行「おい…あの店にいる奴三下ン家の居候じゃないか?」ピタッ
安くて大盛りだけど味は普通の某中華料理屋内
禁書目録「食べ応えある炒飯なんだよ!」モグモグ
上条「」
垣根「しかしながらいい食いっぷりだなー」
上条「あの馬鹿シスター…金もないくせに何やってやがる!!ちょっと行ってくる!」
未元通行「待てよ!おい」オーイ
店員A「一名様ご来店でーす!!」
店員一同「シャーセー!!」
店員A「カウンター席でよろしいでs…あ…(勝手に行っちゃった)」
上条「おい!大食い馬鹿シスター!!」
電磁目録「へ?」
上条「ビリビリ!?何故ここに?というかどうして禁書目録と一緒なんでせうか?」
美琴「何でって…あんたねえ…このシスターと偶然会って、お腹空いたお腹空いたってやかましいからここに連れて来たのよ!」
上条「禁書目録…お前…」
禁書目録「これはとうまがお昼なのに全然帰ってこないから心配になって探しに行ったらお腹が空いて倒れそうになっていたところを短髪が助けてくれたんだよ!」
美琴「そりゃあ目の前でお腹空いたお腹空いたって騒がれれば…ってあんたは何してたのよ?」
上条「必殺技考えてた!」キリッ
電磁目録「…」エー - 26 : ◆.RpkNV83K6[sage,saga]:2012/06/05(火) 21:57:33.44 ID:zoKfqEGno
- 上条「禁書目録にご飯ご馳走してくれたお礼にビリビリにも必殺技考えてやるよ!」
美琴「ビリビリいうな!って必殺技って私には超電磁砲があるわよ!」
上条「そりゃあそうだが、お前『レールガァァァァァン!!!』って叫ぶには語呂が悪いからお前のために新しい超電磁砲の名前考えてやるよ」
美琴「(叫ぶ意味はあるのかしら?というか私だけのためにあいつが…///)」
未元通行「おーい」
美琴「…。何であんたらがここにいるのよ?」
上条「そりゃあ一緒に必殺技考えてたからに決まってるだろ!そういうわけで2人共、ビリビリの必殺技考えるの手伝ってくれ!」
未元通行「任せろ!」フンスッ
美琴「」 - 27 : ◆.RpkNV83K6[sage,saga]:2012/06/05(火) 21:58:46.76 ID:zoKfqEGno
- 一方通行「とりあえずどんな技にするかだな。」
垣根「確か第三位は10億ボルトまで出せるんだよな?それならならもう最大電圧フルバースト的な技か?」
上条「いや、上条さん的にはせっかく学園都市で名高い超電磁砲に名前をつけようかと思ってましてですね。」
一方通行「確かにオリジナルは発電能力者よりも超電磁砲の名前が売れてるからな三下の案が妥当だな。」
美琴「どうせならかわいい名前にしてよね!」
上条「馬鹿野郎!必殺技ってのは相手に絶望感とry。だから可愛さは必要ないんだよ!」
禁書目録「(ここでも空気なんだよ)」ショボーン
一方通行「ツンデレールガンなンてのはどうだ?」
垣根「それはダメだろ…」
美琴「ツンデレ言うな!!」
一方通行「だめか…」
上条「(エレクトロマスター…レールガン…コイン…ビリビリ…三億ボルト…)
ボルテックレールガン?」
一方通行「(半分が某怒りの王子のパクリじゃねェか…)」
幻想物質通行「…。」
美琴「え、えーと…」
禁書目録「アルティメットサンダーキャノンなんかいいと思うんだよ!」
一同「!!」 - 28 : ◆.RpkNV83K6[sage,saga]:2012/06/05(火) 22:00:18.11 ID:zoKfqEGno
- 美琴「(アルティメット…強そう…)」
上条「アルティメットサンダーキャノンか。それとなく中二病を刺激しつつビリビリの能力も表しているな。」
一方通行「オレは認めねェぞ!第三位如きがアルティメットなンて最上級の単語を使うのは!」
未現物質「お前がNo1何だからビリビリ(第三位)に華持たせてやれよ!」
一方通行「チッ。仕方ねェな。今回だけ大目に見てやる。」
上条「しかし、さすが10万3千冊を記憶してる奴の発想は違うなー。」
禁書目録「私だっていつまでも空気のままなんかじゃないんだよ!」フンスッ
垣根「おい第三位。早速やってみろよ!」
美琴「じゃあとりあえずそのシスターが食べた分の会計してくるから外で待っててよ。」
上条「あ、大変申し訳ございませんでした。」(最敬礼)
美琴「いいわよ別に。」 - 29 : ◆.RpkNV83K6[sage,saga]:2012/06/05(火) 22:01:15.37 ID:zoKfqEGno
- 所変わって人通りのない裏路地
垣根「ここなら大丈夫だろう。早速やってみろよ第3位。」
美琴「(ほんとにやるんだ…)分かったわよ。」
一方通行「三下ァ。お前右手構えとけェー!」
上条「上条さんはいつでも良いですよーっと。」
美琴「じゃあ行くわよー(さっさと終わらせて帰ろう)
アルティメットサンダーキャ、」
幻想通行「ちょっと待った(ァ)!!!!!」
垣根「おい第3位!!前口上はどうした!!」
美琴「え?」
一方通行「お前なァ、必殺技っつゥ限りは前口上が必要なンだよ。これが世の中の規則であり常識だァ!」
美琴「そんな急に言われても…。」
上条「ビリビリ!お前ならできる!」
美琴「あいつが私を信じてる…ここで何もできなきゃ私はッ…。いいわ。今考えるからまってなさい。」
禁書目録「(杏仁豆腐も食べたかったんだよ)」 - 30 : ◆.RpkNV83K6[sage,saga]:2012/06/05(火) 22:03:11.07 ID:zoKfqEGno
- 美琴「(思いついた!)じゃあ、行くわよ!」
上条「来い!!!」
美琴「私の能力の真骨頂はその応用性にある!だけど、ゲーセンのコイン1つで消し飛ぶという屈辱を味わいなさい!!!そして私の2つ名である超電磁砲という名を噛みしめろ!!!
(コインを飛ばしました)
アルティメットサンダーキャノン!!!!!!!」
上条「イマジンシールド!!っ!?」パキィン
一方通行「三下の掌の皮が少し破れている…。」
垣根「技名を叫ぶことにより自分だけの現実が強化され、それが幻想殺しの適応範囲を超えた衝撃を生み出しただと…。さすがに第2位の俺と圧倒的差があるとしても第3位という実力は伊達じゃないというか…。」
禁書目録「(杏仁豆腐…)」
美琴「(あいつに初めてダメージを…)どうよ!」
上条「上出来だぜビリビリ!まさか俺のイマジンシールドを超えるとは思わなかったぜ!!これでお前も必殺技所有者(フェイバリッター)の仲間入りだな!」
美琴「必殺技所有者…対して格好いい名前じゃないけどありがとう。じゃあそろそろ私は行くわね。」
一方通行「あァ。必殺技所有者という称号を妹達に自慢してやれ!」
垣根「俺もうかうかしてられねえな。」
禁書目録「(杏仁豆腐)」 - 33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東)[sage]:2012/06/05(火) 22:21:43.97 ID:i5k9zK9AO
- 美琴「天光満つる所に我はあり」
全員「それはいけない」
麦野「ゲッタァァァァビィ」
全員「それもいけない」
美琴と黒子でスーパーイナヅマキックが出来るな! - 45 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/06/29(金) 19:39:36.15 ID:btuW3IqWo
- 一方通行「オリジナルと別れてから誰とも会わなかったな。」
垣根「ああ。そろそろ夕方だし解散するか。」
上条「上条さんはそろそろ特売に行かなければならないのでどっちにしろ失礼しますよ。」
一方通行「…。解散で決まりだな。」
垣根「じゃーなー。」バサァ
上条「ていとくん文字通り飛んで帰ったよ。」アゼン
一方通行「まァ、メルヘンレベルは6だからな。俺もクソガキがうるせェから行くわ。またな三下ァ。」ベクトルダッシュ
上条「レベル5ってすげーな。」シミジミ - 46 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/06/29(金) 19:44:16.78 ID:btuW3IqWo
- 上条さん行きつけのスーパー
店員A「(ピンポンパンポーン)本日も当店にご来店、ご利用いただきまして誠にありがとうございます。デイリーコーナーより本日のタイムセールのご案内で す。只今より卵12個入りが1パック88円、卵が1パック88円にてご提供させて頂きます。尚、限定150パック、一家族様2パックまでとさせていただき ます。お求めのお客様は当店精肉コーナー脇、特設コーナーまでお越しください。本日もご来店誠にありがとうございます。(ピンポンパンポーン)」
上条さん「これは…。向こう2週間の重要なタンパク源を得るチャンス!!いざ行かん、戦場へ!!」
精肉コーナー脇特設コーナー
店員B「お一人様2つまですよー。危険ですので押さないでくださいねー!」
「よし2つゲット!」「ちょっとそれ私が先に触ったのよ!」「おい!3つもとるんじゃねえ!」「先生には文字通り高いハードルなのですよー」「2パック超ゲットしました!」ワイワイガヤガヤ
上条「むっ?出遅れたか…しかし、修羅場をいくつもくぐりぬけた上条さんにはこんなの屁のつっぱりはry。今こそ往年の必殺技『無欲の左手』を出す時!!」
説明しよう!
「無欲の左手」とは、ありとあらゆる異能の力と諸々の幸運を打ち消す幻想殺し付きの右手ではなく、あえて超普通の左手(右手と比べちょっと不器用)を使用 することにより、少しでも不幸を減らそうとしたが、左手を使う動機が不幸すぎて上条さんがちょっとそれらしい名前を付けただけの必殺技である - 47 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/06/29(金) 20:03:32.05 ID:btuW3IqWo
~15秒後~
上条「戦果は1パックか。出遅れた割には上々だな。さすが『無欲の左手』だな!さて、あとは野菜の値下げ品と今日のお買い得品を買えば終了。」
レジの店員さん「ありがとうございましたー。」
上条「さて帰るか。遅くなると禁書目録に噛まれちまう。」
上条「(最近気づいた買い物の帰路のコツは左手で買い物袋を持つこと)」テクテク
とある寮
上条「ただいまー」ガチャ
禁書目録「おかえりなんだよ!」
上条「おう。今飯にするからなー。」
禁書目録「卵があるんだよ!!今日は卵料理なんだね?そうなんだね!?」wktk
上条「そうさインデックス!今日はタンパク質&コレステロールたっぷりディナーだ!」
禁書目録「当麻の家でこんなご馳走久しぶりだね!私も何か手伝うんだよ!」
上条「本当か?なら卵を割って溶いてくれ。」
禁書目録「お安い御用なんだよ!」
非不幸時の上条家―完―- 48 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/06/29(金) 20:10:52.51 ID:btuW3IqWo
- 所変わって垣根宅
垣根「ただいまー」
心理定規「遅い!」
垣根「すまんすまん。ちょっと盛り上がっててさ。」
心理定規「どうせいつもの2人とアホなことしてたんでしょ?」
垣根「まあな。今日は一段と盛り上がったぜ!!」
心理定規「で?今日のご飯は?」
垣根「あ…弁当買ってくるの忘れた…。」 - 49 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/06/29(金) 20:11:28.94 ID:btuW3IqWo
- 心理定規「おい。クソメルヘン。そこに直れ。」
垣根「はい。」正座
心理定規「弁当は?」
垣根「買うの忘れました。」
心理定規「弁当は?」
垣根「買うの忘れました。(まさかこれが覇気という威圧の力なのか?)」
心理定規「弁t、」
垣根「買ってきます。いえ、買いに行かせてください。」 - 50 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/06/29(金) 20:12:01.54 ID:btuW3IqWo
- ~8分後~
垣根「お待たせー!ほらお前の分。」
心理定規「こ、これは…とある人気の弁当屋の名物、ヘルシーオイシースパイシーDX弁当、通称3C弁当じゃない…」
垣根「大分待たせちまったからな。それで機嫌直してくれ。」
心理定規「ありがと…」
垣根「おう!」
いつもの垣根宅―完― - 51 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/06/29(金) 20:31:17.69 ID:btuW3IqWo
黄泉川宅
一方通行「…。」ガチャ
打ち止め「…!!おかえりなさいってミサカはミサカはあなたに飛びついてみる!」ボフッ
一方通行「あァ。」
打ち止め「(いつも飛びついたら文句かチョップが来るのにってミサカはミサカはちょっとご機嫌なこの人に疑惑の視線を送ってみる)」ジィー
黄泉川「おかえりじゃん!一方通行。」
芳川「あなたが来ないからご飯お預けだったのよ。」
黄泉川「ふて腐れてないて食器運ぶの手伝うじゃんよー。」
芳川「たまには労働するのも悪くないわね…」
打ち止め「食器運ぶだけなのに労働って言うのは大袈裟すぎるかもってミサカはミサカはジト目で見つめながらも食器運ぶをを手伝ってみたり!」- 52 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/06/29(金) 20:31:45.61 ID:btuW3IqWo
- 一方通行「おいクソガキ。ついでに電極専用モバイルブースター取ってくれ。」
打ち止め「もう!たまにはあなたも手伝いなさいってミサカはミサカは姉のように叱りながらもモバブを手渡してあげる。」
一方通行「ありがとな、打ち止めァ。」ナデナデ
黄泉川&芳川「一方通行がデレた(じゃん)…」
一方通行「何ですかァ?その目は?いいから飯にすんだろォ?冷めねェうちに食っちまおうぜェ。」
打ち止め「(あの人が久しぶりに名前で呼んでくれたってミサカはミサカはこの幸せな現実をMNWにバックアップを取りながら下位個体達に惚気けてみる!)今日は鍋だってーってミサカはミサカは今日の晩ご飯についてあなたに説明してみたり。」
黄泉川「主役のモツ鍋の登場じゃん!」ドン!
芳川「鍋…ねえ…」
一方通行「なァ、黄泉川。鍋まで炊飯器で作るこたァねェだろ。」ハァー
打ち止め「まさか炊飯器の釜を固定するための専用グッツまであるとは思わなかったってミサカはミサカは驚愕を顕にしてみたり…」
黄泉川「この固定具は自作じゃん!」ドヤッ - 53 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/06/29(金) 20:32:13.06 ID:btuW3IqWo
- 芳川「まあいいわ。それじゃあいただきましょう。」
打ち止め「それでは皆さんご一緒に…『いっただっきまーす!!』ってミサカはミサカは定番の音頭を取ってみる!!」
一同「(語尾のせいでタイミング取りづらいんだよなー)いただきま(ァ)す」 - 54 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/06/29(金) 20:32:41.26 ID:btuW3IqWo
- 時は過ぎてAM7:00、一方通行の部屋
打ち止め「ククク…ついにミサカは欠陥電気とは異なる能力を手にしたのだ!ってミサカはミサカは小声で意味深な台詞を吐きながらあなた横に仁王立ちしてみる。」
一方通行「zzz...」
打ち止め「そう、あれは芳川を無理やり連れだしてホームセンターに行った時のこと。ミサカはそこでこの能力を開花させ、新たな通り名をゲットしたのだ!とミサカはミサカは能力使用に必要な小道具を取り出してみる。」
一方通行「zzz...(うるせェな…)」
打ち止め「惰眠を貪るあなたに我が渾身のお見舞いしてくれるわってミサカはミサカは息を潜めて攻撃態勢に移行!」 - 55 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/06/29(金) 20:38:49.92 ID:btuW3IqWo
- 打ち止め「ミサカのもう1つの通り名は惰眠殺し(ウェイクアッパー)!!!!その名の意味を噛み締めやがれー!ってミサカはミサカはついに必殺技を発動させてみる!」
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ
一方通行「うっせェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!!!!!!」クワッ
打ち止め「ふふーん。どうだミサカの新しい能力の威力はってミサカはミサカは高らか笑ってみる!」ワ‐ッハッハッハッハ
一方通行「ただの学園都市製爆音目覚ましじゃねェか…」ハァ
説明しよう!
「学園都市製爆音目覚まし」とは、黒電話の音にモスキート音や蜂の羽音、車のクラクション等の不快な音をトンデモ技術で融合させ「不快かつ爆音すぎて誰もが嫌でも起きる」というコンセプトの下で開発された便利グッズである
黄泉川「じゃれてないで早くご飯食べてくれないと仕事に行けないじゃん!」
芳川「( ´З`)=3 ゲップ」
平和な黄泉川家―完― - 59 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/11(水) 23:26:35.80 ID:ewwYsjk1o
- 学園都市某所
?「いいかウニ頭。今のお前に決定的に足りないものが何か分かるか?」
上条「…。」
?「危機感だ…」ゴォ
上条「まさか…俺の幻想殺しは異能の力なら例外なく打ち消すはずじゃないのか?」
?「阿呆が。例えば、異能の力で加速し動体視力を超えるスピードで真っ直ぐ来られて何の能力も付与せずに右ストレートでぶっ飛ばされそうになったらお前に何ができる。」
上条「た、確かに。相手を捉えることができなきゃおれは…」
?「そこで俺がお前に秘技を授けてやろう。」
上条「本当か!?お前…いや、師匠!よろしくお願いします!!」 - 60 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/11(水) 23:27:08.02 ID:ewwYsjk1o
- ?「まずは、その幻想殺しとやらに遠距離攻撃性能をつける!」
上条「まさかそんなことが可能なのでせうか?」
?「ああ。まず――を……して、次に**を◆◆とすれば…」
上条「な、なるほど…確かにそれなら出来そうな気がする…」
?「習うより慣れろだ。まずやってみろ。」
上条「おう。」
?「ちなみに技名は『ソニックフィスト』だ。」
上条「分かったぜ師匠!いくぜ、ソニックフィスト!!」ヒュッ…ブワァ!!!」
上条「何かでた!?」 - 61 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/11(水) 23:28:03.27 ID:ewwYsjk1o
- ?「良いだろう。合格だ。あとは、ソニックフィストの緩急と強弱を自在に操れるよう昇華させるんだな。俺はもう行く。見込みがあるやつに会えて嬉しかったぞ。じゃあな!」
上条「師匠ーー!!せめて名前だけでも教えてくれ!!」
?「俺の名は――。また会おうぜウニ頭!」シュン
上条「消えた…」ポカン
上条「よし!早速ソニックフィストの練習を…」
unknown「とうまーとうまー。お腹空いたんだよー。とうまー。…」ガブリ
上条「いっっっってぇぇぇぇぇぇぇ!!!何だ…俺は一体。」
禁書目録「もうとっくに朝ご飯の時間なんだよ!」
上条「まさかさっきのは夢…なのか?」
禁書目録「寝ぼけてないで朝ご飯作って欲しいかも!」
上条「あの時代遅れな白ランを着た男は一体…」
禁書目録「とうまー!!」
上条「分かったようるせえな。今作るからちょっと待ってろ!」
禁書目録「じゃあ私はお祈りして待ってるんだよ!おいでースフィンクスー」
上条「(しかし、あの夢は…)」 - 62 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/11(水) 23:28:55.03 ID:ewwYsjk1o
- ~時は過ぎ午後のとある公園~
上条「(確か、何かをどうにかして拳を素早く突き出すと…)」シュッ
上条「(だめだ。これじゃただのシャドーボクシングだ。)」シュッシュ
幼女「ままー。あの人無言でパンチしてるよー」ウワァー
まま「見ちゃいけません!」メッ
上条「(不幸だ…)ここまできたら気合だ!うおおおおおおおおおおおおおお!」ゴォォ
上条「!?何かでた!」
通行人A「おい見たか?あのウニ頭拳圧で衝撃波を作り出したぞ。」
通行人B「ああ…ただもんじゃねえな。」 - 63 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/11(水) 23:29:26.63 ID:ewwYsjk1o
- 少女A「~♪」トコトコ
スキルアウトA「おい。」
スキルアウトB「ああ。」
スキルアウトC「おーい。そこの可愛いお嬢さーん。俺達と遊ぼうぜえ。」ニヤニヤ
少女A「えっ。こ、困ります…」オロオロ
スキルアウトB「大丈夫だって。ちゃーんと夜までには帰すからさあ。っまあ夜になったら気が変わる可能性1000%だけどなあ!」ギャハハハ
少女A「や、やめてください…」グスン
スキルアウトA「いいからいこうぜえ!」グイッ
バキィィ!!!!
スキルアウトB「な、なんだ?」 - 64 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/11(水) 23:30:19.28 ID:ewwYsjk1o
- 上条「おい…てめえら。寄ってたかって女の子1人に何やってんだよ。だいたい女の子に手を出すなんて下衆なことしてんじゃねえよ!!こんなの幻想でもなんでもねえ!!その腐った性根を叩き直してやるよ!!かかってきやがれ!!」ドン!
スキルアウトA「いってえな!女の前だからってかっこつけやがって…こっちは3人いるんだ!おい!やっちまおうぜ!」
上条「フッ」ザッ
上条「(さっき俺が会得したソニックフィストを試す絶好の機会だ。)いいぜ!かかってきな!!」キリッ
スキルアウトA「うおおおお!!」右ストレート
上条「遅いな。こちとら聖人やら第一位やらぶっ飛んだ奴らを相手にしてきてるんだ。そんなパンチくらうわけがないだろ。ソニックフィスト!!!」シュッ - 65 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/11(水) 23:31:11.74 ID:ewwYsjk1o
スキルアウトA「あ?何だこの軽い衝撃波?」ハテ?
バキィィィィ
スキルアウトB&C「アホかてめえ。こっちは3人だって言ったろうが!」
上条「クッ…明らかに形成は不利。だがあの女の子は逃したからまだ良いが…」
スキルアウトA「さーて、かっこつけヒーローをぶちのめすか。」ニヤニヤ
上条「不幸だ。」ムネン
ドォォォォォォォォン!!
スキルアウトABC「うわあああああああああああああ!!な、何だ?」- 66 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/11(水) 23:34:07.73 ID:ewwYsjk1o
- ??「天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶ。悪(根性なし)を倒せと俺を呼ぶ。俺の名は学園都市超能力者のナンバーセブン!!削板軍覇とは俺のことだ!!!」ドーン
上条「あなたは…夢に出てきた師匠…(という背後のカラフルな爆発は何?)」
削板「ウニ頭の少年。お前の根性見せてもらった!!後は俺に任せろ!!」
スキルアウトA「ナンバーセブンだと…まさか第7位の根性馬鹿か!?」
スキルアウトB「根性の下、悪(根性なし)を駆逐するあの迷惑なナンバーセブンか。」
スキルアウトA「も、もしあの馬鹿を倒したら一気に名が上がるぜ…」
スキルアウトC「馬鹿かてめえ!さすがに相手が悪い。こういう時は逃げるに限る!!」スタコラサッサ
削板「む?逃げるとは何という根性のない奴らだ!本当に金玉持ってるのか?まあいい!!真の強い漢の前に距離など関係ないことを見せてやるぞ!!!
すごいパァァァァァァァァァァァァンチ」
ドーーーーーーーーーーーーーーーーーン
スキルアウトABC「」チーン - 67 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/11(水) 23:35:20.00 ID:ewwYsjk1o
- 上条「すげえ…すげえよ師匠!!」
削板「ふう。全く根性のない奴らだ!おい、ウニ頭!俺が師匠ってどういうことだ?」
上条「実は…」カクカクシカジカ
削板「なるほどな。俺がお前の夢で技を…」
上条「夢の中じゃもっと威力があったんだ…」
削板「さっきの顛末をビルの上から見ていたが、お前のソニックフィストとやらには根性力が足りん!!」
上条「根性力?」ハテ?
削板「根性力、つまりGuts Power!お前のソニックフィストには気合力は十分だったが、根性力が皆無だった!!だから牽制にもならなかった。」
上条「そうか…根性力。(師匠の言うことが正しければ気合力は既に発動していた。そしてそこに幻想殺しは関与していない。つまり、根性力も幻想殺しの適応外ということになる!!)」 - 68 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/11(水) 23:44:09.17 ID:ewwYsjk1o
- 削板「どうだ?ウニ頭。俺と修行して根性力を身につけないか?久々に良い根性資質を持つ奴に出会えたから俺も嬉しいんだ!」
上条「師匠…よろしくお願いします!!!!」
削板「よし!じゃあ早速行くぞ!!」
上条「え?それはいくらなんでも早すぎ…」チョットマッテ
削板「そんな根性のないことをいうんじゃねえ!!漢は熱く速く強く生きるんだよ!ほらいくぞ!!」ガシッ
上条「不幸…なのか?」ズルズル
ここからしばらく不幸の申し子・上条当麻の姿を学園都市で見ることはなかった。
しかし、時々学園都市のどこかから「不幸だぁぁぁぁぁぁぁ」「根性ぉぉぉぉぉぉぉぉ」という声が聞こえるようになったらしい。
そして上条当麻の失踪と共にとある男子学生寮からは騒音レベルの腹の音が連日鳴り響くことになる。 - 73 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/30(月) 23:40:51.74 ID:jmY190oFo
- 上条当麻が修行に入って3日後ーーー
一方通行「最近、三下の姿見えねェが何かあったのか?」
垣根「いや、俺は全くしらねえよ。まさかあいつに限ってスキルアウトにやれれましたってことはないだろうしな。」
一方通行「そういやァ、打ち止めが言ってたんだが、妹達の1人が変な噂を聞いたらしい。」
垣根「変な噂?」
一方通行「あァ。何でも第21学区の山から時折雄叫びと悲鳴が聞こえるンだとよ。」
垣根「雄叫びと悲鳴ねえ…まてよ。第21学区は確か山岳地帯だったよな?つまり、山だ!」
一方通行「だからどうしたってンだよ!山なんざ日本中にあるじゃねェか!!」
垣根「てめえは本当に第1位なのか?山が何するところなのかよーーく考えてみろ!!」
一方通行「山…。まさか…」ハッ! - 74 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/30(月) 23:43:12.67 ID:jmY190oFo
- 垣根「気付いたか一方通行。」
一方通行「あァ。まさかあの三下は修行してるってのか?」
垣根「その可能性は十分ある!もっとも雄叫びと悲鳴が聞こえるなら修行相手がいるはずだ!」
一方通行「そォだな。念のために第21学区に行ってみるか。もしも三下の修行ではなく変な実験だとしたらぶっ潰しおくか。」
垣根「そうだな。もう実験は懲りごりだぜ。」
一方通行「あそこは天文台しかねェはずだから大丈夫だとは思うが…」
垣根「学園都市に常識は通用しねえよ!」
一方通行「そうだな…行くか!」
- 75 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/30(月) 23:44:20.76 ID:jmY190oFo
- 第21学区 天文台から程遠い山中
上条「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」
削板「まだ甘いなウニ頭ぁぁ!足元に根性が足りねえぞ!!!!」アシバライ
上条「うわッ!しまった!!!」ガクッ
削板「すごいパァァァァァァァァァァァンチ!!!」ゴォ
上条「クッ……」パキィン
削板「相変わらず便利な右手だ!俺の力も消されたが、普通のパンチでも十分だ!!
ノンディスクリプト・ブロー!!!」バキィィ
上条「参った…。」 - 76 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/30(月) 23:44:55.65 ID:jmY190oFo
- 削板「はっはっは!まだまだだなウニ頭!!だが、根性力は付いてきている!あと2週間もすればお前は漢になれるぞ!!」
上条「師匠…。」グゥゥゥゥ←腹の音
削板「いい腹の虫飼ってるな!!そろそろ飯にするか!!」
上条「今日は何を食べるのでせうか?」
削板「そうだなー。カエルは昨日食べたし、何か動物がいれば丸焼きにするんだが。」
上条「師匠!これで釣竿作って魚釣りましょう!!」←竹と細い蔓
削板「だが釣り針がないぞ?」
上条「学ランのポケットに安全ピンがあるので何とかなりますよ。」
削板「おぉ!さすがだ!では早速作るか!!」
10分後ーーー
上条・削板「「できた!!」」
上条「じゃあ早速川に行きましょう!」 - 77 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/30(月) 23:45:42.33 ID:jmY190oFo
- 上空100mーーー
垣根「お前自分で飛べよ!」バサァ
一方通行「俺もてめえに運んで貰うのは嫌だがバッテリーがもったいねェからなァ…」
垣根「見えてきたぞ。第21学区だ。」
一方通行「オイ。ちょっとあそこを見ろ!!」
垣根「ん?なん…あそこだけ木が倒れて荒れている…」
一方通行「誰かが戦闘でもしたような跡だなァ。」
垣根「とりあえず行ってみるか。」バサァ
一方通行「あァ。頼む。」
- 78 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/30(月) 23:46:25.01 ID:jmY190oFo
- 一方通行「こりゃァ、何だ?」
垣根「派手に荒れてる割に血痕もないな。」
一方通行「まさか、本当に三下が修行してンのか?」
垣根「可能性は高いな。近くを探してみるか。」
一方通行「だが、歩きまわるンじゃあ効率が悪いな。足跡を探すぞ。」
垣根「そうだな。っと、そこの草に踏まれた形跡があるぞ。」
一方通行「杖で山道はきついなァー。」チラッ
垣根「知るか!さっさと歩かねえと置いてくぞ!」
一方通行「ったく、障害持ちなんだから気を使えっての。」
垣根「あっちの方に続いてるな。」 - 79 : ◆.RpkNV83K6[sage saga]:2012/07/30(月) 23:47:24.49 ID:jmY190oFo
- 川に到着した上条と削板ーーー
削板「この辺でいいか。」
上条「ちょうど日陰になってて気持ちいいですねー」
削板「腹減ったから速く釣るぞ!!」シュッ
上条「はい!」シュッ
30分後ーーー
上条・削板「「釣れねーーー」」ウガー
上条「やっぱり安全ピンじゃだめんじゃ…」
削板「全く根性のないやつだな!
上条「ちょっと餌変えようと思うんで虫探してきます。」
削板「根性あるいい虫を頼むぞ!」
ガサッ
上条「!?」
削板「誰だ!!!!」
未現通行「「なにやってん(ン)だお前ら…」 - 87 : ◆.RpkNV83K6[saga sage]:2012/08/28(火) 16:22:06.98 ID:L29TKgrDo
- 垣根「で、お前らは何やってたんだ?」
上条「師匠に修行してもらってただけだが?」
一方通行「違ェよ!!川の前で竹付きだして何やってンだって意味だ!」
削板「何って…釣りに決まってるだろう!!!!」
垣根「はあ…。第七位も根性なくなったみてえだな。」ヤレヤレ
削板「何?もう一度言ってみろこのホスト崩れ!この俺のどこに根性がないと言えるんだ!!」ドーン
垣根「ッチ。いちいち爆発起こすなこの糞野郎!おい第一位!てめえなら分かるよな?第七位のどこに根性が足りてねえかが!」
一方通行「あァ。いいか第7位。根性ある漢ってのは釣りなんざやらねェ。」
削板「…。」
一方通行「本当に根性がある漢ってのはなァ、てめェの拳一つですべてをなぎ倒していくもンだ。それがどうした、第七位。てめェは竹で作った見るからに貧弱 な『道具』を使って馬鹿な魚が食いついてくるのを待っているだけに過ぎねェ。つまり、削板軍覇という男は自らの拳を捨て、茨の獣道を抜け楽なコンクリロー ドに逃げてきたも同然なンだよ。」
垣根「つまり、お前はもう漢じゃない!ただの男に成り下がったんだ!!!」 - 88 : ◆.RpkNV83K6[saga sage]:2012/08/28(火) 16:22:33.84 ID:L29TKgrDo
- 削板「お、俺は何ということをしてしまったんだ…。なあ、俺がもう一度漢に戻るにはどうすればいい?」
一方通行「そんなの決まってンだろ!」
垣根「物に頼らず親からもらった2本の腕と拳で何とかしてみせろ!」
上条「あ、あのー「ウニ頭は黙ってろ!!!」
削板「そうか。俺はこんな細い棒に頼ってしまっていた。魚は釣るもんだと常識という概念が俺を縛り付けていたのか。ありがとう第1位、第2位!おかげで目が覚めた!!」
垣根「だから俺はいつもこう言ってるだろう『俺の未現物質に常識は通用しない』と」
一方通行「ほら、さっさといけよ!自分が漢であるということを取り戻す戦いへ。」
削板「ああ!!待ってろ!!恩人にそれなりの礼を尽くすためにも美味い魚を獲ってくるぜ!!」
上条「あのー、上条さんも手伝いますよ?」オソルオソル
削板「いらん!真の漢に戻るためには己1人で成し遂げることが必要なんだ!じゃあ、行ってくる!!」ピョン
ザッパァァァァァァァッァァァァァァァァン!!!!!!!
一方通行「すげェ水しぶきだなァ…」
垣根「全く。馬鹿は扱いが楽でいいぜ。」 - 89 : ◆.RpkNV83K6[saga sage]:2012/08/28(火) 16:23:07.97 ID:L29TKgrDo
- 上条「というか2人ともなぜここにいるのでせうか?」ハテ?
一方通行「三下が修行してると聞いて様子を見に来たンだよ。」
垣根「まさか根性馬鹿と修行しているとはなぁ…」
削板「うおおおおおおおおおおおおおお!!」バシャバシャ
上条「師匠を悪くいうのはさすがに見過ごせないな。」
一方通行「まァ待て。まずは1から説明してもらおうじゃないか。」
上条「カクカクシカジカ」
削板「待てええええええええええええええええええええ!!!!」バシャバシャ
垣根「なるほどなー。夢が正夢になりかけたのか。」 - 90 : ◆.RpkNV83K6[saga sage]:2012/08/28(火) 16:24:19.43 ID:L29TKgrDo
- 一方通行「しかし、ソニックフィストか。三下は無能力者のはずだがいったいどんな現象なンだ?(あんなに豪快なクロールはみたことねェ…)」
垣根「上条の筋肉やその他諸々から演算しても拳圧でぶっ飛ばすことなんかできないはずだが…」
上条「師匠が言うには根性の力が働いているからだそうだ。」
一方通行「根性の力か。もしかすると、自分だけの現実を見出すのが能力開発だが、能力開発後の体の中でまだ解明も発見もされていない未知の領域があるのかもしれねェな。」
削板「一匹獲ったどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
垣根「うるせえな。まあ、学園都市上層部がひた隠しにしているのか、単に発見されていない力の領域なのかは現時点では分からねえ。ただ、第7位だけが可視化できるという仮説は立ちそうだな。」
上条「もしかして、上条さんの体からスーパーサイヤ人の如くオーラが吹き出ているとか…」
一方通行「そんなマンガみてェなもンではないだろうが、現段階では何も分からねェってのが結論だな。」
削板「獲ってきたどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」ダダダダダ
一方通行「…とりあえず飯にしようぜ。」 - まだまだー
- 100 : ◆.RpkNV83K6[saga sage]:2012/10/19(金) 02:43:36.63 ID:9a91jdvlo
- ー山中ー
上条「魚焼くなら木が必要だろ?取ってくるよ。」
垣根「あー。いいよ大丈夫。」
一方通行「俺は火の準備しとくかァ。」
削板・上条「?」
垣根「ほれ、よく燃える薪的な未現物質」ポンッ
一方通行「そして俺がすかさず点火!」ボウ
上条「相変わらずお前らの能力は便利だよなー。」
一方通行「いや、幻想殺しの方がえぐいだろ…。」
垣根「おい上条!てめえ絶対俺の未現物質に触るなよ!てめえが触ったら多分消えるからな!いいか。絶対触るなよ!絶対だからな!!」
上条「良いフリだぜ垣根!それは俺に触れと催促してるんだろ?そうなんだろ?だったら望みどおり触って「やめろって言ってるだろ!!!!!!」
削板「じゃあ俺の根性をみせてやr「いらねェよ!!!!!!!」
パキィィン
上条「あ、触っちゃった…」テヘッ
垣根「このくそ野郎おおおおおおおおおおおおお!!幻想を殺す前にてめえのメルヘンな脳みそ殺せや!このど素人が!!!」
上条「…。(言えない。もう既に1度記憶が殺されてるなんて言えない)」 - 101 : ◆.RpkNV83K6[saga sage]:2012/10/19(金) 02:44:18.98 ID:9a91jdvlo
- 一方通行「つーかよォ、クソメルヘンの作った薪が消えたから下の草に引火してるぞ。」
幻想物質「「え?」:
上条「やばいぞこれは…。ただでさえ自然がない学園都市に残る唯一の丘陵地帯、唯一の自然の緑が…」ガクブル
削板「ここは俺の出番だな!俺の熱く漲るエナジーで小火を納めてみせる!!!はああああああああああああああああああああ!!!!!」
ブワッ!!!!!!!
ボワァ!!!!!!!
垣根「おい!悪化したぞこの糞野郎!!!!」
一方通行「チッ。仕方ねェな…。」
上条「頼むぞ一方通行!」
一方通行「圧縮圧縮、炎を圧縮ゥゥゥ!いいねいいね!最っ高だねェ!カキクケコカキココカケクカー!!!」
垣根「おい…暴走モード入りそうだぞ…」
一方通行「あ、炎をサッカーボール大に圧縮したけどどうするよォ?」
削板「じゃあそれでサッカーやろ「死ね」
削板「分かったよ…。じゃあそれを貸せよ。俺が天高く蹴りだしてやる!!さすがに酸素がなくなれば燃えないだろう?」
上条「というかそれくらいなら一方通行でも垣根でもできそうだが…」
垣根「お前蹴りたいだけだ?漲る根性は炎にも勝るとか言いながら。」
一方通行「まァ、バッテリー持ったいねェから早くやれよ。」ポイ
削板「よっしゃああああああああああああ!いくぜ俺の根性エナジー!!!天に届け!つーか天を壊せ!!!ソウルエナジーシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥト!!!!!!!」 - 102 : ◆.RpkNV83K6[saga sage]:2012/10/19(金) 02:44:56.59 ID:9a91jdvlo
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
上条「ええ。あの時は、それで解決すると思っていました。それがまさかあんなことになるなんて。」
一方通行「あの時、なんでバッテリーの無駄遣いを惜しンでしまったンだ。俺が確実に処理しておけばこンなことにはならなかったンだ。」
垣根「もっと俺がしっかりしていれば。あいつの意図に気づいていながらなんで止めなかったんだ。」
削板「学園都市も根性がねえな!!」
アナウンサー「学園都市で突如起きた大規模火災は未だ勢いは衰えず周囲を焼き尽くしています。最新鋭消火具も効果がありません。次の学区にお住まいの皆さんは至急シェルターに避難してください。避難対象は次の学区です。○○学区、○○学区………。」
アレイスター「このままでは私のプランが…。どうにかして修正案を用意しなければ…」- 103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/10/19(金) 21:26:53.29 ID:lRprfYNDO
- 乙!
2014年6月22日日曜日
上条「必殺技が欲しい」
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