- ※未完作品
- 1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/05/04(金) 11:59:25.70 ID:r/HSchU20
-
一方≠百合子
百合子が第六位設定でss書いていきます
注意事項としては
百合子がほぼオリキャラ化してますので苦手な人は気を付けてください
基本的に台本形式で戦闘描写には地の文入ることがあります
以下投下していきます - 2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/05/04(金) 12:00:21.11 ID:r/HSchU20
- 百合子「ねェ兄ちゃン」
一方通行「あァ?」
百合子「そろそろだと思うンだけど」
一方通行「…はァ?」
百合子「そろそろいいンじゃないかな」
一方通行「何言ってンだオマエ?」
百合子「そろそろウチが表舞台に出てもいいンじゃないかなァ?!!!」デーン
一方通行「……」
百合子「……」デーン
一方通行「…はァ?」 - 3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/05/04(金) 12:01:00.68 ID:r/HSchU20
- 百合子「てなわけで、さっそく下剋上に行こうと思いまァす」
一方通行「オイちょっと待て」ガシッ
百合子「どォしたのさ、天下の第一位がビビってンですかァ?」
一方通行「ちょっと待てなンで俺までついてく感じになってンのかは置いといて、下剋上ってどォいうことだよ」
百合子「どォせなら兄妹でワンツーフィニッシュって感じの方がよくなァい?」
一方通行「オマエのその感覚もわからねェし、なにがどうフィニッシュなのかもわからねェ…」
百合子「まァ細かいとこは置いといて」
一方通行「…チッ」スクッ
百合子「おっ?行く気になったァ?」
一方通行「止めてもどォせ行くンだろォが、監視だ監視」
百合子「よォし、ンじゃ行きますかァ」
- 4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/05/04(金) 12:02:11.75 ID:r/HSchU20
- ――――常盤台中学
一方通行「…オイ」
百合子「ン?」
一方通行「どォいうことだ」
百合子「何が?」
一方通行「オマエ…あの実験のこと知らねェわけじゃねェよなァ?」
百合子「もちろン」
一方通行「じゃあなンで…」
百合子「第五位と第三位がいるンだから、お得じゃない?」
一方通行「…得ってなンだよ」
百合子「じゃあウチが戦うついでに謝ってくればァ?」
一方通行「クローン殺してすみませン、許してくださいってかァ?バカらしい」
百合子「謝り方が小学生レベルですねェ」
一方通行「どォ謝ろうが許されるわけねェだろォが」
百合子「だからと言って謝ンないまま放置すンのはねェ…」
一方通行「…チッ」
百合子「ンじゃ先第三位のとこ行きますかァ」
一方通行「はァ?オイ引っ張ンじゃねェよ!」
百合子「ちゃんと仲直りしましょォねェ」
一方通行「今から下剋上しに行くやつのセリフじゃねェだろ!」 - 5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/05/04(金) 12:03:38.87 ID:r/HSchU20
-
百合子「ホントォに出会っちゃいましたねェ」
一方通行「…」
美琴「…アンタ…こんなところに何しに来たのよ」パチパチ
百合子「…打ち止め呼びますかァ?」
一方通行「やめろ、誤解が生まれる」
一方通行「オイ、超電磁砲」
美琴「…なによ」バチバチ
一方通行「…」ピッ
百合子「!?」
一方通行「…」ダッ
美琴(突進!?)
美琴「チッ!!」バチバチィ!!!
一方通行「わりィが、オマエの頭ちょっと借りンぞ」ガシッ
美琴「なっ!?」
美琴(意識が…)
美琴「」カクッ
百合子「な、何しちゃってンですかァ!?」
一方通行「あァ?意識奪っただけだ、命に別状はねェよ」
百合子「いやいや、謝れよ!!!!!」
一方通行「そりゃクローンにゃ借り返すが、オリジナルのコイツにまで頭ァ下げる気はねェよ」
百合子「じゃあ何のために…」
一方通行「…コイツの脳に直接オレの記憶をインプットした…実験が中止されてからのなァ…」
百合子「え?じゃあ」
一方通行「もちろン裏のことは抜いておいたが、打ち止めや番外個体のことはちゃンと伝えた、オレが何をしたのかも…
……それをどう思うかはコイツ次第だ」
百合子「…」
一方通行「…チッ、下剋上すンだろ?コイツは今度にしとけ、第五位ンとこ行くぞ」
百合子「…はァい」ニコッ
一方通行「…」テクテク
百合子「あ、オイちょっと!」 - 12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/05/05(土) 13:33:12.45 ID:QQB7Tyeu0
-
百合子「あ、いた第五位」
食蜂「あら?第一位と…だれ?」
百合子「第六位、鈴科百合子ですッ☆」
食蜂「だ、第六位?」
一方通行「下剋上に来たンだとよ」
食蜂「ていうかだれ?似すぎでしょ」
一方通行「妹ォ」
食蜂「え、第一位に妹なんて…」
百合子「まァ細かいことは置いといて」
食蜂「何でもう臨戦態勢なのあなた」
百合子「いっきまァす」
食蜂「え、ちょ」
ズガーーーーーン
食蜂「」チーン
百合子「…弱くない?」
一方通行「そりゃ心理掌握なンだから心理を掌握できなきゃただのガキだろ」
百合子「じゃあつぎは第四位ィ?」
一方通行「へたしたらブッ殺されンなァ…」
百合子「大丈夫じゃない?」
一方通行「ずいぶンとまァお気楽ですねェ」
百合子「ついでにアイテムの皆と友達になろォ」
一方通行「オマエなァ…アイツらは仮にも暗部だろォが」
百合子「あの滝壺って子ならいけそうじゃない?」
一方通行「…まァとにかく行くならとっとと行くぞ」
百合子「はァい」 - 13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/05/05(土) 13:33:58.27 ID:QQB7Tyeu0
-
食蜂(えっ、あたしの出番終わり!?)ボロッ
一方通行「あ、オマエここ片付けといて、どうせ能力で人集めたらすぐ終わンだろ」
食蜂「…えっ?」
一方通行「ンじゃ頼ンだわァ」フリフリ
スタスタスタ
食蜂「…」
食蜂「……」
食蜂「なんなのよこの扱い……」グスン - 14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/05/05(土) 13:35:10.27 ID:QQB7Tyeu0
-
――――アイテムのアジト
浜面「はぁ、最近暇だなぁ」
麦野「…」ムグムグ
浜面「麦野またシャケ弁食ってんのかよ…」
麦野「なによ、文句あるの?」ムグムグ
浜面「イヤ文句ってわけじゃないけど」
麦野「じゃあいいじゃない」ムグムグ
絹旗「まったく、浜面は人のプライベートに超口出しするなんて超浜面ですね」
浜面「プライベートじゃないだろ…」
絹旗「いちいちうるさいですよ超浜面のくせに」ゲシゲシ
浜面「いてぇよ蹴るなよ!!」
百合子「たのもォ~!!!」バーン
「「「!?」」」
百合子「……」ババーン
「「「…は?」」」
滝壺「…むにゃむにゃ」スピー - 15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/05/05(土) 13:36:50.54 ID:QQB7Tyeu0
-
一方通行「…」ペチ
百合子「イテッ!?」
浜面「ア、一方通行!?」
絹旗「第一位が何でこんなところに!?」
麦野「へぇ、第一位様が直々に宣戦布告かしら?」
浜面「な、なんでそんないきなり!…とりあえず起きろ滝壺」ポンポン
滝壺「ん…んぅ?おはようはまづら」
百合子(なンで第三位といいアイテムといいウチをスルーするンだよ…)グス
一方通行「わざわざ出向いてドンパチやるほど暇じゃねェよ…オレは」
滝壺「ん?あくせられーたが二人いる…」ムニャ
百合子「おォ、やっと反応が!!」
麦野「あん?アンタまでクローン作られたの?」
一方通行「ちげェよ妹だ妹ォ」
浜面「え!?妹なんていたのかよ!?」
一方通行「あァ、ンでコイツが…」
百合子「下剋上に来ましたァ!!」
一方通行「…っつーことで見張りだ見張り」
麦野「へぇ、おもしろいじゃない」
百合子「もちろん一対一ですよォ」
一方通行「[ピーーー]ンじゃねェぞ」
百合子「はァい」 - 16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/05(土) 13:38:29.24 ID:QQB7Tyeu0
- 麦野「ずいぶんとなめられてるわね」
絹旗「え、麦野もしかして超戦うつもりですか?」
麦野「ちょうどいい退屈しのぎになりそうじゃない」
絹旗「…やりすぎないで下さいよ」
麦野「わっかんない、勢い余って消し飛ばしちゃうかも」
一方通行「…オイ」
百合子「ン?」
一方通行「オマエ本気であンなのと友達になンのかよ…」
百合子「もちろン!でもまずは下剋上が先!!」
一方通行「色々と理解できねェ…」 - 23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/06(日) 15:11:00.88 ID:QITL08oG0
-
――――空き地
麦野「ここら辺でいいんじゃない?」
百合子「そォですね」
浜面「お、おい」
一方通行「あン?なんだよ」
浜面「俺達こんな近くで見てて大丈夫かよ…」
一方通行「大丈夫じゃねェの?いざとなったら反射するし」
浜面「それおまえしか助からねぇだろ!!!」
絹旗「私も大丈夫ですそれに滝壺もちゃんと守りますよ!」
浜面「俺は!?俺はどうなるの!?」
滝壺「大丈夫私はそんなはまづらを応援してる」
浜面「ありがとう俺の味方は滝壺だけだ…」グスン
絹旗「浜面、超キモいです」 - 24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/06(日) 15:12:31.78 ID:QITL08oG0
-
麦野「さぁて、お手並み拝見と行こうかしら」
百合子「手加減なしですよォ」
麦野「もちろん、最初からそのつもりよっ!!」カッ
麦野のその言葉をかわきりに戦闘が始まった
彼女の代名詞とも言えるその能力は一直線に鈴科へと向かい…
百合子「…」ニタァ
麦野「!?」
浜面「なっ!?」
絹旗「消えた!?」
麦野が放った原子崩しは
シュンとむなしい音を立てて消え去った
滝壺「ゆりこの能力、あくせられーたと似ているけどなにか違う」
一方通行「まァな、能力は若干違ェが理屈は一緒だ体の表面に能力で薄い膜をはってンだよ」
百合子「問題このオレ鈴科百合子はたして何をやってるでしょう?」
一方通行「オイ真似すンな」
百合子「いいじゃンちょっとくらい」
一方通行「いいわけねェだろ」
百合子「答えはスカラー変換、オレの皮膚に触れただけで変更可能」
一方通行「ごり押ししやがったコイツ」
絹旗「なるほどスカラーを超変換してたんですね」
麦野「兄妹そろって厄介な能力ね…」
滝壺「防御でいえばあくせられーたよりも強いかも…」
浜面「」
浜面「…あ、ああそうか、すからーを変換してるのか、それは厄介だな、うん…」
一方通行「……」
浜面「な、なるほどー…」
絹旗「……」
浜面「ど、どうりで攻撃が効かなかったのかー…」
浜面「…」
浜面「……」
滝壺「…そんな知ったかぶるはまづらは応援できない」
麦野「…はぁまづらぁ」 - 25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/06(日) 15:13:32.36 ID:QITL08oG0
-
浜面「つまりはものの大きさを変える…みたいなこと?」
一方通行「まァ簡単に言うとそンなとこだな」
百合子「なンか違うけどまァいいや」
麦野「はまづらぁ、せっかくテンションあがってきたのによくも流れを止めてくれたわね」
絹旗「まったく、これだから超浜面は…」
浜面「や、だって俺学校行ってないし…」アセアセ
滝壺「言い訳はいらない」
浜面「…はい」
麦野「…まぁようするに何かしらの大きさがあればそれを操ることができるってわけね…倒しがいがありそうじゃない」
百合子「ンじゃ、再戦と行きますかァ!?」ダッ
麦野「望むところよ!!」ダッ
浜面「うぉ!?また始まった!!」
滝壺「はまづらが止めたんだけどね」
麦野(あの能力…第一位や絹旗と同じように触れると自動で動作するように設定されているのなら……)
麦野(まず考えるべきは、何のスカラーを変換しているか、ね……)
百合子「どォしたンですかァ!!?だンまり決め込んじゃってェ!!!!!」
そう叫ぶと同時に彼女は転がっていた小石を蹴り上げると、
小石は音速を超える速さで麦野に襲いかかった
- 26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/06(日) 15:15:00.83 ID:QITL08oG0
-
麦野「チッ」バシュ
百合子「ふーン、さっすが“原子崩し”小石が跡形もなくなっちまったなァ?」
麦野「ずいぶんと余裕ねアンタ」
百合子「そっちこそ、攻撃してこないならどンどン行っちゃいますよォ!?」
麦野「そんなわけないでしょ!!」バシュ
百合子「なンですかァ?バカの一つ覚えですかァ?」
シュン
麦野(やっぱりあれそのものを消しっさってるとすれば質量をゼロにしたのか、もしくは密度?)
麦野(とにかくいろいろ試してみないと、下手に肉弾戦もできないわね…)
麦野「…チッ」バシュン
百合子「他に攻撃方法ないんですかァ?しかも…」
ヒュン
百合子「…外してるし」
百合子「まァ精度はワリィっつってたしこんなもンかァ?」
百合子「ン?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
余裕の笑みを浮かべる鈴科の後ろ
麦野が外したと思われたそれは廃ビルを貫いていた
ボロボロのビルは麦野の攻撃のせいで支える力を失い鈴科に倒れ掛かってきた - 27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/06(日) 15:16:10.49 ID:QITL08oG0
-
百合子「あァー、そういうことかァ」
百合子「じゃあ…」
百合子「こうすっかァ」ニタァ
鈴科は笑みを崩さぬまま倒れてくるビルにそっと手を伸ばし
その手が触れた瞬間……
ゴウ!!!
麦野「なっ!?」
絹旗「え!?」
滝壺「!?」
そのビルは消え去ることはなく豪快な音とともに鈴科の手でバウンドし、麦野のもとへと降り注いだ - 28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/06(日) 15:16:59.30 ID:QITL08oG0
-
麦野「な、なにが…くっ」バシュウ
浜面「お、おいどういうことだよ一方通行!!!あの子の能力は大きさを変えるだけなんだろ!!!!?」
絹旗「なんで反射が使えるんですか!?」
一方通行「あァ?反射じゃねェよ、そもそもスカラーってのはただの大きさ、ベクトルはそれに向きがあるってだけだ」
浜面「い、いやそれは分かったけどさ、向きが変えられないならあんなことできないだろ!!」
一方通行「だから要するにスカラーに向きだついたものがベクトルなンだから、いま落ちてきたビルの運動エネルギーと、ついでに重力の大きさをゼロにすれば
簡単に持ち上がるだろ?」
浜面「いやそれにしても跳ね返すのは…」
一方通行「そンだけ簡単に持ち上がるもンなンだったら、少し押せば簡単に投げ飛ばせンだろ」
滝壺「つまりゆりこはふわふわのビルを投げると同時に、その投げた時の運動エネルギーを増幅させたんだね?」
一方通行「まァそういうこった、アイツは力の向きは変えられないが力をなくすことはできるンだよ、だから…」
百合子「この勝負ウチの勝ちでいいかな?」
鈴科は飛んできたビルの破片を受け止めながらそう言った
一方通行「…あんな風にどンなスピードのものでも受け止めれンだよ」 - 40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/08(火) 21:33:17.18 ID:bWcNKWew0
-
――――病院
麦野「……」ムスー
絹旗「ま、まぁまぁ麦野、超機嫌直してくださいよ」
麦野「べっつにぃ…でもさぁ、まだ私負けてなかったじゃない」ムス
一方通行「そンだけボロボロになったンなら負けでいいだろ」
麦野「やろうと思えばあのビル全部消すことくらいできたし…」ムス
一方通行「消せてなかったじゃン」プススー
麦野「うるっさいわね!!」
絹旗「お、落ち着いてください、超一応ここ病院ですし」アセアセ
冥土帰し「そうだね、他の患者もいるから少し控えてもらおうか」
滝壺「かえるさんだ」
麦野「…チッ」
冥土帰し「しかし、遊び半分で戦ってけがをするのはいただけないね」
百合子「違います、下剋上ですゥ!」
冥土帰し「はぁ…まったく、なんにせよあまり危険なことはしないようにね?」
百合子「はァい」
麦野「…」フイッ - 41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/08(火) 21:34:05.33 ID:q7lcfucR0
- 百合子「まァともかく下剋上も終わったことだし、これからもよろしくッ!!」
麦野「…え?」
百合子「ン?」
麦野「…これからってどういうこと?」
百合子「ウチのお友達として」キリッ
麦旗「「」」
滝壺「よろしくねゆりこ」ニコッ
百合子「うン!」ニコッ
浜面(何この子のメンタル?)
ウチセブンスミストイキタイナァ ジャアコンドミンナデイコウネ
絹旗「私たちをおいて超盛り上がってますけど…麦野?」
麦野「……」
絹旗(一応一暗部の超リーダーですし、怒られるんじゃ…)ダラダラ
麦野「フフッ」ニヤ - 42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2012/05/08(火) 21:35:25.32 ID:e/z9yXN+0
- 絹旗(やばいです!!超やばいです!!!滝壺が超殺されてしまいます)アワワワワワ
麦野「滝壺」
滝壺「どうしたの?むぎの」
絹旗(逃げてー!!、滝壺さん超逃げてー!!!!)
麦野「…仲良くやんなさいよ」ニコッ
滝壺「うん」ニコニコ
絹旗「あ、あれ?」
百合子「何言ってンですかァ?麦野さンもですよォ」ニコニコ
麦野「アンタはもっかい勝負しなさいよ、次は本気で行くから覚悟しときなさい!」
百合子「本気(笑)」
麦野「」ピキ
浜面「お、落ち着け麦野」アセアセ
浜面「ともかく、こいつらがいいならなんも気にすることはないな、これからよろしくな百合子」
百合子「あっ、浜面さンは結構ですゥ」
浜面「えっ」
・・・・・・・・・・・・・・・。
浜面「えっ?」 - 43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/08(火) 21:36:42.20 ID:q7lcfucR0
-
――――帰り道
百合子「今日はなかなか充実した日だったなァ…」
一方通行「なンだかンだでもう夕方だもンなァ…」
一方通行「というか、ガチでアイテムと友達になるとは思わなかったなァ…」
百合子「今度みンなで遊びに行く約束したから兄ちゃンも一緒に行こォよ」
一方通行「何でオレが…」
百合子「…ウチうれしいなァ」
一方通行「あァ?なンでだよ」
百合子「だっていままでずっと日陰者だったしィ」
百合子「兄ちゃンと一緒で友達もいなかったしィ」
一方通行「ひとこと余計だクソガキィ」ペチ
百合子「イテッ」
百合子「…でもアイテムのみンなと友達になれたし」イテテテ
百合子「ウチ今楽しィよ!!」
一方通行「…そォかよ」
一方通行(浜面のことは言わないでおこう…)
百合子「早くみンなで遊びに行きたいなァ…」
- 44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2012/05/08(火) 21:37:03.81 ID:e/z9yXN+0
-
百合子「って次は第三位じゃン」
一方通行「あァそォですねェ」
百合子「今度こそちゃンと謝ってね」
オマエノモクテキハゲコクジョウダロォガ ソレデモチャントアヤマッテ! - 50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/05/10(木) 20:33:55.07 ID:ednE1bCd0
-
翌日...
――――常盤台中学
百合子「さァやってまいりました常盤台中学でェす!!!!」
一方通行「…なンだよそのテンション」
百合子「ついに仲直りですかァ?」ワクワク
一方通行「なンでお前そンな仲直りに執着してンだよ…」
百合子「平和っていいじゃン」
一方通行「…何度も言うがオマエ下剋上に来てンだよなァ?」
百合子「もちろン!」
一方通行「わっかンねェ…」
一方通行「というか下剋上っつってるが、そもそもあの順位付けは強さじゃねェだろ」
百合子「えっ?」 - 51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/05/10(木) 20:35:03.35 ID:mYLDqnPR0
- 一方通行「……」
百合子「……」
一方通行「…オマエ」
百合子「シッテマシタヨォ」
一方通行「…じゃあなンで下剋上なンだ?」
百合子「sー…」
一方通行「空気しか出てねェぞ」
百合子「sー……証明!!」
一方通行「…はァ?」
百合子「そう!証明!!」
一方通行「…何言ってンだオマエ」
百合子「だからアレ!その…い、今までずっと知られてなかったからさァ、能力がどうとか、応用の幅とかわかんないじゃン?」
一方通行「……」
百合子「だから、ほら、能力の証明ついでに戦ったらほら…わかるかなと…」
一方通行「……」
百合子「…応用力とか」
一方通行「……」
百合子「性能とか…」
一方通行「……」
百合子「わかるかなって……」
一方通行「……」
百合子「思…って……」
一方通行「……」
百合子「……ゥ」ジワッ
一方通行「…泣くなよ」ナデナデ
百合子「泣いてないもン…」グス - 53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/10(木) 20:41:15.55 ID:ednE1bCd0
- 百合子「さァ気を取り直して常盤台中学でェす!!!!」
一方通行「…そうだなァ」
百合子「何でそンなテンション低いンですかァ?そンなンじゃ仲直りできませんよ!」
一方通行「仲直りねェ…」
百合子「むゥ、やる気が感じられない…」
一方通行「やる気も何も、伝えることは伝えたンだから俺のこたァもォいいだろ…」
百合子「しょうがない…そンな兄ちゃンにスペシャルゲスト!打ち止めちゃンでェす!!」
打ち止め「やっほーお久しぶり、ってミサカはミサカはごあいさつ!!」
一方通行「…何やってンだクソガキ」
打ち止め「あなたがお姉様と仲直りすると聞いてやってきたのだ、ってミサカはミサカは状況報告してみたり」
一方通行「…ったく、余計なこと言うンじゃねェぞ」
打ち止め「はーい」
百合子「ンじゃ、第三位のとこ行きますか!」
打ち止め「おー」
一方通行「ハイハイ」 - 54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2012/05/10(木) 20:42:26.80 ID:VvI+fEaX0
-
美琴「……」
一方通行「…よォ」
美琴「来たのね…」
一方通行「…あァ」
美琴「その子が打ち止めっていう子?」
打ち止め「そうだよ!はじめましてお姉様、ってミサカはミサカはアピールしてみたり」
美琴「よろしくね」
一方通行「……」
美琴「一方通行があなたを助けたのはほんとなの?」
打ち止め「うん、この人が体をはって助けてくれたの、ってミサカはミサカは肯定してみる」
美琴「そう…」
一方通行「…なンだよ」
美琴「別に、ただ意外だなって」 - 55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/10(木) 20:43:11.13 ID:mYLDqnPR0
- 打ち止め「お姉様」
美琴「どうしたの?」
打ち止め「…この人と仲良くしてほしいな、ってミサカはミサカはお願いしてみる」
美琴「なかよく…ね」
打ち止め「ミサカたちはこの人のこと恨んでなんかいないよ、ってミサカはミサカは宣言してみる」
美琴「聞いたわよ、ソイツに記憶を入れられたもの」
一方通行「……」
美琴「本当にあなたたちはそれでいいの?」
打ち止め「うん!むしろみんなそれを望んでいるよ、ってミサカはミサカは説得してみる」
美琴「…そう」
美琴(この子、本当に一方通行のことが大好きなのね…)
美琴「そうね…」
打ち止め「仲直りしてくれるの!?ってミサカはミサカは尋ねてみたり!」
美琴「そうね、仲良くっていうのは時間がかかりそうだけど…」
一方通行「…オマエはそれでいいのかよ」
美琴「妹達がいいって言うなら、口をはさむつもりもないわよ」
一方通行「…そォかよ」
美琴「で、それはいいとして…」
美琴「アンタにそっくりなその子はだれ?」
百合子「わかってたよ、今はウチの出る幕じゃないって、わかってたよ…」ズーン
- 56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2012/05/10(木) 20:43:55.78 ID:VvI+fEaX0
-
美琴「へー、それで勝負してほしいってこと?」
百合子「はいそォです」
打ち止め「お姉様とユリコの能力が間近で見れるんだね、ってミサカはミサカは期待してみたり」
一方通行「昨日ももとはといえばそのつもりで来たンだがな」
百合子「仲直りが最優先です!」
美琴「そんなに仲直りしてほしかったの?」
百合子「もちろン!!」
美琴「で、まさかここでいきなり戦い始めるわけじゃないわよね」
百合子「え?」
美琴「え?」 - 57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2012/05/10(木) 20:44:53.75 ID:VvI+fEaX0
- 美琴「…まさかここでやるつもりだったの?」
百合子「つもりというか…」
一方通行「昨日実際に第五位倒したよなァ」
百合子「うン、わりと派手にやったよ」
美琴「…壊れたものとかは?」
一方通行「あァ、第五位に適当に直しとけって言っといたけど、普通になおってンなァ」
美琴(私が目を覚ましたころには何もなかったけど…)
※壊れた壁などはやけになったみさきちが大量に人を集めて1時間足らずで修復させました
美琴(どれだけ早く直したのよ…)
美琴「まぁともかくここはだめよ」
百合子「そっかァ…」
一方通行「もう昨日第四位と戦ったとこでよくねェ?」
百合子「そォだね、ンじゃ早速行きますかァ!!」 - 63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2012/05/13(日) 12:49:54.63 ID:7jXmQlih0
-
――――空き地
百合子「……」
美琴「……」
打ち止め「ついに二人の戦いが!!ってミサカはミサカはテンションアップ!」
一方通行「危ねェから離れンじゃねェぞ」
打ち止め「はーい、ってミサカはミサカはあなたにダーイブ!!」
一方通行「うォ!?跳びかかってくンじゃねェクソガキ!!!」
美琴「アンタ、準備はいいの?」
百合子「いつでもOKェでェす」
美琴「なら、こっちから行かせてもらうわよ!!」バチバチ
百合子(兄ちゃンは実験の時酸素を電気分解されたって言ってたし対策はしとこうかな) - 64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/13(日) 12:51:09.83 ID:15BisiWz0
-
鈴科は飛んでくる電撃のことなど考えもせず、その場に棒立ちしたままそんなことを考えていた
そして彼女に向かう電撃は、例のごとく消し去られる
美琴「消えた!?」
百合子「やっぱ何度見てもその反応は飽きないねェ」
美琴「なんなのよアンタは!」バチィ
百合子(自分の周りの酸素の割合が20%に変換されるように設定したから、他になンかあるかなァ?)
美琴「よそ見してんじゃないわよ!!!」
御坂は電撃が通じないとわかると即座に砂鉄の剣を作り出し、一気に間合いを詰めた
百合子(運動神経いいなァ…)
美琴「ボーっとしてて怪我しても知らないわよ!!」
御坂はその剣を思い切り振りぬく
が、その剣はもちろん…
美琴「!?」
美琴(電気も砂鉄も、そのものがなくなっている!?)
百合子「…じゃあそろそろ」
百合子「反撃開始と行きますかァ」ニタァ
美琴「なっ!?」 - 65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/13(日) 12:52:09.82 ID:15BisiWz0
-
鈴科が放った攻撃は、なんてことないただのパンチである
…少なくとも御坂にはそう見えた
反射的に体の周りから電撃を放つが…
百合子「残念でしたァ」ギャハ
美琴「ごはっ!!?」
彼女のパンチは御坂のみぞおちにクリーンヒットした
それによって後方に飛ばされた御坂はさらに地面に背中を強く打ち付け、呼吸すらままならない状況である
美琴「あ……がっ…」
一方通行(アイツ、電撃は0にすンのと同時に運動エネルギーは増幅させてンのか…)
一方通行(その上超電磁砲自体は消さねェように手加減してやがンのかよ…)
美琴「…ゲホッ、ゴホッ」
百合子「もう終わりですかァ?」
一方通行(…複雑な演算式なンだろォなァ)
美琴(こっちの攻撃が何一つ効かない…さっきから酸素の電気分解もしてるけど、関係なく動き回ってるし…)
美琴(なんなのよコイツ!!!)
美琴「こうなったら…」ゴソ
美琴「ダメもとでも!!!」サッ
パシン
御坂が用意していたコインは鈴科が横から払うと超電磁砲顔負けのスピードで飛んで行った - 66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/13(日) 12:53:05.92 ID:15BisiWz0
-
美琴「…へ?」
百合子「よいしょ」ガシッ
美琴「むがっ…なにふんほよ!!!」
百合子(酸素の質量を変換っと)
美琴(い、息が…)
美琴「~~~~っ!」バタバタ
美琴「~~っ!!」ジタバタ
美琴「」チーン
通行止め「「えっ?」」
百合子「これでOKェ」パッ
打ち止め「お、お姉様?」
美琴「」グッタリ
打ち止め「」
一方通行「…オマエまさか殺してねェよな」
百合子「もちろン」
美琴「」ブクブク
一方通行「……」
百合子「…ちょっとやりすぎたかな?」ア、アハハ - 77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2012/05/15(火) 20:04:33.90 ID:Ij7CngtZ0
-
――――病院
冥土帰し「…また、君かい?」
百合子「い、いやァ…」アセ
冥土帰し「ともかく、命に別状はないから安心していいよ」
百合子「あァ、だったら安心ですねェ」
一方通行「オマエがやっておいて何言ってンだよ」
百合子「そ、それはァ……」アセアセ
冥土帰し「じゃあ僕はこれで失礼するよ、くれぐれも患者を興奮させないようにね?」
百合子「はァい」
ガラガラガラ
百合子「えと、まだ寝てるね、第三位」
一方通行「そォだなァ、とりあえず起きたら…」
百合子「…謝る」
一方通行「仲直りですねェ」
百合子「……」ズーン - 78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/15(火) 20:05:10.62 ID:0cdWN/so0
-
美琴「ん…ぅぅん」
百合子「あ、起きましたねェ」
一方通行「そォですねェ…オラ、オマエも起きろクソガキ」ペシッ
打ち止め「痛っ!?何事なの?ってミサカはミサカは混乱してみる!!!?」
美琴「あれ?ここは?」
一方通行「病院だよ」
美琴「あぁ、そういえば」
一方通行「コイツがやらかしたからなァ」
百合子「…うゥ」グサリ
美琴「あんときのことあんま覚えてないんだけど」
一方通行「簡単に言えばコイツがオマエを窒息させたァ」
百合子「…うぐゥ」グサリ
美琴「あー、そういえば…」
百合子「…ご、ごめンなさいィ」
美琴「まぁ、勝負って言ってたしね、このくらいで済んだならいいんじゃないの?」
百合子「あ、ありがとうございますッ!!」
一方通行「よかったなァ」 - 79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2012/05/15(火) 20:06:44.70 ID:Ij7CngtZ0
-
百合子「そンなわけで仲直りができたところで…」
美琴「そもそもアンタとは仲違いしてたわけでもないけどね」
百合子「まァ細かいことは置いといて」
美琴「細かいの?」
一方通行「ツッコンだら負けだァ」
百合子「お友達になってください!」キリッ
美琴「…えっ?」
打ち止め「あっ、ミサカとも仲良くしてほしいな!ってミサカはミサカは猛アピール!」
美琴「えーと…あの、打ち止めはもちろんいいけど、アンタ勝負しに来たのよね?」
百合子「はい」
美琴「で、勝負が終わって友達になるの?」
百合子「はい」
美琴「ん?」
一方通行「言っただろォが、ツッコンだら負けだ」
百合子「最初はそンなンでもなかったけどォ…やっぱコミュニケーションっていいね、ってなった」ウン
美琴「いまいち理解ができないわ…」
一方通行「する必要もねェよ」 - 80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/15(火) 20:08:41.19 ID:0cdWN/so0
-
一方通行「まァ、なンだ、いままで女らしいことしてこねェまま過ごしてきたからなァ…よかったらなンか勝手にどっかつれてけ」
一方通行「……」
打ち止め「…」ニヤニヤ
美琴「…」ニヤニヤ
百合子「…」ニヤニヤ
一方通行「…なンだよオマエら」
美琴「べっつにー、お兄ちゃんらしいことしてるなーって」ニヤニヤ
百合子「べつに気ィ使わなくてもいいのにィ」ニヤニヤ
打ち止め「ユリコばっかりずるーい、ってミサカはミサカはやきもちしてみたり」ニヤニヤ
一方通行「……」ベクトルチョップ
「「「痛っ」」」 - 86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/17(木) 19:35:57.10 ID:hb+w3awk0
-
――――デパート
百合子「みンな遅いなァ…」ウズウズ
一方通行「ったく、なンでオレまで…」
百合子「いいじゃンいいじゃン、いっぱいいたほうが楽しいって」ルンルン
一方通行「じゃあオレじゃなくてもいいだろォが」
百合子「兄ちゃンはいなきゃダメでェす」
一方通行「なンでだよ」
百合子「なンでも」
一方通行「チッ、意味わかンねェ…」
百合子「いやなら帰ってもいいンだよォ」ニヤニヤ
一方通行「あァそう、なら帰るわァ」フリフリ
百合子「え?や、ちょっと、ほンとに帰ンの?ちょっと待ってよごめンなさいィ!!」ガシ
一方通行「あぶねェ!つかまンじゃねェ愚妹がァ!!」ググググ
百合子「謝るからついてきてよォ!!」ズルズル - 87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/17(木) 19:36:30.89 ID:IRLUw12f0
- 絹旗「…なんか着くやいなや超異様な光景なんですが」
百合子「あっ、絹旗ちゃン!」グイグイ
麦野「なによ、こんなところで兄妹喧嘩?」
百合子「麦野さンも!」グイグイ
一方通行「どォでもいいが離しやがれ!!!」グイー
百合子「だって帰るじゃン!」
一方通行「わかった、帰らねェから離せ!」
百合子「ほンとォ?」
一方通行「あァほンとだほんとォ」
百合子「やったァ♪」パッ
一方通行「あァ、無駄に疲れた…」ゼェゼェ - 88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/17(木) 19:37:51.57 ID:IRLUw12f0
- 百合子「っていうか滝壺さンはどォしたンですかァ?」
麦野「あぁ、滝壺なら今日誘われなかった浜面に…」
滝壺「大丈夫、私はそんな無様なはまづらを応援してる」
麦野「…って言ってデートに行ったわ」
一方通行「それフォローになってンのか?」
絹旗「超浜面ごときに滝壺を取られてしまうなんて、超失態です」
一方通行「そンくらい許してやれよ…」
百合子「そォですかァ」
一方通行「残念だったなァ」
百合子「まァ、それはしょうがないですね、気を取り直してさっそく遊びましょう!!」 - 89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2012/05/17(木) 19:38:46.50 ID:uAgLCB/W0
-
――――セブンスミスト
百合子「わァー」キラキラ
麦野「アンタ、服屋とか初めてなんだっけ?」
百合子「はい!」
一方通行「布が並ンでるだけじゃねェか」
麦野「アンタ夢がないわねー」
絹旗「まったく、乙女心が超わかってませんね」
一方通行「知ったことかよ」
百合子「どれにしようかすごく悩むンですけどォ」キラキラ
絹旗「そうですねぇ、じゃあ私たち二人で超コーディネートしましょうか!」
麦野「いいわね、じゃあアンタたちは適当に見て回ってて」
百合子「はァい」
一方通行(またなげェンだろォなァ…)
絹旗「せっかくなんで第一位の超コーディネートもしますか?」
一方通行「はァ?」
麦野「いいわね、それ」
一方通行「ちょっとまて、なンで勝手に決まってンだよ」
麦野「いつもそんなウルトラマンTシャツ着てるからでしょ」
一方通行「ブッ殺すぞ」 - 90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2012/05/17(木) 19:39:47.95 ID:uAgLCB/W0
- 絹旗「そんなわけで超ちょっと待っててください」
一方通行「オイ、オマエら!!ってかそもそもここ男もンあンのかよ」
麦野「さぁ?」
一方通行「さァってオマエ…」
絹旗「問題ありません超待っててください」ダッ
一方通行「オイオマエら!」
一方通行「……」
一方通行「はァ…」
10分後...
一方通行(…やっぱおせェ)
麦野「おまたせー」
絹旗「超できましたよ第一位、百合子!!」
百合子「ほンとォ!?」
絹旗「はい、超完璧なコーディネートです!!」
麦野「試着室に置いておいたから、早く着替えなさい」
百合子「はァい」トテトテ
麦野「ほら、アンタも」
一方通行「…言っとくが、気に入らなかったら着ねェからな」
麦野「どうかしらね」ニヤニヤ
一方通行「チッ…」ツカツカ
絹旗「……」ニヤニヤ
麦野「……」ニヤニヤ - 91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/17(木) 19:40:41.39 ID:IRLUw12f0
-
一方通行(つーかやっぱり女もンばっかじゃねェか)
一方通行「……」
一方通行「…まてよ」
絹旗「超どうしたんですか第一位、試着室は目の前ですよ?」
一方通行(いや、さすがにそンなバカなことはねェよなァ…)
麦野「はやくしなさいよ、服は掛けてあるから」
一方通行(さすがにそれはない…と思いてェ) スッ
シャッ
純白ワンピース<ドヤァ
シャッ
麦野「ぷ…くくっ、なんで閉めるのさ」クスクス
絹旗「そ、そうですよ、超早く着て…ぷふっ」クスクス
一方通行「……」イラッ
麦野「……」ニヤニヤ
絹旗「……」ニマニマ
一方通行「なーンなンですかァ?このチョイスはァ」イライラ
麦野「なにって、妥当じゃない?」ニヤニヤ
絹旗「超イメージ通りって感じです」ニマニマ - 92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/17(木) 19:41:23.85 ID:IRLUw12f0
- 百合子「着替え終わりましたよォ」
絹旗「超終わったみたいですね」
麦野「そうね、先百合子の見てからにしようかしら」
一方通行「なァに当然のごとくオレがアレを着るみてェになっちまってンですかァ?」イライラ
絹旗「ともかく今は超百合子の番ですよ」
一方通行「チッ…」
百合子「出てもいいですかァ?」
絹旗「はい!超OKです」
シャッ
百合子「どォかな?兄ちゃン」
一方通行「……」
百合子「兄ちゃン?」
一方通行「…おォいいンじゃねェか?」
百合子「そう!?」
一方通行「おォ、似合ってる」
百合子「えへ…」ルンルン
一方通行「オイオマエら」ヒソヒソ
麦野「なに?」
一方通行「アイツの服…」ヒソヒソ
麦野「似合ってるじゃない」
一方通行「そォじゃねェよなンで白いワンピースなんだよォ!!!!!」ヒッソォォォォォ!!!!! - 93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/17(木) 19:42:36.59 ID:IRLUw12f0
- 絹旗「いいじゃないですか、超お揃いです」ニマニマ
一方通行「殺す、オマエら殺す」
百合子「兄ちゃン?どォしたのさ」
一方通行「いやなンでもねェ」
百合子「そう?っていうか兄ちゃンは着替えてないの?」
一方通行「当たり前だろォが」
百合子「なンでさァ、どンな服だったの?」スッ
シャッ
純白ワンピース<ドヤァ
百合子「……」
一方通行「…ひでェだろ」
百合子「……ける」
一方通行「あァ?」
百合子「兄ちゃンならいける!!!!!」
一方通行「……は?」
一方通行「はァァァァァァァァァァァァ!!!!!???」 - 94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/17(木) 19:43:08.68 ID:IRLUw12f0
- 麦野「だって、妹公認よ」クスクス
絹旗「さぁ、超一歩踏み出しましょう!」クスクス
一方通行「オイちょっと待てオマエらなに考えてンだオイ!!!!」ググググ
百合子「いいから早く着替えて」グイグイ
麦野「いい加減あきらめなさい」グイグイ
絹旗「超諦めも肝心です」グイグイ
病理「諦めと聞いて」ヒョコ
一方通行「オマエはだれだァァァァァァァァ!!!!!???」ググググ - 95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/05/17(木) 19:44:03.44 ID:hb+w3awk0
- 一方通行「結局着せられましたァ…」
絹旗「まだ超着替え中ですかぁ?」
麦野「第一位遅いわよ!」
一方通行「ンだようるせェなァ」ヒョッコリ
麦野「カーテンの隙間からひょっこり顔だしてんじゃないわよ」
絹旗「なんか先ほどと打って変わって行動が超かわいらしいですね」
百合子「早く出てきてよ兄ちゃン!」
一方通行「これで出てこいとか鬼畜かオマエ…」
麦野「少なくとも今日一日はそれで過ごしてもらうわよ」
一方通行「はァ!?待てオマエどォいうことだよ!!」 - 96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2012/05/17(木) 19:47:04.38 ID:uAgLCB/W0
- 絹旗「もう超めんどくさいですね、開けちゃいましょう」
麦野「そうねまったく出てきそうにないし」
一方通行「オイふざけんなオマエら」ガッチリ
絹旗「とかいいつつカーテン超握りしめてますね」
麦野「関係ないわよ」グッ
一方通行「オイ!やめ…」
シャッ
一方通行「……」eq:純白ワンピース
麦野「」
絹旗「」
百合子「やっぱ似合うンじゃン」
一方通行「…なンだよ」
麦野「い、いや…」
絹旗「あの…なんというか…」
麦野(服自体はわりと真面目に選んだけどまさかこんなにかわいくなるとは思わなかったわ…)
絹旗(もしかして私より超似合ってるんじゃ…いやそれはさすがに…)
※女性陣のプライドのためやっぱり着替えました
- 97 :>>1[sage saga]:2012/05/17(木) 19:50:12.34 ID:IRLUw12f0
- 投下終了です
一方さんは女装するときっとかわいい
見返すと服屋から見れば大迷惑ですねww
ほんとはこの後化粧品店に行ってメイクしてとかしたかったんですが…
技量が足りないorz - 98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/05/17(木) 22:27:30.22 ID:xvnB8AU9o
- おつんこ
- 99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/05/24(木) 21:53:41.26 ID:y6ExRmGv0
- 乙!
応援してます、頑張ってください!
ブクマが増えたよわーい! - 100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2012/06/17(日) 09:52:59.87 ID:ip46yOyk0
- 1ヶ月か……
- 101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/07/01(日) 08:27:07.84 ID:+I9u0yWm0
- 一か月ぐらい短いもんさ
気長にまとうぜ - 107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チリ)2012/07/05(木) 16:20:05.49 ID:XF2psyHD0
- まだか
2014年6月27日金曜日
百合子「第六位、鈴科百合子ですッ☆」
ラベル:
とある魔術の禁書目録,
一方通行,
百合子,
未完結
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