2014年10月23日木曜日

上条「スフィン…クス?」猫村「はい何ですか?」

 
※未完作品
 
1VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2011/01/06(木) 08:51:46.45 ID:TzJIM.DO

―上条家―

上条「えっと…スフィンクス…だよな?」

猫村「はい、そうですよ上条さん」

上条(…一ヶ月…家から消えてどこに行ってるのかと思ってたら…)

上条(猫が…いやスフィンクスが…二足歩行に人語を理解し、そして…喋る…だと…?)

上条(……!?)ハッ

上条「まさか魔術師の仕業――!」

猫村「違います」

上条「……じゃあ何でそうなっちゃったんだ?上条さんは魔術師の仕業以外何も思い浮かばないんですが」

猫村「あ、説明いりますか?」

上条「…説明しなきゃ分からんだろ」
2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 08:52:47.40 ID:TzJIM.DO

猫村「そうですねぇ…まず…上条さん…私はアナタの為に何か役に立ちたいと以前からずっと思っていたんです」

上条「…えっ、俺?」

猫村「はい、最初の頃は私は飼えないと禁書さんに言っていた上条さんでしたが…いざ、私を飼い始めると…上条さん…アナタは私をとても大事にして下さってましたよね…ですから私…いつも上条さんに感謝していたんです」

猫村「…けど…私から見た上条さんの私生活はいつも大変そうで見てて辛かったです…」

猫村「禁書さんに噛みつかれたり、禁書さんに無茶な要求をされたり、禁書さんに(ry)……」

猫村「…私は上条さんの不幸をいつも見る事しかできず…恩ある上条さんに対して自分が何も出来ないのがいつも歯がゆくて…情けないやら悔しいやらでいっぱいいっぱいでした…」

猫村「そして、一ヶ月前…私は決心したんです」

猫村「せめて上条さんが高校生らしい学生生活を送れるように、私が家の事をできるようにしよう!…と」

猫村「そして…名前は伏せておきますが、あるメイドさんのもとに私は一ヶ月間厳しい修行を得て…そして…ここに帰ってきた…と、いうわけなんです」
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 08:53:17.37 ID:TzJIM.DO

上条「………」

猫村「どうしました?」

上条「いや…気持ちは有り難いが…お前には無理だろ…だって…猫だし…」

猫村「あら?疑ってますね…いいでしょう…」スッ

猫村「まずは…前掛けをして、と」キュッ

上条『縦結び…』

猫村「……」スタスタ


それからの光景に…上条当麻は我が目を疑った…いや、上条当麻ではなくとも誰でも我が目を疑うだろう…

猫であるスフィンクスは、食器を洗い、掃除機で部屋を掃除し、そして浴室もピカピカに綺麗にしたのだ…

猫村「ふっ、ざっとこんなもんですかね」

上条「すげー…家がピカピカだ」
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 08:53:44.86 ID:TzJIM.DO

猫村「どうでしょうか?これで納得してもらいましたか?」

上条「あ、ああ…疑って悪かったよ」

猫村「いえいえ分かっていただければ…ちょっと失礼」ゴロン…ペロペロ…

上条『あ、毛繕いとかはちゃんとするんだな…やっぱ猫だな』

猫村「上条さんにはこれで分かっていただけましたし…これからの家事は私にドーンと任して下さい」ペロペロ

上条「……」

上条「……ま、いっか」
5VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 08:54:16.42 ID:TzJIM.DO

ガチャ

禁書「とうま~ただいまなんだよー!」

上条「あ、お帰り禁書」

猫村「お帰りなさい禁書さん」

禁書「――――」

上条「どうした禁書?」

猫村「あらあら禁書さん、年頃の娘さんがそんなに大きく口を開けるのははしたないですよ」

禁書「す、す、すす、すす」

猫村「?」

上条「煤?」

禁書「違うんだよ!!ス、スフィンクスが…喋ってるんだよ!1ヶ月も家に帰らなかったと思ったら何でこうなってるの!?」

上条「あ~~それはだな――――
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 08:54:46.51 ID:TzJIM.DO




―5分後―

上条「――というわけなんだとさ」

猫村「理解していただきましたか禁書さん?」

禁書「う~~ん…理解できたような理解できかったような…」

上条「細かい事考えても仕方ないだろ」

禁書『それでいいのかなぁ…?』

猫村「あ、もうそろそろお昼ですね、お二人は昼食は済ましましたか?」

上条「ああ、そういやあま―――」

禁書「そうだったんだよ!スフィンクスに驚いていたから肝心な事を忘れていたけど、とうまご飯!!」

上条「…さっきまでスフィンクスの事でギャーギャー騒いでいたくせに…現金なやつだ」

禁書「それとこれは別なんだよ!」
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 08:55:23.13 ID:TzJIM.DO

上条「はぁ…」

猫村「まあまあ、上条さんも禁書さんも私がお昼ご飯を今作りますから落ち着いて下さい」

禁書「…えっ?」

猫村「ちょっと冷蔵庫の中を失礼…」ガチャ

猫村「う~~ん…これなら簡単にすぐ作れるかな…」

禁書「たった1ヶ月でまるで主婦みたい…スフィンクス…恐ろしい子」

上条「……」ジトー
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 08:56:07.87 ID:TzJIM.DO

禁書「?…とうま、何でそんな目で私を見るの?」

上条「…猫のスフィンクスが家事や料理をできるというのに…お前ときたら……」

禁書「なっ、し、失礼なんだよとうま!私だってやろうと思えば家事や料理なんてお茶の子さいさいなんだよ!」

上条「ふーん、へー、ほー、あそー……無理無理」

禁書「できるもんっ!」

猫村「すいませーん、もう少しでできますからお皿出していただけませんかー?」

禁書「はーいなんだよ♪」タタッ

上条「……」

上条「…[ピーーー]ウ○コ製造糞シスター…」ボソッ
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 08:56:32.90 ID:TzJIM.DO

猫村「お待たせしました、あり合わせの材料ですけど猫村特製『ネコムライス』…美味しいですよ~♪」

禁書「うわ~~…とっても美味しそうなんだよ♪」キラキラ

上条「おお、美味そうだな…んじゃ、早速食べますか」

上禁「「いただきま~す」なんだよ」

パクッ…もぐもぐ…

猫村「‥どうですか?」

上条「すげ~…どうやったらこんな美味しいのが作れるんだ…マジで美味いよ」

猫村「良かった…禁書さんはどうで――」

禁書「美味しいんだよ!美味しいんだよ!五臓六腑に染み渡るんだよ!」ズゴゴゴゴッ!

猫村「…聞くのは野暮みたいですね」

上条「~~♪」パクパク

猫村「……」

猫村『ふふ、二人ともまるで小さな子供みたいで微笑ましいですね」
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 08:57:19.68 ID:TzJIM.DO

上禁「「御馳走様でした」なんだよ」

猫村「はい、お粗末様です」

上条「ふ~~…しかし美味かった~…やっぱり人に作ってもらう料理って美味いしなんか…良いな…」

禁書「ゲプッ…とうまスフィンクスは人じゃなく猫なんだよ」

上条「どっちでもよいだろ…さて、食器をかたしますか」

猫村「あ、いいですよ私がやりますから」

上条「いやいや流石に自分達が使った食器くらいは――」

猫村「上条さん、私は貴方を楽にさせたくて修行を積んできたと言ったじゃないですか、だから任せて下さい」

上条「そうか?」

上条「……」

上条「じゃあ任せるよ」

猫村「はい、任されました♪」

禁書「ふぃ~……お腹いっぱいで動けないんだよ…♪」ゴロゴロ

上条『…これじゃあどっちがペットだかわからないな』
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 08:57:50.45 ID:TzJIM.DO

猫村「上条さんに禁書さんお茶どうぞ」

上条「サンキュー」

禁書「ありがとなんだよ」

猫村「お茶温かったらごめんなさいね、なにせ私猫舌ですから…フーフー…」ズズッ

上条「そんなことはないぞ…うん、ちょうどよい」ズズッ

禁書「熱すぎず温すぎず…絶妙なお茶加減なんだよスフィンクス」ズズッ

猫村「良かったー…フーフー…」ズズッ
 
 
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 08:58:20.05 ID:TzJIM.DO




1ヶ月家を空けたスフィンクスこと猫村スフィンクス…

上条の負担を減らす為にあるメイドの元で修行をし、家事や料理をマスターし…そして…人語もマスターして帰ってきた…

はてさて…

これから彼等はどのように過ごすことやら…

1話終り
 
 
 
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 20:14:09.29 ID:TzJIM.DO


―次の日―

猫村「~~♪」テクテク

猫村「タイムバーゲンで欲しかった食材は全て手に入ったし、天気は良いし…幸せね~~♪」テクテク

猫村「それにしても上条さんは大変ね~…高校生にもなると朝からあんなにも慌ただしくなるもんなのね…」テクテク

猫村「でも…補習って何かしら?」テクテク

猫村「…上条さんも禁書さんみたいに、もっとマイペースにいけばいいのに…」テクテク

アーミテミテ!ネコチャンガエプロンシテアルイテルーッテミサカハミサカハアナタニホウコクシテミルー

猫村「ん?」クルッ
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 20:14:34.45 ID:TzJIM.DO

打ち止め「わぁ、あの猫ちゃん可愛いねーってミサカはミサカは貴方に同意を求めてみる」

一方「……」

打ち止め「どうしたの?ってミサカはミサカは頭に?マークを浮かべてみる」

一方「…猫が二足歩行で歩くのはおかしィと思わねェのか…クソガキ…しかも買い物袋を持ってよ…」

打ち止め「うーん、言われてみればそうかもーって、ミサカはミサカは貴方に言われて気付いてみた」

猫村「……」トコトコ

打ち止め「あ、こっちに来るよ。おいでおいで猫ちゃーん♪ってミサカはミサカは手招きしてみる」

猫村「…そんなにおかしいですかね?」

………

打一「「猫が喋ったっ!!?」」
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 20:15:01.65 ID:TzJIM.DO

打ち止め「あ、あなたは何者なの!ってミサカはミサカは混乱しながらも猫ちゃんに問いただしてみる!」

猫村「私ですか?私の名前は猫村スフィンクスと言います」ペコリ

打ち止め「あ、これはご丁寧に私の名前は打ち止めですって、ミサカはミサカは礼儀正しく挨拶を返してみる」ペコリ

打ち止め「それでこっちの人の名前が一方通行――」

一方「…おい」

打ち止め「何?ってミサカはミサカは貴方に――」

一方「お前ェじゃねェよクソガキ……てめェ…本当になにもンなンだよ…」

猫村「?」キョロキョロ

一方「てめェに言ってンだよクソ猫っ!!」
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 20:15:26.23 ID:TzJIM.DO

猫村「えっ?私の事ですか…えっと~…アク…セロリさん?でしたっけ?」

一方「……」ピキ

一方「…死にてェみたいだなクソ猫…」カチッ

猫村「?」

打ち止め「!!―――――だ、だめ~~!?お願いだから落ち着いてーー!?ってミサカはミサカは貴方にしがみついて懇願してみるー!」ガシッ

一方「離せクソガキィ!!」

打ち止め「離したら貴方は危険な事するから絶対離さないもん!ってミサカはミサカは必死になって言ってみる!」

ギャーギャーギャーギャー!

猫村「……」

猫村『騒がしい人達ねぇ…』

猫村『でも…とっても仲良さそうでいいわねぇ』
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 20:15:53.44 ID:TzJIM.DO





一方「…つまりてめェは三下の役に立ちたく努力してそうなった…て、解釈していいのかァ?」

猫村「そうです。上条さんにはいつもお世話になっていますからね。これくらいの恩返しは当然です」

一方「……ケッ」

一方「…ご苦労なこったな」

打ち止め「……」キラキラ


猫村「どうしました打ち止めちゃん?」

打ち止め「凄く良い話しだね!とってもステキ!――これぞ忠犬ならぬ忠猫の鑑だね!ってミサカはミサカは感動してみる!」

猫村「そんな…忠猫だなんて大げさですよぉ」テレテレ

一方「……」

一方『猫が二足で立ってくねくねしてる姿は不気味もンだな…』
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 20:16:22.96 ID:TzJIM.DO




猫村「あらやだもうこんな時間。早く帰って夕飯の支度しなきゃ」

打ち止め「え~~~もう帰っちゃうの~?せっかく仲良くなれたのに~~ってミサカはミサカはだだをこねてみる」

一方「ワガママ言ってンじゃねぇ」

打ち止め「ぶぅー」

猫村「ふふ…じゃあ打ち止めちゃんに一方通行さんさようなら」ペコリ

打ち止め「うん!さようならーー今度会えたら遊ぼうねー!ってミサカはミサカは大きく手を振ってみる」ノシ

一方「……」

猫村「どうしました一方通行さん?」
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 20:16:57.32 ID:TzJIM.DO

一方「…まァ…その…なンだ…」ポリポリ

猫村「?」

一方「さっきは…いきなり切れちまって…悪かったな…」

猫村『一方通行さん…』

猫村「いえいえ、一方通行さんの名前を間違えた私が悪いんですから、気にしないで下さい」

一方「あ、あァ…」

打ち止め「あっれ~~?ひょっとして…照れてる?ってミサカはミサカは普段お目にかかれない貴方の貴重な瞬間にニヤニヤしてみたり♪」ニコニコ

一方「うっせェぞクソガキ」

打ち止め「ふふっ♪」
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 20:17:34.18 ID:TzJIM.DO




猫村「……」テクテク

猫村「打ち止めちゃんに一方通行さんねぇ…」

猫村「あの二人兄妹にしては随分似てないわねぇ」

猫村「打ち止めちゃんは天真爛漫で可愛い女の子だったわぁ…いいわねぇ…子供って…」

猫村「一方通行さんはダイエットでもしているのかしら?男の子にしては痩せ過ぎてたし…」

猫村「あれが巷でいう草食系男子ってやつかしら?」

猫村「……」

猫村「もやし体型で草食系というのも我ながらおかしな話しだわね…」
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 20:18:10.03 ID:TzJIM.DO

猫村「とりあえずお家に帰ったら、夕飯の用意をして鍋に火をかけてる間にお風呂の準備をしときましょ」

猫村「あ!そうそう今日は火曜日だから9時にはねっけつデカが入るから見逃せないわね」

猫村「上条さんにお願いして見させてもらわなくちゃ」

猫村「前回は大仏刑事の生き別れた妹さんが犯人と分かって、大仏刑事…凄いショックを受けていたわねー…」

猫村「……」

猫村「続きが気になるわぁ……早く夜にならないかしら…」
 
 
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/06(木) 20:18:34.33 ID:TzJIM.DO

…ひょんなことから打ち止めと一方通行の二人に出会った猫村スフィンクス…

…猫村さんは気付いていなかった…

自分が学園都市でどれほどイレギュラーな存在かといいことを…

そして…

1ヶ月後…

猫村さんを中心に再び学園都市に争いが巻き起こる…




うそです

2話終り
 
 
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/09(日) 09:10:46.01 ID:PPINQwDO



上禁「「御馳走までした」なんだよ」

猫村「はい、お粗末様です」

上条「いや~、スフィンクスのご飯は本当に美味いな」

スフィンクス「ふふ、ありがとうございます」

禁書「私はスフィンクスみたいな忠猫をもって鼻が高いんだよ」フンス

上条「…飼い主に似なくて本当に良かったなスフィンクス」

猫村「上条さん…本人の前でそんな事言ったら…」
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/09(日) 09:11:45.50 ID:PPINQwDO

禁書「とうま…」ユラリ

上条「!」ハッ

上条『しまった!気が弛んでつい本音が!』

上条「な、なんでせう…禁書さん…」

禁書「さっきのは…どういう意味なのかな?」ガチンガチン

上条「…と…と、言いますと?」

禁書「飼い主に似なくて良かったって…どうゆう事なの…?」
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/09(日) 09:13:34.50 ID:PPINQwDO

上条「え、えっと~~…」ダラダラ

上条『…まずい…これはマズいぞ…!』

上条「いやだからな禁書、さっきのはつまり―――」

禁書「とうまの…」

上条「!!――だ、だから落ち着け禁書!?」

上条『やばい!ヤバいぞっ!これは!』

禁書「とうまのば―――!」

上条『だ、駄目かー!―――南無三っ!』

猫村「……」スクッ

猫村「禁書さん、余り物の食材でおかしを作っておいたんですけど食べませんか?」
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/09(日) 09:14:01.54 ID:PPINQwDO

禁書「――!」ピタッ

猫村「美味しいですよ~♪…食べませんか?」

禁書「食べるんだよ!で、おかしはどんなのかなスフィンクス♪」

猫村「はい、残ってたパンの耳を揚げて砂糖をまぶしたおかしですよ」

禁書「さっそく食べたいんだよ♪」

猫村「じゃあ、今出しますね」
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/09(日) 09:14:32.53 ID:PPINQwDO

上条「……」

上条『…ほっ…』

上条『…スフィンクスが気を利かせてくれて助かった…』

猫村「……」スタスタ…チラッ

上条「……ん?」

猫村「……」パチン♪

上条『…ありがとうな…スフィンクス…』

上条『…でもな…』

上条『猫がウィンクって…気持ち悪いぞ…』
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/09(日) 09:15:05.45 ID:PPINQwDO





上条「ふぅ~…さっぱりした」ホカホカ

猫村「あら?上条さんお風呂上がるの早いですね」

上条「そうかなぁ?あ、スフィンクス風呂上がる時、風呂の栓抜いておいてくれな」

猫村「はい、分かりました。この洗い物を済ましたら入らせてもらいますね」

上条「おう」
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/09(日) 09:15:31.97 ID:PPINQwDO

猫村「~~~♪」カチャカチャ

上条『猫が鼻歌しながら食器を洗ってる姿って、何度見てもシュールだ…』

上条『しかし…正直ありがたい…掃除、洗濯、ご飯…家の事は全部スフィンクスがやってくれるようになってから、自分の時間もできてかなり楽になったなぁ…スフィンクスは本当に良くできた猫だ…』

禁書「ぷーーーwwwwこの人何やってんのwwwwwwwwwwww」
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/09(日) 09:15:57.98 ID:PPINQwDO

上条「……」

上条『それに比べて…こいつは…』

上条『飯食い終わって、とっとと先に風呂入った挙げ句、今はテレビを見ながらだらけてる始末…』

テレビ「――!――!?」

禁書「こぽぅふwwwwwwwwwwwwwwwwww」

上条「……」
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/09(日) 09:16:26.74 ID:PPINQwDO





猫村「……」チャポッ

猫村「う~~ん…湯船の温度まだあるわね…こういう時猫って不便ね…猫が熱いお湯が苦手なのはなんでかしらね…?」

猫村「…進化の途中に克服してほしかったものね…しょうがない…水道代を節約するために、水を使わず温くなるまで先に体を洗っておきましょ…」

猫村「……」ゴシゴシ

猫村「~~♪~~♪」ゴシゴシ
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/09(日) 09:17:12.52 ID:PPINQwDO

猫村「ふぅ…」ゴシゴシ

猫村「今日の上条さん危機一髪だったわね、禁書さんにまた噛まれるとこだったわ…禁書さんの噛みつく癖…あれは本当に良くないわねぇ」ゴシゴシ

猫村「それに子供とはいえシスターが人を傷つけていいものかしら…?」ゴシゴシ

猫村「でも上条さんに聞いて驚いた…まさか禁書さん生活費すら出していないなんて…」ゴシゴシ

猫村「まったく…親の顔が見てみたいわねぇ」ゴシゴシ

猫村「上条さん家に寄生虫を押し付けるなんてとんでもないわね」プンプン
 
 
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/09(日) 09:17:42.22 ID:PPINQwDO

今日もいつもと変わらず静かで平凡な1日だった…

…だが

上条にスフィンクス…

一人と一匹の心の中には…
禁書にとってとても不吉なものが芽生え始めていた…




嘘です

3話終わり
 
 
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/12(水) 14:34:02.81 ID:yrFF33uDO

上条「んじゃ、学校行ってくるわ」ガチャ

猫村「はーい、上条さん車に気をつけて下さいね。行ってらっしゃーい」ノシ

禁書「さてと…私もそろそろ行くんだよ」スッ

猫村「?――禁書さん…お出かけですか?」

禁書「うん、公園に遊びにいってくるんだよ」

猫村「そうですか」

禁書「あ、でもでも――お昼ご飯までには帰ってくるから…スフィンクス…今日も美味しいお昼ご飯を期待してるからね♪」

猫村「ふふっ、分かりましたよ」

禁書「うん!お願いね♪じゃ、行ってきまーす」ガチャ…バタン
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/12(水) 14:34:38.10 ID:yrFF33uDO

猫村「いってらっしゃーい」ノシ

猫村「…さてと」

猫村「誰もいないうちに食器を洗わなくちゃ」トコトコ

猫村「…でも、禁書さんがお出かけって珍しい…ただの引きこもり少女じゃないみたいね」

猫村「それに…禁書さんはなんであんなに上条さんに対してワガママなのかしら…?上条さんは上条さんで嘆くだけで何も対策を考えてないみたいだし…」

猫村「……」

猫村「二人とも考えてみれば変わった人達だわね…」
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/12(水) 14:35:18.70 ID:yrFF33uDO
…思えば深く考えた事がなかった二人の関係と…そして過去…
スフィンクスは深い思考に陥る前に、台所に向かい食器を洗い始めた…


猫村「る~ん♪るるるるん♪ハァ~~♪」カチャカチャ

猫村「シャボ~~ンが~~♪しみいる~~♪」カチャカチャ

猫村「子猫のおひげよ~~♪泣かないで~~♪」カチャカチャ

猫村「は~~あ~~♪は~~あ♪」カチャカチャ

猫村「シャボシャボンが~~♪しみいると~~しても~~♪」カチャカチャ

………

…………

……………
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/12(水) 14:35:53.93 ID:yrFF33uDO

猫村「これで、よしっと」フキフキ

猫村「次はお部屋を綺麗にしなくちゃ」

猫村「よいしょ、よいしょ…コードを繋げて…」

猫村「掃除機にスイッチをポチッと」ブォー

猫村「うん、ちゃっちゃと終わらせましょ」ブォー

猫村「ふ~ふふ~~ん♪ピーカピカァのつるっつるぅ~~♪」ブォー

猫村「つるっぴか~~の♪つ~~るつる~~♪」ブォー

猫村「ふふふ~~ん♪」ブォー
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/12(水) 14:36:21.90 ID:yrFF33uDO




猫村「ふう~…あらかた終わったわね」チラッ

猫村「お昼までまだあるしテレビでも見ようかしら」ポチッ

テレビ『ねっけつねっけつねっけつ刑事~♪」』

猫村「あら!これって泣き虫刑事じゃない!…へぇ~再放送してたのね」
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/12(水) 14:36:51.89 ID:yrFF33uDO

猫村「今やってる続編のねっけつ刑事も面白いけど…やっぱり最初のころの泣き虫刑事もいいわね~~」

猫村「この頃の大仏刑事と麻里亜さんって、じれったい恋が続いていつになったらくっつくのよ!って、よくやきもきしてたもんよね~」

猫村「お互い好きあっているのに二人とも不器用なもんだから、いつもすれ違ってばっかりだったし…」

猫村「……はぁ」

猫村「いいわね~…」

猫村「……若さって」
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/12(水) 14:37:49.28 ID:yrFF33uDO

ナレーション『前回、婦人警官のマリアをかばい、強盗の銃弾に倒れた大仏刑事は救急車で運ばれ緊急手術を受けたが……』


猫村「ああ~…最終回の時のお話しね…」

猫村「この時のチノパン…格好良かったわ…」

猫村「自分だってマリアちゃんが好きなのに…自分を庇って倒れた大仏刑事に対して落ち込んでいたマリアちゃんを励まし…」

猫村「そして…マリアちゃんに大仏刑事にいい加減想いを告げてきなよっ…て、彼女の背中を後押ししてくれたのよね~~」
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/12(水) 14:38:19.19 ID:yrFF33uDO




テレビ『ねっけつ♪ねっけつ♪ねっけつ刑事~♪』

猫村「!」ハッ

猫村「あらやだ!ちょっと休憩するつもりが―チラッ―もうお昼前じゃない!」

猫村「大変!急いでお昼ご飯の用意をしなくちゃ」アセアセ

猫村「…でも…禁書さん…大量に食べるから…経済的にも…時間的にも…厳しいわね…う~ん」

猫村「……!」ハッ

猫村「そうだわ!昨日買ってきた大量のおからを使って猫村特製おからハンバーグを作りましょ!」

猫村「よし!そうと決まれば急いで作らなきゃ!」
 
 
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[neko]:2011/01/12(水) 14:38:47.28 ID:yrFF33uDO

…現在の上条家の財政難をなんとか工面してるのはスフィンクスである…

そして、スフィンクスは無駄なく経済的な買い物や節約術をマスターしているので、かなり上条家のエンゲル計数を下げてくれていた…なので、上条はスフィンクスに対して大幅な信頼と信用をしている

そして…

インターフェースさんに対しては…

…言うまでもない


四話終り
 
 
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2011/01/12(水) 15:48:39.34 ID:QVynKJwq0
インクリボンさんの立場がないなwww
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2011/01/12(水) 20:36:05.98 ID:QfNCe7uko
インさん捨てられそうだなー

上条と猫がくっつけば
 

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