- ※未完作品
- 2 : ◆NetU/ afLCgh[sage]:2011/11/04(金) 03:07:48.24 ID:0lZG7FLAO
- 「はぁ、ってミサカはミサカは重いため息をついてみたり……」
学園都市の超能力者序列第三位のクローン、打ち止めは冴えない表情で歩道を歩いていた。
いつもなら隣にめんどくさそうな表情をしながらもしっかりついてきてくれる保護者がいるのだが、離れて歩いているでもなく、彼女は一人だった。
探しにきてくれるかな、と少しの期待をこめて振り返る。
が、知らない他人が行き交うばかりで、大好きなあの人の姿は見あたらない。
打ち止めは保護者に無断で居候しているマンションから飛び出してきたのだった。
きっかけは些細なわがままで、彼は面倒くさいと動かなかった。
ただそれだけの事ではあるが、学校にも行かずだらだらと過ごしている姿を見ていたら、もう少しくらい自分に構ってくれたっていいじゃない、と思っても罰はあたらないハズだと彼女は思っただけなのだ。
「ちょっとだけ、お散歩したかっただけなのに、ってミサカはミサカは……、ん?」
あの人がよく行くコンビニの前、すぐに路地裏に入ってしまったが見間違うはずもない。
「?……、?」
打ち止めの脳は、あの人だ、と答えを出していた。
あの人……、学園都市の頂点に君臨している超能力者、一方通行。
しかし同時に違和感も感じた。
一方通行?が入っていったのは路地裏だ、昼間とはいえ路地裏はスキルアウト達が庭にしているような場所。
第三位のクローンであり、打ち止め自身も能力を使えるといえ、十分危険な所。
数秒のためらいの後。
打ち止めは自身の内から溢れる好奇心に勝つことはできず、路地裏に飛び込んでいった。
- 3 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/04(金) 03:10:10.30 ID:0lZG7FLAO
- 「待って!ってミサカはミサカは引き留めてみるっ」
目的の人物は、とくに急いでいる風でもなく歩いていた。思わず掴んだ手首は細く、肌はとても白い。
「…!?」
のぞき込んだ顔を二人は固まる。
「え、あなた誰?ってミサカはミサカは自分の目を疑ってみたり……」
「はァ?いや、オマエこそ誰だよ」
白い髪に赤い瞳、そんな特異な容姿を持つものは数少ない、というかたった一人のはず。
相手のもっともな言葉も耳に入らずに、打ち止めは混乱していた。
背は打ち止めと同じ位、服装はパーカーにショートパンツ・ニーソックス、という活動的な少女らしいカジュアルな姿だった。
身長が打ち止めと同じという時点で、一方通行とは別の人物だと理解したが、それにしても。
「……あの人を女の子にしたみたい……ってミサカはミサカはあり得ない想像をしてみる……」
「……あの人?」
一方通行に似すぎた少女?は首を傾げる。
つかまれた手首を離してほしそうに引っ張っているが、打ち止めはぎゅっと掴んだまま離さない。
「そォか、オマエが…第三位のクローン……」
「!、なんで知ってるのってミサカはミサカは驚愕してみる」
打ち止めは大きな瞳をさらに開いて、少女を見つめた。
彼女の素性を知っているということは、 少なくとも無害な一般人とは思えない。
今更ながら後を追ってきたことを後悔し始めていた。
「ン…、探してたから」
しかし、目の前の少女は嬉しそうに頬を緩ませて微笑んだ。
あの人では決してできないだろう、自然な笑みにぽかんとしてしまう。
「え…?」
「俺と同じ、クローン」
「え?え?」
「なァ、俺と、友達になって?」
- 12 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/04(金) 23:14:05.18 ID:0lZG7FLAO
- 打ち止め「友達…?ってミサカはミサカは聞き返してみる」
少女「ン。友達。なァとりあえず場所変えねェ?
公園行こう、あ……コンビニ寄ってく?」
打ち止め「待って、待って!ってミサカはミサカは混乱する頭を必死に整理してる最中だったり!」
少女「……あー……、百合子」
打ち止め「?」
少女「俺の名前。百合子。」
打ち止め「百合子……」
打ち止め「(どういう事なの?クローンって、あの人のクローン?
そんな話聞いたことないよ)」
百合子「説明はちゃんとするから、行こう」グイグイ
打ち止め「わ、わ、待って、そんなに引っ張ったら転んじゃうよって
ミサカはミサカは慌ててついてってみるっ」パタパタ
- 13 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/04(金) 23:14:42.86 ID:0lZG7FLAO
- 打ち止め「友達…?ってミサカはミサカは聞き返してみる」
少女「ン。友達。なァとりあえず場所変えねェ?
公園行こう、あ……コンビニ寄ってく?」
打ち止め「待って、待って!って
ミサカはミサカは混乱する頭を必死に整理してる最中だったり!」
少女「……あー……、百合子」
打ち止め「?」
少女「俺の名前。百合子。」
打ち止め「百合子……」
打ち止め「(どういう事なの?クローンって、あの人のクローン?
そんな話聞いたことないよ)」
百合子「説明はちゃんとするから、行こう」グイグイ
打ち止め「わ、わ、待って、そんなに引っ張ったら転んじゃうよって
ミサカはミサカは慌ててついてってみるっ」
- 14 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/04(金) 23:17:06.53 ID:0lZG7FLAO
-
近くの公園、ベンチにて
打ち止め「……本当にあの人のクローンなの?ってミサカはミサカは確認してみる」
百合子「あァ、オリジナルはたぶん俺達の存在を知らないと思うけどな」
打ち止め「たち?ってミサカはミサカは不穏な言葉におびえてみる……」
百合子「ン。俺ともう一人。お兄ちゃンがいンだ」ニコォ
打ち止め「お兄ちゃん…ってことは、男の人なんだねって
ミサカはミサカは百合子は女の子なのかなって推測してみたり」エガオカワイイ
百合子「男で百合子って名前は変だろ」
打ち止め「それは、そうだけど……あ、ミサカの名前は…」
百合子「打ち止め、だろ?知ってるよ探してたんだから」
打ち止め「そっかぁ、でもどうやってミサカの事を知ったの?
ってミサカはミサカは情報元が気になってみたり」
百合子「ンー……俺たちの保護者が研究者なんだ」
打ち止め「……、それってもしかしてってミサカはミサカは恐る恐る聞いてみる」
百合子「クローンの研究してるわけじゃねェよ、それと俺たちを実験に使おうとしてるわけでもねェ
……って、俺がこう言ってるだけじゃ、信用できないかもしれねェけど」シュン
打ち止め「うーん、そうね、びっくりし過ぎてミサカはちょっと気分がふわふわしてるかも
ってミサカはミサカは半信半疑なのを告白してみたり」
百合子「だよな……」シューン
打ち止め「でもね、ミサカはなぜだかわからないけど百合子の事、信じたいって思ってる
ってミサカはミサカはすかさずフォローしてみる!」
百合子「ホントか……?」
打ち止め「……」コクン
百合子「そっか、そっかァ…よかった///」
百合子・打止「えへへ…」テレテレ
- 15 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/04(金) 23:20:26.18 ID:0lZG7FLAO
- 打ち止め「ねえ、もう一つだけ聞いていい?ってミサカはミサカは聞いてみる」
百合子「なンだ?」
打ち止め「あの人じゃなくて、ミサカに会いに来てくれたんだよね?
ってミサカはミサカは慎重に確認してみる」
百合子「ン。そりゃァオリジナルにも会ってみたいけど。
……嫌われたら怖いし、クローン、だから俺……」
打ち止め「……、そっか、その気持ちはなんとなくミサカもわかる……ミサカもお姉様に嫌われたらきっと泣いちゃう。
でもあの人はそんな人じゃないよってミサカはミサカは百合子の複雑な心境を理解しつつ一応フォローしてみる」
百合子「そう、かな……?」
打ち止め「そうだよ。でもタイミングの問題かなって…
うわあああああっ百合子逃げてってミサカはミサカは叫んでみる!!」
百合子「え……?」クルッ
一方通行「」
百合子「」
一方「……」カチッ
百合子「!!」ビクッ
打ち止め「駄目ぇっ!てミサカはミサカは百合子をかばってみたり!!!」ガバッ
百合子「ら、打ち止めちゃン…」
一方「どけクソガキ!なンなンですかそいつァ!!
ガキにに近づいて何する気だ!!」
打ち止め「何にもしてない!お話してただけだもん
ってミサカはミサカは話も聞かないでいきなり戦闘モードのあなたに反論してみる!!」ウルウル
- 16 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/04(金) 23:22:42.61 ID:0lZG7FLAO
-
一方「な……っ」
百合子「あ、泣く……」
打ち止め「もうなんなのぉ…ってミサカは……ミサ……ふぇええ……」ポロポロ
一方「」
百合子「……」ヒナンノマナザシ
一方「(なンだこれ完っ璧に俺が悪いみたいな雰囲気じゃねェか……)」
一方「……チッ、変なことしやがったら……」カチッ
百合子「しねェし。だいたいオリジナルに勝てるわけないのはわかってる」
一方「(……オリジナル)」
- 21 : ◆NetU/1afLCgh2011/11/05(土) 15:41:02.09 ID:OdpvSpzAO
-
………百合子説明中
一方「……クローン?」
打ち止め「クローン、ってミサカはミサカは繰り返してみたり」ナキヤンダ
百合子「ン。俺とお兄ちゃンは第三位のクローン製造目的とは違う目的で作られたらしいけど
……詳しくは俺も知らねェ。
研究所はもう潰れちまったし」
打ち止め「だからたった二人なんだねってミサカはミサいたいっ!」ゴチン
一方「こいつの説明によると、一人っきりで入るなって所に
入ってったみてェだが俺の勘違いかァ?」
打ち止め「うう!ばれちゃった!って
ミサカはミサカは言い訳を必死に考えてみたりっ」
一方「ったく、クローンなんざ二人でも十分多いンだよ……、で?」
百合子「?」ジー
一方「(……当たり前だがガキのときの俺そっくりだなァ……)」
一方「何で今更接触してきた?今までこっちは全然知らなかったンだ。
かかわり合いにならない方がいいと思うのが普通だと思うンだがな?」
百合子「……だち」
一方「?」
百合子「友達が、ほしかったから。
打ち止めちゃンは俺と同じクローンだし、仲良くなれたらいいなァって……ずっと思ってて……///」モジモジ
打ち止め「……」キュン
一方「……」キュン
- 22 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/05(土) 15:44:15.37 ID:OdpvSpzAO
-
一方「(いやいやキュンじゃねェだろ……こいつは俺のクローン俺のクローン俺のクローン……)」
百合子「だから、その、駄目だったら、仕方ないけど……、お買い物とか、がーるずとーくとか、パジャマパーティーとか芋煮会したかったなって……」シュン
一方「(芋煮会?)……はァ、なンだそりゃァ……」
打ち止め「駄目じゃない!駄目じゃないよ!ね?あなた!ってミサカはミサカは猛アピールしてみる!!」
一方「だあァァァああああうっせェ!!耳元で騒ぐンじゃねェっ、ったく好きにしたらいいじゃねェか!ただし!」
百合子「?」
一方「オマエの素性はこっちで調べさせてもらうからな」
百合子「それで気が済むンなら、いくらでも!!!」
打ち止め「わぁい!!百合子やったね!ってミサカはミサカは
抱きついてみる!」ギュウ
百合子「ン。良かった…、あ、メアドとケー番交換して?」ドキドキ
打ち止め「いいよ!赤外線で送るねってミサカはミサカは携帯を取り出してみたり」ポチポチ
百合子「……きた!」ニパァ
打ち止め「(輝く笑顔ってこういう事を言うのねって
ミサカミサカはあの人の仏頂面と見比べてみたり……)」チラッ
一方「なンだ」
打ち止め「なんでもないよってミサカはミサカはあなたの笑顔を想像してみる」
一方「言葉に出てるからな」
- 23 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/05(土) 15:52:55.27 ID:OdpvSpzAO
- 百合子「えへへ……、打ち止めちゃンは友達に登録っと……」ポチポチ
一方「おい……い、一応、一応俺のも登録しとけ」
百合子「……え」イイノ?
一方「さっさとしろ」ケイタイトリダシ
一方「(これは別にガキが何かに巻き込まれたときの保険だ、番号とメアドがあれば特定しやすいからであって俺自身がどうこういうンじゃねェ。別にこいつちょっと可愛いじゃねェかとか思ってるわけじゃねェンだ、そうだ、うン)」ブツブツ
百合子「お、おォ……///、えっと…おりじ」
一方「その呼び方やめろ」
打ち止め「あ、私達はオリジナルをお姉様って呼んでるんだよってミサカはミサカはアドバイスしてみる」
百合子「へぇじゃあ……お兄様……?え、なんか違うンだけど」クビカシゲ
一方「どういう意味だそりゃァ」
百合子「ンー…、じゃあ……、ア、一方(アクセラ)兄ちゃン……?///」カァ
打ち止め「(え、お兄様は大丈夫でお兄ちゃんは照れちゃうの?自分で言ってなんで顔真っ赤になっちゃうの?ってあまりの可愛さにミサカはミサカは思わず●RECしてみる)」テレテルカオカワイイ
一方「(兄ちゃン、兄ちゃン……、じゃねェ!)」ハッ
百合子「…一方兄ちゃん、俺の事気持ち悪くねェの?」
一方「意味がわからねェな。オマエはオマエだろ」
百合子「……一方兄ちゃんって」
一方「……あン?」
百合子「話に聞いてたより、いい奴なンだなァ……!」キラキラ
一方「その話とやらを聞かせてもらおォか」ヒクヒク
打ち止め「もぉーっ、ミサカも会話に入れてってミサカはミサカは二人の間に割ってはいってみる!!」ウガー
一方「あァうぜー、とりあえず今日ン所は帰れ。いろいろ調べなきゃならないしなァ」
打ち止め「えーっ」
- 24 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/05(土) 15:56:09.82 ID:OdpvSpzAO
- 百合子「ン。打ち止めちゃン俺メールするから。絶対するから」ニコッ
打ち止め「ううーわかったぁ、って
ミサカはミサカは残念な気持ちを押し殺してうなづいてみる」
百合子「じゃあ、またなァ!」パタタタ
打ち止め「ばいばーい、って、あれ?
百合子一人で大丈夫かなって
ミサカはミサカはちょっと心配になってみたり」
一方「あァ?大丈夫だろ」
打ち止め「えーなんで?ってミサカはミサカは説明を要求してみる」
一方「保護者がいたみてェだからな」チラッ
打ち止め「え?」ドコ?
一方「それにな、あいつそれなりにイイ暮らししてるンじゃねえか?」
打ち止め「どうして?って
ミサカはミサカはあなたと同じスリム
というよりもやしな体を思い出してみる」
一方「そっちじゃねェ…つかひでェな。
あいつ髪はちゃんとそろってたし健康も問題なさそうだしな、怪我らしいもんも無かった。
それにあの服シンプルだがどれも有名ジュニアブランドだったぞ。
ようは大切にされてるってこった」
打ち止め「へー…って、あなたそんな舐めるように百合子の事見てたのって
ミサカはミサカは今日できたお友達の危機を感じてみたりっ」
一方「どォいう意味だクソガキ」チョップ
打ち止め「いったーーいっ!!って
ミサカはミサカはチョップが当たった頭を押さえてみるううう」ジンジン
一方「全く……」
一方「(殺気ではなかったから放置したが……
面倒な事にならなきゃいいンだがなァ)」
一方「ほら、クソガキ帰るぞ」
打ち止め「もう、待ってよーって
ミサカはミサカはあなたを追いかけてみるっ」
- 32 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/07(月) 20:57:32.02 ID:FXaVubIAO
- 黄泉川家
打ち止め「ただいまぁー!ってミサカはミサカはプチ家出から帰還報告してみたり!」
一方「騒ぐンじゃねェ…、っておい」
一方「あいつの事はまだ黄泉川達には言うンじゃねェぞ。あとMNWにも流すな」コソッ
打ち止め「どうして?ってミサカはミサカは
新しいお友達ができたことを早くみんなに報告したかったり」ムムム
一方「素性がわかってからだ」
打ち止め「(実は、も、もう流しちゃったんだよね……どうしよう)」
一方「どうした?」
打ち止め「ううん、百合子はそんな子じゃないと思うって
ミサカはミサカは心の中で楽観的になってみる」ニコー
一方「あいつ自身がそうじゃ無かろうと、その後ろにいる人間が真人間かなンてわかンねェだろ」
打ち止め「もし、百合子が悪い人に利用されてたらどうするの?って
ミサカはミサカはわかりきった事を聞いてみる」
一方「……さァな。疲れた、寝る」プイッ
打ち止め「えへへ、ミサカはあなたが優しい人だって知ってるの、って
ミサカはミサカは緩む頬を押さえきれなかったり!」ニヤニヤ
番外個体「あれ、もう帰ってきたの?」ヒョコ
打ち止め「うん、ただいまーってミサカはミサカは―――」pipipipipi
打ち止め「あ、メールだ!!ってミサカはミサカは慌てて自分の部屋に入ってみるっ」ダダダ
番外個体「……ニヤニヤしながら部屋入ってったけど、なんかあったのかな?」リビングフリムキ
芳川「どうかしたの?」ゴロゴロ
番外個体「ミサカにもわかんない。ってそれミサカのわたぱち!!」
芳川「懐かしいわねーこれ」モグモグ
- 33 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/07(月) 21:00:54.29 ID:FXaVubIAO
- 打ち止め「……」ドキドキ
打ち止め「……」パカッ
from;ゆりこ
件名;(nottitle)
本文;今日はありがと。
話せてよかった。
打ち止め「メールはちょっと淡泊なのね、って
ミサカはミサカは百合子の笑顔を思い浮かべてみたり」ポチポチ
―――
百合子「……」ジー
パカッ、パタン
百合子「…………」ジー
パカッ、…パタン
百合子「……もしかして短すぎt」pipipipi
百合子「!!」パカッ
from;打ち止め
件名;初メール!
本文:メールありがとうってミサカはミサカはお友達フォルダ第一号の百合子のメールに返信してみる!(`・ω・´)
ちょっとだけびっくりしたけど、楽しかったよ。
それで、今度どこか遊びにいこうよってミサカはミサカは親睦を深めるために提案してみたり!(*^ω^*)
たぶんあの人も一緒だけど…、よかったらって
ミサカはミサカは消極的になってみる…。(´・ω・`)
どうかな?
百合子「メールでもあの口調なンだな……」クスッ
百合子「全然おっけェっと」ポチポチ
百合子「お友達第一号……なンだよな」ニヘラ
???「あのガキなに一人でにやけてんだ?」
??「……しらねェよ」
???「……」
- 34 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/07(月) 21:03:52.19 ID:FXaVubIAO
- 次の日
一方「はァあああああ?!
なァに勝手にスケジュール組んでいやがるンですかこのガキはァ!」
打ち止め「あああしーっ大きな声ださないで
ってミサカはミサカは黄泉川たちにバレちゃう危機を回避させてみたり!」ワタワタ
一方「オマエがそうさせてンだろうがっ!
今週末だとか展開が早すぎンだろ!」
打ち止め「そんなことないもん!って
ミサカはミサカは友情に時間は関係ないって主張してみる!」
一方「一人前みたいな口きいてンじゃねェぞハシャぎすぎだクソガキ。
断れ、できなきゃもっと後にしろ」
打ち止め「やだ!ミサカから誘ったのにそんなことできないよって
ミサカはミサカはあなたに反抗してみる!」
一方「てm」
打ち止め「だって百合子はミサカと友達になりたいから会いに来てくれたんだよ!
他にもミサカは沢山いるのに、このミサカにだけ会いに来てくれたんだもん!
このミサカがいいって言ってくれたんだもん!って
ミサカはミサカは心の内を吐露してみる!」
一方「……」
打ち止め「はぁ、はぁ…ミ、ミサカは沢山知り合いいるしあなたもいるし寂しく感じたことはないけど、
……一緒に遊んでくれる『お友達』はいないかもって
ミサカはミサカは百合子に会って初めて気づいて、みたり」シュン
一方「……」
- 35 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/07(月) 21:06:45.51 ID:FXaVubIAO
- 一方「……はァ、ワガママがすぎンだよクソガキ」ワシワシ
打ち止め「わわっ、言葉と行動に矛盾があるよって
ミサカはミサカは突然頭をなでられて驚いてみたりっ///」
打ち止め「あ、あ、それでね。
あなたが来るなら百合子も保護者とお兄ちゃんつれてくるって
ミサカはミサカはさっき百合子とメールで打ち合わせた内容を報告してみる」
一方「あァ?随分協力的じゃねェか」
打ち止め「たぶんあなたとも早く仲良しになりたいからじゃないかなって
ミサカはミサカは最初百合子があなたにも会いたがってた事を思い出してみる」
一方「馴れ合うつもりはねェ、俺のクローンだぞ?」
打ち止め「そんなこといって、じゃあ何で携帯電話の番号とか交換したの?って
ミサカはミサカは本当は満更でもなさそうなあなたの心中を想像してみたり」ジー
一方「何かあったら便利だからに決まってンだろ、
俺はまだ信用してねェって事忘れてンじゃねェだろうな」メセンソラシ
打ち止め「むう」
一方「(なンなンですかァ…急に反抗的になりやがって)」
一方「でェ?何時にどこに待ち合わせたンだ」
一方「(顔を見といてもこっちが不利になる事はねェしな、今週末にはまだ多少時間がある。
まァ何とかなンだろ)」
打ち止め「え、あ、ええと……って
ミサカはミサカは百合子からのメールを確認してみるっ」ポチポチ
- 43 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/15(火) 22:34:16.76 ID:XXJormcAO
-
当日、セブンスミスト前
一方通行は、目の前でそわそわと落ち着かない様子の
打ち止めの頭にチョップを食らわせた。
「いったぁあああいっ何もしてないのにチョップはひどいんじゃないかなって
ミサカはミサカは猛抗議してみたり!」
手が当たった所をさすりながら、打ち止めは
壁に寄りかかっている一方通行に食ってかかった。
だが一方通行は面倒そうにため息をついて。
「ちったァ落ち着けってンだ。
まだ時間まで10分もあるじゃねェか」
「だからってチョップはちょっと暴力的ってミサカはミサk」
「そォですかァ」
それでも抗議をやめない打ち止めを適当に相手しつつ、
携帯を開いて時間を確認してから、受信メールの画面を開く。
それほど頻繁にやりとりするような人間はいない為、
一方通行の受信ボックスは大抵家主の黄泉川や吉川、打ち止めで占められている。
その中でいきなり現れる『シスコン』の文字。
本人にその名前で登録してあるとバレた時は修正しろと怒っていたが結局そのままだ。
『シスコン』から来たメールを開いて、
名前からは想像しづらい真面目な文章が並んだ内容を読む。
内容の一列目には『超能力者・大能力者に起こりうる外的損傷、またその対策』と書かれていた。
「(科学者って言う人種はどォしてクソッタレな事しか考えられねェのか)」
「あ、きたきたーってミサカはミサカは百合子に手を振ってみたり!」
心の中ではき捨ててメールを半分まで読んだ所で、
打ち止めが遠くから歩いてくる二つの白い人間に手を大きく振った。
遠くからでもよくわかる。
楽しいおでかけ、の前に聞かなければならない事があった。
一方通行は打ち止めの浮かれた気分をへし折るような行為をしなければならない。
- 44 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/15(火) 23:00:44.18 ID:XXJormcAO
-
百合子「いたいたァ、待った?」
打ち止め「ぜーんぜんって
ミサカはミサカは20分前に来たことを隠してみたり」
百合子「隠せてねェし、あ、こっち俺の兄」ウシロユビサシ
兄セラ「…」
一方「…」
打ち止め「(ねえ睨みあってるよって
ミサカはミサカは一触即発な雰囲気を感じ取ってみたり)」コソコソ
百合子「(だ、大丈夫、だと思うンだけど……)」コソコソ
兄セラ「こンなもやしが俺のオリジナルなのかよ……」
一方「オマエ自分の姿を鏡で見てくるべきだなァ?」イラッ
兄セラ「俺は発展途上なんですゥ、
どっかのもやしレータとは違ってちゃンと鍛えてるンでェ」プイッ
一方「(なンなンだこのクソガキィッ)」
百合子「ちょ、兄ちゃん、やめろって」アワワ
打ち止め「あなたもやめてってミサカはミサカは二人の間に突入っ」アワワ
一方・兄セラ「……」ツーン
打ち止め「もう、仲良くしてとは言わないけど、喧嘩はしないでねって
ミサカはミサカはお姉さんぶってみたり」
一方「それは難しい問題なンじゃねェか。あっちがな」
百合子「兄ちゃンもだからな」
兄セラ「……」
一方「それで、保護者とやらはどこだ?」
百合子「あァ、先に来てるは「おせぇんだよお前ら」
一方「オマエ、は……!?」
- 45 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/15(火) 23:01:18.85 ID:XXJormcAO
-
一方通行は迷わずチョーカーのスイッチに手をかける。
百合子とその兄の真後ろに突如現れた男。
打ち止めの前に立つように体を移動させると、鋭くにらんだ。
男は悠然と一方通行を見下ろしていた、そこに敵意はないが好意もない。
一方通行が良く知っているというよりも、
一方通行を良く知っている人間といったほうがいいかもしれない。
彼は一方通行の能力開発にかかわっていた人物。
百合子・兄「木原くン!」
一方「」
一方通行の幻覚でなければ、
そこに立っていたのは死んでいるはずの人間、木原数多だった。
- 49 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/16(水) 21:53:15.12 ID:QTfEH07AO
- 木原「おっと、こんな所で能力なんか使ったらどうなるかわかるよなぁ?」ニヤニヤ
一方「……チッ」
打ち止め「あ、えっと……って
ミサカはミサカは戸惑ってみたり……」
百合子「知り合いだったの?」
木原「まさか、『俺』は初対面だ」
一方「はァ?頭いかれちまったンですかァ?
俺の能力を開h……、……いや、まさか」
木原「さすが察しがいいじゃねえか。
まあこんだけ周りでクローンがインフレしてたらそうなるってもんか」
一方「なんであいつのクローンなンているんだ、おかしいだろ。
ただの科学者じゃねェか」
木原「俺が作られた理由なんてどうしようもねえアホみたいな訳だ。
てめえにわざわざ教えてやるつもりもないしな。
百合子がどうしてもっていうから来てやったんだありがたく思えよ」
一方「むしろ来ないほうが良かった」
木原「可愛くねえな。
『俺』は感謝してるんだぜ?
クソッタレなオリジナルをぶち殺してくれたおかげで
『俺』が木原数多を名乗れるんだからな」
一方「……」
- 50 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/16(水) 21:55:41.81 ID:QTfEH07AO
-
大人な二人が大人な会話中のロリとショタたち
打ち止め「なんか入り込めない雰囲気だねって
ミサカはミサカは百合子に寄り添ってみたり」ソソー
百合子「うン。でも喧嘩しそうじゃねェからいい」
兄セラ「なンかもうめんどくさいから帰っていいかなァ」
打ち止め・百合子「だめ!」
兄セラ「(めンどい……)」
打ち止め「それはそうと、百合子は女の子なのになんで男言葉なのって
ミサカはミサカはこの間聞き忘れた事を思い出してみる」
百合子「……変かなァ?」クビカシゲ
兄セラ「別にいいじゃン、そんなの勝手だろ」
打ち止め「黙ってて!」キッ
兄セラ「……」イラッ
打ち止め「変じゃないけど、せめて俺じゃなくて私にしてみるといいかなぁ、
せっかく百合子可愛いんだしって
ミサカはミサカは百合子の手を取ってみつめてみたり」
百合子「うーン、わ、私……でいい?///」カァ
打ち止め「うんうん!!」
百合子「ちょっと、恥ずかしいなァ」テレテレ
兄セラ「嫌だったら即戻せよ。ってか今戻せ」
打ち止め「なんでそういう事言うの!って
ミサカはミサカはにらんでみる」ギロッ
百合子「二人ともやめろよォ。
わ、私……って言うのも悪くないと思うし」
兄セラ「……」ムムム
打ち止め「……」ムー
百合子「(もォ、こっちもどうしたらいいンだよォ)」
- 51 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/16(水) 21:57:48.79 ID:QTfEH07AO
- 木原「おいガキどもとっとと中入るぞ。話もついたしな」
一方「(話ついたっつうか。名刺貰っちまったンだけど、どうすンだこれ)」ペラッ
『第七筋ジストロフィー研究所 主任 木原数多』
一方「(筋ジストロフィー……、妙な因果ってのはこういうことを言うのかねェ?)」チラッ
打ち止め「なぁに?ってミサカはミサカは可愛く首をかしげてみたりっ」
一方「自分で可愛いとかいってンじゃねェ」
兄セラ「いかねェのかよ。もやしオリジナル」
一方「オマエも変わらねェからな、チビ白ガキ」
打ち止め「二人とも発言が自分に返ってきてるよねって
ミサカはミサカは心を大人にして二人の罵り合い未満の会話を評価してみたり」
百合子「兄ちゃンたちがそれに気づくのは遅そうだけどなァ」
木原「さっさとしろって行ってんだろーが」イライラ
打ち止め・百合子「はぁ(ァ)ーい!」パタパタ
兄セラ「あ、百合子っ」アトオイ
一方「そういや……俺の周りクローンしかいねェってどうなンだ……」カツンカツン
- 52 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/16(水) 22:01:37.16 ID:QTfEH07AO
-
セブンスミスト内
百合子「なァなァ木原くン!お…私新しいコートが欲しい!」
木原「あぁ?それまだ着れるだろ」
百合子「だって、これ。すげェ可愛いンだもん」ババッ
木原「却下却下」
百合子「……」ムゥ
兄セラ「百合子俺が「それが欲しいのか?」カツンカツン
一方「ちょっと着てみろ」
兄セラ「ちょ」
百合子「うン?うン……どう?」シチャク
一方「ンー、あァ、オマエにはこっちの色の方が似合う。店員さンこれくださァい」
店員「はい、こちらですねー」
一方「支払いはカードでェ」
百合子「!」パァ
兄セラ「……」イラッ
木原「おい勝手な事すんな」
一方「うるせェな服の一着二着で」
木原「教育に悪いだろうが」
一方「教育ゥー?」
木原「なんなんだその顔うぜえ、マジうぜえ。
適当な金銭感覚身に付いちまったらどうすんだ。
学園都市第一位みたいな金持ちじゃねーんだからな、わかってんのか?」
一方「俺のどこが適当なンだっつうの」
木原「てめえの値段も見ない上にカードで支払ってる点だけで適当なの確定だろうが!」
百合子「新しいコートォ」ホクホク
打ち止め「買ってもらったの?いいなぁ、
ミサカも百合子とお揃いが欲しいなぁって
ミサカはミサカはあなたを上目遣いで見てみたりー」
一方「オマエはこっちだなァ」
打ち止め「わーいってミサカはミサカは大歓喜!」ピョンピョン
木原「ったく、俺は先を考えて……」
一方「あン?なンか言ったかァ」
木原「別に。次は俺の許可がねえとダメだからな」
一方「なんで許可t「俺 の 許 可 が ね え と ダ メ だ か ら な ?」カオチカヅケ
一方「わかった!わかったから顔近ェ!」
木原「これだから……」ブツブツ
一方「(クローンとは言え、家庭的な木原くンってキモいな)」フクザツ
兄セラ「……」
- 58 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/21(月) 22:09:38.34 ID:9L+xztyAO
-
お昼
打ち止め「なんだかお腹が減ったなぁってミサカはミサカは自分のお腹を撫でてみる」
百合子「ン……?もうそンな時間か?」
打ち止め「うん、ってミサカはミサカは時計を見上げて頷いてみたり」
一方「やっと、昼なのかよ……」グッタリ
木原「あっちこっち歩きまわりやがって……」ウンザリ
兄セラ「疲れた……」
打ち止め「ご飯食べたら、あっち見てみようよってミサカはミサカは大人めのデザインがちらほら見えるショップに目をつけてみる」
百合子「あァ」
一方・木原・兄セラ「(もう帰りたい……)」
兄セラ「……飯食べる所なンてあンの」
木原「しるか」
一方「店内地図でもみりゃァわかンだろ」
打ち止め「一番上だよってミサカはミサカはMNWでミサカたちが教えてくれた情報を報告!」
一方「変な事流してないだろうな」ジロッ
打ち止め「そんなまさか!ってミサカはミサカは思わず視線をそらしてみたり……っ」
一方「なァんで目を合わせられねェンですかァ……?」ゴゴゴゴ
打ち止め「うわぁっ百合子逃げよう!ってミサカはミサカは百合子の手を取って逃避行!」ダッ
百合子「あ、え、打ち止めちゃン…!?」ズルズル
一方「おいこらクソガキ待てェ!」カツカツカツ
打ち止め「先に行ってるねぇってミサカはミサカは最高の笑顔であなたに手を振ってみるー!」ブンブン
一方「……ったく」ハァ
木原「お前ら結構仲がいいんだな」
一方「はァ?今のでなンでそうみえるンだよ」
木原「見えねえほうがおかしいだろうが」
一方「オリジナルも大概だったが、オマエも相当だな」
木原「ああ?素直になれないお子さま代表に言われたくねえな」
一方「実年齢でいったらオマエらの方が遙かに子供だろ」イラッ
木原「俺らは学習装置でチート済みなんでー」
兄セラ「でー」
一方「オマエら二人マジでうぜぇ」
- 59 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/21(月) 22:13:22.63 ID:9L+xztyAO
- レストラン
打ち止め「やっときたーって
ミサカはミサカはテーブル席から声をかけてみる!」オーイ
百合子「うーン……何を食べようかなァ」ジー
一方「オマエが早すぎンだろ」
木原「ちゃんと食いきれるもんにしろよ」
兄セラ「俺は百合子と一緒でいい」メンドー
百合子「また兄ちゃんはそうやって人任せにするンだ」ハァ
打ち止め「ミサカはハンバーグのセット!って
ミサカはミサカはメニューを指さしてみるっ」
百合子「私は、……、サンドイッチとコーヒー」
一方「……」ピク
兄セラ「じゃあそれで」
一方「オマエ、コーヒー飲めるのか?」
百合子「ン。一方兄ちゃんが好きって聞いて……飲ンでみたら美味かったから」
一方「へェ……」ニヤァ
兄セラ「待てよ、なンだその一方兄ちゃんって」
百合子「え、オリジナルって呼び方は嫌だっていうからァ……」
兄セラ「オリジナルはオリジナルでいいだろォが」
一方「オマエは一体なンなンだ。いちいちつっかかってきがやがって」
兄セラ「……別に。なれ合う必要なンかねェと思ってるだけだけど」プイッ
一方「そォですか、奇遇だな俺も同じ事を思ってたンだぜェ?」イラッ
木原「お前ら、休日の真っ昼間からどす黒いシリアス纏んな。面倒なうえにうぜぇから。あと百合子が怒るぞ」
兄セラ「!」チラッ
百合子「……」ジー
兄セラ「く……」
百合子「……」ジー
兄セラ「わかったよ!そンな目で見ンな!」
百合子「うン!じゃあちゃんと仲直りできるよなァ?」ニコニコ
一方「」
兄セラ「」
木原「ばぁかどもが」ククク
- 63 : ◆NetU/1afLCgh2011/11/28(月) 00:12:51.66 ID:gI4otnrAO
- ---小1時間後
百合子「ちょっと、トイレ行ってくる」ガタン
打ち止め「あ、ミサカもーってミサカはミサカは百合子の後を慌てて追いかけてみるっ」ガタン
一方「……」
木原「……」
兄セラ「……」
一・木・兄「(話すことが何もねえ(ェ)」
一方「(いや、そうでもない、のか?)」チラッ
木原「……何だよ」
一方「今日までにオマエたちの事調べたンだがよォ」
兄セラ「今日までって、百合子が打ち止めと会ってからまだそンな時間たってないのに」
一方「昔色々あったからな。
オマエらみたいな浅い『闇』なンてもン位そこらへんの一般人より簡単に調べられるンだ」
兄セラ「あァそうですかァ」
木原「んで?調べてどうだったんだ?」
- 64 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/28(月) 00:13:55.02 ID:gI4otnrAO
- 一方「スペアってどォいう意味だ」
木原「学園都市第一位の頭脳の一方通行ならわかるんじゃねえの?」
一方「オマエの口から聞かせろっていってンだよ」
木原「『超能力者・大能力者に起こりうる外的損傷、またその対策』、
携わってた奴は『キャンセルダメージ』とか『スペア計画』とか呼んでたが……どこまで知ってる?」
一方「レベル5・レベル4が修復不能な怪我を負った時の対策案が纏められた文書」
木原「ふうん。こいつと百合子がその第一プランだ」
一方「はァ?クローンを作るのがか?」
木原「……打ち止めは『レディオノイズ計画』の最終ロットだったな?」
一方「知ってンのか」
木原「ムカツクことにオリジナルに及ばねえが俺もこの学園都市で研究者やってて、こいつらの保護者なんだぞ知らないわけあるか。
つっても、概要を聞いただけだけどな」
兄セラ「『妹達』はレベル5の量産が目的だったンだっけ」
一方「おいなんでこっちも知ってンだ」
木原「目的は違っても同じクローンなんだから気になるだろ、それで百合子は打ち止めを知ったんだよ。
いいから口挟むな、話がすすまねえんだよ。あいつらいないからこの話してんだろ帰ってくるぞ」
一方「(俺がやった実験や番外個体まで知ってる…わけじゃねェのか?)」
木原「で、だ。クローンはどうやっても劣化版しか生まれねえのは『妹達』で学習済みなわけだ。
よくてレベル4。それも必ず生まれてくるわけじゃねえ」
一方「それで?」
兄セラ「木原くン周りくどい」
木原「口挟むなっつっただろーが」チョップ
兄セラ「いてェ!」
一方「(ン…?)」
- 65 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/28(月) 00:15:24.10 ID:gI4otnrAO
- 木原「もう終わるから安心しろ。馬鹿どもはこう考えていた
『レベル5もレベル4も結局は生身の人間。致命的な外傷を負う可能性を放置するのは危険だ。
現に第一位の一方通行は脳に障害が残るような怪我をしている。しかし傷を負って治療し、回復するまでの時間が惜しい』」
木原「『ならばそれぞれクローンを作り、脳以外の大きな損傷を受け再生が難しいモノははクローンから切り取って移植させよう』」
一方「クソッタレどもが考えそうなことだなァ!」
兄セラ「細胞はオマエと同じ。移植しても拒絶反応が出ることは無い」
一方「オマエそれ本気で言ってンの」
兄セラ「研究所がつぶれたって計画が完全に消滅したわけじゃねェし。
誰かが面白いと思えばすぐ復活するくらい知ってンだろ」
木原「それでも俺達はここ(学園都市)から出ることはできねえ。
俺達には戸籍がねえしな」
一方「……チッ、コイツが作られた理由は分かった。
でもまだ納得がいかねェ、なんで女もいるンだ。つゥか百合子ってなンだよその名前は」
木原「アイツはついでに作られたっつうか……、大体はてめぇが断るような実験を受けさせる為に生かされてたんだが」
一方「…女である必要は」
木原「そっちのほうが扱いやすいからだろ。その名前は百合子が外に出る前から自分につけてた名前なんだよ」
兄セラ「似合うから問題ないだろ。百合子は可愛いから。世界一だから」ニヘラ
一方「(土御門ォ、仲間が出来たみたいだぜ?)」
- 66 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/28(月) 00:17:32.38 ID:gI4otnrAO
- 一方「移植だスペアだ言ってるが、俺がいつもかかってンのは『冥土返し』つゥカエル顔の医者なンだが」
兄セラ「『冥土返し』?」
木原「名前は知ってるよ。死以外ならなんでも治すっていう医者だろ?」
一方「あァ」
木原「『冥土返し』だっていつまでも生きてるわけじゃねえだろ。
てめぇに四六時中くっついるわけでもねえ。
この計画を考えた研究者はよほど心配性だったらしいな」
一方「その研究者にありがた迷惑って言葉を叩き込んでやりてェわ今すぐ」
一方「それと……」
打ち止め「なんだかシリアスな雰囲気で入りにくいかもってミサカはミサカはあなたの後ろから覗き込んでみたり」ピョコン
百合子「何話してたンだ?」
一・木・兄「別に」キッパリ
打ち・百合「……えー」ナカマハズレ?
店員「お待たせ致しました。ご注文の品をお持ちしましたー」
打ち・百合「!」ワァイ
一方「(まだ聞きたい事があったンだけどなァ)」
- 67 : ◆NetU/1afLCgh2011/11/28(月) 00:19:32.99 ID:gI4otnrAO
- --夕方
一方「……結局こんな時間まで……」クタクタ
木原「俺久し振りの休日だったんだけどな……」ヨロヨロ
兄セラ「最後着せ替え人形だったンですけどォ」フラフラ
打ち止め「楽しかったね!ってミサカはミサカは百合子に微笑みかけてみる」ニコッ
百合子「う、うン///」コクン
一・木・兄「……(百合子(ガキ)が楽しかったん(ン)ならいいかぁ(ァ))」
打ち止め「お揃いのコート買ってもらっちゃったし、これを着てまた遊ぼうねってミサカはミサカは次回の予定を素早く提案してみたり」
百合子「い、いいの?」
打ち止め「いいの!ね?ってミサカはミサカはあの人の様子をスネークミサカの真似をして伺って見る」ジー
一方「……お好きにどォぞォ」ハァ
- 68 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/28(月) 00:21:40.52 ID:gI4otnrAO
- 打ち止め「やった!いいって!ってミサカはミサカは嬉しさを隠さず百合子にダーイブ!」ジャンプ
百合子「やった……、やったァ!」
打ち止め「……嬉しさをかみ締めてる百合子が可愛くて思わず録画って
ミサカはミサカはMNW内百合子スレがそろそろパート10になりつつある事に驚きを隠せなかったり…朝はまだパート2くらいだったのに。
うっさい20000号はこっちくんな」イラッ
百合子「打ち止めちゃン……?」
打ち止め「なんでもないよ!ってミサカはミサカは20000号にお仕置きしつつ取り繕ってみる!」ニコ
- 74 : ◆NetU/1afLCgh2011/11/29(火) 21:15:15.88 ID:RdVXPFqAO
- 兄セラ「俺も一緒に行くからな」
打ち止め「……えー」
兄セラ「百合子に変なこと教えられたら困るからな」
打ち止め「何それ!ってミサカはミサカは怒りを露わにしてみる!」ムカッ
兄セラ「アホ毛が何いっても怖くねェしィ。オマエこっちが本体だろそうだろ。脱着可能なんだろォ?」
打ち止め「なっ、これはミサカのチャームポイントなんだからってミサカはミサカはミサカの髪を防御する!!」
一方「脱着可能…」ククク
打ち止め「あなたまで笑ってる!?ってミサカはミサカは珍しいあなたの笑みがミサカを笑ってるってことに哀しみを覚えてみたり!!」ガーン
百合子「兄ちゃんそこまで」ポン
兄セラ「……!」
百合子「私の友達いじめて楽しいィ?」ニコ
兄セラ「」
木原「お前本当馬鹿だな……」
一方「いや脱着可能、はなかなか…」
打ち止め「演算しゃd」
一方「すいませンでしたァ!」
百合子「あんなの放って置いて行こ!打ち止めちゃン」プンプン
打ち止め「うう……百合子ありがとうってミサカはミサカは百合子に抱きついてみる」シクシク
- 75 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/29(火) 21:21:13.74 ID:RdVXPFqAO
- 百合子「次打ち止めちゃンと遊ぶときは兄ちゃん禁止だからな!」
兄セラ「な、ちょ、百合子……!」ガーン
ツギドコデアソブー?ッテミサカハミサカr
サイショニハナシタコウエンガイイナァ
オベントウヲモッテイクノタノシイカモッテミサカハミサカr
ピクニックダナァ
キャイキャイ
木原「……、やっぱ同年代の友達は必要だな」
一方「そォか?」
木原「多分な」
兄セラ「オリジナルって究極のボッチだからわからn」
一方「そろそろ本気でボコっていいよなァ?」カチッ
兄セラ「!」サッ
木原「俺を盾にすんな。…まあ俺やこいつはともかく、百合子はつき合わせてやってくれ」
一方「チッ…それは、許可しなくもねェ……、が、まだ釈然としないところがある」カチッ
木原「それは今じゃねえと駄目なのか?」
一方「……いや」
木原「追々話すっていっちまったら逃げてるみてえだが……、ちゃんと説明するつもりはある」
一方「あ、そ。……ハァ、俺も甘くなったもンだな。オマエのオリジナルが見たら腹抱えて爆笑もンだ」
木原「ふん。……まあ俺はオリジナルが地獄で真っ青になるような生き方をしてやるつもりだ」
一方「なんだそりゃァ」
木原「クローンだからって同じように生きなきゃならねえ道理はねえよ」
木原「百合子とこいつもな」
兄セラ「……」
キャイキャイ
一方「……。ガキに余計なことするんじゃねェのならまあどうでもいいわ」
- 76 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/29(火) 21:23:05.30 ID:RdVXPFqAO
- お出かけイベント終了です。
以下からが小ネタ版日常パート、になります。 - 77 :お友達報告1/2 ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/29(火) 21:27:26.02 ID:RdVXPFqAO
- --百合子達とお出かけの数日後
打ち止め「お友達が出来たんだよって
ミサカはミサカはあの人に許可を貰ったので二人に報告してみる」ニコニコ
芳川「……お友達?」
黄泉川「どういうことじゃん?」
番外「あぁ……」アレネ
打ち止め「えっと、ミサカと同じクローンで……」
黄泉川「ちょっと待った!
同じクローンってどういうことじゃん!?」
打ち止め「もう、最後まで話を聞いてって
ミサカはミサカは溜め息をついてみたり」
芳川「『妹達』ではないの?」
打ち止め「うん。あの人のクローンだよって
ミサカはミサカは百合子と一緒に撮った写メを見せてみたり」バッ
黄・芳「……え」
番外「あはは女装してるみたーい」
打ち止め「あの人のクローンだから似てて当たり前だけど、ちゃんと女の子なんだから!って
ミサカはミサカはフォローしてみたり」
黄泉川「どこでどうやって知り合ったか知りたいじゃん。
保護者としては危険性はぬぐえないじゃん」シンケン
芳川「そうね、一方通行は知っているの?」
打ち止め「勿論あの人も知ってるよってミサカはミサカは頷いてみたり。
でもなんで生み出されたかは教えてもらってないし、百合子もあんまり教えてくれないって
ミサカはミサカはちょっと寂しい気持ちを抑えきれなかったり」シュン
黄泉川「それって私たちに教えるまで時間があったってことじゃんね」
芳川「何かあったら一人で解決するつもりだったんでしょう。彼らしいわね」
黄泉川「全く…」ガタッ
- 78 :お友達報告2/2 ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/29(火) 21:31:08.03 ID:RdVXPFqAO
- 一方通行の部屋の前
黄泉川「一方通行!一方通行!」ドンドン
一方「(…うるせェ)」ムクリ
一方「なンだよォ」
黄泉川「クローンってどういうことじゃん!?」ガチャッ
一方「あァ?」
カクカクシカジカ
黄泉川「……本当に大丈夫?」
一方「あァ、心配すンな」
黄泉川「何かあったら必ず、真っ先に私たちに連絡するじゃん」
一方「わかったから寝かせろ」ゴロン
黄泉川「もう…本当に分かってるのか怪しいじゃん……」バタン
芳川「どうだった?」
カクカクシカジカ
芳川「そう……、それならこっちでも少し調べてみましょうか」
黄泉川「お願いするじゃん」
芳川「ええ」
黄泉川「問題なさそうだったら一度顔を見せてもらうじゃん、実物でみたいじゃん」
芳川「確かに……、彼のクローンって興味が無いわけじゃないし」
黄泉川「写メだと打ち止めと同じくらいだったじゃーん」ウキウキ
--リビング
番外「MNWたまにしか接続しないけどさ、百合子だけじゃなくて兄のスレもできてるのは何故?」
打ち止め「知らないよ、あんな奴!って
ミサカはミサカはあの人に似てるのに全然優しくない顔を思い出して憤慨してみたり」プンプン
番外「……一人やけに執着してる個体がいるんだけど」
打ち止め「それについてはちょっと複雑かも、って
ミサカはミサカは個性が出るのはいいことなのは理解しつつ
好意の相手に問題があることに不安を覚えてみたり」
番外「20000号なら笑ってお仕置きなのにねえ」
打ち止め「本当にね、って
ミサカはミサカは深い溜め息をついてみる」
- 79 :交換日記1/2 ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/29(火) 21:37:05.82 ID:RdVXPFqAO
- --ある日の公園
打ち止め「交換日記って知ってる?って
ミサカはミサカはヨミカワから聞いた最新情報について聞いてみたり」
百合子「交換日記?」
打ち止め「そう。メンバーと順番を決めて、その日あった事をノートに書いて、
次の日に回すのってミサカはミサカは真新しいノートを百合子に提示しつつ説明してみる」
百合子「あ、可愛いノート」
打ち止め「やろう?って
ミサカはミサカはおずおずとお願いしてみる」
百合子「でも私たち毎日会ってるわけじゃないよなァ」
打ち止め「そこは、郵送っていう手を使うの!って
ミサカはミサカはすかさず妹達と会議した結果を発表!」ビシッ
百合子「おォそっか!それなら交換できるな。毎日じゃないけど」
打ち止め「本当は同じ学校の人とやるんだって言ってたけど、ミサカたち学校通ってないし…、
ここは妥協しなきゃねってミサカはミサカはとりあえず交換できれば問題なしなのを強調してみたり」
百合子「だな。でも日記って何書けばいいンだ?」クビカシゲ
打ち止め「その日あった事とか?らしいのって
ミサカはミサカはヨシカワに聞いた事をそのまま伝えてみる」
百合子「その日あった事……、いつもメールしてるしなァ」ウーン
打ち止め「そうね……ってミサカはミサカも悩んでみたり」ウーン
百合子「まあいいや、どっちから書くンだ?」
打ち止め「ミサカが提案したからミサカから書くよって
ミサカはミサカはささやかな胸を張ってみる!」
百合子「じゃあ、住所メールするから」メルメル
打ち止め「ミサカも教えるねって携帯を取り出してみる」メルメル
- 80 :交換日記2/2 ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/29(火) 21:41:02.81 ID:RdVXPFqAO
- --その日の黄泉川家
打ち止め「『今 日は百 合子と公園 で、遊んで 楽しかったで す。』」カキカキ
番外「何やってんの?」ノートヒョイ
打ち止め「わわっ見ちゃ駄目って
ミサカはミサカは慌てて奪われたノートに手を伸ばしてみたり!」
番外「何これ、文字のバランス悪っ!」ヒラリ
打ち止め「ひどい一生懸命書いてるのに!って
ミサカはミサカは真っ赤になってジャンプっ」ピョンピョン
番外「これが交換日記~?こんなの百合子に見られたら笑われちゃうんじゃない?
っていうかミサカなら笑う」ケラクラ
打ち止め「ううっ……笑われ、ちゃうかな……って
ミサカはミサカは本当は自分の文字が上手じゃないのを自覚してみたり」シュン
番外「(あ、やば)」
一方「何やってンだオマエ達」
打ち止め「うん……文字上手じゃないと百合子ががっかりするかなって
ミサカはミサカは番外個体に言われたことを気にしてみる」
一方「あァ?」チラッ
番外「あー…えっと……、べ、べっつにホントの事言っただけだしー」シュン
一方「……言葉と態度が真逆すぎンだろ」
番外「うぐぐ、今MNW内で複数のミサカ達が
自分の文字の汚さを嘆いてるんだもんっ!ほら返す!」ポイッ
一方「ったく……、他人はともかくあいつは文字汚いくらいでどうこう言うような奴か?」
打ち止め「……違う、と思うけど……って
ミサカはミサカは百合子の顔を思い出しながら否定してみたり」
一方「よくわらねェけどよォ……、なんだ、そういうもンってのは、見かけじゃねェンだろ、たぶん」
打ち止め「そうかな……?って
ミサカはミサカは珍しいあなたを見つめてみたり」ジー
一方「あァもォこっちみンな。
あいつも待ってンだろ、早く書いて送ってやれよ」プイッ
打ち止め「うん!ってミサカはミサカはもう一回ノートを開いてみたり」
番外「……」ノートミツメ
一方「おい、コンビニ付き合え」
番外「何でミサカがついて行かなきゃならないの?」
一方「いらねェンならいいだけどな、ノートと筆記用具」ニヤニヤ
番外「……。そんなにミサカにくれたいなら行ってあげる☆」
一方「難儀な性格だなァオマエは本当に……」ガックリ
打ち止め「『あの 人は今 日もミ サカ達に優 しかっ たです』」カキカキ
- 83 :木原クッキング1/4 ◆NetU/1afLCgh2011/11/30(水) 23:37:27.83 ID:BDp752QAO
- --或る日
木原「……」ムーン
百合子「なンか凄く話し掛けづらいンですけどォ」
兄セラ「今真剣だから話し掛けないほうがいいと思うぞ。
邪魔したらチョップくらうから。
っていうか食らったから、さっき」アタマサスリ
百合子「何見てンの?」
兄セラ「レシピ本」
百合子「……似合わねェ」エー
兄セラ「……だよなァ」
百合子「でもなンで急に」
兄セラ「出来合いとサプリじゃ体に悪いって
隣のマツナガサンに説教されたンだと」
百合子「へー」
木原「……」ガタッ
兄・百合「!」
木原「おい、この中で食いたい物選べ」ペラッ
兄・百合「……」カオミアワセ
木原「さっさとしろ」
兄セラ「じゃあ、ハンバーグ」
百合子「カレー」
- 84 :木原クッキング2/4 ◆NetU/1afLCgh2011/11/30(水) 23:39:04.12 ID:BDp752QAO
- 木原「……」ムーン
兄セラ「(大丈夫なのかよ…)」
百合子「(難しいのえらンじゃったかなァ)」
木原「……わかった。買い物いくぞ」
兄セラ「ま……マジで作るのかよォ」
百合子「私も手伝っていい?」キラキラ
木原「まだ早い、手を切ったら危ないだろうが」
百合子「えー」ガックリ
木原「お前は手伝え」
兄セラ「えーめんd」
木原「拒否権はない」チョップ
兄セラ「いてぇっ!扱いに差がありすぎンだろ!」
百合子「ずるい……」
木原「置いてくぞ」
兄セラ「あ、待てってば」バタバタ
百合子「今コート着る!」バタバタ
- 85 :木原クッキング3/4 ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/30(水) 23:40:44.52 ID:BDp752QAO
- --近くのスーパー
木原「本に書いてあるもん言え」
百合子「あァ、えーと。
ハンバーグはひき肉・パン粉・たまねぎ・たまご・塩・コショウ」
木原「これとこれとあれと……」ポイポイポイ
兄セラ「カート持ってきてやるかァ?」
木原「テメェにしちゃ気が利くな。もってこい」
兄セラ「うるせェ」パタパタ
木原「調味料はあっちのコーナーだな」
百合子「木原くン料理できるのかァ?」
木原「いや全くやったことねえ、けどまあ本の通りにやってれば大丈夫だろ」
百合子「(ならいいンだけどォ)」
兄セラ「ほら、持って来た!」ガラガラ
木原「遅え」
兄セラ「感謝くらいしたらどうなンだよ!」
木原「どーもありがとうございましたー(棒)」
兄セラ「それはそれでムカツク」
木原「いいから次は油もってこい。百合子は塩」
兄・百合「はァい」パタパタ
木原「コショウってどこだよ……」キョロキョロ
- 86 :木原クッキング4/4 ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/30(水) 23:43:55.14 ID:BDp752QAO
- --買い物終了
百合子「結構買ったなァ」
兄「冷蔵庫はいりきンの?」
木原「これくらい入るから心配するな」ガサガサ
百合子「木原くン私も一つ持つ」
木原「じゃあこれな」イチバンカルイフクロ
兄セラ「百合子が持つなら俺も持つ」
木原「テメェはこれな」イチバンオモイフクロ
ズシャ
兄セラ「木ィィィィ原くゥゥゥン!!」モテナイ
木原「ぎゃははははは!ほんっと、オリジナルと同じくらいもやしだな!」
兄セラ「くっそォォォォ!」
百合子「(子供が二人…)」
--帰宅
木原「…あ」
百合子「ン?」
木原「調理道具がねえわ」
兄セラ「おい俺の苦労はなンだったンだよ!!!!!」ゼーハー
木原「あーすっかり忘れてたわ」
百合子「どうすンだよこれ…」ショクザイノヤマ
木原「明日器具買う。とりあえず今日は出前だなうん」デンワデンワ
兄セラ「……木原くンたまに抜けてるよなァ」
百合子「オリジナルは結構凄い人だって聞いたンだけどなァ」
兄・百合「ハァ」ガックリ
- 87 :いえ1/4 ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/30(水) 23:46:22.96 ID:BDp752QAO
- まだ研究所を出て間もない頃
--とあるアパートの前
ゆりこ「いえ…?」ジー
木原「ああ」
あにせら「いえって、なンだ?」クビカシゲ
木原「これから俺達が住む場所だ」
ゆりこ「すむ…?すむってなンだ?」クビカシゲ
木原「飯くったり寝たりするって事だ」
ゆりこ「けん、きゅう、じょ?」ビクビク
木原「研究所じゃねぇ」
あにせら「……けんきゅうじょじゃないところ?」
木原「そうだ」
ゆりこ「それが、いえ?」
木原「たぶんな」
あにせら「きはらくンでも、わからないこと、あるンだな」
木原「俺だって学習装置でそう知ってるだけだ」
ゆりこ「いえ、おおきいンだな」
木原「この建物一つで一軒じゃねえからな?」
ゆりこ・あにせら「??」キョトン
木原「ああああぁもう本当面倒臭ぇなあテメェらは!」
木原「行くぞ!」グイッ
ゆりこ・あにせら「??」ズルズル
- 88 :いえ2/4 ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/30(水) 23:47:48.48 ID:BDp752QAO
- --とあるアパートの二階奥
木原「ここが家だ、わかったか?家、だ」
ゆりこ「い、え」
あにせら「いえ」
木原「自宅ともいうが」
ゆりこ「じたく?」クビカシゲ
あにせら「じたく?」クビカシゲ
木原「忘れろ。答えるのが面倒だ」
ゆりこ「きはらくン、これなに?」ユビサシ
木原「インターホン」
あにせら「きはらくン、あれは?」ユビサシ
木原「蛍光灯」
ゆりこ「きはらくン、それは?」ユビサシ
木原「蛇口」
あにせら「きはらk」
木原「もういいちょっと黙れ」チョップ
あにせら「いたい……」
ゆりこ「おにいちゃん、いたい?」サスリサスリ
あにせら「いたい」
木原「テメェらがうるさいからだ、俺を煩わせるな。部屋は右だからな」
- 89 :いえ3/4 ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/30(水) 23:49:27.83 ID:BDp752QAO
- ゆりこ「へや」
あにせら「へや?」
木原「テメェらの部屋だ、好きに使え」
ゆりこ「おれたちの」
あにせら「へや」
ゆりこ・あにせら「……」カオミアワセ
パタパタ
ガチャッ
ゆりこ「……」ソー
あにせら「……」ソー
ニダンベッド<コンニチハ-
ゆりこ「!」
あにせら「!」
ゆりこ「きはらくン!」バタバタ
あにせら「きはらくン!!」バタバタ
木原「なんだようるせぇな」
ゆりこ・あにせら「べっど!!!」
木原「ああ、それがどうした」
木原「テメェらなんでベッドは知って……ああ、使ったことくらいはあるか」
ゆりこ「べっどがふたつ、かさなってる!」
- 90 :いえ4/4 ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/11/30(水) 23:50:55.76 ID:BDp752QAO
- 木原「は?」
あにせら「すげえなァどうやったンだろうなァ」キラキラ
ゆりこ「のうりょくかなァ」キラキラ
木原「そんなことで驚いてんじゃねぇよ……、組み立てただけだろ……」ガックリ
木原「教えなきゃならねえことが山済みだなこりゃあ……、
なんで最低限の常識くらいぶち込んでねえんだよ……」ハァ
ゆりこ「どうしたンだ?どこか、いたい?」
あにせら「ちげえよゆりこ、きっと、はらがへったンだ」
木原「どっちも違う!いいから部屋いってろ鬱陶しい!」クワッ
ゆりこ「うわァー」
あにせら「おこったァ」
パタパタ
木原「くそっ、なんで俺はあんな面倒なガキを拾ったんだ……」
- 95 :喧嘩友達1/2 ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/12/02(金) 07:45:49.64 ID:lUgimtPAO
- --とあるコンビニの前
打ち止め「……」ムー
兄セラ「……」ムー
打ち止め「百合子にここで待っててって
言われたから仕方なくあなたといるんだからねって
ミサカはミサカは誤解が無いように忠告してみる」
兄セラ「俺だって百合子に言われたからここにいるンですゥ、
じゃなかったら誰がオマエなんかと」ケッ
打ち止め「うぐぐ、百合子はあんなに素直で可愛いのにあんであなたはそんななの?って
ミサカはミサカはミサカ達の疑問を替わりに投げかけてみたり」
兄セラ「元からですゥ」ツーン
打ち止め「もうっ、あの人だってこんな風じゃないのにって
ミサカはミサカは心に湧き上がるものを抑えきれなかったり!」ムキィ
兄セラ「体は同じでも性格は違うンでェ。
オマエだってオリジナルとは違うだろォが」
ギャイギャイ
--コンビニの中
百合子「あァ……また喧嘩してるしィ」ハァ
店員「コーヒーといちご・オ・レとりんごジュースね」
百合子「はァい。これお金」
- 96 :喧嘩友達2/2 ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/12/02(金) 07:47:55.50 ID:lUgimtPAO
- 店員「丁度ね。偉いね今日はお使い?」
百合子「ううン。お友達と兄ちゃんの」
店員「ああ、外にいる……」チラッ
百合子「喧嘩とめなきゃ」
店員「喧嘩するほど仲がいいって言うけど」ガサガサ
百合子「私がいないといっつもああなンだ」
店員「まあ、喧嘩友達っていう言葉もあるくらいだから、いいんじゃないのかな」ハイ
百合子「そうかなァ」クビカシゲ
店員「お嬢さんにはまだわからないだろうけどね、大人になったらいい思い出になるよ」ニコ
百合子「ふゥん……、じゃあまた来るね」バイバイ
店員「ありがとうございましたー」バイバイ
--自動ドア開きます
百合子「こォらオマエらまた喧嘩してェ!」
--自動ドア閉まります
店員「子供っていいねえ」シミジミ
- 97 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/12/02(金) 07:49:09.14 ID:lUgimtPAO
- 以上です。
ではまたー - 98 : ◆NetU/1afLCgh2011/12/05(月) 22:21:33.71 ID:H20TIvMM0
- こんばんは、投下をしにきました。
小ネタはお休みして話を進展させたいと思います。 - 99 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/12/05(月) 22:22:55.09 ID:H20TIvMM0
- --木原が勤めている研究所
研究員A「木原所長、実験番号12564の件なんですが」
木原「ああ、どうした?」
研究員A「53番の組織の使用を許可していt」
携帯<pipipipipi
研究員A「!?」
木原「俺だ」パカッ
研究員A「は、はぁ……」
木原「おいコラ、テメェ仕事中に電話かけてくんなってあれほど」
携帯<……!、…。……!
木原「泊りだぁ!?ふざけんな何かんg……クソッあのヤロウ切りやがった!」
研究員A「あ、あの……所長……」オズオズ
木原「ん?ああ、後で書類出しておけ。遅れるな」
研究員A「は、はい……」
木原「ったく、あのガキどもは俺がいねえとすぐこれだ……」ブツブツ
研究員A「……」ポツン
研究員B「どうしたんだ」
研究員A「なあ、所長って…、既婚者だったか?」
研究員B「ああ、お前百合子ちゃん知らないのか」
研究員A「ゆ…百合子ちゃん…?」
研究員B「所長が預かってる双子の妹さ。素直でいい子なんだけど、
……二人とも体が余り強くないからここの施設の一部を使って治療してるらしい」
研究員A「らしいって……」
研究員B「俺達のセキュリティレベルじゃ入れない研究室なんだよ。
所長の給料の殆どはそれの施設と機器の貸し出し費用と治療費ですっ飛んでるってさ」
研究員A「マジかよ……」
木原「おいベラベラ喋ってねえで仕事しろ仕事!」クワッ
研究員AB「すいませーん!!!」バタバタ
木原「全く」フンス
木原「(一方通行の所に泊まりだあ?どうして次から次へと……
ああクッソ早めに調整してやらねえと……俺のスケジュール表はどこいった)」ハァ
- 100 : ◆NetU/1afLCgh[sage]:2011/12/05(月) 22:23:52.76 ID:H20TIvMM0
- --木原家
兄セラ「木原くンなンだって?」ゴロゴロ
百合子「ふざけンな!って」ハァ
兄セラ「だから言っただろォ」クケケ
百合子「でも、打ち止めちゃンがお世話になってる人が是非って言うンだから」ムゥ
兄セラ「(っつっても、木原くンなら文句言いながら行かせるンだろうけどな)」
百合子「せっかく二人分用意したのに……」
兄セラ「ちょっと待て」ムクリ
百合子「なに」
兄セラ「二人分ってなンだよ」
百合子「私と兄ちゃンの」
兄セラ「俺はいかねェよ!!!」
百合子「兄ちゃんも一緒にって言われたンだから駄目」
兄セラ「絶対いかねェ、何が面白くて触覚幼女とオリジナルのところ行かなきゃなンねェの」
百合子「触覚幼女って打ち止めちゃンの事?なンで二人そンなすぐ喧嘩すンの」
兄セラ「しらねェよ」ゴロン
百合子「ったく…とにかく絶対行くから。絶対絶対いくから」キッパリ
兄セラ「(あーあ、あの顔は木原くンガチで説得するつもりだわ)」
兄セラ「はァ……」
- 104 : ◆NetU/1afLCgh2011/12/08(木) 01:51:55.94 ID:AUB14pi10
- --その夜
百合子「絶対いくンだからな」ジー
兄セラ「いいかげンしつけェ」ゴロゴロ
木原「早くあきらめたらどうだ?」
兄セラ「説得開始五5分でOKした木原くンにいわれたくねェ」チラッ
木原「うるせぇ、オマエ本気モードの百合子に勝てるわけねぇだろうが」
兄セラ「木原くンのオリジナルなら勝ってたかもしれねェけどなー」
木原「俺とあいつを比べるな」ジロッ
兄セラ「すいませんでした」
百合子「兄ちゃんの荷物用意しとくから」スクッ
兄セラ「オマ、今度は実力行使か!」ガバッ
木原「ああ、送る時は俺もついていくからな」
百合子「はァい!」
兄セラ「俺の意思は無視なのかよォ!!!」
木原「できるだけ外に慣れさせなきゃならねぇからな」ボソッ
ニィチャンパンツハクマサンデイイ?
ゼッタイヤメロマジデヤメロホンキデヤメロォォォォォ
木原「……うっせぇ」
木原「調整のスケジュールでも見直しとくか…」
- 105 : ◆NetU/1afLCgh2011/12/08(木) 01:52:57.69 ID:AUB14pi10
- --お泊り当日、黄泉川家のマンション前
木原「おいおいいい所住んでるじゃねえか…」ミアゲ
百合子「わァ。すげェな!でっかいな!木原くン!」
兄セラ「俺は自分の家がいい…」
木原「もうあきらめろって。逃げないようにって腕ずっと繋いでたしな」ニヤニヤ
百合子「覚悟きめろよォ」ニヤニヤ
兄セラ「うっせェ、繋いでたんじゃねェ、掴まれてたンだ!」ブンブン
百合子「離しませェン」ギュ
木原「他人からみりゃただの仲のいい双子だ。良かったな」
兄セラ「よくねェ!」
百合子「兄ちゃン……」ジー
兄セラ「!」
百合子「私と手ェ繋ぐのそンなに嫌?」シュン
兄セラ「い、や、そうじゃねェ、嫌だとかそういうことじゃなくて」
百合子「じゃあ繋いでていい?」ジッ
兄セラ「あ、当たり前だろ!」
木原「(百合子の勝ちだな)」
打ち止め「あ!来てたー!って
ミサカはミサカは百合子に手を振ってみる!」ブンブン
百合子「打ち止めちゃン!」ブンブン
兄セラ「ハァ」
- 106 : ◆NetU/1afLCgh2011/12/08(木) 01:56:26.42 ID:AUB14pi10
- 木原「…よう、最終信号」
打ち止め「こ、こんにちは…ってミサカはミサカはおずおずと挨拶してみる…」
木原「……じゃあ俺は帰る」
兄・百「え」
打ち止め「あ、え、っと。まって、あがってって欲しいって言ってたから。って
ミサカはミサカはヨミカワの伝言を伝えてみたり」
木原「俺が行っても意味がねえと思うが」
打ち止め「そんなことないよって
ミサカはミサカはヨミカワとヨシカワがとても楽しみにしてたのを思い出してみる」
木原「……しかたねえ。いくか」
兄「(ほっ)」
打ち止め「おうちはこっちだよってミサカはミサカは三人を先導してみたり!」テクテク
百合子「なァ打ち止めちゃンお泊りってどんなことするンだ?」
打ち止め「うーん、MNWによると一緒にご飯食べたりお風呂に入ったり、
夜中までおしゃべりしたりするんだってってミサカは
ミサカはミサカ自身に経験のないことだからぴんとこない事に凹んでみたり」
打ち止め「(それにしてもなんで手を繋いでるんだろうって
ミサカはミサカは若干の嫉妬心を抱いてみる)」
百合子「じゃあ今度は打ち止めちゃンが私の家にお泊りにきたらいいンじゃねェ?」
打ち止め「いいの?ってミサカはミサカは恐る恐るキハラを見上げてみる…」
木原「泊まりに来たって面白いもんはねえぞ」
兄セラ「くンな、絶対くンな」
打ち止め「わかったミサカ 絶 対 行くから!、って
ミサカはミサカは声高に宣言してみたり!」
兄セラ「嫌がらせだろ、なァ嫌がらせなンだろ!?」
木原「仲いいのか悪いのかわかんねえな」
兄・打「良くねェ!(ないって
ミサカはミサカは可及的速やかに発言の訂正、もしくは撤回を求めてみる!!)」
木原「(いいじゃねえか)」
百合子「(いいよなァ)」
- 107 : ◆NetU/1afLCgh2011/12/08(木) 01:58:17.46 ID:AUB14pi10
- --黄泉川家
打ち止め「どうぞ、ってミサカはミサカは三人のためにドアを開けてみる」
木原「どうも」
兄・百合子「おじゃましまァす」
バタバタバタ
黄泉川「うわああーいらっしゃい!本当にミニ一方通行×2じゃん!?」
パタパタ
番外「うわ、ほんとだ。実物はほんと似てる。うわ」ウワァ
芳川「いらっしゃいよく来たわね、…あら?」
木原「…あ」ポカーン
芳川「あなた…」
兄・百・打・番「?」
黄泉川「……二人とも、もしかして、知り合い…じゃん?」
- 112 : ◆NetU/1afLCgh2011/12/11(日) 00:34:26.98 ID:WtidZj5d0
- 芳川「知らないわ」
木原「知らねえな」
黄泉川「いや、今のは完全に知ってないと出来ない反応だったじゃん!?」
芳川「他人の空似というやつよ」
打・番「えー?(ってミサカはミサカは疑いの目でヨシカワを見上げてみる)」
兄「おい……」
百合子「木原くン?」
木原「知らねえっつってんだろ」
芳川「顔にタトゥーがあるような知り合いはいないわ」
黄・打・番・兄・百「(いや、絶対あやしいし)」
番外「ははぁん、ミサカ分かった。あれだ、きっと行き摺りの恋的な…」ニヤニヤ
黄泉川「なっ、き、桔梗…!?」ガーン
芳川「そんなわけないでしょう」ハァ
打ち止め「行き摺りってなんだろう、ってミサカはミサカはMNWで検s…、
きゃーってミサカはミサカは思わぬ情報に頬を赤らめてみたり!!!」キャー
兄・百合子「行き摺りの鯉ってなンだ?うまい?」
木原「お前らはまだ知らなくていい。おいこらそこ検索すんな!」
兄・百合子「えー…」カオミアワセ
番外「なんでもいいけど、面倒は起こさないでよねミサカ迷惑だから」パタパタ
一方「なに玄関で愉快に騒いでンだ……」
百合子「あ、一方兄ちゃン」 - 113 : ◆NetU/1afLCgh2011/12/11(日) 00:36:25.27 ID:WtidZj5d0
- 兄「……チッ」
黄泉川「…そ、そうだ。早くあがって、とりあえずお茶でも飲むじゃん」
木原「俺はここで帰る」
芳川「そんなこと言わずにあがっていけばいいのに」
黄泉川「うん、そうしてほしいじゃん」ウンウン
木原「いや、帰る。まだやることもあるからな」チラッ
芳川「……」
黄泉川「(絶対この二人、何かあるじゃん……?)」
木原「じゃあな、明日迎えにくる」クルッ
兄「早めにきていいンだからな、むしろ俺は一人d」
百合子「駄目だって言ってンだろ。待ってるからな木原くン」
木原「……」ガチャバタン
一方「俺はちょっと出かけてくる」カツカツ
黄泉川「ええ?せっかくツインズがきたのに、
交流しないなんてもったいないじゃん」
一方「意味がわからねェし。ツインズってなんだ」
黄泉川「こんなにかわいい子が同じ年齢で二人で同じ顔だったら
双子っていう解釈でいいじゃん。だからツインズ」
兄・百合子「ふたご……」
一方「いや双子の兄妹っていうか、俺のクローン…」
芳川「とりあえず奥にはいりましょう。
一方通行はでかけるんでしょう、私たちはその間に二人と仲良くなって、
一方通行が一ミリも入り込めないようにしておくわ」
一方「別に入れなくともかまわねェから」カツカツ - 114 : ◆NetU/1afLCgh2011/12/11(日) 00:37:54.27 ID:WtidZj5d0
- 打ち止め「もう、あなたはすぐそう素直じゃないことをいうよねって
ミサカはミサカは天邪鬼なあなたのことを心配してみたり」
一方「ガキに心配されるようじゃ俺も終わってンな」
打ち止め「子供あつかいもやめてほしいなって
ミサカはミサカは半ば諦めながら抗議してみる」ムゥ
一方「置いてかれてるぞ」
打ち止め「ああっ、待ってって
ミサカはミサカは百合子たちの後をあわてて追いかけてみたりっ!」バタバタ
一方「……。まだ近くにいりゃいいンだがなァ」ガチャ
--黄泉川家リビング
百合子「ひろーい、なァ兄ちゃン、広いなァ」クルクル
兄「あァ」
打ち止め「百合子の家はどのくらいなの?って
ミサカはミサカは三人で住んでる家ってどんな感じなのか興味津々で聞いてみる」
百合子「ンー……、リビングはここの…四分の一くらい?」
芳川「…、あなたたちの保護者って、研究者よね…?
もっと広い部屋に住めそうだけれど」
兄「俺たちの調整で金使ってるから」
百合子「(なァ打ち止めちゃン、この人どこまで知ってンの?)」コソコソ
打ち止め「(大まかなことはあの人が話したって言ってたって
ミサカはミサカは思い返してみたり…)」コソコソ
芳川「…そう」 - 115 : ◆NetU/1afLCgh2011/12/11(日) 00:39:20.21 ID:WtidZj5d0
- 黄泉川「お茶が入ったから、みんなちゃんと座るじゃん」カチャカチャ
百合子・打ち止め「は(ァ)ーい」チョコン
黄泉川「見れば見るほど一方通行にそっくりじゃん」
芳川「あたりまえでしょう」
兄「……、あンま驚かないンだな」
芳川「打ち止めと友達になったのなら知っているでしょう、妹達という存在。
私はその計画の研究者だったのよ」
兄・百合子「!」ガタッ
黄泉川「安心するじゃん、桔梗はもうそんなことしてないから」
百合子「……」ホッ
黄泉川「(一瞬だったけれど敵意と恐怖の目。子供がする目じゃないじゃん)」
黄泉川「辛気臭い話はやめにして、親交を深めることに集中するべきじゃん。そんなわけで私が用意したのはこれ!」ババーン
打ち止め「何の変哲もないトランプだねって
ミサカはミサカはどや顔のヨミカワに困惑してみる」
芳川「この科学という科学が集積している学園都市で…」
黄泉川「トランプを馬鹿にしない!多人数で楽しめる上、健全で奥が深いゲームは他に無いじゃん!」
百合子「なァ」
黄泉川「ん?」
百合子「とらんぷって、なンだ?」キョトン
芳川「…知らないの?」
兄「しらねェ。木原くンゲームしないし」
- 116 : ◆NetU/1afLCgh2011/12/11(日) 00:40:18.99 ID:WtidZj5d0
- 百合子「わ。絵柄がついてる。なンだこれ全部違う?」ペラペラ
芳川「学習装置は…」
兄「俺たちはそれにかけられてねェンだもん」ムッ
百合子「木原くンは自力で覚えろっていってた」
黄泉川「なるほどね、じゃあ遊びながら覚えるじゃん!」ニコニコ
芳川「(ここは現役教師の愛穂にまかせておきましょう)」
打ち止め「ミサカは神経衰弱がいいってミサカはミサカは提案してみる!」
黄泉川「神経衰弱は打ち止めがズルをするので駄目じゃん」
打ち止め「むう…、一度ばれてるから警戒されてるってミサカはミサカは自分のおろかさを呪ってみたり」
百合子「なンだこれェ、これだけ数字がついてない」
兄「おっさンが踊ってるみたいに見えるなァ」
百合子「なンで踊ってンだろ」
兄「暇なンじゃねェ?」
百合子「暇で踊るってめちゃくちゃ暇なンだな」
兄「死にそうなくらい暇なンだろ」
百合子「そっかァ」ナットク
黄泉川「(子供の会話ってなんだか癒されるじゃん…)」
- 121 : ◆NetU/1afLCgh2011/12/25(日) 00:22:10.27 ID:tVj30tqO0
- 芳川「無難にババ抜きでいいじゃない」
黄泉川「うーん、じゃあそれでいいじゃん。打ち止めは?」
打ち止め「いいよってミサカはミサカはヨミカワに頷いてみたり」
黄泉川「そこの二人とりあえず説明するじゃん」
兄セラ・百合子「うン」
--小一時間後
打ち止め「あー!また負けちゃった!!ってミサカはミサカは悔しさのあまりババを投げ捨ててみる!」バッ
百合子「打ち止めちゃンこれで四連敗だなァ」
兄セラ「ざまぁ」プギャー
打ち止め「もう一回!ってミサカはミサカはリベンジマッチをあなたにたたき付けてみたり!さっきからミサカとあなたが最後に残るんだもん!ってぎりぎり最下位にならないあなたをにらみつけてみる」
兄セラ「運が悪いだけだろォ」ケケケ
芳川「遊びなんだからそんなにムキにならなくても…」
百合子「打ち止めちゃン、一方兄ちゃん遅いなァ」
黄泉川「せっかく二人がきてるのに本当にもったいないじゃん」
芳川「そうね…、切りもいいし少し休憩したら?」
百合子「あァ私はちょっと疲れたかも」
兄セラ「じゃあ休憩だな」
打ち止め「次は絶対勝ってやるんだからってミサカはミサカは心にかたく決意してみたり」
芳川「ところで、二人とも…能力はどのくらいなのかしら」
兄セラ「……」
百合子「……」
芳川「その容姿からして、使えないわけではないのでしょう?」
百合子「……大体、レベル3くらいだったと思う」
芳川「大体?」
兄セラ「ちゃンと測定したわけじゃ、ないから」
百合子「一方兄ちゃンみたいに高度な演算能力は私たちには無いンだ」
芳川「そう…」
黄泉川「そんなのどうでもいいじゃん。重要なのは二人が元気な事。打ち止めの友達って事じゃん、さて、ご飯でも作ろうかな」ヨッコイショ
- 122 : ◆NetU/1afLCgh2011/12/25(日) 00:22:39.13 ID:tVj30tqO0
- 芳川「無難にババ抜きでいいじゃない」
黄泉川「うーん、じゃあそれでいいじゃん。打ち止めは?」
打ち止め「いいよってミサカはミサカはヨミカワに頷いてみたり」
黄泉川「そこの二人とりあえず説明するじゃん」
兄セラ・百合子「うン」
--小一時間後
打ち止め「あー!また負けちゃった!!ってミサカはミサカは悔しさのあまりババを投げ捨ててみる!」バッ
百合子「打ち止めちゃンこれで四連敗だなァ」
兄セラ「ざまぁ」プギャー
打ち止め「もう一回!ってミサカはミサカはリベンジマッチをあなたにたたき付けてみたり!さっきからミサカとあなたが最後に残るんだもん!ってぎりぎり最下位にならないあなたをにらみつけてみる」
兄セラ「運が悪いだけだろォ」ケケケ
芳川「遊びなんだからそんなにムキにならなくても…」
百合子「打ち止めちゃン、一方兄ちゃん遅いなァ」
黄泉川「せっかく二人がきてるのに本当にもったいないじゃん」
芳川「そうね…、切りもいいし少し休憩したら?」
百合子「あァ私はちょっと疲れたかも」
兄セラ「じゃあ休憩だな」
打ち止め「次は絶対勝ってやるんだからってミサカはミサカは心にかたく決意してみたり」
芳川「ところで、二人とも…能力はどのくらいなのかしら」
兄セラ「……」
百合子「……」
芳川「その容姿からして、使えないわけではないのでしょう?」
百合子「……大体、レベル3くらいだったと思う」
芳川「大体?」
兄セラ「ちゃンと測定したわけじゃ、ないから」
百合子「一方兄ちゃンみたいに高度な演算能力は私たちには無いンだ」
芳川「そう…」
黄泉川「そんなのどうでもいいじゃん。重要なのは二人が元気な事。打ち止めの友達って事じゃん、さて、ご飯でも作ろうかな」ヨッコイショ
- 123 : ◆NetU/1afLCgh2011/12/25(日) 00:24:19.88 ID:tVj30tqO0
- うわ、連投してしまった。
短くてすいません。
レスくれた方ありがとうございます。
それではまた - 124 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage]:2011/12/26(月) 13:29:31.51 ID:73K/XI+70
- 乙。
- 125 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage]:2011/12/28(水) 13:57:11.00 ID:FBYadoKk0
- 乙
MNWネタはなさそうだがショタコンは出るんだろうか? - 126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/19(日) 18:30:57.83 ID:sL+BML3DO
-
まだかな
2014年5月21日水曜日
とあるクローンの家族計画
ラベル:
とある魔術の禁書目録,
一方通行,
百合子,
未完結
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