2013年3月15日金曜日

一方通行「アクセラポッターと秘密の部屋……ふざけてンのか」 5-2

374鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/21(木) 22:08:26.90 ID:KxPnmQJI0
グリフィンドール談話室

小萌「全校生徒ちゃんは今後、午後六時までに必ず各自の寮へ戻ること、なのです。それ以降は決して寮の外へ出てはいけません」

一方通行「……」

上条「……」

御坂「……」

小萌「授業時の移動の際は、必ず誰か一人先生が引率するのですー。トイレに行く場合も、必ず先生に付き添ってもらってください」

20000号「ということは、漏れらが教員免許を取ればセロリたんのセロリたんを盗み見れるよな相棒、と、流石のミサカも声を落としてコショコショします」コショコショ

10033号「そうですね変態、我々がこの学校を出て教員になるまでその制度が残ればですが、と、ミサカは双子姉にならい声を落としてコショコショします」コショコショ

小萌「……クラブ活動の一切は、無期限延期なのです。……クィディッチリーグは、今年度は打ち切りと……」

削板「そんな、そんな!!!!先生、先生!お願いだ!!!観客を入れてくれなくたっていい!!!俺が、俺がピッチで襲われたっていい!だから、試合を、俺達の、俺達の……」




小萌「削板ちゃん……残念、ですが」

削板「そんな……根性、ないぜ……どうしてだ!学校は、俺達の学生生活を守ってくれるんじゃ、ねぇのか!?なん、なんで……いや、今のは根性のない台詞だった。すまん、先生」

小萌「……ごめんなさいなのです。先生もこれまで、長い長い間このお城に勤めていますが……ここまで落胆するのは二度目なのです。先生たちの、手にもおえません。一連の事件の犯人が捕まらない場合……学校の、閉鎖さえありえるのですー」

ザワザワ 
 ザワザワ  ヒソヒソ

10032号「ミサカたちはまだ一年も通っていないといいますのに、と、ミサカは落胆の色を隠しきれません……」

小萌「……誰か、なにか小さな心当たりでもある生徒ちゃんは。せんせーに教えてほしいのです……それじゃ、おやすみなさい」

バタンッ!
375 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/21(木) 22:22:20.65 ID:KxPnmQJI0
ザワザワザワザワ 
 ガヤガヤガヤガヤ

絹旗「インデックスと一緒に襲われたのは、超レイブンクローの生徒でしたっけ?」

土御門「だそうだにゃー。ったく、継承者って奴も厄介な時にやってくれたぜい……」

青ピ「ほんまやで……みーんなもう、安心しきりよったときやのに……」

フレ「結局、寮つきゴーストのあれを別にしても、これでグリフィンドールからは二人も犠牲者が……あ、み、御坂ごめん……」

御坂「……ん」

土御門「と、ともあれだ。ハッフルパフで一人、レイブンクローからも一人……先生方は、だーれも気づかねーのかにゃー?スリザリン生からは、だーーれも犠牲者がでていないんだぜい!?」

ザワザワザワ
 ソーイエバ…… オカシイヨナー

青ピ「はなっから、アクやんとかかみやんが疑われることがおかしかってん。なーんでせんせーらはスリザリンの子ぉらを追い出さへんのやろ!?『スリザリ ン』の秘密の部屋!『スリザリン』の継承者!『スリザリン』の怪物!今度のことはぜーんぶ、スリザリンが関係してはるーて誰でもわかりそうなもんやん か!!」

ソウダソウダーーー!!!
 ガヤガヤガヤガヤ
パチパチパチパチパチパチ!!!

一方通行「……」

上条「……アクセラレータ?」

一方通行「……あァ?」

上条「正直、みんなの会話……聞いてるか?」

一方通行「……知るか。知る価値もねェ」
376 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/21(木) 22:35:34.02 ID:KxPnmQJI0
一方通行「スリザリンを追ンだしゃいいとか、どうとか。ンなこたどうだっていい」

一方通行「……あいつが固まってンのが目に焼きついてンだよ。それに……俺自身に、腹が立ってしかたねェ」

一方通行「あの声が事件に何か関係してる、ってことは分かりきったことだったってのに……あいつを一人にさせた。無理やりにでも後にさせなかった……俺は、餌付けがかr……いや。あいつのダチ失格だ」

上条「……お前のせいじゃ、ねぇよ」

一方通行「……じゃァ誰のせいだよ」

御坂「犯人、よ。決まってんでしょうが」グスッ

一方通行「……」

上条「……美琴」

御坂「全部全部、そのくそったれのせいよ。黒子も、インデックスも。他の子たちも、あんな可哀想な目にあったのは……」バチッ

番外個体「……おねぇさま、気持ちはもっともだけど落ち着きなよ。あの子が襲われて悲しいのも、怒ってるのも、おねぇさまだけじゃないんだし……おチビ、 あんたはいつまで立ってもチビ介だねまったく。ミサカに抱きついて泣くのは卒業したんじゃなかったの……?」ナデナデ 打ち止め「グスッ、ヒック」 ポロポロポロ

御坂「……打ち止め」

一方通行「……そうだな。ただグズグズして、イラついてるだけじゃ他の奴らと同じだ……でも、俺らはちげェ。俺らしか知らねェ、犯人に繋がるピースがある。それを、突き止めてやンねェと。あいつも浮かばれねェだろ、チョコを我慢してやがンのによォ」

上条「……黄泉川さん、か」

御坂「……」
377 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/21(木) 22:50:41.84 ID:KxPnmQJI0
上条「疑われると思うか、やっぱり」

一方通行「前回『部屋』を開けたのがあいつ、ってェ処理がされてる以上はな。当然だろ」

御坂「でも、きっと……ううん、今回は絶対違うわ。私達、だって……友達、だったんだし」

一方通行「当たり前だ、そうじゃなくてもあいつがンなことさせる奴だとは思えねェ……話、聞きにいくぞ」

上条「そうだな、そうしよう……あー、でも」

御坂「……どうやって、抜け出す?」

一方通行「……」

上条「小萌せんせーがああ言ったってことは、きっと城中すごい警備だろうな」

御坂「そうよね……何度か抜け出した時みたいに、上手くいくとは思えないわ」

一方通行「……そうだろうな。だから、よォ」




一方通行「……今こそ、あのマントをもう一d」

20000号「よばれて!」シュバッ!

10033号「とびでて!」シュバッ!

一方通行「却下だクソどもどっから聞いてやがった反射ァァァァァあああああ!」キュピーン!

20000号「ぐっふぃふぃセロリたんそりゃぁあなたがここを抜け出す算段を耳にした瞬間漏れのセロリたんイヤー(いや、嫌ではない耳だ耳って意味だ!)がゾクゾクしっぱな開きっぱなでしたもんでありがとうございまああす!」ズザァァァッ!

10033号「うっへへアクセラレータさんどうしますかど派手に脱出ララバイランデブーコースと、隠密と静かなる闇の中へフォーリンダークサイド(お前の父は私だ嘘だーーー!)コースがございますがありがとうございまああす!」ズザァァァッ!

一方通行「誰がお前らの爛れた手ェ借りるか!汚れてンじゃねェ爛れてンだよお前らのはよォォォォォ!!」

上条「……や、正直ツインズのご助力をえたほうが確実だと思いますのことよアクセラレータ」

御坂「そうよそうよ、あんたのツンパくらい安いもんじゃない。協力してもらいなさいよ」

一方通行「うっせェそして対価まで見抜いてンな!!!……使いてェンだよそろそろ!あれをォ!」 
379 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/21(木) 23:03:44.12 ID:KxPnmQJI0
深夜 廊下

上条「そういうわけで」コソコソ

一方通行「どォだこら、これこそお父さンから受け継いだ、首席の俺たるに相応しい抜け出し方だろうが」コソコソ

御坂「はいはい、『透明マント』ね」コソコソ

上条「被ったものを全て透明にしてしまうという、このなんとも男の子の夢溢れるこの道具、昨年は夜に抜け出すことが多かったので大変重宝したのでした」

一方通行「説明どォも。一年経ったが、まだ入れるもンだな……ここにインデックスまでいたら分からなかったが」

上条「大丈夫だろ、一年で伸びたの俺くらいだし」

一方通行「とォまわしに俺が小せェままって言いたいのかお前……みてろよクソ、俺もお父さンみたくでかくなって、このお父さンから唯一受け継いだこいつを着こなせるくれェの……」

御坂「いやいやいや。あんた通行さんから色々受け継ぎまくりだから。唯一とかないでしょ」

上条「主に内面でな、ここ最近特に」

一方通行「うるせ、くねェか嬉しいことか、もっと言えよ」

上条「……あのな、お前いまものすげぇ非常識だって言われてんだz」

一方通行「俺はお母さン似だようるせェな!!」

御坂「知ってるわようるさいわね」

上条「お前ほんっと、最近フィレンツェ化してきてますのことよ」
380 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/21(木) 23:33:28.60 ID:KxPnmQJI0
一方通行「人気がねェよな、夜の廊下ってのは」

上条「……」

御坂「……」

一方通行「……って、言うつもりだったンだけどよォ」

ガヤガヤ ツカツカッ
 ザワザワ

一方通行「……なンかすげェ込み合ってンですけど」

上条「ほらな、やっぱり先生方が見回ってたろ」

一方通行「そンくらいのことでドヤ顔すンな」

御坂「先生達だけじゃなくて、ゴーストもいるわね……あ」

メタボデックス「ひめがみぃ、なんだか顔色がわるいんだよー?うーん、ゴーストはだいたいそうだけどー」ムシャムシャ スーッ

姫神「……。うん。なんだか。いやな思い出が。最近よく」スーッ

御坂「い、インデックス!!」

上条「わ、ば、ばかっ!」ガバッ

一方通行「よく見ろ美琴ォ!腹回りがあいつの何倍あると思ってンだ!いや下手こいたらあァなっちまうのかもしンねェけどよくっそマジでチョコ控えさせるか……?」

メタボデックス「むぅ?何か失礼な声がどこかで……」

御坂「んなっ、こ、こn、ど、どこ触ってんのよぉおおおおお!!」バリバリバリバリッ!!!

上条「えっいや別にどこもえ!?これそんな美琴さんっちょゼロ距離はまzうぎゃぁああああああああ!!」

姫神「。何もないところから。電撃と。断末魔。怖い」ブルブル 
415 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/26(火) 22:25:10.83 ID:4JbIgknC0
一方通行「……」

上条「……」

御坂「……」

一方通行「……すげェ雷だったな」

上条「あぁ……ゲホッ。真っ黒こげになるほどの、ものすげぇ雷だった」

御坂「そ、そうね、その、大変だったわn」

一方通行「お前が言うな」

上条「美琴、ちょっと大人しくしような」

御坂「……はい」

一方通行「……どっちにしろ騒ぎすぎだ俺らは。さっさと行くぞ、黄泉川ンとこ」

上条「インデックスが石化されたその日の夜、前回の秘密の部屋のことで何か話しを聞けないか黄泉川さんのところに行くことにした俺達は、アクセラレータの『透明マント』に入って城の中を移動中なんだよな」

一方通行「説明ごくろうだが黙れ」

御坂「生徒の外出を一切禁止してるから、先生達とか監督生、それのゴーストがたっくさん見回りしてるのよね、うん」

一方通行「だから黙れ、どうせそンな流れになるだろうとは思ってたろうが黙れマジで黙らせるぞ」
416 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/26(火) 22:32:17.59 ID:4JbIgknC0
上条「そういえばさ」ソロー、ソロー

一方通行「ンだよ」ソーッ

上条「この見回り、全部の先生方がやってるのかな」

御坂「そうでしょ、多分。あんなことがあった後だしね」

上条「なるほど、なるほど……あー、ってことはさ。この夜の静かな中に溶け込めなさそうなのが何人か……いや、あー、結構いるよな?」

一方通行「……おかしいのだらけだからな」ハァァ

御坂「あー、そうね……その人たちとばったり会わなければいいんだけど」

上条「美琴さんや、教えてあげよう。それってフラグなんだぜ……ドアッ!?」フフフ ズテーン!

一方通行「おォ、お前がブザマにこけるとこまでふくめてな自業自得だバカ」

スッ

御坂「っ、廊下の角から、誰か……」




一一「うーん☆星降るイケイケアゲアゲな夜に、こーんなことをしなくちゃいけないなんて!サゲサゲのくたくただよね!ねぇ木原せんせー?ティーチャーきっはーら?そう思いますよね?」HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA

木原「」イライライライラ

一方通行「……よりによって」

上条「一一Uzeeeeeeeeeeeeee!!!!」

御坂「っちょ、馬鹿!」
417 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/26(火) 22:47:43.66 ID:4JbIgknC0
木原「……あぁ?今のは、なんの声だ……?」


一方通行「……」

御坂「ほら、あんたの出番よ」

一方通行「うるせェ、今それ使わずにすむ最善策を最高の頭脳振り絞って考えてンだ」

御坂「自分で最高言うな」


一一「HAHAHAHAHA!声?きっはらせんせーちょーっとおくびょうビクビクにサゲサゲすぎなんじゃないですかだよね☆なんなら僕の新曲を聴いて気分アゲアゲパーリナィッ!といきますかぁ!?」HAHAHAHAHAHA

木原「結構だバカ野郎が……ほんっとうぜぇなこいつ」イライライラ


上条「……一一もたまーーーーーーには役に立つな」

一方通行「一年に一回くれェな」

御坂「あんた、あいつの頭に負けたわよ」

一方通行「今のはそういうンじゃねェだろ、いや、あいつの天然ウザ頭にゃ敵いそうにねェってのは確かだが、うン」


木原「……テメェよぉ、なーんでそんなにうかれてやがんだ、優男」

一一「ふんふっふふーん、イッケメーンの朝はパズートーストー……うぅん?HAHAHAHA!なんのことですか、木原せんせー?」

木原「校長から言われてんだろが、気合いれて見回りだってよぉ。だってのになんだテメェは、スキップ寸前の軽やかな足取りって馬鹿か、ほんものの」

一一「HAHAHAHAHA!!木原せんせいノンノン!お歳を召した足腰がついていけそうにないなら、素直にしくよろに言ってくださればよかったよね☆」パチンッ☆

木原「ぶっ殺すぞ」


一方通行「数多くンやっちゃtt」

上条「おいこらこれ以上事件増やそうとさせるな」

御坂「あれでそそのかされたら、そりゃぁ木原は石化じゃすまさないわよね」
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/26(火) 22:49:18.77 ID:KYOmVs5DO
あまたくんやっちゃってー!!けちょんけちょんにしたってーーーー!!!!
419 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/26(火) 22:59:58.95 ID:4JbIgknC0
一一「HAHAHA!そりゃぁ、何故って!むしろ僕にはこんなにも重々しい警備をする、理由が分からなくて全然しくよろじゃありませんよね!木原せんせい!」

木原「……あぁ?」

一一「だって、そうでしょう?HAHAHA!木原先生、さっき校長からお話がしくよろされたじゃないですか」パチンッ☆

木原「あぁ、それか……ウィンクすんなぶっ潰すぞ」


一方通行「つゥか、あの馬鹿教師があのテンションじゃなかったことの方が少ねェと思うがな」

上条「逆に、木原はこれまでにないくらいまともだよな。少しいらだってっけど」

御坂「それは、あれよ。こいつの影がないから」

一方通行「それはいけねェな、あいつの株が上がンのはまずい……クソっ!でもここで姿を現すわけにもいかねェ!どうしろってンだ!」

上条「大人しくしとけってことでせうよ、何だお前のそのテンション」

御坂「木原が絡むと若干おかしくなるのはアクセラレータも同じってことよね…………からm」


エロール「ケーーーッ」ヒューーーガシャンッ!!!!

木原「!?なんだ!?……寝ぼけたふくろうが突っ込んできやがったか」

一一「HAHAHAHAHA!もしかしたら僕のしくよろな眩しさに夜目をやられちゃってサゲサゲメロメロだったのかな!」パチンッ☆

エロール「ケッ」


上条「エロール先輩流石っす」

一方通行「瞬時に相手も見抜く心得ぱねェ、マジリスペクトっす老師」

御坂「……あの子、体どうなってんのかしら」ハラハラハラ

一方通行「心配するくれェなら迂闊なこと言うな、お前まだ老師が突っ込ンでくるメカニズム理解してねェのか」 
422 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/26(火) 23:17:32.78 ID:4JbIgknC0
木原「っで、テメェが浮かれポンチなのはあれな?……校長が」

一一「HAHAHA、そういうことですよね☆今夜にも……犯人の下に、魔法省大臣と訪れてしくよろする、って言うんですからねっ!」HAHAHAHAHAHAHAHAHA


一方通行「!?」

上条「!?」

御坂「!?」


木原「つってもなぁ……あいつぁ、あの校長が校長してる城でんな騒ぎ起こすはずがねぇんだが」

一一「HAHAHAHAHA!木原せんせい、乙女心がしくよろ出来てませんよね……」フゥーッ

木原「いや、あいつはとても乙女とは……おい、その顔やめろ、やれやれ顔やめろテメェこっちの台詞だ全力全霊でこっちの態度だぞテメェ」イライライラライラ

一一「いぃですか、木原せんせー!HAHAHA!彼女は僕の大のファンだった!だから、実力行使で僕を自身の物に……真相はこれでしくよろですっ!あぁ! すべては、すべては僕がしくよろにイケメンでアゲアゲなイケメンなのがいけないんです彼女は、悪くない……!」パチンッ☆

木原「……うっぜぇぇええええええええええええ」イライライライライライラ


一方通行「……究極にうぜェが、後回しだ。先急ぐぞ……」

上条「あ、あぁ。大臣が、来てたら……話どころじゃないもんな」

御坂「急ぎましょ……大臣、か。パパのボス……確か、ビア……なんとか?偉く重低音で喋る……」


木原「ホグワーツで個人を巡って戦争が起きんのはなぁぁあああ!百合子だけで結構なんだよボケがぁああああああ!!」

一一「HAHAHAHAHA?誰ですそれ、聞いたこともしくよろしませんよ?大したことないサゲサゲなのでしょうn」

木原「歯ぁくいしばれうざ夫ぉおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
423 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/26(火) 23:28:07.91 ID:4JbIgknC0
黄泉川小屋

バサッ

一方通行「暑かった……やっぱ三人入ンのは無理があるだろ」

御坂「そんなことでどうすんのよ、本当ならインデックスもいんのよ……本当なら」

上条「まぁまぁ、そのうちほら、お前のベクトル裁縫でこう、ふにゃっと広げろよ。な?」

一方通行「なンで家事方面で活かしまくってンだよ俺、いや実際菓子作りはもはや鉄人の域だけどよ……明かりが点いてンな」

上条「もうこんな時間なのにな……飲んでるのか?」

御坂「いや、歌ってる声が聞こえないから……眠れないんじゃない?……心配で。そう、信じてるわ」

一方通行「……ノック、すンぞ」

コンコンコンッ

 黄泉川「誰じゃん!?」ジャキッ

一方通行「俺だ、まずはその構えたロケラン下ろせバカ。せめて杖入りしゃもじか石弓とかにしろバカ、バカかお前は!!!!」

上条「なんかもう、扉開かなくても音で分かったよな」

御坂「魔法ってなんだっけ」ハハハハハ

一方通行「お前は日頃っからバチバチ言わせてンだろが……ったく、非常識の塊だなここは相変わらず」ハァ 
425 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/26(火) 23:48:20.69 ID:4JbIgknC0
黄泉川「……ちゃ、茶じゃん」ゴトッ、ガチャバシャッ、ガシャッ、

一方通行「おォ、悪い……」

上条「どうも……」

御坂「……あの、黄泉川さんちょっと落ち着いて、マグ壊しまくってるから……」

黄泉川「す、すまんじゃん……あー、お前たちはその、なんでここに、こんなところで、何を……」

一方通行「あァー……インデックスの、ことでな。お前に……」

黄泉川「……すまん、回りくどかった、じゃんね」

黄泉川「……私に、何を。聞きたいじゃん?」

一方通行「っ」

上条「!……黄泉川、さん」

黄泉川「……お前達は、聡い子じゃん。みんな、ご両親に似てる。だからきっと、私の、その。そういうのもバレちまってんじゃないか、って……実は、分かってたじゃん」

御坂「黄泉川さん……でも、私達信じてる!だから、教えて!前、秘密の部屋が開けられたとき!」

黄泉川「……」

御坂「何が、あったのか!あなたに聞ければ、あの子が……インデックスを早く助けてやれる方法が、分かるかも……」


ドンドンドンッ!

一方通行「っ」

上条「!?」

御坂「……あ」

黄泉川「だ、誰じゃん!?」ジャキッ

 芳川「私よ、私。ロケランはやくおろしなさい……それに」






 ビアージオ「こぉぉんぶわぁぁぁんわぁぁぁ、ブゥイアーーージオ=ブズォォーニ・ファァッズィ魔法省大ずぃーんなのだがぁ」

一方通行「」ブッハー!

上条「」ブッハーゴホッ、ゲホッ!!!

御坂「こ、これがあのビアージオ=ブゾーニ・ファッジ!ものすごい巻き舌と重低音と『大物オーラ』だけで魔法省のトップになったっていうあn」ブッハーーー!プルプルプル

黄泉川「……来ちまったか、じゃn」ブッハー
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/26(火) 23:52:13.01 ID:KYOmVs5DO
大ずぃーんは卑怯だrブッハーーー!!!
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/26(火) 23:53:14.72 ID:KPfnQwYSO
あひゃひゃっひゃっひゃっひゃっひゃWWW
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/06/26(火) 23:53:32.16 ID:B0JbDf9AO
どのキャラが来るかと思ったらなにこれ予想外ブッハー!
429 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/27(水) 00:03:59.50 ID:oXZxiJCb0
三人in透明マント 部屋のスミス

一方通行「……」
御坂「……」
上条「……」


ビアージオ「状況ぅわぁぁ、すっごぉぶるぁよくなぁい、黄泉川ぁ」

芳川「っく、っ」プルプルプル

黄泉川「っ」プルプルプル


一方通行「……黄泉川の奴、緊張とかの振るえじゃねェなあrくっ」プルプルプル
御坂「卑怯よ、卑怯よあんなの字面最強じゃないnっぷ」プルプルプル
上条「あの芳川校長が……おのれ若もtっぐ」ブッハプルプル

ビアージオ「マっグールぁ出身がぁ、四人も襲われたとなるぇぶわぁ。本省としてもなにもしぬわぁいわけにはいっかぁん……」フゥ

黄泉川「っ、き、桔梗、わか、ブッ、あんたは知ってるじゃん。わた、私が決してその、っく」プルプルプル

芳川「……ビアージオ、これだけhっく、これだけは分かっていてほしいの。私は、愛穂に全幅の信頼を……っ、おいているわ」プルプルプル


一方通行「ぎりっぎりじゃねェか」プルプルプル 
431 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/27(水) 00:14:52.47 ID:oXZxiJCb0
ビアージオ「しかしだぬわぁ、よしかうわぁ。黄泉川ぁには、不利な前科があるぁ」

黄泉川「っ!だけど、あの時だって私hぶっ、私はやってないって言ってんじゃん!」

芳川「愛穂、おちついて。ちょっと深呼吸しましょう、うん、そうしましょう。スーーーーーーーーッ」

黄泉川「おぉ……ハーーーーーーーーーッ」


一方通行「……あれ絶対別の方向で落ち着きてェだけだろ……スーー、ハーーッ」
御坂「もうダメ、もう無理、私耳塞ぐわ、もうむr」ブッハプルプルプr
上条「スー、ハー、おちつけー、平常心だ上条さんや、このくらいで……

ビアージオ「……」


ビアージオ「……ぶるぅぅぅぅぅぅあぁぁ、ぶらぁぁあああああああああ」

芳川「っ!?!?っ!!!っ!!!!!」ダンダンダンダンッ

黄泉川「あんtなにsっはは、うっははははははははじゃぁあああああああん!!!!」ダンダンダンダンッ!!!!

ビアージオ「!?私わぁ、きむぃたちと同じに深呼っきゅーをしただけだぁ!どうして笑っているぅぅ!!」


一方通行「ふっざけンな!!ふっざけンなあいt」ダンダンダンダンッ!
御坂「」ヒー、ヒー
上条「っ、っ」ピクピク
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/27(水) 00:15:51.11 ID:otV14t2SO
バカッ!!!!!黙れ皆気づいてたけど今更蒸し返すのも野暮だから黙ってたのに!!!
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/27(水) 00:16:35.86 ID:box9DTGpo
若本自重しろww
434 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/27(水) 00:24:15.43 ID:oXZxiJCb0
ビアージオ「……笑えよ、芳川、黄泉川」

芳川「ごめんなさい、取り乱したわ」

黄泉川「すまんじゃん。だからあまり怒らないでほしいじゃん」

ビアージオ「怒る?何を言っているのか分からんな、私はとても落ち着いているぞ?」

芳川「見た目は全然変わってないけど形態的に完全体って感じに落ち着いているのね、ごめんなさい、謝るわ。だけどできれば口調はそのままでいてちょうだい」

ビアージオ「ふんっ、構わん」

一方通行「はァ、っはァ、嵐、嵐は過ぎたか、ちくしょうが」
御坂「死ぬかt、死んだかと思った」ゼェ、ゼェ
上条「あぁ、なんかあの魔法省大臣の後ろに緑色の頭の尖ったシルエットが見える……」

ビアージオ「それで、だ。魔法省としては、前科がある黄泉川、貴様に対し何かしらの行動を起こさねばならぁん。貴様を疑っているかいないかに限らず、なぁ」

芳川「何度でも言うわ。愛穂を連れて行ったところで、今回の事件解決にはなんの役にも立たない。おやめなさい」

黄泉川「桔梗……」

芳川「絶対ダメよ、ダメダメダメ。愛穂がいなくなったら私どこでだべればいいのよ、サボればいいのよ仕事を誰と……オホン、今日のコーヒーは格別ね、愛穂」ズズズッ

黄泉川「……わりぃけど、それただのお湯じゃん」

一方通行「台無しだ」 
436 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/27(水) 00:37:55.08 ID:oXZxiJCb0
ビアージオ「こちらの立場も考えるのだ、芳川ぁ。理事がうるさくプレッシャーをかけてきている……黄泉川を連行したからといって、黄泉川の仕業でないと証明できればすぐに……

黄泉川「れ、連、行……?ちょ、ちょい待つじゃん、ちょっと……わ、私、どこにつれてかれるじゃん?」ブルブルブル

ビアージオ「……ほんの短い間だけだ」フイッ

黄泉川「……ま、まさか……あず、かばん……?」ガタガタガタガタ


一方通行「……魔法使いの監獄だったか?」
御坂「……うん」
上条「え、アクセラレータなんで知ってんだ……よ、黄泉川さんがあんなに」

芳川「だから、ダメだってば」

ビアージオ「何故だ!これは罰ではない、むしろ念のためなのだ!黄泉川があちらにいる間に、もしも真犯人が捕まれば、黄泉川は完全に無罪と……」

芳川「いいえ、そもそもあなたの黄泉川を責める理由、それが間違っているの……」

ビアージオ「な、なにっ!?」

芳川「襲われたマグル出身者は……四人じゃないわ!あなたの間違いよ!えぇ!そうですとも!!!異論があるならコーヒーをお見舞いするわ!?」コポコポコポコポ

ビアージオ「!?……っく!手元の資料にミス……確かに私の間違いだ!他の何者でもなくぬわぁあ!そうだとも悪いかぁぁああああ!!」


一方通行「……」
御坂「……」
上条「……」

御坂「え、なにあr」
一方通行「黙れ」 
438 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/27(水) 00:53:42.67 ID:oXZxiJCb0
ドンドンドンッ

フォイッ

フィアンマ「……なんとまぁ小汚いところでお騒ぎのところ失礼するぞ……おや、ファッジ。もう来ていたか」

ビアージオ「あぁ……こんぶわぁんわぁ、ルぅシウス・マぁぁっルフォーイ」

フィアンマ「変わらぬ高貴なファッジ家の喋り節に安心したフォイ、結構結構」フォイフォイ


御坂「っ、っ」プルプルプル
上条「……魔法界の上流階級ってみんなあんななのかな」
一方通行「俺一生下民でいいわ」


黄泉川「っ!お前みたいなやつが、ここになんの用じゃん!出てくじゃんよ!しっしっ!」

フィアンマ「ふんっ、威勢のいいことだ。頼まれるまでもない、むしろ俺様だってここに出向くことはとてつもなく不本意なのだ……校長、貴様がここにいるというのでな」

芳川「あら、なんの用かしら。ひょっとしてお暇でもいただけるの?」

フィアンマ「ほざけ、貴様には馬車馬の如く働く義務が……と、続けたかったのだがな。喜べ、そうなったぞ」

サッ

黄泉川「そ、それは……なっ!?!?!?て、停職命令!?!?」

芳川「……」

ビアージオ「!?ルぅーシウスぅぅ!?!?それは、いかぁっぁんぞぉ!?」

フィアンマ「何を言われようと、理事会十二人全員の署名は揺るがん。残念ながら、芳川、我々は貴様が現状を把握できる人材ではないと判断した。もう何人襲われたとおもっておる?」

芳川「……あなたに教わるまでもないわ」

フィアンマ「そうか。そして、今日の午前にもまた二人、そうだな?このままでは、ホグワーツからマグル出身者、それどころかマグルびいきの魔法使いまで全 員いなくなってしまうぞ?それがどれだけこの学校にとって 恐 る べ き 損失か、我々に教わらなくてもわかっておるのだろうな?うん?」

黄泉川「お前、お前ぇえええ!白々しいじゃん!そんなこと、微塵も思ってないくせに!!!」

芳川「愛穂、落ち着いて」

ビアージオ「この時期ぬぃ、芳川ぁが停職ぅぅ!?この城を離れるぅぅ!?そんぬわぁこと、ありえぇん!ありえんだるぉお、ルぅシウスぅ!?」
439 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/27(水) 01:04:02.71 ID:oXZxiJCb0
フィアンマ「校長の任命、そして停職も、理事会の決定事項のはずだが?ファッジ、口出しをするつもりか?」

ビアージオ「うぬぬぅ、しかすぃ」

フィアンマ「それも、今回は明白な理由がある。こやつは、此度の騒動を治められなかったのであるからして……」

ビアージオ「だ、だぐわぁ!だっぐぁぁだなルぅぅシウスぅ!?芳川ぁが止められないのならぶわぁ……一体誰が出来るというのどぅあぁ?」

フィアンマ「それはやってみなければ分からんだろう、とにかく十二人全員の署名が……」

黄泉川「それで、お前は何人脅したんじゃん!!」

芳川「愛穂」

黄泉川「何人脅迫した!!何人家族を人質にした!?!?それとも金でも積んだかじゃん!?お前のやるようなことなんて分かりきってんじゃんよ、マルフォイ!!!」

フィアンマ「おうおう、怖い怖い。アズカバンの看守にも、せいぜい吼えるがいい。もっとも、連中に言葉が分かるとは思えんがな」

黄泉川「桔梗を、やめさせる!?ふっざけんじゃねぇじゃん!それこそ、この学校は終わりじゃん!この次は、『殺し』に……」

芳川「落ち着きなさい、愛穂」バッシャァァァアアア

黄泉川「!?!?あっつぁああああじゃぁああああああああん!?!?!?!?」

ビアージオ「」

一方通行「」
御坂「」
上条「」

フィアンマ「……鬼か貴様」

芳川「いや、手元にマグがあったから、そうよ、マグのせいよ、うん」
440 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/27(水) 01:17:34.98 ID:oXZxiJCb0
芳川「……理事会が、私の停職を望むのなら。私はそれを受け入れるわ、いや、休みたいとかじゃなくって、本当に。一日中ゴロゴロできるわふふふとか思ってないわ、本当に」グッ

黄泉川「おま、お前、せめてそのガッツポーズやめろじゃん!ポーズくらいそろえろじゃん!!!」

ビアージオ「ほ、本気くわぁ!?芳川ぁ、確かに理事会の決定は覆せんぐわぁ、なにもそんぬわぁ……」

芳川「いいのよ……だけどね、よく聞いて。愛穂、ビアージオ、フィアンマ、それから……そうね、そこの、シカの剥製さんにも聞いていてもらおうかしら」チラッ


一方通行「!?いや、俺らじゃなくてこっちの剥製を見てンのか……ンなわけあるか、クソ、またお前は、どこまでも……」


芳川「覚えておいて?私が本当の意味でこの学校から離れるのは……私を信じてくれる人が、私に忠実な人が一人もいなくなったときだけよ。覚えておいて?ホグワーツでは、助けを求める者には必ずそれが与えられる、って」


一方通行「……」
御坂「……」
上条「……」


フィアンマ「……あー、オフォイッ、なんとまぁ心に染みるお言葉で。それでは、俺様はこれで失礼する。ファッジ、またいずれ会食で。黄泉川、アズカバンでも元気で暮らすのだな。芳川校長、余生をどうぞお楽しみに。では」

スタスタスタ フォイッ バタンッ!

芳川「……私も行くわ。愛穂、手紙書くわね。大丈夫、きっとすぐよ」

黄泉川「桔梗ぉ、ごめん、ごめんじゃん……」

芳川「バカね、あなたのせいじゃないわよ……それじゃ、よろしくね」チラッ


一方通行「……」


芳川「……ふふっ」


ツカッツカツカッ ガチャッ バタンッ!

441 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/27(水) 01:27:46.57 ID:oXZxiJCb0
ビアージオ「あー、それでっわぁ。黄泉川、我々もいこうくわぁ?」

黄泉川「あー……わ、分かったじゃん。すぐ行く、ちょっと待って欲しいじゃん……えっと」

ビアージオ「?」

黄泉川「あー……大臣、もしも次の校長に会うことがあったら、伝えておいてほしいじゃん。誰かが何かを見つけたかったら、その……あー……電撃姫の苦手な生き物を追いかけて森に行け、って」


一方通行「!」
御坂「!」
上条「!」


ビアージオ「……?ぬわぁんだぁ?謎かけかぁ?分からんが、是非もなしっ!伝えておこう、さぁ」

黄泉川「……あぁ。頼んだ、じゃん」

ズダッズダッズダッズダッ ガチャッ  バタンッ!!

バッ!

一方通行「……あンなでも、芳川はここの校長だ。それに、一応現代敵無しなンだろうが?……あいつがいなくなったとなると、本気でやべェぞ」

上条「だよな……一刻も早く、突き止めないと」

御坂「えぇ……黄泉川さんのくれた、ヒントの……通り……ねぇ、で、電撃姫って、やっぱ、わ、私……?」

一方通行「そりゃそうだろ……あァ、そういや変な動きしてたっけなァ、窓枠とかで」

上条「ああ、確かに。ポッターさんの無駄にいい視力でとらえたっけな」

御坂「う、うそでしょ、そんな……あぁぁ、今からほんっと憂鬱……」

一方通行「嘆くあまり雷落すンじゃねェぞ……ンじゃ、行くぞ」




ガチャッ



一方通行「……蜘蛛を探しに、『禁じられた森』へ」
442 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/06/27(水) 01:30:59.36 ID:oXZxiJCb0
そんなこんなで今回はここまでです

シリアスかと思いきや若もtゲフン誰かのせいでブレイカーされましたどうしてこんな琴に

次回はシリアス感、はない感じで。酷い感じで。うん、原作台詞なぞるだけの展開に飽きてきたのだよ

あらごっさんの活躍にご期待ください

次回はおそらく木曜、昼ころからがっつりやってけたらなーと思います。遅くても夕刻から

お付き合いいただければ幸いです

レスの数々ありがとうございました、楽しかったです

それではまた

次回もどうぞよしなに
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/27(水) 01:31:57.85 ID:otV14t2SO
鹿児島くン乙ー。 
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/27(水) 10:25:02.12 ID:ddbn4FcIO

若本自重汁www
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/27(水) 10:40:38.61 ID:LQEPt/Ov0

蜘蛛は昆虫と違って外皮が柔らかいから食べやすい、揚げるなり茹でるなりしてインちゃんのおみやげにどうぞ

この状況で自分そっくりな人形とか作ったら継承者に石化させられたーって悪戯できそうだなぁ
変態に見つけさせて後ろから驚かせたい
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/27(水) 11:35:45.68 ID:u2/Rb99IO
とりあえず、>>706に期待しておきますね
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/27(水) 12:50:00.43 ID:VIpwtjlIO
電撃HIMEの苦手なもの……
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/06/27(水) 13:17:21.62 ID:75qnj7X7o
乙!!

電撃姫と聞いて虎縞ビキニを思い浮かべた俺は何も問題無いな
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/06/27(水) 15:38:47.75 ID:Ck9ZthSAO
>>447
ツインズが柄になく泣いている図が浮かぶ。
泣きながらいつも通りに振る舞おうとして生ツンパをゲットしようとする図が浮かぶ。

たぎる。
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/27(水) 17:01:26.94 ID:4wCOgWnDO
>>449なるほど海原か…
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/27(水) 17:26:29.39 ID:otV14t2SO
みこっちゃんの苦手なもの……みさきちか!!つまりちっちゃいみさきちが窓から逃げてるのを追っかけるメルヘンな感じか!!!
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/27(水) 17:29:51.23 ID:4rKQTSwOo
もしかしてアラゴッさんにもキャストあんのか。神崎みたいに
そうでなくとも喋るから浜面くんハーレム行きか 
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/06/28(木) 02:22:21.87 ID:LoQ2xqTQo
俺たちに出来ること、それは…
>>706のハードルを上げれるだけ上げて鹿児島くンに託す無茶ブリしかないんだ!!
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/06/28(木) 09:42:17.64 ID:WJxvx4KC0
そ、そうだよな!>>706だもの!
きっと良い意味で期待を裏切ってくれるはずだよ!
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/28(木) 16:43:54.68 ID:I3J+J6Eqo
>>706がくるころには誰もが忘れてそうだな
463 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM :2012/06/28(木) 17:14:52.27 ID:2TTNp3OH0
出先から、申し訳ありません。急用が入ってしまったために本日の投下はお休みにさせてください
次回の予告は本日の深夜頃にまたお知らせします

アラゴグですが、配役無しのつもりでしたがなんだか少し思いついたのでちょっとやっちゃおうかと思います
どうなる琴かはお楽しみにということで

ではでは
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/28(木) 17:29:29.10 ID:zgqxJ+GKo
一人一役とは限らないんだぜ

初春さんみたいに……
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/28(木) 17:34:29.59 ID:BVeweiUDO
あらら、仕方ないよな……コーヒー研究だもんな
アラゴグのとんでも配役と、今後の展開
あとさりげに神絵師のヘルガロウェナと>>706に期待してるんだぜ 
519 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 10:07:50.54 ID:v8utzBjd0
みなさまどうもです

レスありがとうございますはげみになります

ササッと一部だけでも

>>444>>445
チートってやぁね

>>446
大暴走でした

>>447
経験談か、経験談なのか

>>450
そうだっちゃ

>>453
それはホラーじゃないですかね

>>454‐459
急遽ですが決めまして。すぐ出るかと思います

>>464
ナンノコトデスカ?

>>467>>468>>472
お早い回復を心からお祈りしています……今からって時に
520 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 10:14:50.30 ID:v8utzBjd0
>>470
アイスは濃さが大事!水出しは大変だけどいいものだ!

>>471
これをぶっかけるなんてもったいない君はセロリ汁でも飲んでなさい

>>475
おまたせしました、いやほんとに…

>>476>>477
なんだか>>1にもよくわからんです

>>478‐482
患者さんが……

>>483
もはやウザイという言葉でおさまりきらnうぜぇえええええええ

>>484
これからもがんがんしくよろしていきそうなので解除したほうが……

>>485
コ○○○についてはご想像にお任せしますです

それでは、お久しぶりにやっていこうとおもいます

途中レスはどうぞお好きに

本日も、どうぞよしなに
521 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 10:25:32.46 ID:v8utzBjd0
上条「……山を駆けていると、過ぎ去った少年時代を思い出す」

上条「カブトムシ、クワガタ、お金よりも何よりもキラキラ輝いて見えた宝物達」

上条「……上条さんの網にかかるのはババばっかりだったけど」

上条「午前中はプールで思いっきり遊んで、お昼を食べたら山の中の秘密基地で待ち合わせるんだ」

上条「あてもない宝探し、汗なんて気にせず走り回る俺達」

上条「宿題が終わらなくて泣きべそかくのは、また別の話だ」

上条「……あぁ。今年も」




上条「夏が、来るな…………」





一方通行「わけ分からン感傷に浸ってるところ悪ィが今は夏なンてまだまだ先の初夏になるかならねェかの五月半ばだ黙れバカ」

御坂「この非常時にあんたは何をボケてんのよ」

上条「……いやね、少しでも和ませようとさ。蜘蛛追いかけるって決まってから、美琴ピリピリしっぱなしだしな」

御坂「バッ、わ、私は別に、く、くくく蜘蛛が怖くて余裕ないとかじゃ、ないんだら!!」バチバチッ

一方通行「ビリビリの間違いだろ」

上条「確かに」

一方通行「……なンにせよ、さっきの回想もどきはせめて晴天の下の昼間にやれ。今は月の光もささねェ真っ暗闇な真夜中だろうが」
522 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 10:39:24.52 ID:v8utzBjd0
上条「都合よく、森の中に入っていく蜘蛛が見つかってよかったよな」

一方通行「おォ、都合良いのはいい事だ」

御坂「……なんで蜘蛛なのよぉ、黄泉川さん……コオロギとかコウモリじゃダメなわけ……?」

一方通行「あいつなりの理由があンだろ……なンだその二択」

上条「あ。アクセラレータ、杖そっちだ。蜘蛛からはぐれちまうぞ」

一方通行「あァ……杖先に灯りを灯せンのが俺だけってのがホント面倒なンですけど、お二人さンよォ」

上条「いやぁ」

御坂「それほどでも」

一方通行「なンで褒められた風だアホか直接けなされてェか」

上条「だって仕方ないだろ……美琴の杖は、あれだし」

御坂「光灯すのに森全体を焔で包みたくないでしょうが」

一方通行「ボロ杖が爆発する前提かよ、お前そンなンでよくこの『魔法』学校にいる気になンな今更だけど」

上条「それで、俺が光灯そうとしたら……」

一方通行「スグルが出てきそうだからな、あァ。やめとけ」

御坂「序盤しか使ってなかったり、チート回復技だものね、光線系」

一方通行「そういう事だ、これ以上魔法以外のものをのさぼらせてたまるか」

上条「……今後、ポッターさんが魔法で活躍することってあるのでせうか」

一方通行「しっかり制御できるようになってから言いやがれトンデモ魔法使いめ」 
524 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 10:52:15.48 ID:v8utzBjd0
御坂「……蜘蛛、どんどん奥に入ってく、わね」

上条「だな。今のところ、たぶん黄泉川さんが森を通ってく為の道から外れてねぇから、歩きやすいけど……」

一方通行「藪の中やらなンやらに入られたら面倒だな……やっぱ蜘蛛語習得しとけばよかった」

上条「手段がもう非常識固定だなお前……」

一方通行「……人外が喋るのはもう普通ってことでいいだろ」

御坂「負けなさんなよ非常識に……私はもう心折れそうだけど。帰りたい。何が悲しくて蜘蛛なんか……かえるじゃダメかしら」

一方通行「ダメすぎるわ。カエルと蜘蛛に共通する事柄を200字以内で簡潔に説明出来たら検討してやンよ」

御坂「……みんな」

上条「……生きてる!!!」

一方通行「黙れ。なンなのさっきからお前ら結託してボケてっけどなンなの、光消して置いてくぞこら」 
526 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 11:06:15.21 ID:v8utzBjd0
一方通行「木の茂り方も尋常じゃなくなってっからよォ、今俺がいなくなると真っ暗で何も見えねェなァえェ?」

上条「この状況下においてはポッターさんか弱い女子の美琴さんの味方ですのことよ」ハハハ

御坂「かかよわ、じょ、女子って、あん、な、何言ってんのよキャラじゃないのよ!」バチーン!

一方通行「……お前にレバー打ちした女がなンだって?」

上条「っ、ぐ、ふ、不安をからげんきでだな、っ、美琴さんや、せめて電撃にして、直接打撃はダメ」プルプルプル

御坂「ご、ごめ、わざとじゃ……だって手元見えないから」

一方通行「的確に打ち込ンでおいてよく言うお前どの口がお前……とにかく、黄泉川が蜘蛛追えっつったンだ。つべこべ言わず、行くぞ」

御坂「そうね……アズカバン行きが決まっても、私達にしっかりヒントを残してくれた、黄泉川さんの意思を無駄にしちゃダメ、よね」

上条「だ、だな……あ、おい。蜘蛛……道、外れたぞ」

一方通行「……」

上条「……」

御坂「……」

一方通行「いよいよ、何かにたどり着く、ってとこかァ?」

上条「あぁ……」

御坂「蜘蛛の大群はやめて、お願いだから」ブルブルブル

一方通行「どうだかな、それフラグな気がすンが……鬼が出るか、蛇が出るか、ってな」

上条「……蛇が出たら、それこそ道聞けるけどな」

一方通行「まァな」

御坂「変な奴らよあんたたちは」
527 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 11:23:00.44 ID:v8utzBjd0
一方通行「去年、森に入った時。黄泉川は『道から絶対外れるな』っつったっけなァ」

上条「あぁ、つまりはこっから先はその……お墨付きな危険地帯ってことだな」

御坂「……ここまで来たら、私も覚悟決めるわ。何が出ても、ビリビリ言わせてやるんだから!」バチッ

一方通行「おォおォ、勇ましいこって……ンじゃ、藪ン中……入るぞ」

上条「あぁ」

御坂「えぇ」

ガサッガサガサッガサッ

一方通行「ある程度は俺が先歩いて枝を飛ばしておくから、後に続けよ……長ェなこの藪」

御坂「あいつの右手が触れた先から、蔓やらトゲのある草木が避けるみたいに……全く、便利な奴よね」

上条「チートってやぁねですのことよ」

一方通行「ぶっちゃけちまうと俺ら三人大概だろうが……!蜘蛛が動き早くなりやがった!急ぐぞ!」

御坂「ほんと!?……あ、藪、抜けるっぽいわ!」

上条「だ、大丈夫かよアクセラレータ!先に何があるのかも分からないのに、飛び出しちまうなんて……」

一方通行「見失わないようにするには仕方がねェ!……任せろっての」

ガサガサッバッ!

一方通行「何が出てこようが!ここから先は一方……」



ロナン「ソックスの位置はくるぶしまでに決まっている!ふくらはぎ、ふとももは生で拝んでこその……ふぅ。まぁ、うん。蹄とかも悪くはないがね」

ベイン「君はまったくもって愚かだな!ハイソックスと絶対領域!僕ら知恵者ではない人間が作りだした奇跡とも言うべき発想を受け入れられんとは……ふぅ。あぁ、うん。固い蹄にけられるのはたまらん……ふぅ」

一方通行「」

上条「」

御坂「……相変わらずの下衆ね」ハァァァァァ
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/07(土) 11:27:26.73 ID:OYo3XLXDO
森の賢者(性的な意味で)キターーーwwww
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) :2012/07/07(土) 11:43:29.54 ID:v8utzBjd0
ロナン「どうも、ケンタウルスのロナンです。電撃はとてもご褒美ですありがとうございま……ふぅ。やぁ、子供達。一年ぶりかな?」プスプス

ベイン「色んな意味で森の賢者。色んな意味で下半身が馬並み。ケンタウルスのベインです電撃たまらんで……ふぅ。一体この森に、なんのようだね!?」プスプス

一方通行「鬣ちぢらせながら何言ってもシリアスにはなンねェよ駄馬ども」

上条「相変わらず正直に生きてるなぁ、こいつらは」

御坂「過ぎるわよ。ツインズに似たものを感じるわね、これは」ハァァ

一方通行「まったくだ……おいお前ら、聞きたいことが……ありはするが、どうせ答えちゃくンねェだろうな」

ロナン「なんだね?黄泉川のスリーサイズかい?ふふふ、確かにそれは男の子が追い求めるべき至高の謎……ふぅ」

ベイン「確かに、いくら星を読み解こうとも彼女のバストはそう、この宇宙の如く膨張を……ふぅ」

上条「あ、現時点ならポッターさん、上条Eyeで測定できますけども」

ロナン「!?!?!?われわれが三ヶ月の飲まず食わずの星座の観察でようやく知ることのできる数値を……君は、天才か!?」

一方通行「そのまま餓死りゃいいのに」

ベイン「なんと……それでは、黄泉川とは逆の方向性で測定が困難なそちらの素晴らしいちっぱいさんも分かるというのか……ふぅ。なんとまぁ、すばら……ふぅ」

御坂「焼き馬にされたいか本気で」バリバリバリバリバリッ
530 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 11:58:41.35 ID:v8utzBjd0
ロナン「それで、用件というのはなんだね?そのお嬢さんの素晴らしいソックス片方で手を打とう……ふぅ。いや、やはり君たちの頼みはそう簡単には聞くことは叶わないがね」

一方通行「美琴、お前今度からストッキング派になれ」

ベイン「!……ふぅ。……ふぅ」

御坂「えぇ、この駄馬を焼き殺してからね」バリバリッ

上条「落ち着こう、こいつらは悪くないんや、全ては男の子の血が悪いんや!」

一方通行「どこの人だお前は……おいケンタウルスども。黄泉川が昔、あの城で育ててたもンのことだが」

ロナン「あぁ、彼女が丹精こめて育て上げたといえばあの豊かでたわわな西瓜……ふぅ。魔法生物かい?たくさんいすぎて、どれのことを言っているのやら」

御坂「黄泉川さんが、退学に追い込まれた原因の、よ」

ベイン「!……ふぅ」

上条「お前どれだけストッキング属性ですか……何か知らないか!?蜘蛛が関係してるんだ、ってことは分かってるんだけどさ!」

ロナン「蜘蛛、か……ふぅ」

ベイン「蜘蛛……ふぅ」

一方通行「……どこにそうなる要素があったンだ、今の」

御坂「……虫まで対象ってこと?」ウワァ

上条「いや、これは……なんだろう、ポッターさんの第六感が叫んでいる、これは何かもの凄い配やk」

一方通行「黙れ」
531 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 12:16:18.55 ID:v8utzBjd0
ロナン「私達からは何もいえない、君達の道に加担するのはケンタウルスの本意ではないからね。嗜好にはガンガン突き進んでいくけども……ふぅ」

一方通行「むしろそっちの方面は遠ざかれ全力で」

ベイン「そうだ!我々は人間の奴隷でも家畜でもない!そういうプレイならば話は別……ふぅ。特に君のその顔……ふぅ」

一方通行「見られねェように眼球ぶっ潰してやンぞいい加減にしろお母さンをそンな目で見るないい加減にしろ」

上条「やっぱり教えてもらえねぇか……騒いでる間に、蜘蛛。見失っちまったな」

御坂「何か損しまくった気分だわ……ここは馬刺しでも作って腹ごなしを」バチバチッ

一方通行「炙りにしかなンねェだろ落ち着け、気持ちは分かるが」

ロナン「……ベイン、私達はお暇しよう。そういえば、今日はあちらの空が興味深くないですか?おにゃのこのくるぶしくらいに……ふぅ」

一方通行「……」

ベイン「?何を言っているんだ、ロナン。今宵にあちらの方角に、我らが求める星はないだろう。我らの求めるはあちらの星、そう、ハーレムを築くための運命星……ふぅ」

御坂「……」

上条「……?」

ロナン「そうか、そうだったね……我々には、必要のない方角、そうだった。それでは、子供達……ごきげんよう」

一方通行「……おい、ロナン」

ロナン「なんだね、百合子の子。あぁ、その顔で見られるだけで、ふl」



一方通行「ありがとっ!ロナンくん!」(裏声)

ロナン「」ブシャァァァァァァァッ!!!!

ベイン「ろ、ロナン、ロナーーーーーーーン!!!!君それは鼻血か、吐血かそれはなんだ君どうなっているだーーーーー!!?!?!?」ウワァァァアァアアアア!?!?!?

一方通行「」

御坂「……うわぁ」

上条「……散々シモネタ振られた仕返しにしちゃ、やりすぎじゃないでせうか」

一方通行「や、これ以上ない礼のつもりだったンだが……どンだけ頭ン中そンなンで一杯だよ、あいつらケンタウルスってのは」ハァーッ 
534 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 12:27:08.80 ID:v8utzBjd0
一方通行「散々だった……」

上条「せっかくキリッと決めようとしてたのにな」

御坂「ここから先は、って言いかけたのにね」

一方通行「そこを掘り返すなやめろ、俺もまだその台詞使うには早かったと反省してるとこだ」

上条「そのこだわりはよくわからんですけども……ロナンの言ってたの、こっちの方向だよな?」

御坂「……意外よね、助けてくれるなんて」

一方通行「ロナンの方は、去年も若干俺らに協力的な部分があったからな。あンな風に遠まわしにでも教えてくれたってェのは驚いたが……」

上条「フィレンツェが、頑張ってくれてんのかな?」

一方通行「さァな、仲間はずれにされンのが余計に進ンでなきゃいいが……そン時は城に呼ぼう、うン」

上条「最近のお前とあのフィレンツェなら、話が分かりそうだもんな」

一方通行「過ぎるくらいでも常識人がどれだけ貴重なのかこの一年半でよーーーーく分かったンだよ」

御坂「常識人うぜェェェって言ってた奴の台詞とは思えないわね」

一方通行「お前あン時起きてなかったろうっせ」
535 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 12:44:19.83 ID:v8utzBjd0
一方通行「道はねェが……この感じ、下り坂になってンな」

御坂「くぼ地に向かってる、ってことかしら……あー……なんか待ち構えられてる気がして、すっごいいや」

上条「み、美琴、だからフラグたてるのやめようって……あんだけケンタウルスと騒いだりすれば、そりゃ目だったかもしれないけど、さ」

一方通行「……静かに慎重に、ってェ誓いはどこ行ったンだろうな……」

上条「そんな遠い目でお前、全力でケンタウルスにツッコミしといてお前……」

一方通行「言うな。とにかくよォ」

スッ

一方通行「杖灯りで先照らして、さっさと……」

御坂「」

上条「うん?どうしたんだ、二人とm…………」





上条「」





御坂「――っぁ―――ああああ――でっか―――くもぉぉおぉおおおおおおおおおおっわああっぁぁぁあああああああああああああ!?!!?!?」

一方通行「うわァァァァァァァァ!?!?!!?」

上条「っちょ、いや、こ、これ蜘蛛!?く、うわぁああああ!!?!?!?とりあえず蜘蛛って琴でうあわああああああああああ!?!!?」 
537 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 13:17:52.98 ID:v8utzBjd0
ズリズリガサガサ
 カサカサガサガサガサガサ
カシャンカシャンカシャン!!

上条「う、うわ、こ、こいつらさっきはパッと見では分からなかったけど、鋏までついてますのことよ!?!?」

一方通行「っ!星野の記憶の中で見た、毛むくじゃらの細長い腕!さっきは分からなかったけどよォ!」

御坂「く、蜘蛛、うわ、ああああああこんなでかいのなんて聞いてない聞いてない聞いてないわよぉおおおおおおおおおおおおお!!!」

蜘蛛「おでたち、人間食う 人間食って、力つける」

御坂「なんか言ってるぅうううううう!!!!」ウワァアアアアアン!

上条「やめて!人間を食べても人間の力は手に入らn」

一方通行「お前も乗ってンな!くっそ、化け物!お前なンだ、案の定喋りやがって糞が!……まて。達、だァ?」


ズリズリガサガサ
 カサカサガサガ
カシャンカシャンカシャン

一方通行「!?」

上条「う、わ。か、囲まれて……」

御坂「うわ、わぁ、うわぁ、なにこれ、な、うわぁ」ブルブルブルブル

蜘蛛「アラゴグのとこ、連れてく 命令 捕まえる!」

グワッ

御坂「」プチンッ

御坂「……図に乗るな虫がぁぁぁああっぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッ

蜘蛛s「「「「「「「あがががががががgggggggggggggggg」」」」」」」」」 
539 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 13:34:23.76 ID:v8utzBjd0
一方通行「!いいぞ美琴、ふっきれやがったな……反射ァ!」

蜘蛛s「「「「「ぐぅううう!?!?」」」」バキャッ


御坂「真っ黒こげになりナっさぁああああああああああい!!!!」バリバリバリバリバリバリ

蜘蛛s「「「「「「「「「あばばばばbbbbbbbbbbbbbbbb」」」」」」」


上条「えーっと……そ、そげぶそげぶ!」シュッシュ!


一方通行「スクラップの時間だぜェ!糞虫どもォォォォォおおお!」

蜘蛛s「「「「「「ピギャーーーギャーーーギャーーー!!」」」」」」


上条「そげぶっ!!そげぶっ!!!」シュッシュッ!

蜘蛛「……」

上条「……」

蜘蛛「……」

上条「……いいぜ!お前達が、あの二人はやべぇけどポッターさんなら簡単に捕まえられそうって、思うってんなら!」

上条「まずは!その幻想を!ぶちこr」

蜘蛛「」ガシッ ヒョイッ
上条「あっ」

蜘蛛「」カサカサカサザザザザザッザッッ
上条「タスケテーーーーー」


一方通行「っちょ、当麻おま、英雄ゥゥゥうう!?!?サクッと攫われすぎだろお前ェェェええええ!?!?!?」 
541 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 13:46:23.29 ID:v8utzBjd0
御坂「っはぁ、はぁ……え!?あいつ掴まったの!?……あ!他の蜘蛛たちも、引き上げてくわ!?」

一方通行「くっそ、あいつ一人でも捕まえて運ンじまえば、俺らは勝手に追いかけてくるって踏ンでンだろ……その通りだよちくしょうが!追いかけるぞ!」

御坂「え、えぇ!……ちょっと待って?」

一方通行「あァ!?どうやってあの猛スピードな蜘蛛(?)どもを追いかけっかって!?安心しろ、考えてあンだよ学年首席の頭脳がよォ!」

御坂「いや、そうじゃなくって……あいつがさらわれて、それで……」ブツブツ

一方通行「あァ?まァ、ともかくだ……まだまだ、二年じゃ習うはずもねェ呪文ではある、が。試してみねェ手はねェ。俺なら、出来る」スッ

御坂「それを追いかける、私達……ううん、あんた。あんたが、あいつを……そうよ!これって、まるで!」クワッ




一方通行「『アクシオ!俺達のほうk』……」

御坂「まるで囚われの姫のあいつを!あんたっていうマリオが助けにいくみたいじゃないn」


エロール「ケーッ」シューーーーッドカッズササッ

御坂「あいた!?え、エロール!?え!?あんたなんでこんな森の深くに……え?何よこの荷物、あれ?箒じゃないの」

一方通行「……」

エロール「ケー」

御坂「なんでこんなものをこんな時に?……うん?アクセラレータ、あんた間抜けに杖をだらーんとぶら下げて、どうしちゃったのよ?」

一方通行「…………世の摂理に嘆きてェところだよ全力で。ほっとけ……エロール老師、ぱねェっす。無駄に。無駄にぱねェっす……使わせてもらう」

エロール「ケーッ」
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/07(土) 13:48:46.62 ID:UlJV9Hiro
老師・・・流石です
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/07(土) 13:49:30.66 ID:OYo3XLXDO
エロール先輩!いやエロルえもんぱねぇ!!!! 
545 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 13:58:46.03 ID:v8utzBjd0
シューーーーッ!

上条「タスケテーボスケテーーー」

一方通行「……追いつきそうだな、他の蜘蛛どもの妨害もねェおかげで」

御坂「私達がヤバイって散々分からせたものね」

一方通行「一番ヤバイのはお前の思考ですけどね」

御坂「思考って何よ思考って。それで、あんたは今からスター状態であいつを華麗にきゅうすちゅってわけね!」

一方通行「そういうとこだよバカ……箒に乗ったせいで余計に制御効かなくなってンすけど老師これ老師どうすれば」

   エロール「ケーッ」

一方通行「……どこか遠い上空で『気合で乗り切れ』的なお言葉を幻聴したありがとう老師もう帰れ」

御坂「それで、あんたがマリオで、あいつがピーチ……私はさしずめ、ジュゲムといったところかしら」フフフフフフフ

一方通行「映す役割ってか、なるほどな。もう黙れ、お前黙れ」ハァァァ 
551 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 14:21:15.03 ID:v8utzBjd0
上条「みなさん、こんばんにちございます」

上条「不幸な日々でもウルトラハッピーこと、上条です」

上条「えー、今回わたくし、こと上条ポッターがお邪魔していますのは、ですね」

カシャンカシャンカシャンカシャン
 ガサガサガサガサガサガサ
ザワザワガサガサガサガサガサ

上条「大きな蜘蛛の、大群に。取り囲まれております」

上条「ははははははあはははは、流石の上条さんも、このレベルの不幸はいまだかつてあれですね、うん」

上条「……不幸だ」

上条「いや、しかしですね。ものは考えようですよ、うん」

上条「ここまで頭から丸齧りにされてないだけでも、十分幸運じゃないでせうか?」

上条「なにやらどうやら、あの蜘蛛さんたちの……親玉?的なものが、俺達に話がある、という感じなのでせうか」

アッラゴッグ!アッラッゴグ!!

上条「アラゴグ……それが名前なわけですね、うん」

二代目ー!!二代目ーーー!!

上条「……?あぁ、そういえば通行さんの前バレで……通行さんの時代で既に爺さんだった?じゃぁ、世代交代されたってのか……?」

アネゴーーーーー!!!
 フンデーー!フンデクダサイーーー!!!

上条「あ、あね、ご?」ゴクリ

上条「ま、まぁともあれ、上条さんこの恐ろしい大群と、鋏を打ち鳴らす歓声に心底ビビリながらも、割りとすました顔でここに鎮座している次第なのです」

上条「……なんせ、俺には」

シューッ

上条「たとえ、罠だって分かっていても、助けに来てくれる……仲間がいるからな!」

スタッスタッ

一方通行「ちょろ過ぎだお前は、もうちょい危機管理をだな……」

御坂「あ、ありがたく思いなさい!美琴せんせーが、きゅ、きゅうすちゅしにきてやったわよ!……あ」

一方通行「……で、これはなンの」

御坂「な、流してんじゃないわよ!よく考えたらさっきのも含めて二回も!!!あんたツッコミでしょうが流してんじゃないわよ!!!」バチバチッ







「チッ、うっせーにゃーん……」ゴソゴソ
552VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/07(土) 14:25:02.43 ID:OYo3XLXDO
!?!?!?!?wwwwww
553VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山梨県) [sage]:2012/07/07(土) 14:34:13.44 ID:C4mllZJ70
まさか…
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/07(土) 14:34:44.03 ID:chJhBaRoo
まさかの
555 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 14:41:24.49 ID:v8utzBjd0
アラゴグーーーーー!!アラゴグーーーー!!
カシャンカシャンカシャンカシャンカシャン!!!!

一方通行「一体こいつらは何を騒ぎだしてンだ、お前をほっぽいて……」

上条「なんか、ほら。俺達の前に蜘蛛の糸で結われたドーム状の、すっげぇ柔らかそうな寝床?があんだろ?あすこに多分、あいつらの親玉が」

御坂「あぁ、アラゴグとかそういうのね……」

一方通行「おォ、お父さンの話じゃ爺らしいからな……そうか、それでお父さンは……なるほどな」

上条「あー、それなんだけどな。さっきあいつら、気になること……」


「……これで仕事のヘマの報告なら、ぶ・ち・こ・ろ・し 確定って言ってあるわよ?眷属ども」


御坂「気になる?……あ!見て!」

スーーーッ

御坂「ドームの真ん中が、開いたわ!中から、何か……」

一方通行「何か、って。決まってンだろ……こいつらの親玉で、俺があの記憶の中で見た」





一方通行「こいつらと同じ、蜘蛛の化け物d」




麦野「んーで、この沈利・麦野・アラゴグの安眠を妨げる用件ってーのは、なーんなのかにゃーん?」

アラゴグーーーー!アネゴーーーーーーーーーー
 ウォオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!
カシャンカシャンカシャンカシャンカシャン!!!!

一方通行「」

上条「!?ゆったりとした、蜘蛛の糸のような繊細な糸で作られたのであろう衣服は強調してこそいませんが確かにこ、これは久々にOYTgぐっはぁっ!?」

御坂「は、はぁぁあ!?な、なんで、え……ちょっと、あんたからも、なんか……」

一方通行「……あれェ???」

御坂「な、なによその反応、新しいわね」
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/07(土) 14:45:49.97 ID:2iJQBL1IO
むぎのんか…
557 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 14:50:04.28 ID:v8utzBjd0
御坂「ちょっと、そ、そこのあんた!!あんた、なんなのよ!?!?親玉って、はぁ!?」

麦野「んー?あぁ、あんたたちがインベーダーね……私が何者かってぇと……」


麦野「猫又って知ってる?あれの蜘蛛版だ、うん」

上条「……あー」

御坂「……なーる」

一方通行「…………あー、なるhねェよっっっっっっっ!!!!!!!ンだそりゃアホかァァァァァァァァ!?!?!?」

麦野「っち、だからうっせーにゃーんって……は?」ピタッ

麦野「……おい、待て。なぁんで……テメェがここにいんだ?」

一方通行「お、おォ?お母さンのこと知ってるのかこいつも、こりゃまた、楽な流れg……」

上条「い、いや、な、なんかおかしく、ないか?百合子さんを知ってる人がお前を見たら……喜ぶとか泣き出すとか、そういう表情、だったろ。でも、あれ……」

御坂「あ、あれ……猛烈に、怒ってる……?」


麦野「テメェは外で死にやがったーってぇ愛穂から聞いてんだけどねェっ!?おっかしいなぁーッどーういうこった、えぇ!?!?」

麦野「なぁんでテメェがまた、私の前に現れやがんだよぉおおお!!!」

麦野「私から、通行を寝取りやがった糞人間の、百合子・鈴科・エヴァンズがよぉぉおおおおお!!」ビキビキビキビキビキッ

上条「……新パターンだな」

御坂「金剛さんとちょっと似てるけどね」

一方通行「……もうやだ魔法界」
558 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/07(土) 14:57:08.05 ID:v8utzBjd0
そんなこんなで今回はここまでです

ぶち切れむぎのんから三人が逃れる術はあるのでしょうか

……あると分かっていてもハラハラしているフリをしつつお待ちいただければ幸いです

次回は出来れば明日の夜、と言いたいのですが明日も明日とて山に行く用事があり

先日のことがありますので自信がありません……報告にしろ、22時には来ますです

レスの数々ありがとうございました、楽しかったです

それではまた

次回もどうぞよしなに
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/07(土) 15:00:28.19 ID:2iJQBL1IO
>>558
乙なんだよ
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山梨県) [sage]:2012/07/07(土) 15:04:25.42 ID:C4mllZJ70
乙!!

むぎのんも百合子世代か…ってことはざっと計算してももうみそz 
 
604 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/10(火) 20:05:06.42 ID:8iozKAXj0
みなさまどうもです

遅くなりました

レスありがとうございますはげみになります

>>560>>576>>577
ご冥福をお祈りしますんだよ

>>561
どうもです、マリオは褒められる場所なのかよくわかりませんけどもありがたいです

>>562>>583
御坂さんは果たして心を通わすことができるのか!

>>563
みさきちの本格的な出番はそういうわけでまだ先ですね

>>564
せちがらいですね蜘蛛の世界……

>>565>>579>>580
どうなることやらです

>>566
ようやくむぎのんが出せたので満足しています

>>567
マンダンガスは正直カットしようか悩むくらいです……

>>568
というよりは通行が上条家顔ってだけですかね

>>570
おま、お、おま……分かりきっててもそりゃないぜ

>>571
GSですか、言われて気づきました

>>575
森に住み着いたのは先代時代からなので

>>581>>582
むぎのんがエロエロ?ッハハ、どうなることやらです

>>584
見た目百合子さんですけどね

>>586
突っ込む気力もないそうです

>>588
お気遣いどうもです

>>594
そうね、まるでもう一ヶ月以上経っているような、そうね……

>>598
制服を改造するなんて非常識のすることだそうです

>>602
賑やかなことはありがたいことなのですいません


ではでは、本日も参ります

途中レスはどうぞお好きに

それでは本日もどうぞよしなに 
608 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/10(火) 20:15:24.93 ID:8iozKAXj0
麦野「どうやって生き返ったのかは知らねーけどさぁ……のこのこと此処にきやがるとは、いい度胸だにゃーん」

一方通行「いや、お前が人型になってる理屈の方が訳分からン。おい、話しを……」

麦野「まぁ、あんたのそういうとこは知ってるけどねぇ?……私が喉下ぶっとばす勢いで放ったこの……原糸崩しって呼んでる攻撃用の糸をよぉ」

ビュッ バキャァァァァ!!!

上条「!?て、手元から出した糸が、岩を貫通した!?」

御坂「そしてその手はしっかりグワシサイン!さすがスパイダーウーマンね!流行にのtt」

一方通行「いいリアクションをどォも、だが黙れ美琴お前は黙れ」

麦野「こいつを、いとも簡単に受け止めて……手刀でぶった切ったあと、『えっへへー!むぎのんからマフラーもらった!』だののたまいやがって……テメェにやる糸なんざ、一ミクロンも持ち合わせちぇいねぇんだよぉおおおお!!」

一方通行「……」

上条「百合子さんって、近代兵器相手でも余裕っぽいよな」

御坂「何を今さら」

一方通行「うるせェ、お母さンを非常識みてェに言うなぶっ飛ばすぞ」 
612 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/10(火) 20:29:46.23 ID:8iozKAXj0
麦野「んーでぇ?黄泉の国からご帰還なさったホグワーツのお姫さまはぁ?まぁだ私に何かようなのか?あ?」

一方通行「姫、姫か。ほォ、お前中々にお母さンを見る目があンじゃねェか蜘蛛女」

上条「何か言ってるぞ」

御坂「自分がお姫様みたいって認めたわよね、外見で」

一方通行「お前らさっきから余裕だなこら、主に俺が絡まれてるからって」

麦野「あぁ!?テメェさっきから何すっとぼけてんだこら、いつもの男に媚うるような腹立つしゃべりかたはどうしたぁ?百合子ご奉仕するべきー?ってかぁ?通行にもそうやって取り入ったんだろこの発情寝取り人間がよぉぉぉ!」ビキッ

一方通行「あ?」ビキッ

麦野「んだその眼は……眼……眼っ!?」クワッ

一方通行「うォ、ンだおま、近づくないきなり」

上条「音も無く近寄ったな、流石蜘蛛女さんそしてもげセラレータ」

御坂「そうね、よく考えたらあんた好みっぽいわよねこの人(?)あんたここから抜け出せたら覚悟しときなさいこら」

麦野「……おい、その眼ぇ!!テメェ、通行真似てカラコンでも入れたってのかぁ!?それとも義眼でも入れてんのかねぇ!似合わねぇからやめとけよこの糞アマぁああああ!!」

一方通行「義眼ってお前が言うとなンかあれだな、何を言ってンだろうな俺は……いい加減にしろや蜘蛛女!お母さンに間違われンのは光栄だがそろそろしつこいンだよォォォォ!!!」 
615 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/10(火) 20:46:53.69 ID:8iozKAXj0
麦野「……お母さんだぁ?」

一方通行「おォ」

麦野「……は?テメェの母親なんざ、興味ねぇよ。今私は、テメェっていう糞寝取りアマな百合子を……」

一方通行「だから、それが母親だっつってンだ。あと今の撤回しねェと全部の足の爪深爪にするぞ」

麦野「私人型だし周りの奴らに爪ねぇから意味ねぇよその脅し……母親ぁ!?」

一方通行「おォ、だから会話ループしてるってのしつけェよお前!オラ!この声にも聞き覚えあンだろが、っと、麦野!!!」

麦野「っ!沈利!!沈利って言えテメェ!!」

一方通行「あ、あァ?沈利!」

麦野「っ、もっと!!」ゾクッ

一方通行「あァ?……よォー、沈利!!爺は元気かよ!」

麦野「み、通行……ん、だそりゃ。んじゃてめ、テメェは……まさか!」

一方通行「おォ、そういうこった……通行・鈴科・ポッターと、百合子・鈴科・ポッターの……」

麦野「娘ってかぁ!?!?」

一方通行「お約束をどうも。息子だ息子」

麦野「…………………」





麦野「パリィ!!!パリィ!!!!パリィ!!!!!ってかぁああああああああ!!!!」

┌(┌^o^)┐パリィ!パリィ!!!┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐パリィイイイイイイ!!
 カシャン┌(┌^o^)┐カシャンカシャン┌(┌^o^)┐カシャンカシャンカシャンカシャン!

上条「うぉ!ま、周りの蜘蛛たちがなんか鋏打ち鳴らしながら叫んでる!?」

御坂「な、なんでかしら、なんでか同属嫌悪してしまうわ!私別に蜘蛛じゃないのに!!」

一方通行「お、おい!お前、こりゃなンの騒ぎで……」

麦野「っふっふ~ん、通行の息子、よぉ」



麦野「ぶ・ち・犯・し・か・く・て・い・ね」ギンッ
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 20:51:13.17 ID:DZzc2rwDO
くそっ!くそっ!なんで俺は通行さんの息子じゃないんやっ!!!
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 20:52:52.78 ID:j1wLIIlIO
>>616
じゃあ俺は浜面の立ち位置を頂いていきますね
618 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/10(火) 21:06:29.79 ID:8iozKAXj0
一方通行「お、犯っ!?お前何言ってンだおい、蜘蛛女ァァ!?」

麦野「通行から種貰うのは失敗したけどよぉ……息子の方から来てくれるたぁ、好都合だねぇ?」ジリッ

一方通行「っざけンな!大体お前、お母さンのことメチャクチャ嫌ってたろうがァ!?えェ!?そのお母さンの見た目そっくりな俺とそンなンってどうなンだよ、おい!」

麦野「……まぁ別に、私も通行のことがあったから糞むかつくいけすかない女だったってだけで、見た目は嫌いじゃなかったし」

一方通行「なン、なンだそりゃそンなンありか!?なンだよお前新パターンばっかかよ、クソが!悪ィがなァ!俺ァそういう変態の行動にゃなれてンだ!お前が飛び掛ってきた瞬間、お前は宙にぶっ飛ぶことになンぞ!?」

麦野「だぁれが変態だにゃーん。強ぇ雄を求めんのは野性の本能だろうが……そ、れ、で?あんたのお友達がこっちの手下に捕まりそうなわけだけど、どーんな抵抗ができるっていうのかなぁ、なぁ?」

一方通行「っ!しまった、当麻はこういう物理的な相手には……!」クルッ


上条「オラッ!!オラッ!!!!!やれるもんならやってみろ!!!いいぜ!!!お前達が簡単に俺を捕まえられそうだってんなら!まずはその幻想を!!!完 膚なきまでに叩きのめしてぶち転がして蹴りたくって引き裂いて跡形も無きまでにぶち殺す!!!!!」バキャッバキャドガグワッシャァァァァァ ン!!!

ジリッ┌(┌;^o^)┐クモォ

一方通行「自分が捕まったら俺がそンな目にあう、いや、お前から見たらそンな良い目にあうって思ったらその本気具合かなァお前さっきまで何やってたのさっきお前情けない顔でタスケテーってなンだったのお前、なァ!!!」

御坂「……なんかどうでもよくなってきたわ。いいじゃない、勝手に乳繰り合えば、ったくどいつもこいつも」ゴロン

一方通行「ンでお前はやる気無くすなァァァァ!!!もうなンなの!!なンだよこいつらあれなンで俺こいつらと親友やってンだっけ!!?!?!?!?」 
620 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/10(火) 21:25:20.13 ID:8iozKAXj0
上条「ちくしょう!離せ、離せぇえぇええええええ!!」ジタバタジタバタ

┌(┌;^o^)┐ゼェ、ゼェ、クモォ

上条「くっそ、アクセラレータ!!!すぐに俺が、俺が、ちっくしょう!!!なんでお前ばっかりもげセラレータ!!!!」

御坂「」ピクッ ストッ

一方通行「せめてなンか熱い友情台詞でも垂れてそこの眠れる雷獣起こしとけよせめてよォォォォ!!!おま、ほンっとお前はよォォォォォ!!!!」

麦野「さぁ、て?これで、邪魔者はいないねぇ?通行の息子」スススッ

一方通行「っ、おい、あいつらには絶対手ェ出さねェ、って!約束しろよ!」

麦野「当たり前だろうが、野暮なこと聞くんじゃねーにゃーん、ったくこれだから童貞はよぉ……」

ギュルルルルルルッ

一方通行「っ、糸で、縛りやがった」ギチッ

麦野「とーぜん、イニシアチブは私が握らせてもらうわよ?っははぁ!握んのはそれだけじゃないけどさぁー!」

カシャンカシャンカシャンカシャン!!!

一方通行「(あァ、お父さン、お母さン……色々恨みます)」

麦野「……」







麦野「と、とりあえずまずは、き、キスから、だよな?」

一方通行「…………お、おォ?」

麦野「……」





麦野「……///」ドキドキドキドキドキ

621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/10(火) 21:26:56.41 ID:DYeCBlap0
だろうと思った

むぎのんかわいいよむぎのん
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 21:26:58.85 ID:BMnYp9nSO
麦のん処女まるだしやー!!
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 21:28:37.23 ID:j1wLIIlIO
三十路越えても処zy…おっと、誰か来たようだ…
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/07/10(火) 21:30:11.40 ID:TxwLRN/Po
いや五十路オーバーじゃn・・・電話か 
627 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/10(火) 21:43:07.54 ID:8iozKAXj0
一方通行「……あーァ、おい、蜘蛛女」

麦野「ふわっ!?な、なんだテメェ!!!わ、私のすることになんかケチでもあるっての!?」

一方通行「……ありまくりだが」

麦野「っつーか、沈利って呼べってんでしょ!!」

一方通行「あー、沈利。どこから突っ込んでいいンだか……」

麦野「つ、つっこ!?!?そ、そりゃ、そういうことすんのはそう、そうだけど!そうだけどよぉ!あの、だ、だから私が上で!って!言ってんだろパリィ!!!パリィ!!!!」

カシャンカシャン┌(┌^o^)┐カシャンカシャン!!┌(┌^o^)┐!!
 ┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐パリィ!パリィ!パリィ!!!!

一方通行「あー……えェ?あの、あいつらはよォ?お前が親玉ってこたァ、お前の子供なンじゃねェのかよ?」

麦野「は、はぁ!?ちげぇよ!!先代の持つ魔法力が一番色濃く出たのが私だったから、私が二代目におさまって!んで、繁殖優先だったのはその、私以外の眷属どもで!!!」ワタワタワタワタワタ

一方通行「……はァ」
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 21:45:13.30 ID:BMnYp9nSO
もう、この麦のんはアクポタと幸せになったらいいんじゃないかな
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 21:48:51.09 ID:j1wLIIlIO
>>628
じゃあインにゃんは俺がもらっていきますね 
631 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/10(火) 21:57:49.99 ID:8iozKAXj0
一方通行「……えェっと、よォ。あの、なンつーか……」

麦野「な、なによ、文句があんならさっさと言えって!そ、それともおっ勃たねぇっての!?そんな生意気いうのなら、わ、私がて、ててて手伝ってやらんこともないのかにゃーん、なんて」

一方通行「そういうことじゃねェよ」

麦野「ど、どうだか!童貞野郎はビビッてんでしょ、この沈利・麦野・アラゴグのナイスバディーにさぁ!そ、それとも早漏なのを知られたくないってのー!?」

一方通行「いや、あのよォ……お前、メチャクチャ無理してンだろ?」

麦野「は、はぁ!?無理なんてして、してぬ、してねーわよ!!い、いいか!蜘蛛は執念深ぇんだ!そんな、私が!」

麦野「本気で、惚れた男の!遺伝子がもう一度手に入るチャンスを、前にして!む、無理なんてして、してるわけが、ね、ねぇだろうが!!パリィ、パリィ//////」

┌(┌^o^)┐パリィイイイイイイ!!!┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐パリィイイイイイイイイイ!!

一方通行「……だったら、尚更だろうが」

麦野「あ、あぁ?」

バキャッ!!! ┌(┌×o×)┐クモッ!?!?

上条「お前、それでいいのかよっ!!!!!」スクッ

麦野「!?な、なんであの状況から、立ち上がれるっての!?」
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 21:59:25.60 ID:j1wLIIlIO
説教入りまーす 
636 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/10(火) 22:21:19.35 ID:8iozKAXj0
上条「本気で惚れた、上等だ!相手が死んでも忘れなかった、最っ高にいい話じゃねぇか!」

上条「でもよぉ!だったら、だったらあんたのやってることは尚更おかしいだろ!!」

麦野「な、何を言って……私は、こいつの……」

上条「あぁ!確かにそいつは!通行さんの息子だ!声も、目も!何故か直に見ることがあることになっちまったポッターさんだって、よく知ってる!!」

一方通行「そのへン突っ込むなよ」

上条「けどよぉ!!どんなに、どんなにあんたの名前を呼ぶ声が似てようが!あんたを見る目が同じだろうが!!そいつは、通行さんじゃねぇんだ!!!そんな簡単なことも、わかんねぇのかよ!!」

麦野「っ」

上条「息子だろうがなんだろうが、どれだけ百合子さんに似てようとも、そう、こんなにそっくりで引くレベルで似ていても!こいつはこいつで、通行さんでもない!百合子さんでもない!!俺達の親友の、アクセラレータなんだよ!」

麦野「……アクセラ、レータ」

上条「そうだ、お前はまだ、こいつの名前さえ知らなかったじゃねぇか!それなのに……それなのに!!」



上条「あんたは!これまで大事にしていたもんを!!!たったそれだけの理由で捨てちまうっていうのかよっ!!!」 
639 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/10(火) 22:24:58.67 ID:8iozKAXj0

麦野「っ、べ、別に大事に、なんてして、ただ、ただ、通行が……!」

上条「同じことだろ!あんたは、いつまでも通行さんの思い出にしがみ付いてるだけだ!蜘蛛だけに、ってか!?上手くねぇよ!!!……あんたはあんたの、新しい思い出を!!本心から、好きな相手を見つけろよ!!そうで、ないと!あんたのこれまでが、全部……」

麦野「……うぅっるせぇぇえええんだよクソガキャああああああああああああ!!!!!!!」

ビシュッ!!!バシュゥウウウッ!!!

上条「っ!あの、岩も貫通する糸を!?くっ!」

麦野「関係ねえよ!!カァンケイねェェんだよォォォ!!何が思い出にしがみつくだ!!何がこいつはこいつだ!!そんな屁理屈こねたって、たった一つのことさえ覆せらんねぇんだよ!!」

一方通行「……」

麦野「私が、本気で惚れた相手、通行と……少しでも、近づくには!簡単に言ってくれんな、新しい相手だの思い出だの!!私は、私はぁあああああ!!!」

杖「」チカッ、チカッ

麦野「あっは、あっははははああああっははははは!!!そうねぇ、ブザマよねぇ!!!獲物を絡めとるはずの、蜘蛛が!蜘蛛の女王たる私がさぁ!!!……たかが人間の、たった一人のせいで、こんなにもぬけだせてねぇなんて!!!」

一方通行「……」スーッ

麦野「でもよぉ……無理なんだよ!じゃぁなんで、いなくなっちまったんだよ!!なんにも言わず、また来るって別れたろ!!!なんで……なんで死んじまったんだよぉおおおおお!!!通行いぃいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」」


一方通行「沈利ィ!あァンまいじめてンじゃねェよ、俺の息子のダチをよォ!」

麦野「っ!?!?み、通行ぃ!?!?」クルッ

上条「よーし、タイミングはつかめてるぞーなんせ私ことポッターさんは美琴さんの電撃やブラッジャーガンもいなしてしまうほどの動体視力いやフフフここは かっこよく『前兆の予知』と言おうそれでなんかこう攻撃を予測できてしまうのだうん、なんとなくなそんな感じがするだからこのおっかねぇ糸もここから予期 せぬ動きを相手がしない限り絶対によけることがでkぎゃあああああ不幸だぁああああああああああああ!!!」グッサァァアアア!

御坂「
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 22:26:58.59 ID:DZzc2rwDO
まさに調子に乗るなである
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 22:28:30.62 ID:BMnYp9nSO
ちびまる子ちゃんのアレで再生されたわ 
644 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/10(火) 22:56:54.62 ID:8iozKAXj0
麦野「い、いや、見た目は変わってねぇ、あの寝取り糞アマビッチの百合子のまま……だけど、けど、今の、私の呼び方とか……」フルフル

一方通行「おォ、お前変わらねェな沈利。相変わらずよく伝記に出てくるようなアラクネっぽい感じだ、エロエロな、な」カカカカカ

麦野「あたり、前だ……テメェが私に、変身術のお手本でその絵を見せてくれたんだろ。せっかくなら美人に、って。それで、私は……」フルフルフル

一方通行「あァ、お前はよォ。アラゴグのおっさンよりよーっぽど器用だったかンなァ……っと、無駄話はいいンだ、沈利。俺がこいつにこの時期に憑依してられンのはわずかだけだ(憑依言うな)」

麦野「じゃぁ、それはあんたの息子の、演技でもねぇ……本物の」

一方通行「おォよ、通行様だ。こちとら出来ねェことは何もねェで通ってるからな。ンで、だ。沈利……悪かったな、お前に何も、連絡出来なくてよぉ」

麦野「……全くだ。あんたが結婚したってぇのさえ、私は愛穂経由で……死んだ、って、いうのも」

一方通行「悪い。結婚してすぐ、俺達は戦争状態になったから……本当は卒業してもちょくちょくここに来るつもりだった。百合子もお前に会いたがってたンだよ。百合子はお前をツンデレだって疑ってなかったからな」

麦野「……おめでたいこって、お花畑な頭してるわ」

一方通行「おォ。それでな、沈利……俺のこたァ、もう忘れろ」

麦野「っ」ジワァァッ

一方通行「俺はもう死ンだ、でも、これはこいつにも言ったが。俺はお前の中に生きてンだろが。サッサと俺の事なンて、若ェ頃のちょっとした苦い思い出にし ろ。ンで、新しい雄みっけろよ。まァそれで、こいつを選ぶってンならまた光栄なこったが……安心しろ、お前くらいの見た目なら、どンな男だろうが迫っちま えばイチコロだ」カカカカカ

麦野「っ、っ、っざけんな、あんたを落とせなかったこの面で、どの面を……っ!こんないい女を振るなんて、いい度胸だにゃーん!息子ごとぶっ刺されたくなけりゃ、さっさとあのアマんとこに帰れ!ほらっ!」グシグシッ

一方通行「おォおォ、百合子の言ってたこたァホントだなァ、とンだツンデレだこりゃ……ンじゃな、沈利。来年のクリスマスには、ここにも寄るからよォ」スーーッ

麦野「? 意味わかんねぇよ……」




一方通行「……ン、で。改めまして」

麦野「……ん」





一方通行「アクセラレータ・ポッターだ。お前とはなンのかンので、仲良くなれる気がすンだけどなァ?」

スッ

麦野「はっ、ほざけ。気ぃぬいてると今度は、捕食の意味で食っちまうからにゃーん。アクセラ坊や」

パシッ


上条「いってぇ、あー靴の先に刺さっただけでよかった……おー、あいつら握手してら。うんうん、通行さんっていう共通の、ちょっと種類は違うけど強いなん というかあれな想いがあるってわかったから、うん。あれだな、うん。そういえば、美琴さんは一体……さっきなんかちょこっとだけ姿見えたけど……」




御坂「いい?つまりは、あいつとあっちの白いの。これは切っても切れない仲であってね?あんたたちのとこの親玉とあの白いのっていうのは、そういう意味でもちょっと無理がっていうね?ほら、あっちの黒いのさっき物凄い剣幕で説教してたでしょ?あれが証拠よ」

┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐……ホモォ

上条「美琴さんや、なんならあと5ラウンドくらい説教してやろうかこの野郎」
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 23:00:18.94 ID:j1wLIIlIO
ホモォはこうして生まれたのであった
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山梨県) [sage]:2012/07/10(火) 23:00:56.28 ID:ySPOKldP0
もう打ち解けてる…さすがみこっちゃん
647 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/10(火) 23:02:34.10 ID:8iozKAXj0
そんなこんなで、今回はここまでです

むぎのんと通行の話で思わず長くなってしまいました……こんなはずでは

次回で森でのお話、そしてこの大群からのエスケープの話へと移りますです

みこっちゃんからいらん知恵を授けられたクモォたちは果たして

次回は、出来れば木曜の夜に

お付き合いいただければ幸いです

それではまた

次回もどうぞよしなになんだにゃーん
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 23:03:52.36 ID:j1wLIIlIO
>>647

鹿児島は暑いだろう?
ヒエヒエのコーヒーだそーれ
ドバッシャァァァァァァァァァァァアァァァァァァァァァァァァァァァァァアア!
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 23:09:37.98 ID:BMnYp9nSO
>>1乙にゃーん
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/10(火) 23:20:17.43 ID:DYeCBlap0
>>1
エスケープか……これだけ友好的なのに何が起こるんだ……
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 23:27:13.13 ID:BMnYp9nSO
上条さん安定のラッキースケベ、TOloveるんじゃね
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 23:34:37.23 ID:CamGNXAo0
>>1 乙 
681 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/12(木) 22:07:35.91 ID:1q2/N+2H0
夜分にどうもです

レスありがとうございますはげみになります

>>648
いえあのここんとこの豪雨であの日が落ちてからは涼しい涼しいですからやmあぶぶbbbb

>>650
なんとでもなりますなぜなら彼はオガクズですkどうなることやら

>>651
シーッ

>>653>>654>>663
疲れてるのかな……なんか可愛く見えてきた

>>655
それだけって言わない!!

>>656
むぎのん大人気で何よりです

>>658
もっともっと酷い感じに頑張るます

>>659>>675
…………分かったわ!答えは2ねっ!!!!!

>>661
前は浜面巡りから一歩引いて独り身な女将むぎのんでした。あれ報われないなんでだむぎのん可愛いよむぎのん

>>662
変身術の応用でふにゃっとごにょごにょしてみた結果なので、多分もうちょい若いのか、こ、細かいことを言うと糸に貫かれるからやめるんだぜ

>>665>>666
お、おう、言うか、言っちまうかちくしょう

>>667
語呂がいい

>>669>>673
もげづら待機しましょう

はてさて本日も続きといきます

途中レスはどうぞお好きに

それでは本日もどうぞよしなに 
685 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/12(木) 22:18:43.33 ID:1q2/N+2H0
麦野「それで、あんたたちは何を好き好んでこんな時間に森に来てんのよ?普通ならとっくに食われて骨だけになってるところだにゃーん」

上条「それは性的な意味で絞られて枯れ果ててということでせうか!」

麦野「その件は散々さっきやったろうが捕食的な意味で、よ。なんなのよあんた……なんか若干こっちも通行と似てるしなんなのよこいつらやりにくい……あ、テメェあれな?通行の弟のあれだろ?」

一方通行「知ってンのか?」

麦野「通行が百合子と付き合いだした時に城に殴りこみかけた時、説教かましつつ……胸……腹たってきたクソがこの面めこの面め」シュルシュルシュル

上条「父さん……うらやmゴホン何してんだあの人」

御坂「割りとあんたも同類ってか正にゲコ太の子はゲコ太よ」

一方通行「ンで、言いつつお前は何で糸出してンだよ」

麦野「?あぁ、糸じゃない。伏線ってのよ、これは」シュルシュル

一方通行「開き直ンな黙れ」

687 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/12(木) 22:34:33.01 ID:1q2/N+2H0
麦野「とにかく、冗談抜きにあんたが通行の息子じゃなかったら本当に食われてたわよ?愛穂以外は食っちまうように言ってあるし」

一方通行「あァ、本当ならあいつと一緒に来られたら良かったンだがな。俺たちも黄泉川とはダチだ」

麦野「そう……じゃぁ、愛穂があんたらを寄越したってこと?珍しいこともあるもんねぇ……愛穂はどうして一緒じゃないのよ?」

上条「そのことで、聞きたいことがあるんだ。黄泉川さんは今、大変なことになってて……」

麦野「大変?胸が膨らみすぎて家から出られなくでもなったってーの?あのデカパイ」

御坂「何それ羨ましい爆発しなさいよ……掴まっちゃったのよ、黄泉川さん。魔法省に」

麦野「掴まttはぁ!?!?!?!?!?」

┌(┌^o^)┐カシャンカシャンカシャン┌(┌^o^)┐カシャン
 ┌(┌^o^)┐アイホー!!アイホーーーーー!

一方通行「うォ、うっせ……黄泉川の奴、本当にこいつらとダチだったンだな」

麦野「私らはみんな、生まれてからずっと愛穂と付き合いがあんだ!当たり前で……そんなのは今はいい!な、何したのよあいつ、ついにドラゴンの卵でも買っちまってみつかりでもしたの!?」

上条「ピンポイントにおしい」

御坂「去年のことねそれは」

麦野「!?」

一方通行「やっぱり昔からその兆候あったのなあいつ……そうだ、昔のこと、と関連すンだがよォ。黄泉川は、あいつは……」

一方通行「……学校の奴らに、怪物をけしかけて襲わせた、と、思われてる。それで、掴まったんだ」

麦野「……はぁぁぁあああああ!?!?!?!?」

┌(┌^o^)┐カシャンカシャンカシャン┌(┌^o^)┐カシャン
 ┌(┌;^o^)┐ザワザワザワザワ ┌(┌^o^)┐ホモォ

一方通行「一匹黙れ」

御坂「そうよ、あまり表に出ず、主張しすぎず、押し付けず、つつましやかにしているのが私達の有り方……」

一方通行「お前はもっと黙れ。そして日頃の自分の行いとその台詞の不合致さを省みろ精一杯」
690 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/12(木) 22:52:53.71 ID:1q2/N+2H0
麦野「なによそれ、なんなんだよそれはよぉ!!昔のことで、愛穂が先代を卵から返したくれぇ昔のことだろうが!?なんで、今更!!」

一方通行「先代……おい、それじゃ。やっぱり、以前の……」

麦野「あぁ、そうよ!愛穂はそれで、あの城から追い出されたって聞いてる……城のやつらが、先代を!『秘密の部屋』の怪物だかなんだかだ、って信じ込みやがった、って!はっ!これだから目が二つしかねぇ人間ってのは!!」

上条「……お?待ってくれ、それじゃ……あんた方は、『秘密の部屋』の怪物、じゃ、ない?」

麦野「そもそも先代は!先代アラゴグは!アクロマンチュラって種はここの生まれじゃない!!授業で習ってねぇのかジャリども!通行はそのへんまくしたててわよ初めて会った時によぉ!!」

一方通行「アクロマンチュラ……そうか、お前らアクロマンチュラか!原産地はボルネオ……」

御坂「よ、良かった……黄泉川さんが真犯人じゃ、なくて」

麦野「生き物好きの愛穂が人を襲わせるはずないでしょうよ……愛穂は旅人から、卵の時に先代を貰って。それで、城の物置で孵して育て上げた。そう聞いて る。愛穂は、いい奴よ。城の女のガキを殺しちまった、って罪を被せられた時も、愛穂が必死に庇ってくれたからこの森に住んで生き延びられたの」

一方通行「そうか……なンか、お前自分のことみてェに話すな」

麦野「同じようなもんだにゃーん。食って記憶分けられたし」

上条「へぇ…………へ?????」

御坂「……食った?」

麦野「? 親が死んだら子は敬意を持って食ってやんのが礼儀でしょ?」

上条「……忘れてたけどこの人蜘蛛だった」

御坂「言いえて妙ね、この人蜘蛛だったわね……」

一方通行「なンつーか、自然界ぱねェな」 
693 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/12(木) 23:09:17.08 ID:1q2/N+2H0
麦野「あぁ、あの時の通行のガキっぽいキラキラした目って言ったらさぁ……」

一方通行「聞いてねェ、いつか聞くけどよォ。それで、お前の先代は誰も襲ってねェンだな?確かなンだな」

麦野「当たり前だってんでしょうが。そりゃぁ……さっきみたいに、獲物がきたら襲うのが私らの本能だけど」

上条「それは性的n」

麦野「絞め殺すぞオガクズが。とにかく、愛穂の名誉のために城にいる間は絶対に人間を傷つけたりしなかったわ、先代は。愛穂が掴まりそうなときに一度だけ暴れたらしいけど」

御坂「あんたが見た、あの記憶ね?」

一方通行「あァ……そういや星野の野郎はまるで勘違いしてたンじゃねェか、全く」

御坂「仕方ないわよ、こんな……ばかでかい蜘蛛なんて、おっそろしいじゃない」ブルッ

一方通行「今更お前の蜘蛛苦手設定を思い起こさなくてもいいンだよ、意気投合しちゃってた奴の台詞じゃねェよ」

麦野「第一ねぇ?襲われた女生徒はトイレで見つかったらしいじゃない。私らは蜘蛛よ?そんな開けたところとか明るいところに、ノコノコと出て行ったりしないわ」

上条「そうか……えっと、それじゃ……何がその女生徒を襲ったのかっていうのに心当たりは?なんであれ、そいつは今また城に戻ってきてて……」

┌(┌^o^)┐カシャンカシャンカシャン┌(┌^o^)┐カシャン
 ┌(┌;^o^)┐ザワザワザワザワ 

麦野「……蜘蛛が逃げてきてたから、分かっちゃいたけど。まさかあいつがねぇ……私は直に気配を感じたことはないけどさぁ。先代はそいつが城を動き回ってた頃、何度も愛穂にここから出せってぇ頼みこんだとかなんとか……はっ、我が親ながら玉の小せぇ奴だ」

一方通行「つまり、お前ら蜘蛛の天敵、ってことか?」

麦野「……そういうことだにゃーん」
694 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/12(木) 23:37:00.52 ID:1q2/N+2H0
御坂「蜘蛛の天敵、ねぇ……鳥とか?」

上条「なんか化け物具合に欠けるな……鷲とかならまだ?」

一方通行「部屋に閉じ込められた鷲とか不健康極まりねェな……おい、その化け物ってのは……」

麦野「……私らは、そいつの話はしない」

┌(┌^o^)┐カシャンカシャンカシャン┌(┌^o^)┐カシャンカシャンカシャンカシャン

麦野「愛穂に何度も、そりゃもう何度もそいつのことは聞かれたけど」

一方通行「……(あいつ実は本当に見てみたかったンじゃねェだろうな)」

麦野「私らはそいつの名前さえ口にしない。それがアクロマンチュラの掟なのよ。……聞きたいことはそんだけ?だったら帰って寝なさいよ……いい思い出も見させてもらったし、食わないで帰してやるから」クルッ

┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐エーーー

麦野「うっさい文句言う奴絞め殺して餌にすんぞこら」

上条「ちょ、ちょっと待ってくれよ、えぇっと、麦野さんや」ザクッザクッザクッ

一方通行「いや、当麻。ここらで潮時だろ」

御坂「そうね、黄泉川さんが犯人じゃなかったって知れただけでも……ちょっと、あんまりあの女……雌?に近寄らない方が……」

上条「そ、そうは言ってもよぉ。ここまできたら、その怪物の!と、特徴とかだけでもいいから、さ!頼むよ!」スッ

上条「(ふっふっふ、ここでソッと肩を叩いて、振り向いた麦野さんにポッターさんのポッタースマイルを見せ付ける!実は通行さんマジ降臨からこっち、いつかこんなときが来るのではないかと通行さんっぽい笑みを練習してましたのことよ!これで勝つる!!!!)」

上条「(さぁ、この伸ばした手を、肩に―――)」

クルッ

麦野「だぁかぁらぁ、私らはそいつの話はしねぇtt」

ポヨンッ

麦野「」

一方通行「」

御坂「」


上条「……あ」

┌(┌^o^)┐

麦野「……ん、な、な、なん、て、m」プルプルプルプル

一方通行「……」ハァーァ

御坂「……」バチバチバチッ

上条「あ、あの、ち、ちが、えっと」ニヘラ

麦野「そのぉ、卑下た笑いの下衆な顔ぉ……一度ならず二度までも、通行のために育ててきたこ、これを、お、おおおお乙女の柔肌さわりやがってよぉこのオガクズがぁああああああああ!!!!!」ビキビキビキビキビキッ

┌(┌#^o^)┐┌(┌#^o^)┐┌(┌#^o^)┐┌(┌#^o^)┐┌(┌#^o^)┐カシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャン

上条「ま、待ってくださいこれは事故!!事故ですからマジでそれに一度目は見に覚えがそれはポッターさんの親父、親父なんてことをちくしょう!ちくしょう不幸だ!!左手の感触はこれでもかってくらい幸福だったけど!!!」ウワァァッァン!!!

御坂「おい」バチバチバチバチッ

上条「あばばばbbbbbbb」バリバリバリバリバリ

一方通行「……お前は、ほンっとに」ハァ

麦野「食い殺せぇええええええええええ!!!!!」

┌(┌#^o^)┐┌(┌#^o^)┐┌(┌#^o^)┐カシャンカシャンカシャンカシャン!!!!!
┌(┌#^o^)┐┌(┌#^o^)┐アネゴノパイオツゥウウウウウウウ!!┌(┌#^o^)┐ウラヤマシネェエエエエ!!
カシャンカシャンカシャンカシャンカシャン………
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/12(木) 23:39:23.13 ID:4zxibncDO
これぞオガクズクオリティ……もげろ!!!!!!
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/12(木) 23:40:08.33 ID:SNIqcToro
ウラヤマシネェエエエwwww
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/12(木) 23:40:24.45 ID:mnp17ZLIO
なんか蜘蛛の中に俺達っぽいのがいるww
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/12(木) 23:40:43.08 ID:O8ncIMZSO
もうどうなってもいいんで揉ませて下さい姉御
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/12(木) 23:41:37.61 ID:SNIqcToro
俺もお願いします 
701 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/12(木) 23:56:29.61 ID:1q2/N+2H0
一方通行「おい沈利!落ち着け!こいつも悪気はねェンだ!マジで!これがマジだからたちが悪ィンだ!」

御坂「そうなのよ!決して最初から触る気満々だったわけじゃないのこれでも!流れるような手つきでも!」

上条「それが分かってるんならゲホッ電撃はやめてほしかったですのことよ」プスプス

麦野「うっるせぇえええええええええ!!私、私のこれはなぁああああああ!!!通行の、いや、み、未来の旦那様のためのもんなんだよぉおおおおおおおパリィ!!パリィパリィパリィ!!!!」///

┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐アネゴオトメヒャッホォオオオオオオオ!!!
 ┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐イッショウツイテイキマスアネゴォオオオオオオオオオ!!

麦野「そいつだけでも置いてけ!アクセラ坊やよぉ!そしたら見逃してやるし、ま、また会えたりその、なんだろうがぁあああああああ!!!」///

一方通行「ンなわけいくか!こいつは大事な……」

御坂「……」ジーッ ┌(┌^o^)┐ホモォ……

一方通行「そこ目線がうるせェェェ!!ダチだダチ!!!ただのダチだ黙れェェェェええええええ!!!」

上条「あれ、なんか美琴に陥落された一派見逃してくれそうじゃね」

麦野「おいこらそこの小娘に共感してるクズ共!!!後でお仕置きしてやっから自分縛ってそこらに伸びてろやぁあああ!!!」

┌(┌^o^)┐我々の業界ではご褒美です!!!シュルシュルシュルシュル 

( 蜘蛛だったもの )

御坂「あっちょ、少し否定されたくらいで屈するんじゃないわよ!くっ、こうなったら頭のあいつもこっちサイドに……」バチバチバチッ

一方通行「やめろ、全力でやめろ、攻撃もすンなこの数じゃ流石に無理だ……箒持て、さっさと飛ンで……」

麦野「おぉ~っと?そうはいかねーにゃーん……上見てみなさい、アクセラ坊や」

一方通行「あァ?……なっ!?周りの木々に蜘蛛の糸が張り巡らされてるだと!?」

上条「これじゃ箒で飛びたてねぇ!?いつの間に……まさか!?」

御坂「こ、これが……まさかの」

麦野「言ったろうが、伏線張ってるってさぁ……それじゃ、野郎ども!」

麦野「ぶ・ち・こ・ろ・し・か・く・て・い・ね?」

┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐カシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャンカシャン

706 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/13(金) 00:15:32.14 ID:QNv7xMlg0
一方通行「くっそ、反射ァァァ!!!」

┌(┌×o×)┐クモォ!

┌(┌^o^)┐クモォがやられたようだな
┌(┌^o^)┐くっくっクモォ。奴は四天クモォの中では最弱のクモォ
┌(┌^o^)┐人間ごときにやられるとは、クモォのクモォ汚しy

一方通行「全員クモォなンじゃねェかおらァァァァァ!!!」ブンッ!

┌(┌×o×)┐┌(┌×o×)┐┌(┌×o×)┐クモォ!!!


御坂「いい、あんたたち!あんな年増より、こいつらの絡みを見た方が……」

┌(┌^o^)┐うるせぇぺチャパイ

御坂「分かった、死ね」バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ


上条「お前らいいのか!いいのか!?あんまりポッターさんに近づくと、ポッターさんも本気ださねばならなくなりますのことよ!?!?」

┌(┌^o^)┐ナニイッテンダコイツ

上条「……てめぇ、魔界のプリンスがご光臨しても同じことが言えるのかよ」

┌(;┌^o^)┐!?

上条「こんだけ周りに蜘蛛がいるんだ!今ならどんな呪文唱えてもあのお方が出て来るんだぞちくしょう!見たいけど!!見たいけども!!」 
712 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/13(金) 00:34:24.48 ID:QNv7xMlg0
麦野「何手間取ってんのよ!ふんじばれ!!白い髪のは私に残せよ!!あとは食っちまってかまわねぇから!」

一方通行「勝手なこと言ってンな!沈利!しず、くそっ!もうあいつの姿も見えねェくr反射ァァ!!」

┌(┌×o×)┐クモォ! ┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐ワラワラワラワラ カシャンカシャンカシャン

御坂「っとに、とんでもない数ね……一対一なら負けないけど、数で押されたら……」

上条「……こうなったら、ポッターさんの師匠ことバッファ■ーマンさんを……」

一方通行「やめろ、お前さっき魔界のプリンスご光臨を踏みとどまったのにお前どういう心境変化がお前……っとに、面くせェなくそっ……」

御坂「どうする?言っておくけど、私のこの電撃もずっと放ってられるわけじゃないんだからね?あんたのそれは?」

一方通行「さァな。俺の意識がある限りは大丈夫なンじゃねェのか……それでもジリ貧だろ、この数の前じゃ……」

上条「あ、諦めんなよ!勝手にいじけたこと言ってひがんでんじゃねーよ!」

一方通行「あ?いや、別に諦めてねェしひがンでもねェが……」

御坂「……待って、まさかこれ……」

上条「傷つかない人生の方が綺麗事じゃないか!」

上条「俺はそんなもの信用しねー!そんな奴信用しねー!」

上条「……いっくぜ!可愛い子ちゃん!」



車「ヒーーーーーーヤッホーーーーーーーー!!!」バサァアアアアア!!!

麦野「!?!!?な、なんだぁ!?!?!?」

一方通行「車ァァァァ!?!?!?」

御坂「生きてた、生きてたのねあんたああああ!!」

上条「ポッターさんの読み的中だな!  偶然ですけども。そ、それにあの!屋根に乗ってるのって!」


神裂「同じく黄泉川さんの友として、あなたを止めますよ!麦野!」

ななちゃん「あんたあち擬音被ってるわよやめなさいよ!」ガシャガシャガシャ

麦野「っ、でしゃばってんじゃないわよ引きずり組がさぁああああ!!」 
714 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/13(金) 00:53:38.42 ID:QNv7xMlg0
一方通行「お、おォかおりとななちゃンまで……沈利は任せたぞおい!」

神裂「はい!あっくん!」

麦野「あ、あっくんだぁ!?テメェはアクセラ坊やのなんなんだよこの刀女ぁあああああ!!!」パリィ!パリィ!

ななちゃん「前世レベルのお友達よ」ガシャガシャ

一方通行「ななちゃン黙れ!」

上条「刀と……」ヒソヒソ

御坂「言わないであげましょうよ」ヒソヒソ

一方通行「お前らもだまたか久々だからってまだその件やンのかうるせェ!!っと、車!俺らを乗せて……」

車「っとにセコイ野郎だぜ!!」ギュルルルルルッ

┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐ディーフェス!ディーフェンス!

御坂「あぁ!蜘蛛たちが塞いでるわ!」

上条「ま、まぁ当然だよな……が、頑張れ車!吸引力の変わらないただ一つの掃除機さんの魂が入ってんだろうが!」

一方通行「やめろ」

車「っ!……へへっ、爽快な目覚めだぜ」

パカッ

一方通行「?なンだ?扉が開いて……そういやなンか、あの車の中……やけに、なンだ?黒いっつゥか……何かが、うごめいてる、ような……?」


ヌメヌメヌメヌメヌメ

┌(;┌^o^)┐┌(;┌^o^)┐!?!?
┌(;┌^o^)┐┌(;┌^o^)┐!?!?

上条「う、うわ……」

御坂「あ……あんたたち……」

ヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメ

御坂「来て、きてくれたのね!……00001号!!!!」

     。。
  ___((    オネーサマ!
<・.・・.・・.・)
   ̄ ̄ ̄     
<____・.・)<____・.・)<____・.・)ヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメ
<____・.・)<____・.・)ヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメ
<____・.・)ヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメ
<____・.・)<____・.・)<____・.・)
<____・.・)<____・.・)<____・.・)<____・.・)ヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメ
<____・.・)ヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメ

ジリッ ┌(;┌^o^)┐く、クモォ…・・・


上条「」

一方通行「……うン、まァ頼もしいぞ、うン。蜘蛛どもが怯えてるし、そういや森に逃がしたっつゥ話もしてたし、うン。この数の援軍はありがてェ、けど……」



一方通行「絵面が最悪だァァァあああァァァァァああああああああ!!」ウワァアアアアアアア!
715 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/13(金) 01:00:29.01 ID:QNv7xMlg0
そんなこんなで今回はここまでです

なめくじsも無事?再登場です。脱出まではいけませんでしたが

二万匹のなめくじってどんなもんなんでしょうね……百匹でも発狂する自信ありますけどね

レスの数々ありがとうございました。楽しかったです

>>707最高に上条バスターしてますありがとうございます。完全に乗り移ってますわこれ
今後も上ポタは肉弾戦で頑張ることでしょう。冗談です。たぶん

次回はちょっと間が開きまして、月曜日のお昼頃から夕刻にかけてこの森編の締めまでを

お付き合いいただければ幸いです

それではまた

次回もどうぞよしなにヌメ
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/13(金) 01:02:09.49 ID:qwz73zMSO
>>1乙ヌメ
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/13(金) 01:06:40.10 ID:3oWkKw4DO
>>1
ここでナメクジ妹達再登場とは
ヌメが熱くなるな
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/07/13(金) 01:08:41.40 ID:DX+Goy6z0
>>1 乙です!
蛞蝓二万匹…に蜘蛛もぞろぞろ…うわぁ。
ところで全く関係ないけど、神戸市なのに大阪府って表示される…生粋の学園都市っ子なのに… 
764 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/17(火) 19:39:25.06 ID:91romiuZ0
みなさまどうもです

遅くなりました

レスありがとうございますはげみになります

>>716
どうもヌメ。流行りませんからね

>>717
だれがうまいことを流行りませんからね

>>718
実は>>1もバニーイスマイルの薫るイエメンからお送りしているのに何故か鹿児島と表示さr嘘です

>>720>>724
大丈夫、どこかのチートさんがカチッシュパッカチッしてくれます

>>721
とにかく水分取っちゃえばいいんですよね。小麦粉でもいけますかね

>>722
探偵つながりでああ探偵事務所でもそんな話がありました

>>723
まだおわらんよ

>>725
雷が一つ向こうの住宅街に落ちて一時テレビがつかなくなりました

>>726
あのオネーサマ!はあくまでみこっちゃんの心に届いたイメージです

>>727
だから皿!皿なんで皿をつkあぶぶbbb

>>728
第一陣が車にいてその他が取り囲む感じで……いやしかしBH……いや、いやいやいや

>>729
勘弁して感はどっこいどっこいです
765 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/17(火) 19:48:56.09 ID:91romiuZ0
>>732
……

採 用 で す

>>733
エロい!!エロいよむぎのんやっほぉおお!!!!
ありがとうございます!五体投コーヒーで感謝したいくらいのありがとうございます!眼福眼福!
服はそっから糸で作っていく感じで!その露出度だと男の子な上ポタがポタポタポッターなのできっと!

>>747
魔法なんてみんな忘れがちです

>>748
ふくらみ呪文とか……でもそんなんしたら上ポタに説教されて終わりそうです

>>755-758
何ですかその怒涛の連続コーヒーhあぶbbbbb

>>759
言いえて妙なエロ乙女

>>762
何となく怖さが増してます

>>763
ばれましたか

はてさて、森編も終盤です

途中レスはどうぞお好きに

それでは今日もどうぞよしなに
766 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/17(火) 20:04:21.54 ID:91romiuZ0
麦野「なっ、んだよ、おい!この気持ち悪ぃなめくじどもの集団はよぉおおお!!」

神裂「彼女(?)らも、黄泉川さんの友人を助けに集まりました。麦野!彼らを襲うのはやめなさい!」

麦野「うっっるせぇええええ!!あのツンツンはなぁああああ!!おと、乙女の柔肌をなぁあああああ!!」


上条「あぁ、うん。確かに柔らかかtt事故ですあれはっ!!!!」

一方通行「どうしよう美琴、故意である言質がとれちまった」

御坂「電撃炙りの刑に処してやろうかしら……そ、それより!ナメクジ妹達!あんたたち、どうしてここが……?」

     。。
  ___((   NNW!!!
<・.・・.・・.・)

御坂「え?森に移り住んだあんたたちは、個体同士が意志を共有する手段、通称『NNW(なめくじ・もしくはヌメりネットワーク)を持っているから、あいつが捕まった現場の近くにいた子から連絡が!?」

一方通行「……なァ当麻、蛇なンかよりよっぽど意思の疎通が難しそうな生き物と、目の前で会話されてンだけどよ」

上条「……理不尽だよな」
 
769 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/17(火) 20:15:32.98 ID:91romiuZ0
     。。
  ___((  ガッテンデイ!
<・.・・.・・.・)

御坂「ここはあんたたちに任せて行きなさい、ですって!?そんな、無茶よ!あんたたち、生まれて一年も経っていないじゃないの!あんな化け物蜘蛛に、どうやって……」

     。。
  ___((    アカシンゴウ、ミンナデワタレバコワクナイ!
<・.・・.・・.・)

御坂「みんな?……あっ!」

ヌメヌメヌメヌメヌメヌメヌメ

┌(;┌^o^)┐┌(;┌^o^)┐ウワァ

麦野「!?くっそが、コロニー全体を、胸糞悪くなるくらいのナメクジに囲まれてやがるですって!?」

御坂「あぁ、私の、私の二万匹の、妹達!」


一方通行「……チマチマ潰してレベルアップ、ってな」ボソッ

上条「それ絶対聞こえる声で言うなよ、多分ぶちきれるから」ヒソヒソ
770 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/17(火) 20:38:19.03 ID:91romiuZ0
麦野「二万……は、はっ!雑魚がどんだけ集まったところで、脅威になんざならねぇんだよ!」

御坂「その割には、余裕なさそうな顔じゃないのあんた!青ざめちゃって!」

麦野「当たり前だボケ!私はゲテモノ食いじゃねぇからナメクジなんて食わなかったし、第一乙女はそんなきしょいもんみたらこうなんのが普通だろうが!」

御坂「」

一方通行「……痛いとこ突かれたな」

上条「もう感覚擦れちゃってるからなぁ、美琴」

御坂「……可愛いしっ!!このヌメりとか!!!ゲコ太みたいで可愛いじゃないのっ!」バーン!
     。。
  ___((  ジーン
<・.・・.・・.・)

一方通行「……どうしてあいつは、あンな琴に」

上条「なりゆきでせう……おいたわしや、美琴さんや」


麦野「ふんっ!くぅだらねぇーこと言ってんじゃねぇーってぇの!じゃぁさぁ、あんたのそのかーわいい妹達ってーのも!まとめてぶっ潰してやろうじゃないの!目もまともなもんがついてねぇ下等生物がさぁ!八つも目をもつ私らに……かなうとか思ってんのかにゃーーーん!」

ザザザッ!

┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐カシャンカシャンカシャンカシャン!!

御坂「!」

麦野「それにさぁ?テメェさっき言ってたよなぁ?生まれて一年も経ってねぇ?そんな烏合の集団みてぇなのが集まったところで、集団対集団の戦闘が出来ると思ってんのかぁ!?」

┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐ダニャーーーーン!!

麦野「引き継いでんじゃねぇわよ! やれっ!!!!」

カシャンカシャンカシャンカシャン!!!!

御坂「な、なめくじ妹達ぅううううう!!」

     。。
  ___((  「(心配無用です、お姉さま)」
<・.・・.・・.・)

<____・.・)「(ナメサカ達には、ついているのです)」

<____・.・)「(歴戦の猛者の、確かな眼が!)」

ケーッ!
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 20:40:10.49 ID:LBP9BjoIO
エロール老師ぃ!
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/17(火) 20:40:50.90 ID:5azkJv8DO
老師ッ!!!
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 20:41:31.40 ID:IsI/x2bSO
老師wwwwww
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 20:45:47.69 ID:Fj1lNW780
師匠ォーーー
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/07/17(火) 20:47:55.26 ID:UAiTKVny0
老師、ぱねェっす 
777 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/17(火) 21:01:09.84 ID:91romiuZ0
ヌメヌメヌメヌメザザザザザザザッ!

麦野「!?まさか、第一陣を的確に避けて……取り囲んで孤立させやがった!?」

┌(;┌^o^)┐┌(;┌^o^)┐ク、クモォ

麦野「ふっざけんじゃねーにゃーん!あんなタイミングで動くなんて、空からでも見てねぇと……空だと!?」ハッ

御坂「まさか……エロールぅうううう!!」


エロール「ケーッ(烏合の衆?結構。カラス共の頭の良さだけは、見習うべく物があるだろう)」

エロール「ケー、ケケーッ(兵法の初歩も知らんウェブヘッドに、思い知らせてやろう)」

エロール「ケー、ケケッケーッ(最終蛞蝓・滑り止め ≪ラストスラッグ≫、左舷に六個大隊を縦列のまま駆け足前進)」

エロール「ケケッ、ケーッ(孤立させた敵小隊には、一気に近寄らず周りをヌメらせるよう伝えろ)

<__・.・)「(はーい!って、ヌメサカはヌメサカはおねぇさまから生まれたヌメサカたちだから都合よくお話が出来ちゃったおじいさん梟の指示を皆に感覚共有してみる!)」


上条「エロールせんぱぁあああああい!!」

一方通行「ぱねェ!ぱねェぞ何かしてンのは存分に伝わるぞ老師よォォォォ!!!」

ヌメヌメヌメヌメザザザザザザッヌメヌヌメヌメ

ジリッ┌(;┌^o^)┐┌(;┌^o^)┐クモォ



麦野「っ、くっそが!たかが、なめくじに……」

ななちゃん「余所見している余裕があるのかしら?今更だけど」ガシャガシャ

麦野「!!」 
782 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/17(火) 21:17:01.75 ID:91romiuZ0
神裂「油断しすぎましたね、麦野」ヒュッ

麦野「しまっ……!」

ズガァァァァァァッ!!!!!!!

上条「うぉ、なんだかあっちも動きが!や、やったか!」

一方通行「やってねェ、その台詞が出たらまず間違いなくやってねェ!ほらみろ、沈利の奴……束ねた糸で、ななちゃンを受け止めやがった」


麦野「ふーっ、あっぶないあぶない……なーんてにゃーん。お見通しなんだよ、刀女ぁ」ギリギリギリギリッ

神裂「っ、完全に、捉えた筈だったのですが」ギチギチギチギチギチッ

ななちゃん「かおりの動きを越える反応速度、なんて……ありえない」ガシャガシャ

麦野「はぁ?別に越えてなんかないわよ。ただ、テメェらが行動に出る瞬間が……なんとなぁぁく分かってただけ」



麦野「スパイダーセンス、ってぇの?無知なあんたに教えたところで、どうにもならねぇだろうけどよぉおおお!」 
787 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/17(火) 21:29:28.03 ID:91romiuZ0
ブンッ!!!

神裂「っ!!」

ななちゃん「!わたしごと、かおりをぶん投げた!?そんな……かおり以上の怪力の、人間!?」ガシャガシャ

麦野「勘違いすんなってぇの。私は人じゃねぇ。高すぎる魔力で人間への変身が可能になった『人間もどき』」


一方通行「副校長みてェな『動物もどき』の逆版ってことか。むちゃくちゃだな」


麦野「こうやって、魔法で原子を操作して分子結合を強めちまえば……一本の指で2tあたりまで支えきれるようになっちゃうだにゃーん」

麦野「こうすりゃ、どこにだって張り付ける!人間の姿のまま、蜘蛛の強みまで残せるってぇわけ……パリィ!パリィ!スパイディ!ってねぇ……ちったぁ理解できた?刀女?」

神裂「……なんとなくはっ!!!」

ななちゃん「ごめんなさいね、理科系のお話はかおり苦手だから」


上条「……というか、なんで力の原理をわざわざ懇切丁寧に攻撃の手をとめてまで解説してくれるのでせう」

一方通行「言ってやるな」 
794 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/17(火) 21:54:56.43 ID:91romiuZ0
神裂「中々に面倒ですね……黄泉川の友人であるあなたなれば、出来れば傷つけずに済ませたいと思ったのですが」

ななちゃん「だからみねうちなんてやめなさいって言ったのよ、かおりは甘いんだから」ガシャガシャ

麦野「まったくだにゃーん。そう言ってるくせに、また……」

バッ! ヒラリッ

神裂「っ!!」

麦野「刀で突くでもなく、蹴りをかましてくるしさぁ!」

ななちゃん「しまっ、かおり!体勢を……!」

麦野「原糸崩し、くらっとk」

シャランッ!

麦野「っっ!?!?っつぁぁあっ!!」

「おぉっと、流石に一刀両断とはいかなかったか。スパイダーセンス、なるほどね。だが、この一撃は予想の範囲外だったようだ……何せ」




真・組み分け「この天才たる私が!この流れで推参仕るとは誰も予想していなかっただろうからね!」バーーーーーン!!!


一方通行「……おい、当麻。今の状況を正しく正確に三文字で表す単語を知ってるか」

上条「あぁ……カオスだな」
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 21:57:24.18 ID:IsI/x2bSO
人外対戦wwwwww
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/17(火) 21:57:36.23 ID:do9B5K8c0
組み分け、だと!?

まさか、奴まで来ているのか!?
早速どの面なのか!? 
798 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/17(火) 22:02:06.78 ID:91romiuZ0
神裂「く、組み分け帽子……助太刀ありがとうございます」

真・組み分け「まったくだよ、君は優しすぎるのさ酒でもひっかけてきたらどうかね。さぁて、それでも君の力は頼りにしているよ。天才たる私と切り結ぶことの出来る数少ない強者なのだからね。二人でかかろうか」チャキッ

麦野「んだ、次から次へとよぉ……テメェはなんだ!!テメェもアクセラ坊やのなんかなのかよこのクソアマぁあああああああ!」

真・組み分け「ふむ。天才たる私個人は、そうだな。彼らを助けたくてどうこうするためにここに来たわけではない……ただ、な。天才たる私の中の、占星術に長けたロウェナの知識がささやくのさ……」

真・組み分け「これ以上君をアクポタたちと関わらせると、うちの仕上になんか変な糸が絡むってさぁああああああ!!!!」ビキビキビキッ

麦野「あぁ!?何が変糸だクソアマ上っっっ等ぉおおおおおおおおお!!!!」パリィパリィパリィ!!

神裂「え、えっと……」

ななちゃん「かおり、おいてかれないように頑張って。あっくんがこのままあのエロエロスパイディーに食べられちゃってもいいの?」ガシャガシャ

神裂「……ど素人がぁああああああああああああああああああああ!」ビキビキビキッ

ななちゃん「それでいいわ。初心具合ならかおりもどっこいどっこいだけどね実は」ガシャガシャ

麦野「こいやあああああああああああああああああ!!!」

ズガドシャァアアアアアア!!!バサァアドガァアアアアア
パリィパリィパリィ!!バシャァアアアアアア轟ッッッッッ!!!!


一方通行「……」

上条「……」

御坂「やった!すごいわヌメサカ妹達!蜘蛛の群れを分断して、ヌメりで蜘蛛が這えない道を作ったわ!エロールの指示の賜物ね!これで、車でそこを駆け抜け て脱出できる!ねぇあんたたちさっきからなんでこっち見てないのよすっごいスリル満点で決死作戦で総員必読な皇国な戦記が目の前nなにあの人外人頂上決 戦!?!?!?!?!?!?」
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 22:11:58.91 ID:5azkJv8DO
人外人www

>>797>>799
つ禁書本スレ、設定質問スレ
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/07/17(火) 22:12:44.60 ID:SOmPyFQR0
……ホント、予想してなかったわ~。
次出てきたら出そうと思ってちまちま描いていたものをもう出すことになるとはな~。

http://upup.bz/j/my61263ruBYtm6uyr5Afb1A.jpg

あぁ貴重な描き溜め完成作品の在庫が……
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/07/17(火) 22:14:32.32 ID:pRn41nwj0
>>801
すばらしいなwwでも、もげ面
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/17(火) 22:15:11.29 ID:5azkJv8DO
組み分けちゃぁぁああああん!!!!!!!!!
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 22:15:21.83 ID:IsI/x2bSO
クオリティたけぇwwwwwwそしてもげ面
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 22:15:42.55 ID:LBP9BjoIO
もーげーろ!もーげーろ!
浜面もーげーろ!
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/07/17(火) 22:16:58.70 ID:UAiTKVny0
浜面め、もげ爆ぜろ!
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/17(火) 22:17:40.13 ID:do9B5K8c0
サラヘル少なめゴドロウェましましってとこか

もげ面
あとスレチ失礼 
810 :>>790>>801 二万二回保存しました本当にありがとうございます [saga]:2012/07/17(火) 22:32:14.79 ID:91romiuZ0
一方通行「もういい。ここはあいつらに任そう……おい車、そういや礼がまだだったな、あンがとよ」

車『へっ、ただの肩慣らしだ』パッ

上条「あぁ、早くここから出……」

ヌチャァァァァッ

上条「」

御坂「……予想できたでしょうよ、ヌメサカ妹達があんなにおりてきたんだから……」

上条「不幸だ……座っちまった……不幸だ」

一方通行「……後でシュパッってしてやンよ。とりあえず俺と美琴が座るとこはササッとやっとこう、うン」シュパッ

上条「チートってやぁねですのことよ」

御坂「ヌメサカ達!本当にありがとう!あんたたちも危なくなる前に退くのよ!」

     。。
  ___((  「(また会いましょう!オネーサマ!)」
<・.・・.・・.・)

御坂「えぇ!美味しいビールたっくさんもってきてあげるわ!!!」

一方通行「それ用法用量間違ったら死ンでプカプカ浮かぶことになっからな気をつけろよ……かおり!組み分け!ありがとよ!あと頼む!あと沈利!!落ち着いたらまた顔みせっからなこいつの焼き土下座と一緒に!」

上条「ヌメって、焼かれて、不幸だ」シクシク

麦野「は、はぁああ!?逃がすk、クッソ!どけやテメェらあああああ!!」

神裂「うっせぇんだよぉおおお!!せっかくの見せ場がまんまと霞んでしまった気持ちがあんたに分かるのかあああああ!!!」

ななちゃん「出張りまくりな私達が言っていいことじゃないと思うわ、かおり」ガシャガシャ

真・組み分け「通さんよ、仕上的な意味でね!っふっふふぅん?この天才たる私に美貌でも負け、力でも負けていることを証明してあげようではないか!ゴドスクナメロウェサラマシマシヘルガ盛りフォームでねっ!!!」

麦野「っざけんなぁあああああ!!!絶対逃がすなテメェらも手伝え眷属どもぉおおおおおお!!!」

┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐カシャンカシャンカシャンカシャン!!

麦野「パリィ!パリィ!パリぃいいいいいいいい!!」


一方通行「出せ、車!リミッター解除でぶっ飛ばせ!」

車「じゃあ……先に行ってるぜ」

上条・御坂「「ガルド!……ガァルドォオオーーーーーー!!」

一方通行「ノリノリだなお前ら」

ブォオオオン!ギャリギャリギャリズザァアアアアアア!! 
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) [saga]:2012/07/17(火) 22:51:56.25 ID:91romiuZ0
黄泉川小屋前

ギャリギャリギャリッ ザザァッ

一方通行「……っはァ」

御坂「も、森から出られた、わね……あー、よかtt」

車『るせぇ!俺はお前の事なんか興味ねぇッ!』

パッ!バンッ!

一方通行「っ、ンだよ」ドサッ

上条「うわっ、扉が急に開いてシートが押し出すようにポッターさんたちを外に放り投げてそして予定調和でポッターさんは美琴さんのヒッププレスを受けるわけですね分かってrぐぇ」ドサッ

御坂「わっ!あっ、ご、ごめん!すぐ退く……く、車?あんた……行っちゃうの?」

車「何とかデートの時間にゃ間に合いそうだぜ」ブロロロロッ

一方通行「一年近く森で過ごして、もう野生動物みたいになってンだろ。動いてる原理はわかンねェが」

御坂「うん……多分、あのヌメサカ妹達よ。あの子たち、少しだけど電流を発してるみたいだったから。それで、充電を……あの子たちと仲良くね」

上条「ありがとな、車。ほんっと、お前は掃除機さんの魂の申し子ですのことよ」

一方通行「ついには掃除機呼びかお前」

車「へっ、イックゼカワイイコチャンヒーヤッホォーーーー!」

ブロロロロロロロロロッ……… 
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) [saga]:2012/07/17(火) 23:05:47.03 ID:91romiuZ0
御坂「疲れたわ……早く帰ってシャワー浴びて寝たい」ハァーッ

上条「その前に、またあの先生たちの中を抜き足差し足でくぐりぬけるイベントが残ってるけどな」ハァ

一方通行「言うな、憂鬱になンだろが……まァ、苦労に見合うだけのもンは、得られたンじゃねェか?」

上条「えーっと、なんだっけ?蜘蛛の親玉はナイスバディなエロエロ乙女だ、とk」

御坂「そもそも何で森に入ってったかの本質見失ってんじゃないわよ未来も見失わせてやるわよこら」バチッ

一方通行「まァそンだけしっちゃかめっちゃかな状況だったってことだけどな……一番の収穫は、黄泉川が『秘密の部屋』を開けたわけじゃねェ、って知れたことだろうが」

上条「あぁ、そういえばそうだったな……なんかついさっきのことなのに、遠い昔のことのように」ハテ

御坂「……色々あったものね」

一方通行「……色々あったからな黙れ。ともかく、あいつは無実だった」

御坂「うん……でも、どうやって証明すれば、いいのかしら」

上条「……うーん」

一方通行「……考えンのは、また明日だ。ほら、マントの中入れ。城に戻るぞ……美琴まン中な」

バサッ 

ザクッ、ザクッ、ザクッ、ザクッ……
819 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/17(火) 23:27:35.99 ID:91romiuZ0
一方通行「……(確かに、美琴の言う通りなンだ)」

一方通行「……(俺達は、黄泉川が無実だってことを知れた。星野の奴は、まったく間違った人間を捕まえちまったンだ)」

一方通行「……(だが、それをどうやって回りに説明する?)」

一方通行「……(沈利は、あのぶンじゃきっと黄泉川の意思でよこした人間以外の話を聞こうとしねェ)」

一方通行「……(星野の日記は、どこにもねェ。誰かに盗まれたままだ)」

一方通行「……(八方塞りだ。俺達は、怪物の正体さえつかめなかった)」

一方通行「……(もう誰にも、手がかりを掴むために誰にも当たるあては、ねェってのに)」

一方通行「……(誰にも、か)」

一方通行「……(インデックスよォ。お前は、一人でたどり着きやがったンだよな。何か、重要なことに。おそらく、俺らが今こうして必死こいて集めた情報以上のもンを)」

一方通行「……(だから、あいつは襲われたンだ。石にされちまったンだ)」

一方通行「……(あいつ、一人だけを)」

一方通行「……(考えろ、ホグワーツ学年首席。この城一番の頭脳がよォ)」

一方通行「……(何か手がかりを、糸口を探れ。黄泉川は、沈利は、あの日記は何を語ってた)」

一方通行「……(怪物がホグワーツに現れた。扉を開けた人間、それが確かに存在した。そして)」

一方通行「……(被害者が出た。俺らの今の状況と同じく、石になった生徒が何人か。それで)」

一方通行「……(ついに、被害者。つまりは、死ンじまった、奴が……)」

一方通行「……」

一方通行「……うン?」

―私はここで、死んでしまったから

一方通行「……」

―第一ねぇ?襲われた女生徒はトイレで見つかったらしいじゃない

一方通行「っ!!!」

ギィィッ

上条「よ、っと。ようやく城の入り口までついたなー……お?どうしたアクセラレータ」

御坂「そうね……あ、うわ。木原が向こうにいるわ。静かにいかないと……うん?足とめちゃって、どうしたのよ?」

一方通行「分かった……」

上条「うん?」

御坂「何が?」

一方通行「姫神だ……そうだ!!!あいつだっ!!!!!」

バッ!!!

一方通行「あいつが!!!以前の『秘密の部屋』が開けられた時!怪物に襲われた時の犠牲者は!!姫神だ!三階女子トイレに憑いてる……ずっと昔から憑いてる!姫神だったンだよォォォォ!!!!」

上条「!!」

御坂「!!」

一方通行「……」

上条「……」

御坂「……」




木原「」

一方通行「」

一一「HAHAHA!アクポタ君、こんばんしくよろだよね☆」 
822 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/17(火) 23:37:31.92 ID:91romiuZ0
ワァアアアア!!
  キャアアアアアア!!
しくよろだよね☆
    ポポポポポポッタァアアアアアア!!テメェナニシテ
 キョキョキョーーー!!
ナァンダヤンバルkトチクルッテンノカァアアアアア!!
 イケメンは走る時さえ優雅にだよね☆  ワァアアアア!!!  
   ワァアアアアアア!!
ドタバタドタバタドタドタドタドタ!

一方通行「木原くぅん!これ夢だよぉ!ホントだよぉおおおお!!」ダダダダダダダアダダダダダッ

木原「ハッ!?あ、あぁ、そうか。これも幻覚なのか……」ヘタッ

一一「イケメンな僕は~♪存在さえ正に夢のよう~~♪ キタッ!しくよろにしくよろなアゲアゲな歌詞が浮かんじゃったよねもう見回りどころじゃないね僕のマイ部屋に戻ってしくよろな作詞タイムとしくよろしないと!それじゃ、あでゅーだよね☆木原先生」パチンッミ☆




上条「っはぁ、はぁ、はぁ、す、すげぇこと、気づいたな、お前、おま、でも、バカだろお前」ゼェゼェゼェ

御坂「あ、あんなタイミング、あんたらしく、ないわよ、なんなのよ」ハァ、ハァ、ハァ

一方通行「すまン……マジで……なンつゥか、舞い上がって……もうやだ魔法k」

上条「今回は悪いのはお前だけだよバカ野郎っ!!!!」

一方通行「……散々引っ掻き回した奴がなンか言ってる……いやすまン、本当に」 
825 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/18(水) 00:03:51.16 ID:M/uN5m+W0


その頃 禁じられた森のはずれ

シュッ!シュッ!シュバッ!シュバッ!

麦野「あいっつらどこ行きやがったぁあぁあああ!?散っざんコケにしてくれた後、時間は稼げたから退散だぁああああ!?!?世の中そんなに甘くねぇんだよぉおおお!!!」

シュバッ!シュバッ!

麦野「この森は私の庭よぉおお!!!この糸で木々を飛び移りまくってどこまでだって追い掛け回して追い詰めてやるわあんのクソ刀女にヨロヨロ帽子痴女がぁあああああああ!!」

シュッ!シュッ!シュバッ!シュbバキッ!

麦野「それにしてもクッソ、もう随分はずれまで出ちまった!まさか、もうどっかかrきゃぁっ!?」



浜面「おーい、組み分けー。組み分けー?どこだー、おーーーい……ったく、あいつ。何がちょっと散歩にね、だよ。あいつが真剣になってる時くらい俺が見分 けつかないと思ってんのか……いやいや、これはあれだぞ?友情のあれでそういうあれで見てるのであってだな、俺こと仕上・浜面・ロングボトムは間違っても 一線は越えてn親方空から落ちてく系ヒロインがぁああああ!!?!」バッ!!ズサァァァッ!

麦野「っつぅ……あいつらとの戦闘で神経すり減らしてたみてぇね……うん?なんか、地面に落ちた割りにあんまりいたくねーにゃーん?」

浜面「いっててて……そ、そりゃぁ俺がギリギリで抱きとめられたからなぁ。あ、あんた大丈夫か?ってか、あれ?制服じゃねぇ?なのに何でこんなとこにいんだ?」

麦野「……」

浜面「……?」

麦野「」キュンッ

浜面「??」

麦野「ハッ!!な、なん、なんなのよあんた!?放せ!放せやこのっ!」ジタバタッ///

浜面「お、おぉわりぃわりぃ!いつまでも……っと。えーっと、そういや森には色んな生き物がいんだもんな。お前さん、もしかして人間じゃねーの?」

麦野「ど、どうだっていいだろうが!テメェはなんだ!あぁ!?今のホグワーツはとんでもねぇことになってんだろうが!それをノコノコと、どこの物好きなのかにゃーん!!!」

浜面「あ、あぁ。俺はさ、友達を探してて……あいつ、放っておくとすぐ無茶するから(騒動起こす的な意味で)」

麦野「ふ、ふぅ~ん?……あぁ?だ、だから、今城が怪物だかなんだかでこう、なんかなってんだろうが、って。なのにあんた、それだけのために……?」

浜面「あぁ、ははっ。色々あって、夜に抜け出すっていうスキルアウトな行いは結構慣れててさ……それに」

浜面「と、友達とはいえよぉ。女を放っておくなんてこと、俺にはできねぇんだ」

麦野「」キュンキュン!

浜面「???」

麦野「テメェ、名前は」フルフルフル

浜面「? 仕上・浜面・ロングボトムだけど」

麦野「ふ、っふふふふん……どの面どの面って言ってたらよぉ。そんな面が飛び込んできやがった」フルフルフル

麦野「通行。私、見つけた。あんたを忘れられそうな、さいっこうに冴えないさいっこうの雄をさあ」フルフルフル

浜面「え?あー、あの?なにを……」

麦野「はぁぁああああああまづらあああぁあああああ!」



麦野「ぶ・ち・犯・し・か・く・て・い・ね♪」//////

浜面「!?!!?!?!!?」

真・組み分け「待てやあああああぁあああああああああああああ!!!」

浜面『!!?!?!?!?!?!!?!?」


神裂「……帰りましょうか、ななちゃん」

ななちゃん「えぇ、かおり。森が何割か消し飛びそうねぇ」ガシャガシャ

ドガ轟ドッシャァアアアアアアバキャァアアアアアア!!
やめてぇえええええええ!!もげる!!もげるかrギャァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/18(水) 00:06:59.04 ID:oDmw8rhIO
はっはっは
ざまぁぁぁぁぁぁぁあwwww
もげ面ざまぁぁぁぁあぁぁぁぁぁああwww
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/18(水) 00:07:34.99 ID:qpyY9gGSO
やっぱかよwwwwwwもげてしまえwwwwww
828 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/18(水) 00:11:44.72 ID:M/uN5m+W0
そんなこんなで今回はここまでです

森編は好き勝手やりすぎた気がします満足です

次回より、最終章の舞台に移っていくことかと思います

お楽しみいただければ幸いです

レスの数々ありがとうございました。楽しかったです

素敵な絵を本当に本当にありがとうございました>>790>>801
モチベーション上がりまくりです。このままでは出番を自重させていたねーちんと組み分けが暴れすぎてしまいそうです

次回はおそらく木曜の夜に。怪物の謎解き編です

お付き合いいただければ幸いです

それではまた

次回もどうぞよしなもげづら
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/18(水) 00:13:13.36 ID:qpyY9gGSO
もげ乙。
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/18(水) 00:14:59.49 ID:oDmw8rhIO
乙なんだよカチンコチン
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/07/18(水) 00:15:00.42 ID:rnyaPHKAO
数多くンがだんだんちょろくなってくwwwwww

しかしもげ面!
嫁に友達(仮)に続き落ちてくる系ヒロインとかマジ…
ぶちもげろ!!
あれだろ、もうちょっとするとそこににゃあ、な金髪ようじょも加わるんだろ?

しかしかおり&ななちゃんみたいな人外最後の砦もいるからこれ以上は…
って、前世補正がなかったらヤバかったとかないよな?
対人フラグは上条さんが、対人外フラグはもげ面なのかよ
ちくせう
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/07/18(水) 01:21:10.12 ID:tqQfIJpAO
浜面のハーレムもここまでくるともうどうでも良くなるね
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/07/18(水) 01:31:23.82 ID:Orr9sSjdo
あれ
謎のプリンスでアラゴグ死んでないっけ?
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/18(水) 01:33:44.73 ID:gSo3Tq3/o
ネタバレすんなバカ
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/18(水) 01:37:32.25 ID:qpyY9gGSO
ちゃんとそのあとアレされた後にアレだろ。だから大丈夫だ
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/18(水) 01:45:23.03 ID:77JpKn520
>>840
この流れだと面に刺されて乙女部分がしぬんだろww
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/07/18(水) 01:50:36.30 ID:DaWt6hLm0
>>840 そんな幻想はも・げ・ご・ろ・し・か・く・て・い・ね
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/18(水) 05:38:59.91 ID:KHEAAKEg0
>>840
あのシーンはすごかったよな

初めてのホグワーツ生徒とデスイーターとの本格的な戦いに
かつてハリーたちを襲おうとした蜘蛛たちが、ハグリッドの友達だからって助けに現れるなんて
アラゴグは最期がかっこよかっただけに残念だった
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/18(水) 07:16:12.08 ID:NZ+KVM6SO
>>845
お前さぁ
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/18(水) 20:26:52.63 ID:Ld1R77tOo
誰が死ぬとか思い出しちまったじゃないかどうしてくれるんだ・・・
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/18(水) 20:37:59.70 ID:oDmw8rhIO
>>852
百合子さんみたいに現世にちょくちょく復活する人がいるのを考えると死んでも差し支えなさそうなのが困る 
867 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/19(木) 22:39:35.85 ID:V4+/MrM00
みなさまどうもです

遅くなりました

レスありがとうございますはげみになります

>>829>>833>>851
もげはみんなの合言葉 いや鉄のあの人ではなく

>>830
石化して尚その活躍すばらしいですインちゃんさん

>>831
数多くんですから

>>832
手間はかかりますけども水出し最高です

>>834
お互い潰しあってそうで……

>>836
エツァリ=スキャバーズ説は残念ですが随分前に否定させていただいてます

>>837
まったくです

>>839
勝手にしてほしいですよねもうねもげてろとね

>>840
アラゴグはそうですね。こちらで既に死亡してるのでまぁその辺はお察しください

>>847
どうしてこんな琴に

>>848
出来れば勝手気ままにやってきたいですが進めないと終わらないと言うあれです

>>850
最近では見た目で出オチな扇風機なんかも出し始めました

>>852
どうなることやらです

>>856-864
ギャバンの映画はとても>>1得、しかしスーパーヒーロー大戦はどうしてあぁなったガッカリだよ東映マジでお前お前なおま……これ以上語るとこのスレでおさまらないのでやめておきます

>>865>>866
内容以外の話で盛り上がられている時は投下の内容がイマイチだったんだと反省します

はてさて、少しの時間ですが続きといきます

途中レスはどうぞお好きに

それでは本日もどうぞよしなに

870 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/19(木) 22:53:52.25 ID:V4+/MrM00
上条「信じられないよな……俺達、この一年何度と無く姫神のとこ行ってたのにさぁ」

御坂「そうよね、何度も何度も……あんたの趣味も含めt」

一方通行「どンだけその話引っ張ンだやめろ黙れ。お前らいつのまにやら姫神を覚えてやがって話は早ェがなンか釈然としねェ……とにかく、あいつに話しを聞きにいかねェといけねェ」

上条「だから、それが難しくなったから困ってるって話してるんでせうよ」

一方通行「分かってるっての、確認だ確認。俺だって今の……授業間の移動でさえ教師が付きっ切りの状況であのトイレに行けるなンて甘ェことは思ってねェ」

御坂「……」

上条「……」

一方通行「……おい、その脳裏に浮かぶ案は即刻捨てろ。俺はもう絶対女物の制服には袖通さねェからなクソが」

御坂「一番手っ取り早いじゃないのよ……あー、でもあのトイレの前にいるのはメガネ管理人さんだし、無理があるわね」

上条「木原だったらよかったのにな」

一方通行「あいつの存在で良い所なンてあってたまるか……どうすりゃいいンだか……」


ローラ「ダブポタ!ウィーズリー!お喋りしにし暇がありするなら早く今日の課題を……」

一方通行「スリッパならとっくにフワフワなウサギになってますけどォ」

ローラ「……ぐう」

上条「ポッターさんはその、昨日の今日で杖振っちゃうとスリッパから腕が数本にょきにょき出そうですので勘弁してください」ハハハ

御坂「私も、スリッパが噛み付いてきそうなので」

ローラ「あなたたち何しにこの学び舎へ来にしこと!?」

一方通行「まったくだ」
871 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/19(木) 23:08:02.04 ID:V4+/MrM00
ローラ「御坂の家には年度初めに新しい杖をそちに届けおわすよう手紙を書きにしけれど!?なにゆえあの二人は学年末まで何もせんこと!?」

御坂「さぁ、杖って高価だし……もしかしたらこの杖がなんだか後々重要な役割とかそういう」

一方通行「スペロテープでツギハギな杖で何ができンだよ」

上条「誰かが不幸になるフラグな臭いが……」

御坂「やめてよ、それほぼ確実に持ち主な私じゃないの……新しい杖くるまで一切この杖振らない宣言だわ」

ローラ「だからそれでこの城でなにをしたきことなの!?そんなことでは、御坂!」

ローラ「一週間後の期末試験で!どうなり申しても知らなきことよ!!」

一方通行「ほら、あァ言ってンだ美琴。杖の金くれェ将来返しで貸してやっから……あ?」

御坂「うー、でも友達にお金とかそんなn……え?」

上条「」

絹旗「やった!できた出来ましたよフレ!この超白ウサギはましろ色子と名付けましょうk……はぁ!?」

フレ「け、けけけけけ結局ローラ先生!?!?い、いいい今、なんて!?!?」

土御門「よ、世にも恐ろしい何かの間違いな台詞が聞こえた気がすんにゃー……?」

青ピ「じょ、冗談きっついでーローラにゃんせんせ?そないな、わ、笑えへん……」

浜面「俺は生きてるだけで今感謝できるからなんだっていい……」ゲッソリ
組み分け「あの雌蜘蛛め今度会ったらただですむと思うなよ」ブツブツブツ

ローラ「冗談でもなんでもなきことよ!一週間後は期末試験!毎年恒例!何を驚きたりことがあろうの!?」 
875 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/19(木) 23:19:38.03 ID:V4+/MrM00
エェエエエエエエエエエエエエエ!?!?!?
 ザワザワザワザワ ザワザワザワ

土御門「こ、こんな非常事態なのに期末試験なんてやってる場合なのかにゃー!?」

青ピ「せやでローラせんせ!?こないな、時に!?」

上条「……不幸だ」

ローラ「静粛に!お黙りたまわりなさい!こんな時でも学校を閉鎖せんよしは、みなが教育を受けたりがためよ!?」

絹旗「うぐっ、た、確かに超その通りかもしれませんけど……」

ローラ「さすれば一年間学んだ成果をみるために試験があるのはさもありなんことでしょう?みな、しっかり復習しているこちと思いそうろいたりなのだけれど??」

上条「……しっかり復習……」

スリッパ「」

上条「……スリッパ……変身……スニゲーt」ハッ!

一方通行「それ爬虫類オンリーだろうがウサギにゃなれねェよやめろ。ちゃンと魔法理論もなンもかンも板書したろうがなンでそっち方面に突っ走るお前はちょっと見てェけど」

御坂「……この杖で何ができるっていうのよ」

御坂杖「オネーサマ!」

一方通行「……いざとなったらヌメサカ妹達つれて来い、なんとかなりそうだから」 
879 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/19(木) 23:42:44.12 ID:V4+/MrM00
昼食 大広間

御坂「どうすりゃいいのよ……期末試験のことなんて、なーんにも考えてなかったわ」

上条「そういや、インデックスさんも今年はあんまり試験のことで言ってなかったよな。去年は随分前から準備してたのに」

一方通行「あいつも思っても見なかったンだろうな……まァ、俺はそれでもなンにも問題ねェけどよォ。毎度復習はしてるし」

上条「しゅ、首席の余裕むかつきますのことよ……なぁ美琴さんや、おまえも……」

御坂「うーん、なんとか実技は大目にみてもらえないかしら。小萌先生に口ぞえ頼んで……筆記を満点近くで取れるように頑張るとして……え?なに?」

上条「……」

一方通行「……一週間、勉強漬けになる覚悟があンのなら。見てやるが」

上条「お願いします親友……あー、でもそうなるとさ。姫神のとこに行くチャンスが……」


小萌「みなさーーん!静粛に、静粛になんですーー!」


御坂「あ、小萌せんせーよ。職員テーブルに乗っかって背伸びしてるわね」

上条「うん?おぉ、ほんとだ。なんでこんなに声通るんだせんせーすげぇ」

一方通行「拡声呪文使ってンだろ。もの凄ェ響いてンな大広間中に」


青ピ「ちっちゃいせんせがちっちゃいながらにおっきい声で頑張る姿たまらんわぁ~!」クネクネ

センセーカワイー!

小萌「あ、ありがとうございますなんですー!いや今それはいいんです!あのですn」

一一「HAHAHAHAHAHAHA!小萌せんせーお一人だけ視線をしくよろなんてノンノンだよね!」ズイッ パチンッミ☆

小萌「っちょ、一一ちゃーん!?せんせーの前で決めポーズしないでほしいのですー!?」

キャーー!ヒトツイセンセーカッコイーーーーー!!!

御坂「バカなのあいつ」

上条「バカなんだろ……あれ、そういえばあいつの声も随分響くよな」

一方通行「バカだな本物の。あァ、それは拡声呪文なンて大層なもンじゃねェ、みろ、あいつスピーカーを大広間の四隅においてるだろ。無線はこの城じゃ使えねェから、有線のうぜェ奴を」

上条「自分一人さえウザイのに何やってんだ一一うぜぇえぇええええええ」 
882 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/19(木) 23:58:15.52 ID:V4+/MrM00
小萌「えーっと、一一ちゃーん?」

一一「HAHAHA!ありがっとぅーバンビーナちゃんたち!お礼に、昨晩閃いた出来たてホカホしくよろな新曲を披露しちゃうよね!」HAHAHAHAHA

キャー!ヒトツイセンセーフトッパラー!

上条「ほら、お前のおかげで出来た歌らしいぞ」

一方通行「言うな死にたくなる」

御坂「はて、つまりはその曲は一一っていう日頃あんたが煙たがってるつまりはツンツンしている相手からあんたへ送る曲ともいえr

一方通行「おい美琴、お昼のフクロウ便らしいぞこら」

エロール「ケーッ」ヒューッガスッ!

御坂「あいたっ!?な、なんなのよエロール……あぁ、昨日はありがとね。助かったわ」

上条「マジすげぇっすエロール先輩」

一方通行「無駄にぱねェっす老師尊敬してます」


小萌「一一ちゃーん!せんせー、みなさんにだいじなお知らせしないといけないんですー!後で、後にしてくだs」

一一「HAHAHAHAHA!せんせー、僕の歌以上にしくよろに大事なものなんてこの魔法界いや世界いや星いや銀河いやこの宇宙にしくよろしないよねっ!それじゃみんな、聞いてください!イケメン☆星降る夜にあの日の君にまた逢えたら僕はしくよろ……」

小萌「『シレンシオ 黙れ』『フェルーラ 巻け』」

一一「」バタンッ

……

小萌「一一ちゃん?せんせー、大事なお話があるって言ってるです?」

一一「」コクコクコクコウッ☆


一方通行「……こっちからは顔見えねェけど小萌せンせー怖ェ」

上条「いいぞもっとやっちゃってください小萌せんせー」

青ピ「ロリ攻めとかご褒美やんか!一一うぜぇ替わってんかそんなもん!!!」

一方通行「きめェ」 
884 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/20(金) 00:11:29.43 ID:qC4FSqv30
10033号「そんなこと言いましたらミサカだってアクセラレータさんに黙らされたい巻かれたい縛られたい踏まれたい罵られたい」ヒョコッ

20000号「ですがウザイじゃちょっと足りませんねそこは変態!変態!!変態!!!と三拍子いちにっさん!してもらいませんと」ヒョコッ

一方通行「呼ンでねェのに来てンじゃねェよ」

10032号「お昼なのにそれはありませんよアクセラレータさん、と、ミサカはお前ミサカたちに飯ぬけってかと思いつつ腰掛けます」ストッ

19090号「お昼を抜くのはいけません朝を控える分お昼はですね、と、ミサカはその仕置きに真っ向反対する姿勢を主張します」ストッ

14510号「み、ミサカはそこの犬ではありませんからそういうのは苦手ですが、アクノテサキザーグさんがおっしゃるならやぶさかでは、と、ミサカは……」

一方通行「誰だ俺は。スペースレンジャーの敵か」

上条「父親だな」

一方通行「嘘dうっせェよのンな」

御坂「あぁ、あんたたちなんとなく久しぶり。昨晩はありがとね、ナイスヌメリだったわ」ビッ

10032号「? ヌメリとはなんのことでしょうか、と、ミサカはおねぇさまの不意の台詞に虚をつかれます」

御坂「……言葉のあやよ」

上条「美琴のやつ、ヌメサカたちと妹達がごっちゃになってきてんじゃねぇか?」

一方通行「割と今さらだな」

20000号「漏れたちはセロリたんのためならどこでもどこからでもヌメヌメできますけどね」

10033号「むしろアクセラレータさんをヌメヌメのヌラヌラの油谷にしてさしあげますよね」

一方通行「黙れ全力で」


小萌「えー、おほん!みなさんに、とってもいいお知らせがあるのですー!」
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/20(金) 00:14:26.03 ID:1ImPL8RDO
ツインズは相変わらず絶好調だなwww 
892 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/20(金) 00:27:15.52 ID:qC4FSqv30
ザワザワザワザワ 
 なんだろう  ザワザワ

スリザリンテーブル

ゴーグル「いい知らせ、っスかぁ。校内で無線が使えるようになるとかっスかねー」

砂皿「ささやか過ぎるな、それは」

垣根「そんなもん何に使うんだよ、マグルの技術だろそれは」

ゴーグル「えーっと、色々っス(垣根さんにはぐれた時用の発信機とか言えねぇっス)」

垣根「ケッ、お前もんなことじゃ継承者に襲われっかもしれねぇぞ、しっかりしろ」

心理定規「あら、あなたが守ってくれるんでしょ?」

垣根「さぁな。あぁーあ、マグル生まれは全員退学なのですー、とか言わねぇか……言わねぇわな」

ザワザワザワザワ

ハッフルパフテーブル

「んっふ。もしかして、ダンブルドアが帰ってくるのでは?」

レイブンクローテーブル

「継承者が捕まった、って、信号がきてる……」

「それならば真っ先にそういうはず。それより信号ってなんなのかわからないけど?」

グリフィンテーブr

削板「クィディッチが再開根性だぁあああああああああああああああ!!!」

ザワザワガヤガヤ……

小萌「みなさん、興奮するのは分かるのですー、ですが落ち着いてくださーい……いいえ!存分に盛り上がっちゃってけっこうなのですー!」


小萌「木山ちゃんの話では!とうとうマンドレイクが収穫の時期なんです!あと四日もすれば!石になっちゃった子たちが元に戻れるのですー!」 
896 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/20(金) 00:43:12.02 ID:qC4FSqv30
ワァアアアアアアアアア!!

小萌「この一年色々ありましたのです!だけど、最後の最後が犯人を捕まえて終われそうなので!先生とっても嬉しいのですー!へいグリフィンの野郎ども!お祭り騒げなのですー!」

ヒャッホォオオオオオオ!!!
 ヤッタァアアアアアアア! ヤンヤヤンヤ

小萌「それでいーのです!あ、一一ちゃんすいませんでした、歌で盛り上げちゃってくださいなのですー」ヒョイッ

一一「HA、HAHAHA……HAHAHAHAHAAHA!みんなしくよろに聞いたかな!?今日はアゲアゲにパーリィだよね☆」

キャー!ヒトツイセンセーエンタティナー!

一方通行「っ!っっ!」グッ

上条「やった、やった!やったな、アクセラレータ!美琴!」

御坂「うん、うん!よかった、良かった本当に!これで、インデックスも元に……あっははは!あの子、元に戻ったら眼をむくかもしれないわ!試験の三日前だなんて、っふふ。むしろ試験期間までそのままにしてあげたほうがいいんじゃない?」クスクス

一方通行「はっ、違ェねェな……これで、姫神のとこに無理して行かなくてもよくなったな。もちろンチャンスはうかがうが……当麻、良かったな。心置きなく勉強三昧だこら」カカカカカ

上条「お、お手柔らかにお願いしますのことよ」

ワーワー!!
 ワー!!!


打ち止め「……」

打ち止め「みんな、元に……って、ミサカはミサカは、扉を開けがてら耳に挟んだ情報を、反芻してみる」

打ち止め「……」

打ち止め「もし、もしそうなっちゃったら……ミサカ、何にも覚えてないけど、きっと……ミサカは……って、ミサカはミサカは、ちっちゃい頭で推測される顛末に直面してみたり」

打ち止め「……」

打ち止め「あの人に、言おう。うん、あの人だけには、わかってて、もらわなきゃ。って、ミサカはミサカは……決意してみる!」

トテトテトテトテ



打ち止め「あ、あなた!ここ、いい!?って、ミサカはミサカは、返事を待たずに隣に腰をおろしてみたり!」ピョコンッ

一方通行「あァ?おォ、チビガキ。いつになく元気だな」
897 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/20(金) 01:02:26.36 ID:qC4FSqv30
打ち止め「うん、うん!あ、あー、あのね、あなた……って、ミサカはミサカは、もじもじしてみる」モジモジ

御坂「どうしたの、なんか落ち着かないわねあんた……あー、こいつの前じゃいつもか」ニヤニヤ

上条「アクセラレータ、流石にこれは微笑ましいからもげろとは言わないであげますのことよ」ニヤニヤ

一方通行「うるせェお前こそもげ果てろ。おい、チビガキ。言っておくがあの歌のことは俺ももう気にしてねェからお前も気にすンな」

打ち止め「あ、ぅ……それも、ちゃんと謝らなきゃってミサカずっと思ってたんだけど、あの……み、ミサカ、言わなきゃいけないことがあるの、って、ミサカはミサカは、それでも尚口ごもってみたり」

一方通行「あァ?」

上条「あらやだわ奥さん」ヒソヒソ

御坂「私達はお邪魔虫みたいねぇ……ちょっと、冗談で言ってたのにマジなら流石にとめるわよこら」

一方通行「はやとちンな」

20000号「おい犬、セロリたんの回答如何によっては漏れたちツインズアンチエイジング魔法の修行の旅に出ようず」ダッ!

10033号「みなまで言うな変態、ミサカたちならあっという間にレッツゴー幼女ですちくしょう幼女幼女ちくしょう」ダッ!

14510号「あなた方の同類になるのだけは避けたかったですがお供させてください、と、ミサカも修羅の道に踏み外す覚悟を決めます」ダダダッ!

一方通行「おォあっちいけ外道ども、踏み外すな一応まだ常識道。……なンなンだよ、おい。言えよ」

打ち止め「えーっと……」

上条「……なんか、言いたくても言い出せない、でも結局ポロッと言っちまう前の、五和の様子に似てる……ポロッと違うのが出ちゃわないかじっくり観察してたから、ポッターさんは知っている」ハッ!

御坂「そう、いい観察眼ね焼ききってやりたいわ……打ち止め、何が、あったの?どうしたの?あんたは、何を知ってるの??」

打ち止め「……その」

一方通行「……『秘密の部屋』の、ことなのか?」
898 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/20(金) 01:21:16.61 ID:qC4FSqv30
打ち止め「あのね、ってミサカはミサカは、大きく深呼吸してみる」スーッ

一方通行「……」

上条「……」

御坂「……」

打ち止め「み、ミサカね、って、ミサカは、ミサカh」



番外個体「おーちびっ、あんた探したよどこほっつきまわってたのさ」ポンポンッ

打ち止め「ひっ!?」ビクッ

一方通行「!おい、今ちょっと立て込ンでてよォ…」

番外個体「もう昼飯に行ってるってどういうことよもう……みつかったからいいけどね。うん?なにさ白もやしくんたちとで秘密のお話ー?そんじゃちょっとつめてよ、ミサカもここで食べたーい」ギャハッ

打ち止め「あ。う、えっと。み、ミサカもういいから、使っていいよ!って、ミサカはミサカは慌てて飛びのいてみる!」ピョンッ!

御坂「ちょ、っちょっと打ち止め?」

打ち止め「あ、あぅ、ミサカおトイレ!って、ミサカはミサカは……じゃ、じゃあね!って挨拶もそこそこに駆け出してみたり!」ダッ!

上条「あ……行っちまった」

番外個体「あーもう、なんであぁ落ち着きないかな……」

御坂「っ!ちょっと!今打ち止めは、わ、私達に大事な話、しようとしてたのよ!?」

番外個体「へぇ……うぇっ!?えっちょ、それ、どんな話!?」ワタワタ

御坂「それを今から聞こうとしてたのよ!何かおかしなことを知ってるのか、って聞いて!せっかくあと少しで教えてくれそうだったのに!」

番外個体「あ、あぁ……あー、うん。平気だよおねーさま、それ『秘密の部屋』とはなーんにも関係ないから、なーんにもさぁ」

一方通行「……どうしてそう言えンだ?」

番外個体「あー、えっとつまり。幼女が知ってるってうか見たってうのはその、ミサカがちょっと、何かね。そこんとこは話せないけど、そこにばったり出くわ した、ってだけなの。幼女には誰にも言うな、って言ってたのにな……わ、忘れなよ、うん、それがいい!大したことじゃないし!ぜんっぜん!」アタフタアタ フタ

上条「……なんだかここまでしどろもどろなワーストさんは初めて見ましたのことよ」

御坂「……なーにしたのよ?」ニヤニヤ

番外個体「なんでもないったら!なんでも!わすれて、わ、忘れろー!!もー!!」

一方通行「……」

一方通行「……(ほンとに、こいつのことなのか……?)」






女子トイレ


打ち止め「どう、どうしよう、いえない、言えなかった、って、ミサカはミサカは嘆いてみる」

打ち止め「ワーストは、ワーストはミサカのこと疑ってる。分かるもん、ミサカのことが心配だって言っても、本当は監視したいだけなんだって、ミサカは、ミサカは……」

打ち止め「どうし、どうしよ……どう……あぁ、そうだ、そうよね、って、ミサカはミサカは、万事解決してみる」

パラッ

打ち止め「困ったら、あなたが助けてくれるのよ、ね……星野」ボーッ

日記『あぁ、もちろんさ。僕の小さな同士――さぁ、今日は何があったんだい?』

カキカキ  カキカキカキ…………
899 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/20(金) 01:24:10.44 ID:qC4FSqv30
そんなこんなで今回はここまでです

思えばスリザリン組はとても久々でした。フォイフォイタワーしてたのが遥か昔のようdゲフンゲフン

予告詐欺で申し訳ありません。怪物の正体やらなんやら判明はまた次回

レスの数々ありがとうござました。楽しかったです

次回は日曜の夕刻頃から。このスレ最後になるのかな?といったところです

お付き合いいただければ幸いです

それではまた

次回もどうぞよしなに 
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 01:41:35.90 ID:1ImPL8RDO
乙乙
打ち止めちゃんもうこれ…もうね…アクポタあんた早く助けなさいよ!
>>901
次スレに続くってことじゃろうて
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 07:45:23.15 ID:gGMuKCSK0
>>1
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/07/20(金) 09:10:10.05 ID:Awsc8inAO
乙ヌメ
905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage moge]:2012/07/20(金) 09:27:10.87 ID:LRJrU4a10
>>1乙!
もげ面羨まsいや、何でもねぇ…、打ち止めちャァァァン!改めて思ったけど凄いな、あのバッシャァァァァァァァァァァァァの人か、から今じゃ伝説の>>1になってるし
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 09:36:39.23 ID:mgPeGPSe0

段々洗脳悪堕ちものに見えてきた俺は色々と駄目だ
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/20(金) 14:10:19.81 ID:q3jSj7NS0
>>906
まさにその状態じゃないの?
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/20(金) 18:51:49.42 ID:1ImPL8RDO
>>905
バッシャァァ完結からもうすぐ一年か 蛇足でいいから続きとかどうですか>>1
ていうか伝説ってそれどこ界隈での扱いだよwww
909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 18:56:01.78 ID:X0eXgNYSO
とある系のSS書く人に何か目指してる、憧れ、神SSは何かと聞くと、大抵鹿児島くンの名前があがったりして伝説扱いはしてた。
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/07/22(日) 03:54:28.93 ID:VTE7R9rAO
ポニーテールと百合子/HGW48





バックダンサー:長谷川ダンサー's
演奏:ハウ グッド オブ ウィーズリー
作詞:通行&木原(hero's gentlemen with me)
作曲:ほとんど(グロな若い)首無しVIP
メインボーカル兼メインダンサー:百合子様


…いける!
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 04:52:54.94 ID:mm0mySrYo
杖から~百合子~♪
バイオレンスなヤツめ~♪ 
931 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/22(日) 22:21:18.96 ID:rXgzspqj0
みなさまどうもです

遅くなりました

レスありがとうございますはげみになります

>>900
途中まではむぎのんも結構常識的でした

>>901
ラスト付近は色々盛り上がりと落としどころを悩んでいるところですうーむ

>>902
もうとっとだけ待ってやってくだしあ

>>905
もがれるのが羨ましいのですか

>>906
目指すとこはそこです

>>908
色々案はあるのですが頓挫しっぱなしです

>>909
恐れ多いです

>>910>>917
フォーーイッ!

>>911
どうなることやらです

>>913
気づけばあなたの周りに百合子がほらそこかしこというね

>>918
突っ込むのは野暮ってもんだぜ

>>920
常識人はイレギュラーに弱いようです

>>921
48人に選ばれるために血で血を洗う争いが起きそうですから

>>924
なんという豪華な面子

>>927
フゥーッ!

>>930
な、なにをぅ。二世でもちゃんと出番あったじゃないですか、超有名ですし。黄金マスク編最高だろうが

はてさて、それではおそらくこのスレでのラストパートです

途中レスはどうぞお好きに

それでは本日もどうぞよしなに 
933 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/22(日) 22:34:43.83 ID:rXgzspqj0
小萌「グリフィン二年生ちゃーん、せんせーが付き添いで一時限目なんですー。はしゃぐのはそこそこそのままに、そろそろ行くんですよー」

ハーイ!

一方通行「はしゃぐのはそのままってのがせンせーらしいな……あのチビのことは気になるが、行くか」

上条「……その気になるというのは」

一方通行「言いよどんだことがひっかかるってこったようぜェその目やめろ俺を性犯罪者を見る目で見るのをやめろ殺すぞ本気で」

御坂「セロリセロリって冗談みたいに言われてるのを聞き流してたけど……あんた、幼女に手ぇつけたら本気で」

一方通行「やめろってンだろがクソが」

番外個体「……」

一方通行「無言をやめろ、お前が常識人最後の砦とか言われてンのにお前に引かれたら本格的に終わりそうだろうが俺が。いや、常識的なのは俺もだけどよ」

上条「ははは」

御坂「面白い面白い」

一方通行「冗談じゃねェ冗談じゃなさすぎて冗談じゃねェぞお前らいい加減にしろ」

青ピ「アクやん……そのロマンごっつ分かるけど、小萌せんせはあかんで?僕、君と戦いたく……ないねん」キリッ

一方通行「五臓六腑ブチまけさせるぞこら」
934 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/22(日) 22:48:21.03 ID:rXgzspqj0
ゾロゾロゾロ

御坂「一時限目って、なんだったかしら」

上条「あー、あれだ。一一のあれ。インデックスさんがチョコと肉で囲ってるあれ」

一方通行「懐かしいなその話しも。これこそ受ける意味もねェし、姫神ンとこ向かいたいくらいだよな」

御坂「結局、この一年はマジに一一の伝記をお芝居風に再現するだけで終わっちゃったわね」

上条「ポッターさん、なんか演技力が身についた気がする。魔法学校でこんなもん知れるとは思わなかったけども」

一方通行「インデックスは謎にノートとりまくってたがな。あれは何を書いてたンだか」

御坂「一一の言葉とか台詞を一字一句違わず書いてたような……」

上条「盲目だなぁ」

一方通行「……取り巻き連中に加わらなかっただけよしとしよう、うン」

御坂「あいつ、どんなテスト作るのかしら。年度初めのあの100の質問みたいなこと、またやると思う?」

上条「どうしよう、本格的に留年するかも」

一方通行「そンときゃテスト中におだてて歌でも歌わせて見せてやンよ回答を……まァ、流石にあいつも教師なわけだからな。少しはマシな、テストをちゃンと作ンだろ」



『闇の魔術に対する防衛術』の教室

一一「HAHAHAHAHA!さぁさぁバンビーナちゃんたち!僕の作るテストの内容は教えてあげられないけど、ここで僕の歌のおさらいといっちゃうよね☆ 何でかって?ノンノンノン!みなまで言わせないでおくれ僕は君たちにしくよろな学年末を過ごしてほすぃーのさぁー!」パチンッミ☆

キャー!ヒトツイセンセーユトリキョウイクノモウシゴー!

一方通行「……」

上条「……」

御坂「……歌詞当て、だそうよ。試験」

一方通行「マジでこいつなンで教師になれたンだ」 
937 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/22(日) 23:04:15.48 ID:rXgzspqj0
一一「はぁ、はぁ、ふぅ☆あげあげしくよろになったおかげで、授業が全部僕のオンステージになっちゃったよね……☆」

ダイマンゾクデスセンセー!

上条「この授業どころか、基本一年間ずっと一一好き勝手やってたよな」

御坂「こんなんでホグワーツ大丈夫なのかしら、教育的に」

一方通行「俺は自習してたから問題ねェな」

上条「え、マジかよ。しまったなぁ、俺一年間この科目はずーーーっとボーっとしてた。たまに演技に付き合わされる意外は」

一方通行「こうやって格差は開いていくンだな」

御坂「っていうかあんたがボーっとしてるのはこの授業だけに限らないでしょうが」

上条「酷い」

一方通行「この一年で何を学ンだンだろうとか素で言っちまう奴には妥当な扱いだ」

一一「さぁて、そろそろ終業のベルが鳴るよね。ふぅーん、君たちを引率して、『魔法史』の教室まで連れてしくよろしないと」

ウレシイデスセンセー!

一一「HAHAHA、ありがっとぅーバンビーナちゃんたち!だけどね、みんなサゲサゲだと思わないかい?今朝の小萌せんせーのお話はみんなしくよろしたよね?僕がせんせーをたてるためにわざと呪文を受けた、あの後のしくよろのことだけど」

キャー!ヒトツイセンセージョセイニヤサシー!


一方通行「完全に虚を突かれてた顔だったけどな」

上条「腕一つ反応出来てなかったよな」

御坂「言わせておきなさいよ」


一一「石にされた生徒はしくよろに三日後には元通り!僕がしくよろに断言しちゃうけど、みんなの第一声は『黄泉川さんだった』だよね☆そうに決まってるのに、どうしてこんな厳戒体勢を続けるのか、理解にくるしむさげさげだよね」

ソノトウリデスセンセー!

御坂「……あいつ、仮にも自分のファンだった黄泉川さんを」イラッ

上条「ファンは見捨てないがポリシーじゃなかったのかよあの優男め……あれ?アクセラレータ、どうした?」

一方通行「……」



一方通行「そのとォりだと思いまァす、せンせー」

上条「!?」

御坂「!?」

一一「HAHAHAHAHA!アクポタ君ありがっとぅー!しくよろだよね☆」 
941 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/22(日) 23:17:14.14 ID:rXgzspqj0
御坂「っちょ、あんたどういうつもりよ!」

一方通行「いいから合わせろ、こいつはおだてりゃなンとでもなるってのは証明済みだろうが」ヒソヒソ

上条「……あぁ、そういうことか。せんせー、せんせーくらいお忙しい方が、毎度引率は大変だろうと思いますのことよー」

一一「HAHAHA、実はそうなんだよね、当麻くん。忙しいのは嬉しくよろなんだけど、流石の僕も、僕と言う孤高で独創的でスター街道独走中な唯一無二の超新星を、もう一人作ることはできないからね……☆」

キャー!ヒトツイセンセータノツイズイヲユルサナイスターップリー!

御坂「なるほど、そういうわけね……それじゃ、先生。『魔法史』の教室はそんなに遠くないですし、私達だけで大丈夫なんじゃないでしょうか。他でもない、先生が、安全だと証明しているわけですから」

一一「HAHAHA!御坂ウィーズリーさん、しくよろアゲアゲな提案だよね!そうさせてもらおうかな!僕も次の授業の準備がある……あぁバンビーナちゃんたち悲しまないで。歌詞カードを進呈しちゃうよね。もちろん新曲のね」パチンッミ☆

ジリリリリリリリリッ! ガヤガヤゾロゾロ

一方通行「……なァにが次の授業の準備だあのアホ。どうせ衣装のフリフリがどうのだろ」

上条「まったくだあのアホ。でもこれで、姫神さんとこいけるな」

御坂「あのアホがアホだったおかげね。ナイス連携よ私達!」

一方通行「そう言うところは理解が早ェ奴らで助かった。そンじゃ、行くか。三階女子トイレ」 
944 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/22(日) 23:29:24.33 ID:rXgzspqj0
三階

一方通行「豚もおだてりゃ木に登る、これの一一版を考えなくちゃいけねェな」カカカ

上条「まったくですのことよ。一一もおだてれば歌いだす、ってか」

御坂「頼まなくたって歌うでしょうよ」

一方通行「確かに。あァ、ほンとちょろい奴で助かったぜ……おかげで」

小萌「」

一方通行「俺達はまンまと教師の目を逃れて、自由に行動出来てるわけだkうォ!?」

小萌「」ビキビキッ

一方通行「こ、小萌せンせェ!?いつから、俺らの後ろに……」

小萌「豚もおだてりゃ、あたりからなのですー?」ニコビキッ

上条「さ、最初からだうわぁ……ち、違うんです違いますちがうんでございますのことよ小萌せんせー!?」

小萌「活用になっていませんねー上条ちゃーん、せんせーとながーいながーい補習の時間とするのですー?あー、それと。なんだか……教師を出し抜いてー、とか、聞こえましたですねー?」

御坂「あ、あの。先生、小萌せんせー。その、これには、わけがあって……」

小萌「この非常事態に!規則を破るご大層な理由!なるほどなのです!じゃあ聴かせてください御坂ちゃん!なんなのですー!?」ビキビキッ

御坂「ひっ!?え、えっと、あの。私達、会いにいこう、って……その……」

御坂「!い、インデックスに!会いに医務室に行こうとしてたんです、せんせー!」

小萌「……インデックスちゃん、です?」 
947 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/22(日) 23:43:22.01 ID:rXgzspqj0
一方通行「でかした美琴……せンせェ、俺達があいつと仲いいことは、知ってるよな?」

小萌「も、もちろんなんですー。せんせーは、みなさんの担任ですから」

上条「お、俺達……せんせーからあのニュースを、聞いて。すぐに決めたんですのことよ、インデックスの様子を見に行こう、って」

御坂「それで、えっと。あの子に、すぐに石から助けてあげられるから、って。例え伝わらなくっても……声を、かけてあげたくて」

小萌「……」

御坂「私達、あれから色々やってみたんですけど、何もあの子をすくえることが出来なかったから、だか、だから」スッ

小萌「……御坂ちゃん」

御坂「せめ、グスッ。せめて、そのくらひ、っ、して、あげたく、って」ウルウルウル

小萌「……」




小萌「……せんせー、こんなに友達思いの生徒ちゃんを見れて幸せなのです。グリフィンドールに三十点!」

一方通行「」

上条「」

御坂「」

小萌「ぐすっ、そうですよね。被害者の友人ちゃんたちが、一番辛い。当たり前、なんです。それに、御坂ちゃんたちはずっと一緒にいたのに、もう数週間も会ってないんです?寂しいに、ぐすっ、決まってますよね?」

御坂「あ、っ、は、はいっ」ウルウルウル

上条「……そういえばそんなに経ってたっけな」

一方通行「言うな。森から帰ってこっちその手の話題がなかったがそういうこった言うなそれを」

小萌「ピンズ先生には、せんせーからあなたたちの欠席を伝えておくのです。さぁ、すばらしいグリフィンの生徒ちゃんたち!行ってきなさいなのですー!」グシグシグシッ

一方通行「あ、あァ、どうも……ンじゃ、行くか」

上条「だ、だな……それじゃ、小萌せんせー」

御坂「えっと、ひっく、医務室はあっちね……また」

小萌「です」チーーンッ!


一方通行「……ほンと、ちょろすぎて不安になるわ、ホグワーツ教員」

上条「いや、あれは仕方ない。今のは仕方ない。美琴さんや、名演技でしたのことよ。特に一回うつむいて、口を手で覆ってからの、声のこもりかたと涙目。さすが……」

御坂「あぁ、こえね。対ローラにゃん先生用の梅干し、口にいれたらけよ」コロコロ

一方通行「たまにたくましすぎて涙でそうだわ、お前」
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 23:48:47.70 ID:u16wzEHIO
お前ら少しは良心痛めよw
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 23:52:01.52 ID:OuzF/AiPo
両親があんなだから……
950 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/22(日) 23:53:52.79 ID:rXgzspqj0
医務室

カエル医者「……お見舞い?」

一方通行「おォ、小萌せンせーの許可はとってあンぞ」

上条「あぁ言った手前、医務室に行かないわけにいかないもんな」ヒソヒソ

御坂「聞こえるわよやめなさいよ」ヒソヒソ

カエル医者「ふん……?石になってしまった子に話しかけても、何にもならないとは思うけどね?」

一方通行「まったくだ」

カエル医者「? まぁ、普通の植物状態と言われるものではよくある話ではあるね。親しい人の声かけで、意識を起こす。そう上手くはいかないだろうけど、良い事例を見れそうなんだね?いいよ、入りなさい」

一方通行「俺の中でお前がここで臨床実験もしてンじゃねェかって疑いが益々濃くなったぞこら……インデックスのベッドは、ここだっけな」

上条「だな……なんだろう、カーテンを何の気なしにめくったらお着替え中だった、そんな未来が透けて見える」ゴクリ

御坂「それこそ奇跡で感動の再会じゃないの何躊躇してんのよ」

シャッ!

禁書目録

一方通行「……外れたな」

上条「あー、だよな……固まってるまんま、かぁ。あの時と同じで」

御坂「……インデックス」グスッ

一方通行「ンだよ、また梅干しかはまってンのか」

御坂「う、うっさい!そう、よ!これは、梅干し一気に加えたのよ、だから、っ!」グシグシグシッ

上条「無理しなさんな美琴さんや」 
955 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/23(月) 00:09:32.76 ID:F7OmqFZz0
上条「せめて、インデックスが何かヒントでも残してくれたり、とかしねぇかな……ダイイングメッセージ的な」

一方通行「ダイしてねェよ殺すぞお前……まァこいつが、怪物の正体をほンとうに見ていたとしたら、何かすっかもな。次席だし」

御坂「次席関係無いでしょ……っていうか、インデックスは何かに気づいたのは確か、なんでしょ?それこそ、それを伝えるメッセージ……何か残してないかしら」

一方通行「ポケットやら鞄の中身は、散々見ただろ。俺らに残されたのは……この、チョコだけだ」サッ

上条「……持ってたのか」

一方通行「……まァな。溶けない魔法を習得してやったンだ、さっさと目覚めさせて、これの残りを食わせねェと……」

一方通行「……うン?」

御坂「?どうしたのよ」

一方通行「待て、待て待て待て待て……このチョコ、どうして……包み紙が、ねェンだ!?」

上条「?あー、そういえば、そうだな。銀紙がどこにも……でも、それこそあれだろ。食べる時、邪魔だから……」

一方通行「いや、こいつは自分一人で食う時は、銀紙を残したまま手にもてるよう食うンだ……俺が餌付けするときは、ノンストップで食うからはがしてる が……なンで、このチョコはむき出しなンだ!?どうして……溶けちまってンですかァ!?このチョコはよォ!!!クカカカキケコクカキケコクカ カァァァァ!!!」

上条「」ビクッ

御坂「」ビクッ

一方通行「おい、インデックスの耳の裏でも髪の間でもくまなく探せ!こいつは、確実に何かを残してる!俺達に、ヒントを伝えようとしてたンだ!すぐに……」

御坂「くまなく……あ……あっ!!!!これ、見て!インデックスの、握られた拳の中!……これ、そうでしょ!?チョコの、包み紙よ!」

上条「!そうか、チョコが近くに落ちてた以上不思議じゃないから、小萌せんせーもカエル医者も特に気にとめずに、無理に引き出そうとも思わなかったんだな!よ、よし、これを、慎重に……アクポタさん、お願いします」

一方通行「任せろおらァァァァ!!!」

スルッ

御坂「何が、何が書いてあるの!?……!チョコで、文字が!!」

上条「これ……なんだ?『上から二番目、左から十五番目』……暗号?」

一方通行「当麻ァ!!お前、今世紀最大のダッシュで図書館行って来い!!そンで、あのスーパー司書に聞けェ!」

一方通行「インデックスが、あの日!最後にどの棚の前で、調べ物してたかよォォォォおおお!!!」
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/23(月) 00:14:37.64 ID:cBGxZicIO
一方さんぱねぇっす
957 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/23(月) 00:31:24.06 ID:F7OmqFZz0
上条「金剛さんが十秒で思い出してくれました。んで、これだ!インデックスさんの、メモにあった場所の本は!」ドンサッ!

御坂「ふ、古くてぶっ厚い本ね……ここから、インデックスがどこに目をつけたのか、なんて」

一方通行「ンなもン、簡単だ。本の右端が三回、折られてるページ!」

パラパラパラパラッ

一方通行「それが、このホグワーツツートップ!人呼ンで白白コンビの決めた、金剛さンに怒られねェギリギリの!お勧めのページを互いに示すサインなンだからよォォォ!」

パラパラッ、バンッ!

一方通行「ここだ……あいつがあの日、何かに気づいて!まっさきに調べて!貸し出す猶予がなかったから、急いで本の場所だけを……手元にあった、チョコと包み紙に記録した!!!あいつが、残した!!ヒントだ!!」

上条「やった、やったな!!俺達、ついに!」

御坂「と、とにかく読みましょう!?ねっ!」

一方通行「おォ!さァ、怪物の正体ってのが!どンなもン、なのか……」


『我らが世界で徘徊する多くの怪獣、怪物の中でも、最も珍しく、最も破壊的であるという点で、バジリスクの右に出る者はいない――』

一方通行「」

御坂「」

上条「?」

『――バジリスクとは 別名『毒蛇の王』とも呼ばれる巨大で、何百年も生きながらえる“蛇”であり――』

上条「」

『――毒がのほかに、この蛇の一睨みはその眼を覗いてしまった者を即死させる。蜘蛛が逃げ出すのはバジリスクが来る前触れであり、彼らは天敵同士であると 考えられている。バジリスクをとめる唯一の方法は雄鶏の鳴き声であり、バジリスクはその一鳴きを聞いただけで逃げ出してしまう』

一方通行「」

上条「」

御坂「」

一方通行「……すっげェ、全部、繋がった」

上条「……インデックスさん、マジぱねぇ」

御坂「」

一方通行「あー……そいや包み紙にもう一言、『パイプかも!』って書かれてンだ……なるほどな、そいつは、そういや俺らは、壁とかからあの声が……聞こえてたっけなァ」

上条「あー、そうなると配管とかある女子トイレはほぼ確実、に……って、ってか、さぁ。もう、なんてか……」




御坂「どうしてこんな単純なことに気づけなかったのよあんたはぁあああああああああああああああああ!!!!!!!」バチバチバチバチバチバチバチッ!!!

一方通行「ごめン、マジごめン、ほとばしるほどすまン……

上条「いや、仕方ねえって。ほら、あれだよ、都合上さ、そういう風になってんだって、きっと。み、美琴さんや、お気持ちはよーく分かりますけど、も」

御坂「さんっざん首席首席言ってたのになんなのよもぉおおおおおおお!!」

一方通行「いや、もうな俺も自分のアホさ加減にびっくりで……あァ、もう」


一方通行「もうやだ魔法界」




つづく 
960鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/07/23(月) 00:38:28.51 ID:F7OmqFZz0
そんなこんなで今回は、そしてこのスレでの投下はここまでです

今スレでもレスの数々、叱咤激励、ツッコミ、コーヒー、支援絵などなど大変ありがとうございました

投下頻度がこれほど下がったにも関わらず応援していただけてとてもありがたく、励みになります

『秘密の部屋』編も次スレで終いでしょうが、お付き合いいただければとてもとても幸いです

どこかで『創設者』の方もお真面目な話しを挟まないといけないのでちょっと悩み中ではありますが

新スレは、火曜の20時頃に立てられるかと思います

いつもの通り『!』を増やす形式でいきますので、こちらは埋めていただいても残していただいてもどちらでも結構です

それではまた

次回は新天地にて

どうぞよしなになんだよ

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