2013年3月18日月曜日

一方通行「アクセラポッターと秘密の部屋……ふざけてンのか」 6-2

380鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/05(日) 23:04:59.79 ID:lh8D8heV0
一一「ぶいーっ、だよね」イジイジ

一方通行「うぜェ拗ね方してンじゃねェよ大人が」

一一「だって僕、キミたちに酷い目に会わされて、杖も取られて。全くしくよろじゃないよね拗ねもしちゃうよね骨川くんなしくよろ夫だよね☆」

上条「だってお前杖持ってるとまた俺達の記憶消そうとするでせうよ当たり前だろ」

御坂「自業自得よ嘘つき教師」

一一「大体、僕に逃げるだのなんだのしくよろしてくれたけど、じゃあ僕に何をしろって言うのさバンビーナちゃんバンビーノくんたち……言っておくけど、ははは☆僕は秘密の部屋のドアノブの色さえ知らないよ?」ハハハ

一方通行「お前は運がいい。俺たちはそのありかも、中に何があるかも知ってる、かもしれねェ。着いて来い、行くぞ」

上条「……うん?え、おい、アクセラレータ!?」

御坂「こ、こいつつれていくわけ!?」

一方通行「あァ?悪ィかよ」

上条「良いか悪いかで言ったら完全アウトでせうよ!」

一方通行「良いか悪いかで言えよ……」

御坂「こいつが何の助けになるっていうのよ!?っていうかむしろ邪魔になるだけじゃないの!?」

一一「僕もそうしくよろするよねっ!僕なんかいてもあまりの輝きに敵の目をくらますことしかできないし……☆」

一方通行「微妙に謙遜してねェじゃねェか黙れ……あのなァ、お前ら」




一方通行「……このクズがこのまま俺らが『秘密の部屋』に行くのを見て、周りになンて話すか考えつかねェのか?」

上条「……そういえばポッターさんは一一の一番弟子って世間様的にはなってますのことよ」

御坂「……自分は止めたが彼らも自分と共に『秘密の部屋』に挑み……とか言って美談にするつもりね」

一一「……な。なんのことかわけがしくよろしないよね、は、ははは」

一方通行「なンのことかはその泳ぎまくりなお前のしくよろが物語ってンだろうが」 
383 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/05(日) 23:28:20.25 ID:lh8D8heV0
三階女子トイレ

一一「……?アクポタくんはバンビーナちゃんのトイレで用をたす趣味がアゲアゲなのかい?」

一方通行「お前人の神経逆撫でする趣味でもあンのか」

御坂「こいつの趣味はおいといて、ここが『秘密の部屋』の入り口の可能性があんのよ」

一方通行「置くなそれは全力で否定させろそれは何度目だこら」

上条「細かいことじゃねぇか」

一方通行「俺が男女どっちのトイレ使うかってそンなに適当に流していいことなのか」

上条「トイレだけにな」ドヤッ

一方通行「埋まればいいのにこいつ」

一一「ここが入り口……ははは、スリザリンはモテナイくんなサゲサゲの変態さんだったのかなっ☆」

一方通行「誰もが思う疑問だが黙れ少なくとも変態とかじゃねェよやめろ」

上条「そういえばお前のツッコミ道の心の師匠って……」

御坂「師が師なら……」

一方通行「黙れやめろだから何度目だってその件……入るぞさっさと」
384 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/05(日) 23:40:28.00 ID:lh8D8heV0
ガチャッ

姫神「……。 !。 いらっしゃい。なんとなく久しぶり」

上条「よ、姫神さんや。そうだな、何となく久しぶり」

一方通行「どういう挨拶だ」

姫神「……」

一一「HAHAHAHAHAHAHA!こんばんしくよろにちわだよね素敵なお嬢さん!昨今珍しい絶滅寸前な黒髪乙女にお目見えしくよろできて僕のしくよろもアゲアゲご機嫌だよねまったくね☆」HAHAHAHAHAHAHAHA

御坂「復活してんじゃないわよ」ゲシッ

一一「だって美少女なバンビーナちゃんを前にテンションアゲアゲじゃないのは僕の僕たるしくよろに反するよね」

御坂「しくよろの意味は分からんが少なくともあんたが私に喧嘩を売っているのは分かった」バチバチバチッ

一方通行「落ち着け。姫神、悪ィなバカが一緒で。いないもンと思ってくれていいからよォ」

姫神「……。明るい人は。苦手。私の存在が。益々薄くなっていってしまうようで」

上条「大丈夫だ姫神、こいつは明るいんじゃなくてアホなだけだから」

姫神「……。個性の塊という意味にも聞こえる。苦手」

一方通行「ンなこと言ったら美琴はどうなる。残念な琴の塊だぞ」

御坂「やめなさいよあんたの眼前で紙芝居始めるわよ」

一方通行「勘弁してくれ全力で」
385 : ◆VciN2PRcsw [sage]:2012/08/05(日) 23:42:11.56 ID:rBMkRwJg0
みこっちゃんの紙芝居…………ゴクリ
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/05(日) 23:43:59.83 ID:rBMkRwJg0
やべ、↑名前直し忘れた。

ごめんなさい、見なかったことにしておいてください……
387 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/05(日) 23:51:08.77 ID:lh8D8heV0
姫神「何の用かは。気になるけど。とりあえずコーヒーを」コポコポコポ カチャッ

上条「あ、どうもどうも。姫神もすっかりコーヒーキャラが定着したよな」

御坂「クリスマス前のあれのときは、これでよく一息いれたわよね」

一方通行「なンかカップやら増えてねェかお前」

一一「……」

姫神「芳川校長が。出て行く前に。分けてくれた」フフフ

上条「肩身分けかぁ」

御坂「死んでないわよだから」

一方通行「あいつもコーヒー道を進めンのだけは熱心なのな」ズズズッ

一一「……」

姫神「……。?。  あの。……。上条くん。そちらの人」ヒソヒソ

上条「うん?一一がどうかしたか?」

姫神「……。コーヒーを。受け取ったっきり。飲んでくれていない」シュン

御坂「ちょっとあなた、お情けでコーヒーもらえたのに何よ生意気ね」

一一「しくよろ!?あ、あぁバンビーナちゃんソーリーだよね!別に飲みたくないわけじゃしくよろじゃなくて、ただ、はは!驚いてしまっただけだよね!」

一方通行「驚く?まァそりゃ、ゴーストがコーヒー淹れるのは珍しいかもしれねェが……」

一一「の、ノンノンだよねアクポタくん。僕が言っているのは……」





一一「と、トイレでコーヒーっていうのは……っははは?今のその、アゲアゲなティーンエイジャーちゃんたちには、しくよろに普通なしくよろなこと、なのかい?」ハハハハハ……

一方通行「……」

上条「……」

御坂「……」

姫神「?。少なくとも。常識では。ない」

一方通行「当麻、俺を殴れ」

上条「落ち着け、気持ちは分かるけども」 
389 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/06(月) 00:03:25.36 ID:fTl+zJZ50
一方通行「……いいンだよ、コーヒーは美味いから。コーヒーは許されンだよ常識から逸脱しても」

上条「そういえばお前がコーヒー好きとか久々に聞いたけどな」

御坂「っていうか、あれ?私達の間でそんな話したこと……」

一方通行「黙れ黙ってお願いします。ンで、姫神。聞きてェことがあるンだが」

姫神「……。存在を薄くさせる方法なら。分からない。生まれた時k」

一方通行「泣けてくるからやめろ。あのな、あンまこういうこと聞かれンのは嫌かもしれねェが……」

上条「……姫神。お前が死んだ時のこと、教えてくれないか?」

一一「だよね☆」

御坂「賑やかすな」

姫神「……。もちろん。聞いてくれるなら。話してあげたい」

一方通行「いいのか?」

姫神「もちろん。というか。ゴーストにとって死んだ時のことを聞かれるのは。あなた達生者にとって。生まれた時のことを聞かれた気持ちと同じ。むしろ嬉しい」

一方通行「そンなもンなのか」

上条「ゴーストの世界は複雑でせう」

一一「僕が生まれた時のことかい?そりゃぁ星降る夜のしくよろなアゲアゲミッドナイトで……」

御坂「だから賑やかすんじゃないわよってば。だんだん調子取り戻してんじゃないわよあんたそしてなんで私が若干こいつの面倒見る流れになってんのよちょっと!」

一方通行「妹たくさンいるしっかり者なンだろがお前」

御坂「ここまでウザイのはいないわよっ!!」 
392 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/06(月) 00:21:00.92 ID:fTl+zJZ50
姫神「そこの。一番端の個室。そこで。私は死んだの」

上条「……やっぱり、ここのトイレで」

姫神「うん。オリーブ・ホーンビー(配役無し)が。私のことをからかってきたのが悲しくて。そこで泣いていたら」

一方通行「配役言うな」

姫神「個室の外から。誰かの声がして。外国語だったように思う。息を吐く音が目立つ。聞いたことのない言葉」

御坂「……シャーッ、シャーッ、って?」

姫神「そんな感じ。それで。その声がどうやら男の子だったように思えた」

一一「HAHAHA、モテナイくんだったに違いないよね僕とは鏡越しの生き方のね☆」

姫神「それは知らない。とにかく。流石の私も嫌だったから。文句を言おうと扉を開けて。それで」

一方通行「……」

姫神「死んだの」

上条「……突然、か?どうやって、とか。何にやられて、とかは……」

姫神「……。あまり詳しくは。最後に覚えてるのは。黄色い二つの目玉。それと。体が金縛りにあったような。苦しい感覚」

御坂「……目玉、っていうのは。どのあたりで見えたの?」

姫神「……。あのあたり。丁度。洗面台の前」
393 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/06(月) 00:37:49.99 ID:fTl+zJZ50
一方通行「……俺らが何度も普通に使ってた洗面台だよな」

御坂「そんな印とか、見当たらなかったわよね」

上条「あ、姫神どうもありがとう。ありがとうございますのことよマジで」

姫神「どういたしまして。生前死後で一番目立っていたような気がして。満足。成仏しそう」ホクホク

上条「それはやめて」

一一「そうだよね姫神ちゃんプリンセスゴッドちゃんしくよろじゃないよねそんなの全くもってしくよろじゃないよねっ☆生きてさえいればこの世は僕みたいな光溢れるしくよろな毎日が待っているのに!」

姫神「……。死んでるけど」

一一「……」

上条「……」

御坂「……」

一方通行「……全力で謝れお前。俺らは洗面台調べるぞ」

上条「おうさ……入り口ってことは、でっかい扉みたいなのがどっかにあるのか?」

御坂「去年のあれみたく、床のあたりに仕掛け扉とか……」

一方通行「どうだかな。ただ、簡単に開けられるようにはされてねェだろ」

上条「……鍵、的なもんがあるってことか?」

一方通行「おォ……その算段はついてっけどな。あとは、どこがその鍵穴なのか、ってのを……」

御坂「……そういえば、この蛇口だけはいつも使えなかったっけ……あっ!」

上条「どうした美琴さんや……まさか鍵穴って聞いて去年の如く例のご病気が……」

御坂「な、なんのことよ!?ってか今のタイミングで『あっ!』って一つしかないでしょうが!見てよ、これ!蛇口の根元!蛇みたいな模様が、焼付けられてる!!」
394 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/06(月) 00:45:57.16 ID:fTl+zJZ50
上条「美琴の美術的センスで蛇みたいな模様って、それ蛇じゃなくて混沌から染み出た何かとかじゃないのでせうか……お、ほんとだな。でかしたぞ美琴さんや」

一方通行「美琴、蛇ってのはお前がいつか書いた『干からびた老人の手首に剣山が突き刺さって地獄絵図』みたいな奴じゃねェから……ほンとだな」

御坂「あんたたち私の絵に関する信用なさすぎでしょ!?!?」

一方通行「身からでたサビだ……確かに、蛇の模様だな。銅製の蛇口に、焼き印みてェに押されてる」

上条「ここが……ば、バジリスクってこんなとこから出入りできるくらい細いのか?あれ?楽勝じゃね?」

御坂「あんた何を聞いてたのよ」

一方通行「開く手段があンのかもしれねェっつったろうが。しっかりしろよこら、お前にも役目があンだからな」

上条「すまん……役目?なんだ?洗面台そげればいいのか?」シュッシュッ

一方通行「骨折してェならご自由に」
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 00:49:11.28 ID:6u/QmZXDO
怖ぇよみこっちゃん作品 
397 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/06(月) 01:04:36.62 ID:fTl+zJZ50
一方通行「忘れたか当麻。俺らだけが、出来ることをよォ」

上条「……色々あるよな」

御坂「チートだものね」

一方通行「うるせェよ文脈を読むってことを覚えろお前は!!蛇語だ蛇語っ!!!俺『ら』ってわざわざ言ってンだろうが!!」

上条「おぉ……そういえばそんなものも」

一方通行「散々凹ンだのはなンだったンだよなァなンで気づかなかったのかって俺結構反省して凹ンで色々と考えなおしてンだけど俺だけだったのかおいお前丸投げかお前全部考察系は俺に丸投げなのかお前」

上条「ほら、ポッターさんは前線で頑張るタイプだし」

一方通行「その前線でさえ足ひっぱってた森での一幕はじゃァどう説明すンだこら」

御坂「あいつとお揃いのことを必死で訴えるアクセラレータ……ありn」



エロール「ケーッ」バッシャァァァア!

御坂「エローrあっつぅうう!?!?!?な、なにすんのよあんたぁあああああ!!」

上条「え、エロール先輩が姫神の淹れたコーヒーを美琴さんにぶっかけたぁーー!やっぱりツッコミの誉れことエロール先輩にかかればこれくらい朝飯前ですのことよぱねぇ!!」

一方通行「老師マジリスペクトだけど美琴を守る的な理念から外れてンじゃねェのかそれ老師ぱねェ!」


一一「――だからねプリンセスゴッドちゃん僕のしくよろにアゲアゲな毎日にしくよろしてくれればキミにとっていつでもアゲアゲな……」

姫神「……」バッシャァァァァアアア!

一一「無言でコーヒーぶっかけるのはyしくよろだよねっ☆!!?!?!?」ゴロゴロゴロゴロ 
401 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/06(月) 01:28:03.14 ID:fTl+zJZ50
一方通行「……各自暴走しそうな奴は、コーヒーで落ちついたな?」

御坂「飲んでじゃなくて、その身にうけてね。えぇ」ゴシゴシゴシ

一一「コーヒーもしたたるいいしくよろだよね☆」ポタポタポタ

上条「なんか一周回って元気になってるよな、一一」

一方通行「面倒なこった……おい姫神、あンがとよ。ちょっと今から、お前の仇とかとってきてやるよ」

上条「だな。いくら死んだことに悔いはないって言ってもさ。俺達の友達にそんなことした蛇野郎、許しておけねぇよ」

姫神「……。上条くん」キュンッ

一方通行「……そしてまた俺の好意は総スルーだよ、別にいいけどよ」

御坂「あいつのフラグ立てられた人はそうなんじゃないの?」

一方通行「誰かさンとかな……おい当麻、おめでてェのは頭だけにしとけ。始めンぞ」コホン

上条「酷くないか!?あー……」コホン

一一「?なんだい当麻くんダブポタくん。歌でも歌うのかい?ははは、それなら僕がしくよろにお手本を……」

御坂「黙ってないとヌメらせるわよあんた」

姫神「なにその脅し。怖い」




一方通行・上条「「『開け』」」


ガコンッ ガコンガコンガコンッ ガガガガガガガガガガガッ


御坂「……洗面台が沈んで、消えていっちゃったわ」

一一「は、はは、なんだいこれ、ぼ、僕のステージの仕掛けのその、パクリなのかな?あ、あはは……で、でも悪趣味でサゲサゲだよね!後に残ったのは、汚い太いパイプがむき出し、だなんて……しくよろじゃ、ないよねっ」ハハハ

上条「……そりゃそうだろ。なんてったってこれは正真正銘」

一方通行「『秘密の部屋』の入り口だ」



「ありがとう、おチビさん。おかげでやっと、外に出られた」

打ち止め「―ほs―n」バタッ

「……さぁ、あとは。キミのヒーローのご到着を……待つとしようじゃないか?」

『食べてえぇのか?ぬっ殺してもいいのかないわーこれまで一人も殺せてないとかなわーマジで』シューシューッ

「もちろん……この、スリザリンの石像の目の前で。彼の意志を、果たしてみせるのさ」



「スリザリンの継承者の……僕がね」
402 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/06(月) 01:30:48.57 ID:fTl+zJZ50
そんなこんなで今回はここまでです

ここで次回最終回と打ちたい盛り上がりだったのですが、残りの尺的にまだかかりそうなので断念です

次回は火曜日のお昼頃から、夜にかけて久方ぶりに多めの投下が出来そうです

お付き合いいただければ幸いです

レスの数々ありがとうございます。楽しかったです

それではまた

次回もどうぞよしなに 
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 04:19:49.02 ID:ZhqfVvke0
>>1
みこっちゃんコーヒーはどこで売ってますか?
 またどこをヌメらせてくれますか?
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/08/06(月) 05:20:38.93 ID:UC/f6CO60
なんか一一のウザさがいい具合にトーンダウンして
普段の残念な魔法界の賑やかさと同程度になってほっとするのがムカつくww 
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/08/06(月) 12:23:06.16 ID:Cn9Ix0lAO
インちゃんがいないだけでここまで魔法要素が薄まるとは…!
まぁ御琴さんの豹変とかオガクズのそげぶとかユリセラレーターのベクトルふにゃっととか魔法みたいで魔法じゃない少し魔法的な要素はあるけども
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 17:10:02.69 ID:OzdMIrmSO
『魔法』魔翌力によって,ふつうでは考えられない不思議なことを行う術。

どれも普通じゃ考えられない上に不思議だから3人の特技は全部魔法だったンだよ!
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/08/06(月) 17:42:57.59 ID:UOeZ37Hl0
>>1乙ッそして終わっちゃうのね・・・・・
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 19:34:22.12 ID:C41wgwmr0
いや続くから・次巻の分が。
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 22:00:47.35 ID:KS9Bh8Hto
次巻あたりでインちゃんが原作の年齢くらいになるのか
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/06(月) 22:11:28.20 ID:6u/QmZXDO
そうか、秘密の部屋は賢者の石編と違って
地下行ってから数々の試練が~~ってわけじゃないから
尺的には今賢者の石編で言うと御坂がチェスで離脱したあたりなわけか
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/08/06(月) 22:47:35.54 ID:k9gKiMkH0
ちくしょう!まだ全然だよ!まだだけど!ぶん投げてやんよ!

ほらよ!Wikiのurlだっ! 「http://www59.atwiki.jp/kagosimakuuuuun
私はどうなっても知らんぞォォォォォ!
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/06(月) 22:51:07.19 ID:ZqNT3taPo
既に閲覧者が6000人越えwwww
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/06(月) 23:00:38.50 ID:LEPtqxVao
>>422
あれ?俺が見たときには6万人超えてたけどwwwwwwwwwwwwwwww
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/08/06(月) 23:21:02.44 ID:k9gKiMkH0
>>422>>423
(昨日の人数)|(今日の人数)|(総合人数)人目の~
ってなってんだよ言わせんな恥ずかしい 
436 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 13:40:13.82 ID:4BZMvKd10
出先からどうもです

レスありがとうございますはげみになります

>>403
とーちゃんはもうだめだったんだよつば……

>>404>>406>>434>>435
いやそんなもん一一だけに全力かけてくださいyあぶbbb

>>405>>410
動かしやすくなったのは内緒です

>>409
あなたの、心です ドヤッ

>411
い、一応魔法もかかってたりこうふにゃっとしてたりなんかこう、あれなんだぜ  たぶん

>>415
早く帰ってきてインちゃん

>>416
そういうことです……!

>>417
アズカバンのゲフンゲフンに続くのですよ
ですがその前にせっかくなので何かこうあっちをこうしようかウーームと考え中です

>>419
ロリインちゃんともお別れです

>>420
今日含めあと三回程度まとまった時間に投下できれば終わるかと

>>421>>429
うわぁあありがとうございます!何かこっぱずかしいです!なるほどwikiってそういうことなのですね
本編の方もまとめていただくのはまったく問題ありませんのでよろしくお願いしますなのです。>>1も時間があるときに助力しますのです

>>426
否!ブラックしか認めんよ! というかそんな才能は>>1のがほしいですがんばってください、どこのスレなのかは存じませんが……

はてさて、レッツゴー秘密の部屋です

たぶんですが最終局面まで入るかと

途中レスはどうぞお好きに

それでは本日もどうぞよしなに
437 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 13:57:03.16 ID:4BZMvKd10
一方通行「インデックスの読み通り、俺らの予測通り、だな。『パイプ』、ドンピシャじゃねェか」

上条「自分の予測をゆずらないアクセラレータなのでした……大人一人の胴回り以上は十分なくらい、太いパイプだな」

御坂「大蛇が出てくるくらいだもの、そんなもんでしょ……さ、行きましょ。打ち止めがまだ、たった少しでも無事である可能性があるなら」

一方通行「おォ、ここまで来て行かない手はねェよ」




一一「はは、は、HAHAHAHAHA!とっても勇ましいよねアクポタくんたち!よろしくよろだよね、はは!よぉし、ここは僕が残ってしっかり入り口がふさがるようなサゲサゲな事態にならないようにしくよろするから、キミたちは……」

一方通行「お前も行くンだよアホ教師が」グイッ

一一「っちょ、ちょちょちょちょ押さないでほしいよね!?ぼ、僕みたいな空に燦然と輝くキセキな一番星はこんな暗くて地下ふかそうなところしくよろに似合わないよねだからね!?!?」ワタワタワタワタ

御坂「じゃあお望みどおり星にしてやろうかってのよ、さっきははずしたけど」ビリビリッ

一一「す、スマートじゃないよねミス・御坂さん!?お体の方はスマートだk」

御坂「星は星でも煌かない星屑になっとけやぁああああああああああああああ!!!」バチバチバチバチッ

一一「しくよろrrrrrrrrrrr☆」

上条「美琴、だめだ、それ以上の出力はだめだ、ポッターさん以外は死んでしまう」

一方通行「平気だろ多分、ギャグパートの申し子だし」

上条「なんか微妙にかっこいいな」 
442 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 14:09:46.23 ID:4BZMvKd10
一一「あんまりだよね……」ケホッミ☆

御坂「ほんとふざけてるわタフネスが」

一方通行「ほとンどの奴らにいえるけどな」

上条「時間超人二号さんほ髣髴とさせますのことよ」

一方通行「タフネスと言ったらってか黙れ」

一一「大体、だよね。僕が一緒にいって何の役に立つっていうのかまったくしくよろじゃないよね……キミたちチートだし、主人公補正あるじゃないかしくよろじゃないよね……」イジイジ

一方通行「補正言うな」

御坂「なんかまたいじけだしたわ」

上条「あぁ、あるある、うんうん。自分が役立たずなんじゃねぇのかってへこむその気持ち、痛いほどわかりますのことよ一一、癪だけど」

一方通行「お前だしな」

上条「うるさい。でも、な。一一。実はここで、あんたにしかできねぇこと。俺たちにとってものすごく役に立つことが、ありますのことよ……?」

一一「ありえないよね。いいのさ、いいさいいさ。どうせ僕なんてキミたち選ばれた者の前では世の中のバンビーナちゃんたちに心のそこからキャーキャー言われるだけの存在でしかないよね……☆」

御坂「微妙に謙遜してないわ」

一方通行「あいつの辞書にねェンだろ。多分スッカスカだろうけどな他のページも」

御坂「八割『しくよろ』のその他使用例で済ませてんでしょ」

一一「僕なんて、そう……とりあえずこの場では、一際異才とセンスを放つ置物のような存在でしか……」

上条「……」




上条「とりあえずだぁあああ!?!?」

一一「!?」ビクッ 
445 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 14:23:45.60 ID:4BZMvKd10
上条「ふざけやがって、そんなつまんねえ事はどうでも良い!」

一方通行「必死だな」

御坂「えぇ、もうとっくに主役じゃないんだけどね」

上条「理屈も理論もいらねえ、たった一つだけ答えろ能力者!!――――テメェは、この事件を何とかしたくねぇのかよ!」

一一「っ!」

上条「ずっと待ってたんだろ?お前が笑えてお前の望む最っ高に最高なしくよろな結末(ハッピーしくよろ)ってやつを!」

上条「ずっと待ち焦がれてたんだろ、こんな展開を!英雄の出番にちょっかい出してせこせこ目立つんじゃねぇ!木原に論破されるまでの振りをするんでもねぇ!!」

上条「他の何者でもなく他の何物でもなく!テメェのその手で、たった一度でも本当に輝いてみたいって思ったんじゃねぇのかよ!!」

一一「ぼ、僕、僕は……」

上条「ずっとずっと主人公になりたかったんだろ!絵本みてえに映画みてえに、命を賭けてたった一人の女の子を守る、そんな能力者になりたかったんだろ!」

上条「だったらそれは全然終わってねえ!!始まってすらいねえ!!ちっとぐらい長いプロローグで絶望してんじゃねえよ!!―――手を伸ばせば届くんだ。いい加減にはじめようぜ、一一!!!」

一一「そんな、ことをしくよろされても、だよね……現に僕には、何も役に立つことが……」

上条「いいぜ。これだけ言ってもまだ、テメェが自分を何の役に立たないって思うってんなら」ユラッ



上条「その幻想を!!!このパイプが本当に下まで続いてて安全なのか確認するためにぶち殺すっっ!!!!」バッキャァァァ!!

一一「しくよろぉおおおおおおおぉぉぉぉぉォォォォォォォォォォォォ…………」ヒューーーーーッ……

一方通行「」

御坂「」

上条「……」

一方通行「……鬼かお前、いや、どっちにしろあいつにはそうしてもらうつもりだったけどな」

上条「池面殴るとスッキリするよな」

御坂「変な同意求めないでよ」
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 14:26:09.48 ID:6NjV+72IO
一一ざまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁ!!!!
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/07(火) 14:34:55.63 ID:0T6lYtJDO
八割しくよろの辞書www
一一ざまぁあああああああ!!
448 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 14:40:44.02 ID:4BZMvKd10
上条「おーーーーい、一一さんや。大丈夫かー?」

シーン

一方通行「……」

御坂「……」

上条「……えっ、っちょ、ひと、一一さーーん!?ちょっとー!?」

一方通行「警察……110番……」ヒソヒソ

御坂「いや……魔法法執行部……多分恩赦が……」フルフルヒソヒソ

上条「不吉なヒソヒソ話はやめてほしい!! お、おい一一ーーー!?し、しくよろですかぁーーー!?!?」


  「しく、よ、ろ……だよね☆ヌルヌルしていて、サゲサゲだけど……まだまだスライダー中だよねーー!?!?助けてー!!!」


上条「!よ、よかった生きてた……すっごい遠くから声が反響してますけども」

一方通行「スライダー……そういう構造になってンのか。また去年みたく真下に『悪魔の罠』があンのかと身構えてたンだけどな」

御坂「ヌルヌルですって……うわぁ、考えたくもないわ」

一方通行「散々ヌメヌメ言ってたやつの台詞じゃねェ……俺たちも行くか。姫神、何かあったら頼むな」

姫神「……。あ。私。いたんだ」

一方通行「お前自分でお前そンな発言やめろよこっちが死にたくなる」

姫神「ウエルカム。コーヒーは淹れておく」フフフ コポコポコポ

上条「ははは、姫神さんや。それは俺たちが無事に帰ってきた時にゆっくりいただきますのことよ」

御坂「……あんた、それ思いっきり……」

一方通行「やめろ不吉だ……」 
451 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 14:50:17.34 ID:4BZMvKd10
姫神「さらに。なんと今回は。カップの淵にパインを添える。特別なコーヒー」フフフ

一方通行「当麻、お前のフラグクラッシャーとしての能力に心から期待してる」

上条「ま、任せろ。さすがの上条さんもこれにはゴクリ」ゴクリ

御坂「あー、朝なんで私ステーキなんか食べたんだろ……」

一方通行「やめろ、乱立させるなやめろ、黙れ……それじゃ、俺は先に行く」

上条「あぁ、七年ぶりの再会g」

一方通行「やめろって言ってンだろうが!!!!!」

御坂「いやあんたの振りでしょ今のは」

一方通行「心からの普通の台詞ですゥ……ぶつかるといけないから、少し間を置いてお前らも入れよな」

上条「ハハハ、ヌルヌルな上に衝突したらパイプの中でどうなるか……」

御坂「……滾るじゃないn」

エロール「ケーッ」ガツンッ!!

上条「さすがですエロールせんp俺ぇえええええ!?!?!?不幸だあああぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァァ……」ズルッ シューーーッ

御坂「……」

一方通行「……老師連れてくべきかもしれねェな」ハァァ 
453 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 15:10:20.91 ID:4BZMvKd10
ヌラヌラヌラヌラ
 シューーーーーッ







ドサッ

一方通行「……ここが底か」スクッ シュパッ

上条「おい、自分だけ即座に乾かしてずるいぞお前……なんか暗いトンネルみたいなとこに出たな」

一方通行「……美琴の色ンな意味での安全のためにお前の後に美琴を滑らせたけどよ。やっぱりお前は安全じゃなかったな」

御坂「いったたた……っ!ど、どこ触ってんのよあんた!!」バチバチッ

上条「ははは触ってると言いますかね美琴さんや上条さんは高いところから落ちた今までの例のごとく美琴さんのクッションとしての役割を担っているだけでして早いところどいて頂かないと石床硬くてポッターさん心まで折れそう」シクシク

御坂「えっ、わっ、あ!ご、ごめん!」ピョンッ!

一一「人の青春とか爆発すればいいよね……」

一方通行「……お前からそういう台詞が出るとなンかえらく新鮮だな」

上条「成長したんじゃないでせうか、何のことかわからねぇけど」

一方通行「お前は成長しねェないつまでたっても」
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 15:17:54.30 ID:b8BpiDtn0
やっぱりオガクズだった
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/08/07(火) 15:24:46.00 ID:gSDcoktU0
毒キノコは腐っても毒キノコ
オガクズは腐ってもオガクズ
456 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 15:25:41.98 ID:4BZMvKd10
一方通行「滑ってきた時間からすると……学校の何キロも下に違いないな」

上条「長かったよな。俺なんておとといの晩御飯思い出す時間あったもんな」

一方通行「それで脳がボケてねェのが不思議ですねェ」

御坂「また城の地下……なに?ホグワーツって何か隠す時は地下になんか作る流行りでもあるの??」

一方通行「後付で作るとしたら、建物の内部は難しいンだろ。創設者の強固な魔法結界がどうのこうので、手を加えられない部分が多いって小萌せンせーが言ってたしな」

一一「地下にもぐる、はは、イケてない君なサゲサゲの考え方だよね……」

一方通行「お前もそのうちそういうところで芸能活動する羽目になっかもしれねェからやめとけよそれ以上は」

上条「壁も地面も湿ってるな……湖の下とかに位置してんのか?」

御坂「そうかもね……暗いから、詳しいことはまったくわからないけど」

一方通行「おォ、そうだったな……発光性のコケがあって少しは見えるが、これじゃ前に進めねェ……『ルーモス、光よ』」

パァァァァッ

一一「しくよろ☆」キランッ

一方通行「お前を照らすために光つけたわけじゃねェよ即座に回り込んでキメ顔やめろメンタル強ェなお前はよォ!!」

上条「ウザいってすごいな」

御坂「ふらっふらしてるわねテンションが」
457 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 15:41:19.72 ID:4BZMvKd10
一一「いいかい、アクポタくんに当麻くんにミス・御坂。スターたるものいつなんどきもどこからのスポットライトでもしくよろに答えられるようにならないと、だよね☆」

一方通行「別に目指してねェからいらねェよその心構え……こいつ相手にしてると進まねェな文字通り。行くぞ」

上条「あぁ……どこまで続いてるんだろうな、このトンネルも」

御坂「バジリスクが休めるような空間まで……待って、そういえばそれがいんのよね」

一方通行「おォ、全員できるだけ薄目にしとけ。何か前方で動く気配がしたら、即目ェつぶれ。死にたくなきゃな」

一一「……し、死!?死くよろ!?聞いてない、聞いてないよねアクポタくん!?!?」

一方通行「……そりゃそンくらいの危険は伴ってンだろ。俺らのさっきの決死の言葉とか聞いてなかったのかお前」

一一「割とおふざけ気味だったように思うよね!?!?」

一方通行「言うな、その片棒担いどいてお前が言うな。安心しろ、お前みたいなのは逆に最後まで生き残るタイプだろうから…………」

上条「長い『……』の意味を察するよちくしょう。厳重に慎重に進みますよちくしょう」

一方通行「そうしろ」 
460 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 15:55:59.73 ID:4BZMvKd10
ピチョン、ピチョン、ピチョン

一方通行「……静かだな」

上条「生き物の気配がしないよな……いや、無駄にびくびくしなくて済むからありがたいけどさ」

御坂「天井から水が滴る音だけね……大声で打ち止め呼んだら、答えてくれるかしら?」

一方通行「……やめとけ。『継承者』とやらが一緒にいたら、バジリスクをけしかけられるかもしれねェ」

一一「ピチョンくんピチョンくんだよねしくよろだよねあぁなんで僕がこんな目にヌラヌラで汚くてしくよろじゃない目になんで僕が」ビクビクビク

一方通行「……前言撤回、メンタル弱いわこいつ」

御坂「というか、余裕がなさ過ぎて一定に保てないのよきっと」

一方通行「躁鬱ってやつか……おい、お前。一番安全な真ン中を進ませてやってンだからそうぼやくなよ」

上条「一方通行、美琴、一一、ポッターさんの順番で一列にゆっくり進んでますのことよ」

御坂「なんであいつの後ろがあんたじゃないのよ……」

一方通行「お前のせいだよ」
461 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 16:04:50.59 ID:4BZMvKd10
一一「こ、怖がってなんかないよね違うよねただ僕は僕みたいな光の使者がこんな暗闇に現界しくよろすると世界のバランスがしくよろしてしまうんじゃないかと憂いているだけであのねっ」

一方通行「ごまかし方までうぜェぞ」

上条「だんだん厨二入ってきたな」

御坂「設定も破綻寸前なんでしょ」

一一「せ、設定って何かなってあぁああキミたちにはもう話しくよろしちゃっていたんだもうこんなこんなのしくよろじゃ……」

バリンッ!!

一一「うひゃぁあああ!?!?ししししsしくよろしくよろじゃないよね僕なんか食べてもそりゃぁおいしいだろうけどあまりに美味すぎて今後キミが何も食べることができなくなってもしらないよねぇえええ!?!?」ズザァァァ!プルプルプル

一歩通行「落ち着けビビり過ぎだ……なンかあいつの足元で聞こえたな……っ」

上条「これは……」

御坂「す、スキャバーズ!?!?な、なんであんた、しかも頭蓋骨だけで粉々に!?!?!?」

スキャバーズ「チッチチ!?!?!?」

一方通行「ありえねェだろしかもいたのかそのネズミ……よくみたらこのあたり、大量にネズミの骨やらなンやら……」

上条「……食べた後、とかか?」

御坂「……」

一一「……」ブルブルブル

一方通行「……急ぐぞ」 
463 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 16:17:42.05 ID:4BZMvKd10
御坂「……打ち止めは大丈夫、大丈夫……あんな風にはなってない。大丈夫……」ブツブツブツ

上条「……美琴。そうだな、絶対に無事で……」

御坂「いざとなったら……この地下空間ぶっ潰してでも蛇公丸焼く……」ブツブツブツ

上条「……い、勇ましいなぁ美琴は」

一方通行「また俺らの出番までクラッシャーされそうだから自重しろと言いてェが……」

一一「ぼ、僕の燦然と輝くしくよろな出番は奪ってほしいけど今回ばっかりは目立ちたくないという二律背反だよね僕は誰とキスをするのかなあの娘かなそれともあの娘かなしくよろだよね」ブルブルブル

一方通行「錯乱してンのかなンなンだお前」

御坂「ウザいんでしょ……うん……?」

一方通行「どうした?」

御坂「……ねぇ、なんか、あそこ。カーブの先……なんか、で。ふさがって……ない?」

上条「お?なんだ、行き止まりか?……や、あ、あれ、は、なんでせう……妙に曲線描いた……でかい、何か……」

一一「し、しくよ、しくっ、~~~~っ!!」ジタバタ

一方通行「頼むから黙れ……寝てるのかもしれねェだろ」
464 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 16:36:21.39 ID:4BZMvKd10
一方通行「……これまで以上に、目ェ細めろ。前が見えるギリギリで……ゆっくり、進むぞ。光も極小にする」スゥゥッ

上条「……」コクッ

御坂「……」ウンウン

一一「……☆」ブルブル

一方通行「……(☆うぜェ)」

ソローッ、ソローッ

一方通行「……でけェな。だけど、いくらなンでも動かな過ぎだ……」

上条「蛇って長時間ジッとしてても平気だから、きっと……」

御坂「なんで蛇知識高いのよあんた……あぁ、世間話のお相手だったんだものね……でも、ほんと変ね……」

一一「……は、はは。おも、面白い、よね……こ、この蛇、ははは……僕のごとく、アクポタくんの杖からの光に照らされても、すけるだけで輝いてない、よね……」

一方通行「お前は……ン?待て……透け、る?」

上条「……え。じゃ、じゃぁこれは……う、うっわ……これ、抜け殻ってことか!?」

御坂「……毒々しい緑色ね……って、ていうか抜け殻で、この大きさとか……」

一方通行「……全長はこンなもンじゃねェ、ってことだな」

一一「は。は、はは。は……」ヘタッ

御坂「? ……はーっ、情けないわねあんた……悪いけど置いていくわけにはいかないし。ほら、立ちなさいよ。あんたになんか触れたくないから、あたしの杖の端につかまってね」スッ

一一「……」

グイッ!!

御坂「っ!?った!?!?」ズサァァァァ!

上条「!!こいつ、美琴を引っ張って引きずり倒した!?それに、杖を奪っただと!?」

一方通行「っ、お前、どこまで……!」




一一「ははは。HAHAHAHAHAHAHAHA!!言ったはずだよねアクポタくん、当麻くん!スターたるものいつ何時もスポットライトには答えなきゃ、って☆つ、ま、り」

一一「どんなに落ちぶれて情けなくってひどい目にあったとしても、たった少しのチャンスを逃さない!それがしくよろだよねっ」パチンッミ☆
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 16:40:09.50 ID:0T6lYtJDO
これが本物の…死亡フラグってやつか…
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 16:41:58.46 ID:pUf72zQao
この時を待っていたぞ!
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 16:42:03.44 ID:vjQwtovIO
よし殺せ
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 16:44:24.17 ID:6NjV+72IO
ちょっと加勢してきていいかな?
今手元にRPG7があるんだが
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/08/07(火) 16:46:21.22 ID:YMpJ9dRAO
はいフラグ一丁入りましたー
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/07(火) 16:46:45.33 ID:y5EcMQ8to
この嫌われようWWWW 
472 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 16:57:24.97 ID:4BZMvKd10
一一「お遊びはおしまいだよね☆HAHAHAHAHAHA!僕がしくよろでキミたちに屈したと思ったかい!?あっHAHAHAHAHAHAHAHA!おめでたいよねしくよろに頭の中がブーケだらけだよね坊ちゃんお嬢ちゃんたち!」

一一「僕はキミたちが何か知っているとしくよろして!!機会を伺っていただけだよね☆HAHAHA!主演男優賞ものの名演技にアゲアゲだよね」

一方通行「嘘つけクズが」

上条「黙れよこのアホが」

御坂「……死ね」

一一「すさまじく辛らつだよね!?!?し、しかたしくよろないか、HAHAHAHA!キミたちはこれから僕の手で記憶とグッバイしちゃうんだもんね☆」HAHAHAHAHAHAHAHA

一方通行「……その杖でか?」

一一「もちのロンだよね!僕の杖は僕のしくよろな部屋でキミたちに奪われて窓から捨てられちゃったししくよろじゃないよねっ!」HAHAHA

上条「……美琴さんや、電撃ひっこめといていいと思うぞ」

御坂「えぇ、あんたの右腕もね」

一一「HAHAHAHAHA?観念したのかな?いい心構えだよねあきらめもしくよろだよね時にはねっ☆」

一方通行「絶賛お前の公正を諦め中だがな」

一一「さぁ、僕はこの抜け殻を少しだけもって帰って、女の子を救うにはすでに遅かったと説明するよね!」

一一「ご高名で素晴らしい教師な木原せんせーならそれだけでこの怪物のことがわかるはず!HAHAHA!木原せんせー様々ギラサマだよね☆」

一一「君たち三人は女の子の無残な姿を見て少しサゲサゲにおかしくなってしまった、そう説明しちゃおう!HAHA!われながら完璧しくよろなシナリオだよね」パチンッミ☆

上条「今とかあのフレーズ出たし杖奪われてる状況だし完璧さんが完璧に仕事してくれるんだけどな、俺が杖振れば」

御坂「正直引き倒された時点で電撃くらわせればよかった」

一方通行「ほうっておけよ……今に……」

一一「HAHAHAHAHAHAHA!なんだかふにゃっとごにょごにょしてるけど……記憶にお別れは済んだかい!?アデューだよね☆」



一一「『オブリビエイト!!!忘r……」

御坂杖「」カッ!!!

轟っっっ!!ドガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!

一一「シクヨロォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ☆」

上条「いったーいったー!もち手から逆噴射+大暴発やー!」

御坂「さすがよ私の杖!はっ、そうか!これまでのあれも伏線だったのね!?!?」

一方通行「黙れ……うン?ちょい待て……なンか、爆発……でかすぎ、じゃねェか?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…… 
474 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 17:13:17.93 ID:4BZMvKd10
上条「あー、小型爆弾並みの爆発だったもんな……うん?」

御坂「ねっ、さすがね私の杖これまでいいとこなしだったタメの分……あれ?」

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ガラッ、ガラガラガラッ

一一「」シーン☆

一方通行「……なンか、壁……揺れてね?」

ゴゴゴゴゴガラッ、ガラガラガラガラッ

蛇の抜け殻「」ユラーッ、バターンッ!!

ガラガラガラガラガラッ!!!

上条「わっ、っと。抜け殻が崩れて……トンネルまで崩れはじめましたのことよぉおお!?!?」

御坂「う、うそ!?!?」

一歩通行「っ!!伏せろ!!当麻、美琴をお前から突き飛ばせ!!!」

上条「そうだな俺の近くにいたら危ないもんななんかその気遣い悲しい!!美琴!!!」ドンッ!!

御坂「えっ、あ……!待ちなさいよ……!私も、一緒に……あ!!!」スカッ

上条「……無事で、いろy」

ガラガラガラガラガラガドシャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

シーン……

御坂「あ……あ……嘘、嘘でしょ……そん、な。そんな!!!」

ガラガラッ!

御坂「どいてっ、どきなさいよ、瓦礫、っ、あいつら、を、そんな!!」

御坂「ここまで、来たのに!なんなのよ、それ!嫌よ、嫌……返事、しなさいよあんたたち!!アクセラレータ!と……」

御坂「当m」

  上条「なんだー?」ゲホッ、ゲホッ

御坂「」

  一方通行「ゲホッ、あー、なンとかつぶされずには済ンでるみてェだな……あっちとは瓦礫挟ンで分断されちまったが」ゲホゲホッ

  上条「だな、不幸だ中の幸いですのことよ……えーっとそれで、美琴さんやー?何か言いかけてたよなー?どーしたー?」

御坂「……次あったら電撃三昧なんだからね覚悟しなさいよあんたたち!!」///

  上条「せっかく一命とりとめたのにっ!?!?」

  一方通行「……向こうでこっ恥ずかしい一人芝居でもしちまったンだろ大方」

御坂「的確にうるさいわよっっ!!!!」
475 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 17:23:08.42 ID:4BZMvKd10
一方通行「……複雑に瓦礫が重なりあってンな。どかしていくには時間がかかるかもしれねェ……」

  御坂「こっちからもよ。一一のマイクとか使って本気でぶっ飛ばしてもいいけど、それじゃ今度は本当にトンネル全体崩れかねないし」

上条「そういえば一一はどうなってるんだ?」

  御坂「のんきに延びてるわよ、怪我ひとつなく。強運よねこいつも」

一方通行「……延びてるのはそいつだけじゃねェな……時間がない」

  御坂「……あんたたち、先に行って。もう打ち止めがさらわれてから、何時間も経ってる……助かるもんも、助からなくなっちゃうわ」

上条「でも、それじゃ美琴は……」

  御坂「いいの。もちろん、妹のことは助けてあげたいけど……」

  御坂「あんたたちなら大丈夫って信じられる。待っていられる。そんだけ、あんたたちはその……」

一方通行「……へっ」

上条「はは、無理はよくないぞ美琴さんや。デレはうれしいですけども」

  御坂「う、うっさい!!だ、ダブポタはホグワーツのヒーローでしょうが!さっさと行って、サクッと助けてきなさいよ!」

ビリビリビリッ

  御坂「私は、瓦礫に電流放出して……磁力でこう、ふにゃっとできないかやっておくから!あんたたちの帰り道作るのだって、大事な役目でしょ!?」 
477 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2012/08/07(火) 17:34:51.32 ID:4BZMvKd10
一方通行「はっ、精々立派なトンネルこしらえとけ……帰りは一人多くなンだからな」スクッ

上条「あぁ、違いない……頼むな、美琴」

  御坂「ま、任せなさいよ!そっちも頼むわよ、二人で……!」




  御坂「………………うん?二人?」ピクッ

一方通行「……」

上条「……」

  御坂「そうよ、そうよね。あんたたち今そっちで二人で……暗いトンネルの中……二人、っきり……」

一方通行「……まァ、こうなっちまうとは思ったが……」

上条「や、さすがにちょっと真面目なこと言ったあとは大丈夫かと……」

一方通行「振りだろそれ含めて……」

上条「ちくせう」

  御坂「ふ、っふふ、ふふふふふ腐、ちょっとちょっとちょっと滾るじゃないの!何よ何よあんたたちほどほどにしなさいよねそっちでうちの幼女に見せつけ じゃ駄目よいやちょっとその扉をノックしてあげて私に協力してくれることが増えればありがたいことはありがたいんだけどでも幼女にはこの茨の道は歩かせた くないというかでもあぁああどうしよう私も見たいそっちで見たいじゃないのちくしょうなによこの瓦礫ふざけんなこんなもん私の超電磁砲でぇえええええ え!!!」


  エロール「ケーッ」バサッ、バサバサッバサッ!

  御坂「っ、なによエロールっちょ、邪魔すんな、っ、あんた暗闇の動き早いわねこい、っもぉおおなんのよぉおおおお!!!」


一方通行「……なンなのよはこっちの台詞だよほンと残念だよお前は。そして老師ありがとうあいつがあっち側に取り残されて助かった」ハァァァァァァ

上条「まぁそれ含めて美琴だしな……行くか?」

一方通行「含めねェといけねェのか何なンだ魔法界……おォ」

上条「二人は」

一方通行「ダブポt言わすな」

カツッカツッカツッカツ……
501 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/07(火) 21:35:34.45 ID:bX7kJAFs0
カツッ、カツッ、カツッ、カツッ

一方通行「……」

上条「……あの抜け殻以来、特に何もなく進んでるな」

一方通行「……不気味なくらいにな……暗ェから神経張り詰めっぱなしで疲れそうだ」

上条「スグル呼ぶか?」スッ

一方通行「だからそンな簡単に出していい奴じゃねェよそれはやめろ。俺がしっかり照らすから杖しまっとけ」

上条「どうも……あれ、俺この杖で今年なにかしたっけ」

一方通行「一応は授業それで乗り切ったり色々あったろ悔しかったら修練詰みやがれバカヤロウ」

上条「超人のランクが上がるだけだったりしてな」ハッハッハ

一方通行「笑い事じゃねェよ余裕だなお前」

上条「……まぁ、余裕が無いから余裕っぽくふるまってんだけどな」

一方通行「……言うなよ」

上条「……どこまで続くと思う?このトンネル」

一方通行「さァな……さっさと終わってほしいが、そこになにがあるかって思えば……行き止まってほしくなくも思う」

上条「お前が弱音吐くのは珍しいな」

一方通行「お前だけならどンだけ弱音吐いてもお前より酷くはならねェからな」

上条「酷い!?……っはは、ポッターさんの特権だと思っておきますのことよ」

一方通行「言っとけ……お?」ピタッ

上条「うん?……あ、カーブの先……壁だな」

一方通行「……言った矢先にこれだ、ったく。どこまでも不幸だなおい」

上条「すまん……いやでもさ、これ行き止まりじゃなくてほら……入り口?っぽいぞ。また、蛇の彫刻がされてある」

一方通行「気がつくようになったじゃねェか」

上条「何せ親友が学年首席だからな」

一方通行「全く開花しそうにねェけどな……どれ」コホン

上条「おう」コホンッ


一方通行・上条「「『開け』」」


ズズズズズズッガコンッ、ガコンッ、ガコンッ 
504 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/07(火) 21:48:43.28 ID:bX7kJAFs0
上条「おぉ、彫刻の蛇がスルスルと壁を登ってって……壁が二つに裂けてくな」

一方通行「……凝った彫刻をするこって。さすがは石像作りが趣味だった、ってなァ」

上条「そういやそんなこと言ってたな、組み分けが」

一方通行「スリザリンの趣味だったってな。まァそれを聞いてなくても俺は……ンなことは今はいい。入るぞ……開けた空間に出るみてェだ」

上条「……蛇が出るか、蛇が出るか、ってな」

一方通行「確かに蛇に決まってるだろうけどもう少し上手いこと言えなかったのか」

上条「……うぉ!?ほ、ほんとに広いな、おい。見えませんのことよ天井が」

一方通行「おォ……柱にもまた蛇の彫刻か……その中に本物が紛れてたりしねェだろうな」

上条「そんな不吉な……あれ?なんかここ、トンネルより明るくないか?」

一方通行「そこかしこで緑色の炎がついた松明が照らされてる……まず間違いなく、ここだろうな。当たり前だが」

上条「……進むか」

一方通行「……あァ」

ツカッツカッツカッツカッ

上条「……」

一方通行「……」

上条「……さっきの壁の蛇もだった、けどさ」

一方通行「なンだ?」

上条「なんてか……あれ、本当に彫刻、なんだよな?なんかすっげぇ、視線を感じるレベルで生き生きしてるせいで、落ち着かねぇなーって」

一方通行「……流石にあれが全部動き出すような魔法はかけてねェだろ    たぶん」

上条「た、溜めが長ぇよ」 
506 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/07(火) 22:02:30.81 ID:bX7kJAFs0
一方通行「……トンネルよりはマシだったが、別の意味で落ち着かねェこの……ホール?みてェな場所も、広さ的にはこンなもンか」

上条「だな。もう入り口から反対の端に……なぁ、あっちの壁、なんかでかいのが……」

一方通行「あァ?……柱じゃ、ねェのかあれ。なンだありゃ……彫刻?しかも、人間の……」

上条「……自分の石像彫るのが一番の、なんだったっけ?」

一方通行「……あれが、サラザール・スリザリン……」


スリザリン像 「」

一方通行「……」

上条「……」

スリザリン像 「」

一方通行「……」↑

上条「……」↑

スリザリン像 「」

一方通行「……自己顕示欲の塊かっ!!!!!」

上条「どこまで見上げさせますのことよでかすぎでせう!?!?!?!?」

スリザリン像 「!?」

一方通行「自分しか知らねェ部屋で特大自分像ってどういうことだよおかしいだろ人に見せるわけでもねェのによそれなら四人分を校門前に作るとかしとけよおかしいだろ自分しか見ねェのに!!??」

上条「でかすぎてこれ確実にこの部屋で作ってんだろえっ待てよじゃあスリザリン氏はあしげしくここに通ってたってことに……女子トイレ入り放題か創設者の立場を利用してかなんて奴だなんて奴でせう!!!!」

スリザリン像「」ホロリ

上条「あまりのでかさとツッコミ所がありすぎて思わず俺まで突っ込んでしまった……あれ?なんかこの像泣いてね?」

一方通行「天井からの雫だろほっとけ。それより、あいつは……いた!!」

上条「……あぁ!上ばっかり見上げてたから気づかなかった!像の足元……打ち止め!!」



打ち止め「」 
511 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/07(火) 22:28:13.61 ID:bX7kJAFs0
一方通行「っ!おい、おい!!平気か、クソガキ!!おい!!」カランッ!

上条「杖を脇に置いて打ち止めを抱き上げる一方通行なのでした。しっかりしろ!」

一方通行「……石には、されてねェ」

上条「よ、よかった……うん?でも、なんかいつもの打ち止めさんのリンゴのようなほっぺがなりを潜めて、顔色が……蝋燭、みてぇに……」

一方通行「……肩も、大理石みたいに冷てェ……石には、されてねェのに……おい!おいクソガキ!おい!!」ユサユサ

打ち止め「」ガクンガクン

上条「腕も伸びきって……まさか、もう……」

一方通行「ふっざけンな!!!ここまできて……!」

上条「もう、お前のキスくらいしか手段が残ってねぇのか……」

一方通行「ふざkおいマジでふざけンな別の意味で。なンだそれアホかお前脳内お花畑か佐天の友達かお前」

上条「俺だって癪だし真剣だ!でもポッターさんロリ属性ねぇし……目を覚まさせる方法っていったら、それくらいで……」

一方通行「誰がお前に属性とかそういう話しを振ったンだよそれがなンの関係があンだよあァァァァ!?いいから心臓マッサージでもなンでもして、こいつが目を覚ますよう現実的な手段を……」






「その子は、目を覚ましはしないよ」

一方通行「っ!?」

上条「!だ、誰だ!?」

ツカッ、ツカッ、ツカッ

「もっとも、キミがその子の王子様ということは確かだろうから、さ。ははは、試してみるだけ試せばいいんじゃないか?いい夢は見れるだろう」

一方通行「おま、お前、は……」

「やぁ、アクセラレータ・ポッター。僕のように聡いキミなら必ずここに来ると思っていた……そして。やぁ、英雄。当麻……」

上条「だ……誰だ!?!?」

「」ビキッ

一方通行「……星野だ、星野。あの日記の、星野黒男」

上条「……あぁ!こんな優男だったのか……いやぁポッターさん前年度に引き続きまたポッと出の人がラスボスとかそういう流れなのかと焦ったとこですのことよ」ハハハ

一方通行「お前去年度のそいつのこと覚えてねェくせにお前……」

星野「ふ、ふふふ。僕を前にしてボケたり突っ込んだり、話の通りマイペースが過ぎるようだね二人のポッター?」

一方通行「いや、俺はそれなりに驚いたつもりなンだが……おい、そんなことより目ェ覚まさないってどういうことだおい!!」

星野「ふふっ、そうさ。僕はこの世界にふたたbそんなこと!?」

上条「そ、そうだそうさ!お前さんがここにいることはまぁ置いといて、ら、打ち止めはどうなってるんだ!?」

星野「置いとく!?!?な、なにを……おちびさんは生きているさ、辛うじて、だけど。いや、そこじゃないだろう、なだい、余裕を見せるためにしらばっくれているのか、そうか。ふふふっ、僕は何でもお見通しだから無駄なことはやめたまえ」

一方通行「はァ?」

上条「?」

星野「だから……僕は!あの日記の中の星野黒男だぞ!?なにかこう、あるだろう!!?そんなこととか、置いておいていいことじゃないだろう!?」

一方通行「……」

上条「……まぁ」

一方通行「似たようなことが……稀にまァある、っつゥか。すまン」

星野「」
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/08/07(火) 22:32:03.06 ID:0WQGk542o
星野・・・
せめて去年なら・・・
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 22:32:34.41 ID:0T6lYtJDO
ドヤ顔で出てきた星野ざまぁwwwwww
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 22:39:45.62 ID:jFTiduODO
あれ? そうなると、杖は百合子の分霊箱?
515 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/07(火) 22:47:48.00 ID:bX7kJAFs0
星野「そんなバカな話があるか……このゲフン十年で魔法界になにが起きているというんだ」フルフルフル

一方通行「魔法界もそりゃもうもうやだ分盛りだくさンなンだがそれに限っちゃうちの親どもが……なンかすまン」

杖「」カタカタ

上条「アクセラレータの親こと杖りこみちさんが反応してますのことよ」

一方通行「略すな」

星野「……(どうしよう、若い子の話についていけない)」ヒョイッ

一方通行「あァ、杖拾ってくれてありがとよ……うん?お前、ゴーストなわけじゃねェのか?」

上条「ほんとだな。ゴーストは特例以外物理現象にふにゃっと出来ないはずなのに」

星野「ふ、ふふ。ようやくかい?そうさ、僕はゴーストなんていうものじゃない……『記憶』だよ、二人のポッター?」

一方通行「……『記憶』?」

星野「あぁ。日記帳の中にゲフン十年間保存されていた、僕の記憶……そう、あの中にね」スッ

一方通行「人の両親を指示棒みたく使うな」イラッ

星野「……(この子はさっきから何を言ってるんだろう)」

上条「あ、打ち止めの頭があったあたりに、例の星野帳が」

一方通行「ンだその略し方初めて聞いたぞ……とにかく、この城だしな、うン。あンな日記帳作ったお前なら、これくらいのこと出来ンだろ、うン。首席だしな」

星野「どうも」

上条「それより、早く打ち止め連れて行こう、そうしよう。こうしてる間にも、バジリスクが来るかもしれないじゃねぇか。あ、星野さんバジリスクって知ってるか?」キリッ

星野「教科書を手に入れて十分で目に付いたけど?」

上条「……」シュン

一方通行「そりゃ首席がお前の知識ごときに遅れとるわけねェだろ。とにかく、急ぐか。星野、あンたの話はあとでゆっくり聞いてやらァ。杖をどうもな」スッ

星野「……」ニコッ スカッ

一方通行「……杖を」スッ

星野「……ふふっ」クルクルクル

上条「……見事なペン回しの動き」

一方通行「……おちょくってンのかお前」

星野「キミたちに言われたくはないね、あぁ」
516 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/07(火) 23:02:54.57 ID:bX7kJAFs0
一方通行「ふざけてる暇はねェンだよ、言っただろ。バジリスクがどっかこのあたりに潜ンでンだ」

上条「バジリスクと言うのは別名『蛇のなんちゃら』で……」

一方通行「ふわっとしてンな。いや、いい。お前のボケはいい。ほら、よこせってンだろ。今すぐここで、バジリスクが襲ってきたらどうすンだよ、ほら」

星野「あぁ、ふふっ。呼ばれるまでは、来やしないさ」

一方通行「……あ?」

上条「……呼ぶ?」

星野「それより、なにより。僕とキミたちがここで会っている。僕らが一同に会している、このことが重要じゃないのかな?二人のポッター?さぁ、逃げ回ることなら後でたっぷりできるだろう。話すのは……今しかできない。そうじゃないか?」

一方通行「……」

上条「? 星野、お前何を言って……」

一方通行「当麻、下がれ。こいつに近づくな」ジリッ

上条「??お前まで、なにを……?」

一方通行「おかしなことが起きてる……っは、今年散々、非常識に慣れすぎちゃいけねェって件を繰り返したのに、またかよ俺は……」

星野「そうさ、僕と向き合いたまえ。二人のポッター?キミたちに出来る一番の選択はそれだ。話している時間が少しでも長くなれば……あいつも退屈で眠ってしまうかもしれないね?」クスクスッ

上条「……じゃあ、少しだけ付き合いますのことよ。なんだか知ってそうだから聞くんだけど、打ち止めはどうしてこんな風になってるんだ?」

星野「あぁ、うん。中々いい質問だね英雄のポッター?僕が思い通りの道に進んだのなら点をあげたいくらいに……しかし話せば長くなる。簡単に言うと、彼女 がこうなった原因は……誰なのかわからない目に見えない人物に心を開き、自分の秘密をさらけ出しすぎた……そういうことさ」

上条「……」

一方通行「言ってることが分からねェよ、根暗野郎」

星野「おやおや、首席と言ってくれたところから随分と堕ちたものだね」
517 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/07(火) 23:19:32.39 ID:bX7kJAFs0
星野「その日記帳は、僕の日記だ。いや、僕そのものだった、と言っていいだろう」

星野「そして、そこのおチビさんは。僕にこの何ヶ月もの間……馬鹿馬鹿しい悩み事の数々を吐き出し続けたのさ」

一方通行「っ!」

星野「家族のこと、学校での不安のこと、それに……キミへの思いなんかを」

上条「……それじゃ、あの日記の元々持ってたの、は」

星野「あぁ、このおチビさんだった。十歳にも満たないお子様の悩みを聞き続けるのは苦痛でしかなかったよ?だけど僕は、それを隠して親身になってあげた。キミは根暗と言ったけど、僕はなろうと思えば誰にでも、いくらでも社交的になれる人間でね」

星野「おチビさんは夢中になったさ……『星野、星野くらいミサカのこと分かってくれる人いないよ!まるでポケットに入れて運べる友達みたい、ってミサカはミサカはあなたへの感謝を述べてみる!』って、ね」

星野「アッハ、アッハハハハハハハハッハハ!滑稽さ、僕は日記の中で腹を抱えて笑ったよ。おチビさんは小娘の分際で僕を友達呼ばわりしている。僕に心を打 ち明けることで、自分の魂を僕に注ぎ込んでいることも知らずに!!アッハハハハハハハ!!!こっちは目的のために聞いているだけなのに、友達とは!!」

一方通行「魂、だァ!?」

上条「……最低だな、お前」

星野「なんとでも言いたまえ。そして、僕はおチビさんの心の深くも、暗い秘密も餌食にして段々と強くなっていった。おチビさんとは比べられないほど、強くなれたころ……あれは、ハロウィーンの前あたりかな?」

星野「今度は僕の秘密をこの娘に、少しだけ渡して。僕の魂をこの娘に注ぎこんだんだ」

一方通行「……」

上条「……?どういうことだよ」

星野「まだ分からないかい?まったく、英雄が聞いてあきれるね」


星野「『秘密の部屋』を開けたのは、この娘だ。打ち止め・ミサカ・ウィーズリー。学校の雄鶏を絞め殺したのも、『スクイブ(出来損ない)』の飼い猫や『穢 れた血』、僕の計画を邪魔するやつらにバジリスクをけしかけたのも、壁に文字を書き殴ったのも。全部全部、このおチビさんがやったことなのさ」
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/08/07(火) 23:26:40.29 ID:eM+bTynk0
星野そげろ
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/07(火) 23:27:08.24 ID:y5EcMQ8to
なん……だと……!
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 23:31:15.61 ID:yWT0srVu0
幼女悪堕ち?しかも魂が入ったってことは一生汚れたままか!
例えば水溶液から溶けてる物質だけを取り出すなんてほぼ不可能。
中古よりひどいな・・。たとえ幼女といえどもヤってくれるとはさすが!
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/08/07(火) 23:32:27.75 ID:eM+bTynk0
>>520
旅掛「ほほう…」ビキビキ
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/08/07(火) 23:34:56.96 ID:0WQGk542o
>>520
蒸留という手段があってだな
523 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/07(火) 23:41:01.92 ID:bX7kJAFs0
一方通行「……」

上条「んなっ、そんな……まさか」

星野「事実さ。あぁ、でも何度か襲わせた頃はこの娘も何か気づいたのか、日記に変化が見られた……あぁ、あそこからは僕もおチビさんの話が楽しくって仕方なかったね」

星野「『最近、記憶が飛ぶことがある』『ローブに鶏の羽と血』『覚えのないペンキ』『ワーストが自分を疑っている』……そしてついには『きっと、きっとみ んなを襲っているのはミサカなの!って、ミサカはミサカはこれまでの事実から予測される事態に、衝撃を隠せなかったり!』と」

星野「その通りさ!って言ってやりたかったけど、まだ計画は終わっていなかった。その場はなだめて、落ち着かせた」

星野「……だが、彼女は僕さえ怖がり始めた。そして一度は捨てられ……あぁ、なんて幸運なのだろうね僕は。こともあろうにキミが、僕が一番会いたかったキミたちの元に行けたのだから!おチビさんにはそのあたりでも感謝してやらないといけないか」

一方通行「……俺の名前を知ってたのは、首席とは関係なかったってことか」

星野「当たり前だろう何を言っているんだ」

上条「俺達……つまり、ダブポタに、ってことか?でも、どうしてそこまで……」

星野「あぁ、そりゃぁもう。おチビさんに何度も聞かされたから、さ……そっちの子への想いとは、別に。英雄君の功績、キミ達二人の去年の行い!それはそれはもう、熱い口調で」

星野「僕はキミたちのどちらかになんとしても接触したかった。だからキミに、あの乳袋の大獲物の場面を見せてあげたんだ。僕を信用するように、とね。歴史的には、彼女が犯人ってなっているんだろう?」

上条「乳ぶくr黄泉川さんのことかテメェ!!!!乳バカにすんなそげるぞ!!!!」

一方通行「変なとこ食いつくな……あいつは、俺達のダチだ。お前……お前、それじゃ、あいつが犯人じゃねェ、って、分かってて!!」

星野「ハッハハハ、僕も思いがけないくらい面白い具合にことは運んだよ。まぁ、無理もない。一人は乳ばかり大きい、週に一度は問題を起こす超問題児。狼男 の子供を育てようとしたり、こっそり『禁じられた森』に入って魔法生物をてなづけたり。そしてそれを突き出したのは、孤児でまずしいながらも超がつく優等 生の僕。ディペッド爺さんがあぁいう決定をくだしたのも、無理はないさ」

星野「……だけど、上手く行きすぎて癪だったのも確か、さ。誰か一人くらい、気づきそうなものだ。そうだろう?……あんな、脳みそまで乳で出来ていそうな女が!どうして『スリザリンの継承者』でありえる!?あの女にそんな能があるか!そんな力があるか!」

星野「こ の 僕 で さ え !!『秘密の部屋』の入り口を見つけるのに五年もかかったというのに!!!!」

一方通行「!」

上条「!!」 
526 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/07(火) 23:55:54.04 ID:bX7kJAFs0
星野「そうだ、僕が『スリザリンの継承者』だった。サラザール・スリザリンの崇高なる志を受け継いだのは、この僕だ」

星野「だけど、そう。在学中にまた『秘密の部屋』を開けることは困難だろう、と分かっていた……ディペッド爺さんは能無しだが、あの女……芳川だけは、城中でただ一人僕を疑っていた。あの女はまだ城にいるかい?」

一方通行「……校長だ」

星野「…………よ、世も末だな」

上条「世紀末な行いしてるお前が言うな」

星野「ともあれ僕は、しかし、探索に費やした月日を無駄にするつもりもなかった、ということさ。この日記に、今の僕という『記憶』を閉じ込めて。そしていつか必ず現れる誰かに僕の足跡を追わせ!スリザリン卿の目指す仕事を成し遂げさせるために……!!」

一方通行「……はっ。成し遂げて、ねェじゃねェか」

星野「……なんだい?」

一方通行「今度はお前は、誰も殺せてねェ。残念だったな根暗ロリコン野郎、ネコ一匹たりともお前は殺せてねェンだよ。あと少しでマンドラゴラ回復薬も出来て、全員元通りになるンだっての」

上条「そ、そうだ。お前は偉そうなこと言ってるけど……全部失敗に終わってるんだよ!」

星野「……」フーッ

星野「すまないね、少し昔のことで舞い上がりすぎていて話がそれていたようだ」

星野「もはや、そのことはどうでもいいんだ。『穢れた血』が何人死のうが、生き用が。スリザリンの行いも、もはや後回しでいい」

星野「この数ヶ月、僕の狙いは他でもない『キミたち』だけだ。言っていなかったかな?」

527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/08/07(火) 23:57:00.20 ID:eM+bTynk0
>>525
百合子「通行の、えっち!」ドゴグシャメッギョォ
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 23:57:31.54 ID:0T6lYtJDO
>>525
女子トイレにまで突撃隊組んで探してたはず
けどまぁ蛇語話せないから無駄だったんだろ
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 00:13:22.78 ID:eKZambIIO
>>527
……………返事は無い、通行だったもののようだ

>>528
なるほど、通行さんは蛇語出来ないのな…



星野「この数ヶ月、僕の狙いは他でもない『キミたち』だけだ。言っていなかったかな?」

滾るじゃないのよぉぉぉぉぉ!
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/08/08(水) 00:14:05.05 ID:Jht26lJso
>>529
「みこと」
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/08/08(水) 00:16:33.70 ID:6ksPciVX0
>>528-529
この間わずか43秒である。inさんも老師に近づいてきたのかどうなのか間違ってないよね今回単位まちがってないよね
532 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/08(水) 00:17:12.63 ID:NI97Qmza0
一方通行「……どういう意味だ?」

上条「……あー、美琴が喜びそうなことなら後にしてもらっても」

星野「おチビさんの姉のことは一切関係ない」

一方通行「話してやがった」

上条「結構な悩みだったんだろ……」

星野「どうでもいい。とにかく、僕の執着はキミたちに移っていた。それなのにおチビさんが再び日記に書き込むようになったときは、怒りの余りインクを噴出させてやりたかったね、あの女の如く」

一方通行「どンな日記だやめろバカ」

星野「しかし、僕はキミとの接触で、キミたちが確実に僕の足跡を追っていたことを知った。皮肉なことにキミたち、英雄たちがね!」

星野「僕は自分が何をすべきか、はっきり分かっていた。蛇のように狡猾に、ここで待ち構える算段を立てていればいい、と。キミ達の仲良しが襲われたのなら 尚更だ。キミたちはどんな手段を使ってでもここのことを突き止める、そうに違いない。そして現に、そうだったろう?」

一方通行「……」

上条「……」

星野「それに極めつけは、キミたちが蛇語を使うことを知れていたことさ。これで、キミ達がキミたち自身だけで乗り込んでくる確立がぐっと上がる……最も、あの女以外のどの教師を何人連れてこようが、僕の敵ではないけど」

星野「そして、僕はおチビさんに遺書を壁に書かせてこの『秘密の部屋』に下りてきたのさ。最初のうちは僕が日記から出てきたことに驚いてくれたけど、あと は泣き通しで退屈だった……それもすぐに終わったけどね。この娘にはもはやわずかな命しか残されていない。まぁ、どうでもいいさ。僕が、キミたちと話しを 出来るなら、ね」

上条「……テっメェ」

一方通行「……どうしてお前は、そこまで俺達にこだわる?何を話てェンだ?まさか、延々自分のこれまでの行いの種明かしやら、ってのをしてェわけじゃねェだろ」

星野「話が早くてたすかるよ……そうだな」


星野「これといって力を持っていなかったはずの赤子のキミが、どうして不世出の偉大な魔法使いを破ることができた?」

上条「……」

星野「どうして、たった二人で、力こそ衰えたものの偉大なる闇の魔法使いの復活を阻止できたんだい?」

一方通行「……」なンで、お前がそンなことを気にするンだ??」 
537 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/08(水) 00:28:48.44 ID:NI97Qmza0
星野「うん?なんで、とは?」

一方通行「……アレイスターは、お前より後に出てきた魔法使いだろうが。それなのに、なンで……」

星野「……偉大なる闇の魔法使い、アレイスター・クロウリーは」

スッ、スッスッスッ

上条「?なんだ?あいつ、杖で文字を……」

一方通行「あいつの、名前……?」

星野「僕の過去であり、現在であり、そして未来なのさ……二人のポッターよ」


---------------------

星野黒男



カッコイイ単語に!『スター』、『クロー』 ×野!男!!

---------------------



一方通行「……」

上条「……」



---------------------

スター、クロー……

↓ふにゃっと

◎アレイスター・クロウリー 

---------------------

一方通行「」

上条「」

星野「ハッハッハッハッハ!!!この僕が汚らしいマグルの父親から譲り受けた名前をいつまでも使うと思うかい?ノーだ!!母方にスリザリンの血を確かに引いているこの僕が!!あのクズの姓をぶら下げておくわけがないだろう!!!!!」

一方通行「……」

上条「……」

星野「思いもよらなかったかい!!それもそうさ、何せこの僕の実に複雑で論理的でセンス溢れるロジックを駆使した素晴らしい名付け方d」


一方通行・上条「「分かるわけねェ(ぇ)だろうが!!!!!!!!!!!!!!」」

アレイスター「アッハッハッハッハ、ヘッダの足りん凡人はこれだからいけない」

一方通行「う、うっぜェェェェこいつ一一とは別のベクトルに超うぜェェェェよもォォォォおおおおおおおお!!!!!」
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 00:31:21.99 ID:EUHetQVDO
な、なんだってー(´・ω・`)
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 00:35:06.66 ID:KHxOi8KSO
そんなアナグラムがあってたまるかあああ
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 00:38:31.52 ID:PIRsCi2SO
まだ「シリウス・ブラック」の方が近いわwwwwww
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/08/08(水) 00:38:32.28 ID:nQflNRFg0
論理的じゃなかったらロジックじゃないと思うぜ星野!
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 00:39:16.36 ID:xqOzLXGIO
無茶すぎるアナグラムだなオイwww
543 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/08(水) 00:47:52.93 ID:NI97Qmza0
アレイスター「そうさ、僕はいつか自分が偉大な、最強最高の魔法使いになると確信していた」

アレイスター「世界一の魔法使いの僕が名乗るに相応しい名前を!僕は僕自身につけたのさ!」

アレイスター「この名は在学時に既に使っていた……最も、僕を慕う数人の生徒のみに、だがね。友人ではないさ、僕の手足と呼べるだろう」

上条「……闇の陣営とかいう厨二軍団か」ギリッ

アレイスター「厨二とか言ったか今ぬっ殺すぞ」

一方通行「……ほざけ、厨二クソ根暗ロリコンが」

アレイスター「……なんだい、そんなに憎しみを込めて。弱く見えるからやめたらどうかな?」

一方通行「はっ、なにが世界一だボケが……残念だが、お前は今も昔も、一度だって世界一になンざなったこたァねェンだよォォ!!」

上条「そ、そうだ!!現にお前は、芳川校長にさえかt」



一方通行「いつの時代もどンな人間も生物も魔法使いも犬も猫も妖精も森羅万象全てにおいて!!お母さンが勝ってるに決まってンだろうがァァァァァァあああああああああ!!!!!」ビキビキビキッ

上条「そっちかー!!?!?!?今そっち食いつくかお前ぇぇえええええ!!!!」

一方通行「杖無しだろうが関係ねェぶっ殺してやるこの調子ノリ男な黒男くンがよォォォォォ!!!ってェかお前いつまでもお父さンお母さン握ってンじゃねェよぶっ潰す粉々になるまでぶっ潰す!!!!!!!」

アレイスター「ハッハ、アッハハハハハハ!!!いいだろう、僕自ら試してやろうじゃないか……英雄、キミは後のお楽しみといこう。もっとも……『バジリスク!!!!』」シューーッ、シューッ

バジリスク『食ってえぇのんか!やっとあの嬢ちゃん食ってえぇのんかぁあああああ!!』ザパァァァァッ!

上条「うぉぁバジなんとかも出てきたぁああ!?」

アレイスター「僕を破ったのならばそれになんて楽勝なのだろう!?見せてみたまえ!英雄の力というものを!!」

上条「えっっちょ、ポッターさん相性的にどっちかってとお前とから戦いたいってかおいアクセラレータおま、お前もこっち相手の方が活かせるでせう!?ちょっとぉおおおおおおお!!?!?!?」

一方通行「頂上決戦開幕ってかァ!?くかきけこくかきけこくかかァァァァァァ!!!」

上条「だ、ダメだ!あいつもう聞いてn不幸だぁああああああああああああ!!!!」

アレイスター「ふっふふ、おチビさんの情報通りに分断できた。あとは、こちらのものさ。二人のポッター」ニィィlt

546 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/08(水) 00:53:12.72 ID:NI97Qmza0
そんなこんなで今回はここまでです

次回は最終決戦ですが、最終回はまた次です

はたしてダブポタの命運とアクポタの狙いやいかに

次回は木曜の20時頃から。お付き合いいただければ幸いです

それではまた

次回もどうぞよしなに 
549 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/08(水) 00:54:23.84 ID:NI97Qmza0
あ、レスの数々ありがとうございました。楽しかったです
wikiも繰り返しになりますが本当にありがとうございます、お手数おかけしましたそしてこれからもでしょうが
ではでは
550 :VIPに変わりまして管理人がお送りします(兵庫) [sage]:2012/08/08(水) 00:55:03.70 ID:6ksPciVX0
乙乙ちくしょうフォイ

まず脱ぎます。たたみます。コーヒーを入れます。そぉい!バッシャアアアアアア!!
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 01:00:43.88 ID:tpQADIif0
>>1
もうこれ星野厨二クソ根暗ロリコン一一予備軍でいいんじゃないか?
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2012/08/08(水) 01:03:06.75 ID:2pPsKZJT0
星野黒男

星/野/黒/男

star black field male

Fall Back DM Aleister Crowly

俺の頭じゃこれが限界だった
fall back は自動詞だし(後退する。価値が減る の意味)
DM ってフォイフォイじゃないから微妙
雰囲気で読んで
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2012/08/08(水) 01:05:10.76 ID:2pPsKZJT0
連投ゴメン
× star black field male
○star field black male

あと>>1
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 01:08:05.18 ID:xqOzLXGIO
>>550
管理人さん落ち着いて

>>553
お前頭良過ぎ

>>1

555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 01:10:47.15 ID:EUHetQVDO
相変わらず最終決戦の終盤までギャグもキレッキレのようでなによりww>>1乙!
今日だけで100以上進んでるのか……ぱねぇ
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 01:14:13.55 ID:KHxOi8KSO
乙ー。絶対鹿児島くンもアナグラム群馬みたいには考えてなかったよね
557 :VIPに変わりまして管理人がお送りします(兵庫) [sage]:2012/08/08(水) 01:26:41.58 ID:6ksPciVX0
>>552
き、きっと鹿児島くンもそう考えたはずさ!しくよろだからね☆
私は日本語でしか理解できませんでした。サゲサゲでしくよろじゃないよね☆

wikiの編集もしくよろしてしくよろしたらいいよね☆私もアゲアゲでしくよろしちゃうよ☆ 
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/08/08(水) 10:04:15.20 ID:b7H9/d370

星野の悪口的称号が木原くンレベルにどんどん長くなってきてるのを見て吹いたww

>>553
お前天才か
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/08(水) 10:05:23.80 ID:OJ1+w7RLo
>>560
そういえば木原くンの今の称号なんだったっけ?
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/08/08(水) 11:37:39.60 ID:zC/x2+hco
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/08(水) 12:51:25.91 ID:q7FH1xnJo
乙!!

>>561
一方通行「アクセラポッターと秘密の部屋……ふざけてンのか!!!!」の>>476にあった


『木原変態変態真正ケモナー挙動不審暴力理不尽どマゾ怪談蒐集ご臨終ララバイジンゴーベルマフラー誤審連発厳重指導ストーカー容疑出題遅れビックリ箱収集癖シレッと参加教師』
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/08(水) 12:54:51.34 ID:OJ1+w7RLo
>>563
ありがとう。
やっぱ本場は長さの格が違ったWWWW
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 12:58:09.16 ID:4EN2An2SO
>>563 地味に変態が二連続で入ってるwww
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 14:15:05.59 ID:vsUgC3a80
>>563 ビックリ箱収集癖ってガキかww 
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 21:46:13.11 ID:lrCwcI/uo
>>570
原作のインさんもああ見えて15も行ってるんだよな・・・
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/08(水) 22:12:11.68 ID:vsUgC3a80
姉って怖いな鹿児島くン。神出鬼没だなマジで。そおい!バッシャァァァァ
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) [sage]:2012/08/09(木) 00:12:05.23 ID:IONNBmwKo
>>573
メール欄にsagaって打てば良いってアーくんが言ってたよ?
鹿児島くンはメタメタ優しいから早めに下げ覚えようね ユリコモオボエタ
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/09(木) 00:15:10.26 ID:bD7B8OMr0
なんかアンパンマンの顔だけ木原になってる夢見た・・なんだよ木原ンチャーって・・
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/09(木) 00:24:34.65 ID:7bF0Qs1SO
>>576百合子、それsageやないsagaやあげてどーすんの
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/09(木) 00:39:03.28 ID:Rdot2Soz0
どうせ勝つのはわかっているが、勝ち方と汚れた女の子の処理とか気になる。
どうくるのかとても楽しみ。
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2012/08/09(木) 01:19:29.20 ID:bD7B8OMr0
>>579 汚れた女の子ってなにそれエロい
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/09(木) 08:43:25.79 ID:ItPlXTQF0
>>579 俺がペロペロすればいいんですね分かりました 
598 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/09(木) 20:20:31.35 ID:KWzpRg810
みなさまどうもです

レスありがとうございます励みになります

最後くらいは書き溜めしたかったんですが結局時間がなかった……ゆっくりになりますが最終決戦です

>>547
>>1も数字が絡むといつもビクビク確認しっぱなしです。確認してあれです

>>551
一一とはまた別のベクトルです

>>552
すげぇ!……と思ったらあれ『w』とか色々どこからあれ……?

>>555
そろそろシリアスな気がしないでもないような違うような

>>556
ふにゃっとしてました

>>557
時間をそのうちとれましたら……ご迷惑おかけします

>>558
そうか、みんな数字残念になれば>>1が惨めにならずにすm日本壊滅しますから

>>559
ギャグに対してツッコミでなく基本は無関心で流します。自分が流されるとくいつきますが

>>560
そんな感じです

>>563
思えば前スレでは追加なかったんですね……

>>567
遅くなりました

>>570
それはもうかわゆくなっていることでしょう17歳インちゃん

>>571
追撃どうもですsage忘れドンマイです

>>579
ようやっとここまで来れたので悩んでいた展開は惜しまずぶっこむことにします

>>582
ルサもそのうち……そのうちばっかりです

>>583
樹海……?

>>585
ごめんなさい元ネタがわかりません

>>587-596
流石に、しかるべきスレでお願いします

>>597
日野ちゃんの動かしやすさったらないです

ではでは始めます

途中レスはどうぞお好きに

それでは本日もどうぞよしなに 
601 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/09(木) 20:39:15.63 ID:KWzpRg810
一方通行「おらァァァァああああああ!!!」

ガンッ!!! ガガガガガガゴバァァァ!!

アレイスター「……ふむ、床が爆ぜてこちらに向かってくるか。なるほど、彼は聞いていた通りおかしな力があるということだな」

上条「あ、あいつ本領発揮かよそういやそうだよなあんなこと出来んだよな」

アレイスター「だが、届きはしないさ。観たところ、物理現象を引き起こすものか?ふんっ、その物理現象そのものを塗り替えるのが我々の持つ『魔法』だろう。甘くみるなよ?」

ヒュッ!バキィイイイン!

一方通行「!?くっそが、杖の一振りで消し去りやがった……?」

アレイスター「アッハハハ、随分と派手にホコリを舞わせたようだが、それがキミの力かい?……おっと、英雄くん?キミは気を抜いている暇があるのかな?」

上条「え?……あっ!?!う、うわぁああ!!そこまで来てたぁぁぁあ!」ダダダダダダダダッ

バジリスク『おまはん食べたら嬢ちゃん食べてえぇらしいんや待ったらんかいこらぁあああ!!』シューッシューッ ズルズルズルズルズルッ

上条「そ、そんなこと言われて待つわけないでせうよ!?あ、そうだ!と、『止まれ!!止まってくださいお願いしますっ!!!」シューッ、シューッ

アレイスター「あぁ、無駄さ無駄さ。いくら蛇語で伝えようと、そいつは僕のいう事しか聞かない……無駄なのは、キミの方もだけどね。っと」ヒュッ

一方通行「っ!見えない壁……『盾の呪文』?はっ、呪文唱えなくていいなンてずっちィよなクソが」

アレイスター「なるほど、中々頭が回るねキミも。あれだけ激昂して飛び掛かる風を出しておいて、目くらましのために視界を塞いで、そのおチビさんを助けることを最優先にしたのかい?」

打ち止め「」

アレイスター「惜しかったね。あとほんの数十センチ。もっとも、僕とキミの力の差はそれどころではないが」

一方通行「……ほざけ厨二クソ根暗ロリコンチートが」

アレイスター「……他はいい、どうでもいい。だが厨二はやめてもらおうか」ビキビキッ 
605 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/09(木) 20:59:45.78 ID:KWzpRg810
アレイスター「キミたちに敵う要素がどこにあるのか、教えてもらいたいね。杖も無いキミ、なす術もなく蛇から逃げ回る英雄」

一方通行「……」ギリッ

アレイスター「魔法界一の魔法使いを下したキミたちが、なんという体たらくだろう。これでは僕の名折れになってしまいそうじゃないか?全く、少しは……」

一方通行「……だから言ってンだろ、魔法界一はお前じゃえェンだよクソボケ」

アレイスター「……キミの母がどう、とか言っていたか?なにを……」

一方通行「……ちげェ、そうじゃねェ。お前は、前回『秘密の部屋』を開けた時も、魔法界でドヤ顔で厨二軍団はべらしてた時もよォ」

アレイスター「だから厨二言うな一思いにアバダケダブるぞ」

一方通行「言っとけ話したがり屋が。とにかく、お前は全盛期でさえ……」

上条「そ、そうだそう、だ。お前は、芳川校長を出し抜けなかったし、いつでもあの人を恐れてたそうでせうよ」ゼェ、ゼェ

アレイスター「!?何故キミまで……バジリスクはどうした」

上条「いや、なんか……」

バジリスク『ヘイ彼女、 われぇといっしょにブラジルコーシーちゅくるないこ?』シャーシャーッ

蛇の像「」

上条「女日照りが長かったらしく、柱の蛇の石像を口説き始めたから……」

一方通行「……」

アレイスター「……寝起きの悪い下僕はこれだから……ふん、まぁいい。何とでも言えばいいさ」

一方通行「厨二」

上条「闇の軍団(笑)」

アレイスター「そういうことじゃないやめろ今すぐ殺すぞ手ぇ抜いてやっているのに。僕が、奴を恐れた?ふんっ、奴は僕の記憶にすぎないものによってこの城からいなくなったじゃないか!」

一方通行「……勘違いすンな。いなくなっちゃいねェ。あいつがこの城から本当にいなくなンのは、あいつを信じる奴が誰もいなくなったときだけだ」

アレイスター「……なに?」

上条「そうですのことよ!俺達はあの人を信じてる!それに!!」


上条「ホグワーツでは!助けを求める者には必ずそれが与えられr」

フォークス「その通りさ英雄くん」

一方通行「早ェ!?!?!?」

上条「うわっ!?!?い、いつの間にやらポッターさんの肩になんか真っ赤ででかい鳥とまってた重ぇ!?!?」

アレイスター「その鳥は……あの女の飼っている?それに。その鳥が、持っているのは……」



アレイスター「……と、緊張してはみたが。アッハ、ッハッハッハッハッハ!なんだい?」

アレイスター「あの女がキミたちの助けによこしたのは……そのボロでアホな帽子一つっきりか?」
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/09(木) 21:01:59.11 ID:gK2dB1Ebo
おいそいつやべえぞ
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/08/09(木) 21:02:33.04 ID:i9PdLnFAO
ヴァカめ!
そいつは地上最強の無生物だ!
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/09(木) 21:02:45.63 ID:BTX8fgoIO
せめてセリフいい終わるまで待とうよフォークスさん 
612 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/09(木) 21:11:57.52 ID:KWzpRg810
組み分け帽子「……」

一方通行「……」

上条「!!なんと!!お前あのヨボヨボでショック死したあのフォークスか!?それに……よっしゃぁ組み分けきたぁああああ!!」

アレイスター「……キミは何をはしゃいでいる?そいつは、四賢者の知恵を持つとは名ばかりの役立たずで、僕が『秘密の部屋』を探していたときも全く当てに……」

上条「はっ!古い人間はこれだからいけませんのことよ!ささっ、組み分け!!!」

組み分け「……」

一方通行「……」

上条「今こそもげ面くんのもとでその才能を開花するに至ったお前の力をどうか!もうこのさいポッターさんたちの活躍とかどうでもいいから、さぁ!!」

アレイスター「なに……?まさか、そいつは……」

組み分け「……」

上条「さぁ!うん?あれ、どうした組み分け、もげ面くんいないから気分でないか?それなら、戻ってからたくさん褒めてやるようポッターさんから言っておくから……」

組み分け「……サラザールの石像だぁ」ジーーーーン

一方通行「……まずい」

組み分け「懐かしい、何世紀ぶりだろうねこれホグワーツのそこかしこにあった彼の作った物は全部彼が持っていったかゴドが破棄したものだからうわぁすごいれす天才たる私並にいやぁ真似できねーなー当たり前だ誰が作ったと思って……」

一方通行「……」

上条「……」

アレイスター「……」


組み分け「……あ、ははは。すまないねキミたち、ちょっと僕のにインスピレーションと言うなの天使が舞い降りたものだから……新曲だけど聴いていくかいふふふこれはまだ誰にも公開していないとても……」

上条「初期化したぁああああああああああああああ!?!?!!!?!?!?」

一方通行「……影響されやすいやつだからな……そのうち元に戻るだろうが、タイミングが……」

アレイスター「……なるほど、あの女がどこまでも僕を茶化したいのは分かった……『バジリスク!!こいっ!!!片付けたあとはいくらでも仲間の雌を増やしてやるから!!!!!!』」シャーッ、シャーッ 
615 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/09(木) 21:35:50.92 ID:KWzpRg810
バジリスク『マジでっかよっしゃ本気じゃおら黒いのこっちこいおらぁあああ!!』ギュルルッ! ガシッ!! ブンッ!!

上条「うわぁああバジリスクの尾っぽで腕取られて放り投げられてフェードアウトってどこまでポッターさんの扱い!!扱い!!!ちくしょう帽子この野郎舞い上がらせやがって!せめてクッション代わりになrいてぇ!!」ズザァァァァッ

アレイスター「揉んでやれ。痛めつけて痛めつけて殺してやるんだ……まぁ、目を観てしまえば楽になれるけどね、英雄くん?」

上条「っ、くっそ、そうだ、組み分けを頭までかぶって……っがっ、って、っ!!!」バキッ!!

バジリスク『へいへーい、へーい』バキッ!!メキッ!!

一方通行「当麻……あの蛇やr」

アレイスター「おぉっと、キミも気を抜くな。そして……『ステューピファイ!麻痺せよ!!』」

フォークス「よしここは美しい私の出番だあの蛇nぬわあああああああああ!!」ガクッ

一方通行「!!不死鳥!?!?」

アレイスター「そいつだけは厄介だ、知っているさ僕を誰だと思っている?……さぁ、幸運なキミ?続けようじゃないか。それとも話す気になったか?キミたち が生き延びた理由を。そうだな、僕の関心を引いておけば、まだ生き延びられる時間があるかもしれないよ?少なくともキミは、ね」

一方通行「……ンなもン、俺らは去年散々お前にくっちゃべってンだよ!知りたきゃ読み返せボケがァァァァああああああああ!!!」グワッ!

アレイスター「読み返すってなんだ……おっと、早い早い。壁を張らないと」バキィン!

一方通行「っ!!」

アレイスター「僕に触れれば何か出来たかい?怖い怖い。さぁ、おふざけは終わりだよ、アクセラレータくん?」

アレイスター「ここからは、キミの寿命を決める戦いだ。せいぜい抗いたまえ?」

一方通行「っ、どこまでも厨二かクソ野郎がァァァァァあああああ!!!」

619 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/09(木) 22:01:15.49 ID:KWzpRg810
アレイスター「床を爆ぜさせようが、僕には揺れ一つ感じさせられない。床そのものを押さえつけてしまえばいい」

アレイスター「何かを投げつけてこようが、僕には傷一つつかない。届く前に止めてしまおう、そんな浅はかな希望は」

アレイスター「直に殴ろうにも、僕には指一本届かない。これがキミとの絶対的な壁だ」

一方通行「っ、はァ、っ、」ゼェ、ゼェ

アレイスター「……杖が無い程度、自分の力ならどうにか出来ると思ったか?キミはよほど、生ぬるい修羅場しか潜っていないらしい」

アレイスター「おっと、もう話す気力もないか?残念だな、キミたちの秘密をまだ一つも聞いていないのに」

アレイスター「まぁ、記憶を引き出す方法はいくらでもあるか……さて」

一方通行「っ、っざけンな。締めの雰囲気、出してンじゃ、ねェぞ。俺は、まだ……」

アレイスター「そうだな、まだ諦めていないらしい。ところどころの骨は折れているはずだし、そもそもどうして立てているのかも不思議だが……終わりにしようか」

アレイスター「……バジリスクの動きが荒くなっている。奴の動きに隠れて見えないが、大方、キミの親友の英雄君を仕留めて、かぶりついているところかな?」

一方通行「っ、とう、m」

アレイスター「『吹き飛べ』」

一方通行「っ!!」ズザァァァァ! ダンッ!!

アレイスター「涙ぐましくも友を想い、恐れ多くもこの僕に挑んだことに敬意を評して、せめて最期はキミが助けたかったものの傍にいさせてやろうじゃないか?」

打ち止め「」

一方通行「……ラスト、オーダー」

アレイスター「おや、ようやく名前で呼んであげるかい?そのおチビさんは散々悩んでいたのだけどね。ハハハ、なんなら最期に口付けでもしたらどうだ?奇跡的に、目を覚ますかもしれない!」

一方通行「……」

ギュッ

打ち止め「」

アレイスター「……抱きしめてその子を庇うか。なるほど、どうやらキミが僕の手から逃れられたのも単なる偶然とかおの程度のものらしい。残念だよ、キミにはもっと何か、可能性を感じていたのだけど」

一方通行「……」

アレイスター「……お別れだ。『アバダケダb」

一方通行「っ!!!!」ブンッ!!!

アレイスター「っ、石を……なるほど、僕がとどめをさす瞬間は無防備になる、と踏んでまっていたか? 上手いことだね、杖を弾いて、自分の下に……だが、残念。僕には、そのおチビさんの杖もある」サッ

一方通行「……」ギュッ

アレイスター「さぁ、今度こそ……」






一方通行「よォ、厨二クソ根暗ロリコンチート舞台役者」




一方通行「お前、俺が初めて『反射』のために観測した力、何か知ってるかァ?」

アレイスター「……は?」 
622 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/09(木) 22:36:29.14 ID:KWzpRg810
一方通行「知るわけねェよなァ?散々聞いてやったンだ、俺の両親の事とか去年のこととかよォ」

アレイスター「……何を言っている?何の話しをしているんだ?」

一方通行「お前のことだよ勘違いバカが。お前は、今の自分と『アレイスター・クロウリー』を、過去で未来で現在だ、っつったなァ?え?」

一方通行「不可逆なンだよバカが。あいつは確かに『お前』だったことがあるかもしれねェ。だけどな、お前は『お前』で止まってンだよ」

一方通行「お前は、俺達が去年出くわしたあいつじゃねェ。その証拠に、あいつに話した俺達の一切を知らなかった」

一方通行「もしも去年のお前なら、こンな失敗しねェンだよ。一度あった痛い目は忘れねェってたちだろうからな」

一方通行「それに、お前は俺のお母さンのことも知らなかった」

一方通行「お前は『過去の人間』だ。取り残された『記憶』でしかねェ。こいつからいくらか知識を仕入れたところで、それは変わらねェ」

一方通行「それを知れたなら、あとは簡単だ。ドヤ顔で調子乗ってるお前に合わせてやりゃァいい」

一方通行「去年のお前がまた俺の前に現れたならなァ……絶対、こう上手くやっちゃくれねェンだよ」

一方通行「俺の、杖に、お前自身の魔力を、アホほど無様に教えてくれるなンてなァァァ!!」

杖「」カタカタカタカタ

アレイスター「何を……一体、何を……」

一方通行「おまけにこのガキだ!!クカカカカカ!!抱きしめて守る!?俺がそンなメロドラマみてェな真似するわけねェだろうが!!!!」

一方通行「このガキにお前が流し込みやがった、お前の力が混在してるこいつの状態を!今なら元に戻せる!!お前が俺の杖に教え込ンでくれた情報を元に、余分なもンを弾きだす!!」

一方通行「簡っ単じゃねェか!!脳みそのエラーをバカみてェに途方もねェ数書き換えるわけじゃねェ!欠伸が出るほど簡単だァ!!」

一方通行「それが出来るのが俺の『ベクトル操作』だ!俺がお母さンから貰った力だ!!」

一方通行「それで、よォ……」

一方通行「もう、『ベクトル操作』じゃ終わらねェ」

一方通行「このガキにとっては余分なもンだが、俺にとっては重要も重要だ」

一方通行「去年手に入れた『お前』の情報は、力が弱まっていて不十分だった」

一方通行「今度のも全盛期とは言えねェが……当時のお前の力を推測するには、十分な数値だなァ?えェ!?!?」




一方通行「既存のルールは全て 捨てろ」

一方通行「可能と不可能をもう一度再設定しろ」

一方通行「目の前にある条件をリスト化し、その壁を 取り払え」

一方通行「『魔法』を甘くみてたのはどっちか、教えてやるよクソ☆野郎!!!」


ズワァァァァァアァァァッ!!!!!


一方通行「黒い翼ァ!?はっはァ、厨二をしとめるには好都合じゃねェか!!!」
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/09(木) 22:39:59.93 ID:NOmIpqODO
翼キタァァァァァァァ!!!!
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/09(木) 22:41:26.35 ID:bD7B8OMr0
どう見ても厨二同士のバトルですありがとうございました
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/09(木) 22:42:08.31 ID:zuSwVzyxo
なんかうまくマッチしてて感動すら覚えた
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/08/09(木) 22:43:39.24 ID:WCnNGcORo
アレイスターは☆になったんや、あれ?かわってない?
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) [sage]:2012/08/09(木) 22:47:29.72 ID:IONNBmwKo
黒翼か…星野仲間になるかと思ってたがここでサヨナラだな…
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/08/09(木) 22:49:58.84 ID:i9PdLnFAO
黒翼キターーーー!
629 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/09(木) 23:04:29.36 ID:KWzpRg810
アレイスター「!?なんだ、これは!わけがわからない、なんなんだ、キミは」

一方通行「はっはァ!それとよォ、お前、上手く分断したととかほざいてやがったなァ?」

一方通行「分断、させてやったンだよォ!お前があのクソ野郎だって分かった瞬間から、俺はお前の力を観測する狙いがあった!」

一方通行「それで……なンだっけェ?あいつが、どうしたって?」

一方通行「よく観ろ、目まで節穴か?首席同士ガッカリさせてンじゃねェよ!!」

アレイスター「なに……なっ!!?!?」


バジリスク『っ!!っ!!!!おとなしゅう、せんか!!!ボケ!!!!』ビシッ!!バシンッ!!!

上条「……っ!!っら、こなくそ!!」

組み分け「右、左!!次は左さ上条ポッター!」

アレイスター「~~っ、あの帽子!!奴め目が無いのか、っ、しかし、動きが分かっていても、避けることなんて出来るはずが……!」

一方通行「それが出来るだけの度胸……いや、勇気って呼んでやるか。それがあンだろ、あいつには。あと『前兆の予知って、知ってるか キリッ』が後で聞けるだろうから待っとけ。お前はその時いねェだろうけどよォ……それに」


上条「っ!バジリスク、聞け!!!お前、それでいいのかよ!!!っ!!ほんとはもっともっと表に出て!!もてたいんだろ、お前!!!!」

組み分け「前に転がりたまえ……!?なにを!?」

上条「本当はこんな薄暗いところで!!!あんな奴に仕えるんじゃねぇ!もっともっと表に出て!!!雌の蛇とよろしくしたいんだろ!?!?イケメンにばっかりいい思いさせていいのかよ!!!!」

バジリスク『何を、何をゆうてまんねや!!!わては怪物やさかい!!!ここで!!主人と!!』

上条「怪物だからなんだ!!!目を合わせたら死んじまうってか!?だからどうした!!!だったら眼帯でもあててやれ!!!もてたいために必死にバカみてぇ に努力してる人間もいるんだぞ!!!!汚い手を使ってでもモテた人間だっているんだぞ!!お前はそんなことをする度胸もねぇのに、ただ逃げてるだけじゃ ねぇか!!!!」

バジリスク『逃げ……逃げてなんかないわっ!!!ナンパなら任せんかいわしは……』

上条「脳内トレーニングとか石像相手じゃなんにもならねぇだろうが!!!!」

上条「たった一つだけ聞くぞ、バジリスク!!お前は本当にこのままでいいのかよ!一生を薄暗い『秘密の部屋』で終えて!もし上手くいってもあいつの道具として人を殺しまくるだけで!!そんなんでいいのかよ!!」

上条「お前だって主人公になりたかったんだろ!!!誰にも恐れられて誰にも怖がられて、そんな悲しい一生じゃねぇ!!マスコットみてぇにペットみてぇに、そんな夢をみてたんだろ!!!」

上条「本当にお前が残虐非道な怪物なら、関西弁でぼやいたりしない!おにゃのことか言わない!そんなもん擦り切れちまってるはずだろうが!!!」

上条「まだ、明るい世界に入る気持ちが!!まだ少しでも残ってるんなら!俺と来い!!俺がお前の居場所を作ってやる!!蛇とは仲がいいからな!!」

組み分け「……」 
637 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/09(木) 23:15:48.82 ID:KWzpRg810
バジリスク『なにを、ゆうて……わしゃ、生まれた瞬間から、こうなることが決まっとったんじゃ!!勝手を、言うなぁああああああああああ!』グアァァアアアア!!

組み分け「……真正面、噛みつきだ。上条ポッター……そして」

上条「いいぜ……こいよ!!これだけ言ってもまだ、分からないんなら!!!」

バジリスク『あああああああああぁぁぁああぁぁっぁぁあああああ!!!!』

ブシャァァァァァァ!!!!


アレイスター「!は、はっは!!!よくやった、バジリスク!奴の、右腕を……!!」

一方通行「あァ、本当に……よくやった」


組み分け「合格だ、当麻・上条・ポッター。もう天才たる私も、必要ないだろう」

上条「っ!!!!お前がどこまでも!!!!お前自身のことを拒絶するってんなら!!!!」


アレイスター「はっは、は……!?!?千切れた右腕から……なにが!?どうなっているんだ、これは!!?」

一方通行「……お前もよォ。きっと力つけたらもうちょい余裕な態度取れるようになンだろうな。去年のお前、もうちょい最後までラスボス然としてたぞ」


組み分け「これを持て。どこまでも気高く、どこまでも勇気ある大バカ者。今はキミにこそ、これは相応しい」

シャランッ!!!

上条「その幻想を!!!ぶち殺す!!!!!」

バジリスク『!?!?!?な、なんやおま、おまさん、どうしてわしの目を、みても!?!?』




一方通行「ゴドリック・グリフィンドールは。ほぼ全ての呪い、またはそれに準ずるものは無効化する。スリザリンの蛇程度に……遅れはとらねェだろうが」

アレイスター「!?!?!?」
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/09(木) 23:18:34.22 ID:NOmIpqODO
まずい。厨二魂がワクワクしてテンション上がりすぎるwwww
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/09(木) 23:18:46.03 ID:zuSwVzyxo
チ、チートや!
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/08/09(木) 23:19:34.99 ID:WCnNGcORo
本気のダブポタ来たか
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/09(木) 23:21:30.92 ID:bD7B8OMr0
やっと主人公らしいことしたな
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) [sage]:2012/08/09(木) 23:24:05.25 ID:IONNBmwKo
「クライマックスね」ガシャンガシャン
643 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/09(木) 23:33:27.71 ID:KWzpRg810
上条「っ!!!!」

ザクッ!!!ブシャァァアアアア!!

バジリスク『あがっ、っがぁあああああ!?!?わ、わての牙がぁあああああああ!!』ジタバタゴロゴロ

上条「す、すげぇなんかこの剣と右腕に任せてたら勝手になんか動いたすげぇ!右腕ほんとは無いけど!!!」

剣「」マカセンカイダンナ!!!!

一方通行「喋ンな……さァて?」

バジリスク『あががggggggg』ジタバタ ピクピク

上条「っと……そうだな。蛇ももうこれ動けそうにないし……」チャキッ

アレイスター「」

一方通行「……お前が観測したこともねェ、打つ手もなンにも講じられねェ力がガンガン出てる、この俺、アクセラレータ・ポッターと」

上条「なんやかやあって、グリフィンドールその人の力となんやら同程度らしい呪い打破持ちな、当麻・上条・ポッターを」

アレイスター「」

一方通行「一度に相手して……相手できるだけの格が、今のお前にあンのかよ?」

上条「……あ、なんかこれをそげらすればいい気配がするぞぉ。右腕だけじゃ中まで通らないからダメですけども、バジなんとかの牙の毒を吸ったこの剣でそげられば」日記ヒョイッ

アレイスター「」




アレイスター「チート!!!チートって嫌だなくっそぉおおおおおおおおお二人のポッタぁああああああああああ!!!」

一方通行「おォおォ、だからでけェ声出さずにいろって弱くみえンぞ? ほとンど殺しても現れるお前もお前だがな……けどよォ」

上条「二人のポッター、なんていいづらいもんでまとめるなよな。覚えとくといいぞ?俺たちは、お前が何度現れようとぜったいにその幻想をぶち殺す」

アレイスター「アアァァァァアッアアアアアアァアアアアアアアああああああああああああ!!!……」


ゴシャァアアアアアアアアアア!!! 
 パキィン!!!!


上条「ふたりは」

一方通行「ダブポタ……言わすなってンだろ、だから」

打ち止め「」

打ち止め「……うー、ん」 
653 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/09(木) 23:52:43.43 ID:KWzpRg810
上条「おー、日記からインクがドバドバ出ていきますのことよ……これ床こげてねぇかなんか……あ!」

一方通行「あいつの思念やらなンやらで邪なもンになってンだろ……ン?  打ち止め!」

打ち止め「うーん、床つめてぇ、って、ミサカはミサカはそれミサカの台詞じゃないだろってツッコミ待ちだったり……あれぇ?あなたぁ?英雄さん?あれ?まだ夢の中なのかしら、って、ミサカはミサカはあの人がミサカの名前を呼んでくれることなんt」

一方通行「起きたか、おい!打ち止め!……あァ、良かった。俺の仮説が間違ってたりだとか、どこかしくじって目ェ覚めないことがあったらどうしようかと……」ナデッ

打ち止め「ひやっ!?あ、あれ!?!?な、ななな撫で撫でsあれ!?!?これ、夢じゃないの!?あれ!?って、ミサカはミサカは降って沸いたあなたの手のぬくもりに驚きをあの、あれ!?!?」ワタワタワタ

上条「ははは、悪夢はもう終わりましたのことよ、打ち止め」

打ち止め「あ、悪夢?あれ……そういえば、ここ……あっ」

打ち止め「あ……あぁ……って、ミサカは、ミサカは……自らのおかれた状況を、思い出して、みる」ガタガタガタガタ

一方通行「……思い出すことはねェ。おい、もう終わったって言ったろ……あいつ、あの厨二クソ根暗ロリコンチート舞台役者ざまァは、俺達がぶっ飛ばした。だから……」

上条「やっぱどんどん長くなってくのなそれ」

打ち止め「!ほ、星野の、こと、よね!?やっぱり、あの人のこと、まで……ねぇ、あなた、どうしよう!ミサカ、ミサカがやったの!全部!!でもミサカ、気 づかなくって、ってミサカはミサカは、もちろんそれでミサカのしたことが帳消しになるわけでないことは承知してみる!」

一方通行「……あァ、知ってる」

打ち止め「あなたたちに、本当のこと言おう、って!言おうとしたけど、けど、ワーストに聞かれたら……って、いえなくて!みんなに、知られたら!ミサカが、ミサカがあんな……」

打ち止め「そ、それに……」

一方通行「……」

上条「……」

打ち止め「ほ、星野に、聞いちゃった、のよね!?あなたをミサカが、どう想ってるのか、も!って、ミサカはミサカは顔から火が出そうだったり!!」///

一方通行「……」

上条「……(あれこの子意外と余裕だな)」

打ち止め「ごめんなさい、ごめんなさい!ミサカ、きっと退学に、なるのね。あんなに楽しみにしてた学校なのに!それに、あなたには……あんな変な歌しか伝えてなくて、迷惑しか、かけてないのに!って、ミサカはミサカは、後悔しきりで打ちのめされてみる」

一方通行「……」

打ち止め「ごめん、なさい!ごめん、なさい、って!ミサカ、は、ミサカは……」




ギュッ

打ち止め「!??!?!!?!?ふぇ、え、えぇ!?!?あ、あなた!?あく、あくせらるあの、み、ミサカその抱きしめなんてご褒美はあのおおおお!?!?」

一方通行「おい、クソガキ」




一方通行「俺な、あの歌気に入ってンだよ」

打ち止め「……えっ」



上条「えっ」
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/09(木) 23:55:39.30 ID:Mg4Z3gHB0
「えっ」
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/09(木) 23:55:49.34 ID:8sTbkVW4o
なん……だと……?
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/08/09(木) 23:56:17.61 ID:WCnNGcORo
えっ?(アクセロリータ覚醒か)
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/09(木) 23:56:39.41 ID:zuSwVzyxo
えっ?
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/09(木) 23:56:43.91 ID:NOmIpqODO
そういえばこの人センス×でしたwwwww
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/09(木) 23:56:49.25 ID:2N3e7RtSO
えっ
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/08/09(木) 23:57:44.69 ID:i9PdLnFAO
えっ
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/09(木) 23:58:10.84 ID:7bF0Qs1SO
え?
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/08/09(木) 23:58:30.33 ID:R2wIVcNa0
あんな黒地に白いラインが入った服を好んできちゃうほどの人ですから… 
666 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/10(金) 00:09:44.74 ID:iVqpCODG0
一方通行「センスありまくりだろうが。みんなの手前、同意しかねたがよォ」

打ち止め「え……えっ?だって、あなた……怒って、って、ミサカはミサカは、当時のことを思い出してみたり」

一方通行「当たり前だろ……あンないい歌、バカにしまくってきやがンだから」

上条「あー……そっちだったかー」

一方通行「お前のしたことは、俺に一切迷惑なンかかかってねェ。だから気にすンな。星野のこともだ。お前は悪くない」

打ち止め「でも、でもぉ、って、ミサカ、ミサカはぁ……」

一方通行「俺達が助けてやったンだ。他の連中には何も言わせねェ。お前は何も悪くないってどこでだって証言してやる」

打ち止め「うぅ、うぅぅう」

一方通行「お前を糾弾してくる奴がいたら、俺が、歌をバカにして来た奴にしてやったみてェにとっちめてやる。俺だけじゃねェ、こいつも、美琴も、今悠長に眠ってるあいつも、お前の姉も妹も、全員が全員でお前を守ってやる」

打ち止め「あなた、あなだぁ」グスッ

一方通行「お前がこンな風になっちまったのも、一重に俺らのせいだろ。お前が一人で抱え込ンで、道具にされて。ホグワーツ第一位の頭脳が断言してやる。お前は悪くねェ……だから、泣き止めクソガキ。あやし方は知らねェんだよ」

打ち止め「ううん、うん。これは、違う涙なのよ、って、みさ、みさか。う、うわぁああああん!!あくせら、れぇたぁーー!!」ビーーーー!



上条「……うんうん、仲良きことはよきことかな」

上条「……ロリコン覚醒じゃありませんように」パンパンッ

一方通行「おいそこのバカぶっ飛ばすぞ黒い翼d……あァ!?無ェ!?」

打ち止め「わぁああああああん!!!」

上条「あんまり動くなよ胸かしてる打ち止めが危ないぞ……あー、きっとあれじゃないか?その、なんちゃら星野数値が直に観測できた時とかの奥の手、的な?」

一方通行「お前に解説されるとなンかむかつく……おォ、お前のそれと一緒でな。大丈夫か右腕元に戻って血ィドバドバ出てるぞ」

上条「えっ……あっ、やべっ、これやばく、やばくねっ!?!?」ドクドクドクドク

組み分け「バジリスクがそのあたりに吐いたキミのなにやらとんでもない右腕は天才たる私が回収済みさ。さぁ、そこで伸びてる不死鳥の『どんな傷でも完全に再生できる』涙でも使いたまえ」ピョンッピョンッ!

上条「お、おぉありがとう……そんなチートアイテムをさも自販機でジュース買う感覚で使っていいんでせうか。チート三昧だなぁ」

組み分け「キミもだがね」

一方通行「お前が言うか」


打ち止め「ひっく、みんなみんなよ、てミサカはミサカは、えへへ、あなたにつっこんで、みたり」グシグシッ ニコッ
667 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/10(金) 00:23:42.67 ID:iVqpCODG0
一方通行「……ほンとに元に戻ったな。去年みたく俺がそっくりそのまま繋ごうかとも思ったが」

上条「それはそれでチートな気が……ありがとな組み分け」

組み分け「礼ならこの鳥に言いたまえ……おきておらんがね」

フォークス「」シーン

組み分け「ふむ、困った。こやつが起きるまでは足止めのようさね諸君」

打ち止め「え、ど、どうして、って、ミサカはミサカは出来れば早めに、帰りたかったり」

組み分け「あの急勾配を上るには、どれだけの荷物でも引き上げられる設定の不死鳥がいないと無理だろう?」

一方通行「設定言うな……そうか、こいつもお前も無駄に出てきたわけじゃねェのな」

上条「あー、組み分け?この、ぐ、グリフィンドールの剣返していいか?なんか、恐れ多くてさ」

組み分け「堂々としていればいいのさ。まぁあとで返してはもらうが……おや?」

バジリスク『うぅ、いてぇよぉ、いってぇよぉご主人様の気配消えたしよぉ、もうどうしろっちゅうねんマジで』ズリズリズリ

一方通行「バジリスク!?……なンか、大人しいな。目が開いてねェのはどうしてだ?」

組み分け「蛇の王同様、獅子たるゴドの視線にもなんやかやあるのさ、うん」

上条「ち、チートだ俺だけど……えぇっと、バジなんとかさんや?」

バジリスク『ひょえぇ!?あ、あんさんかいなもう堪忍してマジで、わての毒あげるさかいこれでも売ったって!!』

上条「あ、いやそんなつもりじゃねぇけど……結局、どうしたい?俺、さっきのこと本気ですのことよ」

バジリスク『……』

一方通行「……当麻」

打ち止め「?」

組み分け「……獅子は、蛇を受け入れんとす、か」ボソッ

バジリスク『……考えとくわ。とりあえず、今は休みたいねん。っちょ、あんさん蛇語できんねやろ。そこの、その、初代ご主人様んとこ、開けてほしいわ』

上条「そっか……うん?開ける?」

バジリスク『そや、わての寝場所、あの石像の口んとこ。初代ご主人様がなんやここにおるときの寝場所は、右足あたりにあったんちゃうやろか』

上条「あー、そうなのか……えっと、開け!」

スリザリン像「」ゴゴゴゴゴゴゴガガガガガガガガガガ パカッ 
669 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/10(金) 00:40:59.21 ID:iVqpCODG0
打ち止め「あ……あの変なおじさんの像の口がぱっくり開いたね、ってミサカはミサカはなんだかちょっとおまぬけに思えてみる」

一方通行「可動式かよどこまで自分の像に手ェかけンだよ」

組み分け「どこまでも、さ。あぁ」

バジリスク『おおきに。ほな……また』ズリズリッズリッ

上条「おー、じゃぁな……そういえば上でポッターさん普通の「」で喋ってること多いけど対蛇は蛇語だってことでひとつふにゃっと」ゴニョゴニョ

一方通行「なンのことだ黙れ。それより、あの蛇なンか言ってたな……初代主人の寝床?」

打ち止め「あなたたちってやっぱり蛇さんとお喋りできるのね、ってミサカはミサカは関心してみたり。ミサカもこないだまでなんとなく出来てたけど……」

一方通行「俺があいつ要素消し去ったから無理だろうな。なンつったっけ?右足?」ツカッツカッツカッ

組み分け「うむ。それらしい箇所があるね、ここに」ピョンッ、ピョンッ、ピョンッ

上条「あー、組み分けは分からないのか?」

組み分け「仕上には言ったけど、天才たる私が爆誕したのはサラザール・スリザリンがこの部屋を作るずっとずっと前の話さ。この部屋のことも、この中になにがあるのかも天才たる私は皆目検討がつかないよ……そういえば仕上平気かなベッドが寒くないかな心配だ」

一方通行「そうかよ。……」

上条「……開けてみるか?」

打ち止め「や、やめようよ、って、ミサカはミサカは……」

一方通行「……いや、少し興味がある。俺だけで行ってもいいが……」

上条「させねぇっての。俺も行くぞ」

組み分け「ふふーん、天才たる私無しでどうしようというのだい?」

打ち止め「み、ミサカも!あ、あなたと一緒なら怖くなもん!ってミサカはミサカはここぞとばかりにあなたの腕にひっついてみたり!」ガシッ!

一方通行「痛ェから緩めろ……そンじゃ、当麻」コホン

上条「おぉ、思えばこればっかだな蛇語と言えば……」コホン

一方通行・上条「「『開け』」」


ガガガガガガゴゴゴゴゴッ サァァァァッ

一方通行「……」

上条「……」

打ち止め「!……あれ?意外に、ふ、普通のお部屋ね、ってミサカはミサカは拍子抜けしてみる。ベッドがあって、すっごく背の高い本棚と机」

一方通行「……」ツカッ、ツカッ、ツカッ

上条「……なんかあったか?」

一方通行「……この、机に載ってる本。間違いねェ……『ツッコミに疲れた人のための諦め方』、原本だ」

上条「?」

一方通行「これに……これが、ここにあるってことはよォ。こいつに、きっと何か……」


打ち止め「?なんだか普通すぎてつまらないわね、って……あれ?あの、壁にかかった絵、なんだろう、って、ミサカはミサカは指差してみる!」

組み分け「あぁ……う、あ。あぁ」

打ち止め「とっても楽しそうな、四人の男女の絵ね!って、ミサカはミサカは、微笑ましさにつられて笑ってみたり!!」



次回 最終回

『とある魔法使いの継承者』
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/10(金) 00:45:02.73 ID:8OuAMpjDO
うわぁぁぁぁ!!色んな意味で、うわぁぁあああサラさああああん!!!!
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/10(金) 00:46:28.39 ID:dJ8ShcxSO
…ああ、やっぱりサラさんは…

打ち止めいい台詞言うわー…
672 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/10(金) 00:48:21.37 ID:iVqpCODG0
そんなこんなで、最終決戦はここまでです

最終回は後日談と、諸々フォローのお話です

ちょっと原作とはスリザリンのイメージが変わってしまうかもしれませんが、ここまできたらやれるとこまでやってみます

最終回は、日曜の朝10時から

妄想全開ですがお付き合いいただければ幸いです

レスの数々ありがとうございました。楽しかったです

それではまた

最終回でも、どうぞよしなに 
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/10(金) 01:12:00.48 ID:39NtZeBEo
いい。実にいい。
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/08/10(金) 01:23:29.07 ID:PqdFo+NAO

こっこれは涙じゃなくて不死鳥の心の汗なんだからね!?

サラさんうわああああああぁぁぁぁぁ 
683 :NIPPERにかわりまして管理人がお送りします(神秘課) [sage]:2012/08/10(金) 03:03:28.18 ID:YBpYxUJAO
…創設者シリーズが完結したら次はミサカ達の日jすいません数字に弱いのに無茶言いましたすいまsそういえば、作中に四コマで「ゴドさん」っていうマンガがあるって[作中で]言ってましたよね?管理人の情報収集力嘗めたらいかんぜよ

まぁ創設者シリーズが終わるわけもなく。 
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 12:00:32.69 ID:hqQV17uT0
みなさまどうもです

レスありがとうございます励みになります

>>673>>681>>685
普通に乙でもよいのですよあbbbb

>>674
人間味を出しすぎた感がありますありがとうございます

>>675
設立奮闘物から学校が始まったお話にシフトしようかとも思いますがそうするとウーーームといったところです
せっかく三巻になるので、通行百合子の過去話シリーズにしちゃろうかとも思いますがそれネタバレなしでできるのかウーーム

>>677
やりきってみますです

>>679
メンタルが完全に回復するのでせうかℓ単位でください!!!!

>>680
何故に

>>682
裸でコーヒー淹れるなんてロック過ぎるです

>>683
……そうだ、結集前のお話を今更始めてしまいますかね

>>684
結果は今現在のスリザリンの扱いです

>>686
いつの世も後世に伝わるのはその人の目立つ部分だけだったりします。信長が甘党で下戸だった可愛い一面なんてほとんど知られていませn違うか

>>687
!?

>>689
マセてるんです。そうだと思いたい

>>691
えーっと、ネタバレが入るのですが簡単に説明すると……
魔法と言うのは現代オカルト的にも創作的にも『超自然』を目指すのもであり、つまりは現次元の打破による自己の高次元化を図るものであります。シャーマンしかりイタコしかり
百合子が与えた『自己の命を犠牲にした愛の力』は正にアクポタに現次元での魔法概念を覆す力を持たせており
とある的にそういうフレーズを持った力と言えば……というこじつけです

>>692
ま、まぁな!!!

>>698
>>1もあれで大丈夫かなぁとなんとなく思ってました

>>700
まああの街の超能力もほとんど魔術みたいなもんちゃうかなと

>>708
三巻でのシリウスの扱いはそんなぬるい扱いではないので……

>>710
あと二巻先くらい待っていただければバンバン言うかと。初期のことは忘れてくださいネタがなかったんや

>>713
そ、そもそも本当の婚后さんの出番さえまだ思いついてnゲフンゲフン!!

はてさて、それでは始めようかと思います

途中レスはどうぞお好きに

それでは本日もどうぞよしなに

722 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 12:19:44.52 ID:hqQV17uT0
一方通行「絵……?」

上条「あ、ほんとだな。四人……あれ?待てよ、この、スリザリンが出入りしてたとこにあるってことは、さ……」

組み分け「……あぁ、上ポタ。もちろん、そういうことだ……これは」

一方通行「……創設者四人の、絵か」

打ち止め「えぇ!?こ、これがホグワーツを作ったえらーい人たちのお姿なの!?ってミサカはミサカは思っていたよりずっと若くて明るい四人の姿に驚きを隠せなかったり!」

組み分け「もちろん若かろうさ。これは、学校設立前の四人をロウェナ・レイブンクローが描いた物だという。天才たる私も、一度だけ見せてもらった……サラザール・スリザリンの、持ち物に入れられていたもの、だ」

一方通行「入れ……?まァ、いい。そうか、これが……赤い髪が、ゴドリック・グリフィンドールか?」

上条「おぉ……で、肩組まされてるのが、噂のスリザリンってことなんでせうか。なんか、雰囲気お前に似てるな。嫌がってる顔の割りに避けてない」

打ち止め「ツンデレさんなのよね!ってミサカはミサカは把握してみたり」

一方通行「誰がだアホが」

組み分け「言われてみれば初期のキミたちのような間柄だったかもしれん」

一方通行「初期言うな」
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/12(日) 12:25:12.99 ID:HSaSVOjYo
組み分けぇ!
724 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 12:36:23.65 ID:hqQV17uT0
上条「でも、さ。なんでこんな絵がここに?」

組み分け「……なんで、とは?」

上条「え、だってそうだろ……ここは、あー、スリザリンが、学校の人たちを裏切るためのものを隠した部屋だろ?なのになんで……」

一方通行「鈍い鈍いとは思ってたが、ほンとに鈍いなお前は。当麻、つまりは……そういうことだろ」

上条「?」

組み分け「アクポタよ、何かそちらにもあった、そう言っていたな?」

一方通行「おォ……大魔法使いサラ、つまりはサラザール・スリザリンその人が書いた『ツッコミに疲れた人のための』シリーズ最終巻、『ツッコミに疲れた人のための諦め方 二十選』。その、原本だ」

パラッ

一方通行「……この最終巻にはよォ、ちょっとおかしなところがあった。それまでは割りと実践的な、ツッコミ道に役立つ、役立てさせてくれるような知識を教えてくれるもンばっかりだった」

パラッ

一方通行「なのに、これは。『諦め方』だ。文体も随分と変化して見えたし、凡そそれまでのサラとはらしくねェもンだった……」

パラッ

一方通行「最初は、晩年になって疲れちまったンだろう、そンくらいで考えてたが……もう一つの、違和感」

パラッ

一方通行「……あとがきの後の、この空白のページ。製本ミスかと思ってたけどよォ……しっかりと、原本にもありやがる」

打ち止め「……」

組み分け「……」

上条「……最後、ここ。蛇の絵、描かれてる、な」

一方通行「……おォ」

上条「……」

一方通行「……」

一方通行「『現れろ』」シューッ、シューッ


スゥゥゥゥッ


『――私は、全てを諦めた』
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 12:41:21.65 ID:blm2oa6DO
サラしゃあああああん!!(´;ω;`)
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/12(日) 12:44:12.13 ID:hOQjGSfCo
あ、やべ目から海水が……
727 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 13:00:35.51 ID:hqQV17uT0
一方通行「……」

『私達は、指導者としては一流だったのかもしれん』

『この城から。ホグワーツ魔法・魔術学校から巣立った生徒たちは、いずれも多大なる可能性を開花させていった』

『混沌とした魔法界を、マグル社会の影で点点としていた魔法使い達を、一挙にまとめさせるだけの力ある者たちを輩出していった』


『だが、しかし。私たちは、教師としては一流とは程遠かったのだ』

『私達の姿を見れば、理解するものと高を括っていた』

『私達の心には、いつも。私のロケットの中にあると同じ、四人のあの日の姿があったのに』


『私の教え子たちは。純血であることの誇りを、他者を貶める邪心に変えていった』

『マグル生まれを排する主張、糾弾する者たち。気づけば、私の寮はそんな者ばかりになっていた』


『奴の教え子たちは。奴の騎士道を、自らの行いを正当化する盾としていった』

『奴の目指した『全て魔法使いが等しくなる世』、それを成し遂げ、守ろうとするあまりに』



『私達の教えは、対立するものではなかったはずだ』

『そうではないと、私達は身を持って示していたはずだった』

『だが、世はそんな私達の『姿』など気にしないらしい』

『これも全て、私達が教師として足り得なかった部分だろう』


『奴を理想の社会の体現者として持ち上げる者たち』

『私を、真の魔法使いとして崇拝する者たち』


『私は、諦めることにした』


『それで奴の目指す、理想の社会が本当に、訪れるのならば』
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/08/12(日) 13:01:13.84 ID:vn1yyTIM0
サラさん…
あれおかしいな。目からいろはす温州みかんが…(TΔT)
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 13:06:20.79 ID:blm2oa6DO
お互いの考えが一部だけ広まり過ぎた結果
お互いの立場が縛り付けられちゃったわけか…… 
731 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 13:26:53.84 ID:hqQV17uT0
『私は私の主義を変えられない』

『私の魔法使いとしての血があってこその、一族全ての命を背負わされたこの力なのだ』

『誇りあれ、魔法使い。受け継がれた力は、死をも凌駕する』


『奴は、奴の信念を曲げられない』

『奴は目の前で、自らの半身とも呼べる存在を世に焼かれた。ただ一度、抑え切れなかった魔力が暴走してしまっただけなのに』

『目を覚ませ、魔法使い。「こんな世界は間違ってる」それが奴の口癖だった』


『間違いを正すのが奴の役目なのだ』

『私はその間違いとなろう』

『後の世に認められなくとも、たとえ私の誇りとは違う形で伝えられようとも』

『私と馴れ合い、奴とロウェナとヘルガまでもが「間違っていた」とされるより、ずっといい』

『ホグワーツが、この先千年もの間、魔法使いの名門となるために』



『近く、私は私の崇拝者と共に行動を起こすだろう』

『諦めは、覚悟と呼んでいい。私は既に、このロケットの中身を置いていく覚悟を決めた』

『偉大なる魔法使いは、ホグワーツを追放された闇の魔法使いとして名を残すことだろう』

『バジリスクはこの地下深くに眠らせておくことにする』

『後世で再び、私の姿を追い、力を求めた者のために』

『それでも、私の力が魔法界を覆うことは絶対にないだろう』

『なぜなら』



『ゴドリック・グリフィンドールの継承者が、必ず、私の力を殺してくれるのだから』
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/12(日) 13:34:16.61 ID:hOQjGSfCo
鳥肌たった……
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 13:35:32.72 ID:blm2oa6DO
サラさぁぁぁ゛あ゛あ゛あ゛ん!!!
734 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 13:52:58.65 ID:hqQV17uT0
一方通行「……」

上条「……」

打ち止め「……」

組み分け「……まさに、その通りとなった、わけだ」

一方通行「……俺達が、グリフィンドールの継承者、って言いてェわけか?」

上条「……まぁ、血縁的にもそうらしいですけども」

打ち止め「えっ」

一方通行「置いとけ……はっ、スリザリンよォ。全部諦めたなら……じゃァ、どうしてここにこンなもンまで残したンだ?え?」

上条「……見つけてほしかったんだよな?どんだけ憎まれても蔑まれてもいい、そう思ってても、あんたの心の奥底にしまった本当の気持ちを」

上条「……あんたの秘密を、さ」

組み分け「……」

一方通行「……絶対に、あンた程の奴なら、別の道だってあったはずだ」

上条「誰もが笑って、誰もが望む最高の世界が、あんたと三人なら開けたはずだろ」

一方通行「……あンたの力がはびこってンのは確かだ。それで、俺達はそれを絶対にくじく。そう決めた」

上条「……でも、俺達は『ゴドリック・グリフィンドールの継承者』ってだけじゃねぇよ、もう」

組み分け「……どういうことだい?」

一方通行「他人事じゃねェンだよ、こンなもン知っちまったなら」

上条「そうそう、何より俺たちはグリフィンドールの意思を継いでるわけですし」



一方通行「理想を追い求めたゴドリック・グリフィンドールと、その理想のために全てを捨てたサラザール・スリザリン。俺たちは、どっちの意思も受け継ぐ」

上条「その上で、こんな世界の、二人が作ったもんを全部ぶち殺す」



一方通行「獅子と蛇、両方の継承者だ。そのくらいの見栄は張っていいだろ、ここまで来たンだからよォ」

組み分け「……ありがとう、アクセラレータ、当麻」
735 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 13:54:18.96 ID:hqQV17uT0
打ち止め「……」

打ち止め「とある二人の継承者、ってことね、って、ミサカはミサカは、上手いこと言ってみたり」ニコッ






736 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 14:08:11.05 ID:hqQV17uT0
ガガガガガガガガガガ、ガコンッ

一方通行「良かったのかよ組み分け、あの絵持って行きたかったンじゃねェのか?」

組み分け「いいのさ。サラザールの想いを知れただけで、天才たる私は一世紀も生きていたことが報われた気分さ。あとは仕上の仕上で余生を満喫するとしよう」ッフフフ

一方通行「引退する気か一応お前には組み分けって役目があンだろが」

上条「仕上にはノータッチかちくしょうもげづら」

一方通行「もう放っておけそこは」

打ち止め「仕上ってなにをするの?ってミサカはミサカは興味津々な目を組み分けに向けてみる!」

組み分け「それはね、毎晩仕上に寄り添って寝ているのを一度離れてみて、そして仕上がどうでもいい風を装いつつ聞いてきたとことろを……」

一方通行「ガキにいらンことを教えるな」

上条「もげづら!!!もげづら!!!!!ちくしょう俺のもげろ俺の右腕もげづら君をぶっ飛ばしてやりますのことよ!!」グイッ!グイッ!!!

一方通行「落ち着けお前は。それに引っ張ったくれェで取れたらお前の腕どンだけ着脱機能弱いンだ」

組み分け「不死鳥の涙かたなしだね。おや?」

フォークス「うっ、くっ、美しい僕としたことが不覚だった。まぁ失神した姿も美しかったろうけど」ヨロッ

一方通行「言い忘れてたが普通にペラペラ喋ンなお前。あと舌だしてアホ面だったぞ存分に」

フォークス「くっ!!!……あー、そんな時も、あろうね」シューーーッ

上条「なんか一気に老けたような……」

組み分け「滅多なことで傷つけるでないよアクポタ、転生するまで帰れなくなってもいいのかい?」

一方通行「知ってたけどメンタル弱ェな不死身の生物」
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) [sage]:2012/08/12(日) 14:10:41.30 ID:iTjnTiz4o
やだ、このサラさん超カッケェ!!
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/12(日) 14:11:15.13 ID:hOQjGSfCo
あ、なんだろう、フォークスと一一が被った
740 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 14:19:24.04 ID:hqQV17uT0
一方通行「忘れ物はねェな?もう二度と来ることもねェだろうから確認しとけよ」

上条「おかんかお前」

一方通行「お前の存在忘れるぞこら。おいガキ、ちゃンと掴まっとけよ」

打ち止め「は、はーい!ってミサカはミサカはおんぶというあまりにもな密着度合いにドキが胸胸するのを抑え切れなかったり!!」

一方通行「あンま興奮すンな、そこまで背ェ高くねェだろ俺は」

打ち止め「……そうね、ってミサカはミサカはさっきあんな会話したのにそれってどんだけミサカ意識されてないのって打ちひしがれてみる」シュン

一方通行「あァ?おい、だからちゃンとつかまれっての」

上条「……どの口がポッターさんに鈍感だとかほざいてるんでせう」ヒソヒソ

組み分け「全くだね」

一方通行「何ゴチャゴチャ言ってンだお前らも……行くぞ。じゃァな、スリザリン像」クルッ


スリザリン像「」シーン


一方通行「……そこで動かないあたり流石常識人です大魔法使いサラ一生崇拝しますマジで」

上条「こいつもこいつで変な風にリスペクトしちゃってますけども」

組み分け「元祖ツッコミだから仕方ない」
741 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 14:32:22.63 ID:hqQV17uT0
上条「あの場所から抜けて、またトンネル、っと。障害も何もなくて、行きはなんちゃら、帰りは早いって感じだな」ハハハ

一方通行「それはもしかして行きは好い好い帰りは怖いのこと言ってンのかま逆だバカ」

組み分け「第二、第三の星野帳が現れたりするわけかね」

打ち止め「い、いやー、って、ミサカはミサカはノリノリで演技してみたり」

一方通行「どンだけ日記書いてンだ暇人かあいつは。ンでお前意外と余裕なほンと」

打ち止め「あなたがいれば百人力なのよ♪ってミサカはミサカはさっきの『守る』って言葉を絶対に忘れないことをここに地下ってみる」

一方通行「百ゥ?まだ足りンだろうが」クカカカカカ

打ち止め「きゃー!あなたかっくぃー!ってミサカはミサカはマジリスペクトしてみたりー!」

上条「すっかり元気になったなぁ、打ち止め」

組み分け「これが彼女本来と呼べるだろうね」

フォークス「ハァ、ハァ」

一方通行「……そのあえぎが一気に老け込ンじまったことからくる飛ぶことへのスタミナ切れだと信じるぞこら」

上条「なんか一一と森の賢者を足したような性格だな……あ、一一といえば、美琴と分かれたところはもうすぐでせう」

打ち止め「えっ、英雄さんおねぇさまと別れちゃったの!?ってミサカはミサカは衝撃事実に『ミコミコ毎日』の一面見出しを考えてみる!!」

一方通行「別れる段階にまでなってねェよそっちじゃねェ。お前の姉も来てたンだよ一緒に」

打ち止め「あ、そうなのね……おねぇさま、ミサカのおねぇさまですからっ!ってミサカはミサカは胸を張ってみたり!」エヘン! 
743 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 14:49:11.01 ID:hqQV17uT0
一方通行「今回は割りと出番無かったけどな、美琴」

上条「そうだな、うん。仕方ないよな……ダブポタの本気だもんな」フフン

一方通行「ドヤ顔すンな……まァ、な」

サッ

一方通行「あいつがどンだけチートだろうと、流石に終盤で活躍は……」


御坂「あっ!も、戻ってきたのね、あんたたち!!」




御坂「電撃で磁力持たせてトンネル組みなおして、ついでだから石とかからガラスとか鉄とか諸々精製して電球作ってたら楽しくなっちゃって!みなさい!!夢の『ゲコ太☆キラキライルミネーショントンネル』よ!!!」

ゲコ太「ゲコーッ」チカチカッ

上条「……む、無数の電球でメチャクチャ照らされたトンネルの壁に、緑色のライトでカエルのキャラクターが……」

一方通行「誰が匠の技を発揮してものすげェトンネル作れっつったンだこのアホがァァァァァ!!!!!!」

組み分け「……この時間があれば彼女の加勢できたんじゃないだろうかとは言わないであげよう」

打ち止め「わー素敵!!ってミサカはミサカはおねぇさまの祝福に心から喜んでみたり!」

御坂「あっ……あ!!打ち止め、打ち止め!!!無事だったのね!よかった、良かったよぉ……」ヘタッ

一方通行「反応が5テンポほど遅ェ。ほらガキ、行ってやれ」スッ

打ち止め「ありがとあなた。おねえさま、えへへ。ミサカは平気よ?英雄さんとあの人と、おねぇさまが助けてくれたんだもん!ってミサカはミサカはへたり込んで泣き出したおねぇさまに、ヨシヨシってしてみる!」ナデナデ

御坂「うぅ、立場逆でしょうが……良かった、ほんと良かったぁ」 
746 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 15:06:59.11 ID:hqQV17uT0
上条「感動的な場面だなぁ」

一方通行「感動したくても後ろで瞬いてるカエルが邪魔して仕方ねェわ」

御坂「またたく、だけじゃない、わよ!動くのよ少しだけど!」グスッ

一方通行「ギミックまで施してンじゃねェよどンだけ暇だお前はこら」

上条「絵はあれなのにこういうのは得意なんだなぁ」

御坂「絵も工作も任せなさいよ!」

一方通行「それ『世の中を混乱の渦に巻き込ンでやるわよ!』と同義だからな、絵に関しちゃ」

御坂「酷い!あれ?あんたが持ってるのって組み分け?どうやってそこに……っていうかその危なっかしいものは何よ」

上条「グリフィンドールの剣だそうで。組み分けは、あれ?フォークスに運ばれてここ通ったんじゃないのか?」

組み分け「この天才たる私ばりに優秀な鳥は、私くらいの大きさならば一緒に転移することが出来るのさ」

フォークス「美しいからな」

一方通行「見た目関係ねェ……なンだよ完全治癒持ちにこの城でも転移魔法使えるとかチートすぎだろ」

打ち止め「あなたが言うななのよ、ってミサカはミサカはもはや使い古されたツッコミをしてみたり」

一方通行「わざわざどォも。そういや、美琴。一一の野郎はどうなった?」

御坂「あぁ……あー、あのね。っふふ。あっち見て見なさいよ……ちょっと、あー、気分が悪いみたいね」

上条「あっち?……あー」


一一「ふん、ふふふーん、ふーん。ぼーくの名前はなーんじゃーろかー♪」


一方通行「……カエルの電球みながら、なンかへンな鼻歌歌ってンな。ボーーッとした顔で」

御坂「あいつが何の呪文をかけようとしたか、覚えてるでしょ?」

御坂「『忘却呪文』。それが逆噴射して、自分に当たって。ここがどこなのか、自分が誰なのか。もうちんぷんかんぷんってわけよ、これが」
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 15:12:52.45 ID:blm2oa6DO
これは流石に……………


一一ざっまぁあああああああぁぁぁぁっはっはぁああああああwwwwwwwwwwww
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/08/12(日) 15:15:41.12 ID:iHrlAG9l0
うひゃああああああああああああああああしくよろおおおおおおおおおおおおおお

ざまあ
749 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 15:30:50.50 ID:hqQV17uT0
一方通行「あァー……自業自得だが、そりゃまた……ざまァとしか」

上条「酷いなそれ、しかしざまぁ……な、なんか人の良さそうな顔してるなうっすら笑み浮かべて」

一一「ふふふーん、ふーん……おや、こんにちは。なんだかここは変わったところだね、キミたちもここに住んでいるの?」

一方通行「……いや」

一一「だろうね、こんなところじゃ宜しくないよ、うん。ところで僕は誰だろう……」ウーン

一方通行「……」

上条「……」

組み分け「哀れな男だ」

一方通行「放っておこう。おい、不死鳥。お前、俺ら全員を上まで引き上げられンだよな?」

フォークス「美しいからな」

一方通行「だから見た目関係ねェだろ前回お前が死ンだ時のこと教えてやンぞこら。そンじゃ……おいガキ、また俺におぶされ」

打ち止め「はーい!ってミサカはミサカは特等席にダイブしてみたりー!」

上条「ポッターさんがフォークスに捕まっておくから、美琴は俺の次な。ほら」スッ

御坂「な、なん、なんで私があんたと手、そこはそのほらあんたと手ぇつなぐのはそっちのほらあれが」

一方通行「ゴチャゴチャ言うな腐ってンのか乙女ってンのかはっきりしねェし。体重順の重い順だろ。一一は危なっかしいから一番最後で俺が掴み上げとく」

御坂「……19090号と一緒に私も明日から……」

組み分け「どんなに絶食しようが、アクポタのごとくなるには相当かかるだろうがね」

ガシッ、ガシッ、ガシッ、スッ

一一「なにが始まるのかな」

一方通行「なるべく大人しくしとけよ、言うまでもねェかもしれないが。おい不死鳥、行ってくれ」

フォークス「無限の彼方へ!」

一方通行「出来ればかっこつけて堕ちるのはやめてくれ」

バサッ、バサッバサッバサッバサッ!!

上条「!おぉ、すげぇ!浮いた!」

御坂「!し、しかもなにこれどうなってるの!?次に掴まってるアクセラレータたちの重さとか、手に全然かかってこないわ!?」

組み分け「自分に捕まった対象者毎浮遊させて飛ぶのが、どんな荷物をも運ぶ不死鳥の能力さ」

一方通行「どこまでもチートだな」



一一「すごい、すごい!!まるで魔法のようだ!!!」 
752 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 15:43:54.70 ID:hqQV17uT0
三階女子トイレ

姫神「……」ズズズズズッ

姫神「……」

姫神「?」

フォークス「暗い汚い美しくないところから美しい僕の爆誕!!!」シュバッ!!

姫神「!?!?」ブハァァァ!

一方通行「おォ、トイレに戻ってこられたな」

打ち止め「え、ここって三階の……あ、あなたたちわざわざこんなところから入ったの?ってミサカはミサカは軽く引いてm」

一方通行「その件はもういい。おいお前ら、無事か」

御坂「無事も無事よ、余裕だったし。ちょっと一一が興奮状態なだけね」

一一「みたかいそこのかっこいいキミ!僕達飛んでたよ!すごいね!!」ワクワク

上条「お、落ち着きませう一一先生……」

一一「先生?僕が?……あはははは、それはもう役立たずのダメ教師だっただろうね」

上条「ひ、否定しねぇけどさ」

一方通行「……おい姫神、この教師を医務室に連れてってくれるか?頼む」

姫神「……。あなたたちが一緒に。このトイレでゴーストになってくれるかと。期待したのに」

一方通行「怖ェこと言うな……ンで、俺達は……誰か、先生のとこに……」

フォークス「彼女のところがいいだろう」

打ち止め「彼女?ってミサカはミサカは鳥さんの言葉を反芻してみる」

フォークス「僕の主が戻ったようだ、美しいからすぐ分かる僕は」

上条「!」

御坂「芳川校長が!」

一方通行「美しい関係ねェ……そンじゃ、行くぞ。校長室へ」 
755 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 15:54:37.16 ID:hqQV17uT0
ガーゴイル「合言葉」

フォークス「美しい僕だぞ!?顔パスだろ!?」

一方通行「知らねェのかよこの鳥……」

フォークス「いや今朝まで覚えてたんだけど……

上条「なんでこんな時だけ鳥頭なんだ」

組み分け「『ライオネス・コーヒーキャンディ』かい?」

ガーゴイル「失礼しました、どうぞお先に」

一方通行「前入った時と変わってねェように思うンだが」

上条「ザルだなぁ校長室の警備」

組み分け「ぶっちゃけ彼女はめんどくさがって就任以来変えていないよ確か」

御坂「意味ないじゃないのあのガーゴイル」

打ち止め「いつの世の中も権力者なんて形にこだわるのね、ってミサカはミサカは……」

一方通行「どこで覚えた。あとあいつの場合そういうのよりただ単ズボラなだけだろ……ほら、入るぞさっさと」

758 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 16:07:51.57 ID:hqQV17uT0
――いや、無理にこの学校に入学させてもらったのはこっちで……

――こちらの管理が……

――あなたで無理だったのならば誰だろうと結果は……

一方通行「中で何か話し込ンでるな」

上条「職員会議か?芳川さんにいなかった間の連絡とか」

御坂「連絡もなにもないんじゃない?学校は閉鎖、ってなってるんだろうし。まぁそれを今から解消させるんだけど、ね」

打ち止め「この声……もしかして!ってミサカはミサカは扉に駆け寄ってみる!」トテトテトテ

ガチャッ

打ち止め「失礼しまーす!ってミサカはミサカは……あーっ!」ピョコッ

旅掛「だから、芳川。我々はあなたには何も……!?!?!?」

美鈴「そうです、芳川さん。あの子のことは……え?」

打ち止め「お父様、お母様だー!久しぶりー!!って、ミサカはミサカhわふっ!?っちょ、二人ともどうし、あわわわわわ!?!?」

美鈴「打ち止め!?打ち止めちゃん!?夢じゃないのね!私の、私の可愛い娘の打ち止めちゃん、ラス、う、うわぁああああああん良かったぁああああ!!」ギューーーーッ!!

旅掛「打ち止め……打ち止め!」ギューッッ!!

打ち止め「く、苦しいからやーめーてー、ってミサカはミサカは、えへへ、それでも両親から受ける一杯の愛情にご満悦だったり!」


御坂「……」グスッ、グシグシ

上条「えぇ話や」

一方通行「あっちは放っておくか。それで……」


フォークス「芳川ちゃん聞いて、僕めっちゃ頑張ってん」パサパサッ

芳川「えぇ、よくやったわね……あなたたちもよ、アクセラレータ?」

一方通行「……ケッ、やっと帰ってきやがったか、名実ともにクソニートだった奴が」
759 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 16:24:57.85 ID:hqQV17uT0
芳川「あら酷い。確かに南国でグータラしていたものだから、すっかり焼けてしまったけどね」

一方通行「相変わらず俺ほどじゃねェが白いままだろアホかどうせ屋内でグータラしてたnうォ!?」

上条「南国に隠れ家でもあるのでせうかうらやmうわっ!」

美鈴「あなたたちが!あなたたちが助けてくれたのね打ち止めちゃんを!!もーぉなんていい子達なのかしらもういい男!!美鈴ちゃん全力で抱きしめちゃうぞぉー!」ギューーーーッ!!

一方通行「やっめろ、離せこnお前なンか酒くせェンですけどォォォ!?さっきまで冷静にお話ムード出してなかったっけあれェ!?!?」

美鈴「悲しさ紛らわすためにしこたま飲んでたけどそれを帳消しにするくらいマジになってたのよーん!でっへへーほーんといい男たちねうちの子になれ婿になれー!」ワシワシワシワシ

旅掛「……」

御坂「……」

打ち止め「……」

上条「お、お褒め戴くのはありがたいですしこのなにやら至福の感触もありがたいですしおすしなのですけども美鈴さんやそろそろ離れませうお願いそこのお三方からの刺すような視線がデンジャー!!」

旅掛「いや、うん。娘を救ってくれたんだ、ある程度はしかた、うん……一体全体、キミたちはどうやって?あの伝説の『秘密の部屋』から、打ち止めを……?」

芳川「それは私達みんなが知りたいと思っているわ」

旅掛「……母さん、二人を放してあげよう。話しを聞こうじゃないか」

美鈴「……うん。二人とも、本当にありがとう。美琴ちゃんも」スッ

一方通行「酔ってンのか酔ってねェのかどっちなンだあンたは……おォ」

上条「ど、どういたしましてですのことよ」

御坂「感触が名残惜しいとか思ってたら丸焼くわよ……わ、私は別にそんなに。こっちの二人と、あと、インデックスのおかげで……」

芳川「……それじゃ、聞かせて頂戴?あなたたちがこの一年、何をしていたのか。それが今回、どうやって解決に結びついたのか……のどの心配はいらないわ。上等な豆を挽いてあげる」フフフッ ゴリゴリゴリゴリ

一方通行「……どォせお前はある程度知ってンだろうけどな、その態度からしてよォ……寝るンじゃねェぞ、長ェ話になる」
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/12(日) 16:29:46.45 ID:hOQjGSfCo
バッシャアアアフラグ……?
761 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 16:41:34.13 ID:hqQV17uT0








一方通行「……って、ことで俺たちは、三階女子トイレに『秘密の部屋』があるンじゃねェか、ってことに気づいたンだ」

上条「……」Zzz

一方通行「お、ま、え、が!!寝ンなっ!!!!」

芳川「はいお約束」バッシャァァァアアア

上条「あっつぁああああ!?!?や、あのですねポッターさんは色々あの腕ひっちぎれたりですとか色々あって実は満身創痍ですのことよあつぃ!!!」

旅掛「!?腕がひっちぎれた!?」

御坂「また!?!?」

美鈴「『また』!?!?!?」

打ち止め「あ、あなたたちいつもどんだけ酷い目みあってるの!?ってミサカはミサカはまさかの台詞に驚きを隠せなかったり!」

一方通行「あァー、そうな……他所から見ればそンな感じな、俺らのあれって」

上条「ポッターさん的にはすっげぇ活躍できるからありがたいんだけどな」ポタポタポッター

芳川「上条くんこれで拭きなさい。それで、そんな凄い事態になったっていう『秘密の部屋』では、具体的になにが起きたの?」

一方通行「……部屋に入って、出くわしたのは……」

旅掛「……?どうした、アクセラくん。突然言いよどんで……」

打ち止め「……あっ」

一方通行「……(どうする……?ここまで、なンとか星野の日記は……俺が偶然そのあたりで拾った、ってだけで話してきたが……こっから先は一方tちげェ、ここから先を話そうとすると、どうやっても星野と打ち止めの関係性を隠しきれねェ)」

打ち止め「……」

上条「……(しまった……あの日記がをせめてもってこられれば、芳川さんが、何か……芳川さん)」チラッ

一方通行「……」チラッ

芳川「……」

打ち止め「……ミ、ミサカ!ミサカが、悪いの、って……!」

芳川「私が一番知りたいのは。星野黒男、つまりはあのアレイスターがどうやって打ち止めちゃんに魔法をかけたのか、ってとことなのだけど?私の個人的な情報じゃ、あいつはアルバニアあたりにいるのだけど」

一方通行「!」

旅掛「なっ……名前を呼んではいけない、例のアレイスター!?!?!?」

一方通行「……(いい加減これもツッコミ待ちだよな、放っとくが)」 
763 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 16:59:06.06 ID:hqQV17uT0
旅掛「そんな、まさか!打ち止めはこれまで一度だって私達がついていて、それじゃ、この城にあいつがいたと……!?」

組み分け「それはこの日記だったということさ、そうだろうダブポタ」ポイッ

上条「うぉおでかした組み分け!?持ってきてたのか!」

組み分け「入り用かろうと思ってね」

一方通行「でかした……星野は、この日記帳を16歳の時に書いたらしい。自分の記憶と、力を記して」

美鈴「記憶?力?それに、星野っていうのは……?」

芳川「さっきも言ったとおり、アレイスターの本名よ。ごく一部にしか、知られていないけど。そう、彼はこの学校一の秀才だった、といえるわね……闇の魔法に堕ちて、姿形まで変わったあとは、見る影もなかったけど」

美鈴「じゃぁ、それが……日記をかいた名前を呼んではいけない例のアレイスターが、打ち止めと何の関係が……」

打ち止め「……ミサカ、その日記を持ってたの、って、ヒック、ミサカは、ミサカは、ぐすっ、告白してみる」

旅掛「!!」

打ち止め「教科書の中にそれが、紛れてて。夏休みから今学期までずっと、その日記にお悩みを聞いてもらってて、返事をもらってたの、って、ミサカは、ミサカは……」

旅掛「打ち止め……!父さんはお前に何も教えてなかったかい!?あれほど、一人で買ったに考えることが出来るもの!脳みそがどこにあるのか分からないものは信用しちゃいけない、って!!教えただろう!?!?」

一方通行「……」

上条「……耳が痛いな」

組み分け「まったくだ」

御坂「あんたが言うのそれ」

764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 17:03:27.71 ID:9g6E+GRSO
杖「」カタカタ
765 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 17:09:26.96 ID:hqQV17uT0
旅掛「そんなに危険なものは、闇の魔術が関わっているに決まっているのに!どうして、私か母さんに見せなかった!」

打ち止め「だって、だって用意された教科書の間にあったから、誰かの忘れ物かな、って……」

芳川「旅掛、あまり責めないであげなさい。もっと年上の、もっと力ある魔法使いでさえあいつにたぶらかされてきた。そうでしょう?」

旅掛「……そうだな。ごめんな、打ち止め。打ち止めこそ、辛い想いをしたのに……」ギュッ

打ち止め「ううん、お父様。ミサカ、ミサカは……」ギューーッ

芳川「美鈴さん、旅掛。二人で打ち止めちゃんを医務室に連れて行ってあげて。きっと賑やかだろうけど、ベッドを用意してくれるはずだから」

御坂「賑やか?どうしてですか、こんな真夜中なのに」

芳川「なんだか城の慌しい雰囲気に成長が早まったらしくって。マンドラゴラが成熟しきったのよ、ついさっき」

上条「!そ、それじゃぁ!?」

芳川「えぇ、今頃石になった生徒はみんな、元に戻るころでしょうね」

旅掛「それはめでたいな。おいとまさせてもらうとしよう……あー、美琴も一緒にいいかな?」

芳川「それはまだ、よ」



芳川「まだこの三人の、処罰を決めていないから」

御坂「やった、やったわ最高yえっ」

上条「えっ」

一方通行「」 
768 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 17:17:15.80 ID:hqQV17uT0
芳川「うん?言ったでしょう?今度規則を破ったら処罰、って。今学期の始めに」

御坂「あ、あぁ、うわ、かごミサが、そ、そういえば……」ガタガタガタガタ

上条「お、落ち着け美琴さんや……え、えーっと芳川校長、そ、それは確か……その」

芳川「そうそう。次は確実に退校処分、そう言い渡していたわね?」

一方通行「……」

芳川「……」


芳川「どうやら賢明公正なホグワーツ職員の決定にも、過ちはあるみたいね」フフッ

御坂「えっ」

上条「は、はい?」

一方通行「……」

芳川「前言撤回よ。処罰は、無し。三人とも『ホグワーツ特別功労賞』を与えるわ」

御坂「あ、そ、それって、星野がもらったのと、おな、は、はぁぁぁぁ」ヘタッ

上条「あ、あっははは、そうっすよね、そんな理不尽な……よかったぁあああ」ヘタァーッ

一方通行「……」

芳川「ついでに、一人二〇〇点グリフィンドールに与えるわ。これで……あら?せっかくのドッキリだったのに、全然驚いてないわね、あなた」

一方通行「……当たり前だ、バカが」



一方通行「いつもの、俺らを見守るような目で見ておいて。バレバレなンだよクソニート」

芳川「おぉっと残念、今は校長に復帰できそうよ」フフフ
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/08/12(日) 17:22:47.04 ID:Sv9GQ6mto
芳川さんマジ天使バッシャアアアアしてくれー
770 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 17:37:01.59 ID:hqQV17uT0
上条「美琴は、旅掛さん美鈴さん打ち止めさんと共に医務室に行きましたのことよ」

一方通行「ンで、俺達だけ残してなンの用だよ。疲れてンですけどォ」

芳川「そう言わないでよ。あなたたちだって、聞きたいことあるでしょう?」

上条「……まぁ」

一方通行「……今回もまた、俺達二人と。それにグリフィンドール、スリザリンが関係してたわけだが、よォ」

芳川「そうね。まったく、あなたたちはいつでも騒動の渦中だわ」

一方通行「好きでやってンじゃねェよ……蛇語だって、俺達は気がついたら出来るようになってた」

上条「まぁ、だからってポッターさんたちは『自分達は本当はスリザリンに行くべきだったんじゃないのか』とか思いませんけども」

芳川「そう、でもnえっ、なんで悩まないのよ」

一方通行「俺らがグリフィンドールのあれだからに決まってンだろうが。お前は去年散々はぐらかしがたもう確信してンだよこっちは」

芳川「チートっていやね、ほんと。人の見せ場まで奪うなんて」

上条「それにこれあれでせう?グリフィンドールさんの剣。これを組み分けからもらえたってことは、ポッターさんはグリフィンドールに認められたも同じってことですし」ハハハ

組み分け「というかグリフィンドールと同じだよね、うん」

芳川「チートって……」ハァァァァァ

一方通行「それより、だ。俺なりに今までのことを推測してみたが……」

芳川「……」

一方通行「……お前、今回も、俺らが何をしてるか全部把握してた上で丸投げしてただろうがこら」

芳川「さっ、あなた達には休息が必要よ。祝宴が開かれるだろうからほら大広間に」

一方通行「誤魔化すな!!!おっまえ、お前なァ!!俺らがどンだけなァァァ!!!!」

芳川「いいじゃない別に。それよりほら、あなたたちが蛇語話せる理由とかほら、聞きたくないのほら」

一方通行「そンなもンあの☆男から俺らが力の一部をふにゃっとしたせいとかそンな感じだろうがそのくらい蛇語が特殊なもンって分かった時点で検討ついてンだよォォォ!!」

上条「サラッと言ったなお前!?!?」

芳川「はいはい、その通り凄い凄い」ズズズッ

一方通行「拗ねてンじゃねェよ!お前、お前なァァァ!!」





芳川「……(少なくとも上条くんは、ね)」ズズズッ 
772 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 17:48:55.92 ID:hqQV17uT0
一方通行「……まァ、俺らが俺らの何やかやと向き合う機会をくれたってことで許してやるよ」

芳川「そうそう、そういうことよ。私の狙いはね、そういうこと」

一方通行「ふわっとした返答してンじゃねェよ」

上条「いいじゃねぇか、アクセラレータ。全部済んだことだし」

一方通行「それもそうだが、あンまり無抵抗だとこいつが付け上がるだろうが……」

芳川「これでも、とても感謝はしているつもりなんだけどね。ありがとう、アクセラレータ。当麻君」

上条「どうも」

一方通行「こいつだけ君付けかよ」

芳川「校長へ敬意を払っているかどうかの差よ、主に口調の意味で」

一方通行「お前へ払う敬意なンざ出会って数行で捨てたわボケ」

芳川「前世レベルで?」

一方通行「黙r」

フォーーーーイ!!!

フィアンマ「自分の部屋でもないところでやけにごくつろぎのようだな、芳川元校長ぉおお!?」

一方通行「」ブッハー!

上条「今のフォーイって扉押し開けた音k」ブハーッ!

芳川「あら、こんばんわフィアンマ。元もなにも、もうここは私の部屋よ?」ズズズッ

フィアンマ「くつろぐな!!貴様の部屋だと!?理事に解任されたくせになにを……おい五和!書類をよこせ何をやっておるんだこののろまめ!」

五和「ご、ごめんなさい、ごめんなs――あっ」

上条「五和……!」

一方通行「……やっぱフォインとこの、だったか」
773 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 18:06:41.93 ID:hqQV17uT0
フィアンマ「忘れたか、この署名を!理事全員の、貴様への退任要求の署名だ!これを、覆せるはずが……」

芳川「ところがね、フィアンマ。ウィーズリーの娘が殺されたと聞いて、理事全員から手紙が届いたの。もちろん、あなた以外の、だけど」

フィアンマ「なにっ!?」

芳川「不思議なことに、この役職につけるのは私以外にいない、ってみなさん思ってくれているみたい。本当に不思議ね」


一方通行「全くだ」


芳川「それに、もっと不思議なことがあるの。奇妙なことに、どの理事もみんな本当は私を停職にしたくなんてなかった、と」

フィアンマ「っ!!」

芳川「だけど、賛成しないとあなたから、家族全員に呪いをかけるぞ、と脅された」

フィアンマ「……」

芳川「と、思い込んでいるみたいなの。どうかしら?」

フィアンマ「……全く、全く持って、心当たりがないが。なるほど、そう、そう思っている、のなら」フルフルフル


上条「白々しいな」

一方通行「役者にゃ向いてねェな」


フィアンマ「それで、しかし貴様が戻ったところで、何になるというのだ?襲撃をやめさせでもしたか!?犯人を捕まえでもしたか!?違うだろう!貴様が戻ろうが戻るまいが、もうこの学校h」

芳川「えぇ、騒動は解決したし、犯人も捕まったわ。ご心配をかけたわね」

フィアンマ「――フォイ?」


一方通行「っ」プルプル

上条「くっ」プルプル


フィアンマ「あー……だ、誰だ!誰がその、こんな悲惨な事件を……!」

芳川「前回と同じ、アレイスターその人よ。ただ今回は、他の人を操って実行したの。この日記を使って、ね」パサッ

フィアンマ「」

芳川「あ、あと前回よりはマシよ。誰一人死んでいないから。ただのつまらない記憶は別として」

フィアンマ「……」ギリッ


一方通行「鬼の形相だな」

上条「……」

一方通行「?どうした当麻、聞いてンのか?」

上条「いや、それより……なぁ、五和みてみろよ」

一方通行「……お前、美琴がいないからってなァ」

上条「そ、そうじゃありませんのことよ!ほらっ!」


五和「――っ!!っ!!……っ!!っ!!!っ!!!!」ブンブンブンッ、 ハッ ガンガンガンッ!!


上条「日記を指差して、フォイ父を指差して……そんで、壁に自分の頭を叩きつけ、るときの谷間が」ゴクリ

一方通行「俺達に、何か伝えようとしt最後こら」
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/08/12(日) 18:17:56.96 ID:vn1yyTIM0
安定のオガクズwwwwww
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/08/12(日) 18:18:09.35 ID:Sv9GQ6mto
さすがオガクズやでぇ
776 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 18:22:18.12 ID:hqQV17uT0
芳川「巧妙な手口よね。おまけに、けしかけたのはあのウィーズリーの娘」

フィアンマ「……」

芳川「もしもここにいる二人と彼女の姉が、この日記を見つけていなかったらどうなったかしら?」

フィアンマ「……」

芳川「打ち止めちゃんが自分の意志でやったわけではない、と証明できるこの日記の存在が無かったら、どうなったか。ウィーズリーは純血の一家の中でも著名 な一族のひとつよ。それに、旅掛は魔法省でマグル保護の第一人者として務めてる。そんな一族の娘が、もしもマグル生まれを襲うようなことがあったら……一 体ウィーズリー家は魔法界からどんな目にあうか。没落では済まされなかったでしょうね。まったく、解決できて幸運だったわ」

フィアンマ「……まっこと、まこと、その、通りだろう。誇り高い、純血の一族が滅ぶのは。俺様として、も。なげかわし」ビキッ、ビキビキッ


一方通行「……なるほどな、そういうことかよ」

上条「な、なんだ?あの五和さんや、もうやめませう頭からそろそろ血が出そうですしそろそろはちきれそうですしおすし」

一方通行「あァ、妖精。そうだ、もういいぞ。分かった、十分にな……なァ、フォイフォイ野郎の父親よォ」

フィアンマ「……フィアンマ・マルフォイだ。年上には十分な敬意を払ったらどうだ?アクセラレータ・ポッターくん」ビキビキッ

一方通行「ご生憎、お前に払う敬意はそこのニート以上に消えうせてンだよ。あンた、あのガキがどうやってこの日記を手に入れたか、知りたくないか?」

フィアンマ「……興味がないな。バカな小娘がどうやって、そんなものにひっかかったのか、など……」

一方通行「お 前 が、やったンだろうが」

フィアンマ「!」

上条「なっ!?」

五和「!」コクコクコク! ハッ! ガンガンガンガンッ!

一方通行「やめろって言ってンだろお前は」
777 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 18:37:53.14 ID:hqQV17uT0
一方通行「ほぼ一年前の夏休み、あの書店でお前はあのガキからアルバムを取り上げたなァ?え?」

フィアンマ「……それが、何の」

一方通行「その時、返す時に滑り込ませたンだろ。あンだけ分厚いアルバムだ。この日記帳一冊くらい、気づかれずに入れられたンだろうよ」

フィアンマ「っ、な、何を証拠に!貴様!……」

芳川「……えぇ、誰も証明できないでしょうね。星野の記憶が日記から消え去った今となっては」

芳川「だけど、覚えておきなさいフィアンマ?今後、また星野のかつての学用品がばらまかれたとなれば……旅掛が、これまで以上の執着で持ち主を突き止めると思うわ。娘の仇、ってね。もしも、それが……」

フィアンマ「だから、俺様はっ!~~っ、帰らせてもらう!!五和、こい!さっさと歩け!!!!城の出口だ!!」

五和「はっ、はいご主人さまっ! っ!」ペコッ タッッタッタッタ

一方通行「……負け犬が」ケッ

芳川「あまり敵意むき出しすぎるのも考えものよ」

一方通行「知るか、あっちがむき出してるもンを押さえきれっかっての」

上条「……五和は、それじゃずっと……なんとか、してやれねぇかな……」

上条「……」

上条「!」ピコーン!

一方通行「なンだ今の頭悪い音」

上条「酷い。よ、芳川校長!その日記、フィアンマルフォイさんに返してきてもいいでせうか!?」

芳川「えぇ、いいわよ。はい……うまくやってちょうだいね?」

上条「もちろんですのことよ!行こうぜ、アクセラレータ!手を伸ばせば届くんだ、あのおppゲフンゲフン!」

一方通行「あァ、やりたいことは分かった……けどお前はいっつもあと一歩お前はよォ」ハァァァァ 
782 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 19:03:02.10 ID:hqQV17uT0
上条「フィアンマルフォイさん!」タッタッタ

フィアンマ「フィアンマ・マルフォイだ!!繋げるなっ!!……キミか、英雄。なんの用だ?」

上条「えーっと、ポッターさんからですね。今回の引き立て役であるあなたに差し上げるものがありまして」ゴソゴソ

一方通行「努力賞、もうちょっと作戦は練りましょう、ってなァ」

フィアンマ「うるさいぞそっちの、その……人を煽る声はまたことさらに奴に似て……」イラッ

上条「まぁまぁ。はい、どうぞ」つ靴下

フィアンマ「……は?」

上条「HAHAHAHAHA☆英雄印のありがたい靴下ですのことよ!これでも履いて次はしくよろするといいでせう』パチンッミ☆

フィアンマ「……おちょくっているのかそうか」ビキビキッ サッ

フィアンマ「やはり中に……っ、ふざけおって!!!」ダンッ!!

五和「ご、ご主人様お願いしますものを投げるのは…………え?」

フィアンマ「日記は頂戴しよう。俺様にはなんの心当たりもないものだが、な。ポッター、英雄の方もそっちのも。おせっかいが過ぎる愚か者はいつか不幸な目にあうぞ」

上条「そんなもん年中無休ですよどうも」

一方通行「そうじゃなくとも不幸な目にあうあンたに言われたくねェな」

フィアンマ「ほざけ……行くぞ、五和。さっさと……五和?来いというのが聞こえんか」

五和「……」ブルブルブルブル

フィアンマ「五和、貴様何をしておる。いい加減に……」

五和「ご、主人様、が。五和に……五和に、ソックスを、くださいました」

フィアンマ「……なに?」

五和「ご主人様が、靴下を片方!確かに五和の方に放って!五和は、受け取りました!こ、これは、屋敷しもべを、解任するという、契約ですよね!?!?」

フィアンマ「なっ、そんな屁理屈を……!?」

上条「HAHAHA!イライラするあまり手渡されたものが何か考えずにいつも通りゴミとして五和に投げちまったんだろ!さすが一一仕込み!!」

一方通行「人を煽るには効果てきめんだな、あァ」

五和「五和、五和は、自由ですっ!!!!」

フィアンマ「~~~っ!貴様ぁああああ!!よくも俺様の召使を……!!」

上条「!!」

フィアンマ「『アバd」

五和「おらぁああああああああああああっ!!!!!」

グシャッ

フィアンマ「」

五和「上条さんに、手を出すなぁあああああああああああああああああああ!!!!!」


バキメキゴキッグシャッメキキキキッバキャッ

上条「」

一方通行「……うわァ」
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 19:06:59.12 ID:blm2oa6DO
特にご冥福はお祈りしません 
786 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 19:19:03.80 ID:hqQV17uT0
五和「ありがとうございました、上条さん!まさか、私まで自由にしてくださるなんて……!恐ろしい敵と戦うだけでなく、私みたいなものまで、救ってくださるなんて!」

上条「いや、はは。結局五和さんは俺達をその、助けようとしてくれたわけだしさ。それなのにお前があんな奴のところであんな扱いのまま、なんて。可愛そうだろ」

五和「上条さん……」

一方通行「……一つ聞きてェンだが」

五和「あっ、はい。なんでしょうか」

一方通行「お前は、最初のこいつに会った時。学校を襲う危険ってのとアレイスターは関係ねェ、そう答えたみてェだけどよ。どういうことだ?」

五和「あぁ!あれは、ヒントだったんです!」

五和「英雄さんなら!とっても気高くて勇気があって、それにとっても賢いのでしょう英雄さんなら、闇の帝王が名前を変える前なら名前を呼んでしまってもかまわない!そんなヒントに気づく、って思ったんです!」

上条「そ、そんなことだったのか……いや無理でせうよポッターさんおばかですし」

一方通行「ヒントって言わねェよ結果論だろそれ……ンで、自由になってお前はこれからどうすンだ?」

上条「……何ならポッターさんのメイd」

五和「はいっ!しばらくは自由を満喫して、その後どこかのお屋敷に勤めようと思います!何せ私、これまで誰かに仕えていなかったことは初めてなので!とってもワクワクしてるんです!!」

上条「あっ、そう、そうねうん、それ大事……ちくしょう」

一方通行「涙拭けよ……まァ、もう二度とこいつの命を救おうだなンて思うなよな迷惑きわまりねェから」

五和「くすっ、はい!また、いつか!」

上条「あぁ、またな五和……名残惜しいけど。すっごく名残惜しいですけども」

一方通行「行かせろよ。俺達も宴会に出ンだから時間ねェだろ。じゃァな」

五和「はいっ!ありがとうございました……ダブポタさん!」ニコッ



フィアンマだったもの「」

五和「あ、大丈夫です。このクズは私が最後の責任持って家まで送り届けるんで」

上条「……」

一方通行「……妖精って敵にしちゃいけねェな」

上条「だ、だな」ゴクリ 
789 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 19:32:01.81 ID:hqQV17uT0
玄関ホール

ガヤガヤ……ガヤガヤ

一方通行「……大広間、人が集まってるっぽいな」

上条「すぐに祝勝会を始めるって本気だったんだな、さすが芳川校長」

一方通行「あいつ楽したり楽しいことだと本気出すのなほンと……さァて」

上条「あぁ、俺達も入るか」

ギィィィッ

シーン



ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
 ダブポタァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!


一方通行「っ、うっせェ!ンだこのパジャマパーティーは!?!?」

上条「っははは、みんな寝てるときに知らされていてもたってもいられなかったんだな」

ワアアアアアアワァアアアアアア!!
 信じてたぞーーー!!!
  やっぱりダブポタだーーーーー!!
やんややんやー!!!

一方通行「勝手だなどいつもよォ……いって!頭はたくなやめろ!よくやったァ?お前に言われる筋合いはねェ誰だお前!」

上条「みんな便乗したいんでせうよ、大目に見ようぜ……あれ?」

ステイル「っはぁ、はぁ、き、キミたちがやっと来たって、聞いて」ゼェ、ゼェ

一方通行「おォ、いたたたバーコード」

上条「あれ?でかぶつ厨二じゃねぇのか?」

一方通行「厨二はあいつのみにすンだよ」

ステイル「すまなかった、キミ達を疑ってしまって。なんと呼ばれようがかまわない、償いを……」

一方通行「重ェよバカ。よかったじゃねェか、元に戻れて」

上条「そうそう、終わりよければすべてよし、ですのことよ」

アニェーゼ「ほ、本当ですかダブポタ。あたしらの、ことも……?」ヒョコッ

アンジェレネ「ゆ、ゆるし、ゆるしち、許してくれるんですかぁ?」ブルブルブル

ルチア「……本当にすみませんでした」ヒョコッ

一方通行「おォ、謝るならそのデカブツの背中に隠れてンな、とは思うがよ。まァ、いいだろ……」


一方通行「うン?待て、お前がここに、いるってことは……」



禁書目録「アクセラレータ!!!」
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [ sage]:2012/08/12(日) 19:35:59.25 ID:spHaoIaXo
インさぁぁぁぁん!
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 19:36:58.42 ID:AeLht9XSO
お帰りインちゃん!
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 19:39:21.79 ID:blm2oa6DO
インちゃぁぁぁああああん!!!!
793 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 19:56:35.64 ID:hqQV17uT0
禁書目録「それに、とうま!あっと、ごめんね足踏んだんだよ!あkあっっと、ごめんね!」ワタワタ

御坂「っちょっと、どい、って!道開けてよ!ここのが再会だってわかんないわけ!ちょっとどいて!」

土御門「おぉ、すまんですたい。おー?はっは、白白コンビがようやく再会みたいだにゃー!」

青ピ「お、アっクやん上やん遅かったやないのー!」

ザワザワザワザワ
 白白だー!  ザワザワザワ

上条「な、なんかこのあたり一帯の目を集めてしまってる……よっ、インデックス!無事でなにより!」

禁書目録「ふーっ、なんとか抜けられたかも。うん!とうまもご苦労様なんだよ!それで……」

一方通行「……」

禁書目録「ふふーん、私の活躍はどうだったかな、首席さん?みことによると、とっても悔しそうだったらしいね?」

一方通行「……」

禁書目録「まぁね!私も気づいたときにはなんでこれまで!?って情けなかったけど!でもまぁ、そこは都合なのかも。仕方ないんだよ!」

一方通行「……」

禁書目録「だから、存分に褒めてくれても……」

一方通行「……」スッ

禁書目録「!」








一方通行「調子に、乗ンなよォ?」ツネーーーーッ

禁書目録「いひゃいっ!?!?!?いひゃ、にゃ、なんで頬をつねるのぉおお!!?」ジタバタジタバタ

御坂「……はっ!よ、よかった、まさか抱きしめるのかと思って、す、すっごいドキドキした!ドキドキしたなーもう!!!」バンバンバンッ!

上条「いやぁあいつのキャラじゃないでせうyいたい!?なんでポッターさんを殴る必要がありますかね美琴さん!?」

一方通行「お前なァ、さんっざん心配かけさせといてなンだそのどや顔はこいつ、せめて涙目でただいま!の方がまだ良かったわこンの野郎、元気元気大元気ってかこらァ」ツネーーーーーーッ

禁書目録「だ、だってそれは元にもどってすぐにみことから解決したって聞いて嬉しくっていひゃい!!」

一方通行「大体なンだお前、あのチョコ食いかけじゃねェか残しやがって。俺はお前をそンな風に躾けた覚えはねェぞォ?」グイーーーッ

禁書目録「躾された覚えもにゃいんだよ!?いひゃいんだよもぉおーー!!」

パッ

一方通行「そうだな。数週間の間ブランクがあンだ、うン。俺も腕が鈍ってしかたねェ、かもしれン」

禁書目録「ふーん……っふふ。そうだね、私もおなかがすいたかも!」グーッ

一方通行「はっ、石化してたら変わらねェだろうが。おまけにお前、あっちの方でなにやら貪ってたみてェですけどォ?」

禁書目録「アクセラ印チョコは別腹なんだよ!」

一方通行「そォかい。そりゃ良かった……ほら、チョコをやろう」ガポッ

禁書目録「!わーい!」モキュモキュ



一方通行「……おかえり、インデックス」

禁書目録「モキュモキュえへへモキュモキュンキュッ。ただいま、アクセラレータ!」
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/08/12(日) 19:57:36.96 ID:Sv9GQ6mto
えんだあああああああああああああああ
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/08/12(日) 19:57:55.06 ID:bbg10PXO0
なんでだろう・・
井口の声がする・・・
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 19:59:07.65 ID:blm2oa6DO
いやぁぁぁあああああああ!!

そしてみこっちゃんきゃわわ
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 20:09:47.08 ID:9agzTbdWo
うぃるらぶぃらぶゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!ってか
なにはともあれ白白コンビ復活ですな
798 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 20:11:04.34 ID:hqQV17uT0
バターン!

黄泉川「帰ってきたじゃーーーーん!!!!!」

上条「うぉ!?よ、黄泉川さん!?」

黄泉川「おぉ!上ポタにアクポタ!それに御坂にインデックスぅうう!!お前達のおかげで帰ってこられたじゃんよぉおおおお!!!」ギューーーッ!

一方通行「一緒くたにまとめて抱きしめンなキツイやめろ!!!」

黄泉川「もーアズカバン最悪だったじゃーーん会いたくねぇ奴にチラッとだけど会っちまうし闇咲ってんだけどなこいつがまたクズであぁーーーよかった帰ってこられて!お前達のおかげじゃーん!!」ギューーーッ!

一方通行「だからやめろって言ってンだろうが反射するぞお前ェェェ!!!」

上条「その前に立ち位置変わってほしいですのことよアクセラレータ!」

御坂「……」

禁書目録「みこと、今電撃流すともれなくみんな巻き込まれるから勘弁かも。よみかわ、おかえりなんだよ!」

黄泉川「うん、うん!インデックスも元に戻れてよかったじゃーん!おっと、流石にこんなに長い時間抱きしめてんのは恥ずかしいじゃんね、すまんすまん」

上条「恥ずかしい件はさっき誰かさんたちがしてましたけどね」

一方通行「黙れ」

禁書目録「とうまの説教ほどじゃないんだよ」

上条「い、インデックスさんや。なにやら切れ味ましてない?」グスッ

御坂「元に戻れてテンション高いのよ……さっきもあっちのテーブルの料理全制覇しちゃったし」

一方通行「やっぱり貪ってたンじゃねェか」

禁書目録「今日だけは規制解除だって言うからはりきっちゃったかも」

一方通行「かもじゃねェよ」

黄泉川「っふふ、相変わらず仲良しじゃーん」
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/08/12(日) 20:14:32.05 ID:Sv9GQ6mto
ホグワーツの食料残量:-0
800 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 20:22:06.75 ID:hqQV17uT0
御坂「元に戻るといえば……戻れない奴もいんのよねー」

上条「えっ!?ま、まさか薬が効かない体質的な!?」

禁書目録「そうじゃないんだよとうま……実は、とってもとっても、残念な話、なんだけど……」

一方通行「……あいつか」


一一「これはなんていう食べ物かな?」

ド、ドーナツデスセンセー!

一一「ふぅん。穴が開いていて面白いね。ほら、観てごらん。この穴からね、赤い鳥がピューッと飛び出るんだ。魔法みたいだろう?」ワクワクワク

……

センセーカワイーーーーーーーー!!!

一方通行「……本物だな、あの取り巻きども」

上条「イケメンはどこまでいっても、ってか。ちくせう一一負けたよちくせう、本当にあんたしくよろだよちくしょう」

一方通行「伝染るな」

御坂「インデックスはどう?熱は冷めたのかしら?」

禁書目録「そもそもね、あの人に私が熱を上げていたということ自体が全く持っての誤解であってあのね?」

一方通行「どうだか。あいつの英雄的な行いの数々も嘘だって分かったしなァ?」

禁書目録「……私にとっての英雄は、とうまと、アクセラレータだけだよ?」ニコッ

一方通行「はいはいそうですかァ」

禁書目録「むーっ、ほんとだもん!!!」

御坂「あ。あんたたちがいない間に、一一がこの学校辞めること発表されたわよ」

黄泉川「じゃん!?!?」

上条「ほんとか?まーそうかもな、記憶取り戻さないと、だし……ちょっと残念だよな」

一方通行「急にどうした?」

御坂「あー、うん。ちょっと分かるわ……今のあいつ、中々面白いし」クスッ


イッキョクウタッテー!センセー!

一一「えー、僕、人前で歌うのなんて恥ずかしいんだけど……え、遠慮するよ」

キャー!ヒトツイセンセーケンキョデカワイーーーー!!!


上条「……ごめん、やっぱぶん殴りたい」

一方通行「落ち着け」 
802 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 20:33:28.19 ID:hqQV17uT0
黄泉川「私は桔梗んとこ行ってくんじゃん。じゃあな、お前たち。本当にありがとうじゃん!」

一方通行「おォー、またな」

上条「今度、バジリスクの飼育法とか聞きに行きますのことよー」フリフリ

御坂「っちょ!?な、なんでもないんですよー黄泉川さーん……あんた何言ってんのよ!?」

上条「いや、バジさんの気持ち次第じゃそうなるかもしれねぇなーって」

禁書目録「一体とうまとバジリスクの間に何があったの?アクセラレータ?」

一方通行「おォ、話せば長く、なンだけどなァ……」



垣根「……その長ぇ話ってのを。俺にもお聞かせ願えねぇかな?真っ白け」

一方通行「……垣根か」

垣根「おう、そうだ、俺だクズども。いいか、今回は継承者が下されたみてぇだg」

一方通行「……すまン」

上条「ごめん」

垣根「!?」

御坂「えっ、あんたたちなんでいきなり謝ってるの!?」

一方通行「いや、あいつの父親が無残な姿になったの、止めなかった俺達のせい……」

垣根「!?!?」

禁書目録「む、無残なって!?どういうこと!?垣根の父親が、え!?秘密の部屋にいたってことかも!?」

垣根「父上が秘密の部屋の怪物!?!?父上パネェ!!!」ッフォーーーイ!

ゴーグル「垣根さん落ち着いて、確かにパネェっスけど」

砂皿「言葉が足りないように感じるな」

心理定規「この人のお父様がさっき学校に見えられて、それからなんだか妖精に伴われて傷だらけで帰っていったことと関係あるのかしら?」

一方通行「情報早ェなこら」

垣根「父上何してんだ!?  まぁ、いいか。おい、クズども」

一方通行「仕切りの直しかよこのタイミングで」

垣根「当たり前だ。俺に常識のある進行は通用しねぇ」

一方通行「一人で欄外にでも飛ンでろよ」
803 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 20:47:45.02 ID:hqQV17uT0
垣根「いいか、クズども。今回は、継承者が下されたらしけどな……」

一方通行「……どこの誰がそうだったかも知らねェくせに」

垣根「は、はぁ!?知ってるぞ当たり前だろ!ぶ、ぶっちゃけ俺が操ってたって言っても過言じゃねぇよ!」

ゴーグル「垣根さんパネェ!!!」

一方通行「それお前自供したのと一緒なンだけど。まァいいか」

垣根「とにかくだ!こんな幸運は、二度とないと思えよ!」

垣根「今度はこの、俺が!!!スリザリンの継承者として、この学校を恐怖の渦に巻き込む、かもなぁ!」

一方通行「……」

上条「……」

垣根「はっ!英雄ごっこのお二人はせいぜい、首を洗って……」

一方通行「なァおい、垣根よォ。お前、そこにいる奴ら、友達なンだよな?」

垣根「あ?  あぁ!?な、なんだ急にてめぇ!……だ、だったらなんなんだよ!!!!」

ゴーグル「……」ジーン

砂皿「……ふっ」

心理定規「……」プルプル

垣根「お、お前らも一々うっせぇ!  なんでメジャーハートは笑い堪えてんだよおい」

上条「お前さ、もしも、もしもの話だけど……その三人との友情のために三人を裏切らなくちゃいけない時がきたら、どうする?」

垣根「あ?バカかテメェ英雄。裏切るはずがねぇだろうが」

一方通行「……」

上条「……」

垣根「裏切らなくちゃいけねぇ状況?いいねえ、んなもんぶっ潰して貫きとおしてやろうじゃねぇか!」





垣根「俺の、常識の通用しねぇ友達作りをなっ!!!!」

ゴーグル「垣根さん、パネェっす!一生着いていくっす!!!」

一方通行「……はっ。お前、スリザリンの継承者にゃ、向いてねェよ」

上条「あー、だな。間逆だな、ほんと」

垣根「あぁ!?言ってろこのクズが……実は既に展開させていた死角に置いたおれの翼の攻撃をくらいやがr」

一方通行「はいはいオート反射ァ」キュピーン

垣根「ごっはぁあああああ!?!?」

上条・御坂「「またレベルアップした!?」」

禁書目録「モキュモキュどこまでモキュモキュ行くつもりなのンキュッ。アクセラレータ」

一方通行「少なくとも、お前の平らげた皿のタワーほど高くはなンねェよ……この短時間にどンだけ食ってンだお前」

禁書目録「足りないんだよ!」ムーッ!

一方通行「はいはい、これでも食えンで厨房休ませてやれっての」ガポッ

禁書目録「!わーい!」モキュモキュ! 
806 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 21:07:58.06 ID:hqQV17uT0
数日後

小萌「みーなーさーんーちゃーん!授業にもっと気合を入れてほしいのですーーーぅ!」

土御門「そんなこと言ってもにゃー、小萌せんせー」

青ピ「せやねん、小萌せんせ。僕ら、アクやんたちのおかげで優勝杯ほぼ確定やし……」

絹旗「おまけに、事件解決の祝いに、って芳川校長がテスト免除っていう超特別サービスしてくれたおかげで」

フレ「結局、残りの学期はなんだかやる気でないのーー」グテーッ

小萌「もーっ!もーっ!そんなんじゃせっかく事件解決してくれたアクポタちゃん上条ちゃんに申し訳なくないんですー!?」

一方通行「いや俺らに振ンのやめてくれ」

上条「……」Zzz

禁書目録「とうまが既に寝ているせいで何も言えなくなるもんね」

御坂「っちょっとあんた起きなさいってほら!ちょっと!」

上条「うーん、川、川に洗濯、洗濯板……」ゴニョゴニョ

御坂「おい、おいこら」バチッ

小萌「むーぅ、本当は少しでも授業を進めてから、と思ったのですがー。仕方ありませんのですー……きっと気をとられて授業どころじゃなくなるんですー……どっちにしろですか」ハアァァ

禁書目録「?なんの話?こもえ」

小萌「実はですね。転入生が、来ているのですー」

土御門「おにゃのこかにゃー!?」

絹旗「一一先生ばりの超イケメンですか!?」

小萌「喜べ野郎ども、そして残念でした子猫ちゃんたちー。おにゃのこなのですー」

オォオオオオオオオオ!!

上条「居眠り?なんですかそれ美味しいんでせうか?」パッチリ

一方通行「お前が一瞬前まで貪りついてたよバカヤロウ」

組み分け「……」
浜面「ふーん、女か。どんなだろうなー……うん?組み分け、どうした?」

組み分け「いや……なんとなく、嫌な予感がね」

小萌「それじゃ、はいってきてくださいなんですー」

ガラガラッ


麦野「どーも、沈利・麦野・アラゴグだにゃーん」

一方通行「」

上条「」

御坂「」

禁書目録「」

浜面「」ガタガタガタガタ

真・組み分け「テメェかこの女キツネぇえええええええええええええええ!!!」シャランッ!

麦野「ざぁんねん私は人間体なら問題ねぇってんで校長に正式に生徒として迎えられてんだ。アクセラ坊や、あんたたちが先代の誤解といてくれたおかげでさぁ、あんがとね。あと……蜘蛛だってんだろうがこのボロ帽子女ぁああああああああ!!!」

小萌「ふわぁああ!?!?や、やめ、転入初日にバイオレンス教室にするのはやめてほしいのですぅうううう!!」


禁書目録「えーっと、知り合いなの?」

一方通行「おォ、お父さンの知り合いで、ダチだな、うン」

禁書目録「蜘蛛とか言ってるかも……私がいない間に、なんだかまた非常識になっちゃったんだね、アクセラレータ」

一方通行「誰がだこら……まァますます、騒がしくなりそうだな」ハァァァ
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 21:10:35.92 ID:blm2oa6DO
むぎのんの制服姿となっ!? ガタッ
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 21:13:09.14 ID:bvQNpZYqo
>>808
コスプレAVみたいな出来だぞきっと
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 21:13:59.39 ID:AeLht9XSO
むぎのんきたあああああああ鹿児島くンの采配がにくいぜぇぇえ!!!!ひゃっほーう!!!
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 21:17:12.27 ID:a4vWpXbSO
>>809

止めとけパリィされんぞ


…まぁ確かにあの老けg
812 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 21:20:15.39 ID:hqQV17uT0
某日

アズカバン監獄

芳川「……案内をしてもらって。そして許可をくれて助かったわ。ビアージオ」

ビアージオ「かぁれらむぉーぅ。もうすぐすわぁーん年生となるぃー。ますます騒がしくなることだるぉぉう」

芳川「……」

ビアージオ「……我々うわぁ、益々もってぇ……やつの監視をぉ、鋭くさせないといけぬぁー。そういうことだるぉおお?」

芳川「……えぇ。さすが、魔法省大臣ね。吸魂鬼の配備も変えるなんて」

ビアージオ「連中は身体にわるぅーい……さて」

カン、カン、カンッ、ピタッ

ビアージオ「奴ぁ、ここの監獄どぅあぁ」



「……その耳に残る、気に触って仕方ない声は。ビアージオか?未だにお前が大臣職とはな、なんと人材が足りてないことだろう魔法界は」


ビアージオ「!」

芳川「……話には、聞いていたけれど。魂吸鬼がひしめくこの監獄で、ここまで、理性を保っているなんて」


「……その声、まさか!!!!」


芳川「……あなたは本当に、おかしな人ね」

芳川「裏切り者の、逢魔・闇咲・ブラック。あなたはやはり、危険人物よ」

闇咲「……何とでも言えばいい。もはや突っ込む気力もないのだ」
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 21:22:46.11 ID:blm2oa6DO
やぁぁぁみさかくううううううん(´;ω;`)!!!!
816 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 21:33:02.02 ID:hqQV17uT0
某所

ケーッ!ケーケーケーッ!

「はいはい、珍しいな俺のところに手紙なんて……うん?」

エロール「ケーッ」

「あれ?エロール?懐かしいなぁ、ってことは旅掛さんからか?どれどれ……」

「……お、俺が、ホグワーツの教員だって!?!?」

「そんな、そんなバカな話。そりゃぁ、今のご時勢俺みたいな奴を雇ってくれるとこは少ないから、ありがたいといえばありがたい、けど……」

「現に今も満月近いから、危ういし……あ」

「……通行と、百合子ちゃんの子供、か……」

「……」

「こんな惨めな魔法使いの俺でよかったら、お話お受けします、芳川校長への取次ぎを頼みます、と」カキカキ



オッレルス「オッレルス・ルーピンより……あ、やばい。便箋なんて長く使ってないから、どこにあるっけか」

エロール「ケーッ」サッ

オッレルス「お、ありがとなエロールじいさん……学校かぁ」

オッレルス「……俺なんかもう、オッサン扱いかなぁ」ハァ

エロール「ケーッ(意外と余裕だな)」
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 21:34:21.23 ID:9agzTbdWo
オッレルスさんキター!
じゃああの聖人兼メイドの人もクルー?
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/08/12(日) 21:41:25.56 ID:iHrlAG9l0
守護霊担当はセロリか?まあ上条さんは吸魂鬼も拳でいけそうだなww
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 21:41:32.32 ID:aCTnS/fJ0
師匠頑張りすぎですよ
秘密の部屋でも頑張ってたんですから
しっかり休んでください
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/12(日) 21:43:25.49 ID:zn/Vtf6qo
老師は複数居るんじゃないだろうか……?
821 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 21:47:12.95 ID:hqQV17uT0
一方通行「あっと言う間だったな、学期の残りは」

上条「まぁな。授業も楽々になって万々歳でしたのことよ」

一方通行「ほとンど寝て過ごしてたのはお前くらいだけどな。言っておくけど、今年やらなかったってことは来年のテストで今年分も出るンだからな?その辺考えてンのかお前」

上条「……ら、来年考える!」

一方通行「鬼も笑う余地もねェよ」

コンコンッ、ガチャッ

禁書目録「みこと、いくら待っても部屋の中がみことの望む空気になることはないんだよ、みこと」

御坂「なっ、何言ってんのよそんな別に私はこいつら二人がいい雰囲気になるまで扉の前で耳そば立てようとか思ってなかったわよちょっと」

一方通行「確実の思っての行動だろうがこらよくやったインデックス、チョコをやろう」ガポッ

禁書目録「おはよう代わりにわーい!」モキュモキュ

上条「チョコがインフレ気味ですのことよ最近」

御坂「ずっとあげてなかったからね……それより、うわぁ」

禁書目録「……二人とも、荷造り終わって無さすぎかも」

一方通行「仕方ねェだろうが!お前のせいでもあンだからな美琴!!あの絵の束が荷物の中で開いちまって!!他の奴らも入り乱れて阿鼻叫喚だったンだぞ!?!?」

御坂「男子五人が、いりみだr」

禁書目録「みこと」

上条「エロール先輩がいないから、ストッパーがいませんのことよ。そういえば学期初めに百合子ふくろうさんが継ぐとかいう話はどうなったんだ?」

一方通行「俺が説得してやめさせた。あンなンに突っ込ンで百合子があンなンなってほしくないしな」

百合子「キュイッ」ピョンピョン!

御坂「ちょっと、あんなんって何よ失礼ねっ!!」

一方通行「俺は自覚が無いお前の方が失礼だと思う」


ガチャッ!

20000号「ぐっふぃふぃふぃぃいい!!それならば自覚ある変態な漏れらならオールオーケーもーまんたいの猛変態ってわけですねせぇぇぇえええろりたああああああああん!!」ピョーン!

10033号「あの『躾』の件ではキャラにあわず空気読みましたがもう限界ですさぁアクセラレータさんミサカを!ミサカもおもいっきりしつけてくださぁああああああああい!!」ズサァァァッ

一方通行「お前の家は濃すぎるンだ大体」キュピーン

禁書目録「一瞥もくれずに反射したね」

一方通行「当たり前だが『有害リスト』の一番上だからな、あァ」
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 21:47:44.24 ID:aCTnS/fJ0
>>820何それありそうで怖い
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 21:52:17.02 ID:aCTnS/fJ0
>>821変態の文字数があってない
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/12(日) 21:52:24.39 ID:zn/Vtf6qo
安定の変態

825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 21:52:28.68 ID:AeLht9XSO
老師の残像じゃない?
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) :2012/08/12(日) 21:53:05.53 ID:Sv9GQ6mto
>>822
「老師」は「2匹」いたッ!
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/12(日) 21:53:52.31 ID:zn/Vtf6qo
>>825
多重残像拳て………流石は老師
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 21:55:55.07 ID:aCTnS/fJ0
老師に不可能はない(キリッ
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/12(日) 21:56:44.20 ID:blm2oa6DO
>>823
数えてみるか携帯から見てみろ
パソじゃ半角とかを一行に納める処理をするからズレて見えるだけ。揚げ足とりたかったのに残念だったね
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 21:58:31.67 ID:aCTnS/fJ0
>>829本当だ
831 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 22:06:32.54 ID:hqQV17uT0
10032号「あなたの姉へのあまりの仕打ちにどん引きしながら、おはようございます、と、ミサカは心の内の評価を隠したまま何食わぬ顔で挨拶します」

一方通行「何食わってねェよ丸聞こえだよお前の姉の俺への仕打ちは加算されねェのかこら」

19090号「インちゃんさん……朝からそのような甘いものを食べて、と、ミサカは恐ろしすぎて戦々恐々とします、おはようございます」

禁書目録「おはようなんだよ19090号!朝はしっかり食べないと元気が出ないかも!今日の列車の道のりは長いしね!」

一方通行「とか言ってどうせ途中で菓子のカートで大量に買うンだろうけどな、俺がな」

上条「アクセラレータやっさしぃー」ヒューヒュー

御坂「よっふとっぱら、ゴボウだけど」ヒューヒュー

一方通行「決めたお前らには奢らン」

14510号「あ、アクセラレータさんおはようございます!と、ミサカは懇切丁寧に挨拶します!」ペコッ

一方通行「おォ、テンパリスト……おォ?」

14510号「な、なんでしょうあの、あまり見つめられるとその、み、ミサカ、あの、と、ミサカはとても困ることを表明します」

一方通行「いやお前、なンか俺のこと変な風に間違えるのが恒例じゃなかったか?」

14510号「あ、それはあの、ね、ネタ切れでして、と、ミサカはアで始まるの変な言葉シリーズがここに終結してしまったことをお知らせします」シュン

一方通行「そうか、残念だったな。俺にとっちゃ朗報だが」

14510号「そういうわけで、次回からはイで始まるシリーズにしますね!イントロダクションさん!と、ミサカh」

禁書目録「私の名前はインデックスって言うんだよっ!!!」

一方通行「本末転倒だろ……」

打ち止め「やっほーあなたー!みんなで迎えにきたよ!ってミサカはミサカは元気に挨拶してみたりー!あれ、おねぇさまたちの方が早かったのね」

一方通行「おォクソガキ。おかげで部屋は用量オーバーだったく」

上条「女子が俺達の部屋にこんなに……土御門、青ピ、すまん、幸せです」ジーン

御坂「あんたはアホな感傷に浸ってないでさっさと片す!!列車乗れなかったらどうすんのよ学期初めみたいにっ!!!」ビリビリッ

上条「は、はいっ!えっとー、この靴下は……あ、あれ!?なんで片方しかないんだ不幸だぁーーー!!」

禁書目録「尻に敷かれてるかも」クスッ

一方通行「あァまったく、騒がしいったらねェよ」ハァァァ

打ち止め「えっへへ。楽しいホグワーツの日常ね!終わっちゃうなんて寂しいかも、ってミサカはミサカはこんなことならさっさと星野帳燃やしちゃえばよかったかもって後悔しきりだったり!」

一方通行「元も子もねェなそりゃ」 
834 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 22:25:08.94 ID:hqQV17uT0
ホグズミート駅

黄泉川「またじゃーん、まーたじゃーん。お、ダブポタ一行に御坂家。あんたたち目立つじゃんねー」

一方通行「お前には言われたくねェよ。列車は、まだ出てないか」ハァ

黄泉川「えらいギリギリだったな。トラブルでもあったじゃん?」

上条「トラブルといいますか、はは、色々と……盛大な勘違いを」ハハハ

禁書目録「とうま……散々、片方の靴下がない!って皆で探してたのに」ハァァ

御坂「……あのおっぱい妖精に、だなんてねぇ。そりゃもうすっごいトラブルよねぇ?」バチバチッ

上条「ごめんなさいすいませんでした反省してます……」シュンッ

一方通行「まァ、俺も現場にいたはずなのに気づかなかったから、うン。そこまでお前の靴下に興味ねェけどな」

黄泉川「なんの話しをしてんのやら……ほら、早く乗れじゃーん。もうすぐ出ちまうぞ」

20000号「ぐふぃふぃ!黄泉川たん、大イカたんによろしく言っておいてくださいね!と、ミサカはあの太くて長いヌラヌラに想いをはせつつ興奮気味に列車に飛び乗ります!」

10033号「来学期こそは彼を吊り上げてミサカはあの太くて長いヌルヌルに締め付けてもらって締め付けてあげるんですからね!と、ミサカも姉に続いて列車に飛び乗ります!」

黄泉川「はいはーい。クールなのに、ダイエットにテンパリストもなー。じゃーなーじゃーん。そんで……お前達、改めて礼言うじゃん」

一方通行「もういいっての、何度目だお前」

打ち止め「ミサカも!ありがとあなた!英雄さん!インちゃん!それに、おねえさま!って、ミサカはミサカは黄泉川に便乗してお礼を言ってみる!」

禁書目録「いいんだよ。私とみことはアクセラレータたちにつられただけってところもあるし」

御坂「そうそう。それにこいつらも、結局は自分達のためにだったりするんだから」

一方通行「それを言っちゃァ」

上条「おしまいですのことよ」

黄泉川「……っふふ。それでもじゃん。あんたたちのおかげで……私は、また道が、開けそうだ。ありがとう、じゃん。来年はもっと、あんたたちに関わることになるだろうけど、よろしくな!!」

一方通行「?なンのことだ?」

黄泉川「なーんでもない、ほら、乗った乗った!もうすぐ出んじゃん!じゃーなー!またなー!!」

シュッシュッシュッシュッシュ ポーーーーーーッ!!!

黄泉川「……っははは。さぁて」

黄泉川「来年私が本当に『魔法生物飼育学』を私が受け持つことに、なったら!」



黄泉川「どんな、カッコイイ教科書にしようか迷うじゃーん!噛み付くのがいいか、それとも押しつぶしてくるの!くぅー!夢が広がるじゃーん!」 
842 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 22:48:23.44 ID:hqQV17uT0
一方通行「そういやよォ、クソガキ」

打ち止め「打ち止めって呼んでくれなきゃミサカ返事しない!なぁにあなた?ってミサカはミサカはそれでもなたの言葉を無視するなんt」

一方通行「お前が俺達に何か言いかけてたときのことなンだけどよォ」

打ち止め「スルーされた!?ってミサカはミサカは大ショックを隠しきれなかったり!まぁいいや、うん?そりゃもう星野の野郎のことよ、ってミサカはミサカは今更なことに首をかしげてみる」

上条「あー、そういえば……そっちじゃなくってさ、打ち止め」

御坂「あぁ!そうよ、そうそう!あんた、何か上姉のことて知ってることがあるらしいじゃない!」クワッ

禁書目録「何のことだか分からないかも。ラストオーダー、そんなことがあったの?」

打ち止め「う。うん、あの、ちょっとあの、ナーバスになって学校の中をふらついてるときに、その、で、でもおねぇさまの食いつき方が怖くってあの、って、ミサカはミサカはまたも言いよどんでみたり」

御坂「いいから教えてなさいよ!大丈夫、絶対にワーストをからかったりしないわ」

打ち止め「ほ、ほんとう?ってミサカはミサカは尚も信じられなかったり」

御坂「私の乙女心に賭けて本当よ!」

一方通行「ふらっふらしてンじゃねェか」

禁書目録「いや、最近はそこそこしっかりしてる方かも。中身腐ってるけど」

上条「それで、打ち止めさん。その秘密ってのは?バストサイズは上がってないようですけども」ゴクリ

打ち止め「えっなにそれ怖い……あ、あのね」

打ち止め「ワーストと、あの、クィディッチのうるさいキャプテンさん……つ、付き合ってる、の、って、ミサカはみs」

御坂「……へぇ~~~~~!!」ニヤニヤニヤ

上条「止めないでくれ、ちょっとポッターさん監督生席に殴りこみかけにいってくる」ガタッ

一方通行「やめろバカ、何する気だ本人達の勝手だろうが」

禁書目録「ほ、ほんとなのラストオーダー!?」

打ち止め「う、うん。誰もいない教室で、ふ、二人が、キャー!ってミサカはミサカはそれ以上はお子様に説明させたらいけなかったりぃい!!」

上条「離せ!離せアクセラレータちくしょう!キャプは俺らに地獄の特訓をさせながらも!自分はそれが終わったら天国のような至福のやわらかさにちくしょう!!!ちくしょう!!!!」

一方通行「落ち着けっての。あの二人、そうは見えなかったけどなァ?」

禁書目録「むしろワーストは嫌ってみえたかも」

御坂「ふっふふ、甘いわねあんたたち。昔からみてる私には分かる……あいつはね……ツンデレなのよ!!」

一方通行「……(こいつが言うか)」

打ち止め「……(って)」

禁書目録「……(思ってるんだろうなぁ)」

上条「お前が言いますか、美琴さんや」ハハハ

御坂「ど、どういう意味よこらあああああ!!」バチバチッ


監督生席

削板「こんじょおおおおおおおおお!!」

番外個体「うっさいなぁ。今年度の書類まとめてんだから静かにしてよ、あんたの分もあんでしょ根性バカ」

削板「うぅ、す、すまん。だが今年こそ!今年こそ優勝杯をお前に見せてやるって俺は誓ったのに、お前に、俺の根性あるところを見せられなく……」

番外個体「……バカだねぇほんと。あなたってほんとバカな根性野郎だ」

番外個体「試合がなくったってあなたが、が、頑張ってたってこと!ミサカが知らないわけ、ないじゃん。バーカ!!」

削板「……ワースト」

番外個体「こ、こっち見るな頬が焼ける!!近寄んな汗臭いバーカバーカ!根性バカ!!!!」///

削板「……根性!!」ニッ
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 22:51:59.82 ID:9agzTbdWo
根性め!根性め!
誰か!壁殴り代行はいませんか!
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 22:52:52.70 ID:blm2oa6DO
まさか削板にこの言葉を送る日がこようとは……


もげろやそぎぃぃいいいいいいいいいいい!!!!!
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 22:54:07.01 ID:udzj6Yrp0
番外根性とは予想外
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/12(日) 22:55:52.52 ID:zn/Vtf6qo
もげ板
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/08/12(日) 23:07:00.68 ID:5SJ2mbZ40
もげ板ァァァ!
848 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 23:08:32.47 ID:hqQV17uT0
キングズ・クロス駅

ワイワイガヤガヤ
 ガヤガヤ ザワザワ
シューーーッ

上条「着いたなぁー。あー、なんかポッターさん途中からあんま道中覚えてませんのことよ」

一方通行「お前がふて寝を始めたからだろうが」

御坂「まぁ分からないでもないけど……今年の夏は散々このネタをちらつかせてやるわ、上姉め」フッフッフ

禁書目録「黒いんだよみこと……それじゃ今年も、なんとか無事でみんなよかったかも」

一方通行「骨が折れたり重症だったり、あまつさえお前に至っちゃ石になったけどなァ」

禁書目録「ふふっ。それでもなんとかなったのは、みんなのおかげなんだよ。ありがと」

上条「どういたしまして、ってな」

御坂「当然じゃないの。私達なんだから」

一方通行「そうだ、それだ。お前一人のおかげじゃねェし、もちろン俺一人のおかげでもねェ」

一方通行「……俺達は、四人一緒だから俺達、そうだろうが?もう一人で突っ走ンなよ?」

禁書目録「あ、その辺含めて怒ってたんだねあの時。ふふっ、ツンデレさんはこれだから困るんだよ。うんっ!約束する!」

一方通行「だァれがツンデレだバァカ。最後にチョコでも食って口塞いどけ」ガポッ

禁書目録「!わーい!」モキュモキュ

上条「ははっ、これぞ俺達、だよな」

御坂「えぇ。最後の最後まで、ね。また今年も、良かったら私の家来なさいよ。パパとママも是非に、って言ってるわ」

一方通行「おォ、と言ってやりてェが……神経すり減らすからなァ」

御坂「な、なによ人ん家に向かって!……とは、あー、怒りきれないのが悔しいわ」

禁書目録「モキュモキュある意味モキュモキュ学校より大変かも」モキュモキュ

上条「濃いからなぁ。そりゃもう夏休みの件だけで一つ消化するくらい」

一方通行「黙れ。ま、何より、だ。おわりじゃねェよな」

一方通行「……騒がしい夏休みの、始まりだ」




佐天「……ぽ、ポエミーですねアクセラさん」ヒキッ

一方通行「……なンでいンだよお前がよォォォォおおおお!!!」
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 23:13:00.15 ID:9agzTbdWo
なにしてんすか佐天さんwwww
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 23:16:19.86 ID:AeLht9XSO
お早い到着ッスねwwwwww
851 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 23:20:41.49 ID:hqQV17uT0
御坂「あぁ、裁縫職人こと涙子ちゃん!」

上条「!あの百合子さんからキセキの裁縫職人と謳われた涙子ちゃんとはあなたでしたかはじめましてですのことよ!」

禁書目録「そういえばとうまはるいことは初対面だね」

佐天「ど、どうも。えーっと、アクセラさんを迎えにーってことで学校側にどこで待てばいいのか連絡したら、なんだかこのホームに連れてきてもらいましたー。ち、ちなみに私はレベル0、じゃなくって魔法使いじゃないでーす」アハハ

一方通行「知ってるっての。ンで、迎えってなンだこらちくしょうが。バスでいくらでも帰れるの知ってるだろうが」

佐天「あー、そのですねアクセラさん?私達家族が、あなたに大変申し訳ないことをしてしまった、と思っているというのは伝えましたよね?」

一方通行「……あァ?」

禁書目録「これは……」ヒソヒソ

御坂「和解フラグ……?」ヒソヒソ

上条「や……うーん、どっちかってとこれは、新たな騒動……」ヒソヒソ

佐天「と、いうわけで、ですね。これ、観てください」ピラッ

一方通行「はっ、何を言われようが俺は別にお前らとは……ン?写真……おい」

佐天「えーと、アクセラさんにそんな性癖を与えてしまった罪滅ぼし、として、ですね」

一方通行「なン、だこの、ピンク一色の壁紙とか、趣味の悪ィ、アホみてェな机とか、おい!!!なンだこれ、おい!!」

佐天「アクセラさんの部屋を今、業者さんが改装中でして。それで、済むまでどこかで時間を潰すように、と」

一方通行「何をしてンだよォォォォォおおおおおおおおお!!!!!!」ガタガタガタガタガタ

上条「うわあ、これ、うわぁ。かんっぜんに、ファンシーランドとかそういう、うわぁ」

御坂「い、いいじゃな、っぷ、っく、今年はあんたの家にお泊り決定ね」プルプルプル

禁書目録「す、素敵な部屋だと思うんだよアクセラレータ、うん。ゆ、百合子さんはとっても喜ぶかも!ねっ!?」

一方通行「住むのは俺だろォォォォ!!?!?!?なン、なンだよこれなンなンだよだからこの家族はァァァ!!」


佐天「あ、ちなみに外に音は漏れない仕様ですし、鍵も厳重ですから安全ですから。な、なにしても安全なので、ご自由にどうぞ」

禁書目録「……アクセラレータの秘密の部屋、かも?」

一方通行「……あァ、もう、もうやだ魔法界……いや」ハァ キッ






一方通行「アクセラポッターと秘密の部屋……ふざけてンのか!!!!!!」



お わ り 
861 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2012/08/12(日) 23:34:36.04 ID:hqQV17uT0
そんなこんなで第二巻『アクセラポッターと秘密の部屋』のすべてが終了です

足掛けなんと九ヶ月(たぶん)、長きに渡ってしまい申し訳ありません

ここまでたくさんの応援、声援、叱咤激励、

ツッコミ、コーヒーの数々、素敵な支援絵

そして読んでいた、ただそれだけでもう感謝感謝です。励みになりました

原作改変、妄想付加のあたりは申し訳ありませんむしろそっちでノリノリですみません

今後とも残念な琴になりっぱなしかとは思いますがお付き合いいただければ幸いです

はてさて、次の巻なのですが

スレタイはもう定石通り

『一方通行「アクセラポッターとアズカバンの囚人……ふざけてンのか」』

で行こうかと思います。捻るのもなんなので

ですが他に良い案がありましたらドシドシご提案ください

あと閑話ネタも……まぁほとんど決まっていますが

いつ立てるかですが、お盆がきますのでまたしばらく離れます

こちらで告知もしますが、おそらくは土曜あたりに詳しい話しをしようかと

お付き合いいただければとてもとても幸いです

それではまた

いつかまたどこかで

どうぞよしなに
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 23:39:49.40 ID:AeLht9XSO
激しく乙。楽しみにしてる。
しかし、『諦め』か…My sweat angel、びょーりん登場フラグになったり…ゴクリ
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 23:42:48.64 ID:yrEKC4t0o
乙!
ミサワとソギーか…このスレの恋愛要素は予想できなくて楽しいな

秘密の部屋も面白かったです
シリーズ完走目指して頑張ってください!
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 23:46:57.85 ID:k+puFQino
乙!鹿児島くンがしばらく行方不明になったときは心配だったけど、無事に完結して良かった。次回も楽しみにしてます。
バッシャアアアアアアア!
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 23:56:33.10 ID:blm2oa6DO
>>1乙!!
めちゃくちゃ面白くて熱くて笑えて最高でした!
原作改変はむしろどんとこい!ってか>>1の改変は面白い方に行ってるから全く問題ない!
サラさん他創設者と話がリンクするあたり素晴らしいっす!
三巻も待ってます!乙でした!!
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 23:56:46.24 ID:a4vWpXbSO
乙なのよな。
勿論次回も出させてもらえるのよな?
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/08/13(月) 00:00:25.69 ID:7N/RLJYCo
>>1乙ー

ってことで今回は普通のコーヒーだ。コポコポ 

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