2015年1月24日土曜日

上条「じゃ、ジャッジメント」黒子「ですの!!」 美琴「2」

 
※未完作品
 
1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/13(日) 00:23:08.75 ID:OsbW3fLM0
上条「じゃ、ジャッジメント」黒子「ですの!!」の続きです

ぼちぼち書いていきたいと思います

6 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:44:19.73 ID:t1AAdqPW0
~マンション~

上条「……ん、また青ピからメールだ……?」

土御門「どうした?カミやん」

上条「なんか『データが破損しているためこのメールを開く事ができません』って表示されてら」

土御門「……おい一方通行、今この部屋の中にいる奴ら集めてこい」

一方通行「はァ?なンで俺が」

土御門「いいから早く!!」

一方通行「ケッ……なンなンですかァ一体……」ガチャ」

オーイ アツマレー ナンカツチミカドガ
7 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:45:38.46 ID:t1AAdqPW0
上条「…ん?またメール……佐天さんから?」

土御門「おいカミやん……この期に及んでまだフラグを」

上条「ち、違うよ…風紀委員を通じてだな。なになに……」

上条「土御門!!」

土御門「え、なんだにゃー」

上条「この地図の場所はどこだ!!」

土御門「こ、これは……えーと、こっから三キロくらい南西に行った所の路地裏」

上条「急いで向かうぞ!!」
8 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:46:13.23 ID:t1AAdqPW0
土御門「ど、どうしたんだにゃーカミやん……事情を説明してくれ」

上条「移動しながら説明する!!早く!!」ダッ

土御門「わ、分かったぜい…おいテメェら!!さっさと俺らについて来い!!」タタタタ

一方通行「なンですかなンなンですかァ!?ずいぶン面白そうじゃねェかァ!!」カツカツ

建宮「バカ言ってないで急ぐのよな!!」タタタタ

垣根「足が速くなる未元物質っと」パク

削板「うー……ねみいぞ」タタタタ
9 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:46:41.11 ID:t1AAdqPW0
ステイル「大丈夫かい、転びそうじゃないかい?」ハアハア

インデックス「大丈夫だからその手を離して欲しいかも」タタタタ

黒子「くっ……、これだけ人が多いとおちおち空間移動もできませんの!!」タタタタ

結漂「同感ね……くっ、早く動ける人間に目的地を教えるのは常識じゃないの?」タタタタ

シェリー「エリスに運んでいってもらお」カキカキ

レッサー「わわ、何言ってんですか!!みんなぺちゃんこになっちゃいますよ!!」ダダダダ

心理定規「あー……だるいわ」タタタタ

打ち止め「わーいかけっこ!!ってミサカはミサカはただならぬ空気も読まずにはしゃいでみたり!!」タタタタ
10 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:47:18.17 ID:t1AAdqPW0
土御門「……で、カミやん、そろそろ詳細を」タタタタ

上条「…青ピと一緒に俺の知り合いの女の子二人がこっちに逃げて来てて……そんで、全員追っ手に見つかって、青ピが交戦中みたいだ!!早く向かうぞ……ってあれ?」

土御門「今度はなんだ?」

上条「地図が…消えて見れなくなっちまった」

土御門「……携帯を潰されたか」

上条「くそっ……!!」

土御門「場所は覚えてるから大丈夫ぜよ……ってそうだ!!おい結漂!!こんだけの人数くらい一編に運べんだろ!!俺たちをこっから……って無理か。アバウトすぎて全員ビルに埋まりかねないか」
11 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:47:48.16 ID:t1AAdqPW0
一方通行「オイオイ、こっからでも原子崩しの交戦の様子ぐれェ見えンだろォが。ほら、もォすぐみてェだぜェ?」ズギュンッ

土御門「一方通行……能力使用もバッテリーを考えて」

一方通行「わりィが、こっから先は一方通行ですってなァ!!」

土御門「聞いてねえし」

建宮「おい、見えたのよな!!」

上条「青ピィィィィィィィィ!!!佐天さぁぁぁぁぁぁぁん!!初春さぁぁぁぁぁぁぁん!!」ダッ
12 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:48:45.37 ID:t1AAdqPW0
土御門「!?」

ヒュゥー

垣根「焼き尽くされてやがる……だと?」

黒子「そ、そんな……初春、佐天さん……」ガクッ

「あーぁ、一足遅かったわねえ……第一位に、第二位と……愉快な仲間たちさん?」

一方通行「!?……第四位……テメェ」

麦野「あれぇー?なーに怒って……ああ、第六位とガキ共ならさっき原子崩しの直撃を受けたから……まあ、骨が残ってればいい方かにゃーん?」

上条「……テメェ、俺の親友を…」
13 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:49:22.74 ID:t1AAdqPW0
一方通行「……覚悟はできてンだろォなァ三下がァ!!!」カチッ

麦野「おー…怖い怖い、でもさっき第六位にも同じ事言ったけど……」

麦野「敵がアタシ一人とは思わない事ね」

上条「!?……土御門!!後ろ!!」

土御門「!?」サッ

神裂「七閃!!」ザザザザ

土御門「ぬっ!!」ザッ

垣根「おりゃあ!!」バサッ

神裂「唯閃!!」ザシュッ

垣根「なっ……」サラサラ
14 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:49:55.69 ID:t1AAdqPW0
一方通行「第四位!!喰らいやがれェ!!」ビュウウウウウウウウ

滝壺「むぎの!」

麦野「よっしゃ!!オラァァァァ!!」ビーム

ドカーン

一方通行(相殺!?……チッ、AIMストーカーめ……力つけやがって)

ステイル「イノケンティウス!!」

イノケンティウス「がおー」

アニェーゼ部隊「おらー」ドカドカ

ステイル「くっ……きりがないな……」

建宮「今回は核のアニェーゼ=サンクティスを倒しても終わりそうにねぇのよな!!」ブンッ
15 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:50:36.92 ID:t1AAdqPW0
シェリー「エリス!!」

エリス「グオオオオオオオオオオオ!!!」

海原「トラウィスカルパンテクウトリの槍!!」ビュッ

エリス「」ガラガラ

シェリー「!?クッ……瓦礫に」

結漂「世話が焼ける!!」シュンッ

シェリー「……ありがとよ」

結漂「あなたにとって海原は最悪の組み合わせね……ほんと」
16 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:51:27.52 ID:t1AAdqPW0
インデックス(まずい……強制詠唱は付け込む隙が無いし……魔滅の声もすているとかさいじがいるから使えないし……戦う術が無いんだよ)

打ち止め「あわわわ……この人たち、ミサカのビリビリが全然効かない……ってミサカはミサカは恐怖心をあらわにしてみる!」

黒子「大丈夫ですのよ……黒子が付いていますの」

麦野「はん、ガキなんか連れ込んでんじゃねえよ!!」ビー

インデックス・打ち止め・黒子「!!」
17 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:51:59.68 ID:t1AAdqPW0
上条「うおおおおおお!!」

パシュン

麦野「チッ…幻想殺しか…厄介な」ザッ

上条「!!待t」

土御門「カミやん!!」

上条「なんだ土御門!!」

土御門「連中の狙いは白井だ!!そばから離れるな!!」

上条「……分かった」

黒子「当麻さん!わたくし」

上条「いいから!!……俺のそばにいろ。悪いが、あいつらは黒子の手に負える人間じゃあない」
18 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:52:46.82 ID:t1AAdqPW0
黒子「当麻さん……」

アニェーゼ「私の男と他の女がイチャついてんの見るとねえ!!腹が立っちまうんですよ!!」ドン

黒子「ぐっ……!!」

上条「黒子!!」

アニェーゼ「上条当麻も上条当麻ですよ!!どうしてそんなわけの分からない女と一緒にいちまってるんですか!?」

上条「アニェーゼ……」
19 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:53:23.67 ID:t1AAdqPW0
アニェーゼ「一度フラグ建てちまってんですから、必ず回収するのが筋ってもんでしょうよ!!」

上条「アニェーゼ……!!……すまなかった、お前の気持ちに気付いてやれなくて。でも俺は」

アニェーゼ「そんな言葉は要らねえんですよ!!」ドン

上条「がっ……」

アニェーゼ「私たちがどんなに苦しんだか知ってんですか!?」ガンッ

上条「あっ……!?ぐぅ………」
20 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:53:58.38 ID:t1AAdqPW0
アニェーゼ「明確な意思表示もせずに!!ずーっと皆にいい顔だけしか見せないで!!」ドコッ ガツッ

上条「がはっ……ぐっ……!!」

アニェーゼ「……結局私のものになんないんなら、邪魔です……消えてください」チャキッ

上条「……ぐっ……くそっ」

上条(殴れない……こんな一途に想い続けてくれた人間を……殴れる筈がない……)

上条(すまない……黒子……俺は、お前を、守れなかっ)
21 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:54:25.17 ID:t1AAdqPW0
削板「ぬおおおおお!!すごいパーンチ!!」ドンッ

アニェーゼ「がっ!!」バタン

上条「削板!!」

黒子「削板さん!!」

削板「根性入れろ上条当麻!!貴様がどんな量のフラグを建てたかは知らないし、また、そんな根性無しな事は聞きたくもない!!だがな……」
22 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:55:42.93 ID:t1AAdqPW0
削板「貴様は結局そこの白井黒子を選んだんだ!!告白されても断って、貴様が気付かなかったとはいえ別のフラグを建てた女に擦り寄っていく事も出来たはず だ!!でもそれを貴様はしなかった!!そして誓った!!この女を、白井黒子を守り通すと!!他にも沢山の行動の選択肢がある中で、ただ一つ、その選択肢を 選んじまった!!その時点で分かってんだろうが!!選ばれなかった選択肢の人間の気持ちを考えるのは別の機会にしろ!!今は貴様が守るって決めた女を守る 事を第一に考えなきゃならない状況だろ!?テメェがここで倒れたら誰が白井黒子を守るんだよ!!そんな状況で、まだ自分が選ばなかった選択肢に未練が残っ てるようなそんな根性無しな事をするってんなら……」

削板「まずはその 腐った根性を 叩きなおしてやる!!」

上条「削板……!」

黒子「削板さん……」
23 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:56:19.38 ID:t1AAdqPW0
削板「……立ち上がれよ。そして何があってもその女を、白井黒子を守り通したらどうなんだ!?ビブルチすんぞ」

上条「ああ……ありがとう削板」

削板「別に礼なんていいぞ。俺は自分の鍛えた根性に従って行動しただけだからな!!」

上条「ああ!!」

黒子(削板さん……ただの馬鹿と思っていましたが、この中では当麻さんの次にかっこいいですの)

打ち止め(うん!あの人の次にかっこいいな!ってミサカはミサカは大絶賛してみたり)

インデックス(濡れたんだよ)

アニェーゼ「きゅー」
24 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:56:57.41 ID:t1AAdqPW0
上条「そうだ!!他の皆は……」

土御門「ぐっ……くそ……」ボロッ

垣根「なんだよ……あの刀……」

一方通行「クソッ……刀は防げたが他にも未知のベクトルが多すぎて演算が追いつかねェ……」ハアハア
25 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:57:23.80 ID:t1AAdqPW0
ステイル「ぐっ……くそ……」

建宮「女教皇様……」

結漂「くっ……原子崩しがあんなに強力だったなんて……」

心理定規「付け入る隙がないわ……」

シェリー「くそっ……あのさわやか野郎……」

レッサー「あんな量のシスター……キリがありませんね」ハアハア
26 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:57:52.21 ID:t1AAdqPW0
オルソラ「うふふ……皆さん満身創痍なのでございますよ」

麦野「ふん……対したことねえな……」

神裂「これでは七点七刀の錆にもなりませんね……」

土御門「くっそ……ねーちんと麦野が厄介すぎる……」

一方通行「くっそ……あと一人……火力がいれば……」

麦野「はっ!!テメェらに増援なんて来ねえよ!!オラ!これでとどめだ!!」ヒュウウウウ

上条「ぐっ……!!」

麦野「おらぁ!!」バシュッ!!

27 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:58:23.43 ID:t1AAdqPW0
シュー

麦野「はあ!?どうしてアタシの原子崩しが!!まさか」

「『火力』やったら無いけど……『戦力』やったらここにあるでえ?」

麦野「!?……テメェ!!」

上条「……生きてたのか」
28 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:58:51.89 ID:t1AAdqPW0
青ピ「あたりまえやでー……ま、今まで出した事のないくらい能力はつこたけどね」

黒子「初春!!佐天さんも……」

初春「白井さん!!」

佐天「こ、怖かったです……」
29 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/14(月) 00:59:23.56 ID:t1AAdqPW0
一方通行「ケッ……直ぐに戦えンだろォなァ……第六位の『水力支配』(ハイドロマスター)……とでもいったところかァ?」

青ピ「おっ、その中二ネームええな、今度から使わせてもらうわ」

青ピ「もちろん、戦えんでえ……ちょっとばかし、ムカついたしな」

麦野「大口叩いてんじゃねえよ格下がぁ!!!」

青ピ「さて、と……みんな気合入れなおして行くでぇ!!」

上条勢力一同「おぉーーーーーっ!!!!!!」

35 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:16:51.48 ID:MIMBGo7R0
麦野「ちいっ……雑魚が何人増えても雑魚だ!!やっちまうぞ!!」

ルチア「とおっ!!」

青ピ「ふふん、木なんか爆発させたって効かんのやでー!」グググッ

シーン

ルチア「不発……?そんなバカな!!先ほどは打てたはず」

青ピ「あーあー、いつの事言うてるんかは知らんけど……」
36 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:17:47.72 ID:MIMBGo7R0
青ピ「ボクはまだ、本気を一回も出してないでぇ?ケガ人が出るからな」

ルチア「チッ……異教のサルが大きな口を……」

一方通行「オラァ!!くたばりやがれェ!!」ドカッ

神裂「くっ……七閃!!」

一方通行「効かねェっつってンだろォがァ!!」

神裂「ぐっ……ああっ!!」
37 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:18:33.27 ID:MIMBGo7R0
垣根「オラオラ第四位!!なんどやっても結果は同じだっつーの!!」ヴァサッ

麦野「くうっ……」

滝壺「むぎの!!」

心理定規「おっと、AIMストーカーさんのお相手は私よ?」

滝壺「くっ……!!」
38 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:19:12.47 ID:MIMBGo7R0
心理定規(心の距離を……そうね、浜面仕上と同じ……あら?こないだよりも縮まってるわね……まあいっか。心の距離5に設定!!)

滝壺「……」

心理定規(よしっ!!ちょろいもんだわ…あとは蹴り倒して)

上条「心理定規!!そっちは大丈夫か!?」

心理定規「ええ、大丈夫よ」

心理定規(この子もいいんだけどね……先約があっちゃダメね。それに能力も効かないし)

滝壺「め……」

心理定規「……め?」
39 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:19:54.02 ID:MIMBGo7R0
滝壺「心理定規が私以外に色目を使った心理定規が私以外に色目を使った心理定規が私以外に色目を使った心理定規が私以外に色目を使った許せない許せない許せない許せない許せない許せない殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す……」ブツブツ

心理定規「ひいっ!!」

上条「ちっとも大丈夫じゃねえじゃねえか!!うおおおおおおお!!」バキッ

滝壺「そげぶっ」ゴロゴロ

心理定規「はあ……助かったわ、ありがと」

上条「他の手伝いに行くぞ!!」タッ

心理定規「あっ……行っちゃった」

滝壺「うーんいたた……あれ、はまづらは?おっかしいな……さっきまでいた気がしたんだけど」キョロキョロ

心理定規(AIMストーカーは……まあ、いいか。あんな性格なら私の心理定規も役に立たないだろうし)タタタッ
40 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:20:54.57 ID:MIMBGo7R0
浜面「あー、いたいた……滝壺さん」

滝壺「……はまづら」

浜面「ん?なんだ?」

滝壺「さっき男に色目を使ったはまづら……私よりも男がいいなんて……大丈夫、私はそんなホモ面をとても応援している」ハアハア

浜面「こわいよー」
41 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:27:15.38 ID:MIMBGo7R0
「第一の質問ですが、どちらに味方を……」

「んー……命令文からして、このシスターがいっぱいいる方に味方かしらん?」フニョン

「第一の解答ですが、いちいち胸を揉むのを止めてください」

「まあ、お遊びはこのへんにして……行くわよーん、サーシャちゃん?」
42 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:27:49.67 ID:MIMBGo7R0
ステイル「全く……倒しても倒しても出てくるなこのシスターたちは!!」

建宮「そうなのよ!!あー……だれかこっちに回ってきてほしいのよな!!」

レッサー「はあはあ……海原さん?でしたっけ……のせいでシェリーさんはゴーレムを使えませんし……結局こっちの劣位ですね」

ブーブー

ステイル「携帯が……土御門から?くそ、こんなときに……」
43 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:28:50.57 ID:MIMBGo7R0
土御門『大変だにゃー!!殲滅白書が……』

ステイル「な、なんだってー!!」

建宮「どうしたのよな!!」

ステイル「殲滅白書が……参戦した」

レッサー「聞くまでもないですけどどちら側として!?」

ステイル「敵側に決まっているだろう!!くそ!!ニコライ=トルストイめ!!」
44 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:29:44.11 ID:MIMBGo7R0
建宮「落ち着くのよなステイル!!あいつら単体の力は必要悪の教会よりも大きく下回っているのよ!!勝機は存分にあるのよな!!」

ステイル「そうだとしても数が違うだろう数が!!土御門はこっちに来てくれるとは言っていたが……」

建宮「この密度じゃ期待は出来んのよな!!さっさと俺らだけで片付けるのよ!!」

レッサー「ラジャーです!!とりゃああああ!!」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/16(水) 00:30:09.70 ID:MIMBGo7R0
土御門「がはっ…」

サーシャ「第一の質問ですが、本当にやる気があるのですか?」

ワシリーサ「今までに一回も魔術を使おうとしない……その姿勢は買ってあげてもいいけど、そんなんじゃ我が殲滅白書には勝てないわよん」

土御門「ぐっ……くそ……!!」

土御門(だめだ、魔術は使えない……体力は超電磁砲たちまでに温存しておかないと……そして)
46 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:30:40.52 ID:MIMBGo7R0
土御門(どうして心理掌握はここにいないんだ!?)

土御門(ヤツが出てきたら黒ノ式で倒すつもりだったが……ヤツの行方が分からない以上、こんなところで魔術は使えない!!)

サーシャ「第二の解答ですが、チェックメイトです」ブンッ

土御門「!!」
47 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:31:54.02 ID:MIMBGo7R0
プシュー

サーシャ「あ…れ…?道具が一気に錆びて」

青ピ「土御門!!呆けてる場合とちゃうで!!」ドコッ

サーシャ「あう」

土御門「青ピ……」

ワシリーサ「くっ……かわいいサーシャちゃんをよくも」
48 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:32:48.29 ID:MIMBGo7R0
青ピ「あー……悪いけど」

青ピ「引っ込んどいて、オバチャン?」バシュッ

ワシリーサ「!?がぼがぼがぼ」

青ピ「ふう……」

土御門「ダメだ青ピ!!油断するな!!」

青ピ「へ?」
49 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:33:40.11 ID:MIMBGo7R0
ワシリーサ「だ……れ……が……オバチャンじゃゴルァァァァァァァァ!!!!」

青ピ「ごはっ……!!」

土御門「青ピ!!」ダッ

青ピ「はー……はー……え?」

ワシリーサ「ふふ……愛しのサーシャちゃんに手を出した揚句、私のことをオバチャン呼ばわり……オシオキが必要みたいね?」バキボキ
50 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:34:08.36 ID:MIMBGo7R0
青ピ「……今や!!」プシュー

ワシリーサ「ふふ!効かないと何度言ったら……ん?」

土御門「黒ノ式!!」

ズバアアアアアアアアアアアア!!!!

ワシリーサ(さっきとは段違いの水量……一体どこから)

青ピ「ふん、『なんで?』って顔してるな…土御門、教えたれ」

土御門「ぐっ……青ピの……水流操作で魔方陣の水路を作り……そっから術式を発動させたんだにゃー……陰陽博士の名は伊達じゃないぜよ」ガクッ
51 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:34:39.35 ID:MIMBGo7R0
ワシリーサ「くっ……全部隊撤退!!至急集合地点TFに集合しろ!!」ザッ

土御門「……ガハッ」

青ピ「おい土御門、大丈夫なんか?」

土御門「問題ない……少し休めばまた」

青ピ「全く……患部見せてみ」

土御門「くっ……まさかお前の能力って……ケガの治癒まで……」
52 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:35:07.66 ID:MIMBGo7R0
青ピ「違う違う……きれーいな水で洗ったら、治るもんも早く治るんやで」

土御門「そんなもんか……くっ」

青ピ「お前はもう休んどけ……あ、おい、そこのお前!!」

浜面「え、俺?」

青ピ「お前しかおらんやろ……通りすがりやろ?コイツの事見といたって!怪我してるから!」

浜面「え、いやあの実は俺」
53 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/16(水) 00:35:50.57 ID:MIMBGo7R0
青ピ「頼んだで!!ほなな土御門!ボク他んとこ手伝ってくるから!」

土御門「ああ……」

浜面「あのー…」

土御門「ああ……素人に手伝わせるなんて本来ならプロ失格だが……すまない、ありがとよ」

浜面「いやあの俺」

土御門「すまない……少し疲れたので、話は後で」

浜面「あ、はい、すみません」

浜面(どうしよう、麦野におこられる)

64 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 01:11:54.09 ID:6jXyfJ7b0
建宮「カード配置終わったのよな!!」ブンッ

ステイル「ふっ……この戦闘の合間を縫ってたった一人でルーンを配置して魔方陣を作るとは……建宮斎字、君は女教皇様を既に上回ってるんじゃないのか?」

建宮「ムダ口叩いてないでさっさと魔女狩りの王を!!」

ステイル「はいはい……出でよ、イノケンティウス!!」

超イノケンティウス「ウガアアアアアアアアアアアア!!!!!」

建宮「やったのよな!!」

71 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:06:09.44 ID:6jXyfJ7b0
レッサー「す、すごい……あの量のシスターが次々と……」

ステイル「ふふふ、さっきまでの小さなイノケンティウスとは格が違うんだよ」

建宮(そうゆう事は自分一人でこの術式が全部組めるようになってから言って欲しいのよな)

レッサー「ふう……やっと終わりが見えてきましたね」

ステイル「そうだな……」

ワラエワラエ オロカナユメー

ステイル「ん?土御門から電話が……」
72 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:07:01.61 ID:6jXyfJ7b0
ステイル「ん……ん……分かった、それじゃ」

建宮「なんだって言ってたのよな?」

ステイル「……いい知らせだ。殲滅白書を土御門とその友人で返り討ちにしたらしい」

レッサー「じゃあコイツらを倒せばもうそれ以上の増援はないってことですね!!とりゃああ!!」

オルソラ「がっ……上条……さん……!!」
73 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:07:29.54 ID:6jXyfJ7b0
建宮「あと30人もおらんのよな!!うおらあああ!!」

ルチア「ぐっ……上条、当麻………」

超イノケンティウス「ガアアアアアアアアア!!!」

ワーワー カミジョウー トウマー

ステイル「僕のイノケンティウスはつくづくすごいな……いや、隠語的な含みは無いから。純粋にこのイノケンティウスの事だから」

ステイル「ふう……ここはイノケンティウスに任せて、僕は信成の野望でもしようかな」ポチポチ
74 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:08:42.24 ID:6jXyfJ7b0
一方通行「オイオイ……なンですかァなンなンですかァ!!聖人だかなンだか知ンねェがよォ……ちょっと学園都市第一位サマを舐めすぎてンじゃねェンですかァ!?」

神裂「ぐっ……」ドサッ

神裂(まさか……七閃のみならず必殺の唯閃まで防がれるとは……)

一方通行「くかき、終わりにしてやンよォ……」

神裂「……!!」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 23:09:23.54 ID:6s9JH2Jeo
スケートで天下統一でもするのか?
76 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:09:25.57 ID:6jXyfJ7b0
一方通行「……これの週末が超リベンジでくれませんです?!奥手は揚げ物の愛し合いにニーズであります?!!」

神裂「……?」

一方通行(しまっ た で んきょ くのばって りーが)ドサッ

神裂「……」

神裂「……え?」
77 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:10:30.01 ID:6jXyfJ7b0
神裂(なんだかよく分かりませんが、チャンスなのでしょう……『反射』は……)ギュム

神裂(頭を踏みつけても反応なし……これは『反射』とやらが入っていないのでしょう)

神裂「ふふ……ふふ、ふふふふ………神は全てを見ている!!!!正しい行いを正しい時に正しいタイミングで行えば奇跡は起こる!!上条当麻……今、行きます」チャキッ

ザザザザッ

「ぐ……がァ!!」

「………」

「く……そォ……」
78 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:11:53.11 ID:6jXyfJ7b0
「どう……して……」

神裂「どうして反射が復活……ごぼっ」

一方通行「……ァーァー、まァあれだうン、携帯用充電器ってやつだァ」

神裂「ぐっ……」

一方通行「さァて、さっきはよくも頭ァ踏ンづけてくれたなァ!!!お返しだぜェ!!」

一方通行「歯ァ食いしばれェ三下、俺のベクトル操作はちょっとばかし響くぞォ」

ドゴッ

神裂「があああああっ!!!!……かはっ」ガクッ

一方通行「……ふゥ……やっと落ちたかァ」ストン
79 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:16:23.40 ID:6jXyfJ7b0
一方通行「助かったぜェ……打ち止め」

打ち止め「ふふーん、ミサカの力をもってすれば100Vの交流電流を流すなんてちょろいちょろい!!ってミサカはミサカは自分の能力を誇りに思ってみる!!」

一方通行「とはいえ、俺がこの充電用のアダプター持ってなかったら即アウトだったがなァ……死ぬかと思った」

打ち止め「何はともあれ、良かったね!!ってミサカはミサカは喜んでみたり!!」
80 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:17:24.32 ID:6jXyfJ7b0
一方通行「そりゃどォも……どォやら、三下共が揃いも揃って海原のバカに苦戦してるよォだなァ……ちょっくら行ってくるわ」

打ち止め「気をつけてね!!」

一方通行「あァ……ァ、もしクソメルヘンが来たら、未元物質でそこの露出狂を拘束するよォ伝えといてくれェ」

垣根「おう、今拘束してるぞ」グルグル

一方通行「そォかァ、そりゃァ優秀なメルヘンだァ」

一方通行「ってェ!!そンな訳ねェだろォ!!いつからそこにいたァ!!!」グルンッ
81 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:18:11.85 ID:6jXyfJ7b0
垣根「美幼女のかほりがしたその時から」

一方通行「オーケィオーケィ、どォやら死にてェみてェだなァ!!」

垣根「あ、あんなところに幼稚園児が」

一方通行「なにィ!!」グルンッ

黒子「ひっひっふー」

上条「そうそう、ひっひっふー……ん、なんだよ一方通行」

垣根「キャハ☆うっそでぃーっす!!」

一方通行「てェェェェェェェェいとくゥゥゥゥゥゥゥゥゥン?!どォやらよっぽどユカイな死体になりてェよォだなァ!!!!!!」
82 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:19:48.28 ID:6jXyfJ7b0
垣根「あ、ほらほら!!海原とかいう爽やかな青年が暴れている!!早くあのゴスロリを助けないと!!」バサッ

一方通行「待てやゴルァァァァァァァァァァ!!!!!」ビュンッ

打ち止め「あ!!……行っちゃった……どうしよう!!あの程度のバッテリーで能力を使って暴れまわったら一瞬で無くなって……もし交戦中になくなったりたりしたら大変な事になっちゃう!!ってミサカはミサカは大心配してみたり!!」

上条「あー、心配する事無いみたいだぞ?」

打ち止め「え?」

一方通行「」ポト

黒子「飛び上がって二秒で落下運動を開始してましたの」

打ち止め「……よかった」ホッ
83 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:20:26.99 ID:6jXyfJ7b0
結漂「ちょ、安心してる場合じゃないわよ。今アイツ鈍い音と一緒に地面にぶつかったわよ?」チョイッ

シュンッ

一方通行「し……ぬ………」ガクッ

上条「あ、死んだ」

黒子「死にましたの」

結漂「死んだわね」

打ち止め「死んだね」
84 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:21:26.07 ID:6jXyfJ7b0
~ナレーション~

木山『この後、スタッフが美味しくいただきました』

木原『流石に違うだろ』

木山『あれ?』

固法『しっかりしてくださいよ……正しくは、「この後インデックスが神裂の魔力を勝手に使って治癒魔術をかけてもらい、電極も打ち止めに充電してもらって一方通行は戦場へと向かいました」ですよ、木山先生』

木山『そうか、そうだったな』

木原『絶対話きいてねえだろコイツ』
85 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:22:29.26 ID:6jXyfJ7b0
~再び戦場~

海原「くっ……残ったのは自分と麦野さんだけってわけですか……これは手厳しい」

シェリー「エリス!!」

海原「何度来ても同じです!!」ビカッ

垣根「どうかな…!おりゃっ!!」バサッ

海原「!!……くっ、おのれ、まず貴方から」

レッサー「甘いですよ!!」ダッ

海原「がっ……は、鋼の手袋……」
86 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:23:11.49 ID:6jXyfJ7b0
青ピ「そんなもんじゃあ終わらせれんでー?」

海原「がぼがぼがぼ」

削板「つよいチョーップ」

海原「プギャアアアアアア!?」

海原「かっ……は……」

上条「いいぜ海原光貴、テメェがもし、御坂に従ってなんでもするってんなら」

海原「貴方だけはゆるしません」ビカッ

上条「なんで俺だけ」サッ
87 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:24:13.09 ID:6jXyfJ7b0
海原「くっ………ふふっ、自分は御坂さんの世界を守る事なんて出来なかった……って事ですか」ヨロッ

上条「海原……」

海原「しかし……これだけは覚えておいて下さい、自分は……世界中の誰よりも、御坂さんの事が」

一方通行「死亡フラグなンて建ててねェでさっさと寝てろォ」ピト

海原「」バタッ
88 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:24:44.64 ID:6jXyfJ7b0
上条「一方通行!!」

一方通行「全く……やっと追いついたぜェ。あ、海原のバカなら、ただ生体電気操って寝てもらってるだけだから心配すンなァ」

上条「そうなのか?良かったー……」

垣根「さあて、残るは……」

麦野「」ビク
89 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:25:15.36 ID:6jXyfJ7b0
一方通行「第四位、テメェだけかゴルァァァァァ!!!」

麦野「」

削板「……?」

黒子「最後にふさわしい倒し方をしてさしあげますの!!」

建宮「やるってんなら仕方がねえ、今日がお前さんの命日だ!」

麦野「」

削板「なあ、あれって……」

結漂「ええ……間違いないわ」
90 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:25:52.57 ID:6jXyfJ7b0
上条「なんだなんだ?」

削板「あ、上条。あれって……」

上条「なんだって?……あ、ホントだ」

青ピ「第四位さん?覚悟するんやでー」

一方通行「下克上なんて最初っからできるわけねェだろォがァ!!行くぜェェェェ!!」

上条「ちょちょちょ、まって一方通行」

一方通行「なンだァ!?」
91 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/25(金) 23:26:30.38 ID:6jXyfJ7b0
上条「麦野沈利をよく見てみろ……」

一方通行「あァ?………なンだありゃ」

垣根「なんだ?………ぷっ」

土御門「いんやあ……一本とられたにゃー」

建宮「ぷぷぷっ……」

青ピ「くっくっ……なんで第四位が」

一同「恐怖のあまり気絶してるん(ン)だよ!(や!)(のよな!)(だにゃー!)」

麦野「」

95 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 00:12:53.12 ID:2y8PmPkD0
一方通行「さァて、第四位をとりあえず横になれる場所に連れてきたわけだがァ」

麦野(無理勝てない無理勝てない無理勝てない無理勝てない無理勝てない無理勝てない無理勝てない無理勝てない無理勝てない無理勝てない……」

インデックス「後半声に出てるんだよ!!ただのヘタレかも!!」

上条「インデックス、近寄ったらかませが移るぞ」

シェリー(もう十分に移ってるよなあ……)
96 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 00:13:24.88 ID:2y8PmPkD0
垣根「いい加減に起きろ」バチャ

麦野「ごももも!!ぶはっ、何しやがる!!」

垣根「俺の未元物質で作った『水のようなもの』をかけただけだが?」

麦野「ぶっ!!うえっぺっぺ!!そ、それってただのテメェの未元物質じぇねえか!!」

垣根「だから未元物質なんだって」ニヤニヤ

上条(うわあ)

黒子(うわあ)
97 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 00:13:53.59 ID:2y8PmPkD0
土御門「にゃー、お楽しみのところ悪いけどにゃー」

ドスッ←むぎのんの近くの壁に何か刺した

麦野「ひいっ!」

土御門「テメェらのアジトの位置を教えろ……もし教えなかったら」

麦野「ふ、ふん……どうするって言うのよ」

土御門「お前の名前と実家の住所と電話番号とかその他もろもろを某大型掲示板に晒してやる」

麦野「アイテムノ仮眠室デス、スミマセン」

土御門「よし」
98 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 00:14:31.70 ID:2y8PmPkD0
建宮「こいつらはどうすんのよ?」

拘束された敵シスター+滝壺+海原「」

浜面(なんか俺だけ免れた)

一方通行「いっそ全員殺っちまうかァ?」

結漂「私もその方が楽だと思うな」

打ち止め「ダメだよ!!ってミサカはミサカは再び過ちを繰り返そうとするアナタを制止してみたり!!」

一方通行「分かった」アッサリ

結漂「ちょ、おま」
99 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 00:15:15.46 ID:2y8PmPkD0
浜面「おい……」

土御門「なんだ?……つか誰だ?」

浜面「いい加減にしないと泣くぞ、割とマジで」

麦野「アイツははーまづらぁっていう私たちアイテムの下っ端よ」

黒子「三下の身元なんて興味ありませんの」

一同「」ウンウン

浜面「……」グスッ
100 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 00:15:48.25 ID:2y8PmPkD0
一方通行「いじけてないでさっさと話を進めやがれェ」

浜面「……うん」

浜面「あのアジトには……絹旗っていう俺の知り合いと、アンジェレネっていうシスターが第三位達を裏切ろうとして拷問されてるんだ」

土御門「なんだと……?」

上条「アンジェレネが……」

浜面「だから……早くアイツらを助け出して欲しい……」

麦野「なぁに寝ぼけた事言ってんのよはーまづらぁ」

浜面「へ?」
101 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 00:16:34.01 ID:2y8PmPkD0
麦野「アンタと私も行くのよ!!当然!!」

浜面「え……?ちょちょちょ、まって」

土御門「そうだな……後の奴らはダメだが、幸い麦野はカミやんに惚れてないから元々戦う理由も無くて裏切る心配も希薄だし、この見るからに小物臭い主人公もどきは裏切ったところで大した脅威にもならない……いざとなれば、的は多い方がいいからな」

浜面「……」

一方通行「ケッ……まァコイツは俺が認めたいい悪党だからなァ、テメェらがよけりゃ連れて行くのにゃ異存はねェな」

浜面「」
102 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 00:17:30.59 ID:2y8PmPkD0
ステイル「ふん……まあいいんじゃないのかな、囮がいたほうがなにかと楽だろうし」

浜面「いやその」

上条「よろしくな、浜面!」

浜面「ええと、」

削板「見るからに根性なしだが、まあ追々叩きなおすか!!」

浜面「なにそれこわい、じゃなくてあの」

麦野「文句無いわよねえはーまづらぁ?」ニッコリ

浜面「……ありません、よろしくお願いします」グスッ
103 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 00:18:04.91 ID:2y8PmPkD0
建宮「じゃあこの縛った奴らはアンチスキルとやらにお願いしとくのよな」

一方通行「黄泉川を呼ぶかァ」ピポパ

浜面「なにぃ!!黄泉川だtt」

半蔵「黄泉川さんと聞いて半蔵登場」シタッ

垣根「いや、誰だよ」
104 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 00:18:42.99 ID:2y8PmPkD0
浜面「おい、半蔵いつから」

半蔵「いや、このキャンピングカー盗んじゃおっかなーとか考えてたらお前の声が聞こえて、なんか黄泉川さんがどうとか言ってたから現れてみた」

青ピ「まあええやん、この子なかなか強そうやし、ロリコンばっかりの学園都市の中ではなかなか優秀な熟女好きみたいやしなー」

半蔵「てことはお前も……」

青ピ「ん?いや、違う違う。ボカァ熟女のみならず義姉義妹義母(ry」

打ち止め「あ、あの人怖いよーってミサカはミサカは明らかにロリコンなアナタに抱きついてみたり!」ガバッ

一方通行「誰がロリコンだクソガキ」ベクトルチョップ
105 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 00:19:19.33 ID:2y8PmPkD0
土御門「やっぱりロリが最高だにゃー、あのペタペタは……」

上条「つ、土御門ぉぉぉぉ!!テメェの目は腐ってやがる!!テメェはペタペタならなんでもいいんだろうが!!!」

ステイル「ただのロリはただのロリだよ、やっぱり知性もあって……」

建宮「いや、違うのよ!!隠れ巨乳や隠れ美脚等の隠れ要素が一番なのよな!!」

結漂「いや、ショタよ!!時代はショタなのよ!!」

浜面「違うだろぉぉぉぉ!!!明らかに水着っぽい服装をこれまた明らかに水着っぽい服装をするべきではない場所で着用しているってのが一番だろおおおおおお!!」

垣根「ヤれたら何でもいいんじゃねえのか?」

レッサー「っかー!!なーんにも分かってない!!イギリスの役にたちそーなのを捕まえて虜にしてからイギリスの為に働かせるのが一番なのにーっ!!」

ワイワイ ギャーギャー

削板「……」プルプル
106 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 00:20:16.10 ID:2y8PmPkD0
削板「いい加減にしろ貴様らぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ドッカーン

変態「」ピクピク

削板「アジトに行って拷問されてる浜面の仲間とかを助けるんじゃなかったのかああああああああ!!!ドイツもコイツもも変な話ばっかりしやがってぇぇぇぇぇぇ!!!」

黒子「……当麻さん?」ニッコリ

上条「は、はひぃ……」ガタガタ

黒子「後でオシオキですわよ?」ニーッコリ

上条「」ガタガタブルブル
107 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 00:20:59.78 ID:2y8PmPkD0
滝壺「……はまづら」モゾモゾ

浜面「だから俺はレースクイーンでも……ん、なんですか滝壺さ……」

滝壺「オ シ オ キ カ ク テ イ ね?」ニッコリ

浜面「……」

浜面(そうだ、滝壺は今動けないジャマイカ!!ならば……)
108 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 00:21:37.19 ID:2y8PmPkD0
浜面「いっひいっひいっひいっひ!!」フリフリ

滝壺「………」チャキ

浜面「ははは、やだなあ滝壺さん、私浜面仕上はそんなちゃっちいオモチャのマシンガンに騙されたりなど……」ハッハッ

滝壺「」ズガガガガガガガガ

浜面「うわああああああ!!ふ、不幸だぁぁぁぁぁぁぁ!!」

一同(テメェが悪い)
109 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 00:22:31.63 ID:2y8PmPkD0
「ふふふ……楽しそうですこと……」

「アジトにて待ってますわね、愉快なお仲間さんたち?」

心理定規「」ゾクッ

心理定規(何かしら今の……ま、いっか)

113 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 23:51:18.04 ID:2y8PmPkD0
削板「ほら!!さっさと行こうぜ!!」

一方通行「あァ……ちょっと待てェ、もうそろそろ黄泉川が……」

ブロロロロ

黄泉川「お、一方通行……と、いっぱいいるじゃん……小萌センセとこの悪ガキが三人に、居候が一人、そんで白井に初春、そっちは……佐天とかいったじゃん?それから浜面に半蔵……なんじゃんここは?悪ガキのオンパレードじゃんよ」

初春「わ、悪ガキ!?」

佐天「白井さんたちならともかく、私たちまで悪ガキだなんて……」

一方通行「待てェ、テメエら一体いつから」

初春・佐天「さっきからずっといましたよ!!」

一同(わ、忘れてた……)
114 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 23:52:14.06 ID:2y8PmPkD0
一方通行「と、とにかく黄泉川ァ、この縛られてるシスターたちを侵入者として連れて行ってくれェ」

黄泉川「はいはい……事情は訊いても教えてくれなさそうだし、引き受けるじゃんよ」

半蔵「はい!!俺もこのキャンピングカー盗もうとしました!!連れて行ってください!!」フンス

黄泉川「あれ?そういうのは浜面の方が得意じゃなかったじゃん?……それに未遂だし、被害も無かったんなら捕まえる理由にはならないじゃん」

半蔵「じゃあ黄泉川さんのマンションでいいっス!!」

浜面(どうしてそうなんだよ)
115 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 23:52:48.72 ID:2y8PmPkD0
黄泉川「はあ……帰る寮が無いじゃん?」

半蔵「じゃあそれで!!」

黄泉川「……はあ、また犯罪犯されても困るじゃん。もういいからウチに来るじゃん。ほら、鍵」ジャラ

半蔵「ありがたき幸せ!!」ハアハア

浜面「おい黄泉川……本当にいいのか?」

黄泉川「?生徒の為なら、保護するのを拒む理由は無いじゃんよ」

一方通行「……ま、テメェがいいならいいンじゃねェのか」
116 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 23:53:30.97 ID:2y8PmPkD0
黄泉川「そういうことじゃん。じゃ、こいつら連れて行くじゃんよ…才郷、杉山、手伝え」

才郷・杉山「はいっ」

半蔵「オイテメコラ、黄泉川さんとどういうモガモガ」

浜面「黄泉川んちに入れて欲しけりゃ、その時が来るまでじっとしとくことだ」ギュッ

半蔵「もがが!!もがー!!」

才郷・杉山「せっせせっせ」
117 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 23:53:56.56 ID:2y8PmPkD0
黄泉川「ふう……ところで一方通行…」

一方通行「なンだァ?」

黄泉川「……まだ戦うつもりじゃん?」

一方通行「……テメェにそれを言う義理はねェンだが」

黄泉川「……はぁ、とりあえず」サッ

初春「きゃっ」

佐天「うわっ」
118 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 23:54:27.39 ID:2y8PmPkD0
黄泉川「この子たちはこっちで保護しとくじゃんよ?……なんか一晩寮に戻ってないとかで通報があったし」

一方通行「一晩……?」

黄泉川「はあ、時計見るじゃん」

つ6時

黄泉川「アンタたちがいつから戦ってたのかは知らないけど、もう立派な朝じゃん。それにこの子たちは中学生だし、寮に連絡もよこしてなければ悪ガキでもない……保護するには十分すぎる理由じゃん?」

一方通行「はァ……さっさともって行けェ」
119 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 23:55:06.77 ID:2y8PmPkD0
初春「まってください!!私たちまだ……」

一方通行「……ガキが、何言ってンだァ」

佐天「そうですよ!!いざとなれば戦力にも多少なるかもしれませんし……それに私たちはレベル1の」

青ピ「あーあー、佐天ちゃんに初春ちゃん……言わせてもらうけど」

青ピ「第一位は……いや、第一位に限らず、この場にいる皆は、ろくに戦う力もない君たちが邪魔やって言うてるんやで?」

初春「そんな……」

青ピ「実際ボクの助けがなかったらあんなちゃっちい拘束からも逃れられへんかった……ちゃうか?」

初春・佐天「……」
120 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 23:55:59.90 ID:2y8PmPkD0
上条「おい青ピ!!そんな言い方って」

佐天「上条さん!!……いいんです、青ピさんの言うとおりですから……」

上条「佐天さん……でも!」

黒子「……当麻さん」

上条「……なんだ?」

黒子「青ピさんの言っている事は、言葉こそ厳しいですが事実……それは佐天さんも初春もわきまえているはず……ですから、ここは引き下がってくださいまし」

上条「……そうかよ」チラ

青ピ「………」

上条(なるほど)
121 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 23:56:39.52 ID:2y8PmPkD0
黄泉川「そういう事らしいじゃん……さ、行くじゃん」

初春・佐天「……はい」

佐天「青ピさん!!」

青ピ「……なんや」
122 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 23:57:06.95 ID:2y8PmPkD0
佐天「その……ありがとうございました」ペコ

青ピ「……」

初春「……私も、ありがとうございました」ペコ

青ピ「……早よ行き。アンチスキルの仕事とボクらの目的の邪魔や」

佐天・初春「……はい」
123 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 23:58:00.28 ID:2y8PmPkD0
黄泉川「……じゃあな、一方通行」

一方通行「あァ……」

半蔵「黄泉川さん!!早く行きましょう!!」フンフン

黄泉川(……コイツを家に呼んだのは間違いだったじゃん?)

バンッ ブロロロロ

青ピ「……」

上条「青ピ……」
124 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 23:58:36.14 ID:2y8PmPkD0
青ピ「……ボクって、最低やな」

上条「……」

青ピ「あんな言い方して……傷つけてからやなかったら、アノ子たちを戦線離脱させる事がでけへんかった……ほんま、最っ低の男や」

黒子「そんな事……」

上条「……ああ、最低だ」

黒子「当麻さん!!」
125 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 23:59:15.19 ID:2y8PmPkD0




上条「そうやっていい事言ってれば、女の子とのフラグが建つと思っているテメェは最っ低だよ」

青ピ「」ギク

黒子「……へ?」

土御門「ほう……」
126 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/27(日) 23:59:43.09 ID:2y8PmPkD0
上条「そこまでならまだ良かった……でもテメェはやっちまった。佐天さんからお礼言われた時、一瞬耐え切れずに口元を緩ませただろ?思い通りにいってニヤ ニヤしてえのが丸わかりだ……あの直後に佐天さんと初春さんからメールが来たぞ。『青ピさん、かっこいい事が言えて嬉しかったみたいですね^^危うく騙さ れるところでした^^^^^^^^』ってな……」

青ピ「!!!」

一方通行「……プッ」

上条「おっと一方通行、テメェも例外じゃあねえ」

一方通行「あァン……?」

打ち止め「?」
127 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/28(月) 00:00:35.37 ID:G7jpRQBx0
上条「テメェ、初春さんたちに『ガキが……』とか何とか言ってるとき、電極を能力使用モードに変えてまでカッコいい台詞考えてただろ」

一方通行「」ギクッ

打ち止め「へぇ……」

上条「そんでも中々思いつかなくて、んでやっと思いついたと思ったら青ピに先越されて表記されない位の小さな声で『ァ……』とか言ってただろ。知ってるんだぞ」

一方通行「」ギクギクギクッ

打ち止め「……」
128 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/28(月) 00:01:18.40 ID:G7jpRQBx0
上条「例のメールの中に、『白い人も何か言いたかったみたいですけど、青ピさんに先越されちゃいましたね^^』とか書かれてたぞ」

一方通行「」

土御門(一級フラグ建築士ってのは、自分がフラグ建てたのは気付かないくせに人が建てようとしたフラグにはムダに敏感で、さらにそこをつついてくるから性質が悪いにゃー)

浜面(全くだ)

垣根(お前も人のことは言えないんじゃないのか?)

建宮(その点ステイルは優秀なのよな)チラ

ステイル(インデックスたんとボクの間には立派なフラグが建ってるよな……)モンモン

削板(はー、たこ焼き喰いてえなあ……)ジュルリ
129 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/28(月) 00:01:48.39 ID:G7jpRQBx0
打ち止め「アーナータ?中学生以上はババァじゃなかったの?ってミサカはミサカは尋問の姿勢」ゴゴゴゴ

一方通行「ハハ、ハ、ハハハ……」

クカキケカキコケカカー

上条「さて、アイテムのアジトとやらに向かうか」

浜面「アイアイサー」ブロロロ

青ピ(ええなあ、公式の嫁がおるヤツは……)ショボン
130 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/28(月) 00:02:23.40 ID:G7jpRQBx0
~アイテム仮眠室~

絹旗「がっ……」

五和「あらあら……モアイちゃんったら、超能力とか機関銃とか、科学的な攻撃には強いのに魔術的な攻撃には驚くくらい弱いんですね」シュンッ

アンジェレネ「うああ……」

美琴「こっちは全部に弱いわ……ねえ、アンタホントにやる気あんの?」ビリビリ

「……御坂さん」

美琴「あら、なに?」
131 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/28(月) 00:03:08.08 ID:G7jpRQBx0
「麦野さんたちが敗れました……敵は麦野さんと浜面とかいった小物を引き連れてこちらへ向かってますわよ?」

美琴「ふーん……じゃあとぅまは自ら私に会いにきてくれるんだあ」ニッコリ

五和「正確には、私にですけどねー」パァァ

絹旗(助けが……超来てくれるんですか?)

アンジェレネ(もうやだ……助けて……)

絹旗・アンジェレネ((ヒーロー………!!))

美琴「……うふふ」

五和「……うふふふ」

美琴・五和「うふふふふふうふふふふふふ」

「………ふふ、楽しみですわね」

140 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/28(月) 23:38:17.39 ID:G7jpRQBx0
~キャンピングカー内~

青ピ「……なあ、カミやん」

上条「ん?なんだよ」

青ピ「どうして第三位たちはこんな事しようと思ったんやろね」

上条「そんなの……」
141 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/28(月) 23:39:00.20 ID:G7jpRQBx0
青ピ「だって普通……いや、なんでもないわ」

上条「なんだよ?」

青ピ「いやいや、ええんや、ええんやで?」

上条「でも言いかけて……」

土御門「カミやん、青ピがもういいって言ってるんだ……どうしても聞きたかったら、青ピがまた話したくなるまで待つしかねえにゃー」

上条「ちぇっ」

青ピ「………」
142 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/28(月) 23:39:45.50 ID:G7jpRQBx0
一方通行「ったく……第三位もめンどくせェ事させやがる。ま、あンだけの戦力を前に敗れなかった第一位サマをあンな三下がどうこうできるわけもねェがなァ」

浜面「そんなもんかねえ………ほら、着いたぞ」

一方通行「テメェさっきなンか口答えしたから後で罰な」

浜面「そんな殺生な」

黒子(お姉さま……黒子が今助けてさしあげますの……!!)
143 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/28(月) 23:40:19.42 ID:G7jpRQBx0
上条「……行くぞ」

キイー

土御門「暗いな……よし、一度キャンピングカーへ戻るぞ」

上条「入って二行で撤収かよ!!」
144 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/28(月) 23:41:07.90 ID:G7jpRQBx0
~キャンピングカー~

レッサー「どうして撤収しちゃったんですか?」

土御門「あの暗いところでは、超電磁砲たちが奇襲してきたらまずい……シェリー、」

シェリー「……なんだよ」

土御門「お前のゴーレムの出来損ないのあの目で内部を探ってくれないかにゃー」

シェリー「言い方は気にいらねえが、仕方ないわね……」カッカッカッ
145 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/28(月) 23:41:34.94 ID:G7jpRQBx0
目玉ちゃん「」ギョロギョロ

黒子「ひっ……」ギュッ

麦野「きゃっ」ギュッ

上条「わっ……大丈夫だぞ黒子」ナデナデ

黒子「当麻さん……」

土御門「」イライラ
146 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/28(月) 23:42:10.65 ID:G7jpRQBx0
浜面「すごっ!すごいっ!!すごいおっぱい!!麦野、お前もうそれはムニッてレベルじゃないおっぱいだけどおっぱいどうする?」

ビカッ シュー

麦野「……はーまづらぁ、ちったあ気の利いた言葉をかけるとかできないの?」

浜面「イエス!!でもおっぱい!!」

青ピ「」イライラ
147 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/28(月) 23:42:47.57 ID:G7jpRQBx0
シェリー「……終わったわ。情報は常に私の頭の中に展開されている」

建宮「んで?敵はどこにいるのよな!!」

シェリー「ここは……入って二つ目の部屋でちっこいのが二つ、ガキと極東宗派にいびられてるな……ん?」

土御門「どうした?」

シェリー「なんだ?今ノイズが……」
148 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/28(月) 23:43:37.82 ID:G7jpRQBx0
レッサー「だーもう!!とにかく入って二つ目の部屋にアンジェレネさんたちが囚われてるんでしょう!?さっさと助けに行って帰ってきましょう!!」

土御門「ノイズ……気になるが、考えていても仕方が無い、行けばわかるんだ。行くぞ」

シェリー「ああ……」

インデックス「しぇりー!」

シェリー「あん?」

インデックス「嫌な予感がする……しぇりーのそれにノイズを与えるような魔術は、少なくとも私の十万三千冊にはないんだよ」

シェリー「……だからなんだってんだよ」
149 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/02/28(月) 23:44:17.65 ID:G7jpRQBx0
インデックス「……能力者かも。念のため魔術は切っておいた方が無難なんだよ」

シェリー「……チッ」

『あら……切れてしまいましたわ……惜しかったですの』

土御門「それじゃ、改めて……」

上条「行くぞ!!」

158 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/04(金) 00:19:00.03 ID:K9EKpBo00
~アイテム仮眠室内部~

ガチャ

土御門「相変わらず暗いな……」

上条「……ていうか、ステイルいるんだから照らしてもらえばよくね?」

土御門「あ……」

上条「………」

ステイル「………」

シェリー「………」
159 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/04(金) 00:19:48.95 ID:K9EKpBo00
土御門「……これだからカミやんは」

ステイル「全く、彼女持ちはこれだから……」

シェリー「引きちぎるぞこのヤロウ」

上条「どうして!?」

ステイル「ガソリンのようなものをまかれてた場合はどうするんだい?」

上条「う………」

土御門「はー……やっぱり撤退を」

パチ

上条・土御門・ステイル・シェリー「ん?」

垣根「電気のスイッチあったから点けといたぞ!」
160 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/04(金) 00:20:18.58 ID:K9EKpBo00
上条「………これだから垣根は」

土御門「よくやったにゃーていとくん!!」

ステイル「盲点だったな……」

シェリー「……チッ、今度一日エリスを自由に使わせてやるよ」

上条「え、みんなひどい」
161 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/04(金) 00:21:01.68 ID:K9EKpBo00
上条「」ズーン

青ピ「元気出すんや!!もげろ」

建宮「がんばって欲しいのよな!!つぶれろ」

上条(負けない………!!)

土御門「さっさと行くにゃー」

上条「……はい」
162 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/04(金) 00:21:49.95 ID:K9EKpBo00
土御門「……ここだにゃー」

浜面「せーので行こうぜ……」

一方通行「せェの!!」カチッ

ガラッ

浜面「絹旗!!」

上条「アンジェレネ!!」

土御門「……だれもいない……?あるのは変なぬいぐるみだけ……」
163 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/04(金) 00:22:22.15 ID:K9EKpBo00
麦野「……ん?あのぬいぐるみどっかで」

「超気をつけてください!!そのぬいぐるみは……!!ぐっ」

浜面「……絹旗?」

麦野「このぬいぐるみ……もしかして……フレンダの!!」

「ご名答☆正解者には副賞として……盛大にミンチになってもらいましょうか」

浜面「みんな逃げろ!!」

バチィッ!!

浜面「ちっ……!!」

麦野「ッ―――――!!」

164 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/04(金) 00:23:21.21 ID:K9EKpBo00
ドッカーン

麦野「ぐっ……」

麦野(生き……てる……?……そうか、こっちには)

青ピ「ふうー………危なー……もーちょっとで全員死ぬとこやったでぇ」ポタポタ

「あらら……第六位の『水力支配』さん……さっすが、底が知れないわねえ」

青ピ「やかましい!!第三位って序列なんやったら正々堂々と戦えカス!!」

美琴「ふふ……残念だけど、とぅま以外からの罵声に興奮する趣味は無いの。ね、とーぅま☆」

青ピ(またカミやんか……!!)ギロッ

上条「ひいっ!」ビクッ
165 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/04(金) 00:24:23.87 ID:K9EKpBo00
上条「ビリビ……いや、美琴……どうしてこんな」

美琴「あ、とぅまったらまた名前で呼んでくれた……嬉しい、やっぱりそこの雌豚なんかじゃあ役不足ってことかしら?」

黒子「お姉さま……黒子がお姉さまを」

美琴「豚が気安く人の言葉を使ってんじゃないわよ!!」ビリビリ

黒子「!!」

パシュウ!!
166 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/04(金) 00:25:23.36 ID:K9EKpBo00
上条「もう止めろ美琴!!……お前変だよ……一体どうしちまったんだよ、昔は……昔は、あんなに黒子と仲が良かったじゃないか……!!」

美琴「仲がいい?私がそこの豚と?……ハッ、笑わせないでくれるかしら……私は人の言葉をしゃべる豚なんて、動物園でも生まれてこの方見たこと無いわよ?」

上条「……お前……!!」ダッ

土御門「……!!!!ダメだカミやん!!引き返せ――――?」

上条「なに……うわっ!!」

ドカーン

「……爆弾は一つとは言っていませんでしたわよ?」
167 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/04(金) 00:26:39.62 ID:K9EKpBo00
一方通行「……第五位、心理掌握かァ!!」

心理掌握「いかにも、わたくしが心理掌握ですわ」

麦野「……爆弾の爆破には導火線に点火するための摩擦や電気がいるはず、第三位は上条当麻相手に攻撃はしない……一体どうやって」

心理掌握「やれやれ……下々の者はこれだから」

心理掌握「貴方のお仲間だった方は、発電能力者や発火能力者だったのですか?」

麦野「まさかテメェ……フレンダの針を」

心理掌握「ええ、そこに仕舞われてましたので使わせていただきましたわ」

麦野「この女狐が……!!」

心理掌握「あら、フランケンシュタインみたいに切ったり貼ったりされてる人には言われたくありませんわ」
168 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/04(金) 00:27:20.15 ID:K9EKpBo00
浜面「そんなことより絹旗をどこにやった!!!」

心理掌握「絹旗……?……ああ、あのちんちくりん二人なら、今ごろ五和さんが可愛がってるのではなくて?」

浜面「絹旗!!」ダッ

麦野「……ずいぶん簡単にいかせんのね」

心理掌握「ええ……あんな女性のお尻の事しか考えてないような殿方に用はありませんわ」

麦野(アイツ……そんなことばっかり考えてたのか)
169 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/04(金) 00:27:50.81 ID:K9EKpBo00
麦野「……テメェ一人でアタシを抑えられるとでも?」

心理掌握「……ま、能力の質が違いますから100%とは言いませんが……」

麦野「……嘗めてやがる。ふん、どうして能力に序列が存在するのか教えてやるよォォォォォォォォ!!!」

心理掌握「……くす、単純ですこと」

心理掌握「その異常なまでの単純さに……少しは疑問を覚えて欲しいですわね」ニタッ

麦野「オラァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

173 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:28:15.84 ID:/0Y4c8XO0
ガラッ

浜面「絹旗!!」バン

絹旗「は……まづ……ら……?」

五和「おや……思ったより早かったんですね」

浜面「テメェか……俺の仲間を傷つけた罪は重いぞ」

五和「その台詞、三下が言わなかったらいい台詞なんですけどね」シュッ

浜面「……?……があっ……!!」

浜面(なん……だ?見えない何かが………)
174 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:28:48.87 ID:/0Y4c8XO0
絹旗「気を付けて……下さい、そいつ……正体不明の……攻撃を」

五和「正体不明?……はあ、学園都市の人間ってのは、科学から一歩でも離れると全くわかんなくなっちゃうんですね……」

五和「魔術ですよ、ま・じゅ・つ。貴方たち学園都市の超能力とは歴史が違うんです……てわけで、大人しく降参しちゃってください。私と当麻さんの邪魔です」

浜面「か……ねえよ」

五和「?」
175 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:29:23.80 ID:/0Y4c8XO0
浜面「関係ねえよ!!カァンケイねェェんだよォォォ!!何が魔術だ、何が歴史の差だ!!科学から何歩離れようが理論のりの字も分からなくなろうが、仲間を 想う気持ちはひっくり返らねえ!これがアイテムだ。これが第四位さえ倒した『浜面仕上』だ!!つけ上がってんじゃねえぞクソ野郎。テメェらみたいに仲間の 事をなんとも思ってないやつなんざ、たとえ倒されようが何回立ち上がってでもブチのめせるんだよォおおおおおッ!!」

五和「……やっすい台詞ですね。当麻さんでもないのに説教なんて止めてもらえますか?」ザンッ

浜面(あれは……槍じゃねえか!!スキルアウトでもあんないかにもな武器使った事ねえぞ!?)

絹旗「浜面避けてください!!」

浜面「分かってるよちくしょおおおおお!!」サッ
176 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:30:15.20 ID:/0Y4c8XO0
五和「なかなかの身のこなしですね……もちろん当麻さんには遠く及びませんがね!!」ダッ

浜面「何度来ても……がっ!」

絹旗「どうしたんですか!!」

五和「あれー?どうしたんですか……ひょっとして、魔術が当たっちゃったとか?」ギラッ

浜面「くっ」ヨロッ

浜面(くそ……アイツ槍の攻撃の間に『魔術』とやらを挟んで来やがる……せめて『魔術』攻撃の前兆でも掴めたら……)

五和「……ふっ」バシュッ

浜面(早い!?刺さる―――――?)
177 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:30:41.94 ID:/0Y4c8XO0
「来たれ!!十二使徒の一つ!!」

バシッ

五和「……寝ていたんじゃなかったんですか」

アンジェレネ「はぁはぁ……私たちシスターは人を傷つけるためにいるのではありません……人を助けるためにいるんです……目の前に槍で刺されそうになってる人がいて……のうのうと寝ていられる筈がありません……!!」
178 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:31:11.08 ID:/0Y4c8XO0
五和「………そうですか、残念です」ギンッ

アンジェレネ「うっ……」バタリ

絹旗「アンジェレネさん!!」

五和「安心してください……ちょっとした魔術を使用しただけです。普通の人なら二時間ほどでしょうが……そのシスターは肉体損傷の酷い状態だったので半日ほど起き上がれないだけですよ」

絹旗「外道が……」ギリッ

五和「淑女と呼んでください。死なせたのではなく、眠らせただけですから………もっとも、彼女の精神によっては、二度と起き上がれないかもしれませんが」
179 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:31:40.26 ID:/0Y4c8XO0
絹旗「貴様……!!」

浜面「絹旗!!……もういい、下がってろ」

絹旗「でも!!」

浜面「いいから!!……ムカついた、久し振りにな……こんなにムカついたのは黄泉川に留置場にブチ込まれたとき以来だ……自慢じゃねえけどな」

浜面「だから……命に代えてでも、このクズをぶっ飛ばす」

五和「……ふふ、さすが小物は言う事まで小物臭いですね」
180 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:32:17.32 ID:/0Y4c8XO0
浜面「ほざけ!!」

五和「まあ、死なない程度に…おっと、さっき『命に代えても』って仰いましたよね……じゃあ、程よく死ぬ程度で頑張ってください」

浜面「嘗めんじゃねえぞおおおおおおお!!!!」
181 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:32:43.53 ID:/0Y4c8XO0
麦野「くっ……」

心理掌握「どうしたんですの?早くお得意の『原子崩し』を見せて下さいな」

麦野(打てない……あの『心理定規』のときよりも強力な……何か本当に精神を多い尽くす何かが……邪魔をしてやがる……!!!)

心理掌握「ふん……第四位といってもこの程度ですか。序列なんて案外あてになりませんのね」ドカッ

麦野「うぐっ!!」
182 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:33:12.95 ID:/0Y4c8XO0
心理掌握「如何ですの?能力でもない、ただのオモチャのような武道にあしらわれる気分は……おっと、言わなくても分かりますからいいんですけどね」

麦野(ダメだ………反撃しようと思っても、反撃しようと『思う』事すら許されねえ……対策を考えようにも『考える』事を許されてねえからそれもできねえ……一体どうすれば)

心理掌握「あら、新しい来客が……」

一方通行「がっ……」

麦野「第一位!!テメェも……」

心理掌握「あらあら……第一位と言えど、こうなってしまってはどうしようもありませんわね」
183 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:33:41.64 ID:/0Y4c8XO0
建宮「隙ありなのよな!!」

心理掌握「知ってます」ギロ

建宮「うっ……」カランカラン

建宮(畏怖……?いや違う…もっと強大で……掴めない『何か』があるのよな……)
184 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:34:15.53 ID:/0Y4c8XO0
心理定規「んっ!!」

心理掌握「……はあ、貴女はバカですの?貴女など何の脅威にも……」

心理定規「今よ!!」

心理掌握「!」

結漂「えいっ!!」

トンッ
185 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:34:47.21 ID:/0Y4c8XO0
カランカラン

結漂「うそ……」

心理掌握「なりませんのよ?……どうやら、同系の能力者には私の能力が効かない事を見越して囮役となったようですが……あなたの意識が誰に向かってるかなんて、能力を使わずとも分かりますわ」

心理定規「くっ……!!」

心理掌握「……的もいっぱいあることですし……そろそろ」ジャキッ

麦野(レディース用の……拳銃?)

心理掌握「終わりにしましょうか……まずは厄介な第一位さんから」カチッ

一方通行「クッ……」

186 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:35:16.38 ID:/0Y4c8XO0
心理掌握「冥土の土産に教えて差し上げますわ……この事件、発端からおかしいとおもいませんでした?」

建宮「……まさか」

心理掌握「ええ、そのまさか……この事件、裏で皆さんの精神をいじくってたのは、私ですのよ?」

一方通行「………」

心理掌握「それでは……ごきげんよう」

バンバンバンッ
187 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:35:43.78 ID:/0Y4c8XO0
美琴「と……ぅま?嘘よね?生きてるんだよね?こんな爆発になんて巻き込まれないんだよね!?ねえ……返事をしてよとぅま……」

ステイル「イノケンティウス!!」

美琴「うっさい!!だまれ外野!!」ビリビリ

イノケン「」

ステイル(ええーー……………)
188 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:37:04.51 ID:/0Y4c8XO0
美琴「うう……とぅまぁ……やだよぉ」グスッ

「勝手に殺してんじゃねえよ」

美琴「え?……とぅま?とぅまだよね!?」

上条「ああ……そうだ」

上条「上条当麻だ……っつったって、自分のだけ力じゃ今頃床の染みにでもなってただろうがな」
189 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:37:30.73 ID:/0Y4c8XO0

青ピ「ふー……あー、えらかったでー……あんま繊細なことさすんやめて欲しいんやけどなあ」

削板「いい根性してるなお前、その髪が黒かったら言う事なしだ!!」

青ピ「いやー、これは女の子引っ掛けるためには必要不可欠なんやでー?」

土御門「ウソついてんじゃねえにゃー、かろうじて引っ掛かったのなんて、お前が青髪にしていった日におでこデラックスしてきた吹寄タソだけぜよ……ま、それもカミやんにいかれてもたけどにゃー」

青ピ「」ズーン
190 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:38:21.16 ID:/0Y4c8XO0
美琴「とぅま……」

上条「……なんだよ」

美琴「生きててよかった……」

上条「……あんがとよ」

美琴「もし死んでたら……アタシ……」

上条「………」
191 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:39:12.47 ID:/0Y4c8XO0
美琴「もし死んでたら……黒子をぶっ殺す理由がなくなっちゃうじゃないの☆ね?」

上条「え」

美琴「うふふふ……とぅまを弄んだ罪は重いわよん」ビリビリ

黒子「!!」

上条「くっ!!」

パシュゥ
192 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:39:45.71 ID:/0Y4c8XO0
上条「美琴……いや、御坂!!お前まだ……」

美琴「あららん……苗字にランクダウンしちゃったぁ……ま、それもこの女がいなくなれば全て元通りになるんだけどね!!」ビリビリ

上条「くっ!!」

パシュウ
193 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:40:16.18 ID:/0Y4c8XO0
削板「うおおおおお!!」ズキュン

美琴「ふっ!!」ビリビリ

カクッ

削板「ちっ……根性のない避け方しやがって!!」

美琴「アンタの攻撃には微弱な電磁波が伴うのよ!!曲げるのも楽勝……」
194 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:40:45.07 ID:/0Y4c8XO0
土御門「オラぁぁぁ!!」

美琴「ふう……このアタシに素手で挑もうなんて、考えただけでも片腹痛いわ!!」ビリビリ

土御門「ぐっ……!!やっぱり結界でも超能力は規格外ってか!!」ドロッ

上条「土御門!!」
195 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:41:12.85 ID:/0Y4c8XO0
青ピ「ふん!!」ザァァァァァ

美琴「えい!!」ビリビリ

青ピ「!!あかん……!逃げ」

ドカーン

美琴「ふう……水を電気分解したら水素と酸素……そこにさらに電気を流したりしたら爆発するなんて、最近の小学生でも分かる理科の問題よ」

ザァァァァ

美琴「!!」サッ

青ピ「ふう……その爆発によって水が生まれ……ってのは、中学生なら分かる理科一分野の問題やろか?」

美琴「くっ……しぶといわね」
196 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:41:42.94 ID:/0Y4c8XO0
シェリー「エリス!!」

エリス「グァァァァァ!!」

美琴「!!」パチン

美琴「オラァァァァ!!!!!!!」ズキュン!!!

エリス「ゴァァァァァ……」ガラガラ

シェリー「まだまだァ!!」

レッサー「とお!!」ニョーン

美琴「きっ、キリがない!!」バリバリ

レッサー「やめてー!」
197 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/06(日) 01:42:16.06 ID:/0Y4c8XO0
黒子「お姉さま……お姉さまああああ!!」シュンッ

美琴「!!」

美琴「アンタだけは……アンタだけはァあああああああ!!!」ズッ

黒子「ああああああああ!!!!!!」パリ

美琴「!!…アンタ……電子を空間移動させて……」

黒子「お姉さまああああああああああ!!!」ザザザザ

美琴「……く。ハ、面白い、面白いじゃないの!!それでこそ思いっきりぶちのめせるってモンよ!!!お望みどおりぶちのめしてやるわよォォォォォォォ!!!!!」

202 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:12:00.23 ID:4qD6Z2900
浜面「おおおおおおおおおッ!!!!!」

五和「おっそいです」サッ ドコッ

浜面「がっ……」

五和「脇も閉まってないし、重心だってうろうろしてるような攻撃で本当に勝てるとおもってたんですか?」

浜面「くっ……」

浜面(くそっ……今までの俺の勝利は……所詮偶然だったって訳か……!!コイツ……恐ろしいくらい戦いなれて――――?!)
203 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:12:30.51 ID:4qD6Z2900
五和「えいや☆」

浜面「ぐっ……あァああああああああ!!」

浜面(違う……確かにコイツは戦いなれてる……でも、根本的なところで……『魔術』が作用してやがる……!!!)

五和「ふふ……貴方たちの常識なんて、私には通用しません……これでトドメです!!」ダッ

浜面(槍が!!回避は……)

五和「ふふ、ムダですよ☆」
204 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:12:59.71 ID:4qD6Z2900
パシン

五和「……あれ?」

「常識が通用しねえ……か」

五和「だ、誰ですか!!この間合いで邪魔に入るなんて……」

浜面(この声は……)
205 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:13:46.07 ID:4qD6Z2900
垣根「悪いが、俺の未元物質に常識は通用しねえ……てわけで、ちょっくら眠っててくんないかなぁお譲ちゃん?」

五和「……ホストに用はありません」

垣根「つまんねえ冗談どうもありがとう。……ちなみに俺の名前はホストじゃねえ、垣根帝督だ……テメェらとは常識の次元が違う、第二位の『未元物質』だ。よぉっく覚えとけ」バサッ

五和「……科学の街の能力者さんが天使の真似事ですか。似合いませんね、メルヘン野郎」

垣根「心配するな。自覚はある」
206 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:14:17.47 ID:4qD6Z2900
垣根「……浜面、さっさと片付けるぞ」

浜面「ああ……」

絹旗「私も……超戦います」

浜面「絹旗!!」

絹旗「すみませんが……これは超私の意志なんです。友達を二人も痛めつけられても黙ってるなんて、私のポリシーに超反します」
207 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:14:47.18 ID:4qD6Z2900
浜面「そうか……ん?二人?」

絹旗「!!ち、超私自身の事です!!決して超変態な浜面の事なんて勘定してるわけじゃ……!!」

垣根「おいおい、あんまりやってると嫁が泣くぞ」

絹旗「ちっ違い……/////」

浜面「来るぞ!!」

五和「あああああああ!!!」ダッ
208 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:15:14.74 ID:4qD6Z2900
心理掌握「……どうして」

心理掌握「どうしてアナタのベクトル操作が生きてるんですか!!あなたの思考は全てこちらが掌握……」

一方通行「ごちゃごちゃうるっせェンだよ三下が……テメェが掌握してンのはあくまで『俺自身の精神』だけだろォが」

心理掌握「……まさか」
209 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:16:02.60 ID:4qD6Z2900
一方通行「そォだよ……俺の演算能力や言語能力、つまり『感情』以外の『思考能力』なンかは全て世界中に散らばってる『妹達』の作り出す『MNW』に代理演算させてンだよ……いくらテメェの能力が強大だったって、世界中に届くわけじゃねェだろォが」

心理掌握「くっ……ならその『敵対する感情』を塗りつぶして」

一方通行「ァーァー、テメェなンで俺が一回テメェの能力の支配下に置かれてやったか分かってンのかァ?」

心理掌握「……?」

一方通行「テメェの心理攻撃のベクトルの性質を割り出して反射の項目のなかに織り込む為に決まってンだろォが」
210 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:16:30.72 ID:4qD6Z2900
心理掌握「嘘っ……!!」

一方通行「ふゥ……さっきの麦野じゃねェが」

一方通行「どォして能力に序列が存在するのか教えてやるよ……この格下が」ズキュンッ

心理掌握「この!!……あっ」バタン

一方通行「はァ……所詮はお嬢様、ちょっと血流の流れを止めてやっただけでコレかよ」

麦野「いや、誰だって死ぬだろうよ。冗談でしょ」

一方通行「冗談?そーォだなァ」

一方通行「新ネタだ」

麦野「おいやめろ」
211 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:17:04.06 ID:4qD6Z2900
一方通行「冗談だって…ちょっと脳に行く血流操作して強制的に寝てもらっただけだァ」

麦野(それでも十分に危険だよなあ……)

一方通行「おい結漂、コイツを縛ってアンチスキルの支部に送っとけェ」

結漂「……はぁ、失敗しても知らないわよ?」

一方通行「ならこのカメラの画像をみて、人がいねェときを見計らって座標移動させろ」

一同(なんでこんなもん持ってんの?)

結漂「はあ……えい」
212 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:17:44.78 ID:4qD6Z2900
シュンッ

建宮「おお、モニターにさっきの子が移ったのよ」

心理定規「でも下着姿ね……」

一方通行「オイ結漂……これって」

結漂「私の趣味よ」

一同「オイ!!」
213 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:18:10.67 ID:4qD6Z2900
~そのころ~

海原「ふっ、不覚でしたね……自分が警備員に捕縛されるなど」

海原「まあ、トラウィスカルパンテクウトリの槍で拘束を解いて逃げて事なきを得ましたが」

海原「それにしても、この槍の名前どうにかなりませんかね。いちいち五巻を確認しなくてはなりませんのでかなり面倒です」パラパラ

海原「はあ……それにしてもイケメンですね五巻の自分って。口絵以外に出番が無いのが少し気に入りませんが」
214 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:18:39.93 ID:4qD6Z2900
海原「ふう……なんだか最近古泉とか言う奴と間違われたりするんですよね。全然違うのに。一人称とか」

海原「ところで心なしか、さっきから周りの視線が集まってるような気がしますね。まあ拘束を解いたときに服まで一緒に分解してしまいましたから無理もありませんが」

海原「でも、全裸も個性として受け入れてくれてもいいんじゃないかって最近思うんですよね」

海原「全裸でいたら何が悪い!!」

海原「はあはあ……少し取り乱してしまいました。すみません」
215 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:19:08.21 ID:4qD6Z2900
海原「それにしても、少し寒いですね……冷えてきました。仕方ありませんから下腹部のさらに下についてるやたらと膨張している一物をカイロがわりにでも……」

シュンッ パサッ

海原「ん?これは……常盤台の制服ではあーりませんか!!どれどれ……」クンカクンカ

海原「残念ながら御坂さんのではないようですね。少し香りが異なります」ガックシ

海原「しかし……全裸で冷ややかな視線を受けている自分……そして少し肌寒くなってきて、一物をカイロがわりにしようかと考えている所に落ちてきた御坂さんの物と同じ学校の制服……」ムラムラ

海原「こっ、これは神の思し召し!?これを着ろと!!そして一物を[自主規制]しろというのですね!?」パァァ
216 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:19:55.59 ID:4qD6Z2900
海原「参りましたね……着替える場所がありません。ではもうここで失礼して……」ゴソゴソ

海原「ふんもっふ!!」

海原「ふぅ……少しきついですが大丈夫でしょう」

海原「さぁって!!堂々と正面切って学び舎の園へ入りましょうか!!」フンフン

そして晴れて彼がその日の夕刊の一面を飾る事になるという事は、この時点では誰も知る由も無かったのである

アレイスター「なかなか見上げた奴だ」
217 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:20:28.02 ID:4qD6Z2900
~そして場所と時間は遡りアイテム仮眠室~

一方通行「……なンか背筋がぞくっとしたンだが」

結漂「そうかしら?」

一方通行「まァいいか……黄泉川にも連絡したし……浜面の応援にでも行くかァ!!」

麦野(まっててね絹旗……!!)
218 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:20:58.21 ID:4qD6Z2900
黒子「ぐっ……」

美琴「どうしたの?もうちょっと遊びましょうよ」

黒子(お姉……さま……)

美琴「トドメよ……!!」ビリビリ

黒子「!!」

パシュウ
219 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:21:33.79 ID:4qD6Z2900
美琴「……あら」

上条「御坂……俺はお前を信じてたんだぜ……?なんだかんだ言っても、後輩だった黒子だけには手をかけないって……」

美琴「……」

上条「でもテメェは手をかけた!!それも人としての許容範囲を大きく上回る位残忍に……!!」

上条「俺はお前を許せない……いいぜ、認める」

上条「これより御坂美琴は上条当麻の『敵』だ」
220 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:22:01.36 ID:4qD6Z2900
美琴「そん、な……やだよ、とぅま……そんな怖い顔しないで……」

上条「……テメェは俺の大切な人に手をかけた……一生かけて守るって、そう決めた人にだ……その決意が揺らいだ事もあったが、もう揺るがない……俺は黒子を守る為ならなんだってする」

美琴「うそ……だよね。そうだ。うそだよ……きっと黒子は多重能力者で、それでとぅまの精神を操ってるんだ。そうに決まってる……なら」

美琴「イマ、元に戻シてあげルネ」
221 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:22:30.09 ID:4qD6Z2900
上条「うおおおおおおお!!」

美琴「コんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズな イコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコ んナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナ ハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズ なイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイ コんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコん ナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイ………」

上条「いいぜ、御坂美琴……テメェがもし、黒子を憎んで攻撃するってんなら」
222 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:22:56.77 ID:4qD6Z2900






上条「まずはその ふざけた幻想を ぶっ殺す!!」

美琴「!!!」

バキッ 

美琴「かっ……はっ……」ドサッ

パシュゥ

上条(なんだ……?何かが壊れて……)
223 : [sage saga]:2011/03/07(月) 00:23:45.20 ID:4qD6Z2900
美琴「うう……あれっ?私……」

黒子「お姉さま!!」

美琴「黒子……アンタなんでそんな……!!!」

美琴「やだ、私……みんなにとんでもない事を……」ストン

上条「……御坂……いや、美琴お前……」
224 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:24:22.17 ID:4qD6Z2900
美琴「言わないで!!……覚えてる……私」

土御門「……カミやん。敵戦力の中にいた第五位の能力……覚えているかい」

上条「第五位?確か……」

インデックス「心理掌握、だったかな?」

上条「心理掌握?……まさか」

土御門「ああ、恐らくな……これは全て心理掌握が」

美琴「違うの!!……心理掌握がやったことはあくまで私の想いの増幅……」

上条「……美琴」
225 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:30:10.03 ID:4qD6Z2900
美琴「ふふ、私って最低だよね……好きだった男を取られたからって、自分を一番慕ってくれてた後輩を殺そうとした……」

上条「でも美琴、それは」

美琴「慰めないで!!」

上条「美琴……」

美琴「もう……私に生きてる資格なんて無い……いくら増幅されたとはいえ、根っこの部分にあったのは私の想い。……私なんてもう」

黒子「お姉さま!!!!……もう止めてください」
226 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:31:10.37 ID:4qD6Z2900
美琴「止めてください……?私はアンタを殺そうとしたのよ!?それでも生きる資格があるって言うの!?」

黒子「何を仰るのですか……ささやかな殺意など、誰にだって芽生える可能性はありますの。少しイラッとした程度で簡単に芽生える物なのですから……好きな 人を自分の知らない内にとられてた時なんて……増幅などされなくとも簡単に人を殺しにいけるレベルの殺意が沸いても可笑しくはありませんの……!!ですか ら死ぬなんて……そんな悲しいことを仰るのは止めてくださいまし!!」

美琴「でも!!私はもしこのバカが止めてくれなかったらアンタを殺していた!!そんな状況に陥ってもアンタは私を許せるって言うの!?」

黒子「……ええ、だって貴女は……」
227 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:31:47.61 ID:4qD6Z2900







黒子「わたくしの大好きな、お姉さまなのですから」

美琴「……くろこ……くろこぉーーー!!!」

黒子「お姉さまー!!」

ダキッ

上条「……一件落着、かな」

青ピ「百合の花が……百合の花が咲いてるんやでー」ハナヂブー

レッサー「これは売れそうですね」パシャパシャ

削板「根性のないことを言うな」ゴンゴン

青ピ・レッサー「」ピクピク
228 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/07(月) 00:32:17.74 ID:4qD6Z2900
上条「さあ……アンジェレネと浜面の仲間を助けに行くぞぉ!!」

一同「おーっ!!」

美琴「おーっ!!」
243 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:42:47.19 ID:6W2bm2UQ0
五和「結構たいした事ないんですね」ドカッ

垣根「ぐっ……この世界とはまた物理法則の違う世界……未元物質の良い所が封じられる……!!」

浜面「」

絹旗「浜面は超さっさと負けて気絶しちゃいますし……どこまで役立たずなんですか」

垣根「ああ、全くだ……」

五和「ふふ。所詮は落ちこぼれですね」

浜面「……」
244 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:43:20.00 ID:6W2bm2UQ0
浜面(ふふふ……キミたちは桶狭間の戦いというものを知らないらしいな……)

浜面(その昔……東海道一の勢力を誇っていた駿河の今川家の当主今川義元が、2万5000の軍勢を率いて尾張の織田信長の居城清洲城を攻め落とそうとした ときの事……桶狭間にて5000の軍勢と共に休息中だった今川義元の話を聞き織田信長はわずか2000の軍勢を率いて義元の軍に攻撃を仕掛けた……結果今 川義元は近くで死んだ振りをしていた兵に討たれたとか討たれなかったとか……つまり!!俺はここで気絶した振りをしてあの女が油断したところを後ろかrぐ え)

絹旗「超邪魔です浜面!!」ギュム

浜面「」チーン

垣根「……かわいそうに」ナムナム
245 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:43:45.99 ID:6W2bm2UQ0
五和「ふふ……この魔術でチェックメイトです!!」

パシュウ

五和「……?発動しない……」

上条「ふー……間に合ったか……」

垣根「上条!!」

絹旗「い、幻想殺し……」

浜面「」
246 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:44:13.39 ID:6W2bm2UQ0
五和「あ!!当麻さん!会いに来てくれたんですねー……嬉しいなあ」

一方通行「黙れ三下が」ボコッ

五和「きゅー」バタン

上条「いいぜ五和……お前がもし……ってあれ?」

一方通行「そげぶだろ?早くやれェ」

上条「あ、うん……」

上条(こんな筈では……)パシュウ
247 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:44:40.43 ID:6W2bm2UQ0
五和「う、うーん……あれ?」

上条「五和!!」

建宮「おっ、お目覚めなのよな」

五和「わ!!上条さん!?それにクワg……建宮さんも」

建宮「……」

五和「それにあれ?ステイルさんに……え?私一体……」
248 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:45:12.62 ID:6W2bm2UQ0
上条「あー、五和…さっきまでの事はだな、心理掌握っていう悪いやつが……」

五和「さっきまでの事?さっきまでの事って……あ!!」

建宮「お、思い出したのよ?」

五和「わ、私さっきまで大天使ハイパーチラメイドの試着を……おのれ心理なんとか!!人の恋心を!!!」

上条「そーそー、大天使ハイパーチラメイドの……ってえええええええええ!!!」

建宮「あー……そういえば新しいのが出たってゲテモノメイド服のデザイナーが言ってたのよな……」

土御門(メモメモぐふふ)
249 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:45:39.01 ID:6W2bm2UQ0
五和「こうしてはいられません!!上条さん!!私に心理なんとかのいる場所を教えてください!!一回ぶっ飛ばさないと私の気が済みません!!」

上条「え、いやそのだな」

打ち止め「警備員の第一七七支部だよってミサカはミサカは正直な事を教えてみたり!!」

五和「ありがとうございます可愛い幼女さん!!」

打ち止め「よ、幼女って……」
250 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:46:05.04 ID:6W2bm2UQ0
上条「あのー……五和さん?それは」

五和「止めないで下さい!!おんどりゃああああ心理なんとか!!我が積年の恨み、今晴らしてくれるわああああああああ!!!」ドドドドド

キラーン

インデックス「……行っちゃったんだよ」

上条「……どうしよう」

建宮「ま、まあ辛い過去を思い出すよりもよっぽどましなのよな!!思い出したら思い出したで別にいいし」

上条「そ、そうだよな!!おっと……忘れるトコだった」パシュウ
251 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:46:55.81 ID:6W2bm2UQ0
アンジェレネ「う……ん、シスタールチア……もうお尻なくなっちゃいますよ……ってあれ?最愛さん?私……」

絹旗「アンジェレネ!!」

アンジェレネ「あれ?上条さんに……さっき急に入ってきた妙に小物臭いチンピラも転がってるし……もしかして」

絹旗「そうですよ!!私たちもう……ゲテモノメイド服を着なくてもいいんですよ!!」

アンジェレネ「本当ですか!?」

上条「まって、拷問ってそんなのだったの?」

絹旗「ええ……超嫌がったら殴られたり魔術されたりしましたけどね」

アンジェレネ「あうう……堕天使ハイパードエロメイドは辛いものがありました……」

土御門(ねーちん……)
252 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:47:21.74 ID:6W2bm2UQ0
建宮「……五和が操られてた間の記憶が無いのも無理ないのよな」

上条「……そうだな」

ステイル「全くだ……」

削板「ああ……拷問ってなあ」

垣根「こんなものの為に……俺は」

一方通行「内容はコスプレってなァ……」

青ピ「一部のお友達にとってはご褒美……」

浜面(なんだよ……)

野郎共(激しく見たくなっちまったじゃねえ(ェ)か(ァ)………!!!)ムクムク
253 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:48:04.48 ID:6W2bm2UQ0
黒子「ですの」

美琴「あ」

インデックス「む」

打ち止め「ん?」

心理定規「あら」

レッサー「お」

シェリー「ケッ」

結漂「まあ」

アンジェレネ「え?……きゅー」

絹旗「……」

麦野「はーまづらぁ」

子猫ちゃんたち「なぁーに小っこいモンぶらさげてんのかなあ?」ゴゴゴゴ
254 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:48:37.19 ID:6W2bm2UQ0
上条「いや」

一方通行「あの」

浜面「その」

主人公たち「……テヘッ」
255 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:49:09.76 ID:6W2bm2UQ0
黒子「問答無用ですのおおおおおおおおお!!!」

インデックス「とー……うー……まァああああああああ!!!!」

美琴「そんなにメイドって響きが大好きな人だったのかこのボンクラがァァあああああああああ!!」

打ち止め「ふふ……分かってるよねーってミサカはミサカはアナタの代理演算を……」

麦野「はーまづらぁ……×××焼き切って二度と×××ーが出来ないようにしてやるわァああああああああ!!!」

絹旗「超普通にキモいです浜面……」

野郎共「ひいいいいいい!!」

ドカバキグシャ

子猫ちゃんたち「ふう……」

野郎共「」ピクピク

青ピ(なぜかボクだけノータッチやったんやで)

土御門(俺もだにゃー)

デルタフォース(ただしカミやん病患者を除く)「カミやん病患者め………!!!!!!!」
256 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:49:49.45 ID:6W2bm2UQ0
上条「」トントントントン

上条「おうふ……てことで一件落着……」

「何を。勝手に終わっているの。」

一同「!!」ビクッ

上条「ひ、姫神……」

姫神「許せない……。勝手に彼女を作るだけならまだしも。私を完全に忘れるなんて。」

土御門(それは仕方のない事だにゃー)
257 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:50:21.53 ID:6W2bm2UQ0
姫神「首の。霊装を外した。だからもう少しで彼らが来る……」

ステイル「なっ……」

インデックス「……あいさ」

姫神「それで。全てが終わるなら。全てが無に帰るなら……」

上条「姫神!!お前……」

姫神「安心して。上条くんはその右手があるから。咬まれても彼らのようにはならない……」

姫神「全てが無に帰り……後に残るのは私と上条くんだけ……これって。すごくステキな事だと思わない?」ニヤッ
258 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:50:49.86 ID:6W2bm2UQ0
上条「姫神!!思い直せ……」

姫神「もうおそい。今から思い直して霊装をつけたとしても。彼らは行き場を失い。この街の人を咬むだけ。」

上条「くっ……ステイル!!なんとかならねえのか!!」

ステイル「無理だね……僕の吸血殺しの紅十字なら多少は応戦できるかもしれないが……奴らは生き物だ、君の右手も効果が無い……向かっていって、ぐちゃぐちゃにされるのがオチさ」

姫神「もう。そこまで来ている。」

上条「くっ……!!」

ステイル「来たぞ!!」
259 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:51:16.74 ID:6W2bm2UQ0
吸血鬼「グ……ァアアアアア!!」

姫神「頑張って。私はもう殺したくないから。霊装をつけておく。これでもう新しいのは来ないから。安心して。もっとも。一匹でも勝てるとは思わないけど。」カチャ

ステイル「吸血殺しの紅十字!!」ボオオオオ

吸血鬼「グ……ア…マ……イ……!!」

青ピ「ぬん!!!」ヒュオオオオオ

吸血鬼「グ……」ギギギギ

青ピ「体中の水分を全部奪ったのに動いてる……やと?」

ステイル「吸血鬼は全てが無限なんだ!!全部奪う事なんて到底できない!!」
260 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:51:49.22 ID:6W2bm2UQ0
レッサー「どうしたら……!!」

上条「姫神!!」

姫神「……」チャラン

上条「?」

姫神「これが霊装。今君が触れば。吸血鬼は迷わず私の血を吸いに来て。そして灰に還る。」

上条「……」スッ
261 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:52:18.66 ID:6W2bm2UQ0
姫神「私に。これからもずっとまた殺す生活を続けていって欲しいなら。壊しても構わない」

上条「」ピクッ

姫神「……どうしたの」

上条「………くっ」ストン

姫神(やっぱり……。上条くんはとても優しいから。壊す事なんてできない。これで……)
262 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:52:54.85 ID:6W2bm2UQ0
吸血鬼「ガァァァァ!!」

イノケンティウス「」フッ

ステイル「イノケンティウス!!」

吸血鬼「グ……!!」

ステイル(これまでか……!!上条当麻……あの子を……た…の…)
263 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:53:23.90 ID:6W2bm2UQ0
「はあっ!!」

吸血鬼「ガッ」ヨロッ

姫神「!!」

上条「ステイル!!」

ステイル「な……にが……?」

「あらあら……リベンジに来てみたら大変な事になってたでござるの巻ね☆」
264 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:54:13.16 ID:6W2bm2UQ0
土御門「その声は……さっきの」

青ピ「ワシリーサちゃん!!」

ワシリーサ「ちゃん付けで呼んでんじゃねえわよこのボケ……サーシャちゃん、ちゃっちゃと片付けといて」

サーシャ「第一の解答ですが、了解しました」ガツン

青ピ「うっ」バタン
265 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:54:40.52 ID:6W2bm2UQ0
上条「殲滅白書……どうして」

ワシリーサ「ああ……説明するの面倒だわ。そこの赤い神父!殲滅白書の役割とか適当に説明して…来た来た!!」

吸血鬼「ガァァァ!!」

上条「どういうことなんだステイル?」

ステイル「僕に聞くなよ……ん?殲滅白書の役割……そうか」

一方通行「どうしたンだァ?」
266 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:57:04.53 ID:6W2bm2UQ0
ステイル「必要悪の教会の役割が魔術師の対処なら……殲滅白書の役割は人ならざる物の殲滅……!!」

上条「てことは……」

ステイル「彼女たちはこういった事のスペシャリストってわけか!!」

ワシリーサ「私たちがニコライ=トルストイのクソ野郎から命令された内容はこうよ……『殲滅白書の存在意義を念頭においた上で、より有利だと思う方に付き 混乱の収束及びより多くのロシア成教の利益を生み出すよう行動しろ』……そんでさっきはシスターたちの方に付いて、んでやられてムカついたからリベンジに 来たら『なんか人ならざる物いるじゃん』ってなってこっちに付いたわけよん」

サーシャ「……第二の解答ですが、説明くらい真面目にしてください」ゴスッ

ワシリーサ「あん!」
267 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:57:46.97 ID:6W2bm2UQ0
ステイル「……んで」

吸血鬼「ギャヒーン」

ステイル「吸血鬼は帰っていったわけだが……上条当麻!!」

上条「ああ……姫神」

姫神「ま。また外せば……今度は大群でやってくるはず。今度こそ負けない。今度こそ……」

上条「いいぜ姫神、テメェがもし吸血鬼を呼んで全てを無に戻すってんなら……」
268 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:58:14.96 ID:6W2bm2UQ0







上条「まずはその ふざけた幻想を ぶっ殺す!!」

姫神「!!!」

上条「オルァァァァアァァァ!!!」

バキッ

姫神「がっ……」

姫神(終わった。のね……)キラリ

パシュウ
269 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:58:40.76 ID:6W2bm2UQ0
上条「ハアハア……ど、どうだ……?」

姫神「うーん……はっ」

インデックス「あいさ!!」

姫神「……!!!」

姫神「私……みんなになんてことを!!」
270 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 22:59:18.58 ID:6W2bm2UQ0
上条「姫神」

姫神「もう……生きていけない!!ここで。ここで……!!」ジタバタ

上条「姫神!!」

ギュッ

姫神「……え?」

上条「みんな……そうだったんだ……お前が悪いんじゃない……お前が気に病む必要はないんだ!!」

姫神「でも……私は。みんなを……!!」

上条「ああ……お前が行ったその行為自体は許されない事かもしれないし、俺も許すつもりはない」

姫神「だったら!!」
271 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 23:00:20.79 ID:6W2bm2UQ0
上条「でも……その行為を選択したのはお前のせいじゃない。でも心理掌握のせいでもない……」

上条「長い……夢を見てたんだよ、お前は……その夢の中で、少々適切じゃない選択をしてしまったんだ……」

姫神「……でも」

上条「それにこんな言葉だってある……『罪を憎んで人を憎まず』…俺は姫神のした行為は絶対に許さないし、許せない……だけど、俺は姫神の事は、ちっとも悪いやつだなんて思わない……寧ろ、俺のことをそこまで大事に思ってくれて、感謝してるよ。……ありがとうな」

姫神「……!!//////」

土御門(このこざかしいガキはまたフラグを建ておってからに)
272 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 23:00:51.94 ID:6W2bm2UQ0
一方通行「オイ三下ァ、今黄泉川から連絡があったンだが、心理掌握が全員の精神状態を元に戻したそォだ。ついでに操られてた部分に都合のいい記憶も入れたよォだぜェ」

上条「そうか……」

上条「さ、もう全部終わったんだ……!!立てよ姫神、そんで……」

姫神「あの!!皆さん!!」

一同「?」
273 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 23:01:42.94 ID:6W2bm2UQ0
姫神「お騒がせして……すみませんでした!!」ペコ

インデックス「あいさ……」

ステイル「……全くだよ本当に!!」

インデックス「すている!!」

ステイル「……でも吸血殺しの紅十字や、ほかの術式についても改善点が分かった……それでチャラにしてあげよう」

インデックス「すている……」

インデックス(鼻がピクピクしてるんだよ)
274 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 23:02:26.04 ID:6W2bm2UQ0
一方通行「ちったァおもしれェもン見れたしなァ」

打ち止め「ミサカ、吸血鬼にドキドキした!!ってミサカはミサカは……」

美琴「まあ、私も騒がせたし……」

青ピ「ボカァ久しぶりに思いっきり能力が使えてせいせいしとるでー」

青ピ「ま、まだ本気じゃないけどな」ボソッ

垣根「未元物質がどこまで効くのかとか確認できたしな!!」

削板「根性の鍛えがいがあった!!」

結漂「久し振りに汗かいたわー」

心理定規「人外にも能力って効くのね……勉強になったわ」

シェリー「緊張しててもエリスが出るようにしねえとな……」

レッサー「それなりにエキサイトしましたから、よしとしましょう!!」

建宮「けっこうおもしろかったのよな!!」

浜面「まあ、なんだかんだ言って結構……」

麦野「浜面の×××も叩けたしな」

絹旗「超友人も増えましたし」

アンジェレネ「あうう……怖かったです」

ワシリーサ「まあ、いい体慣らしになったし」

サーシャ「第一の解答ですが、私は上条当麻と敵対する事はあまり望んで……だから寧ろゴニョゴニョ////」ポッ

ワシリーサ「ん?」
275 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 23:03:09.91 ID:6W2bm2UQ0
黒子「……当麻さん」キラリ

上条「分かってるよ……ええコホン」

上条「このあと上条さんちでお疲れ様の会をやりましょー!!」

黒子「違いますのおおおおおおお!!」ズザァァァァ
276 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 23:03:52.12 ID:6W2bm2UQ0
青ピ「よおおっしゃあああああ!!イベント!!イベント!!フラグ建ての大チャンスなんやでええええええ!!」

土御門「カミやんの部屋じゃ狭いから、もう学校の体育館借り切っちゃおうにゃー!!」

打ち止め「わーい!!ケーキ食べられるの?ってミサカはミサカは大喜びしてみたり!!」

浜面「あ、あの一方通行……その」ゴニョゴニョ

一方通行「ン?…そォだなァ、黄泉川に頼ンで正気に戻った奴らも参加させるかァ!!」

浜面「よっし!!!!」
277 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 23:04:35.42 ID:6W2bm2UQ0
絹旗(浜面は滝壺さんにそんなに超会いたいんでしょうか)ヒソヒソ

麦野(ちがうんじゃねえの?ただエロいだけで女の子が沢山いる方がいいだけだろ)チラッ

浜面(女の子がいっぱいくるぞおおおお!!)ビンビン
278 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 23:05:04.25 ID:6W2bm2UQ0
垣根「もう関わった奴ら全員呼ぼうぜ!!」

削板「モツ鍋なんとかさんとかも呼ぶか!!必殺技の開発手伝ってもらったし」

姫神「私も。いいの?」

上条「もちろん!!あ、あと吹寄と小萌先生と……」アクセク

黒子「あ……もう、当麻さんったら……」

黒子(まあ、いいですの……あの事はまた二人でじっくりと……そんなに急ぐことでもありませんの)
279 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 23:05:39.11 ID:6W2bm2UQ0
美琴「ねえ黒子、どうしたの?」

黒子「なんでもありませんの……あ、寮監どうします?」

美琴「どうするもなにも」

寮監「ふふ」

美琴「もう来てるわよ」

黒子「ですのおおおお!!!」ズザアアアアアア
280 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 23:06:05.48 ID:6W2bm2UQ0
寮監「御坂の帰りが遅いので探していたらとんでもない事になっていてな。隠れて視ていたんだ」

黒子「そうだったんですの」

寮監「白井……避妊はするんだぞ!!」ポン

黒子「またそれですの!?」

上条「よっしゃああああ!!やるぞおおおお!!」

一同「おおおおおお!!!」
281 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 23:07:03.65 ID:6W2bm2UQ0
その日、彼らはとある高校の体育館を丸々借り切って宴を行った





ある者は笑い、ある者は歌い……その賑わいは学園都市全域に届く程だったという





その宴を楽しむ者の中には学園都市統括理事長アレイスター・クロウリーやイギリス清教最大主教ローラ=スチュアートの姿さえ確認された程であった





上条当麻と白井黒子の仲は祝福され、二人は恥ずかしがりながらも皆の前で接吻を交わし、宴はさらなる盛り上がりを見せた





しかし、そこに海原光貴の姿は無かったという――――――

第二部・完

283 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/09(水) 23:16:49.01 ID:6W2bm2UQ0
これで第二部終了です。

最後はなんだか詰め込んだ感が半端なかったですね。すみません

それでは、第三部について…

第三部では、第一部や第二部のように大きなテーマは決めずに、一話一話どーでもいいような日常を書いて、ちょっとずつエンディングに近づけていきたいと考えています

ですので、続けようと思えばかなり続けられますし(グダグダになるのは目に見えてますが)もうやめようと思えば切り上げられます

かなり自由度を高くして、皆様よりリクエストをもしいただけたらそのテーマを書く努力をしたいと思っています

それでは、今日はこれで失礼させていただいて

新約、いよいよ明日発売ですよ!!

287 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:37:31.63 ID:geqy7CzB0
こんばんは、>>1です

たくさんのレスありがとうございます

まずは第一話投下開始です

288 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:38:30.84 ID:geqy7CzB0
~事件から一週間後・とある学生寮~

上条「うーん……」

インデックス「こんなところでしちゃダメなんだよとうま」

上条「上条さんはそんな下品な真似はしませんのことよ!?」

インデックス「じゃあどうしたの?」
289 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:39:01.69 ID:geqy7CzB0
上条「ほら、上条さん出席日数足らないだろ?だから小萌先生に補習のプリント渡されたんだけど……」

インデックス「……とうまはばかだから解けないんだね」

上条「し、仕方ないだろ!!なんだよシン・コス・タンって!!牛タンが食べたいなら仙台にでも行けばいいじゃありませんか!!」

インデックス(多分、そんなおいしそうな勉強じゃあないんだよ)

上条「あー、もう……一方通行でも来てくれないかなー」
290 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:39:41.32 ID:geqy7CzB0
ピンポーン

上条「まさかの一方通行!?」

ガチャ

黒子「お昼ご飯の差し入れに来ましたの」ガサッ

上条「なんだ黒子か……」

黒子「む、なんだとはなんですの?」

上条「いやな、上条さんは今補習のプリントをやってたんですが……」カクカクシカジカ

黒子「それで学園都市随一の頭脳を持つ一方通行さんの力を借りたかったと」
291 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:40:10.85 ID:geqy7CzB0
上条「そうなんですよ……黒子は中学生だから無理だろうし」

黒子「ちょっとそのプリントを見せてくださいまし」

上条「へ?でも高校生のだぞ?」

黒子「いいですから」

上条「まあ、そこまで言うなら……ほら」ガサッ

上条(ふふふふ、いくら常盤台の学生といえど、高校数学の難しさには……)

黒子「あら、三角比の基礎ですの?こんなの小学生の頃に……」

上条「なんですとおおおおおおおお!!!!!!」バラバラッ

インデックス「あー、わたしのじぐぞーぱずるが……」

上条「すまん」
292 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:40:38.85 ID:geqy7CzB0
黒子「だいたい正接を使って塔の高さを求めたりするのなんて……初歩の初歩、練習問題にもなりませんわよ?」スラスラ

上条「性接ってなんだよ」

黒子「『正接』ですの」

上条「……んで?その性説ってのはどうやるんだ?」

黒子「『正接』というのは……」ウンヌンカンヌン

上条「???」????
293 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:41:05.88 ID:geqy7CzB0
上条「ダメだ、分からん!!」

黒子「……当麻さん」

上条「なんでせうか?」

黒子「直角三角形ってどんな図形かわかりますの?」

上条「バカにしちゃいけませんよ。直角三角形ってのは……削板みたいにまっすぐな奴の事だろう?」キリッ

黒子「……ダメだこりゃ」
294 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:41:49.02 ID:geqy7CzB0
上条「あーもう……難しい事考えてたら腹減ってきちゃったよ」gu-

黒子「ああ、そういえばわたくしはお昼の差し入れに来たのでしたわ」

インデックス「おっひる!!おっひる!!」

上条「楽しみだな……何もってきたんだ?」

黒子「これですの」ガサガサ

にんじん『やあ』

上条「こ、これは……」

インデックス「い、いくら私でも生にんじんだけっていうのはちょっと……」
295 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:42:37.21 ID:geqy7CzB0
黒子「違いますの……ここでカレーを作ろうかと思ってまして」

上条「なーんだ、良かった」

インデックス「で!?肝心のかれーはどこ!?」キョロキョロ

上条「今から作るっつってんだろうが」

黒子「当麻さん、手伝ってくださいな」

上条「お安い御用ですよ」

インデックス「わたしも!!」

上条「インデックスは座って待っとけって」

インデックス「とうまはわたしを追い出してくろこと台所でナニをしようとしてるのかな?」キラーン
296 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:43:35.58 ID:geqy7CzB0
上条「ナニって……なあ」

黒子「バカ言ってないでさっさと手伝いやがれですの……インデックスさんは、わたくしの言った材料や食器をわたくしか当麻さんに渡してくださいまし」

インデックス「わかったんだよ」

上条(くそう)
297 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:44:04.71 ID:geqy7CzB0
~台所~

黒子「……とは言っても、大体の下ごしらえは済ましてありますの」

上条「なんじゃいそりゃ」

黒子「だったら今から具材を煮込む膨大な時間を割いてくださいますの?」

上条「わーい、うれしいなあーってトウマはトウマはさっき生にんじんが出てきた事に疑問を感じつつも素直に喜んでみたり」

黒子「できましたの」

上条「はやっ」
298 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:44:31.25 ID:geqy7CzB0
黒子「時間短縮ですの」

上条「そんなんありか」

インデックス「いちゃいちゃを楽しみにしていた人に悪いかも」

黒子「包丁を持っていちゃいちゃするのも如何なものかと思いますが」

上条「それもそうだな……いちゃいちゃは、またあ・と・で」クイッ

黒子「当麻さん……」

上条「黒子……」

インデックス「殺すぞ」
299 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:45:15.59 ID:geqy7CzB0
~リビング~

黒子「それでは皆さんご一緒に♪」

上条・黒子・インデックス「いただきます♪」

インデックス「くろこの料理はいつもおいしいんだよ!!」ガツガツ

上条「本当だ!!うまい!!」ガツガツ

黒子「そう言ってもらえると嬉しいですの////」
300 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:45:46.98 ID:geqy7CzB0
黒子「ほ、ほら当麻さん……あーん////」

上条「あ、あーん////」パクッ

上条「く、黒子も……あーん////」

黒子「あ、あーん////」パクッ

上条「な、なんか黒子に食べさせてもらったらいつもよりもっとうまいよ////」

黒子「わ、わたくしだって……////」

インデックス「」ガツガツ

インデックス「……なんだかカレーがしょっぱいんだよ。きっと塩のせいなんだよ」

上条・黒子「」イチャイチャ サワサワ
301 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:46:15.45 ID:geqy7CzB0
上条・黒子・インデックス「ごちそうさまでした!!」

インデックス「あ、後片付けはわたしがやるんだよ!!」

上条「おお、いい心がけだなインデックス」

黒子「ありがとうございますの」

インデックス「う、うん……」

インデックス(わたしは空気を読んだんだよ。できるシスターなんだよ)カチャカチャ
302 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:46:49.01 ID:geqy7CzB0
上条「…で?ここはどうしてこうなるんだ?」ンチュー チュパチュパ

黒子「あ…む……ここは……こうだから……こうなるんですの……」ピクピク

インデックス(さついって言葉の意味を初めて知ったんだよ)

ピンポーン

インデックス「はーい」
303 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:47:24.36 ID:geqy7CzB0
ガチャ

小萌「あ、シスターちゃん、上条ちゃんいますか?」

インデックス「こもえ!!とうまは今……」

オーイ インデックスー ダレダー?

小萌「あ、上条ちゃん?プリントの事なんですが……」トコトコ

インデックス「あ……そこは!!」
304 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:47:50.75 ID:geqy7CzB0
ガチャ

小萌「あのプリンt……」

上条「あ」

黒子「あ」

インデックス「……あちゃー」
305 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/11(金) 00:48:31.50 ID:geqy7CzB0
小萌「……上条ちゃああああん?プリントを白井ちゃんにやらせながら自分は白井ちゃんといいことして……しかも避妊もせずにナニやってるんですかああああああ?!!」ゴゴゴゴ

上条「いや小萌先生これには深いわけが」

小萌「上条ちゃあああああああああん!!!!!」シャキン

上条「ちょっと先生、はさみなんてどうすrアッーーーーーーーーー」

黒子「」ガクブル

この後、小萌先生にアンチスキル(黄泉川)を呼ばれ、上条さんはこっぴどく叱られましたとさ

めでたしめでたし

第一話~同意があっても許されませんの~・完

309 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 00:12:53.25 ID:labKIUse0
こんばんは、>>1です

関東の方、ご無事をお祈り致します

先ほど占ってみたところ、結果は「試練」だそうです

とりあえず第二話の構想が出来たので登場人物予告に来ました

第二話の登場人物

上条さん

黒子

インデックス

一方通行

打ち止め

垣根帝督

黄泉川(?)

芳川(?)

半蔵(?)

美琴

御坂妹(ミサカ10032号)

その他妹達

ヤツ

こんだけです

これからはこのように構想ができしだい登場人物予告に来ます

それでは、心よりご無事をお祈りします

310 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:14:01.64 ID:labKIUse0
こんばんは、>>1です

原発大変ですね

投下開始します
311 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:14:51.60 ID:labKIUse0
チュンチュン コケコッコー

~とある風呂場~

上条「ふー……昨日は酷い目にあったな……」ゲッソリ

黒子「ごめんなさいですの……」

上条「へ?いや、黒子のせいじゃないぞ」

上条「それに…お詫びなら昨日の夜にたっぷりいただいただろ?」ニマー

黒子「もう……//当麻さんったら……///」
312 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:15:31.06 ID:labKIUse0
上条「続き……いいか?」

黒子「もちろんですの……んっ」クチュ

ピンポーン

上条・黒子「はっ!!」
313 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:16:08.95 ID:labKIUse0
インデックス「とうまー、くろこー……おたのしみちゅうなら出とこうか?」ガチャガチャ

上条「いや、上条さんが出ますのことよ!」ガチャ

上条「それにおたのしみなんか朝からしません」

インデックス「ゆうべはおたのしみでしたね」

上条「ハーイ、今アケマース」タタタタ

インデックス「おとなはみんな嘘吐きなんだよ……とうまはこどもだけど」

黒子「ぐー、すやすや」

インデックス「狸寝入りがへたっぴなんだよ」
314 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:16:46.37 ID:labKIUse0
~玄関~

ガチャガチャ

上条「今開けますって……」ガチャ

打ち止め「こんにちは!!」

上条「ら、打ち止め?どうしたんだ、こんな時間に……」

一方通行「……俺に意見を聞かなェのは放置プレイの一種かなンかか」

上条「いや、そのほうが面白いかなーと」

一方通行「……」グスン

上条「分かった!!謝る!!謝るから泣かないで下さい!!」

打ち止め「おじゃましまーす!!」
315 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:17:37.15 ID:labKIUse0
~リビング~

上条「……で、本当にどうしたんだ?こんな時間に」コト

打ち止め「わーい!!ボン・ジュースだー!!ってミサカはミサカは学園都市には売られていないジュースを大歓迎してみる!!」ゴクゴク

上条「一方通行はコーヒーで良かったよな」

一方通行「……」ジー

上条「……持って来るよ」

一方通行「はァ?いや別にこンな甘ったるいもンなンか……」
316 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:18:14.90 ID:labKIUse0
上条「あり?まだ何を持ってくるか言ってなかったんだけど」ニヤニヤ

一方通行「この……三下がァ!!」カチッ

上条「じゃあコーヒーでいっか」

一方通行「……さい」

上条「はい?」

一方通行「学園都市では飲めないボン・ジュースが飲みたいですゥ!!持ってきてくださいィ!!////」

上条(なにこのかわいい生物)キュン
317 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:18:59.40 ID:labKIUse0
黒子「……当麻さん?」ギロッ

上条「ぼ、ぼん・じゅーすダネ、チョットマッテテネ」

一方通行(なンだか尻に敷かれてンなァ……でもなンでコイツ怒ったンだ?おたのしみの最中だったのか?いや、べつにおたのしみって名前のさくさくした生地にあンこを挟ンだ菓子ってわけじゃァなく)バクゼン

打ち止め(この人かわいいかも……ってミサカはミサカはミサカネットワークにこの状況を垂れ流してみたり)
318 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:19:38.24 ID:labKIUse0
~そのころ~

美琴「それでアイツが……」

御坂妹「む!!」

美琴「ど、どうしたの?」

御坂妹「いやいや、セロリが頬を赤らめてジュースを頼むのなんてそんなに萌えねーだろとミサカはてかその前になにアノ人の家でお茶してんだゴルァアアアアアアア!!とミサカはあのクソロリに惜しげ無く怒りをぶちまけます」

美琴「……たしかにないわー」
319 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:20:12.86 ID:labKIUse0
~リビング~

打ち止め「……ミサカ10032号と14510号と20000号はオシオキねってミサカはミサカはぐへへへへ」

一方通行「」ゾクッ

~ふたたび~

御坂妹「だいたいセロリの分際dあばばばばばばばbbbbbbbb」

美琴「ちょ、どうしたのよ!?」

御坂妹「上位個体からの命令文をkあばばばばばばばばばbbbbbb」

美琴「ホントにどうしたっていうのよ……」ガクブル

~リビング~

打ち止め「ふっふふん、ふっふふん、ふっふっふーん」

一方通行(こわい)
320 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:21:08.94 ID:labKIUse0
上条「ほらよ一方通行……ってあれ、打ち止めご機嫌だなあ」コト

打ち止め「ちょっとMNWで面白いことがあったの!!ってミサカはミサカはご機嫌の理由を報告してみる!!」

上条「へー、そりゃ楽しそうだ」ニコッ

打ち止め(……これも流そっと)ゴソゴソ
321 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:21:41.81 ID:labKIUse0
一方通行「……」ゴクゴク

上条「うまいか?」

一方通行「……」コクン

上条「うほっ」

一方通行「?」

黒子「……」ガッ

上条「ゴメンナサイ!!謝るから鉄針に手をかけないで!!!」

打ち止め(【速報】上条当麻にガチホモ疑惑……っと)
322 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:22:13.24 ID:labKIUse0
上条「……で、そろそろウチに来た理由を教えてくれてもいいんじゃねえのか?」ヒリヒリ←ひっぱたかれた

黒子「第一位が六時にこんな寮に来るなんてただ事じゃありませんの」ヒリヒリ←ひっぱたいた

一方通行「……あのォ、実はァ」

インデックス(じれったいんだよ)

ピンポーン

上条「ったく、なんだよ……はーい!」

打ち止め「アナタ、この気配は……」

一方通行「アイツか……」

ガチャ
323 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:22:47.24 ID:labKIUse0
上条「はーい……っと、垣根か」

垣根「おーっす、一方通行来てるか?」

上条「来てるけど」

垣根「ちょっと上がるぜ!!」ドタドタ

上条「騒々しいなー……」
324 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:23:15.21 ID:labKIUse0
垣根「おい一方通行!!」ガチャッ

一方通行「……なンだよ」

垣根「なんだよじゃねえよ!!お前……お前ェええええっ!!!」

上条「い、一体どうしたんだよ垣根といい一方通行といい」

上条「それにお前ら一緒に住んでただろ。どうしてわざわざこんな所に来て話す必要があるんだ」

一方通行「出たンだァ……」

黒子「へ?」

垣根「出たんだよおおおおお!!」

上条「だから何が?」
325 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:23:42.68 ID:labKIUse0
一方通行「出たって言ったら決まってンだろうが!!ヤツだよ!!」

黒子「ヤツって誰ですの?能力者とか……」

垣根「違うんだよおおおおお!!ヤツだよ!!」

打ち止め「うわーん!!」

上条「ヤ、ヤツってまさか……」ゴクリ

一方通行「そォだよ……」
326 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:24:11.13 ID:labKIUse0














一方通行・垣根「Gだ………」

上条「………」

黒子「………」

インデックス「………」

上条・黒子・インデックス「はあ!?」
327 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:24:49.77 ID:labKIUse0
一方通行「『はァ?』じゃねェよ!!Gだぞォ!!アイツら触覚あンだぞォ……!!」

上条「いや、あるだろ虫なんだから」

垣根「飛ぶんだぞ!?『ブーン⊂二二二( ^ω^)二⊃』とか非常識な音出して飛ぶんだぜ?」

上条「いや、虫だから。てゆうかお前が非常識とか言っちゃダメだろ色々と」

打ち止め「ミサカの方に走ってきたの!!ってミサカはミサカはおぞましい光景をMNWに公開してみたり……」ビクビク

上条「気持ちは分かるけどそれ他の妹達に大迷惑じゃないのか?」

一方通行「しかもそンなときに限って黄泉川は半蔵を学校編入の手続きに連れて行くし、芳川はネカフェに行くし……」

上条「黄泉川先生と半蔵はいいとして芳川さんは仕事しろよ」

垣根「そっ!!そればかりかコイツら、俺一人をあの家に残して『後は任せた』とか言って逃げ出すんだぞ!?ワケわかんねえよ!!」

上条「それは普通に酷い」
328 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:25:30.03 ID:labKIUse0
一方通行「てワケで……」

一方通行・垣根・打ち止め「お世話になりまぁ(ァ)す!!(ってミサカはミサカは)」

上条「打ち止め以外帰れ」
329 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:26:09.88 ID:labKIUse0
一方通行「オイ三下ァ!!テメェは幼女だけにイイ顔するロリコン野郎だったのかァ!?全員を助けるヒーローじゃァなかったのかよォ!!」

上条「いや、それお前だろ。それに大の男がGぐらいで騒ぐなよ」

垣根「……ならいい」

上条「お、やっと帰る気になったk」

垣根「そんなに言うならテメェに退治してもらおうじゃあねえか!!」

一方通行・打ち止め「そうだそうだー」

黒子「……」

インデックス「……」

上条「……え?誰も止めないの?」
330 : [sage saga]:2011/03/13(日) 23:26:41.92 ID:labKIUse0
黒子「いってらっしゃいまし」

インデックス「お土産はカナミンチョコがいいかも」フリフリ

上条「いやちょっとまtt」ガシッ

一方通行「じゃァ行こォか……ヒィィィローくゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」

上条「いやだー!助けてー!!」ズルズル

打ち止め「よいしょっと!!」バタン

インデックス「……行っちゃったね」

黒子「………行っちゃいましたの」

黒子「朝ごはん作りますから食べますの?」

インデックス「やったー!!目玉焼きがいいかも!!」ピョンピョン
331 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:27:20.83 ID:labKIUse0
~黄泉川宅・玄関前~

上条「な、なあ……ホントにやるのか?」

一方通行「だってテメェヤツが怖くねェンだろォ?」グイグイ

上条「いや……あれは……」

垣根「あれは?」

上条「く、黒子やインデックスがいたから強がっただけでして……本当はワタクシ蝿も殺せない上条さんでして……」ポリポリ

一方通行「……チッ、こンのヘタ条がァ!!」
332 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:34:38.06 ID:labKIUse0
ヘタ条「し、仕方ねえだろ!!今まではずっと虫がでたらインデックスをそれとなく外に行かせて舞夏に退治してもらってたんだから!!」

一方通行「舞夏って……どォして土御門の野郎に頼まねェンだ」

ヘタ条「だって……土御門、蚊も殺せないって言ってたし」

一方通行「」

垣根「……なんだよ、グループってヘタレばっかじゃねえか」

一方通行「スクールもなァ!!」

垣根「いや、スクールで虫ダメなのは俺とヘッドギアだけだし。ヘッドギアこないだ死んだから実質俺だけ?みたいな」

一方通行「……『俺だけ?みたいな』じゃねェよ」
333 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:35:13.16 ID:labKIUse0
垣根「いや、心理定規は『こういう小さい命を奪いとるのって……カ・イ・カ・ン(はぁと』とか言ってたし、砂皿はそういうの平気でライフルで殺すから」

上条(その砂皿ってヤツもヘタレなんだな)

一方通行(暗部のヘタレ率パネェ)

打ち止め(暗部はヘタレなようです……っと)
334 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:35:39.32 ID:labKIUse0
上条「ぜったいぜったいぜーったい俺入らない!!」

一方通行「ヒーローなンだろォ!?」

上条「なんと言われてもやだ!!」

垣根「未元物質ぶつけるぞ!?それでもいいんだな!?」

上条「やだやだ!!怖いもん!!」

打ち止め「……私たち住めなくなっちゃう……ってミサカはミサカは泣きそうになってみたり」ウルウル

上条・一方通行「やりましょう」スック

垣根(英雄は色を好む……か)

打ち止め(これが噂のろりこんなのかな……ってミサカはミサカは自分の貞操に危機を感じてみたり)
335 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:37:17.71 ID:labKIUse0
ガチャ

上条「そー………」

一方通行「………」ギュッ

上条「……どうして一方通行さんは上条さんのすそをつまんでるんでせうか?」

一方通行「べ、別に何でもねェけど……た、ただ俺ンちの家系のルールで、一日一回は必ず人のすそを掴まなくちゃいけねェってルールがあンだよ」

上条(かーわーいーいー)キュン
336 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:37:52.64 ID:labKIUse0
一方通行「」ビクビク

上条(はあはあ)

カサッ

一方通行「!!」ビクッ

上条(もうだめだ)ハアハア

上条「あ、アクセラレータ!!!」ウホッ
337 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:38:14.97 ID:labKIUse0
一方通行「な、なンだよ三下ァ!!ァ……どこ触って……」ビクッ
  
上条「ここか!?ここがええんか!?」

一方通行「ァ……止め……ンンッ……」

ホモ条「ふんもっふ!!ふんもっふ!!」

カサッ

一方通行・ホモ「ん(ン)?」

Mr.G「やあ。」

一方通行・上条「出たァァァァァァ!!!!」
338 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:39:18.49 ID:labKIUse0
Mr.G「カサッ!!カサカサッ!!」

一方通行「さ、三下ァ!!キ、キ、キンヂョールを!!」

上条「は、ハイコレ!!」

一方通行「ンァああああ!!」シュー

Mr.G「♪」

一方通行「なにっ……効いて……ってェ!!コレ芳川の香水じゃねェか……!!」ポイ

上条「なに!!じゃあこれか!!」

一方通行「じィィィィくゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」シュー
339 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:40:00.21 ID:labKIUse0
Mr.G「♪♪」

一方通行「……ってェ!!コレは黄泉川のヘアスプレーだッ!!」ポイ

上条「固めず、まとめる」キリッ

一方通行「黙れェェェェェェェ!!」

Mr.G「そろそろ飛ぶか」ブーン

ピトッ
340 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:40:35.61 ID:labKIUse0
一方通行「さ、三下ァ……ズ、ズボンに……」

上条「え?………くぁwせdrftgyふじこlp;」

一方通行「よるな触るなァァァァァァァァァァァァ!!ぎゃああああああ!!」シューシュー

打ち止め「黄泉川たちが帰ってきたよ!!ってミサカはミサカはきゃあああああ!!!!」

垣根「こっちだ黄泉川!!」グイグイ

黄泉川「なんじゃん……ん?でっかいゴキじゃん」

半蔵「なんだあ?………イヤァあああああああああああ!!」

芳川「あー、楽しかった……って、ん?この匂いは………」クンクン
341 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:41:05.62 ID:labKIUse0
ギャーギャー

黄泉川「えい」シュー

Mr.G「燃えたぜ……燃え尽きた……真っ白にな………」チーン

上条「た、助かったー……ありがとうございます黄泉川先生……」

一方通行「て、手ごわい相手だったぜェ……」ゼーハー

黄泉川「たかがゴキブリでこのザマはなんじゃん……ん?」

芳川の香水「」

黄泉川のヘアスプレー「」

芳川「………」

黄泉川「………アンタたち?」クルッ
342 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:41:33.74 ID:labKIUse0
上条「いや……その……」

一方通行「コレは……その……」

垣根「さーあ打ち止め、お外で遊ぼっかー」グイグイ

打ち止め「わーい!!ってミサカはミサカは大喜b「まちな」……はい」

芳川「アンタたちねえ……」ワナワナ

黄泉川「なにしてくれてんじゃあああああああん!!!!!!」

上条・一方通行・垣根・打ち止め「ひいいいいいいいい!!!」

半蔵「はあはあ……うっ、ふう……」
343 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/13(日) 23:41:57.10 ID:labKIUse0
かくして、上条当麻、一方通行、垣根帝督、打ち止めの四名は黄泉川と芳川にこっぴどく叱られた

上条当麻が家に帰り着いたときにはすでにインデックスは就寝し、白井黒子は寮に帰宅済み

そうして上条当麻は締め出しをくらった

さらに白井黒子は上条の帰宅が遅くなった理由を一方通行との「●<マッガーレ」と勘違い

上条当麻とのプレイがよりSMの真理に近づく物となったという

第二話~ヤツが出やがったぜェ~・完

347 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/16(水) 23:56:21.23 ID:9f65yWEX0
詳しい登場人物はまだ決まってませんが、やっと話の筋ができました!!

第三話~風紀委員見習いでーす~

佐天さん

初春

黒子

固法先輩

浜面

絹旗

麦野(未定)

滝壺(未定)

その他多数

といった具合です

それでは、また

眠気がヤバイ
352 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 21:56:02.06 ID:5dLQyDQ+0
~風紀委員第一七七支部~

固法「……と、ここまでが風紀委員のルールと心得。でもまだ研修を終わらせてないから派手な事は極力避けてね」

佐天「はい!!分かりました!!」

初春「ステイルが倒せません……」ピコピコ

固法「初春さん、ゲームは止めてくれるかしら」

初春「なに言ってるんですか!!そげぶ!!これは上条さんの戦う様子を収めt」

固法「止めてくれるかしら?」ニッコリ

初春「……はい」
353 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 21:56:39.94 ID:5dLQyDQ+0
黒子「それでは、パトロールに行ってきますの。佐天さん、行きましょう」

佐天「はーい!!まったねー初春」フリフリ

初春「御坂さんは……」ピコピコ

固法「初春さん?」ゴゴゴゴ

初春「生きててすみませんでした」
354 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 21:57:10.96 ID:5dLQyDQ+0
初春「あ、佐天さんいってらっしゃい……」

佐天「んふふふー……」

黒子「さ、行きますの」

シュンッ

固法「……いったかしら」

初春「さあ……って固法先輩!?一体何を……」

固法「ふふ……ふ、ふふふふ……」ジリジリ

初春「い、い、………」

イヤァアァアアアアアアアアア!!
355 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 21:57:46.86 ID:5dLQyDQ+0
~巡回中~

佐天「なんだか初春の悲鳴が聞こえた気がします」

黒子「多分気のせいですの」

佐天「そうですね……おっ、ゴミ発見」サッ

黒子「その調子ですの!!ん?あれは……」
356 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 21:58:23.67 ID:5dLQyDQ+0
「ロロロ、ロールスロイスじゃねえか……これは」ゴクリ

「ロースハムが超どうかしたんですか?」

「きぬはた、ちょっと違うと思う」

「ち、ちょっと待っててくれ……」ソソクサ ガチャガチャ

黒子(あの小物……一体何を)

佐天「あっ……!!何やってるんですか!!」ツカツカ

浜面「」ビクッ

絹旗「……?超誰ですか?」

滝壺「なんかどっかで見たことある気がする」
357 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 21:58:49.56 ID:5dLQyDQ+0
佐天「風紀委員です!!直ちにその車から離れなさい!!」

浜面「風紀委員……だあ?」チラッ

浜面「……!!」ドキッ

黒子(あー……また面倒なことになりそうですの)

滝壺「はまづら?」

絹旗「超どうしたんですか?」

浜面「い、いや……」

佐天「あー、もう!!さっさと離れてください!!」ギュッ

浜面「!!!」

浜面(惚れてまうやろおおおおおおおお!!!!!)
358 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 21:59:17.62 ID:5dLQyDQ+0
浜面(なにこの子、めっちゃ可愛いじゃん。めさんこかわいいじゃん。しかも見たところ中学生のようだが……)チラッ

佐天「」ボイン

浜面(でけええええええええええええええええええ!!……それに引き換えこっちは)チラリ

滝壺「」ペタン

絹旗「」ペタン

浜面(なぜだろう、悲しくもないのに涙が出るよお母さん)

黒子(あの小物は目がヤヴァイですの)
359 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 22:00:03.17 ID:5dLQyDQ+0
佐天「名前は!何ていうんですか!?」

浜面「うえっ?!は、はまづらです……」ボソボソ

黒子(きも)

佐天「はまづらさんですね?……あれ?以前どこかで……」

滝壺「………あ!!」

浜面「どうしたんだ滝壺?」
360 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 22:00:47.14 ID:5dLQyDQ+0
滝壺「ほらこの子アノ子だよ。覚えてない?こないだの事件の人質の一人!!」

浜面「…………あ!!」

佐天「あ!!あのときの小物臭い小物さん!!」

浜面「あふう……」

滝壺「?」

絹旗「………」

黒子(きもいですの)

絹旗(浜面なう……と。麦野、超どんな反応を示すんでしょうか)
361 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 22:01:13.45 ID:5dLQyDQ+0
絹旗「……浜面」チョイチョイ

浜面「ん?」

絹旗「私、ちょっと超今度の旅行の準備がありますんで失礼しますね」

浜面「ああ……別にいいが」

絹旗「超がんばってくださいね……あとで麦野も来ますから、多分」

浜面「……え?まじ?」

絹旗「超マジです……ま、せいぜいシ/丘/ハ/面にされないように頑張ってくださいね」タタタタ

浜面「バラバラじゃねえか!!……ってもういねえし」

佐天(え、どうしよう。ひょっとして面倒に巻き込まれてたり)

滝壺(スルメ食べたいな)
362 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 22:02:04.91 ID:5dLQyDQ+0
麦野「絹旗から『浜面が超キモいんでなんとかして下さい』ってメールが着たから来てみたんだけど……」キョロキョロ

浜面「」デヘラデヘラ

佐天「」ヒキッ

滝壺「」ボケー

麦野「あ、確かにキモいわ」
363 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 22:02:33.14 ID:5dLQyDQ+0
黒子「あらあなたは……麦野さんですの?」

麦野「お、胸糞ワリィ風紀委員のお嬢様じゃねえか」

黒子「……まあいいですの、ところで」

黒子「あの小物臭い殿方、なんとかなりませんの?」

麦野「ブルートゥス、お前もか」

黒子「はあ、何がですの?」
364 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 22:03:20.97 ID:5dLQyDQ+0
麦野「いや、絹旗もなんとかしろって言ってきたから」

黒子「絹旗……ああ、わたくしと同年代のあの人質の方ですか」

麦野「そうそう……てか、あの年にしては胸のでかい女はなんだ?お前の友達か?」

黒子「ええ。彼女も見習いの身ではありますが、風紀委員ですの」

麦野「……ああ、なんだかここにくるまでのシナリオが見えてきた」
365 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 22:03:59.27 ID:5dLQyDQ+0
浜面「ねえ、ここで会ったのも何かの縁だし、お茶でも……」ハアハア

佐天「なんですか……?きゃ!!離してください!!」

滝壺(あたりめとするめって何が違うんだろ)

浜面「よいではないかよいではないか」ゴソゴソ

佐天「白井さん!!助けてー!!」

麦野「はーまづらぁ」
366 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 22:04:26.43 ID:5dLQyDQ+0
浜面「なんだよクソババァ、てめえみたいなババアよりこっちの……っておあ!!む、麦野サン!?いつからそこに……」

麦野「ブ チ コ ロ シ か く て い ね」バキボキ

浜面「は、は、はは……お母さん、お父さん、さようならー……わたくし浜面仕上は最期までお国のために……」ダラダラ

麦野「もげろおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

オルアッ!!!! ギャー!!! アッー!!!

黒子「……帰りますの」

佐天「……そうですね」
367 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 22:04:59.87 ID:5dLQyDQ+0
~帰り道~

佐天「白井さん……」

黒子「なんですの?」

佐天「風紀委員って本当に大変なんですね……初めて知りました」

佐天「わたしなんかには……能力者になってもやっぱり無理なのかなあ」フー

黒子「……そんなこと、ありませんの」

佐天「……え?」
368 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 22:05:33.12 ID:5dLQyDQ+0
黒子「佐天さんは自分の手で能力を掴み取り、そして自分の意思で風紀委員になろうと思い立ちましたの。それはとても立派な事で、なかなかそうはいきませんの……ですから佐天さんが気に病む事なんて少しもありませんのよ?」

佐天「白井さん……」

黒子「それに実際あんなにややこしくて大変な目に会うのは極めて稀ですの」

佐天「」

黒子「さ、支部に戻りますの!!」

佐天「はい!!」
369 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 22:06:03.08 ID:5dLQyDQ+0
~風紀委員第一七七支部~

シュンッ

佐天「ただいま帰りましたー!!……ってわあああああああああああああ!!」

黒子「ど、どうしましたの初春……」

初春「う、う、うう………もうお嫁に行けない……」←あられもない姿で傷だらけ。なぜか皮膚に蝋とかついてる
370 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 22:06:31.58 ID:5dLQyDQ+0
固法「ふふ……」

佐天・黒子「」ビクッ

固法「世の中には深く知り過ぎないほうがいいこともあるのよ?」ニッコリ

黒子「は、はいですの!!」

佐天(やっぱり風紀委員って……怖い……)gkbr
371 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 22:07:12.05 ID:5dLQyDQ+0
~おまけ~

絹旗「えっとー、バスタオルつめてー、シャンプーつめてー……」ゴソゴソ

絹旗「このうさちゃんもつめちゃいましょう!!シルバニアファミリーのおうちは……入らないかあ……残念」ショボン

絹旗「それと酔い止めと……電子辞書もかな」ゴソゴソ

絹旗「よし!!これで超準備おっけーです!!…あ、あとぱんつを……」ゴソゴソ

絹旗「……ん?なんか白いのがついてる……浜面が超カルピスでもこぼしたんでしょうか。これは止めときましょう」ポイ

絹旗「んふふー……超楽しみです」
372 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 22:07:44.32 ID:5dLQyDQ+0
~おまけその2~

土御門「カミやーん」

上条「お、土御門。どうした?」

土御門「突然ですまんがこれを見てほしいぜよ!!」バン

上条「ん、なになに……管理人系御奉仕エロメイド……うほっ」

土御門「これが近日ロンドンで発売されるらしいにゃー……どうする?」

上条「どうするって……」

土御門「俺はこの体操服ロリメイドってヤツを買うために今度ロンドン塔のふもとでステイルと待ち合わせしてるにゃー……来るか?」

上条「……行かせてもらおう」

土御門「そう言うと思ったぜよ」
373 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 22:08:12.85 ID:5dLQyDQ+0
上条「……一つ訊きたい事がある」

土御門「なんだにゃー?」

上条「ステイルは何を買いに行くんだ」

土御門「……聞きたいか?」

上条「とても」

土御門「……歩行教会目次メイドってヤツぜよ」

上条「どうして目次……そういう事か」

土御門「そういう事ぜよ」

第三話・完

374 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/20(日) 22:17:26.82 ID:5dLQyDQ+0
ここまでです。

たくさん時間かけて本当にすみませんでした!!

さて、お詫びといってはなんですが、早速次回予告の方に移りたいと思います

第四話~超初めてのイギリス旅行です~

登場人物

絹旗

アンジェレネ

ルチア

アニェーゼ

オルソラ

シェリー

レッサー

神裂

五和

土御門

上条さん

ステイル

黒子(出番は少ないです)

建宮



とまあこんなもんです。

そしてついでに次々回予告

第五話~半蔵のとある高校生活・そのとき一方通行は~

登場人物

半蔵

一方通行

上条さん

黒子

青ピ

土御門

小萌せんせー

黄泉川

災誤

吹寄

姫神

打ち止め



です。それでは、また

379 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:44:58.05 ID:TmNHD5410
~第二十三学区・空港~

絹旗「うふふ……超楽しみです」ゴロゴロゴロ

絹旗「私の便は……学園都市製超音速旅客機のWhite-965便ですから超この飛行機ですね」ヨイショ

売り子「いらんかねー」

絹旗「あ、アイス一つください」

売り子「はいよ。離陸する前に食べてね」

絹旗「超ありがとうございます」

絹旗「うーん……」キーン

絹旗「この痛みが超いいんですよ!!」ハアハア

絹旗「あーん……」
380 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:45:24.34 ID:TmNHD5410
~一方~

土御門「あー!!もう!!カミやん、なに考えてるんだにゃー!!遅れるぜよ!!」タッタカ

上条「仕方ねえだろ!!インデックスを小萌先生のところに預けるのに手間取ったんだから!!」タッタカ

土御門「んなもん置手紙だけして出てくりゃ良かったんだにゃー!!」

上条「そんなことしたら上条さんちは食い破られてしまいます!!」

土御門「だー……もう!!昼飯食う時間ねえにゃー!!乗り込むぜい!!」

上条「まっt」ピンポーン

土御門「ん?」

係員(女)「ボディーチェックを致します」

上条「くそ……不幸だー!!」

土御門(離陸まであと10分……くそ、間に合え!!)
381 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:45:51.07 ID:TmNHD5410
係員(女)「あら、こんなところに凶器のようなものが」サワサワ

上条「あ……あ、あ………そこは………」

土御門「」

~10分後・機内ファーストクラス~

絹旗「まだですかね離陸は……」イライラ

バタン!!

放送「離陸します」

絹旗「もう……超やっと離陸ですね。わくわくします」ワクワク

絹旗「飛行機なんてお母さんとお父さんと超ネズミ王国に行ったときぶりですからね……お母さんとお父さん、元気にしてるかな……」
382 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:46:16.98 ID:TmNHD5410
~エコノミークラス~

上条「いててて!!土御門、そんなに叩くなって!!」

土御門「うっせえにゃー!!あの時間の無いときにフラグを立てるカミやんが悪いにゃー!!」ボカボカ

上条「ま、立てたのはフラグだけじゃねえけどな」キリッ

土御門「…………」

上条「やめて!!どうやって持ち込んだのか知らないけど黙って額に拳銃押し付けないで!!」
383 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:46:45.61 ID:TmNHD5410
土御門「……まあいいぜよ。お、そろそろ飛ぶぜい」

上条「ふう………って!!まさかこれあの超音速旅客機じゃあばばばばばばばばばばばばばばばばばばばbbbbbbbbbbbbbb」

土御門「カミやん大丈夫か?」

上条「大丈夫じゃないよおおおおおおおおおぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbb」

土御門「カミやん……いい加減慣れてほしいにゃー」

上条「無理言うんjくぁwせdrftgyふじこlp;」

土御門「くっくっ……カミやんのその顔傑作だにゃー」ハッハッハー

上条「ihbf殺wq」

土御門「はっはー、何言って……ぎにゃ!!止めるにゃー!!もごうとするなああああああああああああ!!」
386 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:48:15.42 ID:TmNHD5410
~ファーストクラス~

ギニャー!!

絹旗「エコノミーが超騒がしいですね……いやいや!!それも旅の醍醐味です!!」

絹旗「さて……何して過ごしましょうか」

絹旗「携帯は遠慮してくださいってアナウンスで言ってましたし………」

絹旗「本でも読みましょうか……って本は大きい荷物の方に入れちゃいました!!」

絹旗「テレビでも……ファーストクラスだから超A級映画しかやってませんね」

絹旗「……超なんか食べようにもこの強烈なGで(Mr.Gの事ではありません)後ろに吹っ飛んじゃいますし」
387 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:48:46.47 ID:TmNHD5410
絹旗「……たった一時間と思って超油断してましたね」

絹旗「……キャビンアテンダントさんでも呼びましょうか……いやいや!!そんで超屈強な黒人男性でも来た日には立ち直れません!!」

絹旗「はーあ……浜面……超会いたいです……」ホロリ

絹旗「ふええええええん……!!アンジェレネえええ!!私は超どうしたらいいんですかぁああああ……!!」

絹旗「ぐすっ……もう超誰でもいいですよう……滝壺さんでも、麦野でも、もうフレ/ンダでも別にいいですからあああああああ!!」
388 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:49:16.15 ID:TmNHD5410
~そのころ学園都市では~

滝壺「むっ、だれかに呼ばれた気がする」

麦野「私も……なんなのかしらね」

浜面「俺も……なんか凄く泣いて呼ばれてる気がする」

フレ/ンダ『結局、バカにされた感がヤバイ訳よ』フワフワ
389 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:49:41.70 ID:TmNHD5410
~ファーストクラス~

絹旗「ぐすっ……考えてみればこんなことで泣くなんて超私らしくないですよね……」

絹旗「がんばれ最愛!!超負けるな!!」

絹旗「へへ……超ちょっと元気出ました……」

絹旗「超一時間ぐらいの暇がなんですか!!頭の中で超B級映画でも流して乗り切ってみせます!!」

絹旗「うへへ……そこで火星人があ……」モンモン
390 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:50:10.45 ID:TmNHD5410
~エコノミークラス~

アナウンス『そろそろロンドンに到着します』

土御門「いててて……カミやん、そろそろ着くらしいぜよ」

上条「ぶるるるるる」

土御門「何言ってるかぜんぜんわからんにゃー」

上条「ばらららららるるるるるる」

土御門「……いい加減なれろにゃー」
391 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:50:36.37 ID:TmNHD5410
ガクン!! トウチャクシマシタ

土御門「ほら、降りるぜよ」

上条「……俺……生きてるのか?」

土御門「あーハイハイ、生きてるにゃー」

上条「生きてる………良かった……!!!」ポロポロ

土御門「ちょ、泣くなにゃーカミやん。こんなとこ人に見られたら」

絹旗「あ。」バッタリ

土御門・上条「あ」バッタリ

絹旗「……男の子にも超いろいろあるんですね。失礼しました」スタスタ

土御門「」

上条「」

土御門「…………行くか」

上条「………おう」グスッ
392 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:51:06.60 ID:TmNHD5410
~絹旗サイド・イギリス清教女子寮~

絹旗「おっかしいなー、たしか地図では超このへん」キョロキョロ

絹旗「あー、超ここですここです!!えっと、玄関は……ここですね。たのもー!!」ガラッ

絹旗「おおー……超豪奢そうな雰囲気をかもし出しながら質素でもある超素晴らしいデザイン!!」

絹旗「えーと、超この人に訊いてみましょう。Excuse me…」

オルソラ「はい?」
393 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:51:34.96 ID:TmNHD5410
絹旗「ペラペラペーラペラペラ」(訳・私、アンジェレネさんに招待されて来たんですけど、アンジェレネさんはどこにいますか?)

オルソラ「アンジェレネさん……あ、学園都市の方なのでございますねー」

絹旗「え、日本語で超オッケーなんですか?」

オルソラ「はい。学園都市と交流を行わなくてはならないためにここに住んでいる人は皆日本語を叩き込まれるのでございますよー。まあわたくしはキオッジアで習ったのでございますが」

絹旗「はあ……で、アンジェレネさんは」

オルソラ「アンジェレネさんならルチアさんに引きずられて朝の礼拝に行かれたのでございますよ。そうですね……多分10分位でお戻りになるのでございますよ。ささ、こちらへ」

絹旗「じゃ、超お言葉に甘えて……と、そのまえに」

オルソラ「?」

絹旗「超トイレ借りてもいいですか?」

オルソラ「もちろんでございますよ。ここをまっすぐ行って一つ目を右でございます」

絹旗「ありがとうございます、あの」

オルソラ「ふふ、オルソラ=アクィナスでございます。どうぞオルソラとお呼びください……あ、わたくしならここでお待ちしていますのでどうぞごゆっくりと」

絹旗「ありがとうございます、オルソラ……あ、私は絹旗最愛っていいます。なんとでもお呼びください!それじゃ」
394 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:52:08.02 ID:TmNHD5410
~トイレ~

絹旗「ふう……ん、なにかカードみたいなものがたくさん」ピラッ

絹旗「へんな文字……超ルーン文字でしょうか。超アルファベットの先祖みたいなものだったはずですが……ちょっとなら習いましたからね。なになに……『T』……『O』……『U』……『S』……『A』……『T』……『S』……『U』……」

絹旗「…………」グシャリ

絹旗「……さ、オルソラのところに超戻りましょうか」バタン
395 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:52:34.42 ID:TmNHD5410
~上条サイド・ロンドン塔前~

土御門「お、いたいた……おーい!!ここだにゃー!!」

上条「おーい」

ステイル「まったく……君たちは一体僕を何時間待たせたら気がすむんだい?」

上条「え、そんなに待ったか?」

ステイル「待ったさ……ウイリアム・グラントでもウイスキーの樽を投げ捨てるくらいね」

土御門「いったいいつから待ってたんだにゃー」

ステイル「そうだな……かれこれ六日と14時間くらいか」

上条「」

土御門「」
396 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:53:33.28 ID:TmNHD5410
上条(なあ土御門……これはもうインデックスを譲ってもいいレベルの話だと思うんだが)

土御門(カミやんが禁書目録の貞操を重視しないならそれでもいいんじゃねーかにゃー)

ステイル「さあ行こうか」フラフラ

土御門「……大丈夫かにゃーステイル」

ステイル「大丈夫さ……うっ!!」

上条「どうした!?」

ステイル「僕が女子トイレに仕掛けておいた盗撮用のルーンの一つが潰された……」

土御門「まて、それはどこのヤツだ」

上条(急に本気モードになりやがった)
397 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:54:22.30 ID:TmNHD5410
ステイル「Gの……0354のヤツだ……」

土御門「なに!!一いいスポットのやつじゃないか!!」

ステイル「ああ……だが直前までのものは保存できていたから……あとで見よう」

土御門「GJだにゃー!!」

上条(激しく見たい)
398 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:54:55.41 ID:TmNHD5410
~絹旗サイド・食堂~

オルソラ「ここなのでございますよ。ゆっくりしていってほしいのでございますよ」

絹旗「超ありがとうございます!」

シェリー「頭いてえ……」ノソノソ

オルソラ「おや、シェリーさん、朝食はいかがいたしましょうか」

シェリー「みんなと一緒でいいわ……それよりも頭が痛い。学園都市からもらった薬くれ……」

オルソラ「それならさっき買ってきた頭痛薬があるのでございますよ」

シェリー「お前絶対話聴いてなかっただろ……もういい、それくれ」

オルソラ「ああ、そうそう……シェリーさんの朝食のメニューは如何いたしましょうか」

シェリー「いいから薬よこせっつってんだろ!!うう……大声は頭に響く……」

オルソラ「薬はさっき買ってきたものと学園都市から戴いたものと二種類あるのでございますよ。どしらがよろしいのでございましょう」

シェリー「お前アタシの事嫌いだろ」

オルソラ「いえ、そのような事はございませんよ」

絹旗(あの人遊んでますね……きっと。さっき超しっかりしてましたもん)
399 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:55:28.44 ID:TmNHD5410
ガヤガヤ

アンジェレネ「うう……絹旗さんを心待ちにして早く起きた私を引っ張って行くなんて酷すぎます!!」

ルチア「それくらいしないと貴女は朝の礼拝をサボるでしょうシスター・アンジェレネ!!」

アニェーゼ「まあまあ、シスター・アンジェレネが朝の礼拝を欠かしたのはたった97回ですんで大目に見てやりましょう」

ルチア「きゅ……97回!!ひ、酷すぎます!!」

アンジェレネ「なんの事だかさっぱり……あ、絹旗さーん!!」タタタタ

ルチア「人の話を……っ!!……まあ、今日だけは大目に見てあげます」

アニェーゼ(シスター・ルチアもこないだの事件で一回りオトナになったみてえですね。いいことです)
400 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:55:55.45 ID:TmNHD5410
絹旗「アンジェレネ!!元気でしたか!?」

アンジェレネ「はい!それはもう!!」

絹旗「それは超良かったです!!そういえば昨日……」

ペチャクチャ

ルチア「……楽しそうですね、シスター・アンジェレネは」

アニェーゼ「…だって遠いですもん。日本の学園都市じゃ、あまりにも……地球の反対側です」

ルチア「……彼女が楽しそうにしてるのを見ると、こっちまで楽しくなってきますね」

アニェーゼ「……そうだ、パーティーを開いちまいましょう!!これで盛り上がること間違い無しですよ!!日本人街にいる極東宗派もまきこんで!!」

ルチア「それはいい案ですね!!そうしましょう!シスター・アンジェレネに絹旗さん!!これから……」

アニェーゼ「全く世話の焼ける……ま、いいって事にしちまいましょう」
401 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:56:30.81 ID:TmNHD5410
絹旗「パーティーですか!超楽しそうですね!!でも帰る時間が……」

アンジェレネ「じゃあ泊まっていってくださいよ!!部屋も余ってますし!!」

絹旗「え……?いいんですか?」チラッ

アニェーゼ「………へ?あ、ああ……いいですよ」ニコッ

絹旗「超ありがとうございます!!じゃあお言葉に甘えてそうします!!」

ルチア「ふふ……ゆっくりしていってくださいね」

絹旗「はい!!」

そして宴は開かれた

それはあの宴には及ばないものの、華やかなものであったという
402 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:57:01.52 ID:TmNHD5410
~絹旗サイド・つづく~
403 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:57:34.90 ID:TmNHD5410
~上条サイド・ロンドン~

店員「ありがとうございやしたー」

上条「」ホクホク

土御門「」ホクホク

ステイル「」ホクホク

上条「いやー……写真より数段いいものだったな!!」

土御門「その通りだにゃー!!」

ステイル「まったくだ!……あのデザイナーには勲章を与えたいものだな!!」
404 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:58:19.97 ID:TmNHD5410
土御門「あ、ステイル……この後はお約束の」

ステイル「わかっているさ……上条当麻、君も来るかい?」

上条「え……?いいのか?」

ステイル「当たり前だ。悪いが、一度こういった行動を共にした人間とはわだかまりをなくして付き合いたいと思っているんでね」

上条「ステイル……!!」

土御門「ささ、さっさと見に行くにゃー!!」

ステイル・上条「おー!!」

その上映会は華やか(いろんな意味で)なものになったという

そして、テンションの上がった上条さんがそのビデオとゲテモノメイド服を持って帰ったときのこと――――
405 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/24(木) 00:58:49.92 ID:TmNHD5410
上条「ただーいまー……ふう、早速ステイルからもらったビデオの続きでも……」

インデックス「おかえりとうま、わたしを小萌のところに置いてどこにいってたのかな?」ニッコリ

黒子「わたくしも気になりますの。そのステイルさんからもらったビデオの続きとやらも」ニッコリ

上条「」

インデックス「ささ、とうま。座って座って!!準備はできてるんだよ」

黒子「じゃあまずその怪しげな紙袋から調べますの」

上条「……ふ」

上条「不幸だーーーーーーーー!!!」

この男子寮全体に上条の悲鳴が響き渡ったのは言うまでもない――――

第四話・完

411 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:01:35.88 ID:Xufj0q080
こんばんは!!>>1です!!

リクエストまだまだ受付中です!!>>1を助けると思って書き込んでください!!結構必死にお願いします!!

さて、第五話ですが、あまりに長くなりそうなんで(>>1の好きなキャラ満載なので)前編と後編にわけて投下したいと思います!!

それでは、いまから前編の方を投下したいと思います!!それではれっつ投下開始です!!
412 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:05:00.58 ID:Xufj0q080
~黄泉川宅~

半蔵「んにゅー……黄泉川ぁ………そんな挟んで擦るなんて………」ムニャムニャ

バン!!

黄泉川「こらあ半蔵!!いつまで寝てるじゃん!!今日から高校行くって決めたじゃんよ!!」バッ

半蔵「うお!!す、すまん!!」ガバッ

半蔵「で……今何時だ?」

黄泉川「七時半じゃん!!さっさと起きて朝ごはん食べるじゃんよ!!」

半蔵「分かりましたよおおおお!!」
413 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:14:36.80 ID:Xufj0q080
ホカホカ

めし『早く食べないと遅刻しますぜダンナ』ホカホカ

半蔵「ぐあー……眠い……スキルアウトのときはこんな早い時間に起きなかったぞ……」

黄泉川「さあさっさと食うじゃん!!」

半蔵「んあ……」

垣根「だらしねえなあ、明日から未元物質目覚まし貸してやるよ」

半蔵「そりゃどうも……てかなんだよ。起きてるの俺と黄泉川と垣根だけじゃねえか」

黄泉川「当然じゃんよ。一方通行は好きな時間にしか起きてこないし、打ち止めはちっこいからいっぱい寝なきゃなんないし、桔梗は……まあ、いろいろあるじゃんよ」

半蔵「そうかよ」
414 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:15:03.81 ID:Xufj0q080
黄泉川「ああ!!もう時間ないじゃん!!さっさと行かないと、編入初日から遅刻なんて話にならないじゃん!!ほら乗った乗った!!」

半蔵「乗る……黄泉川に……俺が……」モンモン

黄泉川「ぶつくさ言ってないで乗るじゃん!!ほら制服……ああっもう!!帝督!!さっさと半蔵に制服着せてやって欲しいじゃん!!」

垣根「はいはい……」ヨッコイショ

半蔵「制服……制服プレイ……」

垣根「さっさと着やがれ!!うおおおおおおおっ!!!」サササササッ

半蔵「」ペカー

黄泉川「よし、行くじゃん!!」

半蔵「垣根……ていとくん……冷蔵庫プレイ……」バタン

ブロロロロ

垣根「……さて、ラヂオ体操に行くか」テクテク
415 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:15:36.17 ID:Xufj0q080
~とある学生寮~

黒子「当麻さん!!いい加減起きるですの!!」ユサユサ

上条「ん……いいじゃねえか……あと五分……」

黒子「そうやって言い続けてもう三十分も経ってますの!!」

上条「三十分………!!今何時!?」

黒子「八時ですの……ですのっ!?」

上条「不幸だああああ!!!!!!」

黒子「不幸ですのおおおおおおお!!!!」オクレル!!
416 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:16:04.56 ID:Xufj0q080
上条「せ、制服は……」

黒子「わ、わたくしも当麻さんも昨日の夜からずっと着たままですの!!」

上条「おお、そうか!!いってきまーす!!」ガチャ バタン

インデックス「あ、ちょっととうま」

黒子「いってきますの!!」ガチャ バタン

インデックス「くろこまで……わたしの朝ごはんはどうすればいいのかな?!」

スフィンクス「にゃー」

インデックス「ごくり……はっ!?いやいや!!猫は愛すべき愛玩動物なんだよ!!私の血となり骨となるのには少し小さすぎるかも!!」

インデックス「うう……これは未曾有の大ピンチかも」グー
417 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:16:49.78 ID:Xufj0q080
~とある高校~

バンッ キーンコーンカーンコーン

上条「まっ……間に合ったー……」

吹寄「上条当麻!貴様は学校というものをなんだと思ってるの!?」

上条「間に合ったんだからいいじゃねえか……」

青ピ「おはよ、カミやん……また黒子ちゃんとゆうべはおたのしみやったの?」キラッ

上条「うっ、そそそそんなわけありませんの事よ!?」

土御門「そりゃもうすごかったにゃー。隣にいてももうギシギシアンアン……」

上条「土御門おおおおおおおおおお!!」
418 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:17:16.63 ID:Xufj0q080
土御門「ぐふふ、でもそのおかげでこっちも盛り上がったからいいんだけどにゃー」

青ピ「お前ら……うわーん!!どうせボクは米どころ出身ですよーだ!!うえええええん!!!」ダダダダ

上条「あ、走り去って行った」

小萌「青ピちゃーん?サボりはもっと分からないようにするものなのですよー?」ズルズル

青ピ「離して!!小萌てんてー!!まだボクにはやることが」

小萌「じゃ、それは放課後災誤先生と一緒にゆっくりやってくださいねー?」

災誤「……ポッ/////」

青ピ「いやぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」ティウンティウン
419 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:17:44.31 ID:Xufj0q080
小萌「えー……今日は皆に転校生の人を紹介するのですよー?」

土御門「小萌せんせー!!それは女の子かにゃー?!」

小萌「ふふ……見てのお楽しみなのですよー……それでは、どうぞ!!」

ガラッ

インデックス「あ、とうまだ。ねーとうま、朝ごはんなかったんだけどどーゆーことかな?」ニッコリ

小萌「もおおおおおおおお!!!なんなんですかシスターちゃんはあああああああああ!!」

小萌「ほら!!これでパンでも買ってくださいなのですよ!!」ニセンエーン

インデックス「わかったんだよ!!」テクテク

小萌「まったく……はい!!気を取り直してお入り下さいなのですよー!!」

ガラッ
420 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:18:31.11 ID:Xufj0q080
一方通行「半蔵!!弁当忘れて……ってあれェ?黄泉川からここって聞いたンだが……」キョロキョロ

土御門「」ボーゼン

上条「」ボーゼン

青ピ「」ボーゼン

一方通行「あァン?……三下どもじゃねェか……おーい」ブンブン

小萌「もおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
421 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:19:12.65 ID:Xufj0q080
小萌「なんの用なのですかー!!」

一方通行「ェ、いやァ、半蔵ってヤツに弁当届けに来たンですけどォ」ジロッ

小萌「」フンス

一方通行「……Aランクプラス、か」ボソッ

小萌「もー……わかりました!!半蔵ちゃんにはこの紹介が終わった後事情を話して渡しときますからさっさとお帰り下さいなのです!!」グイグイ

一方通行「うほっ……コホン、分かりましたァ、帰りますゥ」

小萌「……って一方通行ちゃん!?」

一方通行「へェ?……あァ、あンときのミニ教師かァ……」

小萌「……まあいいのです!!さっさと出て行ってくださいなのです!!黄泉川先生のデスクはこう行ってこう行ったとこなのですよ!!」

一方通行「へェへェ、邪魔しましたァ」バタン

小萌「」フーフー

上条「なあ土御門、青ピ………転校生ってまさか」

土御門「半蔵、かにゃー」

青ピ「なんや男かいな……」ガックシ
422 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:19:40.34 ID:Xufj0q080
小萌「もう……ここまで待たせる半蔵ちゃんも半蔵ちゃんなのです……さあ!!さっさと入ってきてください!!」

ガラッ

半蔵「すみません!!遅れました!!……ってうおっ!!上条に土御門、それに第ろk……青髪ピアスまで!?」

小萌「知り合いなのですかー?」

半蔵「はい……って!!あのパーティーの時にいたミニ教師!!」

小萌「もう!!失礼なのですよ!!さ、さっさと自己紹介してくださいなのです!!」
423 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:20:18.78 ID:Xufj0q080

半蔵「へいへい……スキルアウトから来ました、服部半蔵でーす。上条くんと土御門くんと青ピくんとは知り合いでーす。宜しくおねがいしまーす」

ざわ……ざわ……

スキルアウトダッテー……カラマレナイカナー……オチコボレカヨ……

上条「」イライラ

バンッ

上条「おい!!みんな止めろよ!!半蔵が一体なにをしたってムグ」

半蔵「いいんだ上条……実際俺はろくでもない生活を送ってきたんだ……非難されて当然だ」

上条「むぐー!!むぐー!!」
424 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:20:47.75 ID:Xufj0q080

小萌「と、とにかく!!過去に何があったかはしりませんが今が一番大事なのですよ!!皆さん半蔵ちゃんと仲良くするのですよ!!」

半蔵「あ、先生」

小萌「なんですー?」

半蔵「俺の席どこ?」

小萌「ふふふ……実は黄泉川先生からのお願いで、『悪ガキどもは固めといて欲しいじゃん』との事ですので……早速席替えなのですよ!!」

ウオオオオオオオオオオッ!!!

小萌「で、新しい席はこれです!」バン

………………………………………………
425 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:21:26.92 ID:Xufj0q080
………………………………………………

上条「……で、固められた悪ガキってのは……」チラッ

土御門「にゃー」

青ピ「なんでボクが……」

半蔵「初っ端から悪ガキ認定かよ……」

姫神「納得。いかない。……でも。いい」

吹寄「どうして私が……」

上条「あー、何というか……不幸だー」

小萌「さあ!!化け学の授業を始めるのですよ!!」
426 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:21:55.08 ID:Xufj0q080
~そのころ~

インデックス「うう……」

自動販売機『可愛いな、アンタ』デーン

インデックス「どうしよう、これは怖いものなんだよ。お金をのむんだよ」

インデックス「でもここ以外に美味しいものはないんだよ」

インデックス「うう……どうしよう。こんなときにひょうかがいればいいんだけど……」

ポン
427 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:22:31.13 ID:Xufj0q080
インデックス「ひょうか!?」クルッ

一方通行「なにやってンだァ?」

インデックス「なーんだ、あくせられーたか……」

一方通行「む、なンだよその言い方ァ。なンだか俺だと都合が悪ィみたいじゃねェかァ」

インデックス「そんなことないけど……」

一方通行「じゃァどォしたのかぐれェ教えやがれェ」

インデックス「かくかくしかじかでごはんが食べられないんだよ」
428 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:23:33.24 ID:Xufj0q080
一方通行「なンだそンな事かよ……」

インデックス「じゃああくせられーたはこの未曾有のピンチをどうやって乗り切るのかな!!教えて欲しいんだよ!!」

一方通行「そンなの山ほど方法あンじゃねェか……そォだな、丁度いい。付いて来い」

インデックス「む、その手には乗らないんだよ!!きっと高額な身代金を」

一方通行「メシを山ほど食わしてやンだが」

インデックス「わーい」

一方通行(三下ァ……ちゃンと『知らない人には付いて行っちゃいけませン』って躾けとけよォ………!!)
429 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:24:01.12 ID:Xufj0q080
~黄泉川宅~

一方通行「ン」ピンポーン

ガチャ

打ち止め「はーいってミサカはミサカは……む!!アナタの後ろにいる白いシスターにミサカはミサカは危機感を覚えてアナタに飛びついてみたり!!」

一方通行「アホか」ピシッ

打ち止め「あう」
430 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:24:30.77 ID:Xufj0q080
打ち止め「……で、そのシスターどっかで見覚えがあるんだけど誰?ってミサカはミサカはこないだヨシカワと一緒に見た昼ドラを思い出しながらアナタに問い詰めてみる!!」

一方通行「……なンてもン見せてるンだァあのニート」

インデックス「……で、ごはんはどこなのかな!?早く食べたいんだよ!!」

打ち止め「……このシスター、ひょっとしてこないだの」

一方通行「ひょっとしなくてもソイツだァ」ヤレヤレ
431 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:24:57.05 ID:Xufj0q080
インデックス「ねえあくせられーた!!この『未元物質オナホール』とかいうのは食べられるのかな!?もし食べられるのなら食べたいんだよ!!」

一方通行「あァ……食べれるンじゃねーの?」

垣根「止めろおおおおおお!!!!」

インデックス「ハムッ!!ハフハフッ!!ハムッ!!イカの味がしてなかなか美味しいんだよ!!」

一方通行「イカ娘だけに、ってかァ?」

イカデックス「あ?」ギヌロ

一方通行「ウソです、すンませン」
432 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:25:28.58 ID:Xufj0q080
打ち止め「シスターちゃん、あそぼ!!ってミサカはミサカは誘ってみたり!!」

インデックス「うん!!」パタパタ

一方通行「あンまり暴れンなよォ」

垣根「……で、どうだった?」

一方通行「あァ?何がだよ」

垣根「半蔵だよ。学校でどんな感じだった?」

一方通行「俺ァ半蔵の野郎とは会ってねェよ。入れ違いになっちまった……代わりにあの変態グラサンと青髪、それに三下とは会っちまったけどなァ」
433 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:25:57.63 ID:Xufj0q080
垣根「……で、お前の目にはどう映ったんだ」

一方通行「……なにがだよ」

垣根「平穏な風景だ……俺もお前も失って久しい風景だろ」

一方通行「別に……」

垣根「本当か?」

一方通行「……」

垣根「本当にあいつらの『光の当たる日常』が、どうでもいい物に思えたのか?」

一方通行「………」
434 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:26:25.42 ID:Xufj0q080
垣根「お前のとこの『グループ』の実質的リーダー……『土御門元春』が、『光の当たる日常』を捨てない理由が少しは分かったんじゃねえのか?」

一方通行「……うるせェよ」

垣根「あん?」

一方通行「うるっせェっつってンだろォ!!……なンだよ、そンな『日常』が羨ましいのはこっちだって一緒なンだよォ……俺だって……俺だって学園都市第一 位の『怪物』なンンかでなけりゃァ日常を楽しンでたンだよォ!!……何にも思わなかったわけねェだろォ……羨ましくて羨ましくて、それでも絶対にあの中に 混じることなンて出来なくて、諦めて、もうこの生活を俺の日常としか送っていくしかねェって決意したンだよォ!!その俺の決意を砕こうとしてンじゃ ねェ!!俺はもうあの中には入れねェ!!だから……だから……!!!」

垣根「……もう無理すんな、一方通行」ポン

一方通行「…………ッ!!!!!」
435 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:26:57.74 ID:Xufj0q080
垣根「お前の気持ちは痛いほど分かる……恐らく、俺がお前以外で一番お前に近い思いをしてんだろう………」

一方通行「垣根……」

垣根「でもだ!!……そうやって諦めてちゃ一向に光なんて見えてこねえ。半蔵だってまともじゃなかった……あいつはあいつなりに、葛藤も苦悩もあったと思 う……でもあいつは、黄泉川という後ろ盾があったとはいえ、やってのけたんだ!!暗部からの卒業を……そりゃ、辛いことも山ほどあるだろう。苦しいこと も、これからは暗部の力……あいつのとってはスキルアウトの力か。それも全く使わずに乗り越えていかなきゃならない……でもアイツにとってそれがどんなに 辛いかは関係ないんだ。どんなに辛くても守り通す決意ができる、それが『光の当たる日常』なんだ!!……俺は数々の悪事を重ねて、一点の救いようも無く暗 部に落ち、それからもどんどん悪事を重ねてきた……でもお前は違う!!打ち止めを守るために何度も戦い、そしてあの三下……いや、お前にとってはもう親友 か。その親友を守るためにも精一杯戦った!!……それでもう『光の当たる日常』に戻る資格は十分だ……俺がお墨付きをやる。喜べ、学園都市第二位のお墨付 きだ。効果はばつぐんだ!!ってな!!……だから諦めんな。光の中に暗部のやつが戻るには、戻るやつにも光の中に戻っても不自然じゃないくらいの明るさが 必要なんだぜ?」

一方通行「垣根………」

一方通行「くっせェ」クッセ

垣根「心配するな。自覚はある」キリッ
436 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:27:31.15 ID:Xufj0q080
垣根「でもほんと……諦めんなよ?黄泉川に頼めばあの高校には入れてもらえるし……お前は俺と違って長点上機学園に籍だってあるんだし」

一方通行「……まァ、ぼちぼち考えとくよ」

垣根「そうか……ま、お前らしい答えで安心したがな」

一方通行「……ありがとよ、垣根帝督」

垣根「ん?なんだ?」

一方通行「なンでもねェよ」

垣根「そうかよ」
437 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:27:59.22 ID:Xufj0q080
打ち止め「おーい!!アナター!!ていとくーん!!ってミサカはミサカはご飯のために二人を呼んでみたり!!」

一方通行「チッ……今行くから待っていやがれェ!!」カチッ スタスタ

垣根「……ありがとう、か……」

垣根「こちらこそ、ありがとうな……一方通行」
438 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:28:25.72 ID:Xufj0q080
~本編に戻ります~

キーンコーンカーンコーン

半蔵「……ぐあー……学校なんて二年ぶりに来たけど結構つかれんだなー……」

上条「はは、そんなもんだよ。……さ、昼休みだし弁当にしようか」

青ピ「ささ、机を寄せるでー!!」ガタガタ

土御門「この席って結構便利だにゃー!!」
439 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:28:53.00 ID:Xufj0q080

上条「あれ、二人とも学食派じゃなかったっけ」

青ピ「ボクの今日の弁当は下宿先のパン屋の子の手作りなんやでー!!」

上条(それってただの昨日の売れ残りじゃねえか)

土御門「俺は舞夏が新作のおかずを考えたって言うから仕方なく持ってきたんだにゃー」

上条(それ昨日舞夏がウチに持ってきたぞ)
440 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:30:03.65 ID:Xufj0q080
吹寄「上条当麻!!私たちもいれなさい!!」ガタガタ

姫神「やっぱり。一緒n」

上条「ああいいぜ、大勢で食べた方がうまいからな」

姫神「……いいもん。勝手に混ざるもん」ガタガタ

土御門「それでは皆さんご一緒に♪」

上条・青ピ・半蔵・土御門・吹寄・姫神「いただきます♪」
441 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/03/29(火) 01:33:45.19 ID:Xufj0q080
ここまでで前編は終了です。ていとくんを予定外に出してしまいました

後編もぼちぼち投下したいと思います(一文字たりとも書けていませんが)

それでは、皆様のリクエストを心待ちにしています!!

また近いうちに来ます

毎日見てるのは見てるんですけどね
445 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:17:13.82 ID:UrQDh8/o0
青ピ「むしゃむしゃ……そういえば、半蔵ってなんで急に学校通おうと思ったん?いままでスキルアウトであの小物みたいなんと一緒に悪いことしてたやろ?」ゴックン

半蔵「あー、それはだな……」

半蔵(言えない……黄泉川に見とれて何言われても肯いてたら知らないうちに手続が終わってたなんて言えない……)

土御門「ま、まあまあ!!言いたくないことも色々あったんだと思うにゃー!!スキルアウトだし!!」

上条(土御門なんか知ってるな、後で訊こっと)
446 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:17:45.70 ID:UrQDh8/o0
半蔵「はは、はは……いやー……それにしても」チラッ

吹寄「」ボイン

姫神「」ビミョン

半蔵「実にいい学校だなあ」ヒソヒソ

上条「だろ?」ヒソヒソ

吹寄「……貴様からは上条達と同じダメ人間の香りがするわ」ギロ

半蔵「こわい」ビクッ
447 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:18:18.21 ID:UrQDh8/o0
姫神「半蔵君は。上条くんとはどうy「そういや、浜面は来えへんのかいな」……いいもん。コロッケおいしいもん」モグモグ

上条「姫神……そ、そのコロッケおいしそうだな!!俺のメンチカツと交換しないか!?」

姫神「いいの?」

上条「あ、ああ!!」

姫神「もぐもぐ……おいしい」

上条「良かったなあ!嬉しいよ!!もぐもぐ……お!!こっちもうまいよ!!」

姫神(上条君。やっぱり優しい。)
448 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:18:51.33 ID:UrQDh8/o0
半蔵「浜面?ああ……アイツは来ないんじゃないかな。アイテムとやらの女の子の世話でいっぱいいっぱいみたいだしよ」

青ピ「浜面……許せん!!」ゴゴゴゴ

土御門(けど、青ピの女っ気のなさは常軌を脱してるぜよ)モグモグ

吹寄「ねえ上条……」

上条「なんだ?」

吹寄「服部も編入してきたことだし、このみんなで放課後遊ばない?その……いやならいいんだけど」ゴニョゴニョ

上条「そうだな……よし!!どうせだし行くか!!」
449 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:19:31.15 ID:UrQDh8/o0
土御門「ん?なんだカミやん、吹寄とデートでもすんのかにゃー?」ニヤリ

吹寄「ぶっ!!」

上条「ち、違いますの事よ!!だから……半蔵の編入祝いでここにいるみんなで放課後遊ばないかって事だよ!!」

青ピ「お、それええやん!!」

姫神「それは。いい案。」

半蔵「いいのか?」

上条「いいんだって!!ほら、なんてったってバカは増えた方が面白いしな!!」

吹寄「ふう……ΔフォースがДフォースに変わりそうね」

ガラッ

黄泉川「こらあバカども!!いつまで飯食ってるじゃん!!みんなとっくに運動場出てるじゃんよ!!」

一同「ひええ」
450 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:19:57.55 ID:UrQDh8/o0
上条(ん?てことは……)

土御門(会話に夢中で気付かなかったが……)

半蔵(弁当食ってる俺らの真横で……)

青ピ(女の子たちが……)

男「お着替え!!!!!!!!」ドッ

吹寄・姫神・黄泉川「」ビクッ
451 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:21:01.80 ID:UrQDh8/o0
~放課後・地下街~

青ピ「さ、どこいく?カミやん」

上条「そうだな……まずはゲーセンだろ!!」

姫神「おー」

吹寄「財布の中身は大丈夫なの?上条当麻」

上条「ぬっふっふ、案ずるな、若人たちよ」
452 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:21:39.98 ID:UrQDh8/o0
上条「なんと!!今月は黒子が通い妻になってくれたおかげでまだたーんまりあるのだ!!!!」バーン

姫神「それは。良かったね」ヒクヒク

吹寄「ほんとね。良かったわね。優しい彼女さんで」ヒクヒク

上条「ふふふ、そうだろー」

青ピ「てい!!」ボコッ

土御門「もげろ!!」ガスッ

半蔵「人類の敵!!」ボカッ ドコッ

打ち止め「わーい!!ってミサカはミサカは」ビリビリ

上条「いてえええええええ!!!な、なにしやがるんだテメェらあ!!!ていうか一人明らかに能力者まじってたよね!?それも電流操作系の!!」
453 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:22:12.64 ID:UrQDh8/o0
打ち止め「なんだか楽しそうだったから混ざってみたのだ!!ってミサカはミサカは自分のお祭り気質をアピールしてみたり!!」

青ピ「なんや、打ち止めちゃんか……」

土御門「……てことはこのへんに」

一方通行「すンませーン、うちのチビがご迷惑を……って三下どもォ!?」

半蔵「……セロリ降臨っと」
454 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:22:41.66 ID:UrQDh8/o0
上条「一方通行、なにしてんだ?」

一方通行「見りゃ分かるだろォ……?」

打ち止め「ちんぽ!!」

一方通行「さンぽだろォォォォォォ!!!なァァァァにぬかしてンですかァウチの打ち止めちゃンはァァァァァァァァ!!!!!」

上条(うほっ)

青ピ(なかなかええんやでー……)ムクムク

土御門(これだ……これを舞夏に)

半蔵(小さい子は何言っても許されるからいいよなー……)ウンウン
455 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:23:11.23 ID:UrQDh8/o0
打ち止め「間違えちゃった!!ってミサカはミサカはすぐに自分の間違いに気付いてみたり!!」

一方通行「ふゥふゥ……おいそこの青ピ」ギヌロ

青ピ「な、なんや」マエカガミ

一方通行「……それ毟り取るぞォ」ボソッ

青ピ「ひいっ!!」
456 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:23:41.05 ID:UrQDh8/o0
打ち止め「じゃあねー!!ってミサカはミサカはお別れの挨拶をしてみる!!」

一方通行「チッ、さっさと行くぞクソガキ」コツコツ

打ち止め「ばいばーい!!」ブンブン

上条「」バイバイ

姫神「……」

吹寄「……上条?」

上条「」ビクッ
457 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:24:20.22 ID:UrQDh8/o0
吹寄「……貴様は中学生とは付き合うわ、幼女からはビリビリされるわ……」ボキボキ

上条「」ダラダラ

吹寄「真性のロリコンの方だったのかあああああああ!!」

上条「吹寄おでこDX!?ちょっと待tt」

ゴッチン

上条「」キュー

吹寄「ふう……さ、行きましょ。時間がもったいないわ」

半蔵(すげえ……あの駒場を殺した第一位さえ倒した上条を倒しやがった……)

土御門(改めて吹寄には逆らわないようにしよう)

青ピ(ええなーカミやん……ボクもロリコンになればあんなことやってもらえるんかいな)

姫神(出て行くタイミングを。逃した。)
458 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:24:49.54 ID:UrQDh8/o0
~一通り遊び倒したバカ一行~

上条「ふう……今日は楽しかったな!!」

土御門「半蔵のPSI-missingは傑作だったにゃー!!」

吹寄「あー……楽しかった……じゃあ私たちこっちの寮だから!」

姫神「ばいばい」

半蔵「ああ、ばいばーい」

青ピ「ばいばーーい!!……んな行こか、半蔵」
459 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:25:19.75 ID:UrQDh8/o0
半蔵「え?青ピはあっちの寮じゃないのか?」

青ピ「ボクぁパン屋さんに寝泊りしてるんや……そこの制服がそらもうメイド服にそっくりでな!!誘波ちゃんのおっぱいといったらもう……!!」ワキワキ

半蔵「メイド服か……今度よらせてもらうよ」

青ピ「おう!!いつでも来てな!!店長に頼んでそうやな……二倍で売るように言うとくから!!」

半蔵「割引じゃねえのかよ」
460 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:25:47.98 ID:UrQDh8/o0
青ピ「半蔵はどこの寮なん?」

半蔵「あー、俺は一方通行のとこ」

青ピ「……それ以外にはだれが住んでんの?」

半蔵「垣根帝督」

青ピ「以外!!」

半蔵「……言わなきゃダメ?」

青ピ「ダメ!!全員!!補足説明もつけて!!」

半蔵「……はあ、分かったよ……殴るなよ?」

青ピ「……」
461 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:26:14.76 ID:UrQDh8/o0
半蔵「まずは黄泉川……当然お前も知ってるだろ?巨乳でちょっと危険で……でも優しくて……簡単に言うと俺の嫁だ。そんで芳川……元研究員らしい。一方通 行の絶対能力者進化計画の研究員だったけど、計画の中止に伴ってリストラされてニートになったみたいだぜ。中々の美人で、黄泉川ほどじゃあないがスタイル もいいな。うん。スレンダーな感じだ。そんで打ち止め……説明いらねえだろ、さっきの幼女だよ。ちなみに俺に幼女趣味はないからうまく説明はできねえぞ。 そんで最近急に一方通行がつれてきたのは……なんつったかな、そうそう番外個体だ。なんかひねくれたヤツでなあ……ま、みたところ一方通行に気があるみた いだぞ、顔は第三位のクローンだから想像つくだろ。あ、でも個体的に高校生ぐらいの年齢を前提に作られたみたいだぞ。うん。だからあの第三位からは想像つ かないくらい巨乳だし……まあ黄泉川には敵わないがな。うん。……まあ今の同居人はそんなとこだけどなんか質問ある?」

青ピ「」プルプル

半蔵「あり?どったの青ピ?ほらほら……擬人化青ピたん萌えー」

青ピ「お前のお肌の水分抜き取ってカラッカラにしちゃるーーーーー!!!!!」

半蔵「止めろおおおお!!!」

それから追いかけっこは二時間続きましたとさ
462 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:27:12.74 ID:UrQDh8/o0
~黄泉川宅~

半蔵「ただいまー……」

黄泉川「遅いじゃん!!とっくに完全下校時刻すぎてるじゃんよ!!」

半蔵「すまねえ……けど疲れたー……」

黄泉川「……まあ、犯罪犯して拘置所にブチ込まれるより全然マシじゃんよ。味噌汁あっためようか?」

半蔵「ああ……悪いな」

黄泉川「なに、生徒のために働くのが教師じゃんよ」
463 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:29:02.03 ID:UrQDh8/o0
黄泉川「……それで、どうだったじゃん?」

半蔵「なにが……」

黄泉川「学校じゃん。光のあたる生活なんて久し振りじゃん?」

半蔵「……」

黄泉川「やっぱり小萌センセに預けりゃ間違いないじゃん。上条たちはどうだったじゃん?」

半蔵「ああ……」

半蔵「楽しかったよ……どうして昔の俺はあんな生活を捨て去ってしまったんだろうな」

黄泉川「……それはお前のせいじゃないじゃん」

半蔵「……」
464 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:30:12.29 ID:UrQDh8/o0
黄泉川「悪いのは……無能力者だからって落ちこぼれてるなんて馬鹿げた感覚で接してきた私たち教師じゃんよ……だから私たち教師には、お前たちスキルアウトをこうしてもとの生活に戻してやる義務があるじゃん……それで償いになるとは思えないけどね」

半蔵「……ありがとよ」

黄泉川「……こちらこそ」

半蔵「学園都市に来たときから、黄泉川が近くにいたら……こうはならなかったかもしんねえ……それに、こうして俺が上条たちと楽しくやれたのも黄泉川のおかげだ……本当にありがとう」

半蔵「黄泉川は、俺の理想の教師だよ」

黄泉川「……嬉しい、教師として最高の誉め言葉じゃん」

半蔵(いつか……教師としてじゃなくて)

半蔵(最高の誉め言葉……いや、最高の言葉をお前にささげてやるよ……黄泉川)

第五話・完
 
465 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/01(金) 20:35:37.55 ID:UrQDh8/o0
えー、以上で第五話終了となります。

いかがだったでしょうか

さて、業務連絡です

リクエスト数が一件で、迷うことなく>>410の案を使わせていただきたいと思います

そんで七話で絹旗旅行編を完結させたいと思っています

第六話の構成が決まり次第また来ます

それでは、また
467 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/04/07(木) 00:16:36.99 ID:Zz2HXlX60
すみません!!ゴタゴタしてて遅くなりました!!

第六話

登場人物

シェリー

アニェーゼ

ルチア

オルソラ

神裂

アンジェレネ(名前だけになるかも)

絹旗(名前だけになるかも)



こんな感じです

遅くなってスミマセンでした……

近いうちにまた来ます
483 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:09:06.32 ID:3h0tp33u0
こんにちは、>>1です

みなさん……ありがとうございます、再開させていただきます

さて、先ほどようやく第六話を書き終えました!!

早速投下させていただきたいと思います

前半を一ヶ月前に書いて、後半をさっき書いたのでgdgdですが、第七話まで勘弁してください…

それでは、投下します

長らくお待たせして、本当にすみませんでした
484 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:10:15.49 ID:3h0tp33u0
~イギリス・必要悪の教会女子寮~

ワーワー 

シェリー(彫刻中)「ったくうっせえな……学園都市ってのは夜は静かにするってのを教えてないのかしら……」コツコツ

シェリー「まあ、日本とここじゃあ九時間の時差があるから寝付けなくてもしゃあないといえばしゃあないのかも知れないわね」コーンコーン

シーン

シェリー「やっと静かになったか……」コツコツ

シェリー「はーあ………」コンコンコンコン
485 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:10:44.11 ID:3h0tp33u0
コンコン

シェリー「……」コンコンコンコン

コンコン

シェリー「……」コツコツコツコツ

コンコン

シェリー「……」

コンコン

シェリー「だあああああ!!!!もう!!!うっせえなあ!!誰なのよこんな時間に……」

ガチャ

アニェーゼ「し、失礼しまーす」
486 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:11:24.85 ID:3h0tp33u0
シェリー「なんだよ……元ローマ正教じゃねえか……どうした?」

アニェーゼ「あのう……」

シェリー「……」

アニェーゼ「そのう……」

シェリー「……」

アニェーゼ「実はぁ……」

シェリー「さっさとしゃべれよ!!!!こっちだって時間ないのよ!!!」バン

アニェーゼ「………れば」

シェリー「あん?」

アニェーゼ「美味しい紅茶とクッキーがあればとっととしゃべれる気がします」

シェリー「よし、帰れ」ズルズル
487 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:12:04.26 ID:3h0tp33u0
アニェーゼ「じ、冗談ですって!!イタリアンジョークってやつですよ!!」

シェリー「……で?なんなのよ」

アニェーゼ「……学園都市から一人ガキがアンジェレネを訪ねてきたでしょう?」

シェリー(お前とおんなじ位の歳だろ多分)

アニェーゼ「そんで、学園都市にいる上条当麻は彼女と宜しくやっちまってんのかなーって……」

シェリー「………で?」

アニェーゼ「へ?」
488 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:12:31.54 ID:3h0tp33u0
シェリー「それを私に言ってどうなんの?」

アニェーゼ「だ、だから……」モジモジ

シェリー「トイレならあっちだぞ」

アニェーゼ「ち、ちがいます!!その……」

シェリー「……」イライラ

アニェーゼ「そ、相談にのって欲しいんですよ!!」

シェリー「………」

シェリー「………は?」
489 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:12:58.52 ID:3h0tp33u0
アニェーゼ「だからっ………!!」

シェリー「い、いや。理解はできてるんだけど……なんで私?」

シェリー「この女子寮、もっとそんな話ができるヤツがいるだろう……」

アニェーゼ「……この女子寮の人間はみんな上条当麻に惚れちまってますからね……話にならねえんですよ」

シェリー「……ああ」

アニェーゼ「あの……」

シェリー「………」

アニェーゼ「ダメ……でしょうかね……」ウルッ

シェリー「……チッ……話してみろよ」
490 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:13:27.90 ID:3h0tp33u0
アニェーゼ「ほ、ホントですか!?」

シェリー「ああ………それから、泣き落としなんかは女にやると逆効果だから。覚えとけ」

アニェーゼ「はい!!」

シェリー「…………」

アニェーゼ「…………」

シェリー「…………」

アニェーゼ「…………」

シェリー「いや、なんか喋れよ」

アニェーゼ「あのう……そのう……」

シェリー(なにこのデジャヴ)
491 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:14:00.32 ID:3h0tp33u0
アニェーゼ「突然ですけど、私ってドSなんですよね」

シェリー「本当に突然だな……まあ知ってるけど」

アニェーゼ「それでですね……以前上条当麻とオルソラ教会で戦ったときがあんですけど」

シェリー「ほう」

アニェーゼ「そのときにこの蓮の杖で結構彼を苦しめたんですよね」

シェリー(……嫌な予感)

アニェーゼ「そっ!!そのときの彼のあの悶絶する顔………最も苦手とする座標攻撃ばっかり喰らって、もう手も足も出なくなっちまったときのあの………ああん、思い出しただけでなんだか体g」

シェリー「さっさと風呂入ってオナニーして寝ろ」ポイッ

アニェーゼ「あん」

ガチャ

シェリー「ふー………」
492 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:14:27.08 ID:3h0tp33u0
シェリー「……紅茶でも飲むか」

コポポポポポ

シェリー「………」ズズズ

シェリー「……あの金髪グラサンから教えてもらった日本風の飲み方って……下品だけど飲みながら冷ませてなかなかいいわね」ズズズ

コンコン

シェリー「………」ズズ

コンコンコンコン

シェリー「…………」ズズズズ

コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン

シェリー「だああああ!!もう!!!分かった!!分かったからもうノックすんじゃねえ!!」

ガチャ

ルチア「夜分にすみません……」ススス

シェリー「……用件は」
493 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:15:04.03 ID:3h0tp33u0
ルチア「あのう……そのう……実はぁ……」

シェリー(なにこのデj(ry

シェリー「……相談にでも乗って欲しいの?」

ルチア「はうっ……ど、どうしてそれを……」

シェリー「……実家に『相談に乗って欲しいときのシスターの反応』って本があるんだよ」

ルチア「はぁ……世の中には聖書以外にも興味深い書物があるんですね」

シェリー(信じやがったぞコイツ)
494 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:15:58.61 ID:3h0tp33u0
ルチア「実は……アンジェレネを訪ねてきた学園都市の少女がいるんですけど」

シェリー(そんなとこから話さなくたってこの寮にいる全員が知ってるだろ)

ルチア「それでその少女を見てたら上条当麻を思い出してしまいまして……」

シェリー(日本といえばスルメだな。あー、スルメ食べたい)

ルチア「上条当麻は今ごろ彼女の方と……って聴いてます?」

シェリー「聞いてる聞いてる……紅茶飲むか?」

ルチア「いただきます」

コト

ルチア「………」スウ

シェリー「………」ズズズ

ルチア「……下品ですよ」
495 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:16:32.78 ID:3h0tp33u0
シェリー「何言ってんだ……これがジャパニーズ・チャノユだ」

ルチア「はぁ……」

シェリー「上条当麻だって、こうやって飲んでたぞ?」

ルチア「!!」

ルチア「ずぞぞぞぞぞぞぞzがぼっ!!げほっ!!ごほごほ……」

シェリー(バカだろコイツ)

ルチア「さ、さすが…ゴホッ……神秘の国ニッポン…ゲホッゴホッ……や……やはり私たちには…ガホッり、理解できないことが……」

シェリー「落ち着け」
496 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:17:04.31 ID:3h0tp33u0
ルチア「ゴホゴホ……ふう、やっと落ち着きました」

シェリー「……で、相談ってのはどうなったんだよ」

ルチア「へ?………あ、ああ!!そうでした!!私はここへ相談に来たんでした!!」

シェリー(帰ってくんないかなー……バカが移りそう)

ルチア「コホン……私、上条当麻にそげぶされてないんですよね」

シェリー「え?されてなかったっけ」

ルチア「結局私との対決は引き分けに終わったんですよ。シスターアンジェレネがへまをしましたから」

シェリー(何気に強いんだなこいつ)
497 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:17:59.88 ID:3h0tp33u0
ルチア「それでですね……私、上条当麻にそげぶされたいんですよ」

シェリー「……はい?」

ルチア「最近毎日のようにそげぶされる夢をみるんですよねー……ほら!!あっちにもそげぶこっちのもそげぶ……ああ!!ここはグレートブリテン島じゃなくグレートそげぶ島……エリザベス女王ならぬそげザベs」

シェリー「そげぶ」ガツン

ルチア「あうっ」カクン

シェリー「全く……ん?」

ルチア「すやすや……その幻想をぶち殺す………アッー」スヤスヤ

シェリー「…………」

シェリー(コイツとはしばらく関わらないようにしよう)ウン
498 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:18:41.28 ID:3h0tp33u0
~ルチアを部屋まで運んで帰ってきたようです~

シェリー「くそ……重かった……はあ」ドサッ

シェリー「はっ!!彫刻が全然仕上がってないじゃない……」

シェリー「……ったくもう、上条当麻め……今度会ったらただじゃおかねえからな」

シェリー「はあ……この彫刻もダメね。魂が途切れてしまった……」グシャ

シェリー「………」ガツンガツン

コンコン

シェリー「……………」ガンガン

コンコン

シェリー「……………っ」ゴツン ガキン グチャ
499 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:19:23.10 ID:3h0tp33u0
コンコン

シェリー「」フーフー

コン……コ………ン…………

シェリー「……………」

……………ッ

シェリー「…………?」

……………グスッ

シェリー「………」ソー←ドアに耳をつけてる

グスッ……エグッ………ド……ドウセワタシナンカ………ドウダッテイインダ………

シェリー「あああああああ!!!もう!!!!わーかった!!分かったからもう泣かないで!!!」ガチャ
500 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:19:59.59 ID:3h0tp33u0
神裂「ひっく…ひっく…」

シェリー「ほれ。日本茶」コトッ

神裂「グスッ……あ、ありがとうございます……」ズズッ

シェリー「……で?上条当麻がどしたって?」

神裂「えっ」

シェリー「えっ」
501 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:20:31.56 ID:3h0tp33u0
神裂「ど、どうして私が上条当麻の事について相談しにきたことをあなたが知っているのですか!?」

シェリー「えーと……超能力だ」

神裂「はいっ!?ま、まさか学園都市で能力開発を………」

シェリー(そういやこの世界には本当に超能力ってのがあったんだった……ちっ)

シェリー「うそうそ……ほんとはだな……えーと、今日の星占いで神裂が上条当麻の事で相談に来るでしょうって出てたんだよ」

シェリー(あ、ミスった)

神裂「はあ……まあ、星占いなら仕方ありませんね……」

シェリー(どうやら必要悪の教会にはバカしかいないようです本当にあr(ry
502 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:21:04.47 ID:3h0tp33u0
神裂「実は……」

ガチャ

シェリー(ノックなし……だと……?)

五和「あのー……」ヒョッコリ

神裂「あっ」

五和「あっ」

シェリー(盛り上がってまいりました)
503 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:21:41.36 ID:3h0tp33u0
五和「プ……女教皇様!?どうしてこのような辺鄙な場所に……」

シェリー「もっぺん言ってみ?あぁん!?」

神裂「き、気分転換ですよ!!たまには殺風景なのもいいでしょう」

シェリー「おいこらなに言ってんだこの太もも露出痴女野郎コラ」

神裂「そういう五和こそ、どうしてこのような肥溜めのような場所に来たのですか?」

シェリー「おい極東宗派」

五和「わ……私だってたまには掃溜めの中の鶴の気分を味わってみたかったんです!!」

シェリー「いっぺん黙れ」チャッ←学園都市製非金属ピストル

極東宗派「ごめんなさいなんでもありません生きててすみませんでした」

シェリー「……よろしい」
504 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:22:47.14 ID:3h0tp33u0
~なんやかんやで~

シェリー「……で結局二人とも上条当麻が諦められなくてどうしたらいいか分からないから私のところに相談に来た……と」

五和「はい」

神裂「恥ずかしながら……」

シェリー「ったく、どいつもこいつもオランダも上条当麻上条当麻って……」ボソッ

五和「え!?」

神裂「今なんと!?」

シェリー「なんでもねえよ」

五和「いや……どいつもこいつも、までは理解できたのですが……」

シェリー「」

神裂「その後の風車が名物の国家名をいきなり呟いた理由……がよく理解できないのですが」

シェリー「」

五和「ねえ!!オランダってなんですか!?まさかとは思いますがシャレ……ではないですよね!!シェリーさんは知的な方ですし、そんなクソ面白くないシャレを言うとは思えませんし、それにシャレを言うならもっと面白いシャレを言いますもんね!!」

シェリー「………」

神裂「で、あの国土の2/5の標高が海面よりも低い、あの国家名称にどういった意味がこめられているのでしょうか!?」

シェリー「おまえら嫌い。あっちいけ」
505 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:23:40.50 ID:3h0tp33u0
シェリー「」ズーン

五和「ほ、ほら……冗談ですよ!!マイケルジョーダンです!!」

神裂「そ、そうですよ……私たちはなにもあなたのクソ面白くないセンス×のもう消えたほうがいいだろお前ってレベルのろくでもないシャレなんて全く気にしてませんから!!」

シェリー「お前今までよく知人に後ろから鋭利な刃物のような物で刺されずに生活できたな」

神裂「???」

シェリー「……はあ、もういいよ。話聞いてやる」

五和・神裂「ありがとうございまーす」

シェリー(なんかさっきからアタシのストレスがやべえ)
506 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:24:19.48 ID:3h0tp33u0
五和「で、では女教皇様から……」

神裂「い、いえいえ、五和こそ……」

シェリー「……」

五和「いえ!!天草式のトップを務める女教皇様に是非権利を」

神裂「いえいえ……五和、大和撫子には奥ゆかしさが必要なのです!だから五和にお譲りします」

シェリー「……」イライラ

五和「いえいえしかし……」

神裂「いやいや、五和が……」

シェリー「」プチン

シェリー「もうお前ら帰れ。寝る」ゴロン

神裂「あああああ!!!ち、ちょっとまってください!!!」

五和「そうですよシェリーさん!!ちょっと神裂さんじゅうはっさいがトチ狂っただけじゃないですか!!」

神裂「五和?」ギロ

五和「生きててすみませんでした」

シェリー(五和……恐ろしい子!!)
507 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:24:56.21 ID:3h0tp33u0
五和「あ、あのう……シェリーさん」

シェリー「なんだよ……さっさと言え」

五和「あのう……もう!!ぶっちゃけて言います!!」

シェリー「……」

五和「シェリーさんって丑の刻参りとか知ってますか?」

シェリー「……まあ、聞いたことはあるけど」

五和「ぶっちゃけ、呪術とか得意でしょ!?」

シェリー「……まあ、魔術師だしな」

五和「じゃあ………」

五和「白井黒子さんを呪い殺してくれませんか!?」

シェリー「」

神裂「」

海原「」
508 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:25:31.06 ID:3h0tp33u0
シェリー「ん?」クルッ

「」

シェリー(誰かいたような……)

五和「ちょっと!!きいてますか!?」

シェリー「あ、ああ……聞いてる、聞いてる……白井黒子を呪い殺したいんだrっていいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」

五和「」ビクッ

シェリー「え!?だって白井黒子……つまり上条当麻の彼女をのrいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」

神裂(ヤンデレktkr)
509 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:26:00.19 ID:3h0tp33u0
五和「だって……私の上条さんを盗ったんですよ……?許せない赦せない許せない赦せない許せない赦せない許せない赦せない許せない赦せない許せない赦せな い許せない赦せない許せない赦せない許せない赦せない許せない赦せない許せない赦せない許せない赦せない許せない赦せない許せない赦せない………」

シェリー「いやいや!!ヤンデレ化は第二部で決着ついたんじゃなかったの!?」

神裂(……シェリーさん)コソッ

シェリー(なんだよ)ボソボソ

神裂(確かにあの学園都市の能力者によるヤンデレ化の幻想はあの時にぶっ殺されましたが……)

シェリー(ふんふん)

神裂(……五和が元からヤンデレだったの忘れてました、てへっ☆彡)

シェリー「こんの年増があああああああああああ!!!!!!!」

五和「なんですか?」

シェリー「なんでもない、ただの妄言だ。聞き流せ」
510 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:26:26.37 ID:3h0tp33u0

シェリー「てめえはこの犯罪者予備軍を連れてさっさと極東に帰りやがれええええ!!このイエローモンキーがああああああ!!!!」

神裂「な、なんだってーーーーー!!!」

五和「コロスコロスコロスコロス……」

ポイポイッポーイ

バタン
511 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:27:11.23 ID:3h0tp33u0
シェリー「……ったく……!!」

シェリー「目が冴えてしまった……」コツコツ

シェリー「……猫も杓子も上条当麻上条当麻って……そんな話、私にされても困るんだよ」コツコツ

カツン!!

シェリー「私だって……気持ちを堪えてんだよ……!!」

~覗き穴~

オルソラ「おやおや、またライバルが増えたのでございますよ……ふふっ」

後日、エリス少年の像とはまた別のとある少年の像が、彫刻家・シェリー=クロムウェルの仕事場に飾られたのはまた別のお話

~第六話・完~
512 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:31:09.02 ID:3h0tp33u0
第六話・番外編

海原「はわわわ……、白井黒子の名前が出そうな雰囲気を感じ取ったので、これは御坂さんにも影響を与えるかも知れないと思ってイギリスまで行ってみましたが……これは……」

海原(黒子死ぬ→上条独り身→美琴が上条を慰める→上条、美琴の優しさに触れ、美琴に告白→美琴OK→ギシギシアンアン)

海原「のおおおおおお!!!ダメっ!!ダメです!!えっちなのはいけないと思います!!」

海原「これはなんとしても阻止しなければ……でもどうすれば……」
513 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:32:37.60 ID:3h0tp33u0
海原「うーん……」

海原「うーーーーーーーん……」

海原「とりあえず、全裸で常盤台の寮に入る事にしましょう。そうだ。それがいい」



きゃー………
514 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:35:10.31 ID:3h0tp33u0
~グループ・仮眠室~

一方通行「オイ海原」

海原「はい、なんでしょう?」

一方通行「これテメェのせいだろ」ガサッ

新聞『常盤台の学生寮に理事長の孫が全裸で乱入……海原少年を逮捕』

海原「」ギク


515 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:37:37.45 ID:3h0tp33u0
土御門「いくらエツァリってのがバレなかったからってこれは流石に酷いと思うぜい……」

海原「」ダラダラ

一方通行「しかもよりにもよって常盤台の寮って……何考えてンだテメェ」

海原「………ふ。ふ。ふふふふ……」

一方通行「何がおかしいンだテメェ」

516 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:45:12.80 ID:3h0tp33u0
海原「そうですよ!!コレは自分がやりましたよ!!」

土御門「開き直りやがったぜい」

海原「しかし……しかしですね!!自分だけじゃあないんですよ!!」

一方通行「ハァ?」

海原「どうせ……どうせ一方通行さんは幼稚園や小学校に全裸で乱入したことがあるはずですし、土御門さんは繚乱家政女学校にそれをしたことがあるはずです!!結漂さんだって託児所あたりにしてたっておかしくないんじゃないですか!?」

一方通行「するわけねェだろバカ」

土御門「神聖なメイドを汚してなんになるんだにゃー。それに結漂だって流石にそんな真似はしないぜよ」

海原「ぐぬぬぬ……そ、そういえば結漂さんはどこにいるんですか!?」

一方通行「案内人の仕事とか言ってたが……そろそろ帰ってくンじゃねェか?」

土御門「帰ってきたら一緒に笑ってやるぜい」

テレビ『そ、速報が入りました!!』

一方通行「ン?」
518 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 16:56:51.72 ID:3h0tp33u0
テレビ『ろ、露出狂が第十三学区内の幼稚園に現れたそうです!!』

土御門「……もしや」

テレビ『犯人は女で、霧ヶ丘女学院のブレザーを羽織っていたそうです。いきなり空間移動系と思われる能力で出現し、おもむろに服を脱ぎだし、「いい子 ねー……ハアハア」等と呟きながら泣き叫ぶ男子園児の性器を弄んだもようです。警備員の駆けつけた頃には既に前述の能力による脱出を遂げており、今も逃走 中とのことです。なお、襲われた田中一郎君(5)は、精神的にかなりのダメージを負っており、木原数多小児病院で治療中とのことです。学園都市統括理事会 では今回の事態を重く見ており、ショタコン禁止令の……』

一方通行「………」

土御門「………」

海原「………ね?」

その後、統括理事会ではショタコン禁止令の制定が可決されたが、親船最中と統括理事長アレイスターの強い要望により否決されたとかされなかったとか

第六話・番外編~完~
 
519 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/21(土) 17:00:14.70 ID:3h0tp33u0
ここまでです。

番外編は即興で考えて書きました

本当に間を空けてすみませんでした……

これからはなるべく早く投下します

もし投下が無くても、打ち切りは必ずしませんので……

それはそうと、>>1はブラウザをIE8からGoogle Chromeに変えたんですが……いいですね、サクサクいきます

それでは、長らくお待たせしてすみませんでした

次回は絹旗を学園都市にお返しします!!

525 : ◆asJU3gh8ZA [saga]:2011/05/22(日) 23:05:01.33 ID:QCnzBfV70
~とある学校(スクール)の日常風景(サバイバルライフ)~

垣根「暇だわー……」ゴロゴロ

心理定規「暇なら桃鉄しましょう」

垣根「そーだなー……」

テッテッテッテーテッテッテッテー

桃鉄『メルヘン社長!!売れる物件がありません!!』

垣根「………」

心理定規(キングボンビーとキングデビルが六匹ついてる……)

桃鉄『ハート社長が総資産一億円一番乗り!!』

心理定規「あら♪」

垣根「……止めた」

心理定規「ちょっと待ちなさいって……あと一年で終わるでしょ」

垣根「んなこと言ったって……」

心理定規「まあまあ、すぐに持ち直せるわよ……ちょっとトイレ」

パタン

垣根「………行ったか?」

垣根「……北海道のこの山のアイコンだったよな……」ピロリン

桃鉄『メルヘン社長!!女湯ですよ!!』

垣根「ぬふふ」

心理定規「………帝督?」

垣根「」ビク

心理定規「負けてるのに随分と余裕ね」ニッコリ

垣根「いやこれは」

心理定規「さようなら」パタン

垣根「………うっ……ふう……まあ、すぐに帰ってくるだろ」ツヤツヤ

その後、心理定規は一週間帰ってこなかったとか帰らなかったとか
528 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/24(火) 22:55:08.85 ID:5xdP7oqf0
こんばんは、>>1です

しばらく遠のいていたせいか、全く七話の構成が思い浮かばない……

てことでまた短編を投下していきたいと思います
529 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/24(火) 23:16:10.75 ID:5xdP7oqf0
一方通行「あー……めンどくせェ……」チマチマ

打ち止め「一体何やってるの?ってミサカはミサカは好奇心のかたまりになってみたり!!」

一方通行「つまみ食いの罰として芳川の内職手伝わされてンだよ……袋貼りィ」

黄泉川「いいことじゃん。お駄賃もでるし」

一方通行「一袋(百枚)三円だぞ……?」

打ち止め「がんばってねーってミサカはミサカは薄情にもアナタを見放してみたり!!」

一方通行「くそォォォォォ!!」

一方通行「……ンで、なによりも気にいらねェのはァ……」

上条「」セッセセッセ

一方通行「なンでテメェがいンだよォ!!」バン

上条「いやー……黒子が通い妻になってくれるのはいいんですが、そのせいで同居人の食欲も弊社従来品に比べて300%増しとなりまして」

一方通行(四倍かよ)

上条「それで到底お金が足らず、黄泉川先生にたのんだらこの仕事を教えてもらったわけですよ」セッセセッセ

一方通行(……ンで、こンだけ俺とヒーローに手伝わせといて当の本人はというとォ……)

芳川「ぐー、むにゃむにゃ」

一方通行(……アルティメットニートがァ)

上条「ふー……よし、三千円分終わったぞ」

一方通行「」ホロリ

一方通行「ァー、なンつうかァ……三下ァ?」

上条「なんだよ」セッセセッセ

一方通行「………ときどきでいいから、メシ時は俺に連絡よこせ。ファミレスぐらいになら連れて行ってやるゥ」

上条「ほ、本当か!?」ガタッ

一方通行「あァ……なンだかすごく惨めに見えてきた」

上条「ありがとう……ありがとう……!!」

一方通行(なンだか背中がくすぐってェ)ポリポリ

上条「なにかお礼を……そうだ!!」

一方通行「なンだァ?……ってェ!!耳を噛むなァ!!息をふきかけるなァ!!」

上条「気持ちよくしてやるよ……さあ、一方通行の部屋に行こう」

一方通行「ちょっ……やめっ……あァ……!!!!」

ギィー、バタン

「アッーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

と、いっても少し重めのスキンシップだけですました上条さんであった。

しかし、このときの映像を番外個体が録画していて、その録画されているVHSを打ち止めがカナミンのVHSと誤って(恐らく確信犯と思われる)再生し、その映像がミサカネットワークに流出、ミサカ20000号などの格好の餌食となったのは秘密である

それにしてもこの上条、ノリノリである
530 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/24(火) 23:18:18.75 ID:5xdP7oqf0
以上です。

>>1はホモネタがわりと好きです

これからもちょくちょく書くので、乞うご期待下さい

それでは、また

今度来るときはできれば第七話の構成をひっさげてあらわれたいなあ
532 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/27(金) 23:34:11.91 ID:UcUgd27h0
はぁ……ああ……へぇ……

>>1です……こんばんは

最近リアルが忙しくなってきて全然話を考える暇がありません…


ですが、短編くらいならかんがえられますので……それでご容赦願います……
533 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/28(土) 00:02:52.98 ID:LEE9IHMM0
~とある高校~

吹寄「もぐもぐ」

上条「ふぐう……ふ……吹寄さん……何を食べていらっしゃるので……?」

吹寄「ソイチョイだけど、文句でもあるの?」

上条「いや……ないんだけどさ……」

吹寄「ないんだけどなんなのよ。だいたい貴様は……」

上条「……吹寄」ガシッ

吹寄「な、なんなのよ////」

上条「……それ、余ってねえか……?」

吹寄「……は?」

上条「実は居候の食欲が四倍になってきてまして……それで上条さん、三日も何も食べてなくて……」

吹寄「」

534 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/28(土) 00:03:18.27 ID:LEE9IHMM0
~吹寄脳内会議~

吹寄「……さて、このバカは一体何を言っているのでしょうか?」

青ピ「ええなあカミやん……ボクも居候に食べてもらいたいでー……うっ……ふう」

吹寄「死ね。氏ねじゃなくて死ね」

土御門「恵んでやればいいんだにゃー。そしたらカミやんの中での吹寄株は鰻登りだぜい」

吹寄「それは……そうだけど」

姫神「とりあえず。わたしに話をふってみては」

吹寄「きいてません」

~脳内会議終了~

上条「吹寄さーん?きいてますー?」

吹寄「へ?あ、ああ……聞いてる、いや、聴いてる」

上条「?とにかく余ってないんだったら別にいいんだけど……」グー

吹寄「……しょうがない、これあげるわ」つバナナ味

上条「うおおおお!!あっ、ありがとうございますうう………」

周囲(鉄壁がベルリンの壁に……)

吹寄「……体こわさないように気をつけなさい」

上条「もぐもぐっ!!もぐもぐっ!!ふう……お礼にこれやるよ」

吹寄「何これ?……まりも?」

上条「ああ。父さんが阿寒湖に行ってたらしくてな。でも俺んちに置いてたら居候に食われちまうから」

吹寄(……上条の家では一体どんな居候を飼ってるのかしら)

上条「じゃあ、そろそろ行くわ。ありがとな、吹寄」イケメンAA

吹寄「――――――――!!!」ドキッ

姫神「………負けない」

どうやら上条争奪戦はまだまだ続くようです

~そのころ~

一方通行「はァ……はァ……ったく……一体なンなンですかァ!?」ダダダダ

ミサカ20000号「フヒヒwwww一方通行たんちゅっちゅしたいおwwwwとミサカは正直に心中を吐露します」

ミサカ14510号「一方通行×上条当麻なんて認めません……今から一方通行はミサカと一夜を共にすべきです。とミサカは一方通行に要求します」

打ち止め「どうしてアナタとあの人はじゃれあってるの?ってミサカはミサカは無知を装いつつ質問してみたり!!」

番外個体「ぎゃは」

一方通行「三下ァああああ!!!!アッーーーーーーー!!!!」

~一方通行争奪戦も行われていた~
535 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/29(日) 20:29:39.21 ID:+eybsYRX0
こんばんは!!>>1です!!

ようやく構想が出来上がりました!!

登場人物とサブタイトルをおしらせします!!

短編もネタ切れでつまんないのしかかけなくてすみませんでした……
536 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/29(日) 20:35:05.25 ID:+eybsYRX0
第七話

絹旗最愛の我侭

登場人物

絹旗

アンジェレネ

ルチア

アニェーゼ

シェリー

オルソラ

天草式(予定)

麦野

滝壺

浜面

フレメア(予定)

ローラ

ステイル

打ち止め

一方通行

黄泉川

芳川

番外個体

土御門

結漂

海原



こんだけです。おそくなってすみませんでした

お詫びに海原の短編を置いていきますね(例により、変態です)

537 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/29(日) 20:52:46.27 ID:+eybsYRX0
海原「はあ……暇ですね」ブブブブ

海原「先日の事件のせいで簡単には出歩けませんし」ブブブブ

海原「くっ……自分は一体どうすれば!!」ブブブブ

ショチトル「エツァリお兄ちゃん、頼むから全裸で乳首にピンクローター貼り付けたまましゃべるのやめろ」

海原「ジーザス!!これを禁止されれば自分はどうやって生活していけば!?」ブブブブ

ショチトル「人間として道を踏み外さない程度で性生活は楽しんでくれ。ほんと頼むから」

海原「?」ブブブブ

ショチトル「はずせっ!!」バリッ

海原「あんっ!!」

~エツァリの家~

海原「さて……一体どうしたことでしょうかね」

海原「とりあえず御坂さんにフォルムチェンジしますか……」ゴソゴソ

海原「じゃーん!!御坂さんの垢を集めてつくったこれで……」ブツブツ

御坂(エツァリ)「トゥルリン!!……あー。あー……うーん、なんてビューチフルなヴォイス」

御坂E「さて……鏡を見ながらの●●●ータイムと致しましょうか」

<アッー

御坂E「ふう……」ツヤツヤ

御坂E「さて、しばらく全裸で鏡を見ながら過ごしましょう」

ガチャ

土御門「海原ー遊びにきたz……」

御坂E「」

土御門「」

上条「土御門ーここか?海原の家っt………」

御坂E「」

上条「」

下条「やあ」

御坂E(あ、自分死んだな)
538 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/29(日) 21:07:47.55 ID:+eybsYRX0
土御門「………海原。いや、エツァリ……」

御坂E「」ビクッ

上条「………御坂の皮膚を剥いだのか……」プルプル

下条「」プルプル

御坂E(ええい、ままよ!!)

御坂E「ふ、ふえーん!!怖かったあああ!!」

土御門「」

上条「」

下条「ぬんっ!!ぬんっ!!」

土御門「エツァリ……これ以上罪を重ねるな」

御坂E「ち、違うわよぉー!!いきなり海原光貴にここに連れ込まれて……エグッエグッ」

上条「……それは本当か」

下条「聞き捨てならんな」

御坂E「ほっ……本当よ!!」

上条「そうか……海原のヤツ!!」

下条「刀は鞘に入れないとさびちまうってもんだぜ!!」

御坂E(……あれ?これってひょっとしてさらにやばい状況になってません?)

上条「御坂……辛かったな……安心しろ!!今すぐ俺が海原のヤツをぶん殴ってきてやるからな!!」

御坂E「えっ……で、でもひょっとしたらなんか理由があったのかもしれないし……」

上条「御坂……俺はお前を捕まえて裸にしておくようなやつの事情なんてしらねえ!!必ずあいつの幻想をぶっ殺してやる!!」

下条「そのときは俺もたたかうぞ!!」

土御門(エツァリ……同情するぜy……やっぱしねえにゃー)

御坂E(ヤバイやばいヤバイ……ふふ。これは濡れてきましたよ……もうビッショビショです)

上条「だからな御坂……もう、心配するな!!」ポン

御坂E「え」

土御門「あ」

下条「ん?」

パシュウ!!

エツァリ(全裸)「」

上条「」

下条「oh....負けたぜ」シュルシュル

土御門「」

エツァリ「え……あ……あのー。あれです」

上条「」プルプル

土御門「……プフッ」オソマツ

エツァリ「エツァリアタック!!」ペチョ

上条「……ひ」

エツァリ「ひ?」

上条「その幻想を引きちぎる!!!!!!!」

エツァリ「アッー!!!!!!!」

それからエツァリはカエル顔の医者のところで一ヶ月間入院したとかしなかったとか
539 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/29(日) 21:41:38.59 ID:+eybsYRX0
最近はやってるのを少し

垣根「おい第一位」

一方通行「なンだ三下」

垣根「俺……オムライスが食べられないんだ><」

一方通行「は?」

垣根「だってヒヨコが死んじゃうんだぞ!?かわいそうじゃないか!!ピヨピヨとも鳴かせてもらえないんだぞ><」

一方通行「」ガーン

一方通行「そォか……そォだよなァ……」

垣根「あれ?」

一方通行「ヒヨコだって生きたいに決まってるよなァ……よし!!」

垣根「ど、どうしたんだ?」

一方通行「今からオムライス提供してる店全部潰してくるゥ」

垣根「><」

黄泉川「……バカじゃん」

番外個体「ほんとほんと……うっ!!!」

黄泉川「どうしたじゃん?」

番外個体「ミサカネットワークから負の感情が……!!!!……一方通行」

一方通行「なンだァ?俺ァ急がしい……どォしたンだァ、ピンク色の公衆電話なンて持って」

番外個体「あ~ん!!このケータイ本当にマジでチョームカつくんですけどぉぉお~!」

一方通行「」

黄泉川「」

垣根「><」

540 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/05/29(日) 21:42:04.64 ID:+eybsYRX0
一方通行「ど、どォしたンだァ?」

番外個体「ケータイとか詳しくなくてぇ~!ずっとコレ使ってるんですけどぉ~!使いにくいんですぅ~!」

番外個体「ぷんぷくり~ん(怒)」

一方通行「」

黄泉川「」

垣根「><」

番外個体「orz」

一方通行「あのォ……番外個体さン?」

orz「なんなのよ……こんなのミサカの所為じゃないよ……ミサカネットワークのせいよ……」

orz「第一なによ……ミサカネットワークはこんなことするためにあるんじゃねえっつーの……」

一方通行「………」

orz「殺してよ……いっそ殺してよ……」

一方通行「……ァー、番外個体」

orz「……何よ」

一方通行「携帯……買いに行くかァ?」

番外個体「!!」パァ

黄泉川「……ふふっ」

垣根「><」

番外個体「べ……別に一方通行となんていいい一緒に行きたく……」

一方通行「じゃァやめるゥ」

番外個体「……うっ!!」

一方通行「ン?」

番外個体「行くうう!!ミサカが行くううう!!!!!ミサカも行くうううう!!!!!!!」

黄泉川「……やれやれ」

垣根「><」

一方通行「ケッ……そンでそれが終わったらオムライスの出る店のベクトルをちょちょいっと」

番外個体「それは止めて」

番外個体と一方通行の携帯は、白と黒の色違いになったそうです

打ち止め「……ミサカはミサカは世の中の無常さに嘆いてみたり」
542 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/06(月) 23:08:09.01 ID:uoXjRa+q0
御坂妹「今こそ妹の良さを世に知らしめる時です。と、ミサカは比較的出番の多い妹キャラを説得します」

舞夏「うーん……あたしは義妹だしなー……でも、どうやって知らしめるんだ?」

御坂妹「とりあえず」

ぞろぞろ

舞夏「!?」

御坂妹「学園都市中の妹を集めてきました、とミサカはえへんといばります」エヘン

舞夏「いや……犯罪だと思うぞ……」

アレイ☆「いや……素晴らしい」

御坂妹「誰ですか?とミサカはいきなり現れたおっさんに警戒心をむき出しにします」チャキ

☆「まあまあ。争いは何も生まんよ……それより……ふむ……これだ!!」ポン

御坂妹・舞夏「?」

☆「ありがとうクローンとメイドさん!!私は更なる高みに昇る事が出来た!!さらば!!」ボンッ

御坂妹「けほ、けほ。なんだこのやろう、とミサカは古風な消え方をしたおっさんに怒りの矛先を向けます」

舞夏「変なおっさんだったなー」

~窓の無いビル~

土御門「……で、作ったプランがこれか」

ウエーン ママー

☆「そうだ。素晴らしいだろう?妹専用の保育所だ」

土御門(てゆうかこれじゃただの拉致事件ぜよ……)

ナントカ団体「こらー!!!」

☆・土御門・セロリ「」ビクッ

それから☆はナントカ団体にこっぴどく叱られましたとさ

544 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/12(日) 00:08:19.34 ID:xEg64PQr0
番外個体「なあ、白モヤシ」

一方通行「なンだ耳年増」

番外個体「テメエって黒い羽()だせんだよね。ちょっと出してみて」

一方通行「今は白い羽だァ」

番外個体「緑の羽根は?」

一方通行「出せねェよ」

番外個体「じゃあ赤い羽根」

一方通行「俺は募金団体じゃねェよ」

番外個体「ミサカ、そこは『俺の白い羽()をお前に募金してやるから赤い羽根を出してくれよな』って言って欲しかったな」

一方通行「笑えねェんだよ。あと死ね」

545 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/18(土) 23:54:11.76 ID:evMQ7+bQ0
こんばんは、>>1です。

偉そうなこと言ってたのにおそくなりました……すみません

しかもまだ導入部しか書けていないといった体たらくです……すみません

でも、またほったらかしにするといけないので、今出来てるところまで投下していきますね。

546 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/18(土) 23:56:00.36 ID:evMQ7+bQ0
~イギリス・必要悪の教会女子寮~

絹旗「ん、むー……朝、ですか」ネムネム

アンジェレネ「すやすや…絹旗さあん…」

ルチア「シスター・アンジェレネ……お尻叩きを……むにゅう」

アニェーゼ「うへへへ……上条当麻……逃がしませんよ……うひ」

絹旗「一人超怪しいのが混じってますけど、みんなよくねてますね……」

絹旗「さて……帰る日を延ばし延ばしして来ましたが……いつかは帰らなくちゃいけないんですよね……憂鬱だなあ」

絹旗「でも……今を超楽しめばいいんですよね!!」ムクッ

絹旗「さて、食堂に行けば超みなさんお揃いかもしれませんね」スタスタ
547 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/18(土) 23:56:38.57 ID:evMQ7+bQ0
~食堂~

オルソラ「あら、絹旗さんは朝にお強いのでございますね」

絹旗「まあ、仕事で超早いときもありますからね。おはようございます」

オルソラ「ぐっもーにんでございますよー…都こんぶ食べます?」

絹旗「あ、いただきます」モグモグ

神裂「おや絹旗、もう起きていらしたのですか……寮の枕はいかがでしたか?」

絹旗「ええ、それはもう超ぐっすりと眠らせていただきましたよ」

神裂「それはよかったです」

絹旗(どうして超涙の痕があるんでしょうか)
548 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/18(土) 23:58:25.11 ID:evMQ7+bQ0
アンジェレネ「ふわ……む。……むー」フラフラ

ルチア「シスター・アンジェレネ!!まっすぐと歩きなさい!!それに欠伸だなんてはしたない……」

アンジェレネ「そんなこと言ったって眠いんですもん……あ、絹旗さんおはようございます」

絹旗「おはようございます。ふふ、超いつも通りですね」

アンジェレネ「えへへ……」

ルチア「ちょっとは恥ずかしそうに振舞いなさい!」

アニェーゼ「まあまあシスター・ルチア……小じわが増えちまいますよ」

ルチア「なっ……!!」

アニェーゼ「ほらほら、すごい顔……オードムーゲあげますから塗っちまってください」

ルチア「小じわが増えて……」ヌリヌリ

絹旗(あー……超平和ですねー……すごく)ノビー
549 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/18(土) 23:59:11.90 ID:evMQ7+bQ0
~時間は数日遡って…学園都市~

上条「うむむむ……えいっ!!」ガラガラ

インデックス「がんばるんだよとうま!!」

黒子「気合ですの!!」

コロン

おっさん「はいスカ。ポケットティッシュね」ティシュー
550 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/18(土) 23:59:55.22 ID:evMQ7+bQ0
上条「みろ!!ティッシュだぞ!!」

インデックス「……そんなこと分かってるんだよ」

黒子「ええ、完璧にスカですの」

上条「それでもティッシュだ!!これで使用済みのティッシュを干す生活が終わるんだあああ!!!」

おっさん「……兄ちゃん、このポケットティッシュでよければ箱ごともってきな」ゴトッ

上条「ありがとうございまあああああすうううう!!!!!!」

インデックス・黒子「………はあ」
551 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/19(日) 00:00:29.93 ID:OD8RGpeG0
姫神「私は。できる女」ガラガラ ポト

おっさん「はい、ティッシュね」ティシュー

姫神「……所詮。世の中なんてこんなもの」

上条「……そう気を落とすなよ、姫神」
552 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/19(日) 00:01:00.74 ID:OD8RGpeG0
吹寄「まったく上条ったら……恥も外聞もないのね」ガラガラ

ポト

おっさん「おっ!!二等だね!!」カランカラーン

上条「えっ」

黒子「すごい」

姫神「……悔しくなんかないもん」
553 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/19(日) 00:04:31.31 ID:OD8RGpeG0
吹寄「一体何かしら……」

おっさん「二等はこの健康食品詰め合わせだ!!おめでとう!!」

吹寄「あら、ありがとう……上条、一つあげましょうか?」

上条「いや……いr……この黒豆おせんべくれ」

吹寄「しょうがないわね、ほら」

上条「ありがとうございます!!」

姫神「同じクラスメイトなのにこの扱いの差はなに」

インデックス「そんな事言ってたら居候までしてるのに何も起こらない私の境遇の方が不幸かも」
554 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/19(日) 00:05:03.36 ID:OD8RGpeG0
おっさん「まだ特等は出ていないよ!!!さあさあ奮って回してね!!」

打ち止め「ミサカがやるー!!ってミサカはミサカは奮って回そうとしてみたり!!」

一方通行「テメェは福引券持ってねェから回せねェンだよ。あきらめやがれェ」

打ち止め「やだやだ!!ミサカやりたいー!!ってミサカはミサカは駄々をこねてみたり!!」

一方通行「しつけェなァ……」

上条「あのー……」

一方通行「あン?……なンだ、三下かよ。なンか用か?」

姫神「九日十日」
555 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/19(日) 00:05:40.76 ID:OD8RGpeG0
上条「補助券が二枚余ってて後三枚で回せるんだが……いるか?」

一方通行「いらねェよ。後三枚いるンだろォ?」

吹寄「あら、私も二枚余ってるから…良かったら差し上げますよ?」

上条「……だって。どうする?」

打ち止め「貰う!!!ってミサカはミサカは券を受け取ろうとしてみたり!!」

一方通行「止めとけェ。後一枚が手に入らなくて余計切なくなるパターンのやつだァ」

打ち止め「でもでもー!!ってミサカは……ミサカは……ぐすっ」

おっさん「仕方ないなあ……一枚オマケしてあげるから、お嬢ちゃん回しな」

打ち止め「ホント?ってミサカはミサカはわーい!!!!!」

一方通行「チッ……ありがとよ」

上条・吹寄「いえいえ」

インデックス(なんか……)

姫神(私たち……)

黒子(空気になってる気がしますの……正室なのに)
556 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/19(日) 00:06:30.45 ID:OD8RGpeG0
打ち止め「えいっ!!」ガラガラ

ポトン

上条「お?」

おっさん「こ、これは……」

カランカランカラーン!!!

おっさん「特等だー!!!!イギリス五名様五日間の旅、大当たりー!!!!!」

打ち止め「わーい!!!!!!ってミサカはミサカはわーい!!!!」

一方通行「ケッ……テメェらの券で当たったンだァ。テメェらで行けェ」

上条「いや、遠慮しとくよ」

吹寄「券を用意したのは私達でも、実際に引き当てたのはその女の子だしね」

黒子「そうですの」

インデックス「そうなんだよ」

姫神「……」
557 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/19(日) 00:08:05.03 ID:OD8RGpeG0
一方通行「ホントにいいのかァ……?」

上条「一方通行らしくないなあ。いいって言ってんだから、楽しんでくるといいさ」

一方通行「……土産は意地でも買ってくるからなァ!!」

上条「へへ、期待してるぜ」ニコッ

11801号「これはいい801の匂いがしますね。とミサカはデジタルカメラのシャッターをしきりに切ります」パシャパシャ
558 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/19(日) 00:09:08.44 ID:OD8RGpeG0
~黄泉川宅~

一方通行「……ってわけだがァ」

番外個体「だれが行くか……って事だね?」

芳川「当てたのは打ち止めだから打ち止めは確定として……」チラッ

打ち止め「ひゃっほう!!イギリスイギリス、ニューデリー!!」

一方通行「ニューデリーはインドだァ」

打ち止め「う……む、昔はイギリスの植民地だったからイギリスでもいいの!!ってミサカはミサカはとにかくわーい!!!」

垣根「ミサカネットワークの演算補助の都合で第一位サマも確定……って事か」

半蔵「ここは公平に……野球拳、なんてどうだ?」

黄泉川「じゃんけんじゃん」ゴスッ

半蔵「あん!!」

ジャンケンホーイ
559 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/19(日) 00:10:29.32 ID:OD8RGpeG0
~結果~

番外個体「きゃは☆これで晴れてイギリスで第一位サマいじめに専念できるって事か」

芳川「イギリスねえ……ステーキ食べれるかしら」

黄泉川「やれやれ、有給をとるかじゃん」

垣根「……こうなることは」

半蔵「……分かってたけどさ」

K&H「はあ………」
560 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/19(日) 00:10:58.92 ID:OD8RGpeG0
一方通行「ま、元気だせよ」ニヤニヤ

垣根「死ねよロリコン」

半蔵「お土産よろしくね」

一方通行「オーケイ、半蔵にはビーフィーターで腐れ第二位には牛の糞でも持って帰ってやるゥ」

垣根「ちょ」

半蔵(日本でも普通に売ってるじゃねえか)
561 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/19(日) 00:12:16.26 ID:OD8RGpeG0
打ち止め「ランラン、楽しみー!!ってミサカはミサカはケホ小躍りしてみたり!!」

~当日~

一方通行「……ンで、あンだけ騒いだ挙句……」

打ち止め「うーんうーん……」

番外個体「かっわいそうに、熱出してうなされてるね」

黄泉川「そりゃ浮かれて冷蔵庫の中で『ミサカペンギン、カアカア』とか言って裸で籠もってたら風邪も引くじゃん」

芳川「……ってわけで私と黄泉川と打ち止めは旅行行けないわ。ごめんね?」

打ち止め「やだぁ……行くう……ってミサカはミサカは駄々を……うーん」ゴホゴホ

565 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/19(日) 00:16:03.25 ID:OD8RGpeG0
一方通行「はァ……他のやつと行くかァ……」

番外個体「じゃあミサカも行くのよそっかなーうぐ!!!」

一方通行「どォしたァ?」

番外個体「」プルプル

番外個体「ミサカも行くぅーー!!!!ミサカが行くぅーーーーー!!!!!!」ダキッ

一方通行「……はァ」

芳川(おかしいわね、ミサカネットワークには番外個体がこんな動作を起こすような情報は流れてないのに……あ、なるほど、そういうことね)

番外個体(セーフ。ばれてないよね?)チラッ

打ち止め「……」ギロッ

番外個体(おお、怖い怖い)
566 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/19(日) 00:16:30.14 ID:OD8RGpeG0
垣根「そうか……黄泉川たちが行けないなら俺たちが」

一方通行「テメェらはこいつらの護衛だァ。俺がいなくなったと知ったら打ち止めに手ェ出してくる輩がいないとも限らないからなァ」

垣根(……ならテメェが残りゃいいだろこの白モヤシ」

一方通行「聞こえてるからなァ」

半蔵(黄泉川が残るならそれでもいいや)
567 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/19(日) 00:17:32.00 ID:OD8RGpeG0
結漂「……で、グループで行こう、と」

土御門「いいんじゃねえかにゃー?暇してたとこだったし。海原にはちょっとクギを刺しておかなくちゃいけなさそうだけどにゃー」

海原「何を言うんですか……自分は御坂さんのあの肢体がいいんです。こんなに大きく育ってしまっては、手を出す気すら起こりません」

番外個体「殴っていいかな、コイツ」

一方通行「あァ、やっちまえ」

番外個体「とりゃ」ゴスン

海原「ぬふぅぅぅん………」ドサッ


572 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/19(日) 23:14:17.26 ID:OD8RGpeG0
~その頃~
麦野「……遅いわね、絹旗」

滝壺「すぐに帰るっていってたのにね」

浜面「まあいいんじゃねえか?あいつにはあいつなりの都合がありそうだし」

麦野「……イギリスに行く」

浜面「は?」

滝壺「わーい」

麦野「そんで絹旗を引っ張って帰ってくる!!」

浜面「ちょ、ちょっと待てよ。そんな簡単に」

麦野「文句ある?」ニッコリ

浜面「……ありません」
573 :1 ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/19(日) 23:24:29.86 ID:OD8RGpeG0
フレメア「にゃあ?」ニョキッ

浜面「あ、こら!」

麦野「えっ」

滝壺「……誰かな、その子」ゴゴゴゴ

浜面「いやですね……滝壺サン?そんないかがわしい子じゃないから落ち着いて……」

576 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:36:16.54 ID:/9F4rY700
カクカクシカジカ

滝壺「へー……ふれんだに妹がいたなんて」

浜面「ま、そういうことだ……麦野?」

麦野「私のせいでこの子は姉を…………怖い……怖いよ……」ブルブル

浜面「……いいか麦野」

麦野「なによ……」ガタガタ

浜面「お前はフレンダを殺したんだ。その罪と事実は決して消える事のない真実だ。……そして同時にこの子は姉を失った……。」
577 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:38:43.25 ID:/9F4rY700
浜面「そりゃ、その妹本人が目の前に出てくりゃお前だってとんでもない罪の意識に駆られるだろう……でも、その意識はお前がもしフレンダを殺さなかったら 味わう事のなかった感覚なんだ。……だから、厳しいかもしれないが、お前は一生この子に会う度許しを乞いながら罪の意識に駆られて生きろ。……俺にはそれ を救う事はできないが、それでも仕方が無い。……すまない」

麦野「……そう、だよね……怖いけど……これは私がフレンダにした事の償いなんだよね……」

フレメア「お姉ちゃんどうしたの?」

麦野「なんでもない……なんでもないのよ……ごめんね……貴女からお姉ちゃんを奪って……ごめんなさい……」

フレメア「……お姉ちゃん」

浜面「フレメア……麦野を許さなくても構わない……でも、コイツの反省している気持ちだけは汲んでやってくれないか」

フレメア「ううん、違うの……」
578 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:39:41.62 ID:/9F4rY700
フレメア「お姉ちゃんはいつも私に構ってくれなかった……大体ヌイグルミの中に爆弾を詰めてたの。……だけど」

フレメア「今は私の近くでいっつも笑わせてくれるから、大体良かったかも!!」

麦野「えっ」

浜面「えっ」

滝壺「えっ」

フレンダ『結局、純粋な子どもの前では見えてるってわけよ!!』

フレメア「あはは!!」
579 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:40:31.10 ID:/9F4rY700
麦野「……行くわよ」

滝壺「うん」

浜面「ちょ、待てよ!フレメアはどうすんだよ」

麦野「大丈夫、浜面の代わりにその子を連れてくから」

滝壺「よかったねー」

フレメア「やったあ!!イギリスイギリス、ニューヨーク!!」

浜面「ニューヨークは中国だぞ」

滝壺「違うよはまづら、ヨーロッパだよ」

麦野「何言ってんのよあんたたち……アフリカに決まってるでしょ」

フレンダ『アメリカな訳よ』
580 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:41:44.16 ID:/9F4rY700
麦野「じゃあね浜面。来たかったらテメェの金で来いやこのゴミクズ」

滝壺「大丈夫だよはまづら。私はそんなゴミクズも応援している」

フレメア「いっぎりっす、いっぎりっす」

フレンダ『結局、腐っても浜面は浜面なわけよ』

浜面「ちっくしょおおおおおおおお!!!!!!半蔵おおおおおおお!!金借してくれええええええええ!!!!」ダダダダ

麦野「いこいこ」
581 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:42:28.31 ID:/9F4rY700
~空港~

シュンッ

結漂「ふう……さすがに五人同時は疲れるわ」スタッ

土御門「さ、改札通ろうぜい」スタスタ

一方通行「俺らも行くかァ」

番外個体「ねえ、あの人だけ壁にめり込んじゃってるけど大丈夫なの?」

一方通行「大丈夫だァ、問題ない」

番外個体「それならいいけどね」

海原「これはこれで中々気持ちいいですね……うっ……ふぅ」
582 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:43:10.60 ID:/9F4rY700
一方通行「はァ……ン?あれは」

浜面「結局第二位に借りてしまった……」

滝壺「いくら借りたの?」

浜面「10万」

麦野「あー、こりゃあ返すときに利子として160万はとられるな……ん?」

フレメア「あ!!この間の!!」

浜面「げっ……一方通行」

滝壺(うさぎさんみたい)
583 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:43:54.45 ID:/9F4rY700
一方通行「お、アイテムかァ。それにフレメア、元気してたかァ?」ワシワシ

フレメア「うん!!」

番外個体(真性のロリコンだったか……)

麦野(さすが第一位)

浜面(俺らに出来ないことを平然とやってのけるぜ……)

海原「痺れるゥ!!憧れるゥ!!!」
584 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:44:46.82 ID:/9F4rY700
土御門「おーい、どうしたんだにゃー……むっ」

結漂「早く来なさいよー……はぁ」

土御門(ふむふむ……レベル4+程度の美幼女だにゃー……一方通行め、やりおる)

結漂(ショタはいないのかしら)

麦野「グループの皆さんはそんなにアイテムと会うのが嫌なわけかしら?」

土御門「いやいや、そんな事はないぜよ」キリッ

一方通行(なンだコイツ)シャー←威嚇している
585 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:45:48.79 ID:/9F4rY700
浜面「それよりもなんでお前らがここに?」

一方通行「あァ、クソガキが引いた商店街のガラガラが特等でよォ。でも肝心のクソガキが熱出して寝込ンじまったから、勿体ねェからグループを誘ったってわけだァ」

番外個体「んで、アンタたちはなんでここにいるの?」

麦野「絹旗がイギリスに行ったっきり帰ってこないから、呼び戻しに行こうと思って」

海原「おや、あなた達もイギリスですか。実は自分達もなんですよ」

一方通行「テメェよく出て来れたなァ」

海原「ええ。丁度御坂さんエナジーが400溜まってたもので」

一方通行「突っ込まねェぞ」

海原「自分も早く御坂さんに突っ込みたいものです」

結漂「突っ込まないわよ」

海原「おや、貴方は突っ込まれる側なのでは?」

一同「死ね」

海原「ぬふうううん……」
586 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:47:09.79 ID:/9F4rY700
「イギリス・ロンドン行きGAL-Black461便に搭乗のお客様はお急ぎ下さい」

結漂「あ、この便だわ。行きましょう」

麦野「え?私達もこの便だわ。いっしょに……っていない!?」

滝壺「座標移動だね」

海原「自分だけ置いていかれてしまいました……はてさて、放置プレイでしょうか?」

浜面「急ごうぜ!!」

フレメア「ベッルリン、ベッルリン♪」
587 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:48:29.34 ID:/9F4rY700
~機内~

一方通行「……でェ、なンの冗談で」
席順
①②③通路④⑤⑥通路⑦⑧⑨

①…土御門
②…海原
③…麦野
④…滝壺
⑤…番外個体
⑥…一方通行
⑦…結漂
⑧…浜面
⑨…フレメア

一方通行「こォンな席順になっちまうンですかァ!?」

CA「お客様、機内ではお静かに願います」

番外個体「きゃは」

一方通行「ケッ」プイッ
588 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:50:42.70 ID:/9F4rY700
滝壺(……きまずい。むぎのは)チラッ 

土御門「おい海原、席かわれ」

海原「いやですよ。ここだと麦野さんの匂いが堪能できるんです」

滝壺(すごく大変そう。そんなむぎのを応援している)

麦野(浜面、席変われ)ジトー

浜面(なんだか首筋が痒いな……)ポリポリ
589 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:51:27.15 ID:/9F4rY700
フレメア「わーい!!にゅう、にゃあ!!」バタバタ

浜面「お、おい……静かにしろ」

結漂「はあ……ねえ一方通行」

一方通行「なンだァ?」

結漂「これでフレメアちゃんがショタならどんなに良かったでしょうね」

一方通行「知るか」
590 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:52:31.95 ID:/9F4rY700
「それでは、離陸いたします……」

シュゴー

番外個体「……ねえ一方通行」

一方通行「なンだァ?」

番外個体「ミサカ、実は高いとこ苦手なんだよね……」

一方通行「そォかァ、そりゃ何よりだァ」

ガタンッ
591 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:53:00.35 ID:/9F4rY700
番外個体「ひいっ!?」ギュッ

一方通行「……はァ……オイ、離せェ」

番外個体「お願い……何も言わずにこのままでいて……」ギュッ

一方通行「……仕方ねェなァ」

滝壺(……いっそきまずい。むぎのは)チラッ

海原「やっぱりするめは美味しいですねえ」モッキュモッキュ

土御門「ああ、ビールとの組み合わせがたまんねえにゃー……お、あれは?」

麦野「にゃはは、若いっていいにゃーん?第一位も大変だにゃーん」ベロンベロン モッキュモッキュ

滝壺(ダメだこりゃ……でも私もするめ貰おっと……おいしい)モキュモキュ
592 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:53:40.07 ID:/9F4rY700
フレメア「おしっこ」

浜面「ええ!?なんで空港で行ってこなかったんだよ!」

フレメア「空港では行きたくなかったんだもん」

浜面「ええと……結漂さん、この子のおしっこを座標移動で」

結漂「……はあ、仕方ないわね」ヒュン
593 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:54:13.62 ID:/9F4rY700
~学園都市~

インデックス「雨なんだよ!!」

上条「ほんとだ。でも傘もってないしな……どうしよう」

黒子「なんだかこの雨……匂いますの」

御坂妹「この匂い……!!」

上条「覚えがあるのか?」

御坂妹「おとといの上位個体の朝のお布団の匂いです!!とミサカは報告します」

上条「……てことは」タラー

一同「…………」

上条「結漂えええええ!!!!!テメエの仕業かあああああああ!!!!!座標移動はそんなことするためにあるんじゃねえええええ!!!!!」
594 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:54:56.44 ID:/9F4rY700
~機内~

フレメア「およ?大体すっきり!!」

浜面「ほ。よかったー……」

結漂(よかないわよ……飛行機の中で座標指定したもんだから間違って貴方の胃の中にも少し入っちゃったわ)

浜面(なんか体がポーッとしてきたな……気のせいか……うを!?)

下面「よいしょ」

浜面(なぜだーーーーーー!!!)
595 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:56:34.38 ID:/9F4rY700
フレメア「にゃあ?にゃ!!」ペチペチ

下面『止めときな嬢ちゃん……オイラに触ると火傷するぜ……ぬんっ!!』

浜面(やめてくれええええええ!!!!!!)ティウンティウン
596 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:57:42.73 ID:/9F4rY700
~イギリス~

五和「じゃあ、ついて来てくださいねー!!」

元ローマ正教・絹旗「はーい!!」

絹旗「……ってえ!!どうして超本拠地なのに街の案内が出来ないんですか!!」

アニェーゼ「仕方がねえんですよ。オルソラ嬢はこっちに来てからわりと遊んでたからよく知ってるみてえですが、私達は結構忙しかったもんで」

アンジェレネ「ごめんなさい……案内もできなくて」

絹旗「いやいや、別に超怒ってるわけじゃないからいいんですよ、それにみんなでまわった方が超楽しいですし」アセアセ
597 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/20(月) 22:58:49.13 ID:/9F4rY700
五和「えー……ここがかのロンドン塔でーす!!」

一同「いえーい!!!」

絹旗(これはこれで超たのしいですね)

売り子「えー、ロンドン塔饅頭はいらんかねーなのよな!!」

アンジェレネ「え!?お饅頭……」ジュル

五和「ええ。あれは古くからのロンドン塔の名物です!!ここでしか買えませんからお求めはお早めにお願いしまーす」

売り子「今限定で千六百円なのよな!!さあ買った買った!!」

アンジェレネ「絹旗さん!!両替お願いします!!」

絹旗「ちょ、怪しすぎるでしょ。なんで超ロンドンで超日本語&超日本円なんですか」

アンジェレネ「あう……それもそうかも」

売り子(ちっ……なのよな。天草式の資金が)

五和(ちっ…上条さん篭絡のためのメイド服代が)

絹旗(なんだか超黒いものを感じますね)

ルチア「こらシスター・アンジェレネ!!あれほど物欲を捨て去れと……お尻だしなさい!!」

アンジェレネ「ひょえー」

602 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/21(火) 21:48:56.80 ID:BGMolrqf0
~飛行機~

一方通行(…………)

番外個体「ふう……すう……」

一方通行(……………………)

滝壺「くう……にゅう………」

一方通行(………………!!)

結漂「ふひひ……お姉さんが遊んだげるわー……すや」

一方通行(トイレ行きてえ)
603 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/21(火) 21:50:20.52 ID:BGMolrqf0
一方通行(やべェって……俺ホルモンバランスのせいで膀胱許容量が少ねェンだよォ……)

一方通行(しかも番外個体にがっちりホールドされてて身動き取れないしよォ)

一方通行(よし、……そォーっと番外個体を滝壺の方に……)ソー

番外個体「にゅう………むっ?………んっ……」ギュー

一方通行(余計動けなくなったァ)ヤベェ
604 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/21(火) 21:51:22.85 ID:BGMolrqf0
一方通行(仕方ねェ……土御門!!)ピー←犬笛ならぬ土御門笛

土御門(なんだにゃー)パチパチ←アイコンタクト

一方通行(トイレ行きてェ)パチパチ

土御門(………)チラ

土御門(………)←状況を学習している

土御門 ウン

土御門(知 る か)パチ パチ パチ

一方通行(土御門ォおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!)パチパチパチパチパチ
605 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/21(火) 21:51:54.53 ID:BGMolrqf0
土御門(女にしがみつかれて身動きとれないヤツの事なんて心配する由ないぜよ)パチパチパチ

一方通行(いや……ヤベェンだってェ!!もう100が限界だとしたら78は来てるってェ!!)パチパチ

土御門(割と平気じゃねえかこの野郎)パチパチパチ

一方通行(まァな)パチパチ

海原(貴方たち、アイコンタクトの音が五月蝿いですよ)パチパチ

土御通行(す ま ん)パチ パチ パチ

CA「」ギョッ
606 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/21(火) 21:52:38.65 ID:BGMolrqf0
一方通行(まァこいつもすぐに起きンだろォ)

~十分後~

番外個体「すぴー」

一方通行(まァ、十分じゃァ起きねェわなァ)

~更に十分後~

番外個体「にゅう」

一方通行(まだ大丈夫ゥまだ余裕ゥ)

~更に十分後~

番外個体「くー」

一方通行(……………)

~またまた十分後~

番外個体「すやすや」

一方通行(逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ)
607 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/21(火) 21:53:17.73 ID:BGMolrqf0
~そして十分後~

番外個体「zzzzz」

一方通行(パトラッシュ………疲れたろ……僕も疲れたンだ……なンだかとても眠いンだ……)

一方通行(………流石にまじィ……おい結漂)ユサユサ

結漂「んぅ……なによ一方通行」ネボー

一方通行「俺のおしっこを座標移動してくれェ」ヒソヒソ

結漂「うんわかったわ……」

一方通行「…………!?」
608 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/21(火) 21:53:57.69 ID:BGMolrqf0
一方通行「こらァテメェ何しやがったァ!!一気に尿意が増えたわァ!!!!」ヒソヒソ

結漂「だから全員分のおしっこを貴方の膀胱に座標移動させてあげたじゃない……」

麦野(だからおしっこ行きたくなくなったのか)

一方通行「……オーケイ。『俺の』!!『おしっこ』を!!『どこでもいいから離れたところ、出来ればトイレに』!!座標移動させろって言ってンだよォ!!」

結漂「ならそういいなさいよ……はい、終わったわ」

一方通行「おォ、すっきりしたァ」

結漂「終わったけど……」

一方通行「ン?」
609 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/21(火) 21:54:23.45 ID:BGMolrqf0
ざわ……ざわ……

結漂「あなたが大声でそんな事叫ぶから皆すごい目であなたの方見てるわよ」

一方通行「fdsn吊cnjcanc」バサッ

結漂「うわ、こんなとこで羽出さないでよ迷惑な」

番外個体「えっ……おしっこって……えっ………?」

フレメア「」
611 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/21(火) 22:25:36.43 ID:BGMolrqf0
~こうして、機内での時は無事に過ぎ行き~

~イギリス・ロンドン~

一方通行「」ズーン

土御門「まあまあ、そう気を落とすもんじゃないぜよ……ぐふふ」

海原「過ちは誰にでもあるものですし……くぷぷ」

浜面「俺たち、もう秘密を共有した仲間じゃねえか!!……ぷひっ」

一方通行「よォし、その無能力者だけは殺すゥ」

浜面「なぜに!?」
612 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/21(火) 22:26:05.40 ID:BGMolrqf0
ギャー

番外個体「……はあ」

結漂「ま、そう気を落としなさんな」ポンポン

麦野「そうそう、結局私も助かったわけだしさ」

滝壺「するめもおいしかったし」モッキュモッキュ

フレメア「大体、排泄は大切!!なんちって」

番外個体(ミサカ、もうなんだか気が変になっちゃいそう)

麦野「さて……絹旗はいずこ?」

613 : ◆asJU3gh8ZA [sage saga]:2011/06/21(火) 22:28:16.50 ID:BGMolrqf0
すみません……ここで今日の投下は打ち止めとなります

書き溜めてから投下します(キリッ
とか言ってたのにたった2レスしか投下できないとは……

次回は恐らく最後まで書き溜めてから来ます。

それでは、また
616VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/24(日) 01:57:50.70 ID:XenCBp7A0
HTML化依頼出されてたぞ
617VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2011/07/24(日) 01:59:27.08 ID:io6hkGZ0o
依頼しちゃったか……>>1が決めたんならしょうがない
余裕が出来たらまた立てて書いてくれよな!

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