2015年1月24日土曜日

上条「じゃ、ジャッジメント」黒子「ですの!!」 2

549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/23(日) 01:09:47.73 ID:uC8PGiaF0
上条「じゃ、ジャッジメント」黒子「ですの!!」・第二部

550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/23(日) 01:10:26.04 ID:uC8PGiaF0
~黒子と上条が付き合い始めた週の土曜日・joseph’s~

初春「えー!?御坂さんにまだ報告してないんですか!?」

黒子「なかなか言い出し辛くて・・・・」

佐天「早く言わないと・・・・・御坂さん、怒っちゃいますよ?」

黒子「分かってはいるんですが・・・」
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/23(日) 01:10:58.44 ID:uC8PGiaF0
~同・別席~

青ピ「いやー・・・カミやんもやっと一所に落ち着いたか・・・」

土御門「正直、喜んでるぜよ・・・おめでとう、カミやん」

上条「はは・・・ありがとうな」

青ピ「・・・・で、カミやん」

上条「ん?」
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/23(日) 01:11:49.57 ID:uC8PGiaF0
青ピ「今までフラグ立ててきた女の子に、どう説明したん?」ズイッ

上条「え?インデックス以外に俺がこのこと教えるのはお前らが初めて・・・じゃないな、ないけど、女の子にはインデックス以外には話してないぜ?・・・まあ初春さんと佐天さんには教えたって黒子が言ってたが」

土御門「あちゃー・・・・」

青ピ「カミやん・・・今回ばかりは同情するでぇ・・・」

上条「え?」

土御門「カミやん・・・お前が今まで立ててきたフラグの数を数えてみろ」

上条「え?・・・黒子のと、インデックスのだけと思うが・・・」

青ピ「・・・・なんとまあ」

土御門「・・・救い用が無いにゃー」
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/23(日) 01:12:18.43 ID:uC8PGiaF0
土 御門(ねーちんがこの事を知ったら・・・いや、ねーちんだけじゃなく、五和、旧アニェーゼ部隊、オルソラ、超電磁砲、ミーシャ・・・はちょっと違うかな。 それにしてもこれだけの人材が揃えば戦争規模の事態だって・・・あと戦力には関係なさそうだが、姫神、吹寄、クラス全員、他多数・・・・カミやん、けっこ うマジでヤバイかもしんねーぜい?)

土御門「・・・」ポチポチ

上条「ん?携帯が・・・」
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/23(日) 01:12:49.36 ID:uC8PGiaF0
====================
From.シスコン軍曹
Sub.一切声を出さずに読んでくれ

カミやん、お前自身は気付いてないだろうが・・・・いや、こんなこと言っても仕方ない

単刀直入に言う

戦争規模の諍いが起きるかもしれない

そのときは、なにがあっても彼女さんから目を離すな・・・死ぬぞ

詳細は追って直接説明する
=====================
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/23(日) 01:13:33.59 ID:uC8PGiaF0
上条「な・・・・・」

青ピ「どーしたカミやん?彼女から別れのメールでも来たんか?」

上条「いや、違う・・・ただの架空請求だ」

青ピ「あー・・・それならボクもぎょーさん来るで?ほら、なんか映像料として99800円払えとかゆうやつ」

上条「あはは・・・・」チラッ

土御門「俺も来るぜよー?」チラッ

上条(一体・・・何が起きているんだ?)

563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:36:17.27 ID:3xeWMbdR0
~数時間後~

青ピ「じゃーなーカミやん、土御門!ボカァここのパン屋やから・・・」タタタタ

土御門「・・・行ったな」

上条「・・・・おい、土御門」

土御門「なんだにゃー?」

上条「この戦争規模の諍いって・・・なんなんだ?一体・・・そして黒子から目を離すなって・・・」

土御門「・・・原因はいつかカミやんが自分で気付いた方がいいだろうから、あえてここでは言わないぜよ」

上条「なんだそりゃ」
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:36:43.66 ID:3xeWMbdR0
土御門「ただこれだけは言える・・・もしその諍いが起こったときは・・・ねーちんや五和、旧アニェーゼ部隊を始め、様々な魔術師や・・・能力者がお前か白井黒子を狙うだろうな」

上条「なんだって!?・・・・それは・・・どうにもならないのか?」

土御門「カミやんが状況を把握していたら話は早いんだろうが・・・・・まあ、今はこんな事を行ってても仕方が無いぜい。ま、起こるかどうかもわからない戦争だし、そんなに気に病むことはないにゃー・・・・ただ」

上条「・・・ただ?」

土御門「・・・・今の日常を失う・・・・覚悟だけはきめておけ」

上条「・・・ああ、善処するぜ」
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:37:21.16 ID:3xeWMbdR0
土御門「じゃあ・・・俺はいつも通り、ちょっとばかし泥臭いことしてくるにゃー・・・なんか分かったら連絡する・・・・死ぬなよ、カミやん」

上条「ああ・・・・」

上条(一体・・・何が・・・・)

土御門(いずれはこうなると思っていたが・・・・全く、あの一級フラグ建築士はどんだけ俺に惨めな思いをさせりゃあ気が済むんだにゃー)

土御門「・・・」プルルルル

土御門「・・・結漂か?・・・今からアレイスターの所に行く。・・・手伝ってくれ」
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:37:49.37 ID:3xeWMbdR0
~joseph’s前~

初春「ふゆー・・・・美味しかったですー」

佐天「今日は奢っていただいて、ありがとうございました」

黒子「いえいえ・・・わたくしも、お二人に相談して、なんだか活路が見えてきたような気がしますの!!」

佐天「がんばってくださいね!白井さん!」

初春「そうですよ!!私たち、白井さんと上条さんを結婚までバックアップするって決めたんですから!!」

黒子「そんな・・・・////」
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:38:33.86 ID:3xeWMbdR0
初春「それじゃあ・・・」

佐天「さよーならー!」

黒子「さよならですのー」

黒子「全く・・・ん?携帯が・・・当麻さん?」ピッ

黒子「もしもし、黒子ですのー」
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:39:05.27 ID:3xeWMbdR0
携帯『今どこにいる!!』

黒子「え?どうしましたの?」

携帯『今どこにいるんだ!!』

黒子「え、ええと・・・joseph’sの前ですの」

携帯『今からそっちに行くから!!動くんじゃねえぞ!!』プツッ

黒子「え?ちょっと当麻さん!!・・・切れてしまいましたの・・・なんでしたの一体?」

『あれは・・・黒子?あんなところで一体何を・・・・』

美琴『ちょっとここで隠れて見てましょう』ガサガサ
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:39:43.39 ID:3xeWMbdR0
黒子「・・・はあ」

上条「はあはあ・・・・黒子!!」ダダダダ

黒子「!?一体なにが?」

美琴『なっ・・・どうしてアイツがここに!!』

黒子「そんなに息を切らして・・・一体どうしましたの当麻さん!?」

上条「はぁはぁ・・・・なんか変なことは無かったか!?」

黒子「ええ・・・まあ」
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:40:16.09 ID:3xeWMbdR0
上条「そうか・・・よかった・・・・」ヘナヘナ

黒子「だ、大丈夫ですの?」ガシッ

上条「俺は大丈夫だ・・・・黒子が無事で・・・なによりだ・・・」ヘナー

黒子「当麻さん・・・」サスサス

美琴『え!?な、なんなのよ!!どうしてアイツと黒子が抱き合ってんのよ!!(他人にはそう見える)』

美琴『ち、ちょっと行ってみよっと・・・どうなってんのよ全く・・・』ガサガサ
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:40:50.99 ID:3xeWMbdR0
黒子「・・・で、一体どうされましたの?」

上条「ああ・・・実は」

美琴「ち、ちょっとアンタ!!なんで黒子に抱きついてんのよ!!」バッ

上条「え?・・・なんだビリビリか」

黒子「お、お姉さま!?」

黒子(あー・・・・最悪のタイミングですの)
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:41:16.86 ID:3xeWMbdR0
美琴「ま、まさか!!あんたの股間の幻想殺しで無理矢理黒子の幻想をや、破ろうとしてたんじゃ・・・・」

上条「ちっがーう!!人聞きの悪い事言うな!!」

黒子「お、お姉さま・・・・なんて破廉恥な・・・」

美琴「・・・・で、いつまでアンタは黒子と抱き合ってるわけ?・・・いい加減離れなさいよ」

上条「はあ?抱き合ってるってなんの・・・はっ」キョロキョロ

黒子「・・・・・////////」

上条「・・・・・まさかのイベント発生!?」

美琴「わけのわかんないこと言ってないでさっさと離れろっつってんだろおおおおおおがあああああああああああ!!!!!!!」ビリビリ

上条「うんぎゃああああああ!!!!不幸だああああああああああ!!!!!」
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:42:09.78 ID:3xeWMbdR0
上条「はぁ・・・はぁ・・・お、俺が一体何をした・・・」グッタリ

美琴「全く・・・どの口が言ってんだか」

上条「・・・で、なんだビリビリ?手短に頼むぞ」

美琴「へ?べ、別に用事なんか・・・・た、ただアンタが黒子と抱き合ってたから・・・はっ!!そうよ!!なんでアンタは黒子と抱き合ってたの!!」

上条「はあ・・・ただ黒子に急ぎの用事があって走ってきたから・・・疲れて倒れそうになったら黒子が支えてくれたって・・・ただそれだけだよ」

美琴「黒子に急ぎの用事?・・・何の用事なのよ、風紀委員の手伝いは終わったんでしょ?」

上条「ああ・・・そのことなんだが・・・」

576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:45:54.56 ID:3xeWMbdR0
上条「なんか黒子が狙われるかも知れないらしい」

美琴「え!?」

黒子「なっ・・・・」

上条「土御門が『彼女さんから目を離すな』って言ってたから・・・ん?そういや戦争が始まったらって言ってたから、別に今は安心なのか」

美琴「・・・・ちょっとまって、今なんつった?」

上条「え?戦争が始まってないから今は安心・・・」

美琴「ちがうその前!!」

黒子(のおおおおおお!!!!この類人猿はどこまで鈍感なんですのおおおおおおおお!!!!)
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:46:26.52 ID:3xeWMbdR0
上条「その前?・・・土御門が『彼女さんから目を離すな』って・・・」

美琴「な、なによそれ・・・それじゃまるで黒子がアンタの彼女みたいな言い方じゃない・・・」

上条「え?ああ・・・ビリビリにはまだ言ってなかったか・・・」

黒子(ストップ!!すとっぷですのおおおおおおおお!!!!!今ならまだ引き返せますの!!!頼みますからそれ以上言の葉を紡ぐのをお止めになって下さいまし!!!!!!)
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:47:09.58 ID:3xeWMbdR0
上条「俺、 黒子と 付き合ってるんだ」

黒子(のおおおおおおお!!!おおおおお?・・・あーなんかもういいや)

美琴「・・・え・・・?」

美琴(な・・・によ・・・それ・・・)
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:47:37.95 ID:3xeWMbdR0
美琴「へ、へー・・・そうなんだ・・・」

美琴(聞いてないよそんなの・・・いやだ)

上条「いやー・・・お前の後輩になんか手をつけちまって悪かったなー」

美琴(い・・・やだ・・・・)

黒子「・・・そういう訳ですの////////」

美琴(な・・・・んで?・・・アンタは私の気持ちを・・・・・)

美琴(い・・・やだ、いやだ、嫌だ、イヤだ、イヤダ)
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:48:10.78 ID:3xeWMbdR0
上条「こないだの火曜日だっけ?いやー・・・あんときはびっくりしたのなんの・・・」

美琴(イヤダイヤだ嫌だいやだ)

黒子「で、お返事が水曜日でしたの//////」

美琴(嫌だイヤだイヤダイヤダいやダイヤダイヤだイヤダイヤダ嫌ダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ嫌ダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤだイヤだ・・・・・)
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:48:56.49 ID:3xeWMbdR0
美琴「わ、私ちょっと用事あるから帰るわ・・・・じゃね」

黒子「え?さよならですのー!」

上条「じゃあなー」

美 琴(どうして?どうして・・・?黒子は私の後輩で・・・・私の事が大好きで・・・・・・・男なんか見向きもしなくて・・・・私の気持ちも知っていて・・・ なのにどうして!?ねえ!?どうして!?どうして私じゃないの!?アイツの隣にいるのは私だけでいいのに!!!ねえどうして!?どうして!?どうして黒子 がいるの!?どうして黒子は私から幸せを奪い取ったの!?どうして!?どうして!?どうシて!?ドウしテ?どウして!?どうしてどうしてドウシてどうシて ドウシテドウシテドウシてどうしてどうしテドウシテどうしてドウシてどうシテ・・・・?ねェ!?ドウシテ!?)

美琴「ふふ・・・・そっかあ・・・・」
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:49:42.78 ID:3xeWMbdR0
美琴「アンタなんて、死んじゃえばいいのよ・・・・・・この、泥棒猫」

美琴「そうよ・・・・そうよね・・・!?アイツが・・・当麻があんなのに惹かれる訳がないわ!!そうよ!!きっと黒子が・・・・あの泥棒猫が当麻を誘惑したのよ!!そうよ・・・そうに決まってる・・・そうじゃなきゃ・・・当麻は私を選んでくれるはずだもん・・・」

美琴「そウと決まレば、作戦を立テなきャ・・・・待ッてテね、当麻」
ERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:50:12.24 ID:3xeWMbdR0
~窓の無いビル~

アレイスター「・・・・まずいな、非常にまずい」

土御門「・・・どうした」

アレイスター「・・・上条勢力の中で、大変な事態が起こっている」

土御門「・・・カミやんと白井黒子の交際のせいか」

アレイスター「ああ・・・イギリス清教でも、学園都市に潜ませていた隠密のせいでこのことが知れ渡ってしまったようだ・・・・」
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:50:41.99 ID:3xeWMbdR0
土御門「・・・・どうするつもりだアレイスター・・・いくら『グループ』といえども、大量の魔術師や聖人を押さえ込むことはできんぞ・・・」

アレイスター「ふむ・・・おや?・・・お前の『仲間』に何か動きがあったようだな」

土御門「・・・!」ピクリ

アレイスター「ほう・・・・『海原光貴』が超電磁砲と接触したようだ・・・・」

土御門「・・・!あのロリコンが・・・!!!!」

アレイスター「ふむ・・・・・」

シュンッ

土御門「!?」
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:51:32.33 ID:3xeWMbdR0
モニター『た、大変な事が起こりけりしのよ!!神裂と五和とオルソラと旧アニェーゼ部隊が一斉に学園都市に!!』

アレイスター「ふむ・・・・」

土御門「!!あ、最大主教!!今すぐ天草式とステイル=マグヌス、それから・・・シェリー・クロムウェルと騎士団長と騎士団と新たなる光をこっちに回して欲しいにゃー!!」

アレイスター「なるほど・・・興味深いな・・・」

モニター『つ、土御門!!お前はは正気でありけるのか!?そんなことが・・・』

土御門「だめなら誰でもいい!!とにかく戦力を集めてくれ!!そうしないと・・・・このままでは世界大戦が起こりかねないぞ!!」
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/24(月) 00:52:16.63 ID:3xeWMbdR0
モニター『え?・・・事情は大体把握しけりにつきなのよ・・・流石にそこまでは送れぬので、ステイル=マグヌスと、シェリー・クロムウェル・・・それから、建宮斎字とレッサーをそちらに送りけるのよ・・・』

土御門「恩に着るぜい・・・最大主教!」

アレイスター「ふむ・・・これによりプラン20354から36745を短縮できる可能性が大だな・・・三人の入場を許可しよう」

土御門「アレイスター・・・・!」

土御門(無事でいてくれよ・・・!カミやん!!)

597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:27:04.08 ID:iqv5wgQ70
~常盤台中学学生寮~

美琴「ふう・・・・でも、今なんの準備もせずに黒子を襲っても埒が明かないわね・・・・まずは戦力を集めないと・・・・ふふ、待っててね当麻・・・・」

カタカタ

美琴「さっきなんか海原光貴は声を掛けてきたけど・・・・ま、戦力になるならなんでも利用した方がいいわよね!!レベル4でも役には立つでしょ!!なんかアステカがどうとか訳のわかんないこと言ってたけど」

美琴「んっと・・・書庫にハッキングかけて・・・これでよし」
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:27:46.55 ID:iqv5wgQ70
美琴「えーっと・・・レベル5のそれぞれの予定は・・・っと」

美琴「んー・・・・第六位だけ空欄になってるわね・・・」

美琴「第一位は・・・・ダメ、問題外。ついでに第二位もダメみたい・・・そんで第七位は・・・なにこれ?訳分かんないわ!なによ『モツ鍋をビブルチする』って予定は!!・・・・そうすると残るのは・・・」

美琴「第四位・・・・麦野・・・沈利・・・!!!!」
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:28:15.90 ID:iqv5wgQ70
~Benny’s~

麦野「あれー?今日のシャケ弁はまた味が違う気がする」

浜面「いっしょだろうがよ・・・・」

絹旗「ねね、浜面・・・ほんとにアイテムが再結成できて超よかったですよね!!多分フレンダだって超空の上で超喜んでますよ!!」

滝壷「だいじょうぶ。私だけ話す言葉が無くてもだいじょうぶ・・・・・」
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:28:52.65 ID:iqv5wgQ70
滝壷「!!・・・むぎの」

麦野「んー?」

滝壷「南南西から信号が来てる・・・・それもレベル5クラスの」

麦野「!?・・・・どんな能力なの?」

滝壷「・・・・たぶん、この感覚は・・・・・超電磁砲だと思う」

麦野「・・・あの憎たらしい第三位か」
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:29:29.96 ID:iqv5wgQ70
絹旗「む、麦野!!第三位は暗部との関わりが超薄いですから、別にそんなに超恐い顔する必要ないですって!」

麦野「・・・・それもそうか」

浜面「なあ・・・第三位って、可愛いのかな?」デュフフ

絹旗「・・・・・」

麦野「・・・・・」

滝壷「・・・・だ、いじょうぶ、今ここで浜面が死んでも、代わりはいるもの」

浜面「ちょ、滝壷さん!?悪かった!!悪かったから!!フォークは洒落になんないって!!いたたたた!!箸も箸でいてえんだよおおおお!!!」
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:30:02.93 ID:iqv5wgQ70
麦野「全く・・・・・・ん・・・?」

美琴「はあい、お久し振り・・・・・・麦野沈利さん?」

麦野「第・・・・三位」

美琴「あら?そんなに嫌な顔されると・・・・わたし泣いちゃうよ?」

麦野「・・・・・何しに来た」

美琴「やだやだ・・・・お願いだからその変なビーム出すの止めてね?結構辛いんだから・・・」

絹旗「・・・・超なにしに来たんですか」
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:30:38.75 ID:iqv5wgQ70
美琴「え?そうね・・・あんたたち『アイテム』の力を借りに来た・・・・って感じかな?」

麦野「・・・・なんでテメエが私たちの名前を知ってんのかは知んないけど・・・・」

麦野「ブ チ コ ロ シ か く て い ね ?」

美琴「・・・・第一位や第二位への下克上」

麦野「!!」ピクッ

美琴「・・・・したいとは思わない?」

麦野「テメェ・・・・なにをする気なの・・・・?」
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:31:18.94 ID:iqv5wgQ70
美琴「ん?別に・・・ちょっと事情があってね・・・第一位ど第二位を含む複数名とちょっと争わなくてはならなくなっちゃって」

麦野「・・・・・ねえ第三位・・・それは本気なのかしら?」

美琴「本気じゃなかったらわざわざ死ぬ覚悟でアンタたちのところなんかに来ないわよ・・・」

麦野「・・・・絹旗」

絹旗「まさか・・・・・麦野」
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:31:49.79 ID:iqv5wgQ70
麦野「今回だけ・・・・手を組ませてもらうわ」

滝壷「むぎの!!」

美琴「え?」パァ・・・

美琴「ほんと?うれしい!!ありがとね!!」ダキッ

麦野「なっ・・・離れろこのガキがぁ!!」

浜面「おいおい・・・・本気でこのガキ信用していいのかよ?・・・なんか臭いぞ?」

滝壷「はまづら・・・・」パァ
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:32:24.44 ID:iqv5wgQ70
美琴「ダメ・・・かな?」ウルッ

浜面「ダメじゃないですどうぞご自由にアイテムをお使いください」

絹旗「やっぱり浜面は超浜面でしたね・・・超キモイです」

滝壷「浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す浜面殺す・・・・・」シャッシャッ

絹旗「滝壷さん・・・超ファミレスのナイフ超砥いでも切れませんよ」

美琴(作戦通り!!まっててねー当麻・・・・)

麦野(第二位・・・・あんときの仮を返させてもらうわね)

浜面(かわいいおんなのこがいっぱいーてんごくだー)
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:32:53.74 ID:iqv5wgQ70
~グループ仮眠室~

土御門「・・・・てことだ」

結漂「はあ・・・つまり何?『上条当麻』を巡る女の争いが世界大戦規模に発達したと・・・・」

土御門「そうだにゃー・・・んで海原は超電磁砲のために向こうに付いてるがな」

一方通行「チッ・・・アイツどンだけトラブル作りゃあ気が済むんだか」

土御門「・・・まあ、今回はカミやんの完全自業自得といえばそれまでなんだが・・・あの風紀委員までが死んじまうのは避けたいんだがにゃー」
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:33:19.73 ID:iqv5wgQ70
プルルルルー

土御門「もしもし?・・・・なんだって?・・・分かった」

ピッ

一方通行「どォしたンだ?」

土御門「超電磁砲がアイテムと接触して・・・そのまま勢力内にとりこんだらしい」

一方通行「オイオイ・・・マズいンじゃねェの?」

土御門「ハッキリ言って・・・かなりマズいぜい」

結漂「・・・はあ・・・『白井黒子』かあ・・・」

結漂(随分成長したみたいね・・・・今なら守ってあげてもいいって気持ちも生まれるわよ?・・・・ほんのわずかだけどね)
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:33:49.97 ID:iqv5wgQ70
バサッバサッ

土御門「なんだ?」

一方通行「なァに・・・新しい・・・・ただの居候だァ」

垣根「よおグループの皆さんおそろいで」

結漂「かっ・・・垣根・・・」

土御門「帝督・・・・だと?」

心理定規「はあい☆」

一方通行「今ならオマケも付いてくるってなァ!!」
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:34:32.28 ID:iqv5wgQ70
垣根「一歩通行・・・・突然だが・・・」

一方通行「なンだ?」

打ち止め「おー!!ここどこ?ってミサカはミサカは大はしゃぎ!!」

垣根「連れて来ちった☆」

一方通行「・・・バカかテメエはァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:35:38.52 ID:iqv5wgQ70
心理定規「まあまあ・・・・それに、連れてこなかったらそれはそれで大変な事になってたかもしれないのよ?」

一方通行「あァ?・・・・どういう事だァ?」

打ち止め「それが・・・妹達の中でも意見が割れてて・・・・・一触即発状態なの!!ってミサカはミサカは報告してみたり!!」

一方通行「なン・・・だと・・・?」
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:36:25.10 ID:iqv5wgQ70
垣根「ま、そんくらいちょっと考えりゃあ分かったことなんだけどな」

一方通行「・・・・」

土御門「・・・ま、とは言っても事態は急を要せんぜよ。のんびり行くぜい」

結漂「それもそうね・・・」

土御門「・・・それから」

一方通行「ン?」
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/25(火) 00:36:50.98 ID:iqv5wgQ70
土御門「第七学区にマンションを借りたから・・・・そこを俺たち『上条・白井勢力』の本拠地にするからな・・・・あまり場所を洩らすなよ」

一方通行「オイクソガキィ!!間違っても共有とかすンじゃねェぞ!!」

打ち止め「あわわわ・・・わかったよ!!ってミサカはミサカは・・・・」

土御門「じゃあそこに向かうか・・・結漂、頼む」

結漂「はあ・・・結構骨なのよねーこれ・・・壁に埋まったらゴメンね?」

シュンッ

626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/26(水) 23:55:01.83 ID:Mp4W7NfA0
~第二三学区・空港~

ステイル「ふう・・・あの飛行機だけは何度乗っても飽きないな・・・・」フラフラ

建宮「どうやら、シスターさん達はまだ来てないようなのよ」

シェリー「ああめんどくさい・・・・どうしてアタシがあのガキを巡る争いなんかを止めに来なきゃなんないのよ・・・」

建宮「そう言うなって・・・・俺個人としては同意見だが、女教皇様と五和まで参加してんのよ。だから天草式としても放って置けないのよな」
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/26(水) 23:55:35.21 ID:Mp4W7NfA0
ステイル「やれやれ・・・あの子に被害が及んだら承知しないぞ・・・上条当麻」

レッサー「あのー・・・さ、さっさと行きませんか?そのツチミカドさんの言ってたマンションに」

ステイル「そうだな、こうしていても仕方ないし・・・・こんなところでまだ何もしていないシスターを討つのは少し気が引けるし・・・なにより、討てる確証も無いしね」

建宮「多分俺らだけじゃ無理なのよな・・・・一刻も早く信用できる仲間と合流しないと」

ステイル「信用・・・ねえ。正直、あの男単体でも信用が出来ないのにその仲間が簡単に信用させてくれるとは思わない事だね」
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/26(水) 23:56:02.43 ID:Mp4W7NfA0
シェリー「話なんてしてないでさっさと行きましょ・・・厄介事は早く片付けるに限るわ」

ステイル「そうだな・・・・建宮!」

建宮「はいはい、今やってるのよな・・・・ぬん!!」

ボン

レッサー「わあ・・・ただの紙が乗り物に・・・」

建宮「出発進行なのよ!!」

シューン

・・・・・ガサッ

神裂「建宮・・・・いや、思いとどまってはいけませんね・・・作戦を立てないと」
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/26(水) 23:56:39.03 ID:Mp4W7NfA0
~とある学生寮~

インデックス「ふんふんふーん」フキフキ

トルルルルー

インデックス「あ!はーい、上条です・・・・もとはる?・・・うん、うん・・・分かった、すぐ行く」ガチャ

インデックス「とうま・・・くろこ・・・・!」ダッ
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/26(水) 23:57:05.27 ID:Mp4W7NfA0
~とあるマンション~

一方通行「えーっとォ・・・・」

ガヤガヤ

土御門「どうしたんだにゃー、一方通行?」

一方通行「・・・・なンなンですかァこの外人さン率の高さはァ!!」

レッサー「こまかいことはいいじゃないですかぁ!ま、仲良くやりましょうって!」バンバン

一方通行「・・・しかもめっちゃ日本語うめェしよォ!!」
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/26(水) 23:58:13.16 ID:Mp4W7NfA0
土御門「まあまあ・・・グローバルな土御門さんの知り合いは、外人さんも多いんだにゃー」

一方通行「そォかよ・・・・ンで、肝心の三下どもはどこだァ?」

土御門「ん?呼んでない」

一方通行「テメェはバカかァァァァァァァァ!!!!」

土御門「まあ落ち着け一方通行・・・・素人の手は煩わせずに暗部だけで暗部の事は片付ける・・・・・それがオメエの言う『悪党』なんじゃなかったのか?」

一方通行「・・・・ケッ」

土御門「それに、個人的な意見として・・・・せっかく幸福になったカミやんの幸福を、わざわざ不幸に変える気は無い・・・暗部の人間としても、友人としてもな」

一方通行「・・・・・・そォかよ」
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/26(水) 23:58:46.41 ID:Mp4W7NfA0
一方通行「・・・ま、第三位と第四位の三下どもぐれェなら、俺だけでもひねりつぶせるしなァ!!」

土御門「何を言っているんだにゃー・・・それくらいならお前の手なんか借りたりはしなくて大丈夫だろうが・・・おい!みんなちょっと聴いてくれ!!」パンパン

インデックス「あ、なんかもとはるがみんなに言いたい事があるみたいなんだよ!行こ?すている!」

ステイル「・・・うん」

土御門「えーと・・・ここで敵と味方の暫定的な戦力を確認したいと思う」

シェリー「ケッ・・・・」
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/26(水) 23:59:25.10 ID:Mp4W7NfA0
土御門「まず科学側のリーダーとしては・・・学園都市第三位の電力使い、『御坂美琴』だ」

インデックス「そんな・・・・短髪」

土御門「まあ・・・コイツは正直大した事ないにゃー、一方通行と垣根がいたら簡単に倒せる」

土御門「そして科学側で厄介なのは・・・・滝壺理后」

ステイル「一見、病弱な女の子にしか見えないけど・・・」

土御門「コイツ自身の戦闘能力は、大した事はない・・・と、言うよりも恐らく今回の事件の関係者の中では一対一なら一番弱いだろうな」
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/27(木) 00:00:00.82 ID:VXr1rMhD0
建宮「そんなやつのどこが恐いのよ?」

土御門「恐いのはこいつの能力・・・・『AIMストーカー』だ。コイツは能力者の出すAIM拡散場・・・と言っても分からんか。まあ、魔術で言うところの魔力みたいなもんだと思ってもらえたらいい・・・それを追跡したり、読み取ったりできるんだにゃー」

レッサー「・・・つまり、能力者以外には何の弊害も無いと?」

土御門「そうなんだけど・・・・こいつとセットになってるのが、絹旗最愛と麦野沈利だ・・・麦野は学園都市の第四位だけど、暗部の人間だから御坂より厄介だろうな。能力名は『原子崩し』なんかとにかく凄いビームが全身から出てくる能力だ」

土御門「そんで絹旗最愛の方は・・・コイツも大した事はない。能力は『窒素装甲』なんか窒素を自由に操れる能力らしいから、普通の銃弾なんかはコイツに邪魔されて届かないって寸法だにゃー」

インデックス「???・・・・さっきのたきつぼさんとどう関わってくるのかな?」
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/27(木) 00:00:45.78 ID:VXr1rMhD0
土御門「つまり、滝壺の読み取った情報を麦野や絹旗に伝えて、そんで手を打つ・・・・そんな厄介な事をしてるんだぜい、あいつらは」

ステイル「・・・チッ、すると何か・・・こっちがもし一方通行などを使って殺しに行っても、それに対して先手を打たれるから意味無いって事か」

土御門「多分そうだぜい・・・だからこの三人の討伐には極力能力者は使いたくないんだが」

シェリー「・・・でも麦野さんとやらは全身からビーム出してんでしょ?攻撃の仕方が無いじゃないの」

土御門「それを今日考えるために集まってもらったんだにゃー」

シェリー「・・・チッ」
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/27(木) 00:01:13.35 ID:VXr1rMhD0
土御門「そんで浜面仕上・・・は説明する必要も無いカスだからとばすぞ」

土御門「そして海原光貴・・・コイツは能力者じゃないけど科学側だ・・・なんたって俺らの仲間だからな」

一方通行「ケッ・・・」

土御門「コイツは『トラウィスカルパンテクウトリの槍』ってものを使って攻撃してくる・・・どうやら金星の力を借りて、物体を分解させるらしい」

一方通行「ハッ、胡散臭ェ事この上ねェなァ!!」

インデックス「馬鹿にしちゃいけないよ。いくらレプリカって言ったって、当麻の右手でも無い限り、打ち消すのはほぼ不可能なんだから」

結漂「海原は今までそんな無茶苦茶なものを使ってたってわけね・・・・」
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/27(木) 00:01:55.03 ID:VXr1rMhD0
土御門「そして魔術サイドだが・・・・コイツは凄いぜい、聞いて驚くなよ」

土御門「まず最初に・・・神裂火織ねーちん」

インデックス「かおりが!?そんな・・・・」

土御門「科学サイドの人間にはよく分からないかも知れないが・・・・コイツは世界でも二十人と居ない聖人ってヤツでな・・・・とにかく、メチャクチャ強いんだにゃー」

垣根「どうしてその性人ってのは強いんだ?」
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/27(木) 00:02:30.29 ID:VXr1rMhD0
垣根「どうしてその性人ってのは強いんだ?」

土御門「『聖人』ってのはだな・・・ま、簡単に言えば『人間』じゃない。天使と人間の間ぐらいにいる感じだから、正直普通の人間では絶対に勝てない・・・たとえカミやんの右手があったとしても」

一方通行「なンだなンだなンですかァ!?いきなり死亡フラグ立ちまくりってかァ!?」

土御門「まあ、ねーちんは余程の事が無い限り人を殺めたりしないぜい・・・余程の事が無い限りは、だけどにゃー」
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/27(木) 00:03:03.49 ID:VXr1rMhD0
土御門「お次は五和・・・こいつは槍術に長けてるから、かなり強いけどねーちん程ではないにゃー」

建宮「五和をバカにしちゃあいかんのよな・・・・俺はアックア戦の時に五和の恐さを思い知ったのよ」

ステイル「・・・と、言うのは?」
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/27(木) 00:03:31.81 ID:VXr1rMhD0
建 宮「いやあ、女教皇様・・・・あ、神裂火織と同じ『聖人』と戦ったときの話なんだけどな、あんとき『上条当麻』はソイツに完膚なきまでにぶちのめされ て・・・そんで五和が沈んでたもんだから叱咤したらソイツに対する敵意をむき出しにしてな・・・そしてなんと、われらが術式を組んだとはいえ、その『聖 人』を返り討ちにしたのよ!」

建宮「あ、その聖人は女教皇様よりも遥かに強い聖人なのよな」

シェリー「ケッ・・・あのガキの周り、変な女ばっかじゃねえの」

土御門「・・・てな感じで、コイツにも十分な警戒が必要だにゃー」

一方通行(女って・・・・)

垣根(おそろしい・・・・)
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/27(木) 00:04:03.21 ID:VXr1rMhD0
土御門「そしてお次はアニェーゼ=サンクティス。こいつ単体なら、結漂がいれば大丈夫だろうが・・・取り巻きが酷いんですたい」

土御門「まず総数が二五○人」

心理定規「多!」

土御門「そんでその中でも厄介なのが・・・アンジェレネとルチアだ。特にルチア」

レッサー「名前だけなら聞いたことありますが・・・一体どんな術式を使うんですか?」
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/27(木) 00:04:42.74 ID:VXr1rMhD0
土御門「術式については今は省くが・・・攻撃方法は、アンジェレネが硬貨の入った袋を飛ばしてきて、ルチアはでっかい車輪を爆発させたりするんだにゃー。んでちなみにアニェーゼは座標攻撃を仕掛けてくる」

垣根「意外と大した事ないんだな・・・」

土御門「個々としてはそうだけど・・・アニェーゼ部隊の恐いところはその集団なんだにゃー・・・人は集まると急に強くなるからな」

土御門「後はオルソラ=アクィナスだが・・・・コイツはなんだかよく分からないんだにゃー」
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/27(木) 00:05:11.46 ID:VXr1rMhD0
心理定規「・・・・と、言うのは?」

土御門「今までに術式を使ってるデータが無い」

一方通行「チッ・・・一番やりづらそうだなァオイ?」

土御門「まあ、極端に弱いって可能性もあるけどにゃー」

土御門「とりあえず、分かってる敵戦力は以上ぜよ」

結漂「味方戦力は?」
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/27(木) 00:05:47.94 ID:VXr1rMhD0
土御門「ん、とりあえずここにいる全員と、アレイスターと最大主教だけだにゃー・・・あとニコライ=トルストイってロシアのキリスト教のトップもなんか言ってきてるが、コイツはまだなんとも言えないぜよ」

ステイル「やれやれ・・・上条当麻も、なかなかやらかしてくれる」
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/27(木) 00:06:21.78 ID:VXr1rMhD0
土御門「それでは今から役割を・・・と行きたいところだが、まだなんのアプローチも無い今は何も出来ないから、交代で男は白井黒子、女はカミやんの監視を・・・・」

結漂「なんかピンクの思惑が見え隠れしてるんだけど」

心理定規「これだからグループは・・・・」

土御門「んだよー・・・・じゃ、多数決で決めますか」

土御門「男が白井、女がカミやんの監視をしたほうがいいと思う人ー」

垣根(・・)ノ            土御門(・・)ノ

建宮(・・)ノ            レッサー(・・)ノ

土御門「・・・・・・死ね、氏ねじゃなくて死ね」ボソッ

655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:46:02.18 ID:+3ECNCYo0
~とある学生寮~

上条「当麻と!」

黒子「黒子の!」

上条・黒子「簡単!くっきんぐー!!」パチパチ

上条「さあ、今回も始まりました!当麻と黒子の簡単くっきんぐ!」
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:46:40.83 ID:+3ECNCYo0
黒子「今日のお料理はこちらですの!」

ジャーン

フリップ『簡単!十分で出来ちゃうキャベツスパゲッティ!!』

上条「おー!」パチパチー

黒子「そして本日の材料は………」
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:47:15.41 ID:+3ECNCYo0
~土御門の部屋~

テレビ『まずキャベツとパスタを塩で一緒に茹でて……』

建宮「呑気なもんなのよな…」←ジャンケンで負けた

心理定規「ええ本当……なんだかイライラしてきちゃうわ」イライラ←ジャンケンで負けた

建宮「はあ………お腹空いたのよ」

心理定規「向こうではなんか美味しそうなもの作ってるしね!」
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:47:46.10 ID:+3ECNCYo0
建宮「なんかこっちでも作るのよ?」

心理定規「そんな事しなくても、結漂に頼めば何か持ってきてくれんじゃないの?座標移動で」

建宮「おお、それは名案なのよな!」

モシモシ、アワキンカ?

心理定規「二人の心の距離は……家族並、かあ………あーあ、私にもそんな人が欲しいなあ、なーんて」

建宮「すぐに持ってきてくれるらしいのよ」

心理定規「そう、良かった」
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:48:20.04 ID:+3ECNCYo0
ヒュンッ

結漂「はい、おまちどお」

建宮「ありがとうなのよ!!」

結漂「はいはい…」

建宮「…ってえ!!こんな量食べきれないのよ!!」

「誰が二人で食えって言ったんだにゃー?」

心理定規「この声は……」
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:49:41.31 ID:+3ECNCYo0
土御門「なーんかカミやんとその彼女が面白い事になってるって聞いたから、すっ飛んできたんだぜい」

建宮「そういう事だったのよ、丁度今、面白い事になってると思うのよ」

モニター『では当麻さんのソーセージを………』

全員「!!」ガタッ!!
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:50:41.77 ID:+3ECNCYo0
建宮「す、凄いのよ………」

土御門「カミやん……あーあ、これでもう超電磁砲らに言い訳ができないにゃー」

心理定規「どきどき」

結漂「わくわく」

~三十分後~

モニター『はあ……良かったぞ黒子』

建宮「土御門、ちゃんと録画してたのよ?」

土御門「そこにぬかりは無いぜよ!!」

建宮「でかしたのよ!!これで三ヶ月は大丈夫なのよ!!」

心理定規「//////」

結漂「//////」
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:51:09.22 ID:+3ECNCYo0
建宮「さて……そろそろ交代なのよ、あわきん、頼むのよ」

結漂「……そのあわきんっての止めてくんない?」

建宮「善処するのよ」シュンッ

心理定規「////////」シュンッ

ステイル「いたっ!」シュンッ ドスン

レッサー「きゃん!」シュンッ ドスン

「うおっ!」シュンッ ドスン

土御門「……………」

結漂「……………」

ステイル「……………」

レッサー「……………誰?」
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:51:38.12 ID:+3ECNCYo0
削板「俺は学園都市の第七位!削板軍覇だ!!」バーン

ステイル「…炎よ」ヴォンッ!!

削板「うおっ!!発火能力か!?」ボオオオオオ

ステイル「効かない……だと?」

削板「いきなり攻撃してくるとは……根性が足らんぞ貴様!!」
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:52:12.82 ID:+3ECNCYo0
結漂「……ハッ」

削板「痛たた!こら!勝手に人の体の内部にコルク抜きなんか移動させるんじゃない!貴様も根性が足りん!」

レッサー「……えいやっ!」

削板「いたた!!だから何か変な杖みたいなのを突き刺すのもダメだって!」

土御門「…黒ノ式」

削板「がぼぼぼっ!!ぷはっ!!勝手に人の体を水浸しにするな!!」
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:52:53.45 ID:+3ECNCYo0
削板「だァァァらっしゃァァあああああああああああああああああああああああああ!!」バウーン

削板「さっきから自分達だけ好き勝手しやがって!!もう許さん!本物の根性というものを今から思う存分見せつけてくれるわーっ!!」

レッサー「い、今のみましたか!?コイツいきなり爆発したのにピンピンしてますよ!!」

土御門「いたたた……おい結漂、一方通行ここに持ってきてくれ」ポタポタ ガハッ

結漂「ええ、こんなの一方通行じゃなきゃ相手できないでしょうしね」

一方通行「いてェ!!」シュンッ ボサンッ
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:53:21.75 ID:+3ECNCYo0
一方通行「オイてめェなにしやがンだ!!」

結漂「それよりコイツどうにかしてくれるかしら?」

一方通行「この爆発の跡と血まみれの土御門……ケッ、そういう事かよ!イイねェイイねェ!サイッコウだねェ!!テメェこの一方通行様を何だと思って」

削板「すみませんオナラが出ました!!」

一方通行「人の話を聞けェェ!!えーと、どこまで話したっけ……あ、そォだここだ…テメェこの一方通行の」

削板「すごいパーンチ」

一方通行「だから人の話を聞けっつってンブギュルワ!?」

結漂「つ、強い……」
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:54:00.62 ID:+3ECNCYo0

削板「ん?誰かと思えば第一位さんじゃないか、どうしたんだ?そんなトコに寝転がって」

一方通行「…テメェがやったンだろコラァ!!」

削板「すごいパーンチ」

一方通行「ビブルチ!?」

土御門「はいはい…もうそれくらいにしてくれないと、土御門さんの寮が倒壊してしまいますにゃー」

削板「ごめん」

土御門「いいよ」
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:54:29.79 ID:+3ECNCYo0
削板「…で、この削板軍覇に何の用だ?」

土御門「本当は用なんか無かったんだけど、さっきの戦いを見て気が変わったぜい……削板軍覇」

削板「なんだ?」

土御門「実は…ある女の子と糞みたいなフラグ男の命が危ないんだ……救うのを手伝ってくれないか」

削板「その女と男ってコイツらか?」

モニター『ギシギシアンアン』←さっきのビデオ

土御門「そうそう……ってぇ!!」
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:55:21.08 ID:+3ECNCYo0
ステイル「上条当麻……ふん、結局アイツも発情期の猿だったって訳か」

一方通行「つゥゥゥゥゥゥゥち御門くゥゥゥゥゥゥゥン?テメェ人が暗部と交渉してる間にナニやってンですかァァァァァァ!?」

レッサー「あの人の……初めてがあああああああ」ペタン

削板「よーし、今のビデオで事情は大体分かった!!」

土御門「一体何を理解したんだにゃー」ボロッ

削板「つまりアレだろ?この男は必要以上に女にモテたから、このツインテール以外の惚れてた女の子からこのツインテールと共に命の危機にさらされてるって事じゃないのか?」

一方通行「テメェの能力計り知れねェな」
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:56:07.78 ID:+3ECNCYo0
削板「そういう事なら協力してやる!!」

土御門「そうか!なら早速この資料を……」

削板「その為に根性入れて鍛え直すか!!ぬおおおおおおお!!」バシュッ

キラーン

土御門「………」
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:56:39.95 ID:+3ECNCYo0
結漂「………行った、わね……空間移動よりも速い速度ってどういう事なのよ………」

ステイル「なんだったんだアイツは?」

一方通行「俺ビブルチされ損じゃねェか………」

レッサー「ああああああ………」ペタリ

土御門「……なにこの雰囲気」

土御門「……んでカミやんはカミやんで」チラ

モニター『すやすや』

土御門「女の子と全裸で手ぇ繋いで寝てるし!!!あー!不幸だー!!」

~そのころマンションでは~
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:57:47.82 ID:+3ECNCYo0
シェリー「ほーら、エリス、やっちまいな」

エリス『おめえに食わせるツケメンはねえ!!』

打ち止め「わーい!ってミサカはミサカは面白い巨人を見て大喜びしてみたり!!」

垣根「未元物質でハンバーグ作ったぞー!」

心理定規「なんだか体に悪そうね……それ」

建宮「こっちはマフィンも出来たのよー!」

インデックス「ふむふむ、これは治癒魔術と…」

~かなり平和だった~
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:58:20.21 ID:+3ECNCYo0
~第二三学区・空港~

五和「ふふ……着きましたね」

アニェーゼ「上条当麻……いや、白井黒子は、どこに行っちまってるんでしょうねえ」

オルソラ「ふふ……自ら心を奪っておきながら、勝手に持ち逃げするなんて許さないのでございますよー」

アンジェレネ「あ、あの……イギリス清教と学園都市が、動いてるみたいです……やっぱり止めませんか?その……上条さんは、諦めましょうよ、ね?」

ルチア「何を言っているのですシスター・アンジェレネ……上条当麻を諦めろだなんて……そんなことは主の教えに反しますよ」

アンジェレネ「あの……主ってもしかして」
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/28(金) 00:58:58.01 ID:+3ECNCYo0
ルチア「上条当麻に、決まってるじゃないですか……あの人が女王艦隊、いや、パラレルスウィーツパークで私の肩に触れて以来、主はこうなる事を望んでいたのですね……!」

アニェーゼ「ふふふ何言ってんですかー、私なんてあの人に裸で抱きついた事もあるし、局部の間近に顔を近づけられてブルブルやられた事もあるんですがね」

オルソラ「ふふ、私は入浴中にあの方が自らの意思で飛び込んできた事もあるのでございますし、なによりあの方は私の胸が大好きなのでございますよー」

五和「ふふ、ふふ。上条さんの命を救って、泊りがけで看病しようとした私に適うわけが無いでしょう?くずは引っ込んどいてくださいねー」

神裂「………上条当麻、上条当麻上条当麻上条当麻上条当麻上条当麻上条当麻上条当麻上条当麻なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜ」ブツブツ

~窓の無いビル~

アレイスター「ふん…遂に始まったか……うん?あれは………ククク、さらにプランが短縮できそうだ」

681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/29(土) 00:59:55.78 ID:/Teo/kOA0
~Benny’s~
美琴「…ってわけで、そのクソ女に一方通行と垣根帝督が肩入れしてる可能性が非常に高いから、私一人じゃ到底適わないからアンタたちの力を借りに来たのよ」

麦野「へ、へぇ…た、確かに戦うには十分な理由ね……」

麦野(ただの嫉妬してるヤンデレちゃんかよ!!)

絹旗(恐るべしは上条当麻って男ですね……)

浜面(女って……恐ろしい)チラチラ

滝壺(はまづらはまづらはまづらはまづらはまづらはまづらはまづらはまづらはまづらはまづら……はーまづらぁ)ゴゴゴゴ

浜面(なんだか今日の滝壺さんはすごく怖いです)
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/29(土) 01:00:30.47 ID:/Teo/kOA0
麦野「……で、勝算はあるの?」

美琴「現状では無いわね…どうせアンタ、一方通行はもちろん垣根帝督にも勝てないでしょ?」

麦野「……ええ、一度戦ったんだけど、手も足も出なかった」

美琴「そう……ま、私も多分勝てないわね。第三位と第二位、第二位と第一位の間には、それ以下の序列同士の差とは全くスケールの異なる差が存在するもの」

麦野(ああ…うっぜぇ、私が本気出しゃあテメェなんて一瞬で葬れるんだよ!!)

浜面(今日の麦野さんはいつも通りのようです)
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/29(土) 01:01:08.47 ID:/Teo/kOA0
麦野「じゃあ戦力を集める必要があるんじゃない?」

美琴「そうやって私、何度も言ってると思うんだけど」

麦野(うぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!)

絹旗(今日も麦野は超いつも通りですね)

麦野「じゃ、じゃあ……第七位とか」

美琴「なんか今日はモツ鍋でビブルチするらしいわよ?」

麦野「どういう事?」

美琴「知らないわよ、ただ、そんな変なヤツの手を借りられると本気で思ってんの?」
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/29(土) 01:01:41.08 ID:/Teo/kOA0
麦野「じゃあ……第六位とか」

美琴「書庫にすら明確なデータの無いやつの手をどうやって借りるの?」

麦野「じゃあもう…第五位でいいわよ!アイツ精神操作系だったでしょ?」

美琴「そうね……確かにアイツは嫌味だけど……当麻を救うためなら!!待っててねー、当麻!んちゅー」チュー←上条さんの盗撮写真にキスしてる

麦野(きめえ)

絹旗(きめえ)

滝壺(きめえ)

浜面(一途なおにゃのこかわええ)
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/29(土) 01:02:22.84 ID:/Teo/kOA0
~常盤台中学~

麦野「……で、その心理掌握とやらはどこにいんのよ?」

美琴「なんかどっかに特別室が用意されてるって聞いたけど……」

絹旗「超お嬢様ばっかですね……なんだか超腹立ってきました」

浜面「かわいいおにゃのこがいっぱーい……幸福だー」デレー

滝壺「……はまづら」
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/29(土) 01:03:23.83 ID:/Teo/kOA0
浜面「なんですか滝壺しゃ………ってぇ!!止めてください!!金属は洒落にならないから!!硬すぎるから!!って!!だからって『大丈夫、学園都市のは金属じゃないから大丈夫』とか言って銃を向けないで!!飛び道具はリーチが半端無いんだから!!」

滝壺「問答無用」ボカボカ

浜面「いたたたた」

絹旗(こいつら爆発しろ)
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/29(土) 01:04:01.93 ID:/Teo/kOA0
美琴「あー…もう!見つからないわねえ!!」

麦野「どっかに隠されてんじゃないの?」

絹旗「どんだけ超箱入りなんですか…」

滝壺「はーまづらぁ!」ボコッ

浜面「いたっ!」ドンッ←壁にぶつかった

クルッ

浜面「え?」ドスン

麦野「壁が……」

絹旗「超、回転した?」
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/29(土) 01:04:55.23 ID:/Teo/kOA0
浜面「いたたた……一体何だってんだ」サスサス

「だれですか?この部屋を…」

心理掌握「学園都市・第五位の『心理掌握』の部屋と知っての狼藉でして?」

浜面「こ、コイツが……」

麦野「第五位……心理、掌握!!」
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/29(土) 01:05:41.92 ID:/Teo/kOA0
心理掌握「あら、無粋な殿方だけだと思っていたら…御坂さん、貴女もこの殿方のお仲間でして?それになんだか……物騒な雰囲気の漂う人たちですこと」

美琴「心理掌握……実はアンタに頼みが」

心理掌握「生憎、『白井黒子』及びその仲間を殺害、若しくは再起不能にする手助けなど、致します気はさらさらありませんわ」

心理掌握(そしてその理由があまりに酷いですわね……人の幸せを僻み、自分の幸せを一番に考え、そしてその自分の幸せのためなら人の幸せを奪う事に何の躊躇いも覚えない……超電磁砲の名はここまで落ちぶれてはいなかったと記憶しておりますのに)

美琴「!?なんでそれを……そうか、アンタは精神系能力の最高能力者だったわね」
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/29(土) 01:07:15.57 ID:/Teo/kOA0
美琴「それなら話は早いじゃない!さっさと協力してよ!」

心理掌握「…一つ問いたい事が御座いますわ」

美琴「何よ!」

心理掌握「……『白井黒子』らの殺害、及び無力化に対する姿勢は……本気、なのですか?」


692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/29(土) 01:07:49.92 ID:/Teo/kOA0
美琴「…アンタなら分かるんじゃないの?人の本気度合いなんて、簡単に」

心理掌握「貴女の口から直接聞きたいのです」

美琴「……ええ、本気よ…私から簡単に当麻を奪っていったあのクソ女が本当に憎い…虫唾が走るくらいにね」

心理掌握(御坂美琴の深層心理と照合……誤差、2.8%…本気みたいですわね)

心理掌握「分かりましたわ……御坂さん、貴女に協力します」
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/29(土) 01:08:28.50 ID:/Teo/kOA0
美琴「本当!?助かるわ!!」

麦野「なんとか戦力の目処は立ったんじゃないかしら?」

美琴「よーし…さ、ファミレスに戻りましょう!」

滝壺「はーまづらぁ」ガブッ

浜面「ぎゃあああああ!!」

絹旗「あー、なんかもう超ストレートに死ね」
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/29(土) 01:10:02.57 ID:/Teo/kOA0
ゾロゾロ

心理掌握「ふう……」

心理掌握「御坂さん……人の絆を裂くのは、尋常ではないくらい難しいですわよ?」

心理掌握「けれどどうして私は御坂さんに味方してしまったのでしょうか……案外、この状況を私は楽しんでるのかもしれませんわね」フフッ
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/29(土) 01:10:51.29 ID:/Teo/kOA0
~道~

麦野「なんか嫌な感じのガキだったわね……」

美琴「だから行くの嫌だったんだけどね…当麻を助けるためならなんだって!!」

絹旗(超振られた人間が何言ってんだか)

「…『白井黒子』はどこですかね」

美琴「ん?あれは……」
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/29(土) 01:14:09.84 ID:/Teo/kOA0
五和「あら?」

美琴「……お久し振り、『五和』さん」

五和「…お久し振りです」

麦野(なんだコイツら…)

絹旗(うわ!後ろに超夥しい数のシスターが!!)

アニェーゼ(なんなんですかねこいつら)

アンジェレネ(あうう…なんだかこの女の人怖いです)

美琴「そうそう……今ちょっと聞こえたんだけど、『白井黒子』をどうするつもりなのかしら?」

五和「あら、貴女には関係ないと思いますよ?」
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/29(土) 01:15:15.23 ID:/Teo/kOA0
美琴「残念ね……『上条当麻』の為に、『白井黒子』を殺害でもしようと考えてると思ったんだけど」

五和「……なぜ、それを?」

美琴「決まってるじゃない……」










美琴「わたしも、同じ目的を持ってるからよ」

五和「……そう、ですか」

707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/30(日) 00:21:45.02 ID:hEVM9UKK0
~路地裏~

削板「…て訳だ!!」

横須賀「はあ!?そのカミジョーとシライの為に、どうして俺がテメェの訓練に付き合わなきゃなんねえんだよ!!」

削板「すごいパーンチ」

横須賀「だから人の話を聞けってつってんブギュルワ!?」

削板「まだだ……まだ足りない!!ぬおおおおおお!!」

ドカーン

横須賀「いてえ!!」

原谷(俺なんでこんなところにいるんだろう……)
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/30(日) 00:22:24.40 ID:hEVM9UKK0
削板「そうだ!!相手が攻撃してきたときの練習だ!!さあ、どしどし攻撃してくれ!!」

横須賀「はぁ?……まあよく分かんねえが…」

横須賀「今までの借りを、この内臓潰しの横須賀様が」

削板「むっ!来たか!すごいパーンチ」

横須賀「おい!今こっちに攻撃したら練習にならねえだブルゥヘ!?」

原谷(なぜだろう、悲しくもないのに涙が出るよお母さん)
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/30(日) 00:23:53.41 ID:hEVM9UKK0
削板「ぬっ!!新必殺技を思いついた!!」

横須賀「へ?」

削板「ぬおお!!新必殺技!!!……えーと、つよいチョーップ!!」

横須賀「それってすごいパンチと何が違うんブギュルワ!?」

削板「ふふふ……今度のは敢えて不安定な念動力の壁を手に沿うように作り、それを上から下へと振り下ろす事で殴りつける必殺技。念動鈍器とはこの事だァァあああああああああああああああああああああ!!」ドバーン

原谷「いや、無理でしょ」

削板・横須賀「?」
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/01/30(日) 00:24:28.68 ID:hEVM9UKK0
原谷「不安定な念動力の力場の近くで手を振るだけじゃ、そんな反応しないと思うし。俺、能力開発の時間割りの選択授業がそっちの方なんで、ちょっとだけ詳しいし」

削板「…」

横須賀「…」

削板「じゃあ、どういう理論で何が出たんだ?」

横須賀「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぅい!!アバウト!!こないだに引き続き必殺技の取り扱いがものすごく大雑把!!そんなんで倒される方の身にもなってみろテメェちくしょう!!」

削板「すごいチョーップ」

横須賀「だからそれやめろっつっただろうがビブルチ!?」

原谷(こうして、削板軍覇はまた一つ強くなりましたとさ、めでたしめでたし)

717 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:30:53.86 ID:y0ui4yLp0
~小萌先生宅~

小萌「ささ、姫神ちゃん…今日はなぜか結漂ちゃんもいないので、先生は一人なのですから、ゆっくりしていってくださいなのですよー」

姫神「ありがとう。でも私ひとりじゃこの鍋は多すぎる。」

小萌「そうですかー?じゃあ吹寄ちゃんでも呼ぶのですよー?」

ジーコロジーコロ モシモシフキヨセチャン…

姫神「……誰かを。忘れてる気がする」
718 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:31:24.13 ID:y0ui4yLp0
ピンポーン

吹寄「こ、こんばんはー……ってぇ!!なんですかこの給食にでも使いそうな大きな鍋は!!」

小萌「せっかく姫神ちゃんも吹寄ちゃんも来てくれたんだから、奮発したのですよー?」

吹寄「でもいくらなんでもこの量は……」

小萌「むむ、よく考えたらそうなのですよー……一体なんでこんな鍋を用意したんでしょうか」

姫神「誰か。これくらい平らげる人がいた気がするけど。」

小萌「これだけの量をですかー?そんなのシスターちゃんくらいしか…」

姫神・小萌「あ」

吹寄「?」
719 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:32:19.70 ID:y0ui4yLp0
小萌「そうなのですよ!!シスターちゃんの存在をすっかり忘れていたのです!!」

吹寄「シスターって……あ、あのすき焼きの時に上条当麻が引き連れてた」

小萌「そうなのですよー」

姫神「そうと決まれば善は急げ。今すぐ上じ…ゲフンゲフンシスターを呼ぶべき。」

小萌「はい!!今日は騒がしくなりそうなのですよー」

ジーコロジーコロ トルルルルー
720 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:32:49.09 ID:y0ui4yLp0
インデックス『はい、こちらカミジョーです!』

小萌「シスターちゃんですかー?」

インデックス『むっ、その声はこもえだね!』

姫神「先生。代わって。」

小萌「はいはい」

姫神「もしもし。」

インデックス『ん?その声はあいさかな、どうしたの?』

姫神「今日。小萌先生の家ででっかい鍋をする。よかったら来ない?」

姫神「か。上条君も一緒に。」ボソッ
721 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:33:16.99 ID:y0ui4yLp0
インデックス『うーん、気持ちは嬉しいんだけど……』

上条『おーいインデックス、誰からだ?』

インデックス『ん、こもえとあいさから』

黒子『どういった用件ですの?』

姫神(女の子の……声?)

インデックス『鍋するから来ないかって……』

上条『お、いいじゃねえか、寄せてもらおう』

インデックス『くろこも来るの?』

姫神(どうして……上条君の家に女の子が?)
722 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:33:49.01 ID:y0ui4yLp0
黒子『ええと、わたくしは……』

上条『いいじゃねえか、なんだか知らないけど、俺と一緒にいたら寮監さんから門限破り許してもらえんだろ?』

黒子『そうですけれど…』

上条『おーいインデックス、三人行ってもいいか訊いてみてくれ』

インデックス『はーい…あいさ、三人行ってもいいかな?』

姫神「……」

インデックス『おーい、あいさ?』

姫神「……いいと思う。とりあえず小萌の家に来て。訊きたいことがあるから。」

インデックス『分かったー、じゃあね!』

ガチャン
723 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:34:24.81 ID:y0ui4yLp0
姫神「…」

吹寄「おーい、姫神さん?」

小萌「どうしたのですかー?」

姫神「……シスターと上条君と一緒に。一人女の子がくるみたい。」

小萌「え?はあ……また上条ちゃんの悪い癖が出ましたか」

吹寄「上条当麻……今度はどんな手口を使って……」ブツブツ

ピンポーン

小萌「あ、はーい」
724 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:34:55.89 ID:y0ui4yLp0
ガチャ

インデックス「こっんばっんはーーーーー!!うーん、日本の食文化の極みなんだよー!!」

上条「おじゃましまーす…ん?吹寄も来てたのか」

吹寄「貴様は……私の気も知らずにまた……」

上条「ん?なんか言ったか?」

吹寄「なんでもない!!/////」

上条「ふーん」
725 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:35:26.70 ID:y0ui4yLp0
黒子「あ、あのー……は、はじめましてですのー」モジモジ

上条「ん?そんなトコに突っ立ってないで入って来いよ」

黒子「は、はいですのー」オズオズ

小萌・姫神・吹寄(こいつか……)

上条「紹介するよ、コイツはなんとあの常盤台中学一年の……」

黒子「し、白井黒子ですの」カチコチ
726 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:36:05.01 ID:y0ui4yLp0
小萌「と、常盤台!?ま、まさか上条ちゃんはそんなお嬢様をもその甘い毒牙に……」

上条「人聞きの悪い事言わないで下さい!!」

黒子「あら、強ち間違ってもいませんわよ?」

上条「おい黒子、お前までなにを」

インデックス「とうまは最近ただのえろまになってるんだよ!」

上条「い、インデックスさあああああん!!あなたまで何を仰りますか!!上条さんは上条さんであってエロ条さんでは!!てゆうかエロなんて言葉どこで覚えた!!そんな言葉シスターさんが使っちゃいけません!!」

姫神「……で?」

上条「へ?」
727 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:36:48.92 ID:y0ui4yLp0
姫神「エロ魔とかエロ条とか。そんなのは初めから分かってる事だから。」

エロ条「ひどっ!!」

姫神「問題は。その青少年保護法案に引っ掛かりそうなその女の子が。その。あの。」

上条「?」

インデックス(そっか……あいさも……)
728 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:37:18.08 ID:y0ui4yLp0
吹寄「ええいじれったい!!上条当麻!!貴様はこの少女を連れまわして、何を考えているの!?」

小萌「そうなのですよ!!せ、先生みたいな合法ロリならともかく、こんな明らかなロリバb……おっと、こんな小さな女の子を卑猥な目連れまわすなんて……」

黒子「止めてくださいまし!!」

小萌・姫神・吹寄「!!」

黒子「わたくしはこの上条当麻さんの彼女ですの!!ですから決してこのエロ魔さんが女子中学生にまでそのエロの手を伸ばした訳ではありませんの!!」

エロ魔「お前までその名で呼ぶか」

黒子「まあ、今日はエロの手も少々伸ばされましたけど//////////」ボソッ
729 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:37:47.60 ID:y0ui4yLp0
小萌「えぇ!?上条ちゃんにまさか土御門ちゃんと同じ趣味があったなんて……」

上条「止めてください!!」

黒子「//////////////」

小萌「…まあ、やっと上条ちゃんが一所に落ち着いてくれて良かったのですよー」

上条「またそんなことを!!だいたい……」

ワイワイガヤガヤ

姫神・吹寄「……」

インデックス(あいさ……それから、となりの……せいり?も……)
730 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:38:22.65 ID:y0ui4yLp0
~心の中・吹寄制理の場合~

黒子『わたくしはこの上条当麻さんの彼女ですの!!』

吹寄(え?そんな……そっか、そうだよね)

吹寄(こんな色気の無い女を、上条君が選ぶ筈がないもの……最初から分かってたじゃない)

吹寄(ふふ……対カミジョー属性完全ガードの女……ねえ)
731 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:38:58.42 ID:y0ui4yLp0
吹寄(それってただ…今まで上条君に助けてもらった事がなかった……ってだけの話じゃない)

吹寄(大覇星祭の時の……あの表情を見て、ガードなんて出来る筈がないじゃないの)

吹寄(でも、そんな幻想も……もうおしまい、かぁ)

吹寄(……白井さん、だったかな……上条当麻を、宜しくね?)

吹寄(私は……貴女と上条当麻の周りの世界を守るためなら……なんだって、できる…そんな気がするのよ)
732 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:39:24.41 ID:y0ui4yLp0
~心の中・姫神秋沙~

黒子『わたくしはこの上条当麻さんの彼女ですの!!』

姫神(え…?うそ…だよね)

姫神(そうだ。嘘に決まってる。)

姫神(そう。上条当麻は。あの錬金術師から命がけで私を助けて。大覇星祭のときだって。あの赤い神父をたき付けてくれた。)

姫神(だから私以外の人を選ぶなんて…ありえないありえない有り得ない有り得ない有り得ない在りえない在り得ない在り得ないアリエナイアリえナいアリエナいあリえナイありえないアリエなイありえなイあリエなイ……)
733 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/01/31(月) 00:39:53.71 ID:y0ui4yLp0
姫神(そうか。きっとあのロリババァが。ロリババァって事を生かして上条君を誘惑したんだ。でないと。私以外を選ぶなんて事はアリエなイ。)

姫神(ふふ……今はまだ様子見しか出来ないけど……)

姫神(いつか幻想を殺してあげるわね。白井黒子さん?)

741 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:28:34.25 ID:ZqBPgdFG0
~屋根裏~

土御門「コイツはちょっとまずい事になったぜい……」

結漂「あら、弱気?」

土御門「……姫神秋沙、能力は…………、か。作戦を考え直さないと」

結漂「え、なによ…どうしたのよ」

土御門「まずは最大主教に……」ブツブツ
742 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:29:07.60 ID:ZqBPgdFG0
~お鍋終了~

インデックス「ふみゅー……おいしかったんだよ」ケポ

吹寄「どうしてあの鍋が空っぽに……」

小萌「ふふ、シスターちゃんは相変わらずなのですよー」

姫神「……」

上条「ん?どうした、姫神?なんだか顔色悪いぞ?」

姫神「いい。なんでもない。私は用事を思い出したから帰る。小萌先生ありがとう。」

ガチャ バタン

インデックス(これはちょっとまずい事になってるかも……)
743 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:31:11.48 ID:ZqBPgdFG0
小萌「大丈夫ですかねー?……あ、そうそう!白井ちゃん、お鍋はどうでしたかー?お口に合いましたか?」

黒子「ええ、寮の出す料理よりもおいしかったですの。ありがとうございましたの」ペコリ

小萌「うふふ、上条ちゃんには勿体無いくらいの彼女さんなのですよー」

黒子「いえ、そんな……」

上条「ちょっと先生、そんな」

吹寄「私もそう思うかな」

上条「?!吹寄さんまで何を?」
744 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:31:48.59 ID:ZqBPgdFG0
吹寄「ねえ白井さん……この上条君は、すぐにフラグたてるし、女の子には目が無いし、頭悪いし、何かにつけてすぐサボるし、スケベだし、変態だし、女の子 の裸に対する意識がものすごい低いし、卑猥だし、不幸だし、バカだけど……でも、いいところも少しはあるから、上条君の事、よろしくね?」

黒子「吹寄さん……」

小萌(吹寄ちゃん…)ホロリ

インデックス(せいり……)

上条(なんか悪口言われた)
745 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:32:18.56 ID:ZqBPgdFG0
黒子「はい!このどうしようもないドスケベの世話は、任せてくださいですの!!」

吹寄「うん!白井さんになら上条君を任せられるわね!!…貴様も、白井さんを泣かしたら……ふふ、ふふ」

上条「泣かしませんです!ハイ!!」ビシッ

吹寄「それでよし」
746 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:32:51.74 ID:ZqBPgdFG0
小萌「吹寄ちゃん……吹寄ちゃーん!!せ、せんせいは…せんせいはぁー!!」ダキッ ウワーン

吹寄「ちょ、なんなんですか、小萌先生!!」

インデックス「せいりー!!わたしが、わたしがいるがらねー!!」ダキッ ウワーン

吹寄「ちょっと、シスターさんまで」

黒子「吹寄さぁーん!!くろこに、くろこに任せてくださいですのぉー!!」ダキッ ウワーン

吹寄「白井さんまで……もう、そんなんじゃないってのに」キラリ
747 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:33:24.64 ID:ZqBPgdFG0
小萌・インデックス・黒子「うえーん!!」オイオイ

吹寄「まったく……」グシグシ

上条(まさかのロリと巨乳の百合百合展開…幸福だー)ハナジブー バタン

吹寄「……」

小萌「……」

インデックス「……」

黒子「……」
748 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:34:00.40 ID:ZqBPgdFG0
上条「ふにゃー……百合の花ー……百合の花、咲き乱れー……」ダクダク

黒子「わたくし、CQCで〆ますの」

インデックス「わたしは頭に噛み付くんだよ」

吹寄「私はおでこで頭突きする」

小萌「先生は、加わるわけには行かないので、ここでみんなの応援を……」

上条「ふにゃー……ハッ、百合の花畑はどこに!?」キョロキョロ

黒子・インデックス・吹寄「ふふ、ふふふ、ふふ………」ゴゴゴゴ
749 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:34:32.27 ID:ZqBPgdFG0
上条「え……?あのー、黒子さん?インデックスさん?吹寄さん?……皆さんおめめが笑っていませんの事よ?ほら、スマイル、すている……」

黒子・インデックス・吹寄「エロ条エロ魔ぁぁぁぁぁ!!!!」

エロ条エロ魔「はい!?……ちょ、ちょっと皆さんまって」

ガン ゴン グチャ

エロ条「ぎゃあああああああああ!!!!不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
750 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:35:02.45 ID:ZqBPgdFG0
~その頃、姫神宅~

姫神「ふふ、ふふ……いい事を思いついた……」

姫神「なんで。こんな簡単なことを今まで思いつかなかったんだろう。」

姫神「あんなロリババァなんて……」

姫神「わ た し の の う り ょ く を も っ て す れ ば 。 い ち げ き だ っ た の ね 。」

姫神「上条君も……私の想いを。踏み躙ったのがいけないのよ。」
751 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:35:56.38 ID:ZqBPgdFG0
~マンション~
一方通行「ハン!!愉快にケツ振りやがってェ!!誘ってンのかァ!?」ピコピコ

打ち止め「む、プリン!歌う!」ピコピコ

一方通行「ァ!!」

シェリー「ふふん、スネーク……やっちまいな」ピコピコ

チュドーン

一方通行「ァァァァァ!!フォックスゥゥゥゥゥゥ!!」
752 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:36:28.50 ID:ZqBPgdFG0
一方通行「まだだァ……まだ一機残って」ピコピコ

ステイル「甘いね、PKファイヤーだ」ピコピコ

一方通行「はン!!そんなんでやられるほどこのフォックスは……」ピコピコ

シェリー「あははははっ!!どかないとケガするよ!!」タッタララッラッタッタッタッラッタッタララッラッタッタッタッラ←ハンマー

キラーン

一方通行「フォックスゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!」
753 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:37:34.32 ID:ZqBPgdFG0
テテテテーッテッテッテッテー

勝ち
1P・プリン(打ち止め)3P・スネーク(シェリー)4P・ネス(ステイル)チームカラー・赤

負け
2Pフォックス(一方通行)チームカラー・黒

打ち止め「やーい!!またアナタの負けー!!ってミサカはミサカは哀れなアナタを嘲笑ってみたり」
754 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:38:28.88 ID:ZqBPgdFG0
一方通行「クソがァ……1対3で勝てる訳ねェだろォがァ……!」

シェリー「アタシがさっき1対3で勝ったときに『はン、三下共に気ィ使って本気出せなかったンだよ。だから今度は三人まとめてかかって来なァ三下共がァ!!』とか言ってたのは、どこのドナタかしら?」

一方通行「そ、それはァ……」

ステイル「全く……個人戦でも負けるし、チーム戦でも負けるし……一体どうすれば勝てるんだい?」

一方通行「フ!!フォックスが悪ィンだァ!!おいそこのゴスロリ!!スネーク代わりやがれェ!!」
755 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:38:58.64 ID:ZqBPgdFG0
シェリー「あら、いいけど……じゃ、アタシがフォックスね」

一方通行「ツベコベ言わずにさっさとかかってこい三下共ォ!!」

テテテテー

結果

勝ち
1P(打ち(ry

一方通行「クッソォォォォォォォ!!!!」バン

ステイル・シェリー・打ち止め(バカだわコイツ)
756 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:39:29.97 ID:ZqBPgdFG0
シュンッ

土御門「ハァ……ハァ……た、大変な事が起こったぜよ!!」

ステイル「全く、人が楽しんでる時に無粋な……一体どうしたんだい?」

土御門「姫神秋沙が向こう側についた……まだ御坂美琴らとの接触は無いが……時間の問題だにゃー」

ステイル「姫神秋沙!?……まさか、あの……アレを呼び寄せる……」

インデックス「そう、アレだよ……信じたくないけど」

一方通行「ケッ…なンの事だァ?」

ステイル「信じられないかもしれないが……」
757 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:40:08.82 ID:ZqBPgdFG0
ステイル「不死身の吸血鬼が……敵になる可能性がある」

一方通行「はァ!?どこのメルヘンですかァそりゃァ?!」

ステイル「信じられないのも無理は無い。僕も今まで見たことが無いからね」

土御門「今からその姫神秋沙について説明を」

バタン

建宮「た、大変なのよ!!」

土御門「騒々しいぞ!!どうしたんだ!!」
758 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:41:08.00 ID:ZqBPgdFG0
レッサー「こ、この混乱に乗じて、ニコライ=トルストイが……ワシリーサ率いる殲滅白書を学園都市に仕向けてくるみたいで!!今ロシアでこつこつ準備をしてるみたいなんです!!」

ステイル「殲滅白書だって!?……くそ、あの狸め……どれだけ引っ掻き回せば気が済むんだ」

土御門「クソ…!……最大主教に報告して増援を」

垣根「うーい、アレイスターとローラとかいったシスターから伝言だあ」バサッバサッ

心理定規「なんでも、『先に言っておくが、増援なんて送る余裕は無いぞ』……だってさ」

土御門「――――ッ!!」
759 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:41:41.42 ID:ZqBPgdFG0
シェリー「はあ!?これだけの少人数でどうにかしろって言うの!?相手はとんでもない数なのよ!?」

ステイル「それに、向こうにいるのは一人で軍隊にも互角以上の戦いが出来るような化け物ばかり……一体……どうすれば……」

土御門「………仕方ない、最後の手段ぜよ」

インデックス「ダメだよ!!もとはる……」

インデックス「二人の世界を守るためなのに……二人に力添えしてもらって何になるの?」

土御門「悪い、禁書目録……これしか方法が無いんだよ……」
760 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:42:28.59 ID:ZqBPgdFG0
土御門「結漂、カミやんと、白井黒子を……ここに連れてきてくれ」

結漂「……いいのね?」

土御門「……ああ、ロシア成教まで関わってくるなんて……カミやん」

土御門「おいみんな、聞いてくれ……これはもう、ただの一人の男を巡る争いじゃない―――――――――」
761 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/01(火) 00:43:06.34 ID:ZqBPgdFG0












土御門「――――立派な、戦争だ」

768 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/02(水) 22:53:50.42 ID:oCXjqU9O0
~とある学生寮・上条さんの部屋~

上条「インデックスは途中でどっか行っちゃうし……不幸だー」

黒子「……」

上条「ん?どうしたんだ黒子、口に合わなかったのか?」

黒子「口には合いましたの……ただ」

上条「ただ?」
769 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/02(水) 22:55:44.18 ID:oCXjqU9O0
黒子「いきなりあんな知らない人だらけの所にわたくしを連れて行くなんて……当麻さんはわたくしの事を考えてはくださいませんでしたの?」ウルウル

上条「黒子……そんな筈無いじゃないか…、俺には黒子が一番大事なんだ」ギュッ

黒子「それなら……どうして」

上条「ほら、学園都市って、両親がいないだろ?……だから真剣に一番面倒見てくれる大人って、先生しかいないんだよ……だから、その人には紹介しとかなきゃなって思って…」

黒子「当麻さん……それって」

上条「ああ……両親に会わせるのと、大して変わらない、かな」

黒子「当麻さん……」

上条「黒子……」

ヒュンッ
770 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/02(水) 22:57:32.95 ID:oCXjqU9O0
土御門「カミやん!!」

インデックス「とうま!くろこ!」

上条「え?」←半裸

黒子「え?」←半裸

インデックス「……」

土御門「ほう……」ニヤニヤ
771 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/02(水) 22:58:17.38 ID:oCXjqU9O0
上条「あの、違うんだインデックス、上条さんはただ風呂に入ろうとしただけでして……」

黒子「そ、そうですの!!まだわたくしも中に出された事なd上条「あばばばばば!!!なんでもありませんのことよ!?」」

インデックス「…とりあえず、とうまの頭蓋骨をカミクダク!!」ガブッ

上条「不幸だー」

黒子「まあ、大胆なスキンシップですこと」ゴゴゴゴ

結漂「アンタ達は服を着なさいよ」シュンッ シュンッ←座標移動で服を着せてる
772 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/02(水) 22:59:01.24 ID:oCXjqU9O0
ギャーギャー

土御門「お楽しみ中悪いんだが……」

上条「いててて!!金属矢はヤバイって!!ところでどうしたんだ土御門!」

土御門「……見てるだけで腹立つから、取り敢えず寝かしとくか」

ドカッ

上条「うっ」バタン

ペシッ

黒子「はうっ」バタン

インデックス「……卑怯者」

土御門「返す言葉は無いし、必要も無いにゃー」
773 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/02(水) 22:59:47.67 ID:oCXjqU9O0
土御門「おい結漂、カミやんを運ぶために野郎どもを、白井黒子を運ぶために力のある女性の方々を呼んできてくれ」

結漂「はいはい……」シュンッ

一方通行「いてェ!!」ドサッ

建宮「ぬん!!」スタッ

レッサー「わわ!!」ドサッ

シェリー「…チッ」スタッ
774 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/02(水) 23:00:33.79 ID:oCXjqU9O0
土御門「てわけで、コイツらをマンションまで運んどいてくれ」

一方通行「チッ…わァッたよ」

建宮「おーおー幻想殺しさん……こうして見ると、いかにもなんだか弱そうなのよ」

一方通行「こンな奴能力でちょちょいっっとォ……あ」

土御門「……まさか」

一方通行「イ、幻想殺しのせいで能力が使えねェ……」

土御門「このモヤシが」
775 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/02(水) 23:01:26.14 ID:oCXjqU9O0
結漂「はあ……結局もう一回行きなおしかあ」

土御門「すまないにゃー」

一方通行「なンだよなンだよ……いいじゃねェかよモヤシ……ギャル○根(検索してはいけない方ではない)の主食だぞォ……?」シュンッ

垣根「あれぇ!!」ドサッ

土御門「これ運んで」

垣根「いいよ」
776 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/02(水) 23:01:59.25 ID:oCXjqU9O0
~マンション~

建宮「よいしょっ……ふう、重かったのよ」

垣根「体力・筋力・精力を回復する未元物質っと」

建宮「あ、俺も欲しいのよ」

垣根「ホラよ」

建宮「ムグムグ……オレンジ味なのよ?」

垣根「ムグムグ……グレープフルーツだ」

建宮「そうか」
777 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/02(水) 23:02:30.48 ID:oCXjqU9O0
シェリー「オラ!!ちゃんと持てって!!」

レッサー「そっちこそ!!そんな泥人形に頼らないで自分で持ってくださいよ!!」

シェリー「テメェだって変な杖に頼ってないで、自分で持ちやがれ!!」

ドサッ

黒子「あう」

784 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/04(金) 00:42:10.85 ID:HIPQk9sh0
黒子「いたたたた……はっ!ここは?」

土御門「にゃー、さっきは手荒な真似してすまなかったにゃー」

黒子「……用件はなんですの?」

土御門「それならカミやんが起きてから説明するぜい」

上条「たはーたはー」

心理定規「……変な気絶の仕方ねぇ」
786 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/04(金) 00:42:49.45 ID:HIPQk9sh0
上条「たはーたはー」

土御門「……」イライラ

一方通行「……」イライラ

上条「たはーたはー」

建宮「……」イライラ

ステイル「……」イライラ

上条「たはーたはー」

垣根「……」イライラ

レッサー「……」イライラ

シェリー「……」イライラ
787 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/04(金) 00:43:34.41 ID:HIPQk9sh0
上条「たはーたはー」

結漂「……」イライラ

打ち止め「……」イライラ

上条「たはーたはー」

インデックス「……」イライラ

黒子「……」イライラ

全員(早く起きろよ……!!)イライラ
788 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/04(金) 00:44:02.03 ID:HIPQk9sh0
上条「たはーたはー」

一方通行「オイ三下ァ!!いい加減起きやが」

??「だァァァァァらっしゃああああああああああ!!!!!いつまでも気絶するなああああああああ!!!!!!根性が足りんぞおおおおおおおお!!!!!見よ!!新必殺技・つよいチョーップ!!!」ズバンッ

上条「そげぶっ!!!」ガバッ

一方通行「ふンごォ!!!」ドサッ
789 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/04(金) 00:44:41.05 ID:HIPQk9sh0
上条「はあ……はあ……何だ、今の」

一方通行「」←しんでる

削板「ふははははは!!!!根性無しのオーラが漂ってきたから来てみれば……皆さん勢ぞろいとはな!!」

上条「……土御門、なんだ?この暑苦しいの」

土御門「……学園都市のナンバーセブン、らしいにゃー」

上条「ふーん……」
790 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/04(金) 00:45:10.66 ID:HIPQk9sh0
削板「なんだその微妙な反応は!?根性が足りーん!!!!今から叩きなおして」

黒子「いい加減にお話を聞かせてくださいませんの!?」ガー

土御門・削板「ごめん」

上条「ねえ、俺には謝罪無しなの!?ねえってば!!」

一方通行「」

796 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 00:49:14.08 ID:SAbqKX4e0
土御門「えーと、どっから話せばいいか……」

黒子「……」

上条(土御門が話すのを躊躇うなんて……おのれ魔術師!!)

ステイル「ええい、じれったいな……上条当麻!!正直に言おう……
君のせいで、戦争が勃発した……それも世界規模の」

黒子「……はい?」

上条(……はい?)
797 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 00:50:05.78 ID:SAbqKX4e0
インデックス「すている!!いくらなんでも酷いかも!!もっと言葉を選ぶ余地はあったと思うんだよ!!」

土御門「……すまないカミやん、俺の力をもってしても……戦争を、食い止められなかった」

上条「ちょちょちょ、まって…え?戦争?why?」

ステイル「それは貴様が……」

インデックス「すている!!!」

ステイル「……」

土御門「…俺らはカミやんと、彼女さんを責める気はさらさら無いんだが……、聞いてくれ」

黒子・上条「ごくり」
798 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 00:50:49.76 ID:SAbqKX4e0
土御門「……実は、カミやんがそこの白井黒子さんと付き合い始めたと同時に……カミやんの事が好きだった奴らが動き始めたんだぜい……それも『一斉に』『団結して』」

黒子(なん……ですって……?……当麻さんに想いを寄せていた女性が……そんな……お姉さま……)

上条(俺のことを好きだった女の子?……インデックスぐらいしか思いつかないな)
799 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 00:51:35.33 ID:SAbqKX4e0
土御門「……カミやん、あと……白井さん、気に病むなよ。それはお前たちの所為じゃない……自分たちからは何もしなかったくせに、行動した人間の幸福を恨む、横暴な、女どもが悪いんだ」

黒子「……」

上条「つ、土御門!!なーに深刻な顔してんだよー……どうせクラスの女子が、多くて二・三人何か言ってるのを大袈裟に報告して、上条さんを困惑させたいんでしょー?上条さん、そんなドッキリには引っかかりませんの事よ?」

シェリー「テメェはアタシらイギリス清教の主要戦力が、テメェをドッキリにかけるためにリスクを冒してまで学園都市の内部に入ってきたなんて思ってんのか!?」

上条「それは……」

土御門「認めたくないのは分かるぜい、カミやん……でもな、これはドッキリでもなんでもない……紛れもない現実なんだ。……ただの幻想なら、カミやんの右手でどうにかなったかもしれねぇがな」
800 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 00:52:11.28 ID:SAbqKX4e0
黒子「……敵戦力は?いくら位、どのような人がいますの!?」

土御門「落ち着け白井さん」

黒子「白井でいいですの」

土御門「わかった」

黒子「うん」
801 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 00:52:37.62 ID:SAbqKX4e0
土御門「戦力はまず科学側から……筆頭に、カミやんも白井もご存知の」

ドカーン

建宮「!?くそっ!今度は一体なんなのよ!!」

土御門「……言ってるそばから挨拶に来てくれたみたいだぜい?」

上条(クソッ!!一体だれなんだ!?)

黒子(この電撃……まさか、)
802 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 00:53:26.08 ID:SAbqKX4e0
美琴「クスクス……こんにちは、皆さん」

上条「なーんだビリビリかあ、てっきり敵が襲ってきたのかと」

土御門「!?超電磁砲にそれ以上近づくなカミやん!!」

上条「え?」







土御門「ソイツが科学側筆頭の……御坂美琴だ!!」

上条「……はい?」
803 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 00:54:14.38 ID:SAbqKX4e0
美琴「あらあら…とぅまからは随分と信用があったものね…、やっぱりあの泥棒猫が懐柔したんだぁ」ビリッ

黒子「お姉さま!!どうか……どうか止めて下さいまし!!こんな方法はまともな人間の取る行動ではありませんの!!」

美琴「……ふーん、ちょっとびっくりかも」

黒子「……なにがですの?」

美琴「ん?いやね、サルでも人の言葉って喋れたんだぁ……って思ってね♪」パチッ
804 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 00:54:42.57 ID:SAbqKX4e0
黒子「え?……あっっっ……くっっつつあああああ――――――!!!!」

上条「!?ど、どうした黒子!!」

黒子「あっ………ぐう………」ビクビク

土御門「カミやん!!右手で触れ!!」

上条「お、おう!!」

パシュン
805 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 00:55:23.01 ID:SAbqKX4e0
黒子「ああ……ふっ」バタン

上条「黒子!!」

美琴「うーん…思ってたよりもイマイチねー……この前、そこで寝そべってる白髪がやったって聞いて、生体電気を操ってみたのになー……」

上条「……どう、して」

美琴「ん?どーしたのとぅまぁ?」

上条「どうしてこんな酷い事をするんだ!!」

上条「答えろよ『御坂美琴』!!」バーン
806 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 00:55:54.73 ID:SAbqKX4e0










美琴「……ふふっ、やっと名前で呼んでくれたねとーぅま♪」
807 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 00:56:31.94 ID:SAbqKX4e0
上条「ふざけんじゃねえ!!黒子をこんな目に遭わして、何がしたいんだ!!」

美琴「!?……そっか、とぅまはあの猿に洗脳されてるんだったわね……今助けてあげるわねぇ?」

ステイル「魔女狩りの王!!」

イノケンティウス「がおー」

美琴「じゃま」ビリッ

イノケンティウス「あうー」

パシュン

ステイル「イノケンティウスが……消えた……だと?」
808 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 00:57:19.52 ID:SAbqKX4e0
心理定規「ぬん!!」

心理定規「え……?心の距離が……測れない?一体どうなってるの?」

結漂(御坂美琴……ダメだわ、適わない適わない適わないかなわないカナワナイ……)

レッサー「えいやー!!」ブン!!

美琴「なにこの杖……電気流してみよっか」ビリビリ

レッサー「しびびびびびびびび」バタン

シェリー(クソ!!術式の発動が……)

建宮(間に合わないのよ!!)

土御門(すまんカミやん………!!)
809 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 00:58:43.35 ID:SAbqKX4e0
美琴「さぁてと……さようなら、『泥棒猫』さん?」ビリビリ

上条(しまった!!両手が塞がっ)

ズバーン

美琴「……ふーん」

「第一位はお寝んね中、幻想殺しは両手が塞がってて、心理定規はなぜかあんたに能力はかけられない。座標移動は過去のトラウマにとらわれてて、ステイル・レッサーの攻撃は弾かれて、あとの魔術師は皆術式の構築中……」

垣根「さて、主要戦力の中でただ一人手持ち無沙汰な人がいました…一体誰でしょうか?」ニヤ
810 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 00:59:20.72 ID:SAbqKX4e0
美琴「……第二位が第一位と共闘してるって噂は本当だったのね」

垣根「まあな……アイツには、かなりの借りがあっからな」

美琴「……クス、丸くなったわねえ」

垣根「うるせえよ」

美琴「隙あり!!」

垣根「なっ!!しまっ…」

ドカーン
811 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 00:59:46.81 ID:SAbqKX4e0
美琴「よしっ!!」

ポト←コイン

美琴「……あれ?」

垣根「あ?」

削板「テメェらだけは許さんぞおおおおおお!!人を忘れおって!!!!!!しかも根性の無いことにいきなり撃ってきやがってえええええ!!根性が足らああああああああん!!」シャキーン

美琴「その話し方……アンタもしかして」

削板「そう!!学園都市のナンバーセブン、削板軍覇とは俺のことだあああああ!!」ババーン
812 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 01:00:49.36 ID:SAbqKX4e0
美琴「……ふーん、そっちは超能力者が三人かあ……」

土御門「ははっ今更怖気づいたか?」

美琴「いいえ、全く?だって……」
813 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 01:01:52.29 ID:SAbqKX4e0
美琴「こ っ ち に だ っ て 、 三 人 い る も の」

土御門「!?まさか……心理……」

美琴「さーあねー?…さ、今回は私一人で挨拶に来ただけだから。…こんどは、私の友達も呼んで、パーティーをしましょう……じゃ、またね。とぅま♪」

バタン ビリビリビリー

土御門「……クソッ」
814 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 01:02:20.43 ID:SAbqKX4e0
上条「……黒子、大丈夫か?」

黒子「ええ……当麻さんは?」

上条「俺は別に…」

黒子「そうですか……」
815 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 01:05:46.95 ID:SAbqKX4e0
心理定規「こんな事って……まさか……ほんとに……」ガタガタ

土御門「ああ……そんなことがあったんなら、恐らくビンゴだぜい」

一方通行「弱音なンかテメェらしくねえなあ……」

土御門「一方通行!?……いち起きたんだ?」

一方通行「実は超電磁砲が来たあたりから起きてたけど、当たるの怖いからのびてる振りしてずっと電気エネルギーを反射に設定してた」

土御門「このヘタレが……!!」
816 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/05(土) 01:08:11.07 ID:SAbqKX4e0
垣根「まあまあ……それで、どうしたんだ?」

土御門「よくぞ訊いたくれたにゃー」

土御門「向こう側に……」






土御門「……心理掌握までいる可能性が非常に高い……!!」


科学側一同(!?)ガタッ

魔術側一同(??)ポケー

823 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/07(月) 00:02:19.15 ID:3AhnxRD40
ステイル「……なんだい?その心理掌握ってのは……名前を聞く限り精神を操るようだが……」

一方通行「心理掌握……第五位のレベル5だが……正直、俺にもなンでアイツが超電磁砲や原子崩しより序列が下なのかが分かンねェぐれェめンどくせェ能力者みたいだが」

黒子「心理掌握……聞いたことがありますの」

土御門「なんだって!?……その情報を話して欲しいにゃー」

黒子「心理掌握……常盤台中学における、最大派閥の創始者ですの……彼女を崇拝する者も少なくなく、彼女専用の隠し部屋が校舎内に作られているという噂まで存在しますの」

黒子「能力については……もしお姉さまと彼女が戦闘したとして、一方的に超電磁砲を浴びせる事ができればお姉さまの勝ちでしょうけど……『戦意』そのものを打ち消されてしまいましたらお姉さまの勝ち目はまずございませんの……当麻さんなら、分かりませんけど」
824 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/07(月) 00:02:56.66 ID:3AhnxRD40
上条「ひょっとして、その心理掌握って……対象に触れただけでその記憶を読み取ってしまうっていう……あの能力者か?」

黒子「恐らくは……」

ステイル「やれやれ……僕らはとんでもないカード(ジョーカー)を引いてしまったようだね?」

上条「うわあ」

黒子「うわあ」

土御門「うわあ」

一方通行「うわァ」

結漂「うわあ」

垣根「うわあ」

心理定規「うわあ」

インデックス「うわあ」

打ち止め「うわあ」

レッサー「うわあ」

シェリー「うわあ」

建宮「うわあ」

削板「……ジョーカー?」

ステイル「……いっそ殺してくれ」
825 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/07(月) 00:03:43.90 ID:3AhnxRD40
ステイル「……」ズーン

削板「なあなあ、ジョーカーって何の事だ?お前ら、俺が来る前にトランプでもしてたのか?なあなあ」

上条「もうやめてあげて」

削板「え?俺はただ疑問をステイルに投げかけてただけなんだが……」

削板以外(((バカが一番恐ろしいな……)))

土御門「……コホン、んで、その心理掌握の攻撃……どうだにゃー、一方通行に垣根……防げそうか?」
826 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/07(月) 00:04:13.14 ID:3AhnxRD40
一方通行「うーン……一度でも攻撃を受けりゃ、攻撃のベクトルが掴めると思うンだが……」

垣根「俺も……アイツの攻撃の性質が完全に分かんない限り、未元物質の創りようがねえよ」

土御門「くそっ……魔術側はどうだ?」

インデックス「難しいね……精神操作系の魔術ならいっぱいあるけど、能力なら……わかんないかも」

土御門「………つまり手詰まりってわけか」

上条「俺の右手なら……」

土御門「カミやんの右手は、いつからちぎって全員の頭にのせれる位便利になったんだにゃー?」

上条「それは…」
827 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/07(月) 00:05:39.93 ID:3AhnxRD40
土御門「…つまり、実際に一度戦ってみない事には勝てる保障なんてどこにもない……か。正直、このメンバーが集まったときには楽勝だと思ったんだけどにゃー」

垣根「……心理掌握が第五位に甘んじている理由もよく分かんねぇ事だしな」

一方通行「……チッ、面倒な事に巻き込まれちまったぜェ」

上条「……土御門、他の敵戦力の情報を頼む」

土御門「おっと、忘れてたにゃー。あとは暗部の……」

黒子(お姉さま……黒子が必ずやそこから引っ張り上げて救って差し上げますの……!!)
828 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/07(月) 00:06:26.83 ID:3AhnxRD40
~joseph’s~

五和「……なるほど、御坂さんもあの白井黒子とやらに……」

美琴「そーなのよ、アイツ、気持ち悪いったらありゃしない。私のとぅまを懐柔なんかしたりして……『くろこ』だけに『くろこげ』にしてやるわ!!」

麦野(笑えねえっつーの)
829 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/07(月) 00:06:55.36 ID:3AhnxRD40
アニェーゼ「……でも、どうすんですか?学園都市のレベル5とやらが、向こうには三人も集まってたんでしょう?」

美琴「ああ……ま、こっちにも三人いるし……なにより、心理掌握の力があれば、あんな奴ら敵でもないわ」

麦野(それが返り討ちにされてのこのこ戻ってきた奴の言う事かよ)

浜面(可愛い娘がいっぱい……くそ、上条当麻……許さん!!)

滝壺(はまづらが、また他の女の子見てる………コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス………)

絹旗(滝壺さん、超怖いです)
830 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/07(月) 00:07:42.13 ID:3AhnxRD40
アンジェレネ「そ、それに魔術師だって……あの炎の変態ロリコンシスター萌え男とか……天草式のクワガタとか……強い人がいっぱい……」

ルチア「シスターアンジェレネ、そんな弱腰でどうするのですか!!そんなカスども……私たちアニェーゼ部隊と、この聖人の神裂がいればどうにでもなるでしょう!!」

美琴「問題はあの第一位……アイツには心理掌握の力も通じるかどうか……私の超電磁砲は無理だろうし……ん?アイツって妹達の演算補助受けてたわよね……ってことは……」ブツブツ チュー

海原(御坂さんの使用したストロー……なんとしても手に入れなければっ!!)ギラッ
831 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/07(月) 00:08:31.07 ID:3AhnxRD40
神裂「相手側の脅威は土御門元春と……シェリー・クロムウェルくらいのものでしょうか」
チュー

浜面(あの巨乳のねーちゃんの使ったストロー…是非とも浜面・ストロー・コレクション(麦野・フレンダ・絹旗・滝壺・駒場のは回収済み)に加えたい!!)ギラッ

海原「え?」チラッ

浜面「ん?」チラッ

海原・浜面(コイツ……できる……!!)

絹旗(どうして超変態って奴は群れる習性があるんでしょうか)

838 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/07(月) 23:55:32.93 ID:3AhnxRD40
美琴「ブツブツ…だぁーー!!だめ、心理掌握の奴がここにいないことには話になんないわ!!」

麦野「そんなの、すぐに呼べばいいじゃんか」

美琴「はっ……麦野、アンタ天才?いますぐ呼んで……」

心理掌握「はあ……もうとっくに来ていますわ」

美琴「は?まさか……アンタの能力ってこんなに遠くのことまで」
839 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/07(月) 23:56:47.75 ID:3AhnxRD40
心理掌握「そんな事あるわけありませんわよ……」

オルソラ「なんでも、カエルのストラップを返しに来たとかでいらっしゃいますよー」

美琴「……へ?あ、ああ……あ!!そ、それは私ととぅまの思い出の品じゃないの!!早く返しなさい!!」ビリビリ

心理掌握「言われなくたってすぐに返しますのに……全く、かような所で電流を垂れ流すなど……マナー違反もいいところですわよ?」

美琴「……む」ギリッ

麦野(こればっかりは第五位の言うとおりじゃねえか)
840 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/07(月) 23:58:49.85 ID:3AhnxRD40

美琴「……でさ!アンタの能力って」

心理掌握「一方通行にはベクトルの性質を摑まれてない、一度きりしか効きませんし、垣根帝督についても、ベクトルの性質の所が、攻撃全体の性質に変わる以外は同じですの」

美琴「……そう」

心理掌握(全く。一体どなたですの?別にその人の心なんて読もうともしてないのに『読んでんだろ?』とか訳のわからない事を考えているこの殿方は)

美琴「……全く、アンタと話してると生きてる心地がしないわよ。なんでも分かっちゃうんでしょ?」

心理掌握「……そんな訳でもありませんのよ?」ボソッ

美琴「ん?なんか言った?」

心理掌握「いえ、特には」
841 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 00:00:16.78 ID:R6P369w00
アニェーゼ「いや、絶対にそんなの間違ってますよ!!」

オルソラ「うふふ……一体いかなる思考にて私の思想に異を唱えるのでございましょうか」

アンジェレネ「い、一体何を話し合っているんですか?シスターアニェーゼとシスターオルソラ」

アニェーゼ「上条当麻に着せる衣装についてに決まってんでしょうが!」

オルソラ「うふふ……ですから上条当麻は亀甲縛りにして……」

アニェーゼ「ですからそんなのだめだっつってんですよ!!もっとこうスリルを……」
842 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 00:01:07.81 ID:R6P369w00
アンジェレネ(あうう……一体いつからイギリス清教は変態さんの巣窟になってしまったんでしょうか……)

ルチア「二人とも!!お止めなさい!!」

アンジェレネ(シスタールチア……!!)パァァ

ルチア「その……縛るばかりではなく……縛ってもらうのも忘れてはいけません!!」

アンジェレネ(期待した私がバカでした)
843 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 00:01:54.35 ID:R6P369w00
神裂「いつかは洗濯機プレイを……うへへ、うへ……」

絹旗(うわあ超気持ち悪い)

アンジェレネ(ん?)チラッ

絹旗(あれ?)チラッ

アンジェレネ・絹旗(なんだかこの人とは(超)仲良くなれそうな気がします……!!)
844 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 00:02:51.70 ID:R6P369w00
美琴「……あ」

美琴「思いついちゃった……!!」ニヘラ

五和「どうしたんですか?」

美琴「見つけたのよ……最強を倒す切り札!!」

五和「それはよかったですね!!」

心理掌握(こんな月並みなアイデア……無理ね、きっと失敗しますわ)
845 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 00:03:22.09 ID:R6P369w00
美琴「このノートに計画を書いて………」

五和「ふふ……ようやく白井黒子の呪縛から、とうまさんは解き放たれるんですね……!!」

美琴「そうよ……うフふ、なンだカあたシ、たノしくなっテきちゃった」ギラッ

麦野(…………?!コイツ………イカレてやがる)

心理掌握(……ッ……だめ、これ以上読み取ると私までおかしくなってしまいますわ)ハァーハァー

ガー イラッサイアセー

「うふふ……あれ?あれって……」

「あ、ほんとだー。おーい」
846 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 00:03:53.40 ID:R6P369w00
美琴「うフフフふフ……ン?」

佐天「やっぱりそうだ!!御坂さんですよね!!」

初春「こんにちはー」

美琴「こんにちは」ギラッ

初春「……!?」ゾクッ
847 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 00:04:39.99 ID:R6P369w00
佐天「?どったの初春」ニコニコ

初春「いえ……特には」

佐天「あはは……おやこちらの皆さんも、どーも」

一同「……」ギラリ

初春(ひいっ!!)ビクッ

佐天「?」←バカ

美琴(ん?こレって……ツ カ エ ル カ モ)
848 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 00:05:16.56 ID:R6P369w00
美琴「ねぇ、初春さんに佐天サん……これから予定ある?」

初春「え……わ、わたしはこれから風紀委員に行かないと……」

佐天「あ、私は全然大丈夫ですよー?どうしたんですか?」

美琴「いえ、ちょっとね……付き合ってくんナい?」

初春(佐天さん!!ダメです!!うなずいちゃダメでムギュ)

初春脳内『ちょっと黙ってもらいましょうかねー……初春飾利さん?』

初春(……え?!脳内にちょくせt……やだ……なんだか視界が暗く………)
849 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 00:06:37.69 ID:R6P369w00
佐天「え?はい、別にいいですよ?」

美琴「そう……よかったー」

佐天「ね、ういは……あれ?初春?ういは……」ドサッ

美琴「……」ビリビリ

美琴「……ワルイケド、チョットオトリニナッテネ……サテンサンニウイハルサン?」ニコッ

麦野(コイツ……本格的に狂ってやがる!!)
850 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 00:12:57.30 ID:R6P369w00
~窓の無いビル~

アレイスター「……ふふ、ふふふ」

モニター『気持ちの悪き事ね……一体どうしたのよ?』

アレイスター「いや……誇り高きレベル5とて、所詮は人間、すぐに壊れてしまうのだなと思ってな」

モニター『……随分落ち着きし事ね、貴方は一体どんな神経をしておるのか、見てみたい気分につきなのよ』

アレイスター「……見てみるか?」

モニター『……今日は止めておくわ』

アレイスター「ふふ、それが賢明というものだよ」

パチン

アレイスター「……ふふ、幻想殺しが自ら作った幻想に追い込まれるとは……わざわざ呼び寄せた甲斐があったというものだな」

アレイスター「さて……ヤツはどう動くかな?」

856 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 23:25:39.90 ID:R6P369w00
ガー アリアトヤシター

美琴「さて……と、この二人……どうしよっか?」

麦野「と、とりあえず……アイテムの仮眠室にでも……運んで、寝かせてやんないと……」

美琴「そこ、監禁はできるの?」ニコッ

麦野「……!?」ゾワッ
857 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 23:26:43.73 ID:R6P369w00
麦野「た……ぶん」

美琴「ふーん……なら、そこに決まりね?」

「ん?あれは……」

青ピ「おおっ!!かわい子ちゃん勢ぞろい!!なな、みんな奢るでー……お茶していけへん?」

麦野「ゲッ……なによコイツ」

美琴(コイツはたしか……とぅまの知り合いね)
858 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 23:27:20.66 ID:R6P369w00
美琴「はは、青髪ピアスさん……今日はちょっと」

青ピ「なな、ええやろー……?ほら、そこの赤い髪の娘なんか、なんかええ感じやん?紹介してーや、えーと……ビリビリさん?」

美琴(……ッ!!その名は……とぅましか呼んじゃいけないのに………!!)

美琴(ブ チ コ ロ シ か く て い ね)
859 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 23:28:46.80 ID:R6P369w00
アニェーゼ「止めてくださいっつってんでしょうが!」

青ピ「ええやんええやん、ええんやでー。ほら、ここがええんか?」サワサワ

アニェーゼ「いやあああ!!止めてぇえええええええ!!」

美琴「青髪ピアスさーん……ワルイケド」

青ピ「ん?」カチャカチャ←ベルト緩めてる

美琴「シ ン デ ?」ビリビリ

青ピ「のわっ!!」

青ピ「」プスプス
860 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 23:29:29.12 ID:R6P369w00
美琴「テメェ!!とぅま専用のあだ名で呼んでんじゃねえよ!!!虫唾が走んだよ気色わりィ!!私ととぅまの甘い関係に割って入ってくんじゃねえよ!!ブチ殺っそこのダボがァ!!!!!!」ビリビリ

麦野「ちょ、第三位落ち着けって!!」

美琴「放せェ!!」ジタバタ

麦野(このままじゃ埒が明かないな……よし)

麦野「ほ、ほら、コイツもひょっとしたら交渉材料になるかもしれないでしょ!?だから、ね!殺すのは止めて、こいつらと一緒に仮眠室に連れていきましょう!!」

美琴「……それもそうね、私も出来るだけ人は殺したくないし」ピタッ

麦野(だめだコイツ……早くなんとかしないと)
861 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 23:29:58.74 ID:R6P369w00
五和「……で、ここに転がってるコレはどうするんですか?」

美琴「そうね……アニェーゼ部隊?だっけ、その下っ端に運ばせといたら?」

五和「そうですね」

青ピ(………)
862 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 23:30:27.55 ID:R6P369w00
神裂「一体その『仮眠室』とやらはどこなのですか?」

麦野「もうすぐ見えてくるわ……ほら、あそこ」

浜面「ん!?」

海原「アソコ!?」

滝壺「死んじゃえ浜面☆彡」

浜面「のあっ!?」

海原(カップル死ね、氏ねじゃなくて死ね)
863 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 23:31:06.37 ID:R6P369w00
オルソラ「あれは……少し小さすぎるのではございませんか?」

麦野「も、もともと私たち四人だけの施設だから……」

麦野(つーか!!その250人くらいの部隊の時点で無理でしょうが!!)

ルチア「でも、少し詰めれば大丈夫でしょう」

麦野(すこし?!私にはその少し詰めるだけが、東京の満員電車に乗り込むくらいの少しにしか思えないんですが!!?)

アニェーゼ「ま、入るならとっとと入っちまいましょう」
864 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 23:31:47.02 ID:R6P369w00
~仮眠室~

絹旗「……麦野、超意外とここって広いんですね」

麦野「そうね……更に詰めればあと10人くらいは入りそうだわ……ってアホか!」

美琴「むーぎのー、この押入れ使うわよー」

麦野「え?ああ、いいわよ」

滝壺「え?そこは……」

ガラッ ドサドサドサ

滝壺「…あちゃー」
865 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 23:32:15.64 ID:R6P369w00
美琴「え?……なにこれ」

つ大量の浜面の盗撮写真

麦野「うわ……」

絹旗「こ、これは………」

滝壺「………」

海原(皆考える事は同じなんですね……ふふっ、帰ったら御坂さんファイルを整理しないと)

浜面(俺ってイケメンだなあ……)ウットリ
866 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 23:35:58.54 ID:R6P369w00
滝壺「」ズーン

美琴「……ま、滝壺さんはほっといて…荷物を全部のけてっと」ドサドサ

麦野(乱暴にあつかうんじゃねえよ!!)

絹旗「へー、超ロンドンに住んでるんですか」

アンジェレネ「はい!とってもいいとこなんですよ!!」

浜面(癒されるわー)

海原(自分は御坂さん以外にはあまり魅力は感じませんね)

美琴「……ふう、アニェーゼさん、あいつら持ってきて」

アニェーゼ「はーい」
867 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 23:36:53.11 ID:R6P369w00
ドサドサドサッ

初春・佐天「う…」

美琴「はあい、お目覚め?」

佐天「御……坂さん?」

初春「やだ……ここどこですか……?と、とりあえずこの拘束具を外してください!!」
868 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 23:37:22.89 ID:R6P369w00
美琴「うっさいわねえ……麦野、猿轡とかない?」

麦野「あ、あるわけないでしょ!」

神裂「あ、それなら私が所持しています」サッ

五和「え?私も」サッ

滝壺「私も」サッ

麦野(どうなってんだこいつら)

心理掌握(掌握しきれませんわ)
869 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 23:38:18.26 ID:R6P369w00
美琴「ふむ……三つか……それなら、この青髪にも噛ませるか」

初春「む?む!!むぐー!!(な?な!!なんですかー!!)」

佐天「むー…むーむーむーむー(うー……うーいーはーるー)」

青ピ「………」

美琴「この青髪ムダに長い時間気絶してるわね……ま、いっか」

ピシャッ
870 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 23:38:51.22 ID:R6P369w00
美琴「ふー……監禁完了!!」

麦野(おそろしや)

オルソラ「さて、食事にいたしましょうか」

全員「さんせー!!」

アンジェレネ「………」
871 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/08(火) 23:39:35.37 ID:R6P369w00
~第23学区・空港~

ワシリーサ「ふー……やっと着いたのよん」

サーシャ「………上条当麻」ボソッ

ワシリーサ「ん?サーシャちゃん、なんか言った?」

サーシャ「第一の解答ですが、いえ、特には」

ワシリーサ「もーサーシャちゃんったら、冷たいんだから……」

サーシャ「……第一の質問ですが、今回の具体的な作戦をお願いします」

ワシリーサ「無視かよ。ま、いいわ…まず今回の目的は極めて簡単よん。それは……」

877 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 01:12:54.42 ID:a8eGBFlg0
~夜・マンション~

土御門「……とまあ、敵戦力と味方戦力の説明はこんなもんだ。なんか質問はあるかい、カミやんに白井?」

上条「」グッタリ

黒子「」グッタリ

土御門「あり?」
878 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 01:15:39.72 ID:a8eGBFlg0
一方通行「……五時間もぶっ続けでしゃべるヤツが何処にいンだよ……そりゃァ誰でもこォなるわ」

心理定規「見なさい……打ち止めちゃんとシスターなんて仲良く眠っちゃってるわよ」

打ち止め「すぴーってミサカはむにゅかは……」

インデックス「ちゅぱちゅぱ」←指吸ってる

垣根「これは絶景」パシャパシャ

一方通行「オイコラテメェ、後でツラ貸せや」カチッ

ステイル「手伝おう」ペタペタ
879 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 01:19:04.25 ID:a8eGBFlg0
削板「すぴー」

上条「うほっ」

黒子「?」

上条「なんでもありませんの事よ」

建宮(削板×上条……ありっちゃありなのよな)

シェリー(同感だわ)
880 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 01:19:48.73 ID:a8eGBFlg0
土御門「どれどれ今は……ほう、もう20時だったのか……どうすんだい、カミやん」

上条「へ?どうするって?」

土御門「寮に帰るのか……って事ですたい」

上条「あー……でも、このマンションには14人も寝泊りする場所はねえだろ?」

土御門「……この土御門さんが借りるマンションを嘗めてもらっちゃあ困るぜい、カミやん」

上条「へ?」
881 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 01:21:40.97 ID:a8eGBFlg0
土御門「四畳間が三つに、八畳間が一つ……四畳間には詰めれば三つは布団が敷けるぜい?」

上条「当然フローリングだよな?」

土御門「モチのロンよ」

黒子(モチのロンって……)

レッサー(それ最大主教以外が言ってるの聞いたことありませんでした……)

885 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 02:25:16.98 ID:a8eGBFlg0
一方通行「じゃあ白井とシェリーとレッサーと心理定規と結漂と……あとガキ共を八畳間に寝かせて……男はくじ引きでもすっかァ?」

上条「えっ」

土御門「ぐふふ、カミやんだけ『ゆうべは おたのしみでしたね』状態なんかにさせるわけないにゃー!!」

結漂「そうね……それでもいい?『白井黒子』さん?」

黒子「でも……わたくし寮の門限が」
886 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 02:26:44.51 ID:a8eGBFlg0
垣根「オイオイ、そんな事言ってて死んだら元も子もねえだろ」パシャパシャ

一方通行「テメェはいい加減」

ステイル「写真を撮るのを止めろ!!」

垣根「一枚30円」

一方通行・ステイル・上条「どんどん撮っちゃってください」

黒子「……当麻さん?」キラッ

上条「なんでもありません!!なんでもないからその物騒な金属の針をしまってください!!」
887 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 02:28:31.41 ID:a8eGBFlg0
土御門「……で、どうすんだにゃー。鬼の寮監様を恐れてあっさり死ぬのか、追い出される事覚悟でここに泊まるのか、あ、どっちにしても明日は六時には起きてここにいてもらわないと困るぜい?」

黒子「……寮監に電話してみますの」

一方通行「こっちのアングルの方が良くねェかァ?」

ステイル「これだからロリコンは……こっちのアングルじゃないとこの子が写らないだろう!!」

垣根「あー、満遍なく撮ってやるから心配するな……これでも、真面目に学校行ってたときは写真部だったんだぜ?」キラーン

一方通行・ステイル「神だ!!神が降臨なさった!!」パチパチ

上条(ステイル……十字教徒としてそんな簡単に神を降臨させても問題ねーのかよ)
888 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 02:36:13.01 ID:a8eGBFlg0
寮監『もしもし?』

黒子「あ、寮監様……わたくしですの、白井黒子ですの」

寮監『白井か……一体どうしたんだ?』

黒子「あの、実は……」

寮監『……ひょっとして外泊したいのか?』

黒子「……へ?なぜそれを」
889 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 02:37:49.58 ID:a8eGBFlg0
寮監『上条少年は一緒なのか!?』

黒子「ええ……はい」

寮監『そうか……よし、いいだろう。特別に許可するが……』

黒子「本当ですの!?」

寮監『一つだけ条件がある』

黒子「なんですの?」
890 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 02:38:23.16 ID:a8eGBFlg0
寮監『避妊だけはきちんとしろよ、それだけだ』

黒子「へ?……//////!!!ち、ちがいますの!!わたくし決してそんな」

ガチャ ツーツーツー

黒子「……//////」

土御門「……どうだったんだにゃー」

黒子「ええ……問題ないと、そう仰られていましたの/////////」

土御門「そうかにゃー……白井、コレだけは言っておくが……」

黒子「な、なんですの?」
891 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 02:39:21.77 ID:a8eGBFlg0
土御門「俺たちの前でカミやんと仲良しだけはすんなよ?したらカミやんの命は保障できねーぜい?」

黒子「――――ッ!!し、しませんの//////////!!!」

土御門「どうだか……あ、そろそろ女性たちから風呂入って来るといいにゃー」

結漂「……覗いたら殺すわよ?」

一方通行「だれがババァなんて覗くかァ!!」」

ステイル「ふむ、同感だね」
892 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 02:40:18.54 ID:a8eGBFlg0
打ち止め「ふぁ……む…あれー、あわきん達お風呂入るのー?ミサカも入るーってミサカはミサカはお願いしてみる」ヨチヨチ

インデックス「うーん……ん?あれ?みんなお風呂入るんだ、じゃあ私も入るんだよ」テトテト

結漂「……覗かないでよ?」

一方通行「………」

ステイル「………」

心理定規「そこで目を逸らすんじゃないわよ……」

バタンッ!!
893 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 02:41:12.78 ID:a8eGBFlg0
一方通行「……」

ステイル「……」

建宮「ふ……」

垣根「ふふふ……」

土御門「ふはははははははは」

上条「ふはははははははあはあはあ」

削板「?」ゴシゴシ
894 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 02:44:19.05 ID:a8eGBFlg0
土御門「さあ!!始まりました……」

垣根「お風呂覗き大会―――!!!」

ドンドンパフパフー

上条「いえー」

建宮「ぐふふふ!!笑いが止まらんのよな!!」

一方通行「………」

ステイル「………」

土御門「ん?どうしたお前ら?」

一方通行「…………い」

ステイル「……い……や」
895 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 02:51:42.12 ID:a8eGBFlg0
一方通行・ステイル「イヤッホッほオオオオオオオオオオオオオオオウウウイイイイイイイイイイ!!!!!」

建宮「うんうん、それでこそ男なのよな!!」

垣根「えー……コホン、一方通行君?」

一方通行「ハイ!!なんでしょォか隊長!!」

垣根「まずは君がベクトル操作をして、様子を見てきてくれないか?」

一方通行「わかりました軍曹!!」

カチッ

上条「すげえ、ホントに透明になってら」

一方通行「いってきますであります大佐!!」

垣根「健闘を祈る!!」

スッ




スッ

一方通行「最高でありましたでございます殿下!!」ボタボタ

削板「おい、第一位鼻血だしてるぞ?大丈夫なのか?根性が足りてないのか?
896 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 03:06:05.03 ID:a8eGBFlg0
垣根「写真は?」ハアハア

一方通行「バッチリでございます陛下!!」

バサバサ

土御門「ふぉおおおおおおおおお!!」

建宮「キてるのよ!!!すっごくキてるのよなああああああああああああああああああ!!」

上条「これはすごい!!何がすごいって、なんかもう全部すごい!!」

ステイル「おお……神よ!!我に生(性)を授けていてだいて誠に感謝いたします!!」

削板「お、お前……なんて根性無しな事を……」ボタボタ
897 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 03:18:15.25 ID:a8eGBFlg0
上条「ねね、次は誰行く?ねえ、次誰行くの?」

建宮「はいはいはーい!俺が行くのよな!!」

垣根「じゃーあ俺も未元物質奮発しちゃおっかなー!!」

建宮・垣根「てーわーけーでー」

変態「とつげきー!!」




建宮・垣根「………」バタッ

上条「どうした!?」

建宮「あ……あれはすごいのよな……」ブシュー

垣根「あれに耐えるとは………さすがは第一候補………」ブシュー

上条「そ、そんなにすごいのか?」

建宮「魔道書の原典に触れた気分なのよな………」

垣根「俺……もっかい冷蔵庫からやり直してもいいかも……」


903 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/11(金) 23:58:49.95 ID:a8eGBFlg0
上条「すげえええ!!じゃ、俺も突撃を……」

ガラッ

かみじょう「あ」

一方通行「」カチッ←能力で消えた

垣根「」ウニョウニョ←未元物質で消えた

建宮「」ササササッ←石ころ帽子みたいな効果のある魔術使った

削板・土御門「」パチンパチン←何事も無かったかのように二人でオセロしてる

ステイル←さっきの写真のときにトイレに駆け込んでそのまま

かみじょう←今まさに脱衣所のドアノブに手をかけたとこ
904 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:00:03.04 ID:227mki2K0
黒子「……どうして当麻さんは脱衣所のドアノブに手をかけてるんですの?」

かみじょう「い、いやー……ここれにはふふふふかいじじょうがありましてですねー」

打ち止め「………アナタ、隠れてもムダだよ」

一方通行「くぁwせdrftgyふじこlp;」←出てきた

インデックス「……そこだね!」

建宮「はうっ!」ドサッ

心理定規「………」

垣根「すみませんごめんなさいすみませんお願いだから温水洋一との心の距離を0に設定しないで」←おのずと出てきた
905 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:00:58.79 ID:227mki2K0
結漂「アンタも何事も無かったかのように逃げれるなんて思ってないわよね?」

土御門「は、は、にゃはは……」

結漂「あ、削板君は巻き込まれただけみたいだし、別にいいわよ?」

削板「ほっ」

ステイル「ふぅ……」ガチャ

シェリー「……その写真はなんだよ、この不良神父」

レッサー「うわあ……見事にインデックスさんのとこだけカピカピ……」

インデックス「……」

ステイル「いやあのその」
906 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:01:47.62 ID:227mki2K0
黒子「……当麻さん?」

上条「……はい」

打ち止め「……アナタ?」

一方通行[……ハイ]

心理定規「……垣根帝督?」

垣根「……はい」
907 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:02:28.70 ID:227mki2K0
結漂「そして土御門に……」

レッサー「建宮さんに……」

インデックス「……すている?」

土御門・建宮・ステイル「……はい」

シェリー「……覚悟は出来てんでしょうねえ?」バキバキ

上条・一方通行・垣根・土御門・建宮・ステイル「ホントすみません」

削板「これうまい」バリバリ←煎餅食ってる
908 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:02:56.06 ID:227mki2K0
結漂「すみませんで………」

婦女子一同「済むかああああああああああ!!!!!!」ドーン

削板除く「ひいいいいいいい!!」

黒子「ですのおおおおおおおおおお!!!こんのエロ魔はああああああああああああああ!!」

上条「ひえええええええ!!!」

削板「ずずー」←煎茶飲んでる

ギニャアアアアアアアアアアア イヤアアアアアアアアアアアアア
909 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:03:32.57 ID:227mki2K0
~アイテム・仮眠室~

美琴「えへへー……とーぅまー……むにゃむにゃ」

五和「かみじょおさーん……すぴー」

青ピ『………』

~同・押入れの中~

カミジョウサーン トウマサーン タキツボサーン ハーマヅラァ ムニャムニャ

青ピ(ふう…皆やっと寝てくれたみたいやな……それにしても、)
910 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:04:02.22 ID:227mki2K0
ポロポロポロッ

青ピ「こないなチャチな拘束具で、ホンマにボクの動きを制限できるとでも思てるんやろか」ボソッ

青ピ「初春さんに佐天さん……やったっけな、聞こえてても返事したらあかんで……」ヒソヒソ

ポロポロポロッ

初春(え?…拘束具が)

佐天(取れ………た?……と言うよりも、崩れ去ったような……)
911 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:04:43.92 ID:227mki2K0
青ピ「やっと解けたかー……ホンマに、一般人相手に超電磁砲も信じれんことしやがる」

初春(この人……一体……)

青ピ「でも超電磁砲以外に拘束されてたら、間違いなく携帯は没収されてたやろからな……アホな第三位さんには感謝せんと」カチャカチャ

青ピ「そうか……やっぱりカミやんたちも一枚かんでたんか……ほな」

青ピ「今からカミやんの所まで脱走するから、ボクの後ろについてくるんやで」

初春・佐天「………はい!」ヒソヒソッ

913 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:06:22.47 ID:227mki2K0
ボロボロボロッ

青ピ「さ、時間はあんまり無い……行こか」

初春(うわあ……押入れの壁が)

佐天(ボロボロ崩れた……)

青ピ「ここは……三階か、じゃあまずボクがこの窓から飛び降りるから、そのあとに続いて飛び降りるんやで?」
914 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:06:53.59 ID:227mki2K0
初春「えっ……ちょっとまっ」

青ピ「そーい」

ピョーン

初春「えーーーーー!」

佐天「しーっ!みんな起きてきちゃうよ……じ、じゃあ、まず私降りるね」

初春「えっ……佐天さ」

ピョーン

初春「うっそお……もう覚悟決めるしかないですよね……えいっ」

ピョーン
915 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:07:24.03 ID:227mki2K0
~部屋の中~

アニェーゼ「……今何か聞こえませんでしたか?」

ルチア「ええ……シスターアンジェレネ、様子を見てきてください」

アンジェレネ「えー……私がですかあ?」

絹旗「私も超一緒に行きます」

アンジェレネ「ありがとうございます絹旗さん」

絹旗「いえいえ、さあ超行きましょう」

アンジェレネ「はい!」
916 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:08:14.30 ID:227mki2K0
ガラッ

絹旗「窓は……超閉まってます」

アンジェレネ「他にも何も細工した様子は……あっ!!」

絹旗「どうしたんですか?」

アンジェレネ「押入れから……大きな穴が開けられてます!!」

絹旗「え?……超本当ですね」
917 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:08:47.76 ID:227mki2K0
アンジェレネ「……どうします?」

絹旗「え?どうしますって、そりゃ」

アンジェレネ「えーと……もしここのことを知らせたら、人質の人は追われますよね……でも、人質の人は当然そんな事望んで脱獄したわけじゃないでしょうし……ほかの人たちはともかく、私と絹旗さんには……そんなことさせる理由なんてどこにも無いんじゃないでしょうか」

絹旗「……」

絹旗「超言われてみれば、私たちにはあの人質を追う理由も、白井黒子と戦う理由も超ありませんね……」
918 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:09:29.06 ID:227mki2K0
アンジェレネ「それじゃ……」

絹旗「ええ……、超あなたの言うとおり、超時間の問題でしょうが報告は止しましょう」

「そんな事されたら困るわねぇ……ちゃんと情報は知らせてもらわないと」

アンジェレネ「あ、あなたは……」

美琴「今こんなちっぽけなところで裏切られるのは別にいいけど……大局で裏切られたら大いに困んのよねえ」

絹旗「………だからってどうするつもりですか」

美琴「どうする?そうね……」
919 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:10:14.11 ID:227mki2K0
美琴「麦野!!人質が逃げたわ!!行き先?……そうね、恐らく敵の拠点のマンションよ!皆で追って頂戴!!……でも、五和さんはここに残ってね」

美琴「裏切り者の 処分を しなくちゃなんないから」ニコッ

アンジェレネ「ひいっ……」

絹旗「―――ッ!!」ギリッ

五和「あらあら……不純物は 取り除かないといけませんね?」

アンジェレネ(助けて…………!!)

絹旗(あの人なら……あの人なら、きっと大丈夫な筈です……!!)
920 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:35:02.73 ID:227mki2K0
~マンション・『第一』四畳間~

上条「いたた……酷い目に会った……不幸だー」

一方通行「自業自得だァ」

上条「お前もな……ん?メール…青ピから?」ポチポチ

上条「………土御門、一方通行」

土御門「なんだにゃー?」

一方通行「あァン?」
921 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:36:48.21 ID:227mki2K0

土御門「……カミやん、今すぐ『俺らがお前たちの協力者だから、このマンションに来い』って内容のメールを、GPSの使用コードと一緒に青ピに送信しろ」

上条「ああ……でもどうしてアイツは拘束されてたんだ?」

土御門「それは知らないが……」
922 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:37:22.63 ID:227mki2K0
一方通行「俺にはコイツが拘束された理由よりも、どォやって拘束具を解いたかが不思議だがなァ!」

土御門「拘束具を解いた?」

一方通行「あァ、どンな方法かは知ンねェが、いくらあの箱入りお嬢様でも手足を縛るぐれェの事はすンだろが」

上条「言われてみれば……」

土御門「青ピか……ん?まてよ……カミやん」

上条「なんだ?」

土御門「カミやんはアイツの能力……知ってるか?」
923 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:37:50.26 ID:227mki2K0
上条「アイツの能力?あいつはいっつも補習受けてるから……ん?そもそも能力者なのか無能力者なのかも知らないな……」

土御門「やっぱりそうか……」

一方通行「オイオイ……そンな訳ねェだろォ?ソイツってテメェらと同じ底辺校に通ってンだろォが」

土御門「………」

上条「おい土御門……一体何が」
924 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:38:22.76 ID:227mki2K0
土御門「カミやん……書庫って知ってるかにゃー」

上条「え?……たしか全部の能力者について細かく明記してあるとかいうあの」

土御門「そうだ……でもなぜか、『第六位』に関してのみ記述が無いんだにゃー」

上条「え?」

土御門「正確には『記述が無い』のではなく『記述出来ない』んだがにゃー」
925 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 00:39:03.23 ID:227mki2K0
上条「……なんで?だってアレは能力測定の結果を……」

一方通行「その力が強大すぎて『学園都市統括理事長』さえも本気を出したところを見たことがない能力者ってのが存在すンだよ……暫定的に『得体すら知れない原石』よりは一つ上の『超能力者』……つまり『第六位』とランク付けしてなァ」

上条「……んでそれが」

土御門「まだ確証があるわけでは無いが……」

一方通行「こりゃァ……なンだかおもしれェ事になってきたぜェ?」

938 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 23:53:12.84 ID:227mki2K0
~道~

佐天「はあ……はあ……」

初春「はあ……はあ……」

青ピ「はあ……はあ……」

青ピ(おんなじ台詞でも言う人によってこんなにも意味合いが変わるんやな)
939 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 23:54:07.36 ID:227mki2K0
初春「ふう……ひい……ち、ちょっと休みませんか?」

佐天「はあ……さ、さんせー」

青ピ「なんや、体力ないなー……ま、女の子やし、しゃあないか……じゃあこの辺でちょっと座ろか」ドッコイショ

初春「はあ……はあ……あ、あのー」

青ピ「カミやんのマンションまではこっから三キロか……ん?なんや、えーと……」

初春「初春です」

佐天「そんで、私が佐天です」

青ピ「そおか、あんがと。ボクの事は青髪ピアス、若しくは青ピでええわ。んで何?初春さん」
940 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 23:55:09.41 ID:227mki2K0
初春「あのぉ……青ピさんって一体何者なんですか……?」

青ピ「何者?うーん……少なくとも魔法なんてもんは使えんわな」ハハハ

初春「まじめに答えてください!!」

青ピ「おお、怖ぁ」

佐天「……で、何者なんですか?」

青ピ「うーん……じゃあちょっとクイズやけど、君たち超電磁砲のレベルと序列……知ってるわな?」
941 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 23:55:50.84 ID:227mki2K0
初春「レベルはもちろんレベル5で!序列は……えーと……たしか第三位だったはずです」

青ピ「正解や、よう知ってるなぁ」

佐天「それがどうかしたんですか?」

青ピ「まあ、序列は取り敢えず置いとくとして……君たちがもし、超電磁砲との能力差が圧倒的やとして、こんなふうに真っ向から対立して脱走したりしようと思う?」

初春「み、御坂さんとの差は実際に圧倒的ですけど……正直、思わないですね」
942 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 23:57:01.01 ID:227mki2K0
青ピ「せやろ?まあそれはボクやって同じやな。歯向かったら殺されるかも知れへんような化け物に、無闇に歯向かうほどボクは命知らずと違うし、そんなに命ってモンは軽々捨てられへん。多分、殺される様子の無い限りはずーっと猿轡噛んでるわな」

佐天「じゃあどうして!」

青ピ「おいおい……ボクが今言うたんは、『超電磁砲との能力差が圧倒的』やった場合の話やで?」

佐天「え?……じゃあ!」

初春「佐天さん!!……所詮無理ですよ」

青ピ「ん?」
943 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 23:57:36.70 ID:227mki2K0
初春「貴方がどんなに優れた強能力者か大能力者かは知りませんが……あの人は超能力者、しかも第七位や第六位ならともかく、第三位なんです……次元がまるで異なります」

青ピ「おいおい……そないなこといわれたらお兄さん真面目に凹むわー……」

初春「え?」








青ピ「いくら第六位といえども、大能力者とか強能力者に負けるつもりはさらさら無いで?」

初春・佐天「!?」
944 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 23:58:08.47 ID:227mki2K0
初春「あ、あなたが……」

佐天「が、学園都市の頂点の……一人」

青ピ「そやで、驚いた?」

初春「で、でも!!……仮に貴方の言葉が本当だとしても……御坂さんには勝てませんよ」

青ピ「え?なんで?」

初春「第六位が第三位になんて……勝てるわけないじゃないですか」

青ピ「……全く、キミらにはイチから教えなあかんみたいやな」

初春・佐天「え?」
945 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 23:58:50.86 ID:227mki2K0
青ピ「そもそも、序列ってのは何を基準に付けられてるか知ってる?」

初春「そ、そりゃあ……」

佐天「単純に……強さ……じゃないんですか?」

青ピ「んもー……そないなことやからレベルが上がれへんのやで?」

佐天「ど、どういう意味ですか?」ムカッ

青ピ「はいはい……説明しますからよぉーく聞いといてくださいね」
946 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/12(土) 23:59:32.40 ID:227mki2K0
青ピ「まず、仮に序列の決め方がキミらの言うたみたいに、単純な強さだけで決められてるとしたら……例えば風力使いと発火能力の強さはどうやって比べんの?」

初春「あ……」

青ピ「まさかいちいち戦わせる、なんて言えへんわな?そんなもん戦い方によっても違ってくるし、第一そんなことしたら貴重な超能力者を失いかねへん」

青ピ「ほなから、この学園都市に於いての序列の付け方っちゅーんは、単純な『強さ』にプラスして、『工業的利用価値』とか、『多角的応用の可能性』とか、 いろんな事が絡み合って、『学園都市』にとっていかに大きな利益を生む可能性があるかってゆーんで決まるんや。とは言っても第二位が強さ、利益、共に頭一 つ以上抜き出てて、さらに第一位がそっから頭一つも二つも抜き出てるけどな」
947 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:00:29.02 ID:OsbW3fLM0
青ピ「第七位なんか超電磁砲のコインを歯で受け止めるんやで?けど利用価値がなかなか見出せんから序列的には最下位やけどね」

佐天「それじゃあ……」

青ピ「そ。実際には戦った事無いから知らんけど、利用価値で上位に来てる超電磁砲ぐらいやったら、ボクの『第六位』でも倒せる可能性は十分にあるってこと」

青ピ「ま、ボクの場合利用価値うんぬんよりも、『学園都市統括理事長』さえもその全貌を把握してないだけなんやけどね」ボソッ
948 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:01:02.87 ID:OsbW3fLM0
初春「……信用していいんですね?」

青ピ「そんなんはボクの決める事と違う。初春さんが信用できると思ったら着いて来たらええし、でけへんと思ったら一人向こうのアジトに戻るなり、自分の寮に帰るなりしたらええ」

青ピ「ま、その場合の命の保証はしかねるけどな」

初春「……」

佐天「も、もういいじゃない初春……」

初春「佐天さん……」
949 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:01:32.05 ID:OsbW3fLM0
佐天「どうせ私たちみたいな低能力者が何したって御坂さんたちからは逃げ切れないし……それに、この自称第六位さんだって、私たちの拘束を解いたり、三階から飛び降りた私たちを顔色一つ変えずに着地させたり、実績もあるんだしさ……」

初春「……」

青ピ「…さて、ボクはそろそろまた走り始めるけど。キミらは着いてくるなりここでけえへん助けを待つなり、好きにしたらええで?まあボクとしては、カミやんじゃないけどこんなに可愛い女の子の命をみすみす見捨てるなんて事はあんまりしたくないけどな」

初春「……」
950 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:02:06.11 ID:OsbW3fLM0
佐天「私は、行きます」

青ピ「そか。ほな行こか」

初春「……待って、下さい」

青ピ「……」

初春「私も……貴方を信用します……!」

青ピ「……そおか」

佐天「ほ、ほらほら初春!!そうと決まれば行くよ?」

初春「は、はい!わわ、まって……」
951 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:02:59.80 ID:OsbW3fLM0
青ピ「危ない!!!」ドンッ

初春「え?」ドサッ

バシュンッッ!!

佐天(え?さっきまで初春が立ってた所に光線が)

「そう簡単に逃げられちゃあ困るのよね?」

青ピ「……第四位、麦野沈利さんか」
952 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:04:13.73 ID:OsbW3fLM0
麦野「あれ?どうして私の名を……まあいっか。どうせアンタらここで死ぬんだしね!!」

バシュ!!

青ピ「ぬん!!」

麦野「!?」

シュー…

初春「す、すごい……」

麦野「ほほう……テメェなかなかやるじゃない……さては」

麦野「あのデータの取れない、第六位さんだったりするのかにゃーん?」
953 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:04:46.30 ID:OsbW3fLM0
青ピ「……そうやったら、どうするつもりや?所詮データの取れる第四位さんに負けるつもりは無いで?」

麦野「ほほう……言うわね、格下が」

青ピ「んで、どうするんや?おとなしく尻尾巻いて帰るんか?」

麦野「ふふっ……敵は私ひとりじゃないのよ?」

青ピ「なに!?」

神裂「七閃!!」

青ピ「!」サッ

ズシャシャシャ
954 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:09:00.29 ID:OsbW3fLM0
アニェーゼ「Prima. Segua la legge di Dio ed una croce. Due cose diverse sono connesse.(偶像の一。神の子と十字架の法則に従い、異なる物と異なる者を接続せよ)」ドン

青ピ「……?」

青ピ「!…ぐっ……があ!!」

青ピ(こいつら……能力者や、ない?)
955 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:10:10.23 ID:OsbW3fLM0
ルチア「車輪よ!!」

ドーン

青ピ「ぐっ!!」

シュパー

青ピ(なんとか無力化できたけど……アカン、カミやんに連絡を)

オルソラ「させないのでございますよ?」ドゴッ

青ピ「!?……がああ!!」

青ピ(携帯が……)
956 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:10:43.52 ID:OsbW3fLM0

アニェーゼ部隊「わらわら」

青ピ「なっ……ざっと見て250人……こんな戦力を持っとったんか……!!」

初春「ど、どうしましょう佐天さん!!」

佐天「静かに……よし、送信完了」

初春「へ?」
957 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:11:10.77 ID:OsbW3fLM0
佐天「上条さんに……今の状況とGPSの使用コードを送信した」

初春「佐天さん!!後ろ……!!」

佐天「へ?」

麦野「おいおい、なに勝手な事してくれてんだよ」ドカッ

佐天「がっ……!!」

初春「佐天さん!!」
958 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:11:46.51 ID:OsbW3fLM0
麦野「……おいそっちのガキ!!その携帯こっちによこせ……でないとコイツを、私の原子崩しで骨も残らない位に焼き尽くしてやる」

初春「え……?」

佐天「渡しちゃだめ初春!!」

麦野「うっせえんだよ!!」ギュウッ……

佐天「ぐう……うう」

初春「佐天さん!!」
959 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:12:22.27 ID:OsbW3fLM0
麦野「さあどうすんだ!!渡すのか渡さねえのか!!」

佐天「初春……だめ……」

初春「佐天さん……ごめんなさい……」トコトコ

佐天「来ちゃだめ!!初春!!」

麦野「ふん……」
960 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:12:57.97 ID:OsbW3fLM0
初春「……本当に、渡したら佐天さんに危害を加えませんね?」

麦野「……まあ、こんなガキを殺す理由もねえし、それくらいレベル5の誇りに誓ってやらあ」

佐天「初春!!」

初春「佐天さん……ごめんなさい……これ以上佐天さんの苦しむ顔なんて見たくありません……」
961 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:13:24.11 ID:OsbW3fLM0
初春「……どうぞ」

麦野「……ん、確かに」スッ

パァン

麦野「おい……花飾りの方も余計な考え起こすなよ。今度はテメェごと焼き払ってやっからな!!」

初春「……はい」
962 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:14:48.48 ID:OsbW3fLM0
佐天「初春!!どうして!!」

初春「……佐天さんが苦しむくらいなら、なんでも耐えてみせます。携帯も、弁償します」

佐天「そんなのどうだっていいよ!!でもアレが無いと上条さんたちに………居場所が」

初春「……別の方法を考えればいいじゃないですか!それに佐天さんが死んで、私が助かっても嬉しくなんてないです」

佐天「……でも!!」

初春「佐天さんは!!!」
963 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:15:20.03 ID:OsbW3fLM0






















初春「私の、親友なんですよ?」

佐天「……そっか」
964 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:15:48.31 ID:OsbW3fLM0
佐天「あんがと、初春」

初春「いえいえ……さあ、新しい方法を考えましょう!!」

オルソラ「あのー、青春してるところ悪いのでございますけれど」

初春・佐天「!?」
965 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:16:17.41 ID:OsbW3fLM0
オルソラ「あちらの方は、もう満身創痍のようでございますよ?」

青ピ「はあ……はあ……くそ……」

初春「あ……」

佐天「青ピさん……」

麦野「これでとどめだ格下ぁ!!!」

青ピ「!!」

ドカーン

966 : ◆asJU3gh8ZA[sage saga]:2011/02/13(日) 00:20:24.47 ID:OsbW3fLM0
えー、ここまでとなります。

なんだか中途半端に余っちゃったなー……てことで

晴れて970到達とはなりませんでしたが

2スレ目を建てたいと思います!!

まさかこんなに早く建てる羽目になるとはおもわなかったのですが、>>929さんの意見を採用したいと思います!!

それでは、2スレ目で会いましょう

URL、後で貼りに来ますね

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