- ※未完作品
- 2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]:2012/02/21(火) 22:21:09.20 ID:rKWFfIPH0
- CASE1 『愉快なオブジェになりてェンだなァ?』
黒夜「絹旗ちゃァァァァァァァン!! 今日こそはぜってェに許さねェからなァァァァァァァァ!!!」
ドドドッバンッバタンッ
絹旗「だからすみませんでしたって超謝ってるじゃないですかー!」
黒夜「コレで何回目だと思ってンだ? あァ!?」
ガガガッバタバタッ
絹旗「でも黒夜だってあんなところに超置いてあるのが――」
黒夜「いい加減学習しようぜきィぬはたちゃァァァァァァァン!!?」
絹旗「ヒィー!?」
バタバタバタッ
バァンッ
一方通行「うっせェェェェェェェ!! なに朝っぱらから暴れてンだテメェらァァァァァァァァ!!!」 - 3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]:2012/02/21(火) 22:21:53.56 ID:rKWFfIPH0
- 一方通行「状況を説明しろクソ妹共」
黒夜「絹旗ちゃンがワタシのプリン喰ったンだよ」
絹旗「うぅ、超すみません」
一方通行「ったく、プリン一つで喧嘩すンな。つゥかこの前はケーキで揉めてただろォがよ」
絹旗「て、てへっ☆」
黒夜「可愛くしたって無駄なンだぜェ絹旗ちゃァァァン!!!」
絹旗「う、うわーっ!? ちょっ、ちょっとぉぉぉぉ!!」
ガタンッバタッドタドタドタッ
一方通行「よォし分かった。とりあえずオマエら愉快なオブジェになりてェンだなァ? あァ?」 - 4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]:2012/02/21(火) 22:22:35.33 ID:rKWFfIPH0
- 一方通行「オメェらの喧嘩のあとは嵐が通ったみてェになンだよいい加減にしろ」
黒夜「……チッ。仕方ねェな」
絹旗「すみません……超なんでもしますから」
黒夜「とォぜンだ」
一方通行「これじゃァ朝メシは喰えねェな。外で済ますかァ」ハァ
一方通行「オラ、行くぞ」スタスタ
絹旗「はやっ!? 超待ってくださいよ! 黒夜、行きますよ!」タタタッ
黒夜「ここ、このままでいいのか……? ……まぁいいか」 - 5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]:2012/02/21(火) 22:23:18.50 ID:rKWFfIPH0
- 一方通行「あっちィ……」ツカツカ
絹旗「今日は38度らしいですよ……超あっつー」スタスタ
黒夜「プールとか良さそうな気温だな全く」スタスタ
絹旗「プールですかー。超行ってみたいですねー……」
黒夜「まぁ普通にエアコンつけりゃいいんだけどな」
一方通行「エアコンつけると風邪引くだろオマエ……」
絹旗「そうそう。黒夜は案外超打たれ弱いんですから」
黒夜「家のエアコンがおかしいんだよ! 他は大丈夫だから絶対にアレが原因だ」
一方通行「そう言って買い換えるたびに風邪引いてるだろ。原因もクソもあるか」 - 6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]:2012/02/21(火) 22:23:45.39 ID:rKWFfIPH0
- ――某あったカフェレストラン
絹旗「なににするか超迷いますね……」ウーム
黒夜「パパっと決めろよ」
一方通行(そォいや部屋あのままだったな……まァいいか)
絹旗「決めました! これにします!」
黒夜「じゃあ私はこれで」
絹旗「兄さん、デザートも超いいですか!?」
一方通行「あァ? 別料金ならかまわねェが」
絹旗「けち。超けちです」
黒夜「そもそも私のプリン喰っといてデザートとかおこがましいにもほどがあんだろ」 - 7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]:2012/02/21(火) 22:25:40.73 ID:rKWFfIPH0
- ――公園
一方通行「オマエら予定ねェのかよ」
黒夜「それはこっちの台詞だぜ兄ちゃん」
絹旗「そうそう。天下の第一位様がこんなところにいるなんて超心配されますよ?」
一方通行「生憎と天下の第一位様は暇なンですゥ」
絹旗「いやー超奇遇ですねー私たちも超暇なんですよー」チラッ
黒夜「そうそうなんか今日は予定がないんだよなー超暇なんだよなー」チラッ
一方通行「……よォするにどこか連れて行けってことかァ?」
一方通行「我が妹ながら回りくどいことしやがる……」
絹旗「誰かに超似たんですよ」 - 8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]:2012/02/21(火) 22:26:16.81 ID:rKWFfIPH0
- 一方通行「しかし、行くつってもなにすンだよ?」
絹旗「あ、じゃあセブンスミストに超行きましょうよ」
一方通行「服が欲しいのか」
絹旗「兄さんの服のセンスが最悪だからコーディネートです。それに、乙女は超オシャレするもんです」
黒夜「乙女(笑)は人のモンとるほど食い意地張ってないと思うがねぇ?」
絹旗「うぐっ……」
黒夜「しかしセブンスミストか……いいねェ、いいこと思いついた」ニヤリ
絹旗「な、なんですか。なんでこっち見てるんですか」
黒夜「確か、なンでもするンだったよなァ?」
絹旗「ええ、超言いましたけど……それが何か?」
黒夜「よォし、行こうぜ兄ちゃン、絹旗ちゃン」
一方通行「すごくノリ気だが、あまり派手なことは起こすなよ?」
黒夜「大丈夫だって。その辺は絹旗ちゃンの問題だからよ」
絹旗「わ、私超どうなっちゃうんですか!?」 - 9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]:2012/02/21(火) 22:26:48.59 ID:rKWFfIPH0
- ――セブンスミスト
一方通行「……おっせェな」
黒夜「兄ちゃん待たせたな!」
一方通行「ったく、服決めるのにいつまでかかって……ぶふっ!?」
黒夜「イヌミミ装備の絹旗ちゃんでぇーっす! 上から下まで揃えましたー!」
絹旗「~~~~~っ」カァァァ
一方通行「な、なンでそンなもンがあンだよ!?」
黒夜「学園都市にいる男子生徒の希望によって今年の春から仕入れたって」
一方通行「ンな要望答えなくていいだろォが!!」
絹旗「この格好超恥ずかしいんですけど……」 - 10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]:2012/02/21(火) 22:27:26.09 ID:rKWFfIPH0
- 絹旗「い、いつまでこの格好なんですか?」
黒夜「私が飽きるまでだけど?」
絹旗「ちょ、なんでもするとは超言いましたけど!」
絹旗「兄さんも黒夜になんか言ってくださいよ! このままだとイヌミミのまま超外を歩くことに……!」
一方通行「あァー、その、なンだ……」
一方通行「……コーヒー買ってくる」ツカツカ
絹旗「オイテメェふざけてンじゃねェぞ! 戻って来いこのもやs」
黒夜「きーぬはーたちゃーん♪」
絹旗「いやぁぁぁぁ! 私が私じゃなくなるぅぅぅぅぅぅぅ!!」 - 11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]:2012/02/21(火) 22:28:15.04 ID:rKWFfIPH0
- ――数時間後
黒夜「あー楽しかった♪」
絹旗「」グッテリ
一方通行「結局買ったのかソレ……」
黒夜「そりゃーいつでも要求出来るように」
一方通行「そ、そォか……」
絹旗「イヌミミ、ネコミミ、バニー、ナース、ボンテージ……」ブツブツ
黒夜「それにホラ、絹旗ちゃんもまんざらじゃなさそうだし?」
一方通行(精神的にそォとォヤバい気がするンだが)
黒夜「あ、兄ちゃん。ケーキ買うからコンビニ寄って」
一方通行「ハイハイ」
絹旗「セーラー服、婦警、スク水、巫女、ゴスロリ……」ブツブツ
一方通行(まァ、これで絹旗も懲りるだろ) - 12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]:2012/02/21(火) 22:29:00.14 ID:rKWFfIPH0
- ――数日後
ドタドタドタ
黒夜「絹旗ァァァァァァ!! オマエのそのちっぽけな脳みそ吹っ飛ばすぞあァ!!?」
黒夜「ていうかァもう吹っ飛ばしてもいいよなァ絹旗ァァァァァァァ!!!」
絹旗「ご、ごめんなさ――ちょっ、室内で窒素爆槍は――」
ガシャァァァァァン
バァン
一方通行「うっせェンだよオマエらァァァァ! 静かに寝させてくれェェェェェェェェ!!」
絹旗「お、終わりです! あちょ、死ぬ死ぬマジで超死ぬ!!」
黒夜「オマエはここで死ぬンだよォォォォォ!!」
一方通行「いい加減にしろクソ妹共ォォォォォォォ!!」
- 13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]:2012/02/21(火) 22:29:31.41 ID:rKWFfIPH0
- ――次回予告――
『扇風機を足で超固定しないでください』
『なンでこいつら倒れてンだ?』
『カフェイン中毒の懸念される一方通行に話しかけます』
『常識は通用しないにゃーん☆』
『……お邪魔しましたァ』
CASE2 『あっちィンですよもォォォォォォ!!』
- 26 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:06:54.62 ID:Ezt/Z05V0
- CASE2 『あっちィンですよもォォォォォォ!!』
一方通行「……」ミーンミンミンミー
絹旗「……」ゴカイウラツーアウトニサンルイ
黒夜「……」ブォォォォォォ ガッガッガッ
プルルルr
絹旗「フンッ」バキッ
絹旗「……すみません、携帯が鳴りました」サンルイカンヌケタ!
一方通行「……別に気にすることじゃねェだろ」ミンミンミンミンミー
黒夜「……」ブォォォォォォ ガッガッガッ
絹旗「……ですよね」 - 27 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:07:50.48 ID:Ezt/Z05V0
- 絹旗「……黒夜、扇風機を足で超固定しないでください」アイテチームトノサハワズカイッテン
黒夜「……」ブォォォォォォ ガッガッガッ
一方通行「……」ジリジリジリジリジリ
絹旗「……」ホームラン!
黒夜「……あぁ」ブォォォォォォ ガッガッガッ
一方通行「……」ツクツクホーシ! ツクツクホーシ!
絹旗「……」ココデギャクテンダァァァァ!
黒夜「……すまん」ブォォォォォォ ガッガッガッ
一方通行「……」ジジジジジ
絹旗「……」4-5、マダマダサキハワカリマセン! - 28 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:08:20.64 ID:Ezt/Z05V0
- プルルルr
黒夜「……」バシュッ
黒夜「……あとで家の電話買わないとな」ブォォォォォォ ガッガッガッ
絹旗「……そうですね」センコウハヤクモツーアウト
一方通行「……」ミーンヨミーンヨミー!
黒夜「……」ブォォォォォォ ガッガッガッ
絹旗「……」センコウテモアシモデマセンデシタ
絹旗「うがァァァァ!! あっちィンですよもォォォォォォ!!」 - 29 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:09:09.73 ID:Ezt/Z05V0
- 黒夜「うっせェンだよ絹旗ちゃァァァァン!?」
絹旗「大体なンですかこれ! 何が悲しくてこンなあっちィところで野球見なきゃなンねェンです!!」
黒夜「大して良い番組がねェからそれにしたンだろォがよ!」
絹旗「しかもセミはうっせェわ扇風機は固定してるわ、夏だからって盛ってンじゃねェぞ!!」
黒夜「ワタシだってあっちィンだよ! 文句言うなら買えばいいだろォ!」
絹旗「同じ部屋に扇風機二つって頭おかしィンですか黒夜ゥゥゥゥゥゥ!!」
黒夜「あァ!? やンのかテメェコラ!」
絹旗「じょォとォだオラ。いい加減白黒つけるぞ出来損ないがァァァァァ!」
黒夜「腕と体がサヨナラしても文句いうンじゃねェぞクソチビがァァァァァァ!」
ガタンガタンッバシュッベキッ
一方通行「……」ミーンミンミンミー - 30 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:09:49.62 ID:Ezt/Z05V0
- ――数十分後
絹旗「……」グテン
黒夜「……」グテン
一方通行「……コーヒーがねェ」ムクリ
一方通行「……あァ? なンでこいつら倒れてンだ?」
一方通行「……まァいいか」ツカツカツカ
ギィ バタン
絹旗「……」
黒夜「……」 - 31 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:10:46.10 ID:Ezt/Z05V0
- ――コンビニ
一方通行「お、新しいヤツでてンな……コレも買い」ポイポイ
一方通行「あとはいつものヤツを……まあ、あるだけ買うかァ」ポイポイポイ
御坂妹「……相変わらずですね、とミサカはカフェイン中毒の懸念される一方通行に話しかけます」
一方通行「余計なお世話だ。つゥかどっから湧いて出てきやがった」
御坂妹「ミサカはここでバイトしてます、とミサカはバイトもしてないモヤシより優位に立っていることをアピールします」
一方通行「俺が接客業なンてやってみろォ、その店に誰もこねェだろォが」
御坂妹「確かにその通りですね、とミサカは身の程をわきまえていることに感心します」
一方通行「言うようになったなコラ。さっさとバイト戻れ」
御坂妹「じゃあさっさとレジ行ってください。商品確認が出来ません、とミサカはジト目で睨みます」ジー
一方通行「へィへィ」 - 32 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:11:38.87 ID:Ezt/Z05V0
- 10033号「いらっしゃいー、とミサカは……おや、あなたですか」
一方通行「……同じ顔が同じ店でバイトしてンのかよ」
10033号「あと3人はいますけど? それよりレジですね、とミサカは初めての仕事にやる気を出します」フンス
一方通行(不安しかないんだが)
10033号「えー……コーヒーが50点ですね、とミサカはかなりアバウトに数えます」
一方通行「きちンと数えろよ! それでいいのかオマエの初仕事!」
10033号「大体コーヒー買い過ぎなんですよ……とミサカはカフェイン中毒の懸念されるあなたに悪態をつきます」
一方通行「あァもういいからさっさとしてくれ……」
10033号「分かりました。ではすべて合わせまして……10000円になりまーすとミサカはまたもアバウトに値段設定します」
一方通行「だからきっかり数えろよ! やる気ねェなオマエ!」
10033号「あーもうなんかコーヒーはしばらく見たくないですね、とミサカは若干顔をしかめます」
一方通行「人の話をきけェェェェェェ!」 - 33 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:14:29.53 ID:Ezt/Z05V0
- ――公園
一方通行「くそ、なンか最近妹達の奴らがふてぶてしくなってきやがったなァ……」ハァ
一方通行(さっさと帰りてェところだが、あの灼熱地獄に赴くほどバカじゃねェ)
一方通行(多少コーヒーがぬるくなるだろォが、ここでしばらく時間を潰すか)
一方通行「はぁ、なンだって今日はこンなに――」ジュッ
一方通行「うわっちィ!? な、なンだ!?」
一方通行(か、缶が既に熱されているだと……!?)
一方通行(くっ……甘かった……!)
一方通行「ふざけンじゃねェぞ、クソったれ……」ハァ - 34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2012/02/22(水) 22:15:08.88 ID:Ezt/Z05V0
- 一方通行「……しっかし、どォすっかねェ」
一方通行「いっそ扇風機買うしかねェか……? しかし同じ部屋に二台は……」
番外個体「あっれー? 第一位じゃん、相変わらずぼっちだねぇ」
一方通行「……もう同じ顔は見飽きたンだけど」
番外個体「随分なご挨拶じゃん、第一位!」
番外個体「んで、こんなところでなにしてんの? 天下の第一位様がこんなところで」ケラケラ
一方通行「なンだっていいだろ。わりィがオマエとダベってる暇はねェんだ」
番外個体「なんだつまらん」
一方通行「つまらなくて結構。もういくからな」
番外個体「はいはい、別に許可とらなくていいし」 - 35 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:16:43.90 ID:Ezt/Z05V0
- 一方通行「……」ツカツカ
番外個体「お、こんなところにクレープ屋なんてあったんだ」テクテク
一方通行「……」ツカツカ
番外個体「今度個人的に来た時買ってみようかな」テクテク
一方通行「……」ツカツカ
一方通行「オイなンでついてきてンだオマエ」 - 36 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:17:19.78 ID:Ezt/Z05V0
- 番外個体「は? なにいってんの、別についていかないとは言ってないでしょ?」
一方通行「待て、あの流れはどう考えても別れる流れだろ」
番外個体「このミサカに常識は通用しないにゃーん☆」
一方通行「どっかのクソ冷蔵庫の真似すんな」
番外個体「まあミサカのことはしゃべる空気と思ってくれて結構なんだけど?」
一方通行「生憎だがな、空気はしゃべらねェンだよ」
番外個体「当たり前じゃん。なに? 第一位の頭って色々とぶっ飛んでんの?」
一方通行「なら今すぐその口閉じろ。俺の近くにいる間は口を閉じろ」
番外個体「えぇー? なんでミサカがそんなことしないといけないわけぇー? いみわかんないんだけどぉー」
一方通行「耳障りだからだバカ野郎」 - 37 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:18:05.93 ID:Ezt/Z05V0
- ――ファミレス
番外個体「いやー美味しいなーこのパフェ。一度は食べてみたかったんだよね」
一方通行「なンだってコイツと一緒にメシ喰わねェとなンねェんだ……」
番外個体「美人と一緒に食事してるんだからもっと喜びたまえよ」
一方通行「オマエ以外の美人だったらよかったぜ全く」
番外個体「ぶっひゃ、ムリムリ☆ あなたに女がよりつくわけないでしょ?」
一方通行「俺みたいなやつに近寄る女なンて絹旗と黒夜、妹達にオマエぐらいだ」
番外個体「自分の妹も対象なの? シスコン?」
一方通行「ちげェよ。大体、アイツらは実の妹じゃねェし」
番外個体「『暗闇の五月計画』だっけ。それの被験者だったよね?」
一方通行「まだ小学生だった。当時はよく正気を保っていられると思ったなァ」 - 38 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:18:41.44 ID:Ezt/Z05V0
- 番外個体「実際、クロにゃんのほうはあなたに似てたっしょ」
一方通行「あァ、自分でもびっくりだったぜ。俺が女になるとあンなンかもなァ」
番外個体「……うわっ、寒気してきた」
一方通行「想像すンなよ……自分でもねェと思ってンだからよ」
番外個体「じゃあちょっとでもそんなこと言わないでよね。なにかの拍子に思い出したらあなたのせいだから」
一方通行「ヘィへィ」 - 39 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:19:15.82 ID:Ezt/Z05V0
- 番外個体「いやー、ゴチになりまーす!」
一方通行「おかしいとは思ってたンだ……財布ぐれェ持っとけよ」
番外個体「まあ最初からこの目的だったし、ミサカはここで退場するわ」
一方通行「人の話を聞けと……ハァ、もういいわ」
番外個体「今度も奢ってくれると嬉しいにゃーん?」
一方通行「誰が奢るか、誰が」 - 40 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:19:54.14 ID:Ezt/Z05V0
- ――家
一方通行「ちと遅くなったか……」
一方通行「ただいまァ」
絹旗「離して! 黒夜! 超離してください!」
黒夜「うっせぇなぁ……」モミモミ
絹旗「寝ぼけてないで起きて……ちょっとどこ超揉んでんですか!」
黒夜「……」モミモミ
絹旗「こんなところ兄さんに見られたら超誤解をうけ」
一方通行「……よォ」
絹旗「」ダラダラ - 41 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:20:23.81 ID:Ezt/Z05V0
- 絹旗「兄さんこれは違うんですよ? ええ違うんです黒夜が超寝ぼけてるだけなんです」
一方通行「いや、いいンだ」
絹旗「ですからこれは黒夜のせいっていうかああでもここまで超追い込んだのは私のせいでもあるし」
一方通行「絹旗。みなまで言うな」
絹旗「に、兄さん……!」パァァァ
一方通行「……お邪魔しましたァ。ごゆっくりィ」バタン
絹旗「兄さぁぁぁぁぁん!!?」 - 42 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:21:31.31 ID:Ezt/Z05V0
- 絹旗「あンのクソ兄貴なンもわかってねェじゃねェか! くそ、離せ黒夜!」
黒夜「やぁだぁ……」モミモミ
絹旗「ええい乳を揉むな乳を! あ、やめっ」
黒夜「……」モミモミ
絹旗「や、やぁ……ふっ、あん……」ピクピク
絹旗「――! 駄目だコレ以上は駄目だ! 私は超ノーマルなんです! 百合の園なんかに超行きたくないんですー!」
絹旗「だから離せ黒夜ー!」
一方通行「仲良き事は美しき哉、ってなァ」
- 43 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/22(水) 22:22:06.44 ID:Ezt/Z05V0
- ――次回予告――
『暑さで超イライラしてたんです』
『フレンダのお見舞いっしょ?』
『手足切り落とされたとか?』
『だってはまづらは私の夫だし』
『浜面を吊るし上げにしましょう』
CASE3 『超幸せ者だと改めて感じただけですよ』
- 51 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:27:10.05 ID:A8oUa8ez0
- CASE3 『超幸せ者だと改めて感じただけですよ』
浜面「あの時はビビったぜ。なぜかお前の携帯に繋がらねぇからな」
絹旗「暑さで超イライラしてたんです。思わず逆パカしちゃいましたよ」
浜面「で、こうしてお前の携帯を買いに来たわけだけど……決まったか?」
絹旗「超待ってください。どっちの色がいいか究極の選択を超強いられているんです」
浜面「このあといつものファミレスで集合だから、さっさとしろよ」
絹旗「浜面に命令されるまでもありません。最近の麦野は落ち着いているとはいえ、やはり超怖いものですから」
絹旗「決めました。超これにします」
浜面「じゃあさっさと手続き済ませようぜ。結構ギリギリだ」
絹旗「だから言われるまでもないです。超さっさと済ませてきます」タタタ
浜面「走って転ぶなよ」
絹旗「子供じゃないんですから超心配は無用です。というか心配されると超鳥肌たつのでやめてください」
浜面「はいはい、悪かったよ」 - 52 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:27:51.28 ID:A8oUa8ez0
- 浜面「おっせぇな、絹旗のやつ。もうそろそろ出ねぇとやばいぞ」
絹旗「……」トボトボ
浜面「お、手続き終わったか? ならさっさと」
絹旗「なんか超在庫がないって言われたんでもう一回選んできていいですか?」
浜面「」 - 53 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:28:25.57 ID:A8oUa8ez0
- 浜面「は、はやく選べ! 時間がないんだ上下に分離されたくないんだぁぁぁぁ!!」
絹旗「私だって超ごめんですよ! それになかなかいいのが……」
浜面「ならこれにしろ! 絹旗なら似合う!」
絹旗「ああもうそれでいいです! 麦野に連絡いれといてください!」
浜面「言われるまでもない!」プルルルル
浜面「あ、麦野!? すまんなんか遅れそうなんだけど!」
浜面「え? 早く来ないと浜/面って? まってこれには事情があるんだって!」
浜面「……俺だから問答無用? なにそれなんか扱いひどくないか!?」
絹旗「浜面! さっさと行きますよ!」
浜面「分かった! ……麦野、今から行くから! だから浜/面だけはご勘弁をぉぉぉぉぉ!!」 - 54 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:29:14.67 ID:A8oUa8ez0
- ――ファミレス前
浜面「ま、間に合ったか!?」
麦野「残念、間に合ってないんだなこれが☆」バシュン
浜面「ひぃぃぃ!! 原子崩しは、原子崩しだけはぁぁぁぁ!!」
滝壺「きぬはた、おはよ」
絹旗「あ、超おはようございます、滝壺さん」
浜面「そこ! 普通に会話してないで助けて!」
麦野「はぁまづらぁぁぁぁ」ドシュン
浜面「ぶっ!? おま、こんなの避けれるわけ――」
ドォォォォォン…… - 55 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:29:39.55 ID:A8oUa8ez0
- 浜面「げほっ、げほっ! あれは死の危険を感じた!」
麦野「なんだ生きてんのかつまらん」ペッ
浜面「[ピーーー]気マンマン!?」
滝壺「むぎの、あんまりやりすぎないで」
麦野「滝壺に免じて今日のところは許してやろう」
絹旗「彼女に助けてもらうなんて、浜面は超情けないですね」
浜面「言わないでくれ涙が出てきそうだから」
滝壺「だいじょうぶ。そんなはまづらをわたしは応援してる」グッ
浜面「滝壺が天使すぎて直視するのが辛い」ブワッ - 56 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:30:09.06 ID:A8oUa8ez0
- 絹旗「ところで、このメンバーで超集まったのはなぜですか?」
麦野「なぜって、フレンダのお見舞いっしょ? 暑さで頭やられた?」
絹旗「あ、そうでしたね。フレンダは超元気なんですか?」
浜面「相変わらず俺をパシリにしてる。まあ足を骨折してるんなら仕方ないけどよ」
絹旗「要するに浜面はどこに行っても超浜面ってわけですね、分かります」
浜面「うぐっ、地味に来るからそれはもうやめてくれ」
滝壺「はまづらはいつまで経ってもはまづらだね」ニコッ
浜面「滝壺さぁーん!?」
絹旗「しかし、お見舞いですよね? 超わざわざファミレスに集まったのは?」
浜面「麦野が飯喰ってないらしい。まあ俺も腹減ってたから丁度よかったぜ」
麦野「そういうこと。さあ、早速入るよん」
絹旗(手に持っているビニール袋……十中八九、シャケ弁……!) - 57 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:30:54.29 ID:A8oUa8ez0
- 麦野「あーやっぱシャケ弁はうまいわね。あ、浜面コーラな」
絹旗「わざわざファミレスに持ってきてまで超食べなくてもいいんじゃ? あ、浜面メロンソーダで」
滝壺「今日はどのパフェにしようかな。あ、はまづらオレンジジュース」
浜面「へいへい。じゃあ俺のは適当に頼んどいてくれ」
絹旗「じゃあお子様ランチでいいですか?」
浜面「いいわけないだろ! 大体、体型で言うならお前のほうが充分にお子様――」
絹旗「テメーはワタシを怒らせた、浜面ァ!」
浜面「ふおぉ!? い、いかん絹旗! マウントポジションは危険だ!」
絹旗「言いてェことはそれだけですか。なら遠慮なくぶン殴りますねェ!」
浜面「ち、違う! お、おまっ、パンツ! パンツが――」
絹旗「……」ピタッ
浜面「……」ダラダラ
絹旗「こンの――エロ面がァァァァ!!」バキッ
浜面「ごふぅ!?」 - 58 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:32:09.70 ID:A8oUa8ez0
- 麦野「浜面は相変わらずねぇ、まったく」
絹旗「超信じられません。私いつか食べられちゃうかもしれません」
浜面(お前がそんな格好でいるからっていうツッコミをしたら俺死にますね)
滝壺「美味しい、このパフェ」モグモグ
麦野「相変わらずと言えば、滝壺もか」ナデナデ
滝壺「? 食べる?」モグモグ
絹旗「変わりませんよね、超色々と……」
麦野「浜面と滝壺って咬み合わないように見えるだろ? 付き合ってんだぜ、これ」
絹旗「一番信じられないのは超そこですよね」 - 59 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:32:36.05 ID:A8oUa8ez0
- 滝壺「はまづら」
浜面「は、はい! なんでしょうか!?」
滝壺「あーん」
浜面「!?」
麦野「あーあー、リア充爆発しろー。むしろ砕け散れー」
絹旗「思わず壁殴っちまったぜ……次に殴るのは肉体かもわからんね?」バンッ
浜面「ぶ、物騒なこと言うなお前ら! ていうか滝壺、お前いつからそんな大胆に……!」
滝壺「あーん」
浜面「……あ、あーん」パクッ
滝壺「美味しい?」
浜面「あ、あぁ……」モゴモゴ
滝壺「よかった」ニコッ
浜面「」ズキュゥゥゥゥン
麦野「……あ、壁殴り代行ですか? はい、一時間コースでお願いします」
絹旗「……」バンッバンッ - 60 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:33:26.45 ID:A8oUa8ez0
- 浜面「そ、そんなことより、フレンダだよフレンダ! おみやげどうするよ!?」
絹旗「超必死ですねバカ面」
浜面「う、うるせぇ! バカ面って言うな!」
麦野「実はおみやげならここに用意してるんだにゃーん」
絹旗「サバ缶ですか。たしかに喜びそうですね」
滝壺「わたしは替えの下着とか。これ」ピラッ
浜面「ぐふっ!? げほ、げほっ!」
絹旗「浜面超汚いです! 私も滝壺さんの行動には驚きを隠せませんけど!」
麦野「滝壺、ここにはどうしようもない性欲の塊があるから早くしまいな」
滝壺「そうだったね、分かった」イソイソ
浜面「あっれーおかしいなー彼女にも性欲の塊扱いされてるぞー」 - 61 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:34:25.17 ID:A8oUa8ez0
- ――病院 フレンダの部屋
フレンダ「はー、結局、かなり暇ってわけよ」ハァ
フレンダ「そういえば今日はみんなが来るんだったっけ。楽しみだなぁ」
フレンダ「……」
フレンダ「と、トイレ……」
フレンダ「んしょ、んしょっと」カツ、カツ
フレンダ(なんとか松葉杖で移動出来る程度ってわけよね……)
フレンダ(まあ、あと一週間らしいし、それまではなるべくじっとしてっと)ガラガラ
黒夜「あれ、フレンダの姉ちゃん?」
フレンダ「く、黒夜!? どうしたのこんなところで!」 - 62 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:35:03.04 ID:A8oUa8ez0
- 黒夜「あー、ちょっと知り合いに会いに来たっていうか」
黒夜(一応兄ちゃんからクローンのことは黙ってるように言われてるし……)
黒夜「姉ちゃんこそ、どうしたの? ついに麦野の姉ちゃんに手足切り落とされたとか?」
フレンダ「ちょっと不慮の事故があったってわけ。ってか麦野はそんなことしないから! ……多分」
黒夜「どーだろうね。まあ命に別状がないならそれで幸いだよ」ケラケラ
フレンダ「命に別状があったら立って歩いてないわけよ」
黒夜「もしかして、絹旗ちゃんとか今日来てる?」
フレンダ「ううん、まだ。今日来るようなこと言ってたけど」
黒夜「ふぅん……そっか。じゃあ私はそろそろ行くね」
フレンダ「ん、分かった。今度はお見舞いに来てくれると嬉しいな、黒夜」
黒夜「うん。おみやげも持って行くよ」ニコッ - 63 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:35:56.47 ID:A8oUa8ez0
- 19090号「」
19090号(い、今の柔らかな笑顔の人物は誰だったんでしょうかとミサカはとてつもない恐怖を隠せません)ブルブル
19090号(黒夜さんに似てたようなきがしますが恐らく気のせいです気のせいでしょう気のせいであってほしい)
黒夜「ミィサカちゃぁん♪」
19090号「うわわわわわででででたたたたぁぁぁぁぁぁ!!!」ペタン
黒夜「な、なんでそんなに驚いてんだよ!?」 - 64 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:36:39.36 ID:A8oUa8ez0
- 黒夜「……なるほど、フレンダの姉ちゃんと話してるところ見たのか」
19090号「ごめんなさいごめんなさいお願いですから磔の刑だけはああああああ」ブルブル
黒夜「べっつに何もしねぇっての。特に弱みになるわけじゃあるまい」
黒夜「それとも、お仕置きしてほしいのっかっにゃーん?」
19090号「ひぃぃぃ!?」ビクン
黒夜「冗談だ冗談。冗談だから大声出すな」 - 65 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:37:22.41 ID:A8oUa8ez0
- 黒夜「ったく、私がヤンチャしてた頃はまだまだガキだったっつうの。今は絹旗ちゃんと喧嘩する以外は普通のつもりなんだけどな」
19090号「い、未だにあなたの幼少期のことが頭から離れません……」
黒夜「まぁ、あん時は悪かったよ……人付き合いってやつ、あんまわかんなかった頃だしよ……」ポリポリ
黒夜「ほら、立てるか」スッ
19090号「は、はい。すみません、とミサカはあなたの手を取りながら謝罪します」
黒夜「謝るのはこっちだっつーの。ごめんな、仕事の邪魔だったろ?」
19090号「い、いえ。仕事は丁度休憩中でしたし、それに……」
黒夜「ん?」
19090号「み、ミサカと黒夜さんは、と、友達、ですし……」カァァ
黒夜「や、やめろ! こっちまで照れんだろ!」カァァ
19090号「す、すみません」カァァ
黒夜(くそ、柄にも無く恥ずかしがってんじゃねぇよ私……!)
19090号(く、口に出すと恥ずかしいものですね、とミサカは赤面してると感じつつも抑えることが出来ません……) - 66 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:38:15.33 ID:A8oUa8ez0
- 19090号「あ、で、ではミサカはこれで!」パタパタパタ
黒夜「お、おぉ……またな」
黒夜「……そういえば、そんなことも言ってたっけ、昔」
黒夜「はっ、迷惑かけた奴の約束なんて、守らなくてもいいのにな」
黒夜「……そ、そういえば兄ちゃんに帰りにコーヒー買えって言われてるんだったな」
黒夜「……行くか」スタスタ - 67 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:39:41.40 ID:A8oUa8ez0
- ――病院 フレンダの部屋
フレンダ「よく来てくれたってわけよ、みんな!」
絹旗「フレンダさん、超元気ですか?」
フレンダ「超元気ってわけよ! あと一週間で退院だって」
浜面「いつもながら、ここの病院の退院日数はすげぇよな」
滝壺「うん。どうなってるのか、知りたい」
麦野(なぜか私が左腕がぶっ飛んだり目が潰れたりする夢を見るのよねぇ) - 68 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:40:15.58 ID:A8oUa8ez0
- 絹旗「超松葉杖で歩けるぐらいにはなったんですね」
フレンダ「うん。なかなか慣れないけどね」
麦野「トイレとか不便そうだけどねぇ」
フレンダ「松葉杖で歩くのって結構楽しいわけよ」
絹旗「あー、なんか分かる気がします」
麦野「特に私とか、お世話になるようなことないし」
フレンダ「それにみんなが来てくれるから、全然辛くないし!」
麦野「かっわいいこと言ってくれんじゃないの、フレンダ」ナデナデ
フレンダ「え、えへへ……///」
絹旗「……ところで」 - 69 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:40:58.88 ID:A8oUa8ez0
- 滝壺「はまづら。他の女の子にいたずらしちゃ駄目だよ?」
浜面「えっ、今ここでその話題!?」
滝壺「分かった?」
浜面「わ、分かってるよ。俺が好きなのは滝壺だけだ」
滝壺「えへへ、嬉しい」ギュッ
浜面「たたた滝壺さん胸が胸にある二つのメロンがあぁぁぁぁぁ」
フレンダ「人の前でイチャコラしやがって浜面のやつ……」
絹旗「ファミレスでも超あんな調子でしたからね……」
麦野「私は何回壁殴り代行に電話すればいいのかしら……」
フレンダ「麦野なら壁殴りどころか壁崩しになっちゃうよね……」
麦野「そういえばアジトの大穴、修復してないわ……」
絹旗「まあその辺は超浜面にでもやらせましょう……」 - 70 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:41:26.19 ID:A8oUa8ez0
- 浜面「わ、悪い。お詫びになんか買ってくるけど」
フレンダ「じゃあ柿の種買ってきて欲しいってわけよ」
絹旗「私、超パイの実」
麦野「シャケ弁……は、まあなさそうだし、コーヒーね」
滝壺「オレンジジュース」
浜面「じゃあ行ってくるわ。ゆっくり話でもしててくれ」タタタッ - 71 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:41:53.85 ID:A8oUa8ez0
- フレンダ「……滝壺、浜面とはどこまでいった?」
滝壺「? この前、遊園地行った」
フレンダ「そっちじゃないわけよ……」
絹旗「いやー、フレンダ。浜面超なんもしてねぇんですよ」
麦野「そうそう。キスなんてたったの一回だけ」
フレンダ「は、え、嘘!? さっきは二人だけの空間に入ってたのに!?」
絹旗「超嘘じゃないんですよ、これが」
滝壺「はまづらは、優しいから」
フレンダ「いやー、そこまで奥手だとは思わなかったわけよ、浜面が」
麦野「そして滝壺は純粋だし。けど不思議と歯車は咬み合ってんのよね」
滝壺「だってはまづらは私の夫だし」フンス
絹旗「」
麦野「」
フレンダ「」 - 72 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:42:23.86 ID:A8oUa8ez0
- 麦野「え、ん……? え?」
フレンダ(麦野が超おろおろしてるってわけよ)
絹旗(ここまで超おろおろしてる麦野は初めて見ました)
麦野「付き合ってるのは知ってたけど、夫? パードゥン?」
滝壺「うん。約束したよ? 『一生幸せにしてやる』って」
フレンダ「結局、とても奥手な奴の言葉とは思えないわけよ……」
絹旗「っていうか、それだけで婚約は超成立するんでしょうか?」
麦野「二人が進みすぎてちょっとあたま痛くなってきた。いや、進んでないのか?」
絹旗「麦野。考えるだけ超無駄です。ここで取る行動はひとつです」
フレンダ「そうね。浜面を吊るし上げにしましょう」
滝壺「しあげだけに」
フレンダ「!?」 - 73 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:42:51.00 ID:A8oUa8ez0
- 浜面「おーい、買ってきt」
バァン
浜面「と、扉が勝手に!?」
麦野「はぁまづらぁ……」
浜面「ヒィ!? な、なんでちょっと不機嫌モードはいってるの!? あ、遅かった!? 買ってくるの遅かったの!?」
絹旗「これから浜面に超尋問します。洗いざらい吐いてもらいますので超覚悟してくださいね?」
フレンダ「ちなみに嘘をついたら浜/面らしいから」
浜面「何を!? 俺はなにを言えばいいんだよ! 出して! 出してくれー!」ガタガタ
絹旗「外から滝壺さんが超抑えてますので。無理じゃないですか?」
浜面「」 - 74 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:43:27.05 ID:A8oUa8ez0
※しばらくお待ちください※
- 75 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:44:50.27 ID:A8oUa8ez0
- 麦野「それにしてもフレンダ、あんた別に見送りなんてしなくてもいいんじゃない?」
フレンダ「先生から少しでも多く歩くようにって言われてるわけよ」
麦野「そう。ま、あんま無理しないように。じゃあ、あまり長居するのもあれだし、いくか」
絹旗「そうですね。フレンダには超無理させたくありませんし」
フレンダ「絹旗……結局、私はいい仲間を持ったってわけよ」ウルウル
絹旗「泣かないでくださいよ! ……では、また来ますので」
フレンダ「うん! 待ってるってわけよ!」
麦野「おらそこのバカップル。いくぞ」
浜面「お、おう! いくぞ滝壺」ギュッ
滝壺「うん」ギュッ - 76 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:45:29.74 ID:A8oUa8ez0
- 絹旗(これが、私の日常)
絹旗(麦野は切れると怖いし、フレンダは超気軽に話しかけてくれる)
絹旗(滝壺さんは、ちょっと……いやかなり天然なところがあるけど、超良い人だ)
絹旗(浜面は、なんだかんだでみんなと超分け隔てなく接してくれる。滝壺さんが心配するわけです)
絹旗(一度は暗部に沈めた身だけど、みんなに会えて本当に超よかった)
絹旗(もしかしたら、私は――) - 77 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:46:15.15 ID:A8oUa8ez0
- 絹旗「♪」フンフン
黒夜「随分ゴキゲンだねぇ絹旗ちゃん」
絹旗「黒夜ですか。超そう見えます?」
黒夜「超そう見える。なんかいいことあったか?」
絹旗「んー、そうですね」
絹旗「私は、超幸せ者だと改めて感じただけですよ」
- 78 : ◆vqbXrOMxl.2012/02/23(木) 23:47:04.81 ID:A8oUa8ez0
- ――次回予告――
『くっそ、バカモヤシめ……』
『俺と付き合ってくれないか?』
『邪魔者を排除できるチャンスだったのに……』
『見つけたー!』
『ガンガンいかねぇと振り向かねぇぞ?』
CASE4 『悲しいかなしい「不幸」の始まりだぜ?』
- 79 : ◆vqbXrOMxl.[sage]:2012/02/23(木) 23:49:09.67 ID:A8oUa8ez0
- 滝壺が天然というか不思議キャラになっちゃった
そんなわけで三話終了です
相変わらずスレタイ詐欺な内容でしたが気にしない
明日も今日みたいな時間帯になると思います
それではまた明日
- 80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]:2012/02/23(木) 23:52:14.09 ID:4VmLl7PAO
- 乙!
黒夜が天使
- 103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/04/06(金) 21:22:15.32 ID:1ce3oNnDO
- まだかなー
2015年7月24日金曜日
黒夜「兄ちゃん」絹旗「兄さん」一方通行「あいよォ」
ラベル:
アイテム,
とある魔術の禁書目録,
一方通行,
未完結
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿