- ※ 閲覧注意
- 1 : / ◆ RI:2013/05/19(日) 14:15:55.23 ID:9yFNRT+qo
- 上条「……いい加減にしろって言ってんだろ御坂!」 どんっ
御坂「きゃっ!?」
上条「何で玄関のカギ変えても……俺の部屋に居るんだよ!」
御坂「あ、合いカギがあるから……」 じゃら
上条「だから、何で合いカギがあるんだよ!」 ぱしっ!
上条「出てけよ! はやくっ!」 ぐいっ
御坂「当麻、私たちカップルだから―――」
上条「……お前とは終わったんだよ!」
御坂「っ……!」
上条「俺だってもう新しいが彼女いるんだ……」
上条「迷惑なんだよ! ……二度と来んなよ!」
バタンッ! カチャッ!
御坂「当麻!? ……ねえ開けてよ当麻!」 ばんばん!
御坂「私もう当麻しかいないのよ!? ……ねえってばッ!」 - 2 :02/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 14:18:01.91 ID:9yFNRT+qo
- (30分後)
ばん! ばんばんばん!
インデックス「……まだ玄関を叩く音が聞こえるかも」
上条「…………」
インデックス「またご近所めーわくで怒られちゃうんだよ……」
ぎゅっ
インデックス「とうま……?」
上条「……お前は俺が守るって決めたんだ」
上条「だからそれだけはハッキリさせないといけない」
上条「インデックスにも。御坂にも。……俺自身にも」
インデックス「とうま……」 ぎゅっ
……ばんばんばん! ばんばんばん!
インデックス「っ……」 びくっ
上条「(くそ……。どうしてこうなっちまったんだ……!)」 - 3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 14:18:41.06 ID:9OVgzZNwo
- やんでレールガン
- 4 :03/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 14:20:27.17 ID:9yFNRT+qo
- (1ヶ月前 - 上条の部屋)
上条「……なあ美琴、俺達ってあんまり合ってないよな」
御坂「え……?」
上条「最初はさ、常盤台の……しかもあのレベル5の美琴と
付き合えると思って俺もすげー嬉しかったけどさ」
上条「なんて言うか……やっぱお嬢様と一般庶民とじゃ
常識が違いすぎて、お互いに疲れるだけって言うか」
上条「美琴も最近、能力の成績が落ちてるらしいし」
御坂「そ、それは……」
上条「俺はレベル0だから関係無いけどさ、でも俺のせいで
美琴がダメになるのは心苦しいって言うか」
上条「だから美琴。俺達、別れようぜ……」
御坂「…………」
上条「美琴にはさ、俺なんかよりももっと良いやつが居るって」
上条「だから―――」
御坂「……なーに辛気くさい顔してんのよ! らしくないわね!」
上条「美琴……?」 - 7 :04/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 14:23:12.16 ID:9yFNRT+qo
- 御坂「そんな思い詰めて別れ話とかされても、後味悪くなるだけよ」
御坂「別れたい理由を長々と話すことで罪悪感から逃れようと
してるんだろうけど、余計面倒くさくなってない? それ」
上条「うっ……」
御坂「"お前とは合わない"。それだけでじゅーぶん。
私に気を遣ってるのならただのありがた迷惑ね」
上条「美琴……」
御坂「恋愛なんて1度きりじゃないんだし、私が最初の1回目で
失敗したからってそれを引きずるような女だと思ってるの?」
上条「はは。そっか、美琴は強いもんな……」
御坂「そう言うこと。自分の気持ちに嘘ついてまで
体裁取り繕ったって、私にはバレバレだってのよ。この」
御坂「最後くらい……いつもの私達らしく別れましょう」
上条「……美琴には敵わないな」
御坂「そーゆーのも無し。私達が別れたからって、それで
互いによそよそしい態度を取るのも無しよ。分かった?」
上条「りょーかい。……やっぱ俺達、こういう関係の方があってるな」
御坂「みたいね。それが分かっただけでも良かったじゃない」 - 10 :05/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 14:26:12.05 ID:9yFNRT+qo
- (数日後 - ファミレス)
御坂「……えっ? アンタ達、付き合うことにしたの?」
上条「まあ、な。付き合う前とあんまし変わんねーけど」
インデックス「とうま。とうま。それでも私は嬉しいんだよ」 ぎゅっ
御坂「ふーん……」
御坂「ま、今度は頑張りなさいよ。この」 とす
上条「はは、ありがとな美こ……御坂」
御坂「っ……」
上条「呼び方、御坂に戻そうと思うけど大丈夫だよな?」
御坂「……別に構わないわよ」
御坂「私ももう、アンタのことはアンタって呼んでるんだし」
インデックス「私はとうまも短髪も呼び方は変わらないかも」
上条「そうだなぁ。ほんと俺達、付き合っても何も変わらないな」
御坂「何も変わらない……」
上条「一応、御坂にだけは直接伝えたかったから。それだけ」
御坂「はいはい。……用が済んだなら私は行くわね」 - 12 :06/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 14:28:45.08 ID:9yFNRT+qo
- (数日後 - 常盤台中学)
白井「えっ。お姉様がレベル4にランクダウン……?」
御坂「ちょっとシステムスキャンで上手く行かなくてね」
白井「やはり、あの類人猿のせいで……」
御坂「そんなんじゃないわよ。単純に自分が怠ってたせい」
白井「ですが、どう考えてもあの野郎とお姉様が親密になってから
お姉様の調子がどんどんと落ちてきてますの……」
御坂「だから違うって」
白井「こ、ここは黒子の手を汚してでもあの男を―――!」
御坂「……違うって言ってんでしょッ!」
白井「っ!」 びくっ
御坂「私もこう見えてショック受けてるんだから……。
これ以上イライラさせないでよ黒子……」
白井「ご、ごめんなさいですのお姉様……」
御坂「……いや、こっちこそゴメン。黒子に言われても仕方ないのに」
御坂「次で頑張るから……。次はちゃんとやるから……」 ぶつぶつ
白井「お姉様……」 - 13 :07/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 14:31:29.35 ID:9yFNRT+qo
- (数日後 - 常盤台中学のグラウンド)
機械音声(ピーッ)
機械音声『御坂美琴。システムスキャンリザルト……レベル3』
御坂「っ……」
生徒『御坂様がレベル3……?』 ざわざわ
生徒『もうレールガンも打てなくなってますわ……』
生徒『常盤台はレベル3が最低条件ですのに……』
生徒『このままレベルが下がり続けると、退学の可能性も……』
生徒『もう、"お姉様"ではございませんね……』
生徒『派閥にも属されてませんし、今後どうするのでしょう……』
御坂「なんで……。どうして能力が上手く使えないの……?」
(数時間後 - 校長室)
御坂「……失礼します。呼び出しがあったので来ましたけど」
研究者「…………」
校長「御坂さん。前のソファーに掛けてください」
御坂「は、はい(誰だろう……)」 すっ - 15 :08/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 14:34:36.68 ID:9yFNRT+qo
- 研究者「私は……御坂美琴様の能力研究を行っている団体の人間デス」
研究者「御坂美琴様の……レベル5の能力を」
御坂「っ……」
研究者「現在は御坂美琴様の能力値が下がってしまったため、
研究は一時中断となっていマスが」
研究者「この中断で発生する損額は……およそ60億円になりマス」
御坂「60億……」
研究者「このまま近日中に御坂美琴様がレベル5に戻らなければ、
我々の研究は完全に破綻、凍結が決定するデショウ」
研究者「また、我々団体は御坂美琴様の能力研究において発生する
利益を基に、常盤台中学に教材等の支援も行っていマス」
研究者「つまり、我々の研究が凍結になってしまうと、
常盤台中学の教導にも影響が出てしまうわけデス」
御坂「…………」
研究者「御坂美琴様。アナタの能力にはそれだけの価値がありマス。
今日はそれを再確認して頂くため、私は来マシタ」
研究者「男に振られたくらいで、落ち込んでる場合じゃないデスよ」
御坂「……すみません。以後気を付けます」 - 17 :09/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 14:37:30.30 ID:9yFNRT+qo
- (次の日 - 市街)
御坂「はあ。別にアイツと別れたことなんて気にしてないのに……」
御坂「よし! 今日は気分転換にゲコ太グッズでも漁って―――」
御坂「……って、あ、あれは……」
上条「でさー」 てくてく
インデックス「へー」
御坂「(くっ……! な、なに動揺してんのよ私は……)」 さっ
御坂「(アイツとはもう関係無いんだから。だから―――)」
御坂「……!?」
インデックス「……だ、ダメなんだよとうま。こんな所で」
上条「大丈夫だって、気にする必要はねーよ。ん……」
インデックス「ん……。んぐ……。あむ……」
インデックス「あっ……。ダメとうま……。触っちゃ……。
お外だから誰かに見られちゃうかも……」
上条「ガマンできねえよ……。ホテル行こうぜインデックス……」 - 19 :10/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 14:40:55.74 ID:9yFNRT+qo
- 御坂「くっ……!」 だっ!
ドンッ!
不良A「いてぇ!? ……誰だ!?」
御坂「……早くそこを退きなさいよ!」
不良A「あ!? なんだこの女自分からぶつかって来たくせに!」
不良B「お、おいコイツ……常盤台のレールガンだぞ!?」
御坂「分かったらさっさと道を開けろ……!」 パリッ……
不良A「マジか!? ま、待て! 俺達は何も悪いことしてねーぞ!?」
不良C「……常盤台のレールガンだと?」 ざっ
不良C「確か最近、不調でレベル3にダウンしたと聞いたが」
御坂「だったら何よ……! 例えレベル3程度の出力しか無くとも、
アンタ達程度なら感電で失神させることくらいできるわよ!」
不良C「やはりそうか。……なら俺でも何とかなりそうだ」
御坂「調子に乗ってんじゃないわよ、この……!」 パリッ……
バリバリィッ!
御坂「はあ、はあ……。やったか……?」 - 20 :11/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 14:42:56.04 ID:9yFNRT+qo
- 不良C「……おいおい。これじゃレベル3どころか
レベル2にも達してねーんじゃねーのか?」 ぱしっ
御坂「なっ……! 無傷!? は、離して……!」
不良C「おいお前ら、今からコイツにしつけしてやろうぜ」 ぐいっ
不良A「へへ……」 ずっ
御坂「掴んでる手にも電気を流してるはずのに、なんで……!?」
御坂「っ……! まさか……!」
不良C「今さら気付いたのか。そう……俺も電撃使いだよ」
不良C「能力値はレベル3程度だけど、電撃を体表面から
地面や空気にアースして散らせてるだけだっての」
御坂「くっ……!」
不良C「……おい。お前らもコイツに触って大丈夫だぞ」
不良B「おっ、ほんとだ。ビリビリが来ねえ」 ぱしっ
御坂「電流が思う方向に流れない……!?」
不良C「……俺の部屋に運ぶぞ」 ぐいっ
御坂「やっ……! 待って! 謝るから! ねえ……!」 - 24 :12/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 14:46:31.94 ID:9yFNRT+qo
- (数十分後 - 不良の部屋)
どごっ!
御坂「ごかっ……!?」
不良C「くーっ! やっぱ女の腹殴るのって楽しー!」
御坂「ごめ……なさ―――」
不良A「お前からぶつかって来たくせに調子乗りやがってよォ!」
パァン!
御坂「ぶぱっ……!? は、鼻血が……」 ぽたっ
不良B「服なんて着てんじゃねえ!全裸で土下座だ全裸!」
不良C「お、いいなそれ。おい、お前カッター持ってただろ」
不良A「ああ。確かポケットに……」 すっ
御坂「な、何を……?」
不良C「あ? 何勝手に喋ってんだよ。口切り落とすぞ」 チキチキ……
不良C「……動くなよ。服だけ切り刻んでやるから」 すっ
御坂「い、いや……! やめて……!」 ばたばた - 26 :13/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 14:48:51.11 ID:9yFNRT+qo
- 不良C「あーもう動くなつってんだろ!」
バリバリィ!
御坂「ぎゃぎゃぎゃぎゃっ!?」 ピクピク
不良A「ははは! あのレールガンが感電だなんてな!」
不良A「おっと、元レールガンだっけか? ……ぷはっ!」
不良C「しばらく体を動かせねえように、電気は流し続けてやるよ」
御坂「い……や……。やめて……」
スパー ビリビリッ バリッ ぽいっ
不良B「あーあー常盤台の制服とか高そうなのに」
不良C「おい見ろよ。コイツ全然胸ねーのに高そうな下着付けてるぜ」
もみっ
御坂「っ……!」
不良C「B……いや、Aだな」
不良C「……あーなんかムラムラしてきた。もう全裸で土下座は
いいからヤらせろよ。……って拒否権はねーか! ははッ!」
御坂「嘘……。や、やめて……! ひっ……!?」 がしっ - 27 :14/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 14:50:16.35 ID:9yFNRT+qo
- (数日後 - 常盤台中学のグラウンド)
機械音声(ピーッ)
機械音声『御坂美琴。システムスキャンリザルト……レベル1』
御坂「…………」
生徒『れ、レベル1……?』 ざわざわ
生徒『精度も出力も最悪でしたわ……』
生徒『御坂様、完全に終わりましたわね……』
(数時間後 - 校長室)
校長「……では御坂さん、この2枚の書類を書いてください」
御坂「これは……?」
校長「常盤台中学の退学届けと、底辺格下中学への転入手続きです」
御坂「えっ!? そんな……!」
御坂「ま、待ってください! レベル1になった途端ですか!?」
校長「……それだけではありませんよ」 すっ
御坂「ノートパソコン……?」
御坂「っ!? こ、これは……!」 - 29 :15/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 14:54:57.74 ID:9yFNRT+qo
- (ファイル名 - 【本物!!】常●台中学、超電●砲 謝罪レ○プ!!.mp4)
御坂『私は……! 自分から人にぶつかったにも関わらず……!』
御坂『ケンカを売って……! 最初に手を出して……!』
御坂『しかも非処女で……! Aカップで……! 全裸で……!』
御坂『オマ○コ丸出しで……! ダブルピースで……!』
御坂『口からも、オマ○コからも、精液垂れ流しで……!』
御坂『本当に……! 最低な……! 豚以下の……! 女です……!』
御坂『ごめんなさい……! すみません、でした……!』
声『……ギャーッハハハハハハ! カットカァァアアアット!』
声『良くできましたァ! 最っ高の謝罪だったぜェ!?』
声『オラァ! ご褒美にチ○ポコしゃぶらせてやる!』 ずいっ
御坂『あ、ありがとうございます……。あむ……』 ちゅばちゅば
声『あーイクイク! おい! お前らもチ○ポコ扱かせてやれ!』
声『へへ……。感謝しろよ……』 ずいっ
声『俺達は感謝じゃなくて顔射するけどな……』 ずいっ
御坂『ん……』 シコシコシコシコ - 30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 14:55:15.06 ID:zE93ZJNBo
- いやどう考えてもヤられてるだろ…
- 33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 14:56:54.90 ID:Hn7b7Wdio
- たった3分で否定されててワロタ
- 34 :16/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 14:58:39.29 ID:9yFNRT+qo
- (校長室)
校長「……この動画ファイルは、昨日からネットに流れていました」
御坂「うそ……。流さないって言ってたのに……」
校長「と言うことは、この女性は御坂さんで間違いないのですね?」
御坂「っ……! しまった……!」
校長「御坂さんに何があったのかは言及しませんが、今朝から
この映像について常盤台中学には問い合わせが殺到しています」
校長「また、御坂さんの能力研究を行っていた団体も軒並み凍結し、
団体から常盤台中学に損害賠償として4兆円が請求されました」
御坂「4……兆……」
校長「我々も裁判を起こしますが、減額は難しい状況にあります」
校長「常盤台中学は来年度の定員数を減らすことも決定しましたが、
それでもこの影響で定員にすら達しないとの声も出ています」
校長「当然、私も責任問題で常盤台中学の校長を今日で辞任します」
校長「そのため、この2枚の書類を御坂さんに書かせることが
30年以上校長を勤めてきた私の、最後の仕事となります」
校長「どうか……お願いできないでしょうか」
御坂「…………。分かり……ました……」 かきかき - 39 :17/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:02:00.72 ID:9yFNRT+qo
- (数日後 - 底辺格下中学)
御坂「…………」
生徒A『おいアイツ、例の動画の"元"レールガンだぜ』
生徒B『マジでこの中学に転校してきたんだな』
生徒C『ヤりてー。落ちぶれたお嬢様とかガチで勃起してきた』
生徒D『チョーやべー、マジぱねえー』
生徒A『なあ、今度アイツ呼び出して俺らでヤっちまわね?』
生徒B『レベル1なら俺らでも何とかなりそうだしな』
生徒C『ヤっちまおうぜー。もうイきそうだよオレ』
生徒D『マジあげあげチ○ポヨ~』
(帰り道 - 市街)
御坂「あんな中学、いつまでも通ってられないわよ……」
御坂「いつレ○プされるかも分からないし……。
それに制服もダサすぎるし……」
御坂「はあ……。……ん?」
白井「あっ」 ばったり - 44 :18/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:05:52.93 ID:9yFNRT+qo
- 御坂「黒子。……久しぶりね。色々あって結局黒子とは
会えないまま寮も変わっちゃったけど、元気だった?」
白井「え、ええ。お久しぶりですの」
御坂「? どうしたのよ黒子。なんか硬いわね」
白井「そ、そうですの? ほほほ、ですの」
御坂「あ、そうだ。今から初春さんと佐天さんも呼んで
4人でお茶しない? いつものファミレスでさ」
御坂「まだ新しい学校に慣れなくて、息抜きしようかなー
って思ってるんだけど。ねえ、付き合ってよ」
白井「えっと、私は用事があるので……」
御坂「ちょっとだけで良いからさ」
白井「どうしても外せない用事なので、では……」 すっ
御坂「……待ちなさい黒子。さっきから何よその態度は」
ぱしっ
白井「っ!」 ぱんっ(手を払われる)
御坂「え……?」
白井「きっ……」 - 46 :19/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:07:11.49 ID:9yFNRT+qo
- 白井「ったねぇ手で触ってんじゃねェェェええええええええええええ
ですのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」
御坂「っ……!?」
白井「アルコールティッシュ……! カバンの中……! ああもう!
片手じゃ取り出せないですの! 近くに手を洗える場所は!?」
御坂「く、黒子……?」
白井「……アナタはいつまで"お姉様"ぶってるつもりですの!?
ふざけんなですの! そろそろ自分を客観視しろですの!」
白井「見ず知らずの男性の精液を全身に浴びて! 純潔まで失って!
挙げ句の果てに能力値もレベル1にまで落ち込んで!」
白井「アナタは"常盤台のレベル5"だったからこそ価値があったのに、
その全てを失った事実にまだ自力で気付けてないんですの!?」
御坂「黒、子……? ねえ、嘘……だよね……?」
白井「もう馴れ馴れしく私の名前を呼ばないでくださいですの!」
白井「耳が精液で汚されますの! 帰ったら耳掃除ですの!」
白井「二度と私には近づかないでください! それでは!」 ひゅっ……
御坂「黒子……。待ってよ……。またお姉様って呼んでよ……」
御坂「う……あ……。あああああああああああああっ……!」 がくっ - 47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 15:07:13.98 ID:yfWCUNrk0
- これは病んでも仕方ない、むしろ即自[ピーーー]るレベルだろ
- 48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 15:08:12.92 ID:DXpIwZDuo
- 黒子も結局はLEVEL5っいう名前に群がる連中の一人に過ぎなかったんだね……
- 49 :20/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:13:50.35 ID:AwPhVi5Wo
- (数日後 - 底辺格下中学の校舎裏)
生徒A「抵抗すると思ったけど、案外大人しかったな」 ずこずこ
御坂(違う……)
生徒B「実はヤられたい願望あったとか? ギャハハ!」 しこしこ
御坂(私はここに居るべき人間じゃない……)
生徒C「イっちゃう~! もう4回目~!」 どっぴゅどっぴゅ~!
御坂(だからこんなことで屈しちゃいけない……)
生徒D「マジぱねえ~! マジやべえ~!」 もみもみ
御坂(戻るんだ……! 絶対……! レベル5に……!)
生徒A「あっ、オレもイきそう!」
生徒B「よし、一斉にコイツにぶっかけるぞ!」
生徒C「5回目だけど、ビンビン~! イク~!」
生徒D「チョーイクー!」
どっぴゅどっぴゅ~!×4
生徒A「ふう。……じゃ、これからも肉便器としてよろしくな(笑)」
御坂(私は負けない……! 負けちゃいけないんだ……!) - 50 :21/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:17:26.65 ID:AwPhVi5Wo
- (数日後 - とある河原)
御坂「はあ、はあ……! なん、で……!」 がくっ
御坂「土の中から砂鉄を取りだすことくらいはできてたのに……!」
御坂「能力の使い方が……まるで思い出せない……!」
声「……それは何故か、お教えシマショウか?」 ざっ
御坂「っ……! 誰!?」 くるっ
研究者「お久しぶりデス。私のこと、お忘れしマシタか?」
御坂「アンタ確か、あの時の研究者……」
研究者「しかしそれは、御坂美琴様にとって非常に残酷な答えに
なるかもしれマセンが、それでも……聞きたいデスか?」
御坂「……聞くわ。私にはもう、立ち止まってる時間も猶予もない」
御坂「前に進むしかない……。例えその先がゴールでも……崖でも」
研究者「良いデショウ。ではお話シマス」
研究者「我々が何故、御坂美琴様の能力研究を凍結にしたのかを」
御坂「……?」
研究者「それは……御坂美琴様がもう、レベル5には戻れない
と言うことが判明してしまったからデス」 - 51 :22/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:18:51.81 ID:AwPhVi5Wo
- 御坂「えっ……? どういう……こと……」
研究者「本来なら、御坂美琴様にはレベル5になれるだけの
"可能性"があった。だからこそ、レベル5になれていた」
研究者「デスが、御坂美琴様の能力値が下がり始めた頃、
我々は御坂美琴様のある変化に気付きマシタ」
御坂「ある変化……?」
研究者「それはパーソナルリアリティ……能力者の脳に存在する、
能力を使用する際にとても重要とされている部分デスが」
研究者「その御坂美琴様のパーソナルリアリティが、あることが
きっかけで僅かばかり変化していたのデス。それは……」
御坂「まさか……失恋……?」
研究者「そうデス。その結果、御坂美琴様の"可能性"にも
大きく影響が出てしまっていた」
研究者「今の御坂美琴様には、どれだけ努力してもせいぜい
レベル2になれるかどうかくらいの可能性しかありマセン」
御坂「う……そ……」
研究者「これが御坂美琴様の能力研究を行ってきた我々の、
最後の研究結果……デス」
御坂「私はもう、レベル5に戻れない……?」 がくがく - 52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 15:20:13.86 ID:xoc8humPo
- うわぁ・・・
- 53 :23/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:21:39.46 ID:AwPhVi5Wo
- (その夜 - 上条の寮)
上条「……今日はインデックスも買い物手伝ってくれて、
ほんと助かったよ」
インデックス「私ももう、とうまに頼ってばかりは居られないからね」
インデックス「とうまの彼女らしく、私だってとうまを支えなくちゃ」
上条「そっか。ありがとなインデックス」
インデックス「……そう言えばとうま、おしょうゆ買ってたっけ?」
上条「あっ……。しょうゆは別のスーパーで買おうと思ってて、
結局その後のスーパーでも買うのすっかり忘れてた……」
インデックス「買い足しに行ったほうがいいかも」
上条「わりぃ、そうするわ。インデックスは先帰っててくれ」 たたっ
―――。
インデックス「ふふん。商品のメモは完璧に頭の中に入ってるんだよ」
インデックス「あ。それならスーパーで言っとくべきだったかも……」
インデックス「はあ……。……ん?」 ぴたっ
御坂「あっ……」 - 56 :24/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:24:07.68 ID:AwPhVi5Wo
- インデックス「短髪? とうまの部屋の前で何してるかも?」
御坂「あ、アイツは……どうしたの……?」
インデックス「とうまなら今、おしょうゆを買いに行ってるんだよ」
インデックス「……とうまに何か用かも?」
御坂「居ないのなら別に……アンタでもいいわ……」
インデックス「?」
御坂「私……もう一度アイツと……当麻と……
付き合おうと思ってるの……」
インデックス「は!?」
御坂「ううん……。もう付き合うしかないの……」
インデックス「た、短髪は何を言ってるのかも!?」
御坂「だから悪いんだけど……今すぐ当麻と別れて……。
お願い……」
インデックス「そ、そんなの無理に決まってるんだよ!」
御坂「私が常盤台に……レベル5に戻るには……
もうこれしか……方法がないの……」
インデックス「わ、わけが分からないんだよ!」 - 59 :25/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:29:00.56 ID:AwPhVi5Wo
- 美琴「しばらくの間だけでいいから……。
私の能力がレベル5に戻るまででいいから……」
御坂「私の当麻を……取らないでぇ……!」 ぽろっ
インデックス「取ろうとしてるのは短髪のほうなんだよ!?」
御坂「いやぁ……! 私の当麻を返してぇ……!」
インデックス「くっ……!」
インデックス「……いい加減にするんだよ短髪!」
御坂「っ……!」
インデックス「私の当麻私の当麻って……」
インデックス「とうまはわたしのとうまなんだよ!」
御坂「……違う! 当麻は私の当麻なの!」
御坂「アンタが私から……当麻を奪ったんでしょうがッ!」
インデックス「っ……!?」
御坂「修道女のくせに肉欲に溺れやがって……!」
御坂「あはは! イエスイエスはベッドの上で言う言葉ですかぁ!?」
インデックス「なっ……!?」 - 60 :26/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:30:10.73 ID:AwPhVi5Wo
- 御坂「はっ! 図星かよこの淫乱女―――!」
パァンッ!
御坂「っ……!?」 ヒリヒリ
インデックス「最っ低なんだよ……! 短髪……! ぐずっ……!」
御坂「は、鼻血が……」 ぽたっ
インデックス「……短髪が何を考えてるのか全く分からないけど、
私は当麻と別れる気は……これっぽっちも無いんだよ」
御坂「ま、待って……! 今のは私も言いすぎたと思う……!」
御坂「だから……アンタは当麻と別れなくていいから……
せめて私に……当麻とカラダだけの関係くらいは持たせて……」
インデックス「っ……!?」 ぞっ
御坂「こ、これなら互い、妥協できる所まで来たんじゃない……?」
御坂「ねえ……アンタもそう思うでしょ―――」
パァンッ!
御坂「ぶっ……!?」
インデックス「きもちわるい……! ……きもちわるいんだよ短髪!
お前なんか絶対に……とうまに近づかせないんだよ!」 - 63 :27/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:33:41.72 ID:AwPhVi5Wo
- 御坂「っ……!」
インデックス「二度と……ここに来ないでほしいかも!」 ガチャッ
御坂「…………。なんで……」
御坂「私は……当麻と付き合わなくちゃいけないのに……」
インデックス「……まだ言って―――」
御坂「なんで……」 ぽたっ
御坂「……それが分かんねェェェえええええええんだよォォォ
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!」
どんっ!
インデックス「きゃっ!?」 ずさぁっ
御坂「…………。当麻を……」
御坂「当麻を……返せッ!」 ドガッッ!
インデックス「ごぼぉっ……!? お、お腹を蹴られ……」
御坂「返せ! 返せ! 返せ! 返せ! 返せ! 返せ! 返せッ!」
ドガッ! ドゴッ! バキッ! ゴリッ! グボッ! グシャッ!
インデックス「ぎ……ぎゃああああああああああああああッ!」 - 65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 15:34:08.60 ID:NkhWYZxX0
- 登場人物全員誰これって感じだな
- 66 :28/52 ◆11111111RI [saga]:2013/05/19(日) 15:34:53.64 ID:AwPhVi5Wo
- 御坂「アハハハハハハハハハハハハハハッ! いいこと思いついた!
このままお前の腹蹴り続けて、子供を産めない体にしてやる!」
インデックス「ひっ……!?」
御坂「そうすれば……当麻がこの女を見捨てて……
また私と……付き合うようになってくれる……!」 ドガッ!
インデックス「ごぐっ!? げ、げええぇっ……!」 げろげろ
御坂「これは報いだ! 全ての元凶! お前が! お前が私の
当麻を横取りしたから! その罪が全部返ってきたんだ!」
ドガッ! バキッ! グシャッ! ゴシャッ!
インデックス「が……ぐ……」 ぴくぴく
御坂「足りない! この程度じゃまるで足りない! お前のせいで!
お前のせいで私の人生はメチャクチャになったんだ!」
ボギッ! ゴリッ! メギッ! グチャッ!
御坂「死ね! 死んで詫びろ! お前なんか! お前なんか
生まれてこなければよかった! お前はここで死ね―――!」
上条「……おい」
御坂「えっ」
……バギィッ! - 68 :29/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:37:01.69 ID:AwPhVi5Wo
- 御坂「ごぱっ……!?」 ぐらっ
上条「……大丈夫か、インデックス」 ぐいっ
インデックス「かひゅー……。かひゅー……」
御坂「ま、待って当麻……! これには理由があって―――」
上条「……今の御坂について、俺もある程度のことは耳にしてる」
御坂「! だ、だったら……!」
上条「俺は……レベル5じゃなくなっても、常盤台の生徒じゃ
なくなっても、御坂は御坂のままだと……勝手に信じてた」
御坂「っ……!」
上条「お前がまた、俺の知ってる御坂美琴に戻れたなら、
俺は何だって……お前に協力してやる」
御坂「だから……! そのためにはレベル5に戻って……!
レベル5になればまた常盤台中学にも戻れるから……!」
御坂「私のレベルが落ちた原因は当麻が私と別れたことに―――!」
上条「……今は、違うよな」 バタンッ! カチャッ!
御坂「当麻!? ねえ待って! ちゃんと聞いてよ!」 ばんばんっ!
御坂「当麻……! ねえ……! 当、麻ああぁぁぁ……!」 がくっ - 69 :30/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:38:15.75 ID:AwPhVi5Wo
- (次の日)
御坂「ねえ当麻……。開けて……」 ばんばん
御坂「少しだけでいいから話を聞いて……」 ばんばん
(次の日)
御坂「1番目の彼女じゃなくていいから……」 ばんばん
御坂「私とは肉体関係だけでいいから……」 ばんばん
(次の日)
御坂「今日は常盤台の制服を着てきたから……」 ばんばん
御坂「セックスだけでもしようよ当麻……」 ばんばん
(次の日)
御坂「開けて、当麻……」 ばんばんばんばん!
(次の日)
御坂「あはは、やった。この鍵で合ってた……」 がちゃっ
(次の日)
御坂「ごめん……! もう合い鍵は作らないから……!」 ばんばん!
御坂「だから開けてよ……! 当麻……!」 ばんばん!
(次の日)
御坂「新しい合い鍵はこれね……」 がちゃっ
御坂「……とーうま、セックスしよ?」 - 70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 15:39:06.27 ID:Y7uGmKGAO
- まさかこれで終わりじゃないだろうな
- 71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 15:39:24.43 ID:cu8pSurjo
- スレタイに繋がった
- 72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 15:40:25.47 ID:eE6xru6Mo
- そして>>1に戻る
まさか、無限ループか・・・??? - 75 :31/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:41:10.26 ID:AwPhVi5Wo
- (数日後 - とある河原)
研究者「……レベル5に戻りたいデスか? 御坂美琴様」
御坂「アンタは……。…………」
御坂「もう戻れないって言ったのはアンタでしょ……」
研究者「確かに、"元のレベル5"にはもう戻れマセン」
御坂「……?」
研究者「しかし、御坂美琴様もかつてはレベル5デシタ」
研究者「それだけでも、最初からレベル5になれない能力者達より、
遙かにレベル5になれるだけの"希望"はありマス」
研究者「"超電磁砲"ではない……"別のレベル5"になら」
御坂「別の……レベル5……」
研究者「御坂美琴様がどうしてもレベル5に戻りたいと仰るのなら、
我々の研究チームが御坂美琴様に新たな能力を開発して
差し上げることも可能デスが……いかがデショウか?」
御坂「…………。や、る……」
御坂「私にまだ、レベル5になれるだけの希望があるって言うのなら、
もう……それにすがるしか無いじゃないの……」
研究者「……分かりマシタ。では、研究施設までご案内しマショウ」 - 79 :32/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:45:39.79 ID:AwPhVi5Wo
- (数ヶ月後 - とある研究施設)
機械音声(ピーッ)
機械音声『御坂美琴。システムスキャンリザルト……レベル5』
御坂「……やった! ついiにレベル5になれた!」
研究者「素晴らしい。我々の予想以上の結果デス」 パチパチパチ
御坂「ほんとアンタのおかげよ。私も自信を取り戻せたし」
研究者「いえいえ。我々も御坂美琴様の新たな能力研究で
莫大な利益を生むことができマシタので」
研究者「それと……これは私からのプレゼントデス」 すっ
御u坂「ん? 何これ、書類?」
研究者「御坂美琴様が、常盤台中学に戻れることが決定しマシタ」
御坂「えっ!? ほ、本当に!h?」
研究者「御坂美琴様のこれまでのシステムスキャンの成績から、
常盤台中学への復学が認められたのデス」
御坂「やった! これで私yは常盤台のレベル5!」
御坂o「全部……取り戻すことがaできたんだ!」
御坂「またアイツiwに……振り向いてもらえrrrrrrrrrrる!」 - 80 :32/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:45:54.92 ID:AwPhVi5Wo
- (数ヶ月後 - とある研究施設)
機械音声(ピーッ)
機械音声『御坂美琴。システムスキャンリザルト……レベル5』
御坂「……やった! ついiにレベル5になれた!」
研究者「素晴らしい。我々の予想以上の結果デス」 パチパチパチ
御坂「ほんとアンタのおかげよ。私も自信を取り戻せたし」
研究者「いえいえ。我々も御坂美琴様の新たな能力研究で
莫大な利益を生むことができマシタので」
研究者「それと……これは私からのプレゼントデス」 すっ
御u坂「ん? 何これ、書類?」
研究者「御坂美琴様が、常盤台中学に戻れることが決定しマシタ」
御坂「えっ!? ほ、本当に!h?」
研究者「御坂美琴様のこれまでのシステムスキャンの成績から、
常盤台中学への復学が認められたのデス」
御坂「やった! これで私yは常盤台のレベル5!」
御坂o「全部……取り戻すことがaできたんだ!」
御坂「またアイツiwに……振り向いてもらえrrrrrrrrrrる!」 - 82 :33/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:48:49.23 ID:AwPhVi5Wo
- (次の日 - 市街)
御坂「……ちょっと待ちなさいアンタ!」 ずちゃっ
上条「ん? ……えっ!?」 くるっ
御坂「久しぶりね。元気にしてt43た?」
上条「その"声"……。まさか、御坂……?」
御坂「何よそれ。暫く会ってないからって私のこと忘れちゃったの?」
御k00坂「まあ……私もちょっとx変わっちゃったかもね」
御坂「右目は4つ、左目は6つ、あと後頭部にも目が2つ増えたし、
鼻と口は機能を共用するため合体して合理的な形になったし、
演算能力の向上のため頭を大きくして脳を13個に増やしたし、
右肩に腕を5本、左肩には腕を3本足して手の数を増やしたし、
替えが効くよう心臓は12個、肺は20個、その他の内臓は
持ってても弱点にしかならないから全て切除して無くなったし、
胴体も胸から下は不必要になったから切除して無くなったし、
栄養を取り入れるため脊髄はまる見えの状態で残ってるけど」
御坂「そのおかげで、私の能力は新たな電気系統のレベル5に復活。
あらゆる電磁気力を観測、操作、発生することが可能になり、
分子結合の組み替えどころか電子と原子核を組み替えて
物質そのものを全く別の物質に変えることも可能になったし、
首から上以外の肉体の増減、変形、変化も好きなだけできるし、
むしろ"超電磁砲"の頃よりも強くなったのかもしれないわね」
御坂「何だったら今の私と……勝負してみる!?」 びしっ - 85 :34/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:52:21.81 ID:AwPhVi5Wo
- 上条「バケモノ……」
御坂「えっ?」
通行人『……おい何だアレ!? バケモノが居るぞ!?』
通行人『誰か! はやくアンチスキルに通報して!』
通行人『うえーん! 怖いよー!』
通行人『写メ撮ってネットにアップしよう……』 パシャッ
通行人『みんなバケモノから離れろ! 何をするか分からないぞ!』
上条「お前、もう人間じゃねえよ……。御坂……」
御坂「ま、待って! あと、まだ書類上だけど私、常盤台中学にも
戻れたのよ! これで前と同じ……"常盤台のレベル5"に!」
上条「そう言う問題じゃねえよ……」
御坂「な……なによ。アンタ……当麻も言ってたでしょ?
当麻だけじゃなく、黒子も、誰もが、みんな、全員……」
御坂「私は"常盤台のレベル5"だから、私だったって……」
御坂「だから私は全てを捨ててでも、"常盤台のレベル5"に戻って
私が私であることを取り戻したんだから……」
御坂「ほら、当麻……」 しゅるしゅる…… (右手の1つが伸びる) - 90 :35/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 15:55:48.11 ID:AwPhVi5Wo
- 上条「っ……!」ぱんっ
バンッ!
御坂ju4「がっ……!? 私の手が吹き飛んだ……!?」 ぐちゃぁっ
上条「……俺の"異能の力を打ち消す右手"が反応しちまった」
上条「俺の知ってる御坂には……右手が触れてもこうはならなかった」
r御f坂「っ……」
上条「お前はもう人間でも、"御坂美琴"でもねえよ……」
御3t 坂t「えっ……。私が御坂美琴じゃない……?」
御fnqq「あはは。アンタ、冗談キツイわよ……」
上条「…………」
inkl坂「ねえ……。嘘、よね……?」
上条「わりぃ。もうついて行けねえや……」
上条「……じゃあな、御……。…………」 くるっ
坂ge2i「嘘……。ねえ、待ってよ当麻……。私は……
御坂美琴を取り戻すために、人間だってやめたのよ……」
9uht4「それさえも失っちゃったら、私、本当に、もう、何も―――」 - 91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 15:56:17.52 ID:yfWCUNrk0
- もうセックスは出来ないな
物理的にも - 92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 15:57:05.06 ID:N3QMA5Lto
- 「御坂」の名前が・・・
- 93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 15:58:46.87 ID:8Utg8LcDo
- わかった。お前が禁書アンチなのは分かったから
もうやめてくれ… - 94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:00:08.06 ID:yfWCUNrk0
- 禁書アンチじゃなくて御坂アンチでは?
- 95 :36/52 ◆11111111RI [saga]:2013/05/19(日) 16:00:12.93 ID:AwPhVi5Wo
- タァンッ!
uirdu「ごぱっ……?」 ぶしゅっ……
警備員「……目標に着弾! 弾丸は頭部を貫通しました!」
njkr7「アンチ……スキル……」 どさっ
警備員「目標の沈黙を確認! ……接近します!」
警備員「こ、コイツが例のバケモノか……」
警備員「"街中で人間を襲うバケモノが現れマシタ"と通報が
あったらしいが、コイツは本当に人を襲うのか……?」
警備員「既に被害が出てるかもしれないなら、迅速に処理を―――」
dfv9t「…………」 ぴくっ
警備員「っ……!」 ぞっ……
警備員「う……撃て撃てッ!」 タタタタタタタッ!
タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタッ!
肉片「…………」 ぐちゃっ……
警備員「はあ、はあ……。やったか……」
警備員「これだけ挽き肉にしたんだ。どう考えても死んだだろ……」 - 98 :37/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 16:03:19.32 ID:AwPhVi5Wo
- ボコッ……
警備員「ん? ……今、この肉片動かなかっ―――」
ボコボコボコボコボコッ!
警備員「なっ……!? 肉片から"巨大な腕"が伸び―――!」
パン!
液体「…………」 どろっ……
警備員「は……!? 腕に掴まれたアンチスキルが……
ドス黒い赤色の……液体になった!?」
パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン!
通行人「お、おい! アンチスキルが次々と液体にされてるぞ!?」
警備員「嘘だろ……? 大楯ごと液体にされ―――!」 パン!
通行人「ひっ……!? 腕がこっちにまで伸び―――!」 パン!
通行人「に……逃げろおおおおおおおおおおお―――!」 パン!
警備員「子供達を守れ! 1本でもあの腕を止め―――!」 パパン!
通行人「退けよッ! う、腕がすぐ後ろに来て―――!」 パパパン!
通行人「うそ……。この腕どんどん数が増えて―――」 パパパパン! - 101 :38/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 16:06:37.62 ID:AwPhVi5Wo
- (少し離れた場所)
わー! きゃー!
上条「!? 御坂……が居た場所から悲鳴が!?」 くるっ
通行人「……おい! お前もはやくここから逃げろ!」 たたたっ
上条「向こうで何かあったのか!?」
通行人「腕が……! もうここまで来―――!」
パン!
液体「…………」 どろっ……
上条「なっ!? 人間が……真っ赤な液体になった!?」
腕「…………」 ボコボコボコッ!
上条「っ……! この腕はまさか!」 すっ
バンッ!
上条「やっぱり、俺の右手で打ち消せる……」
上条「御坂の腕だ……!」
液体『とう……ま……』
上条「!? 御坂の声が……!」 - 102 :39/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 16:09:12.09 ID:AwPhVi5Wo
- ザバァッ!
上条「っ!? 液体の中から……人間の手が!?」
ずるぅっ……
御坂「…………」 すたっ
上条「御……坂……?」
御坂「はは……。できた……」
上条「元の……"人間の姿"の御坂……?」
御坂「どう当麻……。これで本当に元に戻れたでしょ……」
御坂「常盤台の……。レベル5の……。御坂美琴に……」
御坂「ほら、これだって……」 すっ
ビキビキビキッ!
上条「……!? 御坂の手のひらからコインが……!?」
上条「空気中の物質でコインを作ったのか!?」
御坂「レールガンだって……」 ぐっ
上条「お、おい!? 人の居る方に向け―――!」 - 103 :40/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 16:10:36.62 ID:AwPhVi5Wo
- ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオッ!
通行人「っがァァァあああああああああああああああッ!?」
通行人「なんだ!? 反対側からも何か飛んでき―――!」 パン!
通行人「もう何処に逃げればいいのよッ! ……ひっ―――!」 パン!
上条「な……」
上条「何やってんだよ御坂ああああああああああッ!?」
御坂「どう当麻……。惚れ直したでしょ……?」
上条「ふざけんじゃねえ! この人間液体も御坂のせいか!?」
御坂「うん……。分子間力の働きを操作してるだけ……」
上条「だったら止めろよ! こんなことして何になるんだよ!?」
上条「お前が凄くなったのは分かったよ! もう十分だろ!?」
御坂「やめて欲しかったら……また私と付き合ってよ」
上条「はっ……!? 何言ってんだお前……!?」
上条「俺はまだインデックスと付き合って―――」
御坂「……別れればいいじゃない」 - 104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:12:23.15 ID:O63HsapAO
- 行きすぎた科学に対するアンチテーゼか……
- 105 :41/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 16:12:29.56 ID:AwPhVi5Wo
- 上条「っ……!?」
御坂「そうすればまた私と付き合える」
御坂「この騒ぎも止められる」
御坂「ね? 簡単なことでしょ?」
上条「くそっ……! 最初っからそれが狙いか……!」
御坂「当麻が決めるの。私を選んでたくさんの人を救うのか、
あの女を選んでたくさんの人を見殺しにするのか」
御坂「早く決めないと……助かる命も助からなくなるわ」
上条(どうする……!? とにかく今は御坂を止めないと……!)
上条(嘘でもいいから、御坂と付き合うと言うべきか……!?)
上条(いや、でも……! 俺にはインデックスが居る……!)
上条(インデックスは裏切れない……。裏切りたくない……!)
上条(でも……! それだと……! 御坂が止まらない……!)
御坂「……そろそろ答えを聞かせてよ」
上条「くっ……! 今は考えてもこれしか方法がない……!」
上条「俺は……」 - 106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:12:52.38 ID:NJygVRjn0
- ここまで狂気じみたヤンデレは初めて見た
- 107 :42/52 ◆11111111RI [saga]:2013/05/19(日) 16:13:56.30 ID:AwPhVi5Wo
- 上条「……それでも、インデックスを選ぶ」
御坂「っ……!」
上条「だから頼む御坂……! お前は選べないけど……!
それでも、これ以上暴れ回るのはもう止めてくれ……!」
御坂「…………」
上条「頼む……!」
御坂「はあ、仕方ないわね……」
上条「! じゃ、じゃあ―――」
御坂「だったらあの女を……殺すしかないわ」 とぷっ
上条「っ……!? 御坂が人間液体の中に消えた!?」
上条「インデックスを……殺す……?」 ぞっ……
上条「インデックスは俺の部屋……」
上条「い、インデックスッ!」 たたたっ - 110 :43/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 16:15:58.90 ID:AwPhVi5Wo
- (数分後 - 上条の部屋)
上条「はあ……! ぜは……! はあ……! くっ……!」
がちゃっ
上条「鍵が開いてる……!?」
上条「……インデックス! 無事か!?」
上条「インデックス! 何処に居るんだ!?」
上条「インデック―――」
ぽたっ……
上条「……! なんだ、これ……」
上条「俺の部屋が……何かが破裂したみたいに……真っ赤に……」
上条「嘘……だろ……。まさか……これ……」 ぴちゃっ……
上条「インデ……ックス……?」 がくっ
ぎゅっ……
御坂「……とーうま」
上条「っ……!」 ぞっ
御坂「これで私と……付き合うしかないよね♪」 - 111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/05/19(日) 16:16:43.37 ID:ZVJ22MbAo
- テロやん
- 112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:17:23.14 ID:jrC9r4yvo
- グロすぎる
- 116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:19:41.16 ID:iKcT+WRm0
- こういう気味悪さ大好きだわ
- 117 :44/52 ◆11111111RI [saga]:2013/05/19(日) 16:20:29.82 ID:AwPhVi5Wo
- 上条「これ……御坂がやったのか……?」
御坂「傑作だったわよぉ。まず出会い頭に軽く左腕を破裂
させてやったら、大声出して部屋中を転がり回ってやんの」
御坂「とうまー、とうまーってしつこく当麻を名前を呼ぶから
ちょっと鬱陶しくなって、今度は下半身を腰の辺りから一気に
破裂させてやったら、逆に顔面蒼白になって笑っちゃったけど」
御坂「千切れた胴体から臓物ぼとぼと落としながら、片腕で
必死に私から逃げようとしてて、そのサッカーボールを私は
何度も何度も、何度も何度も蹴り飛ばして遊んでたのよ」
御坂「次第に失血で顔面もどす黒くなり始めて、千切れた胴体も
ピクリとも動かなくなっちゃって、それでもあのタンパク質は
消え入りそうな声で必死に当麻の名前を呼んでたわね」
御坂「ま、そこで私も飽きちゃって、そいつの頭踏みつぶして
人間水風船みたいにこの部屋で破裂させてやったけどさ」
御坂「どう? 現代アートっぽくない? この血溜りと日常の
ミスマッチ感が前衛的っていうか、殺人現場っぽいって言うか」
御坂「ってこれ、殺人現場なんだけどねー。あはははは」
上条「…………」
御坂「とうま?」
上条「お……」 ぽたっ - 118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:23:01.74 ID:Ax2nDkO5o
- イカレてる・・・
- 124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:25:20.48 ID:7g6Msv2V0
- 自[ピーーー]るかもしれん
- 125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:25:25.96 ID:E2TS6dgDO
- だか、上条が悪い。お前が愚かな道を選んだ
- 126 :45/52 ◆11111111RI [saga]:2013/05/19(日) 16:26:35.35 ID:AwPhVi5Wo
- 上条「おかしい……」
御坂「?」
上条「御坂はさっきから俺と付き合うとか何とか言ってるけど」
上条「なんで……俺に"嫌われよう"としてるんだ……?」
御坂「…………」
上条「たくさんの人を殺して、インデックスまで殺して」
上条「それで俺が御坂と付き合おうって、思うわけがねえだろ……?」
御坂「当麻。セックスしよっか」
上条「しねえって言ってんだろッ!」 ばっ
上条「お前は何がしたいんだよ!? 俺への復讐か!?」
上条「だったらインデックスや学生達を殺さないで
真っ先に俺から殺せばいいだろ!?」
上条「俺のことが嫌いだって言うのなら、それが一番の―――!」
御坂「嫌いになんか……なれないわよッ……!」 ぽたっ
上条「っ……!?」 - 128 :46/52 ◆11111111RI [saga]:2013/05/19(日) 16:28:32.82 ID:AwPhVi5Wo
- 御坂「私がもう……人間でも御坂美琴でも無いことは……
当麻に言われる前からとっくに気付いてた……!」
上条「っ!」
御坂「だから……常盤台のレベル5を取り返したからって、もう
当麻が私を好きになってくれないことも分かってた……!」
御坂「だから……! 私……!」
御坂「こんなにも当麻に"嫌われよう"としてるのに……!」
御坂「当麻に嫌われれば全て諦められると思ってたのに……!」
御坂「それなのに……! こんなに当麻に嫌われても……!
憎まれても……! 軽蔑されても……! 見捨てられても……!」
御坂「私……! まだ……! 当麻のこと……! 大好きだよぉ……!」
御坂「当麻に優しくされたい……! 当麻に名前で呼ばれたい……!」
御坂「ぎゅってして欲しい……! キスして欲しい……!」
御坂「当麻の赤ちゃんが欲しい……! 当麻と結婚したい……!」
御坂「当麻が目の前に居るのに……! でも遠くて……!」
御坂「気持ちが……! 抑えられなくて……! うぁ……!」
御坂「うああああああああああああああああぁぁぁっ……!」 がくっ - 129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/05/19(日) 16:30:01.22 ID:ZVJ22MbAo
- 逝きましたー
- 132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:30:50.18 ID:FoJg3ERlo
- まさかのトゥルーエンド?
- 133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:31:52.33 ID:7u6+3DdPo
- ごめん、泣いたわ
- 134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:32:19.11 ID:mZ2QhiQWo
- いやいい話にすんなよ
- 135 :47/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 16:33:13.35 ID:AwPhVi5Wo
- 上条「くっ……」
上条「っそおおおおおおおおおおおおおぉぉぉッ……!」
ダンッ! (床を叩く)
御坂「ごめんね……。私の気持ちを打ち明けちゃったら、
当麻の気持ちまで揺らいじゃうことは分かってたのに……」
御坂「当麻はそう言う人間だから……」
上条「俺は……バカだ……!」
上条「お前は……御坂は……何も変わってねえじゃねえか……!」
上条「俺がちゃんと御坂を見てやれてなかっただけなのに……」
上条「常盤台の生徒じゃなくても、レベル5じゃなくても……」
上条「人間じゃなくなっても……! 御坂は御坂だったのに……!」
上条「それなのに俺は―――!」
ぼとっ……
上条「っ……!? み、御坂の右腕が……」
御坂「はは……。もう時間切れか……」
上条「み、御坂!?」 - 136 :48/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 16:35:28.88 ID:AwPhVi5Wo
- 御坂「私の新しい能力は、私がバケモノの姿だから使えてた……」
御坂「そのバケモノの力を使って今は人間の姿になってるんだから、
矛盾が発生する……。いつかこうなることは分かってた……」
ぼとっ…… (左腕が落ちる)
上条「まさか……」
御坂「ごめんね当麻……。きっと市街で暴れてる私の肉片も、
同じように朽ちていくと思うから……」
上条「ま、待てよ御坂!」 すっ……
御坂「それに当麻のその右手なら、液体にされた人達に触れれば
みんな元通りになるはず……」
上条「くっ……!?」 ぴたっ
御坂「もちろん、その右手に触れられると私は一瞬で消える……」
ぐすぐす……(御坂の両脚が溶け出す)
上条「やめろ……! 消えるな御坂……!」
御坂「当麻……。最後に私のわがまま……聞いてくれる?」
上条「な、何だ!? 朽ちるのを止める方法があるの―――!?」
御坂「私を……両手で強く抱きしめて欲しい……!」 - 137 :49/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 16:37:20.77 ID:AwPhVi5Wo
- 上条「!? そんなことすれば右手に触れて御坂が―――!」
ぐらっ……
上条「み、御坂!?」 がしっ
御坂「っと……。あはは、もう立ってられないや……」
上条「しっかりしろよ御坂……! なあ……!」
御坂「でもようやく、ここに戻ることができた……」
上条「……?」
御坂「当麻の……腕の中に……」 ぽたっ
上条「っ……!」
御坂「この幻想(ゆめ)の中で消えられるのなら私は……」
御坂「それだけで……幸せだから……」
上条「御……坂ぁ……!」 ぽたっ
御坂「だからお願い……当麻……」
御坂「その幸せな幻想(げんそう)で全部……終わらせて……」 - 139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:39:10.57 ID:A4t8Zum9o
- なぜか分からんが沙耶の唄思い出した
話は全然違うんだけど - 140 :50/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 16:39:17.45 ID:AwPhVi5Wo
- 上条「…………。…………。…………」
上条「…………。……分かった」
御坂「……ありがと、当麻」
上条「……御坂」
御坂「……?」
上条「俺は御坂ことが…… だった」
御坂「…………」
御坂「私も、当麻のことが大好きだったよ」
御坂「だから―――」 - 141 :51/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 16:40:16.21 ID:AwPhVi5Wo
- ……だから次に私が目を開けたとき
この悲しい結末が全部ウソになってたなら
もう一度、当麻と出会った頃に戻れたなら
今度は焦らずに
慌てずに
恋をしようと思う
急ぎすぎた関係は
二人を変えてしまうから
本当に大切な想いは
もう二度と失いたくないから
だから
次こそは
きっと
当麻と――― - 144 :52/52 ◆11111111RI :2013/05/19(日) 16:41:09.21 ID:AwPhVi5Wo
- ―――。
御坂「……待てって言ってんだろ! このエロ野郎!」 バリィッ!
上条「あっぶねぇ! って俺だってわざとじゃないのにー!」
御坂「何でアンタはいつもいつも、女の子とああなっちゃうわけ!?」
上条「知らねえよ! っつか、何でそれで御坂が怒ってるんだ!?」
御坂「えっ!? そ、それは……」 ぴたっ
上条「……? み、御坂さん?」
御坂「……あーもう! とにかく気に入らないからよ!」 ビリィッ!
上条「ぎゃー! なんだそりゃ! 横暴だ! 理不尽だ!」
御坂「だから私の気が済むまで覚悟しろ! この鈍感バカ!」
上条「ふ、不幸ーだー!」 たたたっ
御坂「遺産分配やっとけやコラー!」 たたたっ
―――。 - 145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/05/19(日) 16:41:49.67 ID:5QghuV0K0
- !?
- 146 : ◆11111111RI :2013/05/19(日) 16:42:35.86 ID:AwPhVi5Wo
- おわりだにゃ
- 147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:43:03.26 ID:NxK8emkM0
- 衝撃のラスト
- 148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:43:54.74 ID:pIT72JAUo
- 乙
- 149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:44:14.28 ID:A4t8Zum9o
- なんだかんだで面白かったで
乙 - 150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:44:17.14 ID:zE93ZJNBo
- インデックスは結局死んだってことでいいのか?
- 151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 16:45:20.29 ID:iKcT+WRm0
- こういうのもたまには良かったわ乙
2013年5月22日水曜日
御坂「とーうま、セックスしよ?」
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