2013年5月9日木曜日

固法「先輩、おかえりなさい」 1

1VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/20(木) 01:21:49.22 ID:nVvaPxM0
・アニメ版『とある科学の超電磁砲』と原作の混合です
・時系列が多少オカシイ所もありますが、仕様で
・時たま、アンケート有り

宜しくです。
3VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/20(木) 01:36:25.94 ID:nVvaPxM0
―――とある昼前、風紀委員活動第一七七支部にて


固法「……ハァ」チラッ

御坂「……ちょっと黒子」

白井「なんですの?」

御坂「固法先輩、さっきから時計ばっか見てるけど」

白井「ああ、それは……『あの方』の出所が今日の昼過ぎですので」ニヤニヤ

御坂「あの方?」

初春「先輩ですよ。先輩の先輩」

御坂「へ?」
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/20(木) 01:47:01.14 ID:nVvaPxM0
>>2
頑張ってみる!


固法「……」チラチラ

佐天「先輩の先輩……ああ! あのスキルアウトの!」

白井「ええ。しかし……お姉様も佐天さんも、此処(支部)を喫茶店か何かと勘違いしてませんこと?」

御坂「細かい事はいいのよ。で? なんだっけ? 黒妻(くろつま)、とかいったっけか?」

初春「はい。黒妻綿流(わたる)さん。『本格』のスキルアウトリーダーさんですね」

佐天「ほ、ほんかく?」

白井「筋の通った悪党……隠語ですわ。シノギの」

御坂「なにそれ、あんたらおっかない」
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/20(木) 02:20:49.18 ID:nVvaPxM0
佐天「ま、つまり先輩はその黒妻さんを御向かいに行きたいわけだ」

初春「多分、はい。ただ……今やってる事務が、ちょっと厄介で」

御坂「厄介?」

白井「はい。木山春生の『幻想御手(レベルアッパー)』と、テレスティーナ=木原=ライフラインの『キャパシティーダウン』を覚えてます?」

御坂「ええ。嫌でもね……」

白井「面倒な事にこの二つが、『ばら撒かれて』しまいましたの」

初春「『幻想御手』は曲(音声ファイル)だったので、形を問わず流出しちゃって」

佐天「共有ソフトだったり、って事?」

初春「はい。他にはディスク媒体に焼いたり……厄介極まりないですよ」

御坂「うーん、まぁ『幻想御手』は解決法有るだけいいんじゃない?」

白井「ですわね……とりあえず、メインは『キャパシティーダウン』ですの」

佐天「でもさぁ、それって警備員(アンチスキル)の仕事じゃないの? なんで風紀委員(ジャッジメント)に仕事が来るわけ?」

初春「テレスティーナの研究機関から押さえた『キャパシティーダウン』と、取り調べで判明した『数』が合わないそうです」

白井「それで我々(ジャッジメント)まで、捜査協力が出てるわけですの」

御坂「なんだかなぁ、御苦労さまね」
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/20(木) 02:38:55.95 ID:nVvaPxM0
>>5
はぁまづらぁは出す予定なので、多分出るかも!


固法「……あ」ショボーヌ('・ω・`)

御坂「丁度お昼ね(ちょっと! 先輩の顔!)」

白井「うっ……(まるで久しぶりに出張から帰ってくる夫を玄関で出迎えられない新婚妻の顔ですの!)」

初春「……は?(何ですか、その的確しかし気持ち悪い例え)」

佐天「初春怖い(白井さん、なんとかならない?)」

白井「むぅ(といっても、仕事が厄介で……)」

初春「あ!(御坂さんがボロボロになったハブラシくれるそうですよ)」

白井「先輩! 仕事に支障が出ますの! さっさと迎えに行きやがりなさいッ!」

御坂「ちょ! お、待て! こら、花女!」
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/20(木) 02:48:34.24 ID:nVvaPxM0
固法「え、あ、白井さん……」

白井「場所は何処ですの!? さぁ! ハリー、ハリィ!」

御坂「く、黒子! 困ってるじゃない!(先輩ゴメンなさい。此処は我慢し――

固法「……ありがと。御言葉甘えていい?」

白井「勿論ですの! 何処の更生施設!? 少年院!? さあ答えて下さいませ!」

御坂「」

佐天「御坂さーん……駄目だ。フリーズしてる」
初春「うwwwwwwはwwwwww」
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/20(木) 03:09:05.89 ID:nVvaPxM0
固法「えっと、じゃあ私の家(アパート)にお願いできるかしら?」

白井「遠慮はいりませんのよ?」

固法「いいの……単車で行くから」

佐天「え? ZⅡでお出迎え!?」

固法「ふふっ。ええ、あの人をケツに乗せてくるわ」

御坂「か、恰好良い! バイクの免許取ろうかな……」

初春「御坂さんは後ろに乗る方があってる気がしますけど」

御坂「どういうこと?」

初春「『あの』高校生がバイクの後部シートに御坂さん乗っけて走ってたら、さぞ……」

御坂「な、なんで私がアイツの背中にひっついてまで! で、でもどうしてもっていうなら、後ろに、その……」ゴニョゴニョ

初春「あれぇ? 私は『あの高校生』としか言ってませんけど。御坂さん、誰を思い浮かべたんですかぁ?」

御坂「んな! べ、別にぃ! (で、でもアイツのバイク乗ってる姿……) えへへ」ニヘラァ

佐天・初春・固法「……」ニヤニヤ

白井「……おねえさまがかわいいからゆるすけど、あの『るいじんえん』、ふりょのじこでバイクにひかれたりしないかな」ボソリ
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/20(木) 03:25:32.93 ID:nVvaPxM0
>>10
了解。申し訳無い


―――午後3時、とある少年院


職員A「○月×日、午後3時……お疲れ様。更生課程(カリキュラム)終了だ」

職員B「もっとも、オマエはそんなの必要無かったように思えるけどな」

A「まったくだ……もう、此処(少年院)には来るなよ。大物さん」


黒妻「はい、世話かけました……蛇谷達のこと、宜しく頼みます」
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/20(木) 03:45:44.98 ID:nVvaPxM0
黒妻「ふぁあ……外(シャバ)の空気だ! さて、これからどうすっかなぁ」
  「まぁこれ以上、美偉泣かせんのもヤダし……ん?」
  「バイク? ……ZⅡの音って事は、まさか、え?」

――バアアアアアァァ・・・キキィ!

固法「(間に合った!)……御勤め、御苦労さまです。先輩」

黒妻「……おいおい。風紀委員様がお出迎えとは、オレも良い御身分になったなぁ」

固法「まったくもう……飛ばしてきちゃいましたよ」

黒妻「けっ! ガキの癖に一丁前に……ありがとよ」

固法「もう、子供扱いして……違うでしょう?」


黒妻「ん? ああ……―――ただいま、美偉」


固法「ふふ、ええ……―――先輩、おかえりなさい」
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/20(木) 03:58:53.18 ID:nVvaPxM0
黒妻「美偉のケツか、おっかねぇな」

固法「ふふ、ケツに二人乗せて走った事もありますよ?」

黒妻「おお、ヤダねぇ。風紀委員が不良行為とは。世も末だ」

固法「結構です。で? 行き先は?」

黒妻「んーと、まぁどっかのファミレスで。今後の相談もあるし」

固法「了解。しっかり掴まってて下さいよ!」

黒妻「こけんなよ……」
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/20(木) 04:17:09.34 ID:nVvaPxM0
―――とあるファミレス


ネエ!アノヒトタチ、ドリンクバーデギュウニュウシカノンデナイヨッテ、ミサカハミサカハオドロイテミル!
コラ、ガキ!ミチャイケマセンッテイッテンダロ!


固法「それで、今後の相談っていうのは?」

黒妻「おう。昔のツテを頼るつもりだ」

固法「ツテ? ……スキルアウトの?」

黒妻「そう邪険にすんなよ。真面目なヤツだ、『本格』の」

固法「……まぁ、先輩が言うなら信じます」

黒妻「で、だ。オレは携帯持ってないから、美偉に連絡取って欲しいんだが」

固法「買って下さいよ。出所時に返してもらって無いんですか?」

黒妻「ほら、オレ捕まる前は死亡(又は行方不明)扱いだったべ? 持ってるわけねぇじゃん」
  「てか悪いんだが、今持ち金も更生員から手当てされたかけ無しちょっとだけだし」

固法「はぁ……わかりました。お金貸すので、後で買いに行きましょう。それで? その人、誰です?」

黒妻「マジ悪いな! えっと、オマエも覚えてる筈だぞ。巨躯のわりに、性格甘いゴリラ……」

  「―――『駒場利徳』だよ。『ビッグスパイダー』よりデカいスキルアウト集団のリーダーだったろ」

固法「………………え」
22 :2010/05/20(木) 12:27:08.97 ID:nVvaPxM0
固法「先、輩……駒場さん、は……」

黒妻「ん? 最近あったのか?」

固法「……」

――――――――――――

??「(駒、場? アノ牛乳コンビ、『駒場』っつったか?)……ちと、便所行ってくらァ」ガタッ

??「はーい……ってトイレはそっちじゃない! ってミサカはミサカは首を捻ってみる?」モグモグ

??「うっせ。すぐ戻って来らァ」
26 :2010/05/20(木) 18:15:08.20 ID:nVvaPxM0
固法「駒場さんは……学園都市から『出て』行ったそうです」

黒妻「は? ……本当か?」

固法「……表向きは、です」

黒妻「そ、うか(駒場が、死んだだと?!)、残念だな……なんで『出て』行った?」

固法「書庫(バンク)の情報では『人質救出及び暴力行為による正当防衛』にて、警備員が止む追えず……となってます」
  「―――……が、コネのスキルアウトからの情報によると『それは違う』との事でした」
  「詳しくは聞き出せませんでしたが、私も……多分、先輩と同じ考えです」

黒妻「ああ……アイツは人質を取る様な下衆なんかじゃねぇよ」

固法「……はい」

――――――――――――

??「けッ……胸クソ悪ィな」

??「店員さーん! この『生ハムメロンDXパフェ』下さーい! ってミサカはミサカはドサクサに紛れて注文を」

??「ざけンなッ! 飯食ったンだから、帰るっつの! (これ以上、店に居たか無ェよ)」

??「ええぇ……ってミサカはミサカは弩ケチなアナタをジト目で睨みつけてみる」ブスゥ

??「……一杯だけだかンな」

??「わぁい! 大好き! 店員さーん、最終注文(ラストオーダー)お願いしまーす!」
   「……って、今凄い上手いこと言った! ってミサカはミサカは自画自賛!」キリッ!

??「アホ」
30 :12010/05/20(木) 19:30:35.46 ID:5Je8fEDO
ゴメン! 携帯から書かせて貰います


オレも黒妻(くろづま)だと思ってたんだが、調べるとフリガナは『クロツマ』って書いてた

まあ、細かい事は気にしないでくれると嬉しい


駒場とかはぁまづら、ハンゾー辺りに絡ませたら面白いかなって、スレたてたんよ
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/20(木) 19:32:42.22 ID:kvDEisDO
>>30
廓と絡ませて固法先輩のやきもちはありませんか?
33 :12010/05/20(木) 20:37:58.95 ID:5Je8fEDO
>>31
おk。頑張ろう


黒妻「美偉、駒場の『居場所(墓)』知ってるのか?」

固法「ごめんなさい。そこまでは‥‥でも、探し出して見せます!」


黒妻「そうか、うん‥‥あまりバカするなよ」
「オマエは『表』の、しかも風紀委員の人間なんだ」
「オレみたいな『表裏中間』に身を置いてる人間とは違う」

固法「‥‥そんな悲しいこと、言わないで」

黒妻「‥‥スマン。ただ、気をつけろ」
「オマエ程の人間なら気づいてると思うが‥‥『暗部』はいる」
「駒場は多分、そいつらに‥‥な」

固法「はい」
34 :12010/05/20(木) 21:04:01.97 ID:5Je8fEDO
??「‥‥行くぞ(アノ男、シスコンに調べさせっか)」

??「あ~、予想通りゲテモノパフェだったよ‥‥ってミサカはミサカはゲンナリ」ウップ..

??「自業自得だっつの」

――――――――――――

固法「ところで先輩」

黒妻「ん?」

固法「これから何処に寝泊まりを?」

黒妻「ああ。一応、アパートは手配してもらってるが、どうも‥‥柄じゃ無ぇ」
「頼ろうと思ってた駒場も、な‥‥」

固法「そ、そうですか(‥‥ヨシッ!)」
「じ、じゃあ私のアパートに‥‥その‥‥」

黒妻「美偉、ルームメイトいるじゃん」

固法「」
35 :2010/05/20(木) 23:19:20.83 ID:eXziX8s0
ただいま、PCに戻ります!


黒妻「あ! そうだ。美偉、あの『じゃんじゃん』警備員の電話番号知らないか?」

固法「え? 『じゃんじゃん』って……ああ」

―――――――――――――――

黄泉川「へくちっ!」

芳川「愛穂、意外に可愛いクシャミするのね」

黄泉川「五月蝿いよ。それより……さっきから何と睨めっこしてるじゃん?」

芳川「ちょっとね(諸外国に『キャパシティダウン』流出の恐れか……)」

黄泉川「へぇ(コイツ、やっと働く気になったか?)」

芳川「(少し、探ってみようかしら)……寝るわ。起こさないでね」

黄泉川「期待した私がバカじゃんよ」


ppp!


黄泉川「ん? 電話?」
36 :2010/05/20(木) 23:32:50.39 ID:eXziX8s0
固法「先輩……まさか、黄泉川先生のお宅に泊まるつもりですか? (……この巨乳好きが)」

黒妻「ああ、黄泉川っつったか。いや、違うよ」
   「もう少しツテを探すよ。女性の家に泊まるわけにはいかないさ」

固法「……別に、良いのに」ボソリ

黒妻「ん? 何か言ったか?」

固法「何でも無い!」ブスゥ!

黒妻「へ?」

固法「もう……でも、なんで黄泉川先生に?」

黒妻「ああ、『じゃんじゃん』警備員さん(黄泉川)は、スキルアウトの中では有名人だ」
   「留置所にぶち込んだガキ共の連絡先も聞いたりしてるらしい。駒場の下にいた『二人』の連絡先も知ってるかもしれないからな」

固法「なるほど。分かりました……黄泉川先生っと」Ppp..
38 :2010/05/20(木) 23:47:53.18 ID:eXziX8s0
黄泉川『はいはい。黄泉川じゃん』

固法「もしもし。ご無沙汰してます」

黄泉川『おう。で? どうしたじゃん? また事件か?』

固法「いえ、私用です」

黄泉川『珍しいじゃん。オマエんとこ(第一七七支部 )つったら、事件(厄介事)連絡の代名詞だからね』ハハハ!

固法「御坂さんが事件(面倒事)持って来なきゃ、本来平和ですよ……」
   「それで私の先輩が先生に話がしたいらしいんです」

黄泉川『先輩?』

固法「はい。今、変わります」パス.
39 :2010/05/21(金) 00:13:19.48 ID:xqu.SZc0
>>37
うい!


黒妻「もしもし、電話変わりました。黒妻綿流っていいます」

黄泉川『ん……ああ! ビッグスパイダーの! 出所したのか』

黒妻「ええ、その節はどうもっす」

黄泉川『ははっ、別にいいじゃんよ。それで、どうした?』

黒妻「ちょっと人を探してまして……仕上(しあげ)と半蔵って知ってます?」

黄泉川『しあげ? ……ああ、浜面か。うん、二人とも知ってるじゃん』

黒妻「良かったら、二人の連絡先教えて貰えませんか? あ、いえ、バカな事しようってんじゃ無いっすよ」
   「ちょっと出所報告兼ねての挨拶を(泊まるとは、言わないほうが良いな)」

黄泉川『ん~、個人情報保護で駄目……なんだけど……まぁ、固法には世話になってるじゃん。特別、ね』

黒妻「恩にきります。美偉の携帯にメールで連絡先を送って下さい」
   「厄介ついでに……駒場の居場所(墓)、知りませんか?」

黄泉川『駒場、か……ゴメン、私も知らないよ。浜面達が知ってたら、私にも教えて欲しいじゃん』

黒妻「はい……バカに煙草(線香)の一本でもあげてやって下さい」
40 :2010/05/21(金) 00:29:11.59 ID:xqu.SZc0
すいません、ちとアンケート。41~50まで、もしくは0:50まで。

1、(黒妻を初めに『浜面』と『半蔵』のどっちに会わせるか)
2、(削板とは路地裏ですでに知り合いにするか、どうか)

ご協力御願いします!
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/21(金) 00:35:05.11 ID:xKT1dsAO
1はーまづらぁ
2まだ知り合ってない
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/21(金) 00:43:23.99 ID:c89i9wk0
>>40
1:浜面。ついでにアイテムメンバーとも。
2:現時点では知り合ってないが、噂は既に耳にしている、とか?
43 :2010/05/21(金) 00:54:25.95 ID:xqu.SZc0
ふむ…ちょい延長。1時まで。
44 :2010/05/21(金) 01:03:50.32 ID:xqu.SZc0
うい。じゃあ……

1、浜面  2、顔をあわせたことは無いが名前は知ってる

ってことでいきます!
45 :2010/05/21(金) 01:09:55.72 ID:xqu.SZc0
黒妻「では……」Pi!

固法「浜面くんと服部くん、ですか。スキルアウト(バカ)トリオでしたね」フフフ

黒妻「ああ。筋が通った良いバカ共だったよ」

固法「ええ……」ppp!
   「あ、メール来ました」

黒妻「うっし! じゃあ……仕上に電話すっか!」
47 :2010/05/21(金) 01:36:43.46 ID:xqu.SZc0
―――とあるマンション一室


麦野「ああ……だるい」

絹旗「麦野、超だらしないね。シャキッとしようよ」

麦野「だってぇ、この書類何枚あんのよ……面倒臭ぁい」

フレンダ「何の資料?」

麦野「上からの指令書。えっと『AIMジャマー』だっけか? あれの類似品の資料よ……ほい」グダー

フレ・絹旗「「『キャパシティダウン』?」」

麦野「多分、ウチ(アイテム)の天敵よ……切り札(滝壺)ちゃんが使えなくなるかもね」

滝壺「んふぁ?」モグモグ

フレンダ「でも結局、この資料がどういう訳よ?」

麦野「なんでもぉ、諸外国……アメリカやロシア、香港ヤクザさん達がこれ(キャパシティダウン)奪取しようとしてんだってさ」

絹旗「奪われる前に殺れって事か」

麦野「そゆこと」
48 :2010/05/21(金) 01:51:08.92 ID:xqu.SZc0
>>46
サンクス!


麦野「もっともウチだけじゃなくて、『他の暗部』も回収作業してるって。合同作業かな」

絹旗「でも回収時に『コレ』使われたら、私ら(能力者)自体が超ヤバいんじゃないですか?」

麦野「……ま、なるべく気付かれる前に殺ッちまえってことでしょ」
   「それに最悪は……ウチのパシリ君に頑張って貰う事になるかな」

フレンダ「……ええぇ。無理っしょ?」


滝壺「―――……大丈夫だよ。はまづらは『私達』のこと、ちゃんと守ってくれるから」


麦野・ンダ・絹旗(な、なんつぅ恥ずかしい事をさらりと///)


麦野「……しっかし! あんのバカ面! コンビニ行くまでドンだけ掛かってんのよ!」
49 :12010/05/21(金) 02:22:59.27 ID:xqu.SZc0
―――ガチャリンコ!


浜面「わ、悪ぃ! 遅くなった!」

絹旗「超遅いですよ、アホ面。早く、超盛りプリンを寄こしやがれです!」

フレンダ「鯖の水炊きは?」

麦野「鮭弁はぁ?」

滝壺「カボスアイスは?」

浜面「はいはい、姫様方……てか、お前らなんて格好してんだよ」ハァ

姫様方『へ?』

浜面「上着を着なさいブラをしなさい胡坐をかかない踏ん反り返らない!」

姫様方『なんで?』

浜面「オレは男だっつーの……誘ってんのか? 痴女共が」

麦野「誰もアンタにそんな度胸あるなんて思ってないわよ(誘って……いいのかしら///)」

フレンダ「結局、浜面だしね(お、襲われちゃう訳……ふぁ///)」

絹旗「やっぱり超浜面ですね。変態(ま、まぁ他の男に襲われるくらいなら……いっそ///)」

滝壺「……かもぉん。ぼーい」チラッ

浜・麦・フレ・絹『ッ?!!』

浜面「た、滝壺ぉ! そんなハシタナイ真似、何処で覚えた!? お父さん許しませんよ!!」

滝壺「ん」スゥ

(滝)つ『超悶絶! 金髪ロリ巨乳清楚系バニーさん! お宝6連発!!』

姫様方「……」ヒクワァ...


浜面「」オワタ!
50 :12010/05/21(金) 02:40:54.14 ID:xqu.SZc0
浜面「滝壺さん……それを何処で」

滝壺「バン(車)の運転席の下だよ」

麦野「……やっぱ、はーまづらにゃんね(巨乳フェチだと? 脈有りか!)」

フレンダ「やれやれって訳よ(パツ金さんOKなのね!)」

絹旗「超助平さんです(ロリ、か。認めたくないが……うぅん……)」

浜面「ごめんなさい、ゆるしてください、それかりものです、かえしてください、おねがいします!」

麦野「よっしゃー、一人一日『浜面自由券』ゲットね!」

フレ・絹・滝(リーダーGJ!!)グッ!

浜面「ふ、不幸だ……」
51 :12010/05/21(金) 02:52:39.40 ID:xqu.SZc0
Ppp! Ppp! Ppp!

麦野「ん? 誰の携帯?」ツマミアゲェ

浜面「あ、オレの私用のだよ。昔の仲間とかとの……おい、勝手に出るなよ」

麦野「ふーん……(Pi!)はい、『浜面沈利』です!」

浜面「って、オイ!?」

絹・ンダ・滝(抜け駆け許さんぞッ! くたばれ、阿呆リーダー!)キッ!!


固法『―――あ、あれ? 浜面くん、じゃ無い?!』


姫様方「女……だと……」
52 :12010/05/21(金) 03:02:10.54 ID:xqu.SZc0
麦野「……いえ、すいません。浜面の携帯であってます。今、変わりますね……」

~保留音~

麦野「オイ、浜面。どおいうことだよ……なぁ?」

浜面「し、知らねぇよ! 第一、この番号登録されて無ぇじゃんか!」

麦野「へぇ……フレンダ、滝壺。逆探知の準備」

フレンダ「Yes,Mam!!」
滝壺「りょうかい!」

麦野「絹旗。浜面を拘束、スピーカーをオンにしなさい」

絹旗「OK!」

麦野「よし! ……さぁ、はーまづらあ。会話(尋問)を始めよう」ニヤリ

浜面「……勘弁してくれ」

54 :12010/05/21(金) 03:20:40.66 ID:xqu.SZc0
浜面「……もしもし。変わりました。浜面です」

固法『あ、浜面くん! 久しぶり。固法だよ』

浜面「こ、固法さん?! な、ど、どうして?」

固法『黄泉川先生に勝手に連絡先、聞いたの。ごめんなさいね……元気かしら?』

浜面「あ、はい……(あんのバカ警備員が!)」
   「そ、それで、この度は何ゆえ私みたいなチンピラにお電話なんかを?」

固法『そうそう……今、変わるわ。ふふ! きっと驚くわよ?』

浜面「固法さんが、風紀委員になったって噂よりも?」

固法『ええ、勿論。ちなみに、ホントに風紀委員になったわよ……私に指導(しょっ引かれ)されちゃ駄目だからね』

浜面「マジですか?! ……貴女に喧嘩売ろうなんて思いませんよ」チラッ



麦野(相手は昔馴染みか……風紀委員、だと?)キッ!

フレンダ(逆探知成功。場所は……西2ブロック先のファミレスです!)カタカタ

絹旗(私達と『対極』の人間が、どうしてでしょう?)グッ

滝壺(……はまづら)シュン...
55 :黒妻を『兄貴』と呼ばせて良いかい?2010/05/21(金) 03:33:20.60 ID:xqu.SZc0
固法『あ、じゃあ変わるね……―――』


黒妻『―――……よ! 元気そうだな、仕上!』


浜面「え……え?」

黒妻『おいおい、誰だか分かんねぇってか? ひでぇな』

浜面「え、あ、えっと……まさか……黒妻の、兄貴?!」

黒妻『おうよ! 覚えてんじゃねぇか』

浜面「な、え、でも兄貴死んだんじゃ……」

黒妻『バッカ野郎! この俺がそう簡単に死ぬものかって』

浜面「は、ハハハ……」



姫4人(男? 『くろづま』って言ったわね……)
56 :2010/05/21(金) 03:57:15.12 ID:xqu.SZc0
黒妻『ところで、オマエ今一人暮らしか?』

浜面「えっと……はい。隠れ家をいくつか転々と」

黒妻『おお、そうか! その……悪ぃんだが、暫く泊めてくれないか?』

浜面「え?」
姫4人(うぇ!?///)

黒妻『いや、無理ならいいんだが……その、始めは駒場んとこに転がろうとしたんだけどな』
   『美偉から、聞いたよ……仕上、大変だっただろう。何もしてやれなくて悪かったな……』

浜面「っ……いえ」
   「わかりました。隠れ家の一つお貸しします」

黒妻『おう、ありがとよ! そうだ。オマエ、今日は暇か?』

浜面「え、えっと……」チラッ

麦野「……好きにしなさい」ボソリ

浜面「サンキュ、麦野」ボソッ「……はい。時間あります」

黒妻『おっ、そうか! じゃあ飯でも食おうぜ? 場所は……何処が良い?』

浜面「えっと、じゃあ**のファミレス(アイテム行き着け)でどうですか?」

黒妻『あいよ! じゃあ、7時頃にな! また後で!』Pi!


浜面「……リーダー。早退します」

麦野「うん。まぁ、羽目外し過ぎないように。あと『浜面自由券』については、後ほどね」ニコッ

浜面「ん」

滝壺「はまづら、行ってらっしゃい」

浜面「悪いな」

フレンダ「結局、浜面も『男の子』って訳ね」

絹旗「やれやれです」
57 :2010/05/21(金) 04:01:24.67 ID:xqu.SZc0
浜面「じゃあ、何かあったら連絡くれな」ガチャ

姫4人『行ってらっしゃーい』


麦野「……さて」

フレンダ「ツけますか」

絹旗「カメラに、マイク、レコーダーっと!」

滝壺「はまづら、むぎの達なら許すけど……男の人は駄目ダヨ?」ニコッ!
63 :2010/05/21(金) 14:11:22.79 ID:xqu.SZc0
―――とある仮眠室


土御門「お前から呼び出しとは、珍しいな。馴れ合いは」

一方通行「うっせェ。ちと『クセえ』奴がいンだよ……駒場だかっつーチンピラ、覚えてるか?」

土御門「お前が殺ったスキルアウトのボスだな。どうした?」

一方通行「アイツに似たようなチンピラがいた。『クロヅマ』とかって言ってたな」

土御門「……そいつが?」

一方通行「いや『勘』なンだがよォ……ソイツ、三下とか駒場とか、昭和野郎に似た『ニオい』がしたンだ」

土御門「まさか、お前の口から『勘』なんて言葉が聞けるとは思わなんだ」ハハッ

一方通行「黙っとけ。それで? 知ってンのか?」

土御門「……いや。知らないな(アレイスターが持ってきた厄介事が繋がるとはなぁ)」
    「調べておこう。追って連絡する……それより」

一方通行「あン?」

土御門「仕事だ。結標と海原が来たら、資料を配ろう」
65 :2010/05/21(金) 18:22:17.51 ID:xqu.SZc0
―――数時間前、『窓のないビル』にて……


土御門「今日は何のようだ。下らん事だったらその巨大試験管カチ割るぞ?」

アレイスター「仕事だよ。邪険にするな……機嫌が悪いようだが?」

土御門「……舞夏に耳掃除してもらってたのに」ボソリ

アレイスター「ん?」

土御門「何でも無い! で? 今回の仕事は?」

アレイスター「ああ、そこの資料を見てくれ」

土御門「これか……『キャパシティダウン流出対策』だ?」

アレイスター「キャパシティダウンは知っているな。それが国内外問わず、学園都市の外に流出しようとしている」

土御門「確か『木原』の技術だったか……確かに厄介だな」

アレイスター「今回は『表』と『裏』に括ってられない事態みたいでね」

土御門「ふむ……」
66 :2010/05/21(金) 18:35:56.76 ID:xqu.SZc0
アレイスター「警備員、風紀委員……『暗部』全てに対策依頼を出している」
        「無論、資料に『違い』は付けているがね」

土御門「ほぉ(グループ以外も、か……アイテムやスクールもかにゃ?)」

アレイスター「言っておくが、他人事ではない……特に君(オマエ)はね」

土御門「ん?」

アレイスター「アメリカ、ロシアは勿論……『必要悪の教会(ネセサリウス)』や他の教会等もコレを欲してる」
       「理由は分かるね?」

土御門「……対能力者。キャパシティダウンは大いに役立つからか」

アレイスター「ご名答」

土御門「ふん。しかし、まあ俺ら(グループ)は『何時も通り』に仕事するだけだ」

アレイスター「『神道』派閥も、動いてる。『仏門』もだ……意味が分からないか?」

土御門「……何が言いたい」

アレイスター「なに、陰陽派閥。『土御門(貴様の実家)』も動いてる……かもしれないのだよ」

土御門「……知らないね(マジで? ……舞夏を何処かに隠さないとな)」

アレイスター「まあいい。書類の続きを見ろ」

土御門「ふん……顔写真?」
67 :2010/05/21(金) 18:57:10.57 ID:xqu.SZc0
アレイスター「今回、最悪時に彼らに動いてもらわねばなるまい」

土御門「6人……無能力者、か? 確かにキャパシティダウン発動下では彼らの方が動けるな」

アレイスター「ああ」

土御門「……(上条当麻、浜面仕上、服部半蔵、か)しかし、オマエは浜面仕上が嫌いでは?」

アレイスター「『駒』なら感情なんて、どうでもいい」

土御門「ほう、軍師の鑑だね(かみやんも駒だってか……くそったれ!)」

アレイスター「あとはグループの魔術師にも働いてもらう」

土御門「海原ねぇ(エツァリか。まぁ今回は一番活躍してくれそうだ) ……ん?」
    「おい、後の二人は……おかしくないか?」

アレイスター「黒妻綿流。元スキルアウトのリーダーだよ」
       「個人的には、浜面仕上よりも使えると思っている……個人的には、ね」

土御門「……わかった、探し出そう。どうせオマエのシナリオではコイツも厄介事に巻き込まれるんだろ?」

アレイスター「ふふっ、さあね」

土御門「(また無関係者を巻き込みやがって……)最後に、いいか?」

アレイスター「何だ?」

土御門「何故、削板軍覇(第七位)の名前がある?」

アレイスター「確かに能力は使えなくなるようだった。しかし……アイツに常識(キャパシティダウン)が通用するとでも?」ガックリ

土御門「……わかった(なにそれ根性おっかない)」

アレイスター「路地裏でキャパシティダウンを積んだバンを……素手で『ベコン』って……」ガクブル

土御門「もういいやめて!」オッカナーイッ!
69 :2010/05/21(金) 19:34:28.17 ID:xqu.SZc0
―――時間は戻って、とある仮眠室……


結標「はいはい、今日もご苦労さんってね」

海原「こんにちわ、皆さん……できれば早く帰りたいですね」

土御門「揃ったか。まずは手元の資料を見てくれ……」

結標「……ふーん。最近流行ってる対能力者兵器よね、これ」

海原「それで?」

土御門「今回は見つかってないキャパシティダウンの捜索、及び密輸出の防止だ」
    「なお、ツーマンセル。俺と海原。一方通行と結標とのコンビで行う」

一方通行「……何で、ンな面倒くせェ真似すンだよ」

土御門「お前が、『デスクワーク(報告書作成)』に回ってくれるならそれでもいいぞ?」

海原「……じゃあ、僕はコレで」

土御門「てことで、二人は捜索に出てくれ(悪いけど『切り札』組の事は、二人にまだ言えないにゃ)」
    「海原クンは、俺と一緒に来てもらおうか……(厄介だが、説明するぜぃ)」ズルズル

海原「アアァ……」ヤメテェ!

一方・結標「……」ポツーン...
70 :2010/05/21(金) 19:53:17.23 ID:xqu.SZc0
>>68
さいあいちゃんとかフレンダちゃんの口調、書いてみると難しいね…


一方通行「……ふン」カツカツ

結標「ちょっと待ってよ! 当てはあるの?」

一方通行「無ェよ……だから聞き込みすンだろ」

結標「聞き込みって……アンタ、私達(グループ)以外にそんな知り合いいるの?」

一方通行「うっせェ! いるっつの……多分、ハイ……」フアァン...

結標「……地道に、探しましょ」ポン

一方通行「……あァ」(´・ω・`)

―――――――――――――――

土御門「……行ったか」

海原「はぁ。やれやれ、面倒事のニオいがしますよ」

土御門「正解だ。今回の仕事、お前(科学サイドの魔術師)は切り札だろう」

海原「喜んでいいんだか、何なんだか……」

土御門「とりあえず、別資料だ。コレを見ろ」パス!
73 :2010/05/21(金) 22:17:27.49 ID:xqu.SZc0
海原「……ふーん。あの英雄(上条)さんも『切り札』ですか」

土御門「ああ。ただ、今回大して役立た無いだろう」

海原「所詮は一般人。『異能者』は兎も角、銃器を持った『普通の犯罪者』には……って事ですね」

土御門「そうだ。まだチンピラ(浜面)くんの方が使えるだろう」

海原「確かに。この面子じゃ、僕が一番『安心』且つ『確定』的に役立つ訳だ」

土御門「No.7(削板)、忍者(半蔵)やクロヅマって奴は元々『上』の駒じゃ無い」
    「かみや……『幻想殺し』は、禁書目録(インデックス)をダシに使うと言っていた」

海原「シスターさんを?」

土御門「『カザキリ』の名を使うらしい」

海原「っ……AIMの塊である『彼女』が、キャパシティダウンなんて物の影響を受けたら、『どうなるか』分からないぞ!」
   「……って事ですか。成る程、反吐が出る誘導だ」

土御門「ああ。しかも上条当麻への説明役が……俺だってのも、腹が立つ」

海原「ご愁傷様です……しかし、この中に貴方の名前が無いのは何故です?」

土御門「確かに、俺もキャパシティダウンの効果が薄い人間の一人かも知れないが……」
    「今回『上』が、俺を信用してないらしい。ふざけてるな」

海原「……詮索はしません。ただ、僕の『背中』は刺さないで下さいよ」ハハハッ

土御門「阿呆抜かせ」バシッ
74 :2010/05/21(金) 22:43:59.11 ID:xqu.SZc0
海原「それで、僕の仕事は何ですか?」

土御門「二人(一通・結標)にバレずに影から援護。そして……No.7及び忍者の捜索だ」

海原「『クロヅマ』は?」

土御門「『上』からの報告だと、既に第七学区の風紀委員とアイテムの監視下にいるらしい」

海原「了解です……ではさて、動きましょうか」

土御門「精々頑張ってくれよ。『切り札』くん」
75 :2010/05/21(金) 22:56:32.39 ID:xqu.SZc0
―――とあるファミレス(アイテム行き着け)にて……

イラッシャイマセー!

店員「お一人様でしょうか?」

浜面「あ、えっと……(兄貴は、まだ来てないか)……後で、二人来ます」

店員「御煙草は?」

浜面「んー……(固法さんは吸わないけど、兄貴はどうだっけか?)」
89 :2010/05/21(金) 23:45:42.93 ID:xqu.SZc0
浜面「じゃあ、喫煙で」

店員「かしこまりました。此方へどうぞ」

 スタスタテクテク・・・

浜面「……喫煙席か」カチッ! 「普段、アイツら(アイテムお姫様衆)と居るから遠慮してたな」モクモク・・・

   「ふぅ……美味ぇな」


―――――――――――――――


フレンダ「こちら『バラバラ・トラップ』。『バニー・パシリ』は煙草を吸っています。どうぞ」

麦野「こちら『サーモン・ホップ』。あの野郎……普段、遠慮しやがって……どーぞ」

絹旗「こちら『ナイトロジェン・BC』。なんか何時もの浜づ……『バニー・パシリ』と超雰囲気違うんですけど。どうぞ」

滝壺「こちら『ニュー・ジャージィ』。このジャージ、はまづらに選んで貰ったんだぁ。オーバー」エヘヘ///


3人『なん、だと……ッ!!?』キッ!


店員「お、お客様。店内で双眼鏡・集音マイクをご使用されるのは、ちょっと……」コマッタァ...
90 :2010/05/21(金) 23:56:17.79 ID:xqu.SZc0
浜面「フゥ……ん? 来たかな」タバコケシケシ


イラッシャイマセー!


店員「何名様d」

黒妻「ああ、後輩が席取ってる筈なんです。チンピラみたいなの、来ませんでした?」

固法「……チンピラって」

店員「えっと……(とりあえず、喫煙席の方だよね)……此方へどうぞ」

黒妻「どーも」
91 :2010/05/22(土) 00:15:37.30 ID:x/YwrXg0
黒妻「ん? ……おお! 居た居た。おーい、仕上ぇ!」

浜面「あ、兄貴! お久しぶりです!」ペコリッ!

固法「良かった。元気そうね」ニコッ

浜面「固法さんも、ご無沙汰してます!」ペコリッ!


―――――――――――――――


フレンダ「こちら……ああ! やっぱ結局、この話し方面倒い!」
     「麦野(リーダー)、『目標』が来ました……女付きよ」

絹旗「……超巨乳。麦野といい勝負ですね」

麦野「なんだろう……キャラ被ってない?」

滝壺「大丈夫。全然、被ってないよ」

麦野「うーん。なんかアイツ(固法)からも、リーダーのニオイが……しかも巨乳まで……」

滝壺「でもアッチは委員長ってかんじで、むぎのは女族(レディース)の頭(ヘッド)ってかんz」

絹旗「滝壺さん! もう止めて!」ガシッ!

フレンダ「あっちゃー。麦野、固まっちゃってる訳ね」

麦野「」


店員(あいつら、注文しねぇのかよ……)
92 :2010/05/22(土) 00:43:17.36 ID:x/YwrXg0
黒妻「まあ、座ろうや」

浜面「はい……兄貴、注文は」

黒妻「ん? ああ、今は美偉の金で飯食ってるからな……ドリンクバーだけで良いよ」

固法「遠慮しなくていいのに」クスッ

浜面「金無いんすか? いいですよ、貸しますって」

固法「いいの、浜面くん。下に奢らせる訳にはいかないわ」

浜面「気にしないで下さい。今は余裕があるんです……それに『貸す』だけっすよ」

黒妻「んじゃ、お言葉に甘えっか」


―――――――――――――――


絹旗「なんか、浜面超子供っぽい顔してます(ちょっと可愛いな)」

麦野「まるで、学生みたいかな(あんな顔もできるんだ……ちょっと悲しいな)」

フレンダ「結局、浜面はアイツら(チンピラ仲間)と居る方が、生き生きしてるって訳かぁ」ハァ...

滝壺「はまづら……」ギュッ
93 :2010/05/22(土) 01:17:06.63 ID:x/YwrXg0
―――……キンクリッ!!


黒妻「いやぁ、食った食った!」

固法「少しは遠慮しましょうよ……」

浜面「別に良いっすよ」ハハハ

黒妻「悪いな……(チラッ)……仕上。一本、いいか?」

浜面「え? ああ、いいですよ。何本か吸っちゃいましたけど一箱どうぞ」スッ

黒妻「おう、何から何までスマンな……うっ!」


固法「……ハマヅラくん? センパイ?」ニコッ


浜面・黒妻「」ガクブル...
94 :2010/05/22(土) 01:27:53.23 ID:x/YwrXg0
固法「もう……先輩は兎も角、浜面くんは未成年でしょ。煙草吸っちゃ駄目じゃない」

浜面「スイマセン(相変わらず、この人にゃ逆らえん……麦野といい、俺『対リーダー属性』×だな)」

固法「先輩も!」

黒妻「……なんだよ。オレ、二十歳過ぎてるもん」ヘーン!

固法「煙草吸う人、嫌いです」プイッ!

黒妻「……む」コマッタァ...


浜面(バカップルが……)
97 :2010/05/22(土) 01:42:41.01 ID:x/YwrXg0
固法「ハァ……まったく、一本だけですよ」ボソリ

黒妻「え?」

固法「なんでもない! お手洗い行ってきます!」テクテク

浜面「あっちゃー……気使わせちゃいましたね」

黒妻「……まあ、いいさ」カチッ「ああァ……久しぶりに吸ったぁ」プファァ...

浜面「結局吸うんですか」ヤレヤレ

黒妻「……仕上。勘違いすんなよ?」

浜面「え?」

黒妻「アイツは空気の読める女だ」フゥ「……『野郎だけでごゆっくり』ってね」

浜面「へ?」

黒妻「クククッ! まぁ、お前も『女』ができりゃ分かるよ……良い女ってのは男の邪魔しねぇ」
   「覚えときな」

浜面「は、はあ……」


―――――――――――――――


アイテム姫組(『男の邪魔をしない』っと)メモメモ!
98 :2010/05/22(土) 01:56:24.15 ID:x/YwrXg0
ごめん、訂正。『男同士の邪魔しない』ね。
漏れの兄貴分と師匠に言われた格好良い名言集を混ぜてるぜぃ。

ちなみに、黒妻のCvって小西さんで合ってるっけ?
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/05/22(土) 01:59:18.15 ID:D8UxFjs0
小西克幸さんであってるよ
100 :2010/05/22(土) 02:11:29.12 ID:x/YwrXg0
>>99
さんくす!


黒妻「……仕上」

浜面「はい?」


黒妻「何もしてやれなくて、助けてやれなくて、悪かったな」


浜面「っ!?」
102 :2010/05/22(土) 02:25:27.40 ID:x/YwrXg0
黒妻「駒場が消えて……スキルアウトが散らばっちまって……」

   「なのに、オレは施設の中でノウノウとしてた……」

   「立場上、オレも仲間(スキルアウト)を纏めなけりゃいけないってのに」

   「……まず、失踪・死亡騒ぎなんか起こしちまって」

浜面「兄貴、止めてくれ。別に俺は……」

黒妻「いや、言わせろ」

   「多分、いや、確実にオレはここ数年間『逃げてた』んだ……」

   「駒場に迷惑をかけ、蛇谷に重荷を背負わせ……二人の人生を狂わせた」

   「何様かって言われるかもしれねぇが、オレがいりゃあ二人を支えてやれたかもしれない」

浜面「……」

黒妻「きっと、仕上と半蔵が苦労したんだと思う」フゥ「……お前らは、オレを殴る権利ぐらいあるわな」
103 :2010/05/22(土) 02:50:56.63 ID:x/YwrXg0
浜面「……そうだな」グッ

黒妻「ん」

浜面「きっと『ちょっと前』の俺なら、気の向くまま兄貴を殴ってたよ」

黒妻「……仕上」

浜面「何様なんかじゃなく、兄貴がスキルアウトにいてくれてたら、『今』は変わってたかもしれない」

   「駒場は生きてて、兄貴んとこ(ビッグスパイダー)もバカみたいに騒いでる……」

黒妻「ん」

浜面「俺は駒場の金魚の糞を続けてりゃいいだけだったし、半蔵(アイツ)もコソコソしてりゃいいだけだった」

   「でも、『それだけ』だよ」

黒妻「それだけ、だ?」

浜面「結果論だけど……俺は変われた。自分で言うのもなんだけど、さ」

   「一時的かもしれないけどリーダーやったり、トンデモない化け物と戦ったりしたんだ」

   「そして……自分の『居場所』を見つけた気がする」

黒妻「……そうか」

浜面「ああ。俺は兄貴を恨んじゃいないよ。それこそ、駒場にケツ蹴られちまう」ニカッ!

黒妻「……(いつまでもガキじゃないんだな、コイツも)」タバコォダスゥ...

浜面「あ、『守りたい奴ら』も、出来たしな。へへっ!」カチッ!

黒妻「……ふっ」ジジジッ
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/22(土) 02:52:00.47 ID:Rnbub9c0
『 』を“ ”に変えたら別な漫画になりそうだね
105 :2010/05/22(土) 03:07:26.32 ID:x/YwrXg0
黒妻「クククッ……男上がったなぁ! 仕上!」ワシワシ!

浜面「あ、兄貴?!」

黒妻「良い顔になった。信頼たる顔だ」

浜面「ふっ、まさか兄貴からそんな事言われるなんて夢にも思わなかったな」

黒妻「へっ、稽古(喧嘩)つけてた時は只の雑魚Hだったのになぁ」フゥー

浜面「今も兄貴にゃ敵いませんよ。駒場とタメ張ってる時点で、化け物じゃないですか」

黒妻「ハハハ! 買い被り過ぎだって」

浜面「だって昔伝説だったじゃないですか。路地裏3トップ」
   「兄貴に駒場、根性昭和野郎。能力者込みで二人も無能力者が混ざってますからね」

黒妻「おいおい、何時の話だよ。完璧黒歴史だろ……」ハズィ
106 :2010/05/22(土) 03:26:38.56 ID:x/YwrXg0
ハハハハハ!!


絹旗「ホント、男って超バカですね」フフッ

麦野「……帰る」ボソッ

フレンダ「え?」

麦野「眠くなった。あと勝手にして」

絹旗「麦野……」

滝壺「……」ギュッ

麦野「何よ?」

滝壺「大丈夫だよ」ニコッ

麦野「……」

滝壺「はまづらは、私達の事みんな守ってくれるから」キュッ

麦野「……ハァ」
   「アンタも大概、どっからその自信が来るんだかね。呆れるわ」フフッ...

滝壺「へへっ」
107 :2010/05/22(土) 03:32:13.90 ID:x/YwrXg0
固法「お話、終わった?」

黒妻「おう! 長かったな」

固法「ハァ……一本って言ったでしょ?」トリアゲェ!

黒妻「んがっ……ったく。やれやれだな」

浜面「ハハハ」

固法「それで、泊まる場所の話はしたの?」

黒妻・浜面『……あ』

固法「呆れた。本題でしょうに……」ヤレヤレ...
108 :2010/05/22(土) 03:41:26.60 ID:x/YwrXg0
浜面「はい。コレが鍵です……場所はこの地図データ見てください」

黒妻「ありがとな。あ、そうだ。携帯安く手に入らねぇか?」
   「あと、何でも良い。仕事が欲しいんだ」

浜面「携帯は明日にでも準備できます。仕事は……(兄貴なら『暗部』の仕事であれば、何でも出来そうだけど……)」

黒妻「あ……美偉、泣かせない程度に稼げるヤツな」ボソリ

浜面「え、あ、はい(ラブラブだなぁ)……探してみますよ。そういえば」

黒妻「ん?」

浜面「何で、固法さんとこ泊まらないんですか?(今更、この二人が恥ずかしいも何も無いだろ)」

黒妻「え?」

固法(浜面くん、ナイス!!)
109 :2010/05/22(土) 04:04:54.56 ID:x/YwrXg0
黒妻「何でって……コイツ、同居人いるし」

固法「そ、それですけど! 今日、碧美(アオミ)用事で外泊するって!」
   (電話で無理やり御願いしましたぁ! ゴメン、碧美!)

浜面「……(固法さん、必死だなぁ)」

黒妻「なんだ。そうなのか……でも折角、仕上に準備して貰ったしなぁ」

浜面「……ああ、そうだ。そのへや、いま、かいそうちゅうだったんすよ」ボウヨミ!
   「あにき、ごめん。べつのへやじゅんびするまで、まってくれないか?」ボウヨーミ!

黒妻「え、そうなの? 仕方ない……」ゴソゴソ「美偉。ホントに泊まっていいのか?」タバコォ

固法「(浜面くん、お手柄よ!!)ええ、勿論!」

黒妻「じゃあ厄介なるか……仕上。火貸して」

浜面「はい」

固法「ダーメ」パシッ

黒妻「あう」
111 :2010/05/22(土) 04:18:22.17 ID:x/YwrXg0
アリガトウゴザイマシター!


黒妻「んじゃ、仕上。今日はありがとな」

浜面「いえいえ」

黒妻「また明日……携帯と仕事頼むな」

固法「あんまり無茶しないでね」

浜面「はい」

固法「あと……これ、没収ね」タバコトリアゲェ!

浜面「え?! なんでばれたんですか?」

固法「私の能力、透視よ?」フフフッ「先輩のも没収ね」

黒妻「な! ふざけんなよ!」

固法「浜面くん、覚えておきなさい。煙草臭い口でキスすると嫌われるわよ」ニコッ

浜面「っ! き、気を付けます!」

黒妻「……てめぇ」
112 :2010/05/22(土) 04:33:28.50 ID:x/YwrXg0
黒妻「オマエだって、昔吸ってただろ!」

固法「わ、若気の至りですぅだ!」

浜面「ハハハ……(意外だ)」

黒妻「けっ……仕上。良い事、教えてやる。煙草を許容できる女は、良い女だ!」

浜面「へ、へぇ(固法さん、超怖ぇ。睨んでるし!)」

黒妻「ちなみに、レディース系の甘い煙草を吸ってる女も良い女だぜ」

浜面「はぁ。どういう?」


黒妻「オススメはペッシェだ―――キスが、ウマいぜ……色んな意味でな」ニヤリ


固法「な、なあァ~~~///」ポカポカポカ!

黒妻「ハハハハハ! じゃあな! 仕上!」スタスタ...

固法「も、もう……真に受けちゃダメよ! またね。浜面くん」マッテクダサーイ!


ナニイッテルンデスカ! ベツニー、ホントノコトダシ。 ダカラッテ・・・ギャーギャーギャー!


浜面「固法さん。レディース吸ってたのか」ボウゼーン...
113 :2010/05/22(土) 04:49:58.86 ID:x/YwrXg0
浜面「……俺も帰るか」スタスタスタ


―――とあるアジト……


浜面「ただいまぁ帰った」モワン「って、なんだ! 火事か?!」

麦野「おかえり。はぁま、ゴホゴホ、づら……」

浜面「む、麦野ぉ?! なんで煙草吸ってんだ!?」

絹旗「個人の……ゲホゲホッ! ゴッホン!……超、自由……です」

浜面「絹旗!? オマエまで!? オマエ見た目的にも年齢的にも拙いだろ!!」

フレンダ「うあぅ……けっきょく、大きな星が、ゴホゴホ、点いたり消えたり……してる訳ね」

浜面「フレンダ!! オマエ吸ってんの、煙草じゃないだろ!!」

滝壺「スゥ・・・・・・フウゥ・・・・・・」

浜面「……滝壺、さん?」

滝壺「何?」

浜面「なんとも、ないの?」

滝壺「うん。なんで?」

浜面「はぁ……」


  「オマエら全員、煙草止めぇい!!」
121 :2010/05/22(土) 13:26:22.21 ID:x/YwrXg0
―――二日目、昼前、風紀委員活動第一七七支部にて……


白井「……遅い」

初春「……遅すぎますね」

白井「もう12時なりますわ」

初春「んー、先輩が遅刻なんて珍しいですね」

白井「何故か電話に出ませんし……いっそ、行って見て来たほうが」

ガチャリンコ!

御坂「やっほう! 差し入れ持って来たよー」

佐天「結構並んだから遅くなっちゃった」

白井「相変わらず……此処を何処だと思ってますやら」ハァ...

初春「あはは……(苦笑)」
122 :2010/05/22(土) 13:44:57.62 ID:x/YwrXg0
佐天「御坂さんが途中でツンツン髪の高校生に絡んじゃって、大変だったの」

御坂「さ、佐天さん?! ち、違うわよ! アイツがガン(熱い視線)飛ばして来たから!!」アタフタ!

白井「……何時か、ヤツの右手をブった切って見せますわ」ボソリ

御坂「と、ところで! 先輩はまだ来てないの?」

佐天「そういえば……折角、『みるく大福』買ってきたのに」

初春「電話にも出ないんですよ」

佐天「ははは、着拒否されてるとか!」

初春「」ウルウルウル...

佐天「ご、ごめん。冗談だって」コマッタァ!

御坂「私が電話してみようか?」Pi! prrrr・・・
123 :2010/05/22(土) 14:07:13.03 ID:x/YwrXg0
―――某所、アパートにて……


prrrrr……


黒妻「……ん、あぁ?」

固法「スゥ・・・スゥ・・・」zzz

黒妻「ん……美偉、電話」

固法「んん……スゥ……」5ドネェハイリマシタァ!

黒妻「ハァ……ったく」シブシブ

 Pi!

黒妻「はい。くr、じゃなかった……固法っす」

御坂『え?! ま、間違いましたっ!!』

 Pi!

黒妻「……へ?」
126 :2010/05/22(土) 14:56:53.11 ID:x/YwrXg0
御坂「え……え?」

白井「どうしましたの?」

御坂「いや、うん……たぶん、私が間違えただけ」

初春「え? でも、履歴きちんと『固法先輩』になってますよ?」

御坂「うーん、じゃあもう一回」Pi!

Prrrrrrrrrr...

佐天「なんだろ? あ、白井さん。差し入れ冷蔵庫に入れさせてもらうよ」

白井「どうぞどうぞ」


 ガチャァ!


佐天「……牛乳いっぱい。何処入れようかな」

冷蔵庫「牛乳を野菜室に移せばいいんじゃね?」

佐天「あ、そっか!」
127 :2010/05/22(土) 15:03:09.75 ID:x/YwrXg0
Prrrrrrrrrr...


黒妻「……ったく、なんだってーの」Pi!

   「はい。固法ですが!」

御坂『あ、う、え、えっと……固法美偉さんの携帯であってますか?』タジタジ!

黒妻「ん? ああ……あれ? アンタ、あの時の美偉の後輩か?」

御坂『え、えっと……どちら様で?』

黒妻「ははは! 黒妻って言や、分かるか」

御坂『ああ! 先輩の先輩ですか! お久しぶりです』
128 :2010/05/22(土) 15:11:35.01 ID:x/YwrXg0
黒妻「で? どうしたよ」

御坂『えっと、風紀委員のことで……あの……固法先輩は?』

黒妻「寝てるよ。起こそうか?」

御坂『へ?』

黒妻「おい、美偉。いい加減起きろー」ユサユサ

固法「んん……ふぁい?」ウットリ

黒妻「電話だぞ。ほれ」

固法「え、はい。もしもし、どなたでしょう」ネボケテルゥウ!!

御坂『せ、先輩……おはようございます』

固法「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え」
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/22(土) 15:15:05.92 ID:aNi58tA0
>冷蔵庫「牛乳を野菜室に移せばいいんじゃね?」
ていとくんか
130 :2010/05/22(土) 15:17:33.15 ID:x/YwrXg0
固法「……今。何時?」チラッ


PM0:27―――


固法「」ギギギ...

黒妻「おーい、美偉。みぃちゃーん……ダメだ。フリーズしやがった」ツンツン

御坂『あ、えっと……急がなくて良いんで、準備できたら黒子の携帯に連絡ください!』

固法「」チーン

黒妻「おーい、返事してやれって」プニプニ

御坂『し、失礼しました!!』Pi!



固法「」
131 :2010/05/22(土) 15:25:29.38 ID:x/YwrXg0
―――支部にて……


Pi!

御坂「……なんて言ったらいいか分からないけど、トンでもないモノを体験した気がする」

白井「はい?」

初春「……はは(あれだ。海外出張から帰ってきた夫と『昨夜は(ry』状態のOL妻だ)」



佐天「御坂さん。どうしたんだろ?」

冷蔵庫「ああ。きっと『WAWAWA~♪』状態ってヤツだ」ハハハ!
134 :2010/05/22(土) 15:51:40.38 ID:x/YwrXg0
御坂「……黒子」

白井「はい」デスノ

御坂「先輩ってレベル6(私の遙か上を行く人)なんだね……」

白井「ハァ?」

初春「なにこれおもしろい」wktk!



御坂「わ、私も何時か……」ポワワワワァン...


 ――――――……おい、起きろって。もう講義の時間だろ?』

『うーん……あと、5ふんだけぇ……』

『ったく、ダメだ。俺が怒られちまうだろ?』

『……じゃあ、目覚めのキス頂戴』

『はぁ……我侭なお姫様だ』チュッ

『えへへ』ニヘラァ

『ははっ、美琴は可愛いなぁ』ギュッ!

『はぅ……ねぇ、とーま。学校前に一回シよ……』

『……やれやれ。完璧遅刻だぞ……おしおきだな!』ガバァ!!

『ヤンっ♪ あ……――――――


御坂「うへへへへ……」ニパァ!



白井・初春・佐天「……(あっちゃー)」

冷蔵庫「やれやれ。お子様だぜ」フゥ...
137 :2010/05/22(土) 16:25:17.17 ID:x/YwrXg0
白井「しかし、先輩が来るまでどうしましょう……」

佐天「昨日の仕事の続きはしないの?」

白井「書類は纏めましたの。初春が頑張ってくれましたわ」

初春「えっへん! 後は、先輩の判子待ちですよ」

佐天「えらいえらい」ナデナデ

初春「えへへ」ニパァ

白井「兎も角……先にデザート、頂いちゃいましょうか」

初春「そうですね」


冷蔵庫「まだ、あんまり冷えてないぞ……3分待て! 急いでやる!」ヴィイイン...

佐天「んじゃ、私はネットサーフでもさせてもらおうかな。PC借りるよー」カタカタ

初春「書類(データ)は弄らないで下さいよ」
138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/22(土) 16:32:14.19 ID:rpxQKQEo
(書類の)死亡フラグ!?
139 :2010/05/22(土) 16:34:43.37 ID:x/YwrXg0
佐天「何か面白いのは……ん?」

白井「どうかしました?」

佐天「新しい都市伝説できてる! 何々……『KNW』だって」

御坂「えへへ……(ハッ!)……え? けーえぬだぶりゅー?」
   (まさか、MNWの親戚かなんか?)ドキリ!

佐天「えっと、なんでも……学園都市内の全ての冷蔵庫が、『K』と呼ばれる母体(ベース)に統括されてるシステムだって」

冷蔵庫「そんなバカな話があるかっての」ハハハ!

佐天「ですよねぇ」ハハハ!

白井「まったくですの。都市伝説なんて『初春の花』だけで十分ですわ」ハハハ!


初春「……」ニョキニョキ...


御坂「え、なんだろう。こわいよ」
140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/22(土) 16:36:31.73 ID:aNi58tA0
カキネネットワークかよwww
141 :2010/05/22(土) 16:52:06.51 ID:x/YwrXg0
>>138
ややこしくなるから、それは控えるよ。


>>140
こういうことで……―――


1 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine07-177
漏れの仕事場、結構女の質高ぇかも

2 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine22-O29
2げっと

3 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine00-000
まずは画像を張れ。話はソレからだ

4 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine10-032
お前らヒマだな……俺もだけどww

5 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine02-963
>>3 運営さま! チィース!! 今日もホスト崩れがかabbbbbbb…

6 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine07-177
無茶しやがって……


……―――いいかなww?
142 :2010/05/22(土) 17:38:06.30 ID:x/YwrXg0
 ―――アパート


固法「あわわ……どうしよう……」アタフタ!

黒妻「落ち着け。まずシャワー浴びて来い」

固法「で、でもすぐ行かないと!」

黒妻「……てゐっ!!」バシッ!

固法「あうっ!」

黒妻「美偉。オマエはリーダーなんだろ?」

   「遅れちまったもんは仕様がない。でも、だからって杜撰なまま下の前に立つのか?」

固法「……そう、ですね。ごめんなさい」

黒妻「おう。ちゃんと身なり整えてから出勤しろ。示しが付かねぇぞ」

固法「……はい。シャワー浴びてきます」テクテク

黒妻「ん。適当に飯作っといてやるから……冷蔵庫に適当なもんあるかな?」



冷蔵庫「……」 ゴゴゴゴゴオォッ...
143 :2010/05/22(土) 17:45:28.32 ID:x/YwrXg0
黒妻「さて……オレは今日どうすっかなぁ」(カチッ)「仕上との待ち合わせは夜遅くだし……」フゥ

   「とりあえず、半蔵探して……オレのバイク取りに行って……」

   「まぁ久しぶりに町ブラブラしてみっかな」


固法「せんぱーい、スイマセン。ベランダに干してたウォッシュスポンジ取ってくださーい」ガテャリ!


黒妻「あいよー」
158 :2010/05/23(日) 00:41:22.73 ID:betJWGA0
―――風紀委員活動第一七七支部……

 Prrrrrrrr・・・

白井「あ、やっと電話が来ましたの」Pi!

固法『もしもし、白井さん! ホント、ごめんなさい!』

白井「いえいえ、普段は私達が厄介事押し付けてますので。慌てなくて結構ですの」

固法『埋め合わせはするから』アタフタ!

白井「お気になさらず。それより……」

固法『ん?』

白井「さくやは おたのし みでした か?」ニヤリ

固法『なっ~~~/// と、年上をからかうな!!』カアァァ!

白井「ふふ、すいません(先輩のボインさんは>>151>>154>>156によるものでしたのね……)」ニヤニヤ
   「今日は先輩のサインを頂ければ、それで仕事は終わりですので」

固法『わ、わかったわ……ごめんなさいね。三十分くらいでそっち着くから!』

白井「はいはい。ではまた後ほど」Pi!



佐天「ここ来たら、先輩、質問責めだね」ニヤニヤ

初春「楽しみです。ぐへへ」ニョキニョキ

御坂「尋問は任せろ!」ビリビリ!

冷蔵庫「やめて!」
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/23(日) 00:55:54.31 ID:TCS1VgDO
1 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine07-177
おまえらが今冷やしてるの書いてけよ

2 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine22-O29
大量の野菜

3 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine00-000
黒蜜堂のプリン

4 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine10-032
大量の缶コーヒー

5 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine02-963
>>3 運営さま! チィース!! 冷蔵庫になっても見栄を張りたいなんてさすがabbbbbbb…

6 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine07-177
無茶しやがって……
 
 
冷蔵庫だしこんな感じをイメージした
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/23(日) 00:58:07.41 ID:5d9uSYM0
4は一方さんとこの冷蔵庫か
161 :2010/05/23(日) 00:58:28.62 ID:betJWGA0
―――アパート……


固法「制服良し、荷物良し……あとは」チラッ

黒妻「ん? ああ、オレの事は気にすんな」

固法「えっと、8時には帰ります。合鍵は渡しておきますね」

黒妻「あいよ。とりあえず仕上から携帯受け取るまで遠くまで行かないさ」

固法「あと……はい」マンサツ3マイ!

黒妻「……」

固法「貸すだけです。いずれ返して下さいね」ニコッ

黒妻「おう(まず増やすか……スロットで―――

固法「パチンコ行ったら……わかってますね?」ニコッ!

黒妻「……おう」タラー...

固法「それじゃあ、行ってきます」ガチャリ

黒妻「うん……あ、美偉」

固法「はい、ん?!」


チュッ・・・


黒妻「―――……いってらっしゃい」ニヤッ

固法「……~~~っ!! もう、バカっ///」ダッ!


黒妻「ははは、初ヤツ初ヤツ。可愛いなぁ」ニヤニヤ
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/23(日) 01:01:12.28 ID:HCcO7o2o
俺「―――……いってらっしゃい」ニヤッ

俺「……~~~っ!! もう、バカっ///」ダッ!


俺「ははは、初ヤツ初ヤツ。可愛いなぁ」ニヤニヤ

167 :2010/05/23(日) 01:15:24.71 ID:betJWGA0
黒妻「……さて、オレも出るかな」カチッ「半蔵探すか……ぶらつくか……」フゥ...

   「ん?」テーブルノウエェ!!

   「美偉、携帯忘れてやがる……おっちょこちょい。やっぱどっか、抜けてんな」

   「そこも可愛いんだけどな」ハハハ!「届けてやろう」フゥ

   「……でも場所知らねぇな。何つー支部だっけ?」


冷蔵庫「第一七七支部だぞ」


黒妻「おう、ありが……え?」ゾッゥ...
170 :2010/05/23(日) 01:27:59.14 ID:betJWGA0
黒妻「……気のせいか。まぁ第一七七支部だろう、たぶん」

   「行こう」ガチャリ


―――第一七七支部……


タッタッタ・・・ガチャリ!

固法「遅れてスイマセン!!」ハァハァ...

一同『にやにや』フフフ・・・

固法「う……その……帰っていい?」タラー...

一同『ダメー!!』

固法「……不幸ね」ハァ



冷蔵庫「まぁ、ドンマイ」
171 :2010/05/23(日) 01:39:40.90 ID:betJWGA0
黒妻「んー……外に出たのはいいが……場所分からん」テクテク

   「誰かに聞くか……あ、すいませーん!」

婚后「はい?」


―――第一七七支部にて……


御坂「初めてのデートは?!」

佐天「初めて手を握ったのは?!」

初春「ファーストキスは?!」

白井「×××××××は?!」(好きな言葉を当てはめよう!! by1)

冷蔵庫「○○○の●●●●は?!」(好きな言葉を妄想しよう!! by1)


固法「」
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/23(日) 01:52:30.99 ID:5W9R99Eo
レールガンの16話見たおかげでようやく黒妻を把握した
173 :2010/05/23(日) 02:19:07.43 ID:betJWGA0
黒妻「あのー、道を教えて貰いたいんすけど」

婚后「あら、私(わたくし)が常盤台の婚后光子と知ってて尋ねて参りましたの?」

黒妻「えーと……(何だ、この女)」

婚后「ええ、大丈夫ですわ。そんなにシャニ構えず、何でも聞いてくださいませ」

黒妻「あ、はは……風紀委員の第一七七支部って、何処にあるか教えて貰えませんか」

婚后「一七七……ああ、白井さんの所ですわね」

黒妻「あ、はい。確かそんな後輩が居た気がします」

婚后「分かりました。丁度、時間が空いてましたの。案内して差し上げますわ!」

黒妻「あー、教えてもらえれば自分で行くっすよ」

婚后「案内して、差し上げますわ!」グイッ!!

黒妻「……御願いします(面倒くせぇ)」ヒキ...


―――第一七七支部にて……


固法「そろそろ……仕事、させて……」グッタリー

御坂「で、で、どっちから告白を?!」

佐天「場所は?!」

初春「結婚まで考えてたり?!」

白井「どちらが********ですの?!」(好きな言葉をry)

冷蔵庫「#########なのか?!」(好きなry)


固法「誰か助けてぇ!!」ビエエエン!!

175 :2010/05/23(日) 03:07:07.33 ID:betJWGA0
婚后「―――……そこで私は、たったひとりで並居る敵を、千切っては投げ~♪ あぁ~、千切っては投げ~♪ あっ、そぉれぇ~♪」

黒妻「へー(あー煙草吸いたい)」

婚后「……ちょっと貴方、聞いてまして?」

黒妻「あ、うん。で、支部はあとどのくらいで着くんですか」シラー

婚后「もうすぐそこでしてよ。しかし、貴方……何者ですの?」

黒妻「え……何で?」

婚后「んー、なんとなくですけど……並々ならぬ『ニオい』がしますわね(危険な、ね)」

黒妻「……(あれ? シャワー浴びてきたんだけど……美偉の『ニオい』か?)」タラー...

婚后「……まぁ、詮索はしませんわ。私は探偵でも何でも無いですものね(もっとも、彼女達に手を出そうものなら……)」

黒妻「ああ、助かる」

婚后「(……とりあえず、今は大丈夫そうですわね)さて、見えましたわ。あそこですの」

黒妻「ん、おお。ありがとう」ニコッ

婚后「いえいえ、困った時はなんとやらですこと」フフッ


―――第一七七支部にて……


固法「―――……って訳です! はい以上! 満足したかしらっ!!?」ヒラキナオリィイ!!


黒子「」Desuno///

初春「あわわ……事実は、小説よりも……甘いっ!!」キャーッ!

佐天「す、すごい……」マッカッカァー!

御坂「20000の変態話よりも……はーど、だ……」ボンッ!


冷蔵庫「……ま、待て! もちつけお前ら!! ちょ、運営様此処来るとか冗談やめ!」シュウウウゥ...
176 :2010/05/23(日) 03:36:31.48 ID:betJWGA0
>>174 ちょww吹いたww


―――……KNM、『職場自慢しような』にて

161 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine07-177
おちつけって無機物ども!

162 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine11-302
てめぇもだろ! 御託はいいから牛女の画像あげろ!

163 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine08-225
やっべぇww野菜室パンパンだwwww

164 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine04-002
氷の精製がぁああああああ!

165 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine00-000
おい≫1は第七学区だな?! 待ってろ!!

166 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine20-112
>>165 
運営様動いたwwwwwwぱねぇっすwwwwww

167 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine04-667
>>165 
運wwwwwwwwwwww営wwwwwwwwwwww

168 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine07-177
ちょ、ちょ、運営様此処来るとか冗談やめ!

169 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine12-498
>>1
あきらめろん



もれも行く!

170 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine17-094
うっはぁあ! も り あ が っ て ま い り ま し た !

171 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine07-213
ふぅ…………お前ら、バカじゃねぇの? そいつ中古だろ

172 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine01-503
>>171
おなにぃさん、賢者乙。てか、オマエも中古だろwwwwww

173 :以下、名無しにかわりましてカキネがお送りします ID:Kakine07-177
いや、マジお前らもちついてくれ! もれのイオン制御が、やっばいっての!
185 :2010/05/23(日) 18:17:54.70 ID:betJWGA0
固法「ああ、もう……」

白井「す、すいません。戯れが過ぎましたわ。仕事して頂いて結構ですの(もうお腹いっぱいですの……)」

御坂「わ、私もそろそろ帰ろうかな(参考になった! た、試しにあのバカに会ったら……)」フフフ...

初春「あ、そうだ。御坂さん達が買ってきてくれたデザート出しますね!」


佐天「今出すよ。えっと……あれ? 冷えてない」

冷蔵庫「ごめん。バカ共(KNW)のせいで、一回ショートちゃった……」ショボーン...


 コンコン!


初春「ん? はーい」


ガチャリッ・・・


婚后「皆さん、ご機嫌麗しゅう」オホホ!

御坂「あれ、婚后さん? どうしたの?」
187 :2010/05/23(日) 20:13:11.74 ID:betJWGA0
婚后「迷子を拾ってまいりましたわ」

初春「迷子、ですか?」

婚后「此処(一七七支部)を探していた方に、道案内をしてあげましたのよ。ささ、どうぞ」



黒妻「よ!」



御坂・白井・初春・佐天『……あ!!』
冷蔵庫「ひゅ~」



固法「」
188 :2010/05/23(日) 20:42:23.48 ID:betJWGA0
固法「な、ん……デ、キタノデスカ?」フリーズ...

黒妻「ん? いやさ、美偉ほら」ヒョイ「携帯忘れたろ?」

固法「あ……う」

黒妻「おっちょこちょいだな、あははは!」

固法「わ、私の携帯から白井さん達の誰かに電話してくれれば良かったじゃないですか!!」

黒妻「……なんだよ。持ってきてやったのに酷ぇな」プイッ

固法「あ、え、いや、わざわざ持って来てくれたのは嬉しいですけど、その、タイミングっていうか……」オドオド...

黒妻「は?」

固法「い、いいです! どうもありがとうございましたっ!」ケイタイゲット

黒妻「……わけわかんね」ポリポリ




4人『Waoo...』シュラバナノ?

婚后「いったい、何ですの? この空気……」

冷蔵庫「乙女心は複雑なのさ」デザート・ヒエ・マシター!
189 :2010/05/23(日) 21:26:16.79 ID:betJWGA0
白井「ま、まあ固法先輩。そちらの……えっと」

黒妻「黒妻だ」

白井「そうでしたわね。黒妻さんは善意で持ってきて下さいましたの」

固法「……」

白井「そう邪険にしなくても、よろしいのでは?」

御坂「そ、そうですね(黒子ナイス!)」


固法「……」ダッテ・・・


黒妻「……いいよ。帰るさ」クルッ...


佐天・初春『あ……』

婚后「リアル今北産業」

冷蔵庫「彼女の職場に彼氏登場。
     彼女、自身の立場も有り複雑な心境。
     男、空気を読んで撤退体勢……だな」
190 :2010/05/23(日) 21:51:09.53 ID:betJWGA0
黒妻「じゃあ、また……」ショボン...

固法「あ……」シュン...


ガチャン・・・


固法「……はぁ(……私の、バカ)」
191 :2010/05/23(日) 21:59:35.86 ID:betJWGA0
固法「ばか」ボソッ・・・


御坂「先輩……」

佐天「ね、ねぇ。どうしよう」アタフタ

初春「私達がはしゃぎ過ぎたのも一環ですが……コレばかりは」ボソリ

白井「恋とは複雑ですのね……」

婚后「そう……彼は、固法先輩と恋仲でしたの」

冷蔵庫「そういうことだ……え、あ」


    「ちょ! 運営様、割り込みは危険で―――あ、ちょ―――」


    オヤ? 07-177ノヨウスガ・・・?
192 :2010/05/23(日) 22:06:01.14 ID:betJWGA0
07-177ガログアウト。ナラビ、ウンエイサマガログインシマシタ!



??「―――……ダメだな」



一同『え?』
193 :2010/05/23(日) 22:11:31.02 ID:betJWGA0
??「ああ……全然ダメだな、牛女!」ビシッ!

固法「え!? わ、私?」

??「そうだ。オマエは男ってもんを分かっちゃいねぇ」


一同(なんだこれ?!)


??「いいか?」

   「男ってのは単純で、バカで、変態な生き物なんだよ」

   「例えばさっきの男が携帯を届けてくれた。大した事ではないかもしれない」

   「でもな、そんな些細な事でもお前の為になりたかったんだ。アイツは」ビシッ!


固法「……」
195 :2010/05/23(日) 22:33:08.81 ID:betJWGA0
??「アイツがどんなに屈強な男であろうが、『オマエ』の前では子供(ガキ)なんだよ」


   「例えば、新しいのを買おうと思って、捨ててしまったアクセサリーがあるとしよう」


   「それを見た子供が、何も知らずにゴミ箱から拾い上げ『これ大事な物でしょ?』と笑って渡してきたら……」


   「オマエはそれを、『いらない』と言って捨てるのか?」


固法「……っ」


??「素直に『ありがとう』って言ってやれよ……恥ずかしがらずに、な」


   「それが『どんな』状況であっても。男なんてそんな些細な事で尾っぽを振る生き物だ」


   「……ま、オレの『美学』だがね」ニヤッ



固法「……ありがとうございます」

??「おいおい。相手が違うだろ」フッ

固法「ふふっ、そうですね。白井さん、何度もごめんなさい。少し外すわ」バッ!

白井「あ、はい。どうぞどうぞ」アゼーン...
197 :2010/05/23(日) 22:55:38.29 ID:betJWGA0
??「……行ったか」フゥ

一同(ぽかーん)

??「傍(はた)から見てて、随分大人びたカップルだと思ってたが、やはり背伸びという訳か」ハハハ!

佐天「あ、あのぉ」

??「あん? なんだ?」

初春「なんていうか……」

??「ははっ! こんな形(なり)して随分、夢見がち(メルヘン)な事言うってか? ふふ、自覚はある」

婚后「なんか変な振り仮名(ルビ)が聞こえ(見え)ますわね」

??「ま、気にしないでくれ……おっと、時間(オーバータイム)か……」

白井「いったいなにがおこってますのー?」

??「ま、あの二人の行く末も勿論だが、コイツ(07-177)をヨロシクな」


   「あと……オマエ(第三位)」

御坂「わ、私?!」


??「オマエも、素直になれよ」ニヤリ!

御坂「なぁ!!?」

??「ハハハ! じゃあな、アバヨッ!!」


 ―――シュウウゥゥ・・・...


冷蔵庫「運営様、やっと帰ったぜ……ん?」

御坂「で、でも、参考に……なったわよ……」ゴニョゴニョ...

一同(唖然)


冷蔵庫「What!?」
198 :2010/05/23(日) 23:04:46.45 ID:betJWGA0
 ―――支部外にて……


黒妻「はぁ」カチッ「ま、よく考えないで動いた俺が悪いか……」フウゥ・・・

   「……行こ」トボトボ



固法「―――待って!」


黒妻「ん?」

固法「あ、えっと……先輩。ありがと」

黒妻「え」

固法「あと、さっきは、ごめんなさい」

黒妻「いや……オレも考え無しに行動した。ゴメン」


固法「……」

黒妻「……」ジジジ...


――――――――――――――――――【物陰】


一同『ふぉうぅ……』デスノ、デスワ・・・
199 :2010/05/23(日) 23:17:44.00 ID:betJWGA0
固法「……煙草」

黒妻「え、あぉ!」カクシカクシ!

固法「没収です」バッ!

黒妻「おま、そんな―――っ」グイッ


チュッ・・・


黒妻「っ……変態女」

固法「感謝の気持ちです。不器用な私なりの……煙草、返して欲しかったらきちんと帰ってくる事」

黒妻「ああ、勿論だ」

固法「もう居なくなったりしたら嫌です……」ギュッ

黒妻「大丈夫。オマエを泣かせたりしないさ」

固法「信じます……いってらっしゃい、先輩」ニコッ

黒妻「ああ……いってきます、美偉」フッ


――――――――――――――――――【物陰】


一同『おう、いえぇ~……』パチパチ!


??「はんっ……十分だ。牛女」クールニサルゼ...

冷蔵庫(運営様、帰ったんじゃねぇのかよ……)ハァ・・・
200 :2010/05/23(日) 23:34:51.68 ID:betJWGA0
黒妻「……はは。ホント、良い女になりやがって……あと煙草を許して貰えれば完璧なのにな」ニガワラィ!

   「さて! んじゃ、まず何処へ―――」


 ―――・・・・タッタッタッタ!


浜面「兄貴ー!」

黒妻「ん? おお、仕上! お前仕事じゃ無かったのか?」

浜面「えっと、休憩時間貰って抜け出してきました。あ、はいこれ……」スッ

黒妻「お! 早いな、もう携帯準備できたのか。ありがとな」

浜面「お安い御用。あ、それで仕事も幾つか探しときました」パラッ

黒妻「どれどれ」
202 :2010/05/24(月) 00:26:16.38 ID:RFzJhqo0
浜面「固法さんの事を考えて、真面目なのってなると、こんな感じですね……

   ①学校の事務員バイト。黄泉川の紹介【上条ルート】

   ②警備員の事務バイト。これも黄泉川【一方通行ルート】

   ③『浜面の職場(アイテム)』の雑務。浜面がリーダー(麦野)に頭下げた。暗部関係無しに黒妻を雇って貰う【浜面ルート】

    ……こんなところです」


黒妻「なるほど。助かるな」

浜面「いえ。困った時はなんとやらです。まぁ、もし気乗りしなければ……

   ④その他、自分で探して貰う【意見等で!】

   ……しかないっすかね」

黒妻「おう。さて、どうすっかな……」
204 :2010/05/24(月) 00:32:39.38 ID:RFzJhqo0
……って感じで、今日は落ちます!

例の如く、意見・助言等々貰えると嬉しいです。
①~③で希望。または④で名案あれば上げてくださいな!


どのルートにしろ、次回からは戦闘に持って行きたいと考えているので……
期待はせずに待っててください。

それでは、またね! ノシ
205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/24(月) 00:35:54.47 ID:DGkbTsAO

グループルート
つっちーが「あれが黒妻か…」的な感じで
206 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/24(月) 00:43:33.67 ID:YBQW4ADO
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/24(月) 00:48:38.78 ID:ztBQGcE0
乙ー

はーまづらぁが好きなので3を選びたい所だが…

一方ルートが気になるので2
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/24(月) 00:48:43.50 ID:uIOc/QE0
2でお願いします。
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/24(月) 00:55:38.15 ID:3uGr1oDO
①で


このSSで上条さんと禁書も見たいかも!
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/24(月) 00:56:23.95 ID:MxKix5A0

まさかの天草式ルート
211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/24(月) 00:58:07.31 ID:3uGr1oDO
>>210
なん‥‥だと‥‥!!
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/24(月) 00:58:56.06 ID:VdiSnsEo

まさかの天草式&ねーちんルートで先輩勘違い
213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/24(月) 01:20:51.15 ID:ZOT664k0
空気読まずに個人的には3

でも>>1が書きやすいので書いてくれればそれでいい。
214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/24(月) 01:29:19.35 ID:N2nSZp.0
④の天草式ルートいいかもww
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/24(月) 01:36:45.21 ID:MQxW7wAO
4で根性ルート
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/24(月) 02:55:46.85 ID:CERUuxgo
天草式いいねww
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/24(月) 07:21:43.23 ID:sG6gy/Uo
3で
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/24(月) 09:14:21.83 ID:sdo.kxY0
無難に1で
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/24(月) 09:27:45.94 ID:JpQdGEAO
絹旗成分がないと死んじゃう体なので3
220 :2010/05/24(月) 22:18:18.69 ID:RFzJhqo0
たっだいま!

②、③と……天草ルートが同じくらいとか、マジですかwwww
こうなったら……日替わりで仕事だ! 異論は認めるん!

根性もグループも出してやらぁ!!
上条さんは……うん……
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/24(月) 22:23:53.81 ID:MQxW7wAO
>>220
上条「俺を出さねぇって言うならまずはそげば!?」

>>1「………」
222 :2010/05/24(月) 22:36:14.97 ID:RFzJhqo0
黒妻「ま、折角だし……色んな仕事やらせて貰えないか?」

浜面「え?」

黒妻「いやさ。オレ暫く学園都市から消えて(逃げて)ただろ?」

   「良い機会だから、この町を見つめなおしたい……なんて、言ってみたりな」ハハハ!

   「自分探しっつったらアレかもしんねぇが、まぁ美偉にも相談しながらこの先、考える」ウンウン...

浜面「いや、いいと思うよ! 兄貴はいずれ……あ、いや」

黒妻「どうした?」

浜面「いやいや、なんでもない! (再びスキルアウトのトップになってくれ、なんて言えないよなぁ)」

   「……兎に角、わかった。初めは何処で働く?」

黒妻「仕上の紹介だし、初めはオマエの職場で働かせてくれよ。オマエの上司にも挨拶したいしな」

   「まぁ、オレは下っ端だから、きちんと『仕上さん』って呼んでやるぜ」フフッ

浜面「兄貴!? や、止めてくれよ」ブンブンッ
224 :2010/05/24(月) 22:45:02.64 ID:RFzJhqo0
黒妻「仕上。この後、職場戻るんだろ?」

浜面「あ、はい」

黒妻「じゃあ、挨拶行ってもいいか? いや、無理にとは言わねぇがよ」

浜面「えっと……待ってて。リーダーがOKかどうか、聞いてみる」

黒妻「頼むな!」ガサガサ「ん? あ、煙草無いんだった……」ハァ...
228 :2010/05/24(月) 23:14:18.73 ID:RFzJhqo0
>>226
軍覇さんも出そう!


 Prrrrrr・・・ガチャッ


浜面「あ、もしもし。麦野か?」

麦野『なーに? あ、今買い物リスト口頭で言うからメモりなさーい』

浜面「買い物はしてきてやっから。そうじゃなくて……例の先輩がオマエに挨拶したいって」

麦野『え』

浜面「仕事やらせて欲しいから、その挨拶だってさ。一応、オマエがボスだし」

麦野『え、ちょ、おま! そういうの困るし!?』

浜面「はぁ?」

麦野『ああ、もう! ちょっとフレンダ! 缶詰の山捨てなさい! 絹旗も読んだ雑誌散らかさないの!』アタフタ!

浜面「……」アイツラ...

黒妻「おーい。仕上、どうなった?」

麦野『は、は、浜面! あと一時間は帰ってきちゃダメよ!! って、滝壺! 服着なさい!!』

浜面「オイこら滝壺さん!!? 何をなさってるのおぉ?!」

麦野『ああもう切るわよ!!』Pi・・・ツーツー...

浜面「」

黒妻「おーい。仕上ぇ」ダメダコリャ・・・
229 :2010/05/24(月) 23:54:25.67 ID:RFzJhqo0
浜面「あ、兄貴……ごめん。一時間後、○○公園に迎えに行くよ」

黒妻「なかなか、オマエも苦労してるようだな」アハハ...

浜面「ホント申し訳ない! 今から、大掃除そして大説教だ! バカ女どもが!」タッタッタッタ・・・


黒妻「……行っちまったよ」ポンポン「……だから、煙草無かったぜ」モウッ


――――――――――――――――――【物陰】


??「……此方、『スカラー・スネーク』。『マスター』、『大蜘蛛』は移動を始めた」ドーゾ!

??~こちら『マスター・アステカ』。『スネーク』、尾行を続けてくれ~

??「了解」オーバー!
239 :2010/05/25(火) 19:10:50.71 ID:2HvEKmw0
黒妻「……ん?」

??「っ……」(ばれたか?!)

黒妻「……気のせいか。さて、どうやって暇潰すかな」テクテク

??「……ふぅ。とりあえず大丈夫か」



―――数刻前。


土御門「はぁ」

海原「どうしました?」

土御門「かみy……上条当麻に説明してきた」

海原「それで?」

土御門「なんか必死になって食い付きやがって……悪い気がしてきた」ハァ

海原「ははは。まぁ貴方の説明、あながち嘘ではないはず。非常時には素直に手を借りましょう」

土御門「なら良いんだが……ところで」

海原「はい」

土御門「ロリショタコンビはどうした? オマエに援助を頼んだろう?」

海原「彼らはまだ捜索段階です。索敵が終わるまで僕の出番ではないですよ」

土御門「なら、No.7と忍者はどうした」

海原「情報は掴みました」
240 :2010/05/25(火) 19:20:48.61 ID:2HvEKmw0
海原「No.7は、路地裏にて御坂さんの妹達が発見。追跡協力を出しています」

土御門「シスターズ? 一方通行ならまだしも、オマエ(ストーカー)に手を貸すなんて、打ち止め壊れたか?」

海原「……聞かなかったことにしましょう。兎角、僕なりのコネクションですよ」

土御門「ふーん。ま、いいか……忍者は?」

海原「我々では到底捕まえられないでしょう……流石、ジャパニーズ・ニンジャです」

土御門「なんか、オマエ多分忍者の概念間違えてると思うけど」バカジャネ?

海原「しかし、ヤツが心を許す人物であれば……接触は容易い筈です」

土御門「……ほぅ」

海原「資料の内二人、浜面仕上とクロツマはヤツと面識が有るようです」

   「利用しましょう」ニヤリ・・・
241 :2010/05/25(火) 19:42:51.41 ID:2HvEKmw0
土御門「具体的にはどうする?」

海原「浜面仕上については、アイテムの直属なので動きがあったら我々も動きましょう」

土御門「じゃあ、オマエがクロヅマをストーキングするのか?」

海原「いえ、僕はロリショタコンビのサポートをメインとします」

土御門「まぁ……そうして貰えるとウチ(グループ)としては助かるな」

    「じゃあ、どうする? まあ一応、クロヅマはアイテム監視の下に有るというが」

海原「……正直、『駒』は多い方がいいでしょう。すでに『幻想殺し』はウチの手中です」

土御門「あまり、そういう言い方をして欲しくは無いな」

海原「……失礼。兎に角、クロヅマには『尾行』を付けました」

土御門「は? 尾行って、誰がだ」

海原「まぁ言うなれば……僕の『弟子』ってところですかね」フフッ

土御門「へ?」ポカーン...
243 :2010/05/25(火) 20:27:23.60 ID:2HvEKmw0
海原「まぁ、任せてください……そうだ。此方は僕が受け持ちましょう。貴方は二人のサポートに回ってください」

土御門「あ、ああ……(大丈夫かにゃー?)」

海原「さて、どうなってるでしょう。電話してみましょうか……」


 Prrrrrrr・・・ Pi!


?? ~……こちらスネーク~

海原「対象は?」

?? ~先程、浜面仕上と別れた。現在、○○公園へ向かっている、と???は報告します~

海原「了解。引き続きヨロシク頼みます」

?? ~ヤーポール……『例の物』、ホントに貰えるのですか? と???は少々師匠を疑います~

海原「……後で、写メを送ります。確認を」

?? ~信じます。と???は軍人っぽく電話を切ります、オーバー~ ・・・ガッ!

海原「頼みました……17600(弟子)よ」
250 :2010/05/25(火) 22:33:56.62 ID:2HvEKmw0
―――それからどうした!?


黒妻「○○公園って此処だよな……しかし、あと30分以上ある」

   「……ん?」


姫神「……はぁ」

香焼「……はぁ」


黒妻「なんだ、あれ?」
251 :2010/05/25(火) 22:38:27.80 ID:2HvEKmw0
黒妻「自動販売機の前で項垂れてる少年少女……行ってみっか」テクテク...


姫神「不幸。ね……」

香焼「はい。まさか、『彼』の不幸が伝染ったんじゃないすよね……」

姫神「……もしかして。君の言う『彼』の不幸。私のと。同じかも」

香焼「ああ、もう!」ジダンダ!


黒妻「どうしたよ? そこの若造若子」


姫神・香焼「「え?」」
252 :2010/05/25(火) 22:49:24.04 ID:2HvEKmw0
黒妻「自販機に恨みか何かあるのか?」

姫神「……私が。誤って万札を入れた。そしたら……のまれた」

黒妻「ご愁傷様……」

香焼「それで、困ってた彼女を見つけた自分が硬貨を入れて、お釣りを出してあげようとしたら……」

黒妻「それも、のまれたと」

香焼「……そうすよ」ブスゥ...

姫神「ああ。冷やしカレー。飲みたかった……」ショボーヌ('・ω・`)

香焼「ハァ? そんな物の為に自分は損したんすか!!?」

姫神「むっ。好奇心をバカにするのは。バカのする事」

香焼「なぁ?! 人が折角!!」


 ギャーギャーガヤガヤワイワイ!!


黒妻「やかましいなぁ」ハァ・・・
253 :2010/05/25(火) 22:56:53.51 ID:2HvEKmw0
黒妻「……おい。お前ら」

姫神・香焼「なに!?」「なんすか!?」

黒妻「要は、嬢ちゃんがゲテモノジュース買えて、坊主の金が戻ってくりゃいいんだろ?」

姫神「……まあ。私は別に」

香焼「自分もそれでいいす」

黒妻「あいよ。分かった……」テクテク


姫神「何するの?」

香焼「……器物破損は厄介すよ」

黒妻「なぁに、壊れはしないさ……多分」コンコン...
255 :2010/05/25(火) 23:08:43.35 ID:2HvEKmw0
黒妻「……じゃーん!」テッテレテッテッテーッテッテー!「わたるんの秘密道具ー、その1!」

姫神「ただの500円玉。じゃないの?」

黒妻「ほれ」ヒョイッ

姫神「ん……何?」

黒妻「ま、普通は分からねぇよな!」ククク!「坊主は分かるか?」

香焼「さっきから、ぼーずぼーずって。ちゃんと名前はあるす!」

黒妻・姫神「聞いてねぇもん」「聞いてないもの」

香焼「……もういいや。で、この500円玉が……ん?」

黒妻「お。分かったか?」

香焼「こ、これ軽い!? まさか偽硬k、むぐっ!!?」

黒妻「おいバカ。あまり大きな声出すな! 風紀委員にばれたらどうする?!」アタフタ!

姫神「そぅくーるがい。ね」シラー...
257 :2010/05/25(火) 23:20:01.29 ID:2HvEKmw0
黒妻「ま、コレを自販機に入れてやれば」チャリン「簡単にお釣りとジュースが……」


 シーン・・・・・・


姫神「……飲まれたわね」

香焼「飲まれたすね」

黒妻「」


姫神「わたるんの秘密道具ー(笑)♪」

香焼「簡単にお釣りとジュース(笑)」

黒妻「」プルプル......
258 :2010/05/25(火) 23:30:00.74 ID:2HvEKmw0
プッチン・・・


黒妻「……わたるんの秘密道具、番外編」

姫神・香焼「「は?」」


黒妻「最初は『右脚』です」


姫神・香焼「……へ」


黒妻「リラックスしてぇ、軽く跳ねる……斜め30度からのぉ……」ブンッ!


 グワラゴワガキーンー―z__ッ!!


黒妻「ふぅ」


 オカネジャラララララ! ジュースダババババババ!


姫神・香焼「」( ゚д゚)゚д゚)
261 :2010/05/25(火) 23:43:23.65 ID:2HvEKmw0
黒妻「……やってやったぜ、美偉!」

香焼「いやあぁぁぁ! 自分は共犯じゃないすよおぉぉ!!」

姫神「……あーめん」

黒妻「ほれ、冷やしカレーだ。好きなだけ持ってけ。ぼーずも、欲しいの持ってっていいぞ」オゴリダゼ!

香焼「あーん! もう教皇代理っ! ステイルっ! 早くきてぇ!」ビエェェン!!

黒妻「オレはこのムサシノ牛乳(缶牛乳)を頂くぞ」プシッ

姫神「……牛乳なのに。缶ってどういうこと」プシュッ

香焼「アンタのカレーもだよ、バカヤローっ!!」



――――――――――――――――――【物陰】


御坂妹「あの革ジャン野郎! 何が『やってやったぜ』だ、この嫁泣かせ! とミサカは心底呆れます!」
262 :2010/05/25(火) 23:56:37.88 ID:2HvEKmw0
黒妻「ああ。やっぱムサシノ牛乳だな……ぼーず、身長伸ばしたいなら牛乳だぜ」グッ!

   「あ、低脂肪のヤツはダメな。そのまま飲んでも美味しくない。シリアルに混ぜても最悪だぞ」

香焼「知らないすよぉ!」

姫神「……ううぅ。不味い」ゲェ...

香焼「だ・か・ら、言ったじゃないすか!!」


スタスタ・・・


ステイル「何をしているんだ、コウヤギ」

建宮「って、うわっ! これオマエがやったのよ?!」

香焼「この牛乳野郎すよ、バカヤローっ!」
268 :2010/05/26(水) 00:16:43.24 ID:qKcYZlA0
ステイル「おや? 吸血殺し、君までどうした」

姫神「……彼らが困っていたところを。助けて(?)くれたわ」

建宮「おう、香焼。なかなか良い女の子、捕まえたのよな!」ハハハ!

香焼「ど・こ・がすか! ゲテモノジュース好きなんて守備範囲じゃないすよ」

黒妻「ぼーず。保護者見つかってよかったな!」

香焼「教皇代理は兎も角、こっち(ステイル)は同世代すよ!」

姫神「……嘘吐きは。不為者の始まり」

黒妻「だってこのアンちゃん、煙草吸ってるじゃん」

香焼「アッチが異常なの! 不良すよ!」

建宮「確かにな」ハハハ!

ステイル「むぅ……」
269 :2010/05/26(水) 00:25:11.49 ID:qKcYZlA0
建宮「兎に角、身内が世話になったのよね」ペコリ

黒妻「いやいや、何もしてないよ」

姫神「寧ろ。迷惑しか。かけてない」ボソリ

ステイル「まあ、今はコレぐらいしか無いが」ゴソゴソ「受け取ってくれ」

黒妻「……煙草? なんで?(洋物じゃん。すげぇ!)」

ステイル「君、吸うだろ」

香焼「なんで分かったんすか?」

ステイル「ニオい、かな(それに多分、コイツは土御門と同程度に……強い)」

香焼「え」ヒキィ・・・

建宮「え」シラー・・・

姫神「え」ドキッ!

黒妻「いや、すいません。心に決めた人が居るんで」マジムリッ!


ステイル「酷い偏見を見た……」
270 :2010/05/26(水) 00:34:09.28 ID:qKcYZlA0
建宮「まぁ、ありがとさん。また何処かであったらヨロシクよな」

香焼「二度と会いたくないす……ま、牛乳は一本貰っていくすよ。どーも」スタスタ・・・

ステイル「あれが日本の『つんどら』というヤツか……では、さようならだ。
 
     「そうだ、吸血殺し。あまり『彼』に振り回されるなよ」フフフ!

姫神「……そうしたいのは。やまやまよ」ハァ...

   「私も帰るわ。一応。ありがと」テクテク・・・



黒妻「不思議な御一行様だったなぁ」


   「……自販機、どうしよう」ヤベェ!
271 :2010/05/26(水) 00:44:05.45 ID:qKcYZlA0
黒妻「……」キョロキョロ

「まぁ、仕方ねぇな……仕上のとこの挨拶代わりに持ってくか」ゴソット!


 ブウゥーン・・・キキィ!


浜面「おーい、兄貴ぃ。お待たせ!」

黒妻「丁度いいな。今行く!」


――――――――――――――――――【物陰】


御坂妹「っ?! HQ! 此方スネーク! とミサカは慌てます」

海原 ~どうした?~

御坂妹「追跡対象が車にて移動! 接触者は『浜面仕上』です! とミサカは指示待ち族です!」

海原 ~……わかった。HQ(此方)から追って場所を連絡します。それまで待機で頼みます~

御坂妹「了解……とミサカは師匠を信じます……」アララァ・・・
281 :2010/05/26(水) 21:21:27.82 ID:qKcYZlA0

ブウウゥゥゥゥン・・・


黒妻「なぁ」

浜面「はい」

黒妻「そういや、仕上の仕事って何なんだ?」

浜面「えっ!? (誤魔化し考えてなかったよ。どうする……俺!)」

   「え、えっと……なんて言うのかなぁ」ウーン...

黒妻「……まさか、莫迦な仕事じゃあ、ねぇよな?」ギロリッ!

浜面「ち、違うよ! ざ、雑用っていうか、パシリっていうか……『足』や『買出し』任されてるんだ」

黒妻「……ふーん。ま、信じるぜ」

   「少なくとも、オレは昨日の仕上の言葉、嘘じゃねぇと感じたからな」ククク!

浜面「兄貴……ありがとう」ジワッ...
282 :2010/05/26(水) 21:37:12.56 ID:qKcYZlA0
黒妻「ところで、火ぃ有るか? さっき貰った『上物』、一本吸ってみてぇんだ」

浜面「あ、はい。運転席の後ろネットに。好きなの自由に取ってください」

黒妻「あいよ」ゴソゴソ「お! マッチか……ん?」

浜面「どうしたの?」

黒妻「『ばにぃ’s はーまづぅら』……ってなんだ、これ」

浜面「」


   「あんのバカ女共!!」



――――――某マンション一室



フレンダ「あれ?」

麦野「どったの?」

フレンダ「悪戯(浜面弄り)用に作った『マッチ』が……足りない」

絹旗「なんですか、それ」

フレンダ「んー……内緒。ま、結局そんなのどうでもいいし」

絹旗「超理解不能です」ハァ?


滝壺「―――(ジジジ)……ふぅ」ケムリィ!


絹旗「……何も見えないし、聞いてませんし、臭いません!」

麦野「我らがアイドル滝壺ちゃんは煙草なんて吸わないし、ゲップやおならだってしないんだ!」チョクシシネェゾ!
285 :2010/05/26(水) 22:27:51.54 ID:qKcYZlA0
―――青年説明中...


黒妻「あははは! なんだ、オマエ女職場でからかわれてるのか!」

浜面「笑い事じゃないっすよ……」

黒妻「ククク、悪い悪い……ま、折角だしコレ貰うぜ」ボッ!

浜面「なんか心配になってきた。兄貴……誘ったの俺だけど、今なら引き返せる」

黒妻「なぁに、男に二言は無ぇよ」ジジジ「っ……クうゥ! これフィルター付の葉巻か!」

浜面「……とやかく言いませんが、見ず知らずの人から貰った怪しい煙草、よく吸えますね」

黒妻「男は度胸だぜ……くハァ! クラクラするぞ」

浜面「はぁ……あ、もう少しで着きますよ」

黒妻「ん、おうよ」


―――とある貸し宿


ステイル「ん?」

建宮「どうした」

ステイル「……いや、さっきの男。見ず知らずの人間から貰った煙草を良く吸えるな」

香焼「え。あれ何か術式、施してたんすか?」

ステイル「ああ。『追跡』のルーンがフィルターに掛かってる」

建宮「……え」ヒキィ!

ステイル「そろそろ、殴らせてもらっていいかな」キッ

香焼「喧嘩は止めて欲しいすよ。女皇帝に叱られます」

建宮「香焼はマンモーニ(ママっ子)なのよね」ハハハ!

香焼「ステイル。この人、ヤっちゃって!」ガァ-!

ステイル「興が冷めたよ……そろそろ、牛深達との合流時間だ」
286 :2010/05/26(水) 22:37:16.73 ID:qKcYZlA0
 ブウウゥゥン・・・キキィ...


浜面「此処が俺の職場の一つです」

黒妻「職場の一つ?」

浜面「えっと、何でも屋みたいな仕事だから、職場は問わないんだよ」

黒妻「へぇ(変なの)」

浜面「えっと、とりあえず……多分アイツらが、兄貴に失礼かけると思うけど大目に見てやって」

黒妻「大目にも何も、オレは雇われだ。文句はつけないぜ」

浜面「そう言って貰えると助かるよ……此処の最上階ね」

黒妻「あいよ」テクテク・・・


――――――マンション一室


麦野「アンタら。準備はいいか!」

フレ・絹旗・滝壺『おー!』
287 :2010/05/26(水) 22:46:21.50 ID:qKcYZlA0
 エレベーターッ! チンッ!


黒妻「立派なマンションだ。仕上、もしかして高給取りか」ハハハ!

浜面「ま、まぁそこそこかな(色々話せない事情もあるし……)」

黒妻「あ、でも……オレこんな格好(革ジャン、レザーパンツ)で良かったの?」

浜面「今日は挨拶だけでしょ? それに皆、私服だから」

黒妻「そっか。じゃあ高い菓子じゃなく、このお土産(大量の缶ジュース)でOKだな」

浜面「ははは。寧ろ、土産なんて無くていいのに……さあ。この部屋っすよ」

黒妻「おう。何か緊張してきた」

浜面「大丈夫だって……んじゃ、インターホンを……」


 ピンポーン・・・


??『どうぞ。浜面』

浜面「……ん?」

黒妻「どうした?」

浜面「いや。超違和感が……なんだろう」ブルルッ!
289 :2010/05/26(水) 22:55:12.68 ID:qKcYZlA0
浜面「まぁ仕方ない……ただいまぁ」ガチャリ...

黒妻「失礼します」


??『此方に来なさい』


浜面「は? むg……ボス?」

??『彼をつれてきなさい、浜面』

黒妻「なんか、格好良い声の女性だな。仕上の上司は」

浜面「え……(おかしい)」

   「おい。ボス……何か企んでんじゃねぇよな?」

??『何を言ってるの? 私はいつも通りじゃない』

浜面「胡散臭え」

黒妻「なんだよ。ボオッとすんなんって。オレが先に行くぜ?」ガチャリ...

浜面「ちょ! 兄貴待っ……」

黒妻「おお! すげぇ!」




浜面「」ナンジャコリャ・・・
290 :2010/05/26(水) 23:02:45.60 ID:qKcYZlA0
麦野「貴方が黒妻さんね。浜面から聞いていました」

黒妻「はい。仕上(弟分)がお世話になってます。えっと……」

麦野「ふふっ、麦野(ばくや)よ。ヨロシクね」

黒妻「はい、バクヤさんですか。これ、つまらない物ですけど、どうぞ」ジュースノヤマァ!

麦野「あらあら、態々気を使わせてしまったわね。ありがとう」ニコッ!

黒妻「いえいえ……しかし、スイマセン」

麦野「え?」

黒妻「仕上に、職場は私服だと聞かされていたものですから……仕上! 皆、スーツじゃねぇか!」

麦野「あら? おかしいわね」フフフ



浜面「」
291 :2010/05/26(水) 23:27:44.96 ID:qKcYZlA0
麦野「職員を紹介するわ。此方、秘書兼オペレーターの壺滝さん」

滝壺「よろしく」ニコッ

麦野「そちらの右、金髪碧眼が通訳兼事務のフレ=ンダさん」

フレンダ「フレです。ヨロシクです」ハアァイ!

麦野「左が、警備員SPの旗絹さん」

絹旗「……」ペコリッ

麦野「そして最後に彼、運転手兼主夫(パシリ兼オモチャ)の浜面くんよ」


姫方『よろしくおねがいします!』


黒妻「おお! すげぇ! あれか、外資系とか言うやつか!」キラキラ!




浜面「」
292 :2010/05/26(水) 23:42:20.39 ID:qKcYZlA0
浜面「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

   『俺は扉を開けて、クソ生意気な女衆(滝壺を除く)の顔を拝む筈だったのが……

    眼鏡をかけた艶っぽい女教師風美女三名並びちびっ子サングラスSPさんの姿を見た』

   な……何を言ってるのかわからねーと思うが、俺も何を見たのかわからなかった……

   頭がどうにかなりそうだった……

   心理催眠(マインドコントロール)だとか、超勘違いだとかそんなチャチなもんじゃあ、断じてねえ。

   もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」


黒妻「オマエ、何言ってんだ?」

浜面「……兄貴、部屋間違えたみたいだ。さあ、帰ろう」ハリー・・・ハリィッ!

黒妻「ハァ?」ワケワカメ!
293 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/26(水) 23:46:57.68 ID:UgzPJgAO
まぁ黒妻さんワカメ頭だし痛い痛い痛い痛い
294 :2010/05/27(木) 00:00:47.43 ID:Rf8sxMg0
冷蔵庫「>>293。後で体育館倉庫な」



麦野「浜面くん。喧しいわ」ギロッ

浜面「どっちがだ!」

麦野「……旗絹。浜面を黙らせなさい」ユビパッチン!

絹旗「超了解」ガシッ

浜面「お、おいばかやめろ! 放せ!」ギャーギャー!


黒妻「……」タラー・・・

麦野「……さて、黒妻さん」

黒妻「あ、はい」

麦野「面接始めましょうか」

黒妻「え? マジすか……(どうしよ。志望動機とか『オンシャの云々かんぬん』でいいのかな)」

麦野「ふふっ、緊張しなくていいわ。軽い質問程度だから」

黒妻「……それなら」

麦野「じゃあ、最初の質問―――」
295 :2010/05/27(木) 00:07:39.23 ID:Rf8sxMg0
麦野「浜面との出会いは、何時、何処で?」

黒妻「……は?」

麦野「まんまよ?」

浜面「おい! むg、むぐぅ!」ガシッ!

絹旗「超黙りやがれです」


黒妻「……えっと、オレと仕上の『身上』になるんすけど」ゼンカモチィ・・・

麦野「構わないわ。此処に居る全員が『訳あり』よ」フフッ

黒妻「……なら、お話してもいいかな」


浜面「んんんんっ! (兄貴ぃ! ソイツに騙されちゃダメだっ!!)」

絹旗「うっさい!」ゴン!


滝壺(きぬはた、はまづらに馬乗り……いいなぁ)
296 :2010/05/27(木) 00:17:09.25 ID:Rf8sxMg0
黒妻「仕上に初めて会ったのは、もう何年前になるかなぁ……」

   「当時、オレがあるスキルアウトのボスをやってた時、コイツらのスキルアウトと衝突したんだ」

麦野「へぇ……続けて」

黒妻「オレら(ビッグスパイダー)はコイツんとこ程デカくなかったが……少数精鋭ではあった」

   「ま、昔はオレ自身驕ってたから、喧嘩もスキルアウトの華だと思って……バカやりあったんだ」

   「それで、コイツらとなんやかんややってる最中に……変な友情なんかも芽生えてな」ハハハ!

麦野「そう……で? 昔の浜面はどんなだったの?」


浜面「んぐぐ! んんんふ! (麦野! やめろぉ!)」ジタバタ!

絹旗「こ、こら! 暴れるな!」


滝壺(きぬはた、変わってくれないかなぁ……)
298 :2010/05/27(木) 00:22:44.46 ID:Rf8sxMg0
黒妻「昔の仕上かぁ……金魚の糞で三下だった!」

フレンダ「へぇ(結局、今もだけどね)」ニヤニヤ

麦野「具体的には?」

黒妻「基本、駒場……コイツの当時のリーダーな。それにべったりだったぞ」

   「ただ、それでも実は強いやつでな……コイツの裸見た事あるか?」


麦野「え」

絹旗「え」

フレンダ「え」

滝壺「うん」


一同『……え!?』
299 :2010/05/27(木) 00:34:39.14 ID:Rf8sxMg0
浜面「滝、壺……さん? 何、言ってんの(な! お、オレ達はまだKENZENな関係だろ?!)」

滝壺「あるよ(こっそり、だけどね)」

絹旗「……超浜面ですね。不潔!」バシッ!

フレンダ「三枚に下ろしましょう!」ジャキン!

黒妻「仕上……女を知る歳かッ!!」ニヤリ!


麦野「……ねぇ、浜面くん」

   「ブ・チ・コ・ロ・シ、確定ぃ……ッ!!(社内恋愛はダメじゃない……)」ニコッ!

浜面「本音と建前、逆ですボスゥ!!?」ガタガタ...
301 :2010/05/27(木) 00:47:43.13 ID:Rf8sxMg0
浜面「」チーン・・・


黒妻「と、兎に角。コイツは努力家だから、人一倍身体はできてるよ(上司さんオッカネェ……)」

麦野「そぅ」

黒妻「ああ。オレに喧嘩の方法教えてくれってしつこくてさ……駒場に聞けって言ったら……」

   「兄貴のが強えよ、ってね……買い被り過ぎだっつーの」ハハハ!

   「まぁ、確かに体格的に仕上はオレに近いからな。丁度良かったのかもしれない」

フレンダ「クロツマは、何か武術を?」

黒妻「いや、我流だよ。ただの『喧嘩屋』スタイルさ」

絹旗「成る程。確かに浜面も、超不良スタイルですからね」フムフム


麦野「(へぇ、多少腕前はあるのね)……因みに貴方、銃器は使ってたのかしら?」
303 :2010/05/27(木) 01:00:00.63 ID:Rf8sxMg0
浜面「(ハッ!!) む、むg……ボス!!」

麦野「気に障ったらごめんなさい。ただの興味本位(大丈夫よ。彼を暗部には引き込まないわ)」

黒妻「別に。使えますが……使おうとは思えませんね」

滝壺「どうして? 敵は使ってるんじゃ」

黒妻「……例えばだ。ありきたりだが、よ」


   「[ピーーー]覚悟が有るからチャカを持つ。殺られる覚悟が有るからチャカを持つ……」


   「悪いがオレは温いんでね。甘ちゃんと笑ってくれてもいいぜ」ククク!

麦野「……いえ(やはり、暗部向きではないか)」

浜面「……兄貴の名誉の為に言っておくが、この人はスンゲェ動体視力が良い」

黒妻「仕上……あんま、ベラベラ言うな」

浜面「スコーピオン程度の連射なら、撃たれる前に接近されるぞ」


一同『っ?!』
304 :2010/05/27(木) 01:08:00.92 ID:Rf8sxMg0
黒妻「だから、買い被り過ぎだっつーの!」ポコッ!

浜面「痛ぇっ!」


麦野「す、凄いわね(真偽は別に、幻想殺しや『グループ』のグラサン並の身体能力か)」

フレンダ「ま、まぁ、でも。今は結局、カタギなんですよね」

黒妻「ああ、無論だ。少年院にブチ込まれるのは、もう懲り懲りでなぁ」


   「それに……女を泣かせちまう。そいつぁ、いけねぇな」ニヤリ・・・


一同『……ひゅ~』ポッ
305 :2010/05/27(木) 01:16:47.01 ID:Rf8sxMg0
麦野「ありがとう。参考になったわ」

黒妻「いえいえ……今の質問、何か意味あったんすか?」

麦野「言ったでしょ、興味本位。人事面接なんて、それの延長よ」フフッ

黒妻「へぇ。オレ、バカだから真面目に面接練習なんてした事無かったんすよ」ガッコウフケテタシ!

麦野「ふふっ、中々男らしい人ね」

黒妻「ははは! 褒めても何も出ませんって」

滝壺「おもしろい人」

絹旗「ですね……私からも、質問良いですか?」

黒妻「ん、ああ」

絹旗「ズバリ! 貴方は浜面の超何なんですか?」

黒妻「へ?」

浜面「意味わかんねぇよ、オマエ」

絹旗「バカ面には聞いてません!」

黒妻「ははっ、面白い嬢ちゃんだな! そうだな、そのままだよ……」


   「超兄貴分かな。オレは仕上を信じてる」
306 :2010/05/27(木) 01:23:28.98 ID:Rf8sxMg0
黒妻「仕上は、久しぶりに会ったが……すっかり男の顔になってた」

   「でも、まだまだヒヨっこだからな。オレや美偉……オレの後輩が面倒見てやんなきゃいけねぇかなと思ってるよ」

   「保護者面して悪いな。スキルアウト出身の変な縦社会意識だよ」ハハハ!

浜面「ったく。何時までも子ども扱いして……」ハズカシィ!


滝壺「おにいさんおとうとさんをわたしにくd」

麦野「そこまでよっ! このちゃっかりうっかり!」ビシッ!

滝壺「……チッ」

フレ・絹旗(ナイスリーダー!)


黒妻・浜面『へ?』
316 :2010/05/28(金) 00:38:08.02 ID:27trcVQ0
滝壺「私からも、質問いい?」

黒妻「ん? 何です?」

滝壺「……はまづらの、モトカノとかは?」

麦野・フレ・絹旗『な!!』

浜面「た、滝t……うぎゃっ!」

絹旗「超黙ってろ!」チョークチョーク!

黒妻「それまた、どうして?」

滝壺「……言わせないで」

黒妻「ほぉ……へぇ」ニヤニヤ

浜面「なにさ、この拷問」ハァ...
317 :2010/05/28(金) 00:46:55.33 ID:27trcVQ0
黒妻「仕上の恋愛事情か……聞かなかったなぁ」

浜面(ほっ)

黒妻「基本、野郎共でつるんでたからな。周りに女居なかったぜ」

女衆『へぇ(うん。浜面は新品ね!)』

黒妻「でも、あの『じゃんじゃん』警備員と仲良かったよな! 仕上(達)!」ハハハ!


浜面「」

女衆『……は?』


黒妻「オマエ、巨乳好きなのか? じゃなきゃ、15回も『デート(留置所)』行かねぇよな」

浜面「な!! じゅ、14回です! ……あ」


女衆『……ふーん』


浜面「」オワタ!
320 :2010/05/28(金) 01:00:41.82 ID:27trcVQ0
浜面「よ、黄泉川はそんな対象じゃねぇ!」

黒妻「照れるな照れるな!」


麦野「……『表』に、宣戦布告しようかしら」ボソリ

滝壺「むぎの、ついてくよ」ビシッ!


黒妻「で、バクヤさん。これで終わりかい?」

麦野「そうね……皆は、他に何か無いかしら?」

フレンダ「えっと、じゃあはい!」

麦野「はい、フレさん」

フレンダ「クロツマ、ホラーは得意?」

黒妻「へ? ほ、ホラー? まぁ、好きでも嫌いでも」

絹旗「超B級、C級こそ至高ですよ!」

浜面「いや、誰も聞いてねぇよ」

黒妻「お! それは分かる! 特にホラーゲームとかのBC級(クソゲー)好きだぜ」グッ!

絹旗「……超同志! 流石黒妻! 浜面とは一味二味違います!」


一同(無いわぁ……)
323 :2010/05/28(金) 01:09:33.17 ID:27trcVQ0
黒妻「学園都市のゲーム会社や映画制作所はクオリティ求めるから、何かどれも同じに見えるのが難点だな」

絹旗「分かる! 超分かります! やっぱり多少欠陥でも個性が超必要ですよね!」

黒妻・絹旗「「いえーい!」」バシッ!


フレンダ「……質問、いいかしら」ハァ・・・
324 :2010/05/28(金) 01:21:16.95 ID:27trcVQ0


黒妻「あ、すいません」ペコリ

フレンダ「いいわ。でね……実は私達の『仕事』にはホラーがつき物って訳なの」

黒妻「はい?」

フレンダ「例えば……可愛げな女の子が、車をぶっ飛ばしたり」

黒妻「え、それホラー?」

浜面「まあ、おっかないっちゃおっかないっすよ(生命活動的な意味で)。そういう意味では兄貴も同じだけどね」

黒妻「え? なんでよ?」

浜面「駆動鎧とタメ張れる無能力者の兄貴も化け物です」

フレンダ「(確かに、化け物だ……)他にも、例えば、謎の発光物質の片腕・片目女」


麦野(ヴォン……)キュイイイィィィン...


浜面「ぎゃあああああ!!」ガタガタ!

黒妻「ん? どうs」

浜面「兄貴! 後ろ向いちゃダメだ!!」ガシッ!

黒妻「うをっ」
325 :2010/05/28(金) 01:28:43.55 ID:27trcVQ0
フレンダ「更には……上半身と下半身が、パージする女」

黒妻「なにそれ! 格好良い! Vガンみたいな感じか!?」キラキラ!

麦野「ヴぃ、Vガン? 新手の兵器?」

絹旗「さぁ?」

滝壺「一話に一人は勿論、平気で云十人[ピーーー]アニメ」

麦野・絹旗『え?!』


フレンダ「(調子狂うわね……)でも、結局……ホンモノを見ても平気でいられるかしら」

浜面「な!? おいバカ止めろ!!」

黒妻「へ?」
326 :2010/05/28(金) 01:37:17.30 ID:27trcVQ0
*ここから先は半分冗談でとらえてネ!


スゥ・・・オープンゲッ!!


フレ「これでも・・・」

ンダ「驚かない?」


一同(あの下半身どうやって喋ってんだろう?)


黒妻「わお……今時の奇術(マジック)はレベル高いな」ハハハ...

フレ「マジックじゃない訳よ」ドヤッ!

ンダ(テクテク……)



黒妻「」
328 :2010/05/28(金) 01:45:02.05 ID:27trcVQ0
麦野(あーあ、引いてるよ)クネクネッ

浜面(オマエもそれ、やめろっつの)

絹旗(というか、何がしたいのか超意味不明です)

滝壺「神の見えざる意思(作者の暴走)かな……」



フレ&ンダ(ふふっ! 驚いてるわね!)

黒妻「……なぁ」

フレ「はい」

黒妻「失礼」ガシッ!

ンダ「は?                   へ?」ナン・・・ダトッ?!
330 :2010/05/28(金) 02:02:44.47 ID:27trcVQ0
黒妻「ほー……しっかりできてんな」ペタペタ

フレ「なっ?! 何処触って、ひゃん!!」

黒妻「モーター? いや、どっかに糸でもついてるのか」サワサワ

フレ「い、いやぁ……もう、やめ、ひうっ!」ビクッ!



麦野「わお」

滝壺「くろつま、大胆」

浜面「……はっ! だ、ダメだ兄貴! それマジ物の下半身だって! 女の子の!」

絹旗「浜面、目隠してないで止めたらどうですか?」




--------------とあるケーキバイキング




固法「……む」

白井「もぐもぐ。どうしました?」

固法「泥棒猫の気配」ボソリ

初春「はあ……そんなことよりそっちのミルフィーユ美味しいですよ!」

固法「……遠慮しないわね」

白井「バイキングですし、先輩の奢りですので」ニコッ!

固法「はぁ……」
331 :2010/05/28(金) 02:10:35.35 ID:27trcVQ0
黒妻「いやぁ悪い悪い! それフレさんの能力だったのか」ハハハ!

浜面「いえ、冗談でからかったコイツが悪いんです(なんとか、誤魔化せた……)」


フレ「結局、はぁはぁ……」

ンダ「汚された……訳、ね」ショウテン!


麦野「ま、自業自得よね」

絹旗「超変態! 変態!」

滝壺「だいじょうぶ。間違った方向へ頑張ろうとしているふれんだも、応援するよ」
332 :2010/05/28(金) 02:21:36.66 ID:27trcVQ0
*きちんとしたお話に戻ります。



麦野「まぁ、とりあえず合格です」ニコッ

黒妻「はい。ありがとうございます!」ペコリ

麦野「仕事内容は追って連絡させるわ。後、送迎に浜面くんを送るから……くれぐれも『勝手に、一人で』来ない様に」

黒妻「え、あ、はい。わかりました」

麦野「物分りが良くて助かるわ。これ、私の連絡先ね。悪用しちゃダメよ」フフフッ


浜面(麦野がふっつうの先輩OLみたいだ……)

絹旗(表面だけでも私達に、ああやって接して欲しいです)

滝壺「仮面は、ぼろがでるよ」ボソッ

浜面・絹旗「「え?」」


フレンダ「」チーン...
333 :2010/05/28(金) 02:38:55.36 ID:27trcVQ0
黒妻「しかし、此処の職場……あれ? 会社名聞いてなかった」

浜面「あ、え、えっと……」

麦野「『道具屋』です」


アイテム一同(まんまじゃん!)


黒妻「ははは、すいません。道具屋の皆さんはしっかりしてるなぁ」

麦野「ええ、自慢の職場です」ニコッ

黒妻「バクヤさんだって、若いのに社長だなんて。オレなんかこの歳でチンピラだっていうのに」クショウォ!

麦野「(わ、若い!!)……因みに、私いくつに見えます」



浜面「あのバカ何聞いてんだよ……って、え?! 滝壺さん! なんで絹旗とポジション変わってんの?!」

滝壺「変わってもらった。てへっ」クロフクグラサン!

絹旗「おお……どうですフレンダ! 超大人っぽく無いですか?」ジョキョウシスタイル!

フレンダ「……ガボガボで着せ替え人形みたい」

絹旗「ああもう畜生です!!」
334 :2010/05/28(金) 02:45:22.24 ID:27trcVQ0
黒妻「うーん……17か18くらいじゃないですか? あ、間違ってたらスイマセン」



麦野「」



浜面「うわー。笑顔で気絶してるよ。アイツ普段二十歳オーバーで見られるからなぁ……ってだから滝壺! 馬乗りなるな!」

滝壺「はまづら、硬いよ……(腹筋が)」

絹旗「超不潔です!」

フレンダ「ちびっ子教師の教育指導入りました」プププ!
335 :2010/05/28(金) 02:53:31.76 ID:27trcVQ0
麦野「……か」プルプル...


一同『へ?』


麦野「歓迎会するわ!! 全部私持ちよ! 好きなの頼みなさい!!」

黒妻「は?」

浜面「(お! 麦野の機嫌が良いぞ!)社長! 最高!」

フレンダ「(浜面、結局乗る気な訳ね!)歓迎会賛成です!」

絹旗「(こんなに超気前の良い麦野、当分無いです!)わーい!」


滝壺「現金だね、みんな」ボソッ
336 :2010/05/28(金) 03:04:36.66 ID:27trcVQ0
てなところで今日はおしまい。
今後の展開として……

①「いや、嫁が待ってるので……すいません」(このりんルート。>>310 >>311コレでいいだろ!!)

②「じゃあ、お言葉に甘えて……御願いします」(アイテムと厄介事ルート)

③「***」(その他)

……です。

いつも通りアンケート協力、並び意見・助言をよろしく御願いします。
ではまた明日! ノシ
337 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/28(金) 03:16:42.37 ID:AsJAwFMo
②の現場にこのりん
338 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/28(金) 06:51:44.40 ID:3wzeU/w0
そりゃ②でしょ
339 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/28(金) 06:59:56.34 ID:yauE1BI0
②で>>337の案に一票
340 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/28(金) 07:13:45.88 ID:i/FRd.DO
>>337
天才じゃねw

②で修羅場→①、仲直り『にゃんにゃん』ルートに決まったな!!
341 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/28(金) 09:52:39.29 ID:jecrg6AO
麦のんとこのりんが黒妻さんを賭けて巨乳対決勃発ですね。
342 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/28(金) 09:52:49.57 ID:8hzV8AAO
>>340がいいこと言った
343 :2010/05/28(金) 21:12:25.80 ID:27trcVQ0
ただいま!

ああ、もうおまえら惚れ惚れするほどの変態さんだぜ!
今日はお酒入れて掛かるしかないな!
345 :2010/05/28(金) 21:24:13.19 ID:27trcVQ0
黒妻「嬉しいんですが、よm……後輩が帰り待ってるんで」

麦野「フレ! お店押さえなさい! 値段は気にしなくていいわよ。この『若手』社長の私が全持ちだから!」

フレンダ「イエス、マム!」

黒妻「えっと……美偉に連絡しないとなぁ」

浜面「社長! 車準備できたぞ! 代行の準備もOKだ!」

麦野「浜面くん手際がいいわね」

浜面「いやぁ、『若い』社長のオカゲっすよ(今のうちに煽てとこ)」ニヤッ

麦野「……今月、給料アップ申請しとくわ」ジーン...

浜面「あざーっす!!」ウハッ!


アイテム一同(浜面に先越された!)


黒妻「あはは……」
346 :2010/05/28(金) 21:48:05.78 ID:27trcVQ0
黒妻「ああ、仕上……美偉の電話番号教えてくれ」

浜面「もう登録済みっすよ。いの一番です」

黒妻「どーも……すいません。電話かけてきます」

麦野「はいはい! フレちゃん、まだ予約取れないの!?」

フレンダ「取れました! 麦酒と鮭料理が美味しい料理屋です!」

麦野「GJよ!」


絹旗「超まずいです……ポイント稼がないと!」グッ!


滝壺「ばかばぁっか、だね」ハァ・・・
349 :2010/05/28(金) 22:38:38.55 ID:27trcVQ0
―――とある女子寮



固法「―――~~♪」ルンルン!「よしっ! かんせー!」


   「準備はコレくらいでいいかな。ちょっと奮発しすぎちゃった」テヘッ


   「あとは先輩が帰ってくるのを待つだけ……それにしても、今日は大変だったわ。強欲後輩どもめ……」チラッ


   「……シーツも新品だし」キャッ!


Prrrrrrrr・・・


固法「ん? 非通知? あ、もしかして浜面くんから携帯受け取ったのかも!」


  Pi!


固法「はい。固法です!」

黒妻『おう。美偉か』

固法「先輩! 携帯ゲットしたんですね」

黒妻『ああ。オマエがイの一だよ。仕上に感謝だな』

固法「へへへ♪」ニカッ!
350 :2010/05/28(金) 22:47:49.43 ID:27trcVQ0
固法「あ、先輩今何処です? 迎えいきますよ」

黒妻『あー、それなんだが……』

固法「はい?」

黒妻『えっと、仕上に紹介してもらった職場が、オレんこと雇ってくれるって言ってな』

固法「え、おめでとう! 早いですね。即日採用なんて」

黒妻『ん、ああ……それで、な……』

固法「ご馳走作ってて正解でした! ふふっ、楽しみにしてくださいよぉ!」ニコニコ



黒妻『』コマッタ...
353 :2010/05/28(金) 23:01:48.37 ID:27trcVQ0
―――とあるマンション一室


絹旗「むg……バクヤ『超若やり手』社長! こ、此処は宅呑み超歓迎パーティーなんてどうでしょう!」

麦野「そ、そうね! それもいいわね!」

フレンダ「え! 結局、予約取っちゃいましたよ!(てめぇチビガキ!!)」

滝壺「……私達、みせいねんだよ」ハァ...


 ギャーギャーガヤガヤ!!


固法『え……女の人……』

黒妻「あ、え、いや! なんつーか……」

浜面「ん? (あ、ヤバい。フォロー入れねば)……兄貴。変わって」ボソリ

黒妻「ん。おう……美偉。仕上に変わる!」

固法『え、あ』

浜面「電話変わりました。もしもし、固法さん?」

固法『あ、浜面くん』
354 :2010/05/28(金) 23:09:20.77 ID:27trcVQ0
浜面「えっと、兄貴にオレの職場の雑務紹介しました! それで、社長が採用してくれるということで」

固法『あ、うん……そうなんだ』

浜面「(うわぁ、やりづれぇ)……それで、歓迎会がしたいってことで、その……」


固法『……そう、なんだ』

   『うん。いいよ……楽しんできて。先輩に変わって頂戴』

浜面「……はい」スッ

固法『もしもし』

黒妻「あ、美偉。えっと」

固法『仕方ないよ。楽しんできて……』

黒妻「あ……スマン。なるべく早く帰るさ」

固法『うん。でも気を使わなくてもいいですよ……職場の人に宜しく言って下さい』アハハ・・・
356 :2010/05/28(金) 23:46:28.51 ID:27trcVQ0
黒妻「美偉……」

固法『あ、ダメですよ。折角の歓迎会なんですから。ちゃんと歓迎されてきてください』

黒妻「……ごめん」

固法『あやまらない。帰り電話してくれれば迎え行きますから……』

黒妻「……ごめん」

固法『もう……いいのに。切りますよ』Pi!

黒妻「あ。まったく……(怒ってくれりゃあいいのに……)」

浜面「兄貴、なんかスイマセン……」

黒妻「ん、オマエが気にする事じゃねぇよ」


麦野「はぁまづらーくん。行くわよー!」


黒妻「……社長さん呼んでるぜ! 行こう」スタスタ...

浜面「二人とも、不器用だな……」テクテク...
357 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/05/29(土) 01:15:46.21 ID:eKyo2.I0
 Pi!


固法「……」ハァ・・・


   「作りすぎちゃった……」


   「誰か、食べてくれないかな……ははは、『誰か』なんて、失礼だよね……」


   「はぁ……」ギュッ・・・
360 :2010/05/29(土) 10:26:46.46 ID:eKyo2.I0
固法「……」パクッ「……冷めちゃった」モグモグ・・・


   「……おいしい、のに……ううぅ……」ポロポロ...


   「ばかみたい、ね。お酒でも……呑も……」シトシト...


   「碧美の冷蔵庫に、余ってたかな……あれ?」ガチャッ



冷蔵庫(アオミ)「……悪い。全部、飲んじまった」

冷蔵庫(ミイ)「オレんとこも、空だぞ」



固法「……買いに行こう」シュンッ
361 :2010/05/29(土) 10:35:54.34 ID:eKyo2.I0
―――第7学区、とある路地裏……



麦野「お・さ・け♪ さ・け・りょーり♪」ルンルン!

フレンダ「えっと、この路地裏からもう少し行ったビルの地下階段ね」

絹旗「わ、私こういうお店、超初めてなんですけど」ワクワク!

フレンダ「絹は……ハタキヌ、普段マセてるけど結局、歳相応のお子ちゃまな訳ね」プクク!

絹旗「だ、だって路地裏なんて『仕事』でもなければ来ませんもん!」プンプン!

滝壺「よしよし。きぬはたは、迷子にならないよう私と一緒にいようね」フフッ

絹旗「むきー!!」
362 :2010/05/29(土) 10:42:28.16 ID:eKyo2.I0
黒妻「……まだ残ってたんだな。地下犯華街」

浜面「『繁華街』って言ってください。まぁ……基本、学園都市は子供に酒も煙草も売りませんからね」

黒妻「その為にどっかの馬鹿が造った、『子供の違法街』だっけか……昔は良く来たが」

浜面「今も残ってるなんて、ですか?」

黒妻「ああ……まぁオレは成年(?)だからいいけど。お前らいいのか?」

浜面「はい、大丈夫(偽装ID使ってるからね)」ハハハ・・・

黒妻「ま、いいか」



フレンダ「おーい。此処だよ!」フルフル!
363 :2010/05/29(土) 10:55:20.46 ID:eKyo2.I0
―――その頃、みぃちゃん!


固法「あ、此処から近くだとお酒……あそこ(犯華街)しか売ってくれないや」

   「バイクで、行こ」テクテク・・・
368 :2010/05/29(土) 15:34:19.69 ID:eKyo2.I0
―――とある仮眠室


土御門「一方通行。手がかりは?」

一方通行「ンなもン、まるで無ェぞ。アノ資料、ホンマもンか?」

土御門「表にも配布している以上、確かだとは思うが……結標はどうした?」

一方通行「『帰る』だとよォ。オレも帰っていいですかァ? ンったく、一日中歩かせやがって……」

海原「いいのでは。どうせ、今日はもう見つからないでしょう」

土御門「……そうだな。やれやれ……とんだ骨折り損だよ」ハァ...

海原「それじゃあ僕も―――」


 Prrrrrrrrr・・・


海原「……ん? (スネークか……)」

   「ちょっと失礼」Pi!
370 :2010/05/29(土) 15:54:44.90 ID:eKyo2.I0
海原「どうしました?」

御坂蛇『此方スネーク。ターゲットを発見。アイテムと合流し、路地裏へ向かった模様、とミサカは定期報告します』

海原「ふむ、路地裏?」

御坂蛇『どうやら裏で【犯華街】と呼ばれる地下へ向かうようだ、とミサカは本物の蛇っぽく返事します』

海原「……了解です。引き続き宜しく……ところでNo.7はどうなりました?」

御坂蛇『他のミサカ達の監視下に……ターゲットが移動開始! 追跡を続ける! とミサカは少々焦り気味』

海原「ええ、気をつけて」

御坂蛇『ミサカ・スネーク、了解。オーバー』 Pi!



海原「……土御門。動きがあったようです」
371 :2010/05/29(土) 16:14:48.04 ID:eKyo2.I0
土御門「……『蜘蛛』か? それとも『7』か『忍者』か?」

海原「蜘蛛、ですね。アイテムと『犯華街』と呼ばれる地下に」

土御門「『犯華街』だと……まさか、ヤツらキャパシティダウンを見つけたか……」

一方通行「オイオイ、ナンですかァ。俺、ハブられてんの?」

海原「可能性として、無くは無いでしょう。我々(グループ)も動きますか?」

土御門「ふむ……(仮に現場にキャパシティダウンがあったら、ロリショタは使い物にならん)」

    「(加え、俺もレベル0とはいえ『肉体再生』が使えなくなるのは、痛いにゃぁ……)そうだな」

    「監視を付けよう。海原、オマエが行ってくれ。俺達は詳細が分かるまで待機だ」

海原「分かりました(まぁ、妥当な判断でしょうね)」

一方通行「てか犯華街って……普通に飯食いに行っただけじャァねェのか? 表向き『地下デパート』っつー、グルメスポットだろォが」


土御門・海原『Hahaha! そんなバカな!』ハハハ!

373 :2010/05/29(土) 16:34:20.07 ID:eKyo2.I0
海原「兎に角、僕は先行して彼らを付けます」

土御門「頼んだ。俺らは結標を拾って近くまで移動しておく」

海原「よろしく。形状はバンに積み込んでいるスピーカーでしたよね」

土御門「そうだ。ただ気をつけろ。バンとは限らない」

一方通行「ハァ? 資料だと、デッケェからナニかに積み込んでるっつってたじゃねェか」

土御門「……追加情報だ。アイテムの一人がキャパシティダウンの製作者に話を聞いた」

海原「見せてください」

土御門「待ってろ。今、映す……」キュイイイィィン!
374 :2010/05/29(土) 16:40:12.11 ID:eKyo2.I0
―――数日前、とある留置所


 コツコツ・・・


職員「……No.0226191。面会だ」

テレスティーナ「は? ……今更誰だよォ。まだ虐めたりねぇってかぁ?」

職員「無駄口を叩くな。面会時間は30分……どうぞ」


 ギィ・・・
375 :2010/05/29(土) 16:47:53.03 ID:eKyo2.I0
テレスティーナ「……誰だ、オマエ」


フレンダ「こんにちは。『キハラ』の子供達の一人。私はフr……鯖魔女とでも呼んで頂戴」

テレスティーナ「はァ? 何言ってんだよ……」

フレンダ「今から私のする質問に正直に答えてくれれば、罪が軽くなるって訳よ」

テレス(以下略)「司法取引ってか? 懲役180年の私にぃ? こりゃ笑えるなぁ!」ハハハ!

フレンダ「……応える気は、無いと?」

テレス「一昨日来やがれ」キッ!

フレンダ「……わかりました。また来ます」ペコリ


テレス「はんっ! 菓子折りもって来るんだなァ!!」
378 :2010/05/29(土) 17:32:05.48 ID:eKyo2.I0
―――グループ


一方通行「ハ? 今ので終わりかァ?」

土御門「いや、今のが一回目だ。現在、6回に渡って面会をしているらしい」

海原「……重要なところだけ抜き出せませんか? 何故か、見るのが億劫です」

一方通行「同感だな……それにあのアマ、なンか気に食わねェ」

土御門「はいよ……第4回目がそれっぽいな。かけるぞ……」キュイイイィィン!
379 :2010/05/29(土) 17:51:41.64 ID:eKyo2.I0
*半分ネタです。


 ~面会第4回目、再生~



フレンダ「こんにちわ、テレスティーナ」

テレス「お師匠さんよぉ……鯖缶は飽きって言ってるじゃねーか」ブーブー!

フレンダ「ほぉ……鯖の悪口を言いますか?」ニコッ!

テレス「っ!! い、いや何でも無いです! はい、鯖美味しいぃ~!!」ナミダメェ!

フレンダ「そうですそうです。ふふふ」


==========


一同『なにがあった!!?』
380 :2010/05/29(土) 18:05:10.34 ID:eKyo2.I0
フレンダ「さて、テレスティーナ。いい加減、話してくれませんか?」

テレス「……生産台数は言った。一番デカい電波塔も無能力者がバットでボコボコにしてくれたおかげでオジャンだ」

フレンダ「私が知りたいのは既存台数では無い訳よ。製作データは何処?」

テレス「そんな事よりマーブルチョコ食いたいなぁ」チラッ

フレンダ「……」スウ...

テレス「流っ石お師匠様だ! ……製作データだったわね。施設の私のPCに入れてたままの筈だけど」

フレンダ「それも結局、押収済みですが……見つかってない訳よ」ハァ・・・

テレス「……ク」プルプル...
383 :2010/05/29(土) 18:25:57.57 ID:eKyo2.I0
フレンダ「……何か?」

テレス「ククク! お師匠さんよぉ。アンタ、更正員ってのぁ嘘だな」

フレンダ「(ばれてる訳ね……)さぁ。例えば、私が貴女の処刑人だとしたら情報を提供しないの?」

テレス「まっさかぁ! そっちの方が大歓迎さ! なぁお師匠さん、私を殺してくれよぉ……」

フレンダ「……ふざけるのは、止めて欲しいものね」

テレス「ちっ……んだよ。つれねぇなー……アンタ、暗部の人間だろ?」

フレンダ「っ?!」

テレス「アッヒャッヒャヒャ! 顔に出すなよぉ。綺麗な顔が台無しだぜぇ?」ククク!


============


海原「このテレスティーナという人物……上層部とコンタクトを取っていた経歴は?」

土御門「アレイスターは否定している。が……理事の誰かが、という可能性は捨てられないな」

一方通行「けっ。結局、上(汚ェ大人ども)の関与がアルって事かよォ。反吐が出らァ」
385 :2010/05/29(土) 18:36:59.36 ID:eKyo2.I0
テレス「まぁいい。私とお師匠の仲だ……教えてやるよ」

フレンダ「……いいんですか? 貴女を不利にさせるかもしれませんよ?」

テレス「ハヒヒヒッ! 無理無理ぃ。お師匠ババ抜き苦手だろ?」

フレンダ「チームじゃ、二番目に強いです」

テレス「はっ、アンタ程度が二番目じゃそのチームはいずれぶっ壊れちまうだろうよ」

フレンダ「……」

テレス「一回しか言わない。よく聞け……」
386 :2010/05/29(土) 18:46:35.46 ID:eKyo2.I0
テレス「暗部は一筋縄じゃない。知ってると思うが、あんた等みたいな使い捨ての『ガキ(駒)』もいれば……」

    「マジで少数精鋭の、もしくは『切り札(ジョーカー)』的な闇もいる」

    「いいか? 奴等、上層部の本命の駒っていうのはねぇ……」



    「ガキ共みたいに頭弄られて無ぇ、天然の『化け物』の事を言うんだよ!」ヒャハハ!


フレンダ「っ……」ゾッ...


===============


一方通行「ンだこいつァ? イかれてンのかよォ」

海原「つまり、原石達の事でしょうか」

土御門「さぁな……(かみやん……)」
388 :2010/05/29(土) 19:27:53.93 ID:eKyo2.I0
テレス「まぁ、もっとも私も『天然産』なんて見た事無ぇからよぉ……上もそう簡単には見つけてねぇはず。兎に角、だ……」


    「上の連中らは、頭弄ってイカレちまったガキじゃなく……同じ自分の考えを持った『大人』に任務を委託する訳だよ」ククク!


フレンダ「つまり結局、警備員(大人飼い犬)の中に……製作データを盗んだ輩がいる訳ですね」

テレス「訳訳ぇ!」ヒヒヒ!

フレンダ「……口調を真似ないで。不快です」

テレス「おお、怖い怖い! 鯖缶地獄はゴメンだぜぇ……」


=============


海原「警備員の中に上(飼い主)へ噛み付いた人物がいるってことですか」

一方通行「いやァ、違ェな。上へ噛み付いたンじゃなく……」

土御門「上(理事)同士で下(ペット)の噛ませ合いをしている、か」

海原「しかし、何故?」

土御門「まぁ、続きをみろ……」
389 :2010/05/29(土) 19:40:47.10 ID:eKyo2.I0
フレンダ「しかし、納得できない。意味不明な点も多いですよ」

テレス「なぁに。簡単な話よ……人間は主に何で動かされる?」

フレンダ「……どういう意味?」

テレス「ふふっ、まあいいや。金だよ! 金ぇ!」

フレンダ「確かに……一理あります」

テレス「あのなぁ、お師匠ませガキだから分かると思うが、殆どの大人ってのは、金で動く」

フレンダ「……何が言いたいの」

テレス「……此処からは、内緒話だぜぇ」ククク!



==========プツン・・・=========



一方通行「オイ、途切れたぞォ?!」

海原「チッ……やはり、アイテム独断で動いてますか」

土御門「いや、ICレコーダーで声を拾ってる。コッチをかけるぞ」カチッ!
390 :2010/05/29(土) 19:51:49.43 ID:eKyo2.I0
テレス「今、日本が海外から嫌われてんのは知ってるな?」

フレンダ「勿論。戦争怖いですね」

テレス「ククク、意外に女の子だなぁ、お師匠は……それで、だ」

フレンダ「はい」

テレス「ロシア、アメリカ、コリア、チャイナ……他にもあるが、ヤツらは能力者って存在を危惧してる」

フレンダ「……しかし、今に始まった事ではないでしょう」

テレス「そう。だけど連中は能力者……いや学園都市に対し確固たる武器を持っていなかった」

フレンダ「知っています。だから結局此度、キャパシティダウンを密輸出したがってる訳ですよ」

テレス「ハハハ! それを知ってるって事はやっぱ、お師匠暗部の人間かぁ!」

フレンダ「今更……テレスティーナ、声が大きいです。私も正直に言いましょう。偽造パスで来ています」

テレス「ああ、わかったよ。私もお師匠とのお喋りができなくなるのは嫌だからなぁ!」

フレンダ「ありがとう……それで?」

テレス「ああ……やつ等は武器は持っていなくとも、金は持ってる訳よ」
391 :2010/05/29(土) 19:58:45.60 ID:eKyo2.I0
フレンダ「……成る程」

テレス「察しがいいなぁ! そういう事だ。探るなら……な?」

フレンダ「ありがとう、テレスティーナ」

テレス「良いって事よ……時間か」

フレンダ「ええ……協力感謝しますよ」

テレス「キッヒャヒャヒャっ! 次は缶詰じゃなくて、甘い物を持ってくれよぉ!」

フレンダ「……鯖ケーキ持ってきますね」ニコッ!



テレス「」( ゚д゚ )
392 :2010/05/29(土) 20:11:16.37 ID:eKyo2.I0
 プチン・・・...


一方通行「……成る程な」

土御門「流石、伊達にレベル6の扉に手をかけた人物じゃないな」

海原「金、ですか……まぁ単純ではありますね」

一方通行「しかし、木原名字のヤツはみンなコウなのかねェ」ケッ!




シュンッ!



結標「はぁ、只今紅一点参上したわよ」

土御門「おう。悪いな」

結標「アンタら何見てたの? AV?」


男『……』ヒキィ...
396 :2010/05/29(土) 21:25:14.78 ID:eKyo2.I0
土御門「……とりあえず、コレを見ろ」スッ・・・

結標「うわぁ、女の子にコンナモン見せるなん……嘘です。ゴメン、怒らないで」


~~~~~~~~観賞省略~~~~~~~~


結標「……うん。まったくわかんない」マイッタ!

男達『……』

結標「教えてエロい人!」

海原「はぁ……えっとですね……」

結標「あはは! 海原エロい人ぉ!」

海原「……ぶん殴っていいですか?」ニコッ

土御門「我慢しろ……結標も、中坊テンション止めろ、バカ!」
398 :2010/05/29(土) 21:36:00.79 ID:eKyo2.I0
 青年説明中...



海原「つまり、海外のお偉いさん方が理事もしくは警備員の不特定に賄賂を渡し、キャパシティダウン(以下『K・P』)を流してもらおうって事です」

結標「ふーん……要は『怪しい』警備員を探ればいいわけか」

一方通行「まァ簡単だろォが……面倒なのは『表』の連中に鉢合わせになるコトだろォよ」

土御門「加え、コレを機に国内外問わず奴らと同じく、能力者を良く思わない輩も便乗するだろうな」

海原「(魔術師のことは控えますか……)兎角、我々も動きましょう。アイテムは既に行動しているようです」

結標「そ。じゃあ、さっさと終わらせましょうよ」テクテク・・・

一方通行「ったく、人の話を聞かねェ女だな……」カツカツ・・・




土御門「……頼むぞ。海原(エツァリ)」キッ

海原「ええ。任されましょう」フゥ...
399 :2010/05/29(土) 21:47:26.37 ID:eKyo2.I0
――――――とある約14歳(?)二人組



香焼「はぁ……なんで自分らがペアで任務なんすか」

ステイル「文句を言うな。僕だって君とバディを組むなんて夢にも思わなんだ」

香焼「いつも学園都市担当といえば、ステイルと女教皇すよね」

ステイル「その女教皇様(神裂のバカ)が、このコンビを指定したんだから仕方なかろう」

香焼「はぁ……やっぱ『幻想殺し』の不幸が移ったんだ……」

ステイル「むっ。腹が立つヤツだね、君は」
401 :2010/05/29(土) 22:12:05.65 ID:eKyo2.I0
――――――数日前



神裂「香焼」

香焼「はい」

神裂「任務です。学園都市に行って下さい」

香焼「じ、自分がすか? いつも女教皇とステイルが担当ですよね」

神裂「……あの最大主教(クソッタレ)が」

香焼「え」

神裂「到底一週間じゃ終わらない『紙束』を、押し付けてきました……」プルプル...

香焼「……ご愁傷様す。でも何故自分が? 他のメンバーではダメなのすか?」

神裂「……五和は行かせない」ボソリ

香焼「は?」

神裂「ん! 何でもありません。まぁ、貴方は都市の学生として混ざってても違和感が無いだろうという上の判断です」

香焼「え、まぁ……でしょうね」ハハッ...

神裂「途中までは建宮をつけます。現地に行ってからはステイルと合流してください」

香焼「え……ステイルすか」エエー...

神裂「邪険にしないでやって。アレでも貴方と同年代なのだから」

香焼「だから、ヤなんすけどね」ハァ・・・
402 :2010/05/29(土) 22:19:24.36 ID:eKyo2.I0
神裂「そう言わないでやって頂戴。アレもアレで子供っぽい所はあるから」

香焼「えー……」プクゥ!

神裂「(うわっ、コレは可愛い)……仲良くしろ、とは言いません。でも嫌いにならないであげて。ね?」

香焼「……はい。我侭言って、すいません」ペコリ

神裂「全ては最大主教(あのバカ)の所為ですから」ボソリ

香焼「・・・・・・はい。して、内容は?」

神裂「現地のステイルに……」


  カンザキー、ムダナルムネマジーン、イヅコニアリケルカー?

  キョウシュサマ! イイカゲンニシテクダサイ!!


神裂・香焼「「……」」



香焼「あ、はい。行ってきます」

神裂「……おねがい、しま、す」プルプル...
405 :2010/05/29(土) 22:42:51.28 ID:eKyo2.I0
―――そして今



香焼「て、わけすよ」ハァ

ステイル「……それはご愁傷様だね。神裂が」

香焼「で、任務って何すか?」

ステイル「まず我々(必要悪の教会)と此処(学園都市)が、今現在良好な関係である事は知ってるね」

香焼「はい」

ステイル「それをアチラ側が疑ってきている……詳しくは言えないがとある『兵器』の所為らしい」

香焼「兵器、すか?」

ステイル「ああ。なんでも、対能力者兵器を我々が持ち出そうとしてる! ……なんてバカを言ってるよ」

香焼「はぁ? 何でそんな事しなくちゃいけないんすか」

ステイル「まったくだ……土御門とも連絡が取れないし、困ったよ」ハァ...
410 :2010/05/29(土) 23:03:04.87 ID:eKyo2.I0
ステイル「兎に角、身の潔白を晴らす為に協力しろ、だそうだよ」ハァ

香焼「ふざけてるすね」プンプン!

ステイル「(コイツ、可愛いな)まぁ、天草十字の君に協力するのも申し訳ないと思ってるよ」

香焼「そーすか。じゃあ、ご飯か何か奢って下さい。あと、煙草止めてください!」

ステイル「僕に[ピーーー]と?」

香焼「何故そうなるすか……えっと、最初の目的地は地下デパートでしたか」

ステイル「ああ。別名『犯華街』……不良の溜まり場だそうだ」

香焼「ステイルみたいのがいっぱいいる訳すね」ポカリッ「あ痛ァ!!」

ステイル「僕は紳士だよ」ッタク・・・
411 :2010/05/29(土) 23:20:55.04 ID:eKyo2.I0
―――犯華街、とある賭博場



香港マフィアA「……例のモノは?」

裏切り警備員X「このチップだ」

香港B「コレに『K・D』のソフトが入ってるんだな」

警備員Y「ああ。次はそっちの番だ……金を」

香港A「ああ。C、トランクを渡せ」

香港C「うっす」スゥ・・・

警備員X「確認させてもらうぞ」

香港A「ええ。どうぞ」ニヤニヤ

警備員Y「……ダイヤルは?」

香港B「******だ」

警備員Z「ふん……」カチッ「開いた」

警備員X「開けろ」



 プシュウウウウゥゥッ!!

412 :2010/05/29(土) 23:28:17.32 ID:eKyo2.I0
警備員Y「なっ!? 催涙ガスだと?!」

警備員X「貴様ら、図ったな!!」

香港A「いえいえ、貴方達が偽物を持ってくることぐらい把握できてましたよ」

警備員s『な!!?』

香港B「βチームに伝令。只今より、この場を放棄する」

香港A「さて、君達は人質になってもらいますよ」スチャッ・・・

警備員X「く、クソッタレがぁ!!」スチャッ!!




バンバンッ!!
413 :2010/05/29(土) 23:38:40.71 ID:eKyo2.I0
――――――そして、各々……



固法「はぁ……着いた。ええい! 今日はもう不良になってやる! お酒も煙草も買ってやるぞー!!」フッキレター!


===


麦野「では、黒妻くんの歓迎を祝って!」

アイテム『かんぱ~い!!』

黒妻「あはは、ありがとうございます」


===


御坂蛇「……暢気に、飲み会だと? とミサカは呆れ返ります」ハァ

海原「スネーク。ご苦労様です……此処からは僕もサポートに入ります」スッ・・・

土御門『海原。此方も準備OKだ。幸運を!』


===


香焼「ステイル! このお店にするすよ!」キラキラ!

ステイル「……一転、歳相応になったな。君」ハハハ...


===





アレイスター「……さて、賽は投げられた。此方も駒は準備したぞ?」

       「しかしせめて誰が敵なのか、はっきりさせてもらいたいものだね……まったく……」
419 :2010/05/30(日) 14:34:54.85 ID:DDmBoWI0
―――とある居酒屋



浜面「料理はコースだから、皆飲み物何にする?」

黒妻「オレはビールで」

絹旗「果実超100%オレンジジュースで御願いします!」

フレンダ「おれんじじゅーちゅ(笑) 私はカシオレで!」

麦野「かしおれ(笑) サムライちょーだい!」

浜面「オレもビールでっと……滝壺は?」

滝壺「しょーちゅーロックで」

浜面「……大丈夫かよ」

滝壺「うん。下町のナポレオンが良いな」


一同(……渋っ)
420 :2010/05/30(日) 14:43:30.88 ID:DDmBoWI0
―――とある14(?)才二人組


ステイル「……む?」

香焼「どうしたすか?」

ステイル「ちょっと珍しいお店を見つけた……」


『はまきや』


香焼「あからさまに宜しくないタバコまで置いてそうなお店すけどね」

ステイル「……」キラキラ!

香焼「(女教皇が言ってたのはコレか……)自分は、アノお店で待ってます。どーぞ、行って来て下さい」

ステイル「む……しかし」

香焼「じゃあ、自分もアノお店で食べたい物があったから食べてきます、ってことで」ハァ

ステイル「あ、ありがとう! コウヤギ!」タタタ!

香焼「なんとも少年っぽくない少年すよねぇ」マッタク...
422 :2010/05/30(日) 15:51:12.23 ID:DDmBoWI0
―――居酒屋『さもん・きんぐ』

 イラッシャイマセーィイ!!


香焼「うわーなんか凄いすねぇ……自分くらいの子もお酒飲んでる……」

バイト「いっらしゃいませ。お一人様でしょうか?」

香焼「あ、え、えっと……後でもう一人来ます」

バイト「かしこまりました。えっと……フロアが空いて無いので、カウンター二席でも宜しいですか?」

香焼「はい。御願いするす」

バイト「(……するす?)畏まりました。ご案内させていただきます!」テクテク・・・


 ガヤガヤ!ギャーギャー!ワケヨ!ワケヨ!チョウ!チョウ!ジュートー!ハァマヅーラァニャン!!


香焼「……わぉ。みんな。自分は大人の階段を登るす!」イザカヤヒトリカウンターッ!!
426 :2010/05/30(日) 22:16:03.33 ID:DDmBoWI0
 ガヤガヤ・・・


黒妻「……」

麦野「しけた顔してるわね。入社早々悩みでも?」

黒妻「あ、いやスイマセン……ちょっと個人的な問題ですよ」

麦野「……もしかして、彼女さん? お姉さんに相談してみなさいな」フフッ

黒妻「バクヤさん、オレより年下じゃないですか。それにしても……なんか『そういうの』板についてますね」

麦野「あらあら。褒め言葉として受け取っておくわよ」フフフ



絹旗「なんか麦野、超高級クラブのホステスさんみたいです」

フレンダ「どっちかっていうと、ホステス崩れね」

浜面「レベル5ってのは『お水』出身者かなんかかよ……」

滝壺「風俗で働けば、レベルシフトするんだ!」グッ!


三人「「「滝壺さん! やめて!!」」」ダメーェ!!
427 :2010/05/30(日) 22:32:51.53 ID:DDmBoWI0
黒妻「いや、ほんとに何でも無いっすよ」

麦野「……そ。まあ、折角の歓迎会よ。さあ飲んだ呑んだ♪」

フレンダ「お注ぎしますね」ニコッ

黒妻「あ、どうもっす……慣れた手つきですね」トクトクトク・・・

フレンダ「はい! 社長の自棄酒につきあわされうぼぁっ!!」ガシッ

麦野「フレちゃーん……余計な事は言わなくていいの。ね?」ニコッ!

フレンダ「は、はひっ!」ブルガク・・・


絹旗「超怖いです、麦野……」

浜面「だな……ん。コップが空か」

滝壺「しゃちょサン。お注ぎするよー」レベルアップノタメェ!!

浜面「……たきつぼ、さん」シクシク...
430 :2010/05/30(日) 22:56:04.00 ID:DDmBoWI0
黒妻「しっかし、仕上も良い職場で働いてるよな」

浜面「何処がデスか!!」

黒妻「いや、こんなに可愛い女の子だけの職場なんて小説の世界くらいでしかないぜ?」

女一同(か、可愛いだと!)

浜面「えー……まぁ可愛いのは認めますけど……中身がねぇ」

麦野「はまづらくーん……お喋りが過ぎるわね……」ウォン・・・

浜面「ご、ごめんなさい! 悪かったからモノアイ光らせんな!!」

滝壺「そういえば、くろつまはなんではまづらの事、『しあげ』って言うの?」

黒妻「んー、特に意味は無いなぁ。名字って他人行儀じゃないか?」

絹旗「……仕上」ボソリ

浜面「絹h……ハタキヌ、なんか言ったか?」

絹旗「な、何でも無いです!」

フレンダ「……じゃあ、私、アナタの事『ワタル』って呼んじゃおうかなー」ヘラヘラ!

黒妻「お! 嬉しいね。じゃあオレも『ンダ』ちゃんって呼ぶよ」


フレンダ「」


一同『ざまぁ!』ハハハ!
431 :2010/05/30(日) 23:32:25.85 ID:DDmBoWI0
黒妻「ところでよぉ仕上」

浜面「なんです?」

黒妻「オマエ、この中で誰が『一番』なんだ?」ニヤッ!

女陣『っ!!?』

浜面「兄貴、酔い回り過ぎだって」トホホ...

黒妻「いいじゃねぇか! 恥ずかしいのかよ。なんならこっそり教えてくれてもいいぜ?」ニヨニヨ

浜面「はぁ……」ボソリ・・・

黒妻「ふむふむ……へぇ」ニヤリ




麦野(ね、ねぇ。なんて言ったのよ!)

フレンダ(わかんない! 絹旗は?!)

絹旗(超微声です! 聞き取れません……)

滝壺「……ふっ」セイサイノヨユウゥ!!
432 :2010/05/31(月) 00:30:54.49 ID:jcjPXIo0
―――その頃、『はまきや』


 カランカラン・・・


ステイル「邪魔するよ」

老店主「……」

ステイル「レトロな感じだな。まるで英国の片田舎の様だ……落ち着くよ」

老店主「……アンちゃん、イギリス人か」

ステイル「ん? ああ、そうです。葉巻と煙草、見せてもらえるかな」

老店主「あいよ……ほれ」スッ

ステイル「……ほぉ」キラキラ!
433 :2010/05/31(月) 00:36:33.93 ID:jcjPXIo0
ステイル「インド産に北欧……アラスカ製も有るのか。ふむふむ」

老店主「吸うてみるかい?」

ステイル「……いいのか」ピクッ

老店主「なぁに、どうせ売れ残りさ……学園都市なんて場所じゃ、葉も腐れる」

ステイル「勿体無い。この品揃えなら、学園外でやっていけるだろう」

老店主「カカカ、まぁそれでも常連もおるのでのぉ……離れられんもんじゃ」

ステイル「ふむ。良かったら通わせて貰うよ。気に入った」

老店主「まいどさん」フッ...
434 :2010/05/31(月) 00:41:51.64 ID:jcjPXIo0
店主「しかし……アンちゃん、デカい割には若いだろ」

ステイル「……何故、そう思う?」

店主「なぁに、老けて見えん。あとは、勘じゃが……背伸びかのぉ」

ステイル「ハハっ、嬉しいですね。どうも最近三十代とか言われて馬鹿にされてるんだよ」

店主「煙草を選ぶうちは若い証拠。オマエさんも……色々、何かを模索しているんじゃろ?」

ステイル「……」

店主「ここら(犯華街)のガキ共も一緒じゃよ……」
435 :2010/05/31(月) 00:48:54.47 ID:jcjPXIo0
店主「スキルアウト、無能力者……周りからそなレッテル貼られて、生きておる」

ステイル「……僕は」

店主「でもな、だからこそ探し取るんじゃよ。自分だけの現実・夢・幻想ってヤツを」

ステイル「ん……」

店主「オマエさんには、夢があるかい? 幻想はあるかい?」

ステイル「……幻想、か。昔はあったよ」

店主「ふむ……」

ステイル「でも、『ぶち壊された』ね。良い意味で」フフフ

店主「それで?」

ステイル「吹っ切れた。色々見えてきたよ……まだまだ模索中だが」

店主「カカカ、それでええのよ……若人さん」

ステイル「なんとも、不思議な店主さんだね」ククク!
436 :2010/05/31(月) 01:02:52.19 ID:jcjPXIo0
 カランカラン・・・


ステイル「ん?」

固法「こんばんはー」

店主「ん? おお、珍しい客が来おったわ」

固法「お久しぶりです」

店主「ああ、何年ぶりじゃ? 覚え取らんなぁ……」

固法「もう、そんなに経ってないですよ」

店主「カカカ! 悪い悪い……で? 用はナンじゃ?」

固法「この店に来たら決まってるじゃないですか」

店主「おう。そうじゃな……どれ。待ったれ」テクテク・・・
437 :2010/05/31(月) 01:09:44.50 ID:jcjPXIo0
ステイル「……(こんな真面目そうな人でも煙草を吸うのか)」ペコリ

固法「(が、外人さん!)えっと……は、ハロー」アタフタ!

ステイル「……日本語でいいかい?」

固法「え!? あ、す、スイマセン……」

ステイル「いいよ。よくあることだ」

固法「あはは……此処は初めて?」

ステイル「ああ、なんとなく惹かれたんだ」

固法「成る程。此処のお爺ちゃんは弾かれ者もそうじゃない人も等しく扱ってくれるから」

ステイル「ほぉ。慕われているんだな」

固法「はい。学園都市のお偉いさんも此処で煙草を買うそうですよ」

ステイル「へぇ……(まさかアレイスターは……煙草なんか吸わないか)」




アレイスター「クシュン! ……水煙草が切れた。発注せねば」Pi!
439 :2010/05/31(月) 01:21:35.63 ID:jcjPXIo0
店主「お待たせ」スッ

固法「ありがとう」

ステイル「ん? これは?」

店主「オリジナル、じゃよ」

固法「お爺ちゃんはお客に合わせて葉をブレンドしてくれるの」

ステイル「それって……(犯罪じゃあ……)」

固法「大丈夫よ。ちゃんとその免許持ってる……らしいし」

店主「まあ、ガキ共に煙を売ってる時点でお縄モンじゃがな!」カカカ!
440 :2010/05/31(月) 01:29:41.39 ID:jcjPXIo0
ステイル「ふむ……僕も、特注していいかな?」

店主「あいよ……普段吸ってるのを見せな」

ステイル「(術式を施しているが……大丈夫か)はい。どうぞ」スッ

店主「あいよ……ん?」

固法「どうしたの?」

店主「アンちゃん……コイツは何処で?」

ステイル「……僕の故郷で(嘘では無いよ)」

店主「んん……これ一箱貰えんかい? 御代はそれでええ」

ステイル「構わない。特注の時間はどれくらいかかる?」

店主「まずコレに要望を書いとくれ」

ステイル「ああ」サササッ「……こんなモノかな」

店主「あいよ……まず試供品を作る。小一時間ほどじゃ。そこら辺をぶらついといてくれ」

ステイル「わかった」

固法「あ、お爺ちゃん。先に代金払うわね」

店主「まいど……時に、アンちゃん」

ステイル「ん?」
441 :2010/05/31(月) 01:35:02.54 ID:jcjPXIo0
店主「この姉ちゃんとデートしてきてくれ」

ステイル・固法「「えぇ?!」」

店主「なぁに、深い意味は無い。姉ちゃんの気が晴れるまで付き合ってやってくれという事じゃ」

固法「お、お爺ちゃん」

店主「なんじゃ? 悩みがあったから、このミセに来たんじゃないんかい?」

固法「う……」

店主「此処に来る久しい客なんてそなモンじゃよ」

固法「お見通しか……」

ステイル「……しかし、僕は人を待たせてるが」

店主「構わん。連れてけ」カカカ!

固法「……」

ステイル「ハァ……わかりました。迷惑でなければお付き合い下さいな。お嬢さん(プリンセス)」

固法「え、あ、じゃあ……特注ができるまで、はい」トボトボ
442 :2010/05/31(月) 01:40:56.76 ID:jcjPXIo0
店主「……これでええのかえ?」


 ウォン・・・


アレイスター『ああ。ありがとう……水煙草の方も頼むよ』

店主「あいよ。何味じゃ?」

アレイスター『宇治金時ゴーダチーズ風味で』

店主「また……ゲテモノを。オマエさんの所為で、学園内の全自販機にゲテモノがあるわい」ハァ

アレイスター『む。アレはバランスの取れた栄養と、能力開発に』

店主「わかったわかった……この変わり者が」

アレイスター『君に言われたくないよ……****殿』

店主「ふん……勝手にせえ」プイ
443 :2010/05/31(月) 01:46:11.35 ID:jcjPXIo0
―――『さもん・きんぐ』にて



海原「……ホントに、ただの飲み会ですね」

御坂蛇「ハァ……ミサカはただただ呆れます」

ガガッ・・・

海原「はい。どうしました?」

土御門『新たな情報だ。現在、この近くの区域に中国のお客さんがいるらしい』

海原「へぇ……あながち、無駄足では無かったようですね」

土御門『そのようだ。オレは今からそちらの探索に向かう。こっち(モニター)は結標に任せよう』

海原「了解です。結標、宜しく」

結標『はいはい……ところで』ジー・・・
444 :2010/05/31(月) 01:49:17.39 ID:jcjPXIo0
海原「なんでしょう」



結標『あの! カウンター席の! 少年を! アップなさいッ!!』マサニ、アワキーンッ!!



海原「……」

一方通行「……」

御坂蛇「……ミサカは身内にも、呆れ帰らなければいけないのですね」ハァ
446 :2010/05/31(月) 02:30:51.60 ID:jcjPXIo0
―――アイテム


浜面「……じゃあ兄貴は、コイツらの中で誰が一番良いんだ?」

黒妻「え?」

麦野「ふふふ、興味あるわね」

フレンダ「そういえば、クロツマ格好いいモンね。どっかの誰かさんと違って硬派そーだし」

浜面「んだよ。俺だって、コーハですよ」

滝壺「大丈夫、そんな浮気性のはまづらでも……はまづらでも……」ウウゥ・・・

絹旗「ああ! 超バカ面!! 滝t……壺滝さん泣かせました!!」

浜面「えええ!!? あ、いや滝t……てか、お前ら飲みすぎだろ!!」

クロツマ「すげぇ。いいちこ4本空いてらぁ……」
447 :2010/05/31(月) 03:06:58.10 ID:jcjPXIo0
麦野「で? 黒妻くんは誰がタイプ?」

黒妻「えー」

フレンダ「男らしくないですね。結局、浜面と同じわけです」

浜面「はぁ?」

滝壺「優柔不断のー、はぁまぁづーらー♪」

浜面「だあああ! 滝壺! 止めろおおお!」

絹旗「バカ面! 超黙っててください!」

黒妻「んー、じゃあ……」
448 :2010/05/31(月) 03:44:34.83 ID:jcjPXIo0
黒妻「バクヤさん」

麦野「あら嬉しい」

浜面「げぇ……(このおっぱい星人)」

フレンダ「へぇ(おっぱい星人って訳ね)」

絹旗「ふーん(おっぱい星人ですか)」

滝壺「……ぼいんぼいん」タプタプ!


浜面「だ・か・ら! いい加減にしなさい! 誰か介抱しろぉ!」

絹旗「酔っ払いの扱い、超面倒なんですけど……」ハァ...
454 :2010/05/31(月) 20:34:14.92 ID:jcjPXIo0
ただいまー。一発目に番外編書くよー。



題名『驚愕!! ~恐怖の年下少年狩り!!』



香焼「な、ま、またこんな事に……」

あわきん「ふふっ。君がいけないのよ? そんなにも美味しそうな顔してるから」ジュルリ!

香焼「ひっ! や、やめ……くそっ、力が……出ない」

あわきん「遠慮無く……」ジイィィー...(*『服』のファスナーを下ろしただけです)

香焼「な、何するすか!! だ、ダレかぁ!!」

あわきん「むーだ♪ ふふふ……反抗期のヤンチャな子、好きよ」グイッ!(*マッサージです)

香焼「い、嫌だぁよぉ……うっくふぅ……」ビクン!(*マッサージです)

あわきん「ああ、もう堪んないわね……お姉ちゃんにも、ちょーだい♪」グググ!(*マッサージ)



香焼「あ、あ、にゃあああああああああ!!」ドックン!!(*マ)
455 :2010/05/31(月) 20:57:33.06 ID:jcjPXIo0
あわきん「いっただっきまーす♪」パクリ!(*夕飯です)


   *~~お食事中です!


香焼「……はっ!!」バッ!「ゆ、夢……すよね。はぁ……良かった」


   「この前の女教皇といい、今回のツインテ痴女といい……溜まってるのかなぁ」ハァ


ステイル「コ-ヤギ、待たせたね。すまない」

香焼「うわぁああ!!」ガタッ!!

ステイル「なんだ? 凄い驚きようだな」

香焼「い、いえ……あの、何時から来てました?」タラリ...

ステイル「今来た所だが」

香焼「そ、そうすか(良かったぁ……)」ホッ・・・
457 :2010/05/31(月) 22:36:40.30 ID:jcjPXIo0
―――アイテムテーブル



麦野「くすっ。やっぱり……私のボディに惹かれたかしら?」ムッキューンッ

浜面「……うざ」ボソリ

絹旗「超同感です」ボソリ


黒妻「あ、いやいや、違うよ。なんつーかなぁ……」

フレンダ「あら? 色欲チックな理由じゃないのね?」

黒妻「ああ……バクヤさんのリーダー性っていうか……『カリスマ』っていうのかな」

滝壺「へぇ……おもしろそ」

麦野「ふむふむ(カリスマ、ねぇ……嬉しいじゃない♪)」
458 :2010/05/31(月) 22:47:42.72 ID:jcjPXIo0
―――海原&スネークのテーブル


海原「……ほぉ。彼、面白い考えの持ち主ですね」

御坂蛇「帝王学? 君主論? とミサカは鮎の塩焼きを頬張りながら頭を捻りまふ」ハフハフ!

海原「どちらとも違うようですね……彼自身『カリスマ』を求めてない以上、それをなんと言っていいやら」

御坂蛇「ふむ?」モグモグ

海原「どちらにしろ、土御門から連絡が無い限り動けません。暫し彼の観察を続けましょう」

御坂蛇「了。とミサカは簡潔に……因みに、此処の代金経費で落ちますか? とミサカは図々しく尋ねます」モキュモキュ!

海原「……僕が出しますよ」

御坂蛇「ありがとう。師匠大好きです! とミサカは感情を込めて棒読み」ゴックン!



結標『んな中年(黒妻)いいから、カウンターの子! 映してって!』ヒッシィ!


海原・蛇「……」ハァ...
459 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/05/31(月) 22:49:43.31 ID:hQOEWYAO
あわきん自重しろwwwwwwwwww
460 :2010/06/01(火) 07:01:44.84 ID:RFbpOAg0
寝落ってた。ごめん、今週忙しくてチョコチョコしか書けない・・・

とりあえず、またね。
毎晩少しずつは書くから! ノシ
461VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/06/01(火) 08:50:54.90 ID:z7N4YR60
チョコチョコだけでも書いてもらえるんなら
ぼかぁ嬉しいで~
462 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/06/01(火) 11:54:36.84 ID:5IxJzMDO
無理しないでな。

支援するすね!

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