2013年10月20日日曜日

番外個体「やっほー、今日は何して遊ぶ?」上条「不幸だ……」 2

557VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 21:49:21.35 ID:Xg4JTpn70


浜面「しっかし、あの鈍感大将が番外個体をねえ」

滝壺「…………」

浜面「俺も滝壺と仲直りしねえとなぁ」

滝壺「はまづら」

浜面「うおおっ!? た、滝壺、いたのか……」ビクッ

滝壺「私はいつも、はまづらの傍にいるよ?」

浜面「あ、ああ」



滝壺「外にいる時も、家にいる時も、お風呂に入ってる時も、トイレに入ってる時も、ベッドで寝てる時も、ずっと……」

浜面「ッ!?」ゾクッ

滝壺「ねぇ、はまづら」

浜面「なな、なんだ!?」

滝壺「私は優しいはまづらが大好き。心から愛してる」

浜面「お、俺も滝壺を愛してるよ」アセアセ

滝壺「本当に?」

浜面「もちろんだ! 滝壺を一番愛してるって!」

滝壺「じゃあ、要らないね」ニコッ

浜面「何が?」ハテ?

滝壺「少し痛いかもしれないけど、我慢してね」スッ

浜面「え」

滝壺「すぐに……終わるから、じっとしてて……」チョキチョキ

浜面「ま、待て!? その無駄にデカいハサミで何をするつもりだ!?」オロオロ

滝壺「何って、はまづらの節操のないナニをちょん切るだけだよ?」

浜面「怖えーよ!?」ガクブル

滝壺「大丈夫、私は種無しなはまづらも愛せるから」チョッキン

浜面「ぎゃああーーー!! 嫌ああぁぁああああああ!? アッーーーーーーーーーーーーーーー!!!」ザックリ♪

………………
…………
……


浜面「ハッ!?」ガバッ


558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 21:51:27.20 ID:Xg4JTpn70


麦野「あら、目が覚めた?」

浜面「ハァ、ハァ…………あ、あれ?」

麦野「随分うなされてたけど、悪い夢でも見たのかにゃーん?」ニヤニヤ

浜面「あ、ああ……」

麦野「やれやれ、情けないわね」

浜面「いや、あれはマジで怖いって!」

麦野「どんな夢かちょっとだけ気になるけど、まあ心配すんな。浜面を脅かすヤロウは、片っ端から灰にしてやるからさ」

浜面「相手は滝壺だから!? 恐ろしい事をサラっと言うなよ!」

麦野「……滝壺ォ?」ギロッ!

浜面「ひっ!?」

麦野「まさかとは思うけど、未練が残ってたりしねえよなぁ?」

浜面「えっ、未練も何も、滝壺とは別れてないんだが……」

麦野「へぇー……てことはなんだ? 私は都合のいいセフレってこと?」ゴゴゴ

浜面「そ、そこまで露骨に思ってねえよ!? ただ……」

麦野「何だよ?」

浜面「大将は絵に描いたようなヒーローだろ? んで一方通行はロリコンだ」

麦野「だから、それが何なのよ!」イライラ

浜面「そうなるとさ、俺は一体どういうポジションなのかって考えたんだよ。そして気付いたんだ!」

麦野「辞世の句? それとも戒名か?」

浜面「ちげーよ!? 俺はハーレム系主人公だって気付いたんだよ!」クワッ


麦野「…………はあ?」

559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 21:53:26.20 ID:Xg4JTpn70

浜面「よく考えてみろって。滝壺は不思議系、絹旗はロリ、そして麦野はおっぱい担当だな! あ、ムチムチな太もも要員ってのも捨て難い!」

麦野「…………」

浜面「なんならそこに黒夜とフレメアを加えたっていい! むしろ加えよう! どうだ、完璧なハーレムだろ?」キリッ

麦野「…………」pipi

浜面「ん、どこに電話してるんだ?」

麦野「もしもし、今から一人ぶっ転がすんだけど。色々と処理って欲しいっていうか、目を瞑ってくれるだけでいいから」


電話の女『ちょ、何を言って…』pi


浜面「しょ、処理ってなんだ!? 無駄毛なら俺は気にしな…」ガクブル

パシュー!!

浜面「ひぃぃぃっ!? メ、原子崩し!?」

麦野「平和ボケして頭がイカレちまったのか、はーまづらぁー?」

浜面「なっ!? 馬鹿にすんなよ! ハーレムってのはな、男の夢であり野望なんだぞ!」

麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」ブチッ!

浜面「なんでだああああああ!?」ギャース

麦野「なぁに、簡単には殺しゃしねーよ。まずはタマ切り取ってグズの家系を絶ってやる!!」フォン

パシュー!!

浜面「ち、ちくしょう! 俺だって、たまにはイイ目を見たいんだよォォーーーー!!!」スタコラサッサー


560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 21:54:43.20 ID:Xg4JTpn70

ところ変わって、とある旅館の一室――


番外個体「ちょ、こらぁ! いきなりがっつくなってばぁ♪」

上条「げへへ、口では嫌がってもカラダは正直ですよ、奥さん」モミン

番外個体「あんっ///」

上条「ほらどうです? 少し胸を揉んだだけなのに、いやらしい声が出てくるじゃないですか」モミモミ

番外個体「やっ、あ……い、言わないでぇ……///」

上条「まったく厭らしい人だ。こんな姿を旦那さんが見たら、どう思うでしょうねえ?」モミモミ

番外個体「ミ、ミサカは、や、やらしくなんて……」ゾクゾク

上条「嘘はいけませんねえ。こんなに乳首を立てておいて、何を言ってるんだか」ピンッ

番外個体「ひゃああっ!?」

上条「ククク、軽く弾いただけで気をやりましたか? 随分と感度が良いみたいだ」コリコリ

番外個体「うああぁッ!? ま、待って!?」

上条「上の口は嘘吐きのようだから、今度は下のお口に聞いてみましょうかね」

番外個体「だから待って……って言ってるだろうがこのヘンタイがああああああ!!!」シュッ!!

バキッ!!

上条「三河屋ッ!?」バターン!


561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 21:57:34.30 ID:Xg4JTpn70

数分後

上条「いてて、いきなり何するんだよ……」

番外個体「自業自得だろ! ってかどうして昼ドラみたいなノリになってるの!?」ガァァ

上条「青髪……クラスメートに貰った参考資料で勉強したんだけどなぁ」

番外個体「参考資料?」ハテ?

上条「えっと確か『真昼の情事 狙われた人妻』だったかな?」

番外個体「……///」プルプル

上条「おっかしいなー? ビデオだと、アレで上手くいくはずだったのに」ムムム

番外個体「バカーーーーーーーーっ!!!」シュッ

ヒラリ

上条「な、何すんだよ!?」

番外個体「それはこっちの台詞だよ!? 初めてなのに寝取り!? 人妻!?」

上条「…………」

番外個体「開幕ぶっぱにも程があるだろーが!」プンスカ

上条「確かにそうだ。そもそもワーストさんは俺の彼女さんであって、寝取られるって事は……ハッ!?」キュピーン

番外個体「理解したかヘンタイ」ヤレヤレ

上条「ああ、寝取られなんてダメだッ!! そんなふざけたシチュはぶち壊す!」ガァァ

番外個体「わかればよろしい。……ミサカだって最初くらいは、ロマンチックなのがいいし///」テレテレ

上条「ロマンねぇ……ロマン……マロン……栗……栗とリス?」

番外個体「卑猥な連想すんな!///」カァァ


562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 21:59:45.97 ID:Xg4JTpn70

上条「卑猥……? 何がだ?」ハテ?

番外個体「わざとか!? わざとなんだろー!?///」

上条「そんな滅相も無い。ドーテイな上条さんにも分かるように、どこが卑猥なのか教えてくれよ」ニヤニヤ

番外個体「そ、それは……///」モジモジ

上条「んん~? 答えられないんですかぁ?」

番外個体「当たり前だろ!///」

上条「今更恥ずかしがるなよ」ニヨニヨ

番外個体「…………の」ボソボソ

上条「うん?」

番外個体「好きな人の前で、下品なこと言いたくないの!///」カァァ

上条「お、おう///」カァァ

番外個体「あなたにだけは、可愛いって思われたいのに! 栗だのリスだのって、もう……///」

上条「エロエロな彼女さんもバッチ来いですよ?」

番外個体「そういうのは慣れてからでいいの!///」

上条「なるほど」フムフム

番外個体「大体えっちぃビデオを参考にするなんて、あなたも相当テンパってるんだろ!」

上条「……ソンナコトナイヨ?」ギクッ


563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 22:02:05.82 ID:Xg4JTpn70

番外個体「うそつけ!」

上条「う、うそじゃねーよ!? お前が可愛すぎて、もうどうすりゃいいのか分かんないなんてコトはないからな!?」アワアワ

番外個体「……自分で白状してるし///」テレテレ

上条「ぐぬぬ……ッ、仕方ないだろ、お互い知識も経験もゼロに近いんだしさ」

番外個体「それでいいじゃん///」

上条「はあ?」

番外個体「誰かの真似しなくてもいいじゃん。あなたなりのやり方でいいよ」

上条「でも上手く出来るか分からないぞ?」

番外個体「手慣れてるほうが怖いっつーの」ヤレヤレ

上条「そ、そうか?」

番外個体「そうだよ。……だからさ、あなたの思うままにミサカを抱いてほしいな///」モジモジ

上条「よし、じゃあ『うっふんOL ラブラブ温泉の旅』を参考に…」

番外個体「だから何でそうなるの!?」ガーン

上条「俺なりでいいんだろ?」

番外個体「ものには限度があるだろーが!」

上条「わがままだなぁー。えっと、確かロマンチックなのがいいんだっけか?」

番外個体「へ? あ、あー……うん///」テレテレ

上条「番外個体……」キリッ

番外個体「……///」

上条「いのちの精をお注ぎ申す」ガバチョ

番外個体「ぎゃああーーー!? なに訳わかんないこと言ってんだぁぁーーーーーー!?」ギャース

上条「いや、だってロマンチックなのが…」

番外個体「どこにロマンがあるの!? これじゃヘンタイチックだよ!?」

上条「そこは目を瞑ってくれよ。ヘタレな上条さんが事を起こすには、豊富な変態力に頼るしかないんだからさ」

番外個体「勇気を頼りにしなよ!?」

上条「ダメだ、勇気が足りない!」

番外個体「さ、サイテーだ……」ゲンナリ

上条「冗談はさておき、優しくするから心配すんなって♪」ハァハァ

番外個体「騙されてる……騙されてるよ……」


565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 22:03:47.20 ID:Xg4JTpn70

上条と番外個体、二人は布団の上で見つめあっている。二度もお預けを喰らっていた上条は、荒い呼吸を押さえつけ
ガラス細工を扱うような細やかさで、そっと番外個体に口づけを落とす。

番外個体「んっ、……ぷは」

上条「ハァハァ……く、苦しかったりしないか?」

番外個体「う、うん、平気……。ミサカはだいじょーぶだから」

上条「ちゃんと優しくできてるだろ?」

番外個体「聞くなヘンタイ!? い、いいからキス……もっと……」

上条「はいはい」

番外個体「んっ……(キスって、こんなに気持ちいいんだ……。ミサカからおねだりするなんて、うわぁ……///)」


瞳を潤ませながらキスをねだる恋人に、上条の理性は崩壊寸前だが、ここで暴走すればきっと後悔する。
何もかもお互い初めて同士だ。フェミニストではないが、上条は番外個体を雑に扱うつもりはサラサラない。
そう強く自身に言い聞かせ、相手をいたわる様な優しいキスを降らせていく。

まるでひな鳥が餌を啄ばむような、拙い唇を合わせるだけのキス。

だが二人は今まで感じたことがない快楽に呑まれていた。想い人とのキス、想像や妄想では知り得ないリアルな感触が脳を麻痺させる。
初めは遠慮がちだったキスも、二回三回と回数を重ねるたびに激しさを増していった。

番外個体「んちゅ、ぷあっ、んっ、あん……」

上条「ちゅぱっ、んん、はむっ、ぷはっ」

番外個体「はぁ……はぁ……キス、きもちいい……あなたは……?」

上条「ああ、気持ちいいな」


熱に浮かされたような恍惚の表情で快楽を口にする番外個体。上条は彼女の浴衣の帯をシュルシュルと解く。

番外個体「あっ……」

一瞬、番外個体から戸惑いが漏れるが、されるがまま脱がされていく。

566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 22:05:11.96 ID:Xg4JTpn70

常夜灯が番外個体の白いやわ肌を照らす。普段の不遜な態度は鳴りを潜め、初心な乙女のように恥じらう……なんてことはなく

番外個体「……なんか手慣れてない?」

上条「え?」

番外個体「おかしーだろ!? フツー童貞がこんなに手際よく脱がせたりする!?」

上条「さ、さあ?」

番外個体「経験あるんだろー!?」

上条「…………ないよ?」

番外個体「今の間はなんだー!?」

上条「いや記憶に無い部分は保障できないっつーか、可能性は完全に否定できないだろ」

番外個体「このヤリチン野郎っ!」

上条「ええーっ!?」

番外個体「助けた女を片っ端から抱いてたんだろー! エロゲ主人公も真っ青な暴れん棒将軍さまだね!」

上条「冤罪だ!?」


何故か上条の過去を糾弾する流れになっていた。

567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 22:06:38.75 ID:Xg4JTpn70

番外個体「どこが冤罪だよ。ミサカはこんなにドキドキしてるのに、自分だけ妙に落ち着き払っちゃってさ!」

上条「えー、上条さんも土器がムネムネなのですが」

番外個体「……マジ?」

上条「えらくマジです。限界を超えて興奮してるから、一周回って冷静になれてるだけですよ」

番外個体「じゃ、じゃあ任せる。でも痛くしないでね……?」

上条「上条さんは紳士上条さんは紳士上条さんは紳士上条さんは紳士上条さんは紳士上条さんは紳士上条さんは紳士ッ!!」

番外個体「ちょ、どーして壁に頭を叩きつけてるの!?」

上条「ワーストさんの意外なしおらしさに、上条さんの限界が更に180°ほど回っちまって、ああもう我慢できねえ!?」

番外個体「うん、無理に我慢しなくていいよ……///」

上条「そ、それはつまり『優しくか? それとも激しくか?』の後者を選ぶってことでせうか!?」

番外個体「聞くなよ恥ずかしい///」


その時、プツンと何かが切れる音が聞こえたと、のちに番外個体は語る。


上条「ではお言葉に甘えて……もう我慢出来るかコンチクショー!!」

番外個体「ひゃああん!?」

上条「ぐへへ、じか揉みおっぱいサイコーじゃねえか♪」


紳士ぶっても所詮は童貞。上条の理性はあっけなく欲望に屈した。


568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 22:07:55.46 ID:Xg4JTpn70

番外個体「うっ、んっ……はッ……くぅんッ……」

張りのある二つの双丘を、上条は緩急をつけながら揉みしだく。外から内へ、内から外へ、執拗に捏ねまわす。


番外個体「あッ……やぁッ……な、なんで胸ばっかり、んッ……」

上条「気持ちいいなら声出せよ。我慢しなくていいんだろ?」

番外個体「ば、ばーか。どーてい野郎が調子に、ああっ!?」

反論は許さないとばかりに、ツンと自己主張している桜色の突起を指で弾く。
堪らず嬌声を上げる番外個体に気を良くしたのか、上条は愉悦を滲ませながら問いかける。

上条「おやー? ここがいいんですかぁ?」

番外個体「んんッ、あんッ、そ、そこッ、ダメぇぇッ……!?」

上条「ダメと言われるともっとやりたくなるのですが。こんなのはどうだ?」

番外個体「んはぁっ……うぅ……あっ、ああああぁっ!?」

上条「ワーストさんは乳首を爪でコリコリされるのが好きなのかー」

番外個体「いうなぁ!」

上条「言うなって言われてもなー。人の口に戸は立てられないんですことよ」

番外個体「それ意味違ってるよバーカ……」

上条「あ、でも塞ぐことは出来るかも♪」

番外個体「なにを…」

上条「はむっ」

番外個体「くひぃぃ!? ど、どこ吸ってんだバカぁぁっ!!」

上条「んちゅ、ちゅぱっ……おっぱい?」

番外個体「~~~~~~~~ッッ」


569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 22:09:14.00 ID:Xg4JTpn70

上条「おおっ、いい反応」

番外個体「だから言うなぁ~……あふぅ///」

上条「エロっ! ワーストさん、超エロい顔してますことよ!?」モミモミ

番外個体「やああっ、あんッ、や、やめッ……///」

上条「なんという柔らかさ! 知識としては知ってたけど、柔らかすぎるだろ」モミモミ

番外個体「んッ、んんッ……!///」

上条「それにこの自己主張の激しい先っちょ。キレイだなぁ、こういうのを桜色って言うのか?」コリコリ

番外個体「うああぁあぁあっっ!///」

上条「やっぱりここが弱いのか」

番外個体「わ、分かんない……はぁ、はぁ……ミサカ、分かんないよ……///」イヤイヤ

上条「流石はマイフェイバリット・おっぱい。ずーっと揉んでいたくなるっつーか、飽きがこないっつーか」モミモミ

番外個体「ア、アホっ、バカっ、ヘンタ…あっ、やっ、あ、あっ……!///」

上条「あー、なんだろうな。お前のおっぱいを揉んでると、心が穏やかになってくのが分かる……」モミモミ

番外個体「んァっ、んっ……んふぅっ……///」

上条「フフフ、声を抑えようったって無駄だぞ。ちょっと弱点を突けば」キュッ

番外個体「にゃっ、んんぁぁぁっっ……!?///」ビクン

上条「気持ちいい?」

番外個体「はぁ……はぁ……///(な、なんてコト聞いてるんだこのヘンタイがぁぁーーー!!)」プルプル


570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 22:10:39.06 ID:Xg4JTpn70

上条「はは、素直じゃねえな」モミモミ

番外個体「ぅッ、ミ、ミサカは素直だよ……ッ///」

上条「そうかぁ?」モミモミ

番外個体「さ、さっきから、胸ばっか……んッ、胸が、す、好きな男はッ、くッ、……マザコンが多いらしいよ?」

上条「…………」ピタ

番外個体「と、止まった……?(散々好き勝手しやがって……すごく気持ちよかったけど。でも、ここからはミサカが主導権を…)」

上条「へぇー、俺ってマザコンだったのか」モミモミ

番外個体「ひゃぁっ!?///」

上条「でもそんなの関係ねえ!」モミモミモミモミ

番外個体「は、白状するからぁ! ホントはすっごく気持ちいいです、だからもう胸はやめてぇぇっ!///」ブンブン

上条「ならキスも合わせれば、もっと気持ちいいよな?」モミモミ

番外個体「へ、あっ……んちゅ、ぷあっ、ンン~~~~~っっ!?///」チュッチュ

唇を合わせるだけのママゴトのようなキスとは打って変わって、今度は濃厚なフレンチキス。
上条の舌が番外個体の唇を、そっとなぞっていき、ゆっくり、ゆっくりと押し開いていく。

番外個体「んんッ!?(し、舌が入ってくる……!)」

上条が舌で優しく、丁寧に歯ぐきをなぞり、自身の舌に絡ませてくる。戸惑う番外個体だが、不思議と嫌悪感は無かった。

番外個体「ンふぅ、ちゅぱ、んっ……(なんだろ……ミサカの全部を吸われてるみたいで、なんだかフワフワする……)」

上条「んちゅ、ぷあっ……ふぅ、キスってこんなに気持ちいいものだったんだな///」

番外個体「……ミサカもキス、好きかも///」

上条「そっか、んじゃ毎日しような」

番外個体「うん……///」

571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 22:13:23.82 ID:Xg4JTpn70

上条「番外個体……」

番外個体「うん、いいよ……///」

視線を交わし、唇を交わし、いよいよ肌を重ねる。言葉にすれば、酷く陳腐に感じるものだが
二人にとっては、何物にも代え難い大切な時間だ。
どちからでもなく、生まれたままの姿で、お互いの意思を確認するようにキスをする。

番外個体「せめて付き合ってる間は大事にしてよね。……ミサカの大切なものをあげるんだからさ///」

上条「一生大切にするよ」

番外個体「い、一生!?///」

上条「不幸な上条さんを好いてくれるのなんて、後にも先にもお前だけだと確信してるからな」

番外個体「……そんな事ないと思うけど」

上条「それを抜きにしても、惚れた弱みだからなぁ」

番外個体「またそんなクサイ台詞を……///」

上条「つーわけで、もう突っ込んでいいですか!?」ハァハァ

番外個体「…………」

上条「上条Jr.がドラゴンインストールの時を、今か今かと待ちわびて暴発寸前なんだよ!?」

番外個体「もう、しょーがないなぁ……///」

上条「いよっしゃああーー!! 待たせたなJr.よ! いざ、ドラゴンインストォォ…」

番外個体「ッ、どいて!」

上条「ぶほっ!?」


突然叫んだかと思うと、上条は部屋の端まで蹴飛ばされていた。

上条「いってぇぇっ!! いきなりどうした……んだ?」

当然、文句を言おうとする上条だが、二の句を継げなかった。なぜなら

上条「へ、部屋が真っ二つになっている……」

番外個体「発電系能力者の襲撃だよ。……しかも、レベル5級の」

上条「まさか御坂なのか!?」

番外個体「いや、おねーたまとは違う。この破壊に特化した能力は……」


麦野「はーまづらぁ……もう鬼ごっこは終わりかァ?」

浜面「終わり=死だろうが! まだ死にたくねぇぇーーーーー!?」


番外幻想「「よく分かんないけど、不幸だ……」」


いろいろと台無しだった。

572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 22:15:43.58 ID:Xg4JTpn70

上条「あ、あのぅ……」


麦野「あぁ!?」

浜面「大将!? なんでこんなところに!?」


上条「旅行に来てるんだが……って、それはこっちの台詞だっ!!」ガァァ

番外個体「うわわっ、ちょ、こっち見んな!?///」カァァ


浜面「……///」ジュルリ


上条「よし殺す」

浜面「ま、待て! 不可抗力だ!?」ギャース

上条「御託はいらねえ。こいつの裸を見ていいのは、俺だけなんだよ」ユラァ

浜面「ひっ!?」


麦野「滝壺だけかと思えば今度は第三位かッ!! 私を無視してんじゃねえーーーーー!!!」フォン

パシュー!!

浜面「ッ!? 上条防壁ィィィッ!!!」ササッ

上条「え……ぎゃわあああああああああああああああああああああ!?!?」パキーン

浜面「おおっ、流石メイン盾! 原子崩しが相手でも何ともないぜ!」


麦野「クソがっ!! 隠れてんじゃねえぞ、浜面ァァーーーー!!!」グオオッ


上条「なんだコレ、なんだよコレーー!? 威力があり過ぎて消しきれないのですが!?」ビキビキ

浜面「がんばれ大将!」

上条「み、右手が、上条さんの右手があらぬ方向にィィィ!?」ボキボキ

浜面「押されてる……!?」

上条「うぎぎ、ぐぐぐ……だ、ダメだ、支えきれない……ッ」ベキバキ

番外個体「!?」


麦野「死ねええええェェェーーーーーーーーー!!!!」


番外個体「ふざけんな……ミサカの彼氏を、当麻を殺されてたまるかぁぁーーーーー!!!」ビリビリ


573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 22:16:49.31 ID:Xg4JTpn70

翌日

学園都市 とある病院の一室――


番外個体「こ、こうかな?」ザクザク

上条「ああー違う違う。ナイフは添えるだけで、リンゴのほうを回すんだよ」

番外個体「こう?」シュルシュル

上条「そうそう、上手いじゃないか」

番外個体「フフン、ミサカは優秀だからね」

上条「あ~ん」

番外個体「はい、味わって食べなよ? ミサカが初めて剥いたリンゴなんだから」スッ

上条「はむっ、もぐもぐ……ん、旨すぎる!!」

番外個体「きゃは☆ もう一個食べる?」

上条「おう!」



浜面「…………」ボロボロ

麦野「…………」イライラ

滝壺「……どうして、むぎのが居るの?」

麦野「なに? 私が居たら拙いわけ?」ムカムカ

滝壺「うん」

浜面「……(滝壺さぁぁーーん!? 麦野を挑発しちゃらめぇぇーーーーー!?)」

575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 22:19:17.23 ID:Xg4JTpn70

番外個体「ねえ、右手は大丈夫?」

上条「ああ、今日で退院、明日には包帯を取ってもいいってさ」

番外個体「まったく、心配させるんだから……」

上条「う……、ごめんな」

番外個体「あなたは謝らなくていいよ。悪いのは全部、あっちのスケコマシだからね」ギロッ


浜面「反省してます……」ションボリ


上条「あはは、お互い災難だったな(ワーストさんにボコボコにされて入院なんて、羨ましいヤツ)」ニコニコ


浜面「た、大将……」ウルウル

麦野「で、だ」

滝壺「はまづらは私とむぎの、どっちを選ぶの?」

浜面「え、あ、そ、その……」オロオロ

麦野「はっきりしろよ」イライラ

滝壺「優柔不断な はまづらは応援できない」イライラ

浜面「……選ばないを選ぶぜ」

滝壺「ねぇ、むぎの」

麦野「あー、あんたの言いたい事は分かるわ」

滝壺「じゃあ、むぎのはどっちが欲しい?」

麦野「どっちがいいかにゃ~ん? んんー、それじゃ私は『づら』をいただこうかしら」ニタァァ

滝壺「なら私は『はま』のほうを貰うね」ニッコリ


浜面「……(はま/づらにされること前提で話が進んでるぅぅーーー!? てか夢より酷くなってやがる!)」ガクブル

576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 22:24:19.06 ID:Xg4JTpn70

浜面「助けてくれ、大将ォォーー!!」ササッ

上条「うわ、俺の後ろに隠れんな!?」ギョッ

浜面「聞いてくれよ! 俺はただ『自分だけの酒池肉林(パーソナルハーレム)』が作りたかっただけなんだ!」デデン

上条「…………」ポカーン

番外個体「サイテーだね」

浜面「上条なら理解してくれるよな!? ハーレムは男のロマンだもんな!?」

上条「そりゃまあ…」チラッ

番外個体「……(肯定したらコロス♪)」ニッコリ

上条「イカンでしょ」ウン

浜面「う、裏切るつもりか!?」

上条「裏切るも何もないだろ」ヤレヤレ

浜面「くっそー、彼女が出来た途端に保守的になりやがって……ッ!」

上条「二兎追う者は一兎も得ずって言うじゃねーか。愛想を尽かされる前にハッキリしろよ」

浜面「いいやそれは違うね! 二兎を追う者しか二兎を得られないんだ!!」キリッ

上条「……一理あるかも」ハッ

番外個体「この人に碌でもない思想を植えつけないで貰える?」ガシッ

浜面「なっ、離せ!」ジタバタ

番外個体「グロいの嫌いだから、分割は余所でやってよ」ポイッ


麦野「もちろんよ」

滝壺「一応、後腐れないように、きぬはたにも相談してみるね」ガシッ

浜面「いやああーーーーっ、助けてーーーーー!?」ズルズル

麦野「いいトコ邪魔して悪かったわね(こいつクローンだよな。昨日はクソ三位に匹敵する力を感じたが、気のせいか?)」


番外個体「はいはい、あなた達も仲良くしなよ」バイバーイ

上条「彼女持ちのくせに、敢えて男のロマンに殉じるなんて……。浜面、お前のことは忘れない」ホロリ


577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 22:27:29.83 ID:Xg4JTpn70

上条「浜面たちも帰ったし、俺たちも帰りますか」

番外個体「そ、そのことなんだけどね?」オズオズ

上条「ん?」

番外個体「片手じゃ不自由でしょ? だ、だからね、今日は泊りがけでミサカが介護してあげる///」モジモジ

上条「マジで!?」

番外個体「あ、えっちはダメだよ。まだ本調子じゃないんだし」

上条「不幸だ……」ガックリ

番外個体「あは♪ その代わり背中を流してあげるから拗ねないでよ」ニコッ

上条「マジで!?」

番外個体「うん、大マジ」

上条「前も洗ってもらえますか!?」

番外個体「ヘンタイは一人で帰れ」プイッ

上条「調子乗ってすみませんっしたああーーー!!! ナマ言いませんから機嫌を直して!?」ドゲザ

番外個体「どーしよっかなー?」

上条「神様仏様ワーストさま! そこをなんとか!」

番外個体「許してもいいよ? ……その代わり学校が始まっても、ちゃんとミサカに構ってくれなきゃヤダよ?」

上条「…………」

番外個体「へ、返事は?」

上条「だ……」プルプル

番外個体「だ?」ハテ?

上条「大好きだああぁぁーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」ギューッ!!

番外個体「きゃっ!?///」

上条「結婚してください!」

番外個体「は、はいっ!?///」

上条「おっし、善は急げだ! 御坂に妹さんをくださいって挨拶に行こう! 今すぐに!!」

番外個体「気が早い、っていうか何考えてんだー!?」ギャース

上条「二人の今後の幸せプランについて?」

番外個体「だ、ダメだこのヘンタイ……///」



このあと、一波乱どころか一万波乱ほどあるのだが、それはまた別のお話   番外幻想微ヘンタイEND

578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/09(火) 22:28:56.14 ID:Xg4JTpn70
といったところで、このSSは終了。エピローグはどうしよっかな……
ともかく約四カ月もお付き合い頂き、ありがとうございました!

また何かしら禁書SSを書くつもりなので、お目に留まった時は読んでやってくださいませー 
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2012/10/09(火) 22:30:57.05 ID://8UJkhj0
乙でしたぁ!!!

上条佐天が見たいです
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage ]:2012/10/09(火) 22:34:39.43 ID:W2J+Bxa/0
乙したぁ!!

エロもいい塩梅と言うかほんと読んでて心地よかったです。
次も絶対読むぜ。
あと浜面は爆発しとけ
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2012/10/09(火) 22:36:58.59 ID:mqreIG8Mo
あれ…?
まさかお前ら
これで終わり…?
終わり…??
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2012/10/09(火) 22:39:01.98 ID:mqreIG8Mo
言い忘れてた
乙 
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)2012/10/11(木) 20:44:18.26 ID:7h7Cnulb0
息抜きに投下ー 
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/11(木) 20:44:52.17 ID:7h7Cnulb0

番外編 01 御坂美琴の場合


常盤台女子寮――


美琴「うう、スカートの下がスースーする……」

黒子「ハァハァ、お姉さまが紐パンをお召しになって……ぐふふ、想像しただけで辛抱堪りませんわぁ」ハァハァ

美琴「べ、別にアイツが好きだから穿いてるわけじゃないわよ!?///」バチバチ

黒子「ああァァッ! どうしてわたくしの能力は『空間移動』なんですの!? 『透視能力』の固法先輩が妬ましいィィ!!」

美琴「ぎゃああーー!? ちょっと漏電しただけなのに、横紐が焼け切れちゃったーー!?」プチン

黒子「ぬわあああああッ!! お姉さまのスカートから紐パンがすとーんと…」ギャース


寮監「静かにせんかああああああああああああああああああああああ!!!!!」


美琴黒子「「は、はいぃぃ!!」」ビクッ


◇ ◇ ◇ ◇


黒子「危うく寮監さまの餌食になるところでしたわね……」ゲンナリ

美琴「そ、そうね」ヒヤヒヤ

黒子「淑女にあるまじきテンションでしたわ」

美琴「私は淑女なんてガラじゃないから、その辺はどうでもいいけど」

ゲコッ ゲコッ ゲコッ ゲコッ ゲコッ

美琴「電話? こんな時間に誰から……って母か。もしもし」pi

美鈴『おっめでとーーーう、美琴ちゃん!!』

美琴「声デカ!?」

美鈴『にゃははは♪ これが祝わずにいられますかってのよー!』

美琴「もう夜遅いのよ。近所迷惑も考えずに一体何よ?」ヤレヤレ

美鈴『もうっ、美琴ちゃんてばクールなんだからぁ』

美琴「はぁ……まーた酔っぱらってるわね。用が無いなら切るから」

美鈴『怒っちゃいやん♪ そんなだと彼氏に嫌われちゃうゾ』

美琴「はいはい、嫌われても…………彼氏?」ハテ?


607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/11(木) 20:46:41.54 ID:7h7Cnulb0

美鈴『上条くんに決まってるでしょー』

美琴「は、はぁぁあああああああああああああああ!?」

美鈴『恍けても無駄♪ さっき上条くんから電話で、娘さんと交際してますって報告があったのよん♪』

美琴「ままま、マジ!?」

美鈴『こんなことで嘘はつかないわよ~』

美琴「……///(えっ、うそ、アイツが私の か、彼氏っ!?)」

美鈴『上条くんならママも安心できるのよねぇ~。ホントよく頑張ったわ!』

美琴「……///(でで、でもでも! 告白した覚えも、された覚えもないのよ!?)」

美鈴『偉いぞ、美琴ちゃん!』

美琴「……///(ハッ! もしかして、実はアイツも実は私が大好きで、外堀から埋めていこうって作戦なのかも!? うん、きっとそう!)」

美鈴『今度家に連れてらっしゃい。ママ、二人からじっくりお話し聞きたいのよ~』

美琴「う、うん……わかった///」フニャフニャ

美鈴『約束よ~? あ、パパが帰ってきたから切るわね』

美琴「うん、お休みなさい///」pi


黒子「お母様からですの?」

美琴「え、えへ……えへへ///」ニッコニコ

黒子「!?」

美琴「もう、あの馬鹿は♪ 回りくどいコトしなくたって、私に直接告白してくれれば良かったのに///」イヤンイヤン

黒子「こ、告白ですって!?」ガビーン


608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/11(木) 20:48:33.84 ID:7h7Cnulb0

美琴「明日、早速問い詰めてやるんだから!///」

黒子「お待ちになってお姉さま!?」

美琴「黒子?」

黒子「告白ってなんですの!? もしやあの腐れ類人猿に……ッ!」

美琴「そうなの聞いてよ黒子♪」ニコォォ

黒子「なんという笑顔……。嫌な予感ビンビンですの」

美琴「アイツってば、うちの母にこ、交際の許可を取ったらしいのよ///」テレテレ

黒子「んまあ!?」ガビーン

美琴「肝心の私には一言もなしに、まったく……///」ニコニコ

黒子「あんの勘違いサルがァァァァッ!!!」プンスカ

美琴「勘違いなんかじゃないわよ!」

黒子「お、お姉さま?」

美琴「わ、私もその、アイツのこと……好きだし///」カァァ

黒子「ぎゃあああーー!? そんなカミングアウトはノーサンキューですの!?」

美琴「とと、とにかく! 千載一遇のチャンスなんだから、邪魔したら許さないわよ!///」ビシッ

黒子「お断りですわ! 断固阻止しますの!」

美琴「……もし邪魔したら絶交だから」

黒子「大人げありませんの……」ガックリ


609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/11(木) 20:49:33.78 ID:7h7Cnulb0

翌日

上条さんち――


美琴「お、おっす……」

上条「御坂がうちに来るなんて珍しいな」

美琴「そ、そうかしら?」

上条「まあ立ち話ってのもなんだ、お茶くらい出すから上がれよ」

美琴「おお、お邪魔しますッ!!」

上条「はは、なんでそんなに気合い入ってんだよ」ケラケラ

美琴「誰のせいよ!///」カァァ

上条「逆切れ!?」ガビーン


◇ ◇ ◇ ◇


上条「それで何の用なんだ?」

美琴「えっと……///」モジモジ

上条「お金以外のことなら何だって力になるぞ。御坂は俺にとって大事な人だからな」ニコッ

美琴「~~~~~ッッ///」ズキューン!

上条「どうした、顔が赤いぞ?」

美琴「なななななんでもないっ!?///」ワタワタ

上条「季節の変わり目だし、風邪かと思ったんだけど一安心だな」ウン


610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/11(木) 20:50:42.55 ID:7h7Cnulb0

美琴「そ、そんな事より、一体全体どういうつもりよ!///」

上条「なにがだ?」ハテ?

美琴「昨日の晩、うちの母から電話で聞いたわよ! その……ここ、交際してるって報告したんでしょ!?///」

上条「ゲッ、美鈴さんもう喋ったのか!?」

美琴「な、なによ! こういうのは当事者同士っていうか、まず私に一言あって然るべきでしょうが!」

上条「……確かに順序が逆だったよな」

美琴「当たり前よ!///」

上条「ごめんな、幸せすぎて少し浮かれてたみたいだ」ペコリ

美琴「こ、これからは、まず私に相談してからにしなさいよね!///」

上条「ああ、そうするよ」

美琴「それに私に断られるかも、とか考えなかったわけ?///」

上条「はぁ? 御坂の意思なんて関係ないだろ」

美琴「なっ!?」

上条「お前がどう思っていようが、俺は付き合うって決めたんだ。お前が認めてくれるまで、どれだけ時間をかけても説得するさ」

美琴「そ、そんなに、すす……好きなの?///」モジモジ

上条「世界で一番大好きだ。誰よりも愛してる」キリッ

美琴「ふ」

上条「あ、このパターンは……」

美琴「ふにゃー///」ビリビリビリビリ!!

上条「やっぱりかーーーーーっ!?」パキーン


611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/11(木) 20:52:15.53 ID:7h7Cnulb0

帰り道――


上条「ったく、漏電するなら事前申告しろよな」ヤレヤレ

美琴「……ごめん」ションボリ

上条「ま、これから末長く付き合うんだし、少しずつ改善していけばいいか」

美琴「うん……よろしくね///」モジモジ

上条「こちらこそよろしくな!」

美琴「りょ、寮はすぐそこだから、ここまででいいわよ///」

上条「そっか」

美琴「送ってくれてありがと。またね、と……とと、と……///」アタフタ

上条「あはは、落ち着けよ」

美琴「すぅー……はぁー…………よしっ」

上条「?」

美琴「またね、当麻!///」フリフリ

上条「おう、またな。御坂……いや、義姉さん」フリフリ








美琴「ん、義姉さん……?」ハテ?

612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/11(木) 20:59:42.39 ID:7h7Cnulb0
といったところで今回は終了
こんな感じでスレを埋めていこうかとー
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/10/11(木) 21:00:22.70 ID:gYqpc4Hpo
おつ
 
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/18(木) 19:08:07.14 ID:GVUePtdY0

番外編 02 番外個体の場合


黄泉川さんち――


番外個体「はぁ……」

黄泉川「ため息なんかついてどうしたんだ?」

番外個体「んー?」

黄泉川「やる気の欠片も感じられないじゃん。もしかして上条と上手くいってないのか?」

番外個体「そんな事ないよ。あの人ってばヘンタイだけど、他はフツーに良い彼氏だもん///」テレテレ

黄泉川「その割には放っておかれてるじゃんよ。せっかくの休日なのにさ」

番外個体「……今日は学校の友達と遊ぶ約束があるんだって」ションボリ

黄泉川「あー……」

番外個体「そんなこんなでミサカも考えるんだよねー。学校くらい通った方がいいのかなって」

黄泉川「おおっ、ついにニートを脱却するのか!?」

番外個体「ニートって……。これはミサカの本気を示す必要があるね」

黄泉川「その言葉をどれだけ待ちわびたことか! すぐに編入手続きの準備をするじゃん!」


640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/18(木) 19:09:56.78 ID:GVUePtdY0

翌日

黄泉川「とりあえず、長点上機と霧が丘女子の編入案内をもらってきたんだが、どっちがいい?」

番外個体「え……?」

黄泉川「まあ、お前の実力ならどっちも余裕だろうけどな」ウン

番外個体「ミサカは黄泉川の高校で十分なんだけど……」

黄泉川「せっかくやる気を出したんだ、なるべくランクの高いトコに通わせたいっていうのが親心じゃん」

番外個体「で、でもここから通うには、両方とも遠いし」アセアセ

黄泉川「学生寮完備だから心配ないぞ」

番外個体「そ、それに学校生活を送ってみたいけど、能力開発とかは興味ないし!」オロオロ

黄泉川「それでもうちはやめた方が無難じゃん。レベル2までしかカバーできないからな」

番外個体「え、えっと……そう! 余裕のある学生生活を送りたいの!」

黄泉川「…………」ニヤニヤ

番外個体「人生ケーケンの乏しいミサカには、勉強よりジョーチョを学ぶべきだと思うな!」

黄泉川「で、本音は?」ニタニタ

番外個体「……あの人と一緒の学校に通いたいです///」カァァ

黄泉川「うむ、素直でよろしい」


打ち止め「あなたは学校に通わないの? ってミサカはミサカは疑問に思ってみたり」

一方通行「めんどくせェ」

禁書「遊ぶ時間が減るから、アクセラレータは自宅警備員(セルフ・アンチスキル)のままでいいんだよ」ウンウン

一方通行「……俺も復学するか」ズーン

禁書「ええっ!?」ガビーン


641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/18(木) 19:11:46.74 ID:GVUePtdY0

とある高校――


小萌「今日は新しいお友達を紹介しまーす」


一同「おおー!」


小萌「喜べヤロウどもー、小猫ちゃんたちは残念でした。転校生の番外個体ちゃんでーす」パチパチ

番外個体「よろしく☆」


野郎共「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!」

上条「ぶふぅーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」ガビーン

姫神「上条君?」ハテ?


小萌「時間が押してるので、質問は休み時間にしてくださいね。で、番外個体ちゃんの席は…」

青ピ「はいはいはい! 僕の隣が空いとるで~!」

上条「却下だっ!!」ガァァ

青ピ「か、カミやん?」

小萌「ケ、ケンカはダメなのですよ!?」オロオロ

上条「彼女は俺のとなりでお願いします」ズズイ

小萌「は、はい」

吹寄「上条っ! 貴様、何を勝手に…」

上条「勝手だと? 自分の彼女をヘンタイから守って何が悪いんだ!!」

吹寄「い、いや、何も悪くないが…………え、彼女……だと?」ピシリ

上条「ワーストさんは上条さんの彼女さんです」キリッ


青ピ「ここ、笑うトコなん?」ハテ?

土御門「楽しいことになりそうだにゃー」ニヤニヤ


642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/18(木) 19:13:45.19 ID:GVUePtdY0

休み時間

青ピ「なぁなぁ、カミやん」

上条「なんだ?」

青ピ「さっき空耳が聞こえたんや。カミやんに彼女ができたとか、あはは……冗談キッツイわー」

上条「出来たぞ」

青ピ「…………は?」

上条「あれ、言ってなかったっけ?」

青ピ「……でや」プルプル

上条「?」ハテ?

青ピ「なんでやっ!? なんでカミやんばっかりモテるんや!?」ガァァ

上条「バカ野郎っ!!」ブンッ

バキッ!!

青ピ「たわばっ!?」バターン

上条「俺がモテるだと……? ふざけた事ぬかしてんじゃねえ!」

青ピ「え、え、ここは僕がカミやんを殴るトコやろ? せやのに何で僕が殴られとるん?」オロオロ

上条「上条さんがどれだけ苦労して彼女をゲットしたと思ってやがる!」

青ピ「どうせ助けた縁とかで、最初から好感度MAXなチートっぷりやったんやろ?」

上条「確かにワーストさんの感度はバツグンだが、それも日頃の弛まぬセクハラの成果なんだぞ!」

青ピ「セ、セクハラ……?」

上条「雨の日も風の日も、紐パンの紐! 殴られようが罵られようが、ひたすら純粋にセクハラを続けた結果が今の俺なんだよ!」

青ピ「え、セクハラしとったら彼女ができるん?」

上条「当たり前だろーが」ヤレヤレ



吹寄「あなた……」

番外個体「言いたい事はわかるから! お願いだからそんな目でミサカを見ないでーーっ!?」ギャース

643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/18(木) 19:14:56.50 ID:GVUePtdY0

昼休み

上条「ったく、うちの学校に通うってんなら、事前に教えてくれても良くありませんかねぇ?」

番外個体「あ、お弁当おいしそう♪」

上条「話を聞いて!? それとさも当然のように上条さんの弁当を貪らないでっ!?」ガビーン

番外個体「やっぱり、あなたの卵焼きはサイコーだね」モグモグ

上条「そ、そうか?///」テレテレ

番外個体「唐揚げはジューシーだし、煮物もよく味が染みておいし♪」モグモグ

上条「いやぁー、それ程でも///」

番外個体「んー、なんだか喉が乾いちゃったな」

上条「はいはい、水筒のお茶でいいよな?」コポコポ

番外個体「さっすが、気が利くね」ゴクゴク

上条「デキる彼氏ですから!」ドヤァ

番外個体「ごちそうさま。あー、美味しかった」

上条「そりゃ良かった……って、ちょ、全部食べちゃったの!?」

番外個体「きゃは☆冗談だってば。ほら、あ~ん♪」ニコニコ

上条「あーん……はむっ」パクッ

番外個体「どうかな?」

上条「うまっ! 味見した時より何倍も旨いです!」パァァ

番外個体「あ、当たり前だよ。ミサカが手ずから食べさせてあげたんだもん///」カァァ

上条「幸せだなぁ……」シミジミ



青ピ「あ、ありえへん……幸福なカミやんなんて、あっていいはずがあらへん……」ワナワナ

吹寄「確かにあり得ない光景ね……」ポカーン

姫神「二学期から本気を出すつもりだったのに。すでに終戦していた……」ガックリ

土御門「この程度は序の口ですたい。この前なんて、隣の部屋からギシアンらめぇーな声が漏れてきて焦ったんだにゃー」シレッ

青ピ吹寄「「な、なんですとーっ!?」」ガビーン

姫神「……死体蹴り。よくない」プルプル


644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/18(木) 19:17:22.07 ID:GVUePtdY0

放課後

上条「ふぃー、ようやく授業から解放された」コキコキ

番外個体「お疲れさま」

上条「お前の方こそ疲れてるんじゃないか? いろいろと不慣れだったろ?」

番外個体「そうでもないよ。……あなたがフォローしてくれたし///」モジモジ

上条「照れてるワーストたん萌えー」ニヤニヤ

番外個体「はいはい、それで今日は何して遊ぼっか?///」

上条「もちろんセック…」

番外個体「それはあとでね! つーか教室で何口走ってるんだこのヘンタイっ!!///」ギャース

上条「いやでも、せっかくセーラー服を着てるんだぞ? 人気のない化学準備室あたりで、しっぽりムフフといきたいですな」

番外個体「TPOを弁えろよ!?」

上条「じゃあ図書室で…」

番外個体「だから学校から離れてよ!?」

上条「えー」

番外個体「あなたの頭の中にはエロしかないの!? もっと、こう……放課後デートとかあるだろ///」テレテレ

上条「だったらセブンスミストでも冷やかすか。衣替えの時期も近いし」ウン

番外個体「……試着室に連れ込んでヘンタイプレイしようとか考えてない?」

上条「!?」ギクッ

番外個体「やっぱり……」ジトー

上条「ハハハ、ソンナコトスルワケナイダロ」ギギギ

番外個体「それなら安心だね」ニヤリ

上条「……はい」ガックリ

番外個体「露骨に落ち込むなよー。あなたの部屋でなら、好きにしていいから……///」ゴニョゴニョ

上条「マジで!? 制服プレイしてもいいの!?」パァァ

番外個体「こ、声が大きいってば!///」カァァ



青ピ「ホンマや……日常的にセクハラが容認されとる」

吹寄「は、破廉恥だわ……」ゲンナリ


番外個体の編入により、とある高校の風紀が乱れた!

657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/19(金) 18:51:59.58 ID:AmmjUAId0

番外編 03 とある英雄の変態御手


常盤台中学 プールサイド――


ズドォォォーーーーーーーン!!!


美琴「…………」

教師「威力、精密さ、初速、どれを取っても文句無しのレベル5判定ですね。測定は以上なので、退席して結構ですよ」

美琴「はい、ありがとうございました」ペコリ

教師「あ、次の子を呼んでもらっていいかしら?」

美琴「ええ、いいですよ。でもこの測定法は私だけじゃありませんでしたっけ?」

教師「今期は余所の高校から測定依頼があったらしくてね。なんでも発電系の高位能力者だそうよ」

美琴「へぇー……」

教師「フフ、気になる?」クスッ

美琴「そりゃまあ、同系統ですし」

教師「確か高校二年生の女子で、能力強度はレベル4。名前は……何これ、番外個体……?」ヨミヨミ

美琴「ぶーーーーーーっ!?」ブフォッ!!

教師「御坂さん?」ハテ?


658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/19(金) 18:53:15.85 ID:AmmjUAId0

控室――


美琴「失礼します! ってやっぱりアンタかっ!!」ガチャ


番外個体「や、おねーたまちーっす」

美琴「ちーっす、じゃないわよ! 何でここにいんのよ!?」ガァァ

番外個体「システムスキャンのため?」

美琴「そんなの自分の高校で受ければ……って、アンタ学校に通ってたの!?」ガビーン

番外個体「まあ落ち着けよ」

美琴「これが落ち着いていられるか! アンタも一応妹達なんでしょ!?」

番外個体「あー、そういうことね」

美琴「クローンだってバレたらどうすんのよ!?」ギャース

番外個体「…………」ジー

美琴「何とか言いなさいよ! てか何で私の胸を見てんのよーっ!!」ウガー!

番外個体「この圧倒的戦力差。バレるわけがねえ」ヤレヤレ

美琴「どういう意味だこらーーーーーっ!!」

番外個体「大丈夫だいじょーぶ♪ 貧しくても、そのうち良いコトがあるよ。きっと、多分、メイビー☆」プークスクス

美琴「こ、この……ッ」プルプル

番外個体「ていうか、おねーたまは何しに来たの?」

美琴「……アンタを呼びに来たのよ」ゲンナリ


659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/19(金) 18:53:49.79 ID:AmmjUAId0

プールサイド――


教師「では御坂さんと同じように、対岸の的に向かって超電磁砲を撃ってください」

番外個体「えっ、ミサカのレベルだと音速越えは無理なんだけど」

教師「そうとも限らないですよ。あなたの学校から持ち込まれた資料によれば、あなたはレベル4でも上位みたいだから」ヨミヨミ

美琴「まあやるだけやってみなさい。骨は拾ってあげるからさ♪」ニヤニヤ

番外個体「……さっきの事を根に持ってやがるな」

教師「準備は出来ているので、いつでもどうぞ」


番外個体「こうなったら全力でやってやる!」バチバチッ


美琴「え……」


番外個体「いっけえええぇぇーーーーーーーーーーーー!!!」キーン


ズドォォォーーーーーーーン!!!


番外個体「ハァ、ハァ……」

教師「う、うそ……」ポカーン

美琴「判定はレ、レベル5……!?」ガビーン


660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/19(金) 18:55:46.15 ID:AmmjUAId0

とあるカフェ――


番外個体「あひゃひゃひゃひゃ!!」ケラケラ

美琴「うう……」

番外個体「ねぇねぇ、今どんな気持ち? 唯一のアドバンテージだった能力までミサカに追いつかれちゃって、今どんな気持ち?」ニタニタ

美琴「毎日努力してるのに、遊び呆けてる妹に並ばれるなんてぇぇ……」グッスン

番外個体「そう気を落とすなよー」

美琴「アンタにだけは慰められたくないわよぉ……」メソメソ

番外個体「そりゃそっか。貧相なおねーたま唯一の拠り所だもんね☆」

美琴「!」ハッ!?

番外個体「どったの?」ハテ?

美琴「うふ……フフフ、あーっはっはっは!!」

番外個体「ついに壊れちゃった?」

美琴「そうよ、そうだったわ、そうだったのよの三段活用! 私の拠り所は能力なんかじゃないのよ!」デデン

番外個体「?」ハテ?

美琴「ふっふーん、恋愛経験ゼロの妹には分っかんないわよねー♪」ニコニコ

番外個体「豊富ってわけじゃないけど、少しはあるよ……?///」テレテレ

美琴「そっかそっか♪ アンタも私みたいに成就するといいわね」


番外個体「もう実ってるし…………ん、私みたいに?」ハテ?

661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/19(金) 18:59:05.87 ID:AmmjUAId0

とある高校――


小萌「測定の結果が出ましたー。ついに上条ちゃんもレベル0から脱却する日がきたのですよー」

上条「マジで!?」ガビーン

小萌「マジなのです!」

上条「い、いよいよ俺も能力者に……? いよっしゃあああーーーー!!!」イヤッホゥ!!

小萌「おめでとうございます。先生も嬉しくて仕方が無いのです」ニコッ

上条「そそ、それで!? 上条さんは何の能力に目覚めたのでせうか!?」

小萌「それはですねー……」

上条「発火能力? それとも空間移動? もしかしてベクトル操作とか!?」ワクワク

小萌「いいえ、もっと希少な能力なのです」

上条「ええっ、レアものですか!?」

小萌「はい、その名も『変態御手(レベルアッパー)』。今日初めて観測された能力なのですよー」パチパチパチ

上条「…………」

小萌「なんでも、ね、粘膜接触した相手をレベルアップさせる能力だそうです……///」モジモジ

上条「…………」

小萌「あまりに有用すぎる能力なので、すでに複数の研究機関からオファーが来ているのですが……///」

上条「…………」

小萌「番外個体ちゃんの事もありますし、どうしますか?///」


上条「なんつー能力に目覚めちまったんだよ俺っ!? ああもうっ、不幸だぁぁーーーーーーーーーーー!!!」ギャース


662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/19(金) 19:00:06.86 ID:AmmjUAId0

風紀委員 第一七七支部――


佐天「暇だねぇー」ホッコリ

初春「暇ですねぇー」ホッコリ

黒子「確かに暇ですわねえ……といいますか、何故佐天さんが支部に入り浸っていますの?」ジトー

佐天「あっはは、気にしない気にしなーい♪」ヘラヘラ

黒子「まったく……」ヤレヤレ


テレビ『能力開発で伸び悩む学生に朗報です。つい先日、能力者をレベルアップさせる能力が発見されました』


佐天「は……?」

初春「へー、凄いですね」マッタリ

黒子「便利な世の中になりましたわね」マッタリ

佐天「ちょっ、これ本物の幻想御手じゃないの!?」

黒子「そうですわね」

佐天「なのに何でそんなに無気力なの!?」ガビーン

初春「落ち着いてくださいよ佐天さん。そんな希少能力者なんて、私たちには縁がありませんよ」

佐天「で、でも! もしかしたら、あたしも能力者になれるかもしれないんだよ!?」


テレビ『この世紀の発見ともいえる能力を発現させたのは、とある高校の二年生、上条当麻君であることが取材により明らかになりました』


黒子「上条当麻さんなんて言われましても、知っているわけが……え?」

初春「白井さん?」ハテ?

黒子「る、類人猿ですってぇぇーーーーーーーー!?」ガビーン

佐天「もしかして知り合い!?」パァァ


663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/10/19(金) 19:02:34.53 ID:AmmjUAId0

翌日

とある高校――


クラス一同「…………」ジィーーーーーーーー


上条「……なにやら不穏な視線を感じるのですが」

番外個体「ま、天然モノのレベルアッパーが身近にいれば、ねえ?」

上条「旅館でレベル5を普通に撃退してたし、前兆はあったよな……」ゲンナリ

番外個体「ミサカ、色んな意味であなたに開発されちゃった♪///」テレテレ

上条「なんて使い道のない能力なんだ……」ズーン



土御門「粘膜接触ならキスでもオーケーなのか?」ヒソヒソ

青ピ「せやろか?」ヒソヒソ

吹寄「くッ、せめてほっぺたでいいのなら……」ヒソヒソ

姫神「フフフ。原石の私には関係のない話……」ヒソヒソ

土御門「舞夏を守る力を強化できるのなら、カミやんとキスするくらい……」チラッ

青ピ「高位能力者になってモテるためなら、カミやんとキスするのも吝かではあらへん」チラッ



上条「ひぃぃ!? 未だかつてない不幸の足音が聞こえる……ッ!?」ゾクッ

番外個体「ミサカが守ってあげるから任せなって」

上条「け、けどなぁ……」

番外個体「毎日レベルアップしてるんだぜー? 第一位以外には負けないってば」ケラケラ

上条「でも俺がセクハラしてる間、ワーストさんは能力が使えないんですよ?」

番外個体「少しは自重しろよ!?」ガビーン

上条「うん、それ無理♪」ニッコリ

番外個体「ダメだこいつ……全然危機感が足りてない」ガックリ



こうして上条さんの貞操は、番外個体の手に委ねられるのだった!

712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/06(火) 02:02:50.67 ID:JMvAeaOi0

番外編 04 とある実験の経過報告


とある学生寮の一室に、今日も若い女の嬌声が響く。番外個体は上条の執拗な愛撫に、神経の一本一本が性感帯であるかのような錯覚を得る。
彼女のてらてらと熱く濡れそぼった秘唇も、欠けた半身を求めるようにヒクヒクと上条を誘っていた。

番外個体「ね、ねえ、続き……しないの?」

上条「続き? はて、上条さんには何のことやらサッパリですよ。もっと具体的に言ってくれないと」

番外個体「くッ、このヘンタイ……///」

彼女の求めを理解したうえで、敢えて意地悪をしたくなるというサディスティックな彼氏である。
しかし需要と供給のバランスはとれているのだから度し難い。
全身の血液が顔に集中しているのでは? とツッコミたくなる赤さの番外個体は、喉をひとつ鳴らすと、消え入りそうな声で懇願する。

番外個体「ミ、ミサカのここに、あなたのを……その、い、挿れてほしい……///」

上条「もう何回もやってるのに、ワーストさんの初々しさは変わりませんねぇ」

番外個体「……いじわる///」

上条「フフン、ベッドの上での主導権は上条さんが握ってますからね。前回が消化不良だった分、今日はたっぷり可愛がってやるよ」

そう言って、野性味のある笑みを浮かべる上条。普段の昼行灯は擬態ではないかと疑う番外個体だが、彼女はこの笑みが大好きだった。
一切の虚飾がない剥き出しの愛欲を向けられる心地よさ、それは麻薬のように染みわたり番外個体の心もカラダも溶かしていく。

上条「ところでワーストさん」

番外個体「な、なに?///」

上条「今日は趣向を変えて、前からではなく後ろから突きまくりたいのですがよろしいですか? よろしいですね、よろしくお願いします!」

番外個体「え、何を言って…うあぁっ!?///」

いつもの頭の悪い上条語で何やら確認をされたかと思えば、番外個体は背中から覆い被さるように抱きつかれ、刺し貫かれていた。


713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/06(火) 02:05:48.27 ID:JMvAeaOi0

番外個体「やっ、あっ、い、いきなりなんて……ッ」

上条「心配すんなって。ワーストさんの弱いとこは把握済みですからね」

番外個体「そういう問題じゃな、いッ、うあ、んっ、あっ、あぁっ!」

抗議の声をあげる番外個体を尻目に、上条はリズミカルに腰を叩きつける。

上条「奥のほうの少し手前が特に弱いよなぁ。こう……二回突いて一回引く感じでさ」

番外個体「せ、説明すんなヘンタイっ! ッん、やぁ、あうっ、そ、そこばっか、しないでってばぁー!///」

上条「んなこと言われてもなー。俺も気持ち良すぎて止まれないんだよ」

番外個体「そ、そんな……あっ///」

初めてではないが、まだ不慣れな行為に番外個体の意識は飛びそうになる。
激しすぎず、かといって優しすぎず、二人で確かめ合った一番心地よいスピードで抽挿される灼熱を拒絶できるはずもなく

番外個体「あはぁッ! そんなにされたら、ミ、ミサカ……!///」

上条「くッ、締め付けキツすぎだろ」

ぎゅうぎゅうと、番外個体の中が上条のモノを締め付ける。
愛情も欲望も何一つ逃さないかのように、複雑に収縮しまとわりつく。

上条「そんなに中に欲しいのか? 今日のワーストさんは積極的ですねえ」

番外個体「そんなの知らなッ、あッ……ヤ! もうダメ……あッ、イキそう……!」

上条「なら先にイカせてやるよ」

番外個体「ひぅっ、やだ、待っ…」

彼女の言葉も途中に、上条は番外個体の最奥をコツコツとノックする。

番外個体「あぁッ!! す、すごい、奥まで届いてッ、ミ、ミサカ、もう……」

上条「そら、いっちゃえよ!」

そう言いながら、サディスティックに口角を歪ませ、最後の一突きを……



◇ ◇ ◇ ◇



番外個体「……って、何を読んでんだこのヘンタイがああぁぁーーーーーーーーーーーー!!!!」シュッ!!

メメタァァ!!

上条「パゥッ!?」バターン!


小萌「あぅ……///」モジモジ

714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/06(火) 02:07:53.45 ID:JMvAeaOi0

とある高校 小萌sクラス――


上条「うう……痛すぎる……」ヨヨヨ

番外個体「あなたの発表のほうが痛すぎるわ! てかこれの何処が研究レポートなの!?」ギャース

上条「最後まで聞けば、ちゃんとしたレポートだってわかるのに……」

番外個体「あんなもの最後まで言わせるわけないだろ! な、なんであんな……///」モジモジ

上条「あんなのって酷くない? 二人の大切なひと時を文章化したってのにさ」

番外個体「大切なら胸の奥にしまっといてよ!?///」

上条「折角だから形にしてみたかったんだ!」

番外個体「こ、このセクハラ野郎は……///」


小萌「かか、上条ちゃん……?///」モジモジ


上条「おっと、レポートの途中だった。つまるところ『変態御手(レベルアッパー)』の概要はですね」


① レベルアップは時間制限がある

② キスなら一時間、セックスした場合は一日、さらに中出しした場合は三日間レベルアップ状態を維持できる

③ 実験対象がレベル4固定だったため、レベルの上がり幅は未測定


上条「ってな感じです」

小萌「はわわ……///」カァァ

番外個体「最初からそこだけコッソリ報告してよ! よりによってなんでクラスでぶちまけたの!?///」カァァ

上条「だってレポートを発表するのが、この授業の課題だったじゃん」シレッ

番外個体「それにしたって、もっとやり方が…」

上条「こんな能力だからこそハッキリ示したいんだ。番外個体以外の誰にも使うつもりは無いってさ」キリッ

番外個体「……そんな風に言われたら、何も言えなくなるだろ、ばぁーか……///」テレテレ


女子一同「……///」モジモジ

男子一同「…………」ドンッ!! ドンッ!!

吹寄「こ、こら! 壁を殴らないでっ!!」

青ピ「憎しみで人を殺せたら……ッ!! 殺せたらッ!!」ウガー

土御門「然もありなん。男の嫉妬は見苦しいぜよ」ヤレヤレ

715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/06(火) 02:09:35.44 ID:JMvAeaOi0

とあるファミレス――


佐天「ねぇねぇ御坂さん!」

美琴「ダメっ!!」キッパリ

佐天「そんなこと言わずに紹介してくださいよ~」

美琴「絶対にイヤッ!!」プイッ

佐天「えー、いいじゃないですかー。ちょっとだけでいいんです、唇の端をぺろっと舐めるだけでいいからお願いっ!」

美琴「いーやーよ!」


初春「佐天さんてば必死ですねぇ」

黒子「能力への憧れは人一倍ですもの。無理もありませんでしょう」

初春「というか能力の発動条件が粘膜接触なんですよね? ……もしかして御坂さんとのキスで発現しちゃったりしたんですか!?///」カァァ

黒子「!?」ガタッ!!


美琴「き、キスなんてしてないわよっ!///」カァァ

佐天「あっはは、常盤台のエースともあろうお方が、ウブなことよのぅ♪」ニヤニヤ

美琴「……で、でもでも、大切なトコは全部見られちゃったし、その……愛し合ってるし///」テレテレ

佐天「じゃあ、あたしにも愛を分けてくださいよ~」

美琴「嫌っ!!」プイッ


黒子「…………」プルプル

初春「いいなぁ、御坂さん。私も年上の彼氏が欲しいです」

黒子「絶ッッッ対に認めませんわぁ!! 愛など粘膜が産み出した幻想にすぎませんの!!」ガァァ

初春「あー、たしかに白井さんのはそんな感じですよねー。ねっちょりしてそうだし」シレッ

黒子「わたくしの愛は真実の愛ですのよ!?」ガビーン


716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/06(火) 02:12:44.42 ID:JMvAeaOi0

黄泉川さんち――


番外個体「――ってことがあってさー。ほんと、困ったもんだよ」

黄泉川「へぇー、噂には聞いていたが、とんでもない能力じゃんよ」

芳川「是非とも研究してみたいわね」ウズウズ

番外個体「フフン、残念だけど研究はさせないよ」

芳川「ケチね。たかが接吻のひとつや二つ、減るものでもないでしょうに」ヤレヤレ

番外個体「減るよ!? あの人の愛情はミサカだけが受け取るべきなの!」ガァァ

芳川「そういうものかしら?」

黄泉川「そういうものじゃん。私は番外個体の気持ちは理解できるな」ウン

番外個体「でしょ?」

黄泉川「だが避妊だけはしっかりしろ。能力の解明を言い訳に、ナマで致すのはいただけないじゃん」

番外個体「……はい///」カァァ



一方通行「……(レベルアップ……夢のレベル6へ至る手段がすぐ傍に……お、俺は一体どうすれば……)」プルプル

打ち止め「?」ハテ?

一方通行「……(いまさら力への渇望は無い。だが気になる……絶対無敵の能力ってどンなだよ!?)」ワクワク

禁書「純真な少年の目をしてるんだよ」

打ち止め「もしかしてレベルアップしたいの? ってミサカはミサカは便乗するつもり満々で聞いてみたり」

一方通行「そうだなァ……。ンじゃ、明日にでも上条ンちに行ってみるか」

打ち止め「やっほぅ! って、ミサカはミサカは全身で喜びを露わにしてみたりー♪」キャッホゥ!


番外個体「ちょっ、なに企んでるの!?」ガビーン


738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/08(木) 22:27:06.40 ID:HS5R5AFr0

番外編 05 一方通行&打ち止めの場合


上条さんち前――


禁書「久々の実家なんだよ」

打ち止め「連絡無しで来ちゃったけど良かったの? ってミサカはミサカは常識的な意見を述べてみたり」

一方通行「もう夕方だし、上条も帰宅してンだろ」

打ち止め「じゃあチャイムはミサカが押すね! ってミサカはミサカは…」


アンッ、ソッチハチガウ……ウ、ウソデショ!? ハイルワケナイッテバァァーーーー!!

ゲッヘッヘ、モウオソイワーー!!

アハンッ、ヤ、ヤメッ!?


打ち止め「~~~~~~~ッッ!?///」カァァ

一方通行「……今日は出直すかァ///」モジモジ

禁書「とうまァァァーーー!!! お天道様が出てるうちから何をやってるのーーーーっ!?」ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン!!


739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/08(木) 22:28:09.48 ID:HS5R5AFr0

上条さんち――


禁書「とうまァァァーーー!!! お天道様が出てるうちから何をやってるのーーーーっ!?」ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン!!



番外個体「!?」ビクッ

上条「ゲッ、インデックス!?」

番外個体「は、早く抜いて!? 急いで換気もしないと!?」アタフタ

上条「お、おう」ヌポッ

番外個体「やんっ♪///」ゾクゾクッ

上条「なんだよ、やっぱり気持ち良かったんじゃねーか」ヤレヤレ

番外個体「バ、バカ……!///」テレテレ

上条「むふふー、このまま無視して続きをしませんか?」ニヤリ

番外個体「するわけないだろヘンタイっ!! それよりファブリーズを取って!///」

上条「はいはい、えーっと、どこにやったかなー」

番外個体「まったく、TPOを弁えろって何回言わせれば……」ブツブツ

上条「お、あったあった。ほらよっ!」ポイッ

番外個体「ありがと……って、これファブリーズじゃなくてエアリーズじゃん!?」ガビーン

上条「カッコいいよな、エアリーズ」

番外個体「ミサカはトールギスのほうがカッコいいと思うけどな……って言ってる場合かーーーーっ!!!」ガァァ


◇ ◇ ◇ ◇


一方通行「もうすっかり大人なンだなァ……。なンか顔を合わせ辛くなってきた///」

打ち止め「うん、でも早くお家に入れて欲しい、ってミサカはミサカは好奇心を抑えきれなかったり///」ワクワク

禁書「ラ、ラストオーダーにはまだ早いんだよ!?」ギャース

740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/08(木) 22:29:14.99 ID:HS5R5AFr0

数分後

上条「よ、よく来たな。適当にくつろいでくれよ。あ、あはは……」


一方通行「お、おォ……///」

打ち止め「……///」モジモジ

禁書「とうまはフシダラなんだよ! 私がシスターとしてお説教を…」


番外個体「ミ、ミサカ、お茶を淹れてくるね!」イソイソ

上条「あっ、自分だけ逃げるつもりだな!?」

番外個体「そんじゃお客さんの相手はよろしく~!」スタコラサッサー

上条「ま、待って!? 上条さんを置いてかないでーっ!?」


禁書「とうま」

上条「は、はひっ!?」ビクッ

禁書「きちんと正座してお説教を聞くんだよ」

上条「正座は苦手だから勘弁して欲しいなぁーなんて…」

禁書「せ・い・ざ」

上条「……はい」


741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/08(木) 22:30:25.88 ID:HS5R5AFr0

番外個体「はい、粗茶ですがどーぞ」コトッ

打ち止め「あ、ミサカのはヤシの実サイダーだ! ってミサカはミサカは喜びを露わにしてみる」コクコク

一方通行「…………」ジー

番外個体「飲まないの?」ハテ?

一方通行「これ、飲めるのか……?」

番外個体「むっ、バカにしてるな。ミサカだってやれば出来るんだっての」プンプン


上条「ヤれば出来るなんて……ワーストさんのえっち♪」イヤン


番外個体「意味が違うだろ!?///」カァァ


禁書「とうま! お説教はまだ終わってないんだよ!!」ガァァ

上条「う、ごめんなさい……」

禁書「ホントにお馬鹿なんだから。そもそも人間には七つの煩悩があって……」クドクド

上条「……(えっと、睡眠欲に食欲、それと性欲に性欲に性欲と、あと性欲と性欲だよな、うん)」


一方通行「茶を淹れられるようになったのも、優しい彼氏のためってヤツなのかァ?」ニヤニヤ

番外個体「そ、そうだよ悪い!?///」

一方通行「べっつにィィ?」ニマニマ

打ち止め「もう、からかっちゃダメ、ってミサカはミサカは意地悪なあなたを叱ってみたり!」メッ!


742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/08(木) 22:31:50.01 ID:HS5R5AFr0

番外個体「それで何の用? わざわざミサカたちを冷やかしに来たわけじゃないんでしょ」

一方通行「あァ、用件はだな…」

打ち止め「ズバリ、レベルアップに来たのだーっ!! ってミサカはミサカは大発表!」ジャーン

番外個体「!?」ピシリ

打ち止め「というわけで、早速ヒーローさんに突撃ー♪ ってミサカはミサカは得物を狙う猛禽類みたいに抱きついてみたりー!」ピョーン


上条「うおっ、打ち止め!?」

打ち止め「その唇もらったぁぁー!! ってミサカはミサカは恥ずかしさを誤魔化しながら大胆に…」

番外個体「させるかぁぁーーーー!!」

ガシッ!

打ち止め「のわっ!?」

番外個体「ミサカの彼氏に何するつもりだクソガキィィ!?」ギロッ

打ち止め「チューだよ? ってミサカはミサカは首を傾げてみたり///」ハテ?

番外個体「はあ!?」

一方通行「オイオイ、キスくらいで目くじら立てンなよ」

上条「普通立てるだろ……」ゲンナリ


743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/08(木) 22:33:23.53 ID:HS5R5AFr0

打ち止め「むー、自分だけレベルアップするなんてズルイズルイ! ってミサカはミサカは猛抗議っ!!」プンスカ

番外個体「そんなの知らないっつーの」

一方通行「ハッ、ケツの穴の小さいヤツだな」ヤレヤレ

上条「小さくはないだろ。なんたって上条さんのビッグマグナムを咥え…」

番外個体「うわあああーーー!!!///」アタフタ

上条「?」ハテ?

番外個体「ただの皮肉に、なんつー返しをしてるんだヘンタイっ!!///」

上条「でも丹念にほぐしたお陰で、ワーストさんのお尻は…」

番外個体「余計なこと言うなああーーーっ!?///」ブォォーン!!

上条「ちょ、ヤカンのフルスイングは危険すぎ…」

ドゴッッ!!

上条「ごはッッ!?」フラッ

打ち止め「わわっ、大丈夫!? ってミサカはミサカは倒れそうなヒーローさんを抱きとめて、わぷっ!?」ドサッ


禁書「ワースト……いくらなんでもやりすぎ、ええーーっ!?///」ギョッ!?

一方通行「何やってンだか。ガキに上条の体重を支えられるわけが……ないが、結果オーライってか?///」カァァ

番外個体「は? 何がオーライなの……って、ぎゃあああーーーーーーーー!?!?」


打ち止め「ん……んんっ///」チュッ

上条「んむぅーーーーーー!?(ゲェェーー!? ぶん殴られたと思ったら幼女とキスしてるぅぅーーーー!?)」ギャース


744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/08(木) 22:34:12.07 ID:HS5R5AFr0

数分後

番外個体「…………」ズーン

上条「ワ、ワーストさん?」

番外個体「裏切られた……。ミサカ以外とはしないって約束してたのにぃぃ……」イジイジ

上条「約束を破ったのは悪かったけどさ、不可抗力っていうか……半分はワーストさんのせいですよねぇ?」

番外個体「うぐっ、そ、それでも! あなたが他の女となんてイヤなの!」

上条「……そうだよな。うん、俺が悪かったから許してください」ナデナデ

番外個体「……わかった。今回だけは許す///」プイッ



一方通行「で、肝心のレベルアップはどンな具合だ!?」ワクワク

打ち止め「み、見える!? ミサカにも電磁線の軌跡が見えるっ! ってミサカはミサカは大幅に上昇した能力に驚愕を隠せなかったり!」

禁書「それってスゴイのかな?」ハテ?

打ち止め「フッフッフ、今のミサカならMNWを完璧に使いこなせる! ってミサカはミサカは試しにイタズラを仕掛けてみる」ニヤリ

一方通行「程ほどになァ」


745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/08(木) 22:36:28.14 ID:HS5R5AFr0

とある病院――


ピロリーン♪

御坂妹「おや? MNWの機能拡張のお知らせですか、とミサカは不審に思いつつも一応確認してみます」


※朗報だよ!

上位個体たるミサカのレベルアップをもって、MNWに各個体間の記憶再生機能が実装されたよ!

ますます便利になったMNWを体感してもらうために、早速ミサカが体験した記憶を用意しました!

ヒーローさんが大好きな個体は迷わずチェックしてね♪


御坂妹「また上位個体の気まぐれですか、とミサカはウンザリしながらも、ちゃっかり記憶を再生します」



◇ ◇ ◇ ◇



冥土帰し「診察の時間だけど具合はどうだい?」

御坂妹「……///」プルプル

冥土帰し「顔が赤いようだが……一応熱を計っておこうか?」

御坂妹「ら、らいじょーぶれす……と、み、みしゃかは……みしゃかは……///」フラフラ

冥土帰し「こ、これは一体?」オロオロ

御坂妹「ふ、ふにゃー……///」パタリ


その日、世界中に散らばった妹達が一斉に倒れたとかいないとか……。


746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/08(木) 22:38:20.24 ID:HS5R5AFr0

窓のないビル――


アレイ☆「ッ!?」

土御門「何かあったのか?」ハテ?

アレイ☆「エイワスの霊圧が消えた……だと……?」

土御門「例の『ドラゴン』のことか。もしかしてミサカネットワークとやらに不具合が発生してたりしてな」ニヤッ

アレイ☆「馬鹿な、そのような事態は想定していない……」ワナワナ


◇ ◇ ◇ ◇


上条さんち――


打ち止め「きゃああーー!? しっかりしてーーっ!!」オロオロ


一方通行「」シーン……


禁書「い、息をしてないんだよ!?」ガビーン

打ち止め「どどど、どうしよう!? ってミサカはミサカは突然の事態に大混乱!?」

上条「ん、どうしたんだ……って、一方通行が死んでる!?」ギョッ!?

番外個体「ギャハハハハ!! あの第一位が白目剥いて倒れてやんの!」プゲラ

上条「笑い事じゃねーよ!?」

番外個体「慌てんなよー。どうせ代理演算に不具合が出て、ショックのあまり呼吸不全になったとかだってば」ケラケラ

上条「十分大事だろ!?」

禁書「とうまとうまー! アクセラレータを助けてあげてっ!!」ユッサユッサ

上条「もちろんだ! 病院に搬送してる余裕はねえ。だったら人工呼吸だ!」

番外個体「え゛」

上条「躊躇ったら死ぬッ、攻めろ!」

ムチュー

一方通行「」

ヒッヒッフー、ヒッヒッフー、ヒッヒッフー

上条「戻ってこい! 一方通行ァァーーー!!」

番外個体「それはラマーズ法だバカーーーーっ!!」

747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/08(木) 22:42:02.02 ID:HS5R5AFr0

???――


一方通行「ここは……何処だ?」

??「これは珍しい。何が迷い込んだかと思えば人間じゃないか」

一方通行「!? ……誰だ」

??「さあ知らないね。 己が何者なのかなんて、所詮は相対的な価値表示だろう?」

一方通行「…………」

??「ここには私しか居ない。だからその質問はナンセンスだ」

一方通行「気味の悪い野郎だ」

??「ふむ、そんな些末事よりキミが知りたがっている『絶対無敵の力』とは何か……知りたくはないかい?」

一方通行「!?」


モドッテコイ! アクセラレータァァーー!!


??「おっと、現世(うつしよ)からお迎えが来たようだ」

一方通行「ま、待て! 一体何なンだ、絶対能力ってのは!」

??「迎えが来たということは、キミはまだ自力で真理に辿りついていないのだな」

一方通行「ワケ分からねェことほざいてンじゃねェぞ!」

??「フフ、そうだな。折角来たからには駄賃くらいはやるべきか」ニタァァ

一方通行「駄賃……?」

??「無敵とは敵を作らないことだ。即ち――」
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/08(木) 22:42:58.40 ID:HS5R5AFr0

上条さんち――


一方通行「……ッ」

上条「意識が戻ったのか!?」

打ち止め「良かったぁ~、ってミサカはミサカは胸を撫で下ろしたり」ホッ

禁書「本当に良かったんだよ」ホッ

番外個体「この人にお礼を言っときなよ。人工呼吸までしてもらったんだからさー」ブーブー

一方通行「そうなのか?」

上条「礼なんていらねーよ。困った時は助け合うのが当たり前だろ」

禁書「うん、その通りかも」


一方通行「いや、礼くらい言わせてくれ。ありがとう」ニコッ


番外幻想禁書止め「「「「!?」」」」ビクッ


一方通行「あァ、この清々しさは何だろうな。悪いものが抜け落ちて、まるで世界が生まれ変わったみたいだ」キラキラ


番外個体「だ、誰だコイツーーーーーーーーー!?」ガビーン

上条「一方通行じゃないか? ……たぶん」

打ち止め「ロシアの時よりピカピカしてる、ってミサカはミサカは言葉を失ってみたり……」ホエー

禁書「スゴイ……まるで神様みたい。後光が差してるんだよ」アリガタヤー


750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/08(木) 22:45:21.80 ID:HS5R5AFr0

番外個体「ちょっと大丈夫? 明らかに異常なんだけど」

一方通行「それは違う、今までの俺が異常だったンだ」キラキラ

番外個体「うおっ、眩しっ!?」

一方通行「争い、傷つけるだけが力なンじゃねェ。全てを受け入れる受容の心こそが大切なンだ」キラキラ


番外個体「第一位……酸素欠乏症にかかって……っ!」

上条「それはヤバいな……」

禁書「二人とも失礼なんだよ! アクセラレータはとっても素晴らしい事を言ってるのに!」プンスカ

上条「えー……」

番外個体「ハッ!? もしかしてレベルアップしたからおかしくなったんじゃ……?」

打ち止め「あ、そうかも! まだMNWは復旧してない、ってミサカはミサカは納得してみたり」

上条「なら安心だな。放っておいても一時間経てば元に戻るし」ホッ

打ち止め「じゃあ記念にケータイで撮っておくね、ってミサカはミサカは光り輝くあの人を動画に収めてみる!」●REC


一方通行「そうか、これが真理。『神ならぬ身にて天上の意思に辿りつく』ってのは、こういうことだったのか!」ピカー!!


上条「……(本当に酸欠で脳がイカレたんじゃないのか?)」ゾクッ




一時間後、正気に返った最強が大暴れするのは、また別のお話

772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/19(月) 20:46:46.21 ID:z9SO+q2Y0

番外編 06 とある美琴の自由落下(フリーフォール)


通学路――

美琴「もーいーくつ寝ーるーとー、ク~リ~ス~マ~ス~♪」ルンルン

黒子「今年はお姉さまと二人きりの、あまーいクリスマスイブを過ごしますの♪ ぐふ、ぐふふ……///」ニヤニヤ

美琴「あ、私はアイツと過ごすからパス」シレッ

黒子「んまあ!?」

美琴「あんたも健全な恋をしなさいよねー。レズなんてキモチ悪いわよ?」

黒子「グハッ!? な、なんという容赦のないお言葉……」ガビーン

美琴「だって女同士なんて、どう考えてもおかしいでしょ」

黒子「愛ですの! 真の愛情は善悪の彼岸にあるものですの!」

美琴「プレゼントは何がいいかな~? やっぱり定番の手編みのマフラー? いやいやアイツの場合、手袋のほうが……」ニコニコ

黒子「無視しないでくださいましっ!!」ガァァ

美琴「あはは、あんたにもあげるってば」

黒子「ま、マジですの!? わたくしにも手編みの…」パァァ

美琴「ううん、時間が無いから黒子のは既製品」

黒子「キィィィーーー!!! 類人猿め妬ましやァァーーー!!!」キシャー!!


773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/19(月) 20:47:51.59 ID:z9SO+q2Y0

常盤台中学――

黒子「お姉さまっ!」

美琴「なーに?」ニコニコ

黒子「あのような殿方と交際するなど、この黒子の目の黒いうちは絶ッッ対に認めませんわ!!」ガァァ

美琴「はぁ?」

黒子「目を覚ましてくださいまし! お姉さまを真に理解し正しく愛しているのは、わたくし以外におりませんの!」

美琴「いや、私にそっちの趣味はないから」

黒子「では、わたくしが手取り足とり腰取り教えてさしあげますの///」ウヘヘ

美琴「……焼くわよ?」ビリッ

黒子「ああ~ん♪ すでに黒子のハートは燃え尽きるほどにヒートですの~」ギューッ

美琴「ちょ、抱きつくな!?」

黒子「ぐへへ、既成事実を作ってしまえばこちらのモノ!」クンカクンカ

美琴「ええい、離れんか!」グイグイ

黒子「わたくしが離れないのではなく、お姉さまの魅力が黒子を掴んで離さないんですのよ?」ギューーッ!!

美琴「や、やめなさいよ! 変な噂にでもなったら…」


上条「……同性愛か」


美琴「!?」ガビーン

774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/19(月) 20:49:40.92 ID:z9SO+q2Y0

美琴「どどど、どうしてアンタがここに!?」アセアセ


上条「能力関係でちょっとな。それはそうと御坂、お前……」ジトー


美琴「ご、誤解よ!?」

黒子「見ての通り、お姉さまと愛を育むのは わたくしですの。殿方などお呼びではありません」ギロッ

美琴「ち、ちがっ…」


上条「くッ、最近妙に余所余所しかったのは、そういう理由だったのか!」ガビーン


黒子「理解したならさっさと立ち去ってくださいませんこと?」フフン

美琴「待って! この子の言ってることは全部…」アセアセ


上条「クソっ、馬鹿にしやがって! いいワケなんか聞きたくねえよ!」プンスカ


黒子「怒鳴るなんて見苦しいですわよ。負け犬は負け犬らしく、尻尾を巻いて消えなさい」シッシ

美琴「話を聞いて!? 私は…」オロオロ


上条「ちくしょう! いつか絶対お前らより幸せになって見返してやるから覚えてろようわああぁぁーーーーーーーーん!!!」タッタッタ


黒子「勝ったッ!! お姉さま、御覧になりました!? あの類人猿の無様な姿を!」イヤッホゥ!!

美琴「え……う、うそでしょ……?」ガクガク


775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/19(月) 20:51:16.08 ID:z9SO+q2Y0

上条さんち――


上条「――ってことがあってさー。つい昼ドラのノリでふざけたんだけど、あいつらもノリが良いよな」ケラケラ

番外個体「…………」ポカーン

上条「白井は迫真の演技だったし、御坂なんて顔面蒼白になるほど乗ってたんだぜ?」

番外個体「……演技じゃないだろ」ボソッ

上条「ん?」

番外個体「なんでもなーい。それより聞いてよ、今日クラスでね――」


◇ ◇ ◇ ◇


常盤台中学 女子寮――


美琴「アイツに嫌われちゃった……」ドヨーン

黒子「お、お姉さま?」

美琴「やっと両想いになれたのに……本気で好きなのにぃぃ……」グスッ

黒子「え、えーっと、あの……まだ破局したと決まったわけでは…」オロオロ

美琴「うっさい! 何もかも黒子のせいよ!」

黒子「う、申し訳ありませんの……」

美琴「謝るくらいなら時間を戻してよっ!! アイツに嫌われる前に戻してよぉ……」メソメソ

黒子「きちんと事情を説明すれば、誤解も解け…」

美琴「どう説明すんのよ! 自分の立場に置き換えてみて、冷静に聞けると思ってんの!?」

黒子「……でしたら冷静になれるように、時間を置いて…」

美琴「その間に他の女に盗られちゃうでしょーが!」

黒子「ならばその程度の縁だったと諦めれば…」

美琴「元凶のお前が言うな!」ガァァ

黒子「……はいですの」ショボーン

776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/19(月) 20:55:22.07 ID:z9SO+q2Y0

美琴「でもこのままでいいわけない……なんとかして仲直りしないと……」ブツブツ

黒子「そうですわね」

美琴「こういう場合、首謀者の首を持って謝りに行くって時代劇でやってたから、黒子の首をちょん切って……」ブツブツ

黒子「お待ちになって!?」ガビーン

美琴「なによ、代案でもあるの?」

黒子「メ、メール! メールで謝罪しましょう! それならば無益な血は流れませんの!」アセアセ

美琴「そうね。……ううっ、でも着信拒否されてたらどうしよう」ポチポチ


◇ ◇ ◇ ◇


上条さんち――


ピロリーン♪

番外個体「あ、メールきてるよ」


上条「今 火ィ使ってるから手が離せない、誰からだ?」ジュージュー


番外個体「えっと、おねーたまから」pi


上条「急ぎの内容かー?」グツグツ


番外個体「うんとね、なになに……」


From 御坂美琴
Sub ごめんなさい
――――――――――――
昼間のことは誤解なの!

黒子はただの友達だから

私には当麻しかいないから

お願いだから信じて!

別れたくないよ……


778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/19(月) 20:57:54.06 ID:z9SO+q2Y0

番外個体「ほっほーう(まさか浮気……? つーか何だこのふざけたメール。ケンカ売ってんの?)」イラッ☆


上条「どうだったー?」ジュージュー


番外個体「FF6のクジラの召喚獣の名前をド忘れしたから教えてほしいってさ。ミサカが返信しておくね」ポチポチ


上条「あー、あれな。んー……なんつったっけあれ?」ハテ?


◇ ◇ ◇ ◇


常盤台中学 女子寮――


ピロリーン♪

美琴「返信……! よかった、ちゃんと読んでくれたんだ」ホッ

黒子「良かったですわね」

美琴「うん♪ すぐに返信してくれたんだもん。きっと誤解も解け――」pi


From とーま
Sub ざけんなクソボケ
――――――――――――
テメェは後輩と乳繰り合ってろクソが

上条さんには番外個体っていう将来を

誓い合った恋人がいるからお前はお払

い箱なんだよ

つーわけで二度と話しかけんな


780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/19(月) 21:01:31.99 ID:z9SO+q2Y0

美琴「え……何よ、これ……?」ガクブル

黒子「お姉さま?」ハテ?

美琴「おかしいな……目が悪くなったのかしら? アイツがこんな酷いこと言うはずないのに……」ゴシゴシ

黒子「どうしたんですの!?」オロオロ

美琴「あ、あはは……。こんなの嘘よ……きっと悪い夢を見てるに決まってる……」ブワワ

黒子「お、お姉さまぁぁーーーーーーー!?」ギャース


◇ ◇ ◇ ◇


上条さんち――


上条「晩飯出来たぞー」

番外個体「ごはんと味噌汁に、サバの煮つけとふろふき大根……あなたマジで主夫だよねぇ」

上条「そうか?」

番外個体「こりゃミサカが稼いで、あなたを養ったほうがいいかもねー。ヒモ野郎になっちゃうけど♪」

上条「ワーストさんの紐!? 望むところですが、パンツとブラジャーどっちの紐を募集中ですか!?」ハァハァ

番外個体「その紐じゃねーよ!?」ガビーン

上条「いや待て、俺自身が紐になったら誰が解く役を担うんだ?」ハッ!?

番外個体「心配しなくても、あなた以外の男に出番なんてないから」ヤレヤレ

上条「ですよねー♪ 俺たちは世界一、いや宇宙一のお似合いカップルだもんな!」キリッ

番外個体「バ、バカ……///(うん、浮気なんて無い無い。あり得ないよ♪)」カァァ


781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/19(月) 21:04:11.77 ID:z9SO+q2Y0

番外個体「ごちそうさまでした」

上条「お粗末さん」

番外個体「いやー、ライバルを叩き潰した後のご飯はサイコーだね♪」ニタァァ

上条「ライバル?」ハテ?

番外個体「ギャハ☆ 勘違いしてる馬鹿女を奈落の底へ突き落してやったんだけど、今頃どーしてるかな?」ケケケ

上条「おいおい、穏やかじゃないな」


ピピルピルピルピピルピー♪


上条「はいはい、今出ますよーっと。もしもし?」pi

美琴『ごめんっ! なんでもするから許して!?』

上条「……はい?」

美琴『アンタに……当麻に嫌われたら私、わたしはぁ……うぐっ……ひっく……』

上条「ええーっ!? ちょ、何故に泣いてらっしゃるのですかー!?」ガビーン


番外個体「あひゃひゃひゃひゃ♪ 手加減なしでぶっ潰してやるから覚悟しなよ、おねーたま?」ゲラゲラ


782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]:2012/11/19(月) 21:05:09.89 ID:z9SO+q2Y0
といったところで今回は終了

次回、鬼畜妹伝 Mワースト 最終回!

ミコっちゃん大勝利! 希望の未来へレディ・ゴー!!(仮)をお楽しみにー
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2012/11/19(月) 21:06:11.55 ID:bNwaIbFz0
よしきた!!
手加減は無用だ。手加減したらまた勘違いされかねないからな!
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/11/19(月) 21:08:09.19 ID:h0JS4XqF0
ミコっちゃん大勝利!ねえわ

832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/12/07(金) 18:51:24.32 ID:xlwWONbg0

番外編 07 隠してた感情が悲鳴をあげまくりなエルダー


上条さんち――


美琴『ひっく、えぐっ、うっうっ……』メソメソ

上条「一体どうしたんだよ御坂!? 泣いてちゃわかんねぇよ」オロオロ

美琴『だ、だってぇぇ……メールで、ひぐっ、お、お払い箱なんて……誤解、なのにっ、うう、酷いよぉ……』メソメソ

上条「メール?」ウン?

美琴『ちゃんと謝ったのに、うぐっ、あんな……ぐすっ』メソメソ

上条「あ……あー、あれか。確かクジラの……ビスマルクだったよな」

美琴『……びすまるく?』


◇ ◇ ◇ ◇


上条「なんか御坂がうちに来ることになったんだが」

番外個体「チッ、あのまま泣き寝入りしてればよかったのに……」ボソッ

上条「うん?」

番外個体「なんでもなーい。それよりあなたは席を外してもらえるかな?」

上条「え、なんで?」ハテ?

番外個体「女同士、サシで決着をつけたいから」

上条「決着って……お前、御坂を泣かすつもりだろ」ジトー

番外個体「泣かすぜぇ、もう二度と舐めたマネできないように徹底的に、これでもかと泣かすぜー?」ニタァァ

上条「却下だ!」

番外個体「はあ?」

上条「どうして御坂を泣かせる必要があるんだよ? アイツはお前の姉貴じゃねーか」

番外個体「じゃあ聞くけどさ、あなたにお兄さんが居たとして、そいつがミサカに迫ってきたらどーすんの?」

上条「ぶち殺すに決まってんだろ! ワーストさんに手出しする野郎は絶対に許さねえ!」ガァァ

番外個体「ミ、ミサカだって同じだよ。つまりそーいうこと……///」カァァ

上条「……………………え、御坂って俺に気があるの? ハハ、そんなまさか」

番外個体「気があるってレベルじゃないよ。あれはストーカーだね」ウン

上条「マ、マジで……?」ワナワナ

番外個体「引くよねー♪ 好きならハッキリ言えば…」ニヤニヤ

上条「年下の中学生にストーキングされる……そういうのもあるのか!」クワッ

番外個体「おい」


833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/12/07(金) 18:52:29.59 ID:xlwWONbg0

上条「なんてこった! そんな魅力あふれた女の子に気付けなかったとは、この上条一生の不覚っ!!」

番外個体「え、ストーカーだよ?」

上条「いいじゃないかストーカー! 好きすぎて、ついヘンタイしちゃう不器用さ……その気持ち、痛いほど理解できる!」

番外個体「ちょっ、ええっ!?」

上条「男なら犯罪だが、御坂みたいなカワイイ子ならギリギリ合法だろ。いや、むしろご褒美だ!」

番外個体「なに言ってんの!?」ガビーン

上条「スゲーな御坂。まるで九回裏ツーアウトからグランドスラムでサヨナラ勝ちじゃねーか」ゴクリ

番外個体「誰との試合で!?」

上条「やべー……上条株式市場で御坂株がストップ高待ったなしなんですが」ムムム

番外個体「ミサカの株はどーなの!?」アセアセ

上条「…………」チラッ

番外個体「ね、ねえってば!」

上条「かみじょーさんも たちあいたいなー」ボーヨミ

番外個体「で、でも…」

上条「カミジョーズがワーストさん株の格下げを検討中だと!? Aaaからまさかの2ランクダウンなんてことも……?」

番外個体「うう~、わかったよ……。あなたも居ていいから」ガックリ

上条「まあ仮に大暴落しても絶対売ったりしないけどな。お前は俺のもんだし」シレッ

番外個体「~~~~~~~ッッ///」カァァ

上条「むしろエロ事業拡大のために全力投資だっつの。独禁法に抵触してでもワーストさんを一人占めしてやるぜ」ギューッ

番外個体「……今も独占してるじゃん///」テレテレ

上条「おう。…………で、モノは相談なのですが、将来性を買うって意味で御坂株を買ったらダメ?」

番外個体「ダメ!」キッパリ

834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/12/07(金) 18:53:33.97 ID:xlwWONbg0

上条「じゃあ配当を要求する!」キリッ

番外個体「配当?」ハテ?

上条「んー、まだ少し時間に余裕あるし、キスでワーストさんをイかせよっかなー、なんて考えてたり?」

番外個体「おねーたま来るんでしょ? ……それは拙いってば///」モジモジ

上条「平気だって。常盤台の寮からうちまで走っても20分はかかるし」

番外個体「じゃ、じゃあフツーのキス! えっちなキスはダメだからね!///」

上条「わかった♪」ニッコリ

番外個体(あ、これウソつく時の顔だ……///)


◇ ◇ ◇ ◇


常盤台女子寮――


美琴「あんのクソ妹がァァーー!! とんでもない嫌がらせしやがってぇぇッ!!」ガァァ

黒子「まあ良かったではありませんか。誤解だと判明したわけですし」

美琴「わ、私はアイツを信じてたわよ」アセアセ

黒子「その割には涙と鼻水で、お顔がクチャクチャですわよ?」ジトー

美琴「……顔洗ってくる///」イソイソ

黒子「ハァ、やれやれですの」


美琴「あ、今からアイツの寮に行くから送ってね、黒子」バシャバシャ


黒子「了解ですの(げっへっへ、上手く立ち回ればお姉さまを憎き類人猿から奪還する好機! 望むところですの)」ニタァァ


835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/12/07(金) 18:54:21.14 ID:xlwWONbg0

上条さんち――


黒子「――と、勢い余って室内に空間移動してみたら」

美琴「!?ッ、~~~~~~ッッ!?」


番外個体「ん……んふぅっ……ぷはぁ」チュッチュ

上条「こらこら、逃げるんじゃありません」

番外個体「ハァ、ハァ……え、えっちなのはダメだっていったのにぃ……///」

上条「そんなこと言って、ワーストさんのカラダはもっと深いキスを求めてるようですが?」ニヤニヤ モミモミ

番外個体「やんっ、やらしい顔して胸を揉むなー///」ポカポカ

上条「上条さんは悪くありませんー♪ おっぱいがプルンプルンなのがいけないんですー♪」モミンモミン

番外個体「もう、バカなんだから///」プイッ


黒子「そう悪態をつきながらも、大きなお姉さまはとても幸せそうですの」

美琴「な、な、な、なにしてんのよォォーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」ギャース


番外幻想「「!?」」ビクッ

836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/12/07(金) 18:55:13.44 ID:xlwWONbg0

美琴「ちょっとアンタ!」

番外個体「おねーたま来てたんだ。……いいところだったのに」ボソッ

美琴「ふざけんじゃないわよ! なんでキ、キスしてるのよ!///」カァァ

番外個体「彼氏とキスしたらいけないの?」

美琴「か、彼氏!?」

番外個体「そーだよ? ミサカと上条当麻はつきあってるの。あんだすた~ん?」ニヤリ

上条「あふがにすた~ん?」

番外個体「いや、意味わかんないよ」ビシッ

上条「アフガニスたん……びんちょうたん……グラたん……ナポリたん……! 語尾がタンってなんかいいなっ!」

番外個体「…………」ジトー

上条「でもやっぱりワーストたんが最高ですな、うん」

番外個体「……///」テレテレ


美琴「え、なんで彼氏!? 彼女は私なのに、妹の彼氏って、え、どういうことなの!?」オロオロ

黒子「カオスですの……」ゲンナリ


837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/12/07(金) 18:56:11.06 ID:xlwWONbg0

番外個体「ん、んんっ! ほらいつまでもバカ言ってないで、お客さんの相手をしなよ」メッ

上条「ん? おお、御坂居たのか」

美琴「居るわよ! ていうか一体全体どーなってるの!? 説明してよ!」

上条「なにを?」ハテ?

美琴「恍けんじゃないわよ! 妹を連れ込んでキキキ、キスするなんて……アンタは私の彼氏でしょ!?///」ガァァ

上条「いや違うけど」

美琴「いくら温厚な私でも我慢の限界ってものが…………え」

上条「俺はワーストさんの彼氏です」キリッ

美琴「え、だってママに付き合ってるって報告したんでしょ?」アセアセ

上条「ああ、娘さん(番外個体)とお付き合いさせてもらってます、ってな」

美琴「で、でもこの前、私のこと大切な人だって……」シオシオ

上条「御坂は番外個体の姉だろ? なら俺にとっても大切な義姉さんじゃないか」

美琴「そ、そう……だったんだ」プルプル


黒子「嗚呼おいたわしやお姉さま……(類人猿GJですわ! うへへ、傷心のお姉さまを慰めてそのまま……)」ニッコリ

番外個体「セリフを表情が裏切ってるよ?」


838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/12/07(金) 18:57:03.62 ID:xlwWONbg0

美琴「ね、ねえ」オズオズ

上条「なんだ?」

美琴「……どうしてあの子なの?」

上条「どうしてって言われてもなぁ。う~ん……」

美琴「あの子でいいなら私でも……私じゃダメ?」ウルウル

上条「ダメ」キッパリ

美琴「な、なんで!?」ガーン

上条「御坂は美人で気さくでカワイイと思う。でも重要なモノが足りないんだ」フルフル

美琴「もしかして私が中学生だから……? でもそれなら…」

上条「違う、大切なのは年なんかじゃねえ」

美琴「じゃあなんなのよ!?」

上条「そう、それは至高にして究極! すべての男子の憧憬にして理想! 上条さんのこだわりポイント! すなわち……」

美琴「それは……?」ゴクリ

上条「おっぱいだ」デデン

美琴「お、おっぱ……ッ!?///」カァァ


番外個体「まーた始まった」ヤレヤレ

黒子「ブラボー! 分かりますわその気持ち。わたくしも胸の拘りには一家言ありましてよ!」パチパチパチ

番外個体「……ヘンタイが増えちゃった」ゲンナリ


839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/12/07(金) 18:58:17.79 ID:xlwWONbg0

美琴「ア、アンタねえ! 言うに事欠いて、その……お、おっぱいはないでしょーが!///」

上条「たしかに、おっぱいだけがワーストさんの魅力じゃねえ」

美琴「……だけ?」

上条「きっかけはピンクの紐パンだった。薄れゆく意識の片隅に、鮮烈に焼き付けられた紐パン! 全てはそこから始まった!」クワッ

美琴「…………」

上条「次に現れたるは、大きすぎず、かといって小さすぎない理想形! 鷲掴みにしたら少しこぼれるマイ・フェイバリットおっぱい!」

美琴「…………」

上条「それだけでは飽き足らず、エロいカラダに見合うエロい精神! 感じるために生まれてきたかのような敏感さよ!」

美琴「…………」

上条「そしてそれらの魅力を何倍も引き立たせるワーストさん本人! 超美人でスタイル抜群! なによりエロい! エロすぎるッ!!」


番外個体「エロくないよ!? あと二回いうなっ!!///」ギャース


上条「これはもう口説くしかないだろう!? 存在そのものがエロスなんだぜ!?」

美琴「…………」


番外個体「あーあ、おねーたま呆れてるよ///」

黒子「なんという見識! なんという美学! この白井黒子、感動を禁じ得ませんの……!」ポロポロ

番外個体「こっちはこっちでヘンタイ同士、変な共感してるし」

840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/12/07(金) 18:59:07.74 ID:xlwWONbg0

上条「簡単な説明だったけど、わかってもらえたか?」

美琴「うん……」コクリ

上条「それはよかった」


番外個体「……今ので一体何が分かったっていうの?」

黒子「上条さんが真実、愛と美の探究者であると理解しましたわ」ウン

番外個体「あっそ。ま、これでおねーたまの幻想は砕け散っただろー」ニヤニヤ


上条「んじゃ、分かってもらえたことだし一件落着だな」

美琴「……待って」ギュッ

上条「御坂?」ハテ?

美琴「アンタが、当麻があの子を好きなのは良くわかったわ。でも……それでも私は当麻が好きなの!!」

上条「んなっ!?///」カァァ


番外個体「ぎゃああーーーー!? どーしてこの流れで告っちゃうの!?」ギャース

黒子「お姉さまを甘く見てもらっては困ります。常にわたくしと寝食を共にしておりますのよ?」フフン

番外個体「ヘンタイ耐性持ちだったーー!?」ガビーン


841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/12/07(金) 18:59:54.08 ID:xlwWONbg0

上条「あっと、えーっと、好きと言われてもなぁ」オロオロ

美琴「ずっと好きだったの。恥ずかしくて言えなかったけど、ずっとアンタだけを好きだったの……///」

上条「気持ちはすごく嬉しいのですが……」

美琴「今すぐ答えてくれなくていいから。でも、いつかきっと振り向かせてみせるんだから///」ニコッ

上条「そ、そっか///」


番外個体「そっか……じゃねーっつの!! あっさり丸めこまれてんじゃねぇぇーー!!」プンスカ


上条「うえっ!?」ビクッ

番外個体「これだからあなたを同席させたくなかったのに!」

上条「そ、そうは言ってもだな」アタフタ

番外個体「突き放す覚悟が無いなら黙って見てて。いい!?」ズイッ

上条「は、はい……」ションボリ

番外個体「おねーたま」ギロッ


美琴「!?ッ」ビクッ

842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/12/07(金) 19:01:09.46 ID:xlwWONbg0

番外個体「勇気を出して告白したのは認めるけど、これ以上ミサカの彼氏にちょっかい出さないでくれる?」

美琴「い、いやよ!」

番外個体「あのねぇ……おねーたまは遅すぎたの。もう決着してるのに見苦しいよ」ヤレヤレ

美琴「くッ……」

番外個体「大体おねーたまはミサカより有利だったじゃん。いつでも届く位置に居たのに、いまさら諦め悪すぎじゃないかな?」

美琴「そんなこと言ったって……」ションボリ

番外個体「あの人はもうミサカのモノなの。おねーたまのじゃないの。そこんトコ分かれよ」

美琴「分かんないよ……私にはアイツしかいないのに……」ウルッ

番外個体「学園都市第三位が何言ってんだか。おねーたまなら引く手数多だろ」

美琴「アイツじゃないと、当麻じゃないとダメなの!」

番外個体「でも残念でしたぁー。あの人が選んだのはミサカなんだなー、これが♪」ニッコリ

美琴「うう……」

番外個体「理解力に乏しいみたいだからもう一回言うね? ミサカの当麻に近づくなよ、おねーたま」フフン

美琴「ぐすっ、そ、そんなの……やだ」ウルウル

番外個体「やだやだ、これだからお子ちゃまは。泣くぞ~、すぐ泣くぞ~、ほら泣いた~♪ ぎゃはははははは!!!」ゲラゲラ



上条「ワ、ワーストさんマジ容赦ねぇ……」ゾクッ

黒子「わたくしも罵られたい……ッ!」ゾクゾクッ

843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/12/07(金) 19:02:46.58 ID:xlwWONbg0

番外個体「泣けばどーにかなるなんて根性だから、ミサカに出し抜かれるんだバーカ」プークスクス

美琴「うっく、ひっく、うぅ~~~」メソメソ

番外個体「ぶひゃひゃひゃひゃ! 悔しい? よりによって自分のクローンに負けるなんてどんな気分!? ねぇねぇ教えてよ!」

美琴「く、悔しくなんか……ないもん! ぐすっ、負けて、ないもんっ!!」ポロポロ

番外個体「ぶぁーか! 誰がどう見ても負けてるんだよ」

美琴「負けてない……っ! 私はまだ負けてなんかないっ!!」キッ

番外個体「はぁ、しょーがないなぁー」ヤレヤレ

美琴「……?」

番外個体「泣く子とおねーたまには敵わないってね。特別に譲ってあげてもいい――」

美琴「ほ、ほんとに!?」パァァ

番外個体「――なんて言うわけねーだろ! 期待した? ねぇ期待しちゃった!? あひゃひゃひゃひゃ!!!」プゲラ

美琴「う……うわああーーーーーん」ポロポロ

番外個体「二人とも見なよ! コイツ鼻水垂らしながら泣いてるぜー♪」ニタァァ


黒子「ああんっ♪ 黒子もその鋭利な言葉のナイフで滅多刺しにしてくださいましぃぃ~~♪」ハァハァ

上条「……いくらなんでもやりすぎだろ」


844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/12/07(金) 19:04:20.82 ID:xlwWONbg0

上条「こらっ」チョップ

メコッ

番外個体「あいてっ!?」

上条「もう十分だろ。御坂もこんなに泣かせちまってごめんな?」

美琴「~~~~ッ、~~~~~ッッ!!」ギューーッ

上条「おーよしよし、もう大丈夫だから、怖くないからな」ナデナデ

美琴「ぐすっ……」スンスン

番外個体「ちょっと何甘やかしてるの!?」

上条「お前は極端すぎるんだよ。あれじゃただのイジメじゃねーか」

番外個体「……仕方ないじゃん。マジでムカついたんだし」ムッスー

上条「恋人は無理だけど、友達としてなら一緒にいられるだろ?」

番外個体「ハァ!? 男女に友情なんてあり得ないっつーの!」

上条「じゃあなんならいいんだ?」

番外個体「う~ん……そうだねぇ。あ、いいコト思いついた♪」ニヤリ

上条「悪い笑みだ……」ゲンナリ

番外個体「三遍回ってニャンと鳴けい! そうすればこの部屋でペットとして飼ってあげるよ☆ぎゃは」ニッコリ

美琴「!?」

上条「お前なぁ……」

番外個体「あはっ、どうせプライドが邪魔して出来ないだろうけどー?」


美琴「にゃん」クルクルクル


番外幻想「「……はい?」」


美琴「……にゃん!///」クルクルクル




こうして上条さんちに第三のペットがやってきました

914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2013/01/07(月) 23:14:14.78 ID:2YFeiNGa0

番外編 08 とある上条の愛玩動物


とある高校――


青ピ「あけましておめでとさん」

土御門「ああ、今年もよろしくにゃー。ていうか去年もまったく同じやりとりをした気がするぜよ」

青ピ「はぁ~、去年も彼女ができんかったなぁ~」ションボリ

土御門「カミやんは毎日お盛んだってのに、お前ときたら」ヤレヤレ

青ピ「ぐぬぬ……ッ!! あんの裏切りモノめぇぇ!!」ムカムカ


番外個体「おっはよー」テクテク

上条「はよーっす」スタスタ


青ピ「どらあああーーー!!!」ブンッ!!

バキッ!!

上条「ぐはッ!?」ヨロッ

番外個体「ちょ、いきなりなんなの!?」ガビーン

青ピ「うっさいわ恋愛セレブどもめ! 新年早々、恋人つなぎで仲良く登校とかなんやの!?」ガァァ

番外個体「だってミサカたち、恋人同士だもん」シレッ

上条「いてて……」フラフラ

番外個体「大丈夫?」ヨシヨシ

上条「うう、ワーストさんの優しさに上条さん感激!」ウルウル

番外個体「もう、バカなんだから……///」テレテレ


青ピ「つっち~~、カミやんたちが僕をいじめるぅぅ……」メソメソ

土御門「難儀なこったぜい」

915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2013/01/07(月) 23:16:10.63 ID:2YFeiNGa0

上条「いじめると言えば、番外個体が俺のペットをイジメまくりで困ってるんだよなぁ」

番外個体「むぅ」

青ピ「カミやんのペット? ちっこいシスターが連れてた三毛猫かいな」ハテ?

上条「んー、まあ猫と言われれば猫っぽいかもな」ウン

番外個体「……あの泥棒猫め」イラッ☆

上条「おいおい、飼うって決めたのはお前だろ?」

番外個体「それはそうだけどさ……あなたが必要以上に構うんだもん」プイッ

上条「ふぅん」ジトー

番外個体「な、なんか文句あるの!?」

上条「なんだかんだ言いながら、仲良く遊んでるのは誰でしたっけー?」

番外個体「……あはっ♪」テヘヘ

上条「もう半月以上お預け食らってるのに、文句も言わない上条さんを褒めて欲しいくらいですよ」

番外個体「そーいえばセクハラしなくなったね」

上条「…………」プルプル

番外個体「どったの?」ハテ?

上条「揉みたい……マイ・フェイバリットおっぱい……心の赴くままむしゃぶりつきたい……ッ」ハァハァ

番外個体「いきなり発情すんなーー!?」ギャース


吹寄「上条……貴様というヤツは!」キラーン

姫神「出るッ。新年一発目。日輪の力を借りて今必殺の吹寄おでこDX」



◇ ◇ ◇ ◇



小萌「みなさん、明けましておめでとうございまーす」


クラス一同「おめでとうございまーす!」


小萌「今年もはりきって行きますですよー、って上条ちゃん?」ハテ?


上条「」プスプス

番外個体「あ、あはは……」

916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2013/01/07(月) 23:17:30.27 ID:2YFeiNGa0

放課後

とあるファミレス――


美琴「えへ、えへへー」ニマニマ

佐天「御坂さんてばご機嫌ですねえ。何か良いことでもあったんですか?」

美琴「ふふ、分かっちゃうー?」ニコニコ

初春「あり得ないほど顔が緩んでますよ」ヤレヤレ

美琴「んふふー♪ アイツにね、プレゼントを貰っちゃいました!」

佐天「おおー」パチパチパチ

初春「チョーカーですか?」

美琴「うん♪」

佐天「へぇ~…………でもなんだか首輪にも見えますね。……ハッ!? もしかしてアブノーマルなプレイを強要されてたり!?」

初春「ぶっっ!? さ、佐天さん! 突然なにを言い出すんですか!?」ギャース

佐天「あっはっは、冗談じょーだん♪」ケラケラ

初春「もう、佐天さんはー!」プンスカ

佐天「ごめんごめーん、幸せそうな御坂さんを見てたら、ついからかいたく…」


美琴「アブノーマルって、そりゃ確かに普通の関係じゃないけど……。このチョーカーは、私がアイツのモノだっていう証というか、ペットの首輪というか///」モジモジ


初春「ペット……?」

佐天「み、御坂さん……?」


美琴「アイツってば毎日優しくて、今朝も頭を撫でてくれて……ふにゃー///」フニャフニャ


◇ ◇ ◇ ◇


風紀委員 第一七七支部――


黒子「はぁ……」ポケー

固法「報告書は書けた? ……白井さん?」ハテ?

黒子「大きなお姉さまのサディスティックな微笑みが頭から離れませんの……。この気持ち、まさか恋……?」

固法「いいえ、それは恋じゃなくて変だと思うわ」ウン

917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2013/01/07(月) 23:18:28.48 ID:2YFeiNGa0

通学路――


番外個体「さっむー、もうすっかり冬本番だねー」ブルブル

上条「ですなぁ」ヌクヌク

番外個体「その割に寒くなさそうじゃん」

上条「ふっふっふ、こんなコトもあろうかと、購買で買ったカイロをポッケに仕込んでおいたんだ!」キリッ

番外個体「ズルっ! ミサカの分も買っておいてよ!」

上条「そうしたいのは山々ですが、上条さんの懐具合も大寒波が到来してるんですよ」ヌクヌク

番外個体「あ」ピコーン

上条「まあ俺は十分に温まったから、このカイロはワーストさんに…」

番外個体「待って!」

上条「うん?」

番外個体「へっへー……そりゃ!」スポッ

上条「うお!?」

番外個体「こーすれば二人ともあったかいだろー♪」ニコッ

上条「……紳士のポケットに手を突っ込むのは如何なものかと思うのですが///」

番外個体「きゃは☆ なになに~? もしかして照れてるの?」ニヤニヤ

上条「いや、そういうわけでは……///」

番外個体「んじゃ、どーいうわけなのかなぁー? ……ん? カイロ以外にも何か……」ムンズ

上条「あ……」


ピンクの振動するオモチャ『』デデン

918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2013/01/07(月) 23:19:35.44 ID:2YFeiNGa0

番外個体「ななな、なっ、なっ///」カァァ

上条「七?」ハテ?

番外個体「なんてモノをポッケに忍ばせてるのーーー!?!?」ガビーン

上条「何ってピンクロー…」

番外個体「ぎゃああーーー!? 言うなぁぁーーー!!!///」

上条「いやー、今晩にもお披露目する予定だったんだけどな」

番外個体「ま、まさかミサカに使うつもり!?///」

上条「御坂がいるから本番はできないしな。けどこいつでワーストさんを悦ばせるトコを想像するだけで……ヤベっ、興奮してきた!!///」ハァハァ

番外個体「喜ぶわけないだろヘンタイっ!!///」

上条「むっ、上条さんを侮ってもらっちゃ困ります。こちとらワーストさんの弱点は全て把握してるんだぞ」ドヤッ

番外個体「うぐっ!?///」

上条「御坂にバレないように、たーっぷり可愛がってやるから心配すんなって♪」ニッコリ

番外個体「……流されてる、流されてるよ///」ガックリ

上条「よし、早速公園のトイレで挿れようか!」

番外個体「ええっ!?」

上条「思い立ったが吉日、善は急げ、さあさあさあ!!」グイグイ

番外個体「うう、不幸だ……///」ズルズル


テッテレー


番外個体は『ピンクの振動するオモチャ』を装備させられた!

919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2013/01/07(月) 23:21:22.44 ID:2YFeiNGa0

上条さんち――


上条「ただいまー」

番外個体「た、ただいま……///」プルプル


美琴「あ、おかえりー♪」パタパタ


上条「おっ、なんか良いにおいがする」クンクン

美琴「えっとね、今日はとっても寒かったからシチューを作ってみたの」ニコニコ

上条「そっか、そりゃ楽しみだな」ナデナデ

美琴「お、おいしく出来てればいいんだけど……///」テレテレ

上条「御坂が作ったなら美味しいに決まってる。な、番外個体?」ポン

番外個体「ひゃあっ!?///」ビクッ

美琴「?? どこか具合が悪いの?」

番外個体「なな、何でもないから!///」アセアセ


上条「……(あのピンクちゃん、実は遠隔操作も可能なのです。てなわけでスイッチオン!)」ポチットナ

ヴヴヴヴヴヴ

番外個体「にゃあああああ!?///」ビクン

美琴「うわ、ビックリした。ちょっと、ほんとに大丈夫?」

番外個体「だ、大丈夫……ミサカは平気だからお料理に戻ったほうがい、いいんじゃないかな?///」

美琴「あ、お鍋を火にかけっぱなしだった!」パタパタ

番外個体「ふぅ……///」ホッ

920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2013/01/07(月) 23:24:12.69 ID:2YFeiNGa0

上条「ふむ、効果は抜群のようですな」

番外個体「アホ言ってないで止めてよ!///」ヒソヒソ

上条「えー」

番外個体「おねーたまにバレたらどーすんの!? 中学生には刺激が強すぎるよ!///」ヒソヒソ

上条「御坂のためねぇ」

番外個体「わかったなら早く…」

上条「だが断る」パワーアップボタン ポチットナ

ヴィィィィィィィィィィィン!!!

番外個体「うああっ!? ちょっ、バカああーーーーーー!!!///」ビクビクッ

上条「おおう、ワーストさんの瑞々しい太ももに何やらエッチなお汁が垂れて…」シゲシゲ

番外個体「変な解説すんなぁぁ!!///」ガァァ


美琴「ねぇ、二人ともパンはガーリックフランスでいいわよね」ヒョコ


番外個体「ぎゃああーー!? こっちに来ないで!///」ポタポタ

美琴「ふぇ?」ハテ?

上条「大洪水だからな」ウン

美琴「なにそれ? って番外個体、アンタ……」ジィーー

番外個体「あ、や、これはその……///」オロオロ

美琴「もう、いい年してお漏らしは無いでしょ」クスッ

番外個体「ちがっ…」

美琴「さっさと着替えてらっしゃい。すぐに洗濯すればシミになりにくいから」ヤレヤレ

番外個体「誤解だよ!? おねーたまは誤解してる! ミサカは漏らしてなんか…」

美琴「はいはい、アンタがそう言うなら信じるわよ」ニコッ

番外個体「ぜってー信じてないだろー! いや真剣にやめて!? そんな優しい目でミサカを見ないでーーー!?」ギャース

921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2013/01/07(月) 23:25:34.04 ID:2YFeiNGa0

お着替え後


上条「一時はどうなるかと思ったぜ」ヤレヤレ

番外個体「全部あなたのせいだろうが!」ヒソヒソ

上条「このスリルが堪らない。バレるかバレないかのギリギリ感! めっちゃ興奮しただろ?」

番外個体「お陰で寿命が10年は縮まったよ!」プンスカ

上条「とかなんとか言いつつ、律義にローターを挿れっぱなしなのはどういうコトでせう?」ニヤニヤ

番外個体「だ、だって……///」モジモジ

上条「だって?」

番外個体「……一応あなたから貰ったものだし、あなたが望むことはなるべく応えてあげたいし?///」ボソボソ

上条「…………」ポチットナ

番外個体「ひうっ!?///」ピクッ

上条「かいおうけんさんばいだーー」サラニパワーアップ!

ヴヴヴヴヴヴヴヴッ!!!!

番外個体「ひぃぃっ、な、なんでぇぇーーー!?///」ピクンピクン ポタポタ

上条「ワンモアのサインを目敏く理解する、出来た彼氏ですから♪」

番外個体「出してないからぁぁ!?///」ブンブン

上条「なんと! 長く日照りの続いた上条さんちの床に、恵みの慈雨が降り注いでいる……!!」アリガタヤ

番外個体「いいから止めてぇぇーーー!!///」ポタポタ


美琴「晩ごはん出来たわよー、ってうわっ!? 何この水たまり」ギョッ!?


番外個体「もうやだぁ……///」グッスン

922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2013/01/07(月) 23:25:47.00 ID:PgfUGafqo
いつから番外個体とのイチャイチャスレじゃなくなってしまったのか

923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2013/01/07(月) 23:27:36.79 ID:2YFeiNGa0

夕食後


上条「ごちそーさん」

番外個体「ごちそうさまでした……」ズーン

美琴「はい、お粗末さまでした」


上条「ワーストさん、そんなに落ちこまないでくださいよ」

番外個体「誰のせいだと……」ジトー

上条「このピンクちゃんのせいだな」ウン


ピンクの振動するオモチャ『』デデン


美琴「なにこれ?」ハテ?

番外個体「ちょ!?」

上条「これはだな、いわゆる大人のおもちゃだ」キリッ

美琴「おもちゃ? どうやって遊ぶの?」

上条「それはだな、この卵状の部分を女の子の大切なトコに…」

番外個体「…………」シュッ

ドスッ!!

上条「きゃいん!?」バターン!

番外個体「ちょっとベランダでミサカとオハナシしよっか」グイグイ

上条「え、寒いし話ならここで…あででッ、耳たぶを引っ張らないで!?」ズルズル

番外個体「わかった、それじゃあ先に洗濯しよう。あなたの腐った脳みそをハイターで漂白してあげる」ニタァァ

上条「こわっ!?」ガビーン


美琴「……結局これって何に使うんだろ?」ツンツン

ピンクの振動するオモチャ『』コロコロ

924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2013/01/07(月) 23:29:22.17 ID:2YFeiNGa0

就寝前


美琴「ふあ~~……眠い」ウツラウツラ

番外個体「もう遅いし寝よっか」

美琴「うん……おやすみー」ゴソゴソ

番外個体「んじゃ電気を消すから、あなたは風呂場に帰った帰った」シッシ


上条「せめて玄関で寝かせてもらえませんでしょうか……?」ボロボロ


番外個体「ダメ」

上条「そこをなんとか! この冷え込みで風呂場は死ねるって!」ドゲザ

番外個体「バカとヘンタイは風邪を引かないから大丈夫だよ」ウン

上条「そんな殺生な!?」

番外個体「ミサカ、怒ってるんだからね?」

上条「うぐ、…………調子に乗ってすみませんでした」ションボリ

番外個体「べ、別にミサカにした事を怒ってるわけじゃないよ。ミサカ以外に……おねーたまに変なコト教えようとしたから怒ってるの!」

上条「はい……」

番外個体「反省してる?」

上条「深く反省してます……」

番外個体「じゃあベッドの脇に布団敷いていいよ」ヤレヤレ

上条「マジで!?」パァァ

番外個体「寛大なミサカに感謝するよーに」


◇ ◇ ◇ ◇


番外個体「すぅ……すぅ……」スヤスヤ

美琴「うう、寒い……」ムクリ


上条「ぐぅ……ぐぅ……」スヤスヤ

ゴソゴソ

美琴「えへへ……あったかふにゃふにゃ……///」ギューッ

上条「ううん……いくらしぼっても上条さんからは練乳しか出ませんことよ……」スヤスヤ

926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2013/01/07(月) 23:30:53.13 ID:2YFeiNGa0

翌朝

チュンチュン

美琴「……んぅ、もう朝ぁ?」パチリ

上条「ぐぉー……ぐがぁー……」スヤスヤ

美琴「ふふ、寝顔かーわい♪」クスクス

上条「んあ?」パチリ

美琴「あ」

上条「んん~~~、おはよう御坂」ノビノビ

美琴「おはよ、……とうま///」テレテレ

上条「なんだまた潜りこんでたのか。ベッドのほうが寝心地いいだろうに変なヤツだな」ヤレヤレ

美琴「ね、猫が飼い主の布団に潜りこみたくなるようなもんよ! わ、悪い!?///」アタフタ

上条「悪くないけどさ。……ったく、ミコにゃんは甘えん坊ですねぇ」

美琴「アンタは私の飼い主なんだから、可愛がる義務があるの!///」

上条「はいはい」ナデナデ

美琴「ふにゃー……///」フニャフニャ


番外個体「すぴー……すぴー……」スヤリーン

927VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2013/01/07(月) 23:31:49.99 ID:2YFeiNGa0
といったところで今回は終了
ヤバイヤバイタイムリミットががが 
938VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2013/01/08(火) 00:25:52.00 ID:1nIyfZVso
乙です
このままの勢いで御坂ハーレムイケるで! 
995VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2013/01/30(水) 02:20:08.25 ID:v3VUfiee0
なんか知らんうちにスレが埋まってるぅぅーーーー!?
まあ番外編だったしここらが潮時ですかねー
次はファイナルファンタジー、もとい最終幻想とか……恋愛要素なしの方向でなら、う~ん

ともあれ、ここまでお付き合い頂きありがとうございました 
996VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2013/01/30(水) 02:38:59.06 ID:33Hmdanao
作者本人かな?


なにはともあれいろいろ乙でしたー 
999VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2013/01/30(水) 14:26:43.76 ID:pZJ8zos4o
乙乙面白かった
1000VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2013/01/30(水) 14:48:37.54 ID:7+KClxUOo
乙1000

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