番外個体「やっほー、今日は何して遊ぶ？」上条「不幸だ……」 １

1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)2012/07/08(日) 19:32:46.99 ID:tc9emCn80

※注意

このSSは番外幻想です

バトルやサスペンス皆無のゆる～い話なのでご注意ください

砂糖を吐くような甘い話ではないのでご了承ください

上条さんの不幸がマッハですがご理解ください


以上に不快感を覚える方はスルー推奨でよろしくお願いします

2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/08(日) 19:33:31.67 ID:tc9emCn80

番外個体「やっほー、今日は何して遊ぶ？」

上条「不幸だ……」

番外個体「人の顔を見て、第一声がそれって酷くない？」

上条「事実だろうが！」ｶﾞｧｧ

番外個体「えー」

上条「なに心外そうな面してやがりますかこの子は！ お前のせいで最近の不幸指数がウナギ登りなんだよ！？」

番外個体「お客にお茶を出すくらいの気配りが欲しいね」ｼﾚｯ

上条「聞けよ俺の抗議！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「はいはい、ミサカと遊べて毎日が幸せなんでしょ？」

上条「逆だっつってんだろ！ 当社比三割増しで不幸なの！」

番外個体「それにしても、何もない部屋だねー」

上条「聞いちゃいねえ……」ｹﾞﾝﾅﾘ

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/08(日) 19:35:44.35 ID:tc9emCn80

番外個体「あっれー？ シスターさんの姿が見えないけど」

上条「一方通行が映画館に連れて行ってくれてんだよ」

番外個体「どうせ最終信号も一緒に決まってるし両手に幼女とか、うわぁ……」ｳﾝｻﾞﾘ

上条「……インデックスは幼女じゃないだろ」

番外個体「年なんて関係ないよ。人間、見た目が重要だからね」

上条「中身のほうが大切じゃないか？」

番外個体「そんなの深く付き合ってみないと分かんないよ。だから第一印象が全てといっても過言じゃないだろー」

上条「……だとすれば、上条さんのワーストさんに対する印象は最悪なのですが」

番外個体「えー」

上条「心当たりあるよね！？」

番外個体「あの熱い夜のことかな……？///」ﾃﾚﾃﾚ

上条「なんで赤くなってんの！？ そんな要素皆無だっただろ！！」

番外個体「そう……あれはまだミサカが、あなたに苦手意識を持っていた頃だった」ｼﾐｼﾞﾐ

上条「上条さんは現在進行形で苦手ですよ……」

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/08(日) 19:37:10.70 ID:tc9emCn80

TURN 01　不幸が加速した日


数週間前――


上条「ふっふふ～ん♪ 特売の卵は買えるし、スキルアウトにも絡まれないし今日はいい日だなぁ」ﾙﾝﾙﾝ


番外個体「はぁ……」


上条「ん？ 番外個体じゃねーか。ため息なんか吐いてどうしたんだ？」

番外個体「げっ」

上条「出会いがしらに『げっ』は酷くない！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「だってミサカ、あなたみたいな偽善者が苦手なんだもん」ｼﾚｯ

上条「さらに追い打ちっ！？」

番外個体「…………」ｼﾞｰ

上条「な、なんだよ。罵りはもう間に合っていますことよ！」

番外個体「なんだなんだぁー？ もっと苛めて欲しいのかにゃーん？」ﾆﾔﾆﾔ

上条「んなわけあるかーー！！」

番外個体「冗談だってば。……半分は」

上条「半分本気なんじゃねーか！」

番外個体「決めた。今日は特別にミサカが遊んであげるよ」ﾆﾀｧｧ

上条「こわっ！？」

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/08(日) 19:37:59.12 ID:tc9emCn80

番外個体「んじゃ、行こっか？」

上条「い、いやいや、誘ってくれるのは嬉しいのですが、この通り上条さんは特売の卵を部屋まで持ち帰るというミッションが…」

番外個体「じゃあ、あなたの部屋で遊べばいいじゃん」

上条「軽々しく男の部屋に来たがるのも、如何なものかと思いますが……」

番外個体「えっ、ミサカにやらしい事するつもりなの？」

上条「しませんから！ 上条さんは鋼の理性を持つ紳士なんです！」ｶﾞｧｧ

番外個体「ふーん、なら問題ないね」

上条「ぐっ……けどなぁ」

番外個体「優柔不断、男のくせに度量がちっさー」ﾌﾟｰｸｽｸｽ

上条「ちっさい！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「だってそうだろー。はっきり決断できないダメヤローのテンプレ入ってるよ？」ﾆﾔﾆﾔ

上条「……よろしい」ﾌﾞﾁｯ

番外個体「なにが？」

上条「俺が小さくないって事を証明してやる！ 完璧におもてなししてやるから覚悟しやがれっ！！！」ﾋﾞｼｯ

番外個体「ん、それじゃよろしく♪」

上条「……あれ？ もしかして乗せられた？」

番外個体「ちょろいなー。脳筋クンはこの先生きのこれないよ？」

上条「ふ、不幸だ……」ｽﾞｰﾝ

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/08(日) 19:39:13.13 ID:tc9emCn80

第七学区　上条さんち――


番外個体「お邪魔しまーす」

上条「飲み物入れるから、適当にくつろいで……って、もうくつろいでやがりますね」ｹﾞﾝﾅﾘ

番外個体「きゃは☆傍らに人無きが如しってのが、ミサカのポリシーだから♪」

上条「なんという傍若無人……。てか自慢するような事じゃないからね！？」

番外個体「気にしない気にしない♪」pi

上条「気にするべきなのはテメーだよ！ あと何ナチュラルにエアコン入れてんの！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「暑いから？」ﾊﾃ?

上条「小首を傾げたって可愛くないからなっ！！ 電気代がバカにならないから消しなさい！」ﾒｯ

番外個体「えー」

上条「窓を開ければ涼しいだろ……って開かない！？」

番外個体「クーラーの冷気が逃げないように溶接したよ？」

上条「何してんのーーー！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「冗談だってば♪ ミサカの能力で窓と枠をくっ付けただけだよ」

上条「な、なんだ、驚かせるなよ」ﾎｯ

番外個体「もう二度と開かないけどね」ｼﾚｯ

上条「同じことじゃねーか！！！」ｶﾞｧｧ

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/08(日) 19:40:37.59 ID:tc9emCn80

上条「ほら、麦茶」ｽｯ

番外個体「ありがと。……ぶふぉっ！！！」ｺｸｺｸ

上条「うわっ、汚ねえ！？」

番外個体「げほっ、げほっ！ み、みず……」

上条「お、おう」ｽｯ

番外個体「……ぷはぁ……はぁはぁ」ｺｸｺｸ

上条「ったく、盛大にぶちまけやがって。掃除すんの大変だぞこりゃ」ﾔﾚﾔﾚ

番外個体「あなたのせいでしょ！？」

上条「はぁ？」

番外個体「恍けるな！ ミサカに麺つゆ飲ませただろーがッ！！！」ｶﾞｧｧ

上条「……ほんとだ」ﾍﾟﾛｯ

番外個体「麦茶だと信じて飲んだ、ミサカのショックが分かる！？」

上条「はは、鼻から噴き出すくらいだもんな」ﾍﾗﾍﾗ

番外個体「笑い事じゃないよ！？」

上条「番外個体が鼻から麺つゆ噴射なう、と」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

番外個体「ぎゃああーーー！？ 何つぶやいてんだーー！？」ｷﾞｬｰｽ

上条「フフン、冗談ですことよ？」

番外個体「こ、この野郎……」ｲﾗｯ

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/08(日) 19:41:37.62 ID:tc9emCn80

上条「おやおやー？ この程度で腹を立てるほど、ワーストさんの器はちっさいんですかぁ？」ﾆﾔﾆﾔ

番外個体「……言ってくれるねえ。これは認識を改める必要があるか」

上条「お前を女の子扱いしようとした、上条さんが甘かったんだ。だがもう容赦しねーぞ」ﾆﾔﾘ

番外個体「ミサカも甘かったよ。あなたは全力でからかう価値がある男だ」ﾆﾀｧｧ

上条「その意気やよし！！」

番外個体「あなたも精々、ミサカを楽しませてよ？」


禁書「ところで、何時になったら私の存在に気付いてくれるのかな？」ﾃﾞﾃﾞﾝ


番外幻想「「あ、いたの？」」

禁書「ひどっ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/08(日) 19:43:09.91 ID:tc9emCn80

現在　上条さんちにて――


番外個体「ねぇねぇ、兵馬俑の秘密展が開催中だってさ」

上条「どうしてこうなった……」ｹﾞﾝﾅﾘ

番外個体「ミサカの知的好奇心ビンビンなんですけどー。これは行くしかないだろー」ﾕｯｻﾕｯｻ

上条「はいはい、連れて行けばいいんだろ」

番外個体「遠くの学区だからモノレールに乗って、それから少し歩かないといけないね」

上条「つーかヘイバヨウって何だ？」

番外個体「…………」

上条「なにその憐れむような眼差し！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「現役高校生が兵馬俑を知らないとか。知性だけじゃなく教養も無いんだね」ﾔﾚﾔﾚ

上条「ハッ、そんなもんより特売の日程のほうが重要なんですぅー」

番外個体「月曜の五時から駅前のスーパーで卵一パック98円、水曜の六時は近所のスーパーで豚肉半額セール、毎日夜八時以降は惣菜半額セールもやってる」ｽﾗｽﾗ

上条「」

番外個体「来週の特売はこんな感じかな。ミサカも付き合ってあげるから感謝しなよ？」

上条「……はい」

番外個体「ミサカの優秀さに、ぐうの音も出ないみたいだね♪」

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/08(日) 19:44:30.52 ID:tc9emCn80

上条「それで優秀なワーストさん、ヘイバヨウについてご教授願えませんか」

番外個体「んー、あなたに学術的な講釈は無駄だろうしねぇ」ﾑﾑﾑ

上条「そこはかとなく馬鹿にされてる……」

番外個体「簡単に言えば中国版のピラミッドかな」

上条「偉い人のお墓なのか？」

番外個体「うん、その中で一緒に埋葬された兵士や馬をかたどったものを指して『兵馬俑』っていうんだよ」

上条「へぇー」

番外個体「ハムナプトラって映画に出てたのも有名だね」

上条「あー、テレビで見たような気がする」

番外個体「てなわけで今すぐ行こうぜー」

上条「……ま、インデックスたちとアニメ映画に行くよりはマシだな」ﾎﾞｿｯ

番外個体「なんか言った？」

上条「こっちの話。いいからさっさと…」


ｻﾞｱｱｱｱｱｱｱｱｱｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ!!!!!!!


上条「…行こう、ってなんじゃこりゃあああああああああああああああああああ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「うっわ、すごい雨」

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/08(日) 19:45:52.35 ID:tc9emCn80

上条「出ようとした途端にこれかよ……。こりゃ外出は無理だな」

番外個体「雨男」

上条「んなっ！？」

番外個体「あなたの能力って天候操作だったっけ？」

上条「幻想殺しだっ！！ てかお前が雨女の可能性もあるだろうが！！」ｶﾞｧｧ

番外個体「それは無いね」

上条「は、なんでだよ？」

番外個体「だってミサカ、不幸じゃないもん」

上条「？？？」

番外個体「こうやって、あなたと一日ダラダラ過ごすのも悪くないってこと！」ｹﾞｼｹﾞｼ

上条「いてっ！ なんで蹴るの！？」

番外個体「なんでだろうねー♪」ｹﾞｼｹﾞｼ

上条「や、やめっ！？////」ｶｧｧ

番外個体「どうして赤くなるの？ ……まさかマゾ？」ｹﾞｼｹﾞｼ

上条「違ぇ！！ お前今日スカートだろうが！ パンツ見えてんだよ！///」

番外個体「ッ！？///」ｹﾞｼｹﾞｼｹﾞｼｹﾞｼｹﾞｼｹﾞｼ

上条「…………///」ｼﾞｰ

番外個体「無言で凝視すんなーーーーーーーーーーーーーーーー！？///」ｷﾞｬｰｽ

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/08(日) 19:47:10.78 ID:tc9emCn80

十分後――


番外個体「あなたは何も見ていない。いいね？」

上条「はっ、小官は何も見ておりません！」

番外個体「本当に？」

上条「はっ、小官はピンクの可愛らしいパンツなど見ておりませんっ！！」ｷﾘｯ

番外個体「…………///」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

上条「上官殿が紐パンを愛用している事実など、全くもって知りませんっ！！」

番外個体「…………///」ｶｧｧ

上条「ましてその紐を解いてみたいなど、これっぽっちも思っていませんっ！！ 本当です信じてください！！」

番外個体「……ほどいでみる？///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

上条「マジで！？」

番外個体「…………///」ｺｸﾘ

上条「じゃ、じゃあお言葉に甘えて」ｺﾞｸﾘ

番外個体「――なんて言うと思ったかクソがああああああああああああああああああ！！！！」ｼｭｯ

ﾊﾞｷｯｯ!!!

上条「ごふっ！？」ﾊﾞﾀｰﾝ


番外個体「ハァハァ……鈍感なくせにスケベとか最悪……///」

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/08(日) 19:48:37.02 ID:tc9emCn80

さらに三十分後――


上条「むにゃむにゃ……短パンから縞パン……次世代は紐パンとか胸熱……」ｽﾔｽﾔ

番外個体「こ、こいつは……///」


禁書「ただいまー♪」


番外個体「おー、お帰りー」

禁書「あれ、ワースト来てたの？」

番外個体「まあねー」

禁書「ワーストも映画、楽しみにしてたんでしょ？ ラストオーダーが不思議がってたよ」ﾊﾃ?

番外個体「んー、そんなのより面白いものを見つけたからね♪」

禁書「よくわからないけど、良かったね」ﾆｺｯ


上条「あの紐を解けないって……本気で思ってんなら……まずは、そのふざけた幻想をぶべらっ！？」ｶﾞｽｯ!!

番外個体「いいから黙れよ///」

禁書「と、とうまーーーーーーーーー！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/09(月) 19:54:17.67 ID:XBGm65jh0

TURN 02　NO Pan Sleep in Tokiwadai


番外個体「やっほー、今日は何して遊ぶ？」

上条「不幸だ……」

番外個体「よっし、あなたを不幸にして遊ぼう」ｲﾗｯ

上条「やめてっ！？」ｷﾞｬｰｽ

番外個体「だが☆断る」ﾆﾀｧｧ

上条「なんて邪悪な笑みなんだ！？ インデックスー！ インデックスさぁぁーーーーーん！！」


ｼｰｰｰｰﾝ……


番外個体「シスターさんなら、あいさって人と遊ぶって言ってたよ」

上条「肝心なときに使えねーー！」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「あなたで遊ぶのは決定したけど、具体的に何しよっか？」

上条「上条さんで遊ばないで！？ 上条さんと遊ぶが正解っ！！」

番外個体「どっちでもいいよ」

上条「違いは一文字でも、意味は大違いだからね！？」

36 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/09(月) 19:56:07.08 ID:XBGm65jh0

番外個体「あ、そうそう、ここに来る途中におねーたまと出くわしたんだ」

上条「ビリビリかー。最近会わねえな」

番外個体「せっかくだから、面白い事を吹きこんでやったよ」ﾆﾔﾆﾔ

上条「おいおい、嫌な予感しかしねーぞ……」

番外個体「面と向かって言ってやったよ、『お前の短パン、だっせーよなー。これだからガキは困る』」

上条「よく生きてるなお前」

番外個体「ってあなたが言ってたよ、って吹きこんじゃった☆」ﾆｯｺﾘ

上条「うわああああああああああ！？ ちょ、おまっ、ふざけっ、えっ、マジで！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「大マジ」

上条「……次ビリビリに出会った時が、上条さんの命日だ」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

番外個体「だいじょーぶだってば♪」

上条「何処がだよ！？ かつてない強固な死亡フラグが立っちまってるよ！？」

番外個体「一応フォローもしておいたから」

上条「……なんて？」

番外個体「『相手の好みを無視した勝負下着なんざ認めねえ。上条さんはノーパン以外は断じて認めねえ！！』みたいな？」ｹﾗｹﾗ

上条「ア、アホかーーーーーーーーーーーーーーーー！？」ｷﾞｬｰｽ

37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/09(月) 19:58:10.72 ID:XBGm65jh0

上条「お前アホだろ！ 頭のネジ何本飛んでるの！？」

番外個体「失敬な」

上条「むしろ俺が死刑だよ！ 物理的にだけじゃ飽き足らず、社会的にも死んじまったよ！！」ｶﾞｧｧ

番外個体「そんなに興奮するなよ、ノーパン☆ボーイ」

上条「俺がノーパンになってどうすんだよ！？」

番外個体「好きなくせに」

上条「上条さんは紐パン派だっ！！」ﾃﾞﾃﾞﾝ

番外個体「ッ！？///」ｶｧｧ

上条「よく覚えてねえが、ピンクの紐パンを解きほぐす夢を見た気がするんだ」

番外個体「へ、変態っ！！///」

上条「ノーパンよりは一億倍健全だろうが！」

番外個体「脱がせたら結局ノーパンじゃん！」ｶﾞｧｧ

上条「そこに至る過程が重要なんだよ！ 男の子はみんな、薄布に隠されし禁断の秘境を求める冒険家なんだよっ！！」ｶﾞｧｧ

番外個体「そんなの知るかーーーーーー！！！///」

上条「ただ脱がせばいいってわけじゃない。穿かなければいいってわけじゃ、もっとない！！」ｷﾘｯ

番外個体「もうやだ、この変態……///」ｲﾔﾝｲﾔﾝ

38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/09(月) 19:59:39.47 ID:XBGm65jh0

十分後――


上条「ごめんなー。柄にもなく超エキサイティンしちまった」

番外個体「いいよ、ミサカが振った話題だし///」ﾃﾚﾃﾚ

上条「しかし、紐パンなぁ」ｼﾐｼﾞﾐ

番外個体「それはもういいっつの！///」

上条「えー」

番外個体「……こほんっ！ 気分転換に散歩に行こう」

上条「露骨な話題転換ですな」

番外個体「そこは黙って従ってよ！？///」ｶｧｧ

上条「ワーストたんは守勢が苦手ですからねぇ。一気に攻めるのが攻略のコツなんですよ」

番外個体「気持ち悪い呼び方するなっ！！///」

上条「何言ってんですか。これから御坂に気持ち悪がられる上条さんの身にもなれっての」

番外個体「……なんかごめん」

上条「同情するなら紐パンをくれっ！！」


番外個体「うわぁ……」


上条「そこで引くのはあんまりでしょう！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

39 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/09(月) 20:00:59.22 ID:XBGm65jh0

第七学区　セブンスミスト――


上条「うーん、ここは活気があっていいですなあ」

番外個体「何ジジ臭いこと言ってんだか」ﾔﾚﾔﾚ

上条「爺さんと言えばさ、介護ってするも大変だろうけど、されるほうも大変だよな」

番外個体「はぁ？」

上条「考えてもみろよ。いい年した爺さんがよ、テメエの孫くらいの年の介護師に下の世話されるんだぜ？」

番外個体「…………///」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

上条「そんな屈辱に上条さんは耐えられるかどうか」ﾑﾑﾑ

番外個体「…………するな///」ﾎﾞｿｯ

上条「いや、待てよ？ 逆に考えるんだ。むしろ役得だと、そう考えるんだ！」ﾋﾟｺｰﾝ

番外個体「外でそんな話をするなーーーーーーーーーー！！！！///」ｼｭｯ


ﾊﾞﾁｺｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰﾝ!!!!


上条「理不尽っ！？」ﾊﾞﾀｰﾝ

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/09(月) 20:02:45.88 ID:XBGm65jh0

上条「いてて、この前からバイオレンスすぎやしませんかね？」

番外個体「あなたが変態ぶりを隠そうとしないからだよ！///」ｶｧｧ

上条「男はみんな変態だ。つーかお前にはオープンにしてきたはずだろ？ それを今更…」

番外個体「だからオープンなのは、ミサカと二人きりの時だけにしろって言ってるの！！///」

上条「えー」

番外個体「た、性質が悪い……」

上条「だってお前にだけは言われたくねーもん」

番外個体「なんでさ？」

上条「上条さんは変態ですが紳士ですよ？ 品のある言葉を選んで発言しています」

番外個体「そう……かな？」

上条「一方、ワーストさんときたら、ところ構わず『濡れちゃう☆』だの『色んなとこが勃っちゃう☆』とか言いふらす始末」

番外個体「ミ、ミサカそんな事言ってた……？」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

上条「ああ」

番外個体「……（おかしい！ 上条当麻の前で、そこまで生々しい事言ってないよ！？）」ﾜﾅﾜﾅ

上条「一方通行が嬉々として教えてくれたんだ」


番外個体「あの野郎が犯人かああああああああああああああああっ！！！」ｷﾞｬｰｽ

41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/09(月) 20:04:11.49 ID:XBGm65jh0

上条「まあまあ、ヤシの実サイダーでも飲んで落ち着けよ」ﾁｬﾘｰﾝ

番外個体「絶対に仕返ししてや…ぶほっ！？」ｺｸｺｸ

上条「ちょ、うわっ！？」

番外個体「な、なんだコレ、って苺おでんじゃん！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

上条「あれれー？」

番外個体「……わざとだろ？ ミサカが悶えるのを見てほくそ笑んでるんだろ？」

上条「誤解だっての。今買った自販機を見てみろよ」

番外個体「ほんとだ……苺おでん自体が無い」ﾎﾟｶｰﾝ

上条「な？」ﾄﾞﾔｯ

番外個体「な、じゃねーっつの！ あなたの不幸に巻き込みやがってぇぇーーー！！！」ﾌﾟﾝｽｶ

上条「…………」

番外個体「あっ、……別にミサカはあなたと一緒にいるのが不幸だなんて思ってないよ？」ｱｾｱｾ

上条「ちぇー、ザクロコーラも無いでやんの」

番外個体「大概にしとけよ！？」ﾑｶｯ

42 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/09(月) 20:05:22.10 ID:XBGm65jh0

数時間後――


上条「一通り見て回ったけど、結局何も買わなかったな」

番外個体「欲しいのはたくさんあったのにねぇ」

上条「貧乏学生の辛いところですな」ｼﾐｼﾞﾐ

番外個体「いっそのことバイトでも始める？」

上条「そうだなぁ、もうすぐ夏休みだし、遊ぶ金は欲しいよなー」ﾑﾑﾑ

番外個体「じゃあミサカが適当に探しておくよ」

上条「……イリーガルなのはダメだぞ」ｼﾞﾄｰ

番外個体「わかってるってば♪」ﾆｺﾆｺ

上条「何がそんなに楽しいんですかねえ」


美琴「あっ！！」


上条「げっ、ビリビリ……」

43 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/09(月) 20:06:58.56 ID:XBGm65jh0

美琴「よ、ようやく見つけたわよ！///」ﾋﾞｼｯ

上条「……これはあれだ。ふこうだー」ﾎﾞｰﾖﾐ

美琴「ムカつく反応ね……！」ｲﾗｯ

上条「仕方ねえだろ。お前が絡むと碌な目に遭わないんだからさ」

美琴「悪かったわね！///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ


番外個体「ところでおねーたま、何でさっきからスカートを押さえてんの？」


美琴「ッ！？///」ﾎﾞﾝｯ

上条「どこか具合が悪いのか？」

美琴「そっ、そんなことないわよ！？///」ｱﾀﾌﾀ

上条「本当か？ 心なしか顔も赤いし、何なら寮まで送ってくぞ」ｽﾞｽﾞｲ

美琴「ふにゃ！？ ち、ちかっ……きゃあ！？」ﾄﾞｼﾝ!

上条「あーあ、尻もちついてえええええええええええっ！？！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「どうかしたのー……………わーお」


美琴「うう～、お尻いたい…………ハッ！？」ｻｻｯ

44 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/09(月) 20:08:19.16 ID:XBGm65jh0

番外幻想「「…………」」ﾁﾗﾁﾗ


美琴「み、見た……？」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

上条「えっ、な、何をでせうか？」

美琴「ななななんでもないっ！！///」ｶｧｧ

番外個体「そうそう、おねーたまがノーパンだなんてミサカ知らないよ？」ﾆﾔﾆﾔ

美琴「」ﾋﾟｼﾘ

上条「バ、バカっ！！」ｵﾛｵﾛ

番外個体「まさか当日から実践するなんてねえ。流石レベル5」ｹﾗｹﾗ

上条「きっと御坂にも事情があるんだよ！ でなきゃノーパンなんてあり得ないだろ！？」

番外個体「パンツ穿いたら死んじゃう呪いでもかけられたとか？」

上条「そんなもんあるかっ！！」ｶﾞｧｧ

番外個体「露出に目覚めたとか？」

上条「ねーよ！ ねえ！？」

番外個体「そんじゃ、おねーたまに直接聞こうよ」ﾁﾗｯ


美琴「うっうっ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


番外幻想「「マジ泣きしてるーーーーーーーーーーーーーーーー！？」」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

45 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/09(月) 20:09:50.78 ID:XBGm65jh0

番外個体「お、おねーたま？」ｵﾛｵﾛ

美琴「もうおしまいよ……うう、変な子だって……絶対に嫌われた……」ﾒｿﾒｿ

番外個体「確かにノーパンは無いわー。ミサカもドン引きだっつーの」

上条「黙って！？ お願いだから黙って！？」ｷﾞｬｰｽ

美琴「うう～～～～～」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

上条「な、泣くなよ御坂。誰も嫌ったりしないからさ、な？」

美琴「だってぇぇ……」ﾒｿﾒｿ

上条「お前は疲れてるんだよ。寮に帰って一晩ぐっすり寝れば、またいつもの御坂に戻ってるはずだ」

美琴「でも……腰が抜けて歩けない……」ｸﾞｯｽﾝ

上条「心配すんな。上条さんがおぶってあげますことよ」


番外個体「直にケツを揉みしだくつもりか……。スゲーな」


美琴「へ、変態っ！！///」ｶｧｧ

上条「なんでそうなるんだ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

46 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/09(月) 20:10:59.25 ID:XBGm65jh0

上条「ああもう、埒があかねえ！ 番外個体っ！ 下着売り場で適当なのを買ってきてくれ！」

番外個体「紐パン？」

上条「ここで蒸し返しますかねぇ！？ お前に任せるから早くしてくれよ！」

番外個体「りょーかい、任せてよ」ﾀｯﾀｯﾀ


上条「はぁ、疲れる……」ｹﾞﾝﾅﾘ

美琴「ね、ねぇ」ｵｽﾞｵｽﾞ

上条「ん？」

美琴「紐パン……好きなの？///」ｶｧｧ

上条「超好き」ｷｯﾊﾟﾘ

美琴「そ、そっか……///」

47 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/09(月) 20:12:21.68 ID:XBGm65jh0

常盤台学生寮前――


上条「よっと、もう歩けるか？」

美琴「うん……」

番外個体「ノーパンはやめろよなー。お腹壊しても知らないよ？」

美琴「うっ……」ｸﾞｽｯ

上条「あ、あれは不幸な事故だったんだ！ 俺たちも忘れるから、御坂も忘れろ！ お前は混ぜ返すなっ！！」ｷﾞｬｰｽ

番外個体「はいはい」

上条「ったく、御坂も気に病むなよ？」

美琴「……ありがと」ﾎﾞｿｯ

番外個体「そんじゃミサカたちも帰ろうぜー」

上条「それじゃあ またな、御坂」ﾌﾘﾌﾘ


美琴「…………///」ﾌﾘﾌﾘ

48 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/09(月) 20:15:11.42 ID:XBGm65jh0

上条「何だかよくわからん一日だったな」

番外個体「ノーパンとかね」

上条「言ってやるなよ。御坂が可哀想じゃねーか」

番外個体「ふーん……おねーたまには随分優しいじゃん」ﾑｯｽｰ

上条「レベル5だ常盤台のエースだの言われてるけど、アイツは普通の女の子だからな」

番外個体「ほっほーう、それはつまり何だ？ ミサカは女の子じゃないと、そう言ってんの？」

上条「……インデックスは家で晩飯食べるのかなぁ」

番外個体「そういう態度をとるんだ。……おねーたまが今穿いてるパンツを教えてあげようと思ったのに」

上条「マジで！？」

番外個体「さあ？ どうだろうねー♪」

上条「是非知りたいっ！ いやしかし、中学生にまで興味を持っちまったらヤバイだろ」ﾑﾑﾑ

番外個体「…………」ｼﾞﾄｰ

上条「だがしかし、駄菓子かし！！ 気になって仕方ねえ！？」ｷﾞｬｰｽ

番外個体「やっぱ教えない」

上条「そんな殺生なっ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「気になるなら直接本人に聞けばいいじゃん」ﾌﾟｲｯ

上条「その様な変態行動をとれと！？」

番外個体「あなたは十分に変態だよ。ミサカが保障してあげる」

上条「男子高校生なんて、大体こんなもんだろ。上条さんが特別なわけではありませんことよ」

番外個体「だとしても、普通は表に出さないよ」

上条「何を今更。お前相手に気を遣ってどうすんだよ」ﾆﾔ

番外個体「……それもそうだね」ﾆﾔ


上条「お、丁度いいところにファミレス発見！ メシ食って帰ろうぜ」

番外個体「あなたのおごりなら考えてもいいよ？」

上条「わ、割り勘でお願いします」

番外個体「しょーがないなぁー。ミサカは心が広いから、それで勘弁してあげる♪」

上条「はいはい……」

49 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/09(月) 20:17:36.34 ID:XBGm65jh0

常盤台学生寮――


黒子「うひひひ、お姉さまは入浴中。今日もお宝拝見といきますの！」


ｶﾞﾁｬ


黒子「……とはいえ、キャラパンでは些か興醒めですが」


ｶﾞｻｺﾞｿ


黒子「ん？ ……こ、これはあああああああああああああああああああああ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ


美琴「黒子？ 大きな声なんか出して、どうかしたの？」


黒子「甘美にして蠱惑的なるお姉さまの紐パンですのーーーーーーー！！！」ｲﾔｯﾎｩ!!

美琴「ちょっ、黒子！？///」

黒子「これはきっと、いい子にしていた黒子に対する一足早いクリスマスプレゼントに違いありませんの！」ｸﾝｶｸﾝｶ

美琴「やめんかーーーーーーーー！！！///」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

黒子「わ、我が生涯に、一片の悔いなし…………きゅう……」ﾊﾟﾀﾘ


美琴「ど、どうしよう。こんなの恥ずかしくて穿けないわよ……///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ



ミコっちゃんはリボン付き紐パンを手に入れた！！

50 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/09(月) 20:19:38.45 ID:XBGm65jh0

といったところで今回は終了
このSSの上条さんは一話ごとに一つだけステータスが上昇します。対象となるステータスは


勇気……何者も恐れない勇敢な心。所謂ベーシックな上条さん

寛容さ……全てを受け入れる慈愛の精神。番外個体に対して優しくなる

伝達力……円滑なる意思疎通。鈍感さが緩和される

変態力……呼び覚まされし欲望。番外個体へのセクハラが加速する


以上の四項目です。これだ！と思うものに投票してください。締め切りは今日いっぱい。

一番多かった項目が上昇します。上昇したステータスによってSSの方向性が変化するのでご注意ください。

51 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2012/07/09(月) 20:21:59.96 ID:fsbCYkAko

変態力以外見えない

52 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]：2012/07/09(月) 20:24:36.28 ID:A0MQCzUW0

変態力で

53 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2012/07/09(月) 20:25:27.97 ID:d1+ay4Dy0

乙
変態力で 

75 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/10(火) 00:05:16.10 ID:TI519D0j0

TURN 02　Result――


上条当麻 Lv.2

Class.変態☆高校生


勇気　　★

寛容さ　★

伝達力　★

変態力　★★


上条当麻の変態力が上昇した！

上条当麻は番外個体のおっぱいに興味を持った！

上条当麻はスキル『ブラジャー殺しtypF（フロントホックブレイカー）』を取得した！



ご協力感謝です。それではまた次回でー

85 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/10(火) 22:17:11.59 ID:TI519D0j0

TURN 03　おっぱいマイスター


番外個体「やっほー、今日は何して遊ぶ？」

上条「…………」

番外個体「どしたの？ 柄にもなく考え込んでるみたいだけど」

上条「……女性のおっぱいは何故膨らんでると思う？」

番外個体「暑さで頭がイカレちゃったの？」

上条「上条さんはいたって正常です。だから質問に応えてくれ」

番外個体「胸がなんで膨らんでるかって……脂肪とかが集まってるからじゃないの？」

上条「俺も昨日まではそう思ってた。だがついさっき、ある法則に気がついたんだ」

番外個体「法則？」ﾊﾃ?


上条「おっぱいはなぁ……優しさが詰まってるんだよっ！！！」ｸﾜｯ


番外個体「ふーん」

上条「あ、あれ？ なんか反応薄くない？」

番外個体「あまりのくだらなさに、言葉も無い感じかな」

上条「くだらなくねーよ！？ スゲー法則を発見したんだって！」ｱｾｱｾ

番外個体「仕方ないなぁー。心の広いミサカが聞いてあげるから、言ってごらん？」

86 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/10(火) 22:18:01.23 ID:TI519D0j0

上条「まず二つのグループを作ります」

番外個体「ほうほう」

上条「Aグループはインデックス、ビリビリ、御坂妹、アニェーゼの四人」

番外個体「フムフム」

上条「Bグループは神裂、五和、オルソラ、条件付きで吹寄、以上の四人だ」

番外個体「なるほど」

上条「ここで質問、どういう基準でグループ分けしたでしょうか？」

番外個体「……とんでもなく失礼な野郎だね。Aは持たざるもの、Bは持っているものでしょ」ｼﾞﾄｰ

上条「それが一つ。もう一つは？」

番外個体「もう一つ……？」

上条「それこそが新たに発見した法則！ 二つのグループの最大の違い！ それは優しさだッ！！」

番外個体「あ……あー、そういうこと」

87 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/10(火) 22:19:36.37 ID:TI519D0j0

上条「Bグループの四人は基本的に優しい！ 吹寄が上条さんに厳しいのは、自業自得な面も多分にあるから例外だ」

番外個体「た、たしかに……」

上条「それに引き換えAグループの連中ときたら、俺をサンドバックか何かと勘違いしてやがる！！」

番外個体「シスターさんとおねーたまは分かるけど、妹達は違うんじゃない？」

上条「ところがどっこい、会うたびに毒を吐くんだよ……」ｹﾞﾝﾅﾘ

番外個体「そ、そうなんだ」

上条「以上のことを総合するとだ、おっぱいの大きさと優しさは比例するって事実が浮かび上がるんだ！」

番外個体「スゲーくだらないけど、一応筋は通ってるね」

上条「だろう？ きっとおっぱいがあると心に余裕が出来るんだ。インデックスたちが怒りっぽいのは、足りてないからに違いない」

番外個体「あなたはオツムが足りてないけどね」

上条「で、ここからが本題だ」

番外個体「なにかな？」

上条「どうしてワーストさんは、上条さんに優しくないの？」


番外個体「………………はい？」

88 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/10(火) 22:20:46.64 ID:TI519D0j0

上条「さっきの法則だと、お前は明らかにBグループだろ？」

番外個体「え、ええっと……ええっ！？///」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

上条「だというのに、どうして優しくなれないのか！」ｸﾜｯ

番外個体「そんなこと言われても、ミサカは優しくしてるつもりだし……///」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

上条「……ハッ！！ も、もしや……」

番外個体「えっ」

上条「そのたわわに実ったおっぱい……まさか偽物！？」

番外個体「え、ちがっ…」

上条「産地偽装の輸入ものとは、なんたる盲点！？」

番外個体「だから…」

上条「自分を五和る……違った！ 自分を偽るなよ！」ｶﾞｧｧ

番外個体「ミサカは偽ってなんか…」

上条「ちくせう……本物だと思ってたのにッ！！ そんなのって無ェよ……死に切れねえよッ！！」ﾌﾞﾜﾜ

ﾌﾞﾁｯ

番外個体「どうでもいいからミサカの話を聞けぇぇーーーーーーーーーー！！！」ｼｭｯ


ﾎﾞｸﾞｼｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ!!!!


上条「ごっ、がああああああああああああああああああああああッ！！！」ﾊﾞﾀｰﾝ!


番外個体「散々好き勝手いいやがって……このヘンタイ……///」ﾊｧﾊｧ

89 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/10(火) 22:22:21.28 ID:TI519D0j0

十分後――


上条「すみません、取り乱しました」ﾍﾟｺﾘ

番外個体「まったくもう……今回はミサカ相手だから良かったけど、普通なら警備員行きだよ」ﾔﾚﾔﾚ

上条「おっしゃる通りでございます」

番外個体「大体、ミサカの……その……む、胸が偽物なわけないじゃん///」ｶｧｧ

上条「…………」ｼﾞｰ

番外個体「な、なに！？///」

上条「……揉んでいい？」

番外個体「揉むってまさか、ミサカの……ええーーーっ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

上条「今回の失敗の原因は、上条さんが本物のおっぱいを知らない事だと思うんだよ」

番外個体「何言ってんの！？」

上条「過ちを繰り返さないためにも、俺は知りたいんだっ！！」

番外個体「だから何を！？」


上条「お前のおっぱいに決まってんだろ！！」ﾃﾞﾃﾞﾝ


番外個体「ダ、ダメだこいつ……ちっとも反省してない///」

90 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/10(火) 22:23:48.78 ID:TI519D0j0

上条「不慮の事故で触ったことなら何回かあるが、あんなのは何の経験にもなってねえ！！」

番外個体「このラッキースケベが……」ｲﾗｯ

上条「だが今度は違う！ 俺が、俺の意志で、お前のおっぱいを揉むと決めたんだ！！」ｷﾘｯ

番外個体「ミサカの意思は無視するわけ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

上条「だから頼んでんじゃん。ねぇねぇ、おっぱい揉ませて？」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

番外個体「手つきがやらしいよ！？」

上条「大丈夫だ任せろ。昨日からイメージトレーニングはバッチリしてある！」

番外個体「最初からミサカにセクハラするつもりだったの！？」

上条「…………」ﾌｲｯ

番外個体「こらっ！ 目を逸らすな！！」

上条「はは、まさか紳士である上条さんがそんな……セクハラなんて、ねえ？」

番外個体「女の子に、む、胸を揉ませろなんて、セクハラ以外の何物でもないよ！！///」ｶｧｧ

上条「お前になら許される気がしたんだ」ｷﾘｯ

番外個体「許すわけないだろヘンタイ！！ ミサカはそんなに安い女じゃないからね！///」ﾌﾟﾝｽｶ

上条「ちぇー、今回は諦めるか。でも今回だけだからな！」ﾋﾞｼｯ

番外個体「つ、次があるの！？///」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

91 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/10(火) 22:25:07.84 ID:TI519D0j0

上条「あぁ～おっぱい……上条さんだけのおっぱい……揉みたかったなぁ」

番外個体「誰があなたのか！」

上条「未練だが気持ちは切り替えないとな。んで今日はどうするんだ？」

番外個体「この前バイトするって話があったでしょ？」

上条「もう探したの？」

番外個体「ふっふーん、ミサカは優秀だからね」ｴｯﾍﾝ

上条「確かにスゲー」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

番外個体「それで職種なんだけど」

上条「触手！？ そこはかとなく卑猥だな！」ﾜｸﾜｸ

番外個体「職の種類だっつの！！」ｶﾞｧｧ

上条「ああ、そっちね」

番外個体「それしかないだろヘンタイ。……こほんっ、職種は清掃業だから」

上条「普通だな」

番外個体「場所は病院の庭で、雇い主は冥土帰しだよ」

上条「うげっ、このクソ暑い中、庭掃除なのかよ」

番外個体「でも実入りはいいよ。明日からの五日間、昼食付き日当10000円なりー♪」

上条「マジで！？」

番外個体「どうよ？」

上条「さっすがワースト大先生！ 感謝感激雨あられですことよ！」ﾋｬｯﾎｩ!

番外個体「まあ当然だね」ﾌﾌﾝ

上条「よっしゃー！ はりきって稼ぐぜ！」

92 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/10(火) 22:26:15.48 ID:TI519D0j0

翌日

第七学区　とある病院――


ﾐｰｰｰﾝﾐﾝﾐﾝﾐﾝﾐﾝ ﾂｸﾂｸﾎｰｼ!!!


上条「…………」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

番外個体「…………」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

上条「熱いな……暑いってレベルを突破して、熱いな……」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

番外個体「最高気温34℃らしいよ……」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

上条「オイオイ、まだ午前中だぜ？ ……本当の地獄はこれからってことですか」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

番外個体「うう、しゃがんで草むしりなんてした事ないから、腰が痛い……」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

上条「休憩時間にマッサージしてしんぜよう！！」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

番外個体「お断りだよ」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

上条「ちぇー」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ



御坂妹「あ、あれは一体なんですか、とミサカは仲良く掃除をする二人に驚愕を隠せません」ﾜﾅﾜﾅ

93 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/10(火) 22:27:35.37 ID:TI519D0j0

上条「あーくそ、こんな時にステイルがいれば一気に焼き払ってもらえるのに」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

番外個体「加減を間違えて病院ごと焼き払うに、1ペソ」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

上条「じゃあ、神裂の七閃で草をスパーっと…」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

番外個体「芝生を隆起させて庭を台無しにするに、1ルピー」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

上条「だったらフィアンマの第三の腕で、掃除が終わった事にすればいいんじゃね？」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

番外個体「その前にミサカたちが殺されるに、1ジンバブエドル」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

上条「……やっぱり人間、楽せず地道にってのが正解だよなぁ」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

番外個体「一人だとウンザリだけど、二人でならそこまで苦にならないよ」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

上条「だなー」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ



御坂妹「……………………妬ましい、とミサカは荒れ狂う感情に戸惑います」ｲﾗｲﾗｯ

イヌ「みぃー？」ﾊﾃ?

94 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/10(火) 22:28:53.62 ID:TI519D0j0

上条「五日で五万、二人合わせれば十万なんだよな」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

番外個体「それだけあれば夏を満喫できるだろー」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

上条「海行こうぜ、海！！ あとプールも！」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

番外個体「……あなたの事だから、やらしいこと考えてるんでしょ？」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

上条「ナンノコトカナー」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

番外個体「ま、反対はしないけどさ」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

上条「やったーー！！ それじゃ週末は水着を買いに行かないとな！」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

番外個体「やだよ。そういうのは一人でするものじゃないの？」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

上条「そ、そんな……」ｽﾞｰﾝ

番外個体「だって恥ずかしいじゃん。……気合い入れて水着選んでるとこなんて、見られたくないし///」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

上条「楽しみにしてたのに……ワーストさんにあれこれイタズラ……もとい、一緒に水着を選びたかったのに……」

番外個体「そんなに落ちこまないでよ」

上条「隙あらば、おっぱいを揉むつもりだったのにぃぃ……」ﾒｿﾒｿ

番外個体「いい加減そこから離れろよ！？///」ｶｧｧ


御坂妹「手が止まってますよ？ とミサカは小姑さながらに話しかけます」

95 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/10(火) 22:30:14.65 ID:TI519D0j0

上条「おっす、御坂妹。久しぶりだな」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

御坂妹「ええ、本当に、とミサカはチャンスの到来に歓喜しますがおくびにも出しません」

上条「元気そうで安心したぞ」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

御坂妹「そう言うなら、もう少し気にかけてくれても罰は当たりません、とミサカは暗に会いに来いと催促します」

上条「俺でいいならお見舞いに行かせてもらうよ」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

御坂妹「是非そうしてください、とミサカは思わぬ収穫に笑みをこぼします」ﾆﾍﾗ


番外個体「この野郎……ミサカとは随分態度が違うんですけどー」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ


御坂妹「ところで、二人は何故草むしりをしているのですか？ とミサカは率直に聞いてみます」

上条「夏休みを満喫するための、軍資金集めをしてるんだ」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

御坂妹「軍資金、ですか」ﾊﾃ?

上条「せっかくの短縮授業だからなー。今のうちにバイトしないと損だろ？」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

御坂妹「よく分かりませんが、遊ぶための資金を貯めているんですね、とミサカは結論します」

上条「そうそう」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

御坂妹「……あの、ミサカとも遊んでくれますか？ とミサカは思い切ってお願いしてみます」

上条「いいぞー」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

御坂妹「ほ、本当ですか！ とミサカは期待を抑えきれません」ｽﾞｽﾞｲ

上条「ああ、約束だ。そうだなー……スイカ割りして、バーベキューして、締めに花火もしたいな」ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯ

御坂妹「スイカ割り……バーベキュー……花火……」ﾆﾍﾗ

上条「一方通行たちも誘って、みんなで遊ぼうな」ﾆｺｯ

御坂妹「はい、とミサカは心からの笑顔で応えてみます」ﾆｯｺﾘ


番外個体「ヘンタイじゃない……だと……？」ﾎﾟｶｰﾝ

96 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/10(火) 22:31:16.08 ID:TI519D0j0

上条「お、そろそろ昼休みの時間か」

番外個体「お腹すいたー。さっさと食堂に行こうぜー」

上条「おう」

御坂妹「…………」

上条「御坂妹も一緒に食べようぜ。昼飯まだだろ？」

御坂妹「ご一緒してもいいのですか？」

上条「いいも悪いもねーよ。なあ？」

番外個体「みんなで食べるほうが美味しいってのは、シスターさんの言だね♪」

御坂妹「はい、とミサカは小走りに二人のあとをついて行きます」ｽｽｯ




番外個体「なんにせよ楽しみだね、夏休み♪」ﾙﾝﾙﾝ

上条「だな！（おっぱい♪ おっぱい♪ おっぱい♪ おっぱい♪ おっぱい♪ おっぱい♪）」ﾆｯｺﾘ

97 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/10(火) 22:32:08.61 ID:TI519D0j0

といったところで今回は終了
変態力が高いと今回みたいな展開になるわけですが……。今回もステふりお願いします


勇気……何者も恐れない勇敢な心。所謂ベーシックな上条さん ※アンチ変態

忍耐……耐え忍ぶ鋼の精神。番外個体に対して優しくなる

伝達力……円滑なる意思疎通。鈍感さが緩和される

変態力……呼び覚まされし欲望。番外個体へのセクハラが加速する ※セクハラは番外個体限定


受け付けは今日いっぱいです。

98 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県)[sage]：2012/07/10(火) 22:33:50.22 ID:voBOmWqEo

変態力乙

99 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage]：2012/07/10(火) 22:33:52.82 ID:n/r6NXg7o

？？「私は。どっちグループ？」

ステ振りは変態で

100 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]：2012/07/10(火) 22:35:45.94 ID:bE2bsv9Lo

伝達力かなー

101 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]：2012/07/10(火) 22:36:02.12 ID:Y6sl5UDAO

勇気で

せんせーは優しくないのですかー

102 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]：2012/07/10(火) 22:38:29.37 ID:COswwID4o

伝達だなー 

109 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/10(火) 22:52:23.52 ID:TI519D0j0

あ、書き忘れてましたが二人が恋人関係になるにはある程度の寛容さと伝達力が必要になります 

123 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/11(水) 00:09:07.32 ID:LnWw63Dl0

TURN 03　Result――


上条当麻 Lv.3

Class.男子高校生


勇気　　★

寛容さ　★

伝達力　★★

変態力　★★


上条当麻の伝達力が上昇した！

上条当麻は番外個体の気持ちをほんの少しだけ理解した！

上条当麻は常駐スキル『聞き上手』を所得した！



ご協力感謝っす。コピペミスで寛容さが忍耐になってたー！？

135 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/17(火) 22:20:31.56 ID:R03LkVg60

TURN 04　男子高校生の非日常


番外個体「やっほー、今日は何して遊ぶ？」

禁書「そうめんパーティーなんだよ！」

番外個体「なにそれ？」

禁書「安いからって、大量に買っておいたそうめんの消費期限が差し迫ってるんだよ……」ｹﾞﾝﾅﾘ

番外個体「後先考えないからねぇ」ﾔﾚﾔﾚ

禁書「もう何食もそうめんしか食べてないから、正直飽き飽きかも」

番外個体「同居人に甲斐性がないと苦労するんだね」

禁書「返す言葉も無いんだよ」


上条「文句あるなら食べなくていいんだぞ！」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ


禁書「誰も食べないとは言ってないかも」ｼﾚｯ

番外個体「仕方ないからミサカも協力してあげる」ﾌﾌﾝ

136 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/17(火) 22:21:34.20 ID:R03LkVg60

上条「くっそー、なんで俺がボロカスに言われなきゃならないんだ！」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ


禁書「とうま、おなかすいたー」ｸﾞｷｭﾙﾙﾙﾙﾙ!!!

番外個体「早くしないとシスターさんがテーブルを食べだしちゃうよ」ｹﾗｹﾗ


上条「もう少しだけ待ってろ！ てかおかしいですよね！？」ｸﾞﾂｸﾞﾂ


番外個体「なにが？」ﾊﾃ?

禁書「何処もおかしくないよ？」ﾊﾃ?


上条「いいや絶対おかしいね！ お前ら一応女の子だろ！ ならもっとこう……手料理を振る舞うとか、せめて手伝うとかあるでしょう！？」ｻﾞﾊﾟｰ


番外個体「ないね」ｷｯﾊﾟﾘ

禁書「うん、ない」ｷｯﾊﾟﾘ


上条「言い切りやがった……」ｹﾞﾝﾅﾘ

137 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/17(火) 22:22:26.68 ID:R03LkVg60

数分後――


上条「はい、出来あがりましたよっと」


禁書「いただきまーす♪」

番外個体「意外に美味しそうだね」

上条「まあそうめんだし、失敗するほうが難しいだろ」

禁書「絶妙なゆで加減かも！ たまご、ハム、きゅうり、三つの具がアクセントになって箸が進むんだよ！」ｽﾞﾊﾞｰｰｰｰ!!!

上条「はは、落ち着いてよく噛んで食べるんだぞ」ﾆｺﾆｺ

禁書「うんっ！」

番外個体「所帯染みてるねー」ﾁｭﾙﾁｭﾙ

上条「やめて！？ この年でこんな大きな娘は要りません！！」ｷﾞｬｰｽ

番外個体「シングルファーザーも大変だね」


禁書「この程度じゃ私の胃は満足しないんだよ。せめてこの三倍は持ってきて欲しいかも！！」ｽﾞﾊﾞｰｰｰｰ!!!


番外個体「あれ？ もう空になってる」

上条「まだ一口も食べてないのにぃぃーーー！？ ふ、不幸だ……」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

138 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/17(火) 22:23:18.07 ID:R03LkVg60

食後――


禁書「それじゃあ、ラストオーダーのお家に遊びに行ってくるね」ﾋｮｲ

スフィンクス「にゃあ」

上条「ん、今日もスフィンクスを連れてくのか？」

禁書「アクセラレータに頼まれてるんだよ」


番外個体「…………」


上条「ふーん、あんまり迷惑をかけないようにな」

禁書「うん！ いってきまーす！」ﾃｯﾃｯﾃ


上条「お前んちって動物オッケーだったっけ？」

番外個体「さ、さあね」ﾌﾟｲｯ

上条「どうかしたのか？」ﾊﾃ?

番外個体「別に……ただ家の事はあまり喋りたくないだけ」

上条「んんっ？ もしやワーストさん以外の家族が重度の猫好きで、実は疎外感MAXだったり？」

番外個体「…………ッ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

上条「あははー、流石にそれはない…」

番外個体「ミサカはおかしくないもん！！ そ、疎外感なんてないし！ 猫ちゃんとか知らないし！」ﾜﾅﾜﾅ

上条「…………（なんか地雷踏んじゃったーーーーーー！？）」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

139 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/17(火) 22:23:57.42 ID:R03LkVg60

十分後――


番外個体「……ミサカもね、どちらかといえば猫好きなんだと思う」

上条「猫、可愛いもんな」※スキル発動中

番外個体「うん……普通に見てるのは好き。でもね、あれは耐えられないよ……」

上条「あれって？」

番外個体「最初は小さな違和感だった。シスターさんが猫を連れて来て、最終信号は大喜びで……」

上条「目に浮かぶな」ｳﾝｳﾝ

番外個体「第一位の目が、第五位みたいになっていて……我先に猫をもふりだして……」

上条「それは……戸惑うだろうな」

番外個体「その姿がおかしくて、ミサカ大笑いしたんだ」

上条「うん、鮮明にその光景を想像できる」ｳﾝｳﾝ

番外個体「最終信号はともかく、黄泉川と芳川は同意してくれるはずだった……」

上条「でも違った？」

番外個体「うん……おかしなものを見る目を向けられたのはミサカのほうだった」

上条「それは辛いな」

140 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/17(火) 22:25:06.52 ID:R03LkVg60

同刻

黄泉川さんち――


打ち止め「はい、猫ちゃん用かつおぶしだよ、ってミサカはミサカは手ずからご飯をあげてみたり」ﾜｸﾜｸ

スフィンクス「にゃーん♪」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

打ち止め「やん♪ くすぐったいよ、ってミサカはミサカは意外とザラザラしてる舌に驚きを隠せなかったり」ｷｬｯｷｬ


禁書「おいしそう……」ｼﾞｭﾙﾘ

一方通行「おっとっと食うか？」ｽｯ

禁書「いいの！？」

一方通行「遠慮はいらねェ。スフィンクスちゃンを連れて来てくれた礼だ」

禁書「いただきまーす♪」ﾑｼｬﾑｼｬ

一方通行「今日もスフィンクスちゃンは可愛いなァ……」ｷｭﾝｷｭﾝ


芳川「あら愛穂、今朝は夜勤明けじゃなかったかしら？」

黄泉川「寝て過ごすっていうのはどうもな。それに子供たちの笑顔は、何よりの癒しじゃんよ」ﾎｯｺﾘ

141 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/17(火) 22:26:01.10 ID:R03LkVg60

上条さんち――


番外個体「馴染もうと努力はしたんだよ……でも無理だった」ｶﾞｯｸﾘ

上条「あー……何て言えばいいか分かんねーけどさ、元気だせよ」

番外個体「…………」

上条「夏休みを目いっぱい遊び倒して気分転換すれば、きっといい方向に流れが変わると思うんだ」

番外個体「…………」ﾆﾔﾘ

上条「幸い、軍資金は潤沢だ。上条さんで良ければ、いくらでも付き合うから、元気を出して貰えませんか？」

番外個体「……夏休み中は毎日遊んでくれる？」

上条「もちろん」

番外個体「……あなたの奢りで？」

上条「も、もちろん」ﾋｸﾋｸ

番外個体「……旅行もしたいな」

上条「旅行………………いいですとも！！！！！」ｸﾜｯ

番外個体「なんでいきなりハイテンション？」

上条「その発想は無かった！ いいね旅行！ ビバお泊り！」ﾋｬｯﾎｩ!!

番外個体「ミ、ミサカは日帰りで十分なんだけど……」

上条「はぁ？ 旅行といえば、旅館にお泊りだろうが！！」ｶﾞｧｧ

番外個体「そ、そう？」

上条「美味しい夕食に綺麗な景色。そして露天風呂、脱がす紐パン！ 弾けるおっぱい！！」

番外個体「ちょっと待てや！ 後半が明らかにおかしい！？///」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

上条「この上条、最早待てぬ！！ いざ共に往かん！ ひと夏のアヴァンチュールへ！！」ｷﾘｯ


番外個体「少しからかうつもりが、大変な事になっちゃった……」

142 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/17(火) 22:27:05.72 ID:R03LkVg60

番外個体「流石に泊りがけの旅行は色々不味いような…」


上条「ん～、お、ここなら割と近場で天然温泉があるな」ｶﾁ ｶﾁ


番外個体「ぎゃああーー！？ ネット予約しようとしてるーーーー！？」ｷﾞｬｰｽ

上条「せっかくだし、部屋食がいいよな？」ｶﾁ ｶﾁ

番外個体「あ、うん」

上条「一泊二食付き、天然温泉、しかも露天風呂＆家族風呂付きで一人10000円ぽっきりだってさ。これ安くないか？」ｶﾁ ｶﾁ

番外個体「へぇー、それいいじゃん」

上条「先着五組限定だって。予約していい？」

番外個体「迷ってる暇は無いね。うん、予約しよう」ﾑﾑﾑ

上条「…………」ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ!!!

番外個体「はやっ！？」

上条「予約完了ォォーーーーーーーーーーー！！！」ﾀﾝ!

番外個体「え、もう！？」ｽｹﾞｰ

上条「来月の頭に予約できたから。しっかり予定を空けておいてくれよ」ﾆｯｺﾘ

番外個体「あ……」

上条「お買い得情報に流されるなんて、お前も俺に毒されてるよなー」ﾍﾗﾍﾗ


番外個体「し、しまったああああああああああああああああああああああ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

143 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/17(火) 22:27:48.69 ID:R03LkVg60

上条「開放的な夏！ 中々のロケーション！ 一応女の子との二人旅！！」

番外個体「一応ってなんだ！？」ﾌﾟﾝｽｶ

上条「ついに来た！ 上条さんの時代が！ 絶対ものにしてやるぜ！！」

番外個体「何を！？」

上条「そんなもんお前……アレよ」

番外個体「どうせ碌でもないことでしょ！」

上条「『せ』から始まって『く』に続いて『は』がきて、最後は『ら』で終わる素敵行動に決まってますことよ！！」ﾃﾞﾃﾞﾝ!

番外個体「せ……く……は……ら……ってアホかっ！！///」ｶｧｧ

上条「言ったはずだ。この上条、次回は容赦せんとな！」

番外個体「ふ、ふんっ！ キャンセルすればいいだけじゃん」

上条「そんな事したらキャンセル料かかっちゃいますよ～？」ﾆﾔﾆﾔ

番外個体「うぐっ！？」

上条「勿体ないお化けが出ちゃいますよ～？」ﾆﾔﾆﾔ

番外個体「ひ、卑怯者！」

上条「ありがとう、最高の褒め言葉です」ﾆｯｺﾘ

番外個体「ぐぬぬ……ッ」



上条「…………なーんてな」

番外個体「へ……？」ｷｮﾄﾝ

144 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/17(火) 22:28:38.68 ID:R03LkVg60

上条「冗談だよ。旅行も予約も全部 ウ・ソ ♪」

番外個体「え、え……？」

上条「いくら飢えてるからって、無理やりなんてのは主義じゃねーよ」ｹﾗｹﾗ

番外個体「～～～～～～～～ッッ！？///」ｶｧｧ

上条「いや～、こんなアッサリ騙せるなんて、ワーストたんは純情ですねえ」ﾌﾟｰｸｽｸｽ

番外個体「う、うっさい！！///」

上条「しかしこうも単純だと将来が心配ですな。悪い人に騙されたりしたら大変ですよ？」

番外個体「あなたにだけは言われたくないね！」ﾌﾟﾝｽｶ

上条「はは、確かにそうだよな」ﾍﾗﾍﾗ

番外個体「勘違いしないでよね。誰も嫌なんて言ってないし、別にミサカは旅行に行っても良かったんだけど？」ﾌﾌﾝ

上条「マジで！？」

番外個体「ミサカは大人の女だからね。あなたのセクハラなんて軽くかわせるよ」

上条「…………」

番外個体「ウソで本当に残念。行きたかったなー、温泉旅館♪」ﾆﾔﾆﾔ

上条「そりゃ良かった」

番外個体「なんだなんだぁー？ 負け惜しみ？」

上条「いいや、キャンセル代を払わずに済んだからさ」

番外個体「…………ま、まさか」ｷﾞｸｯ

上条「全部ウソってのがウソだったんだよ」ﾆﾔﾘ

番外個体「…………」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

上条「ワーストさんの同意が得られて一安心ですよ。旅行、楽しみだな♪」


番外個体「普段はバカなくせして、こんな時だけ頭が回るんだから……」ｶﾞｯｸﾘ

145 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/17(火) 22:29:49.99 ID:R03LkVg60

上条「まあその前に海が待っていますがねー」

番外個体「シスターさんも連れてくんだよね？」

上条「…………」ﾌｲｯ

番外個体「えっ、黙って行くの？」

上条「……この夏は攻めると決めてんだ。お守の当てはさっき見つかったし」ﾆﾔﾘ

番外個体「うちに預けるつもり！？」

上条「誰も損しない選択だろ？ インデックスは打ち止めと遊べる、一方通行はスフィンクスをモフれる」

番外個体「ま、まあ？ ミサカも邪魔が入らないのは有り難いけど///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

上条「そうでしょうとも。知り合いの目があると、迂闊にセクハラできないもんな！」

番外個体「……あなたに少しでも期待した、ミサカがバカだったよ」

上条「とか言いながらも、ホイホイ着いてくるワーストさんでしたとさ」ﾆﾔﾆﾔ

番外個体「断ったら負けたみたいで嫌だからね。旅行したいのも本当だし……あれ？」

上条「どうかしたのか？」

番外個体「……あなたもミサカも未成年だよね？ どうやって旅館を予約したの？」ﾊﾃ?

上条「代理店のホームページから普通に出来たけど」

番外個体「ん～、なーんか裏がありそうな気がするぜー」ﾑﾑﾑ

上条「裏がある……にじみ出るエロスを感じる言葉だな。興奮してきた！」ﾊｧﾊｧ

番外個体「なんで！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ


上条「分からないなら解説してしんぜよう！！」

146 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/17(火) 22:31:41.83 ID:R03LkVg60

上条「とある学園都市に最近妙に仲の良い男女がいました。だが男は女に魅力を感じつつも、高根の花と半ば諦めていたんだ」

上条「そして女は男を好ましく思いながらも、恋愛感情までは持っていなかった。俗に言う友達以上恋人未満ってわけだ」


番外個体「えっ///」ﾄﾞｷｯ


上条「お互いの距離を計りかねていたところに突然の旅行！ 女は不安と微かな期待を抱いた」

上条「そう、彼女は無自覚ながら薄々自身の感情に気付いていたんだ。男を異性として想っていると！！」


番外個体「……///」ﾃﾚﾃﾚ


上条「しかし現実は非情である。なんと男の内に秘めた劣情が、遂に理性を凌駕してしまったのだ！！」


番外個体「……え」


上条「どうせ女は振り向いてくれない！ よぉ～し、それならこのチャンスを最大限に活かしてやるッ！！」

上条「即ちセクハラ！ 彼女のたわわなおっぱいを、これでもかと堪能するという裏の…」


番外個体「なんでそうなるんだクソ野郎おおおおーーーーーーーーーーーーー！！！」ｼｭｯ!!

ﾋﾗﾘ

上条「見えたッ！！！」ﾋｭｯ!!

ﾌﾟﾁﾝ

番外個体「へ……あっ！？」

上条「ふむ、ピンクのレースが可愛らしいブラですな」ｼｹﾞｼｹﾞ

番外個体「えっ、ちょ、やだっ、な、なんで！？///」ｶｧｧ

上条「神の右席とすら渡り合う上条さんですよ？ ワーストさんの攻撃を避けつつブラをもぎ取るくらいわけありません」ｸﾝｶｸﾝｶ

番外個体「ぎゃあああーーーー！？ へ、変態っ！！///」

上条「変態で……いいよ。変態らしいやり方でセクハラさせてもらうから」ｺﾞｿｺﾞｿ

番外個体「何しまってるの！？ か、返してよ……ミサカのブ……ﾌﾞﾗｼﾞｬｰ……///」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

上条「聞こえんなぁ～」ﾆﾔﾆﾔ

番外個体「～～～～～～～～～～ッッ///」

147 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/17(火) 22:33:13.24 ID:R03LkVg60

上条「せっかく剥ぎ取ったレア素材だからな。きちんと管理しないと」

番外個体「レア素材って……何に使うつもり！？///」


上条「……………………言わせんな恥ずかしい///」ﾃﾚﾃﾚ


番外個体「どうしてあなたが真っ赤になってんだーーーー！！！」

上条「こう見えて上条さんは純情チェリー★ボーイですことよ？」

番外個体「一遍辞書で純情の意味を調べろヘンタイ！！」ｶﾞｧｧ

上条「純真で邪心のない心……あってんじゃん」ｼﾚｯ

番外個体「どこが！？」

上条「俺は番外個体にセクハラしたいだけなんだよ。ひたすら純粋に！！」ｷﾘｯ

番外個体「じゃあ返してよ！ もう十分セクハラしたでしょ！！///」

上条「…………」

番外個体「動きが止まった……？」

上条「そうか！？ そういう事か……ッ！！」ﾋﾟｼｬｰﾝ!!

番外個体「ど、どうしたの？」

上条「キャッチ＆リリースだな！？ もぎ取ったブラを敢えて返す事によって、再びセクハラさせる……この発想は無かった！！」

番外個体「は……はああああああああああ！？///」

上条「このいやらしさんめ！ ワーストさんのエロさには脱帽ですよ！」

番外個体「なんでそうなるんだーーーー！！///」

上条「そういう事なら喜んで返しますことよ。はい、今度は簡単にとられんなよ？」ｽｯ


番外個体「納得いかない……絶対こんなのおかしいよ///」

上条「おかしくねーよ。いいか？ そもそもセクハラってのはだな――」

148 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/17(火) 22:34:14.35 ID:R03LkVg60

数時間後――


上条「――ってわけだ。分かりましたか？」


番外個体「ギャハハハ！！ サーベルタイガー強すぎるだろー」ﾋﾟｺﾋﾟｺ


上条「……いつの間にやら上条さんそっちのけで、ゲームをしてやがるし」

番外個体「長い独り言は終わった？」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

上条「はいはい、終わりましたよ」

番外個体「そんじゃ帰るね。もうじき最終下校時刻だし」

上条「ん、送ってく」

番外個体「いいよ別に」

上条「そうもいかねーだろ。変質者なんかに襲われたら大変だからな」

番外個体「……お前が言うな」ｼﾞﾄｰ

上条「俺は悪くねえ。上条さんの好みドストライクでエロいカラダしてるワーストさんが悪いと思います」ｼﾚｯ

番外個体「はいはい、妄言はいいから///」

上条「信じてないな？ よろしい、上条さんが小一時間ワーストさんの魅力を教えてやろ…」

番外個体「いいから早く送ってよ！！///」ｶｧｧ

149 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/17(火) 22:37:01.56 ID:R03LkVg60

黄泉川さんち――


番外個体「ただいまー」


黄泉川「おかえり。今シスターが入れ替わりで帰ったんだが、今日も上条と遊んでたのか？」

番外個体「まあねー」

黄泉川「青春してるじゃん」ﾆﾔﾆﾔ

番外個体「ま、まあね……///」

黄泉川「あまり苛めてやるなよ？ 見るからに遊び慣れてない子だからなぁ」

番外個体「……むしろミサカが苛められてるんだけど///」

黄泉川「えー、お前Mだったのか？ 意外じゃんよ」ｹﾗｹﾗ

番外個体「何言ってんだ、このアホ教師っ！！///」ｶﾞｧｧ


黄泉川「あっはっは！ みんな聞いてくれ、番外個体って実は…」

番外個体「ぎゃあああーーーーーーー！？ ミサカはMじゃねえーーーーー！？///」ｷﾞｬｰｽ




打ち止め「リビングで何か騒いでるよ？ ってミサカはミサカは首を傾げてみたり」ﾊﾃ?

一方通行「どうせクソガキが黄泉川におちょくられてンだろ。ンな事より……完成だ！！」

打ち止め「わぁー、ミサカとシスターさんとスフィンクスの写真ね、ってミサカはミサカは大興奮っ！」ｷｬｯｷｬ

一方通行「良く撮れてるだろォ？」ﾆｯｺｫｫ

打ち止め「ねぇねぇ、明日シスターさんにも見せていい？ ってミサカはミサカはお願いしてみる」

一方通行「あァ、構わねェよ」


芳川「いつまで私のPCを占領してるのかしらね？」ｸｽｯ

150 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/17(火) 22:38:00.25 ID:R03LkVg60

といったところで今回は終了


勇気……何者も恐れない勇敢な心。所謂ベーシックな上条さん ※アンチ変態力

寛容さ……全てを受け入れる慈愛の精神。番外個体に対して優しくなる

伝達力……円滑なる意思疎通。鈍感さが緩和される

変態力……呼び覚まされし欲望。番外個体へのセクハラが加速する


例によってステフリをお願いします。集計は今日いっぱいですー

151 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]：2012/07/17(火) 22:39:02.41 ID:ZyAIe22J0

変態で

152 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]：2012/07/17(火) 22:39:37.48 ID:o8qk8uDAO

取り敢えず、寛容でいこうか

153 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]：2012/07/17(火) 22:41:52.33 ID:VK364B1bo

変態スキル発動はやいな
寛容さで

154 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(島根県)[sage]：2012/07/17(火) 22:45:10.80 ID:uCrGj8tXo

よし変態で 

169 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/18(水) 00:06:46.76 ID:hcEMXIZs0

帰り道――


上条「お前も毎日黄泉川先生んちに通ってるよなー」

禁書「だって楽しいんだもん♪」

上条「あんまり迷惑をかけないようにな。……主に食いもの関連で」

禁書「むぅー！ とうまに言われたくないんだよ！！」

上条「はぁ、なんでだよ？」

禁書「ちゃんとワーストに優しく接してる？ デリカシーのない事ばかりしてない？」

上条「え、ええっと……」ｷﾞｸｯ

禁書「ああいう風に振る舞ってても、ワーストは女の子なんだよ？」

上条「そう……だよな」

禁書「とうま自身が幸せになりたいのなら、まずは身近な人に優しくなるべきかも」

上条「…………」

禁書「ワーストは今一番とうまに近い人なんじゃないのかな？」

上条「ああ、確かにそうだ」

禁書「ふふっ、じゃあ態度で示さないとね♪」ﾆｺｯ

上条「肝に銘じるよ。……サンキューな、インデックス」

禁書「迷える子羊を導くのも、シスターの役目なんだよ」ﾄﾞﾔｯ

170 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/18(水) 00:09:09.66 ID:hcEMXIZs0

TURN 04　Result――


上条当麻 Lv.4

Class.ヒーロー


勇気　　★

寛容さ　★★

伝達力　★★

変態力　★★


上条当麻の寛容さが上昇した！

上条当麻の番外個体に対する優しさが、ぐーーーんと上昇した！！





今回も協力感謝です。それではまた次回でー 

187 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/21(土) 21:56:40.25 ID:NEZ4Gcej0

TURN 05　そして誤解は加速した！


とある海水浴場――


上条「うーーーーーーーーーーーみーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！」ｲﾔｯﾎｩ!!


番外個体「テンション高いねぇー」

上条「海だぞ海っ！！ ここでテンション上げなくて何処で上げるんだよ」

番外個体「あなたも懲りないね。海はあなたにとっては鬼門じゃないのー？」

上条「……御使堕しに女王艦隊……やめて、冬の北極海で素潜りは刺激的すぎるッ！？」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

番外個体「きゃは☆トラウマを抉っちゃったかー♪」ﾆﾔﾆﾔ

上条「海寒い海怖い……暖を取らないと死んじゃう……暖？ ……暖かい、温もり、即ちおっぱい！？」ﾊｯ!?

番外個体「どんな連想しやがった！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

上条「そうだった、海恐るるに足らず！ だってワーストさんのビキニ姿を拝めますからねっ！！」

番外個体「えっと……」

上条「場所の確保はこの上条めに任せて、ささ、姫はお着換えに行ってください！」ｷﾘｯ

番外個体「う、うん」



上条「去年の夏から不幸続きの人生だった。しかし！ それも今日という幸運のためだったんですことよ！！」ﾋｬｯﾎｩ!!

188 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/21(土) 21:57:18.57 ID:NEZ4Gcej0

上条「――そう思っていた時期が、上条さんにもありました……」ｽﾞｰﾝ


番外個体「ムカつく反応だね」ｲﾗｯ

上条「だって露出の高いビキニを期待してたんだぞ……。それなのにワンピースだなんてあんまりだ……」ｼｸｼｸ

番外個体「あなたの前でビキニなんて着れるわけないじゃん」

上条「くっそぅ、あの奥義はまだ晒すべきではなかったか……」

番外個体「反省するのはそこじゃねーだろ！？」

上条「…………」ｼﾞｰ

番外個体「なに？ 文句でもあんの？」

上条「……美しい」ﾎﾞｿｯ

番外個体「は……今、なんて？」

上条「改めて良く見ると、お前って本当に美人だよな」ｳﾝｳﾝ

番外個体「と、当然だよ///」ｶｧｧ

上条「色白でスタイルもいいし、水着も良く似合ってる」

番外個体「や、やらしい目で見んなっ！///」ﾃﾚﾃﾚ

上条「…………」ｼﾞｰ

番外個体「見んなっつってるだろーが！！」ﾋﾞｽｯ

ﾌﾟｽｯ

上条「んぎゃあああああああああ！？ 目が、目がぁぁーーーーーーーーー！？」ｺﾞﾛｺﾞﾛ


番外個体「ま、まあ？ 褒められて悪い気はしないけどさ……///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

上条「照れ隠しで目を潰さないで！？」

189 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/21(土) 21:58:15.69 ID:NEZ4Gcej0

上条「ったく、相変わらず激しいスキンシップがお好みですね……」ｽﾞｷｽﾞｷ

番外個体「あなたの視線がやらしかったから、つい」ｼﾚｯ

上条「……確かにマナー違反だったよな。わりぃ」

番外個体「へ……？」ｷｮﾄﾝ

上条「最近調子に乗ってた。お前の気安さに甘えて、無神経に振る舞ってたよな。本当にごめん」ﾍﾟｺﾘ

番外個体「ミ、ミサカだって楽しんでたし、謝られても困るんだけど」ｱｾｱｾ

上条「マジで！？」

番外個体「うん、だから今まで通りの気安い関係でいたいっていうか……///」

上条「よっしゃああーー！！ お墨付きが出たからには、これでもかと視姦せねば！！」ｼｹﾞｼｹﾞ

番外個体「切り替え早いなオイ！？」


男A「おい、あの子可愛くないか？」ｼﾞﾛｼﾞﾛ

男B「めっちゃレベル高ェなあ……///」ﾃﾞﾚﾃﾞﾚ


上条「むっ、いかんっ！！」ﾊﾟｻｯ

番外個体「ちょ、パーカーなんて引っかけないでよ。スゲー暑いのに……脱ぐよ？」

上条「減るから嫌だ」

番外個体「……なにが？」ﾊﾃ?

上条「ワーストさんのエロいカラダの痴的財産権は上条さんに帰属するんです！！」ﾌﾟﾝｽｶ

番外個体「な、なにそれ！？///」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

190 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/21(土) 21:58:55.23 ID:NEZ4Gcej0

上条「なんてこった、これは盲点だったぜ。番外個体を魅力的だって思うのは、上条さんに限らないなんて……」ｸﾞﾇﾇ

番外個体「はぁ？///」

上条「ちくせう、あのおっぱいに目をつけたのは俺が先だというのにッ！！」ﾑｶﾑｶ

番外個体「こ、このヘンタイっ！///」

上条「あれは上条さんのものだ！！」ﾃﾞﾃﾞﾝ

番外個体「誰があなたのかっ！！///」ﾃﾚﾃﾚ

上条「となれば善は急げだ！ ヘンタイ野郎どもの魔の手からおっぱ……もとい、ワーストさんを守らねば！！」ｷﾘｯ

番外個体「今言い直しただろー！？ つーかあなたが一番のヘンタイだって自覚ないの！？」

上条「とりあえず海に入ろう！」

番外個体「聞けよ！」

上条「いいからいいから♪」ｷﾞｭｯ

番外個体「こ、こらっ！ いきなり手を掴まないでってば！///」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


番外個体「結構深いトコまで来たね……わぷっ！？ な、波が顔に……」ﾁｬﾌﾟﾁｬﾌﾟ

上条「そんな時はコレ」ｽｯ

番外個体「浮き輪だね。……膨らんでないけど」

上条「それはセルフサービスですことよ」

番外個体「はいはい、……ふぅーーーー！！ ふぅーーーーーーーーーー！！！」

上条「…………」ﾆﾔﾘ

191 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/21(土) 21:59:41.65 ID:NEZ4Gcej0

番外個体「ハァハァ……中々膨らまないんだけど」ｾﾞｪｾﾞｪ

上条「大きめの浮き輪だからな。どれ、上条さんが膨らましましょうか？」ﾆｺﾆｺ

番外個体「初めからそうして欲しかったよ」ｽｯ

上条「いやだなー、それだと役得が無いじゃないですかー」ﾎﾞｰﾖﾐ

番外個体「役得？ ……………………あっ///」ｶｧｧ

上条「すぅ…………ふぅぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！」ﾑｸﾑｸﾑｸ

番外個体「……///」ﾁｬﾌﾟﾁｬﾌﾟ

上条「ほい、膨らんだぞ」ｽｯ

番外個体「……///」ｽﾎﾟｯ

上条「興奮のあまり、つい一息で膨らませてしまった……。やはりここは、じっくりねっぷりとしゃぶり尽くしておくべき…」

番外個体「あー、今なら限界を超えて雷だって落とせちゃいそう♪///」ﾆｯｺﾘ

上条「ちょ、ワーストさん！？ 学園都市外での能力使用はヤバイって！」ｵﾛｵﾛ

番外個体「目撃者は死ぬから問題ないよ」

上条「こわっ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「何か言い残すことは？」

上条「え、えーっと…………怒ってる顔も素敵ですね？」

番外個体「……///」ﾌﾟｲｯ

上条「く、来るか雷っ！？ てか海中で雷はあの世行き待ったなしですよね！？」


番外個体「水中で能力なんて使うわけ無いだろー、バーカ、バーカ！！///」ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ!!


上条「ぶはっ！？ や、やめっ、海水が鼻に、げほっ！？」

192 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/21(土) 22:00:44.57 ID:NEZ4Gcej0

上条「く、くそっ！ 足がつかない場所で一方的に攻撃するなんて卑怯だぞ！！ わぷっ！？」

番外個体「おやおやー？ 卑怯ってのは褒め言葉じゃなかったのかにゃーん？」ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ!!

上条「ちっ、揚げ足をッ、ぶふっ！？」

番外個体「最小限のリスクで最大限のリターンを追求すんのは戦術の基本だろー。ミサカが卑怯じゃない、あなたが間抜けなのさ」ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ!!

上条「だったら！」ｻﾞﾌﾟｰﾝ

番外個体「潜った？」


ｼｰﾝ……


番外個体「海面に太陽が反射してよく見えないか……。でも潜ったってことは、下から攻めるしか選択肢がないんだなーこれが」ｹﾞｼｯ!

上条「ぶぼッ！？」ｶﾞﾎﾞｶﾞﾎﾞｯ

番外個体「あちゃー、海水飲んじゃった？」

上条「げほっ、げほっ！？」

番外個体「とにかく浮き輪につかまって…」

上条「チャンス！ とおおおりゃああぁぁーーーーーーーーーーーーーーーー！！！」

ｽﾎﾟｰﾝ!!

番外個体「ああっ！？ ミサカの浮き輪が！」

上条「合体っ！！」ｽﾎﾟｯ

番外個体「ちょっと、ミサカの浮き輪返せよー！」ﾁｬﾌﾟﾁｬﾌﾟ


上条「……クックック、フフフ……アハハハハハ！！！」ｹﾗｹﾗ


番外個体「海水の飲み過ぎで壊れちゃったの？」

上条「今までよくもやってくれたなァ……。一方的に嬲られる痛さと怖さを教えてやろうか！」ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ!!

番外個体「うわっ、ま、待って！？ さっきはミサカが悪かったから…」

上条「遊びでやってるんじゃないんだよーー！！」ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ!!


番外個体「本気になるなよ大人げねー！？」ｷﾞｬｰｽ

193 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/21(土) 22:02:17.67 ID:NEZ4Gcej0

数時間後　砂浜――



上条「ぜぇぜぇ……」ｸﾞｯﾀﾘ

番外個体「ハァハァ……」ｸﾞｯﾀﾘ



子供「ママー、あそこに倒れてるお兄ちゃんとお姉ちゃんはどうしたの？」ﾊﾃ?

母親「しーっ！ 見ちゃいけません」ﾒｯ



番外個体「や、やるじゃん……さすがに体力だけは有り余ってるね……」

上条「お、お前もな……」

番外個体「うあー疲れたぁー……。のど渇いて動けねー」ﾍﾛﾍﾛ

上条「おっし、向こうの自販機で買ってくるけど、何がいい？」ｽｸｯ

番外個体「んー、炭酸系なら何でもいいや」

上条「オッケー、んじゃ行ってくるわ」ﾀｯﾀｯﾀ


番外個体「……こーいうのもデートってヤツなのかねぇー///」

一方通行「そォいうのは直接上条に言ってやれよ。泣いて喜ぶンじゃねェの？」

番外個体「そ、そうかな？///」ﾃﾚﾃﾚ

一方通行「多分なァ」

番外個体「でもそれって負けた気がするし、第一ミサカはあんなヘンタイ野郎なんて別に……ってなんで第一位がいるの！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

一方通行「お遣い。黄泉川から餞別だとよ」ｽｯ

番外個体「……ナニコレ？」ｷﾞｷﾞｷﾞ

一方通行「ナニに着けるアレだ。俗に言うコンドー…」

番外個体「ぎゃああーーーーー！？ な、なに考えてんだあのバカ教師はーーーーー！！！」ｷﾞｬｰｽ

一方通行「避妊だけはしとけっつゥ親心なンだろうなァ……」ｼﾐｼﾞﾐ

番外個体「余計なお世話だっつーの！！ まだそーいうのないからっ！！///」

一方通行「まだ、ねェ……？」ﾆﾔﾆﾔ

番外個体「ミサカの事はほっといて！！ 用が済んだならさっさと帰ってよ！？」ﾊﾟｼｯ

一方通行「ま、精々頑張れや」ﾌﾘﾌﾘ

番外個体「が、頑張るって何を……ナニはもういいから！？ てか普通に受け取ってるし！？///」




番外個体は最終安全装置『近藤さん』を手に入れた！！

194 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/21(土) 22:02:57.52 ID:NEZ4Gcej0

番外個体「どーすんだこれ……///」

ﾋﾟﾄ

番外個体「ひゃん！？」ﾋﾞｸｯ

上条「おお、想像以上にいい反応だ」

番外個体「な、なんだジュースか。心臓が飛び出るかと思った……」ﾎｯ

上条「ほい、お待たせ。コーラで良かったよな」ｽｯ

番外個体「あ、ありがと……」

上条「ん～？ 何だかさっきより元気無いな。しばらく休憩すっか？」

番外個体「きゅきゅきゅ、休憩ぃぃーーーーーーー！？///」ﾎﾞﾝｯ

上条「何時間も遊びっぱなしだったからなぁ。ジュースを飲みながら駄弁るってのもありだろ？」

番外個体「あ、ああそう……そっちの休憩ね……///」ﾎﾟﾛｯ


上条「何か落としたぞ」ﾋｮｲ


番外個体「え？ …………あ゛」

上条「なんだコレ？ うすぴ…」

番外個体「ああーーーー！！！ あんなとこに素っ裸の女の人が歩いてるーーーっ！？」

上条「マジで！？」ｷｮﾛｷｮﾛ

番外個体「今だッ！！」ﾊﾟｼｯ

上条「どこにもいねーよ見当たんない！？ 夢にまで見たヌーディストビーチは何処！？」ｷｮﾛｷｮﾛ


番外個体「あ、あっぶねぇー……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

195 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/21(土) 22:04:12.66 ID:NEZ4Gcej0

帰宅中　電車内――


番外個体「あはは、いやー中々楽しかったねぇー」

上条「……うそつき」ｼｮﾎﾞｰﾝ

番外個体「何回も謝ったじゃん。男が細かい事気にすんなよー」ﾊﾞｼﾊﾞｼ

上条「全然細かくねーよ！？」

番外個体「まあまあ、お詫びに何か一つだけお願い聞くから許してよ」ﾄﾞｰﾄﾞｰ

上条「マジで！？」

番外個体「言っとくけど、えっちぃのはダメ…」

上条「よし、まずは今座ってるイスに片足を乗っけて、スカートの裾を口に咥えながら悩ましげに『これでいいですかご主人様……』と言ってもらおうかっ！！！」

番外個体「…………」

上条「そしてゆっくりと股を開き、神秘の三角州を白日の下に晒して……いや待て、ここはギャラリーが多すぎる。今度我が家でじっくり堪能したほうが……」ﾑﾑﾑ


番外個体「疲れたから寝てよ……」ｳﾂﾗｳﾂﾗ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


上条「二人きりなら次のステップに行くことも……だが他人にばれるかどうかのギリギリ感も捨てがたい！ やべっ、興奮してきた！！」

番外個体「すぅ……すぅ……」ﾄｻｯ

上条「ん、どうした……って、寝てるし」

番外個体「すぅ……すぅ……」ｽﾔｽﾔ

上条「無防備に寝ちまいやがって…………どうしてくれよう」ﾄﾞｷﾄﾞｷ





※ステータスチェック！！

変態力＞寛容さ＆勇気…ヒャッハー！ セクハラだーーーーー！！！

寛容さ≧変態力…………番外個体はフラグ立てに成功した！！

それ以外…………………二人仲良く寝過ごし終点へ

196 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/21(土) 22:05:41.51 ID:NEZ4Gcej0

番外個体「すぅ……すぅ……」ｽﾔｽﾔ

上条「やっぱ可愛いよなぁ」

番外個体「すぅ……すぅ……」ｽﾔｽﾔ

上条「悪ノリしても離れてかねえし、自惚れてもいいんですかねぇ」

番外個体「すぅ……すぅ……」ｽﾔｽﾔ

上条「待て待て早まるな。友達の延長みたいな感覚かもしんねえし、一方的な勘違いだったら気まずすぎるだろ……」

番外個体「セクハラすんなぁ……ばーか……」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

上条「それとなーくアプローチしても気付いてねーし、この鈍感娘め」

番外個体「すぅ……すぅ……」ｽﾔｽﾔ

上条「まあ夏休みも始まったばっかなんだ。もう少しだけ今の関係を楽しんでもいいよな……？」

番外個体「すぅ……すぅ……」ｽﾔｽﾔ


上条「ったく、我ながら情けねー」ﾔﾚﾔﾚ

197 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/21(土) 22:06:50.22 ID:NEZ4Gcej0

黄泉川さんち――


番外個体「ただいまー」


黄泉川「おかえり。晩御飯の支度は出来てるから、手を洗ってくるじゃんよ」

番外個体「はいはい」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


番外個体「どれどれ、今晩のおかずは何かなー……！？」ﾋﾟｼﾘ


黄泉川「…………」ﾆﾔﾆﾔ

芳川「…………」ﾆﾔﾆﾔ

一方通行「…………」ﾆﾔﾆﾔ

打ち止め「わぁーい、今夜はお赤飯だー♪ ってミサカはミサカは喜びを全身で表現してみたり！」ｲｪｰｲ!!


番外個体「こ、これってま、まさか……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ


黄泉川「お前も色を知る年か。感慨深いじゃん」ﾆﾔﾆﾔ

芳川「式はいつかしら？ 早めに教えて貰えると助かるのだけれど」ﾆﾔﾆﾔ

一方通行「おめでとさァン」ﾆﾔﾆﾔ

打ち止め「よくわかんないけど、おめでとー！！ ってミサカはミサカは拍手喝采！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ


番外個体「ミサカで遊びやがってぇぇ……不幸、じゃないけど納得いかない……///」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

198 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/21(土) 22:07:44.54 ID:NEZ4Gcej0

といったところで今回は終了


勇気……何者も恐れない勇敢な心。所謂ベーシックな上条さん ※アンチ変態力

寛容さ……全てを受け入れる慈愛の精神。番外個体に対して優しくなる

伝達力……円滑なる意思疎通。鈍感さが緩和される

変態力……呼び覚まされし欲望。番外個体へのセクハラが加速する


いつものステフリのお時間です。集計は今日いっぱいですのでよろしくお願いします

199 ：名無しNIPPER[sage]：2012/07/21(土) 22:08:54.28 ID:8PrnJwTf0

乙

寛容さ！

200 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2012/07/21(土) 22:09:49.90 ID:pTzRQvA/0

乙
伝達力

201 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]：2012/07/21(土) 22:09:54.71 ID:IXCmage2o

変態で 

215 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/22(日) 00:11:33.83 ID:25RKjcxN0

TURN 05　Result――


上条当麻 Lv.5

Class.変態☆ヒーロー


勇気　　★

寛容さ　★★★

伝達力　★★

変態力　★★★


上条当麻の寛容さと変態力が上昇した！！

上条当麻の中の番外個体の存在が特別なものになった！

上条当麻はスキル『紐パン殺し（サイドストリングブレイカー）』を取得した！




まさかの同着で二つ上昇。それではまた次回でー

233 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:13:57.10 ID:SxVLyUwW0

上条さんち――


番外個体「暑いね……」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

上条「ああ、暑いな……」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

番外個体「あなたはよく戦った。だからさっさとギブアップしなよ……」ﾌﾗﾌﾗ

上条「なんの、まだまだやれるぜ……」ﾌﾗﾌﾗ

番外個体「我慢はカラダに良くないぜー？ 軍事用に調整されたミサカに敵うわけないんだし諦めろよー……」ﾊﾟﾀﾘ

上条「ハハハ、不幸は友達な上条さんが我慢比べで負ける？ ありえねーよ……」ﾊﾟﾀﾘ

番外個体「なんだか意識が……」ｸﾞｯﾀﾘ

上条「あれ？ 向こうにデッカイ川が見えるんですけど……」ｸﾞｯﾀﾘ

番外個体「ミサカたち、何気に死線を彷徨ってね……？」

上条「多分……そっか、あれは三途の川かぁ……」

番外個体「ねぇ……」

上条「ああ……」



番外幻想「「どうしてこんな事になったんだっけ……？」」

234 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:14:55.76 ID:SxVLyUwW0

TURN 06　上条さんは掛け替えのない宝物を手に入れたようです


回想――


番外個体「やっほー、今日は何して遊ぶ？」

上条「不幸だ……」

番外個体「まだ言うかって、うわっ、めっちゃ暑い！？」

上条「今朝がたエアコン様が天に召されちまってさぁ……お前が溶接したせいで窓も開かねーし、フフ……ここは地獄だ……」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

番外個体「じゃあエアコン買いに行こうぜー」

上条「もう買った。でも取り付け工事は明日になるって……」

番外個体「わーお」

上条「……まあ夕方からは夏祭りだし、それまでファミレスにでも避難すっか」

番外個体「あっ、せっかくだから我慢大会しない？」

上条「はぁ？」

番外個体「勝った方が負けた方に、一回だけ何でも言う事を聞かせるってな罰ゲームでどーよ？」

上条「なんでも……？」

番外個体「なんでも。ミサカが負けたらコスプレでもセクハラでもさせてあげるよ」ﾌﾌﾝ

上条「その勝負、乗ったァァーーーーー！！！」

番外個体「決まりだね♪」ﾆﾔﾘ



上条「……（コスプレしてセクハラ！！ ここはナースで……いやいやメイドも捨て難い）」ﾆﾔﾆﾔ

番外個体「……（勢いで勝負ふっかけたけど、な、何をしてもらおうかな……？）」ﾜｸﾜｸ

235 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:15:51.28 ID:SxVLyUwW0

番外個体「ルールはシンプルに『降参』って言ったほうの負け。準備はいい？」

上条「ばっちこーい！」

番外個体「じゃあ……始めっ！！」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


現在――


上条「バカだろ俺たち……」ｸﾞｯﾀﾘ

番外個体「否定できないね……」ｸﾞｯﾀﾘ

上条「これ以上はヤバイな……。なあ…」

番外個体「来年おねーたまは高一になるんだけどさ、あなたはどうなの？」

上条「唐突になんだよ」

番外個体「ミサカは学校に通ってないでしょ？ だからかな、なんとなーく気になったんだ」

上条「そっか……。何事も無く進級できれば高三だな」

番外個体「はい、ミサカの勝ちー♪」

上条「は？ 何言ってんだ？」ﾊﾃ?

番外個体「降参って言ったじゃん。たった今あなたが」ﾆﾔﾆﾔ

上条「………………………………ああっ、汚ねーぞ！！！」

番外個体「褒め言葉だね」ﾌﾌﾝ

上条「ぐぬぬ……」

番外個体「さーて、何してもらおっかなぁー？」ﾆﾔﾆﾔ

上条「なんという憎たらしい笑顔！ くっそー、覚えてろよ……」

番外個体「負け犬の遠吠えが心地いいねぇー♪」ｸｽｸｽ

236 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:17:01.41 ID:SxVLyUwW0

セブンスミスト――


番外個体「やっぱ夏祭りと言えばコレだろー♪」ﾙﾝﾙﾝ

上条「ゆ、浴衣……。罰ゲームにしては厳しすぎやしませんか？」ｸﾞｯﾀﾘ

番外個体「心配しなくてもミサカが払うよ」

上条「マジで……？」

番外個体「だって折角の絶対命令権だぜー？ もっと考えて使わなきゃ、ねえ？」ﾆﾀｧｧ

上条「こわっ！？」ﾋﾞｸｯ



番外個体「一口に浴衣といっても、たくさん種類があるんだねぇ」

上条「どれも同じに見えるなぁ」

番外個体「右に同じく。ま、雰囲気を味わえればいいんだし、テキトーに選ぶか」

上条「……ん？ この浴衣は」

番外個体「紺色の下地に、黄色とピンクの紫陽花か。それがどーしたの？」

上条「いや、何となく目に止まったっつーか……」

番外個体「歯切れが悪いね。ハッキリ言えばいいじゃん」

上条「……お前に似合うかなーって思ったんだよ」ﾎﾞｿｯ

番外個体「え？」

上条「これ着たお前って、きっとスゲー綺麗なんだろうなぁ」ﾎﾟｹｰ

番外個体「そ、そう……///」ｶｧｧ

上条「……………………ハッ！？」

番外個体「あ、あなたがそこまで言うならミサカも吝かではないって言うか……ちょ、ちょっと買ってくる///」ｲｿｲｿ


上条「何口走ってんだ俺！？ なんかスゲー変態っぽい！？///」ｷﾞｬｰｽ

237 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:18:01.76 ID:SxVLyUwW0

上条「落ち着け！ 落ち着くんだ上条当麻！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

上条「番外個体の下着を想像して心を落ち着けるんだ！ ……浴衣って下着はどうすんだろ？」ﾊﾃ?

上条「確か土御門が着物はノーパンノーブラが基本だとか言ってなかったか……？」

上条「なんてこった！？ それじゃあ紐パンを解く楽しみも、さり気なくブラを抜き取る楽しみも味わえないじゃねーか！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

上条「……いや諦めるのはまだ早い。穿いてないなら穿いてもらえばいいんだよ！」


番外個体「何を？」


上条「紐パンに決まってんだろ！」ｸﾜｯ

番外個体「あー、心配しなくても穿いてるよ」

上条「マジで！？」

番外個体「ウソ♪」

上条「ウソなのかよ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「んー、どっちだろうねー？」

上条「穿いてるのか穿いてないのか……くそっ、わからねえ！？」

番外個体「んんっ！！ そ、そんな事よりさ、ミサカを見て他に言う事があるんじゃない？///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

上条「いや待てよ……？ 確認するまで両方の可能性を内包した今の状態って実は美味しいのでは？」ﾑﾑﾑ

番外個体「…………」

上条「おおっ、なんという発見！ これは『シュレディンガーの猫』に因んで、『ワーストさんの紐パン』と名づけざるを得ない！！」

番外個体「……オイ」

上条「いやぁー、ワーストさんのお陰でノーベルパンツ賞も夢じゃな……い…………///」ｶｧｧ

番外個体「なに赤くなってんの？」ﾊﾃ?

上条「う、その……参りました。想像してたのより、何倍も綺麗です……見惚れるなんて本当にあるんだなぁ///」ﾃﾚﾃﾚ

番外個体「……///」ﾎﾞﾝｯ

238 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:18:56.39 ID:SxVLyUwW0

上条「正直浴衣パワーを侮っていたっつーか、普段とのギャップ萌えっつーか……///」

番外個体「そ、素材がいいから当然だよ///」ﾃﾚﾃﾚ

上条「うん、そうだな///」ｳﾝｳﾝ

番外個体「～～～～～～～～ッッ///」ﾜﾀﾜﾀ

上条「ど、どうしたんだ？ 不思議な踊り？」

番外個体「違うだろ！ そこはお前言い過ぎーとか、お前が言うなーとかツッコミを入れるトコだろーが！！///」ﾋﾞｼｯ

上条「ええっ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「何フツーに褒めてんの！？ ミサカを喜ばせてどーするつもり！？///」

上条「なんでキレてんの！？」

番外個体「あなたは紐パンがどーだとか、セクハラわっしょいしてりゃいいんだっつの！！///」ｶﾞｧｧ

上条「えっ、セクハラしていいの？」

番外個体「いいわけねーだろ！！///」


上条「……どうしろと？」

239 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:20:17.90 ID:SxVLyUwW0

数十分後　とある夏祭りにて――


番外個体「うわー……見渡す限り人、ヒト、ひとっ！！」

上条「年に一度の花火大会だからな」

番外個体「きゃは☆見てみなよ、人がゴミのようだ！！」ｹﾗｹﾗ

上条「こらこら、せっかく着飾ってるんだから物騒なこと言わない」ﾁｮｯﾌﾟ

番外個体「あいたっ！？」

上条「あと迷子にならないように、手を繋いでおくか？」

番外個体「は、はぁ！？ あなたはミサカの保護者か！///」ﾌﾞｰﾌﾞｰ

上条「今日はいつにも増しておかしなテンションですからね。必然的に上条さんも保護者モードになるわけですよ」ﾔﾚﾔﾚ

番外個体「……誰のせいだバカヤロー///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

上条「ん？」

番外個体「なんでもなーい。ほら、まずは定番の綿あめから行くよ///」ｸﾞｲｸﾞｲ

上条「お、おう」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


番外個体「なにこれ、めっちゃ甘っ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

上条「そりゃ綿あめだからな」

番外個体「知識としては知ってたけど、まさかこんなに甘いなんて……」

上条「どれどれ」ﾊﾟｸｯ

番外個体「あっ」

上条「うへぇー、確かに甘すぎだ」

番外個体「何勝手に食べてんの！？ これミサカのなんだけど！」ﾌﾟﾝｽｶ

上条「いいだろ一口くらい、減るもんじゃあるまいし」

番外個体「減るっつの！」

上条「ちっせぇなぁ。立派なのは見た目だけなんですかぁ？」ﾁﾗｯ

番外個体「どこ見て言った！！」

上条「おっぱい」ﾃﾞﾃﾞﾝ

番外個体「……よーし、いつものあなただね」ｹﾞﾝﾅﾘ

上条「お！ イカ焼きの屋台だ」

240 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:20:50.41 ID:SxVLyUwW0

上条「イカ丸々一杯とは贅沢ですな」

番外個体「いいにおいだね」

上条「一口食べる？」ｽｯ

番外個体「当たり前だろー。食べ物の恨みは怖いんだぜー」ｱｰﾝ

上条「おっと」ｻｻｯ

番外個体「…………」ｱｰﾝ

上条「うめー、このイカ焼きマジうめぇ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

番外個体「……この野郎、ガキみたいな事しやがって」

上条「フフン、上条さんちの掟その一！ 食べれる時に食うべし。一切の容赦は必要ないと思え」

番外個体「そうでもしないとシスターさんに食べ尽くされるもんね」

上条「いかにも。イカ焼きだけに」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

番外個体「ああっ！ あそこにシースルー浴衣を着た女の人がっ！！」

上条「マジで！？」ｷｮﾛｷｮﾛ

番外個体「チャンス♪」ﾊﾟｸﾊﾟｸ


上条「どこにいんのシースルー！？ ウソじゃないよね？ この間みたいにウソじゃないよね！？」ｷｮﾛｷｮﾛ

番外個体「ごちそーさま☆」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

上条「…………」

番外個体「全部食べちゃったけど、容赦はいらないんでしょ？」ﾆﾔﾆﾔ

上条「……ハッ！？ イカ焼きよりワーストさんがむしゃぶりついた串のほうがご馳走なのでは？」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

番外個体「ぎゃああーーー！？ なに舐めてんだヘンタイっ！！///」ｷﾞｬｰｽ

241 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:21:52.38 ID:SxVLyUwW0

数分後――


番外個体「これは没収だから！///」

上条「えー」

番外個体「まったく、日に日にヘンタイになっていくんだから、呆れて物も言えないよ」ﾔﾚﾔﾚ

上条「疑問に思うんだけどさ」

番外個体「また唐突だね」

上条「なんでキスはレモンの味なんだろうか？」

番外個体「……いや、それは少女マンガ的表現じゃないの？」

上条「キスってのはこう……お互いの口を貪りあう行為だと思うんだ。当然相手の唾液も啜るわけだが」

番外個体「な、生々しいこと言うなっ！！///」ｶｧｧ

上条「上条さんは考えました。もしかして異性の唾液がレモン味じゃないのか？ ってさ」

番外個体「真性のアホだこいつ……///」

上条「そしてさっきワーストさんの唾液付き串をペロペロした時に気付いたんだ」

番外個体「……///」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

上条「お前の唾液、美味しいな！」ｷﾘｯ

番外個体「それはイカ焼きの味だーーーーーーーーーーー！！！！///」ｷﾞｬｰｽ

上条「いいや違うね！ あの微かに甘い味は…………ワーストたんの味だっ！！」ｸﾜｯ

番外個体「こ、声が大きい！？///」ｱﾀﾌﾀ

上条「浮き輪の時は味わう余裕が無かったから、今回はしっかり舌の上で転がしたんだ。間違いねぇ」

番外個体「利き酒みたいにいいやがって……！///」

上条「きっとレモン味ってのは好きじゃないヤツの場合なんだよ。好きな相手ならキスの味は甘いんだ」ｳﾝｳﾝ

番外個体「意味わかんないよ！？ 大体好きなら甘いって………………え、うそ……///」

上条「ウソじゃねーよ」

番外個体「……な、ならそうかもしんない///」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

242 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:22:46.28 ID:SxVLyUwW0

上条「納得してくれたみてーだし、次はどこを冷やかす？」

番外個体「と、とりあえずほら！ 金魚すくいでもやろうぜー///」ｱｾｱｾ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


テキ屋「一回300円だ。やってかないかい？」


番外個体「ふーん、そんな値段なんだ」

上条「金魚救いか……。すまん、うちには猫が居るからお前らを救ってやれそうにねえ」

番外個体「そっちの救うじゃねーよ」ﾋﾞｼｯ!!

上条「どっちにしろ飼えないからなぁ……。そうだ！ もしゲット出来たらお前んちで飼うってのはどうだ？」

番外個体「うん、いいよ」

上条「よっし、そんじゃどっちが多く救えるか勝負しようぜ！」

番外個体「我慢大会のリベンジ？ フフン、受けて立つよ」

243 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:23:34.69 ID:SxVLyUwW0

テキ屋「まいどー」ﾁｬﾘｰﾝ


番外個体「まずはミサカから行かせてもらうよ」

上条「真ん中ですくうと、一発で破れるから気をつけろ」

番外個体「わかってるってば♪ まあ見てなよ」


金魚「……♪」ｽｲｽｲｰ


番外個体「端っこで素早く返すように掬えばッ！！」ｻｯ


金魚「……ッッ！！」ｵﾗｧ!!

ﾍﾞﾘｯ ﾁｬﾎﾟﾝ

番外個体「…………」

上条「あれれー？ 一発ゲームオーバーですかぁ？」ﾆﾔﾆﾔ

番外個体「ちょっ、おかしいだろ！？ 金魚のほうから体当たりしてきたよ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ


テキ屋「学園都市生まれの金魚は一味違いますからねぇ」ﾆﾔﾘ

金魚「……♪」ﾔﾙｷｱﾝﾉｶ?


番外個体「こ、この腐れ魚類め……ッ」ｲﾗｯ

244 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:24:38.70 ID:SxVLyUwW0

上条「なるほど、強敵みたいだな」

番外個体「……悔しいけど完敗だよ」ｶﾞｯｸﾘ

上条「しかし俺の敵じゃねーな。今ので金魚の動きは見切った！」

番外個体「ほんとかよ」

上条「上条さんの妙技をお見せしましょう！」


金魚「……♪」ｽｲｽｲｰ


上条「……ッ（明鏡止水の心だ。神速をもってスカートに侵入、刹那の見切りにて紐を解ける上条さんならこの程度ッ！！）」ｼｯ!!


金魚「！？」ﾊﾟｼｬｰﾝ!!


番外個体「金魚を打ち上げた！？」

上条「あとはお椀でキャッチするだけ…」


ﾎﾟﾃｯ

金魚「～～～～～ッ！？」ﾋﾞﾁﾋﾞﾁﾋﾞﾁｯ


上条「……キャッチし損ねた」

番外個体「は、早くお水に入れないと死んじゃうってばー！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


番外個体「ふっふーん、こんな小さな袋に入れられちゃって、いい気味♪」ﾙﾝﾙﾝ


金魚「……」ﾁｯ


上条「この金魚、舌打ちしなかったか……？」

番外個体「そんだけ悔しいんだろー。ざまぁー、惨めに捕まってざまぁ～♪」ｹﾗｹﾗ

上条「どんだけ恨み骨髄なんだよ……」ｹﾞﾝﾅﾘ

245 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:25:53.26 ID:SxVLyUwW0

ﾄﾞｰﾝ!! ﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗ……


番外個体「あ、花火」

上条「あーあ、遊び耽ってたら始まっちまったなぁ」

番外個体「ここだと人も多いし、もうちょい離れたとこで見よっか？」

上条「ん、そうだな」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


上条「よっこらせっと。この辺なら人もいないし、ゆっくり花火を見れそうだな」

番外個体「意外に穴場かもねぇー」


ﾄﾞｰﾝ!! ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｰｰﾝ!!!


番外個体「たーまやーー！！ って言うんだっけ？」

上条「かーぎやーー！！ でもよかった気がする」

番外個体「お互いにわか知識だよねー。ま、雰囲気を楽しめれば何でもいっか♪」ﾆﾔ

上条「花火を見て、わぁ……綺麗、なんて言うほどロマンチッカーじゃないもんな」ﾍﾗﾍﾗ

番外個体「どーかん」


ﾄﾞｰﾝ!! ﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗ……


番外個体「でも、それでも……ガラじゃないってのは理解してるけど……やっぱ綺麗だね」ﾆｺｯ

上条「……そうだな」








上条「……（なんだ、なんだよ、なんなんですかこの雰囲気ぃぃ！？ こ、これはまさか……）」ｺﾞｸﾘ

246 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:26:50.44 ID:SxVLyUwW0

※ステータスチェック！！


寛容さ＆伝達力の平均値＞変態力……上条「これって告白する絶好のチャンスじゃね？」

上記に当てはまらず勇気≧変態力……上条「今日は楽しかったなぁ。送ってくから帰ろうぜー」

それら以外、つまり変態力＞勇気……上条「神は言っている、ここで脱がす定めにあると」

247 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:27:59.21 ID:SxVLyUwW0

番外個体「ね、ねぇ……」ｵｽﾞｵｽﾞ

上条「ななな、なんですか！？」ﾊｧﾊｧ

番外個体「笑わないで聞いて欲しいんだけどさ///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

上条「も、もう我慢出来ないので手短にお願いしますっ！！」ﾊｧﾊｧ

番外個体「初めは苦手だなんて言ったけどね、こうやって毎日会ってるうちに、なんだか楽しくなっていってね……///」

上条「うんうん！」ﾊｧﾊｧ

番外個体「今は、あなたと過ごす時間も悪くないって思えるんだ……うん、悪くない……///」ﾃﾚﾃﾚ

上条「…………」ﾋﾟﾀ



――ちゃんとワーストに優しく接してる？ デリカシーのない事ばかりしてない？



番外個体「そ、それでね？ ……あなたはどう思ってるのかなぁーって……///」

上条「…………」



――ああいう風に振る舞ってても、ワーストは女の子なんだよ？



番外個体「……///」ｿﾜｿﾜ

上条「お、俺は……」ﾜﾅﾜﾅ



――とうま自身が幸せになりたいのなら、まずは身近な人に優しくなるべきかも



上条「俺はっ！！！」ｸﾜｯ!!

248 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:28:38.38 ID:SxVLyUwW0

上条「いまセクハラしたいんだァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！」ｼｭｯ!!

番外個体「え……？」


ｼｭﾙ……

249 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:30:07.43 ID:SxVLyUwW0

上条「やった！ ついに念願のワーストさんの紐パンを手に入れたぞぉぉーーー！！！」ｲﾔｯﾎｩ!!

番外個体「えっ、うそ……やだっ！？///」ｶｧｧ

上条「もう誰にも負ける気がしない！ 早速装備しなくては…」ｲｿｲｿ

番外個体「ぎゃあーーー！？ なんで被ろうとしてんだーーーーー！？///」ｷﾞｬｰｽ

上条「今ようやく紐パンを穿いている世界が確定したわけです！」

番外個体「ええっ！？ それまだ引っ張ってたの！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

上条「だってワーストさんが命令したじゃないですかー」

番外個体「はぁ？」

上条「お前はセクハラわっしょいしてればいいんだーー！ って。あれが罰ゲームだったんだろ？」ｼﾚｯ


番外個体「………………………………あ」


上条「思いだして貰えたようで何よりです」ｳﾝｳﾝ

番外個体「あ、あ、ああ……///」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

上条「脱がしたてーのほっかほか♪ これは上条家の家宝にせねばなるまいっ！！」ｷﾘｯ



番外個体「アホかああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘｯ!!


ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰﾝ!!!!!!!!!






この夜、夏祭り会場でレベル5級のカミナリが観測されたという……

250 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/24(火) 22:31:09.17 ID:SxVLyUwW0

といったところで今回は終了


勇気……何者も恐れない勇敢な心。所謂ベーシックな上条さん ※アンチ変態力

寛容さ……全てを受け入れる慈愛の精神。番外個体に対して優しくなる

伝達力……円滑なる意思疎通。鈍感さが緩和される

変態力……呼び覚まされし欲望。番外個体へのセクハラが加速する


恒例のステフリお願います。締めは今日いっぱいでー

251 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]：2012/07/24(火) 22:32:30.35 ID:LFVqeCJQ0

伝達伝達ぅ

252 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2012/07/24(火) 22:32:48.66 ID:9e+wK5UDO

変態はあかんわ…

寛容さと勇気が必要だな

253 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2012/07/24(火) 22:33:26.81 ID:E8KkWxOIO

あかんこの上条さんは完全に手遅れや…

ここは勇気 

287 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/25(水) 00:31:40.53 ID:faS6Sfar0

上条さんち――


上条「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ！！！？？？」

禁書「とうま、うるさい」

上条「俺はなんて事をーーーーーーーーーー！？」ｷﾞｬｰｽ

禁書「…………」

上条「あれは絶対にいい雰囲気だった！！ なのに何であんな暴挙に出ちまったんだよ俺は！？」

禁書「ワーストとケンカでもしたの？」

上条「ケンカならどれ程いいか……ダメだ、修復不可能だ……絶対に嫌われた」ｽﾞｰﾝ

禁書「ちゃんと謝ったのかな？」

上条「そ、そうだな。とにかく謝らないと……」

禁書「どうしたの？」

上条「……謝る勇気が出ない」ｼｮﾝﾎﾞﾘ

禁書「ハァ、情けない」ﾔﾚﾔﾚ

上条「仰る通りです、はい……」

禁書「直接謝りづらいなら、メールで謝ればいいんだよ」

上条「そ、それだぁぁーーー！！！」

288 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/25(水) 00:34:35.23 ID:faS6Sfar0

黄泉川さんち――


番外個体「ばぁーか、エロ条当麻のばぁーか……」


金魚「……♪」ｽｲｽｲｰ


番外個体「お前も能天気に泳ぎやがって……。お前の名前なんてエロ条で十分だ、ばぁーか」


エロ条「！？」ﾊｧ!?


番外個体「文句があるならあのクソ野郎に言え。なけなしの勇気を振り絞ったってのにさぁ……」ｼｮﾝﾎﾞﾘ

ﾋﾟﾛﾘｰﾝ♪

番外個体「メール？ ……クソ野郎からだ」


エロ条「……」ｺﾉﾅﾏｴﾊﾈｰﾖ


番外個体「…………」

番外個体「…………」ﾆｺﾆｺ

番外個体「ま、まあ？ 反省してるみたいだし許してやるかな」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

番外個体「……それにちゃんとミサカの気持ちも伝わったみたいだし……へへっ……///」ﾃﾚﾃﾚ


エロ条「……」ｷﾓﾁﾜﾘｨ


番外個体「あ、お前にもちゃんとした名前がいるよね♪ う～ん……」


金魚「……♪」ﾜｶﾘｬｲｲ


番外個体「よし、お前は今日からトウマだよ。カッコいい名前を付けてあげたんだから感謝するよーに♪」ﾆｺｯ


トウマ「……」ﾋﾞﾐｮｰ

289 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/25(水) 00:36:04.55 ID:faS6Sfar0

TURN 06　Result――


上条当麻 Lv.6

Class.夢叶えし者


勇気　　★

寛容さ　★★★

伝達力　★★★

変態力　★★★



上条当麻の伝達力が上昇した！

上条当麻は番外個体の気持ちを一部理解した！

上条当麻は常駐スキル『エア・リーディング』を取得した！


※エア・リーディング……伝達力≧変態力の状態に限り、シリアスムードでの変態行動を自粛する




ご協力感謝です！ ではまた次回ー

302 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:26:45.94 ID:2AAuhsc10

TURN 07　Ten Little Niggers　And Then There Were None


上条さんち――


番外個体「やっほー、今日は何して遊ぶ？」

上条「お待ちしておりました、ワースト大先生！」ﾄﾞｹﾞｻﾞ

番外個体「はい……？」

上条「アナタ様の明晰な頭脳を、卑しい上条めにお貸しください。つーか助けて！？」

番外個体「話が見えないんだけど？」

上条「夏休みの課題がさっぱり分からないんだよ！？」

番外個体「なるほどなー」

上条「学校の連中は当てにできねーし、こんな事を頼めるのはお前しかいないんだ！」

番外個体「ふ、ふーん、そうなんだ」ﾆﾔﾆﾔ

上条「どうか御慈悲を！！」

番外個体「どーしよっかなぁー？ ミサカもそんなに暇じゃないしー？」ﾆｺﾆｺ

上条「そこを何とか！」

番外個体「ま、まあ他でもない、あなたがそこまでミサカを頼るなら…」ﾆｯｺﾆｺ


上条「あ、そうだ。一方通行に見て貰えれば――」

番外個体「ほらほら、時間が勿体ないからさっさと始めるよ！？」ｱｾｱｾ

上条「暇じゃないって…」

番外個体「たった今暇になったの！！///」ｶﾞｧｧ

303 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:27:42.46 ID:2AAuhsc10

数時間後――


番外個体「――で、ミサカの活躍とあなたの頑張りで課題は片付いたわけだけど」

上条「サンキューな。マジで助かったぜ」

番外個体「貸し一つだからね」ﾆﾀｧｧ

上条「こわっ！？」

番外個体「夏祭りの事だって根に持ってるしー、普段のセクハラにも不満が溜まってるしー♪」ﾆﾔﾆﾔ

上条「か、上条さんに出来ることなら何でもするから許してください……」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

番外個体「よろしい♪」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


ペットショップ――


上条「……なんだ荷物持ちかよ」ﾎｯ

番外個体「なんか言った？」

上条「無茶な要求じゃなくて良かったなぁ、と」

番外個体「そっか、変態なあなたには物足りなかったかぁー。それなら学舎の園に全裸で特攻しとく？」ﾆｯｺﾘ

上条「捕まるわっ！！」

番外個体「ミサカは捕まらないから平気だよ？」

上条「俺は穏やかではいられねえよ！？ ……いや待てよ？ 衣服と共に常識を脱ぎ去る……そして上条さんはより高みに…」ﾑﾑﾑ

番外個体「そんな事したら絶交だから」

上条「お前がしろって言ったんだろ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「やだねぇー、冗談を本気にするなんてさー」ｼﾚｯ

上条「……絶好調ですね」ｹﾞﾝﾅﾘ

304 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:29:02.58 ID:2AAuhsc10

上条「覚えてろよ……。下手に出てるのは今日だけだからな」

番外個体「あ、この水槽いい感じ♪」ｷｬｯｷｬ

上条「…………」

番外個体「いつまでもバケツ暮らしは可哀想だもんね。ちょっと値は張るけど、うん、これにしよっと♪」ﾆｺﾆｺ

上条「…………」ﾎﾟｹｰ

番外個体「ねぇ、金魚の餌ってどれがいいのかな？」

上条「えっ」

番外個体「なにボーっとしてんの？」ﾊﾃ?

上条「な、なんでもありませんことよっ！？」ｱｾｱｾ

番外個体「あっやしいなぁ～？ どうせまたエロい妄想でもしてたんだろー」ﾆﾔﾆﾔ

上条「餌っ！ そう餌は必要だよな！ うちのスフィンクスはよく食べるから餌代もバカにならないんだよな！」

番外個体「あはは、ミサカのトウマも食いしん坊なんだよね」ｸｽｸｽ

上条「……ぱーどぅん？」

番外個体「だからミサカのトウマは…………なんでもない、忘れて///」ｶｧｧ

上条「あのぅ……上条さんはいつの間にワーストさんのモノになったんでせう？///」

番外個体「ち、ちがっ！？ あなたじゃなくて金魚！ 金魚のトウマのことだから！！///」ｱｾｱｾ

上条「あ、ああ、そういうことか」

番外個体「テキトーに名付けただけで他意はないよ！？///」ﾌﾙﾌﾙ

上条「まあスフィンクスやイヌよりは普通だろ。しかし俺と同じ名前ねえ……」

番外個体「そそそ、そうだ！！ ここでもう一匹買って行こう！///」ｱﾀﾌﾀ

305 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:30:25.74 ID:2AAuhsc10

上条「お、それいいな！」

番外個体「うんうん！///」ｺｸｺｸ

上条「よく考えりゃ一匹だけってのも寂しいもんな」

番外個体「そうそう！ トウマの中の寂しんボーイが暴れちゃうもんね！///」

上条「……名前で呼ばれると妙に照れてしまうのですが///」ｶｧｧ

番外個体「だ、だからあなたじゃなくって金魚！！ いいから売場に行くよ！！///」ｸﾞｲｸﾞｲ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


店員「金魚コーナーはこちらになります」


上条「う～ん、どれがいいか種類が多すぎてわかんねーな」

番外個体「トウ……んんっ、うちの子が黒色だから普通に赤いのでいいんじゃない？」

上条「じゃあこの水槽か」


金魚「……♪」ｽｲｽｲｰ


番外個体「この元気に泳いでる子が良さそうだね」

上条「そうか？ 上条さん的にはあっちの」ﾁﾗｯ


金魚「……！！」ﾗｲﾄﾞｻﾞﾗｲﾄﾆﾝｸﾞ!!


上条「電気を出しながら泳いでる青いヤツが気になるな」

番外個体「……あれは本当に金魚なの？ 生物兵器とかじゃなくて？」

店員「学園都市生まれの金魚は一味も二味も違いますから」ﾆｯｺﾘ

上条「強そうだしコイツにすっか」

番外個体「ダ、ダメに決まってんだろ！！ うちの子を殺すつもり！？」ｷﾞｬｰｽ

上条「そうか？ あの金魚なら互角以上にやれそうな気がするんだけどなぁ」


番外個体「店員さん、普通の金魚を一匹ください」ｲｿｲｿ

店員「まいどありがとうございまーす♪」

306 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:32:25.98 ID:2AAuhsc10

黄泉川さんち――


番外個体「ただいまー」

上条「お邪魔しまーす」


禁書「ああっ、いいところに帰ってきたんだよ！！」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ


番外個体「どったの？」ﾊﾃ?

上条「こら、インデックス。よそ様の家で走り回るなよ」ﾒｯ

禁書「悠長に構えてる場合じゃないんだよ！ 二人とも急いで！！」


番外幻想「「……？」」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


スフィンクス「フカーーーーーーッ！！！」ｷｼｬｰ!!

トウマ「……」ﾍｳﾞｨﾀﾞｾﾞ


一方通行「落ち着いてくれスフィンクスちゃン！ それはご飯じゃねェ！？」ｵﾛｵﾛ


スフィンクス「にゃあっ！！」ｻﾞｼｭｯ!!

ﾋﾗﾘ

トウマ「……♪」ﾔﾙｷｱﾝﾉｶ?

スフィンクス「にゃーーーー！！！」ｶﾞﾌﾞﾘ!

ﾋﾗﾘ

トウマ「……ッ！！」ｺﾞﾀｸﾊ､ｲﾗﾈｪ!!

ﾍﾞﾁﾍﾞﾁﾍﾞﾁｯ!!!

スフィンクス「みぎゃああーーー！？」K.O


一方通行「スフィンクスちゃァァァァァァァァァァァァァァァァァン！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ


トウマ「……」ﾓｳｵﾜﾘｶ?

打ち止め「尾ひれビンタでスフィンクスを倒しちゃった……ってミサカはミサカは茫然としてみる」ﾎﾟｶｰﾝ

307 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:34:28.73 ID:2AAuhsc10

禁書「急いで！ 手遅れになっちゃう！？」ｸﾞｲｸﾞｲ

上条「はは、何があるのか知んねーけど、一方通行がいるから大丈夫だろ」

番外個体「だよねぇ？」



一方通行「クソったれがァァ！！！ 魚肉ソーセージにしてやンよォッ！！！」ｸﾜｯ

打ち止め「やめてぇぇーー！？ ってミサカはミサカは怒り狂うあなたを必死で食いとめてみたりぃぃ！！」ｷﾞｭｰｯ!!


トウマ「……」ﾔﾚﾔﾚﾀﾞｾﾞ

スフィンクス「にゃ、にゃあ……」ﾋﾟｸﾋﾟｸ


一方通行「あンの腐れ魚類が俺のスフィンクスちゃンを……ッ！！ 離せっ！ 離しやがれェェェ！！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

打ち止め「番外個体のペットに乱暴しちゃダメーーー！！」ｷﾞｭｰｰｰｰｯ!!



番外個体「……どーいう状況？」

上条「スフィンクスーー！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

禁書「呆けてないで、アクセラレータを止めてーー！？」ｷﾞｬｰｽ

308 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:35:21.41 ID:2AAuhsc10

※ステータスチェック！！


勇気≧伝達力……上条「四の五の言ってる場合じゃねえ！ とにかくそげぶだ！！」

伝達力＞勇気……上条「一方通行の叫びから深い悲しみが伝わってくる。暴力で解決することは出来ねえ」

309 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:36:36.53 ID:2AAuhsc10

上条「よせっ、一方通行！！」

一方通行「うるせェ！！」

上条「暴力だけじゃ何も救えないって、お前は知ってるだろ！」

一方通行「スフィンクスちゃンがやられたンだぞ！？ はいそォですかって止められるわけねェだろォが！！」

上条「だったら尚更だ！ 敵討ちより先にするべき事があるんじゃないのか？」

一方通行「！？」ﾊｯ

上条「お前がどれだけ怒り狂ってるのか、正直俺にはわからねえ。でもお前がスフィンクスを大切にしてるのは知ってる」

一方通行「…………」

上条「だから頼む。怒りで身を焦がすよりも、お前の優しさを癒すために使って欲しいんだ！」

一方通行「……そうだな」

打ち止め「あ……」ﾊﾟｧｧ

一方通行「取り乱して悪かったな。おいシスター、クソガキ、スフィンクスちゃンをリビングに運ぶぞ」

打ち止め「うんっ♪ ってミサカはミサカは優しいあなたに嬉しさを隠せなかったり」ｷｬｯｷｬ

禁書「悪ぶってても、本当は優しいんだって信じてたんだよ」ﾆｺﾆｺ

一方通行「チッ……」



上条「よくわかんねーけど、どうやら一件落着みたいだな」ｳﾝｳﾝ

番外個体「……右手に頼らないで第一位を止めるなんて、結構やるじゃん///」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

310 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:37:59.26 ID:2AAuhsc10

上条「せっかく買ってきたんだし、水槽を設置するか」

番外個体「そ、そだね///」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


数十分後――


トウマ「……♪」ｷﾆｲｯﾀｾﾞ


上条「おぉー、気に入ったみたいだな」

番外個体「元気に泳いでるなぁー」

上条「そんじゃさっき買ってきた金魚も入れてみようぜ」

番外個体「仲良くするんだぞー♪」ﾁｬﾎﾟﾝ


金魚「……？」ｺｺﾊﾄﾞｺ?

トウマ「……」ｱｱﾝ?

金魚「！？」ﾋｯ!?


上条「なんかめっちゃビビってる！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「こらっ、トウマ！ 苛めたらダメ！！」ﾒｯ

上条「ええっ、名前呼びは嬉しいのですが上条さんは誰も苛めてませんことよ！？」

番外個体「お前じゃねぇー！？///」ｶｧｧ

上条「…………」ｼﾞｰ

番外個体「な、なに？///」

上条「名前で呼んで喜ばせると同時に叱りつけられた。理不尽と快感のコラボ……何この新感覚？ 興奮してきたっ！！」ｸﾜｯ

番外個体「ちょっと見直したと思ったらすぐこれだよ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

311 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:40:16.10 ID:2AAuhsc10

上条「ん？ 見直したって何を？」

番外個体「な、なんでもない！ それよりこの子にも名前をつけてあげようぜー///」ｱｾｱｾ

上条「そうだなー…………ゴールデンフィッシュ竹中なんてのはどうだ？」

番外個体「なにそれ！？ 全然可愛くないじゃん！」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

上条「じゃあ……フィッシャーマンズ・ホライズンってのは？」

番外個体「長すぎるよ！？」

上条「んー、だったら……刺身なんてシンプルで良くないか？」

番外個体「短くてシンプルだけど、名前じゃないだろ！？」

上条「わがままだなぁ……水槽のアックア、よしこれなら強そうだし問題ないだろ」ｳﾝ

番外個体「第三王女にぶっ殺されるよ！？」

上条「それは嫌だな……ピスケス☆魚丸ならどうだ？ いかにも魚って感じだ」

番外個体「……あなたのネーミングセンスが最悪なのは、よーく分かったよ」ｹﾞﾝﾅﾘ

上条「最悪ってお前……あ、それいいかも」ﾋﾟｺｰﾝ

番外個体「なにが？」ﾊﾃ?


金魚「……」ｷﾗｷﾗﾈｰﾑﾊｲﾔ


上条「俺のセンスとお前の名前から取って、ワースト。これならどうだ？」

番外個体「」ﾋﾟｼﾘ

上条「もう一匹は俺と同じ名前だし、俺たちみたいに仲良くなれますようにって意味も込めてさ」

番外個体「…………うん、いいと思う///」

上条「んじゃ、こいつの名前はワーストに決定な！」


ワースト「……」ﾖ､ﾖﾛｼｸ

トウマ「……」ﾁｯ､ｼｬｱﾈｪﾅ


番外個体「ていうかさ///」

上条「うん？」

番外個体「恥ずかしくないの？ スゲー気障なこと言ってるの気付いてないのかにゃーん？///」ﾃﾚﾃﾚ

上条「……ナンノコトデセウ？///」

番外個体「もう一匹は俺と同じ名前だし、俺たちみたいに仲良くなれますようにって意味も込めてさ、って、うわっ、ちょークセー！？///」

上条「ぎゃああーー！？ 言い直さないでぇぇーーーーー！？///」ｷﾞｬｰｽ

312 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:40:52.28 ID:2AAuhsc10

同時刻――


一方通行「は、今なンつった……？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

スフィンクス「みぅ……」ｸﾞｯﾀﾘ


禁書「しばらくスフィンクスを連れ出すのはやめようと思うんだよ」

打ち止め「残念だけど仕方ないよね、ってミサカはミサカは怯える猫ちゃんを気遣ってみたり」


一方通行「オイオイ、そりゃ何の冗談だ？」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

スフィンクス「にゃあ……」ｽﾘｽﾘ

一方通行「ほら見てみろよ。スフィンクスちゃンも嫌がってンぞ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


禁書「アクセラレータがうちに遊びに来ればいいんじゃないかな？」

打ち止め「あっ、ミサカも遊びに行きたーい！ ってミサカはミサカはシスターさんちに行く気満々♪」ｷｬｯｷｬ


一方通行「却下だ却下。あンなせせこましい部屋だとスフィンクスちゃンが伸び伸び遊べねェだろうが！」ｶﾞｧｧ


猫タワー『』ﾃﾞﾃﾞﾝ

キャットウォーク『』ﾃﾞﾃﾞﾝ

猫用ソファー『』ﾃﾞﾃﾞﾝ


禁書「……甘やかし過ぎなんだよ」

打ち止め「うちはみんな猫ちゃんスキーだから……ってミサカはミサカは照れ臭さに頬を染めてみたり///」ﾃﾚﾃﾚ

313 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:41:43.69 ID:2AAuhsc10

一方通行「大体、新参の魚類が遠慮するべきだろうが。あれを上条ンちに連れて帰れ」

禁書「それは困るんだよ。スフィンクスが怯えちゃうもん」

一方通行「心配すンな。スフィンクスちゃンは俺が責任を持って世話するからよォ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

スフィンクス「にゃあー♪」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

禁書「スフィンクスはうちで暮らしたいよね？」

スフィンクス「…………」

一方通行「うちがいいに決まってるよなァ？ 高級カツオ節が毎日食えるしィ？」

スフィンクス「にゃお♪」

禁書「ああーー！？ 懐柔されてるー！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

一方通行「つゥわけだ」ﾄﾞﾔｯ

禁書「お金にモノを言わせるなんてズルイんだよ！！ ずるっ子なんだよ！！」ﾌﾟﾝｽｶ

一方通行「猫ちゃンにより良い環境を提供すンのも飼い主の義務だ。俺はズルくねェ」

禁書「飼い主は私なんだよ！？」

一方通行「ハァ、しょうがねェなァ。ついでにオマエも飼ってやっから騒ぐな。あくまでついでだが」ﾆﾔﾆﾔ

禁書「私はシスターであってペットじゃないかも！！」ｶﾞｧｧ

一方通行「ポテチ食うかァ？」ｽｯ

禁書「いいの！？」

一方通行「遠慮はいらねェ」

禁書「わぁーい、いただきまーす……って、ハッ！？」ﾁﾗｯ

一方通行「…………」ﾆﾔﾆﾔ

禁書「そのニヤケ顔をやめるんだよ！！///」ﾎﾟｶﾎﾟｶ



打ち止め「完全に遊ばれてる、ってミサカはミサカはシスターさんに同情しながらも同居には前向きだったり」ｳｰﾝ

314 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:43:00.56 ID:2AAuhsc10

上条「インデックスー、そろそろいい時間だしお暇しようぜ」ｽﾀｽﾀ


禁書「いいところに！ とうまからも言ってあげて！」ﾌﾟﾝｽｶ

上条「何を怒ってんだ？」ﾊﾃ?

禁書「アクセラレータが私をペットにするつもりなんだよ！」ﾃﾞﾃﾞﾝ


一方通行「オイ、その言い方は…」ｷﾞｸｯ


上条「一方通行……お前」

一方通行「誤解すンなよ？ 俺はただ…」

上条「いや、何も言わないくていい！ 上条さんは全て理解している！」ｳﾝｳﾝ

一方通行「ほ、本当か？」

上条「会話の流れでそういう発言をしちまう事ってあるもんな」※変態的な意味で

一方通行「あァ、あるな」※おちょくる的な意味で

上条「やっぱりな。お前は仲間だと思ってたんだよ」

一方通行「ガキに振り回されンのは、誰もが通る道だからなァ」ｳﾝｳﾝ

上条「何かと誤解されがちだけどさ、めげずに頑張ろうぜ！」

一方通行「おォ！」


禁書「あ、あれー！？」

番外個体「ペットってニヤニヤお似合いすぎで逆に笑えるクスクスもう第一位に養ってもらっちゃえよニマニマ」ﾌﾟｰｸｽｸｽ

禁書「ワーストまで！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

打ち止め「これからは夜も一緒にあそべるね！ ってミサカはミサカはシスターさんを引き込む気満々だったり♪」ﾜｸﾜｸ

禁書「あ、あのね？ 私は…」ｵﾛｵﾛ

315 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:44:24.63 ID:2AAuhsc10

黄泉川「ただいまじゃんよー」ｶﾞﾁｬ


禁書「あっ、聞いて欲しいんだよ！ アクセラレータたちが私とスフィンクスのことを…」

打ち止め「シスターさんも同居する事になったよ、ってミサカはミサカは家主に報告してみる！」

禁書「そんな無茶が通るわけ…」


黄泉川「構わないじゃん」


禁書「そう構わない…………うん？」ﾊﾃ?

打ち止め「やったぁー♪」ｷｬｯﾎｩ!!

禁書「ま、待って！？」

黄泉川「恋人でもない若い男女が一つ屋根の下ってのは気になってたんだ。小萌も心配してたし丁度いいじゃん」ｳﾝｳﾝ

一方通行「花より団子が服着てるシスターだがなァ」ﾌﾟｰｸｽｸｽ

禁書「ひどっ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

黄泉川「ま、なんにせよ私の監督下なら安心できるじゃん」

禁書「と、とうまぁ～～」ｳﾙｳﾙ


上条「うーん、一応俺が管理者なわけだし、勝手に決めていいのかどうか」ﾑﾑﾑ


黄泉川「うちの夕飯は毎日肉か魚が食べれるんだが、無理強いは出来ないな」

禁書「も、もやし以外も食べれるのかな……？」ｼﾞｭﾙﾘ

黄泉川「もちろん。デザートもつくじゃんよ」

禁書「とうま、今までお世話になったんだよ」ﾍﾟｺﾘ


上条「…………」

番外個体「ぶひゃひゃひゃ！！ デザートに負けてやんのー♪」ｹﾞﾗｹﾞﾗ

316 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:45:48.90 ID:2AAuhsc10

上条さんち――


上条「いやっほぅ！！ 夢にまで見た一人暮らしだぜー！」

上条「飯だってテキトーに済ませられるしベッドで寝れるなんてサイコーだな！！」

上条「いやー、一人最強じゃん。理不尽に噛まれることも無くなり上条さんは大満足ですよ」


トウマ「……」ｳｾﾞｪ

ワースト「……♪」ｽｲｽｲｰ


上条「おっと、もう遅いし風呂に入りますか。インデックスー、先に風呂を…………もう居ないんだっけ」ｼｮﾝﾎﾞﾘ


ｼｰﾝ……


上条「不満も多かったけど、居なきゃ居ないで寂しいもんなんだなぁ……」


ワースト「……」ｶﾜｲｿｳ…

トウマ「……」ﾁｯ

ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ!!


上条「……ん？」ﾁﾗｯ


トウマ「……」ﾊﾗﾍｯﾀ

ワースト「……」ｱ､ｱﾀｼﾓ


上条「そういや餌やってなかったっけか。ごめんなー」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ


トウマ「……」ﾑｼｬﾑｼｬ

ワースト「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


上条「おお、食ってる食ってる。お前ら元気いっぱいだな」ﾆｺﾆｺ

317 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:46:59.36 ID:2AAuhsc10

黄泉川さんち――


番外個体「はぁ……」

黄泉川「ため息なんか吐いてどうしたんだ？」

番外個体「別にどうもしないよ」

黄泉川「フフン、黄泉川お姉さんがため息の理由を当ててやろうか？」ﾆﾔﾘ

番外個体「あーはいはい、あの人が孤独死しないか心配でため息吐いてましたぁー」ﾎﾞｰﾖﾐ

黄泉川「なんだ、からかい甲斐が無いじゃん」

番外個体「毎回おちょくられて堪るかっつーの」ﾔﾚﾔﾚ

黄泉川「ふむ、その余裕……ついに行くとこまで行ったか」

番外個体「んなっ！？///」ｶｧｧ

黄泉川「面白半分に煽ったが本物だったとは……」oh…

番外個体「ア、アホかっ！！ ミサカたちはまだそーいう関係じゃないよ！？///」ｱｾｱｾ

黄泉川「じゃあシスターがうちに来たのは渡りに船だったじゃんよ」ﾆﾔﾆﾔ

番外個体「んなわけあるかーー！！ 考えなしにシスターさんまで引っ張りやがって、これだとあの人が一人に……ッ」

黄泉川「ん、どうした？」ﾊﾃ?

番外個体「……明日からミサカの分のご飯は要らないから」

黄泉川「ほぅ」

318 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:48:54.42 ID:2AAuhsc10

番外個体「それと今までより帰りが多少遅くなるかもしんない」

黄泉川「その心は？」ﾆﾔﾆﾔ

番外個体「……いくらなんでも可哀想だろ。こっちの都合ばっか押し付けてさ」

黄泉川「なるほどな」ﾆﾔﾆﾔ

番外個体「だから責任を取って、あの人が孤独死しないようにミサカが見張っといてあげる。そんだけだよ」ﾌﾟｲｯ

黄泉川「節度を守るなら同棲してもいいんだぞ？」

番外個体「真面目に聞けよっ！！///」

黄泉川「愛想のいいシスターと違って、お前を受け入れる男は貴重だろうからなぁ。しっかり捕まえておけ」ｹﾗｹﾗ

番外個体「独身女が言っても説得力ねーよ！///」

黄泉川「…………ほほぅ」ﾌﾞﾁｯ!

番外個体「あ､やば……」

黄泉川「そうかそうか、男がいるヤツは余裕じゃんよ」ｺﾞｺﾞｺﾞ

番外個体「い、今のは言い過ぎたっていうか、別に売れ残りとか思ってるつもりは……」

黄泉川「夜は長いんだ。どうかこのモテない黄泉川お姉さんに、お前の手練手管をご教授願いたいじゃん？」ｶﾞｼｯ

番外個体「みみみ、ミサカ明日早いから寝たいんですけどーーーー！？」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

黄泉川「今夜はやけ酒パーティーだ。朝まで付き合え。ただしお前はジュースだがな！」

番外個体「ふ、不幸だ……」ｶﾞｯｸﾘ

319 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/30(月) 22:49:32.05 ID:2AAuhsc10

といったところで今回は終了


勇気……何者も恐れない勇敢な心。所謂ベーシックな上条さん ※アンチ変態力

寛容さ……全てを受け入れる慈愛の精神。番外個体に対して優しくなる

伝達力……円滑なる意思疎通。鈍感さが緩和される

変態力……呼び覚まされし欲望。番外個体へのセクハラが加速する


ステフリをお願いします。締めは今日いっぱいでー

320 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]：2012/07/30(月) 22:52:26.86 ID:GXIqicoi0

GJっす！！

勇気で

321 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]：2012/07/30(月) 22:54:34.71 ID:xUOZUh3oo

そろそろ勇気で

322 ：名無しNIPPER[sage]：2012/07/30(月) 22:54:51.45 ID:AHyAYsAN0

寛容

323 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)[sage]：2012/07/30(月) 22:55:44.30 ID:pXX8nXM50

勇気でオナシャス

324 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage]：2012/07/30(月) 22:56:42.43 ID:TR0m4FLvo

さすがに勇気が低すぎるよなあ

変態で 

342 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/07/31(火) 00:10:33.99 ID:fOH82XKj0

TURN 07　Result――


上条当麻 Lv.7

Class.寂しんボーイ


勇気　　★★

寛容さ　★★★

伝達力　★★★

変態力　★★★


上条さんの勇気が上昇した！

上条さんは常駐スキル『英雄の証明（プルーフ・オブ・ヒーロー）』を取得した！


※英雄の証明……勇気＞変態力の時に常時発動。一切の変態行動を抑制する






なんだかバランス型に。ではまた次回でー

354 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/14(火) 22:39:57.04 ID:wxG3L96Y0

番外個体「やっほー、今日は何して遊ぶ？」

上条「んー……」ﾎﾞｹｰ

番外個体「うわ、燃え尽き症候群にかかった中年みたいになってるよ」

上条「あー……だりぃ」

番外個体「昨日までは元気だったのに、どったの？」

上条「出すモン出したっつーか、賢者タイムってヤツ？」

番外個体「なっ！？///」ｶｧｧ

上条「ワーストさんの艶やかな裸体を心の中で思い描き、昂った熱い欲望の塊を真っ白なキャンバスにぶちまけたんだ」

番外個体「……///」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

上条「最高の気分だったぜー」ﾌｩ…

番外個体「し、死ね！！ あなたは一遍死んでこいっ！！！///」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘｯ!!

上条「効かねーよっと」ﾊﾟｷｰﾝ

番外個体「ぎゃああーーー！？ イカ臭い右手を突き出すなあああああああああああああ！？」ｷﾞｬｰｽ

上条「失敬な。上条さんの手はジャスミンの香りしかしませんことよ？」

番外個体「うそつけ！」

上条「うそじゃねーよ。ほれ」ｽｯ

番外個体「…………」ｸﾝｸﾝ

上条「な？」

番外個体「…………」ｸﾝｸﾝ

上条「…………」

355 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/14(火) 22:40:30.52 ID:wxG3L96Y0

番外個体「…………」ｸﾝｸﾝ

上条「あ、あの……ワーストさん？ いつまで上条さんの匂いを嗅いでいるのでせう？」

番外個体「ミサカ、この匂い好きかも……」ｸﾝｸﾝ

上条「な、何故に？」

番外個体「なんかこう……胸の奥がキュンてなる感じ。でも何だか落ち着くの……」ｸﾝｸﾝ

上条「……なるほど、変態だったか」

番外個体「ミサカ、変態だったの……？」

上条「ああ、変態だ。だが恐れる事など何もない！ 何故なら俺も変態だからだ！！」ﾃﾞﾃﾞﾝ

番外個体「うん……」ｸﾝｸﾝ

上条「では早速等価交換だ。ワーストたんのカラダを思う存分クンカクンカさせて貰おうかっ！！」ｸﾜｯ

番外個体「うん、いいよ……///」


………………………

…………………

……………

………

…

番外個体「って、いいわけあるかぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！？」ｶﾞﾊﾞｯ!!


上条「お、やっと起きたのか」

番外個体「……え？」

356 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/14(火) 22:42:09.88 ID:wxG3L96Y0

TURN 08　Special friend


上条さんち――


番外個体「あ、あれ？ なんで……？」ｷｮﾛｷｮﾛ

上条「寝ぼけてんのか？」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

番外個体「寝ぼけるって……あ、そっか」

上条「朝一で押し掛けてきて朝飯を食い漁った挙句、人様のベッドでグースカ寝やがって」ﾌｷﾌｷ

番外個体「ふぁ～～、いいじゃん別に。誰も困らないんだし」ﾉﾋﾞﾉﾋﾞ

上条「上条さんは大いに困りましたがね」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

番外個体「なんで？ てか鼻血出てるよ？」ﾊﾃ?

上条「あのなぁ、俺も一応男なんだぞ？ いつオオカミになるか分かんねえだろ」ﾌｷﾌｷ

番外個体「……あなたの場合、発情期の駄犬って感じだけどね」

上条「誰が駄犬だっ！！」ｶﾞｧｧ

番外個体「お手」ｽｯ

上条「わん！」ｻｯ

番外個体「おかわり」

上条「わんわん！」ｻｻｯ

番外個体「よーし、お利口さん♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

上条「ハッハッ……ってやらすなっ！！」ｶﾞｧｧ

番外個体「ノリノリだったくせに～♪」

上条「……お前の無茶振りに慣れてきてる自分が恐ろしい」ｿﾞｸｯ

357 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/14(火) 22:43:04.87 ID:wxG3L96Y0

番外個体「そんなの変態なあなたにはちょろいだろー」

上条「はいはい、それはいいから布団を寄越せ」

番外個体「……ミサカが寝てた布団で何をするつもり？」ｼﾞﾄｰ

上条「天気がいいから干したいんだよ」

番外個体「おー、そりゃ悪かったね。今退くから」ｽｸ

上条「よっと、悪いんだけどさ、ベランダの窓を開けてくんねえか？」ﾋｮｲ

番外個体「おっけー、…………あれ、開かないんだけど」

上条「……そうだった、お前に溶接されて開かないんだった。不幸だ……」ｽﾞｰﾝ

番外個体「仕方ないなぁー。心優しいミサカが、あとで直してあげる」

上条「当たり前だ！！ だがその程度では上条さんの怒りは収まらねえ。ここは……ん？」

番外個体「ここは？」

上条「……このいい香りは何でせう？」ｸﾝｶｸﾝｶ

番外個体「ぎゃああーーー！？ 布団を嗅ぐなーーーー！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

上条「むむ、このフローラルな匂いはワーストさんの香り！ これを干すなんてとんでもない！ もっと堪能せねばっ！！」ｸﾝｶｸﾝｶ

番外個体「や、やめろよヘンタイ！///」ｸﾞｲｸﾞｲ

上条「…………」ｸﾝｶｸﾝｶ

番外個体「ミサカが干しておくからよこせ……あ、この匂い」ｸﾝｸﾝ

上条「へ？」

番外個体「夢で嗅いだのと同じ……///」ﾎﾟﾜﾜｰﾝ

358 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/14(火) 22:44:10.91 ID:wxG3L96Y0

数分後――


上条「信じられない事が起こった。番外個体にセクハラしてたら、いつの間にか逆セクハラされていた」

番外個体「……///」ｶｧｧ

上条「遠まわしに聞くけどさ、お前匂いフェチなの？」

番外個体「違っ！？///」

上条「そうかそうか。上条さんは知らないうちに、ワーストさんを魅了するフェロモンを放っていたのか」ｳﾝｳﾝ

番外個体「み、魅了なんてされてないし！ キモイこと言うな！！///」ｶﾞｧｧ

上条「…………」ﾆｯｺﾘ

番外個体「違うからね！？ ミサカはあなたの同類じゃないからね！？」

上条「わかってるって♪」

番外個体「……ならいいけど」

上条「ところで夢で嗅いだ匂いってなんでせうか？」ﾆﾔﾆﾔ

番外個体「！？」

上条「上条さんの匂いを嗅いで出たお言葉ですからねぇ？ いやはや、夢の中で一体ナニが行われていたのやら」

番外個体「お、覚えてない……///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

上条「んー、それは残念」

番外個体「……///（あんなトチ狂った夢見てたなんて言えるわけねぇぇーーー！！）」

上条「しかし、こんな事もあろうかと！ ワーストさんの悩ましい寝言を携帯でバッチリ撮影してるんだよ！！」ﾃﾞﾃﾞﾝ

番外個体「…………え゛」

359 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/14(火) 22:46:30.01 ID:wxG3L96Y0

上条「んじゃ病院に行こうぜ。もうじき御坂妹と約束した時間になるし」

番外個体「ちょちょ、ちょっと待ってよ！？」ｱｾｱｾ

上条「なんだ？」ﾊﾃ?

番外個体「サラッと流さないでよ！ ミ、ミサカの寝言を撮ってどーするつもり！？」ｶﾞｧｧ

上条「そんなモンお前……見て抜くに決まってんだろ」ｷﾘｯ

番外個体「～～～～～～～～ッッ！？///」ｶｧｧ

上条「いやー、インデックスが居ないから毎日無駄に溜まって困ってたんだよ」

番外個体「このヘンタイっ！！ 散々ミサカにセクハラしといて、そのうえシスターさんにまで……ッ///」

上条「インデックスには何もしてねーよ。大体あれは向こうが勝手に…」

番外個体「うっさい言い訳すんなっ！！」

上条「えー」

番外個体「いい？ 今後ミサカ以外にセクハラしたら殺すからね！」ﾌﾟﾝｽｶ

上条「え、鼻血が出るほど過激なセクハラしていいの？」

番外個体「いいわけねーだろ！！ ……鼻血？」

上条「ここ最近インデックスに噛まれないから無駄に血が溜まってさぁ、適度に抜かないと調子悪いんだよなー」

番外個体「……抜くって血のこと？」

上条「それ以外何を抜くってんだよ」

番外個体「えっと、その、なんていうか、カルピス的な……って、色々あるだろー！？///」

上条「例えば？」

番外個体「……………………せ、せーえきとか///」ﾎﾞｿｯ

上条「え、聞こえない」

番外個体「あなたのばっちぃ子種だっつってんだよ！！///」ｶﾞｧｧ

上条「………………！？ッ」ﾋﾟｼｬｰﾝ!!

360 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/14(火) 22:49:00.02 ID:wxG3L96Y0

上条「そうか……！ その使い道があったのかッ！！」ｸﾜｯ

番外個体「え、ミサカをからかってたんじゃないの……？」

上条「なんの話だよ？ つーかそれどころじゃねえ！！」

番外個体「ど、どうしたの？」

上条「インデックスと同居してたせいで忘れていた自慰ですよ！」ｷﾘｯ

番外個体「じ、じいって…………ええーーーーーーーーーーー！？///」ｶｧｧ

上条「Gでもなけりゃ爺でもねえ！ 自慰だよ自慰！ 分かり易く言うとオナ…」

番外個体「言わなくていいから！！///」

上条「しかし自分をネタに抜けだなんて、このエロワースト！ いやらしさんめ！！」

番外個体「んなっ！？///」

上条「やはりエロいカラダには、エロい精神が宿るのかッ！！」

番外個体「た……///」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

上条「すぐに検証せねばっ！！ 携帯に保存した例の動画を…」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

番外個体「大概にしろォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！///」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘｯ!!


ﾎﾞﾝｯ!!


上条「か、上条さんの携帯がぁぁあああああああああああああああああああああああ！？」ｷﾞｬｰｽ

361 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/14(火) 22:50:56.77 ID:wxG3L96Y0

数分後――


番外個体「まったく、あなたはすぐ調子に乗るんだから！」ﾌﾟﾝｽｶ

上条「だからって携帯を物理的に破壊するのはやりすぎだろ……」

番外個体「その程度で済ませるミサカの優しさに感謝しなよ」

上条「……人の部屋で無防備に寝てたのは誰だよ」ﾎﾞｿｯ

番外個体「なに？ 文句あんの？」

上条「そりゃあるだろ」

番外個体「……あんまりセクハラが酷いようだと、あなたのこと嫌いになっちゃうからね」ｼﾞﾄｰ

上条「！？」ｶﾞｰﾝ

番外個体「何か言うことは？」

上条「すみませんっしたぁぁーーーー！！ もう調子に乗らないから嫌いにならないで！？」ﾄﾞｹﾞｻﾞ

番外個体「べ、別に調子に乗るなとは言ってないよ。ただハッキリさせて欲しいっつーか、なんつーか……///」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

上条「ハッキリさせる？」ﾊﾃ?

番外個体「ただの友達ならセクハラだけど、それ以上の関係ならセクハラになんないじゃん……///」ﾃﾚﾃﾚ


上条「……（それ以上の関係？ それってまさか……）」

362 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/14(火) 22:51:51.50 ID:wxG3L96Y0

※ステータスチェック！


勇気＞その他のステの平均値…………上条「ダメだ、サッパリわからん」

変態力＞寛容さ＆伝達力の平均値……上条「SとMの関係ならモーマンタイですね。よろしい、ならばセクハラだ」

寛容さ＆伝達力の平均値＞変態力……上条「恋人ならセクハラにはなんねーよな」

寛容さ＆伝達力の平均値＝変態力……上条「携帯のペア契約すれば友達以上になるんじゃないか？」


優先順位は上から

363 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/14(火) 22:52:43.95 ID:wxG3L96Y0

上条「それ以上の関係ねえ……。そうだ、携帯のペア契約をすれば友達以上になるんじゃないか？」

番外個体「！？」

上条「携帯は壊れちまったし、お前とは毎日電話もメールもしてるし、いいと思うんだけどな」

番外個体「するする！」ﾊﾟｧｧ

上条「それじゃあ御坂妹のお見舞いの後にでも…」

番外個体「善は急げだよ！ ほら、早く契約しに行こ♪」ｸﾞｲｸﾞｲ

上条「お、おう」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

番外個体「せっかくだし最新機種にしようぜー♪」ﾆｺﾆｺ

上条「えー、安いのでいいだろ。学園都市製はどれも性能良いんだしさ」

番外個体「それもそっか」

上条「あ、出かける前にワーストたちに餌やっとかねーと」

番外個体「そだね。ほれ、ご飯だぞー」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ


トウマ「……♪」ｳﾒｪ

ワースト「……♪」ｵｲｼ


番外個体「美味しそうに食べてるねぇー」ﾆｺﾆｺ

上条「……うまいのかな？」

番外個体「うっわ、金魚の餌にまで興味を示したら人間お終いでしょ」

上条「疑問に思っただけだ！ 上条さんは腹ペコキャラではありませんことよ！？」

番外個体「ほらほらー、時間が勿体ないから急げー！」ｸﾞｲｸﾞｲ

上条「話を聞いて！？」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

364 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/14(火) 22:53:26.67 ID:wxG3L96Y0

携帯ショップ――


番外個体「うわー、なんだかいっぱい種類があるんだねぇ」

上条「詳しくないのか？」

番外個体「あ、なんだそのニュアンス。コイツ女のくせにケータイ詳しくないのプークスクスとか思ってる？」ｼﾞﾄｰ

上条「…………」ﾌﾟｰｸｽｸｽ

番外個体「この野郎……」ﾑｶｯ

上条「おやおやー？ 図星を突かれてキレちゃうんですかぁ？」

番外個体「うぐっ、……そういうあなたは詳しいわけ？」

上条「いや全然」ｼﾚｯ

番外個体「オーケー、二人揃って素人なわけだね」

上条「携帯なんて通話とメールが出来れば他はどーでもいいんだよ」

番外個体「オッサン？」ﾌﾟｰｸｽｸｽ

上条「好きで機能制限してねーよ！？ 貧乏だから安いの使ってるだけだ！」ｶﾞｧｧ

番外個体「…………」

上条「…………」

番外個体「店員さんのおススメにしとく？」

上条「……そうだな」

365 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/14(火) 22:55:50.00 ID:wxG3L96Y0

店員「いらっしゃいませ。本日は新規ご案内ですか？」

上条「携帯丸ごと消滅しちゃったんですが、その場合は機種変は無理ですか？」

店員「しょ、消滅……？」

上条「ええ」

店員「……それでは機種変更手続きは無理です。以前の契約内容を破棄して、新規契約になりますがよろしいでしょうか？」

上条「はい、それで機種とか詳しくないんで、おススメを教えてほしいのですが」

店員「今ですと、こちらの機種がおススメですね。値段もお手頃で高校生のお客様にも人気のモデルです」

番外個体「結構いいじゃん」

上条「じゃあこれにすっか」

店員「そちらの彼女さんもご契約ですか？」

番外個体「か、かの……ッ！？///」ｶｧｧ

上条「ええ、折角だしペア契約に切り替えたいんですよ」

店員「では機種はお揃いで、色違いをご用意しましょうか？」

上条「それでいいか？」

番外個体「……///」ｺｸﾘ

店員「それではこちらの書類の記入と、ペアを証明できる写真をお願いします」

上条「えっと、記入事項はこんな感じで、写真は……今ケータイ無いんでどうすればいいかな？」

番外個体「ミ、ミサカのを使えば…」ｵｽﾞｵｽﾞ

店員「お写真はこちらで撮りますので、御心配には及びませんよ」ﾆｯｺﾘ

上条「んじゃ撮って貰いますか」

番外個体「う、うん……///」

366 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/14(火) 22:57:56.11 ID:wxG3L96Y0

店員「では恋人らしく抱き合ってください」ｼﾚｯ


上条「……はい？」

番外個体「こんな感じ？///」ﾋﾟﾄ

上条「……（おっぱいが、当たっている……ッッ！！）」

番外個体「あ、あなたも腕をまわしてよ///」ﾃﾚﾃﾚ

上条「で、ではお言葉に甘えて……///」ｷﾞｭｯ

番外個体「ふあっ……///」ﾄﾛﾄﾛ

上条「……（拝啓、父さん母さん、あなたたちの息子は今しあわせを抱きしめています）」

番外個体「……///」ｳﾙｳﾙ

上条「ぐはっ！？」ｽﾞｷｭｰﾝ!!

番外個体「……セクハラする度胸があるなら、このくらいの甲斐性見せろっつーの///」

上条「え、え、普通に抱きしめたりはオッケーなのでせうか！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

番外個体「どうだろうねー。少しは自分で考えろよなー///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

上条「なんでそこで勿体ぶるの！？ 上条さんは自惚れちゃってもいいんですか！？」

番外個体「度し難いヘタレだね///」ｷﾞｭｰｯ

上条「あわわわ、体温がヤバイ匂いがヤバイ柔らかさはよりヤバイーーーー！？」ｵﾛｵﾛ

番外個体「きゃは☆あなたは正攻法に弱いんだねぇー♪///」

上条「なっ、あなたはってどういう意味だよ！ 俺以外の野郎に抱きついたりすんなよ！」ｶﾞｧｧ

番外個体「あなたもミサカ以外にすんなよ？///」

上条「当たり前だろうが！」

番外個体「ふ、ふぅーん、当たり前なんだ……。そっか、そっかぁー///」ﾆｺﾆｺ

上条「ったく、大体なんでこんなこっぱずかしい事を…………あ゛」


店員「…………」ﾆﾔﾆﾔ


番外個体「バッチリ聞かれちゃったぜ☆///」

上条「早く撮れよ！？ 幸せが……幸せすぎて逆に不安だぁぁーーーーーーーーーーーーー！？」ｷﾞｬｰｽ




上条さんと番外個体はペア契約を結ぶ仲に進展した！！

367 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/14(火) 22:58:41.63 ID:wxG3L96Y0

といったところで今回は終了


勇気……何者も恐れない勇敢な心。所謂ベーシックな上条さん

寛容さ……全てを受け入れる慈愛の精神。番外個体に対して優しくなる

伝達力……円滑なる意思疎通。鈍感さが緩和される

変態力……呼び覚まされし欲望。番外個体へのセクハラが加速する


ではステフリよろしくです。集計は今日いっぱいになります

八月中、あと2～3回で完結させる予定なのでステフリは計画的にー

368 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage]：2012/08/14(火) 22:59:13.27 ID:9Q5FF2Dqo

乙
変態力で

369 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]：2012/08/14(火) 22:59:43.73 ID:FEZABrmG0

伝達力！

370 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県)[sage　saga]：2012/08/14(火) 23:00:17.48 ID:Xw5fvBh00

なにこれ天井

番外個体可愛いな
ステフリは伝達力で鈍感をもっとなくそう 

381 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/15(水) 00:08:41.78 ID:Adlw+7cN0

黄泉川さんち――


黄泉川「お、ケータイ機種変したのか？」

番外個体「まあねー♪」ﾆｺﾆｺ

打ち止め「見せて見せてー、ってミサカはミサカはケータイを強奪してみたり！」ﾋｮｲ

番外個体「あっ！」

打ち止め「おおー、これが最新型ってヤツなのかー！？ ってこの待ち受け……」

番外個体「ぎゃあーー！？ 勝手に見んなーー！！！///」ｶｧｧ

打ち止め「ヨミカワー、見てみてー♪ ってミサカはミサカはナイスパスを送ってみる！」ﾎﾟｲｯ


黄泉川「どれどれ……」ｷｬｯﾁ

番外個体「返せっ！ ミサカのケータイ返せよ！///」

黄泉川「うっひゃー、お前ら超ラブラブじゃんよ。見てるこっちが恥ずかしいじゃん///」ﾃﾚﾃﾚ

打ち止め「これはMNWにアップせざるを得ない！ ってミサカはミサカは報告完了！」ｷﾘｯ

番外個体「なんつーことしてくれちゃってんの！？」ｷﾞｬｰｽ



打ち止め「ねぇねぇシスターさん、これを見てー♪ ってミサカはミサカは最新情報を惜しげもなく広めてみたり」

禁書「……ワースト、大胆なんだよ///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

一方通行「……マセてやがンなァ///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

芳川「これが若さか……」ﾔﾚﾔﾚ

黄泉川「小萌にも教えてやろっと♪」pipi


番外個体「……ま、いっか。こうなったら見せつけてやんよ///」

382 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/15(水) 00:09:47.71 ID:Adlw+7cN0

TURN 08　Result――


上条当麻 Lv.8

Class.番外個体大好きっ子


勇気　　★★

寛容さ　★★★★

伝達力　★★★

変態力　★★★


上条当麻の寛容さが上昇した！

上条当麻は番外個体が好きすぎておかしくなった！！





ではまた次回でー

405 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/20(月) 22:57:11.49 ID:NgCXedmp0

TURN 09　Mission Impossible


とあるキャンプ場――


番外個体「海の次といえば、やっぱ山だろー」

上条「今日のために準備は万全ですことよ！ 虫捕りにスイカ割り、バーベキューも花火も何でもござれだ」ﾃﾞﾃﾞﾝ

御坂妹「約束……覚えてくれていたのですね、とミサカは柄にもなく感動しています」ﾎｯｺﾘ

番外個体「まあ約束は約束だしね」ｳｽﾞｳｽﾞ

上条「『キャンプとかめっちゃ楽しみなんだけど！ 遊ぶぜぇ～、遊び倒してやるぜぇ～♪』とかはしゃいでたのは誰だっけ？」ﾆﾔﾆﾔ

番外個体「ミ、ミサカじゃないよ？」ｼﾚｯ

上条「あれれー？ じゃあこれは一体……」ﾎﾟﾁｯﾄﾅ


『バナナはおやつに入るの！？ もし近くに川があったら……うん、一応水着も持っていこっと♪』


上条「御覧のように、まるで遠足前日のガキのようなはしゃぎっぷり」ﾌﾟｰｸｽｸｽ

御坂妹「これは酷い、とミサカは生温かい視線を末の妹に向けます」ﾆﾔﾆﾔ

番外個体「～～～～～～～～ッッ！？///」ｶｧｧ

芳川「0歳児のすることだもの。当然と言えば当然ね」ｳﾝ

番外個体「0歳児はそもそも喋らねーよ！///」ﾌﾟｲｯ



一方通行「暑ィ……だりィ……セミがうるせェ……」ｸﾞｯﾀﾘ

禁書「わわっ、アクセラレータがアイスみたいに溶けてるんだよ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

打ち止め「スフィンクスと一緒に木陰で休んだほうがいいよ、ってミサカはミサカは猫ちゃんを抱き上げ猛ダッシュ！！」ﾋｮｲ

スフィンクス「なぅー」

一方通行「クソガキィィッ！！ スフィンクスちゃンを返しやがれェェェェェ！！！！」ﾋﾞｭﾝ!!

禁書「二人とも待ってーー！？」ﾃｯﾃｯﾃ


黄泉川「やれやれ」ｸｽｯ

406 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/20(月) 22:58:30.05 ID:NgCXedmp0

Mission 01　虫捕り


打ち止め「カブトムシを見てみたい！ ってミサカはミサカは好奇心を露わにしてみたり」ｷﾗｷﾗ

上条「こんな事もあろうかと、昨日適当な樹木にワーストさんの蜜を塗っておいた！」ｷﾘｯ

打ち止め「おおーっ！！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

番外個体「ミサカの蜜ってなんだ！？///」

上条「あ、間違えた。番外個体と蜜を塗ったんだった」ｼﾚｯ

番外個体「……///」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ


打ち止め「おっきいカブトムシがいるかな？ ってミサカはミサカは初めての虫捕りに興奮を隠せなかったり！」ﾜｸﾜｸ

上条「いるだろ、夏だし」ｳﾝ

打ち止め「夏だもんね♪」ｳﾝｳﾝ

上条「せっかくだし、どっちが大物を捕れるか勝負しないか？」

打ち止め「その勝負乗ったぁー！！ ってミサカはミサカは我先にと駆け出してみたり！」ﾃｯﾃｯﾃ

上条「そうはさせるか！！」ﾀｯﾀｯﾀ


番外個体「ちょ、置いてくなよー！？」ﾀｯﾀｯﾀ

407 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/20(月) 23:00:30.04 ID:NgCXedmp0

御坂妹「大物が引っ掛かりましたね、とミサカは虫捕り網を構え目標ににじり寄ります」ｿﾛｰﾘ

幻想止め「「…………」」ﾎﾟｶｰﾝ

番外個体「たしかに大物といえば大物だけど……」


禁書「あまーーい♪ とうまとうまー、この木すっごく甘いんだよ！」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ


一方通行「ンな得体の知れない蜜を啜ってっと腹壊すぞ」

黄泉川「あーあ、カブトムシやクワガタを蹴散らしてるじゃん」

御坂妹「とうっ！」ﾌﾞﾝ!


禁書「わっ！？ ま、前が見えないんだよ！？」ｽﾎﾟｯ

御坂妹「まるかじり虫ゲットだぜ、とミサカはハンティングの成果に思わず笑みを洩らします」ﾆﾍﾗ

禁書「は、離してー！？ インデックスは夏を越せない儚く哀れな存在なんだよ！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

一方通行「そンだけ食い意地の張ったオマエが儚い？ 笑えねェ冗談だ」ﾌﾟｰｸｽｸｽ

禁書「ひどっ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ


打ち止め「あっ！ 真の大物はっけーん！ ってミサカはミサカはカブトムシに網を振りおろしてみる！」ﾌﾞﾝ!

上条「惜しいっ！ 飛んで逃げやがった……ってぎゃあああーーーー！？」ﾌﾞｰﾝ

打ち止め「ああっ、逃げたカブトムシがヒーローさんのお顔に！？ ってミサカはミサカは必死に引きはがしてみたりぃぃ！！」ｸﾞｲｸﾞｲ

上条「痛ぇぇーーーー！？」


番外個体「きゃはははは！！ カブトムシに求愛されてやんの！」ｹﾞﾗｹﾞﾗ


打ち止め「え、でもでもこのカブトムシはオスだよ？ ってミサカはミサカは首を傾げてみたり」ﾊﾃ?

上条「どうでもいいから早く取って！？」ｷﾞｬｰｽ

408 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/20(月) 23:01:35.38 ID:NgCXedmp0

Mission 02　スイカ割り


禁書「スイカ割りなんだよ！」ﾃﾞﾃﾞﾝ

打ち止め「わぁーい♪」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

御坂妹「スイカ粉砕用のスティックも準備OKです、とミサカはアスカロン（木刀）を振り回します」ﾋﾞｭﾝ!

ﾎﾞｸﾞｯ!!

上条「おぼッ！？」ﾌﾗｯ

御坂妹「あ」

上条「…………」ﾊﾟﾀﾘ

禁書「とうまーーー！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ


黄泉川「スゴイ音したな……」

一方通行「ありゃ死ンだかもなァ」

番外個体「ッ！？」ﾀﾞﾀﾞｯ

409 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/20(月) 23:02:41.90 ID:NgCXedmp0

番外個体「ちょっと！ しっかりしなよ！？」ﾕｯｻﾕｯｻ

上条「」ｼｰﾝ……



◇ ◇ ◇ ◇ ◇


？？？――


上条「……うん？ ここは何処だ」ｷｮﾛｷｮﾛ

天使「ここは天国ですよ」

上条「マジで！？」ｶﾞｰﾝ

天使「マジです」

上条「上条さん死んじゃったの！？ 童貞のまま三途の川渡っちゃったの！？」

天使「はい」

上条「そんな……」ｶﾞｯｸﾘ

天使「落ち込む必要はありません。貴方は多くの善行を積みました。望むなら天上の女神すら抱く事が許されています」

上条「…………」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

410 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/20(月) 23:04:23.03 ID:NgCXedmp0

天使「どなたも人間如きでは太刀打ち出来ないほどの美女揃いですよ」

上条「……すんじゃねえ」ﾎﾞｿｯ

天使「はい？」

上条「バカにすんじゃねえッ！！」ｶﾞｧｧ

天使「貴方を貶める意図はありませんが……」

上条「ここにはマイ・フェイバリット・おっぱいが居ないだろうが！ 俺はワーストさん以外には興味ないんだよ！！」ﾃﾞﾃﾞﾝ

天使「なるほど、では貴方の願いを叶えて差し上げましょう」

上条「マジで！？」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


番外個体「…………」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

上条「おおぅ、なんという揉み心地。これこそ夢にまで見たマイ・フェイバリット・おっぱい！」ﾓﾆｭﾓﾆｭ

番外個体「こ、この……」ﾜﾅﾜﾅ


黄泉川「気絶したままトンデモないこと始めたじゃん」ﾋｭｰ

一方通行「わざとじゃねェか？」

禁書「とうまにそんな度胸は無いんだよ」

打ち止め「ミサカを守ってくれた時はとっても勇敢だったよ？ ってミサカはミサカは不思議に思ったり」ﾊﾃ?

芳川「緊急時は勇敢でも平時はヘタレなのね」

御坂妹「あの野郎、ミサカも傍に居たのに迷わず番外個体の胸を選びやがりました、とミサカは自身の失態を棚上げして憤慨します」


上条「これだよコレ。大きすぎず、かといって小さくない。まるで上条さんの理想を形にしたようだ」ﾓﾐﾝﾓﾐﾝ

番外個体「大概に……」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

上条「番外個体に比べたら、女神だろうが天使だろうが目じゃねーっての」ﾓﾐﾓﾐ

番外個体「た、大概にしとけよ……///」ﾃﾚﾃﾚ

上条「おや？ このツンと自己主張している可愛らしい突起はもしや、てぃくび…」ｸﾘｯ

番外個体「～～～～～ッッ///」ﾍﾟﾁｯ!

上条「あいてっ！？」

411 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/20(月) 23:06:14.52 ID:NgCXedmp0

上条「……あれ？」ｷｮﾛｷｮﾛ

番外個体「目が覚めたなら、手をどけてくんない？///」

上条「うおおっ！？ これは一体どういう状況でせうかーー！？」ﾓﾐﾝ

番外個体「あっ、んッ……///」ﾋﾟｸﾝ

上条「…………」ﾓﾆｭﾓﾆｭ

番外個体「こ、こらっ！ 手つきがやらし、ぃぁ……ダメ、だってば……///」ﾊｧﾊｧ

上条「やーんわらけー♪」ﾓﾐﾓﾐ


禁書「とーうーまぁーー……」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ


上条「ハッ！ ち、違うんだ！ これは右手が、上条さんの右手に宿った暗黒竜が勝手に…」ｱｾｱｾ

禁書「問答無用なんだよぉぉぉッ！！！」ｶﾞﾌﾞｯ

上条「ぎゃああああああああああああああああああああ！！？？」

禁書「まふぁくふぉうまはーー！！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

上条「咀嚼しながら喋らないでぇぇーーーーーーー！？」ｷﾞｬｰｽ!!



黄泉川「ハハハ、元気があって大変結構じゃん」ｹﾞﾗｹﾞﾗ

芳川「脂肪の塊に執心するなんて理解不能ね」ﾔﾚﾔﾚ

一方通行「どうせ揉むならスフィンクスちゃンの肉球がいいよなァ」ﾓﾐﾓﾐ

スフィンクス「にゃあ♪」

御坂妹「ミサカのイヌも負けていません、とミサカは白いのと張り合います」

412 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/20(月) 23:07:31.07 ID:NgCXedmp0

数分後――


上条「あ、あのぅ……いくらなんでもこれはあんまりでは？」ｵﾛｵﾛ


禁書「ラストオーダー、もうちょっと右かも」

御坂妹「ストップ、そのまま前に五歩です、とミサカは的確に指示を送ります」


打ち止め「うんっと、ここでいい？ ってミサカはミサカは確認してみる」ﾄﾃﾄﾃ


黄泉川「左に30°ずらして打ちおろせばヒットじゃんよ」

番外個体「もう15°ずらせば汚い花火が見れちゃいそう☆」ｷｬﾊ

一方通行「……オマエら容赦ねェな」


スイカ『』ﾃﾞﾃﾞﾝ

上条「ま、待って！？ スイカの真横に埋めるなんて、アンパン男だから許されるのであって上条さんの頭は代えの効かない貴重な…」

打ち止め「えーいっ！！」ﾌﾞﾝｯ!

上条「いやぁぁあああああああああああああああああああ！？」ｷﾞｬｰｽ

ﾎﾞｸﾞｼｬ!!

スイカだったモノ『』

上条「あまっ！？ スイカ汁めっちゃ甘っ！？」

スフィンクス「にゃー♪」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

上条「あはは、スフィンクスやめっ、ちょっ、くすぐったいって」


一方通行「～～～～～～～～ッッ！？」ﾑｶﾑｶｯ

芳川「猫ってスイカを食べるのかしら？」

413 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/20(月) 23:08:56.51 ID:NgCXedmp0

Mission 03　バーベキュー


禁書「にーく、にーく、お・に・く～～♪」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

御坂妹「普通のお肉のはずなのに普段よりおいしい、とミサカは一心不乱にビーフを貪ります」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

黄泉川「ビールもキンっキンに冷えてるし最高じゃん♪」ｺﾞｷｭｺﾞｷｭ

芳川「たまにはアルコールもいいわね」ｺﾞｸｺﾞｸ

打ち止め「美味しいね♪ ってミサカはミサカははふはふ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

一方通行「オラっ！ 皿が空になっちまったぞ。さっさと次を寄越しやがれ！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

スフィンクス「にゃう♪」ﾓｸﾞﾓｸﾞ



上条「全力で焼いてるっての！ うう、煙が目に沁みる……」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

番外個体「ほらほら、腐らないで次々に焼いてくよ」

上条「お前も向こうで食ってろよ。こっちは俺だけでも十分だし」ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ

番外個体「今日の企画発案はあなたとミサカだからね。ミサカもホストに回るよ」ｻﾞｸｻﾞｸ

上条「ワーストさん優しい……」ﾎﾛﾘ

番外個体「フフン、もっと感謝していいよ？」ｻﾞｸｻﾞｸ

上条「……でも優しさと結果が結び付いてねえ。野菜くらいまともに切ってくれ」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ


粉々野菜『』ﾃﾞﾃﾞﾝ


番外個体「えー、ミサカってば料理なんてしたことないしー」ｼﾚｯ

上条「まあ家事は俺が得意だからいいけどさ」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

番外個体「そうそう」

上条「足りない部分はカラダで払うってわけですね」ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ

番外個体「さっきミサカの胸、揉んだよね？」

上条「マシュマロ……いや、崩れないプリンと言うべきか///」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

番外個体「あなたの変態ぶりにも困ったモンだね///」ﾔﾚﾔﾚ

414 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/20(月) 23:09:44.47 ID:NgCXedmp0

Mission 04　花火


上条「あれ？ 一方通行が見当たらないんだが」ｷｮﾛｷｮﾛ

禁書「スフィンクスが花火を怖がるから、もうログハウスに帰ったんだよ」

番外個体「……予想通りっつーか、よく最終信号が駄々こねなかったね」

禁書「ラストオーダーなら……」ﾁﾗｯ



打ち止め「下位個体の分際でこのミサカに逆らうとは何事だー！ ってミサカはミサカは憤慨してみたり！」ﾌﾟﾝｽｶ

御坂妹「下剋上の時は今、とミサカはロケット花火を水平発射します」

ﾋｭﾝ! ﾋｭﾝ! ﾋｭﾝ!

打ち止め「見えるっ！ ってミサカはミサカはMNWからの予測データを元に回避してみる！」ﾋﾗﾘ

御坂妹「ちっ」

打ち止め「くふふ、悔しかろう。下位個体の行動パターンなんてマルっとお見通しなのだー！ ってミサカはミサカは勝ち誇ってみたり」

御坂妹「……MNWとの接続をカット。これよりミサカ10032号は自身の感情にのみ従い行動を開始します」ｷﾘｯ

打ち止め「そこまでしてミサカの邪魔するなんて……」ﾑﾑﾑ

御坂妹「アレはミサカのモノです、とミサカはクーラーボックスに隠しておいたスイカの残りを…」ﾁﾗｯ



上条「お、スイカ発見！ 昼間は食いそびれたんだよな。甘くてうめぇ」ｼｬｸｼｬｸ

番外目録「「！？」」ｽﾀｺﾗｻｯｻｰ



御坂妹「…………」ﾜﾅﾜﾅ

打ち止め「ああーーーっ！！ ミサカのスイカ食べてるーー！？ ってミサカはミサカは怒り心頭！」ﾌﾟﾝｽｶ

御坂妹「ロケット花火スタンバイ、とミサカは一斉射と同時にネズミ花火で怨敵の退路を断ちます」


ﾋｭﾝ! ﾋｭﾝ! ﾋｭﾝ!


上条「な、なんだぁ！？」ﾋﾗﾘ

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ!! ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ!! ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ!! ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ!! ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ!!

上条「熱っ！？ こわっ！？ ふ、不幸だああああああああああああああああああああああ！？」

415 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/20(月) 23:10:48.58 ID:NgCXedmp0

数分後――


御坂妹「…………」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

番外個体「線香花火ねぇ」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

御坂妹「…………」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

番外個体「どったの？ じぃーっと見つめちゃってさぁ」ﾊﾃ?

御坂妹「儚くて、頼りなげで、一瞬で燃え尽きてしまう……」ｼﾞｼﾞｼﾞ

番外個体「そだね」ｼﾞｼﾞｼﾞ

御坂妹「まるで一年前のミサカたちそのものです、とミサカは物思いに耽ります」ｼﾞｼﾞｼﾞ

番外個体「……どこが？」ｼﾞｼﾞｼﾞ

御坂妹「え……」ｼﾞｼﾞｼﾞ

番外個体「実験の事はMNWの記憶でしか知んないけどさ、あの時のミサカとこの線香花火を比べるのは失礼だろー」ｼﾞｼﾞｼﾞ

御坂妹「線香花火に対して、ですか？」ｼﾞｼﾞｼﾞ

番外個体「そ。こんなに一生懸命、最後の最期まで輝いてやる！ なんて気概はなかった。……違う？」ｼﾞｼﾞｼﾞ

御坂妹「……はい。ですが今は」ｼﾞｼﾞｼﾞ

番外個体「あー知ってる知ってる。あの変態に感化されたんだよねー」ｼﾞｼﾞｼﾞ



打ち止め「よくもミサカのスイカをーー！！ ってミサカはミサカはーーっ！！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

上条「ククク、あーはっはっは！！ 所詮は小型ビリビリ、上条さんの敵ではありませんのことよ！！」ｶﾞｼｯ

打ち止め「うわーん！ レディーの頭を押さえるなんてー！ ってミサカはミサカは抗議してみたりぃぃ！」ﾌﾟﾝｽｶ

上条「電撃を封じればただの幼女に過ぎぬわ！」

打ち止め「むっきーー！！ ってミサカはミサカは両手を振り回して……届かないーー！？」ｸﾙｸﾙ


禁書「大人げないんだよ……」ｹﾞﾝﾅﾘ

416 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/20(月) 23:12:26.87 ID:NgCXedmp0

番外個体「あんなのの何処がいいんだろうねぇー」ｼﾞｼﾞｼﾞ

御坂妹「要らないならミサカが貰いますが？ とミサカは暗に諦めろと促します」ｼﾞｼﾞｼﾞ

番外個体「！？ ……あ、花火終わっちゃった」ﾎﾟﾄｯ

御坂妹「ミサカの勝利ですね。では景品として上条当麻は頂きます、とミサカは宣言します」ｼﾞｼﾞｼﾞ

番外個体「は、はぁ？」

御坂妹「ミサカはあの人の良さを熟知していますから、とミサカは牽制します」ｼﾞｼﾞｼﾞ

番外個体「……そりゃそうかもだけど」

御坂妹「あと二年もすればルックスのアドバンテージは無くなります。でしたらミサカでも…」ｼﾞｼﾞｼﾞ

番外個体「だけど！ 譲ったりしないから」ｷｯﾊﾟﾘ

御坂妹「好きなのですか？」ｼﾞｼﾞｼﾞ

番外個体「あ、あの人はミサカのオモチャだからね！ それなりに愛着は……あるよ///」ﾃﾚﾃﾚ


上条「オモチャ……」

打ち止め「元気をだして！ ってミサカはミサカは不遇なヒーローさんを励ましてみる」ｱｾｱｾ

上条「つまりワーストさんによる上条さん所有宣言……！？ 大人のオモチャ的な活躍を望まれてる！？ 興奮してきた！！」ﾊﾟｧｧ

打ち止め「あ、あれー！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ


禁書「ちょっと目を離した隙に、とうまがヘンタイさんになっちゃったんだよ……」ｿﾞｸｯ

番外個体「むふー、これもミサカの魅力の成せる業か♪」ﾆｺﾆｺ

御坂妹「心配しなくとも、あの人は縞パンか否かでミサカを判別していた変態です、とミサカは胸のペンダントをそっと撫でます」ﾆﾍﾗ

417 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/20(月) 23:13:25.40 ID:NgCXedmp0

Last Mission　部屋割


番外個体「ね、ねえ……部屋割どーする？///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

上条「ど、どうすっかな///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ


黄泉川「お前らが企画したんだ。番外個体と上条は同室で決まりじゃんよ♪///」ｹﾞﾗｹﾞﾗ

芳川「本当は諌めるべきなんでしょうけど、私は甘いから……///」ｺﾞｷｭｺﾞｷｭ

禁書「この酔っ払いたちは何をいってるのかな！？」

一方通行「全部で四部屋か。だったら俺とスフィンクスちゃンで…」

禁書「酔っ払い二人で一部屋！」ﾃｷﾊﾟｷ


黄泉芳川「「はぁーい♪///」」


禁書「とうまとアクセラレータで一部屋！」ﾃｷﾊﾟｷ


一方通行「え」

上条「はは、まあそうなるよな」


禁書「ワーストとクールビューティーで一部屋なんだよ！」ﾃｷﾊﾟｷ


番外個体「……決着は今度の旅行に持ち越しかぁ」ﾎﾞｿｯ

御坂妹「！？」


打ち止め「じゃあミサカはシスターさんとスフィンクスと一緒ね、ってミサカはミサカは猫ちゃんを連れて部屋に突撃ーっ！！」ﾃｯﾃｯﾃ

スフィンクス「にゃあー？」

禁書「ちゃんと歯を磨いてから寝るんだよ！」ﾃｯﾃｯﾃ

418 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/20(月) 23:14:32.80 ID:NgCXedmp0

一方通行「…………」ｿﾜｿﾜ

上条「んじゃ電気消すぞ」

一方通行「な、なァ…」

上条「インデックスたちの部屋には行かせねえぞ？」

一方通行「あァ……」ｼｮﾝﾎﾞﾘ

上条「……どんだけ猫好きなんだよ」ｹﾞﾝﾅﾘ

一方通行「猫じゃねェ！！ 猫ちゃンだッ！！」ｶﾞｧｧ

上条「はいはい……ん、何か音が聞こえる」


ｶﾘｶﾘｶﾘ ﾆｬｰﾝ


一方通行「ッ！？」ﾋﾞｭｰﾝ

ｶﾞﾁｬ

スフィンクス「にゃあ♪」

一方通行「スフィンクスちゃン！」ﾀﾞｷｯ


上条「なんでだろう、スゲー負けた気がする……」

419 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/20(月) 23:15:47.86 ID:NgCXedmp0

番外個体「今日はさすがに遊び疲れたぜー」

御坂妹「…………」ｼﾞｰ

番外個体「ぐっすり寝れそう……ってそんなに見つめんなよ。穴が開いたらどーしてくれんの？」

御坂妹「旅行……」ﾎﾞｿｯ

番外個体「ま、ミサカも女だし穴は開いてるけどさぁ」ｺﾞｿｺﾞｿ

御坂妹「上条当麻と旅行するのですか、とミサカは率直に問い質します」

番外個体「なんの話？」ﾊﾃ?

御坂妹「ミサカの目を見て答えなさい」ｸﾞｲｯ

番外個体「……ナンノコト？ ミサカワカンナイヨ？」

御坂妹「…………」ｼﾞｰ

番外個体「い、いいだろ別に！？ この夏でイイ感じになったんだし！」

御坂妹「この胸ですか！ あの人を誑かす悪い胸は！ とミサカは激情にまかせて揉みしだきます」ｶﾞｼｯ!!

番外個体「いったぁ！？」

御坂妹「ミサカにも、あの人を誘惑できるだけのスペックがあれば！ とミサカは我が身の不幸を呪います」ｶﾞｼｶﾞｼ

番外個体「痛い痛い痛いっ！？ ちょ、ミサカの胸壊れちゃうってばぁぁ！？」ｷﾞｬｰｽ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


上条「……（なにしてんのーーー！？ 壁が薄いから丸聞こえなんですけどーー！！///）」ﾓﾝﾓﾝ


一方通行「…………」ｽﾔｽﾔ

スフィンクス「…………」ｽﾔｽﾔ

420 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/20(月) 23:16:45.29 ID:NgCXedmp0

といったところで今回は終了


勇気……何者も恐れない勇敢な心。所謂ベーシックな上条さん

寛容さ……全てを受け入れる慈愛の精神。番外個体に対して優しくなる

伝達力……円滑なる意思疎通。鈍感さが緩和される

変態力……呼び覚まされし欲望。番外個体へのセクハラが加速する



締めは今日いっぱいで。これが最後のステフリになるのでよろしくですー

421 ：名無しNIPPER[sage]：2012/08/20(月) 23:17:54.55 ID:DPBRKOl20

伝達力

422 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage]：2012/08/20(月) 23:20:20.84 ID:OQ12mfIAO

伝達力

423 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]：2012/08/20(月) 23:20:54.90 ID:BJwqGipt0

あえて寛容に頑振りで最強のパパ条に 

435 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/21(火) 00:09:29.46 ID:rPxtJFyb0

TURN 09　Result――


上条当麻 Lv.9

Class.エロゲ主人公


勇気　　★★

寛容さ　★★★★

伝達力　★★★★

変態力　★★★


上条当麻の伝達力が上昇した！

上条当麻は最早鈍感ではなくなった！！





ご協力超感謝です。ではまた最終回でー

455 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/31(金) 22:25:06.02 ID:y53oNTe80

前日　浜面くんち――


上条「悪いな、急に押し掛けちまってさ」

浜面「気にすんなよ。にしても大将が俺を頼るなんて珍しいな」

上条「い、いやー、ちょっとデリケートな問題といいますか、浜面以外は当てにならないと言いますか……」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

浜面「金と勉強以外のことなら力になれると思うぜ？」

上条「マジで！？」ﾊﾟｧｧ

浜面「あ、ああ」

上条「じゃあ遠まわしに聞くけどさ、初めての時どうやって滝壺に迫ったの！？ やっぱ強引にか！？」

浜面「……は？」

上条「勿体ぶらずに教えてくれよ！ 俺の友達で非童貞なのはお前だけなんだよ！」※近親相姦は除外

浜面「え、てことはついに大将も本命を決めたのか！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

上条「本命もド本命、この機を逃せば上条さんは一生童貞待ったなしですことよ！」

浜面「そっかそっか♪ んで、相手は例のシスターなのか？」ﾆﾔﾆﾔ

上条「はあ？ 何でインデックスが出てくるんだ？」ﾊﾃ?

浜面「じゃあ常盤台の超電磁砲か。中学生相手とかチャレンジャーだな」ﾆﾔﾆﾔ

上条「だから何で御坂が出てくんだよ」

浜面「いやいや、大将の誑しっぷりは全方位だからな。誰を選んでも驚きゃしねえよ」ﾍﾗﾍﾗ

上条「俺は誑しじゃねえ！！」ｶﾞｧｧ

浜面「はいはい、それで誰がお目当てなんだ？」

上条「え、えっと、その……番外個体です///」ﾃﾚﾃﾚ

浜面「ほほーう、番外個体ねえ………………………………え゛？」

456 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/31(金) 22:27:36.83 ID:y53oNTe80

上条「な、なんだよ。そんなにおかしいってのか？」

浜面「そうじゃねえけど、……一応聞くが、大将の片思いだよな？」

上条「……たぶん両想いだと思う///」

浜面「いつの間に……」

上条「ちょっとした縁でさ、夏休み前から毎日会って遊んだりしてたんだよ」

浜面「へぇー、大将にしては積極的だな」

上条「そりゃ見た目からして好みだし、性格もサバサバしてて一緒にいるのが苦になんねえし……か、可愛いだろ普通に///」

浜面「見た目だけはな。性格は最悪だろ」

上条「なんだと！？」ｶﾞｧｧ

浜面「そう怒るなって。つーかそんなに好きなら正面から告白すればいいだろ」

上条「……明日からの旅行で告白するつもりだけど」

浜面「だけど？」

上条「仮にオッケーされたとして、そのあとはどう繋げばいいんだ！？」

浜面「そんなモンお前、押し倒しちまえよ」

上条「お、押し倒せですと！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

浜面「だってそうだろ？ 大将と旅行に行こうってんなら、向こうだって覚悟完了してるに決まってるぜ」

上条「けどなぁ、そういうのは時間をかけた方がいいような……」

浜面「さっさと決めちまえよ。男と違って女は意外とドライだぜ？」

上条「ドライ……？」

457 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/31(金) 22:29:37.42 ID:y53oNTe80

浜面「男ほど執着しないってことだ。しっかり捕まえておかねえと、すぐに離れていっちまうぞ」

上条「そうか……。それで滝壺は」

浜面「別れてねえ！！ ちょっと浮気がバレてケンカしてるだけだから！！」ｶﾞｧｧ

上条「スゲー……上条さんの何歩も先を行ってやがる。でも最低だ」ｼﾞﾄｰ

浜面「俺は悪くねえ。麦野のおっぱいが！ ムチムチなふとももが悪いんだ！」ｷﾘｯ

上条「たしかに……」ﾑﾑﾑ

浜面「だろう？」

上条「まあ俺は番外個体がいれば、他はどうでもいいけどな」

浜面「狙った先に一直線か。大将はそうでなくっちゃな！（NTRとかマジ勘弁だからな……）」ｳﾝｳﾝ

上条「そうだよ、ごちゃごちゃ悩むなんてらしくないよな。よし、上条さんはやりますよ！ 正面から告白して押し倒す！」

浜面「その意気だ」



◇ ◇ ◇ ◇ ◇



とある旅館――


上条「――てなわけで、やってきました二人旅！」

番外個体「どったの？」ﾊﾃ?

上条「覚悟しとけよ。今夜は寝かさないからな！」ﾋﾞｼｯ!

番外個体「！？///」ｶｧｧ


女将「おやまあ」ｳﾌﾌ

458 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/31(金) 22:31:20.04 ID:y53oNTe80

上条「観光はチェックイン前にあらかた済ませたし、どうすっかな？」

番外個体「……激しく身の危険を感じちゃうんだけど」

上条「心配すんな、たっぷり感じさせてやるって♪」ﾆｺﾆｺ

番外個体「意味が違うだろーが！」

上条「さあさあ時間は有限ですことよ。早速温泉に入ろうぜ」ｸﾞｲｸﾞｲ

番外個体「ちょ、押すなってば！？」

上条「抱っこして運ぼうか？」

番外個体「こないだまでとキャラ変わり過ぎだろー！？///」ﾜﾀﾜﾀ

上条「今日の上条さんは本気モードだからな。全力でワーストさんを口説かせてもらいます」ｷﾘｯ

番外個体「口説くって……ええっ！？///」

上条「お互いの気持ちは知れてんだ。だったらイニシアチブは俺がいただく！」

番外個体「い、いいよ、受けてやろうじゃん！ このミサカを簡単に口説けると思うなよ！///」ﾋﾞｼｯ!!

上条「その意気やよし！ この夏の総決算といこうぜ！」



番外個体「……望んでた展開だけど、ホントどーなってんの一体？///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ



◇ ◇ ◇ ◇ ◇



前日　黄泉川さんち――


禁書「ワーストワースト」ﾕｯｻﾕｯｻ

番外個体「ん？」ｺｸｺｸ

禁書「ワーストってとうまが好きなんだよね？」


番外個体「ぶふぅぅーーーーーーーーーーーー！？」ﾌﾞﾌｫ!?


禁書「アクセラバリアー！！」ｻｻｯ

一方通行「うおっ！？ き、汚ねェ！！」ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ

459 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/31(金) 22:32:50.98 ID:y53oNTe80

番外個体「げほっ、げほっ……な、なんだ藪から棒に！？」

禁書「だってまどろっこしいんだもん。誰が見ても二人は両想いなんだよ」ﾔﾚﾔﾚ

番外個体「……ハッキリ言うね///」ｶｧｧ

禁書「迷える子羊を導くのが私のお仕事だからね」ﾄﾞﾔｧ

番外個体「いや迷ってないし」

禁書「ふっふっふ、果たして二学期が始まっても余裕でいられるのかな？」

番外個体「……あ」

禁書「気付いた？ とうまは毎日学校で大忙し、逆にワーストは私と同じ暇ヒマ星人になるんだよ！！」

番外個体「そ、そうだった……！」ｶﾞｰﾝ

禁書「段々構ってくれなくなるよ？ 課題だ事件だってほったらかしにされちゃうんだよ！」

番外個体「いくらなんでも…」

禁書「その油断が命取りかも！」

番外個体「ッ！？」

禁書「いきなり行方不明になったと思えば、病院直行でしたなんてザラなんだから」

番外個体「うわぁ……」


一方通行「クソがァ！！ 愉快に素敵に極まっちまったぞオマエら……ン？」ﾌｷﾌｷ

スフィンクス「にゃあー♪」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

打ち止め「スフィンクスがシャンプーして欲しそうよ、ってミサカはミサカは最強トリマーなあなたに依頼してみたり」

一方通行「任せろ」ﾆｯｺﾘ

460 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/31(金) 22:34:06.29 ID:y53oNTe80

禁書「とうまはバカだから、人の心配なんて無視して危険に飛び込んじゃう」

番外個体「…………」

禁書「だからワーストにしっかり捕まえておいて欲しいんだよ」ﾆｺｯ

番外個体「どーだろうねぇ？ ミサカを振り切って危険にダイブしそう、ってかするだろ絶対」

禁書「それならそれで構わないよ」

番外個体「……ま、ミサカを置いて死んじゃうほど無責任でもないか///」ﾃﾚﾃﾚ

禁書「とうまのこと分かってるね。ツーカーっていうんでしょう？」

番外個体「なにそれ？」

禁書「あいほが言ってたんだよ。とうまとワーストはツーカーなんだって」

番外個体「ツーカー……（車が二台……？）」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


露天風呂――


番外個体「つーか混浴なんて聞いてないよ！？」ｷﾞｬｰｽ

上条「言ってねえし」ｼﾚｯ

番外個体「……このヘンタイ野郎」ﾁｬﾌﾟﾁｬﾌﾟ

上条「それはそうと、俺たち以外誰もいないな」ﾁｬﾌﾟﾁｬﾌﾟ

番外個体「他の宿泊客が来たら、すぐに上がるからね」

上条「あ、糸屑が付いてる」

番外個体「え、どこどこ？」

上条「肩のとこ。取ってやるよ」ﾂﾂｰ

番外個体「ちょっ、ひゃあんっ！？///」ﾎﾟﾛｯ

上条「」

461 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/31(金) 22:36:20.00 ID:y53oNTe80

上条「」

番外個体「い、いきなり触るな！ びっくりしただろーがっ！！///」ｶﾞｧｧ

上条「」

番外個体「しかも肩じゃなくって、背中をツツーっと……あれ？」

上条「」

番外個体「もしもーし？」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

上条「……ハッ！？」

番外個体「なんだなんだぁ？ ミサカのあまりの美しさに意識が飛んでたとかー？ ぎゃは☆」ﾆﾔﾆﾔ

上条「…………」ﾎﾟｹｰ

番外個体「おい、ツッコミはどーしたよー。またまたボーっとしちゃってさぁ」

上条「びゅーてぃほー」

番外個体「は、はあ？」

上条「ほんのり上気した頬！ 完璧にお湯を弾くキメ細やかな白い肌！ きゅっと締まった腰のくびれ！」ｸﾜｯ

番外個体「な、な、な……///」

上条「ムッチリ柔らかそうな太もも！ スラリと伸びたおみ足！ そして何より、惜し気もなく晒したワガママおっぱい！！」

番外個体「え、あ……バスタオルが……！？///」ｶｧｧ

上条「まさに究極の造形美っ！！」ｷﾘｯ

番外個体「～～～～～～～ッッ！？！？///」ｻｻｯ

上条「うぶぶっ！？ て、手で隠したほうが何倍もエロい……」ﾄﾞﾊﾞﾄﾞﾊﾞ

番外個体「ぎゃああーーーー！？ 鼻血で温泉が真っ赤にーー！？」ｷﾞｬｰｽ


上条「あ、意識が……」ﾌﾗｯ

番外個体「ちょっと！ こんな場所で倒れられたら」

上条「ぐっ！」ｸﾞｸﾞｯ

番外個体「持ちこたえた！？」

上条「ハァハァ……心配すんな。こんな事もあろうかと、事前に増血剤を飲んでおいた！」ﾄﾞﾊﾞﾄﾞﾊﾞ

番外個体「なんでそんなモン飲んでんの！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

462 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/31(金) 22:37:56.12 ID:y53oNTe80

数分後――


上条「いたひ……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

番外個体「フンだ。自業自得だよ」ﾌﾟｲｯ

上条「俺がバスタオルを剥いだわけじゃないのに……」ｼﾞﾄｰ

番外個体「あなたが背中を触ったから外れちゃったの！///」

上条「う……」ｷﾞｸｯ

番外個体「大体あなたは日頃の行いが悪すぎ！」ﾌﾟﾝｽｶ

上条「は、はい」

番外個体「さり気なくミサカのブラを取ったり、ショーツの紐を解いたり！」

上条「反省してます……」

番外個体「当たり前だっつの！」


上条「……だってワーストさんがエロいんだもん」ﾎﾞｿｯ


番外個体「何か言った？」ｼﾞﾛﾘ

上条「な、なんにも！？」ﾌﾙﾌﾙ

番外個体「……まあ褒めてくれたのは、フツーに嬉しかったよ///」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

上条「あんな綺麗なものを見せられたんだ。当然の感想だと思うけどな」ｳﾝ

番外個体「……///」ﾌﾞｸﾌﾞｸﾌﾞｸ

上条「湯船に潜るのはマナー違反なんだけどなぁ」ﾔﾚﾔﾚ

463 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/31(金) 22:39:43.21 ID:y53oNTe80

温泉上がり――


番外個体「うあー、のぼせちゃったぜ……///」ｸﾞｯﾀﾘ

上条「ほれ、これを飲んどけ」ｽｯ

番外個体「スポーツドリンク？」

上条「結構長く温泉に浸かってたからな。水分補給しておかねぇと」

番外個体「おー、気が利くねぇー///」ｺｸｺｸ

上条「気分は悪くないか？」

番外個体「ん///」ｺｸﾘ

上条「じゃあ卓球で勝負だ！」

番外個体「……なんで？」

上条「温泉旅館といえば卓球だろ！ もしくはスゲー古いゲームとか！」

番外個体「てか卓球台あんの？」

上条「う～ん、見当たらないな。……お？」

番外個体「見つかった？」


上条「うおおー、なんだこの前時代的なマッサージチェア！ あばばばば、肩が外れるぅぅーー！？」ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ


番外個体「子供かよ」ﾔﾚﾔﾚ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


上条「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛慣れると気持ちいいなあ゛あ゛あ゛あ゛」ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

番外個体「あびゃびゃびゃびゃびゃ！？ 設定強すぎっていだだだだ！？」ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ


子供「ママ、あれ」

母親「しっ、見ちゃダメよ」ﾒｯ

464 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/31(金) 22:41:29.55 ID:y53oNTe80

宿泊部屋――


番外個体「」ｼｰﾝ……

上条「」ｼｰﾝ……


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


数時間後――


番外個体「海で学んだコトが何一つ活かせてないよね……」ｸﾞｯﾀﾘ

上条「体力を回復させるはずのマッサージで、逆に体力を全部持っていかれるなんて……不幸だ」

番外個体「もう寝よっか？」

上条「それもアリだな」

番外個体「ていうかね？」

上条「うん？」

番外個体「どーしてミサカたちってば、同じ布団で寝てるの？///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

上条「……女将さん辺りが気を利かせてくれたのかもな///」

番外個体「一枚の布団に二つの枕ってアレだろー。ミサカ、おっとん敷いて待ってたの♪ 的なアレ///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

上条「いわゆる据え膳ですな」

番外個体「どーするよ？///」

上条「…………」

番外個体「……///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

上条「すぅ……すぅ……」ｽﾔｽﾔ

番外個体「オイ」

465 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/31(金) 22:43:58.45 ID:y53oNTe80

番外個体「いやいやいや、ここで寝ちゃうとかあり得ねーだろ！？」ｶﾞﾊﾞｯ

上条「すぅ……すぅ……」ｽﾔｽﾔ

番外個体「寝たふりしてるでしょ？」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

上条「…………」ｽﾔｽﾔ

番外個体「ハァ、なーにがツーカーなんだか。ミサカの期待を悉く裏切りやがって……」

上条「期待って？」

番外個体「上げ膳据え膳なんだぜー？ 告られるかなーとか期待するっつーの」

上条「そっか、じゃあ」

ｷﾞｭｰｯ

番外個体「え」

上条「好きだ」

番外個体「…………」pi

上条「お前が欲しい」

番外個体「……ミサカは高いよ？///」

上条「知ってる。わがままで、イタズラ好きで、面倒くさい性格で、まともな神経じゃ付き合えねえ」

番外個体「そ、そこまで言う？」

上条「でもそんなお前に惚れちまったんだ。上条さんの全面降伏ですよ」

番外個体「……///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

上条「返事を聞かせてくれないか？」

466 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/31(金) 22:46:29.32 ID:y53oNTe80

番外個体「しょ、しょーがないなぁー！ 心優しーミサカとしては、あなたを彼氏にしてあげてもいいよ……///」ﾃﾚﾃﾚ

上条「マジで！？」

番外個体「うん、マジ……///」

上条「はぁぁぁぁ、よかったぁぁ……」ﾍﾅﾍﾅ

番外個体「ぎゃは♪ ミサカが振るとでも思ったの？」

上条「そうじゃねーけど、やっぱり不安っつーか緊張はするだろ」

番外個体「もう鈍感なんて言えないか。あなたも成長したもんだねぇー」

上条「流石に察しますって」ﾔﾚﾔﾚ

番外個体「あなたも罪作りだよねぇ。……あなたのモノになったミサカが言うなって話だけど///」ﾆﾔﾆﾔ

上条「罪作り？」

番外個体「荒れるぜー？ おねーたまを筆頭に、嫉妬に狂った女どもにミサカ殺されちゃうかも///」

上条「なんでだ？」ﾊﾃ?

番外個体「……こいつマジか」


上条「むしろ殺されそうなのは俺だろう。こんなに可愛い彼女がいるからな！」ｷﾞｭｰｯ

番外個体「ま、まあ敏感になって浮気されるよりいっか///」ｷﾞｭｯ

上条「失敬な！ 上条さんはワーストさん一筋ですことよ！！」ﾌﾟﾝｽｶ

番外個体「じゃ……じゃあ証拠をちょーだい？///」

上条「お、おう///」ｶｧｧ

番外個体「……///」

上条「……///（ここはキスですか！？ キスですね？ キスしかねーだろの三段活用！！ いざ…）」ｸﾜｯ



女将「お料理をお持ちしました」ｽﾊﾟｰﾝ



番外幻想「「～～～～～～～ッ！？///」」ｻｻｯ

467 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/31(金) 22:48:12.37 ID:y53oNTe80

お食事中――


番外個体「フツーに美味しいね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

上条「非常に激しく大層美味なのは認めるが、このやり場のない怒りはどうしてくれよう」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

番外個体「さっきのナイスカット？」

上条「あの女将……絶対狙ってただろ」ｹﾞﾝﾅﾘ

番外個体「ミサカは気にしてないけどなー。機会ならこれからいくらでもあるんだし」

上条「前向きだな」

番外個体「あなたも今は食事を楽しみなよ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

上条「こんなに豪華な晩御飯には中々ありつけないもんな」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

番外個体「いっつもモヤシだもんねぇ？」ﾆﾔﾆﾔ

上条「おまっ、もやしをバカにするなよ！ 安くてボリューミーで栄養満点なんだぞ！」ｶﾞｧｧ

番外個体「ダイエットにもなるよ？ あなたと食事するようになって2キロも痩せちゃった☆」

上条「……マジで？」

番外個体「うん」

上条「うう、甲斐性なしの彼氏でごめんな……」ｼｮﾝﾎﾞﾘ

番外個体「んー、ミサカ的には黄泉川んちのご飯より好みかな。とってもヘルシーだし」

上条「ワーストさん……」ｳﾙｳﾙ

番外個体「料理の出来る男はポイント高いよ。だから甲斐性なしなんかじゃないって」ﾖｼﾖｼ

上条「幸せだなぁ……上条さんの彼女はこんなにも優しい……！」ﾌﾞﾜﾜ


番外個体「……（これで料理は彼氏まかせ。くふふ、計画☆どーり）」ﾆﾀｧｧ

468 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/31(金) 22:53:15.62 ID:y53oNTe80

上条「ふぅー、食った食った♪」ｺﾞﾛﾘ

番外個体「食べてすぐ横になると、牛になっちゃうよ」ﾔﾚﾔﾚ

上条「ならねーよ。脂肪が付く余裕なんてありませんから」ｹﾗｹﾗ

番外個体「……自分で言ってて悲しくない？」

上条「逆に考えるんだ。太る心配がないからワーストさんに嫌われなくて済む、こう考えるんだ！」

番外個体「あなたも大概前向きじゃん」

上条「…………」ｵｲﾃﾞｵｲﾃﾞ

番外個体「どったの？」

上条「むふー♪」ｷﾞｭｰｯ

番外個体「……セクハラすんな///」ｶｧｧ

上条「セクハラじゃありませ～ん。恋人同士のスキンシップで～す♪」

番外個体「し、仕方ないなぁ///」ﾃﾚﾃﾚ

上条「さっきの仕切り直し、いいか？」

番外個体「うん、いいよ……///」

上条「んじゃいくぞ///」



女将「食器を下げに参りました」ｽﾊﾟｰﾝ



番外個体「……///」ｻｻｯ

上条「またか！ またアンタかっ！！」ｶﾞｧｧ

469 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/31(金) 22:54:44.84 ID:y53oNTe80

LAST TURN　とあるバカップルの番外幻想


上条「もう邪魔が入る要素はないよな？」ｷｮﾛｷｮﾛ

番外個体「たぶんね」

上条「身だしなみ良し、布団も良し、近藤さんも準備オッケー！」

番外個体「ムードもへったくれも無いね」ﾔﾚﾔﾚ

上条「無ければ作ればいいんだよ」ﾆﾔﾘ

番外個体「え、笑顔が怖いんだけど……」

上条「三度目の正直ってヤツだからなぁ。我慢も限界なんだよ」ﾊｧﾊｧ

番外個体「……そだね。じゃあ」

上条「じゃあ？」

番外個体「あなたをお腹いっぱい食べさせて欲しいな♪ なんつって……///」

ﾌﾟﾁﾝ♪

上条「あはっ」ｶﾞﾊﾞｯ!!

番外個体「きゃああーーー♪///」ﾄｻｯ

470 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]：2012/08/31(金) 22:56:33.07 ID:y53oNTe80

～最後の審判～


浜面「いかん！ このスレはCEROレーティングD、つまり健全スレだ！」

滝壺「はまづら？」

浜面「大将には悪いが、別の世界線の時みてえに『キングクリムゾン』で吹き飛ばさせてもらうぜ！」ｷﾘｯ

滝壺「……（止めるべきなのかな？ あ、北北西の方角から電波が）」ﾑｰﾋﾟﾋﾟﾋﾟ



A:直接的なエロは超カット。そのままエンディングへ。ついでに浜面はハーレムを築きましたとさ

B:地の文ちょいありのエロに突入。このスレはCERO Xであるべき。ついでに浜面は爆発するべき




AかB、どちらかを選んでレスってください。締めは今日いっぱいでよろしくですー

471 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]：2012/08/31(金) 22:57:38.17 ID:rlOXsmmqo

問答無用のB

472 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県)[sage]：2012/08/31(金) 23:01:29.49 ID:OVQT7xedo

直接表現はｶｯﾄして浜面は爆発してほしいｗｗ

473 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]：2012/08/31(金) 23:02:36.23 ID:5t+GX1iWo

聞くまでもなくBだろう

474 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]：2012/08/31(金) 23:03:33.97 ID:4fVTrb0po

浜面爆発希望のB

475 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage]：2012/08/31(金) 23:12:48.79 ID:aFbRj4nNo

B
浜面爆発しろ 

528 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県)[sage]：2012/09/10(月) 23:34:57.68 ID:eMDUqxOC0

浜面爆死しろ

529 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県)[sage]：2012/09/10(月) 23:37:54.85 ID:eMDUqxOC0

浜面爆死しろ
上条さんウラヤマシス