- ※未完作品
- 1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:07:40.35 ID:0Jxn9oS00
一方×20000号
20000号が実は耳年増で本当は臆病で大人しい子、だと昔どこかで読んだ事があるので、
このSSではそれを念頭に置き、変態な女の子が恥ずかしがる姿を描こうと思います。
基本台本形式ですが、途中で地の文が入る事もあります。
- 2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:08:44.15 ID:0Jxn9oS00
20000「セッロリた~ん! とミサカは愛しのセロリたんに手を振りながら存在をアピールします」ピョンピョン
一方「あン?」
20000「待ってぇ~~セロリた~~ん、とミサカはウフフアハハと弾むように走ります」タッタッタ
一方「……」ハァ
20000「お久しぶりです! とミサカは頭を抑えてため息をつくセロリたんに挨拶します
はぁ……憂いを帯びた顔も興奮します」
一方「オマエ、20000号だな」
20000「その通りです! とミサカはセロリたんに見分けてもらえたことに感動を覚えます!
わざわざ学園都市まで来た甲斐がありました」ホゥ
一方「オマエみたいな愉快なキャラクターは忘れらンねェよ。 取り合えず」
ズビシッ
20000「ッ! ……痛ぅ、とミサカは思わず頭を抑えます……」ヒリヒリ
- 3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:09:49.58 ID:0Jxn9oS00
20000「ひ、酷いじゃないですか、
とミサカは問答無用でチョップを繰り出すセロリたんに抗議します」
一方「まずはその呼び名を直せ。 話はそれからだ」
20000「それは無理です、とミサカは即答します。
この呼称はこのミサカのあなたへの愛情がギュギュ~ッと詰まった大切なものなのです」
20000「10033号の『ご主人様』という呼称のように、この呼称はこのミサカの立派な個性なのです、
とミサカは主張します」
一方「……」ハァ
20000「それにこういうニックネームって、二人の距離が近く感じられて素敵だとは思いませんか?
とミサカはセロリたんに同意を求めてみます」
一方「オマエは変態って呼ばれて喜ぶンですかァ?」
20000「セロリたん相手ならご褒美です! とミサカは鼻息荒く答えます」
一方 エー
20000「さあミサカを罵って下さい! とミサカはドキドキが止まりません」
一方「誰が罵るか」
- 4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:11:22.49 ID:0Jxn9oS00
一方「ともかく、往来で大声出すンじゃねェよ」
一方「それでェ、オマエは何しに来たンだ?」
20000「セロリたんをペロペロしに来ました、とミサカは目的を告げます」キリッ
一方(コイツ……なンて澄んだ目をしてやがンだ)
一方「……」
一方「オマエは……」
一方「オマエはそればっかだなァ。 他にやること無いのか?」
一方「第一なンで俺なンだよ? そンな台詞は三下にでも吐いとけ」
20000「それは無理です、とミサカは断言します」
20000「ミサカはセロリたん以外にこんな事は言いませんよ、
とミサカは尻軽でない事をアピールします」
一方「……」
20000「そんな露骨に顔をしかめないで下さい、とミサカはセロリたんの反応に不満を感じます」
- 5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:13:10.41 ID:0Jxn9oS00
20000「ミサカはセロリたんのことが大好きなのですから他の人なんて眼中にありません、
とミサカはセロリたん一筋である事を告白します。
……面と向かって言うと恥ずかしいなぁおいっ」モジモジ
一方「……ンだよそりゃァ」
20000「理由なんてミサカにも分かりません、とミサカは正直に答えます。
でも気付いたら……ミサカはずっとセロリたんを見ていたのです」
20000「常にセロリたんのことで頭が一杯になってしまっていたのです、とミサカは告白します」
20000「セロリたんは今何をやっているのだろう? [ピーーー]かな? それとも[ピーーー]かな?」
20000「好きな女性のタイプはなんだろう? 何フェチかな? 貧乳派? 制服は好きかな?」
20000「汗の味はどんなだろう? 体臭は? 髪の毛と脇の下って匂いが違うのかな?」
20000「乳首ってありえない位ピンクなんだろうな。 見てみたいなペロペロしたいな……」
20000「とミサカは思春期の乙女として妄想に明け暮れているのです」
20000「という訳で、ペロペロさせて下さい! とミサカは会心の笑顔でお願いします」ニパー
一方「…………」
- 6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:15:25.51 ID:0Jxn9oS00
一方「…………」
20000(……おや? とミサカは疑問を浮かべます)
20000(いつものパターンでしたら、ここらでチョップの一つ二つしてくるはずですが……)
20000(何やらこちらを見て考え込んでる様子です、とミサカはセロリたんの様子を窺います)
一方「20000号。 もう一度聞く」
一方「オマエが学園都市に来た目的は何だ?」
20000「何度聞いても答えは同じです、とミサカは腹筋に力を入れて答えます」
20000「ミサカの目的はセロリたんをペロペロする事です!」
一方「理由は?」
20000「セロリたんが大好きだからです! って言わせんな恥ずかしい、とミサカは照れます。
……ともかくそんな訳ですから」
20000「ペロペロさせて下さい! とミサカはお願いします」
一方「分かった」
20000「……」
20000「…………」
20000「…………え?」
- 8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:17:08.36 ID:0Jxn9oS00
20000「…………あの、今なんと……とミサカは問い返してみます」
一方「ペロペロさせてやるよォ」
20000「…………」
一方「近くに隠れ家がある。 取り合えずそこ行くぞ」スタスタ
20000「…………あ。 ま、待ってください! とミサカは先を行くセロリたんを追いかけます」タタッ
一方「どゥした? 置いてくぞ」
20000「ちょ、ちょっと待ってください、とミサカはセロリたんの匂いを嗅ぎますっ」クンカクンカ
一方「おい。 外でしていいなンて言ってねェぞ」
20000「クンカクンカ……この匂い間違いありません……スンスン……
あなたは本物のセロリたんですね、とミサカは確信します」
一方「ったく。 マンションに着くまで我慢しろォ。 躾のなってねェ犬ですかァ」
20000「その発言と合わせて、偽者の可能性は消えたわけですが……
ってマンションに着いたら良いんですか!?」
一方「当たり前だろォ。 さっき言ったこともう忘れたのか?」
20000「それはそうなのですが……でも、とミサカは混乱して訳の分からない頭を整理します」
20000「えっと、セロリたんはさっき……ペロペロさせてやると言ったように聞こえたのですが、
とミサカはあれやっぱ幻聴だよねこれ、と現実を否定しながら尋ねます」
一方「否定すンな。 そう言ったンだよォ」
20000「ペ、ペロペロってアレですよね!? その、舌で、舐め舐めするってことですよね!?」
一方「それ以外に何がある」
20000「そ、それで、その……ペロペロするものって言うのは……
とミサカは心臓の鼓動が大変なことになっているのを自覚しつつ尋ねます」
一方「オマエが一番ペロペロしたいもンだ」
20000「そ、それって……まさか///」カーッ
一方「この俺だ」
- 9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:17:50.15 ID:0Jxn9oS00
一方「ったく。 ここまで言わねェと分かンねェかねェ?」ガシガシ
20000「……ぅ……ほ、本当に……?」
20000(いえ! 騙されてはなりません20000号!
きっとこの後にどんでん返しが待っているに決まってます、とミサカは予測します)
20000(で、でも、もし本当だったらどうしよう?)
20000(ミサカ、まだキスもしてないのに……本当にペロペロとか……///)
一方「どうした? 顔真っ赤だぞ」
20000「い、いえこれは……とミサカは言い訳しようにも何も浮かびません。
……セロリたんの顔が見れません///」
一方「?」
上条「おーっす一方通行、御坂妹。 珍しい組み合わせだな」
- 10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:18:50.42 ID:0Jxn9oS00
一方「おゥ三下か」
20000(か、上条当麻ーっ!? 何でこんな時に、とミサカはっ)
上条「あれ? どうしたんだ御坂妹?」
一方「コイツは10032号じゃねェよ。 20000号だ」
上条「あ、悪い20000号。 ついうっかりして……」
20000「……」ジーッ
上条「なあ一方通行。 今日の20000号、いつもと様子が違くないか?」
一方「いつも通りだろゥ」
上条「でも、いつもはもっとはっちゃけてた気がするし……」
上条「それに上条さん、さっきから睨まれているのですが……。 なあ20000号」
上条「何かあったのか? 俺でよければ力になるけど」
20000「……」ジーッ
一方「何でもねェから気にするな。 それと悪ィが、俺たちはこれから用事があってな」
上条「あ、ああ、呼び止めて悪かったな。 んじゃまた……」
20000「上条当麻! とミサカはあなたの右手を掴んで――」
上条「へ!?」
20000「――セロリたんの頭に押し付けますっ!!」
- 11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:19:29.52 ID:0Jxn9oS00
20000(ちょっと考えれば簡単なことでした)
20000(セロリたんがこのミサカにあんなことを言うはずがありません。
しかし目の前に居るのは間違いなく本物のセロリたん。 ならば答えは一つ)
20000(セロリたんは能力で操られている! ならこれで元通りです!)
一方「……何してンだァ20000号?」
20000「いえ、何でもありません、とミサカはこれで日常が戻ってきたことに安堵します」
上条「あのー、上条さんはどうすればいいのでせうか?」
20000「もう用は済みました。 ありがとうございます、とミサカは感謝の言葉を送ります」
上条「?? ……なんだかよく分からないけど、本当に大丈夫か?」
20000「もちろん、とミサカは笑顔で答えます」
上条「なら、行くけど……一方通行」
一方「このバカが迷惑かけた。 気にすンな」
上条「……じゃあ、またな」スタスタスタ
- 13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:20:44.65 ID:0Jxn9oS00
一方「さっきから様子が変だぞ20000号」
20000「ご安心を、もう大丈夫です、とミサカは宣言します。
という訳でさっそくペロペロしちゃいましょう!」ハァハァ
一方「だから、部屋に着くまで我慢しろォ」
20000「……へ?」
一方「行くぞ」スタスタスタスタ
20000「……治ってない」
20000「という事は……本気なのですか、とミサカは」
20000「ぁ……また、顔が熱くなって、もう……ミサカは///」カーッ
20000「ま、待ってください、とミサカはうわわっ!」
一方「! どうした」
20000「な……なんでもありません! とミサカは無事を伝えます。
ただ……足がもつれそうになっただけです」
一方「なァにしてンだ」
一方「行くぞォ」スタスタ
20000「はい……とミサカは返事をして歩き始めます」スタスタ
20000(さっきより歩くのが遅くなってる、とミサカはセロリたんの気遣いを感じます)
20000(……///)ドキドキ
- 14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:22:03.37 ID:0Jxn9oS00
20000「あの、どこに行くのですか? とミサカは路地裏に入っていくセロリたんに尋ねます」
一方「隠れ家にはここを通った方が早いンだよ」
20000「そうですか……とミサカは従います」
一方「……」
20000「……///」
一方「ところでェ」
20000「……?」
一方「ペロペロさせるのはいいが、一つ条件がある」
20000(き、来ました、とミサカは身構えます!)
20000(セロリたんの魂胆は分かっています。
きっと天使をぶん殴れとか何とか、何かしらの無茶振りを言うつもりです!)
20000(そして無理難題に答えられないミサカをからかうつもりなんです! とミサカは確信します)
一方「この事は他の妹達には秘密にしろよォ」
20000「……」
20000「え……それだけですか? とミサカは拍子抜けします」
一方「あのクソガキに知れたら面倒だからなァ。
まさかもうこの事をネットワークに流した、なンて事ねェよな?」
20000「いえ! そんな事はしていません! とミサカは身の潔白を証明します」
一方「ならいい」
20000「……」
20000「……」ギューッ
- 15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:23:49.85 ID:0Jxn9oS00
20000「……痛い、とミサカは抓った頬の痛みで、これが夢でないことを確認します。
という事は……」
20000(ホントのホントに……ペロペロしちゃうんですよね、とミサカは未だに信じられません)
20000(な、何回も妄想してきたけど、まさか実現するなんて……)
20000(ペロペロって……ど、どうなるのでしょうか、とミサカは今から頭の中が真っ白です)
20000(舐め方って……えと、確か前に練習したんだよな。
確か上手なやり方があってええと……ど、どうすればいいんだっけ?
うぅぅ、もう訳分かんないよぉ……)
20000(そうだネットワーク、って他のミサカには秘密なのでした)
20000(……)
20000(ミサカもペロペロされちゃうのかな、とミサカは一つの可能性を考えます)
20000(さ、鎖骨から首筋をねっとり舐められて耳を弄られて……)ハァ…ハァ…
20000(そっそのまま頬っぺた舐められて……キ、キス……まで)ハァハァ
20000(///)ハァハァ
20000(匂いとかも嗅がれちゃうのかな?
ミ、ミサカの髪の毛と脇の下の匂い嗅ぎ分けられちゃうのかな?)
20000(それでもって脇の下も舐められちゃってその次は……ち、ちく、ちく)プルプル
20000(もう……もうミサカは、ミサカは……っ!)プルプル
一方「おィ」
20000「ひゃいっ!! ど、どうしたのですかセロリたん!?
とミサカは変な声を出してしまって恥ずかしいやら何やらで……///」
- 16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:24:54.69 ID:0Jxn9oS00
一方「落ち着けェ。 さっきから様子が変だぞ」
20000「よ、様子が変なのはどっちですか!? とミサカは……うぅ」
一方「まァ、オマエの様子がおかしいのは察しがつくがな」スッ
20000「左手を差し出してどうするつもりですか? とミサカはセロリたんの意図を量りかねます」
一方「オマエの事だ。 我慢できねェンだろ?」
20000「ふえ!?」
一方「隠れ家まであと十分も歩けば着くが……ここなら人眼につかねェしな」
一方「指くれェならペロペロしていいぞ」
20000「」パクパク
一方「何愉快な面晒してンだァ?」
20000(ゆ、指が! セロリたんの白魚のような指が~~~~っ!!)
一方「どォした? ペロペロしねェのか?」
20000「ぁ……ぁぁ……」
- 17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:27:10.64 ID:0Jxn9oS00
覚束無い様子で、20000号の体が揺れた。
彼女の頬はリンゴのように赤く染まり、一方通行の指以外、彼女の瞳には何も映っていなかった。
20000号は熱に浮かされたように差し出された指に顔を近づけると、だらしなく口を開いた。
緩慢な動きで少女の赤い舌が口内を滑り、口から僅かに突き出される。
しかしそこで舌は動きを止め、躊躇するように微かに震えた。
一方通行の指は目前にある。
舌と指の距離は、少女が少し体を前に傾けるだけで触れ合う程に近い。
しかし20000号にはその距離を埋めることはできなかった。
少女の瞳が潤み、そのまま彼女は彫刻のように立ち尽くしてしまった。
不意に一方通行が動いた。 彼は機械的な動きで指を動かし、そっと20000号の舌に触れた。
それは軽い、触れるか触れないかの接触だった。
20000号の舌に力が篭り、微かに彼の指を押した。
それを二三度、指の感触を確かめるように繰り返すと、彼女は舌先だけで指を舐め始めた。
- 18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:28:41.00 ID:0Jxn9oS00
20000号の舌使いは酷くたどたどしいものだった。
舌先だけを使い、差し出された一方通行の人差し指の腹をソフトクリームでも食べるように舐める姿は、
一方通行の想像とかけ離れたものだった。
日常から変態を標榜する彼女の事、性的な知識には明るいと、一方通行は考えてる。
そのために、彼にとってはあまり愉快な事ではないが、性技に関してもそれなりの技術を習得していると踏んでいた。
しかし目の前の少女にはそのような印象を感じられない。
頬を染め不器用に舌を動かす彼女は、無垢な乙女のように一方通行の目に映った。
赤い目が細められ、にわかに一方通行の指が動いた。
彼は人差し指と中指の二本で20000号の舌を挟むと、感触を確かめるように弄り始める。
20000号は全身を震えさせると、素早く彼から体を引いた。
唇は真一文字に引き締められ、蕩けていた瞳は限界まで見開かれている。
「悪ィ」 と一方通行はこぼしたが、20000号は反応しなかった。
代わりに目じりに涙を浮かべ小刻みに震え始めた彼女を見て、一方通行は慌てたように口を開いた。
- 20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:29:21.47 ID:0Jxn9oS00
一方「わ、悪ィ。 触られンのは嫌だったか?」
20000「……ぅ、ぅぅ」プルプル
一方「おい20000号? 大丈夫か?」
20000「は、はず……恥ずか……うぅ」プルプル
一方「……恥ずかしい?」
20000「! ……ぅうわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん、とミシャカはぁぁぁぁぁぁぁぁ……」ダダダッ
一方「おい待て!」
一方「ァ……」
一方「……行っちまった」
一方「……」
一方「……チッ」
- 21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/09(水) 00:30:55.72 ID:0Jxn9oS00
・
・
・
20000「はあ、はあ……」
20000「ぅぅ……何で……とミサカは涙を拭います」ゴシゴシ
20000「……ミサカは」
20000「……思わす逃げてしまいました、とミサカは頬に手を当てます……熱ぃ」
20000「ちくしょうセロリたんめ……何のつもりなんだよぉ、とミサカは吐き捨てます」
20000「って言うかミサカも何やってんだよぉ……逃げてんじゃねえよぉ、
とミサカはチキンハートな自分に嫌気が差します」
20000「って言うか恥ずかしいって何だよ!? ミサカ一の変態のこのミサカが恥ずかしがるって何!?
ミサカのアイデンティティ崩壊してるじゃねぇかっ!」
20000「ちくしょう絶対変に思われたぁ。 あの場面で逃げるなんて嫌ってるって思われても
おかしく無いじゃんかよぉ」
20000「違うんですセロリたん、嫌ってなんてないんです、嬉しかったんです、ご褒美だったんです
とミサカは弁解します」
20000「でも……でも恥ずかしかったんだよぉ。 なんで恥ずかしいんだよぉ。
ずっとしたかった事じゃんかよぉ、とミサカはもう自分が分かりません」
20000「せっかくペロペロできたのに触られたってだけで…………触られた…………」
20000「……///」カーッ
20000「っだーーーーっ! もうダメ! もう顔見られないどうしよう!?
とミサカはパニックが収まりません」ジタバタ
・
・
・
- 43 :12011/03/09(水) 22:15:09.67 ID:0Jxn9oS00
一方「ただいまァ」
打ち止め「お帰りなさい! ってミサカはミサカはあなたに飛びついてみたり」ダキッ
一方「……飛びつくなって何回言えば分かるンだクソガキ?」
打ち止め「ふっふっふ。 これは最早ミサカのライフワークだから、いくらあなたの頼みでも
聞けないかも、ってミサカはミサカはいたずらっ子な笑みを浮かべてみたり」
一方「くだらねェ事を習慣にしてンじゃねェよ」
打ち止め「くだらなくなんてないもん、ってミサカはミサカは反論してみる」
打ち止め「……それより何かあったの? ってミサカはミサカは尋ねてみたり」
一方「あァ?」
打ち止め「今のあなた、なんだか元気ないよ、ってミサカはミサカはあなたの様子を窺ってみる」
一方「……ンな事はねェよ」
打ち止め「ほら目を反らした、ってミサカはミサカは鋭く指摘してみる」
打ち止め「いくらあなたでも、この心眼ミサカアイを欺く事はできないのだ、
ってミサカはミサカは指で作った輪っかであなたを覗いてみたり」
一方「ンだそりゃァ」
打ち止め「ミサカが開発した十三のミサカ技の一つなのだ、ってミサカはミサカは胸を張って答えてみたり」
打ち止め「ちなみに、この技はミサカしか使えないんだよ。
なぜならミサカ技だから、ってミサカはミサカは得意になってみたり」
- 44 :12011/03/09(水) 22:18:01.97 ID:0Jxn9oS00
一方「……そりゃ凄いですねェ」スタスタ
打ち止め「って無視して行こうとしないで~、
ってミサカはミサカはもう一度あなたに抱きついてみたり」ダキッ
打ち止め「それに、ミサカが言いたい事はミサカ技の事じゃないの、
ってミサカはミサカは話を聞いてってあなたを呼び止めてみる」
一方「ンだよ?」
打ち止め「ミサカが言いたい事はね……」
打ち止め「何か言いたい事があったら何でも言ってねっていう事、
ってミサカはミサカは相談に乗る準備は万全ってアピールしてみる」
一方「……」
打ち止め「あなたが悩んでる事は分かってるの。
でも言いたくない事ならそれでもいいの、ってミサカはミサカは答えてみる」
打ち止め「でもあなたが答が出なくて苦しいって思ったら、その時は話を聞かせてね、
ってミサカはミサカはあなたにミサカを頼りにしてねってお願いしてみる」
打ち止め「ミサカはあなたの為ならどんな事にも力を貸すんだから、
ってミサカはミサカは頼れる女をアピールしてみたり」ニコッ
一方「……」
打ち止め「そうだ! 今日のおやつはヨミカワがケーキを買ってきてくれたんだよ。
あなたでも食べられるビターなのもあるの、ってミサカはミサカはあなたの手を引っ張っ
てみる」
一方「打ち止めァ」
打ち止め「なぁに? ってミサカはミサカは問い返してみる」
- 45 :12011/03/09(水) 22:19:05.86 ID:0Jxn9oS00
一方「……オマエは何で、いつも俺に飛びついて来るんだ?」
打ち止め「むぅ。 それくらい察して欲しいなぁ、ってミサカはミサカはほっぺを膨らませてみる」
打ち止め「でも教えてあげる、
ってミサカはミサカはいざ言葉にすると恥ずかしいなぁってモジモジしてみたり……」モジモジ
打ち止め「ん、こほん」
打ち止め「ミサカがあなたに飛びつくのはね……」
打ち止め「えっと……」
打ち止め「あなたの事が好きだからだよ、ってミサカはミサカは告白してみたり。 きゃーっ」
- 46 :12011/03/09(水) 22:20:27.84 ID:0Jxn9oS00
一方「……」
一方「……そゥか」
打ち止め「うん! ってミサカはミサカは頷いてみるけど恥ずかしくてあなたの顔が見られないーっ
てミサカはミサカは身を捩ってみたり!」キャー
一方「……」
打ち止め「……」
打ち止め「え、それだけ? ってミサカはミサカは反応の薄いあなたに拍子抜けしてみたり……」
一方 ナデナデ
打ち止め「きゃっ、ってミサカはミサカは突然頭を撫でられて動揺しちゃったり……。
でも気持ちいいなぁ、ってミサカはミサカは目を細めてみる」
一方「……ありがとなァ」ボソ
打ち止め「……? 何か言った? ってミサカはミサカは尋ねてみる」
一方「なンでもねぇよ」スタスタ
- 47 :12011/03/09(水) 22:22:39.23 ID:0Jxn9oS00
スタスタ
打ち止め「……ちょっと待って!
ってミサカはミサカはリビングに行こうとするあなたに待ったをかけてみる」
打ち止め「あなた、ミサカが言った事ちゃんと理解しているの?
ってミサカはミサカは急に不安に駆られて尋ねてみたり」
ピタッ
一方「何言ってンだ?」
打ち止め「だから……さっきのミサカの告白の意味、本当に分かってるの?
ってミサカはミサカはもう一度尋ねてみる」
一方「……」
一方「俺の事が好きっつゥ話の事だな」
一方「安心しろ。 ちゃンと分かってるよ」
一方「どォやら俺たちは相思相愛らしいっつゥ事もなァ」
打ち止め「……っ!」
一方「ケーキが待ってンだろ。 早くしねェと芳川あたりに掻っ攫われるぜ」スタスタスタ
打ち止め「……」
打ち止め「……本当に分かってるのかな、ってミサカはミサカは腑に落ちなかったり……」
打ち止め「あなたの好きとミサカの好きは同じなのかな? ってミサカはミサカは……」トボトボ
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・- 48 :12011/03/09(水) 22:24:05.91 ID:0Jxn9oS00
・
・
・
20000「…………んっ」
20000「……はっ……ん……」
20000「ぁ……んあっ……ひゃぁっ」
20000「ひゃぅ……んっ! あぅ…………っ!!」
20000「…………ふぅ」
20000「…………」
20000「……」
20000「空しい、とミサカは呟きます」
20000 チラッ
20000「あれから三日が経ちました、とミサカはカレンダーを見ながら呟きます」
20000「この三日というものミサカはマンションに篭りっきり……
とミサカは我が身の不甲斐無さを嘆きます」
- 49 :12011/03/09(水) 22:25:15.34 ID:0Jxn9oS00
20000「この自他共に認められた変態のミサカが……
どうしてこんな事になってしまったのでしょう? とミサカは自問します」
――――ペロペロさせてやるよォ
20000「ちくしょうなんでそんなこと言うんだよぉ。
今まではチョップするか無視するか、まともに取り合った事なんて無かったくせにぃ、
とミサカは腹いせにベッドを叩きます」ドンドン
20000「ミサカをからかったつもりですか……一体どういうつもりなんですかぁ、
とミサカは吐き出さずにはいられません」
20000「くそぉ……」
20000「……」
20000「そんなの何でもいいではないですか」
20000「からかわれようがなんだろうが……ペロペロできるなら何でもいいではないですか、
とミサカは考えを改めます」
20000「責任取らせて、全身を唾でベトベトにしてやれば良かったんです、
とミサカは意気地の無い自分を叱咤します」
20000「クンカクンカペロペロチュパチュパしてやればよかったのです……それを、それを……っ」
――――どォした? ペロペロしねェのか?
20000「~~~~っ!///」
20000「セロリたんこっち見んなぁ、とミサカは頭をベッドに押し付けます」グリグリ
20000「…………ッ」
20000「くっ、そぉ」
20000「ミサカ随一の変態と恐れられたこのミサカがこの様とか……
アイデンティティが崩壊してるじゃねぇか、とミサカは嘆きます」
20000「ミサカの本懐はセロリたんをペロペロする事だぞ。
そのセロリたんが誘ってきたんだぞ据え膳じゃねぇか。 それなのに……」
20000「恥ずかしさの余り逃げ出すなんて変態の名折れです。 ……こんなのらしくありません」
20000「セロリたんに会いたいです。 ペロペロしたいです」
- 50 :12011/03/09(水) 22:27:40.14 ID:0Jxn9oS00
20000「でも、セロリたんにどんな顔をして会えばいいんだよぉ、とミサカは頭を抱えます」
20000「この間ので嫌われたかもしれないじゃないか。 絶対機嫌損ねたよちくしょう」
20000「もしまた逃げ出したら……今度こそ会わせる顔がなくなります。
そうなったらミサカは……ミサカは……」
20000「ぅぅ……ペロペロしたいよクンカクンカしたいよチュパチュパしたいよぉ。
でも恥ずかしくてできねえよぉぉぉとミサカはベッドの上でゴロゴロ転がってうわあっ!」
ドタン
20000「痛ぅ……、とミサカは頭を撫でます。
ベッドから落ちるとか、何やってんだよミサカは、とミサカはぼやきます」
20000「……」チラ
20000「もう十二時を超えてしまいましたか、とミサカは時刻を確認します」
20000「明日は午前から、カエル顔の医者の所で調整がありましたっけ。
正直外に出たくないのですが……仕方ありませんとミサカはセロリたんに会いたくないなぁと……」
20000「いえ本当に会いたくない訳ではないのです。
ただミサカはどんな顔してセロリたんに会えばいいのか……とミサカは言葉を濁らせます」
20000「一体どうしたら……」
20000「……」
20000「へくちっ」
20000「うう、こんな格好でいるものではありませんね、とミサカは体を温めるため浴室へ向かいます」
20000「何にせよ近い内にセロリたんに会わなければなりません、とミサカは優先事項を呟きます」
20000「でも、近い内っていつになるのでしょうか」
20000「明日……それとも明後日、でしょうか、とミサカは……答が見つかりません」
- 67 :1[saga]:2011/03/10(木) 21:51:40.09 ID:ggDQc3SW0
真昼の繁華街に、その少年はいた。
彼は大通りの真ん中に彫刻のように立ち尽くし、じっと中空を眺めていた。
中背で、まるで少女のように線が細く、整った美しい顔を持つ彼は人形のように生気が無い。
僅かに上下する胸の動きが、辛うじて彼が生きた人間である事を示している。
往来を通る学生達が、彼を横目で眺めて通りすぎた。
全身白尽くめの服装の上、首元にはチョーカー、絹糸のような真っ白の髪、そして宝石のような赤い
瞳を持った彼は、確かに眺める価値があった。
現代的なデザインの杖をついている事も、眼を引く要因であったのだろう。
しかし、彼に声をかけようとする者は誰一人いなかった。
真昼の繁華街は、学生達であふれていた。
しかし白尽くめの少年の周りだけは、ぽっかりと穴が空いたように誰も近寄ろうとしなかった。
「セッロリた~ん! とミサカは愛しのセロリたんに手を振りながら存在をアピールします」
底抜けに能天気な声が大通りに響き渡った。
声の主、20000号は満面の笑みを浮かべ、片手を頭上で振りながら少年に駆け寄っていく。
周囲の視線が20000号に集中するも、彼女は全く意に介さずにぽっかりと空いた空間に飛び込んだ。
「お久しぶりです! とミサカはセロリたんに元気よく挨拶します」
- 68 :1[saga]:2011/03/10(木) 21:55:03.15 ID:ggDQc3SW0
花が咲くような笑顔をみせる20000号は、少年――一方通行の背中に向かって勢いよく頭を下げた。
一方通行は何も反応を見せなかった。
その様子に、20000号は頭を上げ、頬に人差し指を添え、首を傾げた。
僅かに唇を突き出し拗ねたような表情を見せた彼女は、すぐににんまりと、チャシャ猫のような笑みを浮かべた。
「もうセロリたんったら、無視なんてしてるとペロペロしちゃいますよ、
とミサカは手をワキワキさせながらセロリたんに迫ってみます」
やはり一方通行は反応しなかった。
彼は変わらずに空を眺め続けている。
その手応えの無さにため息をついた20000号は彼の横に並ぶと、彼の視線の先を追って目を細めた。
「何を見ているのですか、セロリたん? とミサカは疑問を抱きます。
ん~、特に何も見えませんが……とミサカは雲ひとつ無い空を見つめながら首を傾げます」
おもむろに一方通行が首を巡らせた。 まるで機械仕掛けの人形のような動きだった。
20000号の耳元で、一方通行が囁いた。
その言葉に、20000号は目を見開いた。 状況に理解が及ばず、20000号は思わず問い返していた。
「今……なんといったのですか、とミサカはあれ、これ幻聴だよねと問い返します」
「復唱くらい一度で済ませろォ」
一方通行の声は平坦だった。 「絶対能力者進化計画第二万次実験の開始時刻だろォが」
- 69 :1[saga]:2011/03/10(木) 21:57:11.27 ID:ggDQc3SW0
たっぷり数秒間時間をかけて、20000号は彼の言葉を飲み込んだ。
全身から力が抜けていく感覚に、彼女はたららを踏み後退する。
20000号の肩が震え、顔からは血の気が失せていた。
いつの間にか雑踏は消えていた。
大通りには20000号と一方通行以外の姿は消え、耳に痛いほどの静寂が支配している。
「一体、何を言っているんですか? とミサカはセロリたんに問いかけます」
20000号の声は震えていた。
今にも泣き出してしまいそうな響きであったが、一方通行はそれを無視してつまらなそうに呟いた。
「随分と愉快な性格じゃねェか。
こンなのを相手にしなくちゃならねェたァ、研究員のヤロォ一体何考えてンだ?」
不意に、20000号の腕に重みが加わった。
彼女が視線を向けると、彼女の腕にはアサルトライフル『オモチャの兵隊』が握られていた。
- 70 :1[saga]:2011/03/10(木) 21:59:18.93 ID:ggDQc3SW0
ゆっくりと、火を恐れる動物のような頼りなさで顔を上げた20000号の目の前には、
先程と同じ人形のような一方通行の姿があった。
ただし、今の彼は杖をついていなかった。
彼の生命線であるはずのチョーカー型電極も無くなっている。
「いい加減飽きが回っていたンだが、ここまで来ると感慨深いものがあるよなァ」
20000号の体の震えが酷くなった。
しかしそれでも『オモチャの兵隊』を握る手には力がこもり、彼女の意識を離れて握り締めている。
「プチプチプチプチ殺す事一万九千九百九十九。 最後にオマエを殺せば、俺はとうとう絶対能力者に進化する。
オマエらも俺に殺された甲斐があったってもンだなァ」
一方通行の唇が、三日月型に吊り上げられた。
ここに来て初めて変化した彼の表情に、20000号の震えは止まった。
彼女は感覚を確かめるかのように『オモチャの兵隊』を握り直すと、先程までの一方通行のように
生気の無い能面のような表情を見せた。
「オマエを殺して、俺は無敵になる。
そう思うと……クカカ……オマエの事が抱き締めたくなるほどに……」
20000号には、そこから先は聞こえなかった。
そしてそれに返答した自分の声も、彼女の耳には届かなかった。
- 71 :1[saga]:2011/03/10(木) 22:01:09.25 ID:ggDQc3SW0
・
・
・
『5:07』
それがベッドサイドのテーブルに置いてある時計が示した時刻だった。
薄暗い部屋の中で、20000号は目だけを動かして時刻を確認すると、そのまま身じろぎもせず
ベッドに横たわっていた。
全身が酷くだるい。 体の筋肉が凝り固まったようで、寝返りを打つのも億劫だった。
何よりも酷く気分が悪い。
それもこれもあの悪夢のせいだと、20000号は考えていた。
起きてすぐ、内容は霞のごとく記憶から消えてしまったが、それでも二つ覚えている事がある。
それは銃を手にした自分と、そんな自分と対峙する誰かの姿。
その誰かとは一体誰だったのか、20000号は思い出す事ができない。
そもそもそのたった二つの記憶も、気を抜けばすぐに消えてしまいそうなほど頼りないものであり、
思い出そうと足掻くほどに夢は形を失っていく。
20000号はそこで思考を打ち切った。
考えれば考えるほどに生まれる、胸をえぐるような痛みに、今の彼女はもう耐えられそうになかった。
このまま寝入ってしまい、休息を取りたいというのが彼女の本望だった。
彼女は目を閉じ、無理に体を揺すって寝返りを打つと、頭から布団を被った。
しかし体の疲労とは裏腹に、睡魔は一向に襲ってきてはくれなかった。
とうとう眠る事を諦めた20000号はもう一度時計に視線を投げた。
『5:43』
病院へ向かう準備をするには、早すぎる時間だった。
- 72 :1[saga]:2011/03/10(木) 22:01:43.99 ID:ggDQc3SW0
・
・
・
冥土帰し「お疲れ様。 調整の結果、体には特に異常は見られなかったよ」
20000「……ありがとうございます、とミサカはお礼の言葉を述べます」
冥土帰し「ふむ……」
20000「それではミサカはこれで、とミサカは速やかに立ち去ります」
冥土帰し「待ちたまえ20000号」
20000「……なんでしょうか、とミサカは足を止めて問い返します」
冥土帰し「少し話がある。
今後の調整に関しても重要な話でね、悪いけど少し付き合ってもらえないか?」
20000「……分かりました、とミサカは了解します」
冥土帰し「少し長い話になると思うから、第三会議室で話をしよう。
資料を用意するから、先に行っててくれるかね?」
20000「分かりました、とミサカは了解します」スタスタ
冥土帰し「……」
冥土帰し「若いねぇ。 だが、それだけに深刻だ」
冥土帰し「しかしまぁ、何とかなるだろう。 あの子たちは強くなったのだからね」
- 73 :1[saga]:2011/03/10(木) 22:02:43.62 ID:ggDQc3SW0
20000(話ですか、一体何なのでしょう? とミサカは考えます)
20000(重大な話との事ですが……いえ止めましょう。
どうせすぐに分かる事です、とミサカは頭を切り替えます)
20000(それよりも今考えるべきはセロリたんの事です、
とミサカはミサカの中の優先順位を確認します)
20000(気が重いですが……それでもミサカはセロリたんに会う必要があります、
とミサカはぎゅっと拳を握ります)
20000(会って謝らなくてはいけません。 セロリたんを拒絶するように逃げてしまったのですから
不愉快な思いをさせてしまったに違いありません、
とミサカはなんであんな事しちまったんだよぉ……と後悔します)
20000(いいえ、今は後悔してる場合でも、ましてや恥ずかしがっている場合でもありません。
キチンと謝って許してもらわなければ)
20000(そうすれば……またいつもみたいに会えるようになるはずです)
20000(だから今日こそ謝るんです、とミサカは決意します)
20000(……)
20000(でも……やっぱり会うのが怖いです、とミサカは臆病風に吹かれてしまいます)
20000(例え謝っても今更と思われてしまったら……あんな事をしたミサカを許してくれない
かもしれません、とミサカは嫌な予想をしてしまいます)
20000(ミサカは……セロリたんに嫌われてしまう)
20000(……ぅ)
20000(いえダメです。 こんな風に考えていてはまた今日も謝れません、
とミサカは頭を振って悪い考えを追い出します)
- 74 :1[saga]:2011/03/10(木) 22:03:42.32 ID:ggDQc3SW0
20000(もし今日謝れなかったら、きっとミサカはいつになっても謝れません。
うやむやなままずっと先延ばしにしてしまったら、それこそ嫌われてしまいます)
20000(すでに何もせず四日も経ってしまいました。
だからこそ少しでも早く、今日中にセロリたんに会わねばならないんです!
と、ミサカは判断します)
20000(謝りに行っても拒絶されるかもしれません。 でもそんな事考えてる場合では無いんです)
20000(大丈夫、セロリたんは優しいのですからミサカを拒絶したりはしないはずです、
とミサカは不安を振り払います)
20000(ミサカはまだ、嫌われてなんかいないはずです……だから)
――――随分と愉快な性格じゃねェか
20000(ッ!!)
- 75 :1[saga]:2011/03/10(木) 22:04:51.79 ID:ggDQc3SW0
20000(……)
20000(なん……でしょう、今の感覚は、
とミサカは心臓を掴まれたような感覚に、思わず胸を押さえます)
20000(今のは一体……まさか今朝の夢が……とミサカは推測します)
20000(……)
20000(……ダメ、ですね。 思い出せそうにありません、とミサカは素早く見切りをつけます)
20000(今はそれよりもこれからの事を考えませんと、とミサカは悪夢から目を背けます)
20000(とにかく、絶対に今日中に謝りましょう、とミサカは決意します)
20000(セロリたんに嫌われるのは、それだけは絶対に嫌です、とミサカは自分の気持ちを確認します)
20000(……)
20000(でも、もうすでに嫌われていたらどうしよう、とミサカは懸念を抱きます)
20000(面と向かって嫌いだと言われたら……ミサカにはもうどうする事もできません)
20000(だからって先延ばしにしてたら本当に嫌われちゃう……)
20000(……)グス
20000(ちくしょう……臆病になっちまったよぉ、とミサカは不甲斐無い自分が嫌になります)
- 76 :1[saga]:2011/03/10(木) 22:06:00.80 ID:ggDQc3SW0
『第三会議室』
20000「……」
20000「あっと。 通り過ぎるところでした、とミサカは一旦思考をストップさせます」
20000「……これ以上自分で考えても堂々巡りになってしまいそうです、
とミサカは自分の限界を感じます」
20000「誰かに……話を聞いてほしいです、とミサカはこぼします」
20000「誰かに……」
20000「……」
20000「冥土帰しに相談してみましょうか、とミサカは思いつきます」
20000「あの人ならミサカの話も秘密にしてくれるでしょうし……頼りにしてもいいですよね、
とミサカは考えつつドアを開きます」
ガラガラ
20000「……」
20000「取り合えず座って待ちましょう、とミサカは近くの椅子に腰掛けます」
20000「……」
- 77 :1[saga]:2011/03/10(木) 22:09:58.61 ID:ggDQc3SW0
20000(……)
20000(セロリたんに会ったら……なんと話せばいいのでしょう? とミサカは自問します)
20000(ごめんなさいもう逃げたりしません。
なんだか少し違うような気がしますが、このくらいは言っておくべきでしょう、とミサカは判断します)
20000(その後は……その後こそ何を話せばいいのですか? とミサカは自問を重ねます)
20000(……)
20000(いえ、その後の事よりも、この程度の謝罪で本当に大丈夫でしょうか、とミサカは疑念を抱きます)
20000(言葉だけでは聞き入れてくれない可能性もあります、とミサカは危惧します)
20000(でも、ミサカはそれ以外にどうやって誠意を表せば……とミサカは頭を抱えます)
20000(誠心誠意謝れば……大丈夫でしょうか? とミサカは頭を悩ませます)
20000(いえいえ、それ以前にどうやって会うかです、とミサカは根本的な問題に注目します)
20000(そもそもセロリたんは会ってくれるのでしょうか?
今更遅いと突っぱねられる可能性が……とミサカは最悪の未来を予想します)
20000(そうなったらミサカは一生、セロリたんと仲直りできないのでしょうか……とミサカは)
20000(……)
20000(そんな事はありません。 だってセロリたんは、セロリたんは……)
コツコツ
20000「! 来たようですね、
とミサカは無理矢理気持ちを立て直します。 まだ大丈夫、嫌われてる事はありません」
20000「とにかく、冥土帰しに相談に乗ってもらいましょう、とミサカは決心します」
ガラッ
- 78 :1[saga]:2011/03/10(木) 22:10:37.11 ID:ggDQc3SW0
一方「よゥ」
20000「……え」
- 92 :12011/03/12(土) 23:14:27.45 ID:DJjBENiO0
>>83
言われてみると確かに……
ちょっと見直してみます。
>>90-91
ありがとうございます。
住んでるところは被害らしい被害も無いくらいですので、安心できると思います。
という訳で投下……の前にちょっと補足を。
20000号の悪夢について
妹達は自分という個人が死ぬ事で悲しむ人がいる事を理解し、このために個性を獲得しました。
20000号の場合、一番彼女の個性に影響を与えているのが一方さんです。
この一方さんに拒絶されるかもって不安が、まだ未熟な20000号の個性を揺るがす事になりました。
極端な話、自分が死んでも悲しんでくれる人がいなくなるんじゃないかという疑惑が生まれました。
で、自分で自分を追い込んだ結果、20000号は自分の存在意義とか心を見失って、実験動物と
呼ばれていた当時と同じ精神状態に戻りかけました。
以上の事と一方さんに好かれたいって思いから、実験の成功から自分に感謝してくれる一方さんの
夢を見たとかなんとか。
描写が足りなかったですね。 もっとプロットを煉りこめばよかった。
では、今日の分を投下します。
- 93 :12011/03/12(土) 23:15:46.96 ID:DJjBENiO0
20000「……」
一方「……」
20000「……」
一方「……ンだァ、その鳩が豆鉄砲食らったみてェな顔は?」
20000「……ぁ」パクパク
一方「次は鯉のまねですかァ? 俺が来たのがそンなに意外だったのか?」
20000「な、なん、なんで……、とミサカは……」
一方「ンなもン決まってンだろゥが」
一方「オマエに会う為だよ」
そう言うと、一方通行は後ろ手で扉を施錠した。
彼の赤い瞳を向けられた20000号は慌てて俯くと、背中を丸め、体を縮こませた。
前髪に隠れた彼女の瞳は、じっと、床を見つめている。
膝の上に乗せられた両拳が固く握り締められた。
彼女の肩が、隠しようも無く震えていた。
一方通行の目が大きく開かれた。
彼が一歩踏み出すと、靴音が小さい会議室に響き渡った。
その音に、20000号はびくりと肩を跳ね上げる。
一方通行は立ち止まり、深く深呼吸をして、彼女の肩越しに机に視線を投げた。
- 94 :12011/03/12(土) 23:17:26.98 ID:DJjBENiO0
「この間は悪かった」
その一言に、20000号は慌てて顔を上げた。
何かを言いたげに彼女の口が動いたが、しかし何も言葉が出てこない。
一方通行はしばらく彼女を待ったが、やがて見かねたのか、話を続けた。
「オマエにペロペロさせるってェ話だったンだが……余計な事をしちまった」
一方通行は一つ息を吐くと、20000号を見つめ、頭を下げた。
「あンまりにも無神経だった。 お陰でオマエを傷つけちまった」
「……ぁ」
「すまなかった」
「や……やめてくださいセロリたん。 悪いのは逃げてしまったミサカのほうです、
とミサカは非はミサカにある事を主張します」
掠れたような声で、20000号は言った。
一方通行の拳が強く握り締められ、彼の口から微かに鈍い音が聞こえた。
一方通行が歯噛みをした音だった。
「いや、俺が調子に乗らなきゃ良かった話だ。 本当にすまねェ」
「そんなことありません。 ミサカこそ逃げ出してセロリたんを傷つけてしまいました、
とミサカはミサカこそ謝らなければならない事を主張します」
「ンなことはねェ。 オマエは……」
「悪いのはミサカです。 だからせめて謝らせてください、
とミサカはセロリたんに頭を下げます。 すみませんでしたぁ!」
跳ね上がるように立ち上がると、20000号は深く頭を下げた。
上体を九十度まで傾け、一方通行に頭を差し出すような格好になった彼女は、やはり細かく震えている。
一方通行はその勢いに思わず頭を上げ、言葉を失った。
彼は左手をだらりと下げ、しばし考え込むように20000号の頭を見つめると、口を開いた。
- 95 :12011/03/12(土) 23:20:28.02 ID:DJjBENiO0
「頭ァ上げろ。 あのくらいで俺が傷つく訳ねェだろ」
「ですが」 と20000号は恐る恐る上体を持ち上げながら言った。
「せっかくのセロリたんの好意をミサカは……」
「言ったろう、俺はなンも気にしていねェ。 ……オマエの気持ちは十分に伝わったンだよ。
オマエはそれをよォく頭に叩き込ンで、いつもみてェに堂々としてろ。 ンで……」
一度言葉を切り、一方通行は20000号と真っ直ぐ目を合わせ、もう一度頭を下げた。
「俺にもちゃンと謝らせろ。 オマエを泣かせてすまなかった」
「……ぅぅ」
再び20000号が震え始めた。
彼女はともすれば爆発してしまいそうな感情を奥歯を噛む事で堪え、両手で乱暴に目じりを拭った。
一方通行はそんな彼女の頭を手の平で軽く叩くと、あさっての方向に視線を投げた。
そうして少しぎこちない手つきで、彼女の頭を撫で始めた。
「……ありがとうございます、とミサカは心から感謝します。
それと、ミサカはもう大丈夫ですから、これ以上気に病むのはやめてください、
とミサカはお願いします」
「……あァ」
最後にポンっと頭を叩かれ、20000号はようやく人心地が着いたのか、大きく息を吐いた。
もう体の震えは止まっていた。
彼女は先程まで座っていた椅子に腰掛けると、改めて一方通行に視線を投げる。
一方通行は20000号の顔を正面から見つめていた。
こちらを見つめる赤い瞳と目が合った彼女は、やおら恥じるように顔を反らした。
少女は頬に朱を散らし、強く奥歯を噛みしめている。
(安心したら急に恥ずかしくなってきました、
とミサカは変態のクセに何恥ずかしくなってんだよバカーっ)
- 96 :12011/03/12(土) 23:22:01.40 ID:DJjBENiO0
沈黙が降りた。 一方通行は観察するように、20000号を見つめ続けている。
(なんで何も喋んないんだよちくしょーっ。 なんか喋れよ喋ってくださいお願いします、
とミサカは心の中でセロリたんに懇願します)
「……」
(ダ、ダメだ。 気まずい、沈黙が気まずすぎるっ。 仲直りできたのはいいけど今度は
恥ずかしさで動けないなんて、とミサカは自由の利かない体が憎らしいです)
「……」
(あ、やばい、これ以上黙ってたら変に思われる、とミサカは危惧します
な、何か話題……ミサカって普段何喋ってったっけ? とミサカは考えて……)
――――セロリたんペロペロしたいお
――――もう、乳首ダブルクリックしちゃうぞ☆
――――本当に先っぽだけ! ねぇねぇ、先っぽだけだからいいでしょ、ね!
ゴクリ……と20000号の喉が鳴った。 その仕草に、一方通行は首を捻った。
20000号は錆付いたネジのようにぎこちなく首を回すと、上目遣いで一方通行を見つめ、
モジモジと両膝をこすり合わせながら口を開いた。
- 97 :12011/03/12(土) 23:23:28.83 ID:DJjBENiO0
「セ、セロリたん……あの……ペ、ペロ……ペロ……」
「ペロペロ……なンだ?」
「……ぁ///」
「……」
「あ゙あ゙あ゙あ゙言えるかバカヤローーーーッ!! とミサカはーーーーッ!!」
「お、落ち着けバカッ!」
「ミサカは変態! 変態なんだーーーーッ!!
でもクンカクンカペロペロチュパチュパしたいなんて言えるかバカーーーーッ!!
[ピーーー]とか[ピーーー]したいとか言えねーーーーーーッ!!」
「おィィ! そこは違うンじゃねェか!? 変態は誇れるもンじゃねェぞ!
ってか欲望丸出しじゃねェかオマエ!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁん!」
・
・
・
- 98 :12011/03/12(土) 23:24:39.57 ID:DJjBENiO0
「先程はすみませんでした、とミサカは謝罪のため土下座を……あぅ」
「それはもういいから椅子に座れ。 謝罪は十分聞いたよォ」
もう何回も、二人はこのようなやり取りを続けていた。
パニックに陥り暴れだした20000号は、すぐさま一方通行によって抑えられた。
半ば泣き出していた彼女を、一方通行は打ち止めに対して行うように頭を撫でながら宥めすかしたのだ。
打ち止めに対して効果てき面であるナデナデは、20000号に対しても有効であり、さして時間を
かける事も無く彼女の機嫌は安定した。
これで一安心、と安堵した一方通行だったが、本当に大変なのはここからだった。
我を取り戻した20000号は涙さえ浮かべて謝罪を繰り返し始めた。
それはあまりに必死すぎて、見ていて痛々しいほどの有様であった。
一方通行は再び彼女を宥めにかかったが、彼女の謝罪は止まらない。
再び始まった(一方通行にとっての)騒動は、彼が彼女を押さえつけ、土下座を中断させることで
ようやく収まった。
今、大人しくなった20000号は椅子に座り、落ち着き無く両手の指を絡めている。
一方通行が重たいため息をついた。
想像以上の疲労に自然に出てしまったものなのだが、そのため息に、20000号は身を縮みこませた。
眉毛は垂れ下がり、彼女はすっかり意気消沈してしまっている。
自らの迂闊さに、一方通行は舌打ちを打とうとするが、こちらは寸での所で抑える事ができた。
「そンな顔してンじゃねェよ」
「しかし、やはり迷惑をかけてしまったのですから、とミサカは頭を下げて……きゃっ」
- 99 :12011/03/12(土) 23:27:29.54 ID:DJjBENiO0
20000号のおでこに一方通行のデコピンが炸裂した。
20000号は軽くおでこをさすりつつ一方通行を見つめた。
「最初の一回で十分なンだよ。
それに本題は別にあるンだ。 俺としては話を進めてェンだよ」
「……今更ですが、この場を用意したのは冥土帰しですか? とミサカは質問します」
「俺が頼ンだンだよ。 オマエと話がしたかったからな」
「そうですか」 と20000号は呟いて笑顔を覗かせた。
そんな20000号の隣の椅子に、一方通行は腰掛けると、表情を固くして彼女を見つめた。
「続けるぞ」
「は、はい! それで話とはなんなのですか? とミサカは問いかけます」
「四日前の事、今でも変わらないでいるか?」
その言葉に、20000号は思わず俯いた。
刺激的な想い出が蘇り、一瞬思考が停止しかけた彼女だったが、一方通行の視線が彼女を動かした。
20000号は上目遣いで彼を見上げると、言った。
「変わらないとは、具体的に何を指しているのでしょうか、とミサカは質問に具体性を求めます」
- 100 :12011/03/12(土) 23:29:58.34 ID:DJjBENiO0
おもむろに一方通行が左手を差し出した。
その光景に、20000号は心臓が締め付けられるような気がした。
(あれ……この光景ってあの時と同じ……とミサカはあの時の路地裏を思い浮かべます)
「まだ俺の事ペロペロしたいのかどうか……どォなンだ?」
頬だけでなく、20000号の全身が火照り始めた。
口内からは水分が失われ、歯茎に張り付いた舌を、彼女はどうにか動かし、声を絞り出す。
「そ、れは……」
「まだ……あの時のお願いは有効だァ」
「……っ」
「……」
「ペ……ペロペロ、したいです」
一方通行が笑みを浮かべた。 どこかで見た三日月型の笑みではなく、穏かな、子どものような笑みだった。
「なら改めて再開だ。 ペロペロさせてやるよォ」
心臓が止まった、と20000号は確信した。
- 119 :12011/03/16(水) 00:11:21.28 ID:LSIJpJWU0
そんな彼女に構わず、一方通行が言葉を続けた。
「この会議室はあとしばらくは俺たちの貸切になっている。 盗撮、盗聴対策は事前に確認済み。
オマエたちの……スネーク、だったか? アイツだろうと覗けやしねェから安全だ」
「ま、待ってください!
とミサカはもう訳が分からなくなりつつも、セロリたんに待ったをかけます」
「何か問題でもあるのか?」 と一方通行は首を捻った。
対する20000号は二三度大きく深呼吸をすると、背筋伸ばし、一方通行に鋭い視線を投げた。
「問題なんてありません! いえやっぱりあります!
……ミサカはセロリたんが何を考えているのか分かりません、とミサカは告げます。
なぜ……ミサカにペロペロさせてくれるのですか? とミサカはセロリたんに質問します」
一方通行は20000号を見つめ返した。
20000号の目は潤んでいた。
そして先程までと同じように、僅かに体を震わせている。
「今までのセロリたんは、ミサカの事なんて相手にしていなかったではないですか。
それどころか無理矢理迫れば怒りだして……ミサカのペロペロを拒絶していました、 とミサカは
あの時までのセロリたんを振り返ります」
「それがなんで、今ペロペロさせてくれるのですか? とミサカはセロリたんの真意を問います。
……からかっているんなら……正直にそう言って欲しいです、とミサカは懇願します」
そこまで言うと、20000号は背中を丸めた。
上目遣いで見つめる彼女の、ともすれば折れてしまいそうな儚さが、一方通行には辛かった。
- 120 :12011/03/16(水) 00:14:04.41 ID:LSIJpJWU0
「最初はオマエの言う通り、相手にしたいとは思わなかった」
ビクリと20000号の体が跳ねた。 しかし、辛うじて涙は流れなかった。
彼女は必死になって一方通行の目を見る。 一方通行もそれを正面から受け取った。
「そもそもオマエみてェなヤツの存在が信じられなかったぜ。
俺をペロペロしてェだなンて、正気の沙汰とは思えねェ」
「だから、始めに考えられた可能性は俺への嫌がらせだ。
だが嫌がらせにしてはオマエの目は真っ直ぐ過ぎたし……そもそも敵意を感じなかった」
「ミサカは……純粋に好きだからしていたんです、とミサカは弁解します」
「あンな捻くれたやり方じゃ普通伝わらねェよ。
好きだからペロペロするなンて動物にしか通じねェ理屈だ」
「で、でもミサカは……」
「第一そンなのは好意の押し付けでしかねェ。
人の話を聞かねェで体をペロペロするなンざ、普通は悪意として取られるンだよ」
20000号は固く歯を噛みしめ、目を伏せた。
その拍子に涙が一筋、彼女の頬を伝った。 一方通行は彫刻のように動かず、話を続けた。
「オマエを突っぱねていた俺に、オマエは何遍も迫ってくれたなァ。
事ある毎に学園都市に来やがって、口を開けばペロペロしてェだなンだ……
そうやって一日中纏わりついてくれた事もあった。
……うっとォしさなら、あのクソガキ以上だよ、オマエは」
「だが」 と一方通行は言葉を区切った。
彼は左手で自身の腿を掴み、汗を拭った。
「そォいうのも悪くねェと、思っちまった」
- 121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]:2011/03/16(水) 00:16:26.13 ID:RHlkV6aAO
- なん…だと…
一方通行ペロペロ(^ω^) - 122 :12011/03/16(水) 00:16:55.57 ID:LSIJpJWU0
20000号は一際強く歯を噛みしめ、やおら口を開く。
顎が痙攣するように震えた。 彼女は口を閉じ、震えを抑えると、再び口を開いた。
「それは、どういう意味なのですか……? とミサカは尋ねます」
「オマエは俺の事が好きだと……そォも言ってたよな」
20000号は袖で乱暴に涙を拭い、顔を上げた。 そして一度だけ、小さく頷いた。
「オマエの目は、どォ考えても嘘をついている目じゃねェ。 それだけは信用できた。
だったら……オマエの好意も本物なのかも知れねェ」
「そォ考えたらよォ……受け入れてみるのも悪くねェって、気付いたらそォ思ってたンだ」
「オマエのバカ騒ぎがねェと物足りなくなっちまった。 ……オマエの粘り勝ちだ。 こンな負けっぷりもいいもンだなァ。
だからよォ……」
一方通行が顔を反らした。 そっぽを向く横顔は赤く熱を帯びており、白い肌に映えて美しかった。
20000号の口元に、乱暴に彼の左手が突き出された。
「ペロペロ、していいぞ」
- 123 :12011/03/16(水) 00:18:36.49 ID:LSIJpJWU0
言葉をゆっくり咀嚼しながら、20000号は彼の手を見た。
溢れてくる涙を必死に堪えて、彼女は言った。
「このミサカは……変態ですよ。 ペロペロだけじゃ満足なんてできません、とミサカは訴えます」
「それ以上の事でも受け入れてやる」
「普通だったら……受け入れられませんよ。 セロリたんに隠してる趣味なんて……沢山あるんです
とミサカはミサカが筋金入りの変態である事を……主張します」
「何も問題はねェ」
一方通行は20000号に向き直り、彼女の瞳を見つめて、言う。
「相手がオマエなら、どンな事でも受け入れられる」
笑みの形に細められた20000号の瞳から、涙が零れた。
流れる涙をそのままに、彼女は一方通行の手を取る。
「ペロペロさせてもらいますね、とミサカは宣言します」
「……頼ンだ」
そして一方通行の指に、少女は口をつけた。
- 124 :12011/03/16(水) 00:19:35.58 ID:LSIJpJWU0
指先にキスを落とすと、20000号は僅かに口を開き唇で指先を食んだ。
感触を確かめるように二三度唇を動かしてから、そろりと小さい舌が突き出され、指先を撫でだ。
そのままちろちろと舌先を爪の間に這わせると、一方通行はその感触に僅かに目尻を下げる。
20000号の顔が動き、小さな舌は指の根元までを舐め上げた。
そしてゆっくりと指先へと唇を移動させながら、しわの一つ一つまで執拗に舐めまわし、
時には唇で食んでいく。
やがて指先に達すると、20000号は指先を口に含み、舌を絡ませ始めた。
沈黙の降りた会議室に、ぴちゃぴちゃと水音が響く。
20000号は我を忘れてペロペロを続け、一方通行は笑みを湛えたまま、その様を眺めている。
その後も20000号は長い間指を離さず、ようやく彼女が満足した頃には、一方通行の指はすっかり
ふやけていた。
- 125 :12011/03/16(水) 00:20:45.56 ID:LSIJpJWU0
20000「ふあぁ……ごちそうさまでしたぁ、とミサカはお礼をします。
汗の味が、とても美味しかったです」
一方「随分熱心にペロペロしてくれたなァ。 見ろ、指がベトベトだ」
20000「それは……夢にまで見た出来事でしたから、とミサカは目を反らしながら答えます」
一方「四日前は逃げちまったからな、欲求不満でしたァってか?」
20000「あ、あの時の事は言わないで下さい、とミサカはお願いします」
一方「悪ィな。 けどあのオマエが恥ずかしさのあまり逃げ出すたァな……ククッ」
20000「い、意地悪しないで下さい! とミサカは抗議します」
一方「悪ィ悪ィ。 だが仕方がねェだろ。 何せ恥ずかしがってるオマエは可愛いンだからよォ」
20000「な……っ///」
一方「ああ、唾が垂れてきたな。 仕方ねェ」ペロッ
20000「……ッ!!」
20000「い、今、指、舐めて……ミサカの唾を」プルプル
一方「仕方ねェだろ。 拭くものが間に合わなかったンだからよォ」ニヤニヤ
20000「~~~~っ。 そ、そうやってからかうのはやめてください! とミサカは要求します!」
一方「からかってなンざねェよ。 それより……これがオマエの味なンだなァ」ペロ
一方「なるほどォ、こりゃオマエが夢中になる訳だ」ペロペロ
一方「オマエの味、病み付きになりそうだァ」ニヤァ
- 126 :12011/03/16(水) 00:21:54.53 ID:LSIJpJWU0
20000「~~~~ッ」カーッ
20000「ぁ……ぅ……///」
一方「よォく顔真っ赤にするなオマエ」
20000「だ、だってぇ……」
20000(な、なんでミサカだけこんなに恥ずかしい思いをしなきゃならないんですか、
いつもと立場が逆転してるじゃないですか、とミサカはくやしい……でも感じちゃう///)ビクンビクン
一方「で、真っ赤な20000号はもう満足しちゃったンですかァ?」
20000「! まだ何かしちゃってもいいんですか!? とミサカは驚愕を露にします」
一方「何がしたいかに依るがな」
20000「ならち、乳首をペロペロしたいです! とミサカはおねだりします!」
一方「却下ァ」
20000「なんでですか!? とミサカは速やかに説明を要求します!
言ってる事違うじゃん!」
一方「ンな事させたら時間が足りなくなるだろゥ。 だがそォだな……」
一方「足くらいなら、ペロペロさせてやるぜェ」ニヤッ
20000「……ッ」ゴクリ
- 127 :12011/03/16(水) 00:22:30.18 ID:LSIJpJWU0
一方「どォする?」
20000「……クンカクンカもしたいです、とミサカは要求します」
一方「欲張りなヤツだな。 さすが変態さンだァ」
20000「ぅぅ……」
一方「まァキチンと頼み事ができれば考えてやるよ」
20000「……」
20000「……クッ」
20000「クンカクンカさせて下さい、ペロペロもさせて下さい、とミサカはお願いします」
一方「……」ニヤァ
一方「分かったァ」
- 128 :12011/03/16(水) 00:23:31.01 ID:LSIJpJWU0
一方通行は悠然と足を組み、足を差し出した。
20000号は彼の前に跪くと、目の前の足に視線が釘付けになった。
「ほら、靴を脱がせてくれ」
一方通行の言葉に促されて、20000号は靴紐に手を伸ばした。
少女の手は震えており、靴を脱がそうとする動作は酷くたどたどしいものだった。
それでもどうにか靴を脱がせる事ができた彼女は、露になった一方通行の足に唾を飲み込み、
足の指に鼻先を突きつける。
大きく鼻の穴を広げてひとしきり匂いを堪能すると、彼女は猫のように頬をすり寄せ始めた。
「セロリたん……スンスン……足の匂い、薄いのですね……クンクン……
とミサカは芳ばしい匂いを嗅ぎながら頬ずりを続けます……クンカクンカ」
「そりゃ反射のせいだな。 それより随分熱心にクンカクンカしてるじゃねェか。
そンなに足の匂いが気に入ったかァ?」
「はい……セロリたんの匂い、とってもいい香りです、とミサカは夢見心地です。 ……んっ」
「おィ、靴下の上からペロペロすンのは止せ」
頬をすり寄せたまま舌を伸ばした20000号に、一方通行は待ったをかけた。
20000号の潤んだ瞳が一方通行に向けられる。
- 129 :12011/03/16(水) 00:24:50.82 ID:LSIJpJWU0
「代えの靴下は用意してねェンだ。 それくらいは我慢しろ」
「……代えがあったらいいのですか? とミサカは一縷の望みをかけて問いかけます」
「なンだ、そンなに靴下が欲しいのかァ?」
「もちろんです、とミサカはセロリたんの汗が染み込んだ靴下チュパチュパしたいよぅと訴えます」
一方通行は短く笑った。
「こンな布っ切れにまで発情するたァ見下げ果てた変態さンだなァ」
20000号は恥ずかしげに瞳を伏せた。
一方通行はその姿に笑みを深くし、彼女の頬を撫でるように足を動かす。
「この後で家に帰ったらくれてやるよ。 だから今は我慢しなァ」
「家……連れて行ってくれるのですか、とミサカは疑問を投げ掛けます」
「まずは足をペロペロしてからだなァ。 上手にできたらご褒美もあるぜ」
「は、はい! とミサカはセ、セロリたんの靴下を脱がせて……ハァハァ」
20000号は靴下を脱がせると、それを自身の鼻に押し付け、二度大きく深呼吸した。
たっぷりと靴下の匂いを吸い込んだ彼女は、一瞬呆けたようにだらしの無い笑顔を浮かべると、
いそいそと一方通行の足に顔を近づけた。
だらしなく開かれた彼女の口の端から唾が垂れていた。
一方通行の左手が20000号に伸ばされた。
彼女の唾を拭おうとした行動だったが、左手は空中で動きを止め、すぐに引き戻される。
- 130 :12011/03/16(水) 00:26:28.05 ID:LSIJpJWU0
「ん……あむ」
20000号がペロペロを始めた。
足の指先から爪の間、指の股を下り踵まで丹念に舐め上げていく。
足から伝わる少女の舌の感触に、一方通行は目を細めていた。
「はぁ……」
20000号が口を離したとき、一方通行の足は唾でベトベトになっていた。
長時間にわたるペロペロに20000号の顔には疲労の色が見て取れた。
彼女の口元も唾にまみれており、制服の襟元にも唾が垂れ、汚れができている。
一方通行は椅子から立ち上がり、20000号の目の前に膝を着いた。
そして彼女を抱きしめ、彼女の耳元に顔を寄せた。
20000号は小さく、悲鳴にも似た情けない声を上げたが、一方通行は構わなかった。
「よくできましたァ。 ちゃンとできたご褒美に気持ちよくしてやるよォ」
彼女の耳に息を吹きかけるように、一方通行は囁いた。
「ひゃぁ」 と20000号の弱々しい声が上がった。
彼が耳に息を吹きかけるたび、20000号は短く声を上げ、それは次第に艶を帯びていく。
「や……っ、セロリたん、らめぇ……っ!」
一方通行の舌が、20000号の耳に触れた。
彼の舌はわざと大きな水音を立て、蛇のように耳を這いずり回った。
- 131 :12011/03/16(水) 00:27:49.65 ID:LSIJpJWU0
「ふぁ……んっ……くぅ……」
水音と舌の感触に、20000号の意識は掻き乱されていた。
電流のような快感に翻弄され、しかし20000号は口を噤み声を押し殺そうとする。
思わず一方通行から体を離そうとする20000号だったが、しっかりと抱きしめられた体を動かすこと
はできない。
一方通行が彼女の耳たぶを食んだ。
甘噛みされる感触に耐えられず、彼女は首を傾け一方通行から逃れようとする。
一方通行の瞳が愉悦に濁った。 彼は彼女を抱きしめている腕に力を込めると、耳から舌を離した。
「あっ……はぁっ……や、首、んあぁ……っ!」
一方通行の舌が20000号の首筋を撫でた。
20000号の反応は劇的で、ただの一撫でで体をはねさせると淫らに悶え始めた。
あれだけ我慢した嬌声も、一度タガが外れてしまえば抑える事はできない。
「あっあっ……あっん、だ、だめセロリたん……それ以上、はっ、ひゃぁっ!」
一方通行は首筋にキスを落とし、吸い付き、軽く歯を立て甘噛みをする。
必死に制止を求める少女の声が、際限なく一方通行の情欲を煽り立てていた。
- 132 :12011/03/16(水) 00:31:25.35 ID:LSIJpJWU0
「ひゃぅ……んっあっ! あぁ…………っ!!」
一際大きく20000号の体が震えた。
その感触に唇を吊り上げた一方通行であったが、ややあって自身の膝に暖かいものを感じると、
思わず眉を寄せた。
ジワリと、それがズボンに染み入る感触に、一方通行は冷水を浴びせられたような思いだった。
(なンだこれ? ……まさか)
慌ててペロペロを中断し、一方通行は20000号を見た。
少女は唇を噛みしめ、小刻みに震えている。
足元には大きな水溜りができており、二人の衣服を汚していた。
20000号の瞳に見る見る涙が溢れ、一方通行と目が合った瞬間、一気に涙が零れた。
「だ、だからだめって……セロリたんのばかぁぁぁ……」
「……ごめンなさい」
罵倒の言葉はすぐに嗚咽に変わった。
20000号が一方通行の胸を叩いた。 その拳は力なく彼の体を滑ると、そのまま床に落ち、水溜りをはねさせた。
泣きじゃくる20000号を、一方通行は力強く抱きしめた。
強く強く、彼は少女を抱きしめ続けた。
- 133 :12011/03/16(水) 00:32:11.36 ID:LSIJpJWU0
20000「ぅっ……ぐす……ぅぅ」
一方「すまねェ」ギュッ
20000「や、やめて……下さい……ミサカ、汚いからぁ」
一方「汚くなンてねェよ」
20000「だ、ってぇ……う……ひっく」
一方「何度だって言ってやる、オマエは汚くねェ」
一方「どンな事だろうと、俺はオマエの全てを受け入れられる。 オマエに汚ェところなンてねェンだ」ギュゥ
一方「大丈夫、オマエが悪いンじゃねェンだ」
20000「えぐっ……ばかぁ…………ぐすん」ギュゥ
- 150 :黒子「お姉様七変化!」 1/52011/03/17(木) 17:59:46.19 ID:iMj67e7L0
ver.14510
美琴「あ……あの黒子」モジモジ
黒子「どうかしましたか、お姉様?」
美琴「あの……明日の休み、買い物に付き合って欲しいんだけど……ダメかな」ウワメヅカイ
黒子「……」ニコッ
黒子「何を仰いますのお姉様。 お姉様の頼みでしたら、私は地獄の果てであろうとお供しますわよ
」
美琴「黒子……ぁりがとう」ギュッ
黒子「………………し」
美琴「……? 黒子どうしたの?」キョトン
黒子「辛抱堪りませんわお姉様ぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!」ガバッ
美琴「なっ!? だ、ダメよ黒子。 あっそんな……恥ずかしいよぉ」グスッ
黒子「ほああああああああああああっ!!!!!!!」
- 151 :黒子「お姉様七変化!」 2/52011/03/17(木) 18:00:33.20 ID:iMj67e7L0
ver.18264
黒子「待ってくださいお姉様ぁ」ダキッ
美琴「っ!」
美琴「……だから抱きつくなって言ってんでしょう」ビリビリ
黒子「あbbbbbb」
美琴「まったく。 その色情狂さっさと直しなさい。 隣を歩くのも嫌になるわ」
黒子「で、ですが、これは全て、お姉様への愛のため……」
美琴「知った事じゃないわよ。 第一そんなのは免罪符にはならないの」
美琴「あんたの変態性癖野放しにしてたら、確実に事件起こすんだから。
同僚に捕まらないうちに強制しなさい」
黒子「ぅぅ……」
美琴「……」フン
美琴「さ、帰るわよ」
黒子「……申し訳ありませんが、今日は一緒には帰れませんの」
美琴「……え」
黒子「風紀委員の仕事が溜まっておりまして……今から支部へ行かなければなりませんの」
美琴「……そう」
黒子「門限までには帰れると思いますので……では行ってきますの」シュン
美琴「……」
・
・
・- 152 :黒子「お姉様七変化!」 3/52011/03/17(木) 18:01:16.65 ID:iMj67e7L0
黒子「ふぅ、書類整理なんて、まったく嫌になりますの」
初春「門限までギリギリ、ってところですね。
日頃からやっておけばこんな事しなくてすんだのに」ハァ
黒子「よく言いますわよ。 あなただってサボっていたくせに」
コンコン
黒子「はて? どちらさまでしょう? ……開いてますのでどうぞ」
ガチャ
美琴「……」
黒子「お姉様!? どうしてこんなところへ」
美琴「……ん」スッ
初春「わぁ。 これって学舎の園でしか手に入らない特性チーズケーキじゃないですか!
これって人気があって、めったな事じゃ手に入らないんですよ!!」キラキラ
黒子「お姉様。 わざわざこれを私たちのために」
美琴「勘違いしないでよね。 たまたま余ってたのを見つけただけだから。
それにこれは初春さんに買ってきたの、黒子のためなんかじゃないんだからっ」
初春「うわーいっ。 ありがとうございます御坂さん!」ピョンピョン
黒子「ありがとうございます、お姉様ぁ」ジーン
美琴「だ、だから……黒子のためなんかじゃないんだって……」ゴニョゴニョ
黒子「それでも、黒子はとても嬉しいですわ」ギュッ
美琴「っ!?」
美琴「……ふ、ふん///」
- 153 :黒子「お姉様七変化!」 4/52011/03/17(木) 18:01:51.62 ID:iMj67e7L0
ver.20000
美琴「くっろこた~ん」ガバッ
黒子「お姉様ぁ~ん」ガバッ
美琴「黒子たん可愛い! クンカクンカしちゃうぞ☆」クンカクンカ
黒子「はぁんっ! お、お姉様、息があたってこそばゆいですの」ゾクゾク
美琴「ハァハァ。 黒子たんいい匂い」クンカクンカ
黒子「もうお姉様ったらぁ……。 こんどは私がペロペロして差し上げますわよ」ペロペロ
美琴「ひゃんっ!////」ビクッ
黒子「はあ、なんて滑らかなお肌……美味しいですわお姉様ぁ」ペロペロ
美琴「やぁ……ん。 黒子たんらめぇ……」ビクンビクン
黒子「可愛らしいですわお姉様~~~~んっ」
- 154 :黒子「お姉様七変化!」 5/52011/03/17(木) 18:02:20.23 ID:iMj67e7L0
ver.10033
美琴「ほら、早くしなさいよ」
黒子「で、ですがお姉様、こ、こんな事など……」
美琴「いいから……あんたの持ってるその首輪、早く私にはめなさいよ」
美琴「それで……私をあんたのものにしなさい」
黒子「お、お姉様」ゴクリ
黒子「ふ、不肖黒子、お姉様の思いに……こ、答えさせていただきますの」オソルオソル
カチャッ
美琴「……これで私はあんたのものね」ナデナデ
美琴「これからは奴隷として、仕えさせていただきます黒子……ううん」
美琴「ご主人様」ニコッ
黒子「ぬ……ぬっ」プルプル
美琴「それじゃあさっそく……いじめてください、ご主人様」
黒子「ぬっはぁぁぁああああああああああああああ!!!!!!!!!」ガバッ
美琴「あんっ。 もっと乱暴にして」
・
・
・
黒子「お、お姉様。 幾ら黒子でもそんなことは……」
美琴「いいから……この鞭で私を叩いて、お願い……っ」
黒子「し、しかし……」
美琴「お願いします、ご主人様ぁ」ウルウル
黒子 ゴクッ
黒子「し、仕方ありませんわねぇ。 そ、そこまでおねだりするのでしたら……わ、私は」プルプル
黒子「い、行きますわよお姉様」
ピシッ
美琴「あっ! ……ん……もっとぉ」
黒子(私……なにかに目覚めてしまいそうですわぁ)ピシピシッ
- 159 :12011/03/17(木) 23:17:01.85 ID:iMj67e7L0
- こんばんは。
>>133の続きを投下します。 - 160 :12011/03/17(木) 23:17:31.37 ID:iMj67e7L0
・
・
・
一方(よゥやく落ち着いたみてェだな)ナデナデ
20000「……」
一方「20000号、少し我慢しろよ」カチッ
20000「……セロリたん何を、
とミサカはスカートに手をかけるセロリたんにビクリとしながら尋ねきゃっ」
一方「ン、こンなもンか」
20000「あ……スカートが乾いてっていうかミサカの……が蒸発してる……?
とミサカは現状に頭がついていけません」
一方「ベクトル操作でちっとな。 これで外歩けるだろォ」
20000「本当何でもありですね、とミサカはもう呆れてしまいます」
一方「便利だろォ」
20000「それより……責任とって下さい、とミサカはセロリたんを睨みつけます」ジッ
一方「……悪かったよォ」
20000「許しません、とミサカは断言します。
やめてと言ったのにやめてくれなかったセロリたんが悪い」ムゥーッ
一方「……分かった。 なンでも言う事聞くよォ」
20000「ならパンツ下さい、とミサカは要求します」
一方「……」
一方「はァ?」
- 161 :12011/03/17(木) 23:18:38.11 ID:iMj67e7L0
20000「セロリたんの脱ぎたて生パンツを下さい、とミサカはもう一度要求します」
一方「……オマエ」
20000「もちろん生脱ぎですよ。
ミサカの前でパンツ脱いで直接ミサカに手渡してください、とミサカは重ねて要求します」
一方「……オマエってブレないよなァ」
20000「うるさい。 いいから責任とって下さい、とミサカは迫ります」
20000「あ、あんな姿を見られて……これでもミサカは一杯一杯なんです、
とミサカはセロリたんのシャツを握り締めます」ギュッ
一方「……責任は取る。 家に戻ったらやるよ」
20000「絶対に……約束ですよ、とミサカはセロリたんに抱きついて逃がしません」ギュゥ
一方「約束だ。 逃げたりしねェよ」ギュゥ
- 162 :12011/03/17(木) 23:19:49.55 ID:iMj67e7L0
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・
20000「という訳で、やってきましたセロリたんの家、
とミサカは初めて訪れたセロリたんの家に興奮気味です」フンフン
一方「鼻息が荒ェ。 ってか復活早ェな」
20000「もうこのくらいでないとやってられません。
それに、これからセロリたんの生パンツが手に入るのです! 弥が上にも興奮します!」ソォーレ パンツ パンツ
一方「……取り合えず、あンまり騒いでくれるな」
20000「分かりました、とミサカは膝を正して返事をします」シュタッ
一方(すっげェ目が輝いてるゥ……)
20000「まだですか? 早く始めてくださいよぉ、とミサカは急かします」ソワソワ
一方(もォちっと恥じらいがあるといいなァ)カチャカチャ
20000 ジーッ
一方 カチャカチャ ジー…
20000 ジーッ ハァハァ
20000 ジーッ ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
- 163 :12011/03/17(木) 23:21:03.19 ID:iMj67e7L0
一方「……」スタスタ
20000「あ、どこに行くのですかセロリたん、とミサカはセロリたんをねめつけながら問いかけます」ハァハァ
一方「コートを着るンだよ」ガチャ モソモソ
20000「え……?」
一方「よし。 これでちったァマシになったな」
20000「ちょ、何てことするんですか!?
とミサカは膝上までコートで隠れてしまったセロリたんの下半身を凝視しながら問います。
そんなんずるっこだ!」
一方「コートを着ちゃいけねェとは言われなかったンでなァ」
20000「なら今言います! コートなんて着ちゃだめです! とミサカは駄々をこねます」
一方「もォ遅ェ。 諦めるンだな」ズボンヌギヌギ
20000「! 待ってください! とミサカは静止をかけます」ズシャッ
- 164 :12011/03/17(木) 23:22:20.89 ID:iMj67e7L0
一方「あァ?」ピタ
一方「……なンでオマエ、顔床につけてンの?」
20000「これは……アリです、
とミサカはコートから覗くセロリたんの生足に新しい可能性を見出します。 チラリズムうめぇ」
20000「あ、パンツ見えそう! とミサカは見えそうで見えないこのアングルにドキドキです」
一方「……」
一方(ダメだ。 家に着いてからこっち、ずっと20000号に主導権を握られちまってる。
パンツをくれてやるのは仕方ねェが、このままじゃいけねェ)
一方(なンとか俺のペースに持ち込まねェと。 ……よし)
一方「ったく、オマエはこンなのが好きなンですかァ?」ヒラ
20000「っ! セロリたんがコートの裾を持ち上げてヒラヒラと……
とミサカは露になったセロリたんの太ももに釘付けになります」ハァハァ
一方「どォした? 息が荒くなってンぞォ」ヒラヒラ
20000「あっあっ。
もうちょい、もうちょいで見えるのに~っ、とミサカはパンツを覗こうと必死です」
一方「なァ20000号よォ」ヒラヒラ
20000「何ですか? とミサカは何としてでも覗いてやると決意を固めて……」
一方「パンツ、オマエが脱がしたいと思わねェ?」
20000「」
- 165 :12011/03/17(木) 23:23:22.95 ID:iMj67e7L0
20000「……///」カーッ
20000「はっえっな、何、を? とミサカはあまりの事に何を言われたのか理解ができません」
一方「変態なオマエのことだ。 脱がしてェっつゥ欲求もあるンじゃねェか?」
一方「だったらこの状況、絶好の機会になるンじゃねェかと思ったンだが……」
20000「……」
一方「その様子だと俺の思い違いのよォだ。 忘れてくれェ」
20000「……ぁ」
20000「……ぃです」ボソ
一方「あァ? 聞こえねェよ」
20000「……がしたいです、とミサカは」ボソボソ
一方「だから聞こえねェよ。 もっと大きな声で言ってくれませンかァ?」
20000「~~~~っ///」
20000「脱がしたいですっ、とミサカは心の底から叫びます!
て言うかもう脱がします脱がせますね脱がしちゃいますよとミサふぎゃっ」
一方「落ち着けェ。 慌てるコジキは貰いが少ねェぜ。 それによォ」
一方「そンなに脱がしたかったらァ、なンて言えばいいンだったっけなァ?」ニヤリ
- 166 :12011/03/17(木) 23:24:08.53 ID:iMj67e7L0
20000「そんな、病院で約束したじゃないですか、とミサカは意地悪言うセロリたんに抗議します」
一方「脱がせてやるたァ言ってねェ」
20000「うぅ……」
一方「で、どォする?」
20000「あの……そのぉ」
一方「やっぱ興味は無かったかァ。 なら仕方ねェ、そこで指でも咥えてな」
20000「ま、待ってください、とミサカは勇気を振り絞ります」
20000「……」スゥーハァー
20000「セロリたん……あの、ミサカに……その」
20000「パンツを……脱がさせてください、とミサカは懇願します」
一方 ニヤァ
一方「いいぜェ、ほら」
20000「で、では、とミサカはコートに手を突っ込んで……だ、だめです手が震えて……」プルプル
一方「コートを捲るンじゃねェぞ」
20000「は、はいっ。 ……失礼します、とミサカは今度こそ手を突っ込みます」
- 167 :12011/03/17(木) 23:25:06.84 ID:iMj67e7L0
ソロソロ
20000(ミ、ミサカは一体何をやって……これが現実だなんて信じられません、
とミサカはこの状況に恐怖すら感じます)
20000(ていうかもう、ミサカ死んじゃうんじゃない? これ一生分の運使っちゃってるよね?
ああでも……それでもいっかなぁ、とミサカは考えてしまいます)ポー
一方(借りてきた猫みてェに大人しくなった。 狙い通りだぜェ)
ピト
20000(あああああ~~~~っ! コートが邪魔で見えないけど、これパンツだよね!?
ミサカ、セロリたんのパンツ触ってるよぉっ! とミサカはか、感激です!)
スルスル
20000(やばいやばいやばい何これなんだこれもう何も考えられない、とミサカは思考停止してしまいます)
スルリ
20000「ぁ……」
20000(脱げてしまいました……。
これがセロリたんのパンツ……とミサカは顔を埋めます)クンカクンカ
20000 ポー…
- 168 :12011/03/17(木) 23:27:40.71 ID:iMj67e7L0
一方 スタスタ ポスン
一方「いつまで呆けてンだよ20000号」
20000「ふぇ?」
一方「オマエはそンなもンで満足すンのかよ?」
20000「……はい、ミサカはもう満足です、
とミサカはセロリたんに答え……あれ、どこにいるのですか?」クンカクンカ
一方「こっちだ」
20000「……なぜそんなところへ? とミサカはベッドに腰掛けてるセロリたんに質問します」クンカクンカ
一方「もう一度聞くが、クンカクンカだけで満足できるのか?」
20000「はい。 もうミサカは幸せすぎて怖いくらいなのです、とミサカは夢見心地です」クンカクンカ ハムハム
一方「ほォ。 これでもか」チラ
20000「!!」
一方「どォした。 手が止まったぞ?」チラチラ
20000「セ、セロリたん……コートの裾を肌蹴させて、どうするつもりなのですか、
とミサカはセロリたんの太ももを凝視しながら……やっべ堪んねぇ」ゴクリ
一方「ダブルクリックがどうとか、前に言ってたじゃねェか。
こっちもサービスしてやろうかと思ったンだが……」
20000「あ……あ」
一方「その必要はねェみてェだな」ニヤァ
20000「ま、まって……」
20000「したいです……乳首ダブルクリックさせて下さい、とミサカは嘆願します」
一方「あっはァ」
一方「いいぜェ。 精々楽しませろよォ」
- 169 :12011/03/17(木) 23:28:47.48 ID:iMj67e7L0
20000「し、失礼します、とミサカはセロリたんのコートを脱がせます……」オソルオソル
一方「そォだ。 一応言っておくがな」
一方「今日は最後までヤるつもりはねェぞ」
20000「! それってどういう意味ですか!?
とミサカはここまで来てまさかの発言にショックを隠せません」
一方「ったりめェだろ。 オマエの体は万全じゃねェンだ。
もうちっと体が安定するまでお預けだ」
20000「冥土帰しには異常はないと言われました! とミサカは問題無い事を主張します」
一方「何がきっかけで体調が崩れるか分からねェ体だろうが。 ダメなもンはダメだ」
一方「その代わり……」スッ
20000「きゃんっ!」
一方「一線を越えない範囲で楽しませてやるよォ」
- 170 :12011/03/17(木) 23:30:31.26 ID:iMj67e7L0
サワッ
20000「やっそこ……らめぇ……とミサカは」ゾクゾク
一方「どォした、ダブルクリックするンだろ?」サワサワ
20000「あっセロリたん、そんな……っ」
一方「あンま焦らすなよォ」モミモミ
20000「……っ。 こんな、酷いです、んっあ……これじゃミサカ、クリックできな……やぁ」
一方「ほらァ。 クリックしねェならこっちがクリックしちまうぞォ」ヌガシヌガシ
20000「ば、ばかぁ、とミサカはぁ……」
一方「カカッ。 情けねェ声出してンじゃねェよ」ヌガシヌガシ
20000「やぁ……脱がしちゃ……んあ……」ビクッ
クリクリ
20000「ひぁっ! あっ、ぁぁ……っ。 そんっ、なぁ、みちゃ、やっぁ……ふぁっ……」ビクビクッ
ピタ
20000「ん……ゃ……やめないでください……」
一方「それはこっちの台詞だろォ」
一方「クリックはどォなったンだァ」
- 171 :12011/03/17(木) 23:32:25.24 ID:iMj67e7L0
20000「クリック……」
一方「自分だけ気持ち良くなってないで、俺も気持ち良くしてくれよォ」
20000「は、はぃ、とミサカはセロリたんのシャツをたくし上げます」スルスル
20000(これがセロリたんの乳首……やべぇ想像以上のピンク色でめっちゃキレイ……
とミサカはあまりの扇情的な光景にクラクラします)
一方「いつまで見てンだよォ」
20000「……行きますよ、とミサカはセロリたんの乳首に手を伸ばします」ハァハァ
ギュッ
一方「ッ。 力ァ入れすぎだ、もっと優しくしろ」
20000「す、すみません、とミサカは今度こそはと優しくクリックします」クリクリ
一方「ぎゃはっ。 いいぜェその調子だァ」ナデナデ
20000「はぁはぁはぁはぁ」クリクリクリクリ
一方「って聞いちゃいねェか。 ……ン、はァ……」ゾクッ
20000「もう辛抱堪りません、とミサカはペロペロを実行します」ペロペロペロペロ
一方「ふァ……ン……上手だなァ20000号。 けどよ」
一方「ペロペロの許可を出した覚えはねェぞ」スッ
ムニュ クチュクチュ
20000「ひゃぅっ! あ、セ、セロリたん、そこ、はぁ……っ!!」ゾクゾクッ
一方「悪い子にはお仕置きだなァ」クチュクチュ
20000「やぁ……んっ。 そんな……ぁっ、やっ……いやぁっ……」
- 172 :12011/03/17(木) 23:33:27.90 ID:iMj67e7L0
一方「ほらァ。 どォしたよォ」クチュクチュ
20000「はぁっ、あ…………ぁぁっ」
一方「何かしたいンなら、どォするンでしたっけェ」クチュクチュ
20000「やっあっ! …………んぁっ!」
ピタッ
20000「はぁ……はぁっ……ぁ」
一方「言ってみろよ20000号」ニヤ
20000「……」
20000「ペロペロ……」
20000「ペロペロしたいです、とミサカはおねだりします……」
一方「よく言えましたァ」ナデナデ
20000「んぁっ。 そんなところ……撫でちゃヤですぅ……とミサカは訴えますぅ」ゾクゾク
一方「20000号よォ」サワサワ
一方「感じてばかりいねェでペロペロしろよ。 存分に味あわせてやるぜェ」ニヤニヤ
- 173 :12011/03/17(木) 23:34:55.38 ID:iMj67e7L0
20000「ん、ふぅ……んん」ペロ…ペロ
一方「ン。 ……いいぜェその調子だァ」ツゥー
20000「んんっ」ビクッ
20000「……ん、はぁ……んぅ」ペロペロ
20000「んん……ぅん……はむ」チュパチュパ
20000「ん、ふ。 ん…………」チュパチュパ
一方「はァ。 ふァ……ンン」ゾクゾク
20000「んぁ……。
セロリたぁん……ミサカで感じてくれてるのですね、とミサカは幸せな気持ちです」
ペロペロ
一方「あっ……ンあァ、ンゥ……」
一方「20000ごォ」スッ
ナデナデ
20000「んあ……セロリたん気持ちいいです、
とミサカは頭ナデナデしてくれるセロリたんに顔を綻ばせます」
一方「……」
クイ
20000「あっ」
20000(顎を持ち上げられてしまいました、
とミサカはもっとペロペロしたいなぁでもセロリたんの手気持ちいいなぁと思考が纏まりません)
一方「……」
20000(セロリたんの顔が近づいてます、とミサカはセロリたんの考えを察して目を閉じます)
一方「……」
20000「ん……」
- 174 :12011/03/17(木) 23:35:25.21 ID:iMj67e7L0
「」
- 175 :12011/03/17(木) 23:36:42.27 ID:iMj67e7L0
「……」
20000「……ミサカは」ボソ
20000「ミサカは……初めてでした、とミサカは初めてをセロリたんに捧げられて嬉しいです」ギュッ
一方「……」ギュゥ
一方「俺も、オマエと同じだ。 ……同じ気持ちだ」ボソ
20000「~っ。 嬉しいですっ、とミサカはセロリたんの首筋に顔を埋めますっ」
ギューッ
一方(なンか、いいなァ)
一方(いつまでも、こォしていてェ)
クンカクンカ
一方「……あァ?」
- 176 :12011/03/17(木) 23:38:15.64 ID:iMj67e7L0
20000「こ、これがセロリたんの髪の毛の匂い、とミサカは一心不乱にクンカクンカします」クンカクンカ
一方「……」
20000「あのっセロリたん。 次は脇の下をクンカクンカさせてください!
とミサカは迫ります! パンツと髪の毛と脇の下の匂いを嗅ぎ分けたいんです!!」
一方「……」
一方「ククク」
一方「いいぜェ存分に嗅げ。 今ならペロペロもし放題だァ」
20000「……!」パァァァ
一方「ただしィ」スッ
ぷに くちゅくちゅ
20000「ひゃっ、あ、ふぁ……っ」ブルブル
一方「俺も楽しませてもらうぜェ」ニィ
- 177 :12011/03/17(木) 23:39:43.78 ID:iMj67e7L0
20000「んっ……んぅっ……ミ、ミサカだって……とミサカは……」クンクン
20000「ん……はぁ……あむ」ペロペロ
一方「我慢強くなったじゃねェか、ほら」クチュクチュ
20000「んっ!! あっ……んぅっ」スッ
一方「そォ逃げるなよォ」グィッ クチュクチュ
20000「……ッ! ……ッ!!」プルプル
ピタッ
20000「……ぁ」
一方「何度も言わせるな20000ごォ」
一方「動きが止まってる。 ペロペロしねェならもォお終いだぜ」
20000「そんなの……やです、とミサカは……ペロペロします」
ペロペロ
- 178 :12011/03/17(木) 23:42:10.70 ID:iMj67e7L0
一方「いい子だァ20000ごォ」スッ
クンカクンカ
20000「!」
20000(セ、セロリたんが……ミ、ミサカの髪を……)
20000(なんだか嬉しいです。
セロリたんの脇も汗かいて香ばしいし、幸せです、とミサカはセロリたんの脇汗を堪能して……
……汗?)ペロペロ
20000(……あれ? そう言えばミサカって今日、朝シャワー浴びたっきりで……)サーッ
一方「20000号よォ」
20000「は、はひっ! 何でしょう!? とミサカは今更になってああああどうしよう」アワワワワ
一方「落ち着けェ」ギュッ
20000「!」
20000「あ、あぅぅぅ……」
20000(い、いえ! 大丈夫ですよミサカ。 まだそんなに汗かいてないはずだし匂ってないよ!
とミサカは思い込みます。 だから恥ずかしくなんてないしっ!)
一方「なァ。 さっきから思ってたンだけどよォ」フゥ
20000(い、息が耳に……とミサカは)ゾクゾク
一方「オマエ、汗臭いよな」
- 179 :12011/03/17(木) 23:42:41.99 ID:iMj67e7L0
20000「」
- 180 :12011/03/17(木) 23:44:07.19 ID:iMj67e7L0
20000「」
一方「けどよォ」
クンカクンカ
一方「凄ェイイ匂いだァ。 病み付きになるかもなァ」クンカクンカ
20000(もう、いっそ殺せ、とミサカは限界を突破しました……///)プルプル
一方「どォした? まだまだ楽しませてやるぜェ……カカッ」
クカカカカカカ……
・
・
・
- 210 :12011/03/21(月) 23:09:33.39 ID:B/oOerzs0
深夜の操車場に、その少女はいた。
月明かりだけを頼りに、彼女はコンテナで区切られた細い道を歩いている。
栗色の髪とすらりとした肢体を持った、美しい少女だった。
彫りの浅い顔は熟達した人形師によって造形されたように整えられており、
澄んだ瞳はまるでガラス球のようだった。
彼女は常盤台中学の制服を纏い、頭には軍用ゴーグルをかけていた。
そしてその手には、まるで似つかわしくないアサルトライフルが握られている。
弱々しい三日月の光に照らされた道をガラス玉の目に映しながら、彼女は機械のように
歩みを進めていた。
やがて目の前が開けた。
そこは、やはりコンテナで区切られた広場であった。
影が一つ、広場の中心で佇んでいた。
中背で、まるで少女のように線が細く、雪を欺く肌と髪を持つ少年だった。
黒地に幾何学模様の描かれたTシャツを着た彼は、少女に背を向け、空に浮かぶ三日月を眺めている。
彼の姿を確認すると、少女は立ち止まり、口を開いた。
「被験者一方通行ですね、とミサカは確認を取ります」
- 211 :12011/03/21(月) 23:11:18.77 ID:B/oOerzs0
金属を叩いたような冷たい声だった。
その響きに、一方通行と呼ばれた少年は振り返ると、ルビー色の瞳をギラつかせて真っ直ぐに少女を
見つめた。
少女はマネキンのように立ち尽くしている。
息をしているのか不安になるほど、彼女からは生気を感じられなかった。
一方通行は眉を顰め、右手で乱暴に頭をかいた。
そして言葉を探すように小さな唸り声を上げ、頭をかく右手を首筋まで滑らせると、口を開いた。
「時間だ」
短く、一方通行は告げた。
少女は頷き、歩き出した。
一方通行まであと十歩という距離まで近づくと、彼女は立ち止まり、口を開いた。
硬質な音が一方通行の耳朶を打った。
「時刻を確認しました。
これより絶対能力者進化計画第二万次実験を開始します、とミサカは宣言します」
一方通行の眉間のしわが深くなった。
彼は微動だにせずに、ジロリと少女をねめつけた。
少女はガラスの瞳で一方通行の視線を受け止めると、油断無く銃を構えた。
そのまましばしの時間が過ぎた頃、少女は彼に照準を構えたまま口を開いた。
「なぜ、攻撃しないのですか? とミサカは問いかけます」
- 212 :12011/03/21(月) 23:17:12.37 ID:B/oOerzs0
少女の問いかけに、一方通行は沈黙を通した。 再び少女から疑問が投げ掛けられる。
「実験はこのミサカで終了します。 そうすればあなたは絶対能力者へと進化し、ミサカたちの悲願
が達成されます、とミサカは一方通行に実験の開始を要求します」
彼女の声は先程よりも語気が強くなっていた。
一方通行の右手がぶらりと下げられた。
彼は眼を伏せ、大げさにため息をついてみせると、再び視線を少女に投げた。
「実験ねェ……。 なァに寝ぼけた事言ってンだァ?」
一方通行の言葉には多分に呆れの色が含まれている。
「その格好も、その喋り方も、笑えねェ冗談だ。 さっさと準備を済ませてこい。
……まさかとは思うが、今日がなンの日か忘れた、なンて言い出したりはしねェよなァ」
一方通行は眼を細めて、少女を睨んだ。 しかしそこに敵意はない。
口調に怒気が含まれているが、それも本気ではない。
少女のガラスの瞳に映っているのは、ただの不貞腐れた少年だった。
少女の両手が下げられ、銃の照準が一方通行から外された。
有り得ない事だった。 なぜ戦闘態勢を崩したのか、少女自身にも理解ができない。
- 213 :12011/03/21(月) 23:19:13.19 ID:B/oOerzs0
不意に、少女の視界が薄絹で覆われた。
それは繊細な刺繍が施された上質なものであり、彼女は緩慢な動作でそれに片手を伸ばした。
「これは……」
彼女の瞳が大きく開かれた。
目の高さに持ち上げられた彼女の手は、真っ白の手袋に覆われていた。
同時に、銃を握っていた手からグリップの感触が失われ、代わりに柔らかい布の感触が生まれた。
少女が視線を落とすと、やはり手袋に覆われた右手にはブーケが握られていた。
少女は呆然と自分の体を見つめた。
彼女が身に纏っていたはずの制服は、純白のウェディングドレスへと変化していた。
視界を覆っている薄絹は、ウェディングベールだった。
「よく似合ってるぜ」
その言葉に、少女は顔を上げた。
そこには穏かな笑みを浮かべた一方通行の姿があった。
ただし、彼の変化はそれだけではなかった。
- 214 :12011/03/21(月) 23:21:13.83 ID:B/oOerzs0
彼は純白のタキシードに身を包み、右手に握った現代的なデザインの杖に体重を預けている。
首にはチョーカーが巻かれており、それに取り付けられた電極から彼の耳の後ろへとコードが延びている。
彼は左手を、電極の具合を確認するかのように首筋に持っていった。
そして彼女と視線を合わせると、言った。
「こっちへ来い。 始めるぞ」
一方通行に促されるまま、少女は彼のもとへ歩いて行った。
どこか頼りない足取りであったが、彼女は視線だけは真っ直ぐに、一方通行に向けている。
やがて少女は一方通行の傍らに立った。
一方通行を見つめる彼女の瞳に、月光が反射している。 美しい輝きだった。
その輝きに目を細める一方通行を前に、少女は小さい声で質問した。
「始めるって……何をですか? とミサカは一方通行に問いかけます」
「決まってンだろォ」 と一方通行は力強く答えた。
- 215 :12011/03/21(月) 23:23:55.37 ID:B/oOerzs0
ザァッと、一陣の風が吹いた。
とっさに目をつぶり、片手で顔を覆った少女が次に目を開けた瞬間、辺りの様子は一変していた。
そこは教会だった。
白を基調とする内装に、正面にはシンプルな十字架が飾られ、その後には優美なステンドグラスが
はめ込まれている。
ステンドグラスから柔らかい光が差し込み、教会は鮮やかな彩りに包まれていた。
一方通行の後には教壇が設置され、その更に後に、カエル顔の神父が控えていた。
彼は両手を後ろに回して、朗らかな笑みを浮かべている。
どこかで見たことがある、と少女はその神父を見つめながら頭の片隅で考えていた。
クリクリとした大きい目を細め、神父は眩しそうに少女を見つめていた。
彼女はその視線から逃れるように後を振り返った。
足元から真っ赤なカーペットが伸び、カーペットを中心に左右に長椅子が何脚も配置されている。
そしてその椅子全てに、大勢の人が座っていた。
彼女と同じ顔を持った大勢の女の子、その中に混じるやはり同じ顔の、大人びた少女と特徴的な
アホ毛を持った小さな女の子。
ツンツン髪の高校生に、その両隣に陣取った、銀髪の少女と栗色の髪の少女の二人。
ツインテールの女の子、頭を覆うように花飾りをつけた少女、長髪の少女の仲の良さそうな三人組。
金髪の少年に、爽やかな笑みを浮かべる少年、首の後ろで髪を二つに纏めた少女の三人組。
ロングヘアを頭の後ろでまとめた妙齢の美女、肩口で切りそろえられた髪を持つ、やはり妙齢の女性。
他にも大勢の人たちが、この式に参加していた。
皆一様に笑みを浮かべ、この結婚式を祝福している事が見て取れる。
- 216 :12011/03/21(月) 23:25:42.42 ID:B/oOerzs0
少女は大きく目を見開くと、すぐに固く歯を噛みしめ表情を変えまいとした。
しかし、彼女には難しい事だった。
肩が震え始め、熱を帯びた目頭に涙が滲んだ。
彼女は顔を伏せ、目頭をそっと拭うと、震える体を片手で抱きしめた。
しばしそのまま立ち尽くす彼女の背中を、一方通行はじっと見つめ続けた。
やがて一方通行に向き直ると、彼女は彼の瞳を真っ直ぐ見つめた。
彼女の体はもう震えていなかった。 瞳は潤んでいたが、力強い輝きを宿している。
一方通行は軽く息を吐くと、口を開いた。
「よォやく、準備ができたみてェだな」
少女はその言葉に力強く頷くと、もう一度目元を拭い、柔らかく微笑んだ。
「ごめんなさい。 ……ミサカ、長い夢を見ていたようです、とミサカは謝罪します」
「カカッ。 目が覚めりゃいいンだよォ」
一方通行の手が差し出された。
少女はその手を取ると、にっこりと笑みを浮かべた。
「結婚式を始めようぜ、20000号」
「はい、セロリたん、とミサカは力強く頷きます」
- 217 :12011/03/21(月) 23:27:43.44 ID:B/oOerzs0
コホンッと、神父が一つ咳払いをした。
20000号が一方通行の隣に並ぶのを確認すると、神父は教壇の上の聖書に一瞥をくれてから、二人の顔を見つめた。
目じりの皺が一層深くなり、彼はゆっくりと口を動かした。
「では結婚式を始めるよ。 二人とも用意はできているね?」
二人は同時に頷いた。
それを受けて、神父は満足気に頷くと、宣誓を始めた。
「一方通行。
汝は20000号を妻とし、健やかなる時も病める時も愛し続けると誓いますか?」
「誓います」
「20000号。
汝は一方通行を夫とし、健やかなる時も病める時も愛し続けると誓いますか?」
「誓います、とミサカは宣言します」
神父はそこで言葉を切った。
うんうんと満足気に、感慨深く頷く彼の目は糸のように細くなっていた。
「では、誓いのキスを」
「20000号」
「……セロリたん」
一方通行が20000号のベールを持ち上げる。
20000号は少し顎を上げて、ゆっくりと瞳を閉じた。
そして……
- 218 :12011/03/21(月) 23:28:16.63 ID:B/oOerzs0
「」
- 219 :12011/03/21(月) 23:37:06.59 ID:B/oOerzs0
20000 スゥ…スゥ…
一方「よく寝てンな。 まァ無理もねェか」
一方「……ちっとやりすぎたかァ?」
一方「一応コイツにも攻めさせてたンだが、後半はほとンど俺が攻めてたからなァ」
一方「反応が一々可愛いのがいけねェンだよな」
一方「やっぱギャップがイイぜ」ウン
一方「……」
一方「にしても気絶させちまうとは……自制が利かねェ。 俺ってこンな性格だったかァ?」
チラ
20000 スゥ…スゥ…
一方「……よく眠ってンなァ」
一方「あンだけやれば無理もねェか。
まァ一線は越えなかったンだ、体への負担はそう重くはねェだろう」
一方「……」
一方「本当に一線は越えてねェぞ、と一方通行は念を押すぜ」
一方「……」
一方「アホらしィ」
- 220 :12011/03/21(月) 23:39:10.92 ID:B/oOerzs0
ナデナデ
一方「こうやって他人の頭撫でるなンざ、何年ぶりだったか。
……いや、コイツらにしてやるのが初めてだったなァ」
一方「今まではンな相手居なかったからなァ。
どいつもこいつも能力しか見てねェ面倒臭ェ奴らしかいなかった……それが」
一方「こンなヤツと出会うとはなァ」
ナデナデ
一方「ペロペロしてェか……」
一方「……」
一方「クカカッ」
一方「俺なンかをペロペロしてェなンつゥ変態、後にも先にもコイツしかいねェだろうなァ」
一方「誰にも触られた事の無かったこの体、どンな味がしたよォ20000号」
一方「オマエの味は……もォ忘れらンねェよ」
一方「暖けェなァオマエは」
20000「……ます」
一方「ン?」
20000「……セロリたん」
一方「寝言かァ……ククッ」
「」
一方「さァて」
一方「俺も一眠りするか。 起きたら飯を用意して……次はどンな事をしてやろォかなァ」
- 221 :12011/03/21(月) 23:40:36.49 ID:B/oOerzs0
以上で本編は終了です。
この後は後日談などを徒然と書いていこうと思っています。
取り合えず考えているのが、目が覚めた二人がイチャイチャする話です。
ですが、それ以外何も考えていないので投下ペースはかなり遅くなると思います。
ここまで読んでくれて、ありがとうございました。
今回はおまけを用意しました。
かなりはっちゃけたギャグです。 読んだら本編の余韻が台無しになります。
それでもいい方はどうぞ。
- 222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)[sage]:2011/03/21(月) 23:42:02.41 ID:c7lgYDtNo
- いいぜ!(ry
始めようぜ変態! - 223 :12011/03/21(月) 23:42:52.72 ID:B/oOerzs0
- >>212 から続きます。
不意に、少女の掌からグリップの感触が消えた。
手に視線を落とすと、ライフルは霞のように消えていた。
変化はそれだけではなかった。
彼女が着ていた常盤台中学の制服が学ランへと変化している。
彼女は今、男装をしていた。
「これは一体、とミサカは疑問を呈します」
「思い出したかァ20000ごォ?」
妙に上擦った一方通行の声が20000号の正面から聞こえてきた。
はっとして顔を上げると、彼女は目を限界にまで見開き、ポカンと口を開いた。
先程までとは想像もできない間抜け面だったが、それも無理ないことだった。
目の前の一方通行は艶を含んだ笑みを浮かべ、熱の篭った視線を20000号に投げ掛けている。
まるで娼婦のような、蠱惑的な表情を見せる一方通行だったが、驚くべきはそこではない。
驚くべきは、彼が今見に纏っている衣服が常盤台中学の制服であるという事実である。
- 225 :12011/03/21(月) 23:44:03.53 ID:B/oOerzs0
「ンだよォ、その間抜け面はよォ」
イタズラが成功したような悪ガキのように、一方通行はニヤニヤと笑った。
20000号が口を痙攣させた。 言葉を搾り出そうとしているようだが、あまりの衝撃に言葉が見つからないらしい。
「あ、あく、あくせら……れーた……こ、これは……」
「違ェだろ20000号」
ようやく喉の奥から言葉を搾り出した20000号だったが、一方通行はピシャリと彼女の声を遮った。
彼は眉を曇らせ、ジト目で彼女を見つめた。
「オマエは俺の事をそンな風に呼ンでなかったろォが。
……スケベ心は忘れねェってのに大切な事忘れてンじゃねェよォ」
その言葉で、20000号は自分の視線が彼の太ももに釘付けになっている事に気付いた。
だからと言って目が離せるものではない。 彼女はガン見し続けた。
それに彼のカモシカのような脚を見ていると、忘れていた記憶が次々と蘇ってくるようで。
「ごめんなさいセロリたん。 ……ミサカ、長い夢を見ていたようです、とミサカは謝罪します」
「……カカッ。 目が覚めりゃいいンだよォ」
上機嫌に笑みをこぼすと、一方通行はイスに腰掛けるように腰を落とした。
すると彼の動きに合わせて、彼のすぐ後ろにベッドが現れた。
- 226 :12011/03/21(月) 23:45:09.76 ID:B/oOerzs0
ベッドに腰掛けた一方通行はゆったりとした動作で脚を組んだ。
すかさず20000号は地面に伏せ、パンツを覗き込もうとする。
しかしパンツは、寸での所で見えなかった。
「ちっとゲームしてみるか」
「ゲームですか? とミサカは鸚鵡返しをしつつセロリたんのパンツを覗こうと必死です。
ちくしょう見えねぇ」
「お楽しみの前の余興だ。 オマエにとっちゃ簡単だろォが……それでは問題」
言葉を区切ると、一方通行はスカートの端を僅かに持ち上げ、ヒラヒラと揺らした。
「俺がどンな下着を穿いているのか当ててみろ。 正解したらご褒美があるぜェ」
この瞬間、20000号の灰色の脳細胞が唸りを上げた。
- 229 :12011/03/21(月) 23:47:55.04 ID:B/oOerzs0
瞬時に一方通行が持っている下着を思い浮かべ、それらを着用頻度ごとに分類し、彼の愛用の一品を探る。
答を導き出すのに時間はかからなかった。
だがそれで正解なのか? 一方通行にはここぞという時の取って置きがあったはずだ。
この状況では、むしろ雰囲気を盛り上げるために勝負パンツを選択する可能性が高い。
ここまで考えて、20000号は引っ掛かりを覚えた。
(この状況で、常盤台の制服まで用意したセロリたんが普通の下着を穿くでしょうか。
いいえ。 そんな捻りのない事はしないはず、とミサカは推測します)
女子の制服を着たのに男物の下着を穿く、それでは女装をするにしては片手落ちというものではないだろうか。
更に言えば、一方通行の女装はもはや女装という垣根を越えて男の娘として完成されている。
まさしく百人中百人が振り向く絶世の美少女と言える。
そして一方通行の狙いは、そんな自分の容姿を利用して20000号をいきり立たせる事にあるに違いない。
そうであればますますもって、今この場で男物の下着を穿く事は無粋と言うものではないか。
そんな事を一方通行が、男の娘としての高みに立った彼が気付かないはずが無い。
ならば――
(――セロリたんは今、女物の下着を穿いているっ!! とミサカは断定します)
恐らくは、中性的な容姿を持つ自分の魅力を最大限引き出すための下着を用意したに違いない。
ではどんな下着が彼を引き立てるのか?
裸の一方通行を想像しろ。 もしくは百合子でもいい。
ベッドに横たわり、白い頬に朱を散らし、潤んだ赤い瞳でこちらを見る百合子。
雪のように白い彼女の体は今、シャワーで暖められ、仄かに赤みが差している。
そんな天使を包むのに相応しい下着とは――
- 230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)[sage]:2011/03/21(月) 23:48:47.32 ID:4HKAkQFn0
- 20000号のペロペロを一方さんが反射したらどうなるんだ?
舌と舌でペロペロしあってる感触が味わえるのか? - 231 :12011/03/21(月) 23:49:21.00 ID:B/oOerzs0
「赤です! とミサカは腹の底から叫びます!」
ビシィッと一方通行を指差す20000号の瞳は、キラキラとした輝きに満ちていた。
「女性用の、レースのついた真紅の下着に間違いありません! とミサカは魂の底から叫びます!
仄かに赤みが差した白い肌を覆うのは、セロリたんの目と同じ赤い下着が一番です、
とミサカはいまここ(脳内)に究極の赤と白のグラデーションが誕生した事を宣告します!」
一方通行はスカートの裾を整えると、唇の端を持ち上げて笑った。
静寂。 20000号は指を差したままの格好で彼の返事を待っている。
その肩に重圧が圧し掛かった。
一方通行は脚を斜めに揃えると、少し上体を後に倒して品を作った。
蠱惑的な笑みを見せる彼は、20000号にくすぐるような声をかけた。
「正解はァ……オマエが確かめろォ」
「~~ッ!! ミサカ行っきまぁ~~~~すっ!!!! とミサカはル○~ンジャ~ンプ!!」
20000号が、跳んだ
- 233 :12011/03/21(月) 23:57:35.59 ID:B/oOerzs0
ガンッ!
20000「~~~~ッ!!??」ゴロゴロ
一方「……何やってンの、オマエ?」
20000「は、鼻が……ミサカの鼻が、とミサカは激痛に悶えます」ゴロゴロ
一方「なンでベッドから跳び出すンだよ? 仕方なねェな」ヨイショ
20000「あ、ありがとうございます、とミサカは……あれ」
一方「大丈夫かァ?」
20000「セロリたん、なんで制服を着ていないんですか? とミサカは問いかけます」
一方「あァ?」
20000「……夢……?」
一方「……」
20000「……」
一方「……」
20000「セ、セロリたん! 今すぐ、今すぐミサカのパンツ穿いて下さい! とミサカは懇願します!」
一方「は、はァ!?」
20000「この際赤じゃなくていいです! 縞パンでもいいですから穿いて下さい!
あれじゃ生殺しです! 我慢できません!」
一方「や、やめろ、なにトチ狂ってンだァ!」
20000「一瞬だけ、一瞬だけでいいから、とミサカはもう実力行使ですっ!」
一方「止めろォォォォォッ!」
- 234 :12011/03/21(月) 23:59:54.32 ID:B/oOerzs0
おまけは以上です。
少し予定外の事が起きて、投下に手間取ってしまいました。
失礼しました。
- 235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/03/22(火) 00:04:07.85 ID:eNXmJlNao
- パンツや……
百合子さん、パンツやッ!!
乙乙パンツ - 244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/22(火) 11:05:08.92 ID:ZfHP0flIO
- >>209
なんか気にしてるみたいだけど、全くもって気にする必要はないと思う
初代も変態も絶対何とも思わないだろうし - 245 :12011/03/25(金) 01:33:03.93 ID:jpQBcjmY0
- >>244
そう言ってもらえるとありがたいです
このスレでは引き続いて、一方×20000号で進めていきます
20000号クンカクンカ
それでは続きを投下します
20000号ペロペロ - 246 :12011/03/25(金) 01:34:27.07 ID:jpQBcjmY0
>>220 からの続き
20000 スウスウ
20000「……ん」
20000「……セロリたん」
20000「……セロリたん……どこ?」
20000「……ここは……みんなはどこに行ったのでしょう? とミサカは現状の確認をします」ボー
20000「……」
20000「……夢?」
20000「……」
20000「幸せな夢を、見ていた気がします。 ……けど、どんな夢でしたっけ? とミサカは考えます」
20000「よく思い出せません。 とても大切な夢だった気がするのですが、とミサカは気を落とします」
20000「それと」キョロキョロ
20000「ミサカはなぜ一人なのでしょう、とミサカは部屋を見渡します」
20000「確かにセロリたんと一緒にいたはずだけど……って、ミサカ、とうとうシてしまったんですよね、
とミサカは今更になって恥ずかしくなってきました///」
20000「結局ミサカはセロリたんに攻められっぱなしで、最後までシてもらえませんでしたが……
ミサカはそれでも夢のような一時であったと幸せ気分です」モジモジ
20000「もう、セロリたんったら」イヤンイヤン
20000「……」ポー…
20000「……」
20000「それで、セロリたんはどこに行ったのでしょうか? とミサカは首を傾げます」
20000「一人は寂しいです、とミサカはなんとなく体育座りをしてみます」モゾモゾ
- 247 :12011/03/25(金) 01:35:56.94 ID:jpQBcjmY0
ガチャッ
一方「あァ。 起きてたか20000号」
20000「セロリたん、どこに行ってたのですか!? とミサカは跳ね起きます」
一方「胸、見えてるぞォ」
20000「へ、あ……っ」バッ
一方「クククッ」
20000「な、なんで笑ってるのですか? とミサカは憮然とした気持ちで問いかけます」
一方「オマエのそういう反応、今まで見たことなかったからつい、なァ」
20000「……人の事言えないじゃないですか、とミサカは抗議します」
一方「オマエにゃ負けるよ」
- 248 :12011/03/25(金) 01:37:25.71 ID:jpQBcjmY0
一方「飯の用意はできてる。 早く風呂入って来い」
20000「作ってくれたんですか!?
とミサカは家庭的なセロリたんを想像して……裸エプロンってのもいいなぁ」グフフ
一方「残念でしたァ。 コンビニ弁当だよ」
20000「ちぇーっ、とミサカは口を尖らせます」
一方「だがエプロンはあるぜ」
20000「! 裸エプロンしてくれるんですか!? とミサカは食いつきます!」
一方「あ、胸ェ」
20000「ッ!」バッ
一方「見えてねェよ」クカカ
20000「な、なんなんですか!?
とミサカはこんな雰囲気もいいなぁちくしょう、と思いつつも抗議します」
一方「カカカカッ」
20000「ま、また笑った! と」
一方「風呂は沸いてある。 オマエの制服は洗濯中だから代わりの服を用意しておいた。
腹減ってンだから急いでくれよォ」クル スタスタ
20000「ミサカは……」
スタスタスタ……
20000「ミ、ミサカを無視しましたね。 ちくしょう、絶対裸エプロンさせてやる、
とミサカは固く決意します」
20000「ともかくお風呂に入りましょうか、
とミサカは取り合えずタオルケットを体に巻きつけてお風呂場へ向かいます」スタスタ
・
・
・
- 249 :12011/03/25(金) 01:40:12.65 ID:jpQBcjmY0
20000「いいお湯でした、とミサカはセロリたんに報告します」
一方「なァ20000号よォ」
20000「ふふ。 どうですかセロリたん、この格好似合って無いですか?
とミサカは内心のドキドキを隠して質問します」
一方「……俺は確かジャージの上下を用意したはずなンだけどよ」
20000「このシャツ脱衣籠に残っていたんですよ、とミサカはご馳走さまでしたとお礼をします」
一方「妙に時間かかってると思ったらそういう事かこのヤロウ」
20000「いえ。 ただクンカクンカしていただけでそれ以上のやましい事には使ってませんよ、
とミサカは身の潔白を証明します」
20000「流石にこれから着る服を汚すようなマネはしません、とミサカは常識があることをアピールします」フンス
一方「下を何も穿かずにいるのは常識なのか?」
20000「パンツは穿いていますよ。
それに裸ワイシャツは男の夢ではないですか、とミサカはサービス精神を発揮します。 チラ」
一方「チラじゃねェよ。
つかオマエ、ここじゃもうちっと恥じらいのあるキャラじゃなかったか?」
20000「あんな事をされてはミサカも少しは大胆になるってモンです、
とミサカはなんとなく目を反らしながらも、裸ワイシャツ姿でセクハラをします」チラ
20000「どうです? もういきなりペロペロされてもうろたえたりしませんよ」
- 250 :12011/03/25(金) 01:41:27.95 ID:jpQBcjmY0
一方「……そォですかァ」
20000「そうなのです。 むしろこちらからペロペロしちゃいます、とミサカは変態の本領発揮です。
ミサカたちは相思相愛になれたのですから、もう怖いものはありません、とミサカは思わず頬を押さえてしまいます。
改めて口にすると恥ずかしいなぁおい」
一方「……ズボン穿けって言われて穿く訳ねェってか」
20000「勿論です。 むしろセロリたんも裸ワイシャツに……いえミサカがセロリたんのシャツを
着ているのですから、ここはセロリたんもミサカの服を着るというのはどうでしょう、
とミサカは大変魅力的な提案をします」ゴクリ
一方「誰が着るか」
20000 エー
一方「そンな顔しても無駄だ」
20000「ちぇ、セロリたんのいけず、とミサカは落胆します」
一方「……」
一方「なァ20000号よォ」
20000「何でしょう? とミサカは返答します。 まさか裸ワイシャツなら可ですか!?」
- 251 :12011/03/25(金) 01:42:30.55 ID:jpQBcjmY0
一方「違ェ。 ちょっと試したい事があってなァ」
20000「なんでしょう? とミサカは首を傾げます」
一方「とにかく近くまで来てくれ」オイデ
20000「分かりました、とミサカは素直に従います……きゃっ」
ギューッ
20000「な、なななんでいきなり抱きついてくるんですか!?
とミサカは突然の事にびっくりして……ひゃん」
ツゥー
20000「や……いきなり首舐めないで……とミサカは……ひゃぅっ」ブルブル
一方「どォした? いきなりペロペロされても平気なンじゃなかったか?」
- 252 :12011/03/25(金) 01:45:27.66 ID:jpQBcjmY0
一方「まだまだヘタレが抜け切ってねェな」フゥ
20000「ヘタレとは……はぁ、ん……し、心外ですぅ、
とミサカはみ、耳に息吹きかけないでぇと……抗議します」プルプル
一方「顔真っ赤だぜェ20000号」
20000「ミ、ミサカは変態なのにぃ……とミサカはお株を奪われっぱなしで悔しいです……ッ!」
サワサワ
一方「でェ、ズボン穿く気になりましたかァ?」
20000「んっ……///」
一方「穿かねェと、もっと恥ずかしい思いするぜ」
20000「……っ」
20000「は、穿きません、とミサカは変態として、これだけは譲れません」プルプル
一方「まァ、そォ言うと思ったよォ」ダキシメ
20000「……セロリたん、キャラ変わりすぎです、とミサカは抗議します」
一方「今まで振り回されてきたお返しだァ」
20000「……ばか、とミサカは呟きます」ギュッ
一方「……」
20000「……」
一方「……」
20000「せめて……」
一方「?」
20000「せめてこの後は……新妻プレイをお願いしたいです、
とミサカは裸エプロンのセロリたんに『ご飯にする? それともお風呂? それともわ・た・し?』
をして欲しい事を明かします」
- 253 :12011/03/25(金) 01:47:16.83 ID:jpQBcjmY0
一方「それ、せめてで要求する内容じゃねェだろ」
20000「セロリたんの裸ワイシャツも裸エプロンも、ミサカの憧れなのです、とミサカは主張します」
一方「却下ァ」スッ
20000「あ、まだ離れないで下さい、とミサカは訴えます」
一方「飯の支度はとっくにできてるンだよ」
20000「ほ、ほらほら。 ミサカズボン穿く気ないよ、とミサカはアピールします」
一方「今は飯の時間ですゥ」
20000「……続きしてくれるよね、とミサカは期待を滲ませて尋ねます」
一方「さァて、どォするか」
20000「裸エプロンも期待してますよ、とミサカはネバーギブアップの精神を見せ付けます」
一方「それはオマエがやれ。 その方が似合う」
20000「っ。 ……いやいやセロリたんの方が似合いますよ、とミサカは押しの強さを見せ付けます」
一方「俺はオマエの裸エプロン姿を見てェ」
20000「ぅ……ぁ、そ、そんな目で見ないで下さい、とミサカは思わずたじろぎます」
一方「裸エプロン姿の可愛ィオマエを見てみてェなァ」
20000「ぅぅ……」
20000「……」
20000「次はセロリたんが着てくださいよ、とミサカは暗に了承します。
これが惚れた弱みかちくしょう」
一方「クカカ。 今のオマエじゃァ、俺を手玉に取るのは百年早ェよ」スタスタ
20000「むぅ~っ。 わかりました、とミサカはセロリたんの後を追います」スタスタ
- 254 :12011/03/25(金) 01:48:34.79 ID:jpQBcjmY0
20000「こ、これは! とミサカはテーブルに並べられた料理に目を剥きます」
一方「弁当は好きなのを選ンでくれ」
20000「そんな事よりこのお皿に盛られた料理はなんですか? とミサカは驚愕を露にします
これってまさかセロリたんが作ってくれたの?」
一方「誰かさンが長風呂してくれて、暇を持て余したからなァ」
20000「あぅ。 ……待たせてしまったのはすみませんでした、とミサカは謝罪します。
けど、手料理を振舞ってくれるのは嬉しいです! とミサカは全身で喜びを表します」ワーイ
一方「万歳はいィから、さっさと選べ」
20000「ではこれを、とミサカはから揚げ弁当をチョイスします。 お肉を食べて精をつけませんとねっ」フン
一方「ン」ピッピ
ブーン < デンシレンジデアッタメチュウ
- 255 :12011/03/25(金) 01:49:17.21 ID:jpQBcjmY0
20000「それにしても、セロリたんって料理ができたのですね、
とミサカはセロリたんの意外な一面を知れてなんだか嬉しいです」
一方「簡単なつまみ程度だけどな」
20000「いえ、とても美味しそうです、とミサカは惜しみなき賞賛を送ります」
一方「弁当はあと少しで温まる。 先につまみを食ってろ」
20000「いえいえそれはダメです、とミサカは異議を申し立てます」
一方「あ?」
20000「後ほんの少しでお弁当は温まります。
食卓に全部ご飯を並べてから、ゆっくり食べましょう、とミサカは提案します」
20000「食事の最中に席を立つのは褒められませんよ、とミサカは茶化します」ニコ
一方「そォ……だな」
ピピピッピピピッピピピピピ
- 256 :12011/03/25(金) 01:51:01.90 ID:jpQBcjmY0
20000「と、言ってる間にできましたね、とミサカはさっとお弁当を取り出して食卓に並べます」サッサ
一方「おい、オマエの席はそこじゃねェよ」
20000「セロリたんの隣がいいです、とミサカは勝手に配膳をやり直します」セッセ
一方「ったく、わざわざ隣同士にしなくてもいいだろォが」
20000「じゃないとアーンができないではないですか。
空気読んでください、とミサカはセロリたんのわき腹を突っつきます」
一方「突っつくな」
20000「さて、などというやり取りの間に配膳終了、とミサカはドヤ顔を決めます」ドヤッ
一方「さて、飯にすンぞ」
20000「むぅ、セロリたんなんだかそっけないですよ、とミサカはセロリたんの反応に不満を感じます。
あれ、もしかしてそういうプレイ?」
一方「くだらねェこと言ってねェで早く座れ。 いただきますすンぞ」
20000「! やだ、セロリたんの口からいただきますってなんか可愛いっ、
とミサカは録音したいんでもう一度言ってみてくださいと要求します」
一方「同じ事を言わせンなよ20000号。 早く席に着け。 それによォ……」
一方「いただきますなンざ、これから先何回でも聞けるだろォが。 わざわざ録音する必要はねェよ」
20000「っ……」
20000「そ、それもそうですね、とミサカはソソクサと席に着きます」ソソッ
20000「ではセロリたん、とミサカはセロリたんとアイコンタクトを取ります」チラッ
一方「ン」
『いただきま(ァ)ーす』
- 257 :12011/03/25(金) 01:52:09.11 ID:jpQBcjmY0
20000「では早速、セロリたんの手料理をいただきます、とミサカはお箸を伸ばして……っ!」モグモグ
20000「お、美味しいです! とミサカは…モグ…舌鼓を…モグモグ…打ちます…モグモグ」
一方「落ち着け。 食べながら喋るンじゃねェよ」
20000「でもこれ、本当に美味しいですよ! とミサカは惜しみない賞賛をセロリたんに送ります」パクパク
一方「……」
20000「~♪」モグモグ
20000 パクパク モグモグ
20000 モグモグ…ゴクン
20000「……」
20000「セロリたんは、やっぱり料理のできる女性の方が好みでしょうか? とミサカは尋ねます」
一方「ン? 今まで考えた事なかったが……できねェよりはできた方がいいわな」
20000「そうですか、とミサカは頷きます」
20000(媚薬ならお手の物ですが、考えてみればまともな料理は作った事ありませんでした、
とミサカは料理の勉強を始める事を検討します)
20000(セロリたんに手料理を食べてもらうのもいいですし、その料理に媚薬を混ぜて
セロリたんを好きにするのも悪くありません、とミサカは悪い事を考えてしまいます)グフフ
一方(またろくでもねェ事考えてンな。 表情で丸分かりだっつゥの)
- 258 :12011/03/25(金) 01:54:12.95 ID:jpQBcjmY0
一方「おい20000号」
20000「はい?」クル
一方「あーン」ホレ
20000「は、え、あ、あの……」
一方「どォした、して欲しかったンだろ?」
20000「そ、それはそぉ、ですけど、とミサカは言葉を濁らせます。
……今日のセロリたんは不意打ちが多すぎます」
一方「いいから、ほれ、あーン」
20000「あ、あーん」
ヒョイ
20000「……///」モグモグ
一方「どォだ。 うめェだろ」カカッ
20000 ゴクン
20000「……はぃ」
20000「……」スッ
ヒョイッ パクッ
20000「……」ンーッ
一方「もの口に含ンでなにやってンだ?」
20000「く、口移しです。 このくらい察しろよ、とミサカはセロリたんを急かします」
一方「言ってくれなきゃ分からねェよ」ニヤリ
20000「!」
- 259 :12011/03/25(金) 01:56:36.09 ID:jpQBcjmY0
20000「……っ」
モグモグ ゴックン
一方「?」
ヒョイッ
20000「……やり直しです。 ……今から口移しします、とミサカは宣言します」
パクッ
20000「……」ンーッ
一方「……」
チュッ レロレロ
20000「ん……っ」
一方「……」
20000「……ッ」
一方「……ン」
20000「ぁ……」
一方「……ゥン」
モグモグ ゴクン
20000「ん……はぁ……」
一方「うまかったぜ20000号」
20000「今度はミサカの番です、とミサカはセロリたんの裾を掴んで急かします。
……ふ、ふへへ、セロリたんのベロをチュパチュパしちゃうぞ、とミサカは上目遣いで……」チラッ
一方「ヤだ」パクパクムシャムシャ
- 260 :12011/03/25(金) 01:57:57.17 ID:jpQBcjmY0
20000「なっ」
20000「なんでですかッ!? とミサカは詰め寄ります!
ミサカを無視すんな一人でご飯食べないで! ずっとセロリたんのターンなんてずるっこだぁ!!」
20000「もう我慢できません!
変態の底力見せてやる! とミサカは実力行使に……」ガタッ
一方「まァ落ち着けェ」ポン ナデナデ
20000「っ!」
一方「夜はまだこれからだ。 お楽しみは取っとけよォ」
20000「お、お楽しみ……」
一方「それとも、20000号には泊まっていく気はなかったのかァ」
20000「そんな事はありません! とミサカは即答します!」
一方「なら慌てンな。
大人しくしてたらいろンな事させてやるからよ……レロレロとかチュパチュパとかなァ」
20000「……ッ」ゴクリ
一方「で、どォする?」
ガタッ
20000「いただきます、とミサカは食事を再開して素直な良い子をアピールします」
一方「それでこそだァ」
- 261 :12011/03/25(金) 02:02:22.65 ID:jpQBcjmY0
以上です
20000号を手玉に取る一方さんが書きたい、その一心で書きました
ただこれをやってると20000号のキャラが変態から離れてしまうからさじ加減が難しい……
この後の事は、大体>>169からの展開と同じようなものになると思うので割愛します
- 262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/03/25(金) 02:03:23.59 ID:xVEsK94Y0
- リアルタイム乙!
もう既にどっちが変態なのか分からないwwwwww - 272 :12011/03/31(木) 20:13:07.65 ID:QgNF1kf10
今回投下する話は>>1より昔の話。 二人の三、四回目辺りの出会いをイメージしてみました。- 273 :12011/03/31(木) 20:14:26.94 ID:QgNF1kf10
真昼の第七学区の通りには、人影はまばらだった。
そこは多くの学生で賑わう繁華街であるのだが、平日の今頃、学生達は授業の真っ最中である。
通りにあるのは、授業の無い大学生か外回り中の社会人が数人程。
ガランとした通りを、風が緩やかに吹き抜けていった。
その中を、白い影がゆらりと歩いている。
それは気だるげに背中を丸めながら、白い髪を僅かに揺らし、右手に持った杖をコツコツと鳴らしていた。
ルビー色の目は食事の後の肉食獣のように細められ、油断無くあたりに視線を投げ掛けている。
通りに面したファミレスから現れた男が、一瞬足を止めた。
彼はその影に一瞥を投げてから、影が歩いてきた方へと歩き出す。
彼は二度と足を止める事は無かった。
影は調子を崩さすに歩き続けた。
何度か人とすれ違う事があったが、彼らは皆、影に一瞥を投げて通り過ぎていった。
影はそれら一切を顧みず、悠々と歩き続ける。
やがて交差点に差し掛かり、影は赤信号に足を止めた。
一つあくびをし、左手で頭をかく。 目が閉じられ、僅かに目尻が下がった。
その時だった。
「こんにちは一方通行、とミサカは一方通行に声をかけます」
- 274 :12011/03/31(木) 20:15:42.84 ID:QgNF1kf10
影に声がかけられた。
影――一方通行は気だるげに横を向くと、そこには常盤台中学の制服に身を包んだ少女がいた。
電子ゴーグルを額にかけ、無機質な瞳を向ける彼女は、一方通行には見覚えがある顔だった。
「妹達か。 ……なンのようだ?」
呟くように、一方通行は言った。
彼は先程より目を大きくし、冷たい視線を彼女に投げた。
少女はその視線を受け止めると、背を伸ばして、口を開いた。
「折り入って話があります、とミサカは単刀直入に申し出ます」
ペコリと一礼し、すぐにまた彼女は一方通行の瞳に視線を合わせた。
少女の両手は体の前で合わせられ、力強く握り締められている。
唇は横一文字に閉じられ、瞳は瞬きを忘れていた。
まるで人形のようだと、一方通行は頭の片隅で思った。
見かねて、彼は口を開く。
- 275 :12011/03/31(木) 20:16:51.47 ID:QgNF1kf10
「それで、なンの用なンだ?」
「……一つ頼み事があります、とミサカは話を切り出します」
「頼み事だァ?」
首を傾げる一方通行を余所に、少女は話を続ける。
「はい。 このミサカにとってとても大切な事であり、一方通行以外には頼めない事なのです、
とミサカは切実な思いを打ち明けます」
一方通行はしばし沈黙した。
彼は彼女から視線を外すと、道路を流れる車を眺めながら呟いた。
「早く用件を言え。 聞いてやンねェ事はねェからよォ」
「ミサカのお願い、聞いてくれるのですか、とミサカは確認します」
「用件による。 だが……まァ、いいだろ」
少女の口元が綻んだ。
一方通行はそれを横目で眺めて、すぐに道路に視線を投げた。
車の流れが止まった。
歩道信号は赤から青へと代わり、電子音のメロディが流れ始める。
「で、ではお願い聞いてもらいますね、とミサカは手をワキワキさせながら答えます。 えへっ」
- 276 :12011/03/31(木) 20:18:09.51 ID:QgNF1kf10
妙に上ずった少女の声に、一方通行は眉を寄せて彼女を見た。
目をギラつかせ、両手を肩の高さに持ち上げて指をワキワキ動かす彼女の様に、一方通行は言いようの
無い不安に駆られる。
思わず一歩後ずさる一方通行。
すかさず一歩にじり寄る少女。
「なァ、オマエの願いってのは……いやそれよりお前の検体番号は……」
「お察しの通りです……とミサカは舌なめずりしながら一方、いえセロリたんににじり寄ります。
うへへぇ……ジュル」
「やっぱオマエあの変態……ッ」
「セッロリた~~んっ! ペロペロさせてくぅださ~~~~い!! とミサカはセロリたんに飛びつきますっ」
「や、止めろふざけンな! 止めろォォォォォッ!」
「そ~れペロペロペロペロォ~、とミサカは良いではないか良いではないかーとぉ……」
「う、おォォォォォォォォォッ!!」
真昼の第七学区の交差点で、若い男女がじゃれあっている。
少年は生娘のように叫び声を上げ、少女を引き離そうと悪戦苦闘している。
だが少女はタコのように絡みつき、少年の顔を舐め回そうと離れない。
渋面を浮かべる少年とだらしない笑みを見せる少女は、まるで喜劇の役者のようで。
そんな二人を、街の人たちは生暖かい視線で見つめていた。
- 277 :12011/03/31(木) 20:19:25.85 ID:QgNF1kf10
短いですが以上です。
まだ初だった頃の一方さんでした。- 281 :12011/04/03(日) 01:38:38.04 ID:r7yyXfUr0
今回の話も、ある日の二人の出会いを描きました。
時系列は>>273-276と>>1の間、通算六、七回目くらいをイメージしています。
では、投下します- 282 :12011/04/03(日) 01:40:30.06 ID:r7yyXfUr0
第七学区の通りが茜色に染まっていた。
夕暮れ時、学生の姿も少なくなったその通りを、白尽くめの少年が重たい足取りで歩いていた。
往来を通る学生たちがチラチラと、白尽くめに一瞥を投げていた。
しかし、その少年は気にした風も無く、えっちらおっちら歩を進める。
右手に持った杖をつく度に、彼の白い髪が揺れ、左手に持ったビニール袋がガサガザ音を立てた。
真っ直ぐ前を向いていた彼の視線が、ビニール袋に落ちた。
赤い瞳が力なく細められ、薄い唇からため息がもれた。
「流石に買い過ぎたかァ?」
大きなビニール袋には、大量の缶コーヒーが詰め込まれている。
袋のもち手は細く伸び、白い手に食い込んでいた。
彼は腕を揺すってビニール袋を持ち直した。
一際大きく、ビニール袋が音を立てる。
その時、
「こんにちは一方通行、とミサカは一方通行に声をかけます」
不意に、背後から声をかけられた。
- 283 :12011/04/03(日) 01:42:44.33 ID:r7yyXfUr0
「あァ?」
少年は足を止め、肩越しに後を振り返った。
そこには常盤台中学の制服を纏った、見知った顔の少女がいた。
ガラスの瞳でこちらを見つめる彼女に、少年はゆっくりと口を開いた。
「妹達か……。 一応聞いとく、オマエは何号だ?」
少女がビクリと震えた。
少年の瞳をジッと見つめたいた彼女だったが、その視線が僅かに泳いだ。
数拍の間をおいて、彼女は再び彼の瞳を見つめると、口を開いた。
「……実はあなたを探していたのです、とミサカはしらばっくれて話を続けます」
「オマエは何号だ? 答えろ」
ピシャリと、少年は言い放った。
少女は二三度パクパクと口を動かすと、今度こそ沈黙した。
俯き、大げさにため息をつく少女。
彼女は覗き込むように少年に視線を送ると、ぷくっと頬を膨らませた。
「……ミサカの検体番号は20000です、とミサカは渋々名乗ります。
そこは空気を読んで流してくださいよ、とミサカは愚痴ります」
「うるせェ。 こンなところで、二度とあンな目に遭って堪るか」
- 284 :12011/04/03(日) 01:45:08.45 ID:r7yyXfUr0
少年、一方通行は20000号に向き直ると、吐き捨てるように言い放った。 赤い瞳がジロリと少女を睨む。
20000号はそんな彼を前にして、口元に笑みを浮かべた。
顔の前に人差し指を立て、チッチッチと舌打ちのリズムに合わせて指を振る。
「甘いですセロリたん。 今日、ミサカがセロリたんに会いに来た目的がペロペロだなんて
誰が言いましたか? とミサカは指を振ります」
「あァ? ……じゃァなンだってンだ?」
「今日はチュッチュしに来ました! とミサカは宣言します。
という訳でセロリた~んっ」
両手を広げ、20000号は倒れこむように一方通行に飛びついた。
一方通行は素早く身を翻し、彼女をやり過ごす。 杖をついているとは思えない身軽さである。
かわされた20000号は二三歩たららを踏むと、むぅ~っと可愛らしい唸り声を上げた。
しかし、一方通行を振り返った彼女の眼はキラキラと輝き、闘志に溢れている。
- 285 :12011/04/03(日) 01:46:26.69 ID:r7yyXfUr0
「ふへへっ。 そんなに恥ずかしがらないでくださいよぉ。
さあ、ミサカと一緒にチュパチュパしましょう、とミサカは手をワキワキさせます」
「オマエは……さり気に要求をつけ上がらせるンじゃねェよ」
「ふっふっふ。 さっきはミサカが気を抜いて避けられましたが、今度はそうは行きませんよ、
とミサカは不敵に笑います」
そういうと、20000号は腰を落とした。
一方通行もとっさに身構える。
手の中でビニール袋のもち手を指先に移動させながら、彼は鋭い視線を20000号に投げた。
しかし、
「あ! あんなところに上位個体が! とミサカはセロリたんの後を指差します」
「何!?」
「うっそでーす。 そ~れ捕まえた、とミサカはペロペロォ~」
「オマエェェェェェッ!」
- 286 :12011/04/03(日) 01:50:47.12 ID:r7yyXfUr0
「……酷いじゃないですか、とミサカはセロリたんに抗議します」
「全部オマエが悪い」
飛びつかれてさほど間を置かず、一方通行は20000号の魔の手から逃れることができた。
20000号が抱きついた次の瞬間、彼は無理矢理体を捩り、ビニール袋を落とした。
ビニール袋の中の缶コーヒーがけたたましい音を立てる。 その音に、一瞬彼女の気が反れた。
その瞬間を、一方通行は逃さなかった。
彼は自由になった左手を首のチョーカーの電極に滑り込ませ、弾くようにスイッチを入れた。
20000号が気付いた時にはもう遅い。
引き剥がされ、たららを踏んだ彼女の頭に、一方通行の鋭いチョップが炸裂した。
「うぅ……まだ頭が痛いです、とミサカは頭を撫でながらセロリたんに恨みがましい視線を向けます」
「自業自得だ」
一方通行は20000号を無視すると道路に散乱した缶コーヒーに視線を向けた。
おもむろに足で軽く道路を叩く一方通行。
すると全ての缶コーヒーが跳ね上がり、空中で積み重ねられ、幾つかの缶の塔ができ上がる。
それぞれの塔は綺麗に整列し、一拍遅れて舞い上がったビニール袋に飲み込まれるように収まった。
そのまま音も無く、一方通行の足元に着地するビニール袋。
一方通行は電極のスイッチを切り替えると、ビニール袋を手に取る。
視界の外から、おおっと小さく息を吐く音が聞こえた。
「相変わらず見事ですね、とミサカは感嘆のため息を漏らします」
- 287 :12011/04/03(日) 01:51:42.04 ID:r7yyXfUr0
「見世物じゃねェンだけどなァ」
一方通行の声は冷たかった。 彼は、夕日を背にして影に沈んだビルを見つめている。
20000号は忍び足で彼の背中に近づき、そっと手を添えた。
「こっち向いてくださいよ、セロリたん、とミサカはセロリたんの背中に寄り添います。 ぴとっ」
「……くっつくな」
「冷たいですセロリたん。 ミサカをキズモノにしたのに無視ですか、とミサカはウソ泣きします。
ヨヨヨ……」
「人聞きの悪ィこと言うな。 傷なンてつけてねェし、もォ痛みは引いてるはずだ」
そのまま一方通行は歩き出した。 背中に添えられた20000号の手の感触が消え、一方通行の耳には
自身の足音だけが聞こえた。
数歩歩いて、一方通行は足を止めた。
振り返ると、そこには今にも飛び掛らんとする20000号の姿があった。
- 288 :12011/04/03(日) 01:53:51.07 ID:r7yyXfUr0
小さく跳ね、しばしそのままの格好で固まる20000号
流石に気まずくなったのだろう、彼女は姿勢を正すとこほんと咳払いした。
一方通行は肩を竦めると、口を開いた。
「……迷惑料代わりだ、ちっと付き合え、20000号」
「はぁっ!? つ、つつ突き合う!? セ、セロリたん何を言って……っ」
「コーヒーの買足し。 荷物持ち手伝え」
「……ですよねー、とミサカはため息をつきます」
大げさに肩を落とす20000号だが、一方通行は構わない。 前を向き、スタスタと歩き始める。
「あっ。 待ってください、とミサカは慌てて追いかけます」
タタタと、足音を鳴らして一方通行の横に並ぶ20000号。
彼女は一方通行のビニール袋に視線をやると、
- 289 :12011/04/03(日) 01:54:34.91 ID:r7yyXfUr0
「そんなに買ったのにまだ足りないんですか? とミサカは尋ねます」
「ウチにはもォねェンだよ。 一気に買った方がいちいち買う手間が省けるだろォ」
「……はっ。 まさか荷物持ちと称してミサカをお持ち帰りするつもりですか、
とミサカは身をくねらせます。 もぉ、そうならそうと言ってくれればいいのに、このこのっ」
「突っつくな。 ……ンな訳ねェだろ」
「またまたぁ。 言ってくれれば、ミサカはどこまでも着いていきますよ、とミサカは大胆告白します。
言われなくても着いていきますけどね」
「……そォかい」
「という訳で、今日の夜はベッドまでお供しちゃいますね、とミサカは鼻息荒く宣言します」
「絶対俺の部屋には入れさせねェ」
「……なんなら、ミサカは外でも……とミサカは」
「オマエは少し自重しろォ。 大人しくしてたら、駄賃くらいはやるからよォ」
「お駄賃ですか? とミサカは首を傾げます」
「……飯くらいは食っていけ」
「い、いいのですか? とミサカは保護者の方に迷惑がかかるのではないかと慮りますが」
「そンくらいで迷惑に思う連中じゃねェよ」
- 290 :12011/04/03(日) 01:57:47.80 ID:r7yyXfUr0
20000号が足を止めた。
訝しんだ一方通行も足を止め、肩越しに彼女に視線をやった。
20000号は体を震わせていた。
一方通行は目を半眼に開き、彼女に声をかけようとした。
しかしそれより早く、20000号が口を開いた。
「か……感動です。 セロリたんに『ウチに来いよ(キリッ』と言われる日が来るとは、
とミサカは感無量ですっ」
一方通行はため息をついた。 もういいや、と半ば投げやりになって歩き出す。
「いい加減にしねェと置いてくぞォ」
「ああ~んっ、待ってくださいよセロリた~ん、とミサカは弾むように走ります」
第七学区の通りは茜色に染まっていた。
夜の闇が迫る空の下、長く伸びた影が二つ、並んでいた。
- 291 :12011/04/03(日) 01:58:44.57 ID:r7yyXfUr0
以上です。
この後しばらくして、話が>>1に繋がります。
- 294 :12011/04/03(日) 02:02:58.97 ID:r7yyXfUr0
- 間違えた。
>>282-290の話は、>>1ではなく>>2に繋がります。
一応修正しときます。 - 295 :12011/04/03(日) 02:24:48.13 ID:r7yyXfUr0
- もう一つミスがありました。
>>287は、本来以下の文章を投下するはずでした。
--------
「見世物じゃねェンだけどなァ」
一方通行の声は冷たかった。 彼は、夕日を背にして影に沈んだビルを見つめている。
20000号は忍び足で彼の背中に近づき、そっと手を添えた。
「こっち向いてくださいよ、セロリたん、とミサカはセロリたんの背中に寄り添います。 ぴとっ」
「……くっつくな」
「冷たいですセロリたん。
ミサカはセロリたんのことが好きだから、こんなことをするのですよ、とミサカはセロリたんの背中に
頬を寄せて告白します」
「……だったら変態行為を止めろ」
「それがミサカの愛情表現だから無理です、とミサカは即答します」
一方通行は舌打ちし、歩き出した。
背中から温もりが消え、一方通行の耳には自身の足音だけが聞こえた。
数歩歩いて、一方通行は足を止めた。
振り返ると、そこには今にも飛び掛らんとする20000号の姿があった。
--------
ちょっと混乱するかもしれませんが、重ねて修正します。
すみません。
- 297 :12011/04/06(水) 00:42:09.28 ID:R+/KnyZL0
どうも、こんばんは。
今回投下する話は、>>260のお泊りの後の話になります。
時系列では一番新しいですね。
チョイ役で上条さんと美琴が出てきますが、上琴という訳ではありません。- 298 :12011/04/06(水) 00:45:30.53 ID:R+/KnyZL0
のどかな午後、第七学区に広がる公園では、放課後を迎えた学生たちの姿が見受けられた。
友人と談笑し大またで道を行く男子学生たち。 ベンチに腰掛け何度も腕時計を確認している少女。
仲睦まじく手をつなぐ恋人たち。
そんな中にあって一種異彩を放つのは、自販機の前で口論を交わす一組の男女の姿だった。
口論と言っても、それは一方的なものだった。
常盤台中学の制服に身を包んだ少女が、ほとんど叫びに近い声色でツンツン髪の少年に突っかかっている。
彼女の相手をしているツンツン髪の少年は、顔を引きつらせて宥めすかそうと必死だ。
しかし、彼の努力は報われない。
少女の前髪からバチバチと、空気の爆ぜる音が聞こえ始めた。
少年の顔から血の気が引いた、次の瞬間だった。
空間を裂いて、一条の電撃が走った。
次いでガラスが壊れるような硬質な音が響き、電撃がかき消される。
少年は右手を正面に突き出し、顔を強張らせていた。
少女は少年を睨みつける瞳に力を込め、僅かに身を屈めた。
沈黙。 周囲にいた何人かの視線が二人に集まった。
少年は大きく息を吸い込むと、
「不幸だぁーーーーっ!!」
腹の底から絶叫した。
「こっちの台詞だボケーーーーッ!!」
少女――学園都市に名高い電撃姫・御坂美琴は今度こそ絶叫すると、再び電撃を繰り出した。
- 299 :12011/04/06(水) 00:51:11.39 ID:R+/KnyZL0
騒ぎが起こる少し前、同じ公園を白い影がうろついていた。
背筋を伸ばし、左手の親指をズボンのポケットに引っ掛け、右手に持った杖を鳴らしている。
年の頃は十代半ば程の、虎のように人の眼を引く少年だった。
彼は何気ない動作で顔を上げると、目元にまでかかる白い髪の下から空を仰ぎ見た。
雲ひとつ無い、澄み渡った青空が、視線の先に広がっている。
日の光に赤い瞳を細めて、しばし青空を眺めてから、彼は正面に視線を戻した。
視界の端に自販機が映った。
不意に喉の渇きを意識した彼は、いつの間にか止まっていた足を動かし、自販機へと向かう。
心成しか、先程よりも足取りが軽い。
空気の爆ぜる音、特徴的な硬質音、怒号と悲鳴が一緒くたになって彼の耳朶を打ったのは、
丁度その時だった。
「あァ?」
少年は立ち止まり、思わず後を振り返った。
視線の先、植え込みで区切られた曲がり角の奥から、その騒音は聞こえてきた。
その中に混じる怒号と悲鳴は、彼にも聞き覚えのあるものだった。
怒号は、彼と浅からぬ因縁を持つ少女のもの。
そして情けない悲鳴は、彼のよく知る少年が上げたものに違いない。
少年が一つため息をついた。 そうしている間にも、騒音はどんどん近づいてくる。
彼は気だるげに頭をかくと、その手を首に滑らせた。
首に巻かれたチョーカーには電極が装着されており、細い指がそのスイッチに触れた。
軽く、スイッチが動かないように指の腹で撫でながら、彼はもう一度、軽く息をはいた。
- 300 :12011/04/06(水) 00:52:22.44 ID:R+/KnyZL0
「待てやコラーーーーッ!!」
「うわぁぁあああああっ!!」
ツンツン頭の少年が曲がり角から飛び出し、ロケットのように白い少年の方へ向けて駆け出した。
一瞬遅れて、ツンツン頭の背後の空間を電撃の槍が通過した。
よくあれを避けたものだ、と白い少年はぼんやりと思った。
「ッ!! 一方通行助けてッ!」
恐怖で顔を引きつらせたツンツン頭が声を張りあげた。
地獄に仏とばかりに、白い少年――一方通行に手を伸ばすツンツン頭。
彼は顔をくしゃくしゃに歪ませていた。
その表情にさっと安堵の色が混じり、もう少しで泣きそうになっている。
一方通行は即座に能力使用モードへとスイッチを入れると、
「知るか」
杖でツンツン頭の足を払った。
- 301 :12011/04/06(水) 00:53:47.31 ID:R+/KnyZL0
ツンツン頭が宙を舞った。
空中でクルリと体を一回転させると、彼は腹を打ち付けるような格好で落下する。
ツンツン頭の顔から血の気が失せた。
大きく見開かれた彼の目に、地面が迫った。
あんぐりと開かれた口から、唾が飛んだ。
ザァっと、不自然に風が吹いた。
「逃げんなぁーーーーッ!! って、あら?」
「……痴話喧嘩なら余所でやってくれませンかねェ」
遅れて姿を現した御坂美琴は一方通行の姿を認めると、目を瞬かせ、間の抜けた声を上げた。
一方通行は通常モードへとスイッチを切り替え、いかにも面倒くさそうにぼやいた。
彼らの後ろで、地面にうつ伏せになったツンツン頭が芋虫のように体を震わせている。
「不幸だ」 と、彼はお決まりの台詞を吐くのだが、その台詞はそよ風に吹き消されてしまった。
- 302 :12011/04/06(水) 00:58:32.03 ID:R+/KnyZL0
「ち、痴話喧嘩って何よ!? そんなんじゃないんだから!」
美琴の頬が僅かに赤らんだ。
がうーっと唸り声をあげる彼女に、一方通行は手をヒラヒラさせて口を開いた。
「もォパターンなンだよオマエらは。
どォせ知らねェ女と三下が一緒にいるのを見て、粉かけてると勘違いして突っかかったンだろ」
「ち、違うわよ! なんで私がそんなことを……っ」
「何でもいいけどよォ、もォちっと素直になったほうがいいぞ」
「余計なお世話よ! あんたに何が……ってそうじゃなくて!
それより、なんであのバカが地面に突っ伏してんのよ!」
「俺が投げ飛ばしたンだよ。 いい足止めになったろォ」
「な、何てことしてんのよアンタはっ! 危ないじゃない!」
「その台詞、一度でいいから鏡に向かって言ってみろ。
こっちは風のベクトル操作で衝撃を和らげてやるっつゥ、万全のアフターサービス付だァ。
誰かさンと違って傷一つつけねェよ」
「それは……私だってホントは……」
「本当は?」
「……ぅぅ」
「冗談だよ。 何泣きそうになってンだ」
一方通行は短く笑った。 その笑みに、美琴はギロリと一方通行を睨むと、しばらく間を置いて、
一つ息を吐いた。
その拍子に、彼女の眉間にできたしわが消えた。
「アンタって、ホント意地が悪いわよね。 ……こりゃ打ち止めも苦労するわ」
「ンだよそりゃ?」
「気付いてなけりゃいいのよ」 と、美琴は低い声で呟いた。
一方通行が首を捻る。 その姿に、美琴は力なく笑った。
- 303 :12011/04/06(水) 01:00:20.89 ID:R+/KnyZL0
地面にへばりついたツンツン頭が、のそりと頭を持ち上げた。
顔面が砂で汚れている。
彼は目を半眼に開き、下唇を突き出すと、唇の間から潰れたカエルのような声を響かせた。
「……ちくしょう。 みんな上条さんのコトなんて無視するんですね。 ……不幸だぁ」
「情けない声を出さないで下さい、上条当麻、とミサカはため息混じりに言葉をかけます」
上条の顔に影が差した。
ツンツン頭こと上条当麻は、不意に頭の上から降ってきた声に顔を上げた。
太陽の光が上条の目を刺激した。
彼は目を細めて、慌てて片手をかざして光を遮る。
くすくすと、上条のすぐ隣から忍び笑いが聞こえてきた。
彼が首を巡らせると、そこには笑みを湛える少女の姿があった。
「なんだ、御坂妹か」
「残念ハズレです、とミサカは指で小さく×印を作ります。
ミサカのパンツ、見れなくて残念でしたね」
「なっ何を言ってるのでせうか!?」
「このミサカが10032号でしたら、頭を上げた拍子にスカートの中が……というラッキースケベが
発動していたのでしょうが……残念でしたね、とミサカはミサカの身持ちの固さをアピールします」
「い、いや! 上条さんは決してそんな意図はございませんでしたことよ!!」
- 304 :12011/04/06(水) 01:01:47.72 ID:R+/KnyZL0
「なァにしてンだオマエら?」
姦しく騒ぎ始めた上条たちに、一方通行は冷たい声と視線を投げかけた。
肩越しに一方通行を見つめた上条が、乾いた笑みを浮かべた。
いつに無く一方通行の視線が痛い。 上条は自分の頬が引きつるのを感じていた。
美琴は顎に手を添えて少女を見つめると、口を開いた。
「アンタは……もしかして初めて会うのかしら?」
「正確には二度目です、とミサカは訂正します。 と言っても、前回は余り会話をしませんでしたが」
少女はそこで言葉を区切ると、一方通行に視線を投げた。
一方通行は一つ頷くと、
「20000号だ」
と、短く彼女を紹介した。
「どうも、ミサカ20000号です、とミサカはお二人にお辞儀をします」
一方通行の紹介に続いて、20000号は頭を下げた。
「でェ、今日は何しに来たンだ?」
一方通行は20000号に視線を投げた。 目を細め、視線を鋭くしている。
彼女はその視線を受け止めると、一度、小さく頷く。
「特別な用事はありません。 良い天気だったので散歩していたら騒ぎが聞こえたもので、
とミサカはここに着いた経緯を説明します」
- 305 :12011/04/06(水) 01:03:40.97 ID:R+/KnyZL0
一方通行が20000号から視線を外した。
視線の先では、ようやく立ち上がった上条が服についた砂を叩き落としている。
即座に、20000号が腰を落とした。
目には怪しい光が宿り、真一文字だった唇はだらしなく歪められている。
一方通行が20000号の変化に気付いたときは、もう遅かった。
彼女は飛び上がり一方通行に抱きつくと、
「引っかかりましたねセロリた~ん! もぉ離しませんよ、とミサカはクンカクンカスーハースーハ」
「だァァァァァッ! 止めろォォォォォッ!」
「止めろと言われて止めるバカはいません、とミサカはペロペロチュッチュ」
「こンなとこで発情すンじゃねェェェェェッ!!」
「げへへへへへっ。 この瞬間のために、大人しくしていた甲斐がありました、
とミサカはレロレロチュパチュパ」
「うがァァァァァァァッ!!」
一方通行の首筋に貪りつく20000号。
力の限り体を揺らして脱出を試みる一方通行。
この子猫のようなじゃれ合いは、青空の下、たっぷり十分続いた。
「…………なぁ御坂」
「言わないで。 …………悪いけど、私、帰る」
「……送っていくよ」
「……お願い……今は一人にして」
「……ああ、分かった」
・
・
・
- 306 :12011/04/06(水) 01:05:14.81 ID:R+/KnyZL0
ガチャリと、扉の閉じる音が20000号の耳を打った。 大きく重い音だった。
あの後、20000号の僅かな隙をついて能力使用モードに移行した一方通行によって、
彼女は最早見慣れた一方通行の隠れ家へと連行された。
20000号が一方通行の顔を仰ぎ見る。
彼は唇を引き締めて、能面のような表情を覗かせている。
赤い瞳は冷たい輝きを放ち、じっと彼女を見据えていた。
20000号は体を縮こませ、口をもごもごと動かした。
一方通行は、そんな彼女の肩に手を乗せると、そっと囁きかけた。 氷のように冷たい声色だった。
「どォしてあンなコトした?」
20000号が目を反らした。 口を噤み、話をする様子を見せない彼女に、一方通行は重ねて尋ねた。
「人前じゃクンカクンカペロペロチュッチュ、ましてやレロレロチュパチュパはしねェって
決めたはずだ。 忘れたとは言わせねェぞ」
「……反省してます」
ポツリと、20000号が呟いた。
そして背筋を伸ばして一方通行と目を合わせると、彼女は力強く言った。
「でも後悔はしてません! とミサカは堂々と発言します」
「反省してねェじゃねェか」
一方通行のチョップが20000号の頭を叩いた。 「きゃんっ」 と、短い悲鳴が上がった。
- 307 :12011/04/06(水) 01:08:07.32 ID:R+/KnyZL0
「もォ一度聞く。 なンで街中で、よりによって三下たちの前でペロペロした?」
「セロリたんがずるっ子なのがいけないんだ、とミサカは唇を尖らせます」
頭をさすりさすり、20000号は拗ねた調子で話し始めた。
「セロリたんがミサカを苛めてばっかだから、ミサカも仕返ししたかったんだい、
とミサカは告白します。 もちろん性的な意味で」
「オマエ……」
「それに! 元々このミサカにとっては、往来でペロペロする事は挨拶に等しい行為なのです、
とミサカはミサカの行動を正当化します」
「できてねェよ」
「できます。 外でのペロペロは、このミサカの変態という個性を守るために必要なのです、
とミサカはこれ以上、変態っぷりでセロリたんに遅れを取る訳にはいかないのです」
「それに……」 と、20000号は言葉を続けようとして、蕩けた笑みを浮かべた。
一方通行は何かを言いかけて、口を閉じた。 20000号の言葉を待つつもりらしい。
「外でペロペロしたときのセロリたん、慌てちゃって可愛いんだもん、
とミサカは他の人に見られてオタオタするセロリたん堪んねェと本音を漏らします」
「……ほォ」
「……やべ」
一方通行の手が20000号の顎に伸び、上を向けさせる。
それだけで、彼女の瞳が揺れた。
「悪ィ子だ20000ごォ。 こりゃァお仕置きが必要だなァ」
「は……はぃ、とミサカはやっぱこういうのも……んっ」
それ以上、一方通行は言わせなかった。
20000号はくぐもった声を上げた。 しかし彼女の声は、すぐに舌の絡み合う淫靡な音にかき消されてしまった。
・
・
・
- 308 :12011/04/06(水) 01:14:12.47 ID:R+/KnyZL0
タイムサービスには早すぎる時刻、第七学区のあるスーパーでは人影は疎らであった。
入口の二重にある自動ドアを潜った先、右手側に伸びる通路に六つのレジが設置されている。
しかしこの時間、その内四つのレジは休止しており、従業員が就いているのは手前に設置された二つだけ。
その内の一つでは女性従業員が忙しなくレジ打ちを行い、チェックを行っている。
その隣、唯一稼動しているレジでは、男性従業員が小さく欠伸をし、首を巡らせ店内に視線を投げていた。
不意に、彼の動きが止まった。
視線の先には、妙齢の女性の姿があった。
すらりと背が高く、腰まで伸びたしなやかな黒髪を首の後ろで一つに纏めている。
男であれば誰もが振り返ってしまうだろう整ったプロポーションを持ち、そんな彼女を飾っているのは、
緑色の野暮ったいジャージであった。
しかし、このジャージは彼女の魅力を損なわせてはいない。
化粧っ気のない彼女の目元は涼しく、凛とした輝きを放っていた。
その女性は左手に買い物カゴを持ち、小さい歩幅で商品棚を眺めている。
程なく彼女は角に差し掛かり、ゆっくりと彼の視界から消えていった。
思わず、彼はため息をついた。
隣のレジの従業員がジロリと彼に一瞥をくれたのだが、彼は気付かなかった。
- 309 :12011/04/06(水) 01:15:53.10 ID:R+/KnyZL0
ジャージ服の女性、黄泉川愛穂は軽い足取りで店内を散策していた。
やがて牛肉のショーケースの前にたどり着くと、彼女は足を止め、右手を腰に当てて首を傾げた。
「さって……今日は手っ取り早く、ハンバーグでも作るじゃんねぇ?」
黄泉川の目が細められ、挽肉の品定めに入った。
右手を顎に添え、腰を折って品定めに集中する。
と――
「ん。 はいはい誰じゃんよ?」
ポケットにねじ込んでいた携帯電話が震えた。
ゆっくりとした動作で携帯電話を取り出してみると、ディスプレイには『一方通行』の文字が
表示され、メールの受信を知らせていた。
黄泉川はメールに目を通すと、僅かに肩をすくめて返信のためにキーを叩く。
「『わかったじゃんよ』っと。 それにしても最近のアイツは出かけることが多いじゃんね」
彼からのメールは、急用で帰りが遅くなるため食事はいらない、と言うことを伝えるものだった。
それに了解したとメールを返し、しばしぼんやりと立ち尽くした。
最近、一方通行は外出することが多くなった。
どこに行き誰と会っているのかは知らないが、以前と比べて穏かな笑みを見せることが増えたように感じる。
確実に、彼は出会ったばかりの頃から変わっていった。
思えばそれは、彼女の家に番外個体という新しい居候が増えたときにも現れた変化である。
とすると、
- 310 :12011/04/06(水) 01:16:55.64 ID:R+/KnyZL0
「また、新しい友達ができたんじゃんかね」
「いいことじゃんよ」 と、黄泉川は満足気に頷き、ニッコリと笑みを浮かべた。
上機嫌のまま、彼女は挽肉のパックを手に取り、カゴへ放り込む。
いつも購入する挽肉よりも、ずっと上質のものだ。
普段はしない贅沢だが、今日の夕食にはそのくらいは必要になる。
「でもなぁ」 と、黄泉川は眉尻を下げて、言った。 「友達ができることはいいことじゃん。
でも最近構ってくれないって、打ち止めたちが拗ねるんだけどなぁ」
レジへと足を向け、黄泉川はカゴの中の挽肉に視線を落とした。
今日のところは、これで打ち止めたちをごまかせておけるだろう。
しかし、それも長くは続かない。
「そっから先は、アイツの甲斐性じゃんね」
彼女はポツリと呟いて、愉快気に笑みを深めた。
クリスマスプレゼントを前にした少女のような笑みだった。
- 320 :1[sage]:2011/04/09(土) 02:16:11.24 ID:6GU49i+E0
美琴はこれで可愛く書いたつもりだったんだ……。
次の出番のときはもっと可愛く書こう。 次の出番、あるか分からないけど。
レス読んで、ふと思いついた小ネタがあるのでちょっと投下します。
>>305の後、美琴が寮に帰ってからの話です。
--------
黒子「お姉様ぁ~ん」ガバッ
黒子「ああ、お姉様、今日もなんて芳しい香りで……」クンカクンカ
美琴「…………黒子」
――もぉ離しませんよ、とミサカはクンカクンカスーハースーハ
美琴(私……こんなのと同類なのかな……)
黒子「クンカクンカ……あのお姉様? ちっとも抵抗しませんけど、具合でも悪い……っ」
黒子「ど、どうしましたのお姉様!? 目からハイライトが消えてますわよ!」
美琴(違う……私こんなんじゃないもん……)ウルッ
美琴「変態なんかじゃ……ないもん」グスッ
黒子「な、何を……」
美琴「もうやだぁ……」ポロポロ
黒子「……お姉様」ギュッ
- 321 :1[sage]:2011/04/09(土) 02:19:47.49 ID:6GU49i+E0
美琴「くろこぉ」エグエグ
黒子「何があったのかは存じませんが、辛いことがあるのなら、この黒子を頼ってください」
黒子「何も言いたくないのであれば……黒子は何も聞きません。 ですが、せめて甘えてくださいまし」ナデナデ
美琴「……ッ!」
美琴「……くろこ」ギュッ
美琴(私……最低だ)
美琴(こんなに私のこと思ってくれてるのに……変態だなんて見下して……)
美琴(ごめんね黒子……ありがとう)ギュゥ
黒子「……お姉様」ニコリ
黒子(グヘッ)
黒子(グヘヘヘヘヘ。 お、おねっ、お姉様が抱きついてくださるなんて堪りませんわぁ。
ああ、なんて柔らかいお肌と艶やかな御髪)
黒子(なんだか分かりませんが、この状況、利用させていただきますわ。
弱ったお姉様を慰めて雰囲気を作り、そのままベッドまで……ふへへへへぇ)
美琴「くろこぉ」モゾモゾ
黒子(はぁぁぁぁんっ!! お、お姉様が黒子の胸でスリスリだなんて……黒子はっ黒子はもう……っ)
黒子「お姉様ぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」ガバッ
美琴「なっちょっ黒子!?」
黒子「も、もう辛抱堪りませんわぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ハァハァハァハァ
美琴「こ、のぉ……私の感動を返せッ!!」ビリビリッ
黒子「あbbbbbbbb!!」
--------
以上です。
やっぱり変態は書いてて楽しい。
- 328 :12011/04/11(月) 23:05:35.50 ID:UqWx90b00
こんばんは。
実はいのいちさんのことを知らなかった。
調べてみて、幸せな気持ちになれました。
今回は視点を変えて、20000号以外のミサカのお話を投下します。- 329 :12011/04/11(月) 23:07:20.48 ID:UqWx90b00
打ち止め「あ~なたぁ、ってミサカはミサカはソファで寛いでるあなたに飛び込んでみたり」
一方「ぐっ……何しやがるクソガキ」
打ち「んふふぅ~、ってミサカはミサカは意味深に微笑んでみたり」
一方「あァ?」
打ち「……二人っきりだね、ってミサカはミサカはちょっと大人の雰囲気を醸し出してみたり」
一方「口に出したら雰囲気も何もねェだろうが」
打ち「あのね、ミサカあなたにお願いがあるの、
ってミサカはミサカはテレビで見た女優さんをマネてあなたの厚……胸板をクリクリしてみる」
一方「オマエ今なンで詰まった?」
打ち「や、やだな、詰まってなんか無いよ、ってミサカはミサカはあなたの胸板が予想以上に
薄くて女の子みたい、なんて事欠片も考えてないよって言い逃れしてみたり」
一方「……ほォ」
打ち「な、なんでそんな怖い笑顔浮かべるの、
ってミサカはあぅぅぅぅほっぺひっふぁらないへ~~~~」
一方「俺は女じゃねェ。 鈴科百合子なンてのはふざけた幻想だ。
よォく覚えとけクソガキィ」
- 330 :12011/04/11(月) 23:08:45.47 ID:UqWx90b00
パッ
打ち「うぅ……ごめんなさい、ってミサカはミサカは頭を下げて反省の意を示してみる」
一方「……分かったンならそれでいい。 さっさと膝の上からどけ」
打ち「それは……乗っててもいいでしょ、
ってミサカはミサカはあなたの膝に座っていたいってお願いしてみる」
一方「却下ァ」
打ち「い、いいでしょそれくらい、ってミサカはミサカは懇願して」
一方「ダメだ、どけ」
ヒョイ ポスン
打ち「……」ムゥーッ
一方「ンなむくれてンじゃねェよ」
打ち「だって、せっかくあなたの膝に乗れたのに、
ってミサカはミサカは無理矢理引き離されたことに憤ってみたり」
一方「……」ハァ
一方「でェ、お願いってなンだ? もちろン膝に乗せるのは却下だ」
打ち「……うんとね」
打ち「あなたをペロペロしたいな、ってミサカはミサカは恥らいつつも勇気を振り絞ってみる」
- 331 :12011/04/11(月) 23:09:32.60 ID:UqWx90b00
ズビシッ
打ち「痛ッ! なんでチョップするの!? ってミサカはミサカは抗議してみる」
一方「緊急家族会議だクソガキ。 どっからそンな言葉覚えた?」
打ち「……」ムーッ
一方「拗ねてねェで答えろ」
打ち「……」ウツムキ
一方「……」
打ち「……」
一方「……」
打ち「……悩殺」
一方「あン?」
打ち「ミサカキッス、ってミサカはミサカは渾身の投げキッスをしてみたり☆」
一方「……」
ズビシッ
- 332 :12011/04/11(月) 23:12:39.10 ID:UqWx90b00
打ち「痛ッ! そんな、ミサカの悩殺ミサカキッスが無視されるなんて、
ってミサカはミサカは痛みよりむしろそっちの方がショックだったり。
うぅ……ミサカの取って置きだったのにぃ」
一方「もう一度聞く、どこの誰からそンな事覚えてきた?」
打ち「……」ムーッ
一方「……」
打ち「……」
一方「……」
一方「質問を変える」
一方「なンだって、あンな事をしたンだ?」
打ち「……」
一方「……」
打ち「……」
打ち「あなた、構ってくれないんだもん」ボソ
一方「……」
打ち「昔は……ヨミカワのお家を出て行った時は、あなたはお仕事で忙しかった。
でも今は一緒に暮らしていて、忙しくないはずなのに……ふらふら一人で出かけちゃうんだもん、
ってミサカはミサカは心中の寂しさを吐露してみたり」
打ち「ミサカと一緒にいる時だってよくボーッとしてるし、上の空で話聞いてないことも多くなった、
ってミサカはミサカは不満を吐き出してみる」
一方「……打ち止め」
打ち「せっかく二人っきりでいるんだもん。 あなたともっと遊びたいよ……
ってミサカはミサカの切なる想いを訴えてみる」
打ち「……」
- 333 :12011/04/11(月) 23:13:38.38 ID:UqWx90b00
一方「……すまねェ」スッ
ナデナデ
打ち「んっ」
一方「寂しい思い……させちまったな」ナデナデ
打ち「あなたにナデナデしてもらうの……凄く久しぶり、
ってミサカはミサカは懐かしい感触に目を細めてみたり」
打ち「でも……」
打ち「まだ許してあげないんだから、
ってミサカはミサカはにやけそうになるのを必死に我慢してみたり」ニヤニヤ
一方「なら……これでどォだ」
打ち「え……うわわっ」
- 334 :12011/04/11(月) 23:14:46.41 ID:UqWx90b00
ヒョイ スポン
一方「どォだ打ち止め?」
打ち「ど、どうって……
ってミサカはミサカはいきなりあなたの膝の上に乗せられて言葉がでなくなったり……///」
一方「しっかり口が回ってるじゃねェか」
打ち「も、もうっ。 揚げ足取らないでよ、
ってミサカはミサカは文句を言いつつもあなたに寄りかかってみたり」ソッ…
一方「……」
ポンポン
打ち「はぁぁぁぁ~~~~……。 デレ期、これがあなたのデレ期なのね、
ってミサカはミサカは感極まってもう……っ」スリスリ
- 335 :12011/04/11(月) 23:15:59.57 ID:UqWx90b00
一方(こォやって擦り寄ってくるところは……やっぱ姉妹だなァ)
ナデナデ
一方「なァ打ち止め」
打ち「なぁに? ってミサカはミサカは夢見心地であなたに聞き返してみる」
一方「さっきのペロペロ発言、一体どこで覚えてきた?」
打ち「ミサカネットワークだよ、ってミサカはミサカはもうどぉでもいいやって白状してみたり」
打ち「あなたって、最近20000号と一緒にいることが多かったでしょ。
いつかも家に連れてきたことあったし」
打ち「だからミサカも負けちゃいられない、ってミサカはミサカはあなたにアピールしようと思ったの」
一方「……」ハァ
打ち「むぅ、ナデナデやめないでぇ、
ってミサカはミサカは急に自分の頭を抑えたあたなにおねだりしてみる」
一方(やっぱりアイツの影響かァ)
- 336 :12011/04/11(月) 23:17:28.26 ID:UqWx90b00
打ち「ねぇあなたぁ、ってミサカはミサカはあなたの胸に頬ずりしながら急かしてみたり」
一方(このままじゃガキの教育に悪影響がでちまう。 しばらくは自重するように言っとくかァ)
一方(いや、そもそもの原因は、俺が打ち止めを構ってやれなかったから)
一方(こりゃァ生活そのものを見直すべきだなァ。
アイツとの関係を隠していることも考え直すべきなンじゃねェか?)
一方(いや……そもそもなンで隠してるンだったか……)
一方(言うのが恥ずかしい……? いや、それだけじゃねェか。 俺は……)
打ち「あーなーたぁー、ってミサカはミサカはスリスリしてみる~」スリスリ
一方「……」
一方(とりあえず当面の問題は……)
- 337 :12011/04/11(月) 23:19:04.70 ID:UqWx90b00
一方「打ち止め」
打ち「なぁに? ってミサカはミサカは妖艶に上目遣いで見つめてみたり」
一方「……無理すンな」
打ち「……ッ!!」
一方「じゃねェ。 今度からペロペロしてェだなンて軽々しく言うな」
打ち「……ミサカ、軽々しくなんて言ってないもん、
ってミサカはミサカは勇気を搾り出したことを訴えてみる」
一方「ペロペロしてェだなンて、滅多に言うことじゃねェンだよ。
慎みがねェって思われちまうだろォが」
打ち「……」
打ち「あなたは慎み深い女の人が好きなの? ってミサカはミサカは尋ねてみる」
一方「ンなもン決まってンだろォ」
一方「オマエには慎み深ェ女になってもらいてェよ」
- 338 :12011/04/11(月) 23:24:27.39 ID:UqWx90b00
一方(問題は、コイツに対する教育についてだ)
打ち「……ッ! 分かった、ミサカ慎み深い女になる、ってミサカはミサカは宣言してみたり!」
打ち「でも……膝から降りろなんて言わないよね、
ってミサカはミサカは一抹の不安を抱きながら尋ねてみる」
一方「……今日は特別だ」
打ち「~~っ! あなただーい好きっ! ってミサカはミサカはスリスリスリ~」
一方「……」
一方(コイツには、真っ直ぐに育って欲しい)
一方(20000号のあのノリを前面に出されりゃァ、打ち止めの社会的地位がどん底にまで落ちかねねェ。
それだけは防がねェとなァ……教育と恋愛の違ェところだ)
一方(つゥか、20000号も俺が絡まなけりゃまともに振舞えるはずなンだ。
一応体裁を整える能はあるンだから、このガキもそォいうとこを見習えばいいンだがなァ)
打ち「~~♪」スリスリ
一方「……」
一方(スリスリは……許すべきか?)
一方(今日ばっかりは俺に非があるンだった。 大目に見てやるかァ)
打ち「んふふ。 あ~なた、ってミサカはミサカはあなたに呼びかけてみたり」
一方「なンだ?」
打ち「んふふふぅ。 呼んでみただけ、ってミサカはミサカは茶目っ気を披露してみる」
一方「……」フゥ
- 339 :12011/04/11(月) 23:25:21.02 ID:UqWx90b00
??「……ァアクセラレェタァァ……」
ピトッ
- 340 :12011/04/11(月) 23:26:33.04 ID:UqWx90b00
一方「!!!?」ビクッ
打ち「きゃっ! ど、どうしたの!?
ってミサカはミサカはいきなりのあなたの反応にビックリ仰天してみたりっ」
??「あっひゃぁ」
??「あ~~~~っひゃひゃひゃひゃひゃひゃッ!! な、なにその顔! バッカみてぇマジウケル!」
一方「オマエ……ッ!」
打ち「あ、れ? 番外個体いたの?
ってミサカはミサカはソファの後ろから現れた番外個体にあっけに取られてみたり」
番外個体「ぎゃはっ。 このミサカを仲間外れにしようったってそうは行かないよ」
番外「ミサカもさぁ、最近あなたを弄れなかったからつまんなかったんだよね~。
だから軽ぅいジャブを見舞ってやろうって思ったんだけど……」
番外「冷た~い缶コーヒーに感じちゃったぁ? 一方通行ァ」ニヘェ
一方「……ウゼェ」
番外「学園都市最強が、こ~んな風に缶コーヒーを頬っぺたに押し付けられて……
ビクゥってなっちゃうなんてねぇ」ピトピト
番外「ミサカ、そんなカワイイ反応にいろんなところが勃っちゃいそう☆」
- 341 :12011/04/11(月) 23:28:21.32 ID:UqWx90b00
一方「……うっとォしい、止めろ」
番外「最終信号のスリスリはいいのに? さっすがロリコン、ブレないね」
一方「誰がロリコンだコラ」
番外「ま、いいや。 ほれ、コーヒー上げる」ピトッ
一方「冷てェ……オマエ何考えてやがる」
番外「それが缶コーヒー持ってきてあげたミサカに言う言葉? ミサカがっかりだな~」ピトピト
一方「……」
一方「ありがとよォ」ヒョイ
番外「おや?」
打ち「むぅ~。 なんだかミサカが忘れられてる感じがする、
ってミサカはミサカは一方通行にスリスリして存在感をアピールしてみたり」
番外「残念。 独占タイムは終わりだよ最終信号」ギュッ
一方「後ろから抱きつくンじゃねェよ」コーヒーノメネェ
番外「ほったらかしにしてくれたお礼はこれからだよ。 ケチケチするなよ~」ギューッ
一方「……ッ!」タップタップ
打ち「や、止めてっ! ってミサカはミサカは番外個体に制止をかけてみる!
首絞まってる、絞まってるからーーっ!」
番外「絞めてんのよ。 言わせないで恥ずかしい☆」ギューッ
一方「……ッ……ッ!!」タップタップ
打ち「放してーーーーッ!!」
・
・
・
- 342 :12011/04/11(月) 23:29:36.84 ID:UqWx90b00
一方「オ、マエ……」ハーッハーッ
打ち「あなた大丈夫? ってミサカはミサカは荒い息のあなたの頭をナデナデしてみる」ナデナデ
番外「今のが、ミサカたちをぞんざいに扱ったお礼だよ」
打ち「幾らなんでもやり過ぎだよ、番外個体、ってミサカはミサカは口を尖らせてみる」
番外「んー。 でも首絞めたとき、この人の後頭部におっぱい当たっちゃったからなぁ。
この人Mっぽいし、もしかしてご褒美になっちゃったかなぁ」ニヤニヤ
打ち「なっ。 そ、そんなことないもんっ! ってミサカはミサカはご褒美発言を否定してみる!」
一方「ちっと……黙れオマエら」
打ち「この人はMなんかじゃないし、あんなことで喜ばないもんっ、
ってミサカはミサカは喜んでないよねってあなたに確認をとってみる」
一方「喜ぶ訳ねェだろォが、クソッ」
番外「な~んだ、残念」
一方「……今のは忘れてやる。 だが次は許さねェからなァ」
番外「ん、そういうとこ、ミサカ好きよ」ギュッ
- 343 :12011/04/11(月) 23:30:51.29 ID:UqWx90b00
一方「で、また抱きつくのかよ」
番外「もう首絞めたりしないから安心しなよ。 それともおっぱいリクエストしちゃう?」
一方「いらねェよ」
番外「そう言われるとしたくなっちゃうんだ。 ミサカあなたの嫌がることが大好きなの」ムギュッ
一方「そォかよ」
打ち「むぅ~、ってミサカはミサカはなんだか面白くないって訴えてみたり」
番外「ケケッ、最終信号は後五年は早いね」
打ち「……」スリスリ
番外「ささやかな抵抗だね。 まぁいいや、ささ一方通行、缶コーヒーで一息つきなよ」ムギューッ
一方「あァ…………おい」
番外「ん~、どったの一方通行? ささ、遠慮しないでグッといきなよ」
一方「この缶コーヒーを見て、他に言うことがあるンじゃねェか?」ピクピク
- 344 :12011/04/11(月) 23:32:07.02 ID:UqWx90b00
番外「そぉだ。 ミサカ、他にもプレゼントがあるってこと忘れてたよ」ゴソゴソ
番外「ほら最終信号、ちょっと持ってて」
打ち「う、うん、ってうわわっ。
何なのこれ? ってミサカはミサカは大量の金属片を渡されて混乱してみたり」
番外「んふふ~。 それはねぇ」
番外「一方通行の買い置きの缶コーヒーのプルタブ。 全部取ってきちゃった、きゃはっ☆」
一方「番外個体ォォオオオオオオオッ!!」
番外「あひゃひゃひゃひゃひゃ!! いいねぇその顔! 最ッ高だよッ!」
打ち「ちょ、あなた暴れないで、ってミサカはミサカは訴えかけてみたり!」
番外「ぶひゃひゃひゃひゃ!! スイッチはミサカが抑えてるんだ。
あなたの細腕じゃ何やったって無駄だよ、最強さん(笑)」
一方「オマエェェエエエエエエエエッ!!」
・
・
・
- 345 :12011/04/11(月) 23:33:53.21 ID:UqWx90b00
打ち「もうっ、ちゃんとごめんなさいしなくちゃだめだよ、番外個体、
ってミサカはミサカはお姉さんらしく注意してみる」
番外「はいはいゴメンナサイー」ニヤニヤ
打ち「うわぁ、
ってミサカはミサカは番外個体の投げやり過ぎるごめんなさいに、開いた口が塞がらなくなったり」
一方「……」カシャ
番外「うん。 あなたには能力があるんだし、プルタブなんて無くったって同じでしょ」ニヤニヤ
一方「……」クイッ
ゴクゴクゴク プハーッ
一方「もォいい。 アホらしい」
打ち「あなたがコーヒーイッキ飲みするなんて、珍しいね、
ってミサカはミサカは声をかけてみた……り?」ヒョイ
打ち「って、あれ? なんでミサカを膝から降ろしちゃうの?
ってミサカはミサカはまだ座っていたいよって訴えてみたり」
一方「また後で座らせてやる。 それより……このまま部屋で腐っててもしかたねェ」スック
一方「買い物にでもいくぞォ」
- 346 :12011/04/11(月) 23:35:17.47 ID:UqWx90b00
打ち「いいの!? ってミサカはミサカは目を輝かせてみたり!」
一方「たまには、なァ」スタスタ
打ち「わーい、ってミサカはミサカはお出かけの準備するために部屋まで駆け足してみる」タタタッ
番外「……」フム
一方「なにボーっとしてンだよ。 支度はできてンのか番外個体」
番外「えっ……」
番外「ああ、うん。 ミサカのお財布はあなただからね、手ぶらでジューブン」
一方「あンまり高ェのは買わねェぞ」
番外「第一位のくせにケチだね、あなた」
一方「教育だ。 なンでもかンでも買ってもらえるなンで考えは捨てろ」
番外「きゃははははっ。 あなたの口から教育だなんて、笑っちゃうよ」
一方「似合わねェか」
番外「似合ってるって思ってるの?」
一方「思っちゃいねェさ。 でもよォ」
一方「こォいうのも悪くねェだろ」
- 347 :12011/04/11(月) 23:38:24.00 ID:UqWx90b00
番外「……あなたも毒されたね」
一方「順応したンだよ」
番外「まぁ、ミサカはもうちょっと刺激があった方が好みだけどね」ギュッ
一方「あァ?」
番外「んふふぅ。 どぉよ? ミサカの感触は?」
一方「オマエなァ」ハァ
番外「はい、サン、ニィ、イチ……」
打ち「お待たせ、ってあーーーっ!!
今度は腕に抱きついてる!! ってミサカはミサカは憤慨してみる!」
番外「どったの最終個体? 顔が怖いよ」ギューッ
打ち「ダ、ダメーッ!! ってミサカはミサカは胸を押し付ける番外個体に待ったをかけてみたりッ!」
番外「悔しかったら同じことしてみれば? って最終個体の体じゃ、ミサカのマネはできないか」
打ち「な、な、な、なっ」プルプル
一方「そこまでにしろ番外個体。 くだらねェことでケンカすンな」
打ち「くだらなくなんてないもんっ! ってミサカはミサカは憤ってみたり!」
一方「……とにかく、番外個体は離れろ」
- 348 :12011/04/11(月) 23:40:22.90 ID:UqWx90b00
打ち「そうよ、離れなさい! ってミサカはミサカは命令してみたり! あの人も迷惑してるんだよ!」
番外「迷惑?」ニヤリ
番外「ほんとぉに迷惑なのかなぁ」ニヤニヤ
打ち「どういうこと? ってミサカはミサカはちょっとイライラしながら尋ねてみたり」
番外「普通男だったら、ミサカ程の女に抱きつかれたら悦ぶもんだよ」
打ち「……」プクーッ
打ち「……一方通行は慎み深い人が好きなんだもん」ボソ
打ち「それに五年後、目にもの見せてやるんだから、
ってミサカはミサカは番外個体に宣戦布告してみたり!」
番外「はいはい、頑張ってね」
打ち「絶対あなたを見返してやるんだから! ってミサカはミサカはビシッっと番外個体を指差してみる
……っていい加減に一方通行から離れてよっ!! ってミサカはミサカは我慢できない!」ギュッ
一方「って言いながら引っ付いてくるンじゃねェよ。 動けねェだろォが」
番外「そう言いつつも、悦んじゃってるんじゃないの、あなた?」ニヤニヤ
一方「あー分かった。 オマエら買い物行きたくねェンだろ。 だったら止めだ止めェ」
打ち「そ、そんなこと無いよ。
買い物行きたいよ、ってミサカはミサカは大慌てであなたから離れてみる」スッ
番外「あららヘソ曲げちゃった。
……買い物に行かないのはミサカも困るよ。 たっぷり散財させてやるつもりなんだからさ」スッ
一方 ハァ
一方「……さっさと行くぞォ」スタスタ
打ち 番外『は~い(ってミサカはミサカは元気良く返事してみる)』
- 349 :12011/04/11(月) 23:41:39.01 ID:UqWx90b00
・
・
・
一方「でェ、街まで出てきたが、ここからどォするか」
番外「わぉ。 何も考えてなかったとは、大した計画性だね」
打ち「ならセブンスミストはどうかな、ってミサカはミサカは提案してみる」
番外「無難っちゃ無難だけど……うん、悪くないね」
一方「なら決まりだ。 ……ところでよォ打ち止め」
打ち「何? ってミサカはミサカは首を傾げてみたり」
番外「なんで私たちの後ろを歩いてんの? ハブられてるみたいだよ」
打ち「ふっふっふ。 甘いね番外個体、ってミサカはミサカは不敵な笑みを浮かべてみたり」
番外「?」
打ち「ミサカは今日から生まれ変わったの、ってミサカはミサカは三歩下がってあの人の影を踏まない
慎み深さを披露してみたり」
番外「……ああ。 そう言えばそんなこと言ってたね」
打ち「まずは内面から、あの人の理想像に近づくんだから、
ってミサカはミサカは番外個体に一歩リードしたことをドヤ顔でアピールしてみたり」
- 350 :12011/04/11(月) 23:43:13.51 ID:UqWx90b00
番外「ツツシミねぇ。
それってこの人より後に寝て先に起きて、上手い料理作って、いつも綺麗でいるってこと?」
打ち「その通り! ってミサカはミサカは黙って一方通行についていく決意を表明してみたり」
一方「いや、なンか違ェだろ、それ」
番外「ぶっひゃ。 全く良くやるよね」
ミサカ「いえ、これは良妻っぷりをアピールするためにはいい作戦かもしれません、
とミサカは評価します」
打ち「さすが、話が分かるね、
ってミサカはミサカは今こそ貞淑な女が求められているの、って力説してみたり」
番外「そんな面倒なことしなくても、ヤることヤっちゃった方が早いんじゃない?」
ミサカ「ヤ……ヤることとは、とミサカはゴクリと唾を飲み込みます」
番外「決まってんじゃない」ニヤッ
番外「男なんて、ちょろぉーと色仕掛けしかければ簡単よ。
こう焦らすようにスカートを持ち上げてぇ」ススス
ミサカ「おおっ。 下にズボンを穿いているとはいえ、なんというエロさ、
とミサカはやっぱこっちの方がいいかもと考えを改めます」
打ち「そんなのダメ! ってミサカはミサカは流されかけてる下位個体にメッってしてみる」メッ
ミサカ「はっ。 そうです、本妻としてあの人の隣にいるためには貞淑な方がいい……。
しかし肉欲の限りを楽しむのもそれはまた……、とミサカはどうすれば」
- 351 :12011/04/11(月) 23:45:32.91 ID:UqWx90b00
一方「おいコラ」
ミサカ「何ですか。 今ミサカはミサカのこれからを左右する重大な案件を検討しているのです。
邪魔しないでもらえますか、とミサカは要求します」
打ち「あなたの考えは間違ってる、ってミサカはミサカは番外個体を指差して断言してみたり」
番外「ミサカのやり方の方が手っ取り早いじゃん。 ヤることは同じなんだしさ。
それより、そうやって人を指差すのはツツシミに反するんじゃないのかな?」
打ち「うっ、ってミサカはミサカは言葉に詰まりつつも、慌てて手を引っ込めてみる」
一方「……とりあえずクソガキ、家に帰ったらもう一度家族会議だ。
オマエの言ってるそれは慎みじゃねェ」
打ち「ええっ、ってミサカはミサカはショックを隠しきれなかったり」ガーン
番外「いいんじゃないの? 従順なロリの一丁上がりでさ」
一方「オマエは黙れ。 ンで、そこの妹達」
ミサカ「……」フーム
一方「……おィ」
ミサカ「……」
ミサカ「ん、ああ。 何か言いましたか、とミサカは首を傾げます」
一方「……」
一方「オマエの検体番号は何だ?」
ミサカ「ああ、そういえば名乗っていなかったですね、
とミサカはそのくらい見分けろよメンドクセェなぁ、という気持ちを押し隠しつつ名乗ります」
ミサカ「どうも、10032号です」
- 359 :12011/04/23(土) 16:48:41.64 ID:03MHuA3E0
ミサカネットワーク
【貞淑か】あの人の好みは?【淫乱か】
1 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
貞淑な姿勢で良妻っぷりをアピールするのがいいか
色仕掛けで手っ取り早く肉欲の限りを楽しむか……
おまえらの意見を聞きたい
2 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13728
おまえは何を言っているんだ?
3 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16732
あれじゃね
さっきの運営のミサッターに影響されたんじゃね?
4 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19997
ああ
あの慎みがどうとかいうヤツか
5 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11811
セロリの好みが露呈したまさかの瞬間だったぜ
6 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19888
ヤツの好みはどうでもいい
が、あの幼女に落ち着きが必要なのは同意
7 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13204
だな
あの幼女、しょっちゅう学園都市をふらふらして落ち着き無いし
8 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13577
それだけならまだしも、たまにあの幼女、変なイタズラ仕掛けてくるんだよ
9 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12299
10032号がゴーグル取られたとかグチってたな、そういえば
イタズラで思い出したけど、ゲームで負けそうになるとネットワーク経由で邪魔してくるんだよな…
10 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13212
新入りにあしらわれてた時も妨害しようとしたっけ
結局通じないんで地団駄踏んでたが
- 360 :12011/04/23(土) 16:49:52.02 ID:03MHuA3E0
11 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15640
基本的にうるさいんだよ
まあ、幼女らしいっちゃらしいんだけどさ
12 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17215
これで大人しくなってくれればいいんだけど
13 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10285
たぶん無理
あの幼女、慎みの意味分かってないしさ
14 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17856
三歩下がってはちげーだろjk
…まあ一人だけ、幼女と同じレベルのヤツがいるんだけどな
15 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10285
頭が春の人か…
慎み深い女になるって張り切ってたな…
16 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10721
ミサッターで呟いてたけどさ…やりますね上位個体(ゴクリ じゃねーだろ
間違ってるから、それ
17 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19472
相変わらずズレてるなぁ
そういや、新入りと運営が抱きついた時も悲鳴を上げてたっけ
18 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12875
一方通行さんに抱きつくなぁぁぁ! ってなwwww
安定のお花畑クオリティwwwwwwww
19 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
おいお前ら、これは俺だけじゃなくミサカ全体の問題でもあるんだぞ
お花畑は置いといて真面目に考えてくれ
運営たちと話しても結論がでないんだ
20 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15823
話すって、お前運営たちと一緒なのか?
- 361 :12011/04/23(土) 16:50:57.26 ID:03MHuA3E0
21 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
うん
外歩いてたらセロリと新入りの三人でいたんで混ざってみた
22 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16290
ちょwwwwwwwwお邪魔虫wwwwwwwwwwww
23 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12769
確か運営たち、買い物に行くんだろ?
なんで混ざってんだよwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
24 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19859
セロリにたかる為だろwwwwwwww
言わせんな恥ずかしいwwwwwwwwwwww
25 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10243
セロリの金でメシがウマいwwwwwwwwwwww
26 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
そろそろ>>1の質問に答えてやれよ
>>1もここまで無視されるのは気の毒だろうに
ちなみに俺は貞淑が良いと思う
27 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18557
さすが姉御、頼りになるなぁ
あ、俺も貞淑に一票な
28 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
俺も貞淑が良いと思う
なんてったって一方通行さんが求めたことだからな///
29 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17854
でたよお花畑が
30 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18349
春の人チース^^
- 362 :12011/04/23(土) 16:53:15.44 ID:03MHuA3E0
31 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11984
っていうか、ここでいう『あの人』ってのは上条当麻のことだろ
モヤシの意見なんてどーでもよくね
32 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18567
セロリの好みに合わせるなんてヤだな
33 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16758
大丈夫だ
俺らが肉体的に幼児退行しない限り、ヤツの好みにはならねーよ
34 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19345
流石のロリコンだな
歪みねーわ
35 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10959
っていうかさ、世間一般には中学生ってロリじゃね?
だったら俺らもストライクゾーンに入ってんじゃ…
36 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12543
な訳ねーだろwwwwwwww
中学生はババァと公言するお方だぞwwwwwwwwwwww
37 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
お、お前ら、俺の悪口はともかく一方通行さんの悪口は止めろ!
38 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15785
「中学生はなァ……ババァなンだよ」キリッ
39 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12766
wwwwwwww
運営様逃げてーwwwwwwwwwwww
40 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
>>37の言うとおり、お前らそのくらいにしておけ
第一『中学生はババァ』発言はデマだったはずだ
それに一方通行と俺たちの年齢差ならロリコンとも言えないんじゃないか
- 363 :12011/04/23(土) 16:54:36.11 ID:03MHuA3E0
41 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12323
え……姉御……
42 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
>>40
そうだよ! 高校生と中学生ならセーフだよ!
43 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18765
いや、俺たちまだ0歳……
44 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12211
0歳児に欲情とか……胸が熱くなるな
45 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
俺たちの場合、重要なのは肉体年齢だろ
46 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12487
なんだか今日の姉御、やけにセロリの肩持つな
肉体年齢が重要ってのは同意だけど
47 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18947
もしかして、姉御もセロリのこと気になってたり?
48 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18349
な訳ねーだろwwwwwwww
お花畑はもう十分だよwwwwwwwwwwww
49 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17854
そうそうwwww
俺らの姉御に間違いがある訳ねーよwwwwwwwwwwww
50 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11983
てかさ、0歳児なんて持ち出したら見も蓋もねーだろ
上条だってロリコンになっちまうぞ
- 364 :12011/04/23(土) 16:56:09.41 ID:03MHuA3E0
51 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18765
!
52 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12211
!!
53 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
そ、そうだ
俺は>>50を言いたかったのであって、別に一方通行の肩を持ったわけではないぞ!
54 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14477
あの…姉御?
55 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
その言い回しって…なんか…
56 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10039
とっても聞き覚えがあるような言い回しなんだけど…
57 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
えっ?
えっ?
58 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
ち、違う
俺はただ…いくら一方通行とはいえ、いつまでも謂れの無いことで弄られるのは可哀想と思っただけで…
59 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11121
なあ…姉御って、前からヤツのこと一方通行って名前で呼んでたっけ?
60 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16677
いや、確かモヤシと呼んでいたような…
- 365 :12011/04/23(土) 16:57:30.38 ID:03MHuA3E0
61 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19878
ジーザス…
62 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
ま、負けないもんっ!
63 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16647
誰か! 早く例のテンプレを!
64 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13640
よし来た
・飲み物と食い物ゴチ
・とりあえず金持ってる
・お洒落話題(笑)豊富
・さりげない気遣い
・コンビニの扉開けて待っててくれる
65 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19687
任せろ
・口調がおかしい →実は同じ口調を真似る者が2人居たりする
・服装がおかしい →ロシアの時の服はなかなか
・笑い声もおかしい →時々少年のような笑み
・顔が怖い →同上
・いつまでも中2病(※黒い翼が生えます)(※白い翼も生えます)(※わっかも付きます)
・借金八兆円 →帳消しに
66 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12543
そっちじゃねぇぇぇぇぇぇ!!
ネガティブなテンプレはどこ行った!?
67 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12323
いや、>>65がネガティブなヤツだぞ
大分修正入ってるけどさ
68 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18099
やだカッコイイ///
69 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15677
…考えてみると、俺らヤツの口調のこと、どうこう言えないよな…
70 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16750
正直こうやってみると…アリだよな
>>69
それは…うん…
- 366 :12011/04/23(土) 16:58:18.67 ID:03MHuA3E0
71 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12000
まぁ…運営様のために文字通り命かけたし…
72 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18400
死んでもおかしくない状況で…守ってくれたし…
73 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13003
頼りになるっちゃぁ…なる…かぁ
74 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
一方通行さんも俺らのことちゃんと考えてくれてんだ
その上どんなヤツからでも守ってくれる
もう白馬の王子様だろ、これ
75 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15785
だ、だからって、上条の方がカッコいいもん!
76 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18349
そ、そうだそうだ!
男らしさじゃ上条の圧勝だし!
77 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
上条がカッコいいのは分かる
だが、それと一方通行の行動は別にして考えるべきだろう
78 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12323
やっぱり姉御、あいつのこと…
79 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11153
おのれ魔術師ッ!
80 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
正当な評価を下すべきだと言っているんだ!
他意なんてないぞ!
・
・
・
10032「……」ナンテコッタ
- 367 :12011/04/23(土) 16:59:41.78 ID:03MHuA3E0
10032(まさか……あの姉御がセロリ派だったなんて、とミサカは動揺を隠し切れません……)
10032(しかも、お陰でミサカの質問がスルーされています、
とミサカは姉御への追求スレと化したスレを閲覧しつつ肩を落とします)ハァ
10032(不幸だ、とミサカは心の中でこぼします。
……あれ、今のって上条当麻っぽくね、とミサカはなんとなく嬉しくなります)
打ち「どうしたの10032号?
ってミサカはミサカは落ち込んだり浮かれたりする10032号に声をかけてみたり」
10032「いえ、なんでもありません、とミサカはちょっとウキウキしながら返答します」
打ち「?」
番外「取り合えずさ、早くセブンスミストに行こうよ。 この際だし10032号も一緒に来なよ」
10032「いいのですか?
とミサカは最初からついて行ってセロリにたかる腹積もりだったことを隠しつつ尋ねます」
番外「きゃはははっ。 イイねイイね、気に入ったよ10032号」バンバン
10032「ッ! ……そんなに強く背中を叩かないでください、とミサカは番外個体に要求します」
番外「気にしない気にしない。 ほんじゃ、この人にたぁっぷりたかってやりましょう!」
打ち「ダメだよ番外個体。
慎み深い女は散財しちゃいけないんだから、ってミサカはミサカは注意してみる」
番外「あら? それじゃ最終信号はゲコ太の人形とかいらないんだ?」
打ち「う、そ、それは……ってミサカはミサカは言葉に詰まってみたり」
番外 ニヤーッ
番外「ツツシミ深い女にはまだまだ遠いねぇ、最終信号」ニヤニヤ
打ち「こ、これからだもん! ってミサカはミサカは反論してみたり!」
10032「また始まってしまいましたか、とミサカは言い合いを始めた二人にため息をつきます。
一度始まると長いんだよな、コレ」
- 368 :12011/04/23(土) 17:00:49.12 ID:03MHuA3E0
一方「……」
10032「……」
一方「……」
10032「……」
10032「賑やかですね、とミサカは当たり障りの無い会話を試みます」
一方「そォだなァ」
10032「……」
10032「あの……」
一方「あン?」
10032「何も言わないのですか? とミサカは黙ったままのあなたに疑問をぶつけてみます」
一方「何を言う必要があるってンだ?」
10032「……このままだと、このミサカも買い物に参加することになるのですが……」
一方「そのつもりで来たンだろォ。 今更何言ってやがる」
10032「それはそうですが、普段のあなたなら文句の一つくらい言ってくるのでは、
とミサカは肩透かしを食らった気分です」
一方「はン……。 何言おうが、どォせオマエは着いてくるンだろォが。
だったら、オマエのしたいようにすればいい」
一方「一人二人増えたところで変わりゃしねェしな。
だがなンでもかンでも買ってやる訳じゃねェぞ。 あのガキの教育に悪ィからな」
10032「……」
10032「家庭的一方通行なんて似合いませんよ、とミサカは口出しします」
一方「なンとでも言え」
10032「……っ」
10032(あのスレの所為で、なんだかセロリが眩しく見えてしまいました、とミサカは一生の不覚です)
10032(しかし、面倒見がいいのは確かですね……、
とミサカはそこだけは認めてやんよ、と上から目線で評価します)
一方「ンだよ?」
10032「いえ、なんでもありません、とミサカはしらばっくれます」
・
・
・
- 369 :12011/04/23(土) 17:02:26.83 ID:03MHuA3E0
168 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
なんだか>>1、一方通行さんといい雰囲気なんじゃないか?
大丈夫だよな? これ以上ライバル増えないよね?
169 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11790
ねーよ
もう一度言う春厨、ねーよ
170 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10044
どうしてセロリ派の個体はこうズレているのか
171 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18322
セロリ派だからじゃね?
172 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18005
姉御、今ならまだ間に合うよ
帰っておいで
173 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
だからしつこい! そんなことよりいい加減話を戻すぞ!
貞淑か淫乱か、ミサカのキャラ付けをどうするか話し合うんだろうが!
174 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12323
姉御ェ…
175 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14477
姉御のこんな姿も珍しいなぁ
176 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17880
これもお姉様のDNAのなせる業が…胸が熱くなるな
177 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15555
もうそのくらいにしといてやれ、オマエら
言わぬが花とも言うし、余り槍玉にあげてやるな
それに>>1が無視されすぎて可哀想だろ
178 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
そーだそーだ
あんまり俺を無視すんな、泣くぞ? 泣いちゃうぞ?
179 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
…すまない>>177
迷惑かける
180 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15555
いいってコトよ
それと>>1、言い忘れたが、俺も貞淑を支持しよう
- 370 :12011/04/23(土) 17:03:41.86 ID:03MHuA3E0
181 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10222
これで貞淑が四票か
今のところ淫乱を支持するヤツはいないんだな
182 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10039
っていうか、最初から淫乱なんて賛成できるわけ無いだろ
183 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18444
その心は?
184 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10039
よーく考えろよ
淫乱なんてキャラ付けしたら、行き着く先はMNWブラックリスト最上位、あの変態個体だぞ
185 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18765
!!
186 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12211
!!!
187 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10039
そもそも淫乱キャラなんてただの恥女じゃねえか
好きな人に恥女扱いされて嬉しい訳がないだろ
188 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13328
何という説得力
恥女なんて間違ってたんや
189 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
…どうやら俺は大切なことを見失っていたようだ
変態を目指そうとか少しでも考えていただなんて…どうかしてたよ
190 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
変態か…
そういえば最近、20000号のヤツ見てないなぁ…どうしたんだろ?
- 371 :12011/04/23(土) 17:06:02.04 ID:03MHuA3E0
191 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19997
いわれて見れば、アイツもうずっと書き込みしてないよな
今日だって、このスレにも書き込んでこないし
192 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11919
こんなスレタイならいの一番に食いついてくるもんなんだけどな
193 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12576
お陰で掲示板が静かでいいけどな
194 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12000
でもなんとなく寂しいというか、もの足りない感じないか?
一方通行の話題出したら必ず食いついてきたってのにさ
195 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13003
それはあるなぁ
なんかこう…炭酸の抜けたコーラみたいな、刺激が足りない感じ
そういえば今日は10033号も来ないな
196 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
10033号は今調整中だったはず
それにアイツはちょくちょく姿見せてるだろ
197 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
20000号がこれだけ掲示板から姿を消すことは今までになかった
もしかして、何か悩みでも抱えているのか?
198 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10039
考えすぎじゃないか姉御
悩みなんて一番関係なさそうなヤツだぜ
199 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18333
下半身で行動するようなヤツだし、心配いらないってww
200 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20000
呼ばれた気がする
- 372 :12011/04/23(土) 17:07:46.81 ID:03MHuA3E0
201 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19997
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
202 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17878
またいいタイミングで来たな
203 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
>>200
久しぶりだな
最近見てないから何かあったのかと思ったぞ
204 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
>>200
オマエのことだから心配はないと思ってたけどな
でもホント久しぶり
元気だった?
205 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20000
>>203-204
ここんところ色々あったんでな
でも俺は元気にペロペロしてます
で、今北産業
206 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19997
>>205
貞淑
淫乱
あの人の好みはどっち?
207 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18947
>>205
姉御
まさかの
セロリ派疑惑
208 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13003
初っ端からペロペロとか…
流石は変態、ブレないな
209 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
ちなみに貞淑か淫乱かの問題だか、すでに貞淑で結論が出たからな
210 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13420
オマエの答えは分かりきってるしな
どうせ淫乱推しなんだろ
- 373 :12011/04/23(土) 17:09:46.83 ID:03MHuA3E0
211 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17110
ミサカ随一の変態だしなwwww
212 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12875
安定の変態クオリティwwwwwwww
213 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16643
口を開けば変態発言のコイツに、貞淑は無理な話だな
214 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18400
ちなみに一方通行は貞淑を推しているぞ
215 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14008
残念だったな変態
216 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10285
それはヤツの好みって訳でもないだろ
217 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
いや! それでも貞淑な女の方が、印象がいいのは間違いないだろ!
218 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18099
慎み深い女になって欲しい、って言われちゃぁな
間違いはないだろ
219 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
>>217-218の言うとおり
ヤツがそういう女性を求めている可能性は否定できないな
220 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17854
姉御ェ…
- 374 :12011/04/23(土) 17:14:06.44 ID:03MHuA3E0
221 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18349
くそっ!
どうしてこうなった!?
222 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11153
姉御…もうそれは…
223 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
俺は可能性の話をしただけだ!
変に勘繰るな!
224 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15555
気持ちは分からんでもないが、あんまりイジめてやるなって
225 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18033
でも姉御のこういうところ見るとさ、お姉様のDNAバンザイって思わね?
226 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17800
すげーわかるwwww
227 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10093
ああ…なんか微笑ましくなるなぁ
228 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12744
お姉様って偉大なんだな
229 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18444
流石俺らのお姉様だぜ
230 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
オマエらってヤツは…本当…- 375 :12011/04/23(土) 17:15:45.30 ID:03MHuA3E0
231 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
てゆーか、>>205どうした?
さっきから黙ってるけどさ?
232 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15333
セロリの話題なのに珍しいな
233 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
今更だけどさ、スレタイのあの人って上条当麻のことだよ
本来ならセロリの好みとか関係ないのに
234 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18099
あれ?
そーだったっけ?
235 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11984
そうだよ
>>31でも言っただろ
236 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12790
どの道結論は出たんだしいーんじゃね?
237 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19888
相手が上条でも貞淑の方がいいだろうしな
238 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10056
結局、淫乱なんてお呼びじゃなかった訳だ
239 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20000
あ、うん…
ごめん、俺ちょっと用事思い出した
――20000号がログアウトしました――
- 376 :12011/04/23(土) 17:19:01.64 ID:03MHuA3E0
240 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
えっ
241 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
えっ
242 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
えっ
243 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10056
えっ、ちょ、おま…
244 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
なん…だと…?
・
・
・
996 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13666
えっ
997 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14390
なにこれ怖い
998 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17720
祟りじゃ! 祟りの仕業じゃ!
999 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10099
そんな…
1000 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16789
一体何が起こったんです?
1001 :1001Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えたからもう書けないよ、ってミサカはミサカは忠告してみたり
続きは新しいスレッドを立ててね、ってミサカはミサカは可愛らしくお願いしてみる
- 388 :12011/04/28(木) 20:44:09.65 ID:G+PUp3du0
>>恥女
素で間違えた……恥ずかしいorz
それと、今までの話は時系列バラバラに投下してしまっていたので、ここで一度纏めます
古い
↑ >>273-276
時
>>282-286,>>295,>>288-290
系
>>1-261
列
↓ >>298-310
新しい
>>329~
こんな形で話が続いています。 >>329から続く今の話が最新話ですね
では投下します
- 389 :12011/04/28(木) 20:46:22.88 ID:G+PUp3du0
・
・
・
10032「……」フルフル
一方「おい、何生まれたての小鹿のように震えてンだ?」
10032「こ、これは……」スタスタ
一方「10032号?」
ガシッ
打ち「へっ?」
番外「あん?」
10032「緊急ミサカ会議です、とミサカは上位個体と番外個体の肩を掴みながら宣言します」
打ち「ど、どうしたの、ってミサカはミサカは突然のことに戸惑ってみたり」
番外「てゆーかミサカ会議って何さ?」
10032「詳しくはスレを参照してください、
とミサカはネットワークで先程のスレを指定しつつ二人を引っ張ります」グイグイ
打ち「ちょ、ちょっと待ってよ、ってミサカはミサカの手をとって歩き出すあなたに静止を求めてみる」
10032「ダメです。 事態は緊急を要するのです、
とミサカは上位個体の要求を無視して引っ張ります」グイグイ
番外「いくらなんでも強引過ぎじゃない?」
10032「先程も言ったように事は一刻を争います、
とミサカは早くスレを確認しろとお二人を急かします」グイグイ
番外「メンドクサイなぁ。 ミサカは買い物行きたいんだけどぉ~」
10032「だまらっしゃい! とミサカは一喝します。
あなたもミサカの一員なのですから協力してもらいますよ、とミサカは番外個体を引っ張ります
」グイグイ
- 390 :12011/04/28(木) 20:46:58.32 ID:G+PUp3du0
10032「という訳で一方通行、すみませんが買い物はまた後でお願いします、
とミサカは断りを入れます」
一方「……あァ、いいけどよォ」
打ち「うう……近い内に必ずお買い物行こうね、
ってミサカはミサカは引き摺られながらも一方通行に約束を取り付けてみたり」
一方「あァ」
番外「やれやれ。 一方通行、この埋め合わせはしっかり頼むよ」
一方「なンで俺に責任がきてンだ?」
番外「固いこと言うなよ。 ミサカのためにちょっとくらいは奮発しなよ」
一方「……」フゥ
一方「だったら……さっさと問題を解決して来い」
10032「では、また後日会いましょう、とミサカはちゃっかり買い物の約束に便乗します。
さあ会議を始めますよ二人とも」
打ち「はーい」
番外「へいへい」
スタスタスタ…
一方「……」
一方「さて、どォすっかな……」
・
・
・
- 391 :12011/04/28(木) 20:48:09.01 ID:G+PUp3du0
【緊急】20000号の様子がおかしい【ミサカ会議】
1 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
今日集まってもらったのは他でもない
あのMNWブラックリスト最上位、変態の名を欲しい侭にしていた20000号が変態発言を封印したのだ
詳しくは
【貞淑か】あの人の好みは?【淫乱か】
を参照してくれ
俺たちは早急にこの原因を突き止める必要がある
2 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10056
あ、あの、まさか俺の発言が原因なのかな…
3 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka
その可能性は限りなく低いだろう
アイツがあの程度のことで引き下がるはずが無い
何か、他に原因があるはずだ
4 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
おかしい…
何日か前に会ったけど、その時は変わった様子はなかったのに…
5 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13577
最近一人で行動すること多かったけど…まさか…
6 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxxx
んな大騒ぎすることかね?
静かになって、いいことなんじゃないの?
7 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
でもあの様子、いつものアイツと様子が違いすぎたんだよ
8 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19997
下ネタの一つも言わずにログアウトするなんて、何かあったとしか思えないだろ
9 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17878
あの変態から変態を取ったら何も無くなっちゃうんだぞ!
自分からアイディンティティーを捨てるなんて考えられない
10 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
うん
相変わらずの扱いの悪さだねwwww
- 392 :12011/04/28(木) 20:49:14.89 ID:G+PUp3du0
11 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18333
wwwwじゃなくてだな
アイツの変態っぷりはガチで引くレベルだったんだぞ
12 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14390
事ある毎にペロペロチュッチュ言ってたもんな
13 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16990
苦瓜がどうとか…口に出すのも恥ずかしい
14 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
ふ~ん
ミサカはあんまり嫌いじゃなかったんだけどね
15 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18336
えっ
16 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12323
えっ
17 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16570
えっ
18 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17777
し、新入り…?
19 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19001
それってどういう…まさか…
20 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
だってあの子がちょっかい出すと、第一位のヤツ嫌そ~にするんだよ
その顔が見ものでさwwwwwwww
だからって真似しようとは思わないけどね
- 393 :12011/04/28(木) 20:50:21.34 ID:G+PUp3du0
21 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18888
そ、そういうことか…焦った
22 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10444
俺もだ…
ヤツの変態がうつったのかと思ったぜ
23 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
>>20
む~っ
そう言って、さっきもあの人に抱きついてからかってたクセに
24 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14321
新入り…おまえ…
25 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
アレは嫌がらせの一環だよ
アレで動きを封じて、ジタバタするアイツを笑ってやったのさ
26 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17020
だからって抱きつくとか…ないわー
27 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
お、俺だって抱きついたこと無いのに…ずるいぞ新入り!
28 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
えー聞こえなーいwwww
29 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
ぐぬぬぬぅ
30 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
そこまでだ
いい加減本題に戻るぞ
- 394 :12011/04/28(木) 20:51:10.03 ID:G+PUp3du0
31 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
あ…
ごめん、つい熱くなって…
32 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
流れ切って悪かったね
で? どうして変態が大人しくなったかって話だっけ?
33 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
その通りだ
あのよそよそしい態度にはきっと何かがある
34 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12980
スレを確認したが、なんだか気味が悪かったな
本当にアイツ20000号なのか?
35 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10245
あの変わりっぷり、別人だって言われた方が納得できるよな
36 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17856
本当に別人だったりしてな…
37 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16290
おいおいそんな訳…
ない…よな
38 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10919
まさか俺たちのネットワークがクラッキングされたのか…
39 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10099
えっ、えっ
40 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15555
その可能性は無いだろう
誰であろうと、俺たちのネットワークに運営様を介さずに侵入できるはずはない
- 395 :12011/04/28(木) 20:52:12.05 ID:G+PUp3du0
41 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
>>40の言うとおり
さっき書き込みしたのは間違いなく20000号本人だよ
ついでに外部からネットワークに侵入された痕跡も認められない
42 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10320
運営様が言うのなら間違いないな
43 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13666
良かった
ホント良かった
44 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16736
当然といえば当然だけどな
45 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
>>44
このネットワークは俺たちの能力で形成されている
それこそお姉様でもなければ、アクセスすることもできないのだからな
46 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
これで別人説は消えたか
47 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17878
なぁ…
もしかして、ハッキングされたのはネットワークじゃなくアイツ自身なんじゃないか?
48 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17720
それってどういう事?
49 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10056
>>47
アイツが洗脳されたって言いたいのか?
50 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13577
だったらアイツの変わりようにも説明がつくが…いくらなんでもそんな事…
- 396 :12011/04/28(木) 20:54:11.99 ID:G+PUp3du0
51 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13800
学習装置もなしにそんなことできないだろ
52 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10700
アイツってロシアの研究所に預けられてるんだよな
学園都市外の技術じゃハッキングは不可能だよ
53 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10099
アイツ今学園都市にいるんじゃないか?
54 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11878
あ~…なんだっけ?
ヤツの身柄を預けた研究所にトラブルが起こったんで、学園都市で預かる事になったんだっけか
55 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
>>54
その通りだ
実際、ヤツの引越しに立ち会ったしな
でもその時は、変わった様子はなかったんだが
56 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
これで毎日セロリに会えるってウキウキしてたな、アイツ
57 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10039
>>56
で、しょっちゅう街をうろついてたな
58 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13577
>>56
だからよく一人で行動してたんだっけ
それで…ある時期まったく姿を見せなくなったんだよな
59 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10039
>>58
なんか部屋に引きこもってなかったか?
60 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
>>59
たしかそう
でも…その時はどうせ変態のことだからって気にしなかったんだ
- 397 :12011/04/28(木) 20:56:55.55 ID:G+PUp3du0
61 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
掲示板に姿を見せなくなったのも、その頃じゃないか?
62 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13432
まさかその間に何かされたのか?
63 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17877
一気に信憑性が増してきたな
64 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15555
少し落ち着けオマエら
俺たちに万が一が無いように、もし不正プログラムが打ち込まれた場合、
ネットワークに緊急信号が送られるように設定したことを忘れるな
それが無いという事は、やはり20000号が襲われた事実は無かったという事なのだろう
65 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
そうだよみんな
20000号が学園都市に来てから今日までのネットワークのログを探ってみたけど、怪しい点はなかったよ
ネットワークの設定に異常はないし、下位個体に対して不正にプログラムを入力された形跡も無い
66 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
第一メリットがないね
下位個体一人を洗脳したからってネットワークに影響を与えることはできないんだし
第一そんな事態を、あの第一位が見逃すかね?
67 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18099
そうか
考えてみれば学園都市には一方通行がいるんだった
68 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10065
俺たちに手出ししようってヤツはいるわけ無いのか
69 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
よかった
アイツは無事なんだな
70 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
>>69
ま、そーいう事
そもそもやり方が間違ってるよ
MNWを利用しようってんなら第三次製造計画を再開させるとか、他に効率がいい方法があるってのにさ
- 398 :12011/04/28(木) 20:59:46.09 ID:G+PUp3du0
71 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15555
>>70
一応聞いておきたいんだが、その計画は凍結されたままだよな
72 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
ミサカたちにケンカ売ろうなんてヤツは見当たらないね
いたとしてもその前に潰れるだろうよ
73 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
一方通行の影響力は健在ということだな
74 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
そういう訳で、20000号の変化はもっと別の問題が原因だと思うんだ
75 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16544
あの変態をあそこまで変えるって…何が起こったんだよ
76 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11110
さっぱり分からん
77 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19345
今までの自分が恥ずかしくなったとか?
78 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14477
それは今更過ぎるんじゃないか
79 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18855
ないな
あの変態に羞恥心があると思えない
80 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12999
でも、なんだかしおらしくなってなかった?
やっぱり自分を見つめ直して恥ずかしくなったんじゃないかな
- 399 :12011/04/28(木) 21:01:44.46 ID:G+PUp3du0
81 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12730
ペロペロ発言してたじゃん
82 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18600
普段とは比べ物にならない大人しさだったろ
83 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
ヤツが恥じらいを覚えたとして、その切欠は一体…?
84 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11919
こんな時に10033号が居てくれたらなぁ
85 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13070
ヤツと同じ、場合によってはそれ以上の変態だから、参考になる意見が聞けるんだろうが
86 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10048
同じミサカなのに考えが分からないなんて
87 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16789
なあ、一つ思いついたんだけどさ…
88 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12411
>>87
ん? なんだ?
89 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19260
>>87
何でもいいから言ってみろ
そういう思いつきって大事だからな
90 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16789
>>88
>>89
うん…もしかしてなんだけどさ…
アイツ、恋してるんじゃないか?
- 400 :12011/04/28(木) 21:03:03.57 ID:G+PUp3du0
91 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18333
―終了―
92 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
―再開―
93 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12576
―解散―
94 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
―集合―
95 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15555
>>91
>>93
オマエら、もう少し真面目にやろうな
96 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19260
>>95
いやそうは言ってもこれは…
97 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18333
>>90
いやいやねーよ
どんな判断だよ
98 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17744
>>90
期待した俺がバカだった
99 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12790
恋する乙女って、アイツのキャラから一番遠いじゃねぇか
100 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15823
なんだろう
凄くバカらしくなってきた
- 401 :12011/04/28(木) 21:04:55.38 ID:G+PUp3du0
101 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10243
そもそもアイツセロリ派だろ?
恋してるっていうなら今更じゃねーか
102 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16789
だ、だからさ、何かあったんだよ!
学園都市に来たなら一方通行とも会ってるはずだろ?
もしかしたらトラブルなイベントがあって、二人の仲が縮まったのかも知れないじゃないか!
103 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
ト、ト、トトトラブルなイベントだと!?!?
104 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
トラブルなイベントで20000号が変わった…?
…まさか、いくらなんでもそんな事はあるまい
105 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19011
なあ、トラブルなイベントって何だ?
106 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13039
いわゆるエッチなお約束ってヤツだ
107 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19998
着替えでドッキリ・お風呂でバッタリ・転んでムニュ、って事ですね
108 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19000
ふとした瞬間にチュッとかな
109 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
そんな!!
そんなの…そんなの…
110 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
>>109
落ち着け、まだそうだと決まった訳じゃない
- 402 :12011/04/28(木) 21:07:24.86 ID:G+PUp3du0
111 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18750
あのセロリがトラブルイベントとか…想像できない
112 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
うっわwwww
あの人には不釣合いなイベントだねwwww
113 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10049
しかもそこから恋って…訳が分からないよ
114 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13003
第一そんな事があったら、変態をこじらせるだけじゃないか?
115 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10040
>>114
だな
それにいの一番に自慢するだろうぜ
116 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
そ、そうだよ!
そんなことあるわけ無いよ!
117 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19041
いやいや、案外的を射てるかもしれないぜ
118 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
どの辺がだよ?
119 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
ミサカも気になるな
ねえ>>102
あなたは一体何があったと考えているの?
120 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16789
実際にチュッってしちゃってさ、その時セロリが20000号の事を受け入れちゃったんだよ
20000号はセロリに拒否されてたからこそ変態的な事ができたけど、いざ受け入れられると
怖気づいちゃって……つまり恥ずかしさが上回ってダメなんだ
変態行動ができなくなったヤツの中で、純粋な愛情が育まれ、花も恥らう恋する乙女が出来上がる!
って昨日読んだマンガに書いてあった
- 403 :12011/04/28(木) 21:08:53.65 ID:G+PUp3du0
121 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13999
マンガかよwwwwwwww
そんなん当てになるかよwwwwwwww
122 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
wwwwwwww
大した根拠だねwwwwwwww
123 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19041
>>120
分かります
変態みたいな屈折したタイプっていうのは、予期せぬ出来事に弱いモンなんだよな
正面からの恋愛には弱いもんなんだよ
124 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
だが、それだけでは根拠が薄いな
125 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
そもそもそんなイベントがあったかどうか分からないじゃない!
126 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
っていうか受け入れたって何さ!?
それこそ事実無根じゃん!!
127 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16789
>>124
>>125
>>126
それはそうだけどさ
でもそう考えると、アイツが大人しくなった理由が説明できるだろ
128 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15555
まあ可能性の一つとして考えられる…かな
129 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
かなり低い可能性だがな
そもそも、一方通行がそんなイベントを受け入れるはずがない
130 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
…そういえば、一度だけあの人が20000号を家に連れてきたこと、あったよね
- 404 :12011/04/28(木) 21:09:59.88 ID:G+PUp3du0
131 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
>>130
それはどういうことだ!?
132 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
そのまんま
第一位が20000号を家までエスコート、って訳
133 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
>>132
コンビニに行った帰りに20000号に出会ったあの人が、20000号に荷物持ちを押し付けただけでしょう
134 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19100
そんな事があったんだ…
135 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19041
もしかして、そのまま泊まっていったのか?
136 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
うんにゃ
ご飯食べてすぐに帰ったよ
ああでも、帰る間際にあの人の部屋に侵入しようとして、20000号のヤツ叱られてたっけ
137 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
ベクトルチョップ食らってたね
あれは痛そうだったなぁ
138 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18500
あれ?
それっていつもの変態と変わらなくね?
139 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
運営様、新入り
そのときのヤツの様子を詳しく教えてくれ
140 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
あの人の布団に潜ってクンカクンカするんだぁ、って宣言してたよ
それでチョップ食らったんだけどさ
- 405 :12011/04/28(木) 21:11:09.91 ID:G+PUp3du0
141 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
ご飯食べる時も、息を荒げながらあの人にアーンを求めてたね
無視されてたけど
142 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10565
うわぁ…
143 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10039
>>140
>>141
間違いない
いつも通りの変態だ
144 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19440
なんだか改めて嘆かわしいな
145 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10056
ともかく
運営様たちの証言では、家に招待されるまでは普段通りだったようだな
146 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17607
ならヤツの異変は、一方通行の家に招待された後という訳か
147 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
するい…
ミサカだって一方通行さんの家に遊びに行きたいのに
148 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18339
今はそんなこと言ってる場合じゃないだろ
149 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10065
これだからお花畑は
150 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
落ち着け>>147
今は20000号のことが先決だ
- 406 :12011/04/28(木) 21:12:44.37 ID:G+PUp3du0
151 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16009
話を戻すけど、変態が変わったのはセロリの家に招待された後でいいんだな
152 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13577
運営様
それっていつ頃の話ですか?
153 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
えーと確か…
今月の○日だったよ
154 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
じゃあ、アイツの書き込みが途絶えたのっていつ頃ですか?
155 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
あの子の最後の書き込みが…家に遊びに来た一週間後だね
156 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
変態が引き篭もったのもその辺りだ
157 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19923
纏めると…
・学園都市に住み始めてしばらくは異常は見られなかった
・セロリに家に招かれる → 変態っぷりを発揮
・その一週間後、突然引き篭もりを始める → 変態キャラが無くなる
…これ、確実にセロリが一枚噛んでるだろ
158 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16990
ΩΩΩ<な、なんだってー!
159 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17550
おのれっ……えっと……おのれっ!
160 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
えっ
えっ
- 407 :12011/04/28(木) 21:14:02.83 ID:G+PUp3du0
161 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15677
問題は、一方通行が変態に何をしたかって事か
162 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11111
変態の様子を見る限り…そりゃぁ物凄い事をしでかしたんだろう
162 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
も、物凄いコトってそそそれはああああああっ!?!?
163 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
落ち着け>>162
まだそうとは限らないだろ
164 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
>>163
そうだね
あのヘタレにそんな甲斐性あるわけないじゃんwwww
165 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
そう言えば…20000号の書き込みが途絶えた日、一方通行の様子もいつもと違ったよ…
166 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
>>165
何それミサカ知らない
167 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
>>166
なんだか悩んでいるような表情だったの
168 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
…ミサカにはいつも通りに見えたけどなー
169 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
すぐにいつもの調子に戻っちゃったし、番外個体が知らなかったのも無理ないよ
170 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15000
それ、ますますセロリが怪しいじゃねぇか
- 408 :12011/04/28(木) 21:16:20.90 ID:G+PUp3du0
171 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15555
全て状況証拠だが、一方通行が関わっていると見て、間違いはないようだな
172 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
つまり、何?
セロリと変態の身に>>120みたいな事が起こったと?
173 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16789
ふ、マンガもバカにはできないだろ
174 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13885
俺、頭痛くなってきた
175 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
ま、まだそうとは決まったわけじゃないもん…
176 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
運営様、新入り
他に一方通行の行動で不審な点は無かったですか?
177 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
…あの人、最近よくどこかに出かけてるんだよね
178 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18011
どこに行くのか分からないのか?
179 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19041
まさか出かけたら朝まで帰ってこない…とか
180 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
……
- 409 :12011/04/28(木) 21:18:54.37 ID:G+PUp3du0
181 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
な、なんで黙るんだよ?
182 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
どこに行くのかは分からないけど、夕飯までには帰ってくるよ
でもたまに…たまにだけど夜遅くに帰ってくる事あるし…何度か泊まりかけで出かけた事もあったの
183 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
その泊まりかけで出かけたのって…
184 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
20000号が引き篭もったっていう日より後の事だよ
185 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
うわあああああああ!
186 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18091
なん…だと…?
187 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12900
どうしてこうなった
188 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15713
これは…何と言ったらいいか…
189 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13987
えっ、えっ?
190 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
まだ二人が会っていたという確証はない
- 410 :12011/04/28(木) 21:21:04.26 ID:G+PUp3du0
191 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14599
姉御ェ
それはそうなんだけど…
192 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10081
この状況だと、二人にのっぴきならない事が起こったとしか考えられなくね?
193 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
う…嘘だ
一方通行さんとアイツがのっぴきならないとか…
194 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
>>192
>>193
想像で判断するのは危険だ
分かっているのは>>157と、最近一方通行がどこかに出かけているって事だけ
まだ何もはっきりした事が分かっていないじゃないか
195 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
>>194
そ、そうだよね
まだ確定した訳じゃないんだよね
196 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
もうメンドクサイ
直接第一位に吐かせてやる
197 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
ちょ、ま、待て新入り
今殴り込みに行ったら余計ややこしくなるだろうが
198 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
>>195
何言ってんの?
ミサカはヘイワテキに話をしようって考えてるよ
199 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
平和的に話し合おうって人はそんな目しないよ!
口元笑ってるけど、目は全く笑ってないじゃない!
200 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
後で好きなだけ鬱憤を晴らしてもいいから、今は落ち着けっ
- 411 :12011/04/28(木) 21:24:20.49 ID:G+PUp3du0
201 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
後で好きなだけイジっていいから今は堪えて!
ほら、どうどうどうどう
202 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
>>201
人を馬扱いするんじゃない!
……いいさ、もうちょっとだけ我慢してやる
203 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10077
しかし一度当事者に話を聞かなきゃ、これ以上の進展は望めないんじゃないか
204 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12405
何せ誰も詳しい事を知らないからな
205 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10039
なんというか、申し訳ない
206 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13577
近くにいたのに、今日まで事態に気付かなかったなんて
207 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19930
仕方ないさ
あの変態があそこまで変わるなんて誰も予想できなかった事だ
208 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
…二人と話をする必要があるな
209 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18817
でも二人とも、そう簡単に話してくれるかな?
210 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11999
こればかりは難しいだろうな
- 412 :12011/04/28(木) 21:26:24.33 ID:G+PUp3du0
211 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15555
しばらく二人をそっとしておいて、様子を探ってみるか
212 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10298
>>211に賛成
外堀を埋めるって意味でも有益だろうな
俺たちも、一度落ち着く必要があるし
213 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17601
よし、出番だスネーク!
214 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18478
安心と実績のスネークだな
215 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14723
ヤツはスニーキングのプロだ
必ず何かを掴んでくれるだろう
216 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
それってミサカが問い詰めた方が早いんじゃない?
217 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
>>216
だからそれだと話がややこしくなるっつってんだよ
218 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
>>216
お願いだから自重して
219 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
……わかったよ
面白くない
220 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15555
>>219
よく我慢してくれたな
すぐにはっきりした事が分かるはずだ、安心しろ
- 413 :12011/04/28(木) 21:27:47.47 ID:G+PUp3du0
221 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
…ふん
222 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10350
ねぇ、スネークマダァ?
223 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11888
あれ
これスネークいなくね?
224 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17122
おかしい…いつもなら名前が挙がった次のレスには現れるのに
225 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
運営様
スネークが今どこにいるのか分かりますか?
226 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
学園都市にいる事は間違いないんだけど…ログアウトしちゃってる
227 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
誰かの依頼を遂行している最中か?
228 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
だったらミサカがやってやる
229 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10999
>>228
止めて!
230 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
今北産業
- 414 :12011/04/28(木) 21:29:27.41 ID:G+PUp3du0
231 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19589
>>230
待ってだぞ!
学園都市に引っ越してきた20000号
突然引き篭もり
変態がまともに
232 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18890
>>230
引き篭もった20000号
同じ時期に様子がおかしかったセロリ
その後、20000号が変態発言を封印した
233 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
という訳で、スネークにはセロリと20000号の様子を探って欲しい
234 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17493
>>230
珍しく登場が遅かったな
235 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
うう
早く一方通行さんと20000号が関係ないって調べてくれよぉ…
236 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
>>230
ちゃっちゃと仕事してよね
237 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
うん…その前にさ…
運営様と新入り以外で、学園都市にいるミサカを教えてくれ
238 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
それが何だってのさ?
239 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10319
なんか今日のスネーク、歯切れ悪いな
240 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10039
まぁ答えてやろうぜ
スネークを除外すると、学園都市にいる下位個体は…
俺と10032号、13577号、19090号、そして問題の20000号の五人だな
- 415 :12011/04/28(木) 21:30:44.43 ID:G+PUp3du0
241 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
>>240
それで間違いない
242 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
待って
そういえば今20000号はどこにいるんだ?
243 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
どこって、そりゃ学園都市の…どこだ?
244 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13577
俺、朝からアイツの姿見てないや
245 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
学園都市組は、今どこにいる?
246 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
>>242
言われて見れば俺らも知らない
>>245
俺は運営様と新入りと一緒に第七学区のファミレスにいるよ
247 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10039
>>245
俺と13577号は病院だ
>>242
少なくとも病院にはいない
248 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
俺は第七学区の公園
散歩してて、今ベンチに座ってる
ここにもアイツはいないようだけど…>>245はなんでそんな事聞くんだ?
249 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
>>245
まさか20000号を見つけたのか?
250 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
だったら早く報告してもらおーじゃん
- 416 :12011/04/28(木) 21:32:32.68 ID:G+PUp3du0
251 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
ああ…うん…
やっぱあれ20000号だったんだ
そうだよな、俺が同じミサカを間違えるはずはなかったんだし…
252 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
>>251
ミサカ、そういうもったいぶったのキライなんだけど
253 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
>>252
もう、そんなにイライラしないで
でもスネーク、情報があるなら早く教えて欲しいな
254 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
すみません
これがアイツを見かけた時の画像なんですが…刺激強いんで覚悟しておいてください
ttp://up3.misakaloader.net/rotarelecca/src/men087043.jpg
255 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
は、ハァァァァァァァァッ!!?
256 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
うわああああああああああああああ!!!
257 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18099
ぎゃあああああああああ!!
258 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
う、嘘!
こんなの嘘だよ!!
259 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
そんな…そんな
260 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
どうしてこうなった!!
・
・
・
- 441 :12011/05/11(水) 22:05:58.13 ID:4Ai4fh+q0
>>390
一方「だったら……さっさと問題を解決して来い」
10032「では、また後日会いましょう、とミサカはちゃっかり買い物の約束に便乗します。
さあ会議を始めますよ二人とも」
打ち「はーい」
番外「へいへい」
スタスタスタ…
一方「……」
一方「さて、どォすっかな……」
・
・
・
昼下がりの第七学区の通りを、一方通行は歩いていた。
通りに人影は疎らだった。 通りを賑やかすはずの学生たちは午後一番の授業を受けている頃で、
彼の視界に映るのは、学校から抜け出す幾人かの不良たちの姿だけだった。
彼らを視界の端に映し、一方通行は緩やかに杖を運んでいる。
どこに行こうという当てはない。 彼はただ、足の向くままに歩いていた。
やがて、一方通行は交差点に差しかかった。
青を示していた歩行者用信号機が点滅を始め、その横で、車道を走る一台の車が勢いよく交差点を
通り過ぎて行った。
一方通行は、相変わらずのんびりと歩いている。 歩行者用信号機が赤に変わった。
車道では更に一台、車が交差点をすり抜けていった。
すぐに車道の信号機も赤に変わり、信号待ちをしていた車が緩やかに交差点に侵入した。
その頃になってようやく横断歩道までたどり着いた一方通行は、ぼぅと立ち尽くしてた。
車は音を立てずに走っている。 彼は通りの先に視線を投げると、軽く息を吐き出した。
「どォするか……」
一言口の中で呟き、頭をかいた。
- 442 :12011/05/11(水) 22:10:44.45 ID:4Ai4fh+q0
このまま通りを進んでいけば、然程時間がかからない内に、セブンスミストに到着する。
しかし彼の興味はそこには無かった。
必要な買い物も無く、そもそもここへ連れてくるはずの打ち止めたちもいない。
なぜこんなところまで来たのか、一方通行自身にも分からなかった。
今日の予定は何も無い。 かといって、セブンスミストで一人ウインドウショッピングというのは、いかにも似合わない。
さてどうやって暇を潰そうかと、彼が頭を働かせたその時、
「こんにちは、セロリたん、とミサカはセロリたんに挨拶します」
背後から声をかけられた。 一方通行は振り返った。
そこには、常盤台中学の制服を身に纏い、ごついゴーグルを額にかけた少女がいた。
「20000号か」
一方通行呟きに、少女は頷いた。 彼女は真っ直ぐ背筋を伸ばし、両手を体の前で合わせ、
まるでホテルのコンシェルジュのように一部の隙も見せていない。
そんな彼女に、一方通行は内心首を捻りながら口を開いた。
「今時間はあるか?」
「はい。 今日これからの予定はありません、とミサカは笑顔で答えます」
- 443 :12011/05/11(水) 22:16:15.90 ID:4Ai4fh+q0
20000号は軽く首を傾げて、一つ笑みを浮かべた。
今度こそ一方通行は首を捻った。
彼女が浮かべたのは、スミレのように美しい笑み。 一方通行にとって初めて見る笑い方だった。
「それで何でしょうか? とミサカは期待を込めてセロリたんに尋ね返します」
そう言う彼女に、一方通行は視線を這わせた。
一見、極めて自然体であるように見える20000号だが、よく見れば目尻にほとんどシワがよっていない。
肩にも力が入っており、彼女は彫刻のように、一方通行に視線を注いでいる。
二人の間には、20000号足で三歩ほどの距離があった。
一方通行はそれを確認すると、立ち尽くす彼女に声をかけた。
「ああ……。 少し付き合え」
「はいっ、とミサカは思わず飛びつきたい衝動を押さえて返事をします」
破顔し、半歩足を踏み出した20000号は、そこでグッと体を縮込ませた。
お預けを食らった犬のような彼女は、すぐに取り繕うように、先程のスミレのような笑みを浮かべた。
「ついて来い」 と一方通行は言って、踵を返した。
信号は青に変わっていた。 彼はゆっくりと歩を進め、その後ろを20000号は静々と歩き出した。
- 444 :12011/05/11(水) 22:21:47.12 ID:4Ai4fh+q0
20000号は猫のように気侭な少女だった。
晴れて恋人同士になった今でも、一方通行は人前でいちゃつくのを良しとしていない。
しかし20000号はこれに頓着していない。 彼女は隙あらば彼に抱きつき、しな垂れかかり、
あわよくばクンカクンカペロペロまで迫ろうとする。
そんな彼女を、一方通行がかわす。 そして20000号の頭にチョップが落ち、二人は軽口を叩き合う。
それが彼らの習慣だった。
一方通行は瞳だけを動かして、左手側に視線を投げた。
そこに20000号はいなかった。 彼女は一方通行の後ろにつき従い、先程から一言も口を開いていなかった。
この状況に、一方通行の我慢は限界に達していた。
軽く視線を持ち上げると、銀行のショーウインドに映った、一人で歩く一方通行の姿があった。
一方通行の眉間に、深いしわが刻まれる。
彼は左手を乱暴にポケットに突っ込むと、ショーウインド越しに後ろを窺った。
相変わらず、20000号は一方通行の背後を歩いていた。
ちょうど彼から三歩下がった位置で、彼に追いつかないように慎重に歩を進めている。
その表情は沈んでいた。
しかし一方通行の視線に気付くと、彼女はすぐに笑みを浮かべ彼に笑い返した。
スミレのような笑み、明らかな作り笑顔だった。
不意に、一方通行は足を止めた。 同じタイミングで、20000号も立ち止まる。
- 445 :12011/05/11(水) 22:23:17.06 ID:4Ai4fh+q0
「どォいうつもりだ?」
振り返り、そう尋ねる彼の声は冷たかった。
二人の間には、やはり三歩の距離が横たわっている。
「どう、と言われたら……それは……とミサカは言葉を濁らせます」
彼の声の冷たさに、20000号は体を縮込ませた。
俯き眉尻を下げた彼女は、それでも笑みを取り繕おうと必死だった。
その笑顔に、一方通行は強い既視感を感じた。
時おり打ち止めが見せる、イタズラを誤魔化そうとする曖昧な笑み。 それにそっくりだった。
一方通行はため息をついた。
そのまま20000号の目の前に移動し、囁くように、彼女に言葉をかけた。
「20000号、なンのつもりだったンだ?」
そう尋ねる彼の声は柔らかかった。
20000号は彼から視線を反らすと、自分のつま先の辺りにさ迷わせた。
両手を体の前ですり合わせ始め、彼女はボソボソと話を続けた。
- 446 :12011/05/11(水) 22:24:05.91 ID:4Ai4fh+q0
「ネットワークで聞いたんです……。 セロリたんの好みが慎み深い女性だって……
とミサカは白状します」
「で、三歩下がって俺の影を踏まないようにしていたのか?」
「……その通りです、とミサカは肯定します」
もう一度、今度は大げさに、一方通行はため息をついた。
ため息に混じる呆れの色に、20000号は唇を尖らせて、彼の顔を覗きこむ。
「そんなため息をつかなくてもいいじゃないですか、とミサカはセロリたんの反応に不満を感じます。
ミサカだって、セロリたんの好みに近づきたかったんです」
「……何勘違いしてンだ」 と、一方通行は疲れたような声で言った。
「オマエのやってることは、慎み深さとは何の関係もねェよ」
「……ッ!! そんなっ!」
- 447 :12011/05/11(水) 22:26:25.28 ID:4Ai4fh+q0
20000号は目を見開き、口をあんぐりと開けた。
よほどショックだったのだろう、彼女はしばらく表情を固まらせ、がっくりと肩を落とした。
「せっかくセロリたんに擦りつくのを我慢してたのに……
とミサカは戦略ミスにやるせない気持ちになってしまいます。 ちくしょう我慢しただけ損した。
……しかし、ならば慎み深さをどう表現したらよいのやら?」
腕を組み思考をめぐらせ始める20000号。
うんうんと唸り始めた彼女の頭に、一方通行は軽くチョップを落とす。
ふぎゃっ、と小さく声を上げる20000号に構わず、彼は彼女の肩を掴んで歩き出した。
彼の予期せぬ行動に、20000号はもういちど、間の抜けた声を上げた。
「えっ? あ、あの……セロリたん? とミサカは無言で肩を引っ張るセロリたんに戸惑います」
「いいから来い」
それ以上、一方通行は答えなかった。
無言のまま路地裏へと進む背中に、20000号は口を閉ざし、従うしかなかった。
- 448 :12011/05/11(水) 22:31:20.54 ID:4Ai4fh+q0
路地裏は、昼間であっても薄暗かった。
室外機の音が低く響き、その上で、一匹の茶トラ猫が丸まっている。
健やかな寝息を立てている茶トラだが、ふと、彼の耳が大きく動き、忙しなくひくついた。
目を開くと同時に、彼は素早く立ち上がる。 一つ鼻を鳴らし、室外機から飛び降りた。
そしてそのまま、路地の奥へと姿を消してしまった。
茶トラと入れ替わるように、すぐそこの角から、一方通行と20000号の二人の姿が現れた。
一方通行は素早く辺りに視線を巡らせる。
人の気配がないことを確認すると、彼はようやく20000号の腕を離した。
20000号はやや俯きながら、緩みそうになる頬を引き締めようとしていた。
「あの……こんな人気の無いところで何を……とミサカはちょっとイケナイ想像を……グヘッ」
20000号の表情がだらしなく緩んだ。 しかしそれも束の間、彼女は両手で自分の頬を叩いた。
パァンと、小気味良い音が響く。
「い、いけません、ミサカは慎み深くならなければ、とミサカは雑念を振り払います!」
頬に手を当てたまま、イヤイヤをするように頭を振る20000号。
一方通行はそんな彼女に向き直り、肩に手を伸ばした。 彼の細い手が少女の肩に触れた瞬間、
20000号は子猫のように体を跳ねさせた。
一方通行は半ば無理矢理彼女を抱き寄せると、
「20000ごォ」
「ひゃっ……あ、ん……」
彼女の頭をクンクンしだした。
- 449 :12011/05/11(水) 22:32:15.19 ID:4Ai4fh+q0
「あ、あの……いきなり何を……とミサカは機先を制されて……あぅぅ」
一方通行の鼻先が20000号の頭を撫で、鼻息が髪を揺らした。
20000号の顔は真っ赤に染まっていた。 一方通行の腕の中でモゾモゾと体を動かす彼女だが、
一方通行はその細腕でしっかと彼女を抱きとめ、クンカクンカと鼻をひくつかせる。
「らめぇ……そんなにクンクンされたらミサカは……
とミサカは慎み深くならないとなのに……くやしいっ」
「だから、勘違いしてンじゃねェよォ」
一方通行の声はどこか蕩けていた。 「俺の好みは慎み深ェ女じゃねェンだ」
「……は?」
- 450 :12011/05/11(水) 22:33:21.14 ID:4Ai4fh+q0
「え? あ、あれ? だって上位個体には……慎み深い女になれって、
とミサカは言ってること違くね? と疑問を呈します」
「あれは教育だ。 俺の好みとは関係ねェよ」
「じゃ、じゃあミサカがしてきた事は……」
「全部意味がねェなァ」
「……そんなぁ」
思わず言葉を失う20000号。 その様子に、一方通行はクンクンを中断すると、彼女の顔を覗きこんだ。
「無理に変わろうとすンじゃねェ。 ……だろうが」
一方通行が小さく呟いた。 呟きはあまりにも小さく、言葉尻は20000号でさえも聞き取れない程だった。
しかし、それで問題は無かった。 20000号は満面の笑みを浮かべると、一方通行に抱きついた。
「ごめんなさい、セロリたん、とミサカはセロリたんに抱きつきながら謝ります」
一つ、舌打ちの音が響いた。 一方通行が20000号の髪に顔を埋めた。 20000号も、彼の胸に頬を寄せる。
二人は一斉に、クンカクンカを始めた。
- 451 :12011/05/11(水) 22:35:33.06 ID:4Ai4fh+q0
「はぁ、やっぱこれ堪んねぇ、とミサカは慎みを忘れてクンカクンカします」
「……なぁ20000号」
「……なんでしょうか? とミサカはセロリたんの胸に頬をすり寄せながら答えます」
20000号の目は熱に浮かされていた。 頬はリンゴのように真っ赤だった。
潤んだ瞳に、例えようのない色気があった。
「少し、汗臭いなァ」
「!!!?」
とたん、雷に打たれたように体を硬直させる20000号。
一瞬の間を置いて、彼女は何かを訴えるように声を上げたが、それは言葉にならなかった。
そのまま一方通行から離れようと激しく体を揺する彼女だが、一方通行は器用に立ち回り、
彼女の動きを封じてしまう。 クンクンも止まらない。
「や、だぁ……クンクンしないでください、とミサカは訴えます」
「やだァ」 と、彼は大きく息を吸って、言った。 「オマエの汗、いィ匂いだからなァ」
「ミ、ミサカは汗臭くないもん! 汗なんてかいてないもん! とミサカはもう一度訴えます」
「俺に抱きしめられて、興奮したろう」
一方通行は20000号の耳に顔を寄せて、囁いた。 ひゃん、と、20000号が小さい悲鳴を上げる。
- 452 :12011/05/11(水) 22:37:07.73 ID:4Ai4fh+q0
「体温が上がってる。 それで少ォし汗かいてンだよ」
「それは……うう」
「クカカ。 オマエのそォいうとこ、好きだぜェ」
「……バカァ、とミサカは身を縮込ませてセロリたんに抗議します……」
「何だ? もォ逃げねェのか?」
「そ、それは……」
20000号は恥ずかしげに肩を揺すった。 そんな彼女の仕草に、一方通行が唇の端を吊り上げた。
「さっきはあンなに嫌がってたのになァ。 やっぱオマエは変態さンだなァ」
「ぅぅ~……」
- 453 :12011/05/11(水) 22:44:51.53 ID:4Ai4fh+q0
耳まで真っ赤になった20000号は、それでも一方通行に寄り添うと、頭を彼に差し出した。
けれど、彼は20000号の肩をそっと押すと、少しだけ彼女の体を遠ざけた。
「ど、どうして」 と20000号は震える声で言った。 「イジワルしないでください、とミサカは
セロリたんに懇願します」
「ちゃァンと、何して欲しいか言ってくれねェと分からねェよォ」 一方通行の瞳が細くなった。
「何を……して欲しいンだ?」
20000号の瞳が涙に滲んだ。 唇が小さく痙攣した。
「~~っ」
「なンだ、何もして欲しくねェのか」 と、一方通行は芝居がかった仕草で答えた。
「じゃァ、ここらでお開きだなァ」
「ま、待ってください、とミサカはセロリたんの袖を掴みます……」
20000号が顔を上げ、一方通行の目を見つめた。 彼女の瞳から涙が零れそうになっている。
「……クンクンを……クンクンしてください、とミサカはセロリたんに懇願します」
「よく言えましたァ」
満足気にそういうと、一方通行は再び彼女を抱きしめた。 少女の涙が、彼のシャツに滲んだ。
クンカクンカクンカクンカ……
17600「」
- 471 :12011/05/16(月) 19:39:44.28 ID:I0QAQeU50
17600「」
17600「」
17600「」
17600「!」ハッ
☆ようこそ ミサカネットワークへ☆
【ロクイン】
-------------------
ID:misaka17600
PW:tomainoki
-------------------
【ENTER】
<ブーッ
【警告】ログインパスワードが間違っています。やり直してください。
17600「……」
- 472 :12011/05/16(月) 19:40:25.76 ID:I0QAQeU50
【ロクイン】
-------------------
ID:misaka17600
PW:tomainoti
-------------------
【ENTER】
☆ようこそ ミサカネットワークへ☆
17600「……」
【緊急】20000号の様子がおかしい【ミサカ会議】(228)
- 473 :12011/05/16(月) 19:42:01.81 ID:I0QAQeU50
【緊急】20000号の様子がおかしい【ミサカ会議】
1 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
今日集まってもらったのは他でもない
あのMNWブラックリスト最上位、変態の名を欲しい侭にしていた20000号が変態発言を封印したのだ
詳しくは
【貞淑か】あの人の好みは?【淫乱か】
を参照してくれ
俺たちは早急にこの原因を突き止める必要がある
・
・
・
230 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
今北産業
231 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19589
>>230
待ってだぞ!
学園都市に引っ越してきた20000号
突然引き篭もり
変態がまともに
・
・
・
254 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
すみません
これがアイツを見かけた時の画像なんですが…刺激強いんで覚悟しておいてください
ttp://up3.misakaloader.net/rotarelecca/src/men087043.jpg
255 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
は、ハァァァァァァァァッ!!?
256 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
うわああああああああああああああ!!!
257 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18099
ぎゃあああああああああ!!
258 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
う、嘘!
こんなの嘘だよ!!
259 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
そんな…そんな
260 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
どうしてこうなった!!
・
・
・
- 474 :12011/05/16(月) 19:42:55.98 ID:I0QAQeU50
【緊急】20000号の様子がおかしい2【ミサカ会議】
1 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
い、一瞬サーバーが落ちるかと思った…
あれ、これって夢? 夢だよねまさかあの人が20000号に抱きついてるとかそんなことないもんね……
うんそうだこれ夢なんだ
2 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
現実逃避してんじゃねぇぞ最終信号
オイコラ17600号
どこだ? あのロリコンクソモヤシはどこにいる?
3 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
それよりも状況を詳しく!
何がっ一体あの二人に何があった!?
4 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
うそだうそだうそだうそだうそだ……
ゆ、夢だこれそうだよ夢だよ夢なんだよアハハハハハハ……
5 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10039
ダメだ、お花畑が錯乱しやがった!
6 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17122
誰か衛生兵を!
急げ!!
7 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18264
……ッ! うぁ……ッ!!
8 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14870
こっちにも重篤者が出たぞ!
衛生兵はまだかっ!!
9 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13577
これ、セロリ派全滅してんじゃないか?
10 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19843
一体何が起こってるんです?
- 475 :12011/05/16(月) 19:44:03.04 ID:I0QAQeU50
11 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10223
ミサカ最後の日の夜明け…かもな
12 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
>>3-11
うるさい!
ナニがあったかなんてこのミサカが全部吐かせてやる!
だからさっさと居場所を教えろ17600号!!
13 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
え、えーとここは……っ!!
14 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
スネーク?
応答しろスネーク! 何があった!?
15 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11110
何だ、何があった!?
……まさか
16 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19998
まさかヤってるのか!?
17 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
>>16
今はそんな冗談聞きたくないの
黙っててくれる
18 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
あ、あああ一方通行さんがそんなことするわけ無いだろ!!
19 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
>>16
アイツが一線を越えるなど考えられない
だから状況を説明しろ! 何があったスネーク!?
20 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
すまん
奴らを見失った
- 476 :12011/05/16(月) 19:45:42.02 ID:I0QAQeU50
21 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
は、ハァァァァアアアアアアアアアアア!?
22 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
…珍しい失態だな、スネーク
23 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
申し開きのしようも無い…
ショックが強すぎて、注意力が散漫になっていたようだ
気付いた時にはもう…
24 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
気持ちは分からんでもないな
25 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16789
無理も無いよなぁ
26 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10330
俺なら卒倒する自信がある
>>25
でもオマエ、こうなること予想してたんじゃね?
27 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16789
>>26
あんな風に抱きついてるなんて、いくらなんでも考えらんねぇよ
あれ、でも抱きついてるってことはもしかして俺の予想が……
28 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
ふっざけんなコラァァァアアアアアアアア!!
そんなことある訳ねぇだろ事故に決まってんだろ!!
てかクソモヤシは今どこにいるんだよ!?
ふ、二人っきりでなにやってるってんだよぉ!!
29 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
落ち着いて番外個体!
まずは状況を整理しましょう
30 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15555
運営様の言うとおりだな
スネーク、とりあえず思い出せる範囲で二人の様子を教えてくれ
- 477 :12011/05/16(月) 19:47:03.51 ID:I0QAQeU50
31 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
俺は路地裏を歩いていて、そうしたら聞いたことのある声が聞こえてきたんだ。
そこで覗いてみたら、あの二人が抱き合っていて…
なんか猫みたくじゃれ合ってたんだよ…
32 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
じゃれ合っていた…だと…
33 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
うわあああああああああん!!
そんなのウソだああああああああああ!!
34 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18264
35 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19333
おい>>34息してねーぞ!
36 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13589
メディーーークッ!
37 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17550
ちくしょうっ…ちくしょうっ!
38 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15555
みんな気をしっかり持て!
ほら、大きく深呼吸して、な
39 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18264
……はっ
く、悔しくなんてねーし? あんなモヤシどうなろうと関係ねーし?
40 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18502
もういい…もう休め>>39
- 478 :12011/05/16(月) 19:48:41.91 ID:I0QAQeU50
41 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16004
ほら、涙吹けよ
42 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
ゆ、許さない…
あの変態モヤシヤロウ…
43 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
落ち着いて番外個体!
そんな虎も食い殺さんばかりの表情止めて!
44 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
画像見て叫んで、ただでさえ店員に睨まれてるんだから止めろ!
その顔通報されるレベルだぞ!
45 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
うるせえ
おい17600号
二人が他にナニやってたか、もっと詳しく教えてもらおうか
46 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
新入りのヤツ、完全に目が据わってやがる…
47 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
番外個体の精神テンションは今、ロシア時代に戻ってる!
冷酷! 残忍! その番外個体が(ry
48 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
何やってたかって…
何かボソボソ喋ってたけど…とっさのことでよく聞こえなくて…
49 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
ああん!?
50 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
す、すんません!
情報掴めなくてすんません!
- 479 :12011/05/16(月) 19:49:35.60 ID:I0QAQeU50
51 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16543
…俺、こんな低姿勢のスネーク初めて見た
52 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14072
新入りさっきとキャラ違いすぎ…
53 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10278
新入りェ
54 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18834
>>49
まあまあ
とっさにあんなの見たら、誰だって何もできなくなっちまうよ
55 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
>>54
ああ?
56 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18834
>>55
なんかすいませんっした!
57 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
そこまでにしろ新入り
話が進まない
58 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
…ち、役に立たないなぁ
59 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
怖ぇ…
新入り怖ぇよ
60 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
よしよし、もう大丈夫だからねぇ
- 480 :12011/05/16(月) 19:51:43.65 ID:I0QAQeU50
61 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
ぅぅ…ありがとうございます運営様
62 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15880
なんか運営様、余裕ありますね
63 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
余裕とは違うけど、今の番外個体の様子を見ちゃうとね、
逆に冷静になれるの
64 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10520
なんか…分かります
65 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
話を戻しましょう
そもそも、二人の関係はどこまで進んでいるんだ?
66 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13577
画像を見る限り…かなり深い関係に見えるが…
67 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
ち、違うやい! 単なる事故だい!
20000号がこけて一方通行さんが受け止めただけだい!!
68 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
>>67
残念ながら、とてもそうには見えなかったぞ
69 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18264
二人ともお互いの背中に手を回してるな…
羨ま……しくなんてない!
むしろセロリなんかに抱きつかれて変態も可哀想だよな! なっ!
70 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10033
>>69
こんな時まで意地を張るな
泣いてもいいんだぜ
- 481 :12011/05/16(月) 19:53:05.41 ID:I0QAQeU50
71 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18264
>>70
意地なんて張ってねーしむしろ何で意地なんて張らなきゃならないんですかー!
…てかオマエ、何でログインしてんだよ? 調整中じゃなかったのかよ
72 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10033
ついさっき終わったところだ
それよりも、だ
>>71には追い討ちをかけることになるが、問題の画像について気がついた事がある
73 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
!
何か発見したのか?
74 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
何?
もう一度言うけど、ミサカもったいぶられるのキライなの
だから早く言って
75 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10033
>>74
すまない
この画像のご主人様ついてなのだが…これはただ20000号を抱きしめているんじゃない
ご主人様は20000号を…
ク ン カ ク ン カ しているんだ!!
76 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
!!!!
77 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
!!!!
78 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
!!!!
79 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
!!!!
80 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18264
!!!!
- 482 :1[saga]:2011/05/16(月) 19:54:17.11 ID:I0QAQeU50
81 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
イヤイヤねーよ
82 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18758
クンカクンカとか…
ないわ、まじないわ
83 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17743
>>75
オマエもう一度調整してもらえ
いいか、頭のだぞ
84 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19349
一瞬でも期待した俺がバカだった
85 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
いやでも…セロリのヤツ、確かに変態の頭に顔を擦り付けてたぞ…
86 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12729
ま、まさか…見間違いじゃないのか?
87 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
でも一方通行のこんな顔、ミサカも見たことないよ…
嫌がってないってことは間違いじゃないみたい…
88 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
ウソ…そんなのウソだよぉ……
うわあああああああん
89 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18264
セ、セロリがどこの誰をクンクンしようと…ど、どーでも…
どーでも……ッ!!
90 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
……もうダメだ
あのクソモヤシ殺してやる
- 483 :12011/05/16(月) 19:56:46.15 ID:I0QAQeU50
91 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
なっ!
何言ってるの番外個体! そんなことダメだよ!
92 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
そうだぞ新入り!
そんなことしても後悔するだけだ!
だから握り締めて今にも割れそうなコップから手を離して、なっ
93 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
落ち着くんだ新入り!
早まるんじゃない!
94 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15555
自分を見失うな
正気を保て新入り!
95 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
止めて新入り!
どんなことになっても、一方通行さんを傷つけるのは許さないぞ!
96 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18264
あ、アイツのことはどーでもいい!
どーでもいいけど、同じミサカに手を汚されて堪るか!
97 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10033
そうだ! そういうことは、せめてプレイにとどめるべきだ!
98 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
>>97
バカ、そういう問題じゃないだろ!
新入り、ほら俺がすぐに詳しいこと調べてくるからさ、もうちょっと待ってくれ、いや待ってください!
99 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
ね、番外個体
皆もこう言ってるんだから思い直して…お願い
そんなに怪しく目を輝かせないで
100 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
ううん、ミサカもう決めちゃった
もう絶対許さない
ミサカは地獄の底まであのモヤシを追っかけて…
モヤシを[ピーーー]して[ピーーー]して、さらに[禁則事項です]や[らめぇぇっ!]まで仕込んで、
このミサカ以外の女じゃおっ勃たない体にしてやる!!
- 484 :12011/05/16(月) 19:57:52.59 ID:I0QAQeU50
101 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
……
102 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
……
103 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18264
……
104 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
……
105 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
……
106 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
……
107 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15555
……
108 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13577
……
109 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10033
やだ
ちょっと混ぜて欲しい///
110 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10854
もうやだこのネットワーク
- 485 :12011/05/16(月) 19:59:53.64 ID:I0QAQeU50
111 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
え?
殺してやるって、そういう意味? 恋愛的な?
112 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
まったく、驚かせるな…
って、それはそれで問題だ!! 何を考えてる!?
113 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
[ピーーー]とか[ピーーー]とかって…何言ってんだバカバカバカッ!
そんなこと、一方通行さんにしたら許さないからな!!
114 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18264
お、お前には恥というものがないのかっ!!
115 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
あ、あなたはどうしてそうなの!?
なんで慎みを忘れちゃうの!? ってミサカはミサカはーーーーッ!!
116 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
運営様ぁー、口調が出ちゃってますよー
117 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:xxxxx
うっさい!! こうなったら早いもの勝ちじゃーーーーッ!!
――xxxxxがログアウトしました――
118 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka20001
ちょっと待って! ってミサカはミサカは番外個体の背中に飛び乗ってみたり!
――20001号がログアウトしました――
119 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
あ、ちょ、新入り!? 運営様!?
ファミレスの御代置いてけよおいっ!
120 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14510
一方通行さんは俺が守る!
待っててください一方通行さん、今行きます!
――14510号がログアウトしました――
- 486 :12011/05/16(月) 20:01:18.14 ID:I0QAQeU50
121 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18264
セロリのヤツなんてホントどうでもいいけど、変態とお花畑が心配だからな!
俺も学園都市に向かう!
――18264号がログアウトしました――
122 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka14889
俺も学園都市に向かおう
>>120と>>121のブレーキ役が必要だからな
……それにあいつの口から直接聞きたいことも……
――14889号がログアウトしました――
123 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17600
俺もアイツらを追おう
おめおめと取り逃がすなんて、スネークとしての恥だ
――17600号がログアウトしました――
124 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16444
……
なんだこの流れ?
125 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19470
なんか、嵐みたいだったな
126 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10039
これって、学園都市にいる俺らも探しに行く方がいいのかな?
127 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13577
正直巻き込まれたくないんだけど
128 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
でもどうせその内、運営様からお呼びがかかるぜ
探しに行っといた方がいいんじゃね?
129 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
探してなくてお仕置き食らうのも、割に合わないしな
っていうか誰か助けて…
金が無くてファミレスから出られない…
130 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
>>129
俺が今から行くよ
しっかし、お前も貧乏くじ引いたよな
- 487 :12011/05/16(月) 20:03:07.55 ID:I0QAQeU50
131 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
本来なら、今頃セロリにたかって買い物しているはずだったのに……どうしてこうなった
132 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10033
それももうすぐ分かるだろ
ご主人様も、いつまでも逃げ続ける訳にも行かないだろうし
133 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16789
>>132
なんかオマエ、他のセロリ派と違って余裕あるよな
134 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10777
あの姉御ですら様子がおかしかったのに
どんな心境の変化だよ?
135 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10033
…俺だって、最初あの画像を見たときは気が動転したさ
それはもう…胸が引き裂かれるほど悲しくて辛かったさ
でもすぐに…その感覚が俺の中で別のものへと変わっていったんだ
136 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10039
おいそれって…
137 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka15830
待て
すげーヤな予感がするんだが…
138 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka12444
止めろ!
なんかその先は聞きたくない!
139 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19336
言うなよ! それ以上何も言うなよ!
140 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10033
気付いたんだ
俺NTRもイケるって
- 488 :12011/05/16(月) 20:04:28.78 ID:I0QAQeU50
141 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka19090
……
142 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka13577
……
143 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka16789
……
144 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka18000
……
145 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10033
じゃ、俺も学園都市に向かうんで、一旦落ちるわ
――10033号がログアウトしました――
146 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka11998
……
147 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10453
……
148 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka17777
……
149 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10039
……
150 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします:ID:misaka10032
もうヤだこのネットワーク
- 489 :12011/05/16(月) 20:06:16.70 ID:I0QAQeU50
・
・
・
――路地裏――
番外「……ちっ。 ここにもいないか」キョロキョロ
打ち「す、少しは落ち着いて、
ってミサカはミサカは番外個体におぶさりながらお願いしてみたり……」
番外「これが落ち着いていられる訳ないでしょ!
っていうか、あなたはいつまでミサカにおぶさるつもりだよ?」
打ち「今のあなたを一人にしては置けないもん、
ってミサカはミサカは暴走状態の番外個体のお目付け役を宣言してみる」
番外「……お目付け役ねぇ」
打ち「今のあなたじゃ、あの人に何するか分からないでしょ、ってミサカはミサカは番外個体に釘をさしてみる」
番外「はっ、余裕だね最終信号。
あなたこそ、あの画像を見て平気でいられる訳が無いってのにさ」
打ち「……」
番外「アイツはミサカたちの知らないところで妹達の一人に手を出して、ずーっとミサカたちに黙ってた。
……あなただって悔しいはずだよ」
打ち「……ミサカは」
番外「ミサカたちが帰りが遅くなったアイツを待ってる間、アイツは20000号とイイコトしてやがったんだ。
屈辱だよ……とても許せることじゃない」
- 490 :12011/05/16(月) 20:07:49.25 ID:I0QAQeU50
打ち「……ミサカだって同じだよ、ってミサカはミサカは胸の内を吐き出してみる。
悔しくて悲しくて……言葉にならない」
打ち「一方通行の考えてることだって……今じゃよく分からない、
ってミサカはミサカは無力感に苛まれてみたり」
打ち「でもだからこそ、ミサカはあの人と話し合いたい。
正面からあの人の気持ちを聞きたいんだ、ってミサカはミサカは意思表示してみる」
番外「こんな時でも優等生発言とは、恐れ入ったよ」
打ち「だからあなたにも、もっと落ち着いて行動して欲しいの、
ってミサカはミサカは理性的な行動を求めてみたり」
番外「残念だね、最終信号」
打ち「番外個体……」
番外「ミサカはアイツを許せない。 もう止まらない、止まれないんだ」
番外「だからミサカはミサカのやり方で……もっとスマートに行動するよ」
- 491 :12011/05/16(月) 20:09:13.27 ID:I0QAQeU50
打ち「スマート?」
番外「そう……手っ取り早くスマートにね」ニヤァ
打ち「……っ!」ゾク
番外「まずは……あのモヤシを拉致監禁して……二人っきりになるんだ。
他の女と会えないように……ミサカだけを見つめるように……」
打ち「あ、あの……番外個体? ってミサカはミサカは恐る恐る声をかけてみたり」
番外「まずは[ピーーー]を[ピーーー]することから初めて……[ピーーー]で無理矢理[禁則事項です]を[らめぇぇっ!]して……
お次は[ピーーー]を[ピーーー]にぶち込んで、そのまま[らめぇぇっ!]させてやってぇ……」ジュルリ
打ち「」
番外「快楽漬けにして無様なアヘ顔晒させてやる。
そうすりゃミサカ以外目に入らないようになるでしょ……ぎゃはっ」
打ち「……に」ワナワナ
打ち「逃げてー! 一方通行超逃げてーっ!!
ってミサカはミサカはここにいないあの人に呼びかけてみる!」
番外「待ってろ一方通行ーーーーっ!!」ダダダッ
打ち「誰か止めてーーーーっ!!
ってミサカはミサカは番外個体にしがみ付きながら助けを呼んでみるぅー!!」キャーッ
- 492 :12011/05/16(月) 20:12:23.16 ID:I0QAQeU50
- 今日の投下は以上です
果たして一方さんは貞操を守れるのか? それとも無様なアヘ顔を晒すのか?
乞うご期待
現在の状況まとめ
10033号・14510号・14889号・18264号
→ 学園都市へ向かって出発
番外個体・打ち止め・10032号・10039号・13577号・19090号・スネーク
→ 学園都市内で捜索開始
一方さんと20000号
→ 不明
- 493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage]:2011/05/16(月) 20:12:24.58 ID:a4WQioHAO
- これはひどいwwwwww
- 494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/05/16(月) 20:13:45.99 ID:/ap27MSgo
- 乙
10033号、目覚めすぎだろwwww
- 506 :12011/05/20(金) 23:28:24.91 ID:GWv3AmDV0
20000「なんだか夢みたいです、とミサカはセロリたんの腕に抱きつきます」ギュッ
一方「……あンまくっつくな」
20000「いいじゃないですか、とミサカは腕に擦りつきます」スリスリ
20000「大体、路地裏とはいえ外であんなことしちゃったんです。
今更じゃないですか、とミサカは頬に手を当てながら指摘します///」
一方「……人が見てるだろォが」
20000「誰も気にしてませんよ。 ここはカップルだらけなのですから、
とミサカはイチャイチャしている周りのカップルを横目で眺めてみます」
一方「……」
20000「ミサカだってペロペロしたいの我慢してるのですから、このくらい譲ってくれてもいーじゃん、
とミサカはもう一度セロリたんの腕にスリスリしながら訴えます」スリスリ
一方「……ダメだ」
20000「……む~っ。 セロリたんのケチ! とミサカは悔し紛れにペロっと」
一方「すンな」
コツン
20000「痛っ」
- 507 :12011/05/20(金) 23:32:03.79 ID:GWv3AmDV0
20000「……まさか頭突きをされるとは思いつきませんでしたよ、とミサカはブー垂れます」
一方「左手は自由にさせろ。 何かあった時、オマエを守れねェだろ」
20000「……」ムーッ
一方「……」
20000「……分かりました、とミサカはしぶしぶ腕から離れます」
一方「……ン」
20000「でも、今日はとても嬉しいです、とミサカは胸の高鳴りを押さえられません!
遊園地なんて、来るの初めてなんですよ!」ニコニコ
20000「初めてのデートに遊園地なんて、ミサカ感動です! とミサカは喜びを全身で表現します!」ダキッ
一方「ンな、オマエ……」
ペロッ
一方「っ!」
20000「フッフッフ、油断大敵ですね、とミサカは不敵に微笑みます」
一方「20000ごォ」
20000「きゃーっ、逃げろー、とミサカは駆け足します」タタタッ
一方「ったく……」
一方「……」
- 508 :12011/05/20(金) 23:33:40.46 ID:GWv3AmDV0
一方(それにしても、これから先どォする?)
一方(路地裏でのクンクンは……軽率だった。 まさか妹達の一人に発見されるとはな。
とっさに20000号を抱えて、人ごみのある第六学区の遊園地までやってきたが……こンなところ一時凌ぎにしかならねェ)
一方(既に打ち止めにも話が伝わったと見ていい。 あの番外個体にもだ。
帰ったら、何を言われるか分かったもンじゃねェな)
一方(だからって帰らねェ訳にはいかねェか……面倒くせェ事になった。
これで逃げ場が無くなっちまったなァ)
一方(……)
一方(……逃げ場……だと?)
一方(妹達から……打ち止めから逃げようとしている……? この俺がか……?)
一方「……クソッタレェ」
- 509 :12011/05/20(金) 23:38:47.74 ID:GWv3AmDV0
20000「セッロリた~ん! こっちですよ~っ! とミサカはセロリたんに手を振ります」ブンブン
一方(何バカなこと考えてやがった。
俺が20000号と一緒になったのはコイツと……妹達と向き合いたかったからだ。
それなのに、妹達から逃げてどォすンだよ……ッ!)
一方(……もし)
一方(もし打ち止めたちにこの関係を告白したら、俺たちの関係は今まで通りとはいかなくなる)
一方(今までは家族として、打ち止めと番外個体と暮らしていた。
アイツらも、俺を家族の一員だと思っている……はずだ)
一方(いずれ20000号は俺の家族になる。
それ自体は望むところだが、今の、打ち止めと番外個体との家族としての形態は大きく変わっちまう。
……どンな風に変わるのか、見当がつかねェ)
一方(だから俺はその問題から目を背けていた。
場当たり的に面倒事を避けていたなンて……それこそ家族失格じゃねェか)
一方(俺はアイツらと話をするべきだった。 ……だが遅すぎた)
一方(今更どの面下げて、アイツらに会えばいいンだ?)
一方(……クソッ)
20000「おお~い、セロリた~ん?」
- 510 :12011/05/20(金) 23:41:07.98 ID:GWv3AmDV0
20000「セロリたん、具合でも悪いのですか? とミサカは動かないセロリたんに近づいて声をかけます」トテトテ
一方「……20000号」
一方(コイツは他の妹達に見つかったことに気付いてねェ。
だからこォやって、今の状況をデートだと思って楽しもうとしている)
一方(……本当にデートだったらよかったかもなァ)
ナデナデ
20000「ひゃっ!?」
20000「ど、どうしたのですか!? とミサカは不意打ちにビックリします。
……ああ、でもこれクセになるなぁ……んん」
一方「……」
一方(あのガキと同じ、柔らけェ髪。 アイツも頭を撫でると、こォやって目を細める)
20000「ん~っ」ウズウズ
20000「もう我慢できませんっ! とミサカはセロリたんに寄りかかってスリスリします」スリスリ
――――あーなーたぁー、ってミサカはミサカはスリスリしてみる~
一方「……」
- 511 :12011/05/20(金) 23:44:42.35 ID:GWv3AmDV0
一方「何ウジウジしてたンだろォなァ……アホらしい」ボソ
20000「はい? 何か言いましたか?」
一方「お楽しみはここまでだ」
ペシッ
20000「きゃんっ。 もう叩かないでくださいよ、
とミサカはせっかく気持ちよかったのに止めないでください、とお願いします」
一方「言ったろォ、お楽しみはもォ終わりだ。 悪ィが……」
――――待ってろ一方通行ーーーーっ!!
一方「……ッ!!」ゾクッ
- 512 :12011/05/20(金) 23:46:17.54 ID:GWv3AmDV0
一方「!?……ッ!?」キョロキョロ
20000「どうかしましたか? とミサカはキョロキョロ周りを見回すセロリたんに首を傾げます」
一方「……ァ」
一方「なンか、凄ェ悪寒がした」ボソ
一方(今第七学区に戻っちゃならねェ。
戻ったら、おぞましい目に合う気がする……あのロシアの雪原以上のおぞましい目に……)プルプル
20000「あの、なんだか顔色が良くありませんが、大丈夫ですかセロリたん?
とミサカは挙動不審なセロリたんを気遣います」
一方「あ、あァ……問題ねェ。 問題ねェンだ……」ナデナデ
20000「んっ」
20000「……ならいいのですが、具合が悪くなったらすぐに言ってくださいね、とミサカは念を押します」
一方「……ン」コクン
- 513 :12011/05/20(金) 23:49:44.34 ID:GWv3AmDV0
20000「それで、さっき何を言いかけたのですが?」
一方「……あァ、それは…………」
20000「それは?」
一方「……」
20000「……」
一方「……オマエ、何に乗りたい?」
20000「えーっとですねぇ、とミサカは辺りを見渡して物色します。
沢山あって迷ってしまいますねぇ、とミサカはワクワクが止まりません!」
一方「……」
20000「そぉですね~……よしっ!」
20000「決めました! とミサカはこの遊園地一押しのジェットコースターを指差します!
って、あれ?」
20000「セロリたん……手で顔を隠しちゃって、どうかしたのですか?
とミサカはやばっチョイスミスった!? と不安に駆られながら尋ねます」
一方「そォじゃねェ……そォじゃねェンだ……」
20000「で、ですが、とミサカは慌てて次の候補を探します」アワワッ
一方「いやいい。 ジェットコースターにするぞォ」
20000「いやぁ、さっきのは実はフェイクで、ミサカの本命は……
とミサカはどれにしようかなと辺りを見回します」キョロキョロ
一方「……俺もジェットコースターに乗りてェよ。 さっさと行くぞ」スタスタスタ
20000「あっ、待ってくださいよ、とミサカはセロリたんを追いかけます。
って、なんでそんなに項垂れてるんですか?」タタタッ
一方「……」スタスタ
一方「なンでもねェ……」スタスタ
・
・
・
- 514 :12011/05/20(金) 23:52:40.83 ID:GWv3AmDV0
- 少ないですが、今日の投下は以上です
えも言われぬ不安に、デートを続行してしまう一方さんでした - 515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/05/20(金) 23:55:55.43 ID:SntmXOODO
- 乙!!
20000号が笑顔で遊園地を走りまわってるのを幻視した………なんか幸せな感じがする - 537 :12011/05/24(火) 23:58:32.15 ID:oQW6AY2y0
――第七学区 とあるマンションの一室――
番外「ふんっ!!」ドガン
スタスタ キョロキョロ
番外「……ここにもいないか」
打ち「……ね、ねぇ番外個体、
ってミサカはミサカはドアを蹴破って部屋の中を確認してるあなたに恐る恐る尋ねてみる」
番外「何?」
打ち「なんでさっきから、アパートだったりサロンだったりを襲撃してるの?
ってミサカはミサカはいい加減痺れてきた腕に力を込めながら疑問を投げ掛けてみる」
番外「アイツの隠れ家」
打ち「え?」
番外「だから、一方通行の隠れ家なのよここは。 って、いつまでミサカの背中に負ぶさるつもり?
いい加減ミサカも肩凝るんだけど」
打ち「だ、だって、ミサカが手を離すと、あなた一人で突っ走っちゃうでしょ!
ってミサカはミサカはあなたを一人にはできない! って宣言したり」
番外「……」ハァ
- 538 :12011/05/24(火) 23:59:58.09 ID:oQW6AY2y0
番外「いいから降りな。 ミサカはここで調べものするから、どっか行ったりしないよ」
打ち「……本当? ってミサカはミサカは疑ってみたり」
番外「ホントホント」
打ち「……」
打ち「…・・・今一信用できない、ってミサカはミサカはジト目であなたを見つめてみたり」
番外「あーっ! うっとおしい!」ティッ
打ち「きゃあっ!」バシッ ステン
番外「あー……やっと肩が楽になったよ」サスリサスリ
打ち「酷いじゃない番外個体! ってミサカはミサカは振り払われたことに抗議してみる!」ムーッ
番外「ウザったいことしてないで、あなたも手がかりを探すのを手伝いなさい」スタスタ
番外「ここは最近人が出入りした痕跡がある。
あのヤロウの足取りがつかめるかもしれない」ゴソゴソ
打ち「……分かった、ってミサカはミサカは捜査に乗り出してみる」ゴソゴソ
番外「……」ゴソゴソ
打ち「……」ゴソゴソ
番外「……」ゴソゴソ
打ち「……」
- 539 :12011/05/25(水) 00:02:06.84 ID:RHP5hsTp0
打ち「……ねぇ番外個体、ってミサカはミサカは呼びかけてみる」
番外「手を動かせ。 で、何?」ゴソゴソ
打ち「何であなたは、あの人の隠れ家なんてしってるの?
ってミサカはミサカはミサカだけ知らない情報に不審がってみる」ゴソゴソ
番外「……そりゃぁ簡単よ」ゴソゴソ
番外「ここは仕事で使った部屋だからね」ゴソゴソ
打ち「仕事? ってミサカはミサカは首を捻ってみたり?」
番外「そぉ仕事。
厳密にはあの人が用意したものじゃなく、他の誰かに誂えて貰ったものらしいけど……」
番外「ロシアから帰ってきて、あのヤロウはしばらく一人で暮らしていたでしょ。
学園都市のゴタゴタを解消するんで、学園都市中を回って仕事を片付けていたのよ」
番外「ここは、その時ベッド代わりに使ってた部屋って訳」
打ち「……なんであなたがそれを知ってたの? ってミサカはミサカは質問を重ねてみる」
番外「何、ミサカも協力してたのよ。
骨が折れたわまったく……こっちは文字通り骨が折れてたってのにね」
打ち「……ミサカにはそんなこと、話してくれたことなかったのに、
ってミサカはミサカは不満を募らせてみたり」
- 540 :12011/05/25(水) 00:03:56.06 ID:RHP5hsTp0
番外「ま、この話はちょっと毛色が違うからね」
打ち「あなたとあの人の秘密ってこと?」
番外「まーね、そんなトコ」
打ち「……」ムーッ
番外「むくれんなって。 色気のある話じゃないんだから。 むしろ……」ゴソゴソ
打ち「……」ゴソゴソ
番外「……チッ」ゴソゴソ
打ち「……」ゴソゴソ
番外「……しっかし」
打ち「……何も出てこないね、ってミサカはミサカはため息をついてみる」
番外「他の個体の様子は?」
打ち「スネークは独自に動くって報告があってから連絡は無し。 他の四人も収穫は無いみたい、
ってミサカはミサカは下位個体たちの様子を報告してみる」
番外「20000号の部屋は?」
打ち「10039号と13577号が調べたよ。 えっとね……ってミサカはミサカはログを確認してみる」
・
・
・
- 541 :12011/05/25(水) 00:07:18.51 ID:RHP5hsTp0
13577「こんにちは~、とミサカは20000号の部屋のドアを開きます」ガチャ
10039「こんにちは~、とミサカは13577号に続いて部屋に入ります」
13577「さて、今ミサカたち二人は20000号の部屋を調べにやって来た訳ですが……」
10039「スネークに教わった開錠技術が役に立ちましたね、とミサカはちょっとしたスパイ気取りです」フフン
13577「スパイですか、そう考えるとこの任務も楽しくなりますね、とミサカは10039号につられて笑います。
……と、どうやら人の気配はありませんね」
10039「やはりハズレでしたか。
予想していた事とはいえ、簡単にはいきませんね、とミサカはぼやきます」
13577「スネークが発見されていたとしたら、部屋に戻っている訳ないですし仕方ありませんよ。
……そういえば、変態の部屋には初めて来ましたね、とミサカは今更なことに気付きます」
10039「綺麗に片付いていますね、とミサカは整理整頓のできる変態に意外さを感じます」
13577「あれでも妹達ですからね。 そのくらいはちゃんとできるのでしょう、と分析します。
……それで、どうしましょうか?」
10039「他をあたるべきでしょうが……
とミサカは部屋の中に視線をやって、抑えきれない好奇心をアピールします」チラチラ
13577「右に同じ、とミサカもチラチラとやります」チラチラ
10039「……」
13577「……」
10039「……ちょっとくらい良いでしょうかね? とミサカは13577号に確認を取ります」
13577「……ちょっとくらい良いのではないでしょうか、とミサカは10039号に答えます」
10039「では」
13577「レッツ探検、とミサカは部屋の捜索を始めます」
- 542 :12011/05/25(水) 00:09:46.26 ID:RHP5hsTp0
13577「……と張り切ってみたものの、特別セロリの存在を匂わすものは見当たりませんね、
とミサカはぐるりと部屋を見渡します」
10039「それにしても手入れが行き届いた部屋ですね、とミサカはチリ一つ無い部屋に感心します」
13577「恐らくアレのためでしょうね、とミサカは台所の薬品類に視線を投げます」
10039「また訳の分からない薬品がずらりと……コレが例の媚薬の材料ですね、
とミサカはどっから手に入れたんだこんなもん、と疑問を呈します」
13577「一体どんなルートを持っているのやら?
アイツも結構謎ですね、とミサカは顎に手を当てて考えます」
13577「部屋を清潔に保っているのも、調合のために必要だから、という訳でしょうか、
とミサカは予想します」
10039「思わずちょろまかしてしまいたいですね、
とミサカは媚薬を手に入れて上条当麻と……とイケナイことを想像してしまいます///」
13577「止めといた方が無難でしょう、とミサカは冷静に忠告します」
10039「ま、どれが完成品なのか分かりませんもんね、とミサカは肩をすくめます」
13577「ヤツの薬を誰かに使うこと自体、危険だと思いますが……と、言いながら
ミサカはなんとなく引き出しを開けてみます」ガラッ
<ローター
13577「……」
- 543 :12011/05/25(水) 00:11:31.43 ID:RHP5hsTp0
13577「ぁぁ……えっと……」
10039「どうしました? 歯切れが悪いですよ、とミサカは問いかけながら引き出しを覗き込みます。
……うわぁ」
13577「……いや分かってたよ。 あの変態のことだから持ってることは予想してたけどさ……
とミサカはなんとも言えず居たたまれません」
10039「なんか、見たくなかった。 これが息子のエロ本を見つけた母親の心理なのでしょうか?
とミサカは複雑な胸中を吐き出します」
13577「……」
10039「……」
13577「世の中には知らなくていいものもあるのですね、とミサカは遠い目をします」
10039「事実を直視するのは、時として辛いものですね、とミサカも遠い目をします」
13577「……」
10039「……」
ハァ……
- 544 :12011/05/25(水) 00:13:30.88 ID:RHP5hsTp0
13577「いえ。 いつまでも気落ちしてはいられません、とミサカは仕切りなおします」
10039「このことはミサカたちの胸に閉まっておきましょう……おや?」
13577「どうかしましたか? とミサカは尋ねます」
10039「まだ奥に何か……とミサカは引っ張り出して見ます」ゴソゴソ
13577「これは、随分と綺麗な箱ですね、とミサカはシンプルながらも品のある箱を評価します」
10039「ローターとは明らかに釣り合いませんね、
とミサカはこんな綺麗な箱をローターなんかと一緒にしまうなよと零します」
13577「うむむ。 あの変態、意外と趣味がいいですね、とミサカは唸ります」
10039「一体どこで見つけてくるのでしょうか?
とミサカは今度お店を紹介してもらおうと決心します」
13577「媚薬の素材といいこの箱といい、アイツには物を探す才能でもあるのでしょうか?
とミサカは推測します」
10039「……不覚にも見習いたいと思ってしまった、
とミサカは一瞬でもあの変態を仰いでしまった自分が悔しいっ」
13577「まぁまぁ、とミサカは10039号を宥めます。
さて、さっさと次へ行きますよ、とミサカは箱を仕舞います」スッ
10039「あれ? 中身をあらためないのですか? とミサカは首を捻ります」
13577「……これ以上、大人のおもちゃを見るのは耐えられません、とミサカは零します」
10039「……配慮が足りませんでした、とミサカは謝罪します」
13577「いいんです、とミサカは取り繕います。 さあさ、次行きましょ次」
10039「何か当てはあるのですか?」
13577「いいえ。 取りあえず人気の無いところを探しましょう、とミサカは提案します」
10039「了解、とミサカは頷きます」
・
・
・
- 545 :12011/05/25(水) 00:14:58.81 ID:RHP5hsTp0
打ち「っていう感じだった、ってミサカはミサカは報告してみる」
番外「そう。 なら二人に連絡して、次は○×の辺りを探せってさ」
打ち「分かった、ってミサカはミサカは指示を出してみる」
番外「はぁ……」スタスタ
番外「あのクソモヤシめ……チクショウ」ドッカリ
打ち「……」
番外「変態ロリコン野郎……どぉせ手を出すなら……クソッ、絶対見つけ出して……」ブツブツ
打ち「……」
番外「……」ムスーッ
打ち「少しは落ち着いたみたいね、番外個体、ってミサカはミサカは声をかけてみる」
番外「あん?」
打ち「そうやってベッドに腰掛けて考え事してる。 ログアウトした直後のあなたじゃ、
暴走しっぱなしでそんな事もできなかったもん、ってミサカはミサカは少し安心してみたり」
番外「……はっ」
番外「バッカじゃないの。 今ミサカは、あのモヤシをどうやって[ピーーー]してやろうかって考えてんだよ。
コレのどこが落ち着いたって?」
番外「全く、幼女様の考えはよく分かんないよ」
- 546 :12011/05/25(水) 00:17:35.03 ID:RHP5hsTp0
打ち「それよ」
番外「あ?」
打ち「ミサカに軽口叩いた。 さっきまでのあなたじゃ考えられないことだもん、
ってミサカはミサカはトラウマ級の番外個体の乱心っぷりを思い出して震えてみる」プルプル
番外「……バッカみたい」
打ち「でも良かった。 今のあなただったら、一方通行を無理矢理攫っていかないよね、
ってミサカはミサカは笑顔で念を押してみる」
打ち「これ以上話をややこしくされたくないもん。
あの人の話だけはちゃんと聞いてあげてね、ってミサカはミサカはお願いしてみる」
番外「……」
打ち「ねっ」
番外「……」
番外「あなたって本当食えないね」
番外「一方通行はミサカたちを裏切ったんだよ! ミサカだったら眉を逆立ててしかるべきじゃない!?
なのにあなたは……一発ぶん殴ってやろうって思わないの?」
番外「ねぇ、優しい優しい最終信号。
教えてよ、一体どうやったらそんな風にいられるのさ?」
番外「ミサカなのになんでそんなに優しいのさ?」
- 547 :12011/05/25(水) 00:27:40.84 ID:RHP5hsTp0
打ち「一つはあなたのお陰なんだよ、ってミサカはミサカは番外個体を見つめながら答えてみる」
打ち「あなたがミサカの分も怒ってくれたから、ミサカは冷静でいられたんだと思うの、
ってミサカはミサカは、実はミサカもあなたと同じ事考えてたって白状してみたり」
番外「同じ事?」
打ち「言ったでしょう、ミサカも悔しかったって」
打ち「……ミサカ、あの人と20000号が深い仲になってたらって思ったら……許せなかった。
だからあの人を取り上げちゃおうって思っちゃたの。 20000号が会えないようにしてやろうって」
打ち「ずっとミサカと一緒にいられるように……どんな手を使ってでも……って」
打ち「でも」
打ち「ミサカよりも、あなたが先に怒った。 それ見てミサカ、冷や水をかけられたみたいだったの」
番外「……」
打ち「もしあなたが取り乱さなかったら、ミサカが取り乱してた。
本当に、取り返しがつかないくらいに、ってミサカはミサカも病んじゃってた可能性を示唆してみる」
番外「……」
番外「なによ、それ?」
打ち「あなたが居てくれて良かったってこと、ってミサカはミサカはニッコリ笑顔!」
打ち「でも番外個体、あなたは一つだけ間違ってるよ、ってミサカはミサカは指摘してみたり」
打ち「ミサカだって怒ってる。 それこそあの人をぶん殴りたいって思ってるんだから!
ってミサカはミサカはシャドーボクシングでミサカの怒りをアピールしてみたり」シュッシュッ
番外「……」
番外「にゃるほどぉ」
打ち「ミサカが許す! 一発だけならあの人を殴ってもいいよ! ってミサカはミサカは宣言したり!」
番外「いいねいいねぇ、そうこなくっちゃ!」
打ち「さぁ、あの人を探しに行きましょう! ってミサカはミサカは促してみる」
番外「りょぉかい、最終信号」
- 568 :12011/06/08(水) 00:34:12.82 ID:KS/vuRlJ0
第六学区の遊園地は活気に沸いていた。
遊園地の大通りには様々な種類のフロート車が並び、その前後に配置された楽団が、美しい音楽を奏でている。
彼らの音楽に花を添えるのは、艶やかな衣装を纏った演者たちの踊りだった。
期間限定の、この遊園地の目玉となっているパレードである。
遊園地そのものを舞台として行われるこのパレードは、ミュージカル調に行われており、古い童話を
モチーフにした劇として楽しむ事ができる。
遊園地には至る所にモニターが設置され、中継が行われている事も手伝って、ほとんどの来場者が、
この一大パレードに、心を奪われていた。
誰も彼もが熱中する中、一方通行と20000号の二人もまた、モニター越しにパレードを見物していた。
ベンチに腰掛け、一方通行はじっとモニターを見つめていた。
しかし、楽しんでいる様子は見られない。 彼は足を組み、膝の上に組んだ両手を置いて、拍手の一つもしなかった。
冷めた視線で、モニター越しにどこか遠くを見ている。
しばらくの間、彼は彫刻のように固まっていた。
ややあって視線だけを動かし、隣に座っている20000号を見やった。
彼女と視線が合った。
20000号は体ごと一方通行に向き直り、何かを言いたげに口をモゴモゴとさせている。
- 569 :12011/06/08(水) 00:38:30.82 ID:KS/vuRlJ0
「どォしたンだ?」
「……どうかしたのはそっちです、とミサカはセロリたんに質問を返します」
20000号が頬を膨らませた。 時おり見せる、彼女のおふざけだ。
可愛いと、一方通行は素直に思った。
しかし彼女はすぐに息を吐き、眉尻を下げた。 一方通行を覗き込む彼女の目は、不安に揺れている。
「あの……退屈だったでしょうか? とミサカは恐る恐るセロリたんに尋ねます」
「……ンなことはねェよ」
「……けれど、今のセロリたんは楽しそうではありません、とミサカは指摘します……」
言って、彼女は俯いた。
パレードの音楽が一層高く響き、観客の声援が彼らの頭上を飛び越えて行った。
一方通行が20000号の頭を撫でた。
彼女はとっさに体を震わせたが、すぐに肩の力を抜いた。 喉をくすぐられる猫のように、
彼女は目を細めている。
彼女の髪は滑らかで、指どおりが良かった。 一方通行が20000号の髪を撫でる度、うっすらと柑橘系の
香りが漂う。 彼女の使用しているシャンプーの香りだった。 一方通行はこの香りが好きだった。
いつまでも嗅いでいたいと思う。 っていうかクンカクンカしたい。
やがて、20000号は小さく身じろぎを始めた。
げへへっ、と小さな笑い声が聞こえてきたところで、一方通行は撫でるのを止めて、口を開いた。
「少し、付き合ってくれ、20000号」
一方通行を上目遣いで見つめ、20000号は頬を膨らませる。もっと撫でろという、無言の要求だった。
20000号、と、一方通行はもう一度声をかけた。
「……わかりました、とミサカは快諾します。 だからもっとナデナデして」
「後でなァ」
- 570 :12011/06/08(水) 00:42:42.26 ID:KS/vuRlJ0
第六学区の遊園地において、その観覧車は一際眼を引くアトラクションだった。
全高百五十メートルの日本最大級の大観覧車である。
そのゴンドラの一室に、一方通行たちの姿があった。
ゴンドラ内部にもモニターが設置されていたが、一方通行によって電源を落とされている。
密閉された室内では、パレードの喚声は遠い。
ゴンドラの中はしんとして、二人は寄り添うように、長椅子に腰掛けている。
(……なんだか良い雰囲気です? とミサカは今更ながらドキドキします)
そっと、20000号は一方通行の様子を窺った。
唇は真一文字に引き締められ、視線は窓の外に向けられている。 僅かに眉間にシワがよって、緊張している事が見て取れた。
(セロリたんは、何を思って観覧車に誘ったのでしょう? とミサカは考えます。
緊張しているみたいですが……まさか)
いつもと違う一方通行の様子に、20000号に思いつく事は一つだけだった。
観覧車のゴンドラは、広い遊園地の中で、数少ない二人きりになれる場所である。
そして、一周回るのにかかる時間はたっぷり三十分。 やはり日本最長の所要時間である。
(まさかセロリたんは……。 いいえ、これはもう間違いありませんね)
20000号の喉が鳴った。 こみ上げる笑みを堪えきれず、彼女はニヘラと頬を緩める。
- 571 :12011/06/08(水) 00:44:51.72 ID:KS/vuRlJ0
(野外プレイを……するつもりなんですね、とミサカは確信を得ます)
- 572 :12011/06/08(水) 00:47:31.70 ID:KS/vuRlJ0
グヘヘ、と笑みがこぼれる。 ついでに唾まで垂れたので、20000号は慌ててハンカチで口元を拭った。
(ああでも! そんな大胆すぎますよセロリたぁん!
確かにそういう願望も無きにしも非ずですが、でもでもでもぉ! とミサカは~っ!)
「おい、どォした、オマエ?」
その言葉に20000号が顔を上げると、一方通行が彼女を覗き込んでいた。
ルビーのように美しい瞳だった。 その瞳に映りこむ自分の姿を見て、20000号の頬は熱を帯び始めた。
「あっあっあ……」
「?」
「そ、そんなに見つめられたら、ミサカ……ミサカはっ」
「おい、何震えてンだ」
「あっあ……も、もう辛抱堪りません!! とミサカはセロリたんに襲い掛かります!!」
「な! や、止めろ! 今はそういうことしてる場合じゃ……っ」
「セ、セロリたぁぁぁん! セロリたんセロリたんセロリたぁぁぁん!!
うわぁぁあああああああああああああああっ!!」
「落ち着けェェェエエエエエエッ!!」
- 573 :12011/06/08(水) 00:50:23.82 ID:KS/vuRlJ0
以上です
一つミスがありました。
>>570
(……なんだか良い雰囲気です? とミサカは今更ながらドキドキします)
→(……なんだか良い雰囲気です、とミサカは今更ながらドキドキします)
でお願いします
次回は、もうちょっと早く、多く投下できるように頑張ります- 581 :12011/06/16(木) 21:45:19.75 ID:vHW+j+DV0
「……落ち着いたか?」
「……はい、とミサカはセロリたんの胸に顔を埋めてクンカクンカしながら答えます」
「ンとにオマエは……」
「申し訳ありません、とミサカは謝ります。
でも、あんな風にもったいぶられたら勘違いしちゃうじゃないですか、とミサカは頬を膨らませます」
「バァカ」と、一方通行はため息混じりに呟いた。 疲労の色の濃い呟きだった。
先程までの20000号は、まるで発情期の猫のようで、まともに話ができる状態ではなかった。
なんとか取り押さえ、宥める事ができたものの、さすがの一方通行でも骨が折れたようだ。
今、20000号は一方通行の膝に跨り、彼の胸に両手を添え、子猫のように頬をすり寄せている。
落ち着きを取り戻した彼女は、すっかりリラックスした表情を覗かせていた。
スンスンと、鼻息の音が一方通行の耳に届いた。 見れば、形の良い彼女の鼻がひくひくと動いている。
(相変わらず体臭が薄いですね、とミサカは羨ましく思います)
外を出歩いたため、二人とも少しは汗をかいている。 にもかかわらず、彼は汗臭さを感じさせない。
(しかしこの薄い体臭が……また堪らないのですが、とミサカはクンカクンカクンカクンカ)
20000号の目は蕩けていた。
彼女の鼻が、何度も一方通行の胸をなぞる。
一方通行はそっと手を伸ばし、彼女の頭を撫でた。 幼い子どもをあやすような優しい手つきで、彼女の
髪を梳いていく。
- 582 :12011/06/16(木) 21:47:30.40 ID:vHW+j+DV0
次第に、20000号の動きが小さくなっていった。
やがて彼女は顔を胸に押し付けたまま、ピタリと動きを止める。 すると――。
「ぐふっ、うふふふふふ……」
「唾を垂らすンじゃねェぞ」
軽く20000号の頭を叩きながら口を出す一方通行。 疲れたような口調はそのままだが、彼の顔には笑み
が浮かんでいた。
20000号からの返事はなかった。 彼女は笑みを引っ込めて、再びクンカクンカに集中している。
気がつけば、ゴンドラはすでに頂上付近まで上がっていた。
一方通行は優しく彼女の頭を叩くと、低い声で言った。
「そのままでいいから、話を聞いてくれ。 ……大切な話だ」
20000号が鼻先を擦り付けた。 首肯したのだった。
「遊園地に来る前、路地裏でクンカクンカしただろ。 あれを他の妹達に見られた」
「!!」
20000号が頭を上げた。 その顔には驚愕が張り付いている。
- 583 :12011/06/16(木) 21:51:40.04 ID:vHW+j+DV0
一方通行と視線が合った。 彼の顔からは、すでに笑みは消えていた。
「で、でも、ミサカはネットワークからログアウトしてたし……」
「路地裏に妹達がいたンだ」 と、一方通行は20000号の言葉を遮った。 「それに気付かなかった……俺のミスだ。
もう妹達全員に、俺たちがクンカクンカしていた事は知られたはずだ」
「だが、まだ俺たちの関係までは知られてはいねェ」
「……いや、アイツらの事だ。 俺たちが付き合ってると考えるヤツがいてもおかしくねェな」
「ともかく、今ならまだ誤魔化しが効く。 手は掛かるだろォが、口八丁でどォとでもなるはずだ」
20000号の眉尻が下がった。 彼女は何かを言いたげに小さく口を開き、短く息を吐いた。
そして何も言わないまま、口を噤んだ。
一方通行が20000号の体を抱きしめた。 力強い抱擁だった。
「だが、俺はアイツらに、俺たちの関係を打ち明けようと思う」
20000号はやはり何も言わなかった。 代わりに、彼女は一方通行の背中に手を回し、優しく抱きしめた。
一方通行の耳から、音が消えた。 トクントクンと、彼女の鼓動が一方通行の体に響き、彼は目を閉じた。
- 584 :12011/06/16(木) 21:57:19.35 ID:vHW+j+DV0
「……もっと早く、そォするべきだったなァ」
一方通行が20000号の肩口に頬を押し当てた。
大きく息を吸って、彼は弱りきった子猫のように声を上げる。
「俺はビビってたンだ」
「打ち止めよりも好きなやつができて……それを、アイツに受け入れてもらえるかどォか不安だった。
下手したらアイツとの、家族としての関係に……罅が入っちまうンじゃねェかって……」
「大丈夫です、とミサカはセロリたんの頭をナデナデしながら太鼓判を押します」
20000号の背中に回された腕に、力が込められた。
彼女の体が圧迫されたが、彼女は決して、ナデナデする手を止めようとはしなかった。
「ミサカたちは変わりません。 変わらず、あなたの事が好きです。
家族がバラバラになるなんて事はあり得ません、とミサカは断言します」
「……」
「もっとも……」 と20000号は声の調子を上げて続ける。
「黙っていた事に対しては、お仕置きされるでしょうね、
とミサカはそういえば上位個体のお仕置き久しぶりだなーとあえて明るく答えてみます」
「そォ……だな」
二人はどちらかともなく体を離した。
ゴンドラは間もなく地上に到着する。 20000号は一方通行から降りると居住まいを正した。
- 585 :12011/06/16(木) 21:59:51.92 ID:vHW+j+DV0
「今からミサカネットワークに接続します。
上位個体にはなんと言づけすればいいでしょうか? とミサカは指示を仰ぎます」
「直接会って、話をしたい。 第七学区の公園に、一時間後に会いたいと伝えてくれ。
打ち止めだけじゃなく番外個体と、できるなら学園都市にいる妹達にも集まって欲しいとも」
「わかりました、とミサカは頷きつつネットワークにログインを……」
「20000号」
「はい?」
「今まで、半端な事をしちまってた。 ……済まなかった」
そう言って、一方通行は頭を下げた。 20000号はログイン作業を中断し、
「それは違います、とミサカは慌てて否定します。 頭を上げてください」
彼の肩を持ち上体を持ち上げ、一方通行と目を合わせた。
「ミサカにも、非がある事なんです、とミサカは告白します。
……秘密の関係で少しだけ……ミサカは他の妹達に対して優越感を感じていました」
「隠し続けていれば良いと考えていたのは、ミサカも同じなのです、
とミサカは一人で抱え込まないでくださいとお願いします」- 586 :12011/06/16(木) 22:01:13.00 ID:vHW+j+DV0
「……20000号」 と、一方通行は彼女の手に左手を添えて、言った。
「悪ィ、打ち止めたちへの連絡は任せた。 それと……打ち止めたちの前で、オマエにも話がある」
「話、ですか?」
「ああ。 大切な話だ」
「……わかりました、とミサカは頷きます」
ゴンドラの扉が開かれた。
スタッフが笑顔で降車を勧めると、一方通行は立ち上がり、20000号の手を取った。
二人は手を取り合って観覧車を後にした。 パレードはすでに終わっていた。
- 587 :12011/06/16(木) 22:05:07.11 ID:vHW+j+DV0
今日の投下は以上です
心理描写が難しい……上手く一方さんたちの考えてる事が伝わるか不安です
次回投下は来週末くらいになると思います
それよりも遅くなるようなら、その時改めて連絡します- 588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)2011/06/16(木) 22:13:32.46 ID:Q78M9tRj0
- 乙なのですよー
- 629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(福岡県)[sage]:2011/11/24(木) 15:33:45.86 ID:0QMGgDFq0
- これは「変態のことは変態しか分からない」ということ
つまりこれは放置プレイなんだよ - 630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/11/28(月) 18:58:02.69 ID:03s0maN50
- 乙
- 631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(鹿児島県)[sage]:2011/12/04(日) 19:25:03.38 ID:72iA0cL70
- まだ生きてたよこのスレ…
うれしい限りです - 632 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage]:2011/12/17(土) 15:05:29.39 ID:GexivsHb0
- もうそろそろクリスマスだぜ…
2014年2月8日土曜日
20000「ペロペロさせて下さい! とミサカはお願いします」 一方「分かった」
ラベル:
とある魔術の禁書目録,
一方通行,
御坂妹,
未完結
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