- 1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/15(火) 10:31:33.47 ID:CtOM3lc0
- ここは学園都市、学生が総人口の約70%を占める最先端の都市だ。
そこに、自分の不幸を省みずに絡まれている人を助けてしまう
(ほぼ女)ある意味病気な少年がいた。少年はいつも通り、卵のセール
の帰り道に路地裏で絡まれている女性を助け、無駄なフラグを連立して
お礼を言われ、立ち去った後
「帰路につこう、うちの自宅警備員がカンカンだ。」
と少年が重たく腰を上げた時である
ギュウゥウウウン
路地の向こうから何かが飛んでくるのがわかった
「もぉ!相性が超悪すぎです!だから私はあっちがいいっていったんです!」
少年に向かって飛んでくるソレは少年に叫んだ。
絹旗「どいてください!超邪魔です!」
上条「な、なんだぁ?」 - 2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/15(火) 10:56:59.13 ID:CtOM3lc0
- ソレを避けようとする最中、少年はソレと目が合った。
上条「女…の子?」
絹旗「っくぅ…超…しょうがないです」
ソレ、もとい絹旗を追ってきた敵は、空気中の成分をコントロールする能力、
絹旗の窒素装甲には、いささか相手が悪く 残りのスプレー型の窒素でとりあえず
窒素がある所を探していた矢先一般人に会ってしまったのである。
絹旗「ヤバイです!超残り少ないです!」
上条「どうしたんだ?ただ事じゃなさそうだが?」
絹旗「バンピーは超黙っててください!」
こんなやりとりが続く中、「敵」は姿を現した。
敵「ふふふ、これではどっちが狩る側かわかりませんねwwww」 - 3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/15(火) 11:08:40.52 ID:CtOM3lc0
- 敵「そろそろ終わりましょう。仲間がうるさいのでね、では…[ピーーー]!」
絹旗「っく!」
敵はゆらりと腕を空へ向けると、風がおかしくなり、空気が薄くなっていくのがわかった。
絹旗「超…ここまでですかっ…」
・・・・・・・・
一部分を除いては
絹旗「…?…能力が…来ない…?」
敵「なっ!?」
上条「おい…てめえ…」 - 4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/15(火) 11:17:29.30 ID:CtOM3lc0
- 敵「そろそろ終わりましょう。仲間がうるさいのでね、では…さようなら」
絹旗「っく!」
敵はゆらりと腕を空へ向けると、風がおかしくなり空気が薄くなっていくのがわかった。
ただ…
絹旗「超…ここまでですかっ…」
一部分を除いては…
絹旗「…?…能力が…来ない…?」
敵「なっ!?」
上条「おい…てめえ…」 - 8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/15(火) 11:53:10.52 ID:CtOM3lc0
- 敵「なぜ…なにをしたんです?」
うろたえる敵に一言
上条「おまえこそ何してんだ!こんな女の子に死を覚悟させやがって…男として恥ずかしくないのか!!」
絹旗「!」
敵 「っちぃ!ならもう一度!」
少年は前に大きく一歩踏み出し、さらに一歩、一歩と踏み出した
敵「こ、こないでください」
上条「いいぜ、お前がこの女の子を傷つけるってんなら…」
敵「ひっ!」
少年は大きく振りかぶり、拳を握った。
上条「まずは…」
上条「そのふざけた幻想をぶち壊す!!」
次の瞬間、敵はコンクリートの地面にダイブした。 - 10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/15(火) 12:12:40.49 ID:CtOM3lc0
- 敵「がっはっ…!」
上条「ふう…」
少年は倒れ伏した敵を見て安堵のため息をついた。
そして振り返り思い出したように、
上条「大丈夫か?」
絹旗「…はっ!?あ、いや超大丈夫です!」
絹旗はまだ状況を飲み込めない、さっきまでの認識は「ぶつかりそうになった一般人」
上条「そうか、「超」大丈夫かなら心配ないな」ニコッ
それが突然、「自分では倒せない敵をいとも簡単に倒す人」に変わったのである
絹旗「(この人何者?)」
上条「じゃあな、大丈夫ならおれは帰るから」
絹旗「超まってくださひぃ!!」
上条「?(噛んだ…)」
絹旗「あ、あなたの能力はなんですか?(噛みました…)」
上条「あー…俺無能力者なんだよ」
絹旗「そうですかー…」
絹旗「えっ!!!???」
出かけてきます 続けてもいいです m(_ _)m
上条「それじゃあn…あーっ - 43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 03:26:20.83 ID:9vzHpl60
- ただいまー(^~^)
うろたえる絹旗を横目に ふと、少年は足元にあった、ビニール袋を見る
上条「あーーーーっ!!!」
絹旗「…?」
上条「…た、卵が…」
上条「ま、まて!落ちつけ、今は…5時半!タイムセールは…」ガサゴソ
絹旗「…(無能力者…なら、なぜ?)」 - 44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 03:40:32.61 ID:9vzHpl60
- 絹旗「…あ、あのっ」
上条「いやっ…まだ、まだもやしが…もやしならっ!」
そういうと、陸上部員だったなら上位三位は狙えたであろう速度で路地裏を出て右に曲がり消えていった…。
絹旗「………………え?」
~~~~~~~~~~~~~~~
絹旗 「…ということがあったんですよ!」
フレンダ「結局さ、絹旗夢見すぎじゃない?ってわけよ」
滝壺 「だいじょうぶ、そんなきぬはたを応援してる」
絹旗 「ゆーめーじゃーなーいでーすー!」
ファミレスで先日の件について話し合う「アイテム」のメンバー。はたからみると、これが学園都市の暗部だとはだれも思わないであろう。 - 45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 04:05:02.78 ID:9vzHpl60
- 麦野「疲れてるのはわかるけどさ?ちゃんと意思はしっかりしたほうがいいわよ?」
絹旗 「くう…超アウェイです…」
浜面 「まあ、突然言われてもそれはな…」
絹旗 「う~~…」
絹旗 「でも超事実なんですよ!その…助けてくれた人が…」
フレンダ「「助けてくれた人」って…、結局さ、絹旗はさ、それを何者かを証明するものを知ってるの?」
絹旗 「それは……あれ?」
絹旗は気づいた、あの助けてくれたツンツン頭の少年(?)のことを…
絹旗 「超しらない…」
フレンダは呆れたようにため息をついた
フレンダ「結局、絹旗はさ…」
フレンダが何か言いかけた時、店員が近づいてきた - 47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 04:19:00.54 ID:9vzHpl60
- てんいん!「あのー…席が満席なので、他のお客様と相席させていただいてもよろしいでしょうか?」
絹旗 「えぇ…まあいいですけど…」
フレンダ 「結局、ゆっくりできれば文句ない訳よ」
店員は一礼すると、そのお客様を連れてきた。それを見た瞬間、一同は0:01秒で帰りたい、という思考が働いた。
一方通行「……」
打ち止め「早く座ろうよ!ってミサカはミサカはおじゃましまー…」
一同 「……」
一方通行「…よォ」
一同 「…はぁ」 - 48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 04:35:18.99 ID:9vzHpl60
- 46>>あざーす(_ _)
麦野「「よォ」じゃないわよ!」
麦野はガタン!と身を乗り出した
絹旗「麦野!落ちついて!」グイグイ
フレ「け、結局どういったご用件な訳?」
一方「…今日は敵意はねェよ…ただ、メシ食いに来ただけだ…」
打ち「そういうことーってミサカはミサカはどれにしようかな~」
浜面「…」ガクブル
絹旗「浜面?」
一方「安心しろォ、今日は敵意はねェって言ってんだろォ?」
浜面「は、はあ…」
滝壺「?」
絹旗「ど、どうぞ…」
一方「…おォ」
と導かれるまま絹旗の隣に座る「第一位」。
風呂入ってきます、五時ごろ始めます。 - 50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 05:03:54.83 ID:9vzHpl60
- 49>>絹旗「ちょーうお疲れ様です!!」
一方「…」
一同「…」
打ち「~♪」
打ち「これに決めた!ってミサカはミサカは指をさして提示してみる!」
一方「あァ」
ピンポーン
店員「はい、ご注文は?」
一方「オムライスとドリンクバー二つ」
店員「かしこまりました」
打ち「いってきまーす!ってミサカはミサカはドリンクバーに駆け出してみたり!」
一方「…」
一同「…(空気悪っ)」
若干のテンパって、静寂に耐えきれず 浜面が切り出した。
浜面「あ、あのーさっきこの絹旗がすごい夢物語を語っていましてね。」
絹旗「ばっ…!」
フレ「…(結局、道連れって訳…)」
麦野「…(喉乾いた…)」
滝壺「…「だいじょうぶ、そんな絹旗をry)」
一方「…」 - 52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 05:22:29.80 ID:9vzHpl60
- 50>>滝壺「…(だいじょうぶ、そんなきぬはたをry)」ですね、ミスりました。
浜面「…というわけらしいんですよー!笑っちゃいますよねー!」
絹旗「…」
一方「…」
いくらか、間を置いて言った。
一方「…そいつァ、夢物語なんかじゃねえなァ」
絹旗「!」ドキッ
浜面「で、でしょー?笑っちゃいますよねー…………えっ?」
一方「絶対能力実験ッてしッてッか?」
麦野「あぁ、あんたがやった、レベル6がなんたらってやつでしょ?」
フレ「結局、中止になったって訳の実験でしょ?」
一方「あァ、なんで中止になッたかは知ッてッか?」
絹旗「いえ」ドキドキ
一方「俺、『学園都市第一位』が、『無能力者の高校生』に負けたからだ…」
一同「!!!」 - 53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 05:49:43.10 ID:9vzHpl60
- 少しだけ、顔を緩めて言った。
一方「ッたく、なンでこンなことはなしてンですかァ、俺はァ」
絹旗「そ…それ…で?」
一方「あァ…その俺を倒したその無能力者が(能力を打ち消す右手)を持ッてたッてだけの 話だ…」
麦野「だけって…」
絹旗「はぁ…そ、その人の名前は?(あれ?なんで心拍数が超上がってるんですか?私…)」ドキドキ
一方「あァ…名前は…」
絹旗「…」ドキドキ
一方「…………そォいや知らねェなァ」
一同は、一斉にポカン、と口をあけた。
麦野「自分を倒した相手の名前をしらないの!?」
一方「あァ、三下とかで事足りッからなァ」
フレ「結局、悔しかったりしない?ってわけよ?」
一方「いや…俺はあの時に倒されなかッたらどうなッてたかわかんねェからなァ、悔しくはねェ」
絹旗「…」 - 54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 06:11:17.54 ID:9vzHpl60
- 少し考えるそぶりを見せ、
一方「超電磁砲なら、知ってんじゃねェか?」
麦野「しゃべる機会がないし、そこまでして聞きたくないわよ!」
浜面「あっ今日バイトじゃん!!」
麦野「あんた…暗部なのに…」
浜面「な、内緒な?」
滝壺「だいじょうぶ、そんなはまづらをおうえんしてる。」
フレ「結局、そろそろお開きって訳?」
打ち「ただいまーってミサカはミサカはたくさんトッピングした、自慢のメロンソーダを見せつけてみる!って帰るの?」
一方「俺らは帰らねェよ」
麦野「じゃあ私らは帰るから」
一方「おォ」
打ち「じゃあねーってミサカはミサカは今しがた会った、初対面の5人に手を振ってみる!」
滝壺「…」フリフリ
絹旗「(超電磁砲…超面識ないです…)」
会計を済まし、少し歩いた後、
「アイテム」は各々の用事のために、バラバラに別れた - 56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 06:33:42.47 ID:9vzHpl60
- 皆と別れた絹旗最愛は、このまま帰るのも癪なので公園付近をうろうろする事にした。
絹旗「4時半か…」
絹旗「あ、自販機…超飲み物でも買いましょうか。」
ちゃりん
ポチ
絹旗「あれ?…出ない」
絹旗「500円…のまれました…」
絹旗「はあ…」
と、柄にもなくため息をついていると、
絹旗「…?誰か…来ますね」
御坂「あんた!やっと見つけたわよ!」
上条「だぁーやめろビリビリ!あと30分で鶏肉が御一人様半額なんだよっ!!」
絹旗は目を二、三度こすり、目を見開いた。
絹旗「超、見つけました…!」 - 57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 06:49:19.89 ID:9vzHpl60
- 御坂「ビリビリって言うなってぇぇぇ…」
常盤台の制服を着た少女は、ピイィン!とコインを虚空に打ち上げた。
御坂「言ってんでしょおおおおおおおおお!!!」
少女は帯電し、そのコインをピイン!と弾くとそこに山吹色の、音速の道ができた。
絹旗「あっ!」
横で見ていた絹旗は思わず声を上げた。
上条「っく!」
少女の放った「音速の道」をかき消すように、手を振かざすと「道」は跡形もなく消えうせた。
飯食ってきます。 - 60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 07:31:54.63 ID:9vzHpl60
- ただいま、30分したら学校いかなきゃです。こっちの都合でごめんなさいm(_ _)m
それを見た絹旗は思わず大声で言った。
絹旗「…や、やっぱり!」
上条「おおう!?…って君は…ああ、路地裏の空飛ぶ女の子?」
絹旗「は、はい!あ、あの時は超ありがとうございました!」
御坂「あ、あんたまた!」
上条「なんだよビリビリ!まだなんかあんのか?」
絹旗は、乙女心から勇気を振り絞り聞いた。
絹旗「あの、超、仲が…よろしいんですね?」
上条「いや、こいつがいつも突っかかってくるだけさ、なんか俺に用があったのか?」
絹旗「あっ、えーと…こ、この前の事のお礼を…(そこまで考えてなかったです…っていうか効かないにしてもあんな電撃打つなんて…)」
上条「いやいや上条さんは当然のことをしたまでですよ!」
絹旗「いえ超何か…何かさせてください!!(上条さん…?)」
上条は少し考えた後、
上条「じゃあ、一緒に鶏肉買いに行ってくれるか?御一人様につき一つ半額なんだよ。」
絹旗「そんなことでいいんでしたら、ぜひ!」
絹旗はやっと気づいた、なぜこの男に会いたかったかを。
それは…
御坂「ちょっとまったぁ!!わ、私も行く!!」
上絹「へ?」 - 61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 07:50:27.10 ID:9vzHpl60
- 上条「な、なんでこんな事に…」
テクテク
絹旗「…(まったくですよ)」
御坂「どういう意味よ!(なんなの?こいつ!)」
変な組み合わせのの三人は、鶏肉を買い、
御坂「あっ!門限忘れてたぁ!!」
という御坂の一言によりそれぞれ帰る事になった。
上条「じゃあな、また今度」
絹旗はこのままじゃいけない感が募った
絹旗「あ、あのっ」
上条「?」
どうしよう、この後超どうしよう。絹旗は迷った、そして。
絹旗「超お、お礼し足りません…」
上条「い、いやもういいってほんとに!」
絹旗「だめです!したりません!こっちは命助けられてるんですよ?よく考えてください!」
上条は、なんで怒られてるんだろうこの気持ちでいっぱいだった。 - 72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/16(水) 18:03:53.41 ID:9vzHpl60
- ただいま。文才がなくてね、あまり言語化できないンす。
上条「じゃ、じゃあ…」
絹旗「…」
ここで上条当麻曰く、最高にして至高の一言が浮かんできた。らしい、
上条「…、あっ!じゃあ君は、どんなお礼がしたい?」
絹旗「………」
完璧だった。もしこれが漫才ならつかみは完璧だっただろう。
そしてこの瞬間、絹旗の中で何かが冷めた。
絹旗「あの、」
上条「?」
絹旗「やっぱり…いいです。」
すたすた
絹旗は、なんでこの人に一瞬でも心を魅かれたんだろう。と不思議だった。
上条「あっ…おい!」
絹旗「はい?」
上条「君、名前は?」
絹旗はさらりと簡潔に名前を述べた。
絹旗「絹ごしどうふの絹にフラッグの旗、そこに最も愛すと書いて「絹旗最愛」です!」
絹旗は、会うのはこれで最後にしようと思っていた。あの一言があるまでは…
上条「へえ、君にピッタリのかわいい名前だな!」
絹旗「ふぇ?、か、かわ?」
上条「俺は上条、上条当麻って言うんだ、また会ったら気軽に声かけてくれよ。」
絹旗「あのっそのっ」 - 73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/16(水) 18:21:28.25 ID:9vzHpl60
- 上条「じゃなー」
絹旗「っ…さ、さよなら」
さっきまでの冷めた気持ちはどこへやら、これが天然フラグメーカーの怖いところである
絹旗「上条…当麻」∥
~~~~~~~~
帰り道
すたすた
絹旗「…上条、当麻、超気軽に…」
絹旗は今日の収穫を言葉にしてならべていた。
絹旗「また明日、超公園に行ってみましょう…」
絹旗「また、会えるかもしれません。」ニコ
「よォ、愉快な面しやがって、変なモンでも食ったかァ?」
絹旗「!…うわっと、」
一方「なんだァ?化けモン見たみてェな顔しやがって、さっきも会っただろうが」 - 74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/16(水) 18:35:45.43 ID:9vzHpl60
- 絹旗は一方通行を見て、
絹旗「な、なんですか?」
一方「なンでもねェ、コーヒー買いにきただけだ、依然敵意はねェよ」
絹旗「そ、そうですか、超安心しました。」
一方「その調子じゃ、王子サマにゃ会えた見てェだな…夢物 語ちゃんよォ」
絹旗「そんな超斬新な名前じゃありません!絹旗最愛です!」
一方「そォか、どォだった?」
絹旗「超収穫です!名前と今後、気軽にあいさつできる権利をもらいました!!」
絹旗はもう今日の収穫が嬉しくて、聞いてくれるなら学園都市第一位でも全然良かった。
一方「…おい、ちょっとコーヒー買うの付き合え」
絹旗「はい?」 - 75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/16(水) 18:52:01.14 ID:9vzHpl60
- ~~~~~
路地裏
一方「…」
絹旗「?…あの、コーヒーは?」
一方通行は絹旗の問いを無視していった
一方「三下の事…どう思ッてる?」
絹旗「へ?わ、私は超なんとも…」
一方「正直に言えェ…冷やかしたりはしねェよ」
絹旗「…」
絹旗は間を置いて行った。
絹旗「…まだ、超よくわかりません…会ったばっかりですし、今日会ったのも二回目です。」
一方「…」
絹旗「でも助けてもらった時、超安心したんです。」
絹旗「ずっと闇の中で生きて、誰にも頼らず生きてきて、安心なんて超無縁なものだと思ってました。」
一方「…」
絹旗「でも、彼をみると簡単にできるんです、安心が…無縁なはずの安心が…」
絹旗「だから…」 - 78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/16(水) 19:08:45.13 ID:9vzHpl60
- 一方「…だから?」
絹旗「も、もっと…ふ、ふれあいたいですっ…」カァァアア////
一方「…ハァイハァイ、お惚気はこんぐらいにしようなァ?」
絹旗「なっ、も、もとはと言えば超あなたが…」/////
一方「別にそこまで話せたァ言ってねェよ!」
絹旗「っ…~~~~~」/////
一方「まァ、三下と触れ合うのは存分にしてくれてかまわねェ…「息抜き」っつうのは何にでも必要だァ」
絹旗「……」
一方「だが、忘れンな、おまえは…「裏」だ。」
絹旗「!!」
一方「「表」の世界の住人にあまりかかわっていいもんじゃねェ」
絹旗「…」
一方「「息抜き」が転じて「絶望」に代わる事もあるかもしンねェ」
絹旗「…」
一方「…まあそンなところだ、じゃあな…「絶望」にのまれンなよ。」
絹旗「はい…」 - 81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/16(水) 19:50:02.41 ID:9vzHpl60
- ~~~~~~
1週間後
絹旗「…」
絹旗は一週間仕事で埋め尽くされていた。公園になどいけるはずもないほどに。
絹旗「絶望に…」
その間も一方通行の一言がグルグルしていた
絹旗「ふぅ…」
気持ちは今スグにでもあの、公園に行って待っていたい。でも「当麻のため」を思うと
その気持ちが押し縮んでく気がした。
キーンコーンカーンコーン
絹旗「…あ、学校です、ってそんな超都合よくいるわけないじゃないですか、しかも五時だし…」
はあ、とため息をつき、
絹旗「やっぱり超おかしいですよね、最近の私…」
絹旗は帰ろう、と思った。
「おっ?絹旗じゃねえか、久しぶりだな!」
絹旗「えっ?」
絹旗は耳を疑った。
上条「どしたんだ?こんなとこで」
絹旗「か、上条さんこそ!も、もう五時ですよ?」
上条「あぁそれがな…」
絹旗と上条は面白おかしく話をしながら、あの公園に向かった。
上条が居残り補修だった事も、毎日、2キロ食べる自宅警備員がいることも。 - 85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/16(水) 20:05:28.13 ID:9vzHpl60
- 絹旗は悪いな、と思っても 顔が、ほころぶ 心が、弾む
こんな気持ちは、初めてだった、浜面に感じる感情とも、「アイテム」に感じる感情とも
違う。
これが
絹旗「(こ、い?)」
上条「ん?どした?急に止まって、」
絹旗は勇気を振り絞りぬいた。
絹旗「あ、あのっめ、メールアドレスと電話番号っ ちょ、超っおしえてくださいっ!!」
上条「へ?」
次の一言で、絹旗は心臓が地球一周しそうになった。
上条「そ、それは…脈ありってことでよろしいんでしょうか?」
なんと、あんなに鈍感だった上条当麻が乙女の心に気付いたのだから。
絹旗「ふぇ?…あのっそのっ………は、ひゃい!!!!!」
絹旗はこの瞬間に心の奥で決めた、自分を「裏」を「表」に返そうと。
寝ます、3時半ごろ始めます - 102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 03:40:39.19 ID:SHPERQw0
- おはようございます。超盛り上がってますねww。>>86一応>>1ですよノープランで思いつきだから、ちょっと勢いが…
上条「じゃ、送信っと」
ピピピ
絹旗「ちょ、超来ました!…」
上条「ああ、いつでも俺にメールしてくれ?、上条さんは基本暇なので…」
絹旗「はい!」
そういうと、上条はさりげなくなんか、なく 確認した
上条「あのー…こ、これはそのー罰ゲームとかで来たわけじゃないんですよね?」
絹旗はもごもごしながら、答える
絹旗「…はい、超、違います。」
上条「ほんとに俺の事を…」
絹旗は覚悟を決めて、言い放った!
絹旗「…はい、す…す、好きです」/////
上条「そ、そうか、なんか恥ずかしいな、上条さんはこういうのに慣れていないもので…」//
絹旗「わ、私もです。」////
上条「…」//
絹旗「…」//
上条「じゃあ、そろそろ家で、ごくつぶしが待ってるから…」
絹旗「ああ、じゃあ…そろそろ、」
上条「じゃあな、絹旗!」
絹旗「超待ってください!」
上条「?」
絹旗「し、た」//
上条「へ?」
絹旗は恥など、とうに捨てていた。
絹旗「下で、呼んでください」/// - 103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 04:00:04.54 ID:SHPERQw0
- 上条は柄にもなく赤くなった。
上条「あ、あぁ、そ、そうだな!」////
絹旗「…」//
上条「じゃ、じゃあな…さ、最愛!」//
絹旗は、答えた。
絹旗「さ、さよなら、当麻…」////
そして、上条と別れて、三分たったか、たたないか程度で電話が入った。
フレンダだった。
ピピピ
ガチャ
絹旗「はい…」
フレ「結局、今日も仕事ってわけよ」
絹旗「…」
フレ「…絹旗?」
絹旗「あ、あの…」
絹旗は意を決して言った。
絹旗「私、「アイテム」を抜けたい、です」
「ふうん、そうなんだ?」
絹旗「なっ…?」
フレンダではない、きき覚えのある声。
絹旗「麦…野…!」 - 105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 04:19:23.34 ID:SHPERQw0
- 麦野は絹旗の約50m前に立っていた。
麦野「へえ、あんたがそんなこと言うなんて思わなかったわ。」
絹旗「っ…!」
麦野「あんたさ、「裏」の人間がさ、「表」に行けると本気で思ってるの?
絹旗は答えた、その瞳に迷いは、ない。
絹旗「超、本気で思ってます!!」
麦野「…」
麦野「ふぅ」
絹旗「?」
麦野「わかった、わかったわ。次の仕事で抜けさせてあげる。」
絹旗「!?、ほんと…ですか?」
このときの絹旗は疑う事を知らなかった。
麦野「ほんとよ、ほんと。」
麦野「その代り、すごく、難しいけど、やる?」
麦野の口元が一瞬、大きく歪んだ。
絹旗「やります!」
麦野「そう、じゃ 場所は…」
告げられた、仕事はこの前の能力者集団の掃討だった。 - 106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 04:39:21.23 ID:SHPERQw0
- 絹旗はすぐにそこに向かった。これが終わったら、当麻と…、この気持ちが今の絹旗の
原動力だった。それ以外何も考えてなかった。
そして、
敵1「?、なんだてめえ?」
敵2「?」
絹旗は、顔を隠してあった、麦野にそうしろ、と言われたから。
絹旗「超、悪いですけど死んでもらいます!!」
敵1「!、おまえ…!」
敵が言葉を発した時には、窒素装甲は敵を、フッとばしていた。
敵1「……なん…で…?」
敵2「ひっ…」
続けて二人目もふっ飛ばした。
敵2「うっ…」
二人は動かなくなった。ピクリとも。
絹旗「やった…これで」はぁはあ
当麻のもとへ、と安心した刹那、
ボッ、ザシュ!
やけにカン高い音とともに
絹旗「え、あっ…う…あ」
絹旗の足に、風穴が3つ空いた。
麦野「御苦労さまぁ」ニヤ
風呂ってクリ - 108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 05:09:21.33 ID:SHPERQw0
- ただいま^^
絹旗「む、むぎっ…の!なんで…?」
麦野は答える。
麦野「「メンバーがメンバーを殺す」っていうのはいささか心象が悪いのよ、だから
あの場で殺さないで、いまここで殺して、「敵に殺された」事にしようかと思ってぇ」
絹旗「っく!そ、それでも、人間ですか?」
麦野「「裏」になった時から人間なんて捨ててるわ!」
絹旗「っく!」
麦野「それに、あんたも人の事言えないんじゃない?」ニヤぁ
麦野は「敵」の方へ、目をやる。
絹旗「?」
絹旗も目をやる、
その時、敵1のフードが ぱさっ、っと落ちた。麦野はにやり、と いやな笑いを浮かべた
絹旗「浜…面?」 - 110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 05:30:12.24 ID:SHPERQw0
- 絹旗は目の前で起きている事が、信じられなかった。そして一方通行の一言が、頭を駆け巡った。
麦野「因みにこっちは…」
麦野は敵2のフードをグイッ、と取った
絹旗「いや…滝壺…さん」
麦野「こいつらもあんたと同じで、「「裏」から離れて、くらしたい!」なんて言うからさ
、どうせなら同士打ちってのもいいかなーって思って!」
絹旗にはもう聞こえていない。
絹旗「いや…はまづ…いや、だめ…たき、う、うあ…うあああああああああああああああああああ
あああああ!!!」
絹旗は冷静さを取り戻せない。
麦野「なんだ?壊れちゃった?、…まあ今、同じ所に連れてってあげるわよ!!」
麦野は至近距離でとどめをさそうと、近づいた。
絹旗「っう、うああっ」
絹旗は必死に腕を振り回した。もちろん窒素装甲を演算する脳はもう残っていない。
ゴス
いやな音がした - 111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 05:52:39.28 ID:SHPERQw0
- 上を見ると、麦野の右頬が赤くはれていた…
いやな予感しか、しなかった。
麦野「てっっめえ!!!!」
絹旗は首をつかまれ、持ち上げられた。
麦野「一発で殺してあげようと思ったけど、もうやめだ!、嬲り殺す!!!」
そういうと、細い光線が絹旗のわき腹を貫いた。
絹旗「あぁあ!!」
腕、足、肩、腹…絹旗にどんどん穴が開く。
麦野「ほらほらほらほらほらほら!!!!!」
絹旗「うぁああ!!あっ!!うっ!!ぁあぁああ!!」
麦野「どう?痛い?苦しい?」
絹旗「…して」
麦野「あぁ?」
絹旗「殺してください」
麦野は吹きだした
麦野「ぶっ!はははは!そうねえ…「私は弱いです、生きてちゃいけません」っていったら
殺してあげる!」
絹旗は振り絞るように言った。
絹旗「わたし、っはよわい…で、す、生きて…ちゃいけま、せんっ。」
麦野「そうねぇ、そうよねえ、弱かったら…生きてちゃいけないわよねえ!!!!」
麦野がとどめを刺そうと思った時、路地裏に声が響いた、
それは、低く、よく通る声だった。
「あァ、じゃ、死ぬのはテメェだなァ!」 - 112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 06:33:12.23 ID:SHPERQw0
- 麦野「なっ…?第一位!!!」
絹旗「第…いち…」
絹旗は気を失った。
麦野は舌打ちすると、そのまま絹旗を連れて、逃げた。携帯がポトリと落ちた
一方通行は携帯を拾うと、
一方「逃げられると思ってンですかァ?俺からァ!」
追おうとした時、武装をした人間に囲まれた、きっと全員能力者だろう。
一方「アフターケアは万全ってかァ?」
一方通行はチョーカーのスイッチを入れ、絹旗の携帯を開いた。そして「上条当麻♡」の
所でにやり、とした
~~~~~~
上条宅
ピピピピピッピ
上条「おおっ最愛か…」
ぴっ
上条「はい、かみじょ…」
一方「よォ愉快な、テンションだなァ」
上条「えっ?」
メシってくる - 113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 07:34:12.51 ID:SHPERQw0
- 上条「おまえ…誰だ!?最愛は!?」
一方「1つ目の答えは、こないだ、お前に愉快にぶちのめされた、学園都市第一位サマだァ」カマウナーウテ―ウワ―
その言葉、その声に上条はこう言った。
上条「アクセラレータ!?」
一方「おォ、光栄だねェ!ヒーロー様に覚えててもらえるなんてよォ」
上条「なんで、お前が…」
一方「あァ…」
一方通行はいきさつを話した、すべて、絹旗がさりげなく隠していた、「裏」のことも…
上条「…どこだ、」
一方「あァ?」
上条「最愛は…」
一方「いいのかァ?彼女になった奴が人殺しだったんだぞォ?」
上条は迷いなく言い放った。
上条「人を殺してたとしても、どんなに悪い奴でも、最愛は最愛だ!!それに、…」
一方「……そっから先は本人にいいなァ、場所は第三学区の廃ビルの方へ向かってった」
上条「そうか!!…アクセラレータ!!」
一方「あァ?」
上条「おまえ、変わったな…」
一方「ほっとけェ、早く行けェ!!」
上条「ああわかった!!」ピッ
~~~~~
路地裏
一方通行は吐き捨てるようにつぶやいた。
一方「相手が三下じゃァ……勝ち目はねェよな…」
一方通行はさっきよりも増えた敵に対して言い放った!
一方「こッから先は一方通行だ!!!対向車は下がンなァ!!!!」 - 119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 17:37:01.82 ID:SHPERQw0
- >>116そういう事です。
~~~~~~~
第三学区、廃ビル
麦野は、考えていた。今この場で失血でこん睡状態の「裏切り者」を始末するか、失血で死ぬの
を待つか。
麦野「なんかテンション下がっちゃったな~…」
麦野はさっき殴られた、右頬をさすりながら言った。
麦野「ま、嬲り殺しって、言ったしね。」
さっきはああ言ったが、さすがに冷静な状態で、「元」仲間を自らの手で葬るのは、少なか
らず抵抗があるようだ。
しばらく、絹旗の寝顔を見て、麦野は言った。
麦野「なんで、みんな私から離れて行くんだろう…」
結局のところ、麦野も人間だ。誰かに愛されたい気持ちも、
少なからずあるのである。
麦野「はぁ…」
その時、
「~~!~~!」カンカンカン
麦野「!?」
誰かが大声を上げながら、近づいてくる。
「~~い!、~~い!」
麦野「なんで…なんで?」
カンカン、バッ!!
上条「最愛ぃーー!!!!」
その、魂の叫びは、第三学区のビル群にこだました。 - 120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 18:00:10.81 ID:SHPERQw0
- 上条は眼前の現状を見て言った。
上条「お前…殺したのか?」
麦野は何とか、平成を装い
麦野「…まだ死んでないわよ、運よくね。」
上条「おまえ、最愛の仲間なんだってなぁ?」
麦野「…」
上条「ならっ…どうして!?」
麦野は質問には、答えなかった
麦野「ふうん、あいつも粋な事するのね?、あとは私(あくやく)を倒すだけって?」
上条「…っ!、おまえっ!!」
麦野「でも、頭数を数え間違えてるわよ?」
上条「なにっ!?」
麦野「「アイテム」は、浜面も入れて5人よ?」
バギュウン!
上条「がっ…?あっ!」
甲高い音とともに、上条の背中に風穴が空いた。
フレ「…結局、こうなる訳…」 - 123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 18:35:00.56 ID:SHPERQw0
- 上条「っぐ…う」
立ち上がろうとする、血まみれの少年に、フレンダは言った。
フレ「立ち上がらないほうがいいよ、結構血出てるし、」
しかし、
上条「こんなの…日常茶飯事だっつうのぉ!!」
上条は立ち上がった。
フレ「…!!」
上条「っはあ…っ…はあ」
麦野「……うっざ」
ビイン!という音とともに麦野の手から、黄金に光り輝く光の矢が、数本発射された。
上条「!…うおあああ!!!」パキパキパキイイィイイイイイン!!
少年は腕を振り回すようにかざし、光の矢を打ち消した。
フレ「…!!…っ」
麦野「フレンダ!!!撃ちな!!」
フレ「…」
しかし、フレンダからの返事はない。
麦野「フレンダ…?」
フレ「もう、やめよう?…もう、いいよ…」
麦野「え……?」
フレンダの澄んだ瞳からは大粒の涙が零れていた。 - 124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 18:55:05.37 ID:SHPERQw0
- フレンダは言った。泣きながら…
フレ「け、結局、わたしらには、頼れる人なんていないけどっ…ヒッ」
フレ「私は、仲間って意識してることが、嬉しくって…ヒッ」
フレ「だから…」
フレ「もう仲間の傷つくとこなんて…みたk…」
刹那、泣きじゃくる少女の腹部に穴が3つ空いた
フレ「…!…むぎ…」
どさっ!と倒れた仲間を見て、麦野は、
麦野「…仲間?、何甘い事言ってんのよ?」
麦野「気持ち悪い!」
少年は痛みを忘れるほどの、「憤怒」が駆け上がった。
上条「おい、手前…歯ぁ食い縛れ…」
静かに、そして低く、ドスのある声で言い放った。
学園都市第4位は、体が一瞬機能を止めたか?と思った。
それほどの威圧、剣幕、覇気だった。 - 125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 19:21:58.98 ID:SHPERQw0
- 麦野は、とにかく少年との間に、障害を隔てた、一センチでも遠ざけたかった。
麦野「お、あああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
数百、いや数千を超えるだろうという、光の矢。
それが一つも外れることなく、少年に降り注ぐ。
少年はひとつ残らず消し飛ばし、憤りの対象へと歩を進める。
上条「…」
麦野「ひっ…」
PIPIPI
麦野「電話?、こんな時に誰…」
ばっと後ろを振り向く、絹旗はいまだ目を開けない。
麦野は着信”絹旗”の謎の電話に出た。
麦野「誰!?」
一方「よォ、ヒーローは行ったかァ?第四位?」
脳裏によぎる、白い悪魔。
麦野「第一位…!」
一方「その様子じゃ、行ったみてェだなァ?」
一方「こっちも終わって、一服してるとこだァ。」
麦野「…」
麦野はだんだん近づいてくる、少年を見ながら言った。
麦野「…ねえ、なんで私の「周り」は、どんどん消えてくの?」
麦野は、少しあきらめた口調で言った。
一方「…簡単じゃねェか」
一方通行は「上条当麻」に会ってから確実に変わった。この答えも、彼と会う前だったら
、絶対にないだろう。
一方「おめェが、”人との関わり”を避けて、人を愛さねェからだ」 - 126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 19:34:23.62 ID:SHPERQw0
- 麦野は、はっとした。今まで、人を傷つけたり、殺した事はある、が、人を「自分と同じ
存在」として…
麦野「見たこと…ない」
のである。
上条「いいぜ…」
麦野は眼前に迫りくる、こぶしを握る少年を見ながら、思った。
ごめんね、絹旗、みんな、生きて帰れたら…
上条「おまえが…」
上条「仲間を傷つけるっていうのなら…」
今度は、
上条「まずは…」
私も仲間に入れてくれるかな?
一方「いけェ、ヒーロー。」
上条「その幻想をぶち殺す!!!!!!!」 - 131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 19:50:33.63 ID:SHPERQw0
- ゴシャ!という音とともに、上条は戦いの終止符を打った。
上条は眠りの姫に駆け寄った
上条「さいあい!!!」
絹旗「……と…ま?」
上条「大丈夫か?」
絹旗「だい…じょぶ…に見える…なら、超、眼科に…」
上条「よか…た…」
どさっ!と音を立て二人とも、気を失った。
次に絹旗がおきたのは病院のベットだった
絹旗「ここ…は」
ズシッっと足に重さを感じたので、目をやると、そこには先日、恋仲の誓いをした
少年がいた
そこにいた、リアルゲコ太が言った。
「彼、自分も撃たれてるのに、君が目覚めるまで、ここにいるってきかないんだ。
一晩中ね」
それだけ言うとゲコ太は病室から出て行った。
絹旗「そう…ですか」
絹旗は、すべての事を思い出し、それも込みで、上条に、こう言った。
初めて会った時のようにのように…
絹旗「どいてください!超邪魔です!」
上条「な、なんだぁ?」
FIN - 132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 19:52:08.42 ID:AMx.XPQ0
- よかった 乙
- 133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 19:52:48.81 ID:SHPERQw0
- おわた、おwくぁたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
飯食ってくる、
そのうち、一方さんサイドもやろうかな。 - 134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 19:55:39.50 ID:jf7A4LUo
- え?おわり?
このまま終わるなんていったら
乙なんて言いたくてもいえないじゃないか - 135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 20:02:14.40 ID:mlssFMSO
- 続けてこのスレで書くなら宣言してくれ
- 136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 20:03:22.00 ID:SHPERQw0
- >>134じゃあ後日談と一方さんを三時頃やります、調子こいてスンません
- 137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 20:04:23.08 ID:CueqlAYo
- もっとこう日常的な話とか(チラッ
ほのぼのもいいけど時々シリアスとか(チラッ
そしてそのまま勢いで次スレとか行っちゃったり(チラッ
してくれると嬉しいんだけどなー──── - 138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/17(木) 20:05:14.51 ID:SHPERQw0
- とりま、寝ます超また三時ノシ
- 164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 02:03:56.00 ID:OVCA4cg0
- 上条が「アイテム」を潰してから、一か月がたった、上条と絹旗はどちらも入院し、つかの間の
「入院ライフ」を送った。ちなみに「アイテム」は一方通行にヤラレタ、下っ端以外全員
健在だ…しかし、
絹旗「そんな、話は昨日までです!!!」
そう今日は、退院して、そしてカップルとして、初めての…
絹旗「超!!初デートなのです!!!!!」
こんな感じでいい?>>1より - 166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 02:17:13.34 ID:OVCA4cg0
- 絹旗は、今年度…いや絹旗の人生で、一番の幸せな瞬間だった。
絹旗「何着ていきましょうか~?♪」
絹旗「ワンピースにセーターじゃだめですよね?~♪」
フレ「…」
フレンダは久し振りに絹旗が憎たらしかった。だって、おちょくる隙もないから。 - 169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 02:30:25.76 ID:OVCA4cg0
- フレ「って言うか、結局さ、絹旗はさ、夢物語の王子様と、付き合ってる訳?」
絹旗「そ、そんな…超大きな声で言える訳ないじゃないですか~∥」
フレ「結構、声大きいけどね?」
あの時、とどめ刺してもらえばよかったのに、とフレンダは軽く思った。
フレ「って言うかさ、絹旗それ以外持ってるの?服?」
絹旗「超バカにしないでください!、確か、去年買った奴が…」
絹旗「………」
フレ「ちっちゃ、…」
絹旗「フレンダ!超一刻も早く買いに行きましょう!!」
フレ「え~~?」
絹旗「おねがいします~、サバ缶三個買いますからぁ!」
フレ「なにしてんの?早く準備しな?」
絹旗「え~~」 - 170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 02:43:19.24 ID:OVCA4cg0
- ~~~~~
外
フレ「何でもいいけど、結局どこ行くわけ?」
絹旗「第六学区に、超あたらしくショッピングモールができたらしいんですよ!だからそこで買おうと思ってます。」
フレ「交通手段は、何で行く?」
テクテク
絹旗「バス…ですかね?」
テクテク
~~~~~
バス停
御坂「あっ」
絹旗「えっ?」 - 171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 03:06:48.99 ID:OVCA4cg0
- 絹旗「…」
御坂「…」
両者は動かない、いがみ合ったまま動かない、いや動けない。
目をそらしたら負けた気がするから。 - 172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 03:10:32.89 ID:OVCA4cg0
- 絹旗「…」
御坂「…」
絹旗「…」
フレ「ねえ、バス来たよ?」
御坂「…」
絹旗「…」
フレ「行っちゃうよ?」
御坂「…」
絹旗「…」
フレ「ねえ…」
御坂「…」
絹旗「…」
フレ「……あ、行っちゃった。」 - 173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 03:33:52.49 ID:OVCA4cg0
- そこから、30分近く無言で見つめあっていたが、御坂の方から
御坂「はぁ……………聞いたわよ、あいつから、付き合い始めたんですって?」
絹旗「…はい、そうです。」
御坂「何でけんか腰なのよ?」
絹旗「怒って、ないんですか?」
御坂「最初はそりゃね、殺してやろうかとも思ったけど、あんなに「彼女ができた!」
って嬉しそうに話されれば、許さざるを得ないでしょ。」
絹旗「…そう、ですか」
御坂「あんたは、幸せ?」
絹旗は大きく、にこやかに答える。
絹旗「はい!人生で最高に!!」
ここでバスが来た。御坂はクスリ、と笑うと
御坂「覚悟しなさいよ、あいつの鈍感さは半端ないから!」
絹旗も言う。
絹旗「はい!超知ってます!!」
御坂はもう一度クスリ、と笑うとそのままバスに乗り込んだ。
フレ「何で乗んなかったの?」
絹旗「あっ」 - 174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 03:46:15.42 ID:OVCA4cg0
- ~~~~~~~~
第六学区
絹旗「さあ!超来ましたよ!!」
フレ「誰に言ってんの?」
絹旗「いえ別に…どこから行きましょう?」
フレ「結局、どんなのがほしいの?」
絹旗「…セクシーけ」フレ「かわいい系でしょ?、あっちだよ!」
絹旗「………」 - 175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 04:00:09.34 ID:OVCA4cg0
- ~~~~~~
かわいい系洋服店
フレ「これは?」
絹旗「う~ん超派手…」
フレ「これ?」
絹旗「う~ん逆に地味…」
フレ「どうだ!」
絹旗「値段が…」
フレ「彼氏との初デートなのに、お金に糸目つけんの?」
絹旗「…でも、2万は…」
フレ「結局、お金なんて入ってくる訳じゃない?」
絹旗「…そう、ですね…!これにします!」
フレ「おお!」
絹旗「でも、超お金なくなっちゃうから、サバ缶は今度ですね!」
フレ「ちょっと待って、もうちょっと選ぼう?、ね?」 - 176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 04:19:38.08 ID:OVCA4cg0
- あれ?上×絹書こうと思ったらなんでこんな事に…
とりあえず、安めで、よさげなのを買った。後サバ缶も、
フレ「~~♪」
絹旗「あそこのコーヒー店で休みますか?」
フレ「いい…けど、なんか「コーヒー」ってとこにいやな予感を感じる…」
絹旗「そですか?まあ私も疲れましたし、座りましょうよ」
フレ「うん…」
主人公格が感じると、絶対当たるという、「いやな予感」を感じたフレンダを横目に、
歩き疲れた絹旗は颯爽と入っていった - 178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 04:35:32.55 ID:OVCA4cg0
- 店員「何名様ですか?」
絹旗「二人です」
店員「かしこまりました。こちらへどうぞ」
導かれるまま席に座ろうとした二人、しかし隣の席からの大声で、フレンダの主人公格就任
が決定した。
「あっ!!ファミレスの時のおねえさんたち!!!!よくあうね!!ってミサカはミサカは、大声をあげてみる!!!!!」
「コラ、ガキィ!大声あげてんじゃねェ!ツマミ出しますよォ?」
「あなたも十分大きいってミサカはミサカはしんじつを告げてみる!!!」
フレ「げ…」
絹旗「…!」
絹旗の脳裏によみがえる、上条当麻に次ぐ、第2の救世主。
絹旗「あなた…は…!」
一方「……よォ…」 - 180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 05:24:04.21 ID:OVCA4cg0
- 絹旗「こ、こんにちは」
一方「おォ」
絹旗「こ、この前は超ありがとうございました。」
一方「おォ」
絹旗「おかげで上条さんと、お、お付き合いすることができました…∥」
一方「…おォ」
絹旗「…(あれ?…怒ってます?)」
フレ「アホ毛ちゃん、第一位どうしたの?」
打ち「さあ?さっきまで普通だったんだけどってミサカはミサカは不信感を感じながらも、告げ口してみる」 - 181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 06:03:42.70 ID:OVCA4cg0
- 結局、なぜか何を話しかけても、生返事で返され、空気が重くなったので絶妙のタイミングを
見つけ、帰ることにした。
~~~~~~~
家
絹旗「…どうしたんでしょうね、第一位さん…」
フレ「絹旗に非はない訳だから、そんな気にしないでもだいじょぶじゃない?」
絹旗「でも、いつもはそれなりに相手してくれるのに…」
フレ「…」
フレ「明日、デートなんだからさ、もっと楽しそうな顔しなよ?」
フレンダに言われ、思い出したように、目が輝く。
絹旗「そうですね、そうですよ…!そうなんですよ!!」
フレ「(…単純、だからあの人とウマが合うのかな?)」
フレ「あーあ、私も私のために傷ついても、立ち上がってくれる、彼氏がほしいなー」
フレンダは目の前にいる、デートの準備をしてるやつの彼氏を思い出しながら、うらやましそうに言った。
絹旗はこれ以上にない笑顔で答えた。
絹旗「えへへー♪」 - 184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 07:00:33.42 ID:OVCA4cg0
- ~~~~~~~~~
第六学区 モアイ像前
絹旗「30分早くも早く着いちゃいました…張り切りすぎですかね?…」
そう今日は、
絹旗「あっ、来た!なんだ当麻も超張り切ってますね。」
私と当麻の…
絹旗「とーまー!!、ここですーっ!!」
初デート当日なのです!!!!!
上条「おお!最愛!!早いなぁ!」
絹旗「当麻こそ!」
上条「いやぁ、待ち合わせ時間を一時間、間違いまして…」
絹旗「もぉ、超いつも通りですね!」
上条「…ははは、じゃあぼちぼち…」
絹旗「行きますか!!」
二人は手を取り合い、歩き始めた。今の幸せを踏みしめるように、一歩、また一歩と。 - 185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 07:28:21.46 ID:OVCA4cg0
- >>183了解/
上条「どこに行きたい?」
絹旗「当麻の言うところなら、どこでもいいです!」
上条「うーん、こまったなぁ、上条さんはこういう経験が全くありませんので」
絹旗「そうなんですか?、もっと経験豊富なのかと思ってました。」
上条「俺はそんなにモテマセンヨ、で、どこいきたい?」
絹旗「うーん、当麻とずっとこうしてるのも超いいですけど…折角ですから…」
絹旗「超動物園に行きたいです!!」
上条「おぉ!たしかこの学区に水族館兼用の動物園ができたって土御門が言ってたな!」
絹旗「じゃあそこに行きましょうか!」
どこから見てもバカップルな二人は、動物園に向かった。
フレ「尾行って結構楽しい訳よ♪」 - 194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 16:33:16.62 ID:OVCA4cg0
- ~~~~~~
第六学区、動物ランド
絹旗「わぁ!超可愛いです!!」
絹旗は、「うさぎと触れ合おうコーナー」という場所で、うさぎと戯れていた。
因みに、上条は金網の所で絹旗を見ながら待機している。
上条が入ったとたん、うさぎの全方位、死角無しの強襲を受け、係員の人に、追い出されたからだ。
上条「はあ、しっかし、こう見ると…今この現状…夢とかじゃないですよね?」
絹旗「とーまー!超可愛いですよ!!」
上条「ああ、よくお前の可愛さを引き立ててるよ。」
絹旗「ふぇ?///なっ…かわ///]
真っ赤になった絹旗を見て、上条は笑顔が零れた。 - 195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 17:17:08.19 ID:OVCA4cg0
- ~~~~~~~~
動物ランド ワニハウス
絹旗「うわぁ!超こ、こわいですぅ」
上条「ああ、怖いな…」
上条は、おまえの能力のが怖いよ、とは口が裂けても言えない。
50m後ろ
フレ「結局、なんかいちゃいちゃしすぎて、むかつく」プンプン!
絹旗「わぁ、危ないです!」
フレ「…でも」
絹旗「あっこっちも超すごい!!当麻ー!」
フレ「よかったね、絹旗、」
絹旗「超怖かったです!」
上条「あぁ、でっかかったな!!」
絹旗「さあ!つぎはどこへ…」
グウ~、というお腹の虫の空砲を聞き、絹旗は恥ずかしそうに笑った。
上条「おお、もうこんな時間か、昼メシにするか!」
絹旗「…えへへ、すいません。」 - 196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 17:23:57.01 ID:OVCA4cg0
- ~~~~~~~
レストラン
上条「おっ!新しめで、よさそうなところだな!ここにするか?」
絹旗「はい!どこでも!」
カランカラン
「らっしゃいませー」
絹旗「あっ!」
「おお!」
絹旗「浜面!!」
浜面「絹旗!!」
浜面「と、フレンダ!」
上絹「えっ?」
フレ「あっ!」 - 201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 17:59:34.34 ID:OVCA4cg0
- 滝壺「あ、久しぶり皆。」
絹旗「滝壺さん!いやー、再会の喜びと、改めての謝罪と行きたい所でしたけど、少しやらなきゃいけない事が
できまして…ねえ?フレンダぁ?」
最後の部分はなぜか 元「アイテム」のリーダーの、レベル5を連想させた。
フレ「ひっ…」
ズルズルズル
滝壺「頑張って、フレンダ。」
浜面「よう、上条、退院以来だな?」
上条「おう、元気そうだな浜面」
上条と浜面はどちらも同じ病室で、同じレベル0だからか、共感するところがあったので、仲良くなる事に
時間はかからなかった。
それに、
浜面「絹旗の奴、あんだけ壮絶に謝っといて、まだ謝る気かよ。」
上条は思い出すように言った
上条「ああ、すごかったもんな、最愛の、泣きながら首絞め脳天擦りつけ土下座!」
浜面「ああ…軽くトラウマだぜ…」
上条「泡吹いて、白目向いてたもんな、正直、俺もちょっと引いたぜ」
滝壺「きぬはたは、やさしいから、」
三人で他愛のない(?)雑談に花を咲かせた頃、すっきりして、つやつやとまでしている
絹旗が帰ってきた。
絹旗「超お待たせしました!!」
フレ「わたし、生きてる…?」 - 202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 18:14:43.99 ID:OVCA4cg0
- ~~~~~
食後
絹旗「なんか、こんなに「アイテム」がそろうの、超久しぶりですね」
上条「俺は違うけどな」
フレ「気にしなくていい訳よ」
滝壺「私たちがここにいるのは、あなたのおかげ、」
浜面「そうだぜ!」
上条「…なんか悪いな?」
絹旗はシリアスになるはずだった、話のこしを折った。
絹旗「あっ当麻!もう1時です!デートが終わっちゃいます!」
上条「そうだ、今日は最愛優先だったな。」
浜面「おうまた来いよ!」
フレ「わたしは、もちょっと、ここにいたいわけよ」
滝壺「じゃあね、きぬはた、かみじょうくん」
上条「ああ、またな。」
カランカラン
浜面「絹旗!」
絹旗「はい?」
浜面「しっかりな!、あいつみたいなのはそうそういねえぞ?」
絹旗は、はにかんで答えた。
絹旗「はい!当たり前です!」
カランカラン
上条「おそかったな?」
絹旗「ええ、ちょっと!」
上条「さあ、どこにいきたい?御姫様?」
絹旗「じゃあ…>>215」 - 215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 18:27:42.69 ID:WgY4Pq.o
- >>194
ウサギ・・・赤い目に白い毛・・・
つまり一方さんだと思えばだなにするやめkp@れhぺ - 217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 18:29:33.80 ID:OVCA4cg0
- >>1desuおれ、どうしたら
- 218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 18:29:39.63 ID:VTTvlrk0
- >>215
失望した - 219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 18:30:36.00 ID:xaZVBHEo
- >>215
なにしてやがる - 224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/18(金) 18:34:26.79 ID:OVCA4cg0
- 1desu,>>240、ごめん出かけなきゃいけなくなった,次は3時半ごろだと思う、みんな、
あとは お願いね!!! - 239 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 19:01:30.06 ID:BuQobdg0
- 上条さんハウス
- 240 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 19:01:34.37 ID:H7Z60C20
- 上条さんの部屋
- 254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 03:38:24.48 ID:Hrfrnp.0
- ただいま。みんな、ありがとう。
絹旗「じゃあ…当麻の家で…!」////
上条「ええ…?俺の家…ですか?、」
絹旗「はい!」///
上条「いいのか?、きっと面白みの欠片もないぞ。」
絹旗「超大丈夫です!」
~~~~~~~~~~~~
上条の部屋
上条「ようこそ、上条さんの城へ!」
絹旗「超、おじゃましまーす!」
絹旗はあたりをぐるっと見まわした。
絹旗「あれ?噂のごくつぶしさんは?」
上条「友達の家にな、三か月預かってもらってるんだ。」
「預けた」というよりは、「押しつけた」の方が正確だ。因みに友達とは、神裂をうまく言いくるめ、ステイル付きで、イギリスに送ったのである。
上条「(まぁステイルと神裂がいれば、万が一のことがあっても大丈夫だろ)」
絹旗「ふんふん」
絹旗は鼻を愛らしく動かし、においをかぐ仕草ををした。
上条「どうした?なんかくさいか?」
絹旗「いえ、超当麻のいい匂いだなーと思って!」
上条「////」 - 255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 03:51:53.15 ID:Hrfrnp.0
- 上条「とりあえず、そのへんに腰掛けてくれよ、御茶持ってくるから。」
絹旗「はい、超わかりました。」
上条はお茶を淹れながら尋ねた。
上条「最愛はさ、よく「超」って言葉使うよな。」
絹旗「ええ、もう癖みたいなものです。」
上条「ああ、意識してなさそうだもんな。」
絹旗「当麻の「上条さんは~」と一緒です!」
上条「ああ、俺もあれはあんまり意識してないな。」
絹旗「だからやめろって言ってもやめれませんよ?」
上条「いや、そこがたまらなくかわいらしいんじゃないか。」
絹旗「っ////もぉ//」 - 256 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 04:06:02.65 ID:Hrfrnp.0
- 真っ赤になる絹旗を見て、少し表情を緩めると、お茶とお茶菓子を持ってテーブルに向かった。
上条「はい、この前半額で買った、おせんべいに、小枝(チョコ)ですよー。」
絹旗「…おせんべい、超しけってます…」ぽりぽり
上条「最近じめじめしてたし、買ったの入院する前だしなぁ」
絹旗「一か月以上前じゃないですか!」
上条「大丈夫、死にゃしないって。」
絹旗は、おいしいか、おいしくないかの問題じゃなくて、死ぬか、死なないかなのか、と思うと同時に、
レベル0って大変ですね、と心の中で同情した。 - 257 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 04:40:41.46 ID:Hrfrnp.0
- ~~~~~~二時間後
上条「飯は?食ってくか?」
絹旗「いえ、そこまで迷惑かけられないです!」
上条「遠慮はいらないぞ?」
絹旗は当麻を優しく見据えていった。
絹旗「当麻、」
上条「?」
絹旗「これから、いくらでも会えるんですから!…あせらなくても、私はどこにもいきませんよ?」
上条「…」
上条「そうか…そうだよな!」
上条と絹旗は二人で、はにかみあった。
絹旗「そろそろ帰ります、フレンダも帰ってると思うので」
上条「送ってくよ、そんぐらいさせてくれ」
絹旗「じゃあ、お願いします!」
シリアスいっていい? - 260 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 05:19:33.87 ID:Hrfrnp.0
- 了解、サンクス
~~~~~
元「アイテム」アジト前
絹旗「ここまででいいです。」
上条「そうか、じゃあ今度はいつ会う?」
絹旗「携帯で連絡します!、…まあ週末でしょうね。」
上条「おお、また連絡してくれ」
絹旗「じゃあ…さよなら!」ちゅ
上条「…へ?」
絹旗「えへへ…じゃあね、当麻♡」
たったった
上条「正直、たまりません。」
はじめてのデートに、初めての接吻、この二つの初めてに満足し、意識も遠く歩いていると
上条は突然、路地裏に引き込まれた。
上条「な!?、なんだ!?」
引き込まれて5mあるか、ないかの所で、引き込んだやつが手を離した。
上条「…お前…!」
「…よォ、ヒーロー」
上条「最近よく会うな……………………………アクセラレータ」 - 261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 05:46:28.65 ID:Hrfrnp.0
- 一方「はァ?会っちゃいねェ、だろうが」
上条「最愛が、今月だけで3回見たって言ってたぞ。」
一方「…」
上条がぶっ飛ばし、生き方を変えられた”第一位”、だがふたりはそれには触れない。
上条「で・・なんだ?、引きずり込んだからには理由があんだろ?」
一方「あァ…オマエのツレの裏の事情の事だ…」
上条は、首を傾げた。
上条「…最愛は抜けたんじゃないのか?」
一方「いや、抜けてねェ」
上条「なっ…あいつ…」
一方「ヤツには非はねェよ、本人も抜けた気になってやがるからなァ」
上条はさらに首を傾げる。
上条「…!?どう言う…ことだ?」
一方「まァ、ヤツが考えてたより、「裏」つゥトコの「闇」は深かったってこった」
一方「…平たくいやァ、ヤツの「アイテム」っつゥのは、「裏」の中でも結構、捕獲、暗殺みてェな「闇」がふけェんだ。
だから、その情報を漏らすのを「上」のヤツらは恐れてやがる」
上条「だから、最愛をまだ「裏」に?」
一方「それだったら簡単だったんだがなァ」
上条「…どういう意味だ?」
一方「…ヤツらは、砂皿緻密ってヤツに「アイテム」の生き残りの暗殺を命じやがったンだ。」 - 262 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 06:05:56.96 ID:Hrfrnp.0
- ~~~~~
アジト、部屋
絹旗「超ただいま~…あれ?電気消えてる…?」
絹旗「フレンダ、帰ってないんですかね?」
絹旗「ん?」
暗闇に目が慣れたころ、へやの奥に誰かが寝転がっているのがわかった。
絹旗「なんだ、寝てるんですか。」
ぱちっ、と電気のスイッチをつけた。
絹旗「フレンダー?そんなとこで寝るとかぜひきますよー?」
フレ「……」
絹旗「フレンダ?」
妙だ、フレンダの眠りはいつも浅いので、一声かければ起きるはずなのだ。
絹旗「フレンダ?どうしたん…」
フレンダをゆすり起こそうとし、手をかけると、ベタッとしたいやな感触が手にした。
絹旗「…これ…血?」
絹旗は血相を変え、フレンダを抱きあげる、
絹旗「フレンダ!?フレンダぁ!!」
口に手を当てるとまだ息がある事がわかった。
絹旗「…っ早く病院に、」
瞬間、フレンダを抱く、絹旗の右肩を、痛みと、衝撃が貫いた。
絹旗「う!?…うあああああああ!!??」 - 263 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 06:15:14.45 ID:Hrfrnp.0
- ~~~~~
路地裏
一方「まァ、そいつだけじゃねェがな」
上条「…!!な、早く行かねえと、」
がっ、と走り出そうとした上条の肩を、一方通行は掴んだ。
上条「…なんだ!はなせ!早くしねえと最愛が!」
一方「………」
上条「…お前…まさか…」
一方「…あァ、俺も、だ」 - 264 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 06:28:16.18 ID:D94ESg2o
- イヤアアアアアアア
- 265 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 06:50:54.12 ID:UOv2fto0
- キャアァァ
- 266 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/19(土) 06:53:44.95 ID:EMjPmOYo
- 違うスレ見てたら>>1が誤爆ってたww
- 267 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 06:54:09.16 ID:Hrfrnp.0
- ミスッテ、ちがうとこに続き書いちゃったwwwww
~~~~~~
アジト、部屋
絹旗「っ…なんでっ…ありえない!!」
絹旗は目の前の現実が信じられなかった。
絹旗には、一方通行と同じように「自動防御能力」がついている。現に、今日だって、ほとんど一日中展開していた
確かに、一方通行の反射どころか、衝撃を緩めることすらできないが、
不意打ちの銃撃程度に、右肩を貫かれることは、
絹旗「ありえないっ…」
のである。
メシってくる - 268 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 07:49:16.28 ID:Hrfrnp.0
- 路地裏
バギャアアン!、鈍い音でコンクリートが爆発し、その破片が上条に襲いかかる。
上条「っく、くそっ!」
一方「…」
上条は攻撃を受け流しながら、一方通行に問いかける。
上条「なんで…なんでだよ!!!」
上条「おまえ、あの時最愛をたすけてくれたじゃねえか!!!」
上条「俺に最愛の真実を教えてくれたのもお前じゃねえか!!」
一方「…」
上条「それだけじゃねえ!!」
上条「最愛から聞いたぞ!、お前最愛に色々助言してくれたんだってなあ!」
一方「!」
上条「俺は聞いたとき思った、お前は最愛の事を心配してるだけじゃねえって」
一方「っ!!!」
上条「お前、最愛が好きなんだろ!!??」
一方「っ……え」
上条「なら、助けてやるのが普通じゃねえのか!!??」
一方「…うっっっっっっっっっっっっせェエエエエエエエエエエ!!!!!」
上条「っ…!」
一方通行は声が裏返るのも気にせず言った。
一方「おめェにゃ、わっかンねェだろ!!??俺がこの四日間どんな思いでいたのかよォ!!!!!」
一方「依頼が来て、俺がどんだけ取りやめさせるために、人を傷つけたかわかンのかよォ!!!??」
一方「あいつと昨日会った時、俺がどんな感情だったのかわかんのかよ!!!??」
一方「あァ、俺はあいつが好きだ、だから止めようとした!!!!」
一方「最後は止められねェで、挙句の果てにゃァ、さっき打ち止めまで連れてかれちまった!!」
一方「お…れが、今、どンなみじめな気持か、わかンのか…よォ…」一方通行の赤い目から大粒の涙が零れ落ちた。 - 277 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 15:00:43.01 ID:Hrfrnp.0
- ただいま 書くね
一方「なァ・・・俺はどうしたらいい?、ヒーロー?」
一方通行は、自分の名前を忘れてから、初めての弱音を吐いた。
一方「”学園都市最強の第一位”なンて囃したてられたって、結局何もなせてねェじゃねェ
か・・・!、」
上条「…」
一方「なァヒーロー、どうしたらお前のようになれンだ?」
一方「どうしたらオマエのように、弱くても、誰も悲しませねェでハッピーエンドが迎えら
れるンだ?」
一方「教えてくれよォ、ヒーロー・・・」
上条は、目の前にいる 学園都市最強の「人間」に答えた
上条「……なんでだ。」
一方「…?」
上条「なんで、だれにも頼らなかったんだ!」
一方「・・・!!」
上条「いいか!?人間一人でやれる事なんて、たかが知れてるんだ!、一人で背負い込んだ
って、意味がないんだ!!」
一方「…ヒー…ロー」
上条「それでも、お前が一人で背負いこむって言うのなら、」
上条「………………その幻想を、ぶち壊す!!!!!」 - 278 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 15:13:24.12 ID:Hrfrnp.0
- 上条「…」
一方「なァ、ヒーロー、」
上条「…なんだ?」
一方「まだ…間に合うか?」
上条は間をあけて、言った。
上条「ああ、間に合う」
一方「そうか…」
上条は続けて言う。
上条「お前だったらな。」
一方「!!」
上条「俺じゃ無理だ。」
一方「…そうか。」
一方通行も、すがるように言った。
一方「俺だけでも、無理だ」
上条「…ああ、かもしれないな。」
一方通行は、生まれて初めて・・・・・
一方「頼む、一緒に・・・・」
上条「ああ、もちろんだ!!」
人を、頼った。 - 279 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 15:20:06.76 ID:Ze4Eaho0
- 一方さん・・・(´・ω・`)
- 280 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 15:31:50.08 ID:Hrfrnp.0
- ~~~~~~
アジト、部屋の外
絹旗「一応物影に隠れましたけど、フレンダが超心配ですね。」
絹旗は、右肩を撃たれ、フレンダを連れてすぐ部屋を出た。
絹旗「なんで、狙われてる・・・かは、だいたいわかりますね。」
絹旗は自分の傷も気にしながら、
絹旗「さて、どうやって逃げましょうか」
絹旗「まさに、八方塞がりですね、」
絹旗「浜面や滝壺さんは無事でしょうか?」
絹旗は考察の末、動く事が出来ない、という結果が出た。
こんな時、彼だったらどうしただろう
絹旗「…当麻」
運悪く、携帯はバッグごと部屋に置いてきてしまった。 - 283 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 18:06:03.20 ID:Hrfrnp.0
- バギュウン!
絹旗「!」
絹旗の耳を銃弾が、かすめる。
絹旗「く!早く逃げないと…しょうがないですね、」
絹旗は辺りを見回し、おもむろにレッカー車に走って言った。
絹旗「…!まだ入ってる!」
絹旗は、レッカー車を持ち上げ、アジトに向かって投げた。
ズズウウウウゥン!という音とともにアジトはレッカー車の下敷きになった。
絹旗「よし!」
砂皿「…なんだ?何を考えている?」
絹旗「今!!」
絹旗は落ちていた、鉄くずを擦り合わせ火花を起こす。
その瞬間、レッカー車が爆発し、
絹旗と、フレンダは一緒に吹っ飛んだ。
レッカー車には、油が入ったドラムカンがのっていたのだ。
砂皿「一緒に自爆か?・・・・・一緒に?」
砂皿は、報告書に書いてあった、絹旗の能力を思い出した。
砂皿「第一位と同じ自動防御を、仲間の分まで演算したのか・・・」
先ほども言ったように、絹旗の自動防御には威力を殺す能力はない、が、ダメージいかな
い、そこまで計算しての完璧な作戦だった。
砂皿「負け・・・か、」 - 284 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 18:27:13.56 ID:Hrfrnp.0
- 絹旗「超!いっちげき離脱大成功~~~!!!」
絹旗のはちきれんばかりの歓喜の叫びが、学園都市の夜空に響き渡る。
すると、
むくっ
フレ「きぬ・・はた、うっ・・さい」
フレンダが目を覚ました。
絹旗「フレンダ!超動かないでください!」
フレ「動けない・・から、安・・心して」
絹旗「今病院に連れてきますから、頑張って!」
絹旗は路上に着地すると、浜面のレストランが見えた。
絹旗「そうだ!いったん浜面に…」
ガチャリと、勝手にドアが開いた。絹旗はさーっと血の気が引くのがわかった
絹旗「第、二位…!!」
それは第二位が、浜面、滝壺をかついで運ぶ姿だった。 - 285 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 18:55:43.29 ID:Hrfrnp.0
- 垣根「おっ!ちょうどいいな、ラスト3人だったが、これであと一人だ。」
絹旗、いや、あえてこう呼ぼう・・「アイテム」はまさに絶望的状況に立たされた。
なぜなら、4人のうち、3人は再起不能の状態、頼みの絹旗でさえ、右肩に風穴が空いている
状態なのだ。
絹旗「っく…!」
垣根「ほぉ…まだ未熟だがなかなかの目つきだな。」
絹旗「…う!・・うあああああああああ!!!!!」
絹旗は決死の突撃を敢行した。
垣根「ふう、」
絹旗「あう!」
結果は「見えない何か」に 飛ばされ、動きを止められてしまった。
絹旗「あ・・あ、あ!」 - 286 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 19:38:33.25 ID:Hrfrnp.0
- 絹旗は「見えない何か」に掴まれ、宙に浮いている。
垣根「…持ち帰れって言われたが、言いなりってのはな。」
メシメシ、
絹旗「ぎゅふ・・・、ぐェ・・・」
絹旗の目が 反転し、口からは、唾液があふれ出していた。
垣根「悪いな、プランを潰すために、犠牲になってもらう。」
絹旗「・・・も・・・だ・・あ・・」
垣根「じゃあな」
絹旗の意識が飛びそうになる刹那、黄金の、光の矢が垣根に向かい、飛んできた。
垣根は不意打ちに戸惑ったが、白い6枚の羽根で防いだ。
代償として、絹旗を離した。
絹旗「が・・・・あう?」
麦野「すごい顔ね、絹旗?」 - 287 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 19:51:21.22 ID:Hrfrnp.0
- 絹旗「むぎ・・の??」
麦野「そうよ?、びっくりした?」
絹旗は目を丸くした。
絹旗「なんで…?」
麦野「別に気まぐれよ、気まぐれえ」
絹旗は、気まぐれで危険に身を乗り出しますかね?と心の中で呟いた。
絹旗「…これも当麻のおかげですかね?」
麦野「なんか言ったあ?」
垣根「なんだ、手間が省けたな。」
垣根は羽を顕現した。
絹旗「・・・っ来ます、よ」
麦野「わかってるわよ!」 - 288 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 20:29:29.16 ID:Hrfrnp.0
- 麦野「はああ!!」
垣根に、幾千もの、光の矢が向かう
垣根「聞かないっつの。」
垣根は羽で矢を防ぎ、小石を投げた。
麦野「っち!」
麦野は、自ら転び 小石をよけた。
避けた麦野の真上で、小石が爆発した。
垣根「ち、外したか。」
麦野「ふん!」
これまでとは違う、大口径の光の矢。
垣根は、機転を利かせ、羽で触れ、光矢を止めた。
麦野「なっ!!??」
垣根「お返し・・と行きたいが、・・・そっちからのがよさそうだ」
垣根は、振り返る・・絹旗が、皆を遠ざけるため、皆で固まっていた。
絹旗「・・やっば」
垣根は大光矢、+ 未元物質の合わせ技を絹旗へ、放った。 - 289 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/19(土) 20:52:33.83 ID:Hrfrnp.0
- 絹旗は、自動防御を演算した。が、未元物質によりスピードが、
絹旗「間に合わないっ・・」
目前に迫る、光矢に、絹旗は自分以外の仲間に演算をすべてかけた。
絹旗「みんなを、守れるならっ死んだって・・・」
絹旗は最後に叶うなら、と思った。
絹旗「当麻に・・・会いたかったな・・」
目と鼻の先の、光線を目の前に 絹旗は笑いながら、言った。
ボン!! - 296 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 04:26:41.50 ID:oD4wpcQ0
- 絹旗「・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?」
絹旗はどんなに待っても、消し炭にはならなかった。
絹旗「・・・?」
絹旗は恐る恐る、目をあける。
そこには、
絹旗「むぎ・・・・・の・・」
麦野「く、き・・きっつい、さすが私の攻撃・・・!」
そこにあった、麦野の姿は、常人が見れば、トラウマレベルの状態であった。
右足が完全に吹き飛び、原子崩しで防いだので、左の手首から上が反対側を向き、ぶら下が
っていて、右目から、血が垂れ流れている。
絹旗「麦・・野、なんで?」 - 298 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 04:48:33.57 ID:oD4wpcQ0
- おはよう、ちょっと遅れちゃった・・・
麦野は答える。
麦野「・・・全く、甘いわよね。」
絹旗「?」
麦野「あんたたちを助ければ、また戻れるかも、なんてさ。」
絹旗「!」
麦野「結果、このザマよ」
麦野「考えが甘すぎ…」
絹旗はさえぎるように言った、
絹旗「どんな事をされても、麦野は仲間です!」
麦野「!!」
絹旗「ここに誘ってくれたのは麦野じゃないですか!麦野がいなかったら、今の「わたし」
はないんです!・・だから、」
それを聞いて、麦野は覚悟を決めたように、無事な、左の足で、バランスを取る、
絹旗「麦野?何を・・・」
麦野「・・・・・逃げな絹旗。」
絹旗「え?」
麦野は右手の上の虚空に光を集める。
垣根「・・・・身の保身をかけずに、ぶっ飛ばすつもりか?」
麦野「・・・ご名答、でも演算能力がちょっと下がってるから、フルパワーは無理ね、」
ブオン!と光がたまり終わる
麦野「くらいっなさいよおおおおおおおおおお!!!」
バギュウン!と言う音とともに、光の彗星は垣根に向かう。 - 299 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 05:01:02.87 ID:oD4wpcQ0
- しかし、光の彗星は垣根真上に集められた、
麦野「っっっ!」
垣根は静かに言い放った。
垣根「俺の未元物質には、常識は通用しねえ。」
垣根の上の光の塊はこちらに向けられた。
絹旗「・・・・!」
麦野「っく、ここまでって訳ね。」
光の玉は、絹旗たちに向かい、一直線に進む。
絹旗「とうまぁ・・・・」
もう防げない距離まで来ている。
もう駄目だ、と思った。
ピシュン!、小気味の言い音がして光が跳ね返った。
「お返ししますよォ?、ていとくン!!!」 - 302 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 06:06:16.42 ID:oD4wpcQ0
- 垣根「っち。」
垣根は羽を広げると光弾を打ち消した。
垣根「よぉ、一位ここからが本番てわけか?」
一方「フン・・」
絹旗「第、一位さん・・・!」
一方「よォ、ケガはダイジョブかァ?夢物ちゃん?」
絹旗「絹旗です!、いい加減覚えてください!・・じゃなくて、私以外、大体致命傷です。」
一方「あの蛙顔ならなんとかすンだろ」
麦野「久しぶりね・・・一位、茶化しに来たの?」
一方通行はちらりと一瞥し、
一方「茶化さねェよ、俺もそんな時があったもんだ。」
麦野「・・・・」
垣根は問う。
垣根「さぁ、始めようか!」
一方「いや、終わりだ、」
垣根の前に突然、影が現れた、突然の事に垣根は羽を展開し防いだ、が
パキイイイイイイン!という音で、羽は砕け散った。
垣根「なっ!?」
上条「よう、最愛がやけに世話になったらしいな、」
垣根「っく!」
上条「お礼として取っとけ!!!!!」
ゴガン!、垣根は地面に頭を打ちうごかなくなった。 - 303 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 06:36:49.76 ID:oD4wpcQ0
- 絹旗の嬉しい叫びが上がった。
絹旗「当麻!!!!」
一方通行はそれを聞き、ばつの悪い顔をした。それを見た麦野も怪訝な顔をした。
上条「よお、最愛。」
絹旗「なんでここが!?」
上条「ああ、アクセラレータがな、必死に探してくれたんだ。アジトが爆発した時は、さすがにひやっとしたぜ。」
一方「・・・・」
絹旗「・・・いつも超ありがとうございます。」
一方「おォ・・」
上条「・・・」
絹旗は、疑問を投げかけた
絹旗「でも、どうしてよく助けてくれるんですか?」
一方「・・・・っ!」
絹旗「超気になります・・・」
一方「・・・・」
上条「・・・・」 - 309 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 14:44:26.59 ID:oD4wpcQ0
- ただいま、寝むいZE
一方「・・・・はァ」
絹旗「教えて・・・・くれませんか?」
一方は冷静に言った。
一方「そいつら病院送ったらなァ?」
絹旗「あっ!」 - 310 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 14:56:31.13 ID:oD4wpcQ0
- ~~~~~~~
病院
麦野「・・・・・で?」
絹旗「・・・・・で?」
フレ「・・・・・で?」
上条「・・・・・で?」
打ち「・・・・・で?ってミサカはミサカは皆に便乗して聞いてみたり!」
一方「チッ、覚えてやがったかァ・・・・・・・・
エッ?」 - 311 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 15:20:37.66 ID:oD4wpcQ0
- 一方通行は、テレビのホラ―映画で、百物語を終えて一人多かった時の恐怖の様を嘲笑った事があるが、そいつの気持ちがわかった気がした。
一方「おまっ・・・なんで?」
打ち「えー?私、ずっとここにいたよ?ってミサカはミサカは気がつかれた事を不服に思いながら、報告してみる」
一方「じゃァ、部屋に置いてあった「打ち止めは預かっておく」っつう手紙は?」
医者「ああ、私、私。」
一方「」
一同「wwwww」
一方「テメェアアアアアア!!!」 - 312 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 15:34:13.86 ID:oD4wpcQ0
- 一方「カエルテメェ、表出ろォ!!」
絹旗「いいから、超話してくださいよ!」
麦野「そうよ!!!」
医者「いや、君はおとなしくしとこうね?一応、足と手と右目、無いに等しいんだから」
フレ「って言うかさ、なんで麦野が怪我してる訳?、一応来たところまでは把握してるんだけど・・・」
絹旗「それはですね・・・」 - 313 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 15:53:29.62 ID:oD4wpcQ0
- ~~~~~~~~~~
絹旗「ということなんですよー!」
フレ「便利だね、それ。」
絹旗「なんか言いました?」
フレ「んーん、何も、って言うか聞かなくていいの?」
絹旗「そうでした!、さあ!!」
一方「さあ!ってお前・・・」
一方「しゃァねェ、言わなきゃ帰れなさそうだからなァ」
ふう、と嘆息をつき 一方通行は話し始めた。
一方「まず・・・・」
一方通行は、絹旗を指さし、
一方「お前と俺は、もっと前に会った事がある。」
絹旗「!!」 - 314 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 16:26:58.85 ID:oD4wpcQ0
- ~~~~~~~~~
過去、第十学区
チビ旗「あっそれちょ―おもしろそうです!貸して―?」
子供A「やだー」
まだ絹旗が小学生、「置き去り(チャイルドエラー)」だったころ_____
学者1「例の実験は、順調かね?」
学者2「いえ、コードBからCに移行する時に皆、精神崩壊を起こしてしまうんですよ。」
学者1「ふむ、やはり一方通行の演算パターンは脳に影響しすぎるか、」
学者たちは、不快な声でしゃべる。
学者1「なに、代わりはいくらでもある、存分に使いたまえ。」
芳川 「…」
芳川 「ほんと、クズね」
芳川は吐き捨てるように言った。
芳川「まあ、人の事言えた義理じゃない、わね」
芳川「ええと、今日は・・・一方通行に演算の最適化の方法を聞いてこい?」
芳川はこの時、一方通行の事を書類でしか見たことがなかった。 - 316 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 16:45:11.12 ID:oD4wpcQ0
- 芳川「ほんと、最悪ね」
芳川は、書類でだけの一方通行の印象は「人間味のない悪魔」などだと思っていたのだ。
芳川は部屋の前につく、
ギイイ、
一方(14)「よォ、今日はなにをすりゃァいンだァ?」
芳川は、いきなり話しかけられ戸惑ったが、
芳川 「・・・演算の最適化についてよ。」
一方通行は、書類だけのイメージと少しだけ違った。
~~~~~
芳川「ふうん、そういう事、」
一方「あァ、結局演算つゥのは、しっかりやりゃァいくつ省いても平気なンだよ」
芳川「そこまで、演算っていうものを理解しているのに、人を助けたりはしないのね?」
一方「・・・・」
芳川は地雷を踏んだな、と悟った。
一方「もうそういうのはしねェ、」
一方通行は、がたっと、音を立て、部屋を出て行った。
芳川「あ、ちょっと、まだ話は・・・もう。」 - 317 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 17:12:59.73 ID:oD4wpcQ0
一方「あン?なんだァ?」
一方通行は子ども二人が、学者に連れていく光景を見た。
一方「(なんだァ?ロリコンってやつかァ?)」
一方通行はあとをつけた。
~~~~~
機材を付けられた子供、悪趣味だな、一方通行は心で呟いた。
子供A「なに?こわいよぉ!!」
子供B「やめてよ!」
学者A「スタート!」
学者B「はい、コードAよりBに移行」
子供A「うああ、ああああああ!!!!」
子供B「いやあああああ!!!・・・・・」
学者A「っち、一人逝ったか」
学者B「ええ、片方は頑張ってますね、」
一方「・・・・」
一方「俺にゃ・・関係ねェ・・」
気を紛らわせようと、トイレに向かおうと思った。
一方 「ここかァ?」
チビ旗「おおう!いきなり入ってこないで下さい!!ちょうびっくりするじゃないですか!!」
一方 「・・・・あァ?」- 318 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 17:36:46.38 ID:oD4wpcQ0
- 一方 「・・・なンだ?、オマエ」
チビ旗「はい!きぬはたさいあいっていいます!」
一方 「んなこた聞いてねェ・・何だここはァ?」
5畳ぐらいの部屋に広がる、玩具、オモチャ、おもちゃ。
一方 「てめェだけか?」
チビ旗「さっきまで、二人いたんですけど・・・」
あァ、さっきの二人かァ、と思うと同時に、一方通行は合点した。
ここは、「実験台」を住まわせておく、「ケージ」なのだと、今、目の前にいるこの少女も、すぐに”ああ”なってしまうであろう事も。
一方「オマエ、いつから、ここにいンだ?」
チビ「えっと、ここにさんじゅーいちにんいたころからです!」
一方「もうテメエだけなのか?」
チビ「うん!」
一方「怖く・・ねェのか?」
チビ「なぜです!?」
一方「何されっか、しらねェ訳じゃねェだろ?」
チビ「なにされるんです!?」
一方「・・・」
話にならねェ、そう思った。
- 320 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 17:55:53.28 ID:oD4wpcQ0
- 一方「じゃァな、」
一方通行は、付き合い切れず帰ろうとした。
チビ「待って、待って待ってぇ!」
一方「あァ?」
チビ「一人にしないでぇ・・」
一方通行は思った。
怖く、ねェわけねェか。
一方通行は少し、付き合ってやることにした。
~~~~~~~~
知恵の輪
チビ「ここは、こうですか?」カチャカチャ
一方「ちげェっつの、こんなのもわかン無いンですかァ?」かちゃかちゃ
チビ「おお!すごいです!すごいです!!」
一方は久しぶりにほめられた気がした。が
学者「さいあいちゃ―ん、出番ですよー」
不快な声で絹旗を呼ぶ
チビ「はーい!」
たったった
一方は少し名残惜しい感じがした。
たったったった
チビ旗が戻ってきた。
そっと、おもちゃの一つを差し出す。
チビ「これもらってください!」
一方「・・・・・おォ」
一方通行は受け取った。
チビ旗は耳元で囁いた、
チビ「さよなら」 - 321 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 18:31:13.48 ID:oD4wpcQ0
- 一方「・・・」
チビ「じゃあ!!」
チビ旗は学者とともに、奥に消えてった。
少したち、芳川が来た。
芳川「いた!もう、話は終わってないのよ?」
一方通行は聞いてみた。
一方「オマエ、ここのヤツ知ってっか?」
芳川「まあ、良く子守任されてたしね。」
一方「絹旗、ってやつはどんなだった?」
芳川「まあ、元気な子、よね。いつも人のオモチャ取ってなかしてたわね。」
一方「フウン、」
芳川「あ、あと いつも別れるときは、「じゃあね」っていってたわ、自分がどうなるかも知らずにね・・・」
一方「!!!!!」
一方通行はさっきの囁きを思い出す。
「さよなら、やさしいお兄ちゃん」 - 322 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 18:55:18.60 ID:oD4wpcQ0
- 一方「なンだよ、何されっかわかってんじゃねェか!!」
ばっ!と一方通行は実験場に向かった
なにか、芳川が言った気がしたが、聞こえないふりをした。
一方「おい!!!」
学者「おお!これはこれは第一位殿!ご無沙汰してます。」
一方「ンな事より、あのガキはどこだ?」
ふと、視線を横に向けると、チビ旗が手を振っていた。
その表情は明るいが、どこか不安げだった。
一方「・・・よォ、オマエに今から選択権をやる、(なにしてんだァ、俺は)」
チビ「?」
一方「一つ、この実験から、俺の権力で外れる、二つ目は、このまま実験をするかだ。」
一方通行は、確実に一つ目を選ぶように、言い回しした。学者の顔が曇る。が、
チビ「二つ目です!」
チビ旗は、何の迷いもなく答える。
一方通行の顔が曇り、学者の顔が汚く歪む。
学者「なにを、お考えかは、存じませんが、この件は私たちの管轄です、あまり顔を入れませんよう。」
学者の言葉に、一方通行は舌打ちし、眺めた。
一方「(なにやってんだァ?俺は・・)」
一方「(もうこの力は人に使わねェし人のために使わねェ、そう決めたじゃねェか)」
スタート!!という非情な言葉が実験場に響き渡った。 - 323 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 19:12:43.46 ID:oD4wpcQ0
- ブウゥウウン、機械音が響く。
学者「コードAから、Bへ移行。」
チビ「うう、うううっ!」
あまりの情報量に、チビ旗の顔が苦悶を訴える。
学者「これは、いけるか?」
一方通行は、心のどこかで、行け!と言っている自分がいた。ちなみに実験はAからCで「成功」である。
学者「コードBからCに移行」
チビ「うあああああああああああああああああああああああ!!!!」
絶叫、
だが、途切れない、
学者「せ、せいこうだ!!!!!」
一方「よし・・」
芳川「クスッ・・・」
一方通行は思わず声を上げた。
よし、助かった、と思った
だが、おかしい。
チビ旗の絶叫が消えない。
学者「CからDに移行だ!!!」
一方「!!!!!」 - 324 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 19:26:04.41 ID:oD4wpcQ0
- 一方「何考えてやがる!!??」
学者は狂ったように答えた。
学者「こんなにすごいヤツは今までいなかった!!!!!もっとだもっとだあ!!!」
チビ「いやああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
学者「CからDへ移行!」
一方「!!」
チビ「あう?う、うああ!!!!あっあ・あ・あ・あ・あ・あ・あ」
チビ旗の股から、排水が流れ落ちた。
一方「おい!!これ以上は・・」
学者「うるさいなあ!!!」
一方「!!」
学者は、脂汗をながし、目を見開いてこう言った
学者「この子はぼくのだ、なにをしたっていいだろお?」
何の事はない、
狂っている、それだけだった。
プチン、一方通行の中で何かがはじけた。 - 325 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 19:57:18.71 ID:oD4wpcQ0
- ”ほんの刹那、触れ合っただけじゃねェか”先ほどから、一方通行が自分に言い聞かせていた言葉だ。
だが、学者の狂ったツラによって、それは頭になかで書きかえられた。
”だからって”
”だからって・・・そいつが傷ついていい理由になんのかよ?”
次に正気を取り戻したのは、すべてを壊したときだった。
芳川によると、最初に聞くに堪えないので、話さないほうがいい、らしい。
~~~~~~~~
過去 病院
芳川「あの子、脳へのダメージで、ここ2、3日の記憶がないそうよ。」
一方「・・・・そうか」
一方通行は立ち上がる、
芳川「会わないの?あの子に?」
一方「あァ、」
一方通行は思い出したように言った。
一方「これを渡しとけェ」
ぽい
ぱしっ
芳川「これは・・」
それはチビ旗にもらった、オモチャだった。
一方「・・・・芳川ァ」
芳川「?」
一方「俺は、もう人とは関わりたくねェ、」
一方「だが、俺が人間である以上、関わんなきゃなんねェ・・」
一方「俺は人間をやめる。」
一方「成ってやる、レベル6・・・」
一方通行は天に拳を掲げ、明日を睨んだ。 - 326 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 20:09:36.81 ID:oD4wpcQ0
- ~~~~~~~~~
>>44ファミレス、
一方「そういやァあいつ今どこにいんだろうなァ」
「ということがあったんですよ!」
一方「うっせェな・・・あい・・つ?」
一方「打ち止め!、飯食いたくねェか?」
打ち「うん!食べたい食べたい!ってミサカはミサカは、若干不信感を感じながらも、あえて誘いにのってみる!!」
~~~~~~~~~
一方「あとは、知っての通りだ。」
上条「で、久しぶりに見た、最愛に恋してしまった、と」
一方「あァ、予想に反して可愛く・・・テメエ!!!」 - 334 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 21:04:40.39 ID:oD4wpcQ0
- 一方通行が辺りを見回すと、そこはまさに、カオス。
フレ「そ、グスッ、そんな、ヒック過去があったなんてっ」
カエル「ふむ、身に覚えがあるな」
打ち「ふーんそういうことだったのねってミサカはミサカは感動をっ抑え、ながらっ」
麦野「で、でも、第一位は絹旗を女として見てないよわよね?」
垣根「今の聞いてなかったのかよ、あれは認めたに等しいぜ」
麦野「うう~~~」
一同「え!!??」 - 337 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 21:20:07.52 ID:oD4wpcQ0
- 麦野「あんた、第二」一方「忘れろオオオオオオオオオオオオオオオオォォ!!!」
皆「」
垣根「え、ちょっま…」
一方「テメエ、何自然に会話に入り込んでんですかァ?」
バキッボカ
一方「何が「あれは認めたに等しいぜ」だァ?てかテメエ、いつから居やがった?」
垣根「「さよなら、優しいお兄ちゃん」からだwww」
一方「ゥアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァ///////」
一方「殺す!!!ぜってェ殺す!!!!」
垣根「やってみなあ!!!」
医者「外でやってもらえるかな。」 - 339 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 21:32:38.68 ID:oD4wpcQ0
- 上条「と、いったん落ち着いたところで」
垣一「お前が殴っただけだけどな」
上条「今の状況を確認したいと思う。」
フレ「うん、たしかにそれは必要だね。」
上条「まず、お前だ」
垣根「・・・・?何か問題あるか?」
皆「逆に!!??」 - 340 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 21:48:15.63 ID:oD4wpcQ0
- 上条「なんだ?味方か?敵か?そこからはっきりしてくれ。」
垣根「ふふっどっちに見える?」
ボゴッズバ
垣根「すいません、調子こいてすんません、帰れないンすよ、帰れないの」
上条「帰れない?」
垣根「いや、だって捕獲するどころかされちゃってんじゃん?おれ?」
上条「ああ、まあ」
垣根「こんなで帰ったら、処刑は必死だろ?」
一方「あとですっけどなァ」ボソッ
上条「ま、まあとにかく、仲間ってことでいいんだな?」
垣根「フン、今はな、だが油断するなよ!俺に背後を見せたが最後!」
ガシッバギュウン
垣根「いや、なんでもないっす、背後で陰ながら応援してます」
絹旗「・・・・・・・・・・」
フレ「絹旗?」 - 341 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 22:03:04.32 ID:oD4wpcQ0
- 絹旗「え!あ・・・何の話でしたっけ?」
フレ「どうした訳?さっきからボーっとして」
絹旗「なんでもない!、です。」
上条「最愛?」
絹旗「ほんとになんでもないですってぇ!」
皆「・・・・」
垣根「思い出したのか、一方通行とのことを・・・」
一方「なんで、テメエがいうんだよ!!」 - 346 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 22:11:40.11 ID:oD4wpcQ0
- 絹旗「聞いてる時はだいじょぶだったんですけど・・・だんだん断片的に、」
一方「そォか」
垣根「悲しいな、第一位、」
垣根「御姫様が記憶を取り戻したら、もう」
一方「オマエうっせェ」
垣根「普通に慰めたんだけど!?」
上条「・・・・・・・」
上条「最愛。」
絹旗「はい?」
上条「いったん、別れよう」
絹旗「・・・・・え?」 - 347 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 22:23:28.85 ID:oD4wpcQ0
- 絹旗は涙をぽろぽろ流した。
絹旗「なんでっ、私の事、きらいになっちゃったんですか!?」
上条「・・・・・」
一方通行は掴みかかった。
一方「テメエ、ヒーロー!!!いっちょ前に気ィ使ってんじゃねェぞ!?」
上条「お前には使ってねえよ!!!最愛に使ったんだ!!!」
絹旗「!!」
一方「なにィ?」
上条「さいあ・・絹旗がすべてを思い出して、一番愛してるのがお前だったら、どうする?」
一方「!!!」
麦野「!!!」
垣根「サバ缶、もらっていいか?」
フレ「・・カレー以外なら」 - 348 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 22:24:45.82 ID:QNNwLac0
- ていとくんまじで立ち位置美味しいな
- 349 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 22:30:11.11 ID:Vg1AmkAO
- 麦のんの手足吹き飛ばした落とし前はどうするんだろwwww
- 350 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 22:33:46.09 ID:oD4wpcQ0
- 上条「絹旗は、きっと一人でふさぎこんでしまうだろう?」
絹旗「当・・麻」
上条「だから、あえて猶予を作る。もちろん俺ら以外でも構わない。絹旗なりの答えが出たら、言ってくれ、それでいいか?」
絹旗「はい・・ありがとうございます」
一方「そいつがいいならいンならいンじゃね?」
垣根「と言いつつも心の中ではおおはしゃぎの一方通行なのであった。」モグモグ
フレ「あった」ムグムグ
一方「お前らマジで表出ろ」 - 351 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 22:41:52.40 ID:oD4wpcQ0
- 麦野「ちょっと!!」
垣根「呼んだか?」
麦野「あたしの右目と左手と足、どうしてくれんの!?」
垣根「過ぎた事だろ?、もう世界は動きだしてるんだよ、ingだよ、ing、」
麦野「上条?ちょっとあいつ掴んでて?」キュイイイン
上条「おう」がしっ
垣根「演算できない!?わかったなんとかするわかったなんとかするわかったなんとかする」
麦野「わかればいいのよ」 - 352 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 22:50:37.52 ID:oD4wpcQ0
- 麦野「どうすんの?」
垣根「フフ、聞いて驚くなよ?・・・・そこのカエルに土下座する!」
フレ「逆に驚かされたよ。」
垣根「だろ?」
麦野「上条?やっぱやろうか?」
上条「sir、yes、sir」
垣根「待て待て待て、冗談だよ、ジャパニーズジョーク!」
絹旗「それ唯のジョークじゃないですか」
一方「で?どうすンだ?」
垣根「そうあわてんなって、セロリ。」
一方「元気玉ぶち当ててやろうかァ?」 - 366 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 23:21:16.21 ID:oD4wpcQ0
- 麦野「何これ・・・・」
垣根「ん?俺が半殺しにされそうになりながらも、盗ってきた「直すヤツ」
だが、?」
俗に言う、原作の例のアレである。
麦野「なんか光ってるけど?」
垣根「まあつけちゃいなよ、you?きっと似合うよ?」
フレ「似合うよ?♪」
麦野「似合ったら似合ったで、軽く傷つくけどね。」
装着
麦野「どう?」
垣根「うん、予想外にホラーだった。」
フレ「予想してたでしょ?」
垣根「計画通り!」
麦野「でていけっつのーーーー!!!!」 - 367 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 23:29:01.74 ID:oD4wpcQ0
- 垣根「ちぇっ、冗談の通じねえヤツだな」
フレ「やつだなー♪」
麦野「あんた、妙になついてるわね、」
垣根「じゃあこれは?」
麦野「なにそれ?」
垣根「リ○ルドールのあs・・・」
麦野「死ね」
フレ「おー、ざっくりささってるねー」
垣根「冗談だって、」すぽっ
麦野「壁に刺さって、なんで無事なのよ!!」 - 368 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 23:33:18.67 ID:oD4wpcQ0
- 垣フレは単体ではだめなのです誰かをいじり、初めて真価を発揮するのです。
なんかいじらせたい奴いたら、言って?今まで出てない奴でも可 - 369 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 23:35:21.37 ID:JN9EIdMo
- むぎのんをもっと、それとはーまづらぁまだ生きてたらアレもいじって
- 370 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 23:46:22.26 ID:2hqYoDM0
- やっぱ浜面と滝壷さんを
- 371 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/20(日) 23:49:11.58 ID:oD4wpcQ0
- 麦野「もう!まじめにやってよね!」
垣根「次はダイジョブだろ」パチン
フレ「はいっ」ささっ
垣根「よくやった」
垣根⊃サバ缶
フレ「♪」
麦野「なに餌付けされてんのよ・・・」
垣根「まあまあ、次はこれだ義手、義足、義眼」
麦野「普通じゃない?」
垣根「フフン、学園都市製だぜ?、なめんなよ?」
フレ「でも、作ったのあなたじゃないよね?」
垣根「・・・・・・・・・(/;ω;\」
麦野「で?具体的に何なの?」
垣根「ああ、」
麦野「義眼から光線とか?」
垣根「瞳と逆方向にな」
麦野「私した向いてたら死ぬわよね?」
垣根「そうだけど?」
フレ「だけど?」 - 373 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/21(月) 00:02:21.24 ID:Q9PIiHk0
- 麦野「もお、いいわ」
垣根「何だもういいのか?」
フレ「のかー?♪」
麦野「帰んな今なら許す」
~~~~~~~~
カラオケ
垣根「ねんりっき○ゅうちゅう♪」
フレ「ぴきぴき♪」
垣フレ「ド○ーン♪」
垣根「飽きたな、」
フレ「「怪○くん」だけで三時間はね・・・」
垣根「なんかねえかな?」 - 374 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 00:08:36.01 ID:SoIefdco
- フレンダが可愛すぎる
- 375 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/21(月) 00:10:35.32 ID:Q9PIiHk0
- フレ「あら○ののmons○er?」
垣根「なんで怪○くんシリーズでそろえんだよ」
ガチャ
滝壺「・・・・部屋間違えた。」
フレ「生きてたの?」
滝壺「そのひとに、きぜつさせられただけ、」
垣根「人聞きの悪い事言うなよ。なんか襲われたみてえだろ?」
滝フ「おまえにな」 - 376 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/21(月) 00:23:06.14 ID:Q9PIiHk0
- ~~~~~~
一時間後
フレ「浜面、メロンソーダとってきて。」
滝壺「私、ウーロン茶」
垣根「俺、ベンティア(ry」
浜面「カラオケにゃあ、ンなもんないよ。」
垣根「おいおい!しっかりしろよハマー、」
浜面「は、?」
フレ「はなー♪」
垣根「ハマー、だ」
フレ「ハマー♪」
滝壺「だいじょうぶ、そんなハマーを応援してる。」
浜面「不幸だ・・・」 - 377 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/21(月) 00:33:22.85 ID:Q9PIiHk0
- 浜面「オモイーガー♪」
フレ「ひゅーハマー♪」
垣根「あいつ歌だけはうまいな。」
滝壺「うたじゃなくて、うたも、」
垣根「逃げ○のも背くのも♪」
フレ「いやだーとゆうー♪」
浜面「オモイーガー♪」
滝壺「入れない・・・」 - 382 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/21(月) 09:09:38.55 ID:Q9PIiHk0
- ~~~~~~~~~~
フレ「そうだ!京都に行こう!!」」
垣根「う、う、海ホタル。」
フレ「しりとりじゃない!!、本気で!本気と書いてマジで!」
垣根「えー?だってオマエ、二人で?」
フレ「誰か連れてけばいい訳よ!」
垣根「だれを?、自慢じゃねえけど俺、友達のいなさだったら第一位に勝てるよ?」
フレ「さらっと悲しい事言ってないで、早く探してきて、あ、二人で5人探そうね♪」
垣根「(見つかんなかったーテヘ☆っていってごまかすか)」
フレ「見つからなかったら、「上条君に掴んでてもらって、延々一方通行の目の前で悪口を
言う」の刑だから♪」
垣根「」
~~~~~~~~~~~
垣根「という訳で、マジ頼む。」
絹旗「あの、一応私シリアスの途中なんですけど。」 - 383 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/21(月) 09:20:14.62 ID:Q9PIiHk0
- 垣根「三人連れてこないと死んじゃうんだ、いやマジで」
絹旗「いや、ですから、まだ答えとか出してないですし、」
垣根「頼むよ、俺を救うと思って、」
絹旗「いや私あなたに、二回ほど殺されかけましたよね?」
垣根「だって、運よく来ちゃったんだもん、おまえら」
絹旗「何、自分に非はないみたいに言ってるんですか?帰りますよ?」
垣根「あの時はほんっっっっっっっ当に悪かった、コンビニで肉まんおごってもいいぐらい
反省してます。」
絹旗「安っ!私の命超安っ!!」 - 384 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/21(月) 09:29:32.20 ID:Q9PIiHk0
- ~~~~~~
垣根「なぁ、頼むって」
絹旗「しょうがはいれすね~言ってあげまふよ」はふはふ、モグモグ
垣根「よし!三つ買った甲斐があったぜ!!」
~~~~~~
街中
垣根「さ、次はだれにするかな。」
絹旗「エンカウント式なんですね?」
垣根「ああ、友達いないし」
絹旗「悲しいですね・・・」
垣根「あ!」
絹旗「?」
垣根「第一位、誘おう」
絹旗「」 - 385 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/21(月) 09:38:37.87 ID:Q9PIiHk0
- 垣根「そうだよ、あいつ誘えばもう二人確保できるじゃん!俺天才!!」
絹旗「あなた、私のこと嫌いですよね?」
垣根「なんで?」
絹旗「もう一度言いますよ?わたし、シリアスの途中なんですけど?」
垣根「だから?・・・俺に常識は通用しねえよ」
絹旗「ええ、能力的な意味でも、世間的な意味でもね。」
垣根「よせ、照れるだろ」
絹旗「褒められたと思ったなら、いちど治療を受けた方がいいですよ?心の」 - 388 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/21(月) 10:06:19.26 ID:Q9PIiHk0
- ~~~~~~~
一方「あァ、もう誘われた。」
垣根「くそッあいつッ」
絹旗「でしょーね、フレンダは手が早いですから。」
一方「手が早いィ?」
絹旗「ええ、何についても、積極的で、前に気になる人ができたときなんか一日中べたーっと・・・・」
一方絹旗「!!!!!!!???????????」
垣根「次は、商店街辺りを・・・・」ぶつぶつ - 391 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/21(月) 10:15:34.92 ID:Q9PIiHk0
- 一方「ありえない・・・よなァ?」
絹旗「た・・ぶん」
垣根「・・・・?、どうした?俺の顔がカッコよすぎて見とれちまったか?」
一絹「うん、やっぱないわ」
ン です
垣根「??」 - 395 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 01:32:24.10 ID:rkIIwoM0
~~~~~~~
フレ「ってなわけで、京都に行きたい訳よ!」
上条「はあ、」
フレ「行きたいわけよ!!」
上条「それで、なんで上条さんなのでございませう?」
フレ「暇そうだった訳よ!」
上条「・・・」
上条「まあ、事実ですけど、金銭面が・・・・」
フレ「大丈夫!!レベル4が一人に、レベル5が三人来るんだから!」
上条「レベル5のバーゲンセールじゃないか!!」- 396 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 01:49:20.48 ID:rkIIwoM0
- ~~~~~~~~
学園都市入り口前、
係員「能力さえ使わなきゃ、基本自由ですから。」
~~~~~~~
学園都市、外
フレ「はい!それでは行きましょう!!」
絹旗「区別できなくなるんで、敬語はやめましょう?」
垣根「朝三時とか・・・眠すぎだろ、」
麦野「ねえ・・・」
フレ「ん?」
麦野「な ん で こ ん な い る の ?」
上条「ふぁ~あ、まだ真っ暗だぞ?」
ステイル「」
神裂「」
イン「」
土御門「そろそろおきるにゃ~!家からおぶってる身にもなれにゃ~!!」
一方「zzZ・・・」
打ち「zzz・・・」
上条「何このカオス」 - 398 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 02:02:37.69 ID:rkIIwoM0
- 一同「「「「いや八割方おまえだからね?」」」」
上条「いや、誘ったら来たんだよ。」
ステ「君のような野蛮な人に禁書は(ry」
神裂「帰るまで猶予をもらったので・・・」
絹旗「超キャラ被ります、敬語やめてください!」
麦野「突然キレんのもだめよ?私と被るもん!」
神裂「(;ω;)」
土御「どんまいだにゃ~」
一方「ここから・・・さきは・・一方・・Zzz(寝言)」
打ち「zzz・・」 - 399 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 02:15:40.83 ID:rkIIwoM0
- 垣根「とりま、何で行くんだ?」
フレ「新幹線だよっ☆」
絹旗「へえ?予約取ったんですか?」
フレ「皆からちょちょいと集金してね、一車両予約した訳よ!!」
イン「とうま~知らない人がいるんだよ~?」
上条「皆から見たら、お前も知らない人だぞ?」
イン「まあ・・・」
神裂「ボクは、神裂・・違う・・あたい、神裂・・・う~ん」ブツブツ
麦野「そんなに頑張ってキャラ変えなくてもいいわよ?」
土御「新幹線なら、らくだにゃ~」
一方「zzZ・・そうは・・・いかンざき・・・」
神裂「!!??」
ステ「・・・・・」
~~~~~~~
新幹線
ステ「おええええええええええええええええええ」
一同「「「お前なんで来た」」」 - 400 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 02:28:02.08 ID:rkIIwoM0
- フレ「一人はいるよね。」
麦野「あそこまですさまじいのは見たことないけどね」
絹旗「そういえば浜面と滝壺さんは超どしたんです?」
フレ「ハマーと滝壺は店休めないから、明日からくるって!」
絹旗「(ハマー?)そう言えばこれ何泊なんですか?」
フレ「5泊か6泊、一応6泊までとってあるよ!」
一方「zzZ・・さよ・・なら・やさしい・・zzZ」
絹旗「!!」ゾゾゾ - 401 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 02:54:18.41 ID:rkIIwoM0
- 上条「・・・・なあ」
土御「なんだにゃ?」
上条「これすごいんじゃね?メンツ・・」
土御「確かに・・誰にあっても負けない気がするぜい」
上条「レベル0二人、レベル4一人、レベル3が一人、レベル5が1、2、4位」
土御「教皇クラス一人、炎の魔術師一人」
「「すげえなこれ」」 - 405 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 03:32:21.12 ID:rkIIwoM0
- ~~~~~
新大阪駅
一方「さァ!!ここからバスですよォ!!」
麦野「テンションたっか。」
垣根「サバ缶もらっていいか?」
フレ「どれがいい?♪」
打ち「ふあ~~あ」
上条「ねむいな・・」
イン「眠いんだよ」
絹旗「・・・」じ~
上条「どうした?、・・・絹旗?」
絹旗「何でもありませんっ!!!」ぷいっ
ステ「久しぶりに死ぬかと思ったよ。」
神裂「やあ、ぼくかんざき!!!」
麦野「・・・それでいくのね?」 - 406 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 03:54:17.46 ID:rkIIwoM0
- ~~~~~~~~~~~~
バヌ
一方「zzz・・・」
絹旗「とうま!!もっと詰めてください!!」
イン「とーま!!狭いんだよ!!」
上条「わかったわかった、じゃあ、あっちの席すわるから!」
イン・絹「それは駄目なんです!!!」
だよ
上条「不幸だ・・」
神裂「わかってるんです、わかってるんですよ、キャラが被っているのも、キャラがぱっとしないのも。・・・でも・・でも!」
麦野「・・・」ポンポン(肩をたたく) - 407 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 03:59:47.72 ID:rkIIwoM0
- 垣根「サバ缶はこのメーカーが一番うまいな。」
フレ「さっすがカキネン!わかってる訳よ!!」
垣根「なんだその呼び方は?」
フレ「ていとくんとどっちがいい?」
垣根「カキネンで」
フレ「りょ―かい!、サバカレー食べる?カキネン♪」
垣根「いただく。」 - 408 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 04:07:01.83 ID:rkIIwoM0
- 打ち「おはよう~ってミサカはミサカは・・ここはどこ!?」
一方「チ、二度寝しちまったぜ」
土御「今京都へ向かってるんだにゃ~」
打ち「・・・・」
打ち「キョートって何のこと?ってミサカはミサカは、今告げられた事に驚きを隠しながら聞いてみる」
一方「ヤッベ、言うの忘れてたァ」
土御「おまえ・・・」 - 410 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 04:22:03.98 ID:rkIIwoM0
- ~~~~~~~~~~
奈良
上条「何故に奈良?」
フレ「近くまで来たし?」
垣根「鹿見たいし?」
ステ「バスから降りたいし?」
一方「外の空気吸いてェし?」
絹旗「当麻と回りたいし?」
一方・インデ「・・・・・」 - 412 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 04:29:36.83 ID:rkIIwoM0
- ~~~~~~~
奈良公園
一方さんチーム・一方さん、打ち止め、土御門
打ち「わぁ!鹿だよってミサカはミサカははしゃいでみたり!」
一方「コーヒーうめェ。」
土御「・・・俺、子守役?」
一方「だァれが「子」だよ?」 - 413 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 04:36:39.39 ID:rkIIwoM0
- 東大寺
フラガ―・上条さんチーム・上条さん、インなんちゃら、絹旗、ステイル
絹旗「超おおーきいーですー!!」
イン「そんなことよりおなかすいたんだよ。」
絹旗「これの風情がわからないなんて、まだまだ超お子様です。ねえ当麻?」
上条「俺も腹減ったな。」
絹旗「さ!ごはん食べましょご飯!!」
イン「・・・・」
ステ「うっ・・まだ余波が・・」 - 414 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 05:06:28.66 ID:rkIIwoM0
- 皆大好き!カキネンチーム・垣根、フレンダ
垣根「鹿の糞くせえな。」
フレ「サバカレー食べる?」
垣根「なんだ、俺を苛めてそんなに楽しいか?」
フレ「うん!すごく!」
垣根「/:ω;\」
フレ「まあまあ、元気だs・・」
鹿がわらわら
フレ「きゃあああ!!ちょっと!サバはあげな・・キャハハハ!」
垣根「・・・・」
フレ「キャハハ!こっちこっちー!」
垣根「フフ・・・」
鹿と戯れるフレンダを見て、垣根は優しい笑みを浮かべた - 415 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 05:12:15.81 ID:rkIIwoM0
- それいけ!神裂さんチーム・神裂、麦野
神裂「・・・」
麦野「・・・」
神裂「鹿はいいですね、誰が見てもかわいいというキャラが定着してる」フッ
麦野「・・・そんなこと・・」
神裂「いいんですよ、別に・・・」
麦野「・・・・・・」 - 418 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 06:09:44.09 ID:rkIIwoM0
一方「ガキ!こっちで遊んどけェ!!」
打ち「だって、鹿さんいっちゃうんだもん!!ってミサカはミサカはふんがいしてみたり!!」
土御「ふう・・・」
一方「おい・・」
土御「なんだにゃあ?」
一方「・・・ガキは見ておく、好きなとこいけェ」
土御「!?」
一方「こんなとこに来てまで俺らと一緒じゃァ、息抜けねェだろ?」
土御「・・・そう思ったけど、今、ここにいるのもいいかなとか思っちまったから、お構いなく。」
一方「チ、帰りにコーヒー買ってきてもらおうとおもったのによォ」
土御「ちょっとまて」
土御「- 424 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 07:29:06.01 ID:rkIIwoM0
- イン「おいしいんだよ!!」がつがつ
絹旗「・・・逆に尊敬しちゃいますね。」
上条「返す言葉もないです・・・」
インなんちゃらの隣につみあがる皿たちに、尊敬と侮蔑の念を込めて言った。
絹旗「なんか食事っていうか、作業って言う言葉の方が超似合いますね。」
上条「まさにその通りだな。」
絹旗「あっ当麻、口にご飯粒ついてますよ?」ひょいパク
上条「!?」∥
絹旗「?」
絹旗は上条の影響か、こう言う事を恥ずかしげもなくやってのけるようになった。
上条「さ、・・き、絹旗・・」
絹旗「・・・はい?」
上条「あんまり、そういうことすんなよ?、いまは、付き合ってないんだから・・」
絹旗「!!・・・」
上条「勘違いされちゃうだ・・・」
絹旗「当麻はイヤなんですか!!!???」
イン「!?」
絹旗は、ガタン!と音を立て、目に涙をためながら席から立ち上がった。 - 426 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 17:56:50.25 ID:rkIIwoM0
- 上条「・・・いやじゃない、けど」
絹旗「・・・っ!もういいです!!、と―まのバカ!!糞!!甲斐性なし!!むっつり!!
説教男!!、だから上条なんですよ!!!!」
ガタっ、ばたばたばた
上条「・・・・最後のは、悪口?」
~~~~~~~~~~
フレ「みんなー?いくよー?♪」
垣根「シカ煎餅・・・なかなか・・・」
一方「食ゥなっつのォ!!!」
神裂「ご当地キティちゃん・・かわいいです。」
麦野「元気出たみたいね。」
上条「おい・・・絹旗」
絹旗「・・・・」つーん
上条「・・・はぁ、不幸だ・・・」 - 427 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 18:14:44.03 ID:rkIIwoM0
- ~~~~~~~~
バス
絹旗「・・・・」ズシッ
上条「がぁ~ご~・・Zzz」寄りかかり
絹旗「ほんとに、・・・」
一方「なんだァ?寝ちまったのかァ?」
絹旗「第一位さん、」
一方「さすがのヒーローも、寝顔は間抜けだなァ」
絹旗「まったくです」
一方「ハハハ、言うようになったなァ!」
絹旗「・・・」
一方「・・・なんかあったのかァ?」
~~~~~~
一方「ふゥ~ん」
絹旗「どう、思います?」
一方「たしかに、ヒーローも悪ィなァ」
絹旗「ですよね?ですよね??」
一方「でもよォ、オマエも少しは考えるべきだったんじゃねェの?、ヒーローの事をよ」
絹旗「え・・?」 - 428 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 18:36:50.41 ID:rkIIwoM0
- 一方「確かに、オマエの気持ちもわからねェでもねェが、」
絹旗「・・・」ムスッ
一方「ヒーローはなぜに、オマエに猶予を与えたか」
絹旗「・・・」
一方「オマエに幸せになってモライてェカラじゃねェか?」
絹旗「!!」 - 429 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 18:52:55.46 ID:rkIIwoM0
- 一方「あいつは「自分の幸せ」に忠実だァ。なンでかっつうと、「人が幸せな姿を見る」
のがあいつの幸せなンだからなァ」
絹旗「・・・!」
一方「・・・あァ、なるほど・・・」
一方「だから俺はあいつ勝てねェのか。」 - 430 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 19:06:15.87 ID:rkIIwoM0
- 絹旗「・・・・っ一方通行さん!!」
一方「あァ?」
絹旗「私、・・当麻が大好きです!!」
一方「・・・・そォか」
絹旗「・・全部、思い出したんです。確かにあの時、助けてくれたのはあなたでした!・・」
一方「あァ、」
絹旗は一呼吸置き、さえぎられないように答える。
「だけど、・・・」
絹旗「それでも、それでも当麻が超好きなんです!!!!」
一方「あァ、最初から、わかってらァ」
垣フレ麦イン神ステ「ラブコメってるとこ悪いけど、ここ、バスの中なんだけど?」
絹旗「あ//////」
一方「・・・・」
上条「Zzzz・・・」 - 431 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 19:16:09.53 ID:rkIIwoM0
- ~~~~~~~~~~
フレ「おまえに幸せになってもらいてェからじゃねェかァ?」(ドス利かせ)
垣根「それでも当麻が超すきなんですぅ!」(裏声)
麦野「やめてあげなって・・・」
ステ「いや、酔い止めを初めて飲んだがきくな。これからは煙草とともに携帯しよう」
神裂「あんなに大声で叫ばれて起きないとは・・・」
上条「Zzz・・・・・」
絹旗「ぁああああぁあ///超恥ずかしいですぅ///穴があったら埋めたいですぅ////」
一方「落ちつけェ、「入りたい」だ。」
イン「・・・とーま・・」じわぁ
イン「おなか・・へったんだよ!!」グスっ - 432 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/22(火) 19:30:41.38 ID:rkIIwoM0
- ~~~~~~~
旅館
旅館につくと同時に、上条、土御門、打ち止めは、目を覚ました。
だが、泊まる予定だった場所にそういった建造物はない。
一方「何だァ?」
垣根「ここでいいのか?」
フレ「あれ~?ここなはずなわけよ?」
絹旗「しっかりしてくださいフレンダ!ねえとうま?」
上条「あ?・・・ああ(いつの間にか機嫌治ってる・・・よかった)」
イン「おなかすいたんだよ・・・」
神裂「ガムなら、ありますが・・」
イン「ありがとなんだよ!!」
ステ「・・・妙だな・・」
皆、一様にいやな予感を感じ取っていた。
ねるさ - 438 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/23(水) 06:05:59.86 ID:XlsKe.k0
- ryokkai/;ω;\
フレ「う~ん・・・?、なに?これ?」
ひょいっとフレンダは足元にあった黒い何かを拾う。
フレ「ほ・・・・ね・・・・?」
垣根「・・!・・・」
神裂「なっ・・・?」
ザシュッ
ズバッ
土御「がっ・・・!」
ザシュッ、という何かが引き裂かれる音と土御門の叫びが、そこにいるすべての者の注意を引いた。 - 439 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/23(水) 06:22:13.41 ID:XlsKe.k0
- 上条「土御門ォ!!」
駆け寄る上条を横目に、土御門は言う。
土御「麦野!!後ろだ!!!」
麦野「・・・え・?」
振り向けば、何かはわからないが刃物が顔先数センチ、目前に迫っている。
いつもなら原子崩しで打ち消しただろう、だが麦野にはとっさな攻撃には、左手を出す癖が付いている。
これは本人も気づいていない。・・・だが、その左手は・・・
麦野は虚空に、手首から上のない腕を上げた。
やはり、でない。右手を出す時間もない。
麦野「いやっ・・・!」
麦野は目をつむり、目の前の現実から逃避した
・・・・・・・・・?
あれ?切られない?
「いつまで目ェつむってんですかァ?」
「白い悪魔」が「ただの天使」に見えた。 - 440 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/23(水) 06:41:35.23 ID:XlsKe.k0
- 一方「折角、助けてやったのに、死んだつもりですかァ?」
麦野「え・・・なんで?」
一方「はァ?何がだ?」
麦野「私を助ける意味、あなたにはないんじゃ・・・」
一方「一緒に旅行までいって、今更すぎんだろォ?」
麦野「そう・・・だったわね」
麦野は、予想斜め上の救援に、意表を突かれながらも、「一方通行」に助けてもらった「お礼」を言った。・・いや言おうとした。
麦野「あんなの、あんたがやんなくても防げたわよ!!」
一方「ほォーう、そんな強気な発言が出たトコと「いやっ」なんて女々しい声が出たトコが同じだなんて、思えねェなァ!!」
麦野「なっななっな////」
神裂「上条当麻!!後ろです!!」
上条は、それを聞き、振り向きざまに、振り向く際の腰の回転に加えて、暗闇の敵に、大回転裏拳をくらわした。
腕がちょっと切れたが、気にすることはない。 - 441 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/23(水) 07:24:29.62 ID:XlsKe.k0
- ズザザザ、敵は闇夜を裂くように、転がった。
ステ「誰なんだい?君は、」
ステイルはやけに落ちつきはらい、言った。
絹旗「誰の差し金ですか?」
敵 「・・・・・」
敵は一瞬、にやっと大きく口を歪めた。だがステイルは見逃さなかった。
ステ「気をつけた方がいい、この敵はまだ何か・・・」
ガサガサ、後方で鳴った音に、皆は一斉に目を向ける。
フレ「きゃあ!」
フレンダの悲鳴が暗闇にこだまする。
絹旗「フレンダぁ!!」
ズシュっという音で、フレンダの横腹に、穴が空いた。
フレ「あぐ・・あぁ・・・」
どさっ、フレンダは冷たい地面に顔を伏せた。
麦野「く、!二人!?」
敵2「ふふ・・・」
垣根「・・・」 - 442 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/23(水) 07:32:47.43 ID:XlsKe.k0
- 「おい・・・・・・・」
低く、チンピラのそれとは違う、誰にでも聞きとれる音量ではなかったが、よく通る声だった。
この声を聞いたすべての者が述べた。全身の毛は逆立ち、鳥肌がおさまらなかったという。
そして、誰の声であるかでさえもわからなかったと。
垣根「テメエ、誰傷つけてやがんだよ。」
いつもの、ふざけた顔とは違う。
一匹の「漢」の顔がそこにはあった。 - 447 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 19:23:07.31 ID:XlsKe.k0
- 垣根「・・・おい・・・」
垣根は、大股に一歩、また一歩と敵の方へと歩みを進める。
垣根「誰傷付けたんだって・・・・」
敵の前で立ち止まる、その眼光は碧く、静かに、復讐に燃えていた。
垣根「・・・・きイてンだよォ!!!!!!!!」
ズン!!!!、と本当に聞こえて来そうなほどの「気迫」。
敵 「・・・ち、第二位か、分が悪いな・・・」
敵はその気迫に震えもしない。
やはりアレイスターの差し金か、・・・しかも
どうやら、かなりの手だれのようだ。
と垣根は思った。
垣根は戦闘の際、見かけより数段落ちつき、戦闘に臨んでいる。
敵2「俺が、ひきつける、その間に、お前が、・・・」
敵 「おお、了解した。」
垣根「ははっ!笑わせてくれんじゃねえぞ?」
麦野はたまらず問いかける。
麦野「いいの?助けなくて?」
一方「やらせとけェ」
麦野「でも・・」
一方「ヤツは、・・・」
一方「こンぐれェじゃ死なねェよ・・俺の次、第二位だぜェ?」
学園都市第一位は、尊敬と信頼をこめ、言い放った。 - 448 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 19:40:10.03 ID:XlsKe.k0
- 因みに、敵 の能力は「質量変換」(マス・ナンバー)質量法則の倍にする。です。たとえばリンゴがあるとして、能力を使うと、リンゴは2つになるになるのではなく、2倍大きくなります。レベル4デス、因みにレベル4で4倍にできます。
敵2は、「落下法則」(クォータ―クォーター)落下速度を上げたり下げたり、それを応用して飛んだりします。レベル4
寝る - 449 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/23(水) 20:45:08.65 ID:.MZZLQAO
- 乙!
おやすみ - 450 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 21:26:57.82 ID:fjtyUQQ0
- 50kgの人に使ったら200か
なかなか強い - 451 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/24(木) 04:58:02.09 ID:e5dhXy20
- 敵2「先手、必勝、」
敵2は小石を天空高く放り投げた。
落下してくる小石はどんどん速度を速め、垣根提督に向かう。
垣根も六枚翼を顕現させ、小石をなぎはらう。
敵2「悪趣味、だな、」
垣根「心配すんな、自覚はしてる。」
敵2は一度ため息をつき、ポケットから手榴弾を取り出す。
垣根「そいつも放り投げて加速させて、ってか?」
敵2「ああ、そうだ、」
垣根はフッ、と一笑しこう言った。
垣根「バカかテメエは、あの速度でやったら空気抵抗が強すぎて、途中で爆発しちまうだろ。」
敵2も一笑しこう言った。
敵2「ああ、それが、狙いだ、」 - 453 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/24(木) 05:24:19.09 ID:e5dhXy20
- 垣根「ほう?」
垣根は興味深いと言わんばかりに、うなる。
敵2「確かに、あの速度の、ままでは、空気抵抗が、強すぎて、爆発する、だろう、」
言うとともに、敵2は敵1に目くばせする。
そして、手に持っていた手榴弾を天空に放り投げる。
手榴弾はどんどん、どんどん速度を速め、
爆発した。
垣根が嘲笑うように言う。
垣根「くく、やっぱ、終わりじゃねえか!」
敵2はあわてずに答える。
敵2「ああ、爆発したな、だが、俺の能力は、正確には、落下速度を、変えて、いるのでは、ない、」
垣根は少し、眉をひそめる。
敵2「「落下対象」、を操って、いるんだ、」
垣根「・・・なるほどな、
だから「爆発する物」を投げるのでなく、「爆発」を俺にぶつけよう、ってわけか。」
敵1「それだけじゃないぜぇ!!」
敵1が敵2の隣で叫ぶ。
敵1「俺の能力は物の質量を増やす能力だ、手に触れているものすべてのな、もちろん固体にかぎらず、気体、液体何でも増やせる!」
垣根は冷然と答える。
垣根「だから、なんだ?」
敵1「お前の周りだけあるもんを増やしといた。」
垣根「ある物?・・・・!」
垣根ははっとした。
敵1「そ、二酸化炭素だよ。」 - 454 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/24(木) 05:38:49.37 ID:e5dhXy20
- 「爆発」が垣根に向かい徐々に、徐々に迫る。
垣根「・・・」
が、「爆発」は垣根の2m付近の所に止まった。
敵2「・・・ここから、先に入れば、爆発は、大きくなり、オマエは、しぬ、だろう」
垣根「・・・」
敵2「アレイスター様、からの、通告だ、今、帰って、くれば、罪を、許すし、直接交渉権も、やる
だそうだ。」
麦野「直接交渉権?」
一方「あァ、ヤツは、ほぼアレのために実験に参加してたっつっても、おかしくねェ。」
麦野「なんで・・・?」
一方「俺も詳しいことは知んねェが、学園都市に星の数ほどある、闇の一つに触れちまったンだろ。」
絹旗「・・・」
敵2「さあ、どう、する?」 - 455 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/24(木) 05:53:27.44 ID:e5dhXy20
垣根はしばらくの沈黙の後、言った。
垣根「・・・確かに、状況的にも損得的にもそっちに行ったほうのがいいのかもしんねえな・・・・」
敵はニヤけ、上条たちの表情はくもる。
だが、垣根は、意識がもうろうとしている様子の、フレンダを見て、さえぎるようにこう言った。
垣根「・・・だが、くそくらえ、だ・・・。」
敵2「なっ・・・?」
垣根は静かに言った。
垣根「人一人まもれねえで、直接交渉権なんぞ、必要ねえ。」
敵は少しの考察の後、
敵2,1「じゃあ、
[ピーーー]よ!!!!」
ドゴオォン、垣根を大地を、揺るがすほどの爆発が包んだ。
フレンダは意識がもうろうとする中、垣根が爆発するのを見た。
フレ「カキ・・・・ネェンっ・・・・」
フレンダは弱弱しくそう呟いた。- 458 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/24(木) 06:07:30.64 ID:e5dhXy20
- 敵1「フン、こんなものか、」
麦野「第二位!」
皆が各々の感情を持つ・・・
それは、唐突だった__________
「くふふふ、ふふふふふふふひひ、ははははっはははははっはははあはははhhhっはははは!!!!!」
爆発の中から黒く、人間離れした表情の男が出ててくるのがわかる。
敵2「っ!?」
狂気、そう呼ぶにふさわしい表情だった。
敵1「冗談じゃねえ・・!威力だけなら中性子爆弾並みだったんだぞ!?常識がくるってやがんのか!?」
「ふふ、ひひひ、かァっ!!!!!!」
声だか、音だかわからないものを喉からひり出したと同時に、白く、まばゆいモノがこの場を包んだ。 - 459 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/24(木) 06:19:04.46 ID:e5dhXy20
光____違う・・・これは闇だ、「白い闇」・・・・
敵が何とか、垣根だったモノに向かい攻撃を放つ。
が
それは、跡形もなく消えうせる。
敵1「なんだ、なんだよこれ!!」
異変が起きたのは、敵1だった。
敵1が足元から消えていくのである。
敵1「うあああァ・・・・」
敵1は完全に、「無くなった」。
次に敵2が「無くなる」。
すると、フレンダが叫び声をあげる。
フレ「う、うああっ」
見ると、刺された横腹から、何かはわからない黒いモノが出ている
だが、黒いモノがなくなると フレンダの傷は跡形もなく、消えうせた。
そこで、「白い闇」が消え、垣根だったモノが、垣根に戻り、その場に倒れ伏した。- 460 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/24(木) 06:26:24.99 ID:e5dhXy20
- 絹旗「なん・・なの・・?これ・・・」
絹旗は「超」と敬語を付け忘れるほどに状況を飲み込めない。
一方通行は身に少し覚えがあったのでそれほど驚かなかった。
他の者も、皆一様に驚いている。
ここで一方通行がある事に気づく、
一方「ヒーロー、!おめェ、その手どうしたァ?」
上条は右手を見ながら、茫然としている。
絹旗「!!」
______「幻想殺し」が黒く変色し固まっている。 - 463 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/24(木) 07:42:47.37 ID:e5dhXy20
- ~~~~~~~~
近くのホテル
ステ「あれは、魔術、「神の残光」の強化版だね。」
ステイルの話に、上条は首を傾ける。
上条「かみの・・?」
続けて神裂が言う。
神裂「ええ、「人間ばなれ」してしまった者を「人間」に戻すという、教皇クラスでもそうそう使えない、最高クラスの魔術です。」
ステ「ふむ、しかも「神の残光」の有効範囲は半径2mが限度なはず・・・」
神裂「ええ・・ですがあの時の光は50mはゆうに超えていました・・」
神裂はちらりと垣根が寝ているベットに目をやる。
ステ「しかも彼は超能力者だ、それも、上位三位に入る、ね」
神裂「ふむ、そこはまず置いときましょう、それよりあなたの、「幻想殺し」です。」
上条は右手に目をやる。
ステ「今君の右手は、「人間に戻す力」と「異能を打ち消す力」がせめぎ合ってそうなっているんだと思う。直すには時間がかかりそうだ
ね。まあ治らないほうが僕的にはいいんだが。」
上条「・・・」 - 468 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/25(金) 03:58:29.45 ID:/N3ikZY0
- 上条は自分の右手をを見ながら、諦めたようにため息をついた。自分の右手が黒く変色して平気な奴などいないだろう。
上条「はあ・・・」
絹旗「・・・当麻?」
絹旗が露骨に元気のない上条にたまらず問いかける。
上条「ああ、悪い、心配掛けちまったな」
絹旗「・・・大丈夫なんですか?」
上条は、少しの沈黙の後、
上条「たぶん、駄目かもしれない。」
絹旗は、当麻の心境を悟り、何も言えない。
絹旗「・・・」
上条「だめ、だよな・・・俺」
絹旗「・・・」
上条「「おれ」の存在意義がなくなってる気がしちまう」
絹旗は堪えかねて、言った。
絹旗「右手がなくても当麻は当麻ですよ!!」
上条「・・・いや、たぶん皆心のどこかで・・・」
絹旗は吐き出すようににこう言った。
絹旗「右手がなくても!当麻は当麻なんです!!私は、当麻が肉片だけになったとしても、哀しますから!!愛し続けますから!!!」 - 471 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/25(金) 05:17:33.84 ID:/N3ikZY0
- 上条「それって・・・」
絹旗はにこやかに、そして、目に涙をためながら答えた。
絹旗「はい!、・・「答え」が決まりました。・・・・・・」
「「ずっと当麻と、一緒にいる」です!」
上条は間をあけて、答えた。
上条「・・・・きぬ・・・最・・愛・・!」
絹旗「とうまっ♡」
~~~~~~~~~~~~
物陰
一方「へっ、さすがはヒーロー、か。」
一方「幸せになァ」
そう言って、一方通行は闇へ闇へと消えていった・・・
(飯食いに行っただけ) - 472 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/25(金) 05:38:42.58 ID:/N3ikZY0
- ~~~~~~~
垣根inベッド
垣根につきっきりの(まだ30分)フレンダは心配そうな顔つきで、垣根を見ている。
フレ「カキネン?」
垣根「・・・」
フレ「起きないよね・・・」
さっきから、これの繰り返しである。
常人がみたら、速攻で精神病院に連れて行けるだろう。
そのぐらい、心が痛ましかった。
ガチャ、
そこへ
上条と絹旗が入ってきた。
上条「どうだ?垣根の様子は?」
フレンダが、答える
フレ「ううん、起きないよ。さっきから見てるけど・・・」
上条「そうか・・・」
すると、ベッドがごそり、とうごいた。
垣根「うう・・ん」
フレ「・・・!!!!、カキネン!!」
上条「・・・?」 - 473 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/25(金) 05:43:07.44 ID:/N3ikZY0
- フレ「カキネン、カキネン!!心配したんだから!!」
といって、人目もはばからず、フレンダは垣根に抱きついた。
垣根「ん・・・?おれ・・?・・・・??」
フレ「・・・おぼえてないの?」
垣根「ああ、
おまえ、だれだ?」
フレ「・・・・・え?」 - 474 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/25(金) 06:14:35.36 ID:/N3ikZY0
~~~~~~~~~
食堂
ガラガラ
一方「おォ」
麦野「あら?」
一方「お前もかァ」
麦野「おなか減っちゃって・・」
一方「となり、いいかァ?」
麦野「」- 477 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/25(金) 07:12:11.26 ID:/N3ikZY0
- ~~~~~~~
麦野「むっ、この焼き鮭なにかが・・・」
一方「あァ、確かに脂のってんなァ、」
おばちゃん以下おば「今朝、とれたやつだからねぇ、おいしいでしょ?」
麦野「醤油いらないわね!」
一方「いつもかけンのか?・・・」
麦野「えっ?」
一方「エッ?」 - 480 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/26(土) 03:48:54.03 ID:T4KKKFA0
- ~~~~~~~~
垣根inベッド
フレンダはすがるように問いかける。
フレ「わたしのことおぼえてないの?、フレンダだよ?」
無情な答えが部屋に響く。
垣根「悪い、まったく覚えてない。」
フレ「・・・・・っ!!」
フレンダの眼から大粒の涙が零れ落ちていた。
絹旗「フレンダ・・・」
そこで、絹旗は上条のようすがおかしい事に気づく。
絹旗「どうしたんですか?とうま?」
上条「何か違和感を感じる・・・」
絹旗は自分を見回し、
絹旗「そうですか?私は特に・・・」
ガチャリ、
ステイルと神崎と土御門が入ってきた。 - 481 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/26(土) 04:02:55.42 ID:T4KKKFA0
- >>コメ、サンキューデス(^_^)↑裂ですね
~~~~~~
上条は、土御門たちに連れられ、隣の部屋に連れてかれた。
上条は先ほど、背中を切りつけられた友人を見て、
上条「土御門!!、傷はいいのか!?」
土御門「まえにもいったにゃー、俺の能力は「肉体再生」だからちょっとずつ治ってるんだにゃー」
上条はほっとしたようにため息をつく。
上条「よかった・・」
しかし、土御門がさえぎるように言った。
土御門「よくないぜ、かみやん」
それはいつもよりトーンの下がった、ふざけのない、友人の声だった。
上条「・・?」
土御門「かみやんは、決断をしなきゃならない、人か、不幸の塊か、」
上条「・・・!」 - 482 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/26(土) 05:15:31.80 ID:T4KKKFA0
- 上条「どういう事だ?」
土御門「言葉の通りだ、今かみやんの幻想殺しと、神の残光は、近いうちに融合する。」
上条「!」
土御門は、続ける。
土御門「その際に残る能力は1つ。」
土御門「チャンスといえばチャンスだ、幻想殺しを捨てる、な。しっかり考えて、答えを出してくれ」
上条 「ま、待て、」
土御門「なんだ?」
上条 「いつ、だ?」
上条は考える猶予がほしかった。
土御門「・・・3日後だ、いや・・3日以内、か」
上条 「?」
上条は首をかしげる。
土御門「まあ、3日中ならいつでもいいってわけだ。」
上条「どう、したらいい?」
土御門「そこからは自分で考えるんだにゃー」
友人はいつもの口調に戻り、自分の部屋に帰っていった。 - 484 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/26(土) 15:00:19.48 ID:T4KKKFA0
- 上条「どういう、ことなんだ・・・」
絹旗「とうまー?ごはんですって、・・・垣根さんはあのままですが・・・・」
上条「・・・そうだな。飯でも食って考えるか。、フレンダは・・・?」
絹旗は否定するように、首を横に振る。
絹旗「とてもそんなふうな状態じゃないと思います・・・」
上条「相当、仲良かったもんな・・・あの二人、」
絹旗「ええ、しかもフレンダを傷つけられたから起こったって所が皮肉ですよね。」 - 486 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/26(土) 15:39:33.74 ID:T4KKKFA0
- ちょっとゲームしながらだからおそいze
~~~~~~~~~~~~~
食堂
ガラガラ
上条「おーっす」
絹旗「ちわー」
一方「鮭好きなのに、醤油かけッとかどンだけだァ!!!!!」
麦野「あんたこそ!!!!!!!!」
絹・上「」 - 488 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/26(土) 16:27:41.68 ID:T4KKKFA0
- 上条「」
一方「鮭は鮭の味があっからいいンだろォが!!!」
麦野「そこに醤油のテイストが折り重なってこうなるんでしょうが」した指さし
一方「なンだ?なンだよ!?なンですかァ!!?そのザマはァ!!!」した指さし
麦野「もういいわ・・・ブ チ コ ロ シ 確 定 ね ! !」
一方「おい、オマエ・・・粉じん爆発って言葉ぐれェ知ってるよなァ?」カチッ
絹・上「ちょちょ、ちょっと待っ・・」 - 490 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/26(土) 17:19:29.68 ID:T4KKKFA0
- 一方「なンでもォ?空気中(ry」
一方「おばちゃんが持ってンのは小麦粉でしたってなァ!!」
麦野「く、!そんなもの、原子崩しで!!」
上条「まてってそんな・・・・」
絹旗「そうですよ!!ニュースで「死因、鮭」とか書いてあったら、なんか・・・なんか超
嫌じゃないですか!!」
一・麦「もう、俺たちに常識はつうようしねえ - 494 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/26(土) 22:14:46.97 ID:T4KKKFA0
- 上条「まて、まてっておい!」
一方「あは!あはははへへへはは!ッひゃひゃひゃwwwww!!」
上条「だめだ、爆発モードになってる!!」
麦野「死ぬわよ!!」
絹旗「ああもう!超訳わかりませんよ!!」
ガラっ
土御門「まて!!落ちつけ!!」
上条「土御門!」
土御門「垣根が・・・」
皆「え・・・?」 - 496 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/26(土) 22:31:35.93 ID:T4KKKFA0
- ~~~~~~~~~ばたばたばた
ガタン
上条「垣根ェ!!
・・・・なっ・・」
その光景はあまりに衝撃的だった。
窓は空き、外からの風にカーテンがなびき、暗闇に誰かが立っている。
フレ「あっ・・・うあ・・・」
フレンダは、
敵1「よお・・・あいにきたぜぇ?」
腹を刀で刺され、ぶら下がっていた
絹旗「フレンダァアアアアアアアア!!!!」 - 498 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/26(土) 22:37:43.16 ID:T4KKKFA0
- そばに、半身血に染まった、垣根が倒れている
上条「垣根!フレンダ!」
絹旗「フレンダをっ」
絹旗は、そばにあったベッドをつかみ、
絹旗「はなせぇ!!」
敵に向かい、投げた
が、どうしたことか、ベッドが絹旗に直撃した。
絹旗「があ・・あ」
窓際にもう一人の人影が見えた。
敵2「言った、はず、落下、対象を、操作、できると」 - 499 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/26(土) 22:51:02.27 ID:T4KKKFA0
- 上条「最愛!!」
上条「お前ら、なぜ・・・・?」
敵は悠長にこたえる。
敵1「ああ、あの時は焦ったなあ・・・」
敵1「まったくよ!!!!」
ドゴ、敵は憎悪と憤怒を込めて垣根を蹴った。
垣根「ぐあっ・・・」
上条「おい!」
敵は上条を一瞥して言う。
敵1「あれは消えたんじゃねえ、テメエらに認識できなくなっただけだ!」
一方「あァ?」
敵2「正確、には、時空軸を、変えられた、そうなれば、こっちからも、そっちからも
、お互いに、干渉はできない、」
麦野「どゆこと・・・?」
一方通行は呆れたように言う
一方「だからァ、簡単に言うと鏡だ、鏡があるとして、垣根のトンデモ光線食らったら
鏡の世界へ逝っちまったンだと」
麦野「いまいち・・・」 - 500 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/26(土) 23:03:35.96 ID:T4KKKFA0
- 一方は聞かずに言った。
一方「でェ?どうやって帰ってきたンだ?」
敵は、にやり、と不敵に笑うと、一言。
敵1「さあ?気づいたらここにいたんだっつの」
敵2「右に、同じ、」
絹旗「フレンダを・・・返してください・・!」
敵1「やだよ、こいついい声で鳴くじゃん。」
にたり、それはそれは嫌な笑顔だった。
敵1はフレンダから刀を引き抜いた。
絹旗「かえ・・せ」
敵は口をゆがめながら言う。
敵1「ああ・・・死体でよかったらなあ!!!」
ぐあっ!っと刀がフレンダを襲う。
その時________
熱をもった闇が、敵を襲った。
敵1「ぐあ!!なんだ!?」
そこにいたのは、
垣根だった。
垣根「なんか知んねえが、テメエにそいついじられっとモチベーションがさがんだよ。」 - 501 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/26(土) 23:04:51.66 ID:T4KKKFA0
- だめだ、ねむくて・・・なにかいてっかわからねえZzz
- 502 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/26(土) 23:19:21.17 ID:IPiVNFoo
- とりあえずていとくんがかっこいい
- 503 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/26(土) 23:21:37.67 ID:T4KKKFA0
- だめだ、おきてられん、あしたおきたらやるからゆるsZzz
- 504 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/26(土) 23:24:44.64 ID:BP.sDZ60
- 乙
ゆっくり休んでくれ - 505 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/26(土) 23:34:31.35 ID:Obc34h60
- IDかこいい
- 506 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/27(日) 01:24:50.55 ID:HbQaclc0
- >>505
クー・クラックス・クラン
でググってみ
2014年3月26日水曜日
絹旗「どいてください!超邪魔です!」上条「な、なんだぁ?」 1
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