2014年4月21日月曜日

糸色望「絶望した!!学園都市に絶望した!

1シカヲ2011/07/18(月) 23:26:58.72 ID:WYgB+25e0
とある×さよなら絶望先生のクロスです



上条「っ…あぶねぇ?遅刻ギリギリぃ…いや、結構余裕か?上条さんには珍しくツイてるな」

ガラガラッ!

上条「おはy…あれ?!なんで教室の右半分の席が全部空いてんだ? インフルエンザでも流行ってんのか?!」

青ピ「あれ?カミやん聞いてへんかったん?なんでも外から一クラスまるごと転校してくる学生がおって、その人らの半分とボクらの半分で混ぜてクラス作るって、昨日小萌センセが言っとったやん」

上条「おぉ…なんつぅか説明乙… ? いや、でもおかしくねぇか?クラス単位で転校って」

吹寄「それも昨日先生が説明していたわ、貴様がマヌケな顔して寝ていたのが悪い!」

土御門「まぁ、デルタフォースが分断されなくてよかったぜよ、ん、 ?そろそろ転校生がくる頃じゃないかにゃー?」

青ピ「さぁさぁ!一体どんな女の子が転校してくるんやぁーーー!!どんな子でも受け入れたるでぇーーー!」

ガラガラッ!
3 :ID変わりましたが>>1です[sage]:2011/07/18(月) 23:34:27.69 ID:WYgB+25e0
真ん中わけの少女「…………」

上条「(ちょうど授業開始の五分前だな…どことなく吹寄に似てるが…胸が…いや
あれは吹寄が異常なだけか)」

青ピ「あの真ん中わけとおでこ…たまらんわぁ~」



真ん中わけの少女「……なんなのこの惨状は…」

上青土「え??」

真ん中わけ「もっときっちり並べなさいよ!!この机!!」

くわっ!!

上条「うおっ!一瞬で机が全部…」

青ピ「気持ち悪いくらい きっっちりとした並びに!!」

土御門「能力かっ?!(っく!聞いてないぞ!アレイスターっ!)」

4 :ID変わってなかったw[sage]:2011/07/18(月) 23:35:57.20 ID:WYgB+25e0
真ん中わけ「ふぅ…やっぱり最高ね、この能力…」

髪留めの少女「あれ?はやかったね、千里ちゃん」

眼鏡の少女「あんまり使い過ぎるなって言われてるじゃない、確かに自分にとっ
て最高の能力だと思うけどね、千里」

上条「揃ったみたいだな…しかし転校生なのにもう能力使えるのか、なのになん
でこの高校に?」

青ピ「うっひょ~女の子がいっぱいや~!!もしかして女子校やったん?」

吹寄「うるさい!黙りなさい!!“新しい担任の先生”がもう来てるじゃない!


上条「え??」

???「右半分の方は初めまして、ですね」

教師が科学に絶望する時、物語は始まる
5シカヲ[sage]:2011/07/18(月) 23:38:37.57 ID:WYgB+25e0


絶望「と、いうわけで、今日からこの新生二のへ組の担任の 糸 色 望で
す、」

上条「見たことない先生だな…新任なのか? 着物?」

青ピ「言ったやん、クラスまるごとって、先生も外から来はったらしいわ」

上条「ほぇ~、ていうか、なんであんなに離して…?」

青ピ「さぁ?…やけどやっぱり小萌センセのクラスがよかったわぁ、なんや、え
らいいけすかん先生やし、絶対生徒とできとるわー」

旧二ノへ組自己紹介チュウ



絶望「さぁ、皆さんの自己紹介も終わったところで、右半分の方たちに言ってお
かなければいけないことがあります、」

絶望「私は皆さんの期待通りに振る舞いますので」

絶望「まずは皆さんの私に対しての勝手な先入観を私に紹介してもらいます!!
!」

6 :シカヲ[sage]:2011/07/18(月) 23:40:32.97 ID:WYgB+25e0
右半分「…………」

絶望「さぁ、早く!このままでは私のキャラがぶれたままですよ!」

青ピ「え…えぇ~と、ボクはなんかいけすかない感じやと思ったけど、」

吹寄「私も、少し軟派な男だと思ったわ…」

上条「そ、そぉか?俺は結構真面目そうだと思ったけど?」

土御門「い~や、俺には分かるぜぇ、あれカミやんと同じ匂いだにゃ~」

絶望「なるほど、では…今日から先生は いけすかない軟派な感じだけど内面は
真面目 というキャラで行きますので」

千里「先生っ!!どうして今まで通りのキャラでいてくれないんですか!?きっ
ちりキャラを一貫させなさい!」
あびる「軟派なのは元々だと思うけどね」

絶望「郷に入っては郷に従え…私達はあくまでこの学園都市ではアウェイなんで
す! 郷に入って自分のスタイルを保持してもロクなことになりません!!」
-カリフォルニアバーでなでしこ応援
-新入社員がサビ残拒否
-スレ主とか書き込んじゃう

絶望「できればキャラを安定させるために個性的な語尾などもいただければなお
ありがたいのですが」
7 :シカヲ[sage]:2011/07/18(月) 23:45:46.75 ID:WYgB+25e0
「な…なんだこの先生?!」

藤吉「ごめんなさい、先生はありとあらゆることをネガティブにしか取れないっ
てキャラだったのよ、元々」

絶望「こらっ!それでは私がキャラ付けのために死のうとしていたみたいに聞こ
えるじゃないですか!」

絶望「ともかく、私は今から根は真面目な軟派男で行きますから!そんじゃ~自
己紹介始めてもらおっかな~と」ナンパ~





可符香「大丈夫ですよ!先生! 学園都市は“実力社会”ですから!」

絶望「はっ!実力社会…確かに学園都市には明確なレベル制度が…実力で判断さ
れてしまう!!」



絶望「絶望した!!学園都市に絶望した!」


あびる「じゃあ私達はいつも通りのキャラでいいのね、実力社会だし」

上条「え?それ、どういうことなんだ?」

8 :シカヲ[sage]:2011/07/18(月) 23:48:18.14 ID:WYgB+25e0
絶望「あぁそういえば、右半分の皆さんにはまだ言ってませんでしたね、クラス
を丁度左右で分けている理由」

吹寄「理由あるんですか?」

絶望「はい、 旧二のへ組の皆さんは開発と身体検査の結果


全員がレベル5認定を受けましたので、

なので一般の学生である右半分の皆さんと分けられているんです」

右半分「………………え?…………」

絶望「驚きですよねぇ、確かにパーソナルリアリティが無駄に高い生徒さんばか
りですが、まさかそこまでとは…」

可符香「ですよねー」

右半分「………………え?……」

9 :シカヲ[sage]:2011/07/18(月) 23:49:01.74 ID:WYgB+25e0
隣のクラス
姫神「(上条くんと離れ離れ…死にたい…)」

臼井「(この子から似た匂いが…///)」

 
27 :シカヲ[sage]:2011/07/19(火) 19:03:30.89 ID:xrT0pTnW0
~休み時間~

上条「(なんていうか…)」

吹寄「(全員がレベル5って…)」


「(話しかけにくい!!)」


ガタッ

青ピ「なぁなぁ~みんなが前おったところってどんなとこなん?留年しすぎて学
校から放り出されたってさすがに嘘やんな?取り合えず全員のスリーサイz「青ピ
!馬鹿!!

吹寄「ごめんなさい、この男はなんて言うか、馬鹿で変態だから」

千里「………はぁ…」

千里「あのねぇ、私たち十日前に学園都市に来たばっかりで、そのレベル5っての
がどれくらいすごいのかも全然分からないのよ?」

28 :シカヲ[sage]:2011/07/19(火) 19:04:05.59 ID:xrT0pTnW0
藤吉「学園都市の頂点だって言われてもクラス全員でしょ?確かに能力は便利だ
けどね」

あびる「だからそんな風に露骨に気を配られる方が困るから、普通に接してくれ
たらいいよ」

藤吉「そうそう、だから千里と仲良くしてあげて、難しいと思うけど」

千里「どういう意味よ!」

土御門「そうなのか、じゃあ早速聞きたいんだけど、皆いったいどんな能力を持
ってるのかにゃー?(まずは情報収集…)」

あびる「にゃー……あなた…」

土御門「ん?あぁ口癖ぜよ、気にしなくていいにゃー」

あびる「“猫” ね!!」むんずっ
29 :シカヲ[sage]:2011/07/19(火) 19:05:17.43 ID:xrT0pTnW0
土御門「は?…って ぬぉおおおおおお?!なんじゃこりゃー!!?」ニョンタカ
上条「つ…土御門に…」

青ピ「猫耳と尻尾がっ!!誰得!?」

あびる「私得だわ!あぁ、素晴らしいこの能力!そして尻尾!!」ギュー

土御門「ひぎぃっ!! 尻尾をひっぱるんじゃない!!」ビクンビクン

上条「あれが小節さんの能力?!」

藤吉「そう、あれがあびるの能力…『強制獣化』(アニマルキーパー)!!」

千里「触れた相手を好きな動物に好きな度合いで変化させる能力ね」

青ピ「くぅ!羨ましいでぇ!つっちー!僕も!僕の尻尾も引っ張ってください!


上条「DNAとか完全に無視かよ…さすがレベル5…」

吹寄「それに…なんていうか、変わってるわね…小節さん」
30 :シカヲ[sage]:2011/07/19(火) 19:06:22.64 ID:xrT0pTnW0
青ピ「そや、木津さんやったよね?、 初めに入って来てなんや席をきっちりさせ
たんって」

上条「なんか凄い能力って感じだったけどな」

藤吉「千里の能力は確かに凄いらしいわね、なにか整えてあげたら?」

千里「そうねぇ…」すっ

土御門「にゃっ!!」

上条「土御門の背が…」

青ピ「ちょっと縮んだ?!」

上条「また肉体操作か!?」



藤吉「違うわ!千里の能力…それは! 『値域確定』(コレクトルーラー)!」

千里「 スカラー操作能力よ、ありとあらゆる数値を操作できるの、彼の“身長
の値”を高校一年生男子の全国平均(168.4cm)にきっちり合わせてあげたわ」



上条「す…すげぇ能力じゃねぇか!」

吹寄「さすがレベル5ね…って、流石にそろそろ土御門が可哀想になってきたわ…



土御門「不幸だにゃ~~!!!!」
31 :シカヲ[sage]:2011/07/19(火) 19:07:35.00 ID:xrT0pTnW0
千里「確かに…自分でも素晴らしい能力だと思うわ、 この能力のおかげで今ま
で諦めていたきっちりしていないものを…
-毛髪一本単位で完璧な真ん中わけを
-分子レベルで完璧な分量の料理を
-百人アンケートを毎回100人or0人に
-ベクレル値を…

さぁ!上条くん!あなたも何かきっちりしてない部分があったら修正してあげる
わ!」

青ピ「カミやーん、身長伸ばしてもろたらええんちゃう~?」

上条「うるっせぇ! 木津さんには悪いけど多分無理だな」

千里「ぴくっ……どぉゆうことかしら?それは…」わなわな

上条「あぁ、よくわかんねぇけど、俺の右手はそういった超能力とかの異能の力
を打ち消しちまうんだ、だから俺の体には多分能力はきk「ふざけないで!!!!


吹青土上「いっ?!…」
32 :シカヲ[sage]:2011/07/19(火) 19:08:37.29 ID:xrT0pTnW0
千里「なにそれ!?よくわからないですって?それはあなたの能力ってこと?!


上条「い…いや、上条さんはレベル0ですが…」

千里「ますますきっちりしない!!じゃあ一体なんなのよその能力は!?あぁ~
イライラする!!第一異能の力を打ち消すって言うならその能力は異能じゃない
の?!しかもその言い方だったら超能力以外にも異能の力があるみたいじゃない
!!ぐあっぁあzねおsh ぇjそやy…んしkdb

「ひぃ!!」「なんだ?!」「トランス状態?!」

ガラガラッ!

絶望「なっ!?早速木津さんが暴走をっ!?」

上条「先生!一体どういうことなんですか?!」

絶望「彼女はきっちりしていないことが許せない粘着きっちり少女なんです
!!すぐ暴走するのは元からですが、能力が加わるとさらに危ないです!!」



千里(闇)「カミジョウトウマァア 、オマエの全てヲ修整シテ人間のアルベキ姿に
シテアゲルワァあア!!」

上条「ひぃぃぃいいい!!主人公としてあるまじき姿にされる!!」
-本当に特殊な能力が無い
-本当に普通な顔面、そんなにモテない
-主人公補正も無い、死ぬ時は死ぬ


この時上条当麻はこれまでの人生で最大の恐怖を味わった

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/19(火) 19:10:47.19 ID:RlPjrsIWo
上条さんがフラグを立てる姿が思い浮かばないwwwwwwww
34 :シカヲ[sage]:2011/07/19(火) 19:11:07.75 ID:xrT0pTnW0
千里「くわぁっ!!!」

幻想殺し<パキーン!

千里「ぐあぁああ、きっちりしない!!きっちりしナイィィィィ!!」

小萌「いけません!!レベル5クラスのパーソナルリアリティが暴走したら、とん
でもないことになります!!」

絶望「いたんですか?!月詠先生!   ていうか就任直後にそんな問題を犯したら管理責任を問われてしまう!!」


千里「シャァア!!」クワッ

「ウワァア!!青ピの身長がチェ・ホンマン並に!!」

千里「うわらばぁぁあ!!」ファッ!

「吹寄さんの胸が魔乳を超越してデンドロビウム級に?!!」
吹寄「キャァアア!!ブラがっ!?」バリーん
青ピ「我が人生に一片の悔い無し…」


土御門「カミやん!!幻想殺しで木津を止めるんd ぬぁああ!尻尾を離せぇ!!
」ビクンビクン

上条「お…おうっ!!」

35 :シカヲ[sage]:2011/07/19(火) 19:12:52.72 ID:xrT0pTnW0
上条「いいぜ…木津…お前がこの世の全てをきっちりさせられるっていうなら…」


だきっ

     「その幻想をぶち[ピーーー]!!」

パキーン!


絶望「収まりましたよ!よかった、これでマスコミに吊るし上げられないで済む
!」

上条「ふぅ…大丈夫か?木津?」

千里「…(いきなり抱き締めるだなんて…でも私には先生が…)」

上条「立てるか?なんか悪りぃな、俺のせいで、でも世の中思い通りにいかない
こともあるのが当然だと思うぜ?」

木津「そうね……確かにあなたには値域確定も効かないわね…」

上条「だろ?だから少しはお前m「それでも!

上条「え?」

千里「きっちり先生と決着は付けてもらいます、私を賭けて」


36 :さが忘れとったw[sagesaga]:2011/07/19(火) 19:14:05.97 ID:xrT0pTnW0
>>34から


上条「いいぜ…木津…お前がこの世の全てをきっちりさせられるっていうなら…」


だきっ

     「その幻想をぶち殺す!!」

パキーン!


絶望「収まりましたよ!よかった、これでマスコミに吊るし上げられないで済む
!」

上条「ふぅ…大丈夫か?木津?」

千里「…(いきなり抱き締めるだなんて…でも私には先生が…)」

上条「立てるか?なんか悪りぃな、俺のせいで、でも世の中思い通りにいかない
こともあるのが当然だと思うぜ?」

木津「そうね……確かにあなたには値域確定も効かないわね…」

上条「だろ?だから少しはお前m「それでも!

上条「え?」

千里「きっちり先生と決着は付けてもらいます、私を賭けて」

37 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/19(火) 19:15:43.03 ID:xrT0pTnW0




藤吉「さぁ始まった!糸色望VS上条当麻の木津千里を巡るデスマッチ!実況は私
藤吉」

青ピ「解説はボク、青髪ピアスでお送りするでぇ!」
ワァアァアァア   カミジョウシネー  カミジョウロッコツオレロ!!

青ピ「やっぱり絶望先生もカミやんと同類やったとはねぇ…」

藤吉「一つの作品にフラグメイカーは一人で充分ですしね、ここで優勝商品 兼総
合審判の木津千里さんからルール説明です!」

千里「きっちりどちらかが死ぬまで戦ってもらいますね」


上条「不幸だぁあああーーーーーー!!!
絶望「絶望したぁああーーーーーーー!!!


38 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/19(火) 19:17:10.77 ID:xrT0pTnW0
窓の無いビル~

アレイスター「早速暴走か…強力な超能力者(レベル5)は幻想殺しと同じクラスに配置してお
いて正解だったな…」

可符香「やだなぁ暴走だなんて…ちょっと緊張で取り乱しちゃっただけですよ」

アレイスター「ふっ…ちょっと取り乱しちゃっただけで一国を揺るがす…それが
レベル5なんだ、」

アレイスター「いざという時には幻想殺し、そして君には期待しているぞ…風浦
可符香…新生学園都市第一位よ…」

可符香「ふふ…」

39 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/19(火) 19:17:43.10 ID:xrT0pTnW0


土御門「一体何時になったら開放されるんだ…」
あびる「尻尾~~///」

40 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/19(火) 19:25:40.07 ID:xrT0pTnW0
出席番号。。。 小節あびる…しっぽ少女
        
        【能力名】強制獣化(アニマルキーパー)
             触れた対象の生物を好きな動物に変化させる能力
             現存しない生物を作り出すことも可能、
             つまりスケアリーモンスターズも…

出席番号。。。  木津千里…きっちり少女
   
         【能力名】値域確定(コレクトルーラー)
              ありとあらゆるベクトルを持たない単純な数値
              すなわちスカラー値を操作する能力
              絶望勢の中でもチートに分類される 
42 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/19(火) 19:28:13.86 ID:xrT0pTnW0
出席番号。。。  風浦可符香…超ポジティブ少女
        
        【能力名】???
             やだなぁ、どうせ出ないから考えて無いなんて
             わけないじゃないですか! 
58 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/20(水) 19:03:32.08 ID:nCR+jvbi0
絶望「今日は皆さんに謝罪しておく事があります」

上条「…?」

絶望「第一話で二のへ組はクラス全員で転校してきた、と明言されていますが、
関内さんは存在自体が法的にグレーなので、学園都市には来れません、申し訳あ
りません」




千里「………あの…知ってますよ、私たち」

絶望「はい?」

千里「いや、だから!マ太郎と小森さんが来れないって事は事前に説明されてた
から知ってます!」

吹寄「その関内さんも小森さんも私たちは知らないから謝られても困りますし」
59 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/20(水) 19:04:11.15 ID:nCR+jvbi0
絶望「はぁ…これはあなた達に対しての謝罪ではなく、このSSを読んでくださっ
ている読者の皆さんに対しての謝罪です、そりゃ私が説明したんですから、それ
くらいわかっています」

あびる「なぜ本編で謝罪する」

絶望「いやぁ、本編中でサラッと言えば流してくれるかなぁって」

上条「いや!そこはサラッと言っちゃダメでしょう!」

藤吉「その話、前やったよね」


絶望「それと、小森さんはこのクラスの所属になっていますので、それでは朝のHR
を終わります」

「え…?」

千藤あ「サラッと言うな!!」

60 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/20(水) 19:05:06.95 ID:nCR+jvbi0
帰りのHR~

木津「どういうことなんですか!先生!?小森さんは座敷童だから学校から出れ
ないという設定だったでしょう!!きっちり原作の設定を守りなさい!」

あびる「もしかして、籍だけこの学校に移して、まだ引きこもってるんじゃない
?」

藤吉「登校義務の免除ってやつ?」

上条「座敷童!?まさか魔術s「カミやんはすこし黙ってるぜよ、
絶望「…まぁ、実際に見てもらうのが手っ取り早いでしょう」

~宿直室前~

上条「この学校、宿直室あったっけ…?」

木津「まさか中に居るの?小森さん」

絶望「開けていただければ分かりますよ」

ガチャッ
61 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/20(水) 19:06:07.04 ID:nCR+jvbi0
霧「先生、おかえりなさい…あれ?みんな?」

木津「小森さん!?」

藤吉「っていうか、ここ、うちの学校の宿直室じゃないの?!」

上条「外が…見た事ない景色だぞ!?」

土御門「もうナンデモアリだにゃー…」

絶望「はい、元々小森さんは学校を守るために転校出来ない手筈だったのですが
、あなた達があんまりポンポン超能力に目覚めるんで、研究者の方がもしやと思
い」

絶望「わざわざ出張で能力開発を施していただいた所…」

あびる「案の定レベル5だったと」

絶望「はい、彼女の能力は『自在次元』(ディメンジョンドア)、」

霧「次元を操って異なる場所同士を境界線で繋げたり、逆に切断したりできるの
、空間転移系の上位種らしいんだけど、部屋から出れないから…」

絶望「すなわちここは今! 超次元宿直室と化して居るわけです!!」

霧「キラッ☆」

藤吉「また微妙に古いネタを」
62 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/20(水) 19:08:16.50 ID:nCR+jvbi0
霧「でもこの能力のお陰で、先生と一緒に旅行もできる…///」

交「あんたらが望の新しい生徒か」

上条「先生にそっくり!?」

土御門「そして小森さんの おかえり発言!!これは!」

青ピ「やっぱりアンタ生徒とできとったんかぁあああ!!!それもこんな色白薄
幸系黒髪少女とぉおおお!!」

吹寄「糸色先生…」

絶望「違います!!!なぜあなた達は事あるごとに私を貶めるような事を!
!」

???「交くんは先生の甥っ子よ、それにその女は先生となんの関係も無いわ」

絶望「うわぁっ!いたんですか!常月さん!?」

まとい「えぇ、ずっと」
63 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/20(水) 19:10:31.00 ID:nCR+jvbi0
絶望「そう言えば、あなたの能力『個人追跡』(パーソナルストーカー)がありま
したね…」

まとい「説明ありがとうございます、この能力のお陰で24時間先生の会話、行動
はもちろん、心拍数、体温、身体のあらゆる異常まで完全に察知できます、先生
、少し胃が荒れてますよ?」

絶望「いや、察知深度を下げればもっと多人数にも使えるんでしょう?それ、」

まとい「そんな必要ありません、正に先生の妻と成るに相応しい能力! 」

霧「勝手に先生の体内まで漁るだなんて…そんなに先生が信用ならないの?」ハンッ

まとい「能力に目覚めてもまだ引きこもり辞められないくせに、旅行なんて行っ
てもどうせアナタは部屋から出れないんでしょ?」フッ

霧「……」 バチバチ 「……」まとい

青ピ「しゅ…修羅場や…」

土御門「これは…下手したらカミやん以上かもな…」

上条「どういう意味だ?」

交「喧嘩するなら外でやってくれよ…」
64 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/20(水) 19:11:57.91 ID:nCR+jvbi0
まとい「でもこの能力のお陰でほんの少しの間なら先生のもとを離れられるよう
になりました」

千里「離れていてもストーキング可能とは…」

絶望「はっ!!これは……」

絶望「超能力が可能にしたパラドックスですね!?」


全員「え?」

絶望「能力に目覚めたお陰で、小森さんは引き篭もっていながら何処にでもいけ
る…常付さんは離れていながら付き纏う事が出来る…」

絶望「これはまさに チェシャ猫ならぬ、 チェシャ引き篭もりとチェシャストー
カーです!!」

藤吉「ようやくこのパターンね」

上条「いつもなのか?…」

千里「えぇ」
65 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/20(水) 19:12:42.80 ID:nCR+jvbi0
絶望「このままでは、何時か時空を巻き込んだパラドックスの発生により、世界
が崩壊してしまうかもしれません!!」
-時間移動能力で祖先を殺したらどうなるのか
-超高速移動能力者の双子はどちらが早く年をとるのか
-レベル6は自分が持ち上げれない重さの物体を創り出せるか

絶望「絶望した!過度の力によって起こるパラドックスに絶望した!!」

絶望「もうお終いだ!!2012年に世界が崩壊してしまう!!」


可符香「大丈夫です! 科学の力によってもっと素敵なパラドックスを起こす事も
できます!」
-降霊能力で死んだ恋人と再開
-公約を守りつつ選挙に当選できる
-レベル0(さいじゃく)でもレベル5(さいきょう)に勝てる

絶望「それ全部!」
上条「パラドックスじゃないから!!」

66 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/20(水) 19:13:21.76 ID:nCR+jvbi0
絶望「そんなことを言ってる間に、もうそろそろ最終下校時間ですよ」

上条「もうそんな時間か…ってやべぇ!インデックスの飯忘れてた!!」

絶望「猫かなにかですかね?」

土御門「って!カミやん馬鹿!!ドアに触れるな!!!」

上条「え?」 パキーン

霧「きゃあぁぁ!!能力が!!」

上条「し、しまった!!」

絶望「次元が途切れてしまいますよ!!」


その瞬間自在次元の一瞬の途切れにより、ありえないパラドックスが起こる…

67 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/20(水) 19:15:57.24 ID:nCR+jvbi0
霧「と…ともかく、何処かには繋がったわ…」

絶望「一体何処に…せめて国内が望ましいんですが…」

上条「すいませんでしたー!!」土下座

ガチャッ

ガヤガヤ ガヤガヤ

キンショサンキマダー? オレイモハッカンフザケンナ

    ゼツボウ?オワコンダロ、 オモテデロ


絶望「ここは…」

青ピ「秋葉原(アキバ)?でもなんか変やで…?」

土御門「見ろ!アニメ●トで俺たちの本が売られてるにゃー!!」

絶望「な…!なんですって!!」

コスプレ?  クオリティタカスw マジパネェ


二次元なのに三次元に降臨してしまう

そんな素敵なパラドックスが起こるかもしれません…

68 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/20(水) 19:16:39.83 ID:nCR+jvbi0
数日後~

霧「あれ?マ太郎?どうしたの?そのお姉さんは知り合い?」

マリア「うん!マリアのコト助けてくれる優しい魔術師さんダヨ!」

霧「でも駄目よ、簡単に学園都市に人を通しちゃいけないことになってるの」

マリア「…~~~~」ボソボソ…スッ

霧「……と思ったけど、マ太郎の友達なら大丈夫よね……はい、ドウゾ…」

ガチャッ

???「あら、本当に学園都市ねぇ、これも科学の力なのかしらぁ、ありがとうねマ
リアちゃん、これでお姉さんの仕事も捗るわぁ…フフ」

マリア「その代わり学園都市で安全なお家くれるって本当カ?!」

???「えぇ、勿論よぉ、でも次のお仕事の時もお願いねぇ…」

マリア「アリガトウ!魔術師みんな優しいからマリア大好きダヨ!」

???「(あぁ…母性本能をくすぐられるわぁ……)」
69 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/20(水) 19:23:13.86 ID:nCR+jvbi0
出席番号。。。  常月まとい…ストーカー少女
         
         【能力名】 個人追跡(パーソナルストーカー)
               完全に某能力の常人用
               その気になれば一つの学区全員の行動を
               監視することもできる、が


出席番号。。。  小森霧…引きこもり少女

         【能力名】 自在次元(ディメンションドア)
               学校を離れず、尚且つ本編に出すための能力です
               本編中では ディメンジョンになってるけど
               結局どっちが正解?
70 :シカヲ[sagesaga]:2011/07/20(水) 19:27:40.04 ID:nCR+jvbi0
出席番号。。。  関内・マリア・太郎…不法入校・難民少女

          【能力名】 無し
                このSS内でも不法入校、
                魔術サイドとのとっかかりになってもらいました
                魔術サイド=外国人という浅はかさ、 
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)2011/07/21(木) 22:56:57.09 ID:eS643Jcl0
>>1です  今日は>>1の納得の行くSSが書き上がらなかったため閉店  ではなく

小ネタをリアルタイムで書いてお茶をにごしたいとおもいます、 
79 :クラス編成2011/07/21(木) 23:10:55.58 ID:eS643Jcl0
絶望「ちなみに私が担任を請負うこのクラスは甲組、小森さんを含めた、旧二のへ組の中でも強力な能力者を集めたクラスなのだそうです」

土御門「(なるほど…ただでさえいきなり増えた膨大な数の超能力者…なんかあったらカミやんに抑えさせる腹ってわけか… アレイスターもこの事態を御しきれてないようだな)」

千里「ちなみに教卓の下の常月さんはどちらのクラスなの?」

絶望「それが常月さんは月詠先生の受け持つ乙組なんですが…」

小萌「あーーっ! ちょっと目を話したらまた!! あなたは先生のクラスなのですから、かってに甲組に行っては駄目なのですよと何度言わせたら!!」

まとい「愛の前では等しく無意味なことです!」

絶望「いや…離れていても、私が何をしているのかはわかるんでしょう?…できればやめていただきたいのですが」

まとい「匂いとか!雰囲気とかが!」ザザー
小萌「さぁ!!授業にもどるのですよ!!」

まとい「アァアアアアアア」

藤吉「能力に目覚めた意味ないんじゃ…」

青ピ「もとのウチのクラスの女子はカミやんに…新しいクラスの女子は絶望センセに…  絶望した!! 主人公の持つ特権に絶望したでぇ!!」

絶望「私のアイデンティティを奪わないで下さい!!」」 
83 :乙組の面々2011/07/22(金) 01:00:34.60 ID:gvvaOtlw0
姫神「(はぁ…毎日が憂鬱…もう死んじゃおっかな…)」

クラスメイト「姫神さん、次体育よ、ぼーっとしてないで!」

姫神「!、 ごめんなさい、つい」

クラスメイト「なんで謝るのよ、ほら行くわよ!」



臼井「(ふふふ… ついにこの時が…  研究者の人には、ほぼ原石で発動してる、とまで言われたボクの超能力『存在希薄』(バニッシングシャドウ)が火を吹く時が…)」

臼井「さらに磨きがかかった存在感の無さにより、今や僕の存在は監視カメラや赤外線センサーでも認識不可! さぁ、全ての男の夢である女子更衣室へ…!」

臼井「卯ホォあ!!」ここが…天国… っく!鼻血で貧血に…」ダラダラ

バタン!


上条「ん?おい!男子トイレで誰か倒れてるぞ!! しかし誰だ? こんな奴みたことねーぞ…」


ことのん「妄想を現実だと誤認させることのんの『幻影投射』(イミテーションアイドル)で犯罪を未然に防止したのだー☆」カタカタ

85 :声ネタ2011/07/22(金) 01:13:48.99 ID:gvvaOtlw0
一旧さん「感慨、久々の再会だな、わが旧友よ」

絶望「また何処かしらで過充電されてきたようですね…」

一旧「毅然、イギリスで錬金術を学んできたのだ、さぁこの黄金の針を私に突き刺せ」

絶望「なぜそうなる!自分で刺すやつでしょう!それ!!」

一旧「恐怖、自分で自分に針を刺すなどということができるわけがない」

絶望「ヘタレ度が酷くなってるじゃないですか! 違う人だけど!!」

一旧「冗談、錬金術を学んだばかりの私にそのような術がつかえるわけがなかろう、ただモノを古くする錬金術ならば習得した」パンッ

絶望「それ何の役に立つんですか!? そしてそのポーズをやめなさい!!」

絶望「ん…これは…  爆弾!?」 ●~☆

カッ!

~~~~~~~~~~~

一旧「失敗、オチを古いタイプのモノにしてしまったようだ」

絶望「死んだらどうする!!」

92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagesaga]:2011/07/24(日) 02:22:44.31 ID:qdYdiI3h0
第四話投下しますね 
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]:2011/07/24(日) 02:23:14.98 ID:qdYdiI3h0
「(ここが例の高校かァ…首洗って待ってやがれよォ)」

「(俺はぜってェに認めねェからな…)」





絶望「今日は久々に平和でしたね、特に連絡もありませんのでこれで帰りのHRを終わりm「大変なのですよ!糸色先生!!


絶望「月詠先生!?どうしたんですか?、嫌な予感しかしませんが…」

小萌「い…糸色先生に…果たし状が!!」

絶望「」


絶望「もうお終いだ!!きっと知らぬ間にこの高校の裏番長に恨みを買っていたに違いありません!!能力であんなことにされてしまう!!」
- 極めて不自然な語尾に
- 一生納豆しか食べられなくなる
- 視界がモザイク化

小萌「さすがにそんな能力は無いとおもうのですよ…」

上条「そもそもこの高校に裏番とかいるのか…?」

千里「とりあえず読んでみたらいいんじゃないですか?」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/07/24(日) 02:23:57.78 ID:qdYdiI3h0
絶望「それもそうですね…えぇ、なになに、新しく増えたレベル5の中にいる“新学園都市第一位”を引き渡せ、さもないと…」

青ピ「さもないと?」

絶望「お前を愉快なオブジェにする?…どういう意味でしょうか?」

土御門「!?  …恐らく遠まわしに殺すってことだと思うぜよ…(何やってんだ…一方通行、はち合わせになる前に退散するか?)」

ドカーーーン!!

???「邪魔するぜェ…」

土御門「(本当に何やってんだアイツーー!!壁ぶっ壊して入ってきやがった!!)」

絶望「ひぃい!!!もしやあなたがこの手紙の…」

???「あァ、おれはアクs「一方通行!?何やってんだお前!
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/07/24(日) 02:24:38.67 ID:qdYdiI3h0
上条「先生を脅迫したと思えばいきなりこんな無茶苦茶な登場しやがって!何の用だ!!」

一方通行「ヒーr…三下ァ!? なんでテメェがここにいんだァ!?」

絶望「上条くん、お知り合いなんですか!?」

上条「はい、コイツは一方通行(アクセラレータ)、学園都市十万人の頂点に立つ超能力者の第一位d「違ェ…違うんだ、三下ァ…

上条「え?」

一方「俺はもう第一位じゃねェ…学園都市第二位、一方通行…それが今の俺だァ…」

上条「なっ?! なんだって!!…そうか!新しいレベル5…」

一方「あァ…10日前何の前触れもなく俺のもとに一つの知らせが届いた、より強力、かつ有益な能力者が登場したため第二位に降格…(本当はヒーローには知られたくなかったが)」

上条「一方通行…」

一方「あれほどこだわった最強の座もあっけねぇもんだァ…だが!俺は認めてねェ!!俺には今でも最強でいなきゃいけねェ理由があんだよォ!!」

一方「ふざけたことにその新生第一位は年齢、性別、能力まで何の情報も流れてねェ、確かなのはそいつが実際に存在はしてるらしいってことだけだァ、」

一方「それで俺は10日かけてようやくそいつの所属してる学校とクラスまで突き止めた、テメェ!!担任だったら自分の生徒の序列くれェ把握してんだろォ?」


絶望「…あの~、第一位が云々とか言うお話は、今初めて聞かされたんですが…私」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/07/24(日) 02:25:29.08 ID:qdYdiI3h0
一方「……ああァ!?! んなわけねェだろうがァ!!嘘つくにしたってもっとマシな嘘を「落ち着け一方通行!

上条「先生にそんな嘘をつくメリットはないだろ!?、それに先生はもともと外の人だから知らなかったってのも無い話じゃない!」

絶望「そ…その通りです、だかr「さっきから聞いてたら!

千里「あなた、いろいろときっちりしてないのよ!、その第一位を見つけたらどうするつもりなの?戦うの?」

一方「当たり前だァ、俺が最強だってことを証明してやるんだよ」

上条「馬鹿野郎!普通の相手ならまだしも、そいつは学園都市の判断でお前より上だって考えられてんだろうが!?」

上条「それでお前が怪我でもしたり、最悪死んだりしたら打ち止めはどうなる!?」

一方「!…そ…それは…」

上条「それに誰かは分からないけど、その第一位は俺のクラスメイトだ、そいつとお前が殺し合うだなんて、認められるわけねぇだろ!!」

千里「確かに、動機もきっちりしてなければそれ以外にも!あなた、結局悪人なのか善人なのかもきっちりしてないし、なによ!?本名不詳って?中途半端に苗 字二文字名前三文字とか制限付けてる所為で二次創作でたまに苦労してる人がいるのよ!?、それにいちばんきっちりしてないのは性別よ!!この際だからきっ ちり一方通行か鈴科百合子か決めなさい!!!」

絶望「木津さん!?そこまで言わなくても!?それにシリアスな説教からいきなりメタに入った所為で違和感が凄いですよ!?」

一方「…確かにそうだよな…メルヘン野郎にあれだけ啖呵切っといて俺自身なァ…やっぱ俺には打ち止めは…」どよんど

絶望「あぁ!?すっかり落ち込んでしまったじゃないですか!!言葉の攻撃力までレベル5なんですか!?あなたは!」

木津「私はきっちりしていない所を指摘しただけです。」

上条「…(ていうかその第一位って木津のことなんじゃ…)」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/07/24(日) 02:26:18.93 ID:qdYdiI3h0
千里「さぁ、まずは性別からね、どっちがいいの!?答えないなら大多数の読者の意向を汲んで、鈴科百合子にするわよ!?」くわっ

上条「いや、はえーよ! …ってだめだ!そいつは常に外からの刺激を反射してるから!!」」

千里「え?!   … なんにもないわよ?」

一方「反射が…できねェ…?」

上条「何だって!!(ってことは今一方通行は…///ってなに考えてんだ!)」

小萌「これは…イップスなのですよ!!」

絶望「イップスっていうと、あのスポーツ選手とかがなるあれですか?」

小萌「はい、恐らくもともと第二位降格で精神的に追い詰められていた一方ちゃんは、先程の上条ちゃんと木津ちゃんの追い込みの所為でさらに極度のストレスを受け…」

絶望「能力を使えなくなってしまった…と?」

小萌「はい…恐らくは」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/07/24(日) 02:27:09.34 ID:qdYdiI3h0
一方「はは…わりィ、打ち止めは任せたぜ、三下ァ…こうなっちゃもう第二位すら失格だァ…」シノウ

上条「な!?がんばれよ!!アクs、いや百合子!!」

土御門「なにさりげなく呼び方変えてんだ、カミやん」

上条「土御門…でも、俺が百合子を追い詰めちまったのは確かだし…」

土御門「(ほとんど木津のせいだと思うが) ま、こうなっちまった以上、一方通行の自信を取り戻させてやるのが俺達の努めだにゃー」

可符香「確かに元はといえば私たちのクラスの誰かが発端ですし、それが誰か分からない以上全員で彼を励ましてあげましょう!」

絶望「風浦さん…」じーん


こうして甲乙クラス総がかりで一方通行を励ます会が結成された…

青ピ「がんばれ、がんばれ!!できる!できる! 熱くなるんや!!百合子ちゃん!!」

姫神「頑張って…それだけインパクトのある外見ならきっと良いヒロインになれる。私と違って…」

上条「百合子…! 最悪能力が使えなくても打ち止め、そしてお前は俺が守る…だから頑張るんだ!」キリッ



しかし結果は芳しくなかった…
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/07/24(日) 02:27:55.27 ID:qdYdiI3h0
絶望「やはりレベル5のパーソナルリアリティにもなると一度落ち込んでしまったら引き上げるのは難しいのでしょうか…」

あびる「みんな既に彼をヒロイン扱いしてることも問題だと思うけど」

上条「くっ!一体どうしたら百合子を救えるんだ…!?」

千里「私の能力でもさすがに考え方を変えることはできないし…だれか精神を操れる能力者とかうちのクラスにいなかったかしら?」

藤吉「…しょうがない、ついに私の能力を解禁するときが来たようね!」

上条「藤吉!?お前、精神干渉系だったのか!?」

藤吉「いいえ、そんなチャチなものと一緒にしてもらっては困るわね…、でも、彼を治すに当たって二つ条件があるわ」

絶望「なんでさっきから少しテンションが高いんですか…」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/07/24(日) 02:28:39.04 ID:qdYdiI3h0
藤吉「まず一つ!千里!! 一方通行くんを今度はきっちり男の子にしてもらうわ!!」

上条「な…何だって!?」

千里「別に私はきっちりしてさえいればどちらでも構わないわ。」

藤吉「そして二つ目…、上条くんと一方通行くんを主役にした漫画を描かせて欲しいの!」

千里「…なるほど、そういうわけ…」ハァ

上条「くっ…背に腹は変えられないな…分かったぜ、そのかわり絶対に百合子を助けてくれ…」

藤吉「この私の『未元細菌』(アンノウンポリューション)に任せなさい…!」

上条「(さらば…百合子…)」

青ピ「カミやんなんで泣いてるん?」






~~~~~~~~~~~~~~~~

101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/07/24(日) 02:29:46.41 ID:qdYdiI3h0
絶望「で…」



一方「今まであんなくだらねェことで悩んでたと思うと笑えてくるぜェ」シャキーン

藤吉「私の能力はこの世に存在しない細菌を生み出して感染した人間に好きな症状を発症させることができるんですよ、今回はポジティブになる菌を作ってみました」


絶望「なるほど、それは凄まじい能力ですね、…しかしなんですか!あのとんがったアゴは!!」

藤吉「いやぁ、なぜか未元細菌に感染すると設定した症状に関係なくアゴが鋭くなっちゃうんですよね、でもカッコイイとおもいませんか!?」

一方「俺が守るべき存在…打ち止め(アイツ)にとっての最強であれば俺はいいんだァ…」シャキーン


藤吉「あ!最後に写真撮らせてもらっていい?上条くんとツーショットで」

一方「あァ、かまわn エ…エ…ィエックシ!!」

絶望「おやおや、さっきまで能力が使えなかったからホコリにでもやられたんでしょうか、少し体も鍛えたほうがいいですよ」


藤吉「あ…ごめんなさい!! 一方通行くんの細菌、感染機能を持たせたままでした!!」

絶望「え…?」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/07/24(日) 02:31:21.19 ID:qdYdiI3h0
「こちらご覧ください!学園都市内で今未知のウイルスが流行しているとのことで、感染すると何故かポジティブになり、アゴがとんがるそうです!!」


上条「百合子…俺はこれからも前を向いて生きて行くよ…」シャキーン

青ピ「ボクにもいつか超絶かわいくて包容力のある合法ロリな彼女ができる…今やったらそう思えるわ…」シャキーン

絶望「生きていれば…幸せに出会えるのですね、きっと…」シャキーン


藤吉「みんなカッコイイですよ!!///」ハァハァ



上条「一方通行にも…穴はあるんだよな…///」シャキーン 
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]:2011/07/24(日) 02:39:47.45 ID:qdYdiI3h0
出席番号。。。  藤吉晴美…腐女子

          【能力名】 未元細菌(アンノウンポリューション)
この世に存在しない細菌を生み出し操作する能力
                 某冷蔵庫と違い広範囲に感染させることもできるが
                 標的が人間のため出来ることには限りもある
                 腐ってるから細菌…? 嘘…だろ…? 
117 :紳士、あるいは戦士達の邂逅[saga]:2011/07/28(木) 21:34:18.88 ID:Vnt0FhVA0
絶望「…やっぱり学園都市には普通な電柱とかは無いですねぇ」

交「? 急に何言ってんだ? まぁロボットが掃除してるくらいだから、電柱なんか無いんじゃないのか?」

絶望「…まぁ、街路樹や路地裏などは多いので大丈夫なんでしょうけど…」

交「?」


まとい「(脈拍、正常、体温やや高いかな?暑いからかしらそれにしてもレベル5って便利ね、風紀委員に咎められても大概は“能力の実験”でなんとかなるし)」

海原「(ふぅ、今日は少し暑いですね…まぁ熱中症を危ぶむほどではないでしょうが、しかし御坂さんの汗…くっ!どうにかして手に入れられないものか…って)」

まとい「!」 海原「!」

海原「(同業者…ですか、周囲にあるオブジェクトを存分に生かすことで気配を消し限界まで対象に接近する隠密能力…)」

まとい「(なんて目なの…!明らかにコチラを伺いつつ、それでいてターゲットから意識を外すことは絶対にしない…、さらにその意識の流れのみでターゲットはあの茶髪の少女だと把握できる! なんて純粋な愛…!)」

海原・まとい「「(こいつ…超一流の追跡者(ストーカー)!」」


海原「ふっ、お互い…一瞬にして全てを悟ったようですね」

まとい「…中学生相手だと、見つかった時に洒落じゃ済まないわよ?でも…、かわいい娘じゃない」

海原「でしょう? あなたの方こそ、素敵な方ですね…子連れの方で?…いや、詮索はマナー違反ですね」

まとい「行っちゃいますよ?」

海原「わかっていますとも、それでは、“戦友”」

まとい「ふふ… そうそう、

海原・まとい「「隠れ方がまだまだ(ですよ)(よ)、初心者(ビギナー)さん」」

「!!……」

海原「それでは…」



結標「(こ、これは…たまたま街で見かけたあのメガネの男の子が可愛すぎたからであって、っていうかなんでバレて、そもそもアイツらだってストーカーじゃ…あぁああ!)」

118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/07/28(木) 22:47:57.92 ID:ijip3KXr0
あわwwきんww
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/07/30(土) 00:31:12.74 ID:A16rgkoJ0
中途半端な所で終わってしまった
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/05(金) 10:27:41.76 ID:lzqU2+DSO
絶望した!まだ来ていないことに絶望した!
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/06(土) 01:35:08.75 ID:0514IdQIO
絶望先生好きだから期待してるす 
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasaga]:2011/08/07(日) 23:52:07.42 ID:l2R3i6920
人口十万を抱える学園都市…

「はぁ…」

そこには当然、悩みを抱える若者が数多くいる






初春「どうしたんですか!佐天さん、ため息つくと幸せが逃げますよ?」

佐天「なんだ…初春か、いや大したことじゃないって」

初春「そう言われると少し気になりますよ、どうしたんですか?」

佐天「うん…いや、本当、私には全然関係ない話しなんだけどさぁ…」




佐天「ほら、あの“新しいレベル5達”っていう噂あるじゃん」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasaga]:2011/08/07(日) 23:52:46.63 ID:l2R3i6920
初春「あぁ、なんでも公表はされてないけど、いきなりレベル5の能力者が大幅に増えたとか言う…」

佐天「結構ホントっぽいらしいのよ、それが、 しかも全員外から来ていきなりレベル5に認定されたって話し」

初春「もしかしてそれでまた自信なくしてたんですか?」

佐天「地味に傷つくからまたとか言わないでよ…」

初春「まぁ、確かに少しやる気も無くなるって話ですよね」

佐天「うん、やっぱり才能だよね~っていうさ」

初春「まぁまぁ、あくまで噂ですし、気にしないほうがいいですよ」

佐天「!! それなら確かめに行こう!」

初春「え?」

佐天「私たちには立派なレベル5の友達がいるでしょ! 初春!!」

初春「! なるほど! 御坂さんに!」

佐天「そうと決まれば善は急げだよ! 御坂さんにメールメール!」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasaga]:2011/08/07(日) 23:53:30.17 ID:l2R3i6920
~ファミレス~


黒子「……見ての通り…、今お姉さまは…」

御坂「はぁ…どうせ私なんか…」どよんど

佐天「!これは! まさかあの噂は!」

初春「本当だったってことですか!?」

黒子「噂というと、“レベル5”のですの?」

初春「はい」

御坂「……何? 佐天さんと初春さんも私を笑いにきたわけ!?」

佐天「そ、そんな訳ないじゃないですか!」




御坂「何よ…なんなのよ!!    二十位“くらい”ってぇぇえええええええ!!!!!!!」

佐初「「え??」」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasaga]:2011/08/07(日) 23:54:35.42 ID:l2R3i6920
御坂『どういうことなんですか!?序列降格って!? それもその序列が書いてない!』

研究者『仕方ないだろう、緊急のことだ』

御坂『せめて!私の今の序列を教えて下さい!!』

研究者『……二十位…くらい?』


御坂『』ずがーーーん




御坂「なんなのよその中途半端さはーー!!!」

佐天「まさかそこまで大量に増えていたとは…」

初春「なんて言うか…十分凄いはずなのにそれだけ数がいると凄さを感じませんね」

黒子「しー!」

佐天「なんかやっぱり御坂さんにとっては直接的な問題なんだよねぇ…」

黒子「実は私も少しショックを受けましたの、私の敬愛するお姉さまがまさか二十位くらい だなんて、絶対に認められませんわ!」

初春「二十位くらいってのがまた微妙ですよねぇ、なんていうか…    “普通”?」


ガタッ!

???「普通って!!! いうなぁあああああああああああ!!」

御黒佐初「「「「!?」」」」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasaga]:2011/08/07(日) 23:55:36.29 ID:l2R3i6920
絶望「なるほど…それで店の中で騒ぎを起こし…」

御坂「…」

絶望「担任教師である私に連絡が来たというわけですね? 日塔さん」

奈美「ごめんなさい! でもそんなに暴れるつもりじゃ…」

絶望「あなたはもはや以前のような普通ではないんですから自重していただかないと…」

奈美「(普通じゃない…! 私はもう…普通じゃないんだ…)」

絶望「それに、聞けば日塔さんと乱闘まがいを繰り広げたあなたもレベル5だという話ではないですか」

御坂「!私は! あの人が急に掴みかかってきたから応戦しただけで!」

絶望「私はこの街に来てまだ日が浅いですが、これだけは言わせてもらいます…あなたたちはもっと自分の持つ力を自覚するべきです」

絶望「自分の立場を自覚しない行動がどれだけ危険なことか!」
-有名人のふとした本音ツイート
-現首相の発言の概ね
-優勝直後に合コン
-「久々の飲酒運転」

あびる「なんというTwit●er率」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasaga]:2011/08/07(日) 23:56:26.37 ID:l2R3i6920
絶望「いたんですか」

大草「もともと日塔さんと一緒にみんなで食べてましたから」

あびる「そうそう」

絶望「だったらもっと早い段階で止めてください!!」

あびる「いや、結構強いんですよ、彼女の能力」

絶望「はぁ…結構店内が派手に荒れていますが、どんな能力なんですか?」



あびる「たしか…『念動力』(テレキネシス)だよね」

絶望「念動力…ですか…」

奈美「(大きな力を手に入れてしまった以上 もう…あの頃には戻れないんだ…普通だった頃が懐かしい…)」






絶望「なんか…     普通ですね」

奈美「」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasaga]:2011/08/07(日) 23:57:38.22 ID:l2R3i6920
あびる「…言われて見れば確かに」

絶望「うちのクラスには無駄にアクの強い能力者ばかりでしたからねぇ、 念動力って普通なんですか?」

黒子「そうですわねぇ、確かにポピュラーな能力ではあると思いますわ、その所為で研究価値が低いとも言われていますの」

奈美「!!!!」

奈美「(それであの時…!!)」




研究者A『すごい!すごいぞ!!まるでレベル5のバーゲンセールだ!』

研究者B『きっとこの娘も凄い能力を持っているに違いない!!』

奈美『…』どきどき

『結果ハ……念動力、強度ハレベル5相当デス』



研究者A『………まぁ』

研究者B『…なんだかんだで…念動力のレベル5はいなかったし…な、うん』





奈美「普通ですか!?レベル5なのに普通なんですか!?私!!」

絶望「…7人とか8人の中であれば、あえてオーソドックスな形で個性にもなったかもしれませんが…あなたの序列は何位でしたっけ?」

奈美「二十位くらい…だそうです」

絶望「二のへ組にもともとのレベル5の7人をあわせて四十人ほど…その中で二十位ということは…」

絶望「序列的にも極めて普通だと言わざるを得ませんね…」
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasaga]:2011/08/07(日) 23:58:21.91 ID:l2R3i6920
奈美「そんな…せっかく超能力に目覚めたのに…」

絶望「そのアクの強いクラスにあっても普通さを保てる自己の強さとも言えるかもしれませんが…」

絶望「いいですか!設定上、根底にセットされたアイデンティティはちょっとやそっとのことでは変えられないのです!!」
-界王に認められようが噛ませ犬は噛ませ犬
-ファーストだろうがポニテだろうが幼馴染は幼馴染
-作品が変わろうが掲載誌が変わろうが猟奇キャラは…

絶望「絶望した! 再スターt「ちょ!ちょっと待ちなさいよ!!

御坂「黙って聞いてたらレベル5レベル5って、アンタ達が噂の新しいレベル5ね!!」

絶望「…」ぶすー

大草「確かに私たちのことだと思いますけど」

あびる「そしたらどうするの?まさか戦うとか…」




御坂「そのっ…まさかよっ!!」ビリビリっ!
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasaga]:2011/08/07(日) 23:59:41.54 ID:l2R3i6920


「やめなさい」くわっ

すっ


御坂「!?…電気が…消えた!?」

千里「先生が見えたからどうせまたきっちりしてない出来事に巻き込まれてるとおもいきや」

可符香「やだなぁ、あれはただのツンデレですよ! いきなり他人に即死級の電気を放つ中学生なんているわけないじゃないですか!」

御坂「なんで電気が…?」

千里「私の能力でアンペアをきっちりゼロにしたのよ、いくら電圧が高くてもそれじゃ蚊も殺せないでしょう?」

御坂「そんな…!?」

あびる「まぁ、動物の反射神経ならあれくらい避けれたんだけどね」

大草「私もどうせ今の体は“本体”じゃないですし…」
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasaga]:2011/08/08(月) 00:00:32.53 ID:6MwHx0QM0
御坂「…私の負けだわ、 手も触れずに能力まで封じられちゃ認めるしか無い…」

千里「まぁ、一応私は第三位らしいから、まぁ、あんまり興味はないんだけど。」

御坂「! そうなんですか…あの、なんて言うか…序列が高くなると、どうしても…嫌なことに巻き込まれるかもしれないから」

御坂「頑張ってください」

千里「…そんなはっきりしない表現じゃよく分からないわよ、でも、ありがと。」

御坂「えっと…日塔さん…?も、すいませんでした」

奈美「いやいや、もともとは私のせいだし!」

佐天「(うーん…!)」

佐天「あ! そうそう!日塔さんの能力って念動力なんですよね、レベル5の念動力ってどんなことまで出来るんですか?」

黒子「ポピュラーながら汎用性の高い能力ですし、レベル5にもなれば凄い使い方ができそうな予感がしますの」


奈美「そ…そう? それじゃあ見せてあげようかしら、私の能力を!」
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasaga]:2011/08/08(月) 00:02:55.42 ID:6MwHx0QM0
奈美「そ…そう? それじゃあ見せてあげようかしら、私の能力を!」

奈美「こんな重い10tトラックでも持ち上げれるし!」

奈美「それに念動力で空も飛べたり!」

奈美「すごく遠くにあるものだって操作できるんだから!」








絶望「なんか…普通ですね」   御坂「普通…」  佐天「えぇ?…普通…」

  黒子「普通ですの…」  初春「普通ですね」 


普通「 普通って言うな!!!」

137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasaga]:2011/08/08(月) 00:03:38.98 ID:6MwHx0QM0
マリア「オチてないヨ」

半蔵「どうした?嬢ちゃん?」

郭「ご飯食べますか? マ太郎氏」

マリア「タベル!」 
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasaga]:2011/08/08(月) 00:08:20.19 ID:6MwHx0QM0
出席番号。。。 日塔奈美…普通少女

         【能力名】 念動力(テレキネシス)
               オーソドックスな念動力
               強力だが本人の発想が普通なため
               必然的に普通な使い方しか出来ない
               裏を返せば出力の一点だけでレベル5認定をうけたことになる 
 
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]:2011/08/13(土) 00:47:05.47 ID:BAe8Bl980
やっと書き上がりました…第六話です、 そしてこのSSは1クール構成を考えて  たんですが


ネタがあまりに切れたら打ち切りもあるかもしれません…それくらいネタに詰まった今回

やっと魔術サイドが出せたけど書きにくかったのは絶望のキャラが少ないからか、 
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/13(土) 00:47:51.21 ID:BAe8Bl980
???「お…お腹へったんだんだよ…もう限界かも…」

???「かくなる上は…小萌の家に行くしかないんだよ!」



~~~~~~~~~~~~~~~~~



絶望「久々に一人の休日ですし、少しは学園都市を見て回りましょうか…と思っていたところなんですが」

???「ガツガツ…むしゃむしゃ」

マリア「先生久しぶりだナ」

絶望「なぜこうなってしまったのでしょうか…」
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/13(土) 00:48:20.61 ID:BAe8Bl980



1時間前~

禁書「とうまが用意してくれてたお昼ご飯を朝から食べちゃった私にも少し非があるかもしれないけど、たったあれだけの量しか用意してないとうまが悪いかも!」

禁書「かくなる上はこもえの家に行くしかないんだよ…」





禁書「ここを…右だね、道筋は完全に覚えてるから大丈夫かも」



禁書「……」

禁書「…くんくん、どこからかいい匂いが…」

禁書「…これはクレープなんだよ…!…くんくん」ふらぁ~



~~~~~~~~~~~~~~~~~




禁書「ってテンプレ通りな感じで迷っちゃったかも…お腹も減ったし、結局クレープ屋さんも見つからないし…」

禁書「かくなる上は…!!」



160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/13(土) 00:48:57.80 ID:BAe8Bl980

禁書「出張教会なんだよ~!悩みでも懺悔でも相談にのるんだよ~! そのかわり食べ物を寄付してくれたら嬉しいかも!」

しーん…


禁書「出張…教会…うぅ…」

「…ほら、これ食べるかい?」

禁書「!! ありがとうなん…だ…!?」


マリア「アリガトウ!学園都市の生徒みんな優しいヨ」

禁書「」がーん


禁書「ちょっと!!絶対におかしいかも!」

「!?」

禁書「今ここに食べ物を求めてる可哀想な子羊がいるのに何も言ってないその娘に食べ物をあげるなんて!!」

「え…えぇ?」

禁書「こうなったら実力行使かも!! さぁ!そのおにぎりを私によこすんだ…ょ…」ぐぎゅりゆうう

禁書「う…もう限界…」ばたっ

マリア「……」
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/13(土) 00:50:02.21 ID:BAe8Bl980


絶望「い…行き倒れ!? って!!関内さん!?なぜ学園都市に!?」

マリア「そんなことヨリ、早くなんか食べさせてやったほうがイイヨ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~



絶望「と…いうわけで、ファミレスに来たんですが…」


絶望「あなたは少しは遠慮という言葉を学ぶべきですよ…」

禁書「むしゃむしゃ…ん、ありがとね!…がつがつ…」

絶望「一言ですか」


絶望「それよりむしろ問題はあなたですよ、関内さん」

マリア「ン?」

絶望「いったいどうしてこんなところにいるのです!まさかまた密入国…もとい密入都市ですか!?」

マリア「マリアの新しいお仕事ダヨ!学園都市に旅行したいヒトに道案内してあげてるヨ!」

絶望「それって密入の斡旋じゃないんですか!?」

マリア「ダイジョブダイジョブ」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/13(土) 00:52:15.11 ID:BAe8Bl980
絶望「はぁ…して、そして、何故あなたはこの最新の科学の都市で行き倒れなどという状况におちいっていたのですか?」

禁書「むしゃむしゃ…ごくん! そう!思い出したんだよ!!未だに納得できないかも!!」

禁書「なんで助けを求めてた私が無視されて何も言ってないアナタが食べ物を恵んでもらえたのかな!?絶対におかしいんだよ!」

絶望「格好からして関わりたくないオーラがでているからではないでしょうか?」

禁書「あ! そういえば自己紹介がまだだったね! 私はインデックス、イギリス清教、必要悪の教会(ネセサリウス)所属のシスターで魔法名はdedicatus545,意味は献身的な子羊は強者の知識を守る  なんだよ!」


絶望「」

絶望「電波+宗教!? もうお終いだ!! 先祖の行いを理由に壺を買わされた挙句、カモリストに載せられ他の業者にも骨までしゃぶられるに決まってる!!」

絶望「絶望した! 人助けすら現代社会の罠と化した学園都市に絶望した!!」

禁書「むー!十字教は歴史ある清らかな宗教なんだよ!!いんちき新興宗教扱いするなんてさすがに失礼かも!!」

絶望「はっきり言ってファミリーレストランとはいえ通りがかりにこれだけの量をたかられたら既に被害にあってると言ってもいいと思うのですが」

禁書「シスターにご飯を恵むとあなたの魂も天国に行けるんだよ?」

絶望「悪意は無いんでしょうが、そのパターンには嫌な思い出しか無いのでやめていただけるとありがたい」

~~~~~~~~~~~~~~~~~

可符香「?」
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/13(土) 00:55:46.15 ID:BAe8Bl980
禁書「とにかく私は電波じゃなくて本物のシスターなの」

絶望「はぁ…ん?」



???「イ…インデックス!?」


禁書「!!  か、かおり!?それに五和も!!なんでこんなとこにいるのかな!?もしかしてまた魔術絡みの…」

神裂「ち…違いますよ!? こ…これは…」

五和「(新たに生まれた外と学園都市との移動手段の早急な確保…が実際の目的なのですが…何やら一般人もいる様子…どう説明すれば…)」

マリア「旅行だヨ」

五和「!!、 そうです!実は今回はこのマリアちゃんの紹介で学園都市を旅行できることになったんですよ! ね?女教皇様?」

神裂「…! そ、その通りです!!」

禁書「むむ~もしかしてアナタも魔術関係の人なの?」

マリア「?」

五和「(実際何者なんだろうなぁ、この娘、 魔術師って感じでも無いし…でも新たな学園都市への“抜け穴”は彼女の紹介無しじゃ通れない…)」


絶望「まさかこの方たちも…」

禁書「かおりは私と同じ必要悪の教会の所属だし、五和は天草式十字凄教の一員なんだよ」

絶望「」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/13(土) 00:56:31.79 ID:BAe8Bl980

絶望「(こ…この状况は…)」


絶望「(周りを…完全に宗教関係者に塞がれた…これは!!)」




絶望「ふふふ…さぁ、契約書を出して下さい!!」

五神書「「「え??」」」」



絶望「そうやって偶然を装い、運命的なことをチラつかせて契約を強いり、断れば入り口を塞ぎ帰れなくする気でしょう!!」

絶望「長時間の拘束によって心身共に消耗状態にさせられた上で契約書に判を押させられるくらいなら初めから契約します!!」

絶望「さぁ!早く帰して下さい!!!!」

五和「え…えぇっと」

神裂「彼はどういう人なんですか…?」

禁書「悪い人じゃないと思うんだけど…なんて言うか思考回路が極端なんだよ…」
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/13(土) 00:57:37.89 ID:BAe8Bl980
神裂「私たちは壺も仏壇も売ってませんし、お布施を要求したりもしませんよ…」


絶望「ふっ…押し売りに限らず四方を自分と真逆な存在に囲まれるとろくなことにならないのです!!」

絶望「故事成語の四面楚歌に習い…」

絶望「飲み会にて周りをよく知らない先輩に囲まれた 四面先輩歌」

絶望「子供の居ない主婦が周りを子連れのマダムに囲まれた 四面母歌」

絶望「そして8月のビックサイト周辺における公共交通機関での 四面アニソンまで!!」

絶望「そう、まるで囲碁の如く、囲まれてしまうと人間手も足も出ないのです!!」







絶望「ツッコミ役がいないんでしたね、そういえば」ぽん
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/13(土) 00:58:20.16 ID:BAe8Bl980
絶望「というわけで、早く契約書を出して下さい」

五和「いや、だからそんなものありません!」

絶望「!! ならば、私をこのファミレスに軟禁し続ける気ですか!?」

絶望「いい具合に弱ってきたところで儀式の生贄にするつもりなのでしょう!!」

絶望「絶望した!囲まれた末の結末に絶望した!!」

五和「ほっといたらいいような気がしてきたんですが…」

神裂「いや、しかし見たところインデックスがお世話になったようですし…」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/13(土) 00:59:46.80 ID:BAe8Bl980


絶望「(この状况を打開するためには…)」



上条「(あっちぃなぁ、補習がここまで長引くとはなぁ、インデックスに昼飯用意しといて正解だったな)」

絶望「!! (僥倖!! 助けて下さい!!上条くん!!!ヒーーーロォオオオオ!!)」



上条「…チラッ…!!」 だっ

カランカラン
<ラッシャッセー イチメイサマデ?
<イエ、シリアイガ


絶望「(!!気づいてくれたようです! これでもう孤軍奮闘の四面楚歌にはなりません!!助かった!!)」


上条「………」カツカツ

絶望「……」どきどき
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/13(土) 01:00:38.64 ID:BAe8Bl980

上条「よぉ!いつの間に学園都市に来てたんだ?二人とも」

五和「上条さん!」

神裂「かっ、上条当麻!久しぶりですね」

禁書「とうま!お昼あれだけの量じゃ全然足りないかも!!」




絶望「」



絶望「(自軍じゃなくて…)」

絶望「(敵軍の増援だった…)」

169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/13(土) 01:01:40.19 ID:BAe8Bl980


御坂「知り合いなんて言うから私のところに来ると思ったらなんなのよアイツ…女といちゃいちゃしちゃって…!」


マリア「実は増援すらも囲まれてるのナ」


        禁書
    神裂  上条  五和


        御坂 
 
 
 
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]:2011/08/15(月) 00:56:52.83 ID:3GgbqDnr0
書きあがったぁあああ、今回は>>172を受けて倫ちゃん登場回です

そして小ネタ二本付き

というわけで投下しますね 
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]:2011/08/15(月) 00:57:48.64 ID:3GgbqDnr0

絶望「今日は特別カリキュラムとして甲乙クラス合同でレベル5の皆さんはとある研究所に研究協力、その他の皆さんはその見学です」



上条「ほー、確かに前からちょっと気にはなってたんだよなぁ、研究協力って一体何してんのか」

土御門「確かにそうそう立ち会えることじゃないにゃー」

吹寄「非常に興味深いわね…」



絶望「はい、それではクラス合同で移動しますよ」

小萌「みなさーんお久しぶりなのですよー」

姫神「上条くん。久しぶり///」

上条「そういや姫神も乙クラスだったなぁ、久しぶり久しぶり」

姫神「(そういえば…。ふふふ。完全に忘れられてた…。)」

180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/15(月) 00:58:40.02 ID:3GgbqDnr0

倫「それでは、皆様、私に付いてきて下さいまし」

絶望「…何故お前が案内役をしているのです…倫、 まぁなんとなく今回の流れがよめてきましたが…」

倫「何故って、それはもちろん」





~~~~~~~~~~~~~~~~~


【糸色AIM研究センター】

倫「こういうことです」

絶望「やっぱり!! 完全に見たことあるパターンじゃないですか!!これ!!」

倫「見たことあるも何も、我が糸色グループは繊維開発からの発展でこの学園都市に新たな研究所を開設しただけですわ、お兄様」

絶望「お黙りなさい!単純に思いつかなかっただけでしょう!!だから>>155のようなレスがつくのです!!」

あびる「原作でも結構被ってるからセーフじゃないの?」

藤吉「それ原作だからセーフなだけでSSでやったら普通にパクリになっちゃうでしょ」

千里「二次創作の時点で細かいパクリ云々を言うのもどうかと思うけど。」

絶望「これ以上この話題(メタ)を引っ張ると危険ですからやめて下さい!!」※あくまでも“オマージュ”です
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/15(月) 00:59:40.12 ID:3GgbqDnr0

倫「それでは気を取り直して、まずは我が糸色AIM研究センターの説明をさせて頂きますわ」

倫「もともと糸色グループの繊維研究所だったここをお兄様のクラスの全員がレベル5と認定されてからAIM研究に鞍替えし…」

倫「他の研究所から優秀な人材を財力と大量のレベル5という好条件で引き抜き」

倫「今や三十人以上のレベル5を抱える学園都市で最も影響力を持つ研究所として君臨しているのです!」

絶望「絶対にいろんなところから恨まれてますよね!?それ!!」


絶望「おごれる平家も久しからず、そんなことではスパイやテロの標的になるのが目に見えています!!」

倫「ちなみに私はレベル5の一員として研究に強力しながら当研究所の所長も務めさせていただいておりますわ」


絶望「所長の親族として私の所に元特殊部隊のテロリストが送り込まれたらどうしてくれるんですか!!」

奈美「そんな~ベタなハリウッド映画とかじゃないんですから~!」

土御門「(ありえない話じゃないな、実際)」

倫「私自身レベル5としての能力も持ちあわせておりますし、それにお兄様には都市最強のクラスが味方しているじゃありませんか」

絶望「」タシカニ

絶望「先生、急に皆さんの担任で良かったな、と思えるようになってきましたよ」

倫「(その実、クラスの管理役と思われているから私より更に危ない立ち位置なのですが)」

182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/15(月) 01:00:27.14 ID:3GgbqDnr0
小萌「しかし、それだけの数の超能力者を抱えているとなると、さぞ研究内容も凄いものなのではないのですかー?」

倫「いいえ、当研究所は基本的には外様なので、学園都市の基本方針にはあまり興味がないのですわ」

倫「ですから学園都市全体の壮大な研究テーマに反してここでは」



倫「役には立つけど天上の意思には絶対に辿りつけなさそうな能力者ばかりを集めた実験をおこなってるのです!!」

絶望「なぜいつも儲けのことを考えずにビジネスを始めてしまうのです!お前は!!」

小萌「今まで陽の目をみることのなかった能力に生まれてしまった学生さんにスポットライトを当てようと言うのですね!先生、感動したのですよ!!」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/15(月) 01:01:02.44 ID:3GgbqDnr0
倫「それでは、実際に見ていただいたほうが早いですわ」

「初めまして、僕の能力は『痙攣停止』(ストップシェイカー)と言いまして」

絶望「どんな能力なのですか?」

痙攣停止「 人間の横隔膜限定で痙攣を止めることができるんです」

上条「…それってつまり」

痙攣停止「しゃっくりを止める能力です」

奈美「予想以上に役に立たない!!」

小萌「そ…そんなことないのですよ~!!、先生も授業中にしゃっくりが出てしまって困ったことがあるのですよ!だから…」

青ピ「あの時の小萌センセは最高に可愛かったから別に止めんでもよかったんやけどなぁ」
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/15(月) 01:01:46.00 ID:3GgbqDnr0
倫「それ以外にも…」

倫「コードの絡みを一瞬でほどける『拘束解除』(クロスリリース)」

倫「蟹を美しく食べることができる『甲殻分離』(アーマーブレイク)」

倫「0.3秒で眠りにつくことができる『刹那涅槃』(インスタントニルヴァーナ) などなど」

絶望「全員名前負けしすぎでしょう!!」

あびる「最後は地味にすごい便利だと思うけど」



倫「ちなみに最近の有望株は触れているものの温度を一定に保つ『定温保存』(サーマルハンド)ですわ」

絶望「また微妙な能力ですねぇ」
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/15(月) 01:03:49.19 ID:3GgbqDnr0



上条「うーん、研究所の中なんてちゃんと見たのは初めてだな、…ん? なんだ、この扉」

倫「!! 止めろ!そこは極秘研究ルームだ!!」

上条「え!?」がー

絶望「うわっ悶々とした空気が!!」ぐわぁああ

倫「ここで行われているのはAIMはAIMでも…」

倫「Adolescent Imagine  Movement… すなわち“思春期の妄想の動き”を研究するラボなのですわ!」

絶望「遂に下ネタですか!?」

倫「何をおっしゃいますお兄様、思春期の男性においては女性に関することでは通常の数倍の集中力を発揮することは自明の理」

倫「つまりそれを利用し低能力者の能力強化を目的とするのがこのAIMラボの目的なのですわ!」
-衣擦れの音を利用し聴力強化能力の開発
-ふとした女性との会話を通し読心能力の開発
-透視能力は言わずもがな
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/15(月) 01:05:54.50 ID:3GgbqDnr0


「所長!!計器に膨大な反応が!!!」

「くっ! 凄い思春期指数だ!!」

倫「なんだと!?一体どこからだ?」

「これは…!!」

「あ…あの少年からです!!!」







青ピ「え? ボク?」
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/15(月) 01:06:55.31 ID:3GgbqDnr0
小萌「え…え~と 願いましては~59843かけることの84692、そのこころは?なのですよ~」

青ピ「ほんま可愛い声やわぁ、これで研究協力になるんやから天国やでぇ!、あ、ちなみに答えは5068223356な」

研究者「…合ってます!」

倫「一瞬で五桁の乗法を素で解くとは…この演算力を利用すれば新たなレベル5を生み出すことも…」

倫「よし!今度は出題者を少しづつあの者の嗜好から遠ざける実験だ!」


絶望「…案外すごくないんですかね…レベル5って」
188 :まさに絶倫[sagasage]:2011/08/15(月) 01:08:02.90 ID:3GgbqDnr0



青ピ「で、結局、倫ちゃんの能力ってなんなん?」

倫「む、 わざわざ自分の能力を他人に教える愚か者が何処にいる」

可符香「倫ちゃんの能力は確か『肉体再生』(オートリバース)だったよね?」

倫「こ、こら!!」

青ピ「肉体再生…回復…     まさに絶り「コロス!!!! シャキーン

189 :クレープ程度ですが[sagasage]:2011/08/15(月) 01:09:19.26 ID:3GgbqDnr0



初春「なんと!今日は私が奢っちゃいます!!」

佐天「あっれぇー?珍しい、なんかいいことあったの?初春?」

初春「ふっふーん、なんと最近私はとある研究所に研究協力をしてるんです!それでお金に少し余裕ができたので」

佐天「へぇー、すごいねー(よくあんな微妙な能力研究する気になったな)」


190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sagasage]:2011/08/15(月) 01:12:43.00 ID:3GgbqDnr0
出席番号。。。糸色倫…糸色流華道師範

       【能力名】肉体再生(オートリバース)
            土御門と同じ能力ではあるが
            回復力の差は圧倒的である
            外傷以外にも体力“等”の回復も可能となる 


231 : ◆DdirWW5ZSY[saga]:2011/09/01(木) 21:31:48.24 ID:U32O6oLY0
どうも>>1です、 
自らハードルを上げてしまった感が否めませんね、
みんな気にせず投下してるし…、こんなもんが見栄えを気にしてるのが恥ずかしくなってきます

つもる話は投下後に、第八話です

232 : ◆DdirWW5ZSY[saga]:2011/09/01(木) 21:32:32.17 ID:U32O6oLY0

最近よく…


「あー!よかったぁ!特売の卵、まだ一パック残ってた!」

同じ顔を…

「忙しい忙しい!はやくピザ届けないと!」

よォく見るわけだが…

「早く帰って晩ご飯作らなきゃ!!」






233 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/01(木) 21:33:19.11 ID:U32O6oLY0

一方「いやいや、見過ぎだろォ、  何つ子ちゃんですかァ?…どうも…くせェな…」

打ち止め「どうしたの?ってミサカはミサカは問いかけてみる」

一方「!、 そォだな…少し妹達に調べてもらいてェことがあるんだが…」



~~~~~~~~~~~~~~~~~

御坂妹「で、珍しい相手からの相談事だと思えば、街中で見かけた女(スケ)を監視しろとは…学園都市第一位も落ちたものですね(笑)おっと今は第二位でしたっけ?(笑)」

一方「よっぽど死にてェかァ!?あァ!?」

打ち止め「まぁまぁ落ち着いてってミサカはミサカは仕切ってみる」

御坂妹「で、実際のところ何故この女性を監視しろと?」

一方「ネットワークで学園都市の個体全員にそいつの目撃情報でも集めてみろ…」

御坂妹「はぁ…」


御坂妹「んんんんん…」

234 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/01(木) 21:34:09.07 ID:U32O6oLY0

御坂妹「…!」

御坂妹「…たし…かに、ここ最近この写真の女性の目撃情報が異様なほど大量に報告されました…一体これは…?」

一方「そォか…」

御坂妹「不可解ですね…全く同じタイミングで、複数の目撃も確認されているみたいです」

打ち止め「ねぇ…それって」

一方「あァ、どうやら懲りずに録でもねェ実験を繰り返してる研究者(バカども)がいるみてェだな…」

御坂妹「クローン…ですか…」



~~~~~~~~~~~~~~~~~

235 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/01(木) 21:36:10.41 ID:U32O6oLY0
???「あー!よかったぁ、特売の卵、今度は最後の一個だったし」  …タマゴカエナカッタ…フコウだ…




一方「(暗部からも何の噂も流れてきてねェ…被験体が無防備な割に計画事態は相当深くまで潜ってやがる…それなら)」

一方「手っ取り早くいかせてもらうぜ」



一方「おい、てめェ」

大草「へ?」

大草「(え!?これっていわゆる…ナンパ…でしょうか?)」    アレ?アレハ…アクセラレータ?


一方「てめェのツラァ何遍も街中で見かけてな…、事情は分かってんだぜ?」

大草「は…はぁ…(やっぱり…事情って、バイトばっかりしてたからバレたのかな、貧乏なの…)」

一方「テメェには自分の製造元に案内してもらう…テメェにだって生まれた場所くらいあんだろ?」

大草「(え!?生まれた場所って…まさか…い…いきなり実家に!? で…でも…)」   ナニヤッテンダ?…アイツ




一方「別にどう思ってくれよォが構わねェよ、だがその研究所に案内しt「ごめんなさい!!



大草「私…   これでも既婚者ですから!!」

絶望「え!?」

上条「えぇ!?」



一方「はァ…?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~

236 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/01(木) 21:37:13.41 ID:U32O6oLY0
絶望「まったく…白昼の往来で一体何をしているんですか、あなた達は…」

大草「いや、この白い人にナンパされてまして…」

一方「してねェ!!」

上条「お前…遂にロリコンを卒業…」

一方「誰がロリコンだァ!!」

御坂妹「失礼な!彼のロリコンっぷりはもう手遅れです!」

一方「お前はそろそろ黙れ!!」


絶望「しかしいきなり話しかけた…と言うからには何か理由があるのでしょう?」

一方「チッ…   言えねェ…つゥーかそもそも言う義理もねェ」


藤吉「義理ならあるわよ!」

絶望「なっ!?  いきなり脈絡も無く登場するのだけは止めて下さい!!」

藤吉「上条くんと一方通行くんが邂逅するのを感じたので、資料収集です」

絶望「ただでさえ多キャラ作品同士のクロスでキャラ数がとんでもないことになってるのに、あまり自由な動きをされると不自然感が酷いですよ!!」

一方「俺からすりゃァお前ら全員がいるのが既に不自然なんだがな」

237 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/01(木) 21:38:01.45 ID:U32O6oLY0

一方「でェ?その義理っつゥのはなんなんですかァ!?あァ!?」

藤吉「イップス」

一方「うっ」

藤吉「鈴科百合子」

一方「ぐぬぬ」

藤吉「アゴ」

一方「あれはテメェの所為だろうが!!」

藤吉「言わないならホ●になる菌に感染させるわよ?呼吸してる以上、細菌も吸い込んでるんじゃないの?」

一方「やめろ!!」

238 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/01(木) 21:38:32.74 ID:U32O6oLY0
大草「そういえば…製造元だとか研究所が何だとか?」

上条「!…まさか大草さん、研究所絡みで何かあったのか?」

一方「あァ!? テメェこの女と知り合いなのか、三下ァ!?」

上条「知り合いも何も…お前も一応会ったことあるぞ?」

一方「え!?」

御坂妹「え!?」

~一方通行ブレイン稼働中~







一方「テメェ!! 三下のクラスにいた奴じゃねェか!!! レベル5かよ!!!」

上条「いや、気づけよ」

御坂妹「やはり…所詮第二位ですか」

絶望「仕方ないですよ、落ち込んでたし、>>1も最初忘れてましたし」

239 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/01(木) 21:39:51.74 ID:U32O6oLY0

一方「なるほどなァ…またレベル5を素体にした量産型能力者計画をおっ始めたっつゥことか…」

上条「な!?どういうことだ!?一方通行!? まさか…大草さんのクローン…」

御坂妹「ミサカネットワーク上でも彼女の目撃情報は数多く確認されています…」

上条「双子とかじゃないのか…?」

御坂妹「いいえ…現在も…数件の目撃が確認されています」

上条「そんな…」

一方「…テメェも…首突っ込む気なんだろ?」

上条「あ…当たり前だろ!」

上条「むしろ意外なのはお前のほうだけどな…」

一方「チッ…なんとなく、気に食わねェだけだ」

上条「ふっ…」




藤吉「てゆーか早く持って帰らないと卵腐るんじゃない?」

大草「そうね、じゃ、お願い」

大草2「じゃ、持って帰るね」

大草1「うん」



上方妹「…え?」

240 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/01(木) 21:41:02.24 ID:U32O6oLY0
藤吉「そういえば、知らなかったっけ?あれが大草さんの能力『多重存在』(ドッペルゲンガー)、まぁ見た通り分身能力」

絶望「便利な能力ですね」

大草1「そうなんですよ、家事とバイトと学校を一気にこなせます」





~~~~~~~~~~~~~~~~~


御坂妹「…まったく…所詮あなたはヒーローには成り得ないんですね…」


上条「なんていうか…ドンマイ」

御坂妹「使えない…やはり第二位ですか…」

一方「は…はは…そうだよ…なァ…やっぱ俺なんかには…」

絶望「いや!また心に傷を負ってしまいますよ!?」

上条「いやいや!お前の行動は確かに完全に空回りだったけど、大草さんを思った気持ちは本物だよ!」

241 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/01(木) 21:41:55.22 ID:U32O6oLY0
一方「うるせェよ…どうせ俺なんて…」

絶望「あーあー、また心が折れてしまいましたか…」

上条「心が折られ慣れてないから…」

御坂妹「元第一位だとは思えませんね…少し不憫に感じてきましたとミサカはミサカは上位個体の趣味の悪さを心配します」


絶望「前々から思っていたのですが…」

絶望「学園都市はもっと生徒の精神面も鍛えるカリキュラムを施すべきですよね」

上条「と、言いますと?」

絶望「この街の能力者は皆さん、どこか精神的にズレていることが多いようなので」

藤吉「絶対に私たちにだけは言えないですよね」

絶望「はっきり言って、学生だからある程度のやんちゃが許されるというだけで、社会に出たらそうは行きません」

242 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/01(木) 21:42:42.07 ID:U32O6oLY0
絶望「いかに超能力者といえど、社会というSYSTEMには抗えないのです!!」

-係長『いやいや…空飛べて衝撃波を出せても結果が出せなきゃ…ね?』

-部長『君…常に出てるんだって?微弱な電波が、万が一のこともあるから…精密機器を扱うウチではちょっと…ね?』

-専務『この未元物質利用型冷蔵庫?だっけ? それ大丈夫なわけ?放射能的なものとかで世間もうるさいわけだしねぇ?』

-面接官『笑い方からどうにかしましょうか、とりあえず今回はご縁が無かったということで』

絶望「社会に潜む罠の精神に対する攻撃力は核以上です!!」

243 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/01(木) 21:44:09.33 ID:U32O6oLY0
絶望「自暴自棄になって世界征服とかを企んでしまわせないためにも…」

絶望「こんな精神強化プログラムを!」
-フライング一発失格の短距離走を走る
-録画したエヴァ破をお茶の間で見てたら風呂上りのアスカが…
-それを乗り越えた先の子供の合唱
-ネット上で自筆の小説を…

藤吉「おぉ、二連」

絶望「休み明けですので」

御坂妹「あと最後はむしろそのネタをこの場で書くことが危険なのでは?とミサカは面白ければ全然アリ、と予防線を貼ります」

244 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/01(木) 21:45:18.30 ID:U32O6oLY0
可符香「すごくいいと思いますよ!精神修行!!」ぐわっ

絶望「また急に現れて! 精神だの話しにはすぐ食いついてきますね!あなたは!!」

可符香「学園都市の能力者は新たなるセフィロトの住人になってポロロッカ星と金星の電波を受け止めるために己の精神を鍛え続けるんです!」

絶望「どこの次元に行くための修行なんですかぁ!?」

一方「う…あァ…ァ」がくがく

絶望「あぁ!電波に当てられてさらに精神が!!」

可符香「さぁ!学園都市式の精神修行を始めましょう!」ぐいっ

一方「ひィっ!た…たすけ」

絶望「一体何をする気なんですかあなたは!」

可符香「ほら!アナタたちも手伝って!」

御坂妹「へ?私…ですか?」

大草「私も?」

245 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/01(木) 21:46:57.93 ID:U32O6oLY0
2825号「まったく、なぜ私たちがこんなセロリごときの為にわざわざこうやって罵ってあげなければいけないのですか?このクズが」(鞭)

一方「てめェ…」

大草28「まぁまぁ、大丈夫ですよ、よしよし」(飴)」

一方「お…おォ…」

17600号「私はずっと経緯を監視してたので、状况はわかってるつもりですが、間近に見ると気持ち悪いデレ方ですね、気持ち悪」(鞭)

一方「く…あァ…」

大草29「そんなこと言わないの!大丈夫ですよ?」(飴)

一方「お…大草さン…」




絶望「なんですか…あれ?」

可符香「ひたすらローテーションで一方通行くんの精神に飴と鞭を与え続けるトレーニング法ですよ、学園都市の科学力が実現させた最新鋭の精神修行です!」

絶望「まぁ、本人がいいなら、それで…」

246 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/01(木) 21:47:35.77 ID:U32O6oLY0
打ち止め「気持ち悪いからもうミサカと洗濯物分けてってミサカはミサカは便乗してみたり」

番外個体「ミサカはいつもやってるから別にいいや☆」

一方「お前らもいんのかよ!!」




247 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/01(木) 21:50:29.56 ID:U32O6oLY0
出席番号。。。  大草麻菜実…主婦女子高生

          【能力名】 多重存在(ドッペルゲンガー)
                もう一人の自身を生み出す能力、
                分身は自立意思を持ちネットワークもある
                ゲッペルドンガーではない

 
 
254 : ◆DdirWW5ZSY[saga]:2011/09/10(土) 23:15:43.68 ID:BdZnsNZq0
まーた遅くなってしまった… だらけすぎだなあ

今回は趣味全開だぜい、というわけで第九話投下します 
255 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/10(土) 23:16:46.50 ID:BdZnsNZq0
きーんこーんかーんこーん

絶望「それでは今日はここまでです、さようなら」






青ピ「カミやーん!今日バイトなくて暇やからナンパしにいこ!」

土御門「今日こそはカミやんのフラグ体質のおこぼれをいただくとするぜよ!」

上条「なんだそりゃ?でもまぁ折角だし、つきあうとするか」

青ピ「っしゃ!まず、カミやんが路地裏とかで不良に絡まれてる美少女を発見!それをボクらが助ける!フラグ屹立! 完璧すぎて自分が怖なってきたで!!」

上条「それナンパっていうのか?」
256 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/10(土) 23:17:38.41 ID:BdZnsNZq0
カラン

土御門「ん?」

上条「!…なぁ、携帯落としたぞ」

???「……」ぱっ

『人助けで善人気取りか?ウニ男が』メルメル

上条「!?…」

???「……」スタスタ


土御門「無言か…内気ロリって感じでなんともいいにゃー」

青ピ「あれは乙組の音無芽留やな、さすがのボクも一度も喋ったところを見たことがないという無口ロリ美少女やで」

土御門「心の中では感謝してるけど恥ずかしくてつい無視してしまってるとかだったら最高だにゃー」

上条「…さ、さぁな(…念話能力…だよな、さっきの…すごい言われようだったけど)」

青ピ「よーし、じゃ 今日はナンパ祭りや!!」

上条「お…おう」

土御門「さぁ!さっきの要領でどんどん困ってる美少女を見つけるんだぜぇ、カミやん!!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~
257 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/10(土) 23:18:50.36 ID:BdZnsNZq0
~~~~~~~~~~~~~~~~~



土御門「いやぁ、なんというか」

青ピ「ぜんぜんやったねぇ…」


上条「世の中そんな上手くいかないって、しかも不幸な俺までいるんだしな」

青ピ「ええかげんにせえや!!このダメフラグ男!!なんでこんな時だけフラグ体質お休みやねん!!」

土御門「青ピのフラグブレイカーで中和されたんじゃないかにゃー?」

上条「そもそもそんな簡単に女の子が…ん? あれって」

土御門「んん? ありゃ、さっきの音無だな」

青ピ「まさかまさかまさか!! 最後に神、いや上が微笑んだんか!?」

上条「あ?どういうことだ?」

青ピ「アホやなぁ!この展開から察するに…十中八九…不良に絡まれるで…!あの娘」

土御門「ほぉ、鋭い詠みだにゃー」

青ピ「悪いけどこのフラグ…ボクの獲物やで…義妹のいるつっちーとフラグ野郎はそこで見学しとき…!」

上条「だれがフラグ野郎だ」
258 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/10(土) 23:19:30.13 ID:BdZnsNZq0
土御門「ん!? おいおい!本当に絡まれてるぞ!あれ!」

上条「なんだって!?ご都合主義じゃないか!?」

青ピ「だから言ったはずや!ボクにはフラグが視えると!! そのフラグ!もらうで!!」

上条「あっ!相手は3人以上いる時は…ってあの馬鹿!」


ウオオオオオオオオ



上条「おー行った行った」

土御門「殴りかかる…が、返り討ちだにゃー、予想通り」

上条「大丈夫かな…?」

土御門「青ピがか? おっ、蹴られてる」

上条「いや、音無が」

土御門「大丈夫だろ、あの馬鹿は気づいてなかったみたいだが、音無も乙組とはいえ超能力者だぜ?」

上条「…ん (でもなんか違和感が…! そうだ!)」

上条「大丈夫じゃねぇ!アイツの能力は多分念話能力(テレパス)だから戦闘向きじゃないんだよ!」

土御門「マジか!?」
259 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/10(土) 23:21:25.38 ID:BdZnsNZq0
可符香「芽留ちゃーん!いたいた!何処行ってたの?」

上条「!、あれ?風浦に…木津と日塔か」

土御門「一緒だったのかにゃー?」

奈美「うん、今日は芽留ちゃんとブラを買いに」

芽留『何バラしてんだ!!コロすぞ!!没個性が!!』メルメル


食蜂「あぁ、もう!いいからさっさと勝負なさぁい!」

千里「誰?この娘?」

奈美「なんか宿命のライバルみたいでいい感じだけど」

芽留『この無駄乳DQN女が勝手に絡んできてるだけだ』メルメル

食蜂「だれが無駄父DQN女よ!!」

芽留『実験で一回叩きのめしてやったらそれ以来付きまとわれて迷惑してんだ、通報すんぞ無駄乳』メルメル

土御門「ま…マジでか!?(常盤台の二人目のレベル5といえば心理掌握…それを倒すということは、それ以上の精神感応系能力者か!?)」

食蜂「私は認めてないわぁ、序列なんか興味は無いけど…たかが『念話能力』(テレパス)に負けるだなんて、私のプライドが認めない!!」

芽留『漫画の読みすぎだろ、厨二病乙、プッ』メルメル

食蜂「な…なんですってぇええええ!!!」キー



260 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/10(土) 23:22:37.53 ID:BdZnsNZq0



不良A「てめぇら…さっきから無視してんじゃねーぞ!!」

不良B「台本形式で普通に無視されると消えたと勘違いされるじゃねーか!!やっちまえ!」

不良C「な…何言ってんのかはわかんねぇけど…お…おらっぁあああああ!」


食蜂「…勝負の邪魔するだなんて、躾が成ってないわねぇ」

食蜂「…『止まりなさい』」

不良ABC「「「ぐっ!」」」」

食蜂「まさかとは思うけどぉ、こんなの相手にこの人達に助けに入られたのかしらぁ?」

芽留『はぁ?調子乗るなよこの無駄乳女が、こいつらが勝手に助けに来ただけだろうが』メルメル

食蜂「へぇ、じゃぁ…」にやぁ


食蜂「行きなさい」

不良A「うああ…!」

不良B「がぁ…ああ!!」

不良C「死ねぇ!うおおおお」


上条「なっ!音無!」

芽留『うっせぇ偽善ウニ、てめぇにも食らわせんぞハゲ』メルメル

不良A「!!…あ、頭に直に…!」メルメルメルメルメルメルメルメルメルメルメルメルメル

不良B「う うあぁあ!!凄い量の暴言…がっ!」メルメルメルメルメルメルメルメルメルメルメルメルメル

不良C「ぐああぁぁ、や  止めてくれ…ぇ!!」メルメルメルメルメルメルメルメルメルメルメルメルメル

芽留『さっさと失せろ、ハゲ』メルメル

土御門「なるほど…(単純な念話能力でも突き詰めれば強力な武器になるものか…)」
261 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/10(土) 23:23:50.89 ID:BdZnsNZq0
上条「や…やっぱレベル5って凄いんだよな…なんか最近色々あって忘れてたけど」

千里「それにしてもきっちりABCの順番で喋る不良だったわね、素質アリだわ。」

食蜂「まぁ、そのくらいは当然よねぇ、さぁ勝負よぉ、お友達の超能力者と一緒にでも私は一向に構わないけどね☆」

上条「ま、待て!一回負けてるからって落ち着けよ、君も!街中だぞ!」

芽留『一回じゃねーよ、オレが何回この無駄乳返り討ちにしてると思ってんだウニボンバーが』メルメル

食蜂「ぐ、むぅぅ、 そういうことよぉ!このまま引き下がっていれるもんですか!」

上条「(ビリビリみたいなもんか)…音無、俺分かるよその気持ち、大変だよな」

芽留『勝手に分かった気になってんじゃねーぞ、クソウニボムが、黙ってろ』メルメル

食蜂「そうよ、黙ってなさい、それとも何?アナタもレベル5なの?まぁ、そんな訳無いと思うけどぉ」

上条「だはは…」

奈美「なんだかんだで仲良さそうだね」

土御門「そうだにゃー」
262 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/10(土) 23:24:51.24 ID:BdZnsNZq0
可符香「そうですよ!こんなに息の合った二人が敵同士なわけありません!」

千里「確かに今回はそうかしらね、正確にいうと好敵手って感じかしら。」


芽留『オレは完全に付きまとわれてるだけだろうが!フザケンナ!!』メルメル

食蜂「わ、私は!殺す気で挑んでるのよぉ!それをこの女はいちいち興味なさ気に…!」

可符香「いいえ…二人の心の通い方はもはや好敵手より」



可符香「恋! これが恋だよ!芽留ちゃん!!」



芽留『は…?( ゚д゚)ポカーン』メルメル

食蜂「な…な!な!何をぉお言ってるのよぉ!!///」ぶんばぶんば

土御門「いいもんですなぁ」ニヤニヤ

青ピ「ふぅ…」
263 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/10(土) 23:26:20.58 ID:BdZnsNZq0

食蜂「今言ったでしょぉ!私は殺す気で勝負を挑んでるのよぉ!!馬鹿にしてるの!?」

可符香「ふふ、照れなくていいですよ、ここは十年以上科学の発達した学園都市…」

可符香「愛情表現の手段も十年先を行っているに違いありません!!」

食蜂「な!?」

可符香「十年先のツンデレでは命のやり取りが基本です!日本刀とチェーンソウで愛を表現するのです!」

食蜂「どんなツンデレよぉ!!あるわけ無いじゃない!そんなこと!!」

可符香「そんなことありませんよ、現に、ほら」

食蜂「え?」



御坂「あんたはまた大量の女を侍らせてにやついてぇええ!!」ビリビリビリ

上条「ぬあぁああ!!あっぶねぇ!!死んだらどうする!!」

御坂「うるさいうるさいうるさーい!!」バチバチバチ



可符香「あれこそが学園都市のツンデレのスタンダートです!!」

食蜂「御坂さん…一般人、しかも好きな人にあんな量の電気を…」ひき~
264 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/10(土) 23:27:17.34 ID:BdZnsNZq0
千里「確かに、技術の発展と共に様々な民衆の欲求も増える…愛情も表現方法が過激になるのが必然!!」ぐわぁ

食蜂「ひっ!」

芽留『や…ヤバイ』メルメル


千里「さぁ!!あなた達ももっと過激な愛情表現で民衆を満足させるのよ!!」
-愛しすぎて裏工作
-愛しすぎて刃傷
-愛しすぎて心中
-愛ゆえにピラミッド建設

食蜂「ひぃい、た…助けてぇ!」

芽留『バカ!さっさと逃げるぞ!!』メルメル
265 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/10(土) 23:28:07.90 ID:BdZnsNZq0
可符香「それなら最新式のこんな愛情表現を!」
-愛ゆえに吸血鬼化させようと
-愛ゆえに人間の皮で変装して見守る
-愛ゆえにロシアに逃避行
-サイボーグ化してそれを追う


芽留『うあああああ!』メルメル

食蜂「ひいいいいい」ダッ

学園都市の抱える闇の前に…自分の無力さを思い知った…食蜂操祈であった



~~~~~~~~~~~~~~~~~

御坂「毎日電磁波の途切れを感知して待ち伏せしてるけどこれも愛ですか!?」

可符香「少しでも一緒にいたいという愛の表れです!」

御坂「当麻を狙ってる妹にそれとなく圧力をかけてるけどこれも愛なんですか!?」

可符香「やきもちを焼いてしまう乙女な愛情の表れです!」

御坂「実はこっそり当麻の髪の毛採集してるけどこれも…」

可符香「もちろん愛です!」

御坂「盗聴も…」

可符香「愛ですよ!」

御坂「盗撮…」

可符香「愛で…」

御坂「侵…」

可符香「愛…」

266 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/10(土) 23:29:08.24 ID:BdZnsNZq0
食蜂「はぁ、はぁ」

芽留『大丈夫か?…あの過激派どもめ…』メルメル

食蜂「…ふん!今日の所は感謝しといてあげるわぁ…」


食蜂「でも次合った時は…時は~…」

食蜂「決着だけでも付けるんだから!」


芽留『結局ツンデレオチかよ』メルメル

267 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/09/10(土) 23:32:55.11 ID:BdZnsNZq0
出席番号。。。  音無芽留…毒舌メール少女

          【能力名】 念話能力(テレパス)
                電波で脳に干渉して言語中枢に直接
                話を伝達する、高出力に任せて精神を
                攻撃することも可能、メール少女じゃn 
313 : ◆DdirWW5ZSY[saga]:2011/10/11(火) 00:05:52.48 ID:f2oSG3w80
最初で最後のシリアス回? お待たせしました 
314 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:07:08.70 ID:f2oSG3w80
「ここ…は…」

たしか俺は第一位…あの一方通行に負けてあのまま…

「死んだ…のか、いや、でも俺は、生きてるよな…どういうことだ…?」



「お目覚めかしら?“未現物質”」

「! てめぇ…研究者か…、答えろ、俺は今までどうなってた、そんで今どうなっ
てるんだよ」

「君は一度あの一方通行によって瀕死…いや実質的に殺されたのよ」

「!!、…まぁタダで済んでたとは思えねぇな、確かに、 だが今はこうやって
五体満足でいるわけだが」

「欠損した部位は全て遺伝子工学によって新たに作り出したもので補ってるわ、
といっても身体中ぐちゃぐちゃな状態だったから殆どの臓器は新品で、あとは
“遺伝情報が同じならくっつけるのは楽勝だね?” …だそうよ 」

「…さしずめ改造人間ってとこか? はっ」

「…」
315 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:08:18.57 ID:f2oSG3w80
「?…で、そろそろ本題に入ろうぜ、今度は何をしろってんだ? そんなぐちゃぐ
ちゃの半死人を生き返らせてよぉ」

「用…ねぇ…」

「……」ゴクリ



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ひゅうー

垣根「はぁ…なんでこんなことに…!くそっジュース買う金すらねぇし!」
316 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:09:05.17 ID:f2oSG3w80

『特に無いです』

垣根『え』

『これ大量の再生臓器の定着実験だから、生存に問題が無いなら結果は成功、 で
、君自身に特に用は無いのよ』

垣根『なにそれこわい』





垣根「本当に何も無いとは…検査されてすぐほっぽり出されたし」


垣根「だが…妙だな… 普通に…」バサッ

垣根「能力は使えるんだよな、こうなると学園都市に七人しか居ないレベル5の第
二位をなんでこう簡単に…」ぶつぶつ

垣根「(ただ捨てられたってわけがねぇ…何があるとしても、近いうちに接触して
くるはず…

どんっ
317 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:11:17.99 ID:f2oSG3w80
垣根「! わり「す…すいませんでした!!

「私が不注意だったせいでぶつかってしまって!本当にすいません!」

垣根「…いや、まぁ俺も前見てなかったしな、おあいこだ」

「いいえ!私が全面的に悪いんです!しかも余計な気を使わせてしまって!!な
んてお詫びすれば…」

垣根「(なんつーか…ここまで謝られるとこっちが悪い気がする…) …!、そうだ
、今日って…何年の何月何日か教えてくんねぇか?」

「は、はい、携帯で…」パカッ

垣根「(!くそ、思ってたより長い間眠ってたみたいだな、俺は…) おう、あん
がとな、お前、名前は?」

加賀「あっ、…え、と、加賀…愛です、すぐ忘れていただいて結構ですから!」

垣根「(なんつぅ腰の低い…) おっけい、憶えとくわー… おい、袖破れてんぞ
、今のでか?だったら弁償……あぁ!俺、今金ねぇんだった!」

「そんな!私が不注意だったのが悪いのに!それに大丈夫です、お金なら超能力
者(レベル5)の奨学金で私なんかには勿体無いほどいただいてますから!」







垣根「あ?…おい、今なんつった?」
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2011/10/11(火) 00:12:33.40 ID:F4qupi2ho
おっ、きてた
レベル5沢山いるから
元第二位さんはいらんのか
319 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:12:42.33 ID:f2oSG3w80
加賀「す、すいません!!自慢のようになってしまって不快感を与えてし「そういう
ことじゃねーよ!

垣根「(レベル5!?この女がか?ぱっと見嘘には見えねぇ、つぅかそんな嘘を初
対面の男につくメリットもねぇ、しかし超能力者全員のツラくらいは把握してる
がこんな奴…待て待て、居るじゃねぇか一人だけ情報が特定出来てない奴が……
ってことはこいつが……第六位かっ!!)」※この間0.5秒



垣根「ハッ、そういうことかよ…何企んでんのかは知らねぇが、さすがに接触の
方法がお粗末過ぎやしねぇか?おい」

加賀「えぇ!?す、すいません私の理解力が足りないばかりに何のことを言ってるの
かがいまいち…」

垣根「下手くそな演技はもう十分だ、さっさと用件を言ったらどうだ?仕事か?
それとも俺を殺るつもりか?」
320 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:13:41.05 ID:f2oSG3w80
加賀「そ…そんな!!きっと私の何らかの言動がそんな誤解を!すいません本当に誤
解なんです!!」

垣根「しつけぇぞ、さっきからワザとらしくよ、どういうつもりかしらねぇが、
これだけは言っとくぞ、俺に敵対しようってんなら容赦はしねぇ、第六位如きが
超能力者第二位、垣根提督に指一本でも触れられると思うなよ」


加賀「……あの、お一つお聞きして宜しいでしょうか?…」

垣根「あ?」

加賀「第…二位…なんですか?」

垣根「知らねぇのか?ターゲットの情報すら知らされてねぇのかよ」

加賀「え…でも今の第二位って…あの一方通行さん…ですよね?」

垣根「…………え?」
321 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:16:43.09 ID:f2oSG3w80
加賀「新しく第一位になった方がいるそうで…」

垣根「くだらねぇ嘘を…」

加賀「一応ご本人が言ってたんですけど…すいませんすいません!!」

垣根「(あぁ!?どういう事だ!?まさか俺が眠ってる間に新しい超能力者が…)


加賀「あと第三位は私のクラスの木津さんという方ですし…それでも皆さんすごい能
力で私なんかには足下にもおy「ちょっ…ちょっと待て!!

垣根「まず、まずオマエ!お前第何位だ!」

加賀「えぇと、確か…40位くらいだった…かなぁ…と」

垣根「40!?はぁ!?な…なんだそりゃあ!!」

「す、すいません!また自慢のような事を!能力が使い勝手が悪くて!」

垣根「え!?何!?30!?う…ああああああああ!!!」ヴァサー

加賀「あぁ!!と、飛んでいって!? と…取り合えず謝らなくては!」


322 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:18:53.83 ID:f2oSG3w80

垣根「(なんだなんですかこりゃあああああ!!俺が眠ってる間に何がどうなって
んだよぉぉぉぉお!!)」


垣根「はぁはぁ…っはぁ! なんなんだよ、わけわかんねぇし…いきなり死んで
たとか生き返ったとか、暗部から捨てられたとか、超能力者……」





垣根「超能力者が……ふっ、ひっひっひ、待て待て…んなわけねーだろぉ!!」

垣根「起こりえねぇって…精神的に弱ってた時にたまたま電波女に捕まっちまっ
ただけだろ…くっそ、冷静に考えると相当だせぇな、俺」

垣根「ただ一方通行が第二位ってのだけはマジだったらよかったのにな、ブチギ
レてるところがありありと想像出来る…プフッ」

垣根「んで殴り込みをかけるも新第一位にボロカスにやられて廃人コースっと、
まぁ、んな馬鹿なことが実際にあってたまるものか…と、お?」
323 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:19:47.87 ID:f2oSG3w80
打ち止め「ほら早く早く~ってミサカはミサカは急かしてみたり」

垣根「(うおっ!!あれは…!あの時の!! 隠れねぇと…つぅか待てよ、つまり
アレの近くには奴が…!)」


一方「す…すいませェん打ち止めさん、だから怒らないで…」

打ち止め「ご、ごめん!怒ってるわけじゃないの!ミサカはあなたのこと怒った
りしないから…ね?」

一方「う…うゥ」

垣根「(………ナニアレ?)」
324 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:22:26.95 ID:f2oSG3w80
垣根「( 一方通行さん…ですよね?件の、第一位の、なんか眼が死んでるんだけ
ど、いや、元々活き活きした眼ではなかったけどなんていうかベクトルが違うじ
ゃん、いやギャグとかじゃなくて」

一方通行「あ…垣根さンじゃないですか…」

垣根「(しまった!後半思いっきり口に出てた!!)」

一方通行「そういえばボク、垣根さンにも酷いことしてしまって…本当に生きて
る価値ないですよね、ころしt「わー!わー!ってミサカは必死に誤魔化してみた
り!!

垣根「なんなんだ…こりゃあ…」


垣根「なんだってんだよぉおおおおおおお!!!」バッサー

打ち止め「あぁ!飛んでっちゃった…」

加賀「一足…ハァハァ…遅かった…ハァハァ…ですね、ハァ」
325 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:23:44.05 ID:f2oSG3w80
垣根「うわぁぁあああああ!!」バサバサ

御坂「はぁ…はぁ当麻の飲んだジュース…うっ」

黒子「お姉さま…お願いですからゴミ箱を漁るのだけは…うぅっ」

垣根「ああああああああああああああああああああ!!」


麦野「あっ絹旗に…浜面かよ…」

浜面「うおっ!」 絹旗「うわっ、て麦野でしたか…」

麦野「人の面見るなりそのリアクションたぁいい度胸してんじゃねぇか…あぁ?
はぁぁぁまづらぁぁぁぁぁああ!!!」

浜面「なんで俺だけ!?絹旗も驚いてただろうがぁあああ!!」

絹旗「( 見た目が云々というよりオーラが…流石超スーパー麦野です…)」

垣根「ひぃいいいいいいいいいいいいいいいいい」


食蜂「こんなのだったら音無さん似合うんじゃないかしらぁ?あ、ごめんなさ~
い、ちょっと大きすぎたかしらぁ?胸とかが、私基準で考えちゃった☆」

芽留『テメェマジあとでシメルからな』めるめる

食蜂「ぷっ…ふふ、まさか…メルだけにぃ?あははははは☆」

芽留『!!…こんの!!」めるめる///

食蜂「いやー☆」

垣根「ぬわああああああああああああああああああ」


326 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:25:11.31 ID:f2oSG3w80

~~~~~~~~~~~~~~~~~



垣根「……」

「どうしたのですか…浮かない顔をして」

垣根「…なんだよ、今度は何がどうなってんだよ…おい…おい!」

「まぁ落ち着いて、こう見えて私教師ですから、学生さんの悩みを聴くのも…仕
事の内…ですよ」


垣根「……」

垣根「物心着いたくらいから、ずっと学園都市(ここ)で暮らしてきた…研究室ば
っかりだったけどよ、たまに外に出してもらったりもしたんだ」

垣根「この街の事なら大体は知ってる、表向きも…その裏も」

垣根「それが一発死んで、生き返ったらこのザマだ、宿敵だと思ってた奴は眼が
死んでた、ただの中坊だと思ってたら変態、いや、ド変態だった、 年増がサイボ
ーグになって、性悪がリア充になってた」

垣根「そして、俺は…唯一の居場所すら失った…」
327 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:27:10.01 ID:f2oSG3w80
「男子三日会わざれば刮目して見よ…」


絶望「どうして男子のみに言えましょうか!?」

絶望「むしろ昨今の高速化社会!三日も放って置いたら大抵のものはロクな状態
に成りません!!!」
-SNSを三日放置してると軽くハブられる
-ネトゲの3時間放置したらレアモンスターが…
-Fxを3分放置したら…

絶望「そして!! かくいう私も81レスぶりの!!そう!81レスぶりの登場ですよ!?


絶望「仮にも私主人公ですよ!?」

可符香「気まぐれに一話でなかっただけでこうなるとは思ってませんでしよね」

絶望「あな恐ろしやスレの放置!! 絶望した!放置を認めない社会に絶望した!
!」

あびる「さすがにそこは絶望しちゃダメでしょう、自己責任だし」

奈実「しかも地味に待っててくれた読者に喧嘩売ってるよね」
328 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:31:30.94 ID:f2oSG3w80
絶望「いえ!?そこには感謝しきれないほど感謝していますよ!?」

倫「さすがお兄さま、期待を裏切らないチキンぶり!」

絶望「というより何故居るのですか!?あなた達は!!」

倫「それは勿論」

あびる「久し振りだから」

奈実「ここで出ないと…ねぇ?」

藤吉「ちなみに私もいますよ」

まとい「もちろん私も」

カエレ「しかし考えうる最悪の相手に悩みを相談したものね」

絶望「ちょっと!!一気に現れないでください!! ていうかどういう意味ですか
!!」

藤吉「悩み相談で自分が絶望してればそりゃ」

絶望「そこは仕方ありません、私が絶望するのに至ってはもはや194レスぶりですか
ら」

可符香「その時もちゃんと絶望しきれてなかったですよ」

あびる「ていうか先生殆ど絶望してないよね、このSSじゃ」
329 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:32:48.18 ID:f2oSG3w80
奈実「で、結局このホスト風の人は誰なんですか?」

倫「この者は垣根帝督、元第二位の超能力者だ、と言っても現在は…確か第五位
だったがな」

垣根「!…おい、お前…色々と知ってるみたいだな、説明しろ、この数ヶ月の間
に学園都市に何があったのか」

あびる「喋ったー」

絶望「こら」

倫「なんのことは無い、数週間前だ」

倫「学園都市に外部から1クラスごと転校生が来た、簡単に開発を受け、身体検
査を受けた結果」

倫「全員が超能力者、レベル5だと認定された、超能力者の数は一気に四十名弱に
なり、超能力者のレアリティは激減したというわけだ」
330 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:33:34.92 ID:f2oSG3w80
倫「おそらくお前は元々の研究が継続困難だとみなされた結果、放棄されたのだ
ろう、なにせ我が糸色AIM研究センターによって学園都市の研究市場は牛耳られて
いる、その煽りを受けたか」

垣根「この俺が第五位だと?」

倫「あぁ、第一位は私も知らないが、第二位が一方通行、第三位が新しい超能力
者の木津千里、第四位が同じく新しい超能力者の」



倫「加賀愛だな」




垣根「……くだらねぇ」

倫「信じないか、まぁいいがな」


藤吉「行っちゃった…」

あびる「ていうかこれで出番終わり?」

奈実「えー!?」
331 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:35:26.03 ID:f2oSG3w80

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


大草「え~っと…こっちよ、多分」

加賀「はい、すいません、皆さんにお手数をおかけして!」

大草「いいのよ、皆私だし」

加賀「すいませんありがとうございました!」




加賀「はぁはぁ…すいません!!」

垣根「!…お前か」

加賀「まだ…はぁ、謝れて、はぁはぁっ、なかったので」

垣根「…実際、俺の事なんかどうでもよかったわけだな、むしろ馬鹿にしてんの
か?第四位さんよ」



加賀「!……すいません、でも、私には実際私なんかには勿体無い立場ですから…」
332 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:36:27.28 ID:f2oSG3w80
加賀「そして、ずっと貴方に申し訳なかったんです、垣根さん、私のせいで…」

垣根「知ってたのかよ」

加賀「いえ、あの…先生や皆さんと話していた内容を、友達に教えていただいた
んです」

垣根「…同情してましたってか、自分のせいで俺が第五位に落ちてよ」

加賀「そんな…あの…その…」

垣根「………俺が第五位なのは自分より俺がお前より劣ってるせいですってか」

垣根「くだらねぇ…」



垣根「くだらねぇこと気にしてんじゃねぇぞ、お前も、俺も」

加賀「!…」
333 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:40:38.24 ID:f2oSG3w80
垣根「いつまでもココに留まってられると思ってたんだ」



垣根「実際、俺の時間は止まってたわけだしな、だがそうもいかねぇらしい」



垣根「四十人以上だぞ?なんだそりゃ…ひっひっひ、昨日まで第一位の座を狙っ
て殺し合いだったってのによ…」


垣根「ギャグ漫画かっつぅの、だから、まぁ」



垣根「お前も気にすんなや」


加賀「垣根さん…」


垣根「なんか悪かったな、本当のこと言ってたのに」

加賀「いえ!?そんな…私が悪いんです!私の配慮が足りなかったから!」

垣根「…本当お前…なんつーか…加害妄想?」

加賀「…すいません」
334 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:42:41.79 ID:f2oSG3w80

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






垣根「で、 結局お前の能力って何なの?」

加賀「あ、え~っとですね、なにやら凄い能力で、前は学園都市に一人しか居なかったそうなんですが」

垣根「ほう」

加賀「『未現物質』(ダークマター)っていって、この世に
無い物質を生み出して操れる能力なんだそうです」

垣根「」

加賀「なんでも生成量も多いし、何より羽根が出ない…?だそうです、よく分か
らないんですけど」



垣根「お前のせいかよ!!」
335 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:44:13.60 ID:f2oSG3w80

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


アレイスター「食蜂操祈ときて、垣根帝督か」

アレイスター「さぁ、十一話では誰が出てくるんだ?…風浦可符香」

アレイスター「結果としてプランが省略されるなら、この街の全ての能力者は、君のモノだからね」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
336 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:45:17.66 ID:f2oSG3w80
絶望「と、いうことで、 転校生の垣根帝督君です」

垣根「えー、ふつうの垣根に帝王のてい、提督のとくで垣根帝督とよみますレベ
ル5第五位です、よろしくお願いしまーす」

青ピ「男かい!!ガッカリや!が!っ!か!り!!」

垣根「んだごらぁあああ!!!、やんのかぁあああ!!!!」

青ピ「上等やぁああああああ!!!」

土御門「」ダラダラ

上条「?」

吹寄「また馬鹿が増えたわ…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

小萌「転校生の一方通行くんなのですよー、皆さん仲良くして上げるんですよ~
?」

一方通行「あの…その…よろしくお願いしますゥ…」

大草「あ、一方通行くん!」

ことのん『ヤバい!超イケメン転校生と恋の予感なのだ~?』カタカタ

臼井「また僕の影が薄く…」




姫神「え、私これだけ?……死のう」

337 ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:50:11.22 ID:f2oSG3w80
出席番号。。。加賀愛…加害妄想少女

出席番号。。。垣根帝督…元第二位、現第五位

       【能力名】未元物質(ダークマター)
            言わずもがな、存在しない物質を生み出し操る能力
            加賀愛の強化型未元物質が認知されたことにより
            垣根帝督の商品価値が低下、結果として事実上の放棄となった 
338 ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 00:54:07.67 ID:f2oSG3w80
と、いうわけで第十話、またの名を最終回を終わります、 長いこと放置してしま
ってすいませんでした、しかし…実は全てワザとでしたすいません!この放置ネタからのシメという第十話を書くためでした、ご心配をおかけしてすいません、

しかしまぁ長らくおつk

千里「オイ、何綺麗に終わらせようとしてる。」

え?

千里「結局放り投げてるだけダロウガ。」

マリア「ハゲが出て何でマリアでなかったカ?忘れてたんダロ?」

千里「しかも大事なオチの>>334で漢字間違えてるぞ、未元物質デショウガ。」


ごめんなさい

千里「絶対に許さ……ぬ。」 
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/10/11(火) 01:03:11.24 ID:RjMJs47g0
ってこれ最終回かいなw
どうせなら一位の話も書いて欲しかったですぜ 
343 : ◆DdirWW5ZSY[sagasage]:2011/10/11(火) 01:04:40.72 ID:f2oSG3w80
改めてお疲れ様でした、 結論から言うとワザと放置したというのは嘘です、後付けです、マジ放置です、放置して御免なさい 本当に御免なさい、皆さんのレス本編に関係あるレスも無いレスも?嬉しかったです

ここから色々補完、カエレちゃんは実はずっと出てました、SSだからわかんないかなぁ?後ろでずっとパンチラしてましたよ、能力は勿論風力操作です、

最終回なのに…上条さんの活躍を期待していた方、すいません、まさかの垣根、愛ちゃんメインでした

そして結局レベル5でソギーだけ出せなかったなぁ、ネタの宝庫なのに何故書かなかった、俺

放置の理由は純然たるネタギレでしたがね、本当は最終回は交を誘拐したあわきんとみんなで戦う話でした、あわきん逃げてー


という訳で

霧「ここまで読んでいただいた方」 交「ありがとうございましたー」



こいつらだけはガチ忘れ


350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/10/12(水) 08:49:17.60 ID:poKCBpBIO
携帯からですが>>1です

皆さんのレス、非常にありがたいです、 しかし少なくともこのスレはここで終わらせときます、ネタが溜まればニ期建てるかもしれませんが、あまり期待し過ぎずにお願いします

残ってそうなのは、削板さんとか魔術編とかか…? あと新訳は全然読んでません、ネタになりそうな展開があればいいんだが、
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/10/13(木) 00:16:01.81 ID:y33W1erIO
二期ではない俗であろーが
ともあれ期待です


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