- ※未完作品
- 1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/16(木) 00:53:30.44 ID:tlOVKqQAO
- キャッ○カフェ(学園都市支店)――。
美琴「それでは、佐天さんの能力者デビューを祝って…」
黒子・初春「かんぱーい!」カチャン
佐天「いやぁ、どうもどうも」エヘヘ
美琴「今日はあたしのおごりだから好きなもの頼んで良いわよ」
佐天「いいんですか、御坂さん?」
美琴「いいのいいの、今日はお祝いだもの」
佐天「ありがとうございます!」
初春「じゃあ私はこの一番大きいパフェが食べたいです!」フンス
黒子「初春、そんな大きいの食べ切れますの?」
初春「4人いれば大丈夫ですよ。店員さーん、アンビリーバブル一つ」
店員「はい、喜んで!」 - 2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/16(木) 00:55:27.07 ID:tlOVKqQAO
- 黒子「私、別のものがいいですの、私はコレをお願いします」
佐天「じゃあ私はこっちのが食べたいかなー」
店員「はい、喜んで!」
初春「えっ!?」
美琴「あたしはコレをお願いします」
店員「はい、喜んで!」
美琴「言っとくけど残すのはなしね、人の驕りだからって食べられないもの頼んじゃいけません」
初春「」 - 3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/16(木) 01:03:18.32 ID:tlOVKqQAO
- ――――――――
美琴「そういえば、システムスキャンで能力の発現が認められたってのは聞いたけど」
佐天「はい?」
美琴「どんな能力で強度はいくつか聞いてなかったわよね」ワクワク
黒子「そうでしたわね。佐天さんはどんな超能力を手に入れたんですの?」
佐天「えっと、それがそのー。人に言うのはちょっと恥ずかしいって言うか…」
美琴「は、恥ずかしい能力なの!?///」ドキドキ
佐天「いや、そういう意味じゃなくて」
黒子「お姉さまを裸にする能力ですの!?」
佐天「言ってませんよ、そんなこと!」
初春「食べても食べても減りません…」パクパク、シクシク - 4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/16(木) 01:05:51.67 ID:tlOVKqQAO
- 黒子ゲ「」プスプス
佐天「言ってもいいですけど…、笑いませんか?」
美琴「笑わないわよ。ゲコ太に誓って約束するわ」
佐天「珍しい能力らしくて強度はまだわからないんですが」
美琴「うんうん!」
佐天「おもちゃの…」
黒子「ですのですの!」
佐天「真の力を引き出す、能力だそうです」
美琴・黒子「はい?」
初春「あぁ…コーンフレークがとってもおいしいです…」バリバリ、メソメソ - 5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/16(木) 01:08:07.65 ID:tlOVKqQAO
- 美琴「イメージできないんだけど、具体的にはどういうことができるの? その能力」
佐天「…さぁ?」
黒子「『さぁ?』って、ご自分でもよくわかってないんですの?」
佐天「はい、係りの人にそういう能力だって伝えられただけで…」
佐天「能力自体は珍しいから登録上の強度は2になってます」
初春「わ、私より上じゃないですか?!」
黒子「初春は冷たいアイスを能力で保温しながら食べる作業に戻るですの」
初春「はい…」モグパクシクメソバリ
初春「えぐえぐ…」 - 6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/16(木) 01:17:31.84 ID:tlOVKqQAO
- 佐天「それでですね、能力を詳しく調べるとかで今度能力者と勝負させられるらしいんです」
美琴「勝負って?」
佐天「今私の強度が2なので、強度が3の人と戦わされるんだそうです」
佐天「ルールは聞いてませんけど、とりあえず5人に勝てば私の強度が3という扱いになります」
黒子「ふむふむ」
佐天「で、もし強度が3になったら次は強度が4の人と戦わされるんだそうです」
美琴「それで5人に勝てば強度が4になると…」
美琴「なんか面白そうね、それ」
初春「やったぁ、あと半分だぁ…」ウツロナメ - 7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/16(木) 01:18:50.24 ID:tlOVKqQAO
- 黒子「もし、負けたらどうなるんですの?」
佐天「何もないですよ。好きなだけ挑戦していいらしいです」
美琴「へー。ならやる気さえあればどこまででもいけそうね、それ」
美琴「もし強度が4になったら次は強度5、あたしと勝負するかもしれないのね」
佐天「いやいやいや、いくらなんでもそれはないですよ」
佐天「おもちゃの真の力を引き出す能力とわけわかんない力じゃ強度3にもなれるかどうか」
黒子「そうですの。だいたいお姉さまの前に私が控えているのを忘れてもらっては困りますの!」
初春「……」シャリシャリ
初春「……」パクパク - 8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/16(木) 01:20:14.43 ID:tlOVKqQAO
- ―――
――
―
黒子「お姉さま、そろそろ寮の門限ですの」
美琴「もうそんな時間? 楽しい時間って過ぎるのが早いわよねー」
美琴「ごめんね二人とも、会計は済ませておくから二人はゆっくりしていってね」
佐天「はい、ごちそうさまでした」
初春「ご、ごちそうさ」
佐天「初春はまだ食べ終わってないでしょ。ハイもう一口いってみよー」
美琴「それじゃ」フリフリ
黒子「またですの」フリフリ
佐天「はーい」フリフリ
初春「」フラフラ - 9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/16(木) 01:26:00.02 ID:tlOVKqQAO
- 佐天「えへへ、ついに私も能力者かぁ」
佐天「なんだかんだ言っても、自分に能力があるってわかると嬉しいな」シンミリ
佐天「まぁ、自分でもよくわかってない能力だけどさ」テヘ
初春「佐天さん、少し手伝っ」
佐天「今日の私はすごく気分がいいから、初春のことずっと見ててあげるね」ニコ
佐天「閉店時間までだって付き合っちゃうよ!」ニコニコ
初春「……」パクパク
佐天「あと三分の一、頑張ろー」オー!
初春「……」モグモグ - 16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/17(金) 23:00:40.51 ID:GexIXCUAO
- 数日後――。
佐天「というわけで、実験当日です」
佐天「最初の対戦相手を求めて私は操車場にいるのだった」
美琴「そして」
黒子「私たちは」
初春「その応援です」
御坂妹「状況説明乙、とミサカは率直な意見を述べます」
佐天「えっ?」
美琴「はぁっ!?」
黒子「お姉さまが二人も!?」
初春「」ポカーン - 17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/17(金) 23:02:04.89 ID:GexIXCUAO
- 御坂妹「佐天涙子さんですね?」
御坂妹「ミサカが最初の対戦相手です、とミサカは自身を指差します」
美琴「ちょっ、タンマタンマ! なんであんたがここにいるのよ!」
美琴「あたしの友だち、みんな目を白黒させてるじゃない!?」
御坂妹「言ってみればバイトです」
御坂妹「というか、お姉さまに友だちがいたことに驚きを隠せません、
とMNWに『お姉さまに友だちがいた!!』というタイトルのスレを立てながら驚愕
して見せます」
美琴「あんたぶん殴られたいの?」ビリビリ - 18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/17(金) 23:02:56.41 ID:GexIXCUAO
- 佐天「あの、御坂さん……、その人は一体?」
美琴「へ? え、えっと、そのー…ふ、双子の妹よ!」
黒子「お姉さまに妹さまがいらっしゃったとは初耳ですの」
初春「そうなんですか? 常盤台の制服を着てるから白井さんは知ってるものかと」
美琴「もう! あんたはまた人の制服勝手に着て!」
御坂妹「必死すぎわろすwwwwとミサカは」
美琴「(話合わせないとあんたのペンダントでレールガン撃つわよ?)ゴニョゴニョ」
御坂妹「ごめんなさいお姉さま、ミサカはお姉さまと違って落ちこぼれだから常盤台
に憧れててー」棒読み - 19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/17(金) 23:04:17.66 ID:GexIXCUAO
- 佐天「そういえば私の対戦相手ってことは、妹さんはレベル3なんですか?」
御坂妹「お姉さまはミサカと違って努力家ですからその差でしょう。とミサカは適当に返答しておきます」
佐天「は、はぁ…」
御坂妹「とにもかくにも実験を開始しましょう」
御坂妹「佐天さん、まずルールの説明をさせていただきます」
佐天「よろしくお願いします」フカブカ - 20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/18(土) 00:16:53.27 ID:kpMOt5qAO
- 御坂妹「まずこの半球状の物体をご覧下さい」
御坂妹「これは登録者の周囲約30cmの距離を追尾する自分の心臓だと思って下さい」
佐天「心臓?」
御坂妹「はい。要するにこれを攻撃されたら負けということです」
御坂妹「そして、次に攻撃に使うのはこの鉄球です」
佐天「ビー玉と同じくらいかな? これを投げるんですか?」
御坂妹「違います。なんのための実験ですか、能力を使うに決まっているでしょう」
佐天「それもそうか」 - 21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/18(土) 00:20:51.56 ID:kpMOt5qAO
- 御坂妹「ミサカの場合、これを磁力で操って発射します」パシュン
佐天「うわ、速っ」
御坂妹「お姉さまの超電磁砲には遠く及びませんが、
当たればかなり痛いですよ。とミサカは予め忠告しておきます」
佐天「なんとなくわかりました」
佐天「互いにさっきの半球状のターゲットを狙って鉄球を飛ばして」
佐天「自分はうまく相手の攻撃をかわすか防ぐかする、そういうゲームですね」
御坂妹「実験です」
佐天「あ、はい」 - 22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/18(土) 00:22:29.99 ID:kpMOt5qAO
- 御坂妹「佐天さんは鉄球を打ち出すのにこれらのおもちゃを使って下さい」
佐天「わー懐かしい。確かビーダマンとか言ったっけ、いっぱいあるよ~」
佐天「弟がいくつか持ってたんですよ、これと似たようなの」wktk
御坂妹「では、準備ができたら声をかけて下さい」
佐天「はーい」
佐天「どれにしようかなー」フンフーン♪
ガチャガチャ - 23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/18(土) 00:23:07.93 ID:kpMOt5qAO
- 佐天「これにしようかなー? こっちのもかっこいいなぁ」
「…い…かえ」
佐天「ほえ? どこからともなく声が…」
「…わいをつかえ」
佐天「この声……もしかして、あなた?」
美琴「佐天さん、あのおもちゃと話してるわよ…?」
黒子「危ない人みたいですの…」 - 24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/18(土) 00:24:20.89 ID:kpMOt5qAO
- 佐天「決めた、これにする!」
御坂妹「決まりましたか? では早速始めましょう」
佐天「はい、よろしくお願いします」
御坂妹「では、10mくらい離れてと…」
初春『ビー、ファイト!』カーン!
佐天「!!」バッ
御坂妹「!!」バッ
美琴「!?」
黒子「!?」 - 25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/18(土) 00:25:36.77 ID:kpMOt5qAO
- 御坂妹「正直、そんなおもちゃ相手に負ける気はしません」
御坂妹「速攻で勝負をつけますよ、とミサカは大胆な宣言をします」パシュン
初春『おーっと、開幕早々、先制攻撃をしかけたのは御坂さんの妹さんです!』
初春『開始位置からは動かず鉄球を物凄いスピードで発射したー!』
佐天「私を、いえ……」
佐天「私たちを甘く見ないほうが良いですよ?」バシュッ
キィン!
御坂妹「!?」 - 26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/18(土) 00:27:21.57 ID:kpMOt5qAO
- 初春『驚いたことに、妹さんの発射した鉄球が佐天さんの発射した鉄球に弾かれたー!?』
御坂妹「そんなばかなことが…、あのスピードの鉄球にぶつけるなんてありえません」
御坂妹「さっきのはただの偶然、もう一度食らいなさい!」パシュン
佐天「無駄です!」バシュッ
キィン!
御坂妹「なっ!?」
初春『また! またしても弾いたー!』 - 27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/18(土) 00:29:33.53 ID:kpMOt5qAO
- 御坂妹「ならば数で押すまでです!」パシュンパシュンパシュン
初春『すごい! 妹さんの猛攻撃、すごい連射です!』
佐天「その程度で連射やなんて片腹痛いわ!」バシュッバシュッバシュッバシュッバシュッ
キンキンキィン! ドガッ、ドガッ!
御坂妹「くっ…!」
初春『5発! 妹さんの3連射に対し、佐天さんはなんと一瞬で5連射で返したー!』
初春『妹さんの鉄球を3発とも弾いた上に、2発は妹さんのターゲットの左右1cmに着弾!』
初春『おしい! おしすぎるっ!!』 - 28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/18(土) 00:31:57.37 ID:kpMOt5qAO
- 佐天「そろそろ本気出さへんと次は当てるで?」
御坂妹「まさか今のはわざとはずしたとでも言うのですか……?」
御坂妹「いいでしょう、ならばミサカも本気でお相手します」ブワッ
初春『な、なんだー!? 周囲に散らばっていた大量の鉄球が宙に浮いてー!?』
御坂妹「その数およそ100発…、これを全て捌けますか?」ドガガガガガガ
初春『それを! 一斉に! 発射したあああ!!』
美琴「初春さんのテンションもさることながら、佐天さんの口調がおかしなことになってるんだけど…」
黒子「まるで何かに取り憑かれてるみたいですの…」ブルル - 29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/18(土) 00:33:05.83 ID:kpMOt5qAO
- 佐天「その程度…、西の連射王舐めんなやー!」ドガガガガガガガガガ
初春『速い! 速すぎる! これがOSパーツとスピードローダーマガジンの力なのかー!?』
御坂妹「馬鹿な!? ミサカが押されている!?」
佐天「これが! ワイのワイルドワイバーンの力やー!」
ドガーン!
御坂妹「ぬわーーー!!」
初春『勝負あり! 佐天さんの発射した鉄球が妹さんのターゲットに命中ううう!!」 - 39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/19(日) 19:28:13.48 ID:T7Fn/6dAO
- 佐天「やればできるじゃん、私!」
初春「やった! やりましたよ佐天さん、まずは1勝です!」
御坂妹「こうもあっさり負けてしまうとは…正直驚いていますよ」
わーい!わーい!
美琴「」ポカーン
黒子「」ポカーン - 40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/19(日) 19:32:48.22 ID:T7Fn/6dAO
- 初春「そうだ、勝ち名乗りとかやりましょうよ!」
佐天「というと?」
御坂妹「国へ帰るんだな、お前にも家族がいるだろう。って感じの奴ですね、
とミサカはMNWで仕入れたネタを披露してみせます」
佐天「うーん、そうだなぁ……」
佐天「……」
佐天「…………」
佐天「……そうだ! こんなのどうかな?」 - 41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/19(日) 19:33:44.96 ID:T7Fn/6dAO
-
佐天「我はホビー王なりぃ~!」ドーン
- 42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/19(日) 19:37:25.14 ID:T7Fn/6dAO
- 佐天「ど、どうかな?」テレテレ
初春「いいですね! 勝負に勝つ度にそれ言いましょう!」
御坂妹「はかり知れないセンスを感じます、とミサカは絶賛します」
佐天「いやぁ、そんなこと……あるのかなぁ」アハハハ
美琴「さ、佐天さん!? ちょっといいかしら。そのおもちゃ少し貸してくれない?」
佐天「? いいですよ。はいどうぞ」
美琴「ありがと」
美琴(えーっと、佐天さんは確かここに指をかけてこうやって…)
美琴「いたたた、指が痛いわね。(パシュン)ああ、変な方向に飛んで、しかも威力
が弱い……」
美琴「なら軽く振る感じで遠心力を加えれば…」
黒子「ぜんぜん違う方向に飛んでいってしまいましたの」
御坂妹「お姉さまが使っても佐天さんのようにはいきませんよ」
美琴「……あれは佐天さんの超能力だから?」
御坂妹「その通りです」 - 43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/19(日) 19:38:49.18 ID:T7Fn/6dAO
- 美琴「うーん……」
御坂妹「佐天さん、とりあえず一勝おめでとうございます」
御坂妹「あと4回勝てばレベル3に認定されますよ」
佐天「ありがとうございます、御坂さんの妹さん」
御坂妹「次の実験場所はとある高校です。次も勝てることを祈っていますよ」
佐天「はい、期待に添えるように頑張ります」
美琴「うーーーん……」
黒子「お姉さま、考え込む気持ちはわかりますが、次に行きましょう…」 - 44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/19(日) 19:43:32.15 ID:T7Fn/6dAO
- ぱっと移動する?
ニア はい
いいえ
佐天「やってきました、とある高校」
初春「あっという間、というよりぱっという間でしたね」
上条「あれ? 御坂に白井じゃねぇか?」
美琴「ふぇ!?」ビクーン
黒子「あら、ここは上条さんの学校でしたのね」
佐天「また知り合いですか?」
黒子「以前、ちょっとお世話になったことがございまして」 - 53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/21(火) 05:32:07.00 ID:YMEAX0CAO
- 美琴「なんであんたがここにいんのよ!?」
上条「だから、ここは俺が通ってる学校だって今言ったばっか…」
美琴「違うわよ、今日は日曜日なのになんでいるのか聞いてるの」
美琴「まさかあんたが佐天さんの相手のレベル3の超能力者?」
黒子「あら、そうだったんですの?」
上条「残念ながら、上条さんは成績がレッドゾーンなので
ただ補習を受けにきていただけのことですのよ」
初春「うわあ、ほんとに残念ですね!」
上条「oh...」ショッキング - 54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/21(火) 05:39:59.88 ID:YMEAX0CAO
- 青ピ「ちょっとちょっと、かみやん何してくれとるん?」
青ピ「せっかくのJCとの出会いやのに、かみやんがおったらフラグ全部持ってかれるやん」
上条「突然現れたかと思ったら青髪はまたわけのわからんことを」
美琴「何? あんたの知り合い?」
上条「あぁこいつは俺のクラスメートで」
青ピ「みんなからは青髪ピアス呼ばれてます」
青ピ「気さくに青ピとか青髪って呼んでくれたらいいよ」
美琴「はぁ…」 - 55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/21(火) 05:47:08.21 ID:YMEAX0CAO
- 青ピ「で、僕がここにおるんわ実験に参加しとるからなんやけど」
上条「実験…?」
青ピ「こんなかに佐天涙子ちゃんはおるかな?」
佐天「あ、はい。私です」
青ピ「よろしゅうね、涙子ちゃん?」
佐天「よろしくお願いします」ドキッ
佐天(名前で呼ばれること滅多にないからドキってしちゃった…)
青ピ(ロリ巨乳キタアアアアアア!!!?) - 61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/24(金) 23:35:18.29 ID:NT1EP3cAO
- 青ピ(いかんいかん、最低限の職務は真っ当せんと…)
青ピ「じゃあ、早速実験の説明しよかー」
青ピ「って言っても、やるのは単純な徒競走や」
佐天「徒競走…」フム
青ピ「僕は肉体強化系の能力者で特に走るのが得意や」
青ピ「とある高校の青い稲妻なんて呼ばれたりし取るんよ」フフン
上条「いやいや、聞いたことねーし、呼んだこともねーぞ」
佐天(大丈夫かな…、この人) - 62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/24(金) 23:36:26.30 ID:NT1EP3cAO
- 青ピ「で、実験のお偉いさんからはこんなもん渡されたんや」ジャン
青ピ「涙子ちゃんはこれ使って走って欲しいんやって」
佐天「おー、ミニ四駆ですか。これまた懐かしい」
黒子「ちっ、ダンガンじゃなかったですの」
初春「賭けは私の勝ちですね。白井さん、パフェご馳走様です」 - 63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/24(金) 23:37:17.95 ID:NT1EP3cAO
- 青ピ「勝負は二本先取で短距離、中距離、長距離の3つや」
佐天「マシンがゴールすればいいんですか?」
青ピ「いや、一緒に走って涙子ちゃんがゴールせなあかんらしいわ」
佐天「うーん、私走るはあまり得意じゃないんだけどなぁ」
佐天(けどなぜだろう…)
佐天(このミニ四駆の山を見てると…)
佐天(いくらでも走れそうな気がしてくるのは…)
ゴゴゴ…… - 64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/24(金) 23:38:12.40 ID:NT1EP3cAO
- 青ピ「じゃあ、まずは100mの短距離走や」
青ピ「準備ができたら呼んでなー」
佐天「はーい」
佐天「よーし、ど・れ・に・し・よ・う・か・な~っと」
「おれを…」
佐天「また声が……?」
「おれをつかうだす!」
佐天「このマシンから聞こえた…」
佐天「でもなんか勝てなさそう…」
「んなーっ!?」
佐天「お、これカッコいい! これにしよーっと」
「そんな、殺生な~」ダスー - 65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/24(金) 23:39:15.08 ID:NT1EP3cAO
- 佐天「青髪さん、準備できましたよ」
青ピ「よっしゃ、なら位置についてー」
初春『よーい、スタート!』
佐天「」キラン
佐天「先手必勝、GO!!バックブレーダー!」
佐天「……」
し~ん
初春『今、青髪選手がゴール! 圧倒的だー!』 - 66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/24(金) 23:41:17.38 ID:NT1EP3cAO
- 佐天「バックブレーダーが走らない…」
上条「そりゃ、リアルミニ四駆ですし」
佐天「はっ! それだ!」
青ピ「おーい、涙子ちゃんどうしたーん?」
青ピ「1mmも進んでへんやん」
佐天「いやぁ、リアルミニ四駆を選んじゃいまして」テヘヘ
青ピ「あー、そらあかんわ」アチャポ
佐天「とりあえず、リアルミニ四駆は無理ということがわかりました」
佐天「気を取り直して二本目、中距離走にいきましょう!」オー! - 68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/06/25(土) 05:33:45.67 ID:lbI9nBxAO
- 佐天「今度はこれ! 青髪さん、準備オッケーです」
青ピ「お、今度は大丈夫かいな?」
佐天「はい、今度は少なくとも走らないなんてことはないはずです」
青ピ「二本目、中距離走はこの学校のトラック2周の400mや」
青ピ「そんじゃまぁ、位置についてー」
初春『よーい、スタート!』
佐天「」カッ! - 74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/07/07(木) 23:35:45.16 ID:jFhzDajAO
- ダダダッ、シャァー、スタタ…
初春『互いに華麗なスタートダッシュだー!』
青ピ(ほう、僕のスタートダッシュについてくるなんてやるやないの)
佐天(えっ、何これ、速すぎない!? 普段の私、こんなに速く走れないよ!)
初春『さぁ、二人が第一コーナーに差し掛かったぞー!』
青ピ(インはもろた!)ズダッ
佐天(くっ、インを取られた…、ここは焦らず後ろについてスリップストリームで…)
初春『第一コーナーを制したのは青髪さん、しかし佐天さんもその後ろをぴったりとついていくー!』
美琴「頑張って佐天さーん!」
黒子「負けるなですのー!」 - 75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/07/07(木) 23:37:12.46 ID:jFhzDajAO
- ―――――
―――
―
初春『さぁ、レースも2周目二人は最終コーナーに入ったぞー!』
美琴「1周目の第一コーナーを取られてから一度も前に出れてないわ…」
黒子「けど、その分佐天さんは体力を温存できてるはずですの」
青髪(ここまでぴったりついてきよる…、おもちゃを使う能力やなんて侮れんなぁ)
青髪(僕の最高時速30kmでも引き離せんやなんてほんまにあのミニ四駆はトルクチューンかいな)
佐天(体力は温存できた…この最後のコーナーで勝負に出る!)
佐天「いくよ! ハリケーンパワードリフト!」
ズザザ、ゴオオオォォォ!
青髪「なんやて!?」
初春『ハリケーンソニックの必殺技、ハリケーンパワードリフトが決まったー!
最終コーナーで青髪さんを華麗に抜き去り、今、佐天さんとハリケーンソニックがゴール!!!』 - 76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/07/07(木) 23:38:09.10 ID:jFhzDajAO
- 佐天「はぁ、はぁ……。やったー!」
初春「やりましたね、佐天さん!」
美琴「最後のドリフト、かっこよかったわよ!」
黒子「やっぱり佐天さんはやればできるの子なんですの!」
青髪「はぁ、はぁ……」
上条「驚いたな、まさかお前が負けるとは思わなかったぞ」
青髪「カミやん……、はぁ…僕もびっくりやで」
青髪「ミニ四駆って直進しかできんもんやと思ってたけど、普通に曲がれるんやね」
上条「そのメタ発言をぶち殺す!」ガスッ
青髪「ごふっ」 - 77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/07/07(木) 23:39:43.22 ID:jFhzDajAO
- 美琴「さて、今のところ一勝一敗、次の勝負で勝てれば…」ゴクリ
青髪「三本目、最後はこの学校の外周をぐるりと回ってここまで戻ってくる長距離走や」
青髪「距離にしたらざっと5kmぐらいになるわ」
佐天「マシンも選び終わりました、さぁ決着を付けましょう」
初春『それじゃあ、位置についてー!』
青髪「と、その前にや」
初春「え?」
佐天「え?」 - 78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/07/07(木) 23:40:31.73 ID:jFhzDajAO
- 青髪「一つ、賭けでもしやん?」
佐天「賭けですか?」
青髪「そう、僕は自分で言うのも何やけど欲望に正直な男なんよ」
青髪「だから、賞品があれば普段より頑張れる、力が出せる……」
青髪「どうせ勝つならベストポテンシャルの相手に勝ちたいやろ? ミニ四レーサーとして!」
黒子「この人は何を言ってるんですの…? 佐天さん、ここは賭けなどせず普通に」
佐天「いいですね、その話乗りましょう」
黒子「って佐天さん!?」 - 79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/07/07(木) 23:42:00.39 ID:jFhzDajAO
- 青髪「賭けの内容は、僕が勝ったら次の休みに僕とデートして欲しいんよ」
佐天「構いませんよ。じゃあ私が勝ったら1週間ほど風紀委員の小間使いとして働いてもらいましょうか」
青髪「おっけーやで」フフフ
佐天「それじゃあ位置について」フフフ
初春『よーい、スタート!』
ダッ!!
黒子「あわわわ…」
美琴「ちょっとちょっと、この勝負どうなっちゃうのよー!?」ブンブン
上条「うあああ、やめろ御坂、揺するんじゃねえええ」ガクガク - 89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/07/21(木) 00:19:07.23 ID:27uYSNKAO
- 初春『さぁ、両者横並びでスタートしました、本日の最終レース』
初春『実況はこれまで通り学園都市のミニ四ファイターこと初春がお送りします』
初春『まず二人は校門を出て左へと曲がります』
初春『スタート位置が左側であった青髪さんが一瞬前に出ましたが、すぐに佐天さんも横につきます』
美琴「長距離ならさっきみたいに相手の後ろについて体力を温存した方が良いんじゃないの?」
上条「確かにその通りだがこれは一対一のタイマン勝負だ」
上条「佐天が体力を温存するなら青髪は体力を消耗しない程度にスピードを落とすだけだ」
上条「そんな互いに体力を温存した腑抜けた勝負をしたくないんだろうな、佐天は。
…ミニ四レーサーとして」
黒子「佐天さん、あなたはどこまでミニ四馬鹿になってしまったんですの!?」 - 90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/07/21(木) 00:20:37.44 ID:27uYSNKAO
- 青髪「今回はスリップストリームで体力温存せえへんの? 涙子ちゃん」
佐天「最後は全力全開の、最高のレースにしたいんです!」
青髪「そうかぁ、僕女の子に追いかけられるの大好きやから残念やわぁ」
佐天「じゃあ、青髪さんが私を追いかけたらどうですか?
女の子に追いかけられるのが好きなら、追いかけるのも好きでしょう?」
青髪「それは明暗やわ! けど、追いついたら感極まって抱きついてまうかもしれんし~」
佐天「大丈夫ですよ。追いつかれるつもりは…、ありませんから!」ダッ
初春『おっと佐天さんが一気に加速したぁー! まだレースは序盤だが大丈夫なのかー!?』 - 91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/07/21(木) 00:22:00.53 ID:27uYSNKAO
- 初春『大きな弧を描く第三コーナーを曲がって、レースも中盤に入りました』
初春『序盤で開いた差は依然と保たれたまま、両者には20mほどの開きがあります』
青髪「残り3kmを切った…、そろそろ本気でいかせてもらおかっ!」キラーン
初春『青髪選手が動いたー!』
佐天「!!」
初春『走りながら体勢を低くしたかと思えば、両手を地面に付けてまるで獣のように走っています!』
上条「あ、あれは!」
美琴「知っているの雷電!?」
上条「両手と両足を同時に交互に動かすあれはまさしくマスタング走法!」
上条「青髪の奴、恥も外聞もなく全力で勝ちにいってるな…」ゴクリ - 92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/07/21(木) 00:24:06.49 ID:27uYSNKAO
- 初春『20mほどあった差はぐんぐん縮まり、
2km地点を過ぎたところでついに青髪さんが前に出たー!(しかしダサい)』
佐天「けどそんなにスピードを上げたら…!」
初春『しかしその先に待ち受けるのはコース幅はあるもののほぼ直角の魔の第六コーナー!
このままでは曲がりきれずに壁にぶつかってしまうぞー!?(しかしダサい)』
青髪「ん゛あ゛ー!!」ズダン、ガッ
佐天「なっ!?」
初春『壁っ! 外周の壁を蹴り駆け抜ける! 壁走りと三角跳びを合わせ華麗にコーナーをクリアー!
超能力というよりはもはや超人、人外の動き!(そしてダサい!)』 - 93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/07/21(木) 00:26:05.86 ID:27uYSNKAO
- 青髪「やっぱり僕は追いかけられる方が好きなんよ! アデュー!」
佐天「くっ、こんな隠し玉があったなんて…。一瞬で10mくらい差をつけられた…」
佐天「けど、私だってこのまま負けるつもりは、ないんだから!」
初春『レースは終盤、残り1km。体力的な問題なのか青髪さんは普通の走り方に戻っています』
上条「青髪のあの走法は1分が限界だからな…」
黒子「佐天さん頑張るんですのー!」 - 94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/07/21(木) 00:27:21.21 ID:27uYSNKAO
- 佐天(今、私ってばすごく楽しんでる…)
佐天「走ることってこんなに楽しいことだったんだ…」
~♪
初春『カモーン!』
佐天「レッツゴー!レッツゴー!」
青髪「レッツエンゴー!」
上黒琴「「ゴー!」」
佐天「夢を止めるな、海の向こうで!」
青髪「未来はスタートしてる!」
初春『新たなるシグナルは』
上黒琴「「TRY THE WORLD」」 - 95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/07/21(木) 00:29:10.36 ID:27uYSNKAO
- 佐天「残り500m…、差はぜんぜん縮まらない…」
でっかい空を 見上げてみろよ
佐天「青髪さん、ほんと早いなー。賭けを持ち出すだけのことはあるよ」
ちっぽけだよな おれたち
佐天「あぁ、そういえば賭けなんてしてたっけ。でも今はそんなのどうだっていいや」
でもだからこそ 突っ走るのさ
佐天「私はただ勝ちたい、誰よりも早く走りたい、誰かの後ろを走るなんて真っ平」
ゴールはきっと 永遠 - 96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/07/21(木) 00:30:32.22 ID:27uYSNKAO
- 初春『今校門を抜けて青髪さんが最後の直線に入りました!
僅かに遅れて佐天さんが後を追うー!』
本気にさせて くれるぜここで
佐天「さぁ、いくよ。私たちのとっておき、見せてあげる!」ギシリ、ギシリ
行かなきゃ男じゃない
佐天「いっけー! ビートマグナム! マグナム、ダイナマイト!!」ギューン!
青髪「なんやて!?」
美琴「佐天さんとマシンが、飛んだ!?」 - 97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/07/21(木) 00:32:09.45 ID:27uYSNKAO
- 初春『空を! 空を走っています! 佐天さんとマシンが大きく跳ねて青髪さんを追い越し、今……』
Let’s go Let’s go Let’s & go!!
今、情熱が 嵐になって コースを走り始める
佐天「チェッカーは ゆずれない!」
“GET THE WORLD”
初春『ゴール!!』
美琴「佐天さんの勝利よー!」
黒子「やりましたのー!」 - 103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/08/08(月) 16:09:27.18 ID:OvBU8Z0AO
- 佐天「はぁ……はぁ……」
青髪「ぜぇ……ぜぇ……」
がしっ!
佐天「最高のレースでした」
青髪「あぁ、僕も久しぶりに本気で走れてええ気分やわ」
初春『選手同士の固い握手、感動です!』
黒子「初春、もういいですの。レースは終わってますのよ」 - 104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/08/08(月) 16:10:26.11 ID:OvBU8Z0AO
- 御坂「これで2本先取した佐天さんの完全勝利ね」
初春「じゃあ、アレやっときましょう」
佐天「よーし」
佐天「我はホビー王なりぃ~!」ドドーン
レベル3認定まで、あと3勝――。 - 105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/08/08(月) 16:12:16.42 ID:OvBU8Z0AO
- 青髪「おめでとう、涙子ちゃん。これ、次の実験場の地図や」ハイ
佐天「ありがとうございます。じゃあ、私からもこれを」ドウゾ
青髪「地図に、電話番号……もしかして!」ドキーン!
佐天「はい。風紀委員第一七七支部の場所とそこの電話番号です。
賭けに負けた時の約束、覚えてますよね?」ニコッ
青髪「あー、そうやったなー……」ガクッ
佐天「1週間、頑張って下さいね。
やったね、初春。雑用係が増えたよ!」
その後、青髪は1週間を過ぎても支部に通い続け、
ひと悶着起こるのだがそれはまた別のお話。 - 106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/08/08(月) 16:14:01.30 ID:OvBU8Z0AO
- 佐天「さぁ、どんどんいきましょう~」
初春「この調子ならきっとレベル3認定はすぐですよ」
黒子「けど、足元をすくわれないように、油断せずに行きましょうですの」
上条「御坂」
美琴「ふぇっ!? な、なに?」ドキドキ - 107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/08/08(月) 16:15:49.41 ID:OvBU8Z0AO
- 上条「あの子、佐天って言ったか。実験ってこんな感じなのか?」
美琴「え、あぁ、うん。あんたのクラスメイトで2戦目だけど、
おもちゃを使ってルールに則って遊んでる、案外他愛無いものよ」
上条「そっか、ならいいんだ。『実験』って聞いて、ちょっと不安だったからさ」
美琴「そう……、佐天さんのこと心配してくれたんだ」
上条「お前の友だちだからな」ポリポリ
美琴「/// ありがと……。
でもあたしの時みたいな非人道的な実験なんてそうそうないわよ」
上条「それもそうか」 - 108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/08/08(月) 16:19:37.16 ID:OvBU8Z0AO
- 上条「じゃ、またな。俺はこれから戦いに行かなきゃならないから……」トオイメ
美琴「た、戦いって……まさか、あんたまた!」
上条「今日の大安売りだけは逃せねえんだ。
もし逃せば命に関わる……」ゴクリ
美琴「あぁ、そうなの……」シラー
黒子「お姉さまー、そんな類人猿ほっといえ次の実験場に急ぐですのー」
美琴「わかったー。じゃあ、またね」
上条「おう」b - 109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/08/08(月) 18:59:17.11 ID:OvBU8Z0AO
- ぱっと実験する?
ニア はい
いいえ
佐天「くらえ! ストリングプレイ・スパイダーベイビー!」
湾内「なんですって!?」
佐天「とどめのダブルオアナッシングからのトリプルムーンサルトです!」
どぎゃーん!
湾内「あーれー!」
佐天「我はホビー王なりぃ~!」ドドドーン - 110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/08/08(月) 19:00:49.11 ID:OvBU8Z0AO
- スゴ腕ハッカー「けっ、たかが中学生にこの俺が負けるわけねーよ」
佐天「そう言ってられるのも今のうちですよ、はっ! ほっ!」
スゴ腕ハッカー「あれは、ムシキングカード!」
佐天「どりゃあああ!!」
スゴ腕ハッカー「馬鹿な……俺の防壁(ファイアウォール)は完璧なはずだ! なのに!」
佐天「ぼんぼってるうううう!!」
スゴ腕ハッカー「ぎゃああああああ!!」
佐天「我はホビー王なりぃ~!」ドドドドーン - 111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga]:2011/08/08(月) 19:02:53.74 ID:OvBU8Z0AO
- ダイジェストでお送りした三戦目、四戦目
破竹の勢いでレベル3認定にリーチをかける佐天さん
あと、ネタの提供ありがとうございました - 112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2011/08/09(火) 06:18:10.72 ID:hV8WVq6po
- カオスすぎわろたww
湾内さん水流操作だろ、どんな対決したんだ - 113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)2011/08/09(火) 17:44:14.04 ID:NuxwtaOAO
- >>109
ヨーヨーとか完全に俺得。
なんだからもうちょっと丁寧に書けください - 114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)2011/08/10(水) 23:13:14.79 ID:h+BT8xFAO
- すまん、ヨーヨーでどんな勝負したらいいか思い付かんかった
- 115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/10(水) 23:23:29.14 ID:lJuyrQ4co
- 紐で……しばる?
- 117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋)[sage]:2011/11/03(木) 12:52:31.90 ID:zGtvdbido
- あたしま~つ~わ♪
2014年4月23日水曜日
佐天「我はホビー王なりぃ~!」
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